JP5841571B2 - 二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は車載用途等に使用される二次電池に関する。
近年、電気自動車等の動力源として、エネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池の開発が進められている。車載用途の二次電池では、電池缶に収納された電極群に対して、様々な衝撃や荷重等の外力が作用することがあるため、二次電池内でのショートの防止が必要である。
これに対して、電極群と電池缶との間に、折りたたみ式の絶縁シートを配置する技術が開示されている(特許文献1)。また、集電板を覆うように絶縁体が配置されている技術も開示されている(特許文献2)。そして、電極群の最外周を絶縁テープで絶縁し、正極リードと正極集電タブにおける外装缶の内面と対向する部分を第1の絶縁カバーで覆い、負極リードと負極集電タブにおける外装缶の内面と対向する部分を第2の絶縁カバーで覆う技術も開示されている(特許文献3)。
特開2010-287456号公報 特開2007-226989号公報 特開2011-49066号公報
特許文献1に記載された技術の場合、外力の作用を考えると絶縁シートの厚さは厚い方が望ましいが、電池缶は予め設定された大きさを有しているので、絶縁シートの厚さを厚くするとその分だけ電極群の大きさを小さくする必要があり、電池容量が低下するおそれがある。特許文献2に記載された技術の場合、電極群の活物質が塗工されている領域はセパレータで電池缶と絶縁されているが、セパレータは微小孔を有しているため、外力に対して絶縁が十分ではない恐れがある。特許文献3に記載された技術の場合、絶縁テープと第1及び第2の絶縁カバーとの厚みの関係については規定されていない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池容量を低下させることなく、外力に対する電極群と電池缶との間の絶縁性を向上させることができる二次電池を提供することである。
上記課題を解決する本発明の二次電池は、金属箔に合剤層が形成された電極を捲回した捲回電極群と、捲回電極群を収容する電池缶と、捲回電極群と前記電池缶との間に介在される絶縁体とを有する二次電池であって、絶縁体は、捲回電極群の捲回軸方向中央に形成された合剤層積層領域と電池缶との間に介在される部位よりも、捲回電極群の捲回軸方向両側に形成された一対の金属箔露出部と電池缶との間に介在される部位の方が厚さが厚いことを特徴としている。
本発明によれば、電池容量を低下させることなく、外力に対する捲回電極群と電池缶との間の絶縁性を高めることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1実施形態に係わる二次電池の外観斜視図。 二次電池の分解斜視図。 電池蓋組立体と捲回電極群の分解斜視図。 捲回電極群の巻き終り側を展開した状態を示す外観斜視図。 第2実施形態に係わる絶縁シートの構成を説明する斜視図。 図5の分解斜視図。 図5の分解斜視図。 第3実施形態の構成を説明する分解斜視図。 第4実施形態における絶縁シートの構成を説明する斜視図。 第5実施形態における絶縁シートの構成を説明する斜視図。
<第1実施形態>
[全体構造]
本発明の二次電池を、角形のリチウムイオン二次電池に適用した場合について、図面と共に説明する。
図1は、本実施形態における二次電池の外観斜視図、図2は、その分解斜視図、図3は、電池蓋組立体と捲回電極群の分解斜視図である。
二次電池1は、電池蓋3および電池缶4とから構成される薄型のほぼ直方体形状の電池容器2内に、捲回電極群(発電要素)40が収容され、図示はしないが非水電解液が注入されて構成されている。電池蓋3および電池缶4は、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス等の導電性を有する金属材料により形成される。
電池蓋3には、正極集電板21、負極集電板31等が一体的に組み付けられ、電池蓋ユニット10として構成される。電池蓋ユニット10の正極集電板21および負極集電板31は、それぞれ、電極群40の正極金属箔または負極金属箔に、例えば、超音波溶接により接合されることにより、電池蓋・発電要素50とされ、電池缶4の上端部の開口部から収容される。
捲回電極群40は、図2に示すように、絶縁シート5によって、その周囲を覆われることで電池缶4に直接触れないように絶縁されて、電池缶4内に収容される構造になっている。なお、絶縁シート5の構成については、後で詳細に説明する。
電池蓋3には、非水電解液を注入するための注液口3aと、過充電等により内部圧力が基準値を超えて上昇した際に、圧力を抜くための安全弁13が設けられている。 注液口3aは、電解液注入後に、注液栓11が嵌合されたうえ、レーザ溶接によって塞がれる。電池蓋3は、レーザ溶接により電池缶4と接合され、密閉される。
非水電解液には、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートとを体積比で1:2の割合で混合した混合溶液中へ六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1モル/リットルの濃度で溶解したものを用いることができる。
図4は、電極群40の巻き終り側を展開した状態の外観斜視図である。
捲回電極群40は、正極電極41と負極電極42とを、第1、第2のセパレータ43、44を介在して図示しない軸芯の周りに扁平状に捲回して形成されたものである。符号40aは、捲回電極群40の軸芯の厚み分の幅を有する空洞部である。捲回電極群40は、平面部40bと、平面部40bの両側にそれぞれ連続して形成された一対の湾曲部40cとを有している。
正極電極41は、例えば、アルミニウム箔等からなる正極金属箔41aの表裏両面に正極合剤層41bが形成されたものである。正極合剤層41bは、一側縁に正極金属箔41aが露出された正極金属箔露出部(正極合剤未処理部)41cが形成されるように正極金属箔41aに正極合剤が塗工されて形成される。
負極電極42は、例えば、銅箔等からなる負極金属箔42aの表裏両面に負極合剤層42bが塗工されたものである。負極合剤層42bは、正極金属箔露出部41cが配置された側縁と対向する側縁である他側縁に、負極金属箔42aが露出された負極金属箔露出部(負極合剤未処理部)42cが形成されるように負極金属箔42aに正極合剤が塗工されて形成される。
正極合剤層41bは、正極活物質としてマンガン酸リチウム(化学式LiMn)100重量部に対し、導電材として10重量部の鱗片状黒鉛と結着剤として10重量部のポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFという。)とを添加し、これに分散溶媒としてN−メチルビロリドン(以下、NMPという。)を添加、混練して作製する。この正極合剤を厚さ20μmのアルミニウム箔の両面に正極金属箔露出部41cを残して塗布する。その後、乾燥、プレス、裁断してアルミニウム箔を含まない正極活物質塗布部の厚さ(表裏両面の合計)90μmの正極電極41を得る。
負極合剤層42bは、負極活物質として非晶質炭素粉末100重量部に対して、結着剤として10重量部のPVDFを添加し、これに分散溶媒としてNMPを添加、混練して作製する。この負極合剤を厚さ10μmの銅箔の両面に負極金属箔露出部42cを残して塗布する。その後、乾燥、プレス、裁断して銅箔を含まない負極活物質塗布部の厚さ(表裏両面の合計)70μmの負極電極42を得る。
電極群40を形成するには、図示しない軸芯に第1、第2のセパレータ43、44の各先端部を溶着させ、第1、第2のセパレータ43、44の間に、それぞれ、負極電極42の巻始め側端部を、正極電極41の巻始め側端部よりも内側に位置するように配置して捲回する。この場合、正極金属箔露出部41cと負極金属箔露出部42cとは、幅方向(捲回軸方向)の反対側の側縁に位置するように配置する。負極合剤層42bの幅、換言すれば、捲回軸方向の長さは、正極合剤層41bの幅よりも広く形成されている。また、第1のセパレータ43の幅は、正極電極41の正極金属箔露出部41cを一側縁側において外部に露出する寸法とされている。第2のセパレータ44の幅は、負極電極42の負極金属箔露出部42cを他側縁側において外部に露出する寸法とされている。
電極群40の巻始め側、換言すれば、軸芯側には空洞部40a(図3、4参照)が形成されている。また、捲回電極群40の巻終り側は、最外周が第2のセパレータ44であり、その内側が負極電極42である。従って、正極合剤層41bは、巻始め側から巻終り側までの全長に亘り、幅方向においても、すべての部分が、負極合剤層42bにより覆われている。
このように、捲回電極群40は、捲回軸方向中央位置に、正極電極41の正極合剤層41bと負極電極42の負極合剤層42bとが重なり合って積層された合剤層積層領域40dが形成されている。そして、正極金属箔41aの正極金属箔露出部41cが捲回軸方向一方側に配置されて外部に露出しており、負極金属箔42aの負極金属箔露出部42cが捲回軸方向他方側に配置されて外部に露出している。
電池蓋組立体10は、図3に示されるように、電池蓋3と、正極側端子構成部60と、負極側端子構成部70を備える。正極側端子構成部60は、外部正極端子61、正極接続端子62、正極端子板63、絶縁板64および正極集電板21から構成される。外部正極端子61、正極端子板63、正極接続端子62および正極集電板21は、一体的に固定され、電池蓋3に取り付けられている。
正極側端子構成部60を作製するには次のようにする。予め、正極集電板21を正極接続端子62にかしめておく。そして、電池蓋3の貫通孔に絶縁板64を、電池蓋3の貫通孔と絶縁板64の貫通孔とを位置合わせして配置する。次に、外部正極端子61を正極端子板63に設けられた貫通孔に嵌入し、絶縁板64上で正極端子板63に固定する。外部正極端子61と正極端子板63にかしめてもよい。
そして、正極集電板21がかしめられた正極接続端子62を電池蓋3の裏側から絶縁板64の貫通孔に挿通する。正極接続端子62の先端側は、正極端子板63の貫通孔よりも僅かに小さい円筒形状を有しており、この正極接続端子62の先端部分をかしめることにより、正極側端子構成部60が電池蓋3に一体的に組み付けられる。
この状態において、正極集電板21、正極接続端子62、正極端子板63および外部正極端子61は、電気的に接続されている。また、正極集電板21、正極接続端子62、正極端子板63および外部正極端子61は、絶縁板64により電池蓋3から絶縁されている。
負極側端子構成部70は、外部負極端子71、負極接続端子72、負極端子板73、絶縁板74および負極集電板31から構成される。負極側端子構成部70は、正極側端子構成部60と同様な構造であり、外部負極端子71、負極端子板73、負極接続端子72および負極集電板31は、一体的に固定され、電池蓋3に取り付けられている。
この状態において、負極集電板31、負極接続端子72、負極端子板73および外部負極端子71は、電気的に接続されている。また、負極集電板31、負極接続端子72、負極端子板73および外部負極端子71は、絶縁板74により電池蓋3から絶縁されている。
二次電池1は、正極・負極の集電板21、31を捲回電極群40に接合することにより、外部正極端子61および外部負極端子71に接続された外部電子機器に対して、充放電が可能となる。
正極集電板21は、アルミニウムまたはアルミニウム合金により形成されている。正極集電板21は、電池蓋3の下面に沿って取り付けられる平板状の本体部22と、本体部22の幅方向両端部でそれぞれ下方にほぼ90°に折曲された一対の支持部22aを有する。これら一対の支持部22aの先端には、それぞれ平坦状の接合片23が形成されている。各接合片23は、捲回電極群40に超音波溶接により接合される。接合片23は、それぞれ、支持部22aに対して傾斜した角度に折曲されている。一対の接合片23は、電池蓋3の長辺方向中央側から外側に向かって移行するにしたがって電池蓋3の短辺方向に互いに離反するように傾斜しており、傾斜方向は相互に逆方向であるが中心面に対して同一の角度であり、線対称となっている。一対の接合片23は、その間に電極群40の正極金属箔露出部41cが挿入され、電極群40の正極金属箔露出部41cをハの字状に開いた状態で、正極金属箔露出部41cに超音波溶接により接合される。
負極集電板31は、銅または銅合金により形成されているが、正極集電板21と同じ構造を有している。負極集電板31は、電池蓋3の下面に沿って取り付けられる平板状の本体部32と、本体部32の幅方向両端部でそれぞれ下方にほぼ90°に折曲された一対の支持部32aを有する。これら一対の支持部32aの先端には、それぞれ平坦状の接合片33が形成されている。各接合片33は、捲回電極群40に超音波溶接により接合される。接合片33は、それぞれ、支持部32aに対して傾斜した角度に折曲されている。一対の接合片33は、電池蓋3の長辺方向中央側から外側に向かって移行するにしたがって電池蓋3の短辺方向に互いに離反するように傾斜しており、傾斜方向は相互に逆方向であるが中心面に対して同一の角度であり、線対称となっている。一対の接合片33は、その間に電極群40の負極金属箔露出部42cが挿入され、電極群40の負極金属箔露出部42cをハの字状に開いた状態で、負極金属箔露出部42cに超音波溶接により接合される。
[絶縁シート]
次に、絶縁シート5の構成について図2を参照して説明する。
図2は、図1の二次電池を電池缶4から取り出した状態を示す分解斜視図である。
絶縁シート5は、捲回電極群40の周囲を覆った状態で電池缶4内に収納され、捲回電極群40と電池缶4の内壁との間に介在されて、捲回電極群40と電池缶4とを電気的に隔離する構成を有している。
絶縁シート5は、捲回電極群40の合剤層積層領域40dと電池缶4との間、及び、集電板21、31と電池缶4との間の一部に介在される部位を有する第1の絶縁シート14と、捲回電極群40の金属箔露出部41c、42cと電池缶4との間、及び、集電板21、31と電池缶4との間に介在される部位を有する第2の絶縁シート15、16を有している。第2の絶縁シート15、16は、第1の絶縁シート14よりもシート厚みが厚い。
第1の絶縁シート14は、柔軟性を有する絶縁性の合成樹脂製材によって構成されている。第1の絶縁シート14は、図2に示すように、1枚の矩形のシート部材を二つに折り畳むようにして、電池蓋・発電要素50の下方から捲回電極群40に被せることにより、捲回電極群6を捲回軸方向の両側の端部間に亘って覆うように構成されている。第1の絶縁シート14は、捲回電極群40の捲回軸方向両端部間に亘って延在する横幅を有している。そして、電池蓋3の下面近傍から下方に向かって延在して捲回電極群40の平面部40bの一方面に対向し、捲回電極群40の下側の湾曲部40cに沿ってUターンされ、平面部40bの他方面に対向し、電池蓋3の下面近傍まで延在する長さを有している。
第1の絶縁シート14は、第2の絶縁シート15、16を捲回電極群40に取り付けることによって、捲回電極群40に固定される。第1の絶縁シート14は、捲回電極群40に固定された状態で捲回電極群40を電池缶4に収容することによって、捲回電極群40の合剤層積層領域40dと電池缶4との間に介在される。
第1の絶縁シート14は、シート厚みを厚くすればするほど捲回電極群40の合剤層積層領域40dの総厚(巻き数)を減少しなければならなくなる。したがって、第1の絶縁シート14のシート厚みをできるだけ薄くしたほうが電池容量の拡大に繋がる。また、捲回電極群40の活物質層は、電池の充放電によって膨張収縮し、膨張により電池缶4の膨らみにも繋がる。したがって、この点においてもシート厚みをできるだけ薄くしたほうが電池膨らみの防止になる。
しかしながら、セパレータ44を捲回電極群40の最外周に巻くことによって電池缶4との間の絶縁を行うこととし、絶縁シート14を設置しなかった場合、セパレータ44は多孔質で薄くて柔らかい樹脂フィルムであることから、捲回電極群40を電池缶4に挿入する際に最外周セパレータ44が破れたり、キズが付いたりして内部短絡などの不具合に繋がる可能性がある。さらに、挿入する際に最外周のセパレータ44と電池缶4の間の滑り摩擦が大きいことも、セパレータ44の破れの原因となり、生産性の低下を招くことになる。
したがって、捲回電極群40の合剤層積層領域40dと電池缶4との間には、絶縁シート14が必要であり、さらに、電池容量の低下にならないように、シート厚みをできるだけ薄くすることが好ましい。かかる絶縁シート14の厚みとしては20μm〜80μmのものが好適に使用することができるが、電池の構成条件等により変更され得る。
第2の絶縁シート15、16は、金属箔露出部41c、42cを覆う断面コ字状の立体形状を有している。第2の絶縁シート15、16は、第1の絶縁シート14よりもシート厚みが厚い合成樹脂により構成されており、シート部材を折り曲げて形成してもよく、また、射出成形や真空成形などにより形成してもよい。
第2の絶縁シート15は、第2の絶縁シート15を捲回電極群40の正極側(捲回軸方向一方側)の端部に取り付けた状態で、捲回電極群40の端面に対向する対向面部15aと、捲回電極群40を間に介して対峙する一対の側面部15b、15bを有しており、断面がコ字状になっている。そして、一対の側面部15b、15bの下端部間には、捲回電極群40の底部側の湾曲部40cに対向する底面部15cが設けられている。なお、電池蓋3側は、正極集電板21の本体部22及び一対の支持部22aとの干渉を避けるべく、開放されている。
対向面部15aは、電池蓋3側の湾曲部40cから底部側の湾曲部40cの間に亘って一定幅で延在する矩形の平板形状を有している。一対の側面部15b、15bは、対向面部15aの幅方向両側でそれぞれ折曲されて形成されている。そして、捲回電極群40の平面部40bの端部、すなわち正極金属箔露出部41cが平面状に積層された部分、もしくは、正極金属箔露出部41cに接合された支持部22aとその両側に配置された第1の絶縁シート14を間に挟持する。各側面部15b、15bは、正極金属箔露出部41cとほぼ同一の幅寸法を有しており、第2の絶縁シート15を捲回電極群40に取り付けた状態で、正極金属箔露出部41cの最外周を覆う。
第2の絶縁シート16は、第2の絶縁シート16を捲回電極群40の負極側(捲回軸方向他方側)の端部に取り付けた状態で、捲回電極群40の端面に対向する対向面部16aと、捲回電極群40を間に介して対峙する一対の側面部16b、16bを有しており、断面がコ字状になっている。そして、一対の側面部16b、16bの下端部間には、捲回電極群40の底部側の湾曲部40cに対向する底面部16cが設けられている。なお、電池蓋3側は、負極集電板31の本体部32及び一対の支持部32aとの干渉を避けるべく、開放されている。
対向面部16aは、電池蓋3側の湾曲部40cから底部側の湾曲部40cの間に亘って一定幅で延在する矩形の平板形状を有している。一対の側面部16b、16bは、対向面部16aの幅方向両側でそれぞれ折曲されて形成されている。そして、捲回電極群40の平面部40bの端部、すなわち、負極金属箔露出部42cが平面状に積層された部分、もしくは、負極金属箔露出部42cに接合された支持部32aとその両側に配置された第1の絶縁シート14を間に挟持する。各側面部16b、16bは、負極金属箔露出部42cとほぼ同一の幅寸法を有しており、第2の絶縁シート16を捲回電極群40に取り付けた状態で、負極金属箔露出部42cの最外周を覆う。
第2の絶縁シート15、16は、捲回電極群40に固定された状態で捲回電極群40を電池缶4に収容することによって、捲回電極群40の金属箔露出部41c、42cと電池缶4との間、及び、集電板21、31と電池缶4との間に介在される。
第2の絶縁シート15、16は、金属箔露出部41c、42cと電池缶4との間に介在されているので、電池本体もしくは端子部に外力が加わった場合に集電板21、31が変形して、集電板21、31と電池缶4との間に挟まれて、強く押し当る可能性がある。また、捲回電極群40を絶縁シート15、16と共に電池缶4に挿入する際に集電板21、31が電池缶4に絶縁シート15、16を介して接触して擦れる可能性がある。さらに、集電板21、31には大電流が流れた時に高温になる可能性がある。したがって、第2の絶縁シート15、16は、上記のような外力や高温に耐えられることが必要であり、そのためには、絶縁シート15、16のシート厚みはできるだけ厚いほうが好ましい。かかる絶縁シート15、16の厚みとしては100〜300μmのものが好適に使用することができるが、電池の構成条件等により変更され得る。
絶縁シート5は、シート状の絶縁性材料が用いられ、折り畳まれて形成されている。かかる絶縁シート5に使用される好適なシート状絶縁材料としては、絶縁性が良好でシワ等ができ難く、耐熱性が高い合成樹脂材料であることが好ましく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂材料、またポリエステル、ポリフェニレンサルファイド、ポリイミド等を好適に使用することができる。また、捲回電極群40の活物質層領域と電池缶4との間に介在される第1の絶縁シート14と、金属箔の露出部と電池缶との間の第2の絶縁シート15、16は同じ材料である必要はなく、前記した異なる材料の組み合わせも可能である。
上記した絶縁シート5を有する二次電池1の組み立ては、まず、第1の絶縁シート14を二つに折り畳むようにして、電池蓋・発電要素50の下方から捲回電極群40に被せる。これにより、捲回電極群6は、第1の絶縁シート14によって、捲回軸方向の両側の端部間に亘って覆われる。
次に、第2の絶縁シート15、16を捲回電極群40の捲回軸方向両側から接近させて、一対の側面部15b、15b、16b、16bの間に捲回電極群40の金属箔露出部41c、42cと第1の絶縁シート14の端部を挟持させて、第1の絶縁シート14及び第2の絶縁シート15、16を、捲回電極群40に固定する。これにより、捲回電極群40は、その外側を絶縁シート5によって覆われた状態とされる。
それから、電池缶4の上方から電池缶4内に捲回電極群40を挿入して、電池缶4の開口部を電池蓋3で閉塞し、電池缶4と電池蓋3との間をレーザ溶接により溶接して封止する。そして、注液口3aから電池缶4内に電解液を注入した後、注液栓11で注液口3aを閉塞し、レーザ溶接によって溶接して封止する。
以上説明した本実施形態による二次電池1によれば、捲回電極群40の合剤層積層領域40dと電池缶4との間に第1の絶縁シート14が介在され、捲回電極群40の金属箔露出部41c、42cと電池缶4との間、及び、集電板21、31と電池缶4との間に第2の絶縁シート15、16が介在されており、第1の絶縁シート14よりも第2の絶縁シート15、16の方が、シート厚さが厚い構成を有している。
第1の絶縁シート14は、そのシート厚さをできるだけ薄くすることによって、捲回電極群40の合剤層積層領域40dの総厚(巻き数)を大きくすることができる。したがって、電池容量の拡大に繋がり、体積エネルギー密度を高くすることができる。
そして、第1の絶縁シート14を薄くすることによって、電池缶4との間のクリアランスを大きくすることができ、電池の充放電に伴う活物質層の膨張収縮により、電池缶4の膨らみを防ぐことができる。
また、捲回電極群40の合剤層積層領域40dと電池缶4との間に薄い絶縁シート14を配置することで、捲回電極群40を電池缶4に挿入する際にセパレータ44を傷つけることなくスムーズに挿入することができる。
第2の絶縁シート15、16は、そのシート厚さを厚くすることによって、強度を向上させることができる。したがって、例えば、電池本体もしくは端子部に外力が加わって集電板21、31が変形して電池缶4との間に絶縁シート15、16を介して強く押し当った場合においても、第2の絶縁シート15、16は破れることなく、捲回電極群40の金属箔露出部41c、42cと電池缶4との間、或いは、集電板21、31と電池缶4との間の絶縁を維持することができる。
絶縁シート15、16の厚みはできるだけ厚くするほうが好ましい。例えば、捲回電極群40を絶縁シート15、16と共に電池缶4に挿入する際に、集電板21、31が電池缶4に絶縁シート15、16を介して接触して擦れたり、さらに、集電板21、31に大電流が流れて高温になることがあっても、絶縁シート15、16の厚みが厚いために、上記のような外力や高温に耐えることができる。
上記構成を有する二次電池1によれば、電池容量を低下させることなく、外力に対する捲回電極群40と電池缶4との間の絶縁性を高めることができる。
なお、上述の実施の形態では、第1の絶縁シート14が捲回電極群40の金属箔露出部41c、42cまで延在する大きさを有しており、捲回電極群40の金属箔露出部41c、42cにおいて、第1の絶縁シート14の端部に第2の絶縁シート15、16の一対の側面部15b、15b、16b、16bが重なる場合を例に説明したが、第1の絶縁シート14の大きさを合剤層積層領域40dの大きさと同一としてもよい。これにより、第1の絶縁シート14の大きさを小さくすることができ、その分だけコストを下げることができる。なお、かかる場合に、第1の絶縁シート14は、テープ等により捲回電極群40又は第2の絶縁シート15、16に固定する。
また、上述の実施の形態では、捲回電極群40の最外周はセパレータ44である場合を例に説明したが、捲回電極群40は、その最外周が第1の絶縁シート14によって覆われているので、最外周をセパレータではなく、正極電極41又は負極電極42とすることもできる。これにより、捲回電極群40におけるセパレータの捲回長さを短くすることができ、コストを下げることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の二次電池が適用される第2実施形態について以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
図5は、第2実施形態に係る絶縁シートの構成を説明する分解斜視図、図6は、図5の分解斜視図、図7は、図5の分解斜視図であって、図6とは傾斜角度が異なる斜視図である。本実施の形態において特徴的なことは、第2の絶縁シート15、16が捲回電極群40と集電板21、31の間に介在される第1絶縁部15d、16dと、集電板21、31と電池蓋3との間に介在される第2絶縁部15e、16eを有することである。
第2の絶縁シート15、16は、対向面部15aの上端部で折曲されて一対の側面部15b、16bと同方向に突出する第1絶縁部15d、16dと、一対の側面部15b、16bの上端部で互いに接近する方向に折曲されて重なり合う第2絶縁部15e、16eを有している。
第2の絶縁シート15を捲回電極群40の正極側の端部に取り付けることにより、第1絶縁部15dが捲回電極群40の湾曲部40cと集電板21の本体部22との間に介在され、第2絶縁部15eが集電板21の本体部22と電池蓋3の裏面との間に介在される。
同様に、第2の絶縁シート16を捲回電極群40の負極側の端部に取り付けることにより、第1絶縁部16dが捲回電極群40の湾曲部40cと集電板31の本体部32との間に介在され、第2絶縁部16eが集電板31の本体部32と電池蓋3の裏面との間に介在される。
したがって、例えば二次電池1に対して外力が作用して電池缶4内で捲回電極群40が上下方向に移動した場合に、第1絶縁部15d、16dによって捲回電極群40と集電板21、31との間の短絡を防止でき、また、第2絶縁部15e、16eによって集電板21、31と電池蓋3との間の短絡を防止できる。
なお、第1絶縁部15d、16dの先端には、中央部分が凹状に切り欠かれた切り欠き部15f、16fが設けられている。切り欠き部15f、16fは、第1絶縁部15d、16dの先端を、捲回電極群40の湾曲部40cと集電板21、31の本体部22、32との間に挿入する作業を容易にするためのものである。
特に図7に示されるように、捲回電極群40の湾曲部40cと集電板21、31の本体部22、32との間の隙間は、中央部が最も狭くなっており、中央部から離れるほど隙間は大きくなる。したがって、第1絶縁部15d、16dを捲回電極群40の湾曲部40cと集電板21、31の本体部22、32との間に挿入しようとしたときに、第1絶縁部15d、16dの先端が、単純な直線形状であると、隙間の狭い中央部に接触して挿入しづらくなる可能性がある。
そこで、第1絶縁部15d、16dの先端に切り欠き部15f、16fを設けて、幅方向両端部が中央部よりも突出する二山形状とすることにより、最初に、捲回電極群40と集電板21、31の本体部22、32との間の隙間が広い所に、第1絶縁部15d、16dの先端を挿入することができる。そして、第1絶縁部15d、16dの先端を挿入することができれば、その後は、そのまま押し進めることにより自動的に案内されて、隙間の狭い中央部にも第1絶縁部15d、16dを円滑に挿入することができる。
第2の絶縁シート15、16は、第1実施形態と同様に、第1の絶縁シート14よりもシート厚みは厚くなっている。したがって、例えば電池容器2に外圧が加わることにより、捲回電極群40と集電板21、31の間、また集電板21、31と電池蓋3との間が接近して接触に繋がるような潰れの変形が発生しても、十分な絶縁を確保することができる。さらに、(1)捲回電極群40の金属箔露出部41c、42cと電池缶4との間、及び、集電板21、31と電池缶4との間、(2)捲回電極群40の湾曲部40cと集電板21、31の本体部22、32との間、(3)集電板31の本体部32と電池蓋3の裏面との間の合計3か所の絶縁を1枚の絶縁シートで対応でき、部品コストを上げることなく、生産性に優れ、安全性の向上を図ることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について以下に説明する。なお、上述の第1、第2実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
図8は、第3実施形態に係る絶縁シートの構成を説明する分解斜視図である。本実施形態において特徴的なことは、左右一対の第2の絶縁シート15、16を、接続部111で互いに繋げて一体に構成したことである。
第2の絶縁シート15、16は、第1実施形態と同様に、第1の絶縁シート14よりもシート厚みは厚くなっている。そして、接続部111には、開口部111aが設けられている。開口部111aは、接続部111の幅方向中央部を左右方向に亘って一定幅で延在するように開口形成されている。接続部111に開口部111aを設けることで、捲回電極群40の下側の湾曲部40cと電池缶4の底面との間の隙間が接続部111によって狭められるのを防ぐことができる。したがって、捲回電極群40の合剤層積層領域40dの総厚(巻き数)が制限されて電池容量が低下するのを防ぐことができる。
また、上述の第1実施形態では、捲回電極群40を合計3点の絶縁シートで覆っているが、第3実施形態では、合計2点の絶縁シートで覆っている。このように、絶縁シートの部品点数が減ったことで、組立時の絶縁シートの搬送や位置指定がより容易になり、組立作業を容易なものとすることができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について以下に説明する。なお、第1〜第3実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
図9は、第4実施形態に係る絶縁シートの構成を説明する斜視図であり、絶縁シートの一部を展開した状態を示している。
本実施形態において特徴的なことは、予め設定された一定厚さを有する1枚の絶縁シート17を折り曲げることによって、第1の絶縁シート14と第2の絶縁シート15、16を構成し、捲回電極群40の合剤層積層領域40dと電池缶4との間には、絶縁シート17を1枚分だけ介在させてシート厚さをなるべく薄くする一方、金属箔露出部41c、42cと電池缶4との間、及び、集電板21、31と電池缶4との間には、絶縁シート17を部分的に折り曲げて重ね合わせることで厚みを増し、必要な強度を確保したことである。
絶縁シート17は、上述の第1〜第3実施形態の第1の絶縁シート14とほぼ同じ厚さを有している。絶縁シート17は、1枚のシートを折り曲げて捲回電極群40を収容可能な扁平箱状に形成されており、捲回電極群40の合剤層積層領域40dと対向する一対の幅広面部17a、17aと底面部17bを有している。そして、各幅広面部17aの両端には、第1側壁面部17cが設けられている。第1側壁面部17cは、捲回電極群40の捲回軸方向外側の端面に対向するように、各幅広面部17aの両端で折曲されて形成されている。
そして、底面部17bの両端には、第2側壁面部17dが設けられている。第2側壁面部17dは、第1側壁面部17cの外側を覆う断面コ字形を有しており、底面部17bの両端で折曲されて形成されている。第2側壁面部17dは、捲回電極群40の金属箔露出部41c、42cと電池缶4との間、及び、集電板21、31と電池缶4との間に介在される大きさを有している。
上記した絶縁シート17の構成によれば、捲回電極群40の合剤層積層領域40dと電池缶との間に介在される絶縁シート17のシート厚みを、絶縁シート17の1枚分の厚さとし、捲回電極群40の金属箔露出部41c、42cと電池缶4との間、及び、集電板21、31と電池缶4との間に介在される絶縁シート17のシート厚みを、絶縁シート17の2枚分、或いは、3枚分の厚さとすることができる。
したがって、捲回電極群40の合剤層積層領域40dの総厚(巻き数)が制限されて電池容量が低下するのを防ぐと共に、十分な絶縁を確保することができる。
また、上記した絶縁シート17の構成によれば、薄い1枚の絶縁シート17のみで捲回電極群40と電池缶4との間の絶縁を形成できる。したがって、部品コストを抑えることができ、組立性の向上が図れる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態について以下に説明する。上述の第1〜第4実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
図10は、第5実施形態における絶縁シートの構成を説明する斜視図であり、絶縁シートの展開状態を示している。
本実施形態において特徴的なことは、予め設定された一定の厚さを有する1枚の絶縁シート18に対して、予め金属箔露出部41c、42cと電池缶4との間、及び、集電板21、31と電池缶4との間に介在される部分に、さらに他の絶縁シート19を貼り合わせることで厚みを増し、必要な強度を確保する構成としたことである。
捲回電極群40の合剤層積層領域40dに対向する部位には、絶縁シート19を貼り合せずに薄い状態で絶縁を行うので、電池容量の拡大に繋がり、体積エネルギー密度を高くすることができ、また、電池膨れを防止できる。絶縁シート19は、1枚でも複数枚でもよい。事前に貼り合せておくことで絶縁シートの形状を簡易的にすることができ、組立性の向上が図れる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 二次電池
2 電池容器
3 電池蓋
4 電池缶
5 絶縁シート
11 注液栓
13 安全弁
14 第1の絶縁シート
15、16 第2の絶縁シート
21 正極側集電板
31 負極側集電板
40 捲回電極群
41 正極電極
41b 正極合剤層
41c 正極金属箔露出部(正極合剤未処理部)
42 負極電極
42b 負極合剤層
42c 負極金属箔露出部(負極合剤未処理部)

Claims (6)

  1. 金属箔に合剤層が形成された電極を捲回した捲回電極群と、前記捲回電極群を収容する電池缶と、該電池缶の開口部を閉塞する電池蓋と、該電池蓋に取り付けられる集電板と、前記捲回電極群と前記電池缶との間に介在される絶縁体とを有する二次電池であって、
    前記捲回電極群は、捲回軸方向中央に形成された合剤層積層領域と、捲回軸方向端部に形成された金属箔露出部を有し、該金属箔露出部に前記集電板が接続されており、
    前記集電板は、前記電池蓋と前記捲回電極群との間に介在される本体部を有し、
    前記絶縁体は、前記合剤層積層領域を覆う第1の絶縁シートと、前記金属箔露出部及び前記集電板を覆う第2の絶縁シートと、を有し、
    前記第2の絶縁シートは、前記捲回電極群の捲回軸方向に沿って突出して前記捲回電極群と前記本体部との間に介在される第1絶縁部を有しており、前記第1絶縁部の先端に切り欠き部が設けられていることを特徴とする二次電池。
  2. 前記捲回電極群は、前記本体部に対向して配置される湾曲部を有しており、
    前記切り欠き部は、幅方向両端部が中央部よりも突出する二山形状を有することを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記第2の絶縁シートは、前記本体部と前記電池蓋との間に介在される第2絶縁部を有することを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
  4. 前記第2の絶縁シートは、前記第1の絶縁シートよりもシート厚みが厚いことを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
  5. 前記第1の絶縁シートは、前記捲回電極群の金属箔露出部まで延在し、
    前記第2の絶縁シートは、前記捲回電極群の金属箔露出部において、前記第1の絶縁シートの端部に重ねられることを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
  6. 前記第2の絶縁シートは、前記捲回電極群の金属箔露出部との間、もしくは、前記集電板との間に前記第1の絶縁シートを挟持することを特徴とする請求項5に記載の二次電池。
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