JP6149570B2 - 蓄電素子 - Google Patents

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Description

この発明は、蓄電素子に関し、特に、端子接続部と脚部とを含む集電体を備えた蓄電素子に関する。
従来、端子接続部と脚部とを含む集電体を備えた蓄電素子が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、発電要素と、外部端子と、集電体とを備える二次電池が開示されている。この二次電池の集電体は、外部端子と接続される基部と、発電要素に接続される脚部と、基部の周囲に形成された壁状のリブとを含んでいる。ここで、発電要素に接続される脚部は、基部の幅方向における両周縁部から折り曲げられて形成されており、その結果、脚部は、脚部以外の周縁部よりも少なくとも厚み分、幅方向の外側に突出している。
特開2012−138343号公報
しかしながら、上記特許文献1の二次電池では、集電体の脚部が脚部以外の周縁部よりも幅方向の外側に突出しているため、その分、二次電池が大型化する。また、二次電池が大型化するのを抑制するために、脚部の根元(脚部と基部との境界付近)に幅狭のくびれを設けて脚部が幅方向の外側に突出させないようにする構成も考えられるものの、くびれ部分が幅狭であることに起因して、くびれ部分の強度が弱くなってしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、集電体の形状に起因して大型化するのを抑制しつつ、集電体の強度も向上した蓄電素子を提供することである。
この発明の一の局面による蓄電素子は、発電要素と、端子と、端子に接続される端子接続部と、発電要素に接続される脚部と、端子接続部と脚部との間に形成されたくびれ部とを含む集電体とを備え、少なくともくびれ部には、補強部が設けられており、脚部は、くびれ部から折り曲げられている。
この発明の一の局面による蓄電素子では、集電体の端子接続部と脚部との間にくびれ部を設けることによって、くびれ部を起点に折り曲げて脚部を形成することができるので、端子接続部の周縁部から折り曲げて脚部を形成する場合と異なり、端子接続部の周縁部よりも外側に脚部が突出するのを抑制することができる。これにより、集電体の形状に起因して蓄電素子が大型化するのを抑制することができる。さらに、大型化を抑制するために幅の小さい(幅狭の)くびれ部を設けたとしても、くびれ部に補強部を設けることによって、くびれ部の機械的強度(剛性)を向上させることができるので、集電体に加えられる振動や衝撃に起因してくびれ部の周縁部から集電体が破断するのを抑制することができる。この結果、集電体の形状に起因して蓄電素子が大型化するのを抑制しつつ、集電体の強度も向上させることができる。
上記一の局面による蓄電素子において、好ましくは、補強部は、くびれ部をまたがるように形成されている。このように構成すれば、くびれ部のみならず、くびれ部以外の部分においても機械的強度(剛性)を向上させることができるので、集電体に加えられる振動や衝撃に起因してくびれ部の周縁部から集電体が破断するのを効果的に抑制することができる。
上記一の局面による蓄電素子において、好ましくは、補強部は、くびれ部の厚み方向に突出する突出部を含む。このように構成すれば、くびれ部の厚み方向に突出する突出部により、くびれ部の機械的強度(剛性)を容易に向上させることができるので、集電体の強度を容易に向上させることができる。
この場合、好ましくは、突出部は、発電要素側に向かって突出する。このように構成すれば、発電要素側に向かって延びる脚部と同一の方向に突出部を突出させることができるので、脚部が発電要素側に向かって延びることによって形成された発電要素と集電体とに囲まれる空間の一部を、突出部を配置するための空間として用いることができる。これにより、突出部を配置する空間を別途確保する必要がないので、蓄電素子が大型化するのを容易に抑制することができる。
上記一の局面による蓄電素子において、好ましくは、補強部が形成された部分の厚みは、集電体の補強部が形成された部分以外の厚みよりも大きい。このように構成すれば、補強部が形成されたくびれ部の厚みを大きくしてくびれ部の強度を向上させることができるので、くびれ部の周縁部に加えられるせん断応力を小さくすることができ、その結果、集電体に加えられる振動や衝撃に起因してくびれ部の周縁部から集電体が破断するのを効果的に抑制することができる。また、補強部が形成された部分の厚みを大きくすることによって、補強部が形成されたくびれ部の断面積が大きくなり、その結果、大電流が集電体に流れた際にくびれ部に熱が集中するのを抑制することができる。これにより、熱に起因して集電体がくびれ部から溶断(断裂)するのを抑制することができる。
上記一の局面による蓄電素子において、好ましくは、集電体は、少なくとも一部において絶縁部材と隣りあって配置されており、絶縁部材は第1凹部または第1凸部を有し、補強部と第1凹部または第1凸部とが嵌合している。このように構成すれば、集電体の補強部と嵌合する第1凹部または第1凸部を有する絶縁部材により、集電体が移動するのを抑制することができる。これにより、集電体に加えられる振動や衝撃によるくびれ部の周縁部での応力を低減することができるので、より効果的に、くびれ部の周縁部から集電体が破断するのを抑制することができる。
上記一の局面による蓄電素子において、好ましくは、集電体は、少なくとも一部において絶縁部材と隣りあって配置されており、絶縁部材は第2凸部を有し、くびれ部の周縁部と第2凸部とが嵌合している。このように構成すれば、くびれ部の周縁部と嵌合する第2凸部を有する絶縁部材により、集電体が移動するのを抑制することができる。これにより、集電体に加えられる振動や衝撃によるくびれ部の周縁部での応力を低減することができるので、より効果的に、くびれ部の周縁部から集電体が破断するのを抑制することができる。また、上記一の局面による蓄電素子において、好ましくは、くびれ部の幅は、脚部の幅よりも小さい。
本発明によれば、上記のように、集電体の形状に起因して蓄電素子が大型化するのを抑制しつつ、集電体の強度も向上させることができる。
本発明の第1実施形態による電池の全体構成を示した斜視図である。 図1の700−700線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態による電池の全体構成を示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態による電池の正極集電体を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態による電池の正極集電体を示した上面図である。 本発明の第1実施形態による電池の正極集電体を脚部側から見た側面図である。 比較例2による集電体を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態による電池の正極集電体および樹脂部材を示した斜視図である。 本発明の第3実施形態による電池の正極集電体および樹脂部材を示した斜視図である。 本発明の第4実施形態による電池の正極集電体および樹脂部材を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態の変形例による電池の正極集電体を示した斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態による電池100の構成について説明する。なお、電池100は、本発明の「蓄電素子」の一例である。
本発明の第1実施形態による電池100は、リチウムイオン電池であり、図1〜図3に示すように、上方に開口(図3参照)が形成された直方体状の電池容器1と、電池容器1の開口を封止する蓋材2と、電池容器1内に配置される発電要素3および図示しない電解液とを備えている。なお、電池容器1および蓋材2は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から構成されている。
また、電池100は、図2および図3に示すように、蓋材2の上面2aから露出する負極端子4および正極端子5と、負極端子4と発電要素3の負極3aとを接続する負極集電体6と、正極端子5と発電要素3の正極3bとを接続する正極集電体7とを備えている。また、電池100は、蓋材2の上面2aに固定される一対の樹脂部材8と、蓋材2の下面2bに配置される一対の樹脂部材9とを備えている。なお、負極端子4および正極端子5は、本発明の「端子」の一例であり、負極集電体6および正極集電体7は、本発明の「集電体」の一例である。
発電要素3では、負極3aと、正極3bと、負極3aおよび正極3bの間に配置されたセパレータ3cとが互いに重ね合わされた状態で巻回されている。また、発電要素3では、セパレータ3cが最外層に位置しているとともに、長手方向の一方側(X1側)および他方側(X2側)において、それぞれ、負極3aおよび正極3bが露出している。
負極端子4および正極端子5は、上下方向(Z方向)に延びるように形成されているとともに、樹脂部材8に挿入された状態で固定されている。この結果、負極端子4および正極端子5は、樹脂部材8を介して蓋材2に固定されている。また、負極端子4は、蓋材2の穴部2c、樹脂部材9の穴部9a、および、負極集電体6の穴部60aに挿入されているとともに、正極端子5は、蓋材2の穴部2d、樹脂部材9の穴部9a、および、正極集電体7の穴部70aに挿入されている。
一対の樹脂部材8は、それぞれ、蓋部材2と負極端子4および正極端子5とを絶縁する機能を有している。また、一対の樹脂部材9は、それぞれ、負極集電体6および正極集電体7の上部全体を上方(Z1側)から略覆うように配置されており、蓋部材2と負極集電体6および正極集電体7とを絶縁する機能を有している。
図3に示すように、負極集電体6は、負極端子4に固定される端子接続部60と、クリップ10を介して発電要素3の負極3aに接続(固定)される脚部61と、端子接続部60と脚部61との間に形成されたくびれ部62と、くびれ部62をまたがるように形成され、下方(Z2側)に突出する凸部63とを含んでいる。なお、凸部63は、本発明の「補強部」および「突出部」の一例である。
負極集電体6の端子接続部60、脚部61、くびれ部62および凸部63は一体的に形成されている。また、負極集電体6は、銅または銅合金から構成されている。負極集電体6は、上下方向(Z方向)において、樹脂部材9と隣り合うように配置されている。
ここで、負極集電体6は、正極集電体7と同様の形状を有しているので、これ以降、正極集電体7の形状について詳細に説明し、負極集電体6の詳細な説明は省略する。
図4に示すように、正極集電体7は、端子接続部70と、脚部71と、くびれ部72とを含んでおり、一体的に形成されている。脚部71は更に、根元部71aと、一対の脚部分71bおよび71cとを有している。また、端子接続部70、くびれ部72および根元部71aの下面7aには、くびれ部72をまたがる凸部73が形成されている。なお、凸部73は、本発明の「補強部」および「突出部」の一例である。
正極集電体7は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から構成されているとともに、Y方向(電池100の幅方向)で略鏡像対称になるように形成されている。
正極集電体7の端子接続部70は、図4に示すように、XY平面上に延びる平板状に形成されているとともに、平面的に見て、X1側の周縁部が半円状に形成されている。また、端子接続部70は、正極端子5が挿入される穴部70aを有している。また、図2に示すように、穴部70aに挿入された正極端子5が端子接続部70の発電要素3側(Z2側)の下面7aにかしめられることによって、正極端子5と正極集電体7とが互いに接続されている。
正極集電体7のくびれ部72は、図5に示すように、端子接続部70と脚部71との間に形成されている。また、くびれ部72は、幅方向(Y方向)の両側が切り欠かれることによって、端子接続部70のY方向の幅W1よりも小さな幅W2を有するように幅狭に形成されている。この結果、くびれ部72のY1側の切り欠かれた周縁部72aは、端子接続部70のY1側の周縁部70bよりもY方向の内側(Y2側)に形成されているとともに、Y2側の切り欠かれた周縁部72bは、端子接続部70のY2側の周縁部70cよりもY方向の内側(Y1側)に形成されている。なお、周縁部72aおよび72bは、円弧状に形成されている。
正極集電体7の脚部71は、図4に示すように、くびれ部72に隣接して形成されており、端子接続部70と同一のXY平面上に形成された根元部71aと、根元部71aのY1側およびY2側にそれぞれ配置され、発電要素3(図3参照)が配置された下方(Z2側)に向かって延びる脚部分71bおよび71cとを有している。また、端子接続部70と同一のXY平面上の根元部71aと、下方(Z2側)に延びる脚部分71bおよび71cとは、それぞれ、曲げ領域71dおよび71eを介してなだらかに接続されている。
脚部分71bおよび71cは、XZ平面上で上下方向(Z方向)に長い略長方形形状に形成されているとともに、互いに対向するように形成されている。これにより、脚部分71bおよび71cは、発電要素3の正極3bを挟み込むように配置された状態で、クリップ11を介して、正極3bと超音波溶接などにより接合(固定)されている。
また、図4に示すように、脚部分71bの下方(Z2側)の端部71fおよび脚部分71cの下方の端部71gは、丸みを帯びたR形状に形成されている。また、曲げ領域71dおよび71eは、X方向から見て、丸みを帯びたR形状(円弧形状)に形成されている。
なお、脚部71の脚部分71bは、端部71fが端子接続部70の下方(Z2側)に位置するように、曲げ領域71dにおいて折り曲げられて形成されているとともに、脚部71の脚部分71cは、端部71gが端子接続部70の下方に位置するように、曲げ領域71eにおいて折り曲げられて形成されている。この結果、図6に示すように、脚部分71bおよび71cのY方向における厚みt1は、後述する凸部73が形成された領域を除く端子接続部70、根元部71aおよびくびれ部72のZ方向の厚みt2、および、曲げ領域71dおよび71eの厚みt3と同一になるように構成されている。なお、厚みt1、t2およびt3は、共に約0.8mmである。
ここで、比較例1として、図5の二点鎖線で示すようなくびれ部が設けられていない正極集電体107を想定する。この比較例1の正極集電体107では、くびれ部が設けられていないことにより、脚部171のY1側の脚部分171bを端子接続部70のY1側の周縁部70bから折り曲げて形成する必要があるとともに、脚部171のY2側の脚部分171cを端子接続部70のY2側の周縁部70cから折り曲げて形成する必要がある。このため、脚部分171bは、端子接続部70の周縁部70bよりも外側(Y1側)に位置するとともに、脚部分171cは、端子接続部70の周縁部70cよりも外側(Y2側)に位置する。このため、比較例1の正極集電体107の脚部171のY方向の幅W3は、端子接続部70の幅W1よりも大きくなり、この結果、正極集電体107が幅方向(Y方向)の外側に大きくなってしまう。
一方、第1実施形態では、図5に実線で示すように、正極集電体7にくびれ部72が設けられていることにより、端子接続部70のY1側の周縁部70bよりも内側(Y2側)に位置する曲げ領域71d、および、端子接続部70のY2側の周縁部70cよりも内側(Y1側)に位置する曲げ領域71eからそれぞれ折り曲げることによって、脚部71の脚部分71bおよび71cを形成することが可能である。これにより、脚部分71bを、端子接続部70の周縁部70bよりも内側(Y2側)に位置するように形成することができるとともに、脚部分71cを、端子接続部70の周縁部70bよりも内側(Y1側)に位置するように形成することが可能である。したがって、第1実施形態の正極集電体7の脚部71のY方向の幅W4は、端子接続部70の幅W1よりも小さくなり、この結果、正極集電体7が幅方向(Y方向)の外側に大きくなるのが抑制されている。
また、第1実施形態では、図4および図5に示すように、凸部73は、くびれ部72をまたがるように、端子接続部70の穴部70aのX2方向側方部位から、脚部71の根元部71aのX2方向端部までにわたって形成されている。また、凸部73は、図6に示すように、端子接続部70、根元部71aおよびくびれ部72における下面7a(Z2側の面)から、脚部分71bおよび71cが延びる方向(発電要素3側)に、約0.2mmの突出厚みt4で突出するように形成されている。すなわち、凸部73が形成された部分のZ方向の厚み(t2+t4=約1.0mm)は、凸部73が形成された部分以外の端子接続部70、根元部71aおよびくびれ部72の厚みt2(約0.8mm)よりも大きくなるように形成されている。この結果、凸部73が形成されたくびれ部72の断面積は、くびれ部72に凸部73が形成されていない場合のくびれ部72の断面積(図6の細い斜線部分)よりも、凸部73が形成されている分(図6の太い斜線部分)だけ大きい。なお、凸部73の突出厚みt4(約0.2mm)は、凸部73以外の端子接続部70、根元部71aおよびくびれ部72の厚みt2(約0.8mm)の半分以下の大きさである。
また、凸部73は、図5に示すように、Z2側から平面的に見て、X方向に長く幅方向(Y方向)に短い長方形形状に形成されている。また、凸部73のY方向における幅W5は、くびれ部72の幅W2よりも小さくなるように形成されている。つまり、凸部73は、くびれ部72のY方向の一部にのみ形成されている。
また、図6に示すように、Y方向に延びる脚部71の根元部71aと、Z2側に突出する凸部73とにより、X1側から見た際に、正極集電体7の凸部73周辺は、T字形状に形成されている。なお、凸部73は、脚部71の折り曲げ加工前に削り出し加工されることなどによって形成されている。
ここで、外部からの振動や衝撃に起因して発電要素3がX方向に移動した場合、発電要素3に固定された脚部71の脚部分71bおよび71cは発電要素3に伴ってX方向に移動する一方、正極端子5に固定された端子接続部70はX方向に移動しない。このため、端子接続部70と脚部71との間に形成されたくびれ部72にせん断応力を主とする応力が加えられる。しかしながら、正極集電体7に形成された凸部73により正極集電体7の機械的強度(剛性)が向上されていることによって、くびれ部72の周縁部72aおよび72bに大きな応力が加えられるのが抑制されるように構成されている。
第1実施形態では、正極集電体7の端子接続部70と脚部71との間にくびれ部72を設けることによって、くびれ部72を起点に折り曲げて脚部71を形成することができるので、端子接続部70の周縁部70bおよび70cからそれぞれ折り曲げて脚部分71bおよび71cを形成する場合と異なり、端子接続部70のY1側の周縁部70bよりも外側(Y1側)に脚部71が突出するのを抑制することができるとともに、Y2側の周縁部70cよりも外側(Y2側)に脚部71が突出するのを抑制することができる。同様に、負極集電体6の端子接続部60と脚部61との間にくびれ部62を設けることによって、端子接続部60よりも外側に脚部61が突出するのを抑制することができる。これにより、負極集電体6の形状および正極集電体7の形状に起因して電池100が幅方向(Y方向)に大型化するのを抑制することができる。さらに、大型化を抑制するために幅の小さいくびれ部62および72を設けたとしても、くびれ部62および72にそれぞれ凸部63および73を設けることによって、くびれ部62および72の機械的強度(剛性)を向上させることができるので、負極集電体6に加えられる振動や衝撃に起因してくびれ部62の周縁部から負極集電体6が破断するのを抑制することができるとともに、正極集電体7に加えられる振動や衝撃に起因してくびれ部72の周縁部72aおよび72bから正極集電体7が破断するのを抑制することができる。この結果、負極集電体6および正極集電体7の形状に起因して電池100が大型化するのを抑制しつつ、負極集電体6および正極集電体7の強度も向上させることができる。
また、第1実施形態では、凸部63および73を厚み方向(Z方向)に突出するように形成することによって、くびれ部62および72の機械的強度(剛性)を容易に向上させることができるので、負極集電体6および正極集電体7の強度を容易に向上させることができる。
また、第1実施形態では、正極集電体7の凸部73を、端子接続部70、根元部71aおよびくびれ部72における下面7a(Z2側の面)から、脚部分71bおよび71cが延びる発電要素3側(Z2側)に向かって突出させる。これにより、脚部分71bおよび71cが発電要素3側に向かって延びることによって形成された発電要素3と正極集電体7とに囲まれる空間の一部を、凸部73を配置するための空間として用いることができるので、凸部73を配置する空間を別途確保する必要がない。同様に、負極集電体6の凸部63を脚部61が延びる発電要素3側(Z2側)に向かって突出させることにより、凸部63を配置する空間を別途確保する必要がない。これにより、電池100が上下方向(Z方向)に大型化するのを容易に抑制することができる。
また、仮に、正極集電体7の凸部73が樹脂部材9が配置された蓋部材2側(Z1側)に突出する場合には、凸部73の突出高さt4分、電池100が上下方向(Z方向)に大型化してしまう。また、樹脂部材9に凹部を設けて凸部73を収容するように構成した場合であっても、凹部を形成するために樹脂部材9の厚みをある程度確保する必要があり、その結果、電池100が上下方向に多少大型化してしまう。一方、第1実施形態では、正極集電体7の凸部73を発電要素3側(Z2側)に向かって突出させることによって、発電要素3側には樹脂部材などが配置されていないので、電池100が上下方向に大型化するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、正極集電体7の凸部73が形成された部分のZ方向の厚み(t2+t4)を、凸部73が形成された部分以外の端子接続部70、根元部71aおよびくびれ部72の厚みt2よりも大きくする。これにより、凸部73が形成されたくびれ部72の厚みを大きくしてくびれ部72の強度を向上させることができるので、くびれ部72の周縁部72aおよび72bに加えられるせん断応力を小さくすることができ、その結果、正極集電体7に加えられる振動や衝撃に起因して周縁部72aおよび72bから正極集電体7が破断するのを効果的に抑制することができる。同様に、負極集電体6の凸部63が形成された部分の厚みを凸部63が形成された部分以外の厚みよりも大きくすることによって、くびれ部62の周縁部に加えられるせん断応力を小さくすることができるので、負極集電体6に加えられる振動や衝撃に起因して負極集電体6の周縁部から負極集電体6が破断するのを効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、正極集電体7の凸部73が形成された部分の厚み(t2+t4)を厚みt2よりも大きくすることによって、凸部73が形成されたくびれ部72の断面積が大きくなり、その結果、大電流が正極集電体7に流れた際にくびれ部72に熱が集中するのを抑制することができる。これにより、熱に起因して正極集電体7がくびれ部72から溶断(断裂)するのを抑制することができる。なお、凸部73の厚み(t2+t4)の調整によって、くびれ部72の断面積が、端子接続部70の凸部73がない部分の断面積に比べて等しいか大きければさらに好ましい。
また、第1実施形態では、正極集電体7の凸部73を、くびれ部72をまたがるように、端子接続部70の穴部70aのX2側から、脚部71の根元部71aのX2側の周縁までX方向に延びるように形成する。これにより、くびれ部72のみならず、くびれ部以外の端子接続部70および脚部71の根元部71aにおいても機械的強度(剛性)を向上させることができるので、正極集電体7に加えられる振動や衝撃に起因して周縁部72aおよび72bから正極集電体7が破断するのを効果的に抑制することができる。同様に、負極集電体6の凸部63をくびれ部62をまたがるように形成することによって、負極集電体6の周縁に加えられる振動や衝撃に起因してくびれ部62の周縁部から負極集電体6が破断するのを効果的に抑制することができる。
次に、本発明の効果を確認するために行った、本発明の第1実施形態による正極集電体7(集電体)に対する構造解析について説明する。
この構造解析では、実施例として、図4に示す第1実施形態の凸部73(補強部)が設けられた正極集電体7(集電体)を想定するとともに、比較例2として、図7に示すような、凸部(補強部)が設けられておらず、下面207aが平坦面状の集電体207を想定して構造解析を行った。
具体的な構造解析としては、正極集電体7および集電体207において、端子接続部70を固定する一方、脚部分71bおよび71cにそれぞれ3Nの力Fが加えられることにより、脚部71に合計6Nの力が加えられるように想定した。この際、図4および図7に示すように、端子接続部70の穴部70aに向かう方向(X1側)に力Fが加えられるように想定した。そして、正極集電体7および集電体207の各部に発生する応力を解析した。
構造解析の結果としては、実施例の正極集電体7および比較例2の集電体207のいずれにおいても、くびれ部72の周縁部72aおよび72bに最も大きな応力(最大応力)が発生した。ここで、実施例の正極集電体7では、約2.71×10N/mの最大応力が発生した。一方、比較例2の集電体207では、約3.66×10N/mの最大応力が発生した。
この結果、実施例の正極集電体7では、比較例2の集電体207と比べて、くびれ部72の周縁部72aおよび72bに発生する最大応力が約26%減少することが判明した。したがって、実施例の正極集電体7は、比較例2の集電体207と比べて、周縁部72aおよび72bに大きな応力が加えられるのを抑制することができ、くびれ部72の機械的強度が向上していることが確認できた。したがって、正極集電体7の強度が向上しており、その結果、正極集電体7に加えられる振動や衝撃に起因して周縁部72aおよび72bから正極集電体7が破断するのを抑制することができると考えられる。すなわち、実施例の正極集電体7の安全性が高いことが確認できた。
(第2実施形態)
次に、図8を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態の凸部73(図4参照)の代わりに、厚みが集電体(正極集電体307)の他の部分の厚みと略同一になるように形成された補強部373を設けた例について説明する。なお、正極集電体307は、本発明の「集電体」の一例である。
第2実施形態による正極集電体307では、図8に示すように、くびれ部72の機械的強度を高めるための補強部373の形状が、上記第1実施形態の補強部である凸部73と異なっている。この補強部373は、くびれ部72をまたがるようにX方向に延び、正極集電体307の下面7aから下方(Z2側)に突出する突出部373aと、くびれ部72をまたがるようにX方向に延び、正極集電体307の上面307bから下方に窪んだ溝部373bとを有している。正極集電体307は金属部品であるため、溝部373がいわゆる形鋼(溝形鋼)の断面形状となって、くびれ部72の機械的強度(剛性)が向上する。このため、溝部373の構造は、正極集電体307に加えられる振動や衝撃に対して、補強部として機能する。また、補強部373は、上方(Z1側)から見て、X方向に長く幅方向(Y方向)に短い長方形形状に形成されている。なお、補強部373は、プレス加工などによって容易に形成することが可能である。
また、正極集電体307の端子接続部70と上下方向(Z方向)において隣り合うように配置された樹脂部材309の下面309cには、下方(Z2側)に突出する凸部309dが一体的に設けられている。この凸部309dでは、正極集電体307の溝部373bに合うように、幅方向(Y方向)の長さと、幅方向と直交するX方向の長さと、下方への突出長さとが設計されており、その結果、正極集電体307の溝部373bと樹脂部材309の凸部309dとは互いに嵌合するように構成されている。なお、樹脂部材309および凸部309dは、それぞれ、本発明の「絶縁部材」および「第1凸部」の一例である。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、上記のように、正極集電体307にくびれ部72を設けることによって、正極集電体307の形状に起因して電池が幅方向(Y方向)に大型化するのを抑制することができる。さらに、くびれ部72に補強部373を設けることによって、正極集電体307に加えられる振動や衝撃に起因してくびれ部72の周縁部72aおよび72bから正極集電体307が破断するのを抑制することができる。この結果、正極集電体307の形状に起因して電池が大型化するのを抑制しつつ、正極集電体307の強度も向上させることができる。
また、第2実施形態では、正極集電体307の補強部373の溝部373bと樹脂部材309の凸部309dとを互いに嵌合するように構成することによって、補強部373の溝部373bと嵌合する凸部309dを有する樹脂部材309により、正極集電体307が移動するのを抑制することができる。これにより、正極集電体307に加えられる振動や衝撃によるくびれ部72の周縁部72aおよび72bでの応力を低減することができるので、より効果的に、くびれ部72の周縁部72aおよび72bから正極集電体307が破断するのを抑制することができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図9を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、上記第1実施形態の下方に突出した凸部73(図4参照)の代わりに、正極集電体407に上方に突出した凸部473を設けた例について説明する。なお、正極集電体407は、本発明の「集電体」の一例であり、凸部473は、本発明の「補強部」および「突出部」の一例である。
第3実施形態による正極集電体407では、上記第1実施形態の下面7aから下方に突出するように形成された凸部73(図4参照)とは異なり、凸部473が上方に突出している。具体的には、図9に示すように、凸部473は、くびれ部72をまたがるようにX方向に延び、正極集電体407の上面407bから上方(Z1側)に突出するように形成されている。これにより、凸部473が形成された部分のZ方向の厚みは、凸部473が形成された部分以外の正極集電体407の厚みよりも大きくなり、その結果、凸部473が形成されたくびれ部72の断面積は、凸部473が形成されていない場合のくびれ部72の断面積よりも大きい。また、凸部473は、下方(Z2側)から見て、X方向に長く幅方向(Y方向)に短い長方形形状に形成されている。
また、正極集電体407の端子接続部70と上下方向(Z方向)において隣り合うように配置された樹脂部材409の下面409cには、上方(Z1側)に窪む溝部409eが設けられている。この溝部409eでは、正極集電体407の凸部473に合うように、幅方向(Y方向)の長さと、幅方向と直交するX方向の長さと、上方への窪みの長さ(深さ)とが設計されており、その結果、正極集電体407の凸部473と樹脂部材409の溝部409eとは互いに嵌合するように構成されている。なお、樹脂部材409および溝部409eは、それぞれ、本発明の「絶縁部材」および「第1凹部」の一例である。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、上記のように、正極集電体407にくびれ部72を設けることによって、正極集電体407の形状に起因して電池が幅方向(Y方向)に大型化するのを抑制することができる。さらに、くびれ部72に凸部473を設けることによって、正極集電体407に加えられる振動や衝撃に起因してくびれ部72の周縁部72aおよび72bから正極集電体407が破断するのを抑制することができる。この結果、正極集電体407の形状に起因して電池が大型化するのを抑制しつつ、正極集電体407の強度も向上させることができる。
また、第3実施形態では、正極集電体407の凸部473と樹脂部材409の溝部409eとを互いに嵌合するように構成することによって、凸部473と嵌合する溝部409eを有する樹脂部材409により、正極集電体407が移動するのを抑制することができる。これにより、正極集電体407に加えられる振動や衝撃によるくびれ部72の周縁部72aおよび72bでの応力を低減することができるので、より効果的に、くびれ部72の周縁部72aおよび72bから正極集電体407が破断するのを抑制することができる。なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、図10を参照して、第4実施形態について説明する。この第4実施形態では、上記第1実施形態の構成に加えて、樹脂部材509に、くびれ部72の周縁部72aおよび72bにそれぞれ嵌合される突起部509fおよび509gを設けた例について説明する。なお、樹脂部材509は、本発明の「絶縁部材」の一例であり、突起部509fおよび509gは、本発明の「第2凸部」の一例である。
第4実施形態による樹脂部材509の下面509cには、下方(Z2側)に突出する一対の突起部509fおよび509gが一体的に設けられている。この突起部509fおよび509gは、正極集電体7のくびれ部72の切り欠かれた周縁部72aおよび72bにそれぞれ嵌合するように下方に突出している。また、突起部509fのY2側の側端部および突起部509gのY1側の側端部は、それぞれ、円弧状の周縁部72aおよび72bに沿って配置されるように、円弧状に形成されている。なお、第4実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第4実施形態では、上記のように、樹脂部材509の下面509cに、正極集電体7のくびれ部72の切り欠かれた周縁部72aおよび72bにそれぞれ嵌合するように下方に突出する一対の突起部509fおよび509gを設ける。これにより、くびれ部72の切り欠かれた周縁部72aおよび72bとそれぞれ嵌合する突起部509fおよび509gを有する樹脂部材509によって、正極集電体7が移動するのを抑制することができる。これにより、正極集電体7に加えられる振動や衝撃によるくびれ部72の周縁部72aおよび72bでの応力を低減することができるので、より効果的に、くびれ部72の周縁部72aおよび72bから正極集電体7が破断するのを抑制することができる。なお、第4実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態および実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第4実施形態では、負極集電体6の凸部63を、端子接続部60、脚部61およびくびれ部62と一体的に形成するとともに、正極集電体7(307、407)の凸部73(373)を、端子接続部70、脚部71およびくびれ部72と一体的に形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、集電体の補強部を集電体の他の部分とは別に設けてもよい。たとえば、図11に示す第1実施形態の変形例における正極集電体607のように、上記第1実施形態の凸部73の代わりに、くびれ部72の機械的強度を高めるための補強部材673を、正極集電体607の平坦面状の下面607aに接合してもよい。補強部材673は、くびれ部72の機械的強度を高めることが可能な材料であればよく、例えば金属製の板状部材から構成してもよい。また、接合方法は、補強部材673の材質に合わせて、溶接など種々の方法を採用することが可能である。なお、正極集電体607は、本発明の「集電体」の一例であり、補強部材673は、本発明の「補強部」および「突出部」の一例である。また、補強部材を正極集電体の平坦面状の上面に接合してもよい。この場合、正極集電体と上下方向において隣り合うように配置された樹脂部材の下面に、補強部材が嵌合する溝部を設けるのが好ましい。また、補強部としての別部材を、くびれ部に接合してもよい。これによっても、くびれ部の機械的強度を高めることが可能である。
また、上記第1実施形態では、くびれ部62が設けられた負極集電体6に凸部63を設け、くびれ部72が設けられた正極集電体7に凸部73を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、くびれ部が設けられた負極集電体または正極集電体のいずれか一方にのみ、補強部を設けてもよい。この場合、一般的にアルミニウムまたはアルミニウム合金から構成されている正極集電体は、銅または銅合金から構成されている負極集電体と比べて強度が劣るので、正極集電体に補強部を設ける方が好ましい。また、他の材料からなる集電体にくびれ部と補強部とを設けてもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、補強部を、くびれ部72をまたがるように、端子接続部70の穴部70aのX2側から、脚部71の根元部71aのX2側の周縁までX方向に延びるように形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、補強部は、少なくとも集電体のうち、幅の小さいくびれ部にのみ設けられていればよい。また、補強部の形状は、長方形形状に限定されず、たとえば、正方形形状や、円形状、ドット形状などであってもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、くびれ部72を、幅方向(Y方向)の両側を切り欠くことによって形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、幅方向の一方側のみを切り欠くことによって、集電体にくびれ部を形成してもよい。この場合、脚部の脚部分(下方に延びる部分)を、切り欠かれた一方側に少なくとも設けることになる。
また、上記第2実施形態では、樹脂部材309の凸部309d(第1凸部)を樹脂部材309に一体的に設けた例を示し、上記第4実施形態では、樹脂部材509の突起部509fおよび509g(第2凸部)を樹脂部材509に一体的に設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1凸部および第2凸部を、樹脂部材とは別に設け、後に樹脂部材に接着等により固定してもよい。
また、上記第2および第3実施形態と上記第1実施形態の変形例とでは、上記第1実施形態と異なる補強部を正極集電体307、407および607にそれぞれ設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、上記第2および第3実施形態と上記第1実施形態の変形例とに示した補強部を、負極集電体に設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、電池100がリチウムイオン電池からなる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明の集電体を備える電池が、リチウムイオン電池以外の非水系電解質電池からなるように構成してもよいし、ニッケル水素電池などの水系電解質電池からなるように構成してもよい。
3 発電要素
4 負極端子(端子)
5 正極端子(端子)
6 負極集電体(集電体)
7、307、407、607 正極集電体(集電体)
60、70 端子接続部
61、71 脚部
62、72 くびれ部
72a、72b 周縁部
63、73、473 凸部(補強部、突出部)
100 電池(蓄電素子)
309、409、509 樹脂部材(絶縁部材)
309d 凸部(第1凸部)
373 補強部
373a 突出部
409e 溝部(第1凹部)
509f、509g 突起部(第2凸部)
673 補強部材(補強部、突出部)

Claims (8)

  1. 発電要素と、
    端子と、
    前記端子に接続される端子接続部と、前記発電要素に接続される脚部と、前記端子接続部と前記脚部との間に形成されたくびれ部とを含む集電体とを備え、
    少なくとも前記くびれ部には、補強部が設けられており、
    前記脚部は、くびれ部に隣接する根元部と脚部分とを有し、
    前記脚部は、前記根元と脚部分との間で折り曲げられている、蓄電素子。
  2. 前記補強部は、前記くびれ部をまたがるように形成されている、請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記補強部は、前記くびれ部の厚み方向に突出する突出部を含む、請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 前記突出部は、前記発電要素側に向かって突出する、請求項3に記載の蓄電素子。
  5. 前記補強部が設けられた部分の厚みは、前記集電体の前記補強部が設けられた部分以外の厚みよりも大きい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  6. 前記集電体は、少なくとも一部において絶縁部材と隣りあって配置されており、
    前記絶縁部材は第1凹部または第1凸部を有し、
    前記補強部と前記第1凹部または前記第1凸部とが嵌合している、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  7. 前記集電体は、少なくとも一部において絶縁部材と隣りあって配置されており、
    前記絶縁部材は第2凸部を有し、
    前記くびれ部の周縁部と前記第2凸部とが嵌合している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  8. 前記集電体は、少なくとも一部において絶縁部材と隣りあって配置されており、
    前記絶縁部材は第2凸部を有し、
    前記くびれ部の周縁部と前記第2凸部とが嵌合している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓄電素子。
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