JP6606834B2 - 蓄電素子及びリード端子 - Google Patents

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Description

本発明は、外装フィルムとリード端子とを備える蓄電素子、及び、蓄電素子に用いられるリード端子に関する。
ラミネートフィルムなどの外装フィルムで形成された容器とリード端子とを備え、リード端子を外装フィルムで挟んで溶着した構成の蓄電素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−26980号公報
しかしながら、上記従来の蓄電素子のような構成では、リード端子まわりのシール性が十分に確保できず、気密不良となる虞がある。
つまり、上記従来の蓄電素子においては、金属製の端子本体に封止フィルムを密着させたリード端子を外装フィルムで挟んで溶着しているため、外装フィルムとリード端子とを溶着する際に、溶着のための熱が端子本体側に逃げてしまう。これにより、外装フィルムとリード端子との溶着が不十分になり、リード端子まわりのシール性を十分に向上させることができない虞がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、リード端子まわりのシール性を向上させることができる蓄電素子及びリード端子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電素子は、リード端子と、端部が前記リード端子を挟んで溶着されている外装フィルムとを備え、前記リード端子は、端子本体と、前記端子本体を挟んで溶着されている樹脂層と、前記端子本体の短側面と前記樹脂層との間に配置される中間層とを有する。
また、前記中間層は、前記樹脂層と熱溶着されていることにしてもよい。
また、前記中間層は、前記樹脂層よりも熱伝導率が低いことにしてもよい。
また、前記中間層は、前記樹脂層と同一の材質であることにしてもよい。
また、前記中間層は、長尺状の部材であり、前記樹脂層は、前記端子本体の長側面及び前記中間層を挟み込んで溶着されていることにしてもよい。
また、前記端子本体の厚み方向における前記中間層の幅が、前記端子本体の厚み以下であることにしてもよい。
なお、本発明は、このような蓄電素子として実現することができるだけでなく、当該蓄電素子に用いられるリード端子としても実現することができる。
本発明に係る蓄電素子によれば、中間層によって、外装フィルムとリード端子とが溶着する際の熱が端子本体側に逃げるのを抑制し、リード端子まわりのシール性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る蓄電素子の外観を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電素子の外装フィルム内方に配置されている構成要素を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電素子が有するリード端子を電極体から分離した状態での構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るリード端子の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るリード端子の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るリード端子の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るリード端子の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電素子が奏する効果を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電素子が奏する効果を説明する図である。 本発明の実施の形態の変形例1に係るリード端子の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例2に係るリード端子の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例3に係る蓄電素子の構成を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例4に係る蓄電素子の構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る蓄電素子について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
まず、蓄電素子10の全体構成について、説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10の外観を模式的に示す斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10の外装フィルム100内方に配置されている構成要素を示す斜視図である。具体的には、同図は、蓄電素子10から外装フィルム100を分離した状態での構成を示す斜視図である。また、図3は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10が有するリード端子200、300を電極体400から分離した状態での構成を示す斜視図である。なお、同図は、電極体400の構成も示している。
なお、これらの図では、Z軸方向を上下方向として示しており、以下ではZ軸方向を上下方向として説明する場合があるが、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるため、Z軸方向は上下方向となることには限定されない。以降の図においても、同様である。
蓄電素子10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。なお、蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもかまわない。
これらの図に示すように、蓄電素子10は、外装フィルム100と、リード端子200及び300と、電極体400とを備えている。また、外装フィルム100の内部には電解液(非水電解質)などの液体が封入されているが、当該液体の図示は省略する。なお、電解液としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく、適宜公知の材料を用いることができる。
外装フィルム100は、蓄電素子10の外装体を構成しているシート状の部材であり、内部に電極体400及び電解液を真空状態で密閉して収容している。具体的には、外装フィルム100は、袋状のラミネートフィルムからなり、当該ラミネートフィルムの両端部(端部110及び120)が熱溶着されて封止されることで形成されている。つまり、蓄電素子10は、いわゆるラミネート型の蓄電素子である。なお、ラミネートフィルムは、アルミニウムなどの金属層と、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)またはポリエチレンテレフタラート(PET)などの樹脂層とを含む複数層からなるフレキシブルなフィルムであり、溶着箇所には、樹脂層が配置されている。
また、外装フィルム100は、端部110及び120が、リード端子200及び300を挟んで溶着されている。つまり、外装フィルム100は、端部110の樹脂層がリード端子200の樹脂層と熱溶着により接合され、また、リード端子200が配置されていない位置では、端部110の樹脂層同士が熱溶着により接合されている。また、外装フィルム100の端部120側についても同様に、端部120の樹脂層がリード端子300の樹脂層と熱溶着により接合され、また、リード端子300が配置されていない位置では、端部120の樹脂層同士が熱溶着により接合されている。
このように、外装フィルム100は、端部110及び120が溶着される前は、両端部が開口した筒状のシートであり、端部110及び120が溶着されることで、両端部が封止されて、密閉状態になる。
なお、本実施の形態では、外装フィルム100は、袋状のラミネートフィルムで構成されていることとしたが、2枚の矩形状のラミネートフィルムの端部同士を熱溶着により接合することで、外装フィルム100を構成することにしてもよい。または、1枚の矩形状のラミネートフィルムをU字状に折り畳んで、当該1枚のラミネートフィルムの端部同士を熱溶着により接合することで、外装フィルム100を構成することにしてもよい。
なお、本実施の形態では、外装フィルム100の形状は偏平の矩形状であることとしたが、外装フィルム100の形状は偏平の矩形状には限定されず、円筒形状など、どのような形状であってもかまわない。
リード端子200及び300は、電極体400に電気的に接続された導電性の板状部材であり、端部110及び120を貫通した状態で外装フィルム100から露出して配置されている。具体的には、リード端子200は、電極体400の正極(後述の正極410)に電気的に接続された正極側のリード端子であり、リード端子300は、電極体400の負極(後述の負極420)に電気的に接続された負極側のリード端子である。つまり、リード端子200及び300は、電極体400に蓄えられている電気を蓄電素子10の外部空間に導出し、また、電極体400に電気を蓄えるために蓄電素子10の内部空間に電気を導入するための電極端子である。このリード端子200及び300についての詳細な説明は、後述する。
電極体400は、正極410と負極420とセパレータ430とを備え、電気を蓄えることができる部材である。つまり、電極体400は、正極410と負極420との間にセパレータ430が挟み込まれるように、正極410と負極420とがセパレータ430を介して、断面が長円形状になるように巻回されて形成されている。
正極410は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などからなる長尺帯状の金属箔の表面に、正極活物質を含む合剤層が形成されたものである。負極420は、銅または銅合金などからなる長尺帯状の金属箔の表面に、負極活物質層を含む合剤層が形成されたものである。正極410及び負極420が有する合剤層に含まれる活物質としては、例えばリチウムイオンを吸蔵放出可能な活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。セパレータ430は、樹脂からなる微多孔性のシートである。
なお、正極活物質としては、例えば、LiMPO、LiMSiO、LiMBO(MはFe、Ni、Mn、Co等から選択される1種または2種以上の遷移金属元素)等のポリアニオン化合物、チタン酸リチウム、マンガン酸リチウム等のスピネル化合物、LiMO(MはFe、Ni、Mn、Co等から選択される1種または2種以上の遷移金属元素)等のリチウム遷移金属酸化物等を用いることができる。
また、負極活物質としては、例えば、リチウム金属、リチウム合金(リチウム−アルミニウム、リチウム−シリコン、リチウム−鉛、リチウム−錫、リチウム−アルミニウム−錫、リチウム−ガリウム、及びウッド合金等のリチウム金属含有合金)の他、リチウムを吸蔵・放出可能な合金、炭素材料(例えば黒鉛、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温焼成炭素、非晶質カーボン等)、金属酸化物、リチウム金属酸化物(LiTi12等)、ポリリン酸化合物などが挙げられる。
また、正極410と負極420とは、セパレータ430を介して、巻回軸方向(X軸方向)に互いにずらして巻回されている。そして、正極410及び負極420は、それぞれのずらされた方向の端部401及び402に、活物質を含む合剤層が形成されていない部分(合剤層非形成部)を有している。
そして、リード端子200は、電極体400の端部401に取り付けられることで正極410と接続され、リード端子300は、電極体400の端部402に取り付けられることで負極420と接続される。具体的には、端部401においてZ軸方向に並ぶ金属箔の層と層との間に、リード端子200の端部が差し込まれ、超音波溶接や抵抗溶接などによって、リード端子200が端部401と接合される。同様に、端部402においてZ軸方向に並ぶ金属箔の層と層との間に、リード端子300の端部が差し込まれ、超音波溶接や抵抗溶接などによって、リード端子300が端部402と接合される。
なお、電極体400と、リード端子200及び300との接続の手法及び態様に特に限定はなく、例えば、リベットまたはボルト等を用いて、電極体400と、リード端子200及び300とが締結されてもよい。
次に、リード端子200及び300の構成について、詳細に説明する。なお、リード端子200とリード端子300とは同様の構成を有するため、以下では、リード端子200の構成について説明し、リード端子300の構成の説明については省略する。
図4は、本発明の実施の形態に係るリード端子200の外観を示す斜視図である。また、図5は、本発明の実施の形態に係るリード端子200の構成を示す正面図である。具体的には、同図は、図4に示したリード端子200をX軸方向プラス側から見た場合の図である。また、図6は、本発明の実施の形態に係るリード端子200の構成を示す断面図である。具体的には、同図は、図5に示したリード端子200をVI−VI断面で切断した場合の断面図である。また、図7は、本発明の実施の形態に係るリード端子200の構成を示す分解斜視図である。具体的には、同図は、リード端子200を製造(溶着)する前のリード端子200の各構成要素を示した図である。
これらの図に示すように、リード端子200は、端子本体210と、樹脂層220と、中間層230とを備えている。
端子本体210は、リード端子200の本体であり、金属など導電性の部材で形成されている。具体的には、端子本体210は、短側面211及び212(XZ平面に平行な面)と、長側面213及び214(XY平面に平行な面)とを有する矩形状かつ板状の部材である。また、端子本体210は、端部(例えばX軸方向マイナス側の端部)が、電極体400の端部401と接合されることで、電極体400の正極410と接続される。端子本体210は、例えば正極410の基材の金属箔と同様に、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。
なお、負極側のリード端子300の端子本体は、例えば負極420の基材の金属箔と同様に、銅または銅合金で形成されており、端部が電極体400の端部402と接合されることで、電極体400の負極420と接続される。
樹脂層220は、端子本体210の外周を覆う矩形状かつ板状の樹脂部材であり、端子本体210を挟んで溶着(熱溶着)されている。具体的には、樹脂層220は、Y軸方向に延びる2枚の矩形状かつ板状の樹脂部材である樹脂層221及び222で構成されており、端子本体210の中央部分を跨ぐように配置されている。
ここで、樹脂層221は、端子本体210の上方(Z軸方向プラス側)に配置された樹脂部材であり、樹脂層222は、端子本体210の下方(Z軸方向マイナス側)に配置された樹脂部材である。また、樹脂層221及び222は、同等の大きさ及び形状で形成されており、樹脂層221及び222で端子本体210及び後述の中間層230を上下方向(Z軸方向)から挟み込み、樹脂層の端部同士が溶着されて、溶着部分223及び224が形成されている。
つまり、樹脂層221は、端子本体210の長側面213上に配置され、樹脂層222は、端子本体210の長側面214上に配置されている。そして、樹脂層221及び222は、端子本体210の長側面213及び214と中間層230とを挟み込んで溶着されて、溶着部分223及び224が形成されている。
溶着部分223は、樹脂層220の一端(Y軸方向マイナス側の端部)に形成された溶着箇所であり、端子本体210の短側面211側に配置されている。また、溶着部分224は、樹脂層220の他端(Y軸方向プラス側の端部)に形成された溶着箇所であり、端子本体210の短側面212側に配置されている。
また、樹脂層220は、外装フィルム100が有する後述の第一樹脂層101及び中間層230と溶着可能な材質で形成されている。なお、樹脂層220は、2枚の樹脂層221及び222から構成されていることとしたが、1枚の樹脂層をU字状に折り畳むことにより構成されていることにしてもよい。また、樹脂層220の材質は特に限定されないが、例えば、PP、PE、PETなどの樹脂で形成されている。
中間層230は、端子本体210の短側面211及び212に配置される矩形状かつ長尺状の部材であり、樹脂層220と熱溶着されている。つまり、中間層230は、樹脂層220の溶着部分223、224と端子本体210との間に配置されている。具体的には、中間層230は、端子本体210の短側面211側に配置された中間層231と、端子本体210の短側面212側に配置された中間層232とを有している。
中間層231は、樹脂層220の溶着部分223と端子本体210の短側面211との間に配置された、X軸方向に延びる矩形状かつ長尺状の部材である。また、中間層232は、樹脂層220の溶着部分224と端子本体210の短側面212との間に配置された、X軸方向に延びる矩形状かつ長尺状の部材である。つまり、中間層231は、溶着部分223と短側面211との間に形成された空間を埋めるように配置されており、中間層232は、溶着部分224と短側面212との間に形成された空間を埋めるように配置されている。
具体的には、中間層231は、両側面(Y軸方向両側の面)が溶着部分223及び短側面211に挟まれ、上下両面(Z軸方向両側の面)が樹脂層221及び222に挟まれて配置されている。中間層232についても同様に、両側面(Y軸方向両側の面)が溶着部分224及び短側面212に挟まれ、上下両面(Z軸方向両側の面)が樹脂層221及び222に挟まれて配置されている。
また、中間層230は、端子本体210の厚み方向(Z軸方向)における幅が、端子本体210の厚み以下であるのが好ましく、本実施の形態では、中間層230の当該幅は、端子本体210の厚みと同じになるように形成されている。なお、中間層230の幅は、大部分が端子本体210の厚み以下になっていればよく、一部が端子本体210の厚みよりも大きくなっていてもかまわない。
また、中間層230の材質は特に限定されないが、本実施の形態では、中間層230は、樹脂層220と同一の材質で形成されている。つまり、中間層230は、例えば、PP、PE、PETなどの樹脂で形成されている。このように、中間層230は、樹脂層220や外装フィルム100の第一樹脂層101と溶着可能な材質で形成されている。つまり、中間層230、樹脂層220、及び外装フィルム100の第一樹脂層101は、互いに溶着可能な材質で形成されている。
次に、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10が奏する効果について、説明する。なお、以下では、リード端子200側についての効果を説明するが、リード端子300側の効果についても同様である。
図8及び図9は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10が奏する効果を説明する図である。具体的には、図8の(a)は、樹脂層221及び222を溶着前(溶着部分223及び224を形成前)のリード端子を、X軸方向プラス側から見た場合の図である。また、図8の(b)は、樹脂層221及び222を溶着後(溶着部分223及び224を形成後)のリード端子200を、X軸方向プラス側から見た場合の図である。また、図9の(a)は、外装フィルム100でリード端子200を挟んで溶着する前の構成を、X軸方向プラス側から見た場合の図である。また、図9の(b)は、外装フィルム100でリード端子200を挟んで溶着した後の構成を、X軸方向プラス側から見た場合の図である。
まず、図8の(a)に示すように、中間層231及び232を端子本体210の両側の短側面211及び212に配置して、端子本体210及び中間層231、232の上方及び下方に樹脂層221及び222を配置する。この場合、中間層231と樹脂層221及び222との間、及び、中間層232と樹脂層221及び222との間に、空間S1が形成される。
ここで、大容量の蓄電素子10を製造する場合には、電極体400の体積が容量に比例して大きくなるため、リード端子200からの発熱を抑えるために、リード端子200の断面積(YZ平面に平行な面で切断した場合の断面積)を大きくする必要がある。これにより、リード端子200の厚み(Z軸方向の厚み)を大きくする(例えば、0.5〜0.8mm程度)必要があるため、空間S1は、大きな空間となる。
そして、中間層230が配置されていない従来の構成では、端子本体210の側方(Y軸方向の両側)で樹脂層221及び222の端部同士を溶着しても、大きな空間S1を閉塞することは困難である。特に、大容量の蓄電素子における端子本体210及び電極体400は熱容量が大きいため、溶着時の熱が端子本体210側に逃げてしまい、樹脂層221及び222の端部同士の溶着が困難となる。
これに対し、本実施の形態に係る蓄電素子10では、端子本体210の側方に中間層230が配置されているため、樹脂層221及び222の端部同士を溶着すると、図8の(b)に示すように、樹脂層221及び222と中間層230とが溶着される。また、この場合、溶着時の熱が端子本体210側に逃げるのを中間層230が抑制し、樹脂層221及び222の端部同士の溶着を容易にする。これによって、空間S1が閉塞され、溶着部分223及び224が形成される。
このように、中間層230は、樹脂層220と熱溶着されるため、樹脂層220と中間層230との間に隙間が生じるのを抑制することができ、樹脂層220と端子本体210との間に隙間が生じるのを抑制することができる。特に、中間層230は樹脂層220と同一の材質で形成されているため、中間層230と樹脂層220との溶着性が向上し、中間層230と樹脂層220との間に隙間が生じるのをさらに抑制することができる。
また、中間層230が配置されていない場合には、樹脂層221及び222を熱溶着する際に、溶着時の熱の温度が高い、または熱を加える時間が長いなどの理由により、樹脂層221及び222が溶けて端子本体210が樹脂層220を突き破ることがある。特に、端子本体210の端部(Y軸方向の端部)の角が、樹脂層220を突き破る可能性がある。このため、中間層230によって、端子本体210が樹脂層220を突き破るのを防止することができるという効果も奏される。
また、図9の(a)に示すように、リード端子200の上方及び下方に外装フィルム100の端部110を配置する。この場合、樹脂層220の溶着部分223及び224と、外装フィルム100の端部110との間に、空間S2及びS3が形成される。具体的には、溶着部分223及び224の側面(Y軸方向の両側面)と端部110の溶着部分との間に、空間S2が形成され、溶着部分223及び224の上面及び下面(Z軸方向の両面)と端部110との間に、空間S3が形成される。
なお、同図では、一例として、外装フィルム100は、第一樹脂層101、金属層102及び第二樹脂層103の3層構造を有する構成を示している。第一樹脂層101及び第二樹脂層103は、例えば、PP、PE、PETなどの樹脂で形成されており、金属層102は、例えば、アルミニウムなどの金属で形成されている。
ここで、大容量の蓄電素子10を製造する場合には、上述の通り、電極体400の体積が大きくなって、リード端子200の厚みが大きくなるため、空間S2及びS3は、大きな空間となる。
そして、中間層230が配置されていない従来の構成では、外装フィルム100の端部110をリード端子200に溶着するために熱を加えても、上述の通り、溶着時の熱が端子本体210側に逃げてしまう。このため、端子本体210の遠くに形成されている空間S2を閉塞することはできても、端子本体210の近くに形成されている空間S3を閉塞することは困難である。
また、空間S2及びS3を閉塞するために、溶着時の熱の温度を上げたり、熱を加える時間を長くしたりする方法では、溶着箇所の樹脂(端部110の第一樹脂層101、リード端子200の樹脂層220)が外側に流出して外観が損なわれる。また、第一樹脂層101及び樹脂層220がさらに溶けると、金属層102と端子本体210とが接触(短絡)して外装フィルム100が腐食するなどの問題も生ずる。
これに対し、本実施の形態に係る蓄電素子10では、外装フィルム100の端部110をリード端子200に溶着するために熱を加えると、中間層230が、当該熱が端子本体210側に逃げるのを抑制する。これにより、図9の(b)に示すように、端部110の第一樹脂層101と、リード端子200の樹脂層220とが溶着されて、空間S2及びS3が閉塞される。
このように、端子本体210の短側面に中間層230が配置されているため、当該短側面側で外装フィルム100と樹脂層220とが溶着する際に、溶着のための熱が端子本体210側に逃げるのを抑制することができる。これにより、外装フィルム100と樹脂層220とが溶着することで、外装フィルム100と樹脂層220との間に隙間が生じるのを抑制することができる。
また、端子本体210の長側面に中間層230を配置すると、リード端子200の厚みが大きくなるため、端子本体210と樹脂層220との間に隙間が生じやすくなる。このため、長尺状の中間層230を端子本体210の短側面に配置して、樹脂層220を端子本体210の長側面及び中間層230を挟み込んで溶着する(つまり、当該長側面に中間層230を配置しない)ことで、当該隙間が生じるのを抑制することができる。また、従来の構成に長尺状の中間層230を追加すればよいので、簡易にリード端子を作製することができる。
また、中間層230の幅が端子本体210の厚みよりも大きいと、樹脂層220で挟み込んだときに段差が生じる。このため、中間層230の幅を端子本体210の厚み以下(本実施の形態では、同じ長さ)にして、中間層230と端子本体210との間の段差をなくすことで、中間層230及び端子本体210と樹脂層220との間に隙間が生じるのを抑制することができる。
以上のように、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10によれば、中間層230によって、溶着時の熱が端子本体210側に逃げるのを抑制し、リード端子200まわりのシール性を向上させることができる。
(変形例1)
次に、上記実施の形態の変形例1について、説明する。本変形例は、中間層が端子本体210の短側面211、212に亘って、配置されている。図10は、本発明の実施の形態の変形例1に係るリード端子201の外観を示す斜視図である。
同図に示すように、本変形例における蓄電素子は、上記実施の形態における蓄電素子10が有するリード端子200に代えて、リード端子201を有している。リード端子201は、上記実施の形態におけるリード端子200が有する中間層230に代えて、中間層230aを有している。その他の構成については、上記実施の形態と同様のため、説明は省略する。
中間層230aは、端子本体210の短側面211及び212に沿って、短側面211及び212の全長に亘って配置されている。つまり、中間層231aは、短側面211の全長に亘って短側面211に配置され、中間層232aは、短側面212の全長に亘って短側面212に配置されている。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例1に係る蓄電素子においても、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、中間層230aは、端子本体210と同じ長さで形成されているため、中間層230aを加工してから端子本体210へ取り付ける場合には、中間層230aの位置決めが容易になる。または、長尺状の部材を端子本体210へ取り付けてから切断することで中間層230aを形成する場合には、中間層230aの加工が容易になる。
なお、中間層230aは、短側面211及び212の全長に亘って延びている形状でなくともよく、短側面211及び212の全長よりも少し短く、または少し長く延びている形状であってもかまわない。
(変形例2)
次に、上記実施の形態の変形例2について、説明する。本変形例は、中間層が円柱形状になっている。図11は、本発明の実施の形態の変形例2に係るリード端子の構成を示す分解斜視図である。具体的には、同図は、リード端子を製造(溶着)する前のリード端子の各構成要素を示した図である。
同図に示すように、本変形例におけるリード端子は、上記実施の形態におけるリード端子200が有する中間層230に代えて、中間層230bを有している。その他の構成については、上記実施の形態と同様のため、説明は省略する。
中間層230bは、端子本体210の短側面211及び212に配置される円柱形状の部材である。つまり、中間層231bは、短側面211に配置される円柱形状の部材であり、中間層232bは、短側面212に配置される円柱形状の部材である。なお、中間層230bは、円柱形状には限定されず、楕円柱形状や三角柱形状などであってもかまわない。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例2に係る蓄電素子においても、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。つまり、中間層230bは、角柱形状で形成することには限定されないため、リード端子を作製する際の自由度を向上させることができる。なお、中間層230bは、角柱形状ではないため、樹脂層220と端子本体210との間に配置した場合に、樹脂層220と端子本体210との間に隙間が生ずるが、溶着時に当該隙間は埋まるため、この構成でもリード端子200まわりのシール性を向上させることができる。
(変形例3)
次に、上記実施の形態の変形例3について、説明する。本変形例は、樹脂層220と端子本体210との間に絶縁層が配置されている。図12は、本発明の実施の形態の変形例3に係る蓄電素子11の構成を示す図である。具体的には、同図は、リード端子202を外装フィルム100で挟んで溶着した構成を示す正面図である。
同図に示すように、本変形例における蓄電素子11は、上記実施の形態における蓄電素子10が有するリード端子200に代えて、リード端子202を有している。リード端子202は、上記実施の形態におけるリード端子200が有する構成に加えて、絶縁層240を有している。その他の構成については、上記実施の形態と同様のため、説明は省略する。
絶縁層240は、無機粒子など絶縁性の材料で形成されたシート状の部材である。絶縁層240は、端子本体210の上方(Z軸方向プラス側)に配置された絶縁層241と、端子本体210の下方(Z軸方向マイナス側)に配置された絶縁層242とを有している。つまり、絶縁層241は、端子本体210と樹脂層221との間に配置され、絶縁層242は、端子本体210と樹脂層222との間に配置されている。
ここで、絶縁層240に用いられる無機粒子としては、特に限定されるものではないが、例えば、アルミナ、シリカ、ジルコニア、チタニア、マグネシア、セリア、イットリア、酸化亜鉛、酸化鉄、バリウムチタン酸化物、アルミナ−シリカ複合酸化物等の酸化物、窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素、窒化アルミニウム等の窒化物、フッ化カルシウム、フッ化バリウム、硫酸バリウム等の難溶性イオン結晶、シリコン、ダイヤモンド等の共有結合性結晶、シリコンカーバイド、炭酸カルシウム、硫酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、チタン酸カリウム、タルク、カオリンクレイ、カオリナイト、ハロイサイト、パイロフィライト、モンモリロナイト、セリサイト、マイカ、アメサイト、ベントナイト、アスベスト、ゼオライト、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ベーマイト、アパタイト、ムライト、スピネル、オリビン等、または、これらを含む化合物等が挙げられる。また、上記の無機物は、SnO、スズ−インジウム酸化物(ITO)等の酸化物、カーボンブラック、グラファイト等の炭素質材料等の導電性粒子の表面を、電気絶縁性を有する材料(例えば、上記の電気絶縁性の無機粒子を構成する材料)で表面処理することで、電気絶縁性を持たせた粒子であってもよい。なお、絶縁層240は、無機粒子ではなく有機系の粒子を含有していてもよい。また、絶縁層240は、粒子によって形成されることには限定されず、陽極酸化、化成処理、蒸着やスパッタ等によって成膜されたものでもかまわない。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例3に係る蓄電素子においても、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、絶縁層240が端子本体210と樹脂層220との間に配置されているため、外装フィルム100の第一樹脂層101と樹脂層220とが溶けてしまった場合などでも、外装フィルム100の金属層102と端子本体210とが短絡するのを抑制することができる。
(変形例4)
次に、上記実施の形態の変形例4について、説明する。本変形例は、中間層が端子本体210の外周を覆うように配置されている。図13は、本発明の実施の形態の変形例4に係る蓄電素子12の構成を示す図である。具体的には、同図は、リード端子203を外装フィルム100で挟んで溶着した構成を示す正面図である。
同図に示すように、本変形例における蓄電素子12は、上記実施の形態における蓄電素子10が有するリード端子200に代えて、リード端子203を有している。リード端子203は、上記実施の形態におけるリード端子200が有する中間層230に代えて、中間層230cを有している。その他の構成については、上記実施の形態と同様のため、説明は省略する。
中間層230cは、端子本体210の外周を覆うように配置されたシート状の部材である。つまり、中間層230cは、上記の変形例3における中間層230と絶縁層240とが一体化した構成を有している。なお、中間層230cの材質は、上記実施の形態における中間層230の材質と同じでもよいし、上記変形例3における絶縁層240の材質と同じでもよいし、異なる材質でもかまわない。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例4に係る蓄電素子においても、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、中間層230cが端子本体210の外周を覆うように配置されているため、中間層230cを端子本体210に容易に取り付けることができ、また、上記変形例3と同様、外装フィルム100の金属層と端子本体210とが短絡するのを抑制することができる。
(変形例5)
次に、上記実施の形態の変形例5について、説明する。本変形例は、中間層が樹脂層よりも熱伝導率が低い材質で形成されている。
つまり、本変形例におけるリード端子は、上記実施の形態におけるリード端子200が有する中間層230に代えて、樹脂層220と異なる材質で形成された中間層230dを有している。その他の構成については、上記実施の形態と同様のため、説明は省略する。
中間層230dは、樹脂層220よりも熱伝導率が低い部材(つまり、断熱性を有する部材)で形成されている。例えば、樹脂層220をPEで形成し、中間層230dを、PEよりも熱伝導率が低いPPなどの材質で形成することができる。なお、中間層230dは、断熱性を有する部材であればよく、樹脂で形成されていなくともかまわない。つまり、中間層230dは、樹脂層220と熱溶着されなくてもかまわない。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例4に係る蓄電素子においても、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、外装フィルム100と樹脂層220とを溶着する際に、溶着のための熱が端子本体210側に逃げるのをより効果的に抑制することができる。
また、中間層230dとして、樹脂層220よりも熱伝導率が低い材質(例えばPP)の周りを、樹脂層220と同じ材質の樹脂(例えばPE)で覆った構成を有していてもよい。この構成によれば、中間層230dと樹脂層220との溶着性が向上し、中間層230dと樹脂層220との間に隙間が生じるのを抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態及びその変形例に係る蓄電素子について説明したが、本発明は、上記実施の形態及びその変形例に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態及びその変形例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記実施の形態及びその変形例では、リード端子200及びリード端子300の双方が上記の構成を有することとしたが、リード端子200及びリード端子300のいずれか一方のみ、上記の構成を有することにしてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例では、電極体400は、正極410及び負極420が巻回されて形成されたいわゆる巻回型の発電要素であることとした。しかし、正極410及び負極420が複数の平板状極板からなり、電極体400は、当該複数の平板状極板を積層したいわゆるスタック型の発電要素であることにしてもよい。
また、上記実施の形態及び上記変形例を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。例えば、上記の変形例2〜5に、変形例1の変形を適用してもよいし、変形例3、5に、変形例2の変形を適用してもよいし、変形例4、5に、変形例3の変形を適用してもよいし、変形例5に、変形例4の変形を適用してもよい。
また、本発明は、このような蓄電素子として実現することができるだけでなく、当該蓄電素子に用いられるリード端子としても実現することができる。
本発明は、リード端子まわりのシール性を向上させることができる蓄電素子を提供することができ、特に、ラミネート型の蓄電素子等に適用することができる。
10、11、12 蓄電素子
100 外装フィルム
101 第一樹脂層
102 金属層
103 第二樹脂層
110、120 端部
200、201、202、203、300 リード端子
210 端子本体
211、212 短側面
213、214 長側面
220、221、222 樹脂層
223、224 溶着部分
230、230a、230b、230c、230d、231、231a、231b、232、232a、232b 中間層
240、241、242 絶縁層
400 電極体
401、402 端部
410 正極
420 負極
430 セパレータ

Claims (7)

  1. リード端子と、端部が前記リード端子を挟んで溶着されている外装フィルムとを備え、
    前記リード端子は、端子本体と、前記端子本体を挟んで溶着されている樹脂層と、前記端子本体の短側面と前記樹脂層との間に配置される中間層とを有し、
    前記中間層は、前記樹脂層よりも熱伝導率が低い
    蓄電素子。
  2. リード端子と、端部が前記リード端子を挟んで溶着されている外装フィルムとを備え、
    前記リード端子は、端子本体と、前記端子本体を挟んで溶着されている樹脂層と、前記端子本体の長側面と前記樹脂層との間に配置されることなく前記端子本体の短側面と前記樹脂層との間に配置される中間層とを有し、
    前記中間層は、前記樹脂層よりも熱伝導率が低い
    蓄電素子。
  3. 前記中間層は、前記樹脂層と熱溶着されている
    請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 前記中間層は、長尺状の部材であり、
    前記樹脂層は、前記端子本体の長側面及び前記中間層を挟み込んで溶着されている
    請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  5. 前記端子本体の厚み方向における前記中間層の幅が、前記端子本体の厚み以下である
    請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  6. 蓄電素子に用いられるリード端子であって、
    端子本体と、
    前記端子本体を挟んで溶着されている樹脂層と、
    前記端子本体の短側面と前記樹脂層との間に配置される中間層とを備え、
    前記中間層は、前記樹脂層よりも熱伝導率が低い
    リード端子。
  7. 蓄電素子に用いられるリード端子であって、
    端子本体と、
    前記端子本体を挟んで溶着されている樹脂層と、
    前記端子本体の長側面と前記樹脂層との間に配置されることなく前記端子本体の短側面と前記樹脂層との間に配置される中間層とを備え、
    前記中間層は、前記樹脂層よりも熱伝導率が低い
    ード端子。
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