JP2016039090A - 蓄電素子および蓄電装置 - Google Patents

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和田  隆
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Abstract

【課題】蓄電素子の性能低下を低減することができる蓄電素子を提供する。【解決手段】蓄電素子10は、活物質層が表面に形成されている正極410および負極420と、セパレータ431、432とが積層される電極体400と、電極体400を収容する容器100と、電極体400の活物質層が形成されている形成領域403において、電極体400の積層方向で重なって配置されるスペーサと、を備え、スペーサは、形成領域403のうちの積層方向に交差する交差方向の端部において、電極体400が容器100から受けている積層方向の圧力が、形成領域403のうちの交差方向の中央部において電極体400が容器100から受けている積層方向の圧力以上になるように配置されている。【選択図】図6

Description

本発明は、容器と、容器に収容される電極体とを備える蓄電素子および蓄電装置に関する。
従来、正極および負極と、セパレータとが積層されることにより構成されている電極体が、容器に収納されている蓄電素子が知られている(特許文献1参照)。
特開2014−53241号公報
しかしながら、このような蓄電素子では、性能低下を招く場合がある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、蓄電素子の性能低下を低減することができる蓄電素子等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る蓄電素子は活物質層が表面に形成されている正極および負極と、セパレータとが積層される電極体と、前記電極体を収容する容器と、前記電極体の前記活物質層が形成されている形成領域において、前記電極体の積層方向で重なって配置されるスペーサと、を備え、前記スペーサは、前記形成領域のうちの前記積層方向に交差する交差方向の端部において前記電極体が前記容器から受けている前記積層方向の圧力が、前記形成領域のうちの前記交差方向の中央部において前記電極体が前記容器から受けている前記積層方向の圧力以上になるように配置されている。
これによれば、スペーサは、電極体の活物質層が形成されている形成領域において、電極体の積層方向で重なっている。また、スペーサは、形成領域のうちの交差方向の端部において電極体が容器から受けている積層方向の圧力が、形成領域のうちの交差方向の中央部において電極体が容器から受けている積層方向の圧力以上になるように圧迫する。電極体の形成領域のうちの中央部は、蓄電素子の充放電を繰り返すことにより、積層方向に膨張しやすい。このため、スペーサの構成を、端部にかかる積層方向の圧力が中央部にかかる積層方向の圧力以上となるように圧迫することで、時間平均においては電極体の形成領域にかかる積層方向の圧力を均圧になるように圧迫できる。これにより、電極体の他部の電流密度が上昇することで、局在的に劣化が進むことを低減することができ、蓄電素子の性能低下を防ぐことができる。
また、例えば、前記電極体は、前記形成領域において、前記端部の前記積層方向の厚みよりも、前記中央部の前記積層方向の厚みが厚く、前記スペーサは、前記電極体の前記端部に対向して配置されていてもよい。
このような電極体を容器の内部に収容する蓄電素子において、電極体の形成領域の端部と容器との間にスペーサが配置されるため、形成領域において、電極体が容器から受けている積層方向の圧力が均圧になるように圧迫できる。
また、本発明の一形態に係る蓄電素子は、活物質層が表面に形成されている正極および負極と、セパレータとが積層される電極体と、前記電極体を収容する容器と、前記電極体の前記活物質層が形成されている形成領域において、前記電極体の積層方向で重なって配置されるスペーサと、を備え、前記電極体は、前記形成領域において、前記積層方向に交差する交差方向の端部の前記積層方向の厚みよりも、前記交差方向の中央部の前記積層方向の厚みが厚く、前記スペーサは、前記電極体の前記端部に対向して配置されている。
これによれば、スペーサは、電極体の活物質層が形成されている形成領域において、電極体の積層方向で重なっており、電極体の形成領域の端部と容器との間にスペーサが配置される。このため、形成領域において、電極体が容器から受けている積層方向の圧力が均圧になるように圧迫できる。
また、例えば、さらに、前記電極体の前記交差方向の端部と電気的に接続されている集電体を備え、前記スペーサは、前記容器と、前記集電体との間に配置される第一部分と、前記容器と、前記交差方向における前記電極体の端部との間に配置される第二部分と、を有し、前記第二部分が前記電極体の前記形成領域において、前記電極体の積層方向で重なって配置されてもよい。
これによれば、スペーサは、第一部分が容器と集電体との間に配置されているため、集電体が容器に対して振動することから保護することができる。また、スペーサは、第二部分が、容器と交差方向における電極体の端部との間に配置され、かつ、電極体の形成領域において、電極体の積層方向で重なって配置されるため、電極体の形成領域において交差方向の端部を圧迫できる。
また、例えば、前記スペーサの前記第二部分は、前記積層方向における前記電極体の両側に配置されていてもよい。
このため、スペーサは、交差方向における形成領域の両端に対応する電極体の部分に対して、積層方向の両外側から容器からの圧力を伝えることができる。このため、スペーサは、積層方向の外側の一方側に偏って容器からの圧力を伝えることを低減できる。これにより、電流密度が偏って上昇する部分が発生することを低減でき、電極体において局在的に劣化が進む部分が発生することを防ぐことができる。よって、蓄電素子の性能低下を防ぐことができる。
また、本発明の一形態に係る蓄電素子は、活物質層が表面に形成されている正極および負極と、セパレータとが巻回されることにより積層される電極体と、前記電極体を収容する容器と、前記電極体の前記活物質層が形成されている形成領域において、前記電極体の積層方向で重なって配置されるスペーサと、を備え、前記スペーサは、(i)前記電極体の中心に配置される巻芯であり、(ii)前記正極および前記負極と、前記セパレータとが巻回されており、かつ、前記積層方向に交差する方向における前記形成領域の中央に対応する中央部と、前記正極および前記負極と、前記セパレータとが巻回されており、かつ、前記積層方向に交差する方向における前記形成領域の端に対応する端部と、を有し、前記端部は、前記中央部よりも前記積層方向の厚みが厚い。
このため、電極体の中心に配置されるスペーサにおいても、積層方向に交差する方向における当該スペーサの中央部よりも端部の方が積層方向の厚みが厚くなるように構成することで、形成領域において、電極体が容器から受けている積層方向の圧力が均圧になるように圧迫することができる。
また、例えば、前記電極体は、前記形成領域の端部において、前記形成領域の前記交差方向における外縁に向かうほど、前記積層方向の厚みが薄くなっていてもよい。
これによれば、電極体の形成領域の端部において、形成領域の交差方向における外縁に向かうほど、積層方向の厚みが薄くなるような電極体が採用されている蓄電素子であっても、形成領域において、電極体が容器から受けている積層方向の圧力が均圧になるように圧迫することができる。
また、例えば、前記スペーサは、前記交差方向における前記形成領域の両端に対応する前記電極体の部分から、前記交差方向における前記形成領域の中央に向かうほど、厚みが薄くなっていてもよい。
これによれば、スペーサは、電極体の端部と、容器との間のスペースの形状に対応する形状となっている。このような形状のスペーサが、電極体の端部と、容器との間のスペースに配置されているため、形成領域において、電極体が容器から受けている積層方向の圧力が、交差方向の位置によらずより均一な圧力になるように圧迫することができる。これにより、電流密度が偏って上昇する部分が発生することを低減でき、電極体において局在的に劣化が進む部分が発生することを防ぐことができる。よって、蓄電素子の性能低下を防ぐことができる。
また、前記正極および前記負極の少なくとも一方は、前記形成領域のうちの一部の領域であって、前記活物質層が形成されていない非形成領域側の領域の前記活物質層上に絶縁層が形成されていてもよい。
これによれば、正極および負極の少なくとも一方には、形成領域のうちで厚みが薄くなりやすい、非形成領域側の領域の活物質層上に絶縁層が形成されているため、電極体の積層方向の中央付近においても、より確実に形成領域の非形成領域側の領域に対して容器からの圧力を伝えることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る蓄電装置は、1以上の蓄電素子であって、上述した蓄電素子と、前記1以上の蓄電素子を前記電極体の積層方向に圧迫する圧迫部材と、を備える。
これによれば、1以上の蓄電素子が挟持部材によって圧迫されるような場合であっても、スペーサの構成を適用することで、形成領域において、電極体が容器から受けている積層方向の圧力が均圧になるように圧迫することができる。これにより、電流密度が偏って上昇する部分が発生することを低減でき、電極体において局在的に劣化が進む部分が発生することを防ぐことができる。よって、蓄電装置の性能低下を防ぐことができる。
本発明に係る蓄電素子および蓄電装置によれば、蓄電素子の性能低下を低減することができる。
本発明の実施の形態1の蓄電素子の外観を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る蓄電素子の容器の容器本体を分離して蓄電素子が備える各構成要素を示す斜視図である。 電極体の一部を取り除いて正極、負極、第一セパレータおよび第二セパレータを露出させた斜視図である。 電極体の正極、負極、第一セパレータ、第二セパレータおよび巻芯の各構造について説明するための図である。 電極体のY軸方向の幅について説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る蓄電素子のスペーサを説明するための図である。 本発明の実施の形態1の変形例1に係る蓄電素子のスペーサを説明するための図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係る蓄電素子のスペーサを説明するための図である。 本発明の実施の形態1の変形例3に係る電極体の正極、負極、第一セパレータ、第二セパレータおよび巻芯の各構造について説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る蓄電素子の容器の容器本体を分離して蓄電素子が備える各構成要素を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る蓄電素子のスペーサを説明するための図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者は、「背景技術」の欄において記載した、蓄電素子に関して以下の問題が生じることを見出した。
従来の蓄電素子では、電極体の積層方向に交差する方向(交差方向)における電極体の両端と、当該交差方向における電極体の中央とでは、容器から加えられる圧力にばらつきが生じている。これにより、積層方向にかかる圧力が大きい部分では、セパレータが強く圧迫されるため、当該部分のセパレータの透気度が大幅に増大する。一方で、積層方向にかかる圧力が小さい部分ではセパレータの透気度がそれほど増大しない。このため、積層方向にかかる圧力が小さい部分では、積層方向にかかる圧力が大きい部分よりも電流密度が上昇し、これにより局在的に劣化が進むと考えられる。このように、電極体において局在的に劣化が進む部分が発生するため、蓄電素子の性能低下が顕著となる。
なお、このような現象は、複数の蓄電素子を電極体の積層方向に並べて配置し、当該複数の蓄電素子を積層方向で挟み込んで一体化させる組電池(蓄電装置)において顕著である。つまり、容器の内部で、電極体が容器からの圧力を大きく受ける構成である場合に、交差方向における電極体の両端と、電極体の中央とで、容器から加えられる圧力にばらつきが生じやすく、蓄電素子の性能低下が顕著となる。
このような問題についても解決するために、本発明の一態様に係る蓄電素子を、交差方向における電極体の両端と、電極体の中央とで、容器から加えられる圧力にばらつきを軽減するために、以下で説明する構成としている。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る蓄電素子および蓄電装置について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、以下の説明及び図面中において、蓄電素子の電極体の巻回軸方向をX軸方向(以下、交差方向ともいう)と定義する。つまり、X軸方向(交差方向)は、集電体もしくは電極端子の並び方向、または、容器の短側面の対向方向として定義できる。また、蓄電素子の上下方向をZ軸方向と定義する。つまり、Z軸方向は、集電体の足が延びる方向、または、容器の短側面の長手方向として定義できる。また、X軸方向及びZ軸方向と交差する方向をY軸方向と定義する。つまり、Y軸方向は、容器の長側面の対向方向、容器の短側面の短手方向、または、容器の厚さ方向として定義できる。
(実施の形態1)
まず、蓄電素子10の構成について、説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る蓄電素子10の外観を模式的に示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る蓄電素子10の容器100の容器本体111を分離して蓄電素子10が備える各構成要素を示す斜視図である。
蓄電素子10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。特に、蓄電素子10は、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)、またはハイブリッド電気自動車(HEV)に適用される。なお、蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。
これらの図に示すように、蓄電素子10は、容器100と、正極端子200と、負極端子300とを備えている。また、容器100内方には、正極集電体120と、負極集電体130と、電極体400と、2つの第一スペーサ500とが収容されている。蓄電素子10の容器100の内部には電解液(非水電解液)などの液体が封入されているが、当該液体の図示は省略する。なお、容器100に封入される電解液としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく様々なものを選択することができる。
容器100は、矩形筒状で底を備える容器本体111と、容器本体111の開口を閉塞する板状部材である蓋体110とで構成されている。また、容器100は、電極体400等を内部に収容後、蓋体110と容器本体111とが溶接等されることにより、内部を密封することができるものとなっている。なお、蓋体110及び容器本体111の材質は、特に限定されないが、例えばステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金など溶接可能な金属であるのが好ましい。
電極体400は、正極と負極とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる部材である。具体的には、正極は、アルミニウムやアルミニウム合金などからなる長尺帯状の金属箔である正極基材層上に正極活物質層が形成されたものである。また、負極は、銅や銅合金などからなる長尺帯状の金属箔である負極基材層上に負極活物質層が形成されたものである。また、セパレータは、樹脂からなる微多孔性のシートである。電極体400の具体的な構成については、図3〜図5を用いて説明する。
図3〜図5は、電極体400の構造を説明するための図である。具体的には、図3は、電極体400の一部を取り除いて正極410、負極420、第一セパレータ431および第二セパレータ432を露出させた斜視図である。図4は、電極体400の正極410、負極420、第一セパレータ431、第二セパレータ432および第二スペーサ440の各構造について説明するための図である。図5は、電極体400のY軸方向の幅について説明するための断面図である。具体的には、図5は、図3における電極体400のB−B断面図である。
電極体400は、図3〜図5に示すように、正極410および負極420と、正極410および負極420の間に配置される第一セパレータ431および第二セパレータ432とが積層されるように、巻芯としての第二スペーサ440に巻回されてなる。
図3に示すように、電極体400は、正極410と、第一セパレータ431と、負極420と、第二セパレータ432とがこの順に積層され、かつ、断面が長円形状になるように第二スペーサ440の外周に巻回されることにより形成される。なお、同図では、電極体400の形状としては長円形状を示したが、円形状または楕円形状でもよい。また、電極体400の形状は巻回型に限らず、平板状極板を積層した形状でもよい。
正極410は、アルミニウムからなる長尺帯状の正極基材411の両表面に、正極活物質層412が形成されたものである。なお、本発明に係る蓄電素子10に用いられる正極410は、特に従来用いられてきたものと異なるところはなく、通常用いられているものが使用できる。
例えば、正極活物質としては、LiMPO、LiMSiO、LiMBO(MはFe、Ni、Mn、Co等から選択される1種または2種以上の遷移金属元素)等のポリアニオン化合物、チタン酸リチウム、マンガン酸リチウム等のスピネル化合物、Li1+α1−α(0≦α<1、MはFe、Ni、Mn、Co等から選択される1種または2種以上の遷移金属元素)等のリチウム遷移金属酸化物等を用いることができる。
負極420は、銅からなる長尺帯状の負極基材421の両表面に、負極活物質層422が形成されたものである。なお、本発明に係る蓄電素子10に用いられる負極420は、特に従来用いられてきたものと異なるところはなく、通常用いられているものが使用できる。
例えば、負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な負極活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。例えば、リチウム金属、リチウム合金(リチウム−アルミニウム、リチウム−鉛、リチウム−錫、リチウム−アルミニウム−錫、リチウム−ガリウム、およびウッド合金等のリチウム金属含有合金)の他、リチウムを吸蔵・放出可能な合金、炭素材料(例えば黒鉛、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温焼成炭素、非晶質カーボン等)、金属酸化物、リチウム金属酸化物(LiTi12等)、ポリリン酸化合物などが挙げられる。
正極410と負極420とは、第一セパレータ431および第二セパレータ432を介し、長尺帯状の幅方向(X軸方向)に互いにずらして、当該幅方向に沿う回転軸を中心に長円形状に巻回されている。そして、図4に示すように、正極410および負極420は、それぞれのずらす方向の端縁部である正極接続部401および負極接続部402を活物質層412、422の非形成部とすることにより、巻回軸の一端側には、正極活物質層412が形成されていない正極基材411であるアルミニウム箔が露出し、巻回軸の他端側には、負極活物質層422が形成されていない負極基材421である銅箔が露出している。つまり、電極体400のX軸方向の一端側の一部は、正極基材411のみが露出する正極接続部401であり、電極体400のX軸方向の他端側の一部は、負極基材421のみが露出する負極接続部402である。つまり、正極接続部401は、正極410の活物質層非形成部が積層されて束ねられた電極体400の正極側の端部である。また、負極接続部402は、負極の活物質層非形成部が積層されて束ねられた電極体400の負極側の端部である。
また、図4に示すように、正極410と負極420と第一セパレータ431と第二セパレータ432とが重なり合っている領域において、正極410には正極活物質層412が形成されており、負極420には負極活物質層422が形成されている。つまり、電極体400は、正極基材411および負極基材421に、それぞれ活物質が形成されることで、正極活物質層412および負極活物質層422が形成されている形成領域403を有する。形成領域403は、説明の便宜上、第一形成領域403aと、第二形成領域403bと、第三形成領域403cとに分けることができる。具体的には、第一形成領域403aとは、形成領域403のうちの正極(正極接続部401)側の端部に相当する領域である。第二形成領域403bとは、形成領域403のうちの負極(負極接続部402)側の端部に相当する領域である。第三形成領域403cとは、第一形成領域403aおよび第二形成領域403bの間に隣接している領域である。
正極410は、上述したように、長尺帯状の正極基材411の両表面に、所定の幅で活物質層非形成部が残るように正極活物質が形成されることで正極活物質層412形成されている。また、正極410は、正極活物質が形成された後で、活物質層非形成部のX軸方向反対側であって、正極活物質層412が形成されている領域において、長尺帯状の長手方向に沿って切断されることで製造される。
活物質は、正極基材411の表面に厚みが均一になるように形成される。しかしながら、形成されているときにおいて活物質は流動性を有しているため、活物質が形成された領域のうちの端部の領域では、活物質は、表面張力の影響を受けて、それ以外の領域(例えば活物質が形成された領域の中央の領域)よりも薄くなってしまう。つまり、活物質層非形成部に隣接している第一正極活物質層412aは、活物質が形成された領域のうちの端部の領域に相当するため、端部の領域以外の領域に形成された第二正極活物質層412bよりも表面張力の影響を受けて薄くなりやすい。このため、第一正極活物質層412aの厚みは、第二正極活物質層412bの厚みよりも薄くなるのである。つまり、電極体400は、形成領域403の端部の第一形成領域403aおよび第二形成領域403bにおいて、形成領域403a、403bの交差方向(X軸方向)における外縁に向かうほど、積層方向(Y軸方向)の厚みが薄くなっている。なお、正極410の、活物質層非形成部とはX軸方向の反対側の端部では、正極活物質層412が形成された後に、切断されているため、正極活物質層412の厚みは第二正極活物質層412bでは略均一である。ここで、第一正極活物質層412aは、第一形成領域403aにおける正極活物質層412であり、第二正極活物質層412bは、第二形成領域403bおよび第三形成領域403cにおける正極活物質層412である。
なお、正極410について説明したが、負極420についても同様のことが言える。つまり、第一負極活物質層422aの厚みは、第二負極活物質層422bの厚みよりも薄い。ここで、第一負極活物質層422aは、第二形成領域403bにおける負極活物質層422であり、第二負極活物質層422bは、第一形成領域403aおよび第三形成領域403cにおける負極活物質層422である。
このように、電極体400は、構成された正極410および負極420が、第一セパレータ431および第二セパレータ432とともに第二スペーサ440に対して巻回されることにより形成される。つまり、第一形成領域403aでは、第二正極活物質層412bよりも厚みが薄い第一正極活物質層412aが複数積層され、かつ、第二形成領域403bでは、第二負極活物質層422bよりも厚みが薄い第一負極活物質層422aが複数積層される。このため、図5に示すように、第三形成領域403cにおける電極体400の厚みD2は、第一形成領域403aおよび第二形成領域403bにおける電極体400の厚みD1よりも厚い。つまり、電極体400は、形成領域403において、X軸方向の両端部のY軸方向の厚みよりも、X軸方向の中央部のY軸方向の厚みが厚い。
また、電極体400は、図2に示すように、絶縁性のフィルムである絶縁フィルム450が周囲に巻きつけられている。ここで、絶縁フィルム450は、長方形状のシート状の樹脂製の部材であり、電極体400に巻きつけられて、巻き終わり部分を絶縁テープなどにより留められることで、固定される。なお、絶縁フィルム450の材質は、絶縁性を有するフィルムであれば限定されない。
正極集電体120は、電極体400の正極側に配置され、正極端子200と電極体400の正極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。なお、正極集電体120は、電極体400の正極基材層と同様、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成されている。具体的には、正極集電体120は、電極体400の正極接続部401に溶接等によって接合されることで、電極体400の正極と接続される。
負極集電体130は、電極体400の負極側に配置され、負極端子300と電極体400の負極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。なお、負極集電体130は、電極体400の負極基材層と同様、銅または銅合金などで形成されている。具体的には、負極集電体130は、電極体400の負極接続部402に溶接等によって接合されることで、電極体400の負極と接続される。
正極端子200は、電極体400の正極に電気的に接続された電極端子であり、負極端子300は、電極体400の負極に電気的に接続された電極端子である。つまり、正極端子200及び負極端子300は、電極体400に蓄えられている電気を蓄電素子10の外部空間に導出し、また、電極体400に電気を蓄えるために蓄電素子10の内部空間に電気を導入するための金属製の電極端子である。また、正極端子200及び負極端子300は、電極体400の上方に配置された蓋体110に取り付けられている。
2つの第一スペーサ500は、集電体の側方であるX軸方向(以下、交差方向ともいう)に配置され、当該交差方向と交差するZ軸方向に延びるスペーサである。2つの第一スペーサ500のそれぞれは、第一部分510と第二部分520と第三部分530とを有する。第一部分510は、容器100と、正極集電体120または負極集電体130との間に配置される第一スペーサ500の一部分である。第二部分520は、容器100、交差方向(つまり、積層方向に交差する方向)における電極体400の端部との間に配置される第一スペーサ500の一部分である。また、第二部分520は、電極体400のうちの活物質が形成されている形成領域403において、電極体400の積層方向で重なって配置される第一スペーサ500の一部分である。つまり、第二部分520は、電極体400の形成領域403における両端部に対向して配置されている。また、第二部分520は、積層方向(Y軸方向)における電極体400の両側に配置されている。第三部分530は、容器100の底部と、Z軸方向における電極体400の下面との間に配置される第一スペーサ500の一部分である。
図6は、図1における蓄電素子10の第一スペーサ500を説明するための図である。具体的には、図6の(a)は、図1における蓄電素子10のA−A断面図であり、図6の(b)は、図6の(a)の破線で示す領域の拡大図である。
図6に示すように、2つの第一スペーサ500の一方の第一部分510は、正極集電体120のX軸方向マイナス側に、正極集電体120と容器100の側壁とで挟まれ、かつ当該側壁に沿って延びるように配置されている。また、2つの第一スペーサ500の一方の第二部分520は、電極体400の正極接続部401と隣接している形成領域403の端部の領域である第一形成領域403aと、積層方向(Y軸方向)で重なって配置される。また、2つの第一スペーサ500は、交差方向(X軸方向)に対して線対称な形状である。
また、2つの第一スペーサ500の他方の第一部分510は、負極集電体130のX軸方向プラス側に、負極集電体130と容器100の側壁とで挟まれ、かつ当該側壁に沿って延びるように配置されている。また、2つの第一スペーサ500の他方の第二部分520は、電極体400の負極接続部402と隣接している形成領域403の端部の領域である第二形成領域403bと、積層方向(Y軸方向)で重なって配置される。
ここで、2つの第一スペーサ500は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、セラミック、およびそれらの複合材料などの絶縁性の材料で形成されている。つまり、2つの第一スペーサ500の第一部分510は、電極体400、正極集電体120及び負極集電体130と容器100とを絶縁する。また、2つの第一スペーサ500の第一部分510は、電極体400、正極集電体120及び負極集電体130と容器100との間のスペースを埋めることにより、電極体400、正極集電体120及び負極集電体130が容器100に対して振動しないように支持する。
また、2つの第一スペーサ500の第二部分520は、電極体400の第一形成領域403aおよび第二形成領域403bと容器100との間のスペースを埋めている。これにより、2つの第一スペーサ500の第二部分520は、形成領域403のうちの積層方向(Y軸方向)に交差する交差方向(X軸方向)の両端部において電極体400が容器100から受けている積層方向(Y軸方向)の圧力P1が、形成領域403のうちの交差方向の中央部において電極体400が容器100から受けている積層方向の圧力P2以上になるように配置されている。本実施の形態1では、2つの第一スペーサ500の第二部分520は、形成領域403において、電極体400が容器100から受けている積層方向(Y軸方向)の圧力が均圧になるように配置されている。つまり、交差方向(X軸方向)における形成領域403の両端に対応する電極体400の部分が受けている圧力P1と、交差方向(X軸方向)における形成領域403の中央に対応する電極体400の部分が受けている圧力P2とが同じ圧力になるように、第一スペーサ500は、電極体400を圧迫している。なお、圧力P1と圧力P2とは0よりも大きい圧力である。つまり、電極体400は、形成領域403の両端部および中央部において容器100から圧力を受けている。また、2つの第一スペーサ500の第二部分520は、交差方向(X軸方向)における、電極体400および第一スペーサ500からなる収容体の中央部の厚みよりも、当該収容体の両端部の厚みを、多く増加させているとも言える。
本実施の形態1に係る蓄電素子10によれば、第一スペーサ500は、電極体400の活物質が形成されている形成領域403において、電極体400の積層方向(Y軸方向)で重なっている。また、第一スペーサ500は、形成領域403のうちの交差方向(X軸方向)の両端部において電極体400が容器100から受けている積層方向(Y軸方向)の圧力が、形成領域403のうちの交差方向の中央部において電極体400が容器100から受けている積層方向(Y軸方向)の圧力以上になるように圧迫する。ところで、電極体400の形成領域403のうちの中央部は、蓄電素子10の充放電を繰り返すことにより、積層方向(Y軸方向)に膨張しやすい。このため、第一スペーサ500の構成を、両端部に係る積層方向(Y軸方向)の圧力が中央部にかかる積層方向(Y軸方向)の圧力以上となるように圧迫することで、電極体400の形成領域403に係る積層方向(Y軸方向)の圧力を均圧になるように圧迫できる。つまり、第一スペーサ500は、充放電を繰り返して電極体400の中央部が膨張することも考慮に入れて構成されており、電極体400の形成領域403にかかる積層方向の圧力を、時間平均で均圧化することができる。具体的には、X軸方向における電極体400の中央部(つまり第三形成領域403cに対応する電極体400の一部)に対して、X軸方向における電極体400の両端部(つまり第一形成領域403aおよび第二形成領域403bに対応する電極体400の一部)よりも大きく圧力がかかることを低減することができる。これにより、電極体400の両端部における電流密度が上昇することで、局在的に劣化が進むことを低減することができ、蓄電素子10の性能低下を防ぐことができる。
また、本実施の形態1に係る蓄電素子10によれば、電極体400は、形成領域403において、交差方向(X軸方向)の両端部の積層方向の厚みよりも、交差方向(X軸方向)の中央部の積層方向の厚みが厚い。このような電極体400を容器100の内部に収容する蓄電素子10において、電極体400の形成領域403の両端部と容器100との間に第一スペーサ500が配置されるため、形成領域403において、電極体400が容器100から受けている積層方向(Y軸方向)の圧力が均圧になるように圧迫できる。
また、本実施の形態1に係る蓄電素子10によれば、第一スペーサ500の第一部分510は、容器100と正極集電体120および負極集電体130との間に配置されているため、正極集電体120および負極集電体130が容器100に対して振動することから保護することができる。また、第一スペーサ500の第二部分520は、容器100と交差方向(X軸方向)における電極体400の端部との間に配置され、かつ、電極体400の形成領域403において、積層方向(Y軸方向)で重なって配置されるため、電極体400の形成領域403において交差方向(X軸方向)の端部を圧迫できる。
また、本実施の形態1に係る蓄電素子10によれば、第一スペーサ500は、交差方向(X軸方向)に対して線対称な形状であるため、交差方向(X軸方向)における形成領域403の両端に対応する電極体400の部分に対して、積層方向(Y軸方向)の両外側から均等に容器100からの圧力を伝えることができる。このため、第一スペーサ500は、積層方向(Y軸方向)の外側の一方側に偏って容器100からの圧力を伝えることを低減できる。これにより、電流密度が偏って上昇する部分が発生することを低減でき、電極体400において局在的に劣化が進む部分が発生することを防ぐことができる。よって、蓄電素子10の性能低下を防ぐことができる。
(変形例1)
次に、上記実施の形態1の変形例1について、説明する。図7は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る第一スペーサ600を説明するための図である。具体的には、図7の(a)は、図1に示した蓄電素子10のA−A断面の位置で、蓄電素子10aを切断した場合の断面図である。また、図7の(b)は、図7の(a)の破線で示す領域の拡大図である。
同図に示すように、変形例1に係る蓄電素子10aは、実施の形態1に係る蓄電素子10とは、第一スペーサ600の第二部分620の形状のみが異なる。なお、第一スペーサ600の第二部分620以外の構成は、実施の形態1の蓄電素子10の構成と同様であるため説明を省略する。
具体的には、第一スペーサ600の第二部分620は、第一部分510から積層方向(Y軸方向)における電極体400の中央に向かって延びており、電極体400の中央側の端部が面取りされることで傾斜面621が形成されている。第一スペーサ600の第二部分620は、電極体400のX軸方向中央側の端部が面取りされているため、電極体400の所定の位置に第一スペーサ600が配置される際に、電極体400を損傷させることを防止得きる。また、容器100と電極体400とが第一スペーサ600の第二部分620を圧迫することにより、電極体400が第一スペーサ600の第二部分620により損傷することを防止できる。
(変形例2)
次に、上記実施の形態1の変形例2について、説明する。図8は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る第一スペーサ700を説明するための図である。具体的には、図8の(a)は、図1に示した蓄電素子10のA−A断面の位置で、蓄電素子10bを切断した場合の断面図である。また、図8の(b)は、図8の(a)の破線で示す領域の拡大図である。
同図に示すように、変形例2に係る蓄電素子10bは、実施の形態1に係る蓄電素子10とは、第一スペーサ700の第二部分720の形状のみが異なる。なお、第一スペーサ700の第二部分720以外の構成は、実施の形態1の蓄電素子10の構成と同様であるため説明を省略する。
具体的には、第一スペーサ700の第二部分720は、交差方向(X軸方向)における、電極体400の両端から、電極体400の中央に向かうほど、厚みが薄くなっている傾斜面721を有する。電極体400は、図5に示したように、第一形成領域403aおよび第二形成領域403bにおいて、X軸方向の中央に向かうほど、厚みが厚くなっている。つまり、第一スペーサ700の第二部分720は、第一形成領域403aおよび第二形成領域403bに対応する電極体400の一部と、容器100との間のスペースの形状に対応する形状となっている。このような形状の第一スペーサ700の第二部分720が、第一形成領域403aおよび第二形成領域403bに対応する電極体400の一部と、容器100との間のスペースに配置されているため、形成領域403において電極体400が容器100から受けている、積層方向(Y軸方向)の圧力が、交差方向(X軸方向)の位置によらずより均一な圧力になるように圧迫することができる。これにより、電流密度が偏って上昇する部分が発生することを低減でき、電極体400において局在的に劣化が進む部分が発生することを防ぐことができる。よって、蓄電素子10bの性能低下を防ぐことができる。
(変形例3)
次に、上記実施の形態1の変形例3について、説明する。図9は、本発明の実施の形態1の変形例3に係る電極体の正極、負極、第一セパレータ、第二セパレータおよび巻芯の各構造について説明するための図である。
同図に示すように、変形例3に係る電極体400aは、実施の形態1に係る電極体400とは異なる構造の正極410aおよび負極420aから構成されている。なお、電極体400aの正極410aおよび負極420a以外の構成は、実施の形態1の電極体400の構成と同様であるため説明を省略する。
具体的には、正極410aは、実施の形態1の正極410にさらに、第一形成領域403aにおける正極接続部401側の領域と、正極接続部401とに跨がるようにして、正極基材411の表面に絶縁層413が形成されている構成である。また、負極420aは、実施の形態1の負極420にさらに、第二形成領域403bにおける負極接続部402側の領域と、負極接続部402とに跨がるようにして、負極基材421の表面に絶縁層423が形成されている構成である。なお、電極体400aは、正極410aおよび負極420aのそれぞれに絶縁層413、423が形成されているが、正極410aおよび負極420aの一方に絶縁層413または絶縁層423が形成されていてもよい。つまり、電極体400aの正極410aおよび負極420aの少なくとも一方は、形成領域403のうちの一部の領域であって、活物質層412、422が形成されていない非形成領域(正極接続部401または負極接続部402)側の領域の各活物質層412、422上にそれぞれ絶縁層413、423が形成されている。
このように、電極体400aの各極板410a、420aのうちで厚みが薄くなりやすい、各接続部401、402側の領域の各活物質層412、422上にそれぞれ絶縁層413、423が形成されているため、電極体400aの積層方向の中央付近においても、より確実に形成領域403の各接続部401、402側の領域に対して容器100からの圧力を伝えることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。図10は、本発明の実施の形態2に係る蓄電素子20の容器100の容器本体111を分離して蓄電素子20が備える各構成要素を示す斜視図である。図11は、本発明の実施の形態2に係る巻芯としての第二スペーサ940を説明するための図である。具体的には、図11の(a)は、図1に示した蓄電素子10のA−A断面の位置で、蓄電素子20を切断した場合の断面図である。また、図11の(b)は、図11の(a)の破線で示す領域の拡大図である。
同図に示すように、実施の形態2に係る蓄電素子20は、第一スペーサ800および電極体400の構成が実施の形態1の蓄電素子10の構成と異なる。なお、第一スペーサ800および電極体400b以外の構成は、実施の形態1の蓄電素子10の構成と同様であるため説明を省略する。
具体的には、図10に示すように、第一スペーサ800は、第一部分510および第三部分530のみから構成される。つまり、第一スペーサ800は、実施の形態1の第一スペーサ500の第二部分520の構成がない。また、電極体400bは、第二スペーサ940を有することが異なる。具体的には、第二スペーサは、中央部941と、両端部942、943とを有する。中央部941は、正極410および負極420と、セパレータ431、432とが巻回されており、かつ、交差方向(X軸方向)における形成領域403の中央に対応する。両端部942、943は、正極410および負極420と、セパレータ431、432とが巻回されており、かつ、交差方向(X軸方向)における形成領域403の両端に対応する。そして、第二スペーサ940は、図11に示すように、巻回軸方向(X軸方向)の中央部941よりも両端部942、943の方が積層方向の厚みが厚い。
このため、電極体400bの中心に配置される第二スペーサ940においても、交差方向(X軸方向)における第二スペーサ940の中央部941よりも両端部942、943の方が積層方向の厚みが厚くなるように構成することで、形成領域403において、電極体400が容器100から受けている積層方向(Y軸方向)の圧力が均圧になるように圧迫することができる。これにより、電流密度が偏って上昇する部分が発生することを低減でき、電極体400において局在的に劣化が進む部分が発生することを防ぐことができる。よって、蓄電素子10bの性能低下を防ぐことができる。 なお、実施の形態1の変形例3の電極体400aに、第二スペーサ940を適用した電極体を採用してもよい。
(他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態に係る蓄電素子について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、上記実施の形態が備える各構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態およびその変形例に記載の1以上の蓄電素子と、当該1以上の蓄電素子を電極体の積層方向で圧迫する圧迫部材とを備える蓄電装置として実現してもよい。なお、圧迫部材としては、1以上の蓄電素子を電極体の積層方向の両側から挟持する挟持部材であってもよいし、1以上の蓄電素子が収納される外装体であってもよい。
これによれば、1以上の蓄電素子が圧迫部材によって圧迫されるような場合であっても、上記実施の形態およびその変形例に記載の第一スペーサ500、600、700または第二スペーサ940の構成を適用することで、形成領域403において、電極体400が容器100から受けている積層方向(Y軸方向)の圧力が均圧になるように圧迫することができる。これにより、電流密度が偏って上昇する部分が発生することを低減でき、電極体400、400a、400bにおいて局在的に劣化が進む部分が発生することを防ぐことができる。よって、蓄電装置の性能低下を防ぐことができる。
例えば、実施の形態1に係る第一スペーサ500と実施の形態2に係る第二スペーサ940とを併用してもよい。これにより、第一形成領域403aおよび第二形成領域403bに対応する電極体400bの一部を、電極体400bの巻回の内側および外側から圧迫するように構成できる。このため、電極体400bが巻回の内側または外側に偏ることを軽減できるため、電極体400bの巻回の内側と外側とで積層方向(Y軸方向)の圧力が偏ることを軽減できる。これにより、電流密度が偏って上昇する部分が発生することを低減でき、電極体400bにおいて局在的に劣化が進む部分が発生することを防ぐことができる。よって、蓄電素子の性能低下を防ぐことができる。
また、例えば、電極体400、400aは、正極410、410a、負極420、420a、第一セパレータ431、および第二セパレータ432が第二スペーサ440に対して巻回されることで構成されているが、これに限らずに、第二スペーサ440により形成された後に、第二スペーサ440が抜き取られてもよい。このような電極体であっても第一スペーサ500の第二部分520により、第一形成領域403aおよび第二形成領域403bに対応する電極体の一部を圧迫することができるため、形成領域403において、電極体が容器100から受けている積層方向(Y軸方向)の圧力が均圧になるように圧迫することができる。
また、例えば、電極体400は、巻回型の電極体であるが、積層型の電極体であってもよい。積層型の電極体でも、活物質層非形成部と隣接する活物質層の端部が薄くなる構成となるため、本発明のスペーサは蓄電素子の性能低下の防止に有効である。
また、例えば、実施の形態1に係る第一スペーサ500、600、700の少なくとも第二部分520、620、720に相当する部分のみが配置されていてもよく、さらに第二部分520、620、720に相当する部分は、容器100と一体化されていてもよい。また、第一スペーサ500、600、700は、金属で構成されていてもよい。
また、例えば、実施の形態1に係る第一スペーサ500、600、700は、交差方向(X軸方向)における電極体400の中央には存在しないが、交差方向における電極体400の中央に配置した構成であってもよい。この場合、第一スペーサは、第一形成領域403aおよび第二形成領域403bに対応する部分の厚みが、第三形成領域403cに対応する部分の厚みよりも厚くなるように構成していればよい。
本発明は、容器と、容器に収容される電極体とを備える蓄電素子などに適用できる。
10、10a、10b、20 蓄電素子
100 容器
110 蓋体
111 容器本体
120 正極集電体
130 負極集電体
200 正極端子
300 負極端子
400、400a、400b 電極体
401 正極接続部
402 負極接続部
403 形成領域
403a 第一形成領域
403b 第二形成領域
403c 第三形成領域
410、410a 正極
411 正極基材
412 正極活物質層
412a 第一正極活物質層
412b 第二正極活物質層
413 絶縁層
420、420a 負極
421 負極基材
422 負極活物質層
422a 第一負極活物質層
422b 第二負極活物質層
423 絶縁層
431 第一セパレータ
432 第二セパレータ
440、940 第二スペーサ
450 絶縁フィルム
500、600、700、800 第一スペーサ
510 第一部分
520、620、720 第二部分
530 第三部分
621、721 傾斜面
941 中央部
942、943 端部

Claims (10)

  1. 活物質層が表面に形成されている正極および負極と、セパレータとが積層される電極体と、
    前記電極体を収容する容器と、
    前記電極体の前記活物質層が形成されている形成領域において、前記電極体の積層方向で重なって配置されるスペーサと、を備え、
    前記スペーサは、前記形成領域のうちの前記積層方向に交差する交差方向の端部において前記電極体が前記容器から受けている前記積層方向の圧力が、前記形成領域のうちの前記交差方向の中央部において前記電極体が前記容器から受けている前記積層方向の圧力以上になるように配置されている
    蓄電素子。
  2. 前記電極体は、前記形成領域において、前記端部の前記積層方向の厚みよりも、前記中央部の前記積層方向の厚みが厚く、
    前記スペーサは、前記電極体の前記端部に対向して配置されている
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 活物質層が表面に形成されている正極および負極と、セパレータとが積層される電極体と、
    前記電極体を収容する容器と、
    前記電極体の前記活物質層が形成されている形成領域において、前記電極体の積層方向で重なって配置されるスペーサと、を備え、
    前記電極体は、前記形成領域において、前記積層方向に交差する交差方向の端部の前記積層方向の厚みよりも、前記交差方向の中央部の前記積層方向の厚みが厚く、
    前記スペーサは、前記電極体の前記端部に対向して配置されている
    蓄電素子。
  4. さらに、
    前記電極体の前記交差方向の端部と電気的に接続されている集電体を備え、
    前記スペーサは、
    前記容器と、前記集電体との間に配置される第一部分と、
    前記容器と、前記交差方向における前記電極体の端部との間に配置される第二部分と、を有し、
    前記第二部分が前記電極体の前記形成領域において、前記電極体の積層方向で重なって配置される
    請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  5. 前記スペーサの前記第二部分は、前記積層方向における前記電極体の両側に配置されている
    請求項4に記載の蓄電素子。
  6. 活物質層が表面に形成されている正極および負極と、セパレータとが巻回されることにより積層される電極体と、
    前記電極体を収容する容器と、
    前記電極体の前記活物質層が形成されている形成領域において、前記電極体の積層方向で重なって配置されるスペーサと、を備え、
    前記スペーサは、
    (i)前記電極体の中心に配置される巻芯であり、
    (ii)前記正極および前記負極と、前記セパレータとが巻回されており、かつ、前記積層方向に交差する方向における前記形成領域の中央に対応する中央部と、
    前記正極および前記負極と、前記セパレータとが巻回されており、かつ、前記積層方向に交差する方向における前記形成領域の端に対応する端部と、を有し、
    前記端部は、前記中央部よりも前記積層方向の厚みが厚い
    蓄電素子。
  7. 前記電極体は、前記形成領域の端部において、前記形成領域の前記交差方向における外縁に向かうほど、前記積層方向の厚みが薄くなっている
    請求項1から6のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  8. 前記スペーサは、前記交差方向における前記形成領域の両端に対応する前記電極体の部分から、前記交差方向における前記形成領域の中央に向かうほど、厚みが薄くなっている
    請求項1から7のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  9. 前記正極および前記負極の少なくとも一方は、前記形成領域のうちの一部の領域であって、前記活物質層が形成されていない非形成領域側の領域の前記活物質層上に絶縁層が形成されている
    請求項1から8のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  10. 1以上の蓄電素子であって、請求項1から8のいずれか1項に記載の蓄電素子と、
    前記1以上の蓄電素子を前記電極体の積層方向に圧迫する圧迫部材と、を備える
    蓄電装置。
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