JP6599129B2 - 角形二次電池及びそれを用いた組電池、並びにその製造方法 - Google Patents
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Description
正極タブ部を有する正極板と、
負極タブ部を有する負極板と、
前記正極板と前記負極板を有する電極体と、
開口を有し前記電極体を収納する外装体と、
前記開口を封口する封口板と、
前記正極板と電気的に接続され、前記封口板に取り付けられた正極端子と、
前記負極板と電気的に接続され、前記封口板に取り付けられた負極端子と、
前記正極板と前記正極端子の間の導電経路又は前記負極板と前記負極端子の間の導電経路に設けられた感圧式の電流遮断機構と、を備えた角形二次電池であって、
前記正極タブ部及び前記負極タブ部は、前記電極体の前記封口板側の端部に設けられ、
前記電流遮断機構は、前記電極体側に開口部を有する導電部材と、前記開口部を封止する変形板と、前記変形板の前記電極体側の面に接続された集電体と、を含み、
前記集電体は、前記変形板に接続された集電体本体部と、前記集電体本体部から折り返された集電体接続部を有し、
前記正極タブ部又は前記負極タブ部は前記集電体接続部に接続され、
電池内圧が所定値以上となったとき前記変形板が変形し、前記変形板の変形に伴い脆弱部が破断することにより、前記正極板と前記正極端子の間の導電経路又は前記負極板と前記負極端子の間の導電経路が切断される。
前記折り返し部の他方端部を通り且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L2としたとき、
前記変形板と前記集電体本体部の接続部は、前記直線L1と前記直線L2の間に形成されていることが好ましい。
前記第1絶縁部材は直接ないし間接的に前記導電部材に固定され、
前記脆弱部において前記集電体本体部と前記集電体接続部の間に形成される折り返し部に最も近い部分を通り、且つ前記折り返し部に平行な直線を直線L3としたとき、
前記直線L3と前記折り返し部の間に、前記第1絶縁部材と前記集電体本体部が固定された固定部が形成されていることが好ましい。
前記第1絶縁部材と前記集電体本体部が固定された固定部を有し、
前記第1絶縁部材は直接ないし間接的に前記導電部材に固定され、
前記脆弱部において前記集電体本体部と前記集電体接続部の間に形成される折り返し部に最も近い部分を通り、且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L4としたとき、
前記固定部の少なくとも一部が前記直線L4上に位置することが好ましい。
前記第1絶縁部材は直接ないし間接的に前記導電部材に固定され、
前記第1絶縁部材と前記集電体本体部が固定された複数の固定部を有し、
第1固定部及び第2固定部を含む複数の前記固定部が設けられ、
前記折り返し部の一方端部を通り且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L1とし、
前記折り返し部の他方端部を通り且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L2とし、
前記脆弱部において前記集電体本体部と前記集電体接続部の間に形成される折り返し部に最も近い部分を通り、且つ前記折り返し部に平行な直線を直線L3とし、
前記脆弱部において前記折り返し部に最も近い部分を通り且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L4としたとき、
前記第1固定部は、前記折り返し部、前記直線L1、前記直線L3及び前記直線L4で囲まれる領域に設けられ、
前記第2固定部は、前記折り返し部、前記直線L2、前記直線L3及び前記直線L4で囲まれる領域に設けられていることが好ましい。
前記第1絶縁部材は固定用突起を有し、
前記固定用突起が前記固定用貫通穴に挿入され前記固定部とされていることが好ましい。
正極タブ部を有する正極板と、
負極タブ部を有する負極板と、
前記正極板と前記負極板を有する電極体と、
開口を有し前記電極体を収納する外装体と、
前記開口を封口する封口板と、
前記正極板と電気的に接続され、前記封口板に取り付けられた正極端子と、
前記負極板と電気的に接続され、前記封口板に取り付けられた負極端子と、
前記正極板と前記正極端子の間の導電経路又は前記負極板と前記負極端子の間の導電経路に設けられた感圧式の電流遮断機構と、を備え、
前記正極タブ部及び前記負極タブ部は、前記電極体の前記封口板側の端部に設けられ、
前記電流遮断機構は、前記電極体側に開口部を有する導電部材と、前記開口部を封止する変形板と、前記変形板の電池内部側の面に接続された集電体と、を含み、
前記集電体は、前記変形板に接続された集電体本体部と、前記集電体本体部から折り返された集電体接続部を有し、
前記正極タブ部又は前記負極タブ部は前記集電体接続部に接続され、
電池内圧が所定値以上となったとき前記変形板が変形し、前記変形板の変形に伴い脆弱部が破断することにより、前記正極板と前記正極端子の間の導電経路又は前記負極板と前記負極端子の間の導電経路が切断される角形二次電池の製造方法であって、
前記集電体接続部に前記正極タブ部又は前記負極タブ部を接続する接続工程と、
前記接続工程の後、前記集電体本体部と前記集電体接続部のそれぞれ対向する面のなす角が小さくなるよう前記集電体接続部を前記集電体本体部に対して曲げる曲げ工程を有する。
前記脆弱部において前記集電体本体部と前記集電体接続部の間に形成される折り返し部に最も近い部分を通り、且つ前記折り返し部に平行な直線を直線L3としたとき、
前記曲げ工程の前に、前記直線L3と前記折り返し部の間に前記第1絶縁部材と前記集電体本体部が固定される固定部を形成する固定工程を有することが好ましい。
正極活物質としてのコバルト酸リチウム、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)、導電材としての炭素材料、及びN−メチルピロリドン(NMP)を含む正極スラリーを作製する。この正極スラリーを、正極芯体としての厚さ15μmの矩形状のアルミニウム箔の両面に塗布する。そして、これを乾燥させることにより、正極スラリー中のN−メチルピロリドンを取り除き、正極芯体上に正極活物質層を形成する。その後、正極活物質層を所定厚みになるように圧縮処理を行う。このようにして得られた正極板を所定の形状に裁断する。
負極活物質としての黒鉛、結着剤としてのスチレンブタジエンゴム(SBR)、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)、及び水を含む負極スラリーを作製する。この負極スラリーを、負極芯体としての厚さ8μmの矩形状の銅箔の両面に塗布する。そして、これを乾燥させることにより、負極スラリー中の水を取り除き、負芯体上に負極活物質層を形成する。その後、負極活物質層を所定厚みになるように圧縮処理を行う。このようにして得られた負極板を所定の形状に裁断する。
100枚の正極板4及び101枚の負極板5を上述の方法で作製し、これらをポリオレフィン製の方形状のセパレータを介して積層し積層型の電極体3を作製する。図6に示すように、積層型の電極体3は、一方の端部において、各正極板4の正極タブ部4cが積層され、各負極板5の負極タブ部5cが積層されるように作製される。積層型の電極体3の両外面にはセパレータが配置され、テープ18等により各極板及びセパレータが積層された状態に固定することが好ましい。あるいは、セパレータに接着層を設け、セパレータと正極板4、セパレータと負極板5がそれぞれ接着されるようにしてもよい。なおセパレータの平面視の大きさは負極板5と同じ、あるいは負極板5よりも大きくする。2枚のセパレータの間に正極板4を配置し、セパレータの周縁を熱溶着した状態とした後、正極板4
と負極板5を積層してもよい。
図7は図3における電流遮断機構40の周辺の拡大図である。次に正極端子7の封口板2への取り付け及び電流遮断機構40の組み立て方法について説明する。
返し部70となる。
xを通じ電池外部側からガスを送り込み、変形板42を正極集電体6の本体部6aに押し付けた状態とする。この状態で、正極集電体6の本体部6aに設けられた接続用貫通穴6xの縁部と変形板42をレーザ溶接等により接合する。なお、接続用貫通穴6xは必須の構成ではなく、接続用貫通穴6xを有していない本体部6aを変形板42に接合することもできる。なお、端子貫通穴7xは栓体7yで封止する。
封口板2には、負極端子取り付け孔2bが形成されている。負極端子取り付け孔2bの電池外面側にガスケット13を配置し、電池外面側に絶縁部材12及び負極集電体8を配置する。そして、ガスケット13、封口板2、絶縁部材12及び負極集電体8のそれぞれに形成された貫通穴に電池外部側から負極端子9を挿入し、負極端子9の先端を負極集電体8上に加締める。そして、負極端子9において加締められた部分を負極集電体8に溶接する。
図11に示すように、積層された正極タブ部4cを正極集電体6の集電体接続部6b上に配置し、積層された正極タブ部6cと正極集電体6の集電体接続部6bを接合する。これにより接合部30が形成される。ここで、正極集電体6は、予め集電体接続部6bが集電体本体部6aに対して90°折り曲げられたものを用いる。積層された正極タブ部4cを正極集電体6に接合する前に、予め正極タブ部4c同士を接合しておくこともできる。接合方法は特に限定されず、抵抗溶接、超音波溶接、レーザ等の高エネルギー線による溶接等を用いることができる。特に抵抗溶接を用いることが好ましい。また、積層された正極タブ部4cの積層方向における最外面であって集電体接続部6bが配置される面と反対側の面に受け部品を配置し、集電体接続部6bと受け部品で積層された正極タブ部4cを挟み込んだ状態で接合を行うこともできる。
図4に示すように、積層された負極タブ部5cを負極集電体8の集電体接続部8b上に配置し、積層された負極タブ部5cと負極集電体8の集電体接続部8bを接合する。接合方法や、受け部材の配置等は正極側と同様の構成とすることができる。
封口板2に接続された電極体3を絶縁シート14で覆い、角形外装体1に挿入する。そ
して、封口板2と角形外装体1をレーザ溶接等により接合し、角形外装体1の開口を封口する。その後、電解質溶媒及び電解質塩を含有する非水電解質を封口板2に設けられた電解液注液孔15より注液する。そして、電解液注液孔15を封止栓16で封止する。
角形二次電池20では、電極体3の封口板2側の端部に正極タブ部4c及び負極タブ部5cがそれぞれ配置される構成となっている。したがって、角形外装体1内において、発電に関与しない部材が配置されるスペースを削減でき、体積エネルギー密度が高い角形二次電池となる。更に、角形二次電池20では、角形外装体1及び封口板2により構成される電池ケースの6面のうち最も小さい面積の面に封口板2を配置している。即ち、封口板2及び角形外装体1の底部1aの面積が、角形外装体1の4つの側壁(一対の大面積側壁1b及び一対の小面積側壁1c)よりも小さくなっている。よって、より体積エネルギー密度が高い角形二次電池となる。但し、角形二次電池20に用いられる角形外装体1において、開口に対応する位置に側壁を有し、一方の小面積側壁1cに対応する部分に開口を有する有底筒状の角形外装体を用い、この開口を封口板で封口するような形態の角形二次電池とすることもできる。
また、折り返し部70のRを大きくし、集電体接続部6bにおいて集電体本体部6aと対向する面と、集電体本体部6aにおいて集電体接続部6bと対向する面がなす角が0°以下となるようにしてもよい。但し、−15°以上とすることが好ましい。
また、集電体接続部6bが集電体本体部6aに対して折り返されるように曲げ加工を行っても、曲げ加工の際に生じる応力が脆弱部、ないし変形板42と集電体本体部6aの接続部に加わることを抑制できる。したがって、脆弱部ないし変形板42と集電体本体部6aの接続部が損傷・破損することを防止できる。
封口板2の短手方向における集電体接続部6bの長さをより短くし、正極タブ部4c及び正極集電体6の集電体接続部6bが脆弱部に対向しないようにすることがより好ましい。
図13に示すように、直線L1と折り返し部70の間に絶縁板43と正極集電体6の集電体本体部6aが固定される第1固定部80aを設けることが好ましい。これにより、脆弱部や変形板42と集電体本体部6aの接続部に負荷が加わることを抑制できる。特に、折り返し部70に対して直線L1よりも遠い領域に集電体本体部6aと絶縁板43の固定部が別途形成されている場合、集電体本体部6aに対して集電体接続部6bを曲げ加工する際に脆弱部や変形板42と集電体本体部6aの接続部に応力が加わり易くなるため、直線L1と折り返し部70の間に第1固定部80aを設けることが特に効果的である。なお、第1固定部80a全体が直線L1と折り返し部70の間に形成されていることが好ましい。
ある。
<変形例1>
図14は、変形例1に係る角形二次電池に用いる正極集電体6’の平面図である。正極集電体6’と正極集電体6の相違点は、固定用貫通穴の位置である。正極集電体6’では、第1固定用貫通穴60aが折り返し部70、直線L2、直線L3及び直線L4で囲まれる領域に設けられ、第2固定用貫通穴60bが折り返し部70、直線L1、直線L3及び直線L4で囲まれる領域に設けられている。したがって、絶縁板43と正極集電体6’の集電体本体部6aの第1固定部は、折り返し部70、直線L2、直線L3及び直線L4で囲まれる領域に設けられる。また、絶縁板43と正極集電体6’の集電体本体部6aの第2固定部は、折り返し部70、直線L1、直線L3及び直線L4で囲まれる領域に設けられる。これにより、脆弱部や変形板42と集電体本体部6aの接続部に負荷が加わることを効果的に抑制できる。特に、第1固定用貫通穴60a及び第2固定用貫通穴60bは、直線L4上には存在しないようにすることが好ましい。これにより、内部抵抗を低減することが可能となる。第1固定用貫通穴60aの全体が、折り返し部70、直線L2、直線L3及び直線L4で囲まれる領域に設けられ、第2固定用貫通穴60bの全体が、折り返し部70、直線L1、直線L3及び直線L4で囲まれる領域に設けられ、第1固定用貫通穴60a及び第2固定用貫通穴60bが、直線L4上には存在しないようにすることがより好ましい。これにより、脆弱部への負荷が加わることを効果的に抑制できるとともに、内部抵抗を効果的に低減できる。なお、この場合、折り返し部70に対して直線L2よりも遠い領域に固定部を設けることが好ましい。
図15は、変形例2に係る角形二次電池の図11に対応する図である。図15に示すように、曲げ加工を行う前の平らな正極集電体6を用いて電流遮断機構を組み立て、この正極集電体6の集電体接続部6bに正極タブ部4cを接合することができる。その後、正極集電体6を曲げ加工し、集電体接続部6bを集電体本体部6aに対して折り返すことができる。
図16は、変形例3に係る角形二次電池の図12に対応する図である。図16に示すように、集電体接続部6bの先端部に正極タブ部4cから離れるように湾曲する湾曲部65を設けることが好ましい。これにより、集電体接続部6bの先端部により正極タブ部4cが損傷ないし破損することを抑制できる。なお、湾曲部65を設けるタイミングは特に限定されてないが、正極集電体6を絶縁板43に固定する前に湾曲部65を形成しておくことが好ましい。
図17は変形例4に係る角形二次電池の図3に対応する断面図であり、正極タブ部4c
周辺の拡大図である。図17に示すように、積層された正極タブ部4cを正極集電体6の集電体接続部6bに接合する前に、予め積層された正極タブ部4c同士を接合し、予備接合部31を形成することが好ましい。予備接合部31が形成されていることにより、積層された正極タブ部4cを正極集電体6の集電体接続部6bに接続する作業が行い易くなる。更に、正極タブ部4cにおいて、正極タブ部4cの先端側から、集電体接続部6bとの接合部30(P1)、正極タブ部4cにおいて集電体接続部6bと接触する部分のうち最も電極体3側に位置する部分(P2)、予備接合部31のうち最も電極体3側に位置する部分(P3)の順に位置するようにすることが好ましい。正極集電体6の集電体接続部6bの電極体3側の端部が正極タブ部4cと接触することにより、積層された正極タブ部4cのうち正極集電体6の集電体接続部6b側に位置する正極タブ部4c(最内タブ部)が損傷しても、正極板-正極タブ部4c(最内タブ部)-予備接合部31-正極タブ部4c(最内タブ部とは別のタブ部)-正極集電体6の集電体接続部6bという導電経路が確保されているため、抵抗値の上昇が抑制される。なお、負極側についても同様である。
図18は、変形例5の角形二次電池の図7に対応する図であり、変形板42と正極集電体6の集電体本体部6aの接続部周辺の拡大図である。集電体本体部6aに薄肉部6c及び溝部6dが形成されている場合、変形板42と正極集電体6の集電体本体部6aの接合部90が薄肉部6cの電極体3側の面(図18中では下面)よりも電極体3側(図18中では下方)に突出するようにすることが好ましい。このような構成であると、正極タブ部4cないし集電体接続部6bが脆弱部に接触することを抑制できる。よって、脆弱部が損傷ないし破損することが抑制された信頼性の高い角形二次電池となる。なお、接合部90は、高エネルギー線の照射により溶融した正極集電体6が凝固した部分とすることができる。
図19は、変形例6の角形二次電池の図3及び図4に対応する図であり、正極集電体及び負極集電体の周辺の拡大図である。実施形態に係る角形二次電池20においては、図4に示すように負極集電体8は集電体本体部8aに対して集電体接続部8bが略90°となるような形状とした。負極集電体8についても、正極集電体6と同様に更に曲げ加工を行い、集電体接続部8bが集電体本体部8aに対して折り返されるようにしてもよい。負極集電体8における集電体本体部8aに対する集電体接続部8bの角度は、60°以下となるようにすることが好ましい。なお、正極集電体6における集電体本体部6aに対する集電体接続部6bの角度θ1は、負極集電体8における集電体本体部8aに対する集電体接続部8bの角度θ2よりも小さくすることが好ましい。これにより、正極タブ部4c及び負極タブ部5cがそれぞれ過度に張り詰めた状態となること及び過度に撓んだ状態となることを防止できる。
電池内に電池が過充電状態となった場合にガスを発生する過充電抑制剤を含有させることが好ましい。
非水電解質二次電池の場合、正極活物質層に炭酸リチウムを含有させる、あるいは非水電解質中にシクロヘキシルベンゼン等を含有させることが好ましい。
2・・・封口板 2a・・・正極端子取り付け孔 2b・・・負極端子取り付け孔
3・・・電極体
4・・・正極板
4a・・・正極活物質層 4b・・・正極芯体露出部 4c・・・正極タブ部 4d・・
・保護層
5・・・負極板
5a・・・負極活物質層 5b・・・負極芯体露出部 5c・・・負極タブ部
6・・・正極集電体
6a・・・集電体本体部 6b・・・集電体接続部 6c・・・薄肉部 6d・・・溝部
6e・・・貫通穴
6x・・・接続用貫通穴
6y1・・・第1固定用貫通穴 6y2・・・第2固定用貫通穴 6y3・・・第3固定用貫通穴
6y4・・・第4固定用貫通穴
6z・・・切欠き
7・・・正極端子
7x・・・端子貫通穴 7y・・・栓体
8・・・負極集電体
8a・・・集電体本体部 8b・・・集電体接続部
9・・・負極端子
10・・・絶縁部材
10a・・・絶縁部材本体部 10b・・・絶縁部材第1側壁 10c・・・凸部
11、13・・・ガスケット
12・・・絶縁部材
14・・・絶縁シート
15・・・電解液注液孔
16・・・封止栓
17・・・ガス排出弁
18・・・テープ
20・・・角形二次電池
30・・・接合部
31・・・予備接合部
40・・・電流遮断機構
41・・・導電部材 41a・・・ベース部 41b・・・筒状部 41c・・・フランジ部
42・・・変形板
43・・・絶縁板(第1絶縁部材)
43a・・・絶縁板本体部 43b・・・絶縁板第1側壁
43c・・・絶縁板貫通穴
43d1・・・第1突起 43d2・・・第2突起 43d3・・・第3突起 43d4・・・第4突起
43x・・・導電部材固定部
60a・・・第1固定用貫通穴 60b・・・第1固定用貫通穴 60c・・・第3固定用貫通穴
60d・・・第4固定用貫通穴
65・・・湾曲部
70・・・折り返し部(折り返し線)
80a・・・第1固定部 80b・・・第2固定部 80c・・・第3固定部 80d・・・第4固定部
90・・・接合部
Claims (13)
- 正極タブ部を有する正極板と、
負極タブ部を有する負極板と、
前記正極板と前記負極板を有する電極体と、
開口を有し前記電極体を収納する外装体と、
前記開口を封口する封口板と、
前記正極板と電気的に接続され、前記封口板に取り付けられた正極端子と、
前記負極板と電気的に接続され、前記封口板に取り付けられた負極端子と、
前記正極板と前記正極端子の間の導電経路又は前記負極板と前記負極端子の間の導電経路に設けられた感圧式の電流遮断機構と、を備えた角形二次電池であって、
前記正極タブ部及び前記負極タブ部は、前記電極体の前記封口板側の端部に設けられ、
前記電流遮断機構は、前記電極体側に開口部を有する導電部材と、前記開口部を封止する変形板と、前記変形板の前記電極体側の面に接続された集電体と、を含み、
前記集電体は、前記変形板に接続された集電体本体部と、前記集電体本体部から折り返された集電体接続部を有し、
前記正極タブ部又は前記負極タブ部は前記集電体接続部に接続され、
電池内圧が所定値以上となったとき前記変形板が変形し、前記変形板の変形に伴い脆弱部が破断することにより、前記正極板と前記正極端子の間の導電経路又は前記負極板と前記負極端子の間の導電経路が切断される角形二次電池。 - 前記集電体本体部と前記集電体接続部のそれぞれ対向する面のなす角は60°以下である請求項1に記載の角形二次電池。
- 前記集電体本体部と前記集電体接続部の間に形成される折り返し部の一方端部を通り、且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L1とし、
前記折り返し部の他方端部を通り且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L2としたとき、
前記変形板と前記集電体本体部の接続部は、前記直線L1と前記直線L2の間に形成された請求項1又は2に記載の角形二次電池。 - 前記変形板と前記集電体本体部の間には第1絶縁部材が配置され、
前記第1絶縁部材は直接ないし間接的に前記導電部材に固定され、
前記脆弱部において前記集電体本体部と前記集電体接続部の間に形成される折り返し部に最も近い部分を通り、且つ前記折り返し部に平行な直線を直線L3としたとき、
前記直線L3と前記折り返し部の間に、前記第1絶縁部材と前記集電体本体部が固定された固定部が形成された請求項1〜3のいずれかに記載の角形二次電池。 - 前記変形板と前記集電体本体部の間には第1絶縁部材が配置され、
前記第1絶縁部材と前記集電体本体部が固定された固定部を有し、
前記第1絶縁部材は直接ないし間接的に前記導電部材に固定され、
前記脆弱部において前記集電体本体部と前記集電体接続部の間に形成される折り返し部に最も近い部分を通り、且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L4としたとき、
前記固定部の少なくとも一部が前記直線L4上に位置する請求項1〜3のいずれかに記載の角形二次電池。 - 前記変形板と前記集電体本体部の間には第1絶縁部材が配置され、
前記第1絶縁部材は直接ないし間接的に前記導電部材に固定され、
前記第1絶縁部材と前記集電体本体部が固定された複数の固定部を有し、
第1固定部及び第2固定部を含む複数の前記固定部が設けられ、
前記折り返し部の一方端部を通り且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L1とし、
前記折り返し部の他方端部を通り且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L2とし、
前記脆弱部において前記集電体本体部と前記集電体接続部の間に形成される折り返し部に最も近い部分を通り、且つ前記折り返し部に平行な直線を直線L3とし、
前記脆弱部において前記折り返し部に最も近い部分を通り且つ前記折り返し部に対して垂直な直線を直線L4としたとき、
前記第1固定部は、前記折り返し部、前記直線L1、前記直線L3及び前記直線L4で囲まれる領域に設けられ、
前記第2固定部は、前記折り返し部、前記直線L2、前記直線L3及び前記直線L4で囲まれる領域に設けられた請求項1〜3のいずれかに記載の角形二次電池。 - 前記集電体本体部は固定用貫通穴を有し、
前記第1絶縁部材は固定用突起を有し、
前記固定用突起が前記固定用貫通穴に挿入され前記固定部とされている請求項4〜6のいずれかに記載の角形二次電池。 - 前記封口板の短辺方向において、前記集電体接続部の長さは前記集電体本体部の長さよりも小さい請求項1〜7のいずれかに記載の角形二次電池。
- 前記集電体接続部の先端側には、前記正極タブ部又は前記負極タブ部から離れるように湾曲する湾曲部が形成された請求項1〜8のいずれかに記載の角形二次電池。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の角形二次電池を複数個含む組電池。
- 正極タブ部を有する正極板と、
負極タブ部を有する負極板と、
前記正極板と前記負極板を有する電極体と、
開口を有し前記電極体を収納する外装体と、
前記開口を封口する封口板と、
前記正極板と電気的に接続され、前記封口板に取り付けられた正極端子と、
前記負極板と電気的に接続され、前記封口板に取り付けられた負極端子と、
前記正極板と前記正極端子の間の導電経路又は前記負極板と前記負極端子の間の導電経路に設けられた感圧式の電流遮断機構と、を備え、
前記正極タブ部及び前記負極タブ部は、前記電極体の前記封口板側の端部に設けられ、
前記電流遮断機構は、前記電極体側に開口部を有する導電部材と、前記開口部を封止する変形板と、前記変形板の電池内部側の面に接続された集電体と、を含み、
前記集電体は、前記変形板に接続された集電体本体部と、前記集電体本体部から折り返された集電体接続部を有し、
前記正極タブ部又は前記負極タブ部は前記集電体接続部に接続され、
電池内圧が所定値以上となったとき前記変形板が変形し、前記変形板の変形に伴い脆弱部が破断することにより、前記正極板と前記正極端子の間の導電経路又は前記負極板と前記負極端子の間の導電経路が切断される角形二次電池の製造方法であって、
前記集電体接続部に前記正極タブ部又は前記負極タブ部を接続する接続工程と、
前記接続工程の後、前記集電体本体部と前記集電体接続部のそれぞれ対向する面のなす角が小さくなるよう前記集電体接続部を前記集電体本体部に対して曲げる曲げ工程を有する角形二次電池の製造方法。 - 前記曲げ工程により、前記集電体本体部と前記集電体接続部のそれぞれ対向する面のなす角を60°以下とする請求項11に記載の角形二次電池の製造方法。
- 前記変形板と前記集電体本体部の間には第1絶縁部材が配置され、前記第1絶縁部材は直接ないし間接的に前記導電部材に固定され、
前記脆弱部において前記集電体本体部と前記集電体接続部の間に形成される折り返し部に最も近い部分を通り、且つ前記折り返し部に平行な直線を直線L3としたとき、
前記曲げ工程の前に、前記直線L3と前記折り返し部の間に前記第1絶縁部材と前記集電体本体部が固定される固定部を形成する固定工程を有する請求項11又は12に記載の角形二次電池の製造方法。
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