JP6270613B2 - 角形二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車載用途等に使用される角形二次電池に関する。
近年、ハイブリッド電気自動車や純粋な電気自動車等の動力源として、大容量(Wh)の角形二次電池が開発されており、その中ではエネルギー密度(Wh/kg)の高い角形のリチウムイオン二次電池が注目されている。
角形のリチウムイオン二次電池においては、正極活物質を塗布した正極箔、負極活物質を塗布した負極箔、およびそれぞれを絶縁するためのセパレータを重ね合わせて捲回した扁平形状の捲回群(すなわち、捲回電極体)を、蓋に設けられた正極外部端子および負極外部端子に電気的に接続する。そして、捲回群を電池缶に収容して、電池缶の開口部を蓋で封止する。更に、蓋に設けられた注液口から電解液を注入した後、注液栓を挿入してレーザ溶接により封止することで角形二次電池を作製する。
このような角形のリチウムイオン二次電池では、捲回群に捲回張力が常に付加されているため、セパレータを固定していないと、捲き緩みやほどけを引き起こす可能性がある。捲き緩みやほどけを引き起こすと、角形のリチウムイオン二次電池の劣化が進行してしまう。そのため、セパレータを捲止めテープで固定することによって、捲回群の捲き緩みやほどけの発生の防止が図られている。例えば、特許文献1には、セパレータが捲止めテープにより固定された捲回群を備えた角形二次電池が記載されている。
特開2012−54024号公報
しかしながら、角形二次電池における充放電時の捲回群の膨張や、捲回群の厚さと電池缶の内壁間距離との関係によって、電池缶の内壁に捲回群が押し付けられる場合、捲止めテープがある部分とない部分とで、捲回群の電極間距離に差が生じ、電気抵抗に差が発生してしまう。すなわち、捲止めテープのある部分は捲き止めテープのない部分よりも電気抵抗が低い。そのため、電気抵抗の低い部分に局部的に電流集中が起き、リチウムの析出が発生し、角形二次電池の劣化の進行につながってしまう問題点があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、捲回電極体の電極間距離差による電気抵抗の差を小さくし、角形二次電池の劣化の進行を抑制することができる角形二次電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の角形二次電池は、正極電極及び負極電極の間にセパレータを介在させ、最外周に前記セパレータを配置させて捲回された扁平状の捲回電極体と、前記捲回電極体を収容する電池缶と、前記捲回電極体と前記電池缶との間に配置され、少なくとも捲回方向に沿って前記捲回電極体を覆う絶縁保護シートとを有する角形二次電池であって、前記最外周のセパレータの捲き終わり端部は前記絶縁保護シートに覆われており、前記捲回方向において、前記最外周のセパレータの捲き終わり端部を挟む両側には、前記絶縁保護シート及び前記最外周のセパレータがそれぞれ固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、最外周のセパレータの捲き終わり端部を挟む両側には、絶縁保護シート及び最外周のセパレータがそれぞれ固定されているので、捲回電極体の捲き緩みやほどけの発生を防止できると共に、捲止めテープでセパレータを固定する従来の方法と比べて、捲回電極体の電極間距離差による電気抵抗の差を小さくすることができる。そのため、局部的に電流集中の発生を確実に抑え、電流集中によるリチウムの析出を防止することができる。その結果、角形二次電池の劣化の進行を有効に抑制することが可能になる。
第1実施形態に係る角形二次電池を示す斜視図。 第1実施形態に係る角形二次電池を示す分解斜視図。 電池蓋・発電要素を示す斜視図。 捲回群の展開斜視図。 (a)図1におけるA−A線に沿った断面図、(b)断面模式図。 (a)第2実施形態に係る角形二次電池の断面図、(b)断面模式図。 (a)第3実施形態に係る角形二次電池の断面図、(b)断面模式図。 (a)第4実施形態に係る角形二次電池の断面図、(b)断面模式図。 (a)第5実施形態に係る角形二次電池の断面図、(b)断面模式図。 (a)第6実施形態に係る角形二次電池の断面図、(b)断面模式図。 (a)第7実施形態に係る角形二次電池の断面図、(b)断面模式図。
以下、図面を参照して本発明に係る角形二次電池の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、角形二次電池の一例として、ハイブリッド自動車や電気自動車で使用されるリチウムイオン二次電池の場合について説明する。また、図面の説明において同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係る角形二次電池を示す斜視図であり、図2は第1実施形態に係る角形二次電池を示す分解斜視図であり、図3は電池蓋・発電要素を示す斜視図である。
本実施形態に係る角形二次電池100は、電池蓋6と電池缶1とからなる扁平状の電池容器2内に、捲回群(捲回電極体)3を収容することにより構成されている。電池容器2には非水電解液(図示せず)が注入されている。電池蓋6および電池缶1は、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス等の導電性を有する金属材料により形成されている。
電池蓋6には、正極集電体180、負極集電体190などが一体的に組み付けられている。これらの電池蓋6、正極集電体180及び負極集電体190などは、蓋組立体107を構成している。正極集電体180と負極集電体190とは、それぞれ捲回群3の正極箔34cまたは負極箔32c(図4参照)に、例えば超音波溶接により接合されている。図3に示すように、電池蓋・発電要素50は、蓋組立体107と、捲回群3とを有する。この電池蓋・発電要素50は電池缶1の上端の開口部から電池缶1の内部に挿入され収容されている。また、図2に示すように、捲回群3は、電池缶1に直接触れないように絶縁保護シート108によって覆われ、電池缶1に対して電気的に絶縁されている。
電池蓋6には、電池容器2に非水電解液を注入するための注液口7と、電池容器2内のガスを外部に排出するためのガス排出弁10とが設けられている。注液口7は、非水電解液を電池容器2に注入した後に、嵌合された注液栓11によって塞がれている。非水電解液には、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートとを体積比で1:2の割合で混合した混合溶液中に、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1モル/リットルの濃度で溶解したものを用いることができる。そして、注液栓11は、例えばレーザ溶接によって注入口7と固く接合されている。
ガス排出弁10は、過充電等により電池容器2内部の圧力が基準値を超えた場合、電池容器2内部のガスを外部に排出し電池容器2内部の圧力を削減する役割を果たしている。電池蓋6は、レーザ溶接で電池缶1と接合することにより、電池容器2を密閉している。
図4は捲回群の展開斜視図である。捲回群3は、正極電極34と負極電極32とを、その間に第1のセパレータ33、第2のセパレータ35を介在させて軸芯(図示せず)の周りに捲回することで形成されている。図3に示すように、捲回群3は、扁平状を呈しており、捲回方向に延在する平面部3bと、平面部3bの両端部に位置する一対の折返部3cとを有している。一対の折返部3cのうち、下側の折返部3cは、絶縁保護シート108で覆われて電池缶1の底側に配置されている。図3中の符号3aは、捲回群3の軸芯の厚み分の幅を有する空洞部である。
正極電極34は、例えば、アルミニウム箔等からなる正極箔34cの表裏両面に正極合剤層34aを塗布したものである。正極箔34cの幅方向(すなわち、捲回軸L方向)の一方の縁部には、正極箔34cを露出させた正極箔露出部(正極合剤層34a未塗布部)34bが形成されている。負極電極32は、例えば、銅箔等からなる負極箔32cの表裏両面に負極合剤層32aを塗布したものである。捲回軸L方向において、正極箔露出部34bと反対する負極箔32cの縁部には、負極箔32cを露出させた負極箔露出部(負極合剤層32a未塗布部)32bが形成されている。これによって、正極箔露出部34bと負極箔露出部32bとは、捲回軸L方向に沿って対向するように配置されている。
正極合剤層34aは、正極活物質100重量部に対し、導電材10重量部と結着剤10重量部とを添加し、更にこれに分散溶媒を添加し、混練して作製される。そして、正極合剤層34aを厚さ20μmのアルミニウム箔の両面に正極箔露出部34bを残して塗布する。その後、乾燥、プレス、裁断を行って正極電極34を得られる。正極電極34の厚さはアルミニウム箔を含まない正極活物質塗布部の厚さ(表裏両面の合計)90μmであるのが好ましい。なお、正極活物質としてマンガン酸リチウム(化学式LiMn)、導電材として鱗片状黒鉛、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFという)、分散溶媒としてN−メチルピロリドン(以下、NMPという)がそれぞれ挙げられる。
負極合剤層32aは、負極活物質100重量部に対して、結着剤10重量部を添加し、更にこれに分散溶媒を添加し、混練して作製される。この負極合剤層32aを厚さ10μmの銅箔の両面に負極箔露出部32bを残して塗布する。その後、乾燥、プレス、裁断を行って負極電極32を得られる。負極電極32の厚さは銅箔を含まない負極活物質塗布部の厚さ(表裏両面の合計)70μmであるのが好ましい。なお、負極活物質として非晶質炭素粉末、結着剤としてPVDF、分散溶媒としてNMPがそれぞれ挙げられる。
捲回群3を形成するには、まず、軸芯に第1のセパレータ33、第2のセパレータ35の各先端部を溶着させる。次に、第1のセパレータ33と第2のセパレータ35との間に、負極電極32の捲き始め端部を正極電極34の捲き始め端部よりも内側に位置するように配置して捲回する。その際に、正極箔露出部34bと負極箔露出部32bとを、幅方向(捲回軸Lの方向)において反対するようにそれぞれの側縁に配置させる。図4に示すように、負極合剤層32aの幅(すなわち、捲回軸L方向の長さ)は、正極合剤層34aの幅よりも広く形成されている。また、第1のセパレータ33の幅は、正極電極34の正極箔露出部34bを捲回軸L方向の一方の縁側で外部に露出するようにされている。第2のセパレータ35の幅は、負極電極32の負極箔露出部32bを捲回軸L方向の他方の縁側で外部に露出するようにされている。
捲回群3の捲き始め側(すなわち、軸芯側)には空洞部3a(図3、4参照)が形成されている。捲回群3の捲き終り側では、最外周に第2のセパレータ35が配置されており、第2のセパレータ35の内側には負極電極32が配置されている。従って、正極合剤層34aは、捲き始め側から捲き終り側までの全長、且つ全幅に亘って、負極合剤層32aにより覆われている。このようにすることで、捲回軸L方向の中央位置には、正極電極34の正極合剤層34aと負極電極32の負極合剤層32aとが重なり合って積層された合剤層積層領域3dが形成されている。そして、正極箔34cの正極箔露出部34bが捲回軸L方向の一方側に配置されて外部に露出しており、負極箔32cの負極箔露出部32bが捲回軸L方向の他方側に配置されて外部に露出している。
図3に示すように、蓋組立体107は、電池蓋6と、正極側端子構成部60と、負極側端子構成部70とを備えている。正極側端子構成部60は、正極ボルト14、正極接続端子62、正極外部端子63、正極側外部絶縁体24、ガスケット(図示せず)および正極集電体180から構成されている。正極ボルト14、正極接続端子62、正極外部端子63、ガスケットおよび正極集電体180は、一体的に固定され、電池蓋6に取り付けられている。
正極側端子構成部60は以下のように作製される。まず、正極集電体180を正極接続端子62に加締めておく。続いて、電池蓋6の貫通孔に正極側外部絶縁体24を、電池蓋6の貫通孔と正極側外部絶縁体24の貫通孔とを位置合わせて配置する。次に、正極ボルト14を正極外部端子63に設けられた貫通孔に挿入し、正極側外部絶縁体24上で正極外部端子63に固定する。なお、正極ボルト14を正極外部端子63に加締めてもよい。また、ガスケットを、電池蓋6の正負極の貫通孔とガスケットの貫通孔とをそれぞれ位置合わせて電池蓋6の裏側に配置する。
そして、正極集電体180と加締められた正極接続端子62を、電池蓋6の裏側からガスケット、電池蓋6、正極側外部絶縁体24、正極外部端子63の貫通孔に挿通する。正極接続端子62の先端部は、正極外部端子63の貫通孔よりも僅かに小さい円筒形状を呈しており、この正極接続端子62の先端部を加締めることにより、正極側端子構成部60が電池蓋6に一体的に組み付けられる。この状態において、正極集電体180、正極接続端子62、正極外部端子63および正極ボルト14は、電気的に接続されている。また、正極集電体180、正極接続端子62、正極外部端子63および正極ボルト14は、正極側外部絶縁体24およびガスケットにより電池蓋6に対して電気的に絶縁されている。
負極側端子構成部70は、負極ボルト12、負極接続端子72、負極外部端子73、負極側外部絶縁体22、ガスケット(図示せず)および負極集電体190から構成されている。負極側端子構成部70は正極側端子構成部60と同様な構造である。負極ボルト12、負極外部端子73、負極接続端子72、ガスケットおよび負極集電体190は、一体的に固定され、電池蓋6に取り付けられている。この状態において、負極集電体190、負極接続端子72、負極外部端子73および負極ボルト12は、電気的に接続されている。また、負極集電体190、負極接続端子72、負極外部端子73および負極ボルト12は、負極側外部絶縁体22およびガスケットにより電池蓋6に対して電気的に絶縁されている。
そして、角形二次電池100は、正負極集電体180、190を捲回群3に接合することにより、正極ボルト14および負極ボルト12に接続された外部電子機器に対して、充放電が可能となる。
正極集電体180は、アルミニウムまたはアルミニウム合金により形成されている。正極集電体180は、電池蓋6の下面に沿って取り付けられる平板状の座面部181と、座面部181の幅方向の両端部でそれぞれ下方にほぼ90°に折曲された一対の平面部182とを有している。これら一対の平面部182の下端には、それぞれ平坦状に加工された一対の接合平面部183が形成されている。各接合平面部183は、超音波溶接により捲回群3に接合されている。
また、一対の接合平面部183は、それぞれ平面部182に対して傾斜した角度に折曲されている。具体的には、これらの一対の接合平面部183は、捲回軸L方向に沿って内側から外側にいくにつれ、互いに離間するようにハの字状に形成され、線対称となっている。そして、その傾斜した角度は中心面に対して同一である。図2に示すように、これらの一対の接合平面部183は、その間に捲回群3の正極箔露出部34bが挿入され、捲回群3の正極箔露出部34bをハの字状に開いた状態で、正極箔露出部34bに超音波溶接により接合されている。
負極集電体190は、銅または銅合金により形成されており、正極集電体180と同じ構造を有している。すなわち、負極集電体190は、電池蓋6の下面に沿って取り付けられる平板状の座面部191と、座面部191の幅方向の両端部でそれぞれ下方にほぼ90°に折曲された一対の平面部192とを有する。これら一対の平面部192の下端には、それぞれ平坦状に加工された一対の接合平面部193が形成されている。各接合平面部193は、捲回群3に超音波溶接により接合される。
また、一対の接合平面部193は、それぞれ平面部192に対して傾斜した角度に折曲されている。具体的には、これらの一対の接合平面部193は、捲回軸L方向に沿って内側から外側にいくにつれ、互いに離間するようにハの字状に形成され、線対称となっている。そして、その傾斜した角度は中心面に対して同一である。図2に示すように、これらの一対の接合平面部193は、その間に捲回群3の負極箔露出部32bが挿入され、捲回群3の負極箔露出部32bをハの字状に開いた状態で、負極箔露出部32bに超音波溶接により接合されている。
次に、図2及び図5を参照して絶縁保護シート108の構成について説明する。
図2は第1実施形態に係る角形二次電池を示す分解斜視図であり、具体的には、図1の角形二次電池100を電池缶1から取り出した状態を示す分解斜視図である。図5(a)は図1におけるA−A線に沿った断面図であり、図5(b)は断面模式図である。
絶縁保護シート108は、周囲から捲回群3を覆った状態で捲回群3と共に電池缶1内に収納され、捲回群3と電池缶1の内壁との間に介在されて、捲回群3と電池缶1とを電気的に隔離している。絶縁保護シート108は、主に捲回方向(軸芯の周りに捲回する方向)に沿って捲回群3を覆う第1の絶縁保護シート109と、捲回軸L方向に沿って左右両側から捲回群3を覆う第2の絶縁保護シート110,111とを有している。
具体的には、第1の絶縁保護シート109は、捲回群3の合剤層積層領域3dと電池缶1との間、及び、正負極集電体180、190と電池缶1との間の一部に介在されている。第2の絶縁保護シート110,111は、捲回群3の正負極箔露出部34b、32bと電池缶1との間、及び、正負極集電体180、190と電池缶1との間に介在されている。そして、第2の絶縁保護シート110、111は、第1の絶縁保護シート109よりも厚く形成されている。
第1の絶縁保護シート109は、柔軟性及び絶縁性を有する合成樹脂材料によって構成されている。このように樹脂材料を用いることで、第1の絶縁保護シート109を低コストで作製することが可能となる。図2に示すように、この第1の絶縁保護シート109は、1枚の矩形状のシート部材を二つに折り返して、電池蓋・発電要素50の下方から捲回群3に被せるように、捲回軸L方向の両側の端部間に亘って捲回群3を覆っている。すなわち、第1の絶縁保護シート109は、電池蓋6の下面近傍から捲回群3の平面部3bの一方側に沿って下方に延在し、捲回群3の下側の折返部3cでUターンし、平面部3bの他方側に沿って上方に延び、電池蓋6の下面近傍まで至っている。なお、第1の絶縁保護シート109は、捲回群3の合剤層積層領域3dと同一の横幅を有している。
第1の絶縁保護シート109は、最外周の第2のセパレータ35に熱溶着されることで捲回群3に固定されている。そして、第1の絶縁保護シート109は、捲回群3に固定された状態で捲回群3と共に電池缶1に収容されることによって、捲回群3の合剤層積層領域3dと電池缶1との間に介在されることになる。
電池缶1の厚さが一定の場合、第1の絶縁保護シート109の厚さを大きくすると、捲回群3の合剤層積層領域3dの厚さ(捲数)を減らさなければならなくなる。従って、電池容量を大きく確保するためには、第1の絶縁保護シート109の厚さをできる限り小さくする必要がある。加えて、捲回群3の活物質層は電池の充放電によって膨張収縮し、その膨張によって電池缶1が膨らむことになる。従って、第1の絶縁保護シート109の厚さを小さくすることにより電池缶1の膨らみを防止することができる。
第1の絶縁保護シート109を設けなかった場合、捲回群3の最外周に位置する第2のセパレータ35は多孔質で薄くて柔らかい樹脂フィルムから形成されたため、捲回群3を電池缶1に挿入する際に、最外周の第2のセパレータ35が破損するおそれがある。第2のセパレータ35の破損によって角形二次電池100の内部短絡などの不具合に繋がる可能性がある。更に、挿入する際に最外周の第2のセパレータ35と電池缶1の間の滑り摩擦が大きいことも、第2のセパレータ35の破損の原因となり、生産性の低下を招くことになる。
このようなことを考慮して、捲回群3の合剤層積層領域3dと電池缶1との間には、第1の絶縁保護シート109が必要である。更に、電池容量を大きく確保するため、シートの厚さをできる限り小さくすることが好ましい。かかる第1の絶縁保護シート109の厚さとして100〜150μmのものが好適であるが、電池の構成条件等に応じてその厚さを変更してもよい。
第2の絶縁保護シート110、111は、正負極箔露出部34b、32bを覆うように断面コ字状に形成されている。第2の絶縁保護シート110、111は、第1の絶縁保護シート109よりも厚い合成樹脂により構成されており、シート部材を折り曲げることで形成されてもよく、又は射出成形や真空成形などによって形成されてもよい。
第2の絶縁保護シート110は、捲回軸L方向において、捲回群3の正極側の端部に取り付けられている。この第2の絶縁保護シート110は、捲回群3の正極側の端面に対向する対向面部110aと、捲回群3を間に介して対峙する一対の側面部110b、110bと、捲回群3の下側の折返部3cに対向する底面部110cとを有している。なお、正極集電体180の座面部181及び一対の平面部182との干渉を避けるべく、第2の絶縁保護シート110の上側(電池蓋6側)が開放されている。
対向面部110aは、電池蓋6側の折返部3cから底部側の折返部3cまでの間に亘って一定幅で延在する矩形状を呈している。一対の側面部110b、110bは、対向面部110aの幅方向の両側からそれぞれ垂直に形成され、捲回群3の平面部3bの端部(すなわち、正極箔露出部34bが平面状に積層された部分)を挟持している。各側面部110bは、正極箔露出部34bとほぼ同一幅の寸法を有しており、正極箔露出部34bの最外周を覆っている。
第2の絶縁保護シート111は、捲回軸L方向において、捲回群3の負極側の端部に取り付けられている。この第2の絶縁保護シート111は、捲回群3の負極側の端面に対向する対向面部111aと、捲回群3を間に介して対峙する一対の側面部111b、111bと、捲回群3の底部側の折返部3cに対向する底面部111cとを有している。なお、負極集電体190の座面部191及び一対の平面部192との干渉を避けるべく、第2の絶縁保護シート111の上側(電池蓋6側)開放されている。
対向面部111aは、電池蓋6側の折返部3cから底部側の折返部3cまでの間に亘って一定幅で延在する矩形状を呈している。一対の側面部111b、111bは、対向面部111aの幅方向の両側からそれぞれ垂直に形成され、捲回群3の平面部3bの端部(すなわち、負極箔露出部32bが平面状に積層された部分)を挟持している。各側面部111bは、負極箔露出部32bとほぼ同一幅の寸法を有しており、負極箔露出部32bの最外周を覆っている。
第2の絶縁保護シート110、111は、捲回群3に固定された状態で捲回群3と共に電池缶1に収容されることによって、捲回群3の正負極箔露出部34b、32bと電池缶1との間、及び、正負極集電体180、190と電池缶1との間に介在される。第2の絶縁保護シート110、111が正負極箔露出部34b、32bと電池缶1との間に介在されているため、電池本体又は端子部に外力が加わった場合に、正負極集電体180、190が変形し、第2の絶縁保護シート110、111は正負極集電体180、190と電池缶1との間に挟まれて、強く押し当る可能性がある。また、第2の絶縁保護シート110、111は捲回群3と共に電池缶1に挿入される際に、正負極集電体180、190が第2の絶縁保護シート110、111を介して電池缶1に接触し擦れる可能性がある。さらに、正負極集電体180、190には大電流が流れた時に高温になる可能性がある。
従って、第2の絶縁保護シート110、111は、外力及び高温に耐えられることが要求されている。そのため、第2の絶縁保護シート110、111の厚さはできる限り大きい方が好ましい。かかる第2の絶縁保護シート110、111の厚さとして、100〜300μmのものが好適であるが、電池の構成条件等に応じてその厚さを変更してもよい。
上述の絶縁保護シート108は、シート状の絶縁性材料が用いられ、折り曲げることによって形成されている。かかる絶縁保護シート108に使用される好適な絶縁材料としては、絶縁性が良好でシワ等ができ難く、且つ耐熱性が高い合成樹脂材料であることが好ましく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂材料、またはポリエステル、ポリフェニレンサルファイド、ポリイミド等が挙げられる。また、捲回群3の活物質層領域と電池缶1との間に配置される第1の絶縁保護シート109と、正負極箔34c、32cの露出部と電池缶1との間に配置される第2の絶縁保護シート110、111は同様な材料である必要はなく、上述した材料の組み合わせでも可能である。
図5(b)に示すように、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aは、捲回群3の半分の高さ位置S近傍に配置され、第1の絶縁保護シート109に覆われている。そして、捲回方向において、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟む両側には、第1の絶縁保護シート109及び最外周の第2のセパレータ35がそれぞれ固定されている。
具体的には、第1の絶縁保護シート109は、最外周の第2のセパレータ35に固定する第1の固定部140と第2の固定部141とを有している。これらの固定部のうち、第1の固定部140は捲回群3の半分の高さ位置Sよりも上の位置に配置されている。一方、第2の固定部141は、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟んで第1の固定部140の反対側に配置されている。すなわち、第1の固定部140と第2の固定部141は、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを介して捲回方向の一方側と他方側に分かれた位置に配置されている。また、第1の固定部140から第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aまでの距離よりも、第2の固定部141から捲き終わり端部35aまでの距離は短い。
以下、上述した絶縁保護シート108を有する角形二次電池100の組み立て作業を説明する。まず、第1の絶縁保護シート109を二つに折り畳むようにして、電池蓋・発電要素50の下方から捲回群3に被せる。これにより、捲回群3は、捲回軸方向の両側の端部間に亘って第1の絶縁保護シート109に覆われている。
次に、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aの上方であって第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着で固定する。この熱溶着によって、第1の固定部140が形成される。その際に、第1の固定部140の位置が捲回群3の半分の高さ位置Sよりも上にあるように熱溶着の場所を選定する。熱溶着の方法で第2のセパレータ35と第1の絶縁保護シート109とを固定する場合、固定作業を容易に行うことができる。
続いて、第2のセパレータ35の捲き終り端部35a近傍であって第1の固定部140の反対側の位置に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着し、第2の固定部141を形成する。その際に、第1の固定部140から第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aまでの距離と比べて、第2の固定部141から捲き終わり端部35aまでの距離を短くするように熱溶着の場所を選定する。この第1、第2の固定部140、141により、第1の絶縁保護シート109は捲回群3に固定されることになる。
第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着で固定するため、捲回群3の最外周に配置された第2のセパレータ35よりも、第1の絶縁保護シート109の方が厚く形成されることが好適である。このようにすれば、熱溶着による第1の絶縁保護シート109及び第2のセパレータ35への影響を低減することができる。本実施形態において、第1の絶縁保護シート109の厚さが100〜150μmに対し、第2のセパレータ35の厚さは10〜20μmである。更に、最外周の第2のセパレータ35は樹脂層と耐熱層とを有するものであり、その樹脂層は捲回群3の最も外側に位置することが好適である。このようにすれば、熱溶着による第2のセパレータ35への影響を確実に抑えることが可能となる。
次に、第2の絶縁保護シート110、111を捲回群3の捲回軸L方向の左右両側から接近させて、一対の側面部110b、110b、111b、111bの間に捲回群3の正負極箔露出部34b、32bと第1の絶縁保護シート109の端部を挟持させて、第2の絶縁保護シート110、111を捲回群3に固定する。これにより、捲回群3は絶縁保護シート108によって覆われた状態になる。
続いて、上方から電池缶1内に捲回群3を挿入して、電池缶1の開口部を電池蓋6で閉塞し、電池缶1と電池蓋6との間をレーザ溶接して封止する。次に、注液口7から電池缶1内に電解液を注入した後、注液栓11で注液口7を閉塞し、レーザ溶接によって封止する。
本実施形態に係る角形二次電池100において、捲回群3の合剤層積層領域3dと電池缶1との間に第1の絶縁保護シート109が介在され、捲回群3の正負極箔露出部34b、32bと電池缶1との間、及び、正負極集電体180、190と電池缶1との間に第2の絶縁保護シート110、111が介在されており、第1の絶縁保護シート109よりも第2の絶縁保護シート110、111の厚さが大きい。そして、第1の絶縁保護シート109の厚さを小さくすることによって、捲回群3の合剤層積層領域3dの厚さ(捲数)を大きくすることができる。従って、電池容量を大きく確保すると共に、捲回群3の体積エネルギー密度を高めることができる。
加えて、第1の絶縁保護シート109の厚さを小さくすることによって、電池缶1との間のクリアランスを大きくすることができ、電池の充放電に伴う活物質層の膨張収縮により発生する電池缶1の膨らみを防ぐことができる。また、捲回群3の合剤層積層領域3dと電池缶1との間に第1の絶縁保護シート109を配置することで、捲回群3を電池缶1に挿入する際に捲回群3の最外周の第2のセパレータ35を傷つけることなくスムーズに挿入することができる。
また、第2の絶縁保護シート110、111は、そのシート厚さを大きくすることによって、シートの強度を向上させることができる。従って、例えば、電池本体又は端子部への外力の付加によって正負極集電体180、190が変形し、正負極集電体180、190と電池缶1との間に挟まれた第2の絶縁保護シート110、111が強く押し当てられた場合においても、第2の絶縁保護シート110、111は破損することなく、捲回群3の正負極箔露出部34b、32bと電池缶1との間、或いは正負極集電体180、190と電池缶1との間の絶縁を確実に維持することができる。
また、第2の絶縁保護シート110、111の厚さを大きくした方が好ましい。これによって、捲回群3を第2の絶縁保護シート110、111と共に電池缶1に挿入する際に、正負極集電体180、190が電池缶1に接触して擦れたりすることを防止することができる。更に、第2の絶縁保護シート110、111の厚さを大きくすることによって、正負極集電体180、190に大電流が流れて高温になっても、第2の絶縁保護シート110、111はその高温に耐えることができる。
上述の構成を有する角形二次電池100によれば、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟む両側には、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを固定する第1の固定部140及び第2の固定部141がそれぞれ設けられているため、捲き止めテープを使用せずに捲回群3の捲き緩みやほどけの発生を防止できる。また、捲止めテープでセパレータを固定する従来の方法と比べて、捲回群3の電極間距離差による電気抵抗の差を小さくすることができる。そのため、局部的に電流集中の発生を確実に抑え、電流集中によるリチウムの析出を防止することができる。従って、角形二次電池100の劣化の進行を有効に抑制することが可能になる。
加えて、第1の固定部140は捲回群3の半分の高さ位置Sよりも上の位置にあるため、第1の固定部140から第1の絶縁保護シート109の自由端である捲き始め端部109cまでの距離を短くすることで、第1の絶縁保護シート109の不安定な状態を抑制することができ、捲回群3と共に第1の絶縁保護シート109を電池缶1によりスムーズに挿入することができる。更に、第1の固定部140から第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aまでの距離よりも、第2の固定部141から捲き終わり端部35aまでの距離は短いため、捲き終わり端部35aの不安定の状態を第2の固定部141で抑制することができる。
本実施の形態において、第1の絶縁保護シート109の幅を捲回群3の合剤層積層領域3dの横幅と同一としたが、正負極集電体180、190と正負極箔露出部34b、32bとの溶接に支障が出ない範囲で、第1の絶縁保護シート109を更に正負極箔露出部34b、32bの方向に延在してもよい。この場合、第1の絶縁保護シート109と捲回群3との位置ズレや捲きズレの許容範囲を拡大することができ、それに伴って組立てのコストを削減することができる。
また、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着で固定するとしたが、両者を固定する方法はこれに限らず、接着剤等による接着で固定してもよい。また、第1の絶縁保護シートと捲回群3との固定部を2箇所(第1の固定部140及び第2の固定部141)としたが、捲回軸L方向に沿って固定箇所更に増やしてもよい。また、図5(b)の断面模式図では、説明のために第1の固定部140及び第2の固定部141について楕円状に大きく示しているが、実際には固定部が小さく形成されている。また、固定部の形状については、線形、丸形、矩形、多角形、星形等様々な形をとり得る。更に、図5(b)の断面模式図では、説明のために、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35との間、隣接する第2のセパレータ35同士の間に大きな隙間を設けているが、実際には第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35、隣接する第2のセパレータ35同士は隙間のない状態で密着している。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態に係る角形二次電池を説明する。この実施形態に係る角形二次電池200は、第1の固定部及び第2の固定部の位置において第1実施形態と異なっている。その他の構造等は第1実施形態と同様であるため、重複する説明を省略する。
図6(a)は第2実施形態に係る角形二次電池の断面図であり、図6(b)は断面模式図である。図6(b)に示すように、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aは、捲回群3の底部側の折返部3c近傍に配置され、第1の絶縁保護シート109に覆われている。そして、捲回方向において、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟む両側には、第1の絶縁保護シート109及び最外周の第2のセパレータ35を固定する第1の固定部240と第2の固定部241とがそれぞれ配置されている。
第1の固定部240は、捲回群3の半分の高さ位置Sよりも上の位置であって第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することにより形成されている。一方、第2の固定部241は、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35a近傍であって第1の固定部240の反対側の位置に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することによって形成されている。また、図6(b)に示すように、第1の固定部240から第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aまでの距離と比べて、第2の固定部241から捲き終わり端部35aまでの距離は短い。
本実施形態において、第2の固定部241は捲回群3の缶底側の折返部3c近傍に配置されている。この第1、第2の固定部240、241によって第1の絶縁保護シート109は捲回群3に固定されている。また、本実施形態において、第1の固定部240から最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aまでの距離よりも、第2の固定部241から第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aまでの距離が短い。
本実施形態に係る角形二次電池200は、第1実施形態と同様な作用効果を有するほか、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aが捲回群3の底部側の折返部3c近傍に配置されているため、捲回群3の平面部3bに捲き終わり端部35aを配置する場合と比べて、捲き終わり端部35aによる捲回群3の厚さへの影響を与えない。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態に係る角形二次電池を説明する。この実施形態に係る角形二次電池300は、第1の固定部及び第2の固定部の位置において第1実施形態と異なっている。その他の構造等は第1実施形態と同様であるため、重複する説明を省略する。
図7(a)は第3実施形態に係る角形二次電池の断面図であり、図7(b)は断面模式図である。図7(b)に示すように、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aは、第1の絶縁保護シート109に覆われている。そして、捲回方向において、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟む両側には、第1の絶縁保護シート109及び最外周の第2のセパレータ35を固定する第1の固定部340と第2の固定部341とがそれぞれ配置されている。
第1の固定部340は、捲回群3の半分の高さ位置Sよりも上の位置であって第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することにより形成されている。一方、第2の固定部341は、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aと第1の絶縁保護シート109の捲き終わり端部109dとの近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することによって形成されている。そして、この第2の固定部341は、第1の固定部340と同様に捲回群3の半分の高さ位置Sよりも上の位置に配置されている。また、図7(b)に示すように、第1の固定部340から第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aまでの距離と比べて、第2の固定部341から捲き終わり端部35aまでの距離は短い。
本実施形態に係る角形二次電池300は、第1実施形態と同様な作用効果を有するほか、第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c及び捲き終わり端部109dの近傍に第1の固定部340と第2の固定部341をそれぞれ設けることで、第1の固定部340から第1の絶縁保護シート109の自由端である捲き始め端部109cまでの距離、及び第2の固定部341から自由端である捲き終わり端部109dまでの距離を短くすることで、第1の絶縁保護シート109の不安定の状態を確実に抑制することができ、捲回群3と共に第1の絶縁保護シート109を電池缶1によりスムーズに挿入することができる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態に係る角形二次電池を説明する。この実施形態に係る角形二次電池400は、第1の固定部及び第2の固定部の位置において第1実施形態と異なっている。その他の構造等は第1実施形態と同様であるため、重複する説明を省略する。
図8(a)は第4実施形態に係る角形二次電池の断面図であり、図8(b)は断面模式図である。図8(b)に示すように、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aは、第1の絶縁保護シート109に覆われている。そして、捲回方向において、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟む両側には、第1の絶縁保護シート109及び最外周の第2のセパレータ35を固定する第1の固定部440と第2の固定部441とがそれぞれ配置されている。
第1の固定部440は、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aと第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109cとの近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することにより形成されている。第2の固定部441は、第1の絶縁保護シート109の捲き終わり端部109d近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することによって形成されている。そして、第1の固定部440及び第2の固定部441は、それぞれ捲回群3の半分の高さ位置Sよりも上の位置に配置されている。
本実施形態に係る角形二次電池400は、第1実施形態と同様な作用効果を有するほか、第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c及び捲き終わり端部109dの近傍に第1の固定部440と第2の固定部441をそれぞれ設けることで、第1の固定部440から第1の絶縁保護シート109の自由端である捲き始め端部109cまでの距離、及び第2の固定部441から自由端である捲き終わり端部109dまでの距離を短くすることができる。従って、第1の絶縁保護シート109の不安定の状態を確実に抑制することができ、捲回群3と共に第1の絶縁保護シート109を電池缶1によりスムーズに挿入することができる。
<第5実施形態>
以下、第5実施形態に係る角形二次電池を説明する。この実施形態に係る角形二次電池500は、第1の固定部及び第2の固定部の位置において第1実施形態と異なっている。その他の構造等は第1実施形態と同様であるため、重複する説明を省略する。
図9(a)は第5実施形態に係る角形二次電池の断面図であり、図9(b)は断面模式図である。図9(b)に示すように、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aは、捲回群3の底部側の折返部3c近傍に配置され、第1の絶縁保護シート109に覆われている。そして、捲回方向において、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟む両側には、第1の絶縁保護シート109及び最外周の第2のセパレータ35を固定する第1の固定部540と第2の固定部541とがそれぞれ配置されている。
第1の固定部540は、第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することにより形成されている。第2の固定部541は、第1の絶縁保護シート109の捲き終わり端部109d近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することによって形成されている。そして、第1の固定部440及び第2の固定部441は、それぞれ捲回群3の半分の高さ位置Sよりも上の位置に配置されている。また、図9(b)に示すように、第1の固定部540から第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aまでの距離と比べて、第2の固定部541から捲き終わり端部35aまでの距離は短い。
本実施形態に係る角形二次電池500は、第1実施形態と同様な作用効果を有するほか、第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c及び捲き終わり端部109dの近傍に第1の固定部540と第2の固定部541をそれぞれ設けるため、第1の固定部540から第1の絶縁保護シート109の自由端である捲き始め端部109cまでの距離、及び第2の固定部541から自由端である捲き終わり端部109dまでの距離を短くすることができる。従って、第1の絶縁保護シート109の不安定の状態を確実に抑制することができ、捲回群3と共に第1の絶縁保護シート109を電池缶1によりスムーズに挿入することができる。また、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aが捲回群3の底部側の折返部3c近傍に配置されているため、捲回群3の平面部3bに捲き終わり端部35aを配置する場合と比べて、捲き終わり端部35aによる捲回群3の厚さへの影響を与えない。
<第6実施形態>
以下、第6実施形態に係る角形二次電池を説明する。この実施形態に係る角形二次電池600は、固定部の数及び固定部の位置において第1実施形態と異なっている。その他の構造等は第1実施形態と同様であるため、重複する説明を省略する。
図10(a)は第6実施形態に係る角形二次電池の断面図であり、図10(b)は断面模式図である。図10(b)に示すように、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aは、第1の絶縁保護シート109に覆われている。そして、捲回方向において、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟む両側には、第1の絶縁保護シート109及び最外周の第2のセパレータ35が3箇所で固定されている。
具体的には、第1の絶縁保護シート109は、最外周の第2のセパレータ35に固定する第1の固定部640、第2の固定部641及び第3の固定部642を有している。そのうち、第1の固定部640は、第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することにより形成されている。第2の固定部641は、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35a近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することにより形成されている。そして、第2の固定部641は、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟んで第1の固定部640の反対側に配置されている。また、図10(b)に示すように、第1の固定部640から第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aまでの距離と比べて、第2の固定部641から捲き終わり端部35aまでの距離は短い。
第3の固定部642は、第1の絶縁保護シート109の捲き終り端部109d近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することにより形成されている。第1の固定部640及び第3の固定部642は、それぞれ捲回群3の半分の高さ位置Sよりも上の位置に配置されている。また、第2の固定部641は、第3の固定部642と第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aとの間に位置している。
本実施形態に係る角形二次電池600は、第1実施形態と同様な作用効果を有するほか、第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c及び捲き終わり端部109dの近傍に第1の固定部640、第3の固定部642をそれぞれ設け、更に第2のセパレータ35の捲き終わり端部35a近傍に第2の固定部641を設けるため、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35との固定状態を確実に確保することができ、捲回群3と共に第1の絶縁保護シート109を電池缶1によりスムーズに挿入することができる。加えて、第2の固定部641が第3の固定部642と第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aとの間に位置しているため、捲き終わり端部35aの不安定の状態を第2の固定部641で抑制し、電池缶1への挿入作業を一層スムーズに行うことができる。
<第7実施形態>
以下、第7実施形態に係る角形二次電池を説明する。この実施形態に係る角形二次電池700は、固定部の数及び固定部の位置において第1実施形態と異なっている。その他の構造等は第1実施形態と同様であるため、重複する説明を省略する。
図11(a)は第7実施形態に係る角形二次電池の断面図であり、図11(b)は断面模式図である。図11(b)に示すように、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aは、捲回群3の底部側の折返部3c近傍に配置され、第1の絶縁保護シート109に覆われている。そして、捲回方向において、最外周の第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟む両側には、第1の絶縁保護シート109及び最外周の第2のセパレータ35が3箇所で固定されている。
具体的には、第1の絶縁保護シート109は、最外周の第2のセパレータ35に固定する第1の固定部740、第2の固定部741及び第3の固定部742を有している。そのうち、第1の固定部740は、第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することにより形成されている。第2の固定部741は、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35a近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することにより形成されている。この第2の固定部741は、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aを挟んで第1の固定部740の反対側、且つ捲回群3の缶底側の折返部3c近傍に配置されている。また、図11(b)に示すように、第1の固定部740から第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aまでの距離と比べて、第2の固定部741から捲き終わり端部35aまでの距離は短い。
第3の固定部742は、第1の絶縁保護シート109の捲き終り端部109d近傍に、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35とを熱溶着することにより形成されている。第1の固定部740及び第3の固定部742は、それぞれ捲回群3の半分の高さ位置Sよりも上の位置に配置されている。また、第2の固定部741は、第3の固定部742と第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aとの間に位置している。
本実施形態に係る角形二次電池700は、第1実施形態と同様な作用効果を有するほか、第1の絶縁保護シート109の捲き始め端部109c及び捲き終わり端部109dの近傍に第1の固定部740、第3の固定部742をそれぞれ設け、更に第2のセパレータ35の捲き終わり端部35a近傍に第2の固定部741を設けるため、第1の絶縁保護シート109と第2のセパレータ35との固定状態を確実に確保することができ、捲回群3と共に第1の絶縁保護シート109を電池缶1によりスムーズに挿入することができる。
また、第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aが捲回群3の底部側の折返部3c近傍に配置されているため、捲回群3の平面部3bに捲き終わり端部35aを配置する場合と比べて、捲き終わり端部35aによる捲回群3の厚さへの影響を与えない。更に、第2の固定部741が第3の固定部742と第2のセパレータ35の捲き終わり端部35aとの間に位置しているため、捲き終わり端部35aの不安定の状態を第2の固定部741で抑制し、電池缶1への挿入作業を一層スムーズに行うことができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、上述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。更に、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 電池缶
3 捲回群(捲回電極体)
3a 空洞部
3b 平面部
3c 折返部
3d 合剤層積層領域
6 電池蓋
7 注液口
10 ガス排出弁
11 注液栓
32 負極電極
33 第1のセパレータ
34 正極電極
35 第2のセパレータ
35a 捲き終わり端部
140、240、340、440、540、640、740 第1の固定部
141、241、341、441、541、641、741 第2の固定部
642、742 第3の固定部
108 絶縁保護シート
109 第1の絶縁保護シート
109c 第1の絶縁保護シート捲き始め端部
109d 第1の絶縁保護シート捲き終わり端部
110 第2の絶縁保護シート
110a 対向面部
110b 側面部
110c 底面部
111 第2の絶縁保護シート
111a 対向面部
111b 側面部
111c 底面部
100、200、300、400、500、600、700 角形二次電池
L 捲回軸
S 捲回群の半分の高さ位置

Claims (9)

  1. 正極電極及び負極電極の間にセパレータを介在させ、最外周に前記セパレータを配置させて捲回された扁平状の捲回電極体と、前記捲回電極体を収容する電池缶と、前記捲回電極体と前記電池缶との間に配置され、少なくとも捲回方向に沿って前記捲回電極体を覆う絶縁保護シートとを有する角形二次電池であって、
    前記最外周のセパレータの捲き終わり端部は前記絶縁保護シートに覆われており、
    前記捲回方向において、前記最外周のセパレータの捲き終わり端部を挟む両側には、前記絶縁保護シート及び前記最外周のセパレータがそれぞれ固定されており、
    前記絶縁保護シートは、前記最外周のセパレータに固定する複数の固定部を有しており、前記複数の固定部のうち、第1の固定部は前記捲回電極体の半分の高さ位置よりも上の位置にあり、第2の固定部は前記最外周のセパレータの捲き終わり端部を挟んで前記第1の固定部の反対側に配置されており、第3の固定部は、前記最外周のセパレータの捲き終わり端部を挟んで前記第1の固定部の反対側に配置されており、且つ前記捲回電極体の半分の高さ位置よりも上の位置にあることを特徴とする角形二次電池。
  2. 前記絶縁保護シートは前記最外周のセパレータよりも厚いことを特徴とする請求項に記載の角形二次電池。
  3. 前記絶縁保護シートは樹脂によって形成されていることを特徴とする請求項に記載の角形二次電池。
  4. 前記捲回電極体は、前記捲回方向に延在する平面部と、前記平面部の端部に位置する折返部とを有しており、前記絶縁保護シートで覆われる前記折返部は、前記電池缶の底側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の角形二次電池。
  5. 前記第1の固定部から前記最外周のセパレータの捲き終わり端部までの距離よりも、前記第2の固定部から前記最外周のセパレータの捲き終わり端部までの距離が短いことを特徴とする請求項に記載の角形二次電池。
  6. 前記第2の固定部は、前記捲回電極体の半分の高さ位置よりも上の位置にあることを特徴とする請求項に記載の角形二次電池。
  7. 前記第2の固定部は、前記第3の固定部と前記最外周のセパレータの捲き終わり端部との間に位置していることを特徴とする請求項に記載の角形二次電池。
  8. 前記複数の固定部は、前記最外周のセパレータと前記絶縁保護シートとを熱溶着又は接着することにより形成されていることを特徴とする請求項に記載の角形二次電池。
  9. 前記最外周のセパレータは樹脂層と耐熱層とを有しており、前記樹脂層は前記捲回電極体の最も外側に位置していることを特徴とする請求項に記載の角形二次電池。
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