JP2015204236A - 二次電池および電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】従来よりも長期間に亘って使用することができる二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールを提供する。【解決手段】電極41、42とセパレータ43、44とを交互に積層させて捲回すると共に最外周のセパレータ44の巻き終り端部44aを固定部材45で貼着固定した電極群40と、該電極群40を収容する電池容器10と、該電池容器10と電極群40との間に配置される絶縁シート4と、を備えた二次電池である。絶縁シート4は、固定部材45の厚みの少なくとも一部を収容する収容部である貫通孔4aを備えている。【選択図】図4
Description
本発明は、二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールに関する。
近年、電気自動車、ハイブリッド自動車等の動力源として、エネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池に代表される二次電池の開発が進められている。車載用の二次電池は、通常、複数の二次電池を積層させて直列または並列に接続した電池モジュールとして用いられる。電池モジュールを構成する二次電池としては、積層時の体積効率が良好な角形二次電池が広く用いられている。
このような二次電池および電池モジュールの一例として、一方向に並んで配置された複数の蓄電素子と、隣り合う蓄電素子の間に配置されたスペーサと、隣り合う蓄電素子が互いに近づく方向に加圧力を付与する加圧機構と、を有する蓄電装置が開示されている(例えば、下記特許文献1を参照)。
特許文献1の蓄電装置は、蓄電素子における電流分布のバラツキを抑制することを課題とし、スペーサに、複数の蓄電素子の配列方向に突出して蓄電素子と接触する複数の突起部を備えている。これにより、蓄電素子のうち第1の領域よりも電流量が少なくなる第2の領域に対して突起部を介して作用する加圧力を、第1の領域に対して突起部を介して作用する加圧力よりも大きくしている。
また、蓄電素子の内部には、発電要素が収容されている。発電要素は、例えば、正極体、セパレータおよび負極体をこの順に積層して積層体を構成し、この積層体を捲回することにより構成されている。
二次電池の劣化防止の観点からは、特許文献1に記載の蓄電装置のように、隣り合う蓄電素子が互いに近づく方向に加圧力を付与することが望ましい。しかし、蓄電素子の内部に収容された発電要素の最外周には、一般に、積層体の巻き終りの端部を固定する粘着テープ等の固定部材が貼着されている。固定部材は、所定の厚みを有し、発電要素の外周面から突出している。
そのため、特許文献1に記載の蓄電素子に前記のような加圧力を付与すると、蓄電素子の電池ケースが固定部材に当接し、固定部材が発電要素に押し付けられる。これにより、発電要素の固定部材が貼着された部分に、固定部材が貼着されていない部分よりも高い加圧力が作用する。このように、高い加圧力が発電要素に局所的に作用すると、電流分布に偏りが生じて局所的な劣化が進行し、蓄電素子の寿命が短縮される虞がある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来よりも長期間に亘って使用することができる二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールを提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明の二次電池は、電極とセパレータとを交互に積層させて捲回すると共に最外周の前記セパレータの巻き終り端部を固定部材で貼着固定した電極群と、該電極群を収容する電池容器と、該電池容器と前記電極群との間に配置される絶縁シートと、を備えた二次電池であって、前記絶縁シートは、前記固定部材の厚みの少なくとも一部を収容する収容部を備えることを特徴とする。
本発明の二次電池によれば、絶縁シートの収容部に固定部材の厚みの少なくとも一部を収容することで、電極群の膨張時に固定部材が電極に押し付けられる力が低減され、電流分布が一様になることで電極の局所的な劣化が抑制され、従来よりも長期間に亘って二次電池を使用することが可能になる。
[実施形態1]
以下、図面を参照して本発明の実施形態1に係る二次電池および電池モジュールを説明する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態1に係る二次電池および電池モジュールを説明する。
(二次電池)
図1は、本発明の実施形態1に係る二次電池100の外観斜視図である。本実施形態の二次電池100は、扁平箱形の電池容器10を備える角形二次電池である。電池容器10は、上下端面10a、10b、広側面10cおよび狭側面10dを有する扁平形状に成形されている。電池容器10は、上部が開放された有底角筒状の電池缶11と、電池缶11の上部を封止する長方形板状の電池蓋12とを有している。電池容器10は、例えばアルミニウム合金等の金属材料によって製作されている。
図1は、本発明の実施形態1に係る二次電池100の外観斜視図である。本実施形態の二次電池100は、扁平箱形の電池容器10を備える角形二次電池である。電池容器10は、上下端面10a、10b、広側面10cおよび狭側面10dを有する扁平形状に成形されている。電池容器10は、上部が開放された有底角筒状の電池缶11と、電池缶11の上部を封止する長方形板状の電池蓋12とを有している。電池容器10は、例えばアルミニウム合金等の金属材料によって製作されている。
電池容器10の幅方向すなわち電池蓋12の長手方向の両端には、電池容器10の外側で電池蓋12の上面すなわち電池容器10の上端面10aに、正極および負極の外部端子20A、20Bが設けられている。外部端子20A、20Bと電池蓋12との間には、絶縁部材2が配置され、外部端子20A、20Bが電池蓋12に対して電気的に絶縁されている。正極の外部端子20Aは、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金によって製作され、負極の外部端子20Bは、例えば銅または銅合金によって製作されている。
電池蓋12の正極および負極の外部端子20A、20Bの間には、ガス排出弁13と注液口14とが設けられている。ガス排出弁13は、例えば電池蓋12を薄肉化して溝部13aを形成することによって設けられ、電池容器10の内部の圧力が所定値を超えて上昇した時に開裂して内部のガスを放出することで、電池容器10の内部の圧力を低下させる。注液口14は、電池容器10の内部に電解液を注入するのに用いられ、例えばレーザ溶接によって注液栓15が溶接されて封止されている。
図2は、図1に示す二次電池100の分解斜視図である。電池蓋12の長手方向の両端で、電池容器10の内側となる電池蓋12の下面には、絶縁部材3を介して正極および負極の集電板30A、30Bが固定されている。集電板30A、30Bは、それぞれ、電池蓋12の下面に略平行に設けられて絶縁部材3に固定された基部31と、基部31から電池缶11の底面11bに向けて延びる端子部32と、を有している。正極の集電板30Aは、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金によって製作され、負極の集電板30Bは、例えば、銅または銅合金によって製作されている。
正極および負極の集電板30A、30Bのそれぞれの端子部32は、電池容器10の厚さ方向における基部31の一側から、電池缶11の最大面積の広側面11cに沿って電池缶11の底面11bに向けて延びる板状に形成されている。集電板30A、30Bのそれぞれの端子部32は、後述する電極群40の捲回軸D方向において、基部31の外側の端部から延びて電極群40の端部の集電板接合部41d、42dにそれぞれ接合されている。
これにより、正極の集電板30Aが、電極群40の捲回軸D方向の一方の端部に配置されて正電極41(図3参照)に電気的に接続され、負極の集電板30Bが、電極群40の捲回軸D方向の他方の端部に配置されて負電極42(図3参照)に電気的に接続されている。また、電極群40は、端子部32に接合されることで、集電板30A、30Bおよび絶縁部材3を介して電池蓋12に固定されている。また、外部端子20A、20B、絶縁部材2、絶縁部材3、集電板30A、30B、および電極群40が電池蓋12に組み付けられることで、蓋組立体が構成されている。
電池缶11と電極群40との間には、絶縁性を有する樹脂材料からなる絶縁シート4が配置される。絶縁シート4の樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン(PFA)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等を適用することができる。
絶縁シート4は、電池缶11と電極群40との間に空隙Sを形成する収容部として、貫通孔4aを備えている。絶縁シート4は、半分に折り返されて電極群40の平坦部40aと下方側の湾曲部40bを覆い、電池缶11の広側面11cおよび底面11bに沿うように電池缶11に収容される。絶縁シート4の貫通孔4aは、絶縁シート4が電極群40を覆った状態で、電極群40の最外周のセパレータ44の巻き終り端部44aを固定する固定部材45を、絶縁シート4から露出させる位置および寸法に設けられている。
二次電池100の製造時に、前記の蓋組立体は、電極群40と電池缶11との間に絶縁シート4を配置してこれらの間を電気的に絶縁した状態で、電極群40の下方側の湾曲部40bから電池缶11の開口部11aに挿入される。電極群40は、捲回軸D方向の両側に電池缶11の狭側面11d、11dが位置し、捲回軸D方向が電池缶11の底面11bおよび広側面11cに略平行に沿うように電池缶11内に収容される。これにより、電極群40は、一方の湾曲部40bが電池蓋12に対向し、もう一方の湾曲部40bが電池缶11の底面11bに対向し、平坦部40aが広側面11cに対向した状態になる。そして、電池蓋12によって電池缶11の開口部11aを閉塞した状態で、例えば、レーザ溶接によって電池蓋12の全周を電池缶11の開口部11aに接合することで、電池缶11と電池蓋12からなる電池容器10が形成される。
その後、電池蓋12の注液口14を介して電池容器10の内部に非水電解液を注入し、例えば、レーザ溶接によって注液栓15を注液口14に接合して封止することで、電池容器10が密閉されている。電池容器10の内部に注入する非水電解液としては、例えば、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートとを体積比で1:2の割合で混合した混合溶液中に、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を1モル/リットルの濃度で溶解したものを用いることができる。
図3は、図2に示す電極群40の一部を展開した分解斜視図である。電極群40は、セパレータ43、44を介在させて積層させた正負の電極41、42を捲回軸Dに平行な軸心の周りに捲回して扁平形状に成形した捲回電極群である。電極群40は、電池容器10の広側面10cに対向する平坦部40aと上下端面10a、10bに対向する湾曲部40bとを有する扁平形状に成形されている。平坦部40aは、電極41、42とセパレータ43、44が平坦に積層された部分であり、湾曲部40bは、電極41、42とセパレータ43、44が半円筒状に湾曲して積層された部分である。セパレータ43、44は、正電極41と負電極42との間を絶縁すると共に、最外周に捲回された負電極42の外周にもセパレータ44が捲回されている。
正電極41は、正極集電体である正極箔41aと、正極箔41aの両面に塗布された正極活物質合剤からなる正極合剤層41bとを有している。正電極41の幅方向の一側は、正極合剤層41bが形成されず、正極箔41aが露出した箔露出部41cとされている。正電極41は、箔露出部41cが負電極42の箔露出部42cと捲回軸D方向の反対側に配置されて、捲回軸Dの周りに捲回されている。
正電極41は、例えば、正極活物質に導電材、結着剤および分散溶媒を添加して混練した正極活物質合剤を、幅方向の一側を除いて正極箔41aの両面に塗布し、乾燥、プレス、裁断することによって製作することができる。正極箔41aとしては、例えば、厚さ約20μmのアルミニウム箔を用いることができる。正極箔41aの厚みを含まない正極合剤層41bの厚さは、例えば、約90μmである。
正極活物質合剤の材料としては、例えば、正極活物質として100重量部のマンガン酸リチウム(化学式LiMn2O4)を、導電材として10重量部の鱗片状黒鉛を、結着剤として10重量部のポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFという。)を、分散溶媒としてN−メチルピロリドン(以下、NMPという。)を、それぞれ用いることができる。正極活物質は、前記したマンガン酸リチウムに限定されず、例えば、スピネル結晶構造を有する他のマンガン酸リチウム、一部を金属元素で置換またはドープしたリチウムマンガン複合酸化物を用いてもよい。また、正極活物質として、層状結晶構造を有するコバルト酸リチウムやチタン酸リチウム、およびこれらの一部を金属元素で置換またはドープしたリチウム−金属複合酸化物を用いてもよい。
負電極42は、負極集電体である負極箔42aと、負極箔42aの両面に塗布された負極活物質合剤からなる負極合剤層42bとを有している。負電極42の幅方向の一側は、負極合剤層42bが形成されず、負極箔42aが露出した箔露出部42cとされている。負電極42は、その箔露出部42cが正電極41の箔露出部41cと捲回軸D方向の反対側に配置されて、捲回軸D周りに捲回されている。
負電極42は、例えば、負極活物質に結着剤および分散溶媒を添加して混練した負極活物質合剤を、幅方向の一側を除く負極箔42aの両面に塗布し、乾燥、プレス、裁断することによって製作することができる。負極箔42aとしては、例えば、厚さ約10μmの銅箔を用いることができる。負極箔42aの厚みを含まない負極合剤層42bの厚さは、例えば、約70μmである。
負極活物質合剤の材料としては、例えば、負極活物質として100重量部の非晶質炭素粉末を、結着剤として10重量部のPVDFを、分散溶媒としてNMPをそれぞれ用いることができる。負極活物質は、前記した非晶質炭素に限定されず、リチウムイオンを挿入、脱離可能な天然黒鉛や、人造の各種黒鉛材、コークスなどの炭素質材料やSiやSnなどの化合物(例えば、SiO、TiSi2等)、またはそれらの複合材料を用いてもよい。負極活物質の粒子形状についても特に限定されず、鱗片状、球状、繊維状または塊状等の粒子形状を適宜選択することができる。
なお、前記した正極および負極の合剤層41b、42bに用いる結着材は、PVDFに限定されない。前記した結着材として、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、多硫化ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、各種ラテックス、アクリロニトリル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、フッ化プロピレン、フッ化クロロプレン、アクリル系樹脂などの重合体およびこれらの混合体などを用いてもよい。
また、セパレータ43、44を介在させて正電極41および負電極42を重ねて捲回する際の軸芯は、例えば、正極箔41a、負極箔42a、セパレータ43、44のいずれよりも曲げ剛性の高い樹脂シートを捲回したものを用いることができる。
電極群40の捲回軸D方向において、負電極42の負極合剤層42bの幅は、正電極41の正極合剤層41bの幅よりも広くなっている。また、電極群40の最内周と最外周には負電極42が捲回されている。これにより、正極合剤層41bは、電極群40の最内周から最外周まで負極合剤層42bの間に挟まれている。
正電極41および負電極42の箔露出部41c、42cはそれぞれ電極群40の平坦部40aで束ねられて前記した集電板接合部41d、42d(図2参照)が形成される。正電極41および負電極42のそれぞれの集電板接合部41d、42dは、例えば超音波溶接等によって、正極および負極の集電板30A、30Bのそれぞれの端子部32に接合される。これにより、正極側および負極側において、外部端子20A、20Bが、それぞれ集電板30A、30Bを介して、電極群40を構成する正負の電極41、42とそれぞれ電気的に接続される。
なお、電極群40の捲回軸D方向において、セパレータ43、44の幅は負極合剤層42bの幅よりも広いが、正電極41および負電極42の箔露出部41c、42cは、それぞれセパレータ43、44の幅方向端部よりも幅方向外側に突出している。したがって、セパレータ43、44は、箔露出部41c、42cを束ねて溶接する際の支障にはならない。
電極群40の最外周のセパレータ44は、電極群40の最外周で捲回方向Rに複数周、例えば2周から3周程度に亘って重ねて捲回されている。図2に示すように、セパレータ44は、捲回方向Rの巻き終り端部44aが、電極群40の平坦部40aに貼着された、例えば粘着テープ等の固定部材45によって、電極群40に貼着固定されている。固定部材45は、セパレータ44の巻き終り端部44aを捲回方向Rの前後に跨ぐように電極群40の最外周のセパレータ44に貼着され、セパレータ44の巻き終り端部44aを電極群40の外周面に固定している。
図4(a)は、図2に示す電極群40を絶縁シート4で覆った状態を示す模式的な正面図である。図4(b)は、図2に示す電池缶11内に図4(a)に示す絶縁シート4で覆った電極群40を収容した状態におけるb−b線に沿う拡大断面図である。
電極群40は、正負の電極41、42とセパレータ43、44とを交互に積層させて捲回すると共に、最外周のセパレータ44の巻き終り端部44aを固定部材45で貼着固定した構成を有している。固定部材45は、例えば絶縁シート4と同様の樹脂材料からなる絶縁性を有する基材45aと、粘着性を有する粘着層45bとによって構成されている。粘着層45bの材質は、電池容器10内に注入される電解液と反応せず、また、電解液によって劣化しない材質であれば、特に限定されない。
電極群40は、絶縁シート4に覆われた状態で電池缶11内に挿入され、電池容器10に収容されている。電池容器10と電極群40との間に配置される絶縁シート4は、電池容器10と電極群40との間に絶縁シート4が配置されていない空隙Sを形成する収容部として、貫通孔4aを備えている。固定部材45は、図4(a)に示す平面視で全体が収容部である貫通孔4aの内側に配置され、図4(b)に示す断面視で、厚みの少なくとも一部が空隙Sに収容されている。
本実施形態において、収容部である貫通孔4aは、固定部材45の厚さT以上の寸法Hを有している。より具体的には、貫通孔4aは、電池容器10の厚さ方向である電池蓋12の短手方向において、固定部材45の厚さTと略等しい寸法Hを有している。これにより、電極群40の最外周のセパレータ44の巻き終り端部44aよりも捲回方向Rの後方側では、固定部材45の厚み全体が収容部である貫通孔4aに収容されている。
固定部材45は、セパレータ44の巻き終り端部44aを、セパレータ44の捲回方向Rの前後に跨いでいる。これにより、固定部材45は、セパレータ44の巻き終り端部44aよりも捲回方向Rの前方側の部分が、巻き終り端部44aよりも捲回方向Rの後方側の部分と比較して、セパレータ44の厚みの分だけ電極群40側に低くなっている。そのため、電極群40の膨脹前は、セパレータ44の巻き終り端部44aよりも捲回方向Rの前方側で、絶縁シート4と電極群40との間にセパレータ44の厚み分の間隙Gが生じ得る。
この場合、セパレータ44の巻き終り端部44aよりも捲回方向Rの前方側で、固定部材45の厚みの一部のみが収容部である貫通孔4aに収容され得る。しかし、この場合でも、電極群40が膨脹すると、絶縁シート4と電極群40が接触して、絶縁シート4と電極群40との間の間隙Gが消滅し得る。この場合、セパレータ44の巻き終り端部44aよりも捲回方向Rの前方側でも、固定部材45の厚み全体が収容部である貫通孔4aに収容され得る。
(電池モジュール)
図5(a)、(b)、(c)は、前述の扁平な角形二次電池である複数の二次電池100を、厚さ方向に積層させた電池モジュール200A、200B、200Cの概略構成を示す模式的な断面図である。なお、図5(a)、(b)、(c)において、二次電池100の電池容器10と電極群40以外の構成の図示は省略している。
図5(a)、(b)、(c)は、前述の扁平な角形二次電池である複数の二次電池100を、厚さ方向に積層させた電池モジュール200A、200B、200Cの概略構成を示す模式的な断面図である。なお、図5(a)、(b)、(c)において、二次電池100の電池容器10と電極群40以外の構成の図示は省略している。
図5(a)、(b)に示す電池モジュール200A、200Bは、電池ホルダ201A、201Bを介して複数の二次電池100を厚さ方向に積層させた構成を有している。電池ホルダ201A、201Bは、二次電池100の電池容器10の広側面10cに当接する複数のスペーサ201aを有している。図5(a)に示す電池ホルダ201Aは、電池容器10の下端面10bに垂直な高さ方向において、4本のスペーサ201aを有し、図5(b)に示す電池ホルダ201Aは、前記高さ方向において、6本のスペーサ201aを有している。なお、前記高さ方向のスペーサ201aの数は、特に限定されない。
電池モジュール200A、200Bは、二次電池100の積層方向の両端に、一対のエンドプレート202を備えている。一対のエンドプレート202は、例えば、二次電池100の積層方向に延びる不図示のサイドプレートをボルト等の締結部材によって一対のエンドプレート202に締結することで、互いの間隔を狭めて二次電池100に圧縮力を付与できるように構成されている。
図5(c)に示す電池モジュール200Cは、複数の二次電池100を電池ホルダ201A、201Bを介することなく積層させ、二次電池100の積層方向の両端に、電池モジュール200A、200Bと同様の一対のエンドプレート202を配置した構成を有している。
以下、本実施形態の二次電池100および電池モジュール200A、200B、200Cの作用について説明する。
二次電池100は、例えば、充放電に伴う電極群40の膨脹によって、電池容器10の広側面10cを内側から外側へ膨出させる力が作用する。しかし、図5(a)、(b)に示す電池モジュール200A、200Bは、一対のエンドプレート202の間隔を維持することで、二次電池100の電池容器10の広側面10cに、スペーサ201aを介して押圧力を作用させることができる。これにより、電池容器10の広側面10cの膨出を抑制し、電極群40の膨脹を規制することができる。
また、図5(c)に示す電池モジュール200Cは、一対のエンドプレート202の間隔を維持することで、隣接する二次電池100の電池容器10の広側面10c同士の間、またはエンドプレート202と電池容器10の広側面10cとの間に押圧力を作用させることができる。これにより、電池容器10の広側面10cの膨出を抑制し、電極群40の膨脹を規制することができる。
ここで、図12に従来の二次電池が備える絶縁シート904と電極群40との関係を示す。図12(a)は、従来の二次電池が備える絶縁シート904で電極群40を覆った状態を示す模式的な正面図である。図12(b)は、図12(a)に示す絶縁シート904と電極群40が電池容器10内に収容された状態におけるb−b線に沿う拡大断面図である。
従来の二次電池およびそれを備える電池モジュールでは、絶縁シート904は、図4(a)に示す本実施形態の二次電池100の絶縁シート4と異なり、例えば貫通孔4a等の収容部を有していない。このような従来の二次電池を備える電池モジュールにおいて、図12(b)に示す電池容器10の広側面10cに押圧力が作用すると、電池容器10が絶縁シート904を介して電極群40に当接する。
電極群40は、電池容器10の広側面10cに対向する平坦部40aにおいて、セパレータ44の巻き終り端部44aを固定する固定部材45が、電池容器10の広側面10cに向けて最も突出している。換言すると、電極群40の固定部材45が貼着された部分では、電極群40の最外周のセパレータ44と電池容器10との間に、固定部材45と絶縁シート904が配置される。一方、電極群40の固定部材45が貼着されていない部分では、電極群40の最外周のセパレータ44と電池容器10との間に、絶縁シート904のみが配置される。
そのため、電池容器10が絶縁シート904を介して電極群40に当接すると、固定部材45が正負の電極41、42とセパレータ43、44からなる積層体に押し付けられる。これにより、電極群40の固定部材45が貼着された部分に、固定部材45が貼着されていない部分よりも高い加圧力が作用する。このように、電極群40に高い加圧力が局所的に作用すると、電流分布に偏りが生じて局所的な劣化が進行し、二次電池の寿命が短縮される虞がある。
これに対し、本実施形態の二次電池100は、図4(b)に示すように、電池容器10と電極群40との間に配置される絶縁シート4が、電池容器10と電極群40との間に空隙Sを形成する収容部である貫通孔4aを備えている。そして、セパレータ44の巻き終り端部44aを固定する固定部材45は、図4(b)に示すように、厚みの少なくとも一部が空隙Sに収容されている。
これにより、電極群40の固定部材45が貼着された部分で、固定部材45の厚みを絶縁シート4の収容部である貫通孔4aによって吸収し、電極群40の最外周のセパレータ44と電池容器10との間に配置される部材の厚みを均一化することができる。すなわち、固定部材45が正負の電極41、42とセパレータ43、44からなる積層体に押し付けられる力を従来よりも低減し、電流分布を一様にすることができる。
したがって、本実施形態の二次電池100およびそれを用いた電池モジュール200A、200B、200Cによれば、電極群40の局所的な劣化を抑制し、従来よりも長期間に亘って二次電池100を使用することが可能になる。また、図4(a)に示すように、電極群40の平坦部40aに垂直な平面視で、固定部材45の全体を収容部である貫通孔4aの内側に配置することで、より効果的に電極群40の局所的な劣化を抑制することができる。
また、本実施形態の二次電池100が備える絶縁シート4の収容部は、絶縁シート4に設けられた貫通孔4aである。これにより、電極群40を絶縁シート4で覆った状態で絶縁シート4から固定部材45が露出し、絶縁シート4と固定部材45とが厚さ方向に重なることがない。したがって、絶縁シート4および固定部材45を薄くすることが可能になる。また、絶縁シート4を電池容器10の電池缶11に収容する際に、絶縁シート4の強度を確保して収容を容易にすることができる。
なお、絶縁シート4は、主に、電極群40の捲回軸D方向の両端の集電板接合部41d、42dと電池容器10との間の絶縁を目的とし、電極群40の最外周にはセパレータ44が捲回されているため、絶縁シート4から固定部材45を露出させても特に問題はない。また、絶縁シート4から露出した固定部材45は、例えば絶縁シート4と同様の樹脂材料からなる絶縁性を有する基材45aと、粘着性を有する粘着層45bとによって構成されているので、固定部材45によっても絶縁性を確保できる。
また、本実施形態においては、収容部である貫通孔4aが形成する空隙Sは、固定部材45の厚さT以上の寸法を有し、固定部材45の厚み全体が、収容部である貫通孔4aに収容されている。すなわち、絶縁シート4の厚さと固定部材45の厚さTとが同等にされ、固定部材45が絶縁シート4の電池容器10に対向する面よりも電池容器10側に突出することが防止される。したがって、電池容器10と電極群40との間に配置された絶縁シート4と固定部材45を介して、電極群40の正負の電極41、42とセパレータ43、44からなる積層体に、より均一な押圧力を作用させることができる。
また、固定部材45は、電極群40の平坦部40aに貼着されているので、固定部材45を電極群40の湾曲部40bに貼着する場合と比較して、固定部材45の貼着が容易になり、二次電池100の生産性を向上させることができる。
また、収容部である貫通孔4aは、固定部材45を絶縁シート4から露出させる位置および形状に形成されているので、電極群40を覆うように絶縁シート4を配置することで、図4(a)に示すように固定部材45が収容部である貫通孔4aの内側に配置される。したがって、二次電池100の部品点数または製造工程における工数を増加させることがなく、二次電池の生産性の低下を防止し、コスト増加を抑制できる。
また、絶縁シート4は、電池容器10の正面側の広側面10cと上端面10a側の湾曲部40bとの間の位置から、下端面10b側の湾曲部40bを経由して、電池容器10の背面側の広側面10cと上端面10a側の湾曲部40bとの間の位置まで、電極群40の捲回方向Rに連続している。これにより、絶縁シート4の収容部である貫通孔4aと電極群40の固定部材45との位置合わせを行いつつ、電極群40を覆うように絶縁シート4を配置することができる。また、絶縁シート4の両端部が電池容器10の上端面10aを構成する電池蓋12側に位置することになり、絶縁シート4によって覆われた電極群40を電池缶11の開口部11aに挿入するのを容易にすることができる。
なお、本実施形態では、電極群40の平坦部40a、湾曲部40bと、正負の電極41、42および最外周に配置されないセパレータ43の巻き終り端部との関係については説明していないが、これらの巻き終り端部は、例えば、電極群40の湾曲部40b、固定部材45が貼着された平坦部40aと反対側の平坦部40a、電極群40の固定部材45が貼着された平坦部40a、または、電極群40の固定部材45貼着された平坦部40aで最外周のセパレータ44の巻き終り端部44aに重なる位置等に位置していることが考えられる。
しかし、本実施形態の二次電池100および該二次電池100を備えた電池モジュール200A、200B、200Cによれば、正負の電極41、42の巻き終り端部および最外周に配置されないセパレータ43の巻き終り端部の位置に関わらず、固定部材45の厚みによって電極群40に作用する加圧力が局所的に大きくなることを防止して、電極群40に作用する加圧力を均一化することができる。
以上説明したように、本実施形態の二次電池100および該二次電池100を備えた電池モジュール200A、200B、200Cによれば、二次電池100の電極群40に高い加圧力が局所的に作用することを抑制し、電極群40の電流分布を均一化して局所的な劣化を防止することができる。したがって、従来よりも長期間に亘って使用することができる二次電池100および該二次電池100を用いた電池モジュール200A、200B、200Cを提供することができる。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図6を用いて説明する。
次に、本発明の実施形態2に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図6を用いて説明する。
図6(a)および(b)は、実施形態1の二次電池100の図4(a)および(b)に相当する本実施形態の二次電池の図である。図6(a)は、絶縁シート4によって覆われた電極群40の正面図であり、図6(b)は、電池容器10に収容された絶縁シート4と電極群40の図6(a)に示すb−b線に沿う拡大断面図である。
本実施形態の二次電池は、絶縁シート4に設けられた収容部が、貫通孔4aではなく、切り欠き4bである点で、実施形態1の二次電池100と異なっている。本実施形態の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールのその他の点は、実施形態1の二次電池100および電池モジュール200A、200B、200Cと同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図6(a)に示すように、収容部である切り欠き4bは、固定部材45を絶縁シート4から露出させる位置および形状に形成されている。具体的には、切り欠き4bは、図1に示す電池容器10の上端面10aに隣接する絶縁シート4の端縁から固定部材45を露出させる位置まで連続している。
絶縁シート4に設けられた収容部である切り欠き4bは、実施形態1の貫通孔4aと同様に、電池容器10と電極群40との間に空隙Sを形成する。また、電極群40の最外周のセパレータ44の巻き終り端部44aを固定する固定部材45は、図6(a)に示すように、収容部である切り欠き4bの内側に配置されている。また、固定部材45は、図6(b)に示すように厚みの少なくとも一部、本実施形態では厚みの全体が空隙Sに収容されている。
したがって、本実施形態の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールによれば、実施形態1の二次電池100および電池モジュール200A、200B、200Cと同様に、電極群40に高い加圧力が局所的に作用することを抑制することができる。これにより、電極群40の電流分布を均一化して局所的な劣化を防止することができ、従来よりも長期間に亘って二次電池100を使用することが可能になる。
また、収容部である切り欠き4bは、固定部材45を絶縁シート4から露出させる位置および形状に形成されているので、電極群40を覆うように絶縁シート4を配置することで、図6(a)に示すように固定部材45が収容部である切り欠き4bの内側に配置される。したがって、二次電池100の部品点数または製造工程における工数を増加させることがなく、二次電池の生産性の低下を防止し、コスト増加を抑制できる。
また、切り欠き4bは、電池容器10の上端面10aに隣接する絶縁シート4の端縁から固定部材45を露出させる位置まで連続している。したがって、固定部材45の貼着位置が、電池容器10の上端面10a側にずれた場合でも、固定部材45と収容部である切り欠き4bとの位置合わせを容易にすることができる。したがって、電極群40を絶縁シート4によって覆う工程を容易にして、二次電池の生産性を向上させることができる。
[実施形態3]
次に、本発明の実施形態3に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図7を用いて説明する。
次に、本発明の実施形態3に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図7を用いて説明する。
図7(a)および(b)は、実施形態1の二次電池100の図4(a)および(b)に相当する、本実施形態の二次電池の図である。図7(a)は、絶縁シート4によって覆われた電極群40の正面図であり、図7(b)は、電池容器10に収容された絶縁シート4と電極群40の図7(a)に示すb−b線に沿う拡大断面図である。
本実施形態の二次電池は、絶縁シート4に設けられた収容部が、貫通孔4aまたは切り欠き4bではなく、凹部4cである点で実施形態1の二次電池100と異なっている。本実施形態の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールのその他の点は、実施形態1の二次電池100および電池モジュール200A、200B、200Cと同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図7(a)に示すように、絶縁シート4に設けられた収容部である凹部4cは、内側に固定部材45を収容する位置および形状に形成されている。具体的には、凹部4cは、電極群40を絶縁シート4で覆ったときに、電極群40の平坦部40aに垂直な平面視で固定部材45の全体と平面的に重なる位置および形状に形成されている。
絶縁シート4に設けられた収容部である凹部4cは、実施形態1の貫通孔4aおよび実施形態2の切り欠き4bと同様に、電池容器10と電極群40との間に空隙Sを形成する。また、電極群40の最外周のセパレータ44の巻き終り端部44aを固定する固定部材45は、図7(a)に示すように、収容部である凹部4cの内側に配置されている。また、固定部材45は、図7(b)に示すように厚みの少なくとも一部、本実施形態では厚みの全体が空隙Sに収容されている。
本実施形態において、絶縁シート4は、基材4Aと増厚部材4Bとによって構成されている。基材4Aは、図2に示す実施形態1の絶縁シート4と同様に、電池容器10の正面側の広側面10cと上端面10a側の湾曲部40bとの間の位置から、下端面10b側の湾曲部40bを経由して、電池容器10の背面側の広側面10cと上端面10a側の湾曲部40bとの間の位置まで、電極群40の捲回方向Rに連続している。
基材4Aおよび増厚部材4Bは、例えば実施形態1の絶縁シート4と同様の絶縁性を有する樹脂材料によって製作されている。増厚部材4Bは、固定部材45が貼着された電極群40の平坦部40aに対向する基材4Aの面に、例えば、熱溶着によって接合されている。
本実施形態において、絶縁シート4の凹部4cは、基材4Aに接合された増厚部材4Bが有する開口部の内側で、基材4Aに増厚部材4Bが接合されていない部分、すなわち増厚部材4Bの非接合部に形成されている。なお、絶縁シート4が十分な厚さを有する場合には、絶縁シート4を基材4Aと増厚部材4Bに分けずに一体に成形して凹部4cを設けてもよい。
本実施形態の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールによれば、絶縁シート4に設けられた収容部である凹部4cが形成する空隙Sに、固定部材45の厚みの少なくとも一部を収容することで、実施形態1の二次電池100および電池モジュール200A、200B、200Cと同様に、電極群40に高い加圧力が局所的に作用することを抑制することができる。したがって、電極群40の電流分布を均一化して局所的な劣化を防止することができ、従来よりも長期間に亘って二次電池100を使用することが可能になる。
また、絶縁シート4の凹部4cは、固定部材45が貼着された電極群40の平坦部40aに対向する基材4Aの面に接合された増厚部材4Bの非接合部に形成されている。これにより、絶縁シート4が薄く、凹部4cを形成することが困難な場合であっても、基材4Aに増厚部材4Bを接合して凹部4cを形成することが可能になる。
[実施形態4]
次に、本発明の実施形態4に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図8を用いて説明する。
次に、本発明の実施形態4に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図8を用いて説明する。
図8(a)および(b)は、実施形態1の二次電池100の図4(a)および(b)に相当する、本実施形態の二次電池の図である。図8(a)は、絶縁シート4によって覆われた電極群40の正面図であり、図8(b)は、電池容器10に収容された絶縁シート4と電極群40の図8(a)に示すb−b線に沿う拡大断面図である。
本実施形態の二次電池は、絶縁シート4に設けられた収容部が凹部4cである点で実施形態1の二次電池100と異なり、凹部4cを形成する増厚部材4Bが、厚肉部4Cと薄肉部4Dを有する点で、図7に示す実施形態3の二次電池と異なっている。本実施形態の二次電池のその他の点は、実施形態3の二次電池と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
増厚部材4Bは、セパレータ44の巻き終り端部44aを境界として、セパレータ44の捲回方向R前方側に接合される厚肉部4Cと、セパレータ44の捲回方向R後方側に接合される薄肉部4Dとを有している。図8(b)に示すように、厚肉部4Cの厚さは、例えば、セパレータ44の厚さの分だけ、薄肉部4Dの厚さよりも厚くされている。より好ましくは、厚肉部4Cの厚さは、セパレータ44の厚さと固定部材45の厚さの合計以上の厚さとされ、薄肉部4Dの厚さは、固定部材45の厚さの以上の厚さとされる。
本実施形態の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールによれば、絶縁シート4に設けられた収容部である凹部4cが形成する空隙Sに、固定部材45の厚みの少なくとも一部、本実施形態では固定部材45の厚み全体を収容することで、図7に示す実施形態3の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールと同様の効果が得られる。
加えて、セパレータ44の巻き終り端部44aによって生じる段差を捲回方向Rの前後に跨いで貼着された固定部材45を、より確実に凹部4cによって形成される空隙Sに収容することが可能になる。また、厚肉部4Cの厚さを、セパレータ44の厚さと固定部材45の厚さの合計以上の厚さとし、薄肉部4Dの厚さを、固定部材45の厚さの以上の厚さとすることで、固定部材45の厚み全体を凹部4cによって形成される空隙Sに収容することが可能になる。
[実施形態5]
次に、本発明の実施形態5に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図9を用いて説明する。
次に、本発明の実施形態5に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図9を用いて説明する。
図9(a)および(b)は、実施形態1の二次電池100の図4(a)および(b)に相当する、本実施形態の二次電池の図である。図9(a)は、絶縁シート4によって覆われた電極群40の正面図であり、図9(b)は、電池容器10に収容された絶縁シート4と電極群40の図9(a)に示すb−b線に沿う拡大断面図である。
本実施形態の二次電池は、絶縁シート4に設けられた収容部が凹部4cである点で実施形態1の二次電池100と異なり、凹部4cを形成する増厚部材4B(肉厚部4C)が、セパレータ44の巻き終り端部44aよりもセパレータ44の捲回方向R前方側のみに接合されている点で、図8に示す実施形態4の二次電池と異なっている。本実施形態の二次電池のその他の点は、実施形態4の二次電池と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
本実施形態の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールによれば、実施形態4の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールと同様の効果が得られるだけでなく、絶縁シート4の製造を容易にすると共に、材料の使用量を削減し、生産性の向上とコスト削減を実現することが可能になる。
なお、本実施形態では、セパレータ44の捲回方向Rが、図1に示す電池容器10の上端面10aから下端面10bに向かう方向であり、増厚部材4Bがセパレータ44の巻き終り端部44aよりも下端面10b側に配置される構成について説明した。しかし、本実施形態の二次電池の構成は、この構成に限定されるものではない。
例えば、セパレータ44の巻き終り端部44aは、図9(a)に示す電極群40の背面側に位置することがある。この場合、セパレータ44の捲回方向Rは、図1に示す電池容器10の下端面10bから上端面10aに向かう方向となる。したがって、この場合には、増厚部材4Bがセパレータ44の巻き終り端部44aよりも電池容器10の上端面10a側に配置されることになる。この場合でも、本実施形態の二次電池及び電池モジュールと同様の効果が得られることは、言うまでもない。
[実施形態6]
次に、本発明の実施形態6に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図10を用いて説明する。
次に、本発明の実施形態6に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図10を用いて説明する。
図10(a)および(b)は、実施形態1の二次電池100の図4(a)および(b)に相当する、本実施形態の二次電池の図である。図10(a)は、絶縁シート4によって覆われた電極群40の正面図であり、図10(b)は、電池容器10に収容された絶縁シート4と電極群40の図10(a)に示すb−b線に沿う拡大断面図である。
本実施形態の二次電池は、絶縁シート4に設けられた収容部が凹部4cである点、および固定部材45が電極群40の平坦部40aの捲回軸D方向における一方の端部から他方の端部まで延在する点で実施形態1の二次電池100と異なっている。また、本実施形態の二次電池は、凹部4cが、絶縁シート4の電極群40の捲回軸D方向における一方の端部から他方の端部まで延在する点で、図8に示す実施形態4の二次電池と異なっている。本実施形態の二次電池のその他の点は、実施形態4の二次電池と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
本実施形態の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールによれば、絶縁シート4に設けられた収容部である凹部4cが形成する空隙Sに、固定部材45の厚みの少なくとも一部、本実施形態では固定部材45の厚み全体を収容することで、図8に示す実施形態4の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールと同様の効果が得られる。
加えて、固定部材45が電極群40の平坦部40aの捲回軸D方向における一方の端部から他方の端部まで延在するので、セパレータ44の巻き終り端部44aをより確実に固定することができる。また、凹部4cが、絶縁シート4の電極群40の捲回軸D方向における一方の端部から他方の端部まで延在することで、増厚部材4Bを帯状の単純な形状にして絶縁シート4の製造を容易にすることができる。また、増厚部材4Bの面積を低減し、材料使用量を削減して、二次電池の製造コストを低減することができる。
[実施形態7]
次に、本発明の実施形態7に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図11を用いて説明する。
次に、本発明の実施形態7に係る二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールについて、図1から図3および図5を援用し、図11を用いて説明する。
図11(a)および(b)は、実施形態1の二次電池100の図4(a)および(b)に相当する、本実施形態の二次電池の図である。図11(a)は、絶縁シート4によって覆われた電極群40の正面図であり、図11(b)は、電池容器10に収容された絶縁シート4と電極群40の図11(a)に示すb−b線に沿う拡大断面図である。
本実施形態の二次電池は、絶縁シート4に設けられた収容部が凹部4cである点、および固定部材45が電極群40の平坦部40aの捲回軸D方向における一方の端部から他方の端部まで延在する点で実施形態1の二次電池100と異なっている。また、本実施形態の二次電池は、凹部4cを形成する増厚部材4B(肉厚部4C)が、セパレータ44の巻き終り端部44aよりもセパレータ44の捲回方向R前方側のみに接合されている点で、図10に示す実施形態6の二次電池と異なっている。本実施形態の二次電池のその他の点は、実施形態6の二次電池と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
本実施形態の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールによれば、実施形態6の二次電池および該二次電池を用いた電池モジュールと同様の効果が得られるだけでなく、絶縁シート4の製造を容易にすると共に、材料の使用量を削減し、生産性の向上とコスト削減を実現することが可能になる。
なお、本実施形態では、セパレータ44の捲回方向Rが、図1に示す電池容器10の上端面10aから下端面10bに向かう方向であり、増厚部材4Bがセパレータ44の巻き終り端部44aよりも下端面10b側に配置される構成について説明した。しかし、本実施形態の二次電池の構成は、この構成に限定されるものではない。
例えば、セパレータ44の巻き終り端部44aは、図11(a)に示す電極群40の背面側に位置することがある。この場合、セパレータ44の捲回方向Rは、図1に示す電池容器10の下端面10bから上端面10aに向かう方向となる。したがって、この場合には、増厚部材4Bがセパレータ44の巻き終り端部44aよりも電池容器10の上端面10a側に配置されることになる。この場合でも、本実施形態の二次電池及び電池モジュールと同様の効果が得られることは、言うまでもない。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
例えば、前述の実施形態では、絶縁シートに収容部である凹部を形成する方法として、絶縁シートの材料である絶縁性を有する樹脂材料からなる基材と増厚部材とを用い、基材の電極群に対向する面に増厚部材を熱溶着によって接合する方法を説明した。しかし、絶縁シートに収容部である凹部を形成する方法は、この方法に限定されない。
例えば、増厚部材は、固定部材が備える粘着層と同様の、粘着性を有する粘着層であってもよい。これにより、絶縁シートの電極群に対向する面に、粘着層を配置して収容部である凹部を形成し、粘着層によって絶縁シートを電極群に固定するのと同時に、収容部である凹部が形成する空隙に固定部材の少なくとも一部を収容することができる。
また、増厚部材は、粘着性を有する粘着層と、絶縁性を有する基材とによって構成してもよい。これにより、絶縁シートの電極群に対向する面に、固定部材と同様の構成を有する増厚部材を貼着し、収容部である凹部を形成することができる。
4…絶縁シート、4a…貫通孔(収容部)、4b…切り欠き(収容部)、4c…凹部(収容部)、4B…増厚部材、4C…厚肉部、4D…薄肉部、10…電池容器、10a…上端面、10b…下端面、10c…広側面、10d…狭側面、40…電極群、40a…平坦部、40b…湾曲部、41,42…電極、43,44…セパレータ、44a…巻き終り端部、45…固定部材、45a…基材、45b…粘着層、100…二次電池、D…捲回軸、H…空隙の寸法、R…捲回方向、T…固定部材の厚さ
Claims (15)
- 電極とセパレータとを交互に積層させて捲回すると共に最外周の前記セパレータの巻き終り端部を固定部材で貼着固定した電極群と、該電極群を収容する電池容器と、該電池容器と前記電極群との間に配置される絶縁シートと、を備えた二次電池であって、
前記絶縁シートは、前記固定部材の厚みの少なくとも一部を収容する収容部を備えることを特徴とする二次電池。 - 前記収容部は、前記絶縁シートに設けられた貫通孔、切り欠き、または凹部であること特徴とする請求項1に記載の二次電池。
- 前記電池容器は、上下端面、広側面および狭側面を有する扁平形状に成形され、
前記電極群は、前記広側面に対向する平坦部と前記上下端面に対向する湾曲部とを有する扁平形状に成形され、
前記固定部材は、前記平坦部に貼着固定されることを特徴とする請求項2に記載の二次電池。 - 前記貫通孔または前記切り欠きは、前記固定部材を前記絶縁シートから露出させる位置および形状に形成されることを特徴とする請求項3に記載の二次電池。
- 前記切り欠きは、前記電池容器の上端面に隣接する前記絶縁シートの端縁から前記固定部材を露出させる位置まで連続していることを特徴とする請求項4に記載の二次電池。
- 前記凹部は、前記絶縁シートの前記平坦部に対向する面に接合される増厚部材の非接合部に形成されることを特徴とする請求項3に記載の二次電池。
- 前記増厚部材は、前記セパレータの前記巻き終り端部よりも、該セパレータの捲回方向前方側に接合されることを特徴とする請求項6に記載の二次電池。
- 前記増厚部材は、前記セパレータの前記巻き終り端部を境界として、該セパレータの捲回方向前方側に接合される厚肉部と、該セパレータの捲回方向後方側に接合される薄肉部と、を有することを特徴とする請求項6に記載の二次電池。
- 前記固定部材および前記凹部は、それぞれ前記電極群の捲回軸方向における一方の端部から他方の端部まで延在することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の二次電池。
- 前記増厚部材は、粘着性を有する粘着層からなることを特徴とする請求項6に記載の二次電池。
- 前記増厚部材は、粘着性を有する粘着層と、絶縁性を有する基材とからなることを特徴とする請求項6に記載の二次電池。
- 前記絶縁シートは、前記電池容器の正面側の前記広側面と前記上端面側の前記湾曲部との間の位置から、前記下端面側の前記湾曲部を経由して、前記電池容器の背面側の前記広側面と前記上端面側の前記湾曲部との間の位置まで、前記電極群の捲回方向に連続することを特徴とする請求項3に記載の二次電池。
- 前記収容部は、前記固定部材の厚さ以上の寸法を有し、
前記固定部材の厚み全体が、前記収容部に収容されることを特徴とする請求項1に記載の二次電池。 - 前記固定部材は、絶縁性を有する基材と、粘着性を有する粘着層とからなることを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
- 複数の扁平な二次電池を厚さ方向に積層させた電池モジュールであって、
前記二次電池は、電極とセパレータとを交互に積層させて捲回すると共に最外周の前記セパレータの巻き終り端部を固定部材で貼着固定した電極群と、該電極群を収容する電池容器と、該電池容器と前記電極群との間に配置される絶縁シートと、を備え、
絶縁シートは、前記固定部材の厚みの少なくとも一部を収容する収容部を備えることを特徴とする電池モジュール。
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JP2014083902A JP2015204236A (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | 二次電池および電池モジュール |
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JP2014083902A JP2015204236A (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | 二次電池および電池モジュール |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108630977A (zh) * | 2017-03-17 | 2018-10-09 | 三洋电机株式会社 | 电池组 |
EP4047704A1 (en) * | 2021-02-19 | 2022-08-24 | Prime Planet Energy & Solutions, Inc. | Secondary battery and method for manufacturing secondary battery |
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2014
- 2014-04-15 JP JP2014083902A patent/JP2015204236A/ja active Pending
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