JP2019087418A - 電池 - Google Patents

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JP2019087418A
JP2019087418A JP2017214995A JP2017214995A JP2019087418A JP 2019087418 A JP2019087418 A JP 2019087418A JP 2017214995 A JP2017214995 A JP 2017214995A JP 2017214995 A JP2017214995 A JP 2017214995A JP 2019087418 A JP2019087418 A JP 2019087418A
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矢嶋 亨
Toru Yajima
亨 矢嶋
信保 根岸
Nobuyasu Negishi
信保 根岸
永記 柏崎
Eiki Kashiwazaki
永記 柏崎
小林 誠
Makoto Kobayashi
誠 小林
達也 篠田
Tatsuya Shinoda
達也 篠田
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Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

【課題】固定部材を用いることなく、絶縁部材を正極及び負極の集電タブに固定することができる電池の提供。【解決手段】端子に接続される接続部と、接続部から捲回電極群2に向けて延出され、固定部材12と電気的に接続し、対向する二つの保持部12a、12bを外側から挟む二つの挟持部4c,4dとを備えたリードと、対向する第1、第2の側壁とその間の湾曲部を有するU字部材と、U字部材の背面側にU字部材と一体的に設けられた背面部材26dと、第1の側壁に形成されたリードの第1の挟持部4cと係合する、第2の側壁側に凸の第1の突起部26eと、第2の側壁に形成されたリードの第2の挟持部4dと係合する、第1の側壁側に凸の第2の突起部26fと、を備え、第1の突起部26eが第1の挟持部4cに係合し、第2の突起部26fが第2の挟持部4dに係合することでリードを挟む絶縁カバーを備える電池。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、電池に関する。
電池は、エネルギー密度が高いため、電気自動車、ハイブリッド自動車、電動バイク、及
びフォークリフトなどの電源として期待されている。電池は電極群から延出される正極及
び負極のタブが形成されているが、それを電池の外装缶から絶縁する必要があるため、絶
縁部材を備えている。また、外部からの振動によりその絶縁部材が外れてしまうことがあ
るため、絶縁部材をシールなどにより固定することがある。
特開2012-227110号公報
しかし、体積効率や部品点数削減の観点から、シールなどで固定する部材を省略すること
が好ましい。そこで、本発明が解決しようとする課題は、固定部材を用いることなく、絶
縁部材を正極及び負極タブに固定することができる電池を提供することである。
上記の課題を解決するために、本実施形態の電池は金属製の外装缶と、前記外装缶内に
収納され、正極、セパレータ、負極、セパレータの順に重ねて捲回し、捲回軸方向の一端
に正極集電タブを有し、他端に負極集電タブを有した捲回電極群と、前記正極集電タブを
夫々所定の枚数挟み込む、二つの対向する正極保持部を備える正極固定部材と、前記負極
集電タブを夫々所定の枚数挟み込む二つの対向する負極保持部を備える負極固定部材と、
前記正極端子に接続される接続部と、前記接続部から前記捲回電極群に向けて延出され、
前記正極固定部材と電気的に接続し、対向する二つの前記正極保持部を外側から挟む第1
の挟持部と第2の挟持部とを備えた正極リードと、前記負極端子に接続される接続部と、
前記接続部から前記捲回電極群に向けて延出され、前記負極固定部材と電気的に接続し、
対向する二つの前記負極保持部を外側から挟む第3の挟持部と第4の挟持部とを備えた負
極リードと、対向する第1、第2の側壁とその間の湾曲部を有する正極側U字部材と、前
記正極側U字部材の背面側に前記正極側U字部材と一体的に設けられた正極側背面部材と
、前記第1の側壁に形成された前記正極リードの第1の挟持部と係合する、前記第2の側
壁側に凸の第1の突起部と、前記第2の側壁に形成された前記正極リードの第2の挟持部
と係合する、前記第1の側壁側に凸の第2の突起部と、を備え、前記第1の突起部が前記
第1の挟持部に係合し、前記第2の突起部が前記第2の挟持部に係合することで前記正極
リードを挟む正極絶縁カバーと、対向する第3、第4の側壁とその間の湾曲部を有する負
極側U字部材と、前記負極側U字部材の背面側に前記負極側U字部材と一体的に設けられ
た負極側背面部材と、前記第3の側壁に形成された前記負極リードの第3の挟持部と係合
する、前記第4の側壁側に凸の第3の突起部と、前記第4の側壁に形成された前記負極リ
ードの第4の挟持部と係合する、前記第3の側壁側に凸の第4の突起部と、を備え、前記
第3の突起部が前記第3の挟持部に係合し、前記第4の突起部が前記第4の挟持部に係合
することで前記負極リードを挟む負極絶縁カバーと、を有している。
第1実施形態の角型二次電池の外観を示す斜視図。 図1の電池の展開斜視図。 図1の電池に用いられる電極群の展開斜視図。 図2のV−V線に沿う断面を矢印方向から見た断面図。 図2のIV−IV線に沿う断面を矢印方向から見た断面図。 電池に用いられる負極絶縁カバーを示す図。 負極絶縁カバーを用いた電池をIV−IV線に沿う断面を矢印方向から見た断面図。 変形例に係る他の固定部材を用いた電池をIV−IV線に沿う断面を矢印方向から見た断面図。 第一の変形例に係る電池に用いられる負極絶縁カバーと負極リードを示す図。 第一の変形例に係る負極絶縁カバーを用いた電池をIV−IV線に沿う断面を矢印方向から見た断面図。 第一の変形例に係る負極絶縁カバーを用いた電池をIV−IV線に沿う断面を矢印方向から見た断面図。 第二の変形例に係る電池に用いられる負極絶縁カバーと負極固定部材を示す図。 第二の変形例に係る負極絶縁カバーと負極固定部材を用いた電池をIV−IV線に沿う断面を矢印方向から見た断面図。
以下、実施形態を図面に基づき説明する。
(実施形態)
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。非水電解質二次電池の一例とし
て、図1及び図2に、密閉型の角型非水電解質二次電池20を示す。電池20は、外装缶
1、偏平形状の捲回電極群2、正極リード3、負極リード4と、正極絶縁カバー25、及
び、負極絶縁カバー26と、蓋5と、固定部材11、12を備える。
外装缶1は、有底角筒形状をなし、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄ある
いはステンレスなどの金属から形成される。捲回電極群2は、外装缶1内に収納される。
捲回電極群2は、一端に正極集電タブ8aを有し、他端に負極集電タブ9aを有する。
図3に、捲回電極群2の展開図を示す。正極8は、例えば金属箔からなる帯状の正極集電
体8cと、その片面又は両面に形成された正極活物質層8bを含む。正極活物質層8bは
、帯状の正極集電体8cにその長手方向に沿う一端側に一定幅の領域(非塗工部)が残る
ように形成される。この非塗工部は、正極集電体8cが露出した部分であり、正極集電タ
ブ8aになる。負極9も同様に、例えば金属箔からなる帯状の負極集電体9cと、その片
面又は両面に形成された負極活物質層9bを含む。負極活物質層9bは、帯状の負極集電
体9cにその長手方向に沿う他端側(正極8の一端と反対側)に一定幅の領域(非塗工部
)が残るように形成される。この非塗工部は、負極集電体9cが露出した部分であり、負
極集電タブ9aになる。
正極8と負極9は、帯状のセパレータ10a,10bと交互に重ねられる。このとき、
正極集電タブ8aは、捲回軸方向の一端側に配置され、負極集電タブ9aは他端側に配置
される。正極8の下に重ねられたセパレータ10aは、その長手方向に沿う一端が正極8
の正極集電タブ側の端部よりも内側に位置するように配置される。これにより、正極集電
タブ8aが捲回電極群2を構成する正極活物質層8b、負極活物質層9bおよびセパレー
タ10aから突出する。また、セパレータ10aは、その長手方向に沿う他端が正極8の
他端よりも外側に位置するように配置される。正極8と負極9の間に挟まれたセパレータ
10bは、その長手方向に沿う一端が負極9の負極集電タブ側の端部よりも内側に位置す
るように配置される。これにより、負極集電タブ9aが捲回電極群2を構成する正極活物
質層8b、負極活物質層9bおよびセパレータ10bから突出する。また、セパレータ1
0bは、その長手方向に沿う他端が負極9の他端よりも外側に位置するように配置される
重ねられたセパレータ10a、正極8、セパレータ10b、負極9を捲回し、次いで、プ
レスすることにより、偏平形状の捲回電極群2が形成される。
図2に最もよく示されているように、捲回した捲回電極群2は、絶縁テープ30で巻止
めする。絶縁テープ30は、捲回電極群2の最外周の集電タブ以外の領域を被覆し、その
領域を絶縁性にする。絶縁テープ30の巻き数は1周以上であってよい。
外装缶1の開口部には、金属製の蓋5が例えば溶接により気密に固定されている。正極
端子6及び負極端子7は、蓋5に絶縁ガスケット14,15を介してそれぞれかしめ固定
されている。正極端子6及び負極端子7は、蓋5の背面から外装缶1内部に向けてそれぞ
れ突出している。正極端子6及び負極端子7の固定方法は、絶縁ガスケット14,15で
のかしめ固定の他に、ガラスを用いるハーメティックシールであってよい。
正極リード3は、正極端子6に接続される接続部である接続プレート3aと、接続プレ
ート3aに開口された貫通孔3bと、接続プレート3aから二股に分岐し、捲回電極群2
に捲回軸に対して垂直方向に向けて延出した挟持部である第1、第2の挟持部3c、3d
とを有する。接続プレート3aは、正極端子6の箇所において蓋5の背面に絶縁シート(
図示せず)を介して当接すると共に、蓋5の背面から突出した正極端子6が貫通孔3bを
かしめ固定する。
同様に、負極リード4は、負極端子7に接続される接続部である接続プレート4aと、
接続プレート4aに開口された貫通孔4bと、接続プレート4aから二股に分岐し、捲回
電極群2に捲回軸に対して垂直方向に向けて延出した挟持部である第1、第2の挟持部4
c、4dとを有する。接続プレート4aは、負極端子7の箇所において蓋5の背面に絶縁
シート(図示せず)を介して当接すると共に背面から突出した負極端子7に貫通孔4bを
かしめ固定する。なお、上記の溶接は抵抗溶接及び超音波溶接のような方法によって実施
されてよい。
正負極の集電タブと正負極のリードとは、図2に示すように集電タブを固定部材で部分
的に固定した状態で接合する。すなわち、正極集電タブ8aは固定部材11により固定さ
れ、負極集電タブ9aも固定部材12により固定されている。
正負極の固定部材は、正負極の集電タブを固定する際には対称的に配置されるが、互い
に同じ形状を有する。
まずは、正極集電タブ8aを固定する固定部材11を例にして図4を参照して詳述する。
正極集電タブ8aは、捲回されているため、複数枚の集電タブが重なった中空長楕円形の
束から形成される。固定部材11は、負極集電タブ8aの中央付近において中空長楕円形
の短軸方向に対向する二箇所にそれぞれ嵌合して束ねるU字形の第1、第2の保持部11
a、11bと、正極集電タブ8aで形成される楕円内部で第1、第2の保持部11a、1
1bを連結する平坦な連結部11cとを有する。正極集電タブ8aは、第1、第2の保持
部11a、11bと、例えば溶接により接合される。
正極リード3の第1、第2の挟持部3c,3dで固定部材11が取り付けられた正極集
電タブ8aを挟む。これにより、図4に示すように、第1の挟持部3cと第1の保持部1
1aの外面とが接触し、第2の挟持部3dと第2の保持部11bの外面とが接触する。こ
れらの接触箇所において、第1、第2の挟持部3c、3dと第1、第2の保持部11a,
11bを例えば溶接により接合する。
なお、上記の溶接は抵抗溶接及び超音波溶接のような方法によって実施されてよい。
第1、第2の保持部11a、11bの厚さは、リード3の第1、第2の挟持部3c、3
dの厚さよりも薄いことが望ましい。第1、第2の保持部11a,11bの厚さを薄くす
ることにより、正極集電タブ8aの所定の二箇所に容易に固定することができる。また、
正極集電タブ8a、第1、第2の保持部11a,11b及びリードの第1、第2の挟持部
3c、3dの接合が容易になる。さらに、第1、第2の保持部11a,11bと正極集電
タブ8aとの接合箇所の抵抗を低くすることができる。
なお、リード3の第1の挟持部3cから第2の挟持部3dまでの長さは、捲回電極群2
の厚さ方向の長さTよりも小さくなるように決定する。
固定部材11は、金属のような導電性材料から形成される。このため、捲回電極群2の
正極8は固定部材11を通してリード3と電気的に接続され、さらにリード3を通して蓋
5の正極端子6に電気的に接続される。
このような固定部材を用いることにより、捲回電極群2の集電タブ部分の厚さを減少させ
、外装缶内にリードを配置するスペースを確保することができる。リードのためのスペー
スを新たに設ける必要がないため、電池20のエネルギー密度を向上することができる。
なお、固定部材は、独立したU字形の第1の保持部及び/又は第2の保持部のみを有し
、連結部を有さない形状であってもよい。第1の保持部と第2の保持部は、それぞれ別部
材として独立して正極集電タブ8aに固定されてよい。
次に、負極集電タブ9aを固定する負極集電タブ12を例にして図5を参照して詳述す
る。負極集電タブ9aは、捲回されているため、複数枚の集電タブが重なった中空長楕円
形の束から形成される。固定部材12は、負極集電タブ9aの中央付近において中空長楕
円形の短軸方向に対向する二箇所にそれぞれ嵌合して束ねるU字形の第1、第2の保持部
12a、12bと、負極集電タブ9aで形成される楕円内部で第1、第2の保持部12a
、12bを連結する平坦な連結部12cとを有する。負極集電タブ9aは、第1、第2の
保持部12a、12bと、例えば溶接により接合される。
負極リード4の第1、第2の挟持部4c,4dで固定部材12が取り付けられた負極集
電タブ9aを挟む。これにより、図5に示すように、第1の挟持部4cと第1の保持部1
2aの外面とが接触し、第2の挟持部4dと第2の保持部12bの外面とが接触する。こ
れらの接触箇所において、第1、第2の挟持部4c、4dと第1、第2の保持部12a,
12bを例えば溶接により接合する。
なお、上記の溶接は抵抗溶接及び超音波溶接のような方法によって実施されてよい。
第1、第2の保持部12a、12bの厚さは、リード4の第1、第2の挟持部4c、4
dの厚さよりも薄いことが望ましい。第1、第2の保持部12a,12bの厚さを薄くす
ることにより、負極集電タブ9aの所定の二箇所に容易に固定することができる。また、
負極集電タブ9a、第1、第2の保持部12a,12b及びリードの第1、第2の挟持部
4c、4dの接合が容易になる。さらに、第1、第2の保持部12a,12bと負極集電
タブ9aとの接合箇所の抵抗を低くすることができる。
なお、リード4の第1の挟持部4cから第2の挟持部4dまでの長さは、捲回電極群2
の厚さ方向の長さTよりも小さくなるように決定する。
固定部材12は、金属のような導電性材料から形成される。このため、捲回電極群2の
負極9は固定部材12を通してリード4と電気的に接続され、さらにリード4を通して蓋
5の負極端子7に電気的に接続される。
このような固定部材を用いることにより、捲回電極群2の集電タブ部分の厚さを減少させ
、外装缶内にリードを配置するスペースを確保することができる。リードのためのスペー
スを新たに設ける必要がないため、電池20のエネルギー密度を向上することができる。
なお、固定部材は、独立したU字形の第1の保持部及び/又は第2の保持部のみを有し
、連結部を有さない形状であってもよい。第1の保持部と第2の保持部は、それぞれ独立
して負極集電タブ9aに固定されてよい。
正負極の絶縁カバー25,26は、正負極のリードの第1、第2の挟持部で挟まれた捲
回電極群2の集電タブを含む両端部にそれぞれ嵌合され、それら挟持部および集電タブを
覆う。
正負極の集電タブおよびこれを挟むリードを覆う正負極の絶縁カバーは互に同形状であ
り、対称的に配置される。それ故、負極集電タブ9aおよび負極リード4の第3、第4の
挟持部4c、4dを覆う負極絶縁カバー26を例にして、図6及び図7を参照して詳述す
る。
図6および図7に示すように負極絶縁カバー26は、対向する第3、第4の側壁26b
、26cを有するU字部材26aと、U字部材26aの背面に一体的に設けられた背面部
材26dと、第3、第4の側壁26b、26cの中央部付近の背面部材と反対側の端部に
それぞれに設けられ、U字の内側に凸となる第3、第4の突起部26e,26fとから構
成される。U字部材26aは、下部が湾曲され、上端が開口している。U字部材26aは
、背面部材26dと反対の面も開口している。
図6に示すように、負極絶縁カバー26は、第3の側壁26b、第4の側壁26cを有
するU字部材26aの下端の湾曲部において、背面部材26dと反対方向に延びる延伸部
26hを有する。なお、図2に示す負極絶縁カバー26のように、延伸部26hを設けな
くてもよい。
負極絶縁カバー26は、第3の突起部26e、第4の突起部26fがそれぞれ、負極リ
ードの第3の挟持部4c、第4の挟持部4dに係合される。これにより、負極絶縁カバー
26と負極リードが一体化される。また、U字部材26aの湾曲した下部が負極集電タブ
9aの下部に当接する。
負極絶縁カバーは、樹脂の一体成型品であることが好ましく、絶縁性材料から形成され
る。例えば、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ま
たはポリエステル(PET)から形成されてよい。中でも、耐熱性、絶縁性とコストの観
点から、ポリプロピレンから形成されることが望ましい。
正極絶縁カバー25は、上記の負極絶縁カバー26と同じ構造を有する。正極絶縁カバ
ー25と正極集電タブ8aを含む捲回電極2の端部との関係は、前述した負極絶縁カバー
26と正極集電タブ8aを含む捲回電極群2の端部との関係と同様である。なお、
正極絶縁カバー25は、対向する第1、第2の側壁25b、25cを有するU字部材25
aと、U字部材25aの背面に一体的に設けられた背面部材25dと、第1、第2の側壁
25b、25cの中央部付近の背面部材と反対側の端部にそれぞれに設けられた第1、第
2の突起部25e,25fとから構成される。U字部材25aは、下部が湾曲され、上端
が開口している。U字部材25aは、背面部材25dと反対の面も開口している。
正極絶縁カバー25は、第3の側壁25b、第4の側壁25cを有するU字部材25aの
下端の湾曲部において、背面部材25dと反対方向に延びる延伸部25hを有する。なお
、図2に示す正極絶縁カバー25のように、延伸部25hを設けなくてもよい。
正極絶縁カバー25は、第1の突起部25e、第2の突起部25fがそれぞれ、正極リ
ードの第1の挟持部4c、第2の挟持部4dに係合される。これにより、正極絶縁カバー
25と正極リードが一体化される。また、U字部材25aの湾曲した下部が負極集電タブ
8aの下部に当接する。
以上説明した実施形態に係る電池において、集電タブ及びリードが絶縁性材料からなる
絶縁カバーによって覆われるため、捲回電極群2は外装缶1と絶縁される。さらに、絶縁
カバーの突起部によって、集電タブとリードの接合箇所が係合されるため、電池に振動や
衝撃が加わった際にも、捲回電極群2の端部から外れにくくなる。また、絶縁カバーが存
在していることにより、電池内部における捲回電極群2の動揺を抑制することができる。
これにより、集電タブが変形もしくは破損してリードとの接合が外れることを防ぐことが
できる。よって、リード、集電タブ及び外装缶の絶縁性をより確実にすることができる。
また、連結部11c及び12cが形成されているので、保持部11aと11bの間の距離
、および保持部12aと12bの間の距離が保たれるため、絶縁カバーが外れにくい。
これにより、捲回電極群2の端部に嵌められた正負極絶縁カバー25,26が、例えば
絶縁カバー固定テープなどを用いることなく捲回電極群2に固定することができるため、
絶縁に必要な部品点数を減少させることができると共に、絶縁部材の体積を少なくするこ
とができる。これにより、外装缶1内に収納可能な捲回電極群2の体積を増加させること
ができ、体積効率を向上させることができる。
蓋5は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄あるいはステンレスなどの金属
から形成される。蓋5と外装缶1は、同じ種類の金属から形成されることが望ましい。
外装缶1に蓋5が固定された後、蓋5に設けられた注入口28から電解液(図示しない
)を注入する。注入後、電解液を偏平型電極群2に含浸させる。
なお、図8に示すように、固定部材12の第1の保持部12aと第2の保持部12bが
、それぞれ独立して負極集電タブ9aに固定されている場合であっても、負極集電タブ9
aに適度の硬さがあり外力に対する反発力があるため、絶縁カバーが固定部材に接合され
た負極リードに係合することで同様の効果を奏する。正極の場合も同様である。
次に、絶縁カバー(例えば負極絶縁カバー31)の第1変形例を図9及び図10に示す。
本変形例において、実施例と同様の構成は同じ符号を付して説明を省略する。
図9には、負極絶縁カバー31と負極リード33を示している。図9に示すように、負
極絶縁カバー31は、第3の側壁31b、第4の側壁31cを有するU字部材31aの下
端の湾曲部において、背面部材31dと反対方向に延びる延伸部31hを有する。なお、
図2に示す負極絶縁カバー26のように、延伸部31hを設けなくてもよい。
また、第3の側壁31bの略中央部にはU字の内側に凸となる第3の突起部31e、第
4の側壁31cの略中央部にはU字の内側に凸となる第4の突起部31fが設けられてい
る。
一方、負極リード33の第3の挟持部33dの外側には、負極絶縁カバー31の第3の
側壁31bに設けられた第3の突起部31eに篏合する第1の溝部33eが備わっており
、負極リード33の第4の挟持部33eの外側には、負極絶縁カバー31の第4の側壁3
1cに設けられた第4の突起部31fに篏合する第2の溝部33fが備わっている。
図示を省略するが、正極絶縁カバー及び正極リードは、上記の負極絶縁カバー31及び
負極リード33と同じ構造を有する。すなわち、正極絶縁カバーは、第1の側壁、第2側
壁を有するU字部材の下端の湾曲部において、背面部材と反対方向に延びる延伸部を有す
る。また、第1の側壁の略中央部には第1の突起部、第2の側壁の略中央部には第2の突
起部が設けられている。なお、図2に示す正極絶縁カバー25のように、延伸部を設けな
くてもよい。
一方、正極リードの第1の挟持部の外側には、正極絶縁カバーの第1の側壁に設けられ
た第1の突起部に篏合する第1の溝部が備わっており、正極リードの第2の挟持部の外側
には、正極絶縁カバーの第2の側壁に設けられた第2の突起部に篏合する第2の溝部が備
わっている。
以上説明した実施形態に係る電池において、集電タブ及びリードが絶縁性材料からなる
絶縁カバーによって覆われるため、捲回電極群2は外装缶1と絶縁される。さらに、絶縁
カバーの突起部によって、リードの溝部が篏合されるため、電池に振動や衝撃が加わった
際にも、絶縁カバーとリードとが外れにくくなる。これにより、リードが捲回電極群2と
接触することによる短絡の発生を防ぐことができる。また、絶縁カバーが存在しているこ
とにより、電池内部における捲回電極群2の動揺を抑制することができる。これにより、
集電タブが変形もしくは破損してリードとの接合が外れることを防ぐことができる。よっ
て、リード、集電タブ及び外装缶の絶縁性をより確実にすることができる。
これにより、捲回電極群2の端部に嵌められた正負極絶縁カバーが、例えば絶縁カバー
固定テープなどを用いることなく捲回電極群2に固定することができるため、絶縁に必要
な部品点数を減少させることができると共に、絶縁部材の体積を少なくすることができる
。これにより、外装缶1内に収納可能な捲回電極群2の体積を増加させることができ、体
積効率を向上させることができる。
なお、図11に示すように、固定部材12の第1の保持部と第2の保持部が、それぞれ
独立して負極集電タブ9aに固定されている場合であっても、絶縁カバーが固定部材に接
合された負極リードに係合することで同様の効果を奏する。正極の場合も同様である。
次に、絶縁カバー(例えば負極絶縁カバー41)の第2変形例を図12及び図13に示す
。本変形例において、実施例と同様の構成は同じ符号を付して説明を省略する。
図12には、負極絶縁カバー41と負極固定部材43を示している。図12に示すよう
に、負極絶縁カバー41は、第3の側壁41b、第4の側壁41cを有するU字部材41
aの下端の湾曲部において、背面部材41dと反対方向に延びる延伸部41hを有する。
なお、図2に示す負極絶縁カバー26のように、延伸部41hを設けなくてもよい。
また、背面部材41dには負極側支持部41eが設けられている。負極側支持部41eは
円柱形状の延伸部とその円柱形状先端部に略球形状を組み合わせた形状を有しており、負
極絶縁カバー41と同じ材質で形成されている。
一方、負極側固定部材43は、負極集電タブ9aの中央付近において中空長楕円形の短軸
方向に対向する二箇所にそれぞれ嵌合して束ねるU字形の第1、第2の保持部43a、4
3bと、負極集電タブ9aで形成される楕円内部で第1、第2の保持部43a、43bを
連結する平坦な連結部43cとを有する。さらに、連結部43cには、負極側支持部41
eが挿通する負極側孔部43dを備えている。なお、負極側孔部43dは負極側支持部4
1eの略球形状よりも小さな孔が形成されている。
図示を省略するが、正極絶縁カバー及び正極側固定部材42は、上記の負極絶縁カバー
41及び負極側固定部材43と同じ構造を有する。すなわち、正極絶縁カバーは、第1の
側壁、第2側壁を有するU字部材の下端の湾曲部において、背面部材と反対方向に延びる
延伸部を有する。なお、図2に示す正極絶縁カバー25のように、この延伸部を設けなく
てもよい。
また、背面部材には正極側支持部が設けられている。正極側支持部は円柱形状とその円柱
形状先端部に略球形状を組み合わせた形状を有しており、正極絶縁カバーと同じ材質で形
成されている。
一方、正極側固定部材は、正極集電タブ8aの中央付近において中空長楕円形の短軸方向
に対向する二箇所にそれぞれ嵌合して束ねるU字形の第1、第2の保持部と、正極集電タ
ブ8aで形成される楕円内部で第1、第2の保持部を連結する平坦な連結部とを有する。
さらに、連結部には、正極側支持部が挿通する正極側孔部を備えている。なお、正極側孔
部は正極側支持部の略球形状よりも小さな孔が形成されている。
以上説明した実施形態に係る電池において、集電タブ及びリードが絶縁性材料からなる
絶縁カバーによって覆われるため、捲回電極群2は外装缶1と絶縁される。さらに、絶縁
カバーの支持部が固定部材の先端の略球形状が変形しつつ孔部に挿通することで、略球形
状により、支持部が孔部にロックされることとなる。よって、電池に振動や衝撃が加わっ
た際にも、絶縁カバーとリードとが外れにくくなる。これにより、リードが捲回電極群2
と接触することによる短絡の発生を防ぐことができる。また、絶縁カバーが存在している
ことにより、電池内部における捲回電極群2の動揺を抑制することができる。これにより
、集電タブが変形もしくは破損してリードとの接合が外れることを防ぐことができる。よ
って、リード、集電タブ及び外装缶の絶縁性をより確実にすることができる。
これにより、捲回電極群2の端部に嵌められた正負極絶縁カバー40,41が、例えば
絶縁カバー固定テープなどを用いることなく捲回電極群2に固定することができるため、
絶縁に必要な部品点数を減少させることができると共に、絶縁部材の体積を少なくするこ
とができる。これにより、外装缶1内に収納可能な捲回電極群2の体積を増加させること
ができ、体積効率を向上させることができる。
(正負極端子)
実施形態及び変形例の電池で使用可能な正負極端子材料の説明をする。負極活物質に炭
素系材料を使用するリチウムイオン二次電池の場合、一般に、正極端子材料には、アルミ
ニウムあるいはアルミニウム合金が使用される。また、負極端子材料には、銅、ニッケル
、ニッケルメッキされた鉄などの金属が使用される。また、負極活物質にチタン酸リチウ
ムを使用する場合は、上記の材料に加え、負極端子材料としてアルミニウムあるいはアル
ミニウム合金を使用できる。正負極端子にアルミニウムあるいはアルミニウム合金を使用
する場合、正負極集電タブ、正負極固定部材及び正負極リードは、アルミニウムあるいは
アルミニウム合金から形成することが望ましい。
(正極)
次に、実施形態及び変形例の電池で用いることが可能な正極について説明する。
正極は、例えば、正極活物質を含むスラリーをアルミニウム箔もしくはアルミニウム合
金箔からなる集電体に塗布し、乾燥することにより作製される。正極活物質としては、特
に限定されるものではないが、リチウムを吸蔵放出できる酸化物や硫化物、ポリマーなど
が使用できる。好ましい活物質の例には、高い正極電位が得られるリチウムマンガン複合
酸化物、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウム燐酸鉄が
含まれる。
(負極)
次に、実施形態及び変形例の電池で用いることが可能な負極について説明する。
負極は、負極活物質を含むスラリーを金属箔からなる集電体に塗布し、乾燥することに
より作製される。負極活物質としては、特に限定されるものではないが、リチウムを吸蔵
放出できる金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物、合金、炭素質材料等が使用できる。特
に、リチウムイオンの吸蔵放出電位が金属リチウム電位に対して0.4V以上貴となる物
質が好適に用いられる。このようなリチウムイオン吸蔵放出電位を有する負極活物質は、
アルミニウムもしくはアルミニウム合金とリチウムとの合金反応を抑えられることから、
負極集電体および負極関連構成部材へのアルミニウムもしくはアルミニウム合金の使用を
可能にする。その例には、チタン酸化物、チタン酸リチウムのようなリチウムチタン複合
酸化物、タングステン酸化物、アモルファススズ酸化物、スズ珪素酸化物、及び酸化珪素
が含まれる。中でもリチウムチタン複合酸化物が好ましい。
リチウムイオンの吸蔵放出電位が金属リチウム電位に対して0.4V以下となる、炭素質
材料等の物質を負極活物質に用いた場合は、負極集電体および負極関連構成部材にアルミ
ニウムもしくはアルミニウム合金を使用すると、リチウムとの合金反応を生じるため、負
極集電体および負極関連構成部材には、銅、ニッケルなどが用いられる。
(セパレータ)
次に、実施形態及び変形例の電池で用いることが可能なセパレータについて説明する。
セパレータとしては、微多孔性の膜、織布、不織布、およびそれらの組合せを用いること
ができる。同一材料又は異種材料からなる積層物を用いることもできる。セパレータを形
成する材料の例には、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合ポリ
マー、及びエチレン−ブテン共重合ポリマー、セルロースが含まれる。
(電解液)
次に、実施形態及び変形例の電池で用いることが可能な電解液について説明する。
非水溶媒に電解質(例えば、リチウム塩)を溶解させることにより調製された非水電解
液が用いられる。非水溶媒の例には、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボ
ネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジ
エチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、γ−ブチロラク
トン(γ−BL)、スルホラン、アセトニトリル、1,2−ジメトキシエタン、1,3−
ジメトキシプロパン、ジメチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、及び、2−メ
チルテトラヒドロフランが含まれる。非水溶媒は、単独で使用しても、2種以上を混合し
て使用してもよい。
電解質の例には、過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化リン酸リチウム(Li
PF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6
)、及び、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)のようなリチウム塩
が含まれる。電解質は単独で使用しても、2種以上を混合して使用してもよい。電解質の
非水溶媒に対する溶解量は、0.2mol/L〜3mol/Lとすることが望ましい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したも
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様
々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、
置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に
含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるもので
ある。
1…外装缶、2…捲回電極群、3…正極リード、4…負極リード、、5…蓋体、6…正極
端子、7…負極端子、8a…正極集電タブ、9a…負極集電タブ、10a…セパレータ、
10b…セパレータ、11…正極固定部材、11a…第1の保持部、11b…第2の保持
部、11c…連結部、12…負極固定部材、12a…第1の保持部、12b…第2の保持
部、12c…連結部、20…電池、25…正極絶縁カバー、25e…第1の突起部、25
f…第2の突起部、25h…延伸部、26…負極絶縁カバー、26e…第3の突起部、2
6f…第4の突起部、26h…延伸部

Claims (3)

  1. 金属製の外装缶と、
    前記外装缶内に収納され、正極、セパレータ、負極、セパレータの順に重ねて捲回し、
    捲回軸方向の一端に正極集電タブを有し、他端に負極集電タブを有した捲回電極群と、
    前記正極集電タブを夫々所定の枚数挟み込む、二つの対向する正極保持部を備える正極
    固定部材と、
    前記負極集電タブを夫々所定の枚数挟み込む二つの対向する負極保持部を備える負極固定
    部材と、
    前記正極端子に接続される接続部と、前記接続部から前記捲回電極群に向けて延出され、
    前記正極固定部材と電気的に接続し、対向する二つの前記正極保持部を外側から挟む第1
    の挟持部と第2の挟持部とを備えた正極リードと、
    前記負極端子に接続される接続部と、前記接続部から前記捲回電極群に向けて延出され、
    前記負極固定部材と電気的に接続し、対向する二つの前記負極保持部を外側から挟む第3
    の挟持部と第4の挟持部とを備えた負極リードと、
    対向する第1、第2の側壁とその間の湾曲部を有する正極側U字部材と、前記正極側U字
    部材の背面側に前記正極側U字部材と一体的に設けられた正極側背面部材と、前記第1の
    側壁に形成された前記正極リードの第1の挟持部と係合する、前記第2の側壁側に凸の第
    1の突起部と、前記第2の側壁に形成された前記正極リードの第2の挟持部と係合する、
    前記第1の側壁側に凸の第2の突起部と、を備え、前記第1の突起部が前記第1の挟持部
    に係合し、前記第2の突起部が前記第2の挟持部に係合することで前記正極リードを挟む
    正極絶縁カバーと、
    対向する第3、第4の側壁とその間の湾曲部を有する負極側U字部材と、前記負極側U
    字部材の背面側に前記負極側U字部材と一体的に設けられた負極側背面部材と、前記第3
    の側壁に形成された前記負極リードの第3の挟持部と係合する、前記第4の側壁側に凸の
    第3の突起部と、前記第4の側壁に形成された前記負極リードの第4の挟持部と係合する
    、前記第3の側壁側に凸の第4の突起部と、を備え、前記第3の突起部が前記第3の挟持
    部に係合し、前記第4の突起部が前記第4の挟持部に係合することで前記負極リードを挟
    む負極絶縁カバーと、
    を備える電池。
  2. 金属製の外装缶と、
    前記外装缶内に収納され、正極、セパレータ、負極、セパレータの順に重ねて捲回し、
    捲回軸方向の一端に正極集電タブを有し、他端に負極集電タブを有した捲回電極群と、
    前記正極集電タブを夫々所定の枚数挟み込む二つの対向する正極保持部を備える正極固
    定部材と、
    前記負極集電タブを夫々所定の枚数挟み込む二つの対向する負極保持部を備える負極固定
    部材と、
    前記正極端子に接続される接続部と、前記接続部から前記捲回電極群に向けて延出され、
    前記正極固定部材と電気的に接続し、対向する二つの前記正極保持部を外側から挟む第1
    の挟持部と第2の挟持部とを備えた正極リードと、
    前記負極端子に接続される接続部と、前記接続部から前記捲回電極群に向けて延出され、
    前記負極固定部材と電気的に接続し、対向する二つの前記負極保持部を外側から挟む第3
    の挟持部と第4の挟持部とを備えた負極リードと、
    対向する第1、第2の側壁とその間の湾曲部を有する正極側U字部材と、前記正極側U字
    部材の背面側に前記正極側U字部材と一体的に設けられた正極側背面部材と、前記第1の
    側壁に形成された前記正極リードの第1の挟持部と篏合する、前記第2の側壁側に凸の第
    1の突起部と、前記第2の側壁に形成された前記正極リードの第2の挟持部と篏合する、
    前記第1の側壁側に凸の第2の突起部と、を備える正極絶縁カバーと、
    対向する第3、第4の側壁とその間の湾曲部を有する負極側U字部材と、、前記負極側
    U字部材の背面側に前記負極側U字部材と一体的に設けられた負極側背面部材と、前記第
    3の側壁に形成された前記負極リードの第3の挟持部と篏合する、前記第4の側壁側に凸
    の第3の突起部と、前記第4の側壁に形成された前記負極リードの第4の挟持部と篏合す
    る、前記第3の側壁側に凸の第4の突起部と、を備える負極絶縁カバーと、を備え、
    前記正極リードは前記第1の挟持部の前記正極絶縁カバーに対向する部分に、前記第5
    の突起部に篏合する第1の溝部と、前記第2の挟持部の前記正極絶縁カバーに対向する部
    分に、前記第6の突起部に篏合する第2の溝部と、
    前記負極リードは前記第1の挟持部の前記負極絶縁カバーに対向する部分に前記第7の
    突起部に篏合する第3の溝部と、前記第2の挟持部の前記負極絶縁カバーに対向する部分
    に前記第8の突起部に篏合する第4の溝部と、
    を備え、
    前記第5の突起部が前記第1の溝部に篏合し、前記第6の突起部が前記第2の溝部に篏合
    することで前記正極絶縁カバーが前記正極リードを挟み、前記第7の突起部が前記第3の
    溝部に篏合し、前記第8の突起部が前記第3の溝部に篏合することで前記負極絶縁カバー
    が前記負極リードを挟む電池。
  3. 金属製の外装缶と、
    前記外装缶内に収納され正極、セパレータ、負極、セパレータの順に重ねて捲回し、捲
    回軸方向の一端に正極集電タブを有し、他端に負極集電タブを有した捲回電極群と、
    前記外装缶の開口部に取り付けられ、正極端子及び負極端子を有する金属製の蓋と、
    前記正極集電タブを夫々所定の枚数挟み込む二つの対向する正極保持部と、前記保持部
    同士を連結し正極側孔部を備える連結部を備える正極固定部材と、
    前記負極集電タブを夫々所定の枚数挟み込む二つの対向する負極保持部と、前記保持部同
    士を連結する連結部と、前記連結部に負極側孔部を備える負極固定部材と、
    前記正極端子に接続される接続部と、前記接続部から前記捲回電極群に向けて延出され、
    前記正極固定部材を電気的に接続されるように挟む第1の挟持部と第2の挟持部とを備え
    た正極リードと、
    前記負極端子に接続される接続部と、前記接続部から前記捲回電極群に向けて延出され
    、前記負極固定部材を電気的に接続されるように挟む第3の挟持部と第4の挟持部とを備
    えた負極リードと、
    対向する第1、第2の側壁とその間の湾曲部を有する正極側U字部材と、正極側背面部
    材と、前記正極側背面部材に形成され、断面積が前記正極側孔部以下である正極延伸部と
    前記延伸部の先端に形成される正極先端部を前記正極側孔部に挿通することにより前記正
    極リードを固定する正極側支持部と、を備える正極絶縁カバーと、
    対向する第3、第4の側壁とその間の湾曲部を有する負極側U字部材と、負極側背面部
    材と、前記負極側背面部材に形成され、断面積が前記負極側孔部以下である正極延伸部と
    前記延伸部の先端に形成される負極先端部を前記負極側孔部に挿通することにより前記負
    極リードを固定する負極側支持部と、を備える負極絶縁カバーと、
    を備える電池。
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WO2021060010A1 (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 三洋電機株式会社 二次電池及びその製造方法
WO2021192665A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30 三洋電機株式会社 二次電池

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