JP5558262B2 - 電池 - Google Patents

電池 Download PDF

Info

Publication number
JP5558262B2
JP5558262B2 JP2010181853A JP2010181853A JP5558262B2 JP 5558262 B2 JP5558262 B2 JP 5558262B2 JP 2010181853 A JP2010181853 A JP 2010181853A JP 2010181853 A JP2010181853 A JP 2010181853A JP 5558262 B2 JP5558262 B2 JP 5558262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode group
insulating
battery
negative electrode
current collecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010181853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012043564A (ja
Inventor
秀幸 石井
健剛 倉田
達也 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010181853A priority Critical patent/JP5558262B2/ja
Publication of JP2012043564A publication Critical patent/JP2012043564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5558262B2 publication Critical patent/JP5558262B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Cell Separators (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Description

本発明の実施形態は、電池に関する。
携帯電話やパーソナルコンピュータなどの電子機器の進歩に伴い、これら機器に使用される二次電池は、小型化、軽量化が求められてきた。それに応え得るエネルギー密度の高い二次電池として、リチウムイオン二次電池が挙げられる。近年、リチウムイオン二次電池は、電気自動車、ハイブリッド自動車、電動バイク、フォークリフトなどのための大型、大容量電源としても注目されており、高寿命、安全性などを配慮しながら、大型化、大容量化の開発が行われている。
大容量電源としては、駆動電力が大きいため、直列あるいは並列に接続した複数個の電池を収納した電池パックが使われることがある。通常、電池の外装缶は、正極電位あるいは負極電位につながれているが、電池を多数個使う電池パックに使用する電池では、外装缶が高電圧になるため、短絡の危険性があるばかりか、漏電、人体への感電などの危険性もあるため、外装缶は電極群及びリード等と絶縁する構造とすることがある。
その場合、外装缶と、電極群及びリード等との絶縁は、袋形状の薄肉樹脂材や、板状の樹脂材により周囲を覆う構造とすることが検討されている。しかしながら、袋形状の薄肉樹脂材の場合は外装缶への挿入時の破れが懸念される。また、板状の樹脂材の場合は部品点数の増加などのコストアップ要因となる。さらに、袋形状、板状の双方の樹脂材共に体積増による小型化への弊害となっていた。
また、電池の軽量化のため、外装缶の板厚をより薄肉にすることが望まれている。しかし、外装缶の板厚を薄くすると、電極群内部の温度が上昇して金属箔が溶融した場合、電極内部からガスと共に溶融金属が飛び出して外装缶と接触し、外装缶に穴が開くおそれがあった。
特許4134521号公報 特開2003−197174号公報
電極群及びリード並びにタブが、外装缶及び蓋と絶縁性を保つように固定されると共に、高い安全性を有する電池を提供する。
実施形態によれば、集電タブが両端面から渦巻状に突出した偏平型電極群と、前記電極群が収納される外装缶とを備える電池が提供される。前記外装缶の開口部は、正極端子及び負極端子を有する蓋が取り付けられる。前記電池は、一方が前記正極端子に電気的に接続され、他方が前記負極端子に電気的に接続される一対のリードと、前記電極群の最外周を絶縁するための絶縁テープを備える。前記電池はさらに、前記電極群のそれぞれの端面に配置され、前記電極群の端面と対向する耐熱部を有し、前記リード及び前記集電タブにおける前記外装缶の内面と対向する部分を覆う、一対の絶縁性部材とを備える。前記一対の絶縁性部材が、前記リード及び前記集電タブにおける前記外装缶の内面と対向する部分を覆う一対の絶縁カバーと、前記耐熱部として、前記一対の絶縁カバーのそれぞれに固定され、耐熱性樹脂から形成された耐熱性テープとを含む。
第1の実施形態の電池を示す展開斜視図。 外装缶に収容された図1の電極群の一部を省略して示す透視図。 図1の電極群を示す展開斜視図。 図1の電池で用いられる正負極リードを示す斜視図。 図1の電池で用いられる電極群を外装缶に収納する工程を示す斜視図。 第2の実施形態の電池を示す展開斜視図。 図7の電池で用いられる電極群を外装缶に収納する工程を示す斜視図。 第3の実施形態の電池パックを示す斜視図。
実施形態に係る電池は、集電タブが両端面から渦巻状に突出した偏平型電極群と、前記電極群が収納される外装缶と、前記外装缶の開口部に取り付けられ、正極端子及び負極端子を有する蓋と、一方が前記正極端子に電気的に接続され、他方が前記負極端子に電気的に接続される一対のリードと、前記電極群の最外周を絶縁するための絶縁テープと、前記電極群のそれぞれの端面に配置され、前記電極群の端面と対向する耐熱部を有し、前記リード及び前記集電タブにおける前記外装缶の内面と対向する部分を覆う、一対の絶縁性部材とを備える。前記一対の絶縁性部材の前記耐熱部は、耐熱性樹脂から形成されることが好ましい。
以下、各実施形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明は、これら実施形態に限られるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、密閉型の角型非水電解質二次電池20を示す展開斜視図である。本実施形態において、一対の絶縁性部材は、リード3,4及び集電タブ12a、13aにおける外装缶1の内面と対向する部分を覆う一対の絶縁カバー6,7と、一対の絶縁カバー6,7のそれぞれに固定され、耐熱性樹脂から形成された耐熱部としての耐熱性テープ25とを含む図2は、図1の電極群2を外装缶1に収容した状態を示す透過斜視図である。図2では説明のために図1の電極群を第1,第2の絶縁カバー6,7で被覆しない状態で示している。
電池20は、外装缶1と、外装缶1内に収容される偏平型電極群2と、外装缶1内に位置する一対のリードとしての正負極リード3,4と、電極群2の最外周を被覆する絶縁テープ5と、第1の絶縁カバー6及び第2の絶縁カバー7からなる一対の絶縁カバーと、絶縁カバー固定テープ8と、電極群2の端面と外装缶1の間に配置される一対の耐熱性テープ25と、外装缶1の開口部に取り付けられた蓋9と、蓋9に設けられた正負極端子10,11とを有する。正負極端子10,11が蓋5に設けられているため、外装缶1は正負極端子として用いられない。蓋9の中央部には、例えば、矩形状の安全弁36が形成されている。安全弁36は、蓋9の一部を約半分程度の厚さに薄くした薄肉部により形成され、この薄肉部の上面中央部に、複数の刻印が形成されている。蓋9にはさらに、非水電解質を注入するための貫通孔19が設けられている。
外装缶1は、有底角筒形状をなし、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄あるいはステンレスなどの金属から形成される。外装缶を形成する金属の板厚は、0.4〜1mmの範囲であることが好ましい。本実施形態によれば、以下の詳細に説明するように、外装缶1の電極群2の端面と対向する側壁1a、1bの板厚を薄くすることが可能であり、側壁1a、1bの板厚は、0.5〜1mmの範囲であることが好ましい。また、外装缶1の電極群2の厚さ方向と垂直な長側壁の板厚は、0.4〜0.9mmの範囲であることが好ましい。但し、外装缶1の電極群2の端面と対向する側壁1a、1bと電極群2の厚さ方向と垂直な長側壁の板厚は同じであってもよい。外装缶の板厚を上記範囲内にすることによって、電池の強度を確保すると共に、電池の軽量化を図ることができる。電解液(図示しない)は、外装缶1内に収容され、偏平型電極群2に含浸されている。
図3に示すように、偏平型電極群2は、正極12と負極13がその間にセパレータ14を介して偏平形状に捲回されたものである。正極12は、例えば金属箔からなる帯状の正極集電体と、正極集電体の長辺に平行な一端部からなる正極集電タブ12aと、少なくとも正極集電タブ12aを除いて正極集電体に形成された正極活物質層12bとを含む。一方、負極13は、例えば金属箔からなる帯状の負極集電体と、負極集電体の長辺に平行な一端部からなる負極集電タブ13aと、少なくとも負極集電タブ13aを除いて形成された負極活物質層13bとを含む。
このような正極12、セパレータ14及び負極13は、正極集電タブ12aが電極群の捲回軸方向にセパレータ14から突出し、かつ負極集電タブ13aがこれと反対方向にセパレータ14から突出するよう、正極12及び負極13の位置をずらして捲回されている。このような捲回により、電極群2は、図1に示すように、一方の端面から渦巻状に捲回された正極集電タブ12aが突出し、かつ他方の端面から渦巻状に捲回された負極集電タブ13aが突出している。
図1及び図4に示すように、正極集電タブ12aは、正極リード3を介して正極端子10に電気的に接続され、負極集電タブ13aは負極リード4を介して負極端子11に電気的に接続される。正極リード3は、正極端子10と電気的に接続するための接続プレート3aと、接続プレート3aに開口された貫通孔3bと、接続プレート3aから二股に分岐し、下方に延出した短冊状の第1、第2の集電部3c、3dとを有する。一方、負極リード4は、負極端子11と電気的に接続するための接続プレート4aと、接続プレート4aに開口された貫通孔4bと、接続プレート4aから二股に分岐し、下方に延出した短冊状の第1、第2の集電部4c、4dとを有する。
正極リード3は、第1,第2の集電部3c、3dの間に正極集電タブ12aを挟んでいる。正極リード3の第1の集電部3cと正極集電タブ12aの間、及び、正極リード3の第2の集電部3dと正極集電タブ12aの間は、例えば超音波溶接によって接合される。これにより、電極群2の正極12と正極リード3が電気的に接続される。
負極リード4は、第1、第2の集電部4c、4dの間に負極集電タブ13aを挟んでいる。負極リード4の第1の集電部4cと負極集電タブ13aの間、及び、負極リード4の第2の集電部4dと負極集電タブ13aの間は、例えば超音波溶接によって接合される。これにより、電極群2の負極13と負極リード4が電気的に接続される。
電極群2は、最外周を絶縁テープ5によって覆われている。絶縁テープ5は、捲回された電極群2を巻止するとともに、電極群2の最外周と外装缶1とを絶縁している。図1では、絶縁テープ5は、電極群2の最外周に密着して最外周1周を被覆しているが、絶縁テープ5の巻き数は1周以上にすることができる。絶縁テープ5で電極群2を被覆することにより、後述する絶縁カバー以外の新たな絶縁材料を必要とせずに絶縁性を確保することができると共に、部品点数を削減してコストダウンすることができる。さらに、絶縁テープ5で電極群2を被覆することにより、電極群2を外装缶1へ容易に挿入でき、外装缶1の内寸法まで電極群寸法を確保でき、体積効率の向上に寄与することができる。
絶縁テープ5の基材として、例えば、ポリエステル(PET)、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリプロピレン等の樹脂を用いることができる。
図1に示すように、正極端子10は、絶縁ガスケット15を介して蓋9に例えばかしめ固定によって取り付けられている。正極端子10は、正極リード3の接続プレート3aに開口された貫通孔3bにもかしめ固定されている。これにより、正極端子10は、正極リード3を介して電極群2の正極12と電気的に接続される。負極端子11は、絶縁ガスケット16を介して蓋9に例えばかしめ固定によって取り付けられている。負極端子11は、負極リード4の接続プレート4aに開口された貫通孔4bにもかしめ固定されている。これにより、負極端子11は、負極リード4を介して電極群2の負極13と電気的に接続される。
蓋9は、外装缶1の開口部に例えばレーザーでシーム溶接によって取り付けられている。蓋9は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄あるいはステンレスなどの金属から形成される。蓋9と外装缶1は、同じ種類の金属から形成されることが望ましい。
電極群2の端面からそれぞれ突出した正負極集電タブ12a,13aは、それぞれ第1及び第2の絶縁カバー6,7によって覆われる。
第1の絶縁カバー6は、正極リード3の第1、第2の集電部3c、3d及び正極集電タブ12aにおける外装缶1の内面と対向する部分を覆う形状を有し、樹脂成型品であることが好ましい。具体的には、第1の絶縁カバー6は、正極集電タブ12aの端面と、正極集電タブ12aの最外周における外装缶1の内面と対向する部分とを囲む扁平形状のキャップであることが好ましい。第1の絶縁カバー6の蓋5の内面と対向する部分は切り欠かれ、開口部6aとなっている。すなわち、第1の絶縁カバー6は、開口部6aと、正極集電タブ12aの端面を覆う側板6bと、正極集電タブ12aの最外周を覆うようにU字状に湾曲した側板6cとを有する。
第1の絶縁カバー6は、正極リード3及び正極集電タブ12aにおける外装缶1の内面と対向する部分を覆い、正極リード3及び正極集電タブ12aと外装缶1との絶縁性を確保するとともに、正極リード3の第1、第2の集電部3c、3dと正極集電タブ12aとの接合部を保持する。
第2の絶縁カバー7は、負極リード4の第1、第2の集電部4c、4d及び負極集電タブ13aにおける外装缶1の内面と対向する部分を覆う形状を有し、樹脂成型品であることが好ましい。具体的には、第2の絶縁カバー7は、負極集電タブ13aの端面と、負極集電タブ13aの最外周における外装缶1の内面と対向する部分とを囲む扁平形状のキャップであることが好ましい。第2の絶縁カバー7の蓋5の内面と対向する部分は切り欠かれ、開口部7aとなっている。すなわち、第2の絶縁カバー7は、開口部7aと、負極集電タブ13aの端面を覆う側板7bと、負極集電タブ13aの最外周を覆うようにU字状に湾曲した側板7cとを有する。
第2の絶縁カバー7は、負極リード4及び負極集電タブ13aにおける外装缶1の内面と対向する部分を覆い、負極リード4及び負極集電タブ13aと外装缶1との絶縁性を確保するとともに、負極リード4の第1、第2の集電部4c、4dと負極集電タブ13aとの接合部を保持する。
第1の絶縁カバー6は、正極リード3と正極集電タブ12aとの接合部を、振動、衝撃から保護する機能と、正極リード3並びに正極集電タブ12aを外装缶から絶縁する機能を兼ねることができる。また、第2の絶縁カバー7は、負極リード4と負極集電タブ13aとの接合部を、振動、衝撃から保護する機能と、負極リード4並びに負極集電タブ13aを外装缶1から絶縁する機能を兼ねることができる。
またさらに、電極群2の両端が樹脂成型品からなる第1、第2の絶縁カバー6,7で覆われているため、電極群2を外装缶1内にスムーズに挿入することができる。さらに、電極群2の両端以外は、絶縁テープ5で被覆されていることから、外装缶1との絶縁に必要な絶縁部材の体積を少なくすることができる。これらの結果、外装缶1内に収容可能な電極群2の体積を高めることができ、高体積効率化を実現させることができる。さらに、電極群2の外装缶1への挿入性が高められたことから、外装缶1への挿入時に第1、第2の絶縁カバー6,7や絶縁テープ5が破損するのを防止できる。また、外装缶との絶縁に必要な部品点数も少なくすることができる。
第1,第2の絶縁カバー6,7は、例えば、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエステル(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂から形成することができる。耐熱性、絶縁性及びコストの観点から、ポリプロピレンが好適に用いられる。
さらに、第1,第2の絶縁カバー6,7には、電極群の端面と対向するように耐熱部が備えられる。耐熱性部としては、図1に示すように、耐熱性テープ25を用いることができる。耐熱性テープ25は、第1、第2の絶縁カバー6,7の側板6b、6c、7b、7cの外側に貼り付けられ、これによって、電極群2のそれぞれの端面と外装缶1の間に配置される。
電池は通常、拘束された状態で使用される。例えば単電池であれば、該電池を動力として用いる機器に嵌め込まれた状態で使用される。電池パックの場合は、直列或いは並列に接続した複数の電池が容器に収容される。電池パックの容器に収容された状態では、電池間の隙間がわずかであるため、電池はその厚み方向において拘束された状態となる。
厚み方向が拘束された電池では、例えば過充電などにより電池内部の圧力が上昇した場合、偏平型電極群の内部から抜け出てくるガスは巻き軸方向に抜けやすく、その時に偏平型電極群内部で溶融した正極又は負極の集電体である金属箔も内部ガスと共に飛び出てくるおそれがある。その溶融した金属箔が外装缶の内壁に接触すると、外装缶が融解して穴が開く恐れがある。
しかしながら、上記のように電極群2のそれぞれの端面と外装缶1の間に耐熱部として耐熱性テープ25を配置することによって、電極群2から飛び出した溶融金属が外装缶1に接触することを防ぐことができる。
耐熱部は、耐熱性樹脂から形成されることが好ましい。例えば、ポリイミド及びメタ系アラミド繊維を用いることができる。
耐熱性テープ25としては、例えば、ポリイミド製のテープ、メタ系アラミド繊維製のテープなどを用いることができる。また例えば、カプトン(登録商標)やノーメックス(登録商標)を用いることができる。耐熱性テープ25は、粘着性を有することが好ましいが、これに限定されない。例えば、耐熱性テープを接着剤により第1、第2の絶縁カバー6,7に貼り付けてもよい。
耐熱性テープ25は、電極群2の端面に相当する以上の大きさを有する限り、何れの形状であってもよい。図1の電池では、耐熱性テープ25は、第1、第2の絶縁カバー6,7の側板6b、7b及び側板6c、7cに亘って貼り付けられるが、これに限定されず、第1、第2の絶縁カバー6,7の側板6b、7bのみに貼り付けられてもよい。また、第1、第2の絶縁カバー6,7の側板6b、6c、7b、7cの内側に貼り付けられてもよい。
本実施形態の電池では、電極群2から飛び出した溶融金属が外装缶1と接触することが避けられるため、外装缶の厚みを薄くすることができ、電池の軽量化に寄与することができる。
電極群2に第1、第2の絶縁カバー6,7及び耐熱性テープ25を取り付けた状態を図5に示す。第1の絶縁カバー6は、電極群2の正極集電タブ12aが突出している端面に挿入され、絶縁カバー固定テープ8で固定される。さらに、耐熱性テープ25が第1の絶縁カバー6の側板6b、6cを覆うように貼り付けられる。同様に、第2の絶縁カバー7も電極群2の正極集電タブ13aが突出している端面に挿入され、絶縁カバー固定テープ8で固定される。さらに、耐熱性テープ25が第2の絶縁カバー7の側板7b(図示せず)、7cを覆うように貼り付けられる。
なお、図5に示すように絶縁カバー固定テープ8で第1、第2の絶縁カバー6,7を固定する場合は、厚みを省く観点から第1、第2の絶縁カバー6,7と絶縁テープ8とは重ならないようにすることが好ましい。或いは、絶縁テープ8上に第1、第2の絶縁カバー6,7を重ねることにより、絶縁カバー固定テープ8を使用せずに固定してもよい。
本実施形態に従って、電極群2を絶縁テープ8で被覆し、電極群2の両端面を第1、第2の絶縁カバー6,7で覆い、さらに、第1、第2の絶縁カバー6,7に、電極群2の端面と対向するように耐熱性テープ25を固定することによって、電池に衝撃が加わった際などに電極群2が動いて外装缶1と接触しても、外装缶1と電極群2との絶縁性が保たれるとともに、振動や衝撃等により正負極リード3,4と正負極集電体12a、13aとの接合が外れた際にも、正負極リード3,4が電極群2及び外装缶1と接触することが防止され、且つ、例えば電池が過充電状態になり電極群2から溶融した金属が電極群2から飛び出した場合であっても、溶融金属と外装缶1とが接触することを回避することができ、外装缶1の板厚に関わらず、外装缶1に穴が開くことを防ぐことができる。よって、電池の安全性をさらに向上させることができる。
以上説明した第1の実施形態によれば、高い安全性を有する電池を提供することができる。
なお、実施形態では二つの集電部を有する正負極リードを用いた電池について説明したが、これに限定されず、例えば一つの集電部を有する正負極リードを用いてもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の電池は、一対の絶縁性部材として耐熱性樹脂により形成された第1,第2の絶縁カバーを用いる以外は、第1の実施形態の電池と同様の構成を有する。
図6は、第2の実施形態の密閉型の角型非水電解質二次電池30を示す展開斜視図であり、図7は図6の電池30における電極群2を外装缶1に収納する工程を示す斜視図である。
本実施形態において、第1,第2の絶縁カバー36、37は、耐熱性樹脂から形成されることが好ましい。耐熱性樹脂としては、熱硬化性樹脂を用いることができる。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、及びフェノール樹脂を用いることができる。
第1の絶縁カバー36は、開口部36aと、正極集電タブ12aの端面を覆う側板36bと、正極集電タブ12aの最外周を覆うようにU字状に湾曲した側板36cとを有する。第1の絶縁カバー36は、正極リード3及び正極集電タブ12aにおける外装缶1の内面と対向する部分を覆い、正極リード3及び正極集電タブ12aと外装缶1との絶縁性を確保するとともに、正極リード3の第1、第2の集電部3c、3dと正極集電タブ12aとの接合部を保持する。また、第1の絶縁カバー36の側板36bは、電極群2の端面と対向する耐熱部として機能する。
第2の絶縁カバー37は、開口部37aと、負極集電タブ13aの端面を覆う側板37bと、負極集電タブ13aの最外周を覆うようにU字状に湾曲した側板37cとを有する。第2の絶縁カバー37は、負極リード4及び負極集電タブ13aにおける外装缶1の内面と対向する部分を覆い、負極リード4及び負極集電タブ13aと外装缶1との絶縁性を確保するとともに、負極リード4の第1、第2の集電部4c、4dと負極集電タブ13aとの接合部を保持する。また、第2の絶縁カバー37の側板37bは、電極群2の端面と対向する耐熱部として機能する。
電極群2に第1、第2の絶縁カバー36,37を取り付けた状態を図7に示す。第1の絶縁カバー36は、電極群2の正極集電タブ12aが突出している端面に挿入され、絶縁カバー固定テープ8で固定される。同様に、第2の絶縁カバー37も電極群2の正極集電タブ13aが突出している端面に挿入され、絶縁カバー固定テープ8で固定される。
図7に示すように絶縁カバー固定テープ8で第1、第2の絶縁カバー36,37を固定する場合は、厚みを省く観点から第1、第2の絶縁カバー36,37と絶縁テープ8とは重ならないようにすることが好ましい。或いは、絶縁テープ8上に第1、第2の絶縁カバー36,37を重ねることにより、絶縁カバー固定テープ8を使用せずに固定してもよい。
本実施形態に従って、電極群2を絶縁テープ8で被覆し、さらに電極群2の両端面を耐熱性の第1、第2の絶縁カバー36,37で覆うことにより、電池に衝撃が加わった際などに電極群2が動いて外装缶1と接触しても、外装缶1と電極群2との絶縁性が保たれるとともに、振動や衝撃等により正負極リード3,4と正負極集電タブ12a、13aとの接合が外れた際にも、正負極リード3,4が電極群2及び外装缶1と接触することが防止され、且つ、例えば電池が過充電状態になり電極群2から溶融した金属が電極群2から飛び出した場合であっても、溶融金属と外装缶1とが接触することを回避することができ、外装缶1の板厚に関わらず、外装缶1に穴が開くことを防ぐことができる。よって、電池の安全性をさらに向上させることができる。また、第1,第2の絶縁カバー36、37が耐熱性であることによって、他の耐熱性部材を用いる必要がなく、より簡便に安全性を高めることができる。
以上説明した第2の実施形態によれば、高い安全性を有する電池を提供することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に従って、上記第1及び第2の実施形態に記載された単電池を一以上備える電池パックが提供される。図8は、電池パック60を示す斜視図である。電池パック60は、ロワーケース64と、センターケース62と、アッパーケース66から構成されるケース61に、例えば8個の単電池が収容される。アッパーケース66の単電池と対向する面には複数の透孔が設けられ、単電池の正極端子10及びガスケット15、負極端子11及びガスケット16、及び安全弁36は、透孔を通して外部に露出する。
アッパーケース66の単電池と対向する面の外側の面には、アッパーケース66の長手方向に並んだ2つのセンターリブ68が形成され、アッパーケース66の長手方向全長に亘って延びている。2つのセンターリブ68は、安全弁36のための透孔を間に挟んで配置されている。
アッパーケース66の単電池と対向する面の外側の面には、複数の保持リブ70が突設されている。各保持リブ70は、アッパーケース66の幅方向に延びており、隣合う透孔の間に形成されている。各保持リブ70は、センターリブ68よりも低い高さに形成されている。
各単電池は、正極端子10及び負極端子11が適宜選択されるバスバー(図示せず)と接合されて、電気的に直列もしくは並列に接続される。図8では、単電池の向きを2個ずつ交互に配置した形態を示したが、これに限定されず、任意に直列接続、或いは並列に接続するための配置にしてもよい。あるいは、直列接続と並列接続を組合せてもよい。組み上がった電池パックをさらに直列又は並列に接続することもできる。
また、電池パックの態様は用途により適宜変更される。本実施形態に係る電池パックは、大電流を取り出したときにサイクル特性が優れていることが要求される用途に好適に用いられる。具体的には、デジタルカメラの電源として、又は、例えば二輪乃至四輪のハイブリッド電気自動車、二輪乃至四輪の電気自動車、及び、アシスト自転車の車載用電池として用いられる。特に、車載用電池として好適に用いられる。
以上説明した第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態による高い安全性を有する密閉型二次電池を複数備えることによって、安全性が高い電池パックを提供することができる。
ここで、第1及び第2の実施形態の電池に用いられることが可能な代表的な正負極端子材料の説明をする。負極活物質に炭素系材料を使用するリチウムイオン二次電池の場合、正極端子は一般的に、アルミニウムあるいはアルミニウム合金が使用され、負極端子は、銅、ニッケル、ニッケルメッキされた鉄などの金属が使用される。また、負極活物質にチタン酸リチウムを使用する場合は、上記に加え、負極端子にアルミニウムあるいはアルミニウム合金を使用してもかまわない。正負極端子にアルミニウムあるいはアルミニウム合金を使用する場合、正負極集電タブ及び正負極リードは、アルミニウムあるいはアルミニウム合金から形成することが望ましい。
次に、第1、第2の実施形態の電池で用いることが可能な正極、負極、セパレータ及び電解液について説明する。
正極は、例えば、正極活物質を含むスラリーをアルミニウム箔もしくはアルミニウム合金箔からなる集電体に塗着することにより作製される。正極活物質としては、特に限定されるものではないが、リチウムを吸蔵放出できる酸化物や硫化物、ポリマーなどが使用できる。好ましい活物質としては、高い正極電位が得られるリチウムマンガン複合酸化物、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウム燐酸鉄等が挙げられる。また、負極は、負極活物質を含むスラリーをアルミニウム箔もしくはアルミニウム合金箔からなる集電体に塗着することにより作製される。負極活物質としては、特に限定されるものではないが、リチウムを吸蔵放出できる金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物、合金等が使用でき、好ましくは、リチウムイオンの吸蔵放出電位が金属リチウム電位に対して0.4V以上貴となる物質である。このようなリチウムイオン吸蔵放出電位を有する負極活物質は、アルミニウムもしくはアルミニウム合金とリチウムとの合金反応を抑えられることから、負極集電体及び負極関連構成部材へのアルミニウムもしくはアルミニウム合金の使用を可能とする。たとえば、チタン酸化物、チタン酸リチウムのようなリチウムチタン複合酸化物、タングステン酸化物、アモルファススズ酸化物、スズ珪素酸化物、酸化珪素などがあり、中でもリチウムチタン複合酸化物が好ましい。セパレータとしては、微多孔性の膜、織布、不織布、これらのうち同一材又は異種材の積層物等を用いることができる。セパレータを形成する材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合ポリマー、エチレン−ブテン共重合ポリマー等を挙げることができる。
電解液は、非水溶媒に電解質(例えば、リチウム塩)を溶解させることにより調製された非水電解液が用いられる。非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、スルホラン、アセトニトリル、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジメトキシプロパン、ジメチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、2−メチルテトラヒドロフラン等を挙げることができる。非水溶媒は、単独で使用しても、2種以上混合して使用してもよい。電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ過リン酸リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6)、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)等のリチウム塩を挙げることができる。電解質は単独で使用しても、2種以上混合して使用してもよい。電解質の非水溶媒に対する溶解量は、0.2mol/L〜3mol/Lとすることが望ましい。
(実施例)
正極には、リチウムコバルト酸化物(LiCoO2)と、導電剤として黒鉛粉末と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを含む活物質含有層が、アルミニウムもしくはアルミニウム合金箔からなる集電体の両面に形成されたシート状のものを使用した。一方、負極には、チタン酸リチウム(LiTi12)と、導電剤として炭素粉末と結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを含む活物質含有層が、アルミニウムもしくはアルミニウム合金箔からなる集電体の両面に形成されたシート状のものを使用した。
偏平電極群は、正極と負極との間にセパレータを介在させながら、これらを渦巻状に捲回した後、全体を外装缶の断面形状に合致した断面四角形状に押し潰し変形することにより作製された図1に示した構造を有するものを使用した。電極群の最外周を絶縁テープで被覆した。
この偏平電極群を、アルミニウムから形成された外装缶に収容した。外装缶は、電極群の端面と対向する短側壁の板厚が0.6mmであり、電極群の厚さ方向に垂直な長側壁の板厚が0.5mmであった。
図5に示すように、電極群の両端のそれぞれに、ポリプロピレンから形成した絶縁カバーをはめ、絶縁カバー固定テープにより固定した。さらに、それぞれの絶縁カバーの外側に耐熱性テープ(カプトンテープ(登録商標))を貼り付けた。
(比較例1)
耐熱性テープを片方の絶縁カバーのみに貼り付けた他は、実施例1と同様に電池を作製した。
(比較例2)
耐熱性テープを両方の絶縁カバーに貼り付けなかった他は、実施例1と同様に電池を作製した。
(測定)
実施例1、比較例1及び比較例2の各電池を20個ずつ作製した。それぞれの電池を用いて過充電試験を実施した。
過充電試験は、電池の両側の主面をステンレスの板で挟み、ボルト4本で止めることにより電池を拘束した状態で、20A、12Vまでの定電流充電により行った。
(結果)
実施例1の20個の電池のうち、外装缶に穴開きが生じた電池はないことが確認された。比較例1の20個の電池では、耐熱性テープを貼り付けなかった方の外装缶の短側壁に、50%の割合で穴開きが発生した。比較例2の20個の電池では、外装缶の何れかの短側壁に60%の割合で穴開きが発生した。
以上のことから、電極群の端面に耐熱性テープを貼ることにより、外装缶の側壁に穴開きが生じることを防ぎ、安全性を向上させることが可能であることが示された。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 集電タブが両端面から渦巻状に突出した偏平型電極群と、
前記電極群が収納される外装缶と、
前記外装缶の開口部に取り付けられ、正極端子及び負極端子を有する蓋と、
一方が前記正極端子に電気的に接続され、他方が前記負極端子に電気的に接続される一対のリードと、
前記電極群の最外周を絶縁するための絶縁テープと、
前記電極群のそれぞれの端面に配置され、前記電極群の端面と対向する耐熱部を有し、前記リード及び前記集電タブにおける前記外装缶の内面と対向する部分を覆う、一対の絶縁性部材と、を備える電池。
[2] 前記一対の絶縁性部材の前記耐熱部が、耐熱性樹脂から形成される、[1]に記載の電池。
[3] 前記一対の絶縁性部材が、
前記リード及び前記集電タブにおける前記外装缶の内面と対向する部分を覆う一対の絶縁カバーと、
前記耐熱部として、前記一対の絶縁カバーのそれぞれに固定され、前記耐熱性樹脂から形成された耐熱性テープと、を含む、[2]に記載の電池。
[4] 前記外装缶の前記電極群の端面と対向する側壁の板厚が、0.5〜1mmである、[3]に記載の電池。
[5] 前記一対の絶縁性部材が、前記耐熱性樹脂から形成された一対の絶縁カバーである、[2]に記載の電池。
[6] 前記耐熱性樹脂が熱硬化性樹脂である、[5]に記載の電池。
[7] 前記外装缶の前記電極群の端面と対向する側壁の板厚が、0.5〜1mmである、[6]に記載の電池。
[8] [1]〜[7]の何れかに記載の電池を備える電池パック。
1…外装缶、2…電極群、3…正極リード、4…負極リード、5…絶縁テープ、6,36…第1の絶縁カバー、7,37…第2の絶縁カバー、8…絶縁テープ、9…蓋、10…正極端子、11…負極端子、12…正極、12a…正極集電タブ、13…負極、13a…負極集電タブ、14…セパレータ、15,16…絶縁ガスケット、17…電解液孔、18…凸部、20…電池、21…電解液。

Claims (4)

  1. 集電タブが両端面から渦巻状に突出した偏平型電極群と、
    前記電極群が収納される外装缶と、
    前記外装缶の開口部に取り付けられ、正極端子及び負極端子を有する蓋と、
    一方が前記正極端子に電気的に接続され、他方が前記負極端子に電気的に接続される一対のリードと、
    前記電極群の最外周を絶縁するための絶縁テープと、
    前記電極群のそれぞれの端面に配置され、前記電極群の端面と対向する耐熱部を有し、前記リード及び前記集電タブにおける前記外装缶の内面と対向する部分を覆う、一対の絶縁性部材とを備え、
    前記一対の絶縁性部材が、
    前記リード及び前記集電タブにおける前記外装缶の内面と対向する部分を覆う一対の絶縁カバーと、
    前記耐熱部として、前記一対の絶縁カバーのそれぞれに固定され、耐熱性樹脂から形成された耐熱性テープとを含む、電池。
  2. 前記外装缶の前記電極群の端面と対向する側壁の板厚が、0.5〜1mmである、請求項に記載の電池。
  3. 前記耐熱性樹脂が熱硬化性樹脂である、請求項1または2に記載の電池。
  4. 請求項1〜の何れか一項に記載の電池を備える電池パック。
JP2010181853A 2010-08-16 2010-08-16 電池 Active JP5558262B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010181853A JP5558262B2 (ja) 2010-08-16 2010-08-16 電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010181853A JP5558262B2 (ja) 2010-08-16 2010-08-16 電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012043564A JP2012043564A (ja) 2012-03-01
JP5558262B2 true JP5558262B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=45899659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010181853A Active JP5558262B2 (ja) 2010-08-16 2010-08-16 電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5558262B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012133775A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 株式会社Gsユアサ 蓄電素子
JP5651610B2 (ja) * 2012-01-26 2015-01-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 二次電池
EP2639876B1 (en) * 2012-03-15 2015-11-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonaqueous electrolyte secondary battery
JP5858235B2 (ja) * 2012-04-16 2016-02-10 三菱自動車工業株式会社 電池
JP6232848B2 (ja) 2012-09-26 2017-11-22 株式会社Gsユアサ 蓄電素子
JP5811070B2 (ja) * 2012-10-11 2015-11-11 株式会社豊田自動織機 蓄電装置
JP6149570B2 (ja) * 2013-07-22 2017-06-21 株式会社Gsユアサ 蓄電素子
JP6225734B2 (ja) * 2014-02-03 2017-11-08 株式会社豊田自動織機 蓄電装置
JP6372190B2 (ja) * 2014-06-25 2018-08-15 日立化成株式会社 リチウムイオン二次電池及び非水電解質二次電池
JP2016039090A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社Gsユアサ 蓄電素子および蓄電装置
WO2017158704A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 株式会社村田製作所 蓄電デバイス
WO2017158702A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 株式会社村田製作所 蓄電デバイス
EP3703160B1 (en) 2019-03-01 2023-02-15 Qinghai Contemporary Amperex Technology Limited Secondary battery

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08115729A (ja) * 1994-10-13 1996-05-07 Japan Storage Battery Co Ltd 有機電解液電池およびその製造方法
JP3332783B2 (ja) * 1997-02-27 2002-10-07 三洋電機株式会社 リチウムイオン電池及び同電池における電解液の注液方法
JP2001229971A (ja) * 2000-02-14 2001-08-24 At Battery:Kk 非水電解液二次電池
KR100599709B1 (ko) * 2004-07-28 2006-07-12 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
JP4806270B2 (ja) * 2006-02-21 2011-11-02 三洋電機株式会社 角形電池
JP5274026B2 (ja) * 2008-01-11 2013-08-28 三洋電機株式会社 角形電池
JP5165482B2 (ja) * 2008-07-11 2013-03-21 日立ビークルエナジー株式会社 捲回式二次電池
JP5522507B2 (ja) * 2009-06-23 2014-06-18 株式会社Gsユアサ 電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012043564A (ja) 2012-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5558262B2 (ja) 電池
US11158898B2 (en) Battery with wound electrode group and positive and negative electrode insulating covers
JP5537094B2 (ja) 電池
JP5774752B2 (ja) 電池及び組電池
US10115937B2 (en) Battery including branched current collector sections
JP4926534B2 (ja) 巻取型電極組立体及びこれを備えるリチウム二次電池
JP5558265B2 (ja) 電池
JP2011049064A (ja) 電池
JP7196322B2 (ja) 電池、電池パック及び車両
JP6972164B2 (ja) 電池及び電池パック
KR101821488B1 (ko) 전지
JP2013246933A (ja) リチウムイオン電池
KR101669123B1 (ko) 파우치형 이차 전지 및 이를 포함하는 배터리 모듈
JP5161421B2 (ja) 非水電解質電池
JP2017004640A (ja) 二次電池
JP2019087418A (ja) 電池
KR20140013132A (ko) 이차전지
JP2012004141A (ja) 非水電解質電池
KR20140013134A (ko) 이차전지
JP7135219B2 (ja) 絶縁部材、電池、電池パック、車両及び電池の製造方法
CN115458848A (zh) 具备固定构件的电池
CN113169410A (zh) 电池模块、电池组以及车辆

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140604

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5558262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151