JP2015170414A - 蓄電素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動や衝撃に起因するスペーサの電極体に対する相対的な位置ずれを防止する。
【解決手段】
スペーサ23A,23Bの側板部33と、電極体5のリード部18A,18Bに接続された集電体6A,6Bの脚部6cとは、締結具26によって締結され、スペーサ23の電極体5に対する位置ずれを防止している。
【選択図】図2
【解決手段】
スペーサ23A,23Bの側板部33と、電極体5のリード部18A,18Bに接続された集電体6A,6Bの脚部6cとは、締結具26によって締結され、スペーサ23の電極体5に対する位置ずれを防止している。
【選択図】図2
Description
本発明は、リチウムイオン二次電池のような非水電解質二次電池を含む蓄電素子に関する。
特許文献1に記載されたリチウムイオン二次電池のような非水電解質二次電池は、セパレータを介して正極体と負極体を交互に繰り返し配置した電極体を備える。正極体と負極体は、金属箔からなる導電シートと、導電シートに設けられた活物質層とを備える。正極体及び負極体のいずれの導電シートにも、活物質層が設けられていない部分(未塗工部)がある。電極体の両端には正極体と負極体の未塗工部が積層された部分(リード部)が設けられている。これらのリード部はそれぞれ正負の集電体に機械的及び電気的に接続される。集電体は外部端子に電気的に接続される。
例えば、自動車のような乗り物に搭載される蓄電素子の場合、使用中に振動や衝撃が作用する。振動や衝撃が作用することで、蓄電要素を構成する部品のうち、隣接して配置された部品間で位置ずれが起こり、これらの部品間で摩擦が生じる。振動の継続や衝撃の繰り返しにより、隣接して配置された部品間で相対的な位置ずれが繰り返される。例えば、電極体のリード部に対し、電極体と電池容器との間に介在するスペーサの相対的な位置ずれが生じると、リード部を構成する正極体や負極体の導電シートから摩擦により金属微粉が発生する原因となる。しかし、特許文献1に記載のものを含め、従来の蓄電素子では、スペーサの電極体に対する相対的な位置ずれの防止について、十分に考慮されていない。
本発明は、振動や衝撃に起因するスペーサの電極体に対する相対的な位置ずれの防止を課題とする。
本発明は、電極体のリード部が接続された接続片を備える集電体と、前記電極体と前記集電体とが収容された外装体と、前記集電体と前記外装体との間に配置されたスペーサと、前記スペーサを前記集電体の前記接続片に対して係止する係止部とを備える、蓄電素子を提供する。
係止部により、スペーサが集電体の接続片に対して係止される。スペーサが集電体に対して係止されることで、スペーサの電極体に対する位置が保持される。その結果、振動や衝撃が蓄電池に作用したときの、振動等による電極体のリード部に対するスペーサの相対的な位置ずれと、それによるリード部とスペーサとの間の摩擦を効果的に防止できる。
前記電極体は、正極体と負極体とをセパレータを介在させて繰り返し配置して形成され、前記正極体と前記負極体は、導電シートと、前記導電シートに形成された活物質層と、前記導電シートのうち前記活物質層を設けていない領域である未塗工部とをそれぞれ備え、前記リード部は、前記導電シートの前記未塗工部を複数層重ねて形成されている。
具体的には、前記係止部は、前記スペーサと前記集電体の前記接続片にそれぞれ形成された貫通孔に挿通される軸部と、前記軸部に間隔をあけて設けられて、前記スペーサと前記集電体の前記接続片とを挟み込む一対の規制部とを備える締結具である。
あるいは、前記係止部は、前記スペーサと前記集電体の前記接続片のうちの一方に設けられた溝部と、前記スペーサと前記集電体の前記接続片のうちの他方に設けられ、前記溝部に嵌まり込む突部とを備える。
あるいは、前記係止部は、前記スペーサに設けられて前記集電体に係止される係止片を備える。
係止部により、スペーサが集電体の接続片に対して係止される。そのため、振動や衝撃が蓄電池に作用したときの、電極体のスペーサの相対的な位置ずれと、それによる電極体とスペーサと間の摩擦を効果的に防止できる。その結果、摩擦に起因する金属微粉発生を防止できる。
(第1実施形態)
図1から図3は、本発明の第1実施形態に係るリチウムイオン二次電池1(以下単に電池1という)を示す。
図1から図3は、本発明の第1実施形態に係るリチウムイオン二次電池1(以下単に電池1という)を示す。
図1を参照すると、電池1の金属製の外装体2は、ケース本体3と、ケース本体3の開口を閉じる蓋4で構成され、扁平な直方体状の外観を呈する。ケース本体3は、平面視で長方形の長辺を構成する互いに対向する一対の側壁3a,3aと、平面視で長方形の短辺を構成する互いに対向する一対の側壁3b,3bを備える。これらの側壁3a,3bは、図において下端側が底壁3c(図3にのみ示す)につながり、上端側が平面視で長方形の開口を構成する。ケース本体3内には、電極体5と金属製の集電体6A,6Bとを含む部品が収容され、電解液が充填されている。
長方形板状の蓋4の外側面(上面)には、一端側に正極の外部端子7Aが配置され、他端側に負極の外部端子7Bが配置されている。外部端子7A,7Bは金属製である。
図3に示すように、蓋4を貫通する金属製のリベット8は同じく金属製である接続板9の下側に配置された鍔部8aを備える。また、リベット8は、下端側が集電体6A,6Bの基部6aに設けられた貫通孔6bに挿通され、上端側が接続板9の一方の貫通孔9aに挿通されている。接続板9の他方の貫通孔9bには外部端子7A,7Bのボルト状部7aが下側から挿通されている。外部端子7A,7Bの下端に設けられた鍔部7bは接続板9の下側に位置している。外部端子7A,7Bとリベット8の顎部7b,8aと蓋4との間には絶縁樹脂製の上側パッキン11が介装され、集電体6A,6Bの基部6aと蓋4の間には絶縁樹脂製の下側パッキン12が介装されている。リベット8の上側の拡径部8bと顎部8aの間に接続板9が加締固定され、それによって外部端子7A,7Bの顎部7bが接続板9と上側パッキン11との間に保持されている。また、リベット8の下側の拡径部8cと顎部8aの間に挟み込まれることで、上側パッキン11、下側パッキン12、及び集電体6A,6Bの基部6aが、蓋4に対して加締固定されている。正負の外部端子7A,7Bは、接続板9とリベット8とを介して、対応する集電体6A,6Bに電気的に接続されている。
図6を併せて参照すると、本実施形態における電極体5は、いずれも細長い帯状の正極体13Aと負極体13Bの間に、同様に細長い帯状の微多孔性樹脂シートからなるセパレータ14を介在させ、高扁平率の楕円筒状に巻回したものである。正極体13Aと負極体13Bは、長尺帯状の金属箔である導電シート15A,15Bと、導電シート15A,15Bの両面に形成された活物質層16A,16Bとを備える。また、導電シート15A,15Bの幅方向の一方の端部に活物質層16A,16Bを設けずに導電シート15A,15Bを露出させた未塗工部17A,17Bが設けられている。
図1及び図3に示すように、電極体5の両端から、高扁平率の楕円筒状であって中央に孔部18cを有する正負のリード部18A,18Bが突出している。これらのリード部18A,18Bでは、未塗工部17A,17Bがセパレータ14を介在することなく複数層重なっている。図6に示すように、巻回時に、セパレータ14の幅方向の一方の側縁よりも正極体13Aの側縁(未塗工部17A側)を外側に位置させ、セパレータ14の幅方向の他方の側縁よりも負極体13Bの側縁(未塗工部17B側)を外側に位置させる。このようにセパレータ14に対して正極体13Aと負極体13Bの幅方向の位置をずらすことで、リード部18A,18Bが形成される。
図1及び図3に示すように、電極体5は、リード部18A,18Bの先端18aが短辺の側壁3b,3bと対向すると共に、側部18b,18bが長辺の側壁3a,3aと対向する横置きの姿勢で、外装体2のケース本体3内に収容される。
集電体6A,6Bは、基部6a(前述のように外部端子7A,7Bに電気的に接続されている)から図において下方に延びる一対の脚部(接続片)6c,6cを備える。本実施形態では、これらの脚部6c,6cは一定幅の細長に帯状である。脚部6c,6cの基部6aとの接続部付近にねじり部6dが設けられている。図2を併せて参照すると、このねじり部6dにより脚部6cの一方の幅広の面6eがケース本体3の長辺の側壁3aと向かい合い、他方の幅広の面6fが電極体5のリード部18A,18Bの側部18bに沿って延びている。
図2に最も明瞭に示すようにリード部18A,18Bの一対の側部18b,18bには、それぞれクリップ21が装着されている。クリップ21は、リード部18A,18Bの側部18bを未塗工部17A,17Bの積層方向に集電体6A,6Bの脚部6cと共に挟み込み、それによって未塗工部17A,17Bを互いに密に積層させている。リード部18A,18Bのクリップ21が装着された部分と集電体6A,6Bの脚部6c,6c(面6f側)が溶接され、それによってリード部18A,18Bと脚部6cとを電気的かつ機械的に接続する溶接部(接続部)22が形成されている。溶接方法としては、例えば超音波溶接、スポット溶接のような抵抗溶接、レーザー溶接等がある。
図1に最も明瞭に示すように、電極体5のリード部18A,18B及びその周辺に絶縁樹脂製のスペーサ23A,23Bが配置されている。
電極体5、集電体6A,6B、及びスペーサ23A,23Bは、図3にのみ部分的に示す絶縁シート25に覆われた状態で、ケース本体3内に収容されている。言い換えれば、電極体5、集電体6A,6B、及びスペーサ23A,23Bと、ケース本体3の側壁3a,3b及び底壁3cとの間には、絶縁シート25が介在している。絶縁シート25は例えばポリエチレンのような絶縁樹脂製である。
前述のように、集電体6A,6Bの脚部6c,6cは、電極体5のリード部18A,18Bにクリップ21を介して溶接されている。つまり、集電体6A,6Bの脚部6c,6cと電極体5のリード部18A,18Bは互いに固定されている。互いに固定された脚部6c,6cとリード部18A,18Bに対してスペーサ23A,23Bが装着されている。
図3から図5を併せて参照すると、本実施形態におけるスペーサ23A,23Bは、本体31、突出部(第1の突出部)32、及び一対の側板部(第2の突出部)33,33を備える。
スペーサ23A,23Bの本体31は、概ね細長い長方形板状である。スペーサ23A,23Bは、電極体5の端部、より具体的には、集電体6A,6Bの脚部6c,6c及び電極体5のリード部18A,18Bと、ケース本体31の側壁3aとの間に介在している。
図3に最も明瞭に表れているように、本体31の上端31aは蓋4の下面付近に位置し、下端31bはケース本体31の底壁3c付近に位置している。本体31の幅は、集電体6A,6Bの脚部6c,6cの幅(個々の集電体6A,6Bの一方の脚部6cと他方の脚部6cとの間の距離)と概ね同じである。スペーサ23A,23Bの本体31は、絶縁シート25と共に、集電体6A,6B及び電極体5と、ケース本体31の側壁3a,3bとの間の絶縁を確保している。
図4及び図5を参照すると、スペーサ23A,23Bの突出部32は、本体31の集電体6A,6B及び電極体5と対向する面31cの幅方向の中央部から概ね一定高さで突出し、本体31の長手方向に延びている。言い換えれば、突出部32は、スペーサ23A,23Bの面31cに設けられた突条の形態を呈する。図4に示すように、突出部32は、本体31のケース本体31の側壁3bと対向する面31dを面31cに向けて部分的に膨出させることで形成され、中空である。ただし、突出部32は中実であってもよい。
図3及び図4を参照すれば明らかなように、スペーサ23A,23Bの突出部32は電極体5のリード部18A,18Bの孔部18c内に挿入されている。詳細には、突出部32の上端部32aと下端32bは、リード部18A,18Bの先端18a,18aの内面に対してわずかな間隔をあけて位置している。また、突出部32の両側部32c,32cはリード部18A,18Bの側部18b,18bの内面に接触している。
スペーサ23A,23Bの側板部33,33は、概ね長方形板状であり、本体31の両側縁から突出部32と同方向に突出している。前述のように突出部32はリード部18A,18Bの孔部18c内に挿入されているのに対し、側板部33,33は孔部18c外に位置し、リード部18A,18Bの側部18b,18bの外面に沿って拡がっている。
側板部33,33は、集電体6A,6B(特に脚部6aの面6e側)及び電極体5のリード部18A,18Bの側部18b,18bと、ケース本体3の側壁3a,3aとの間に介在し、絶縁シート25と共に、集電体6A,6B及び電極体5と、ケース本体31の側壁3aとの間の絶縁を確保している。
図2に最も明瞭に示すように、絶縁樹脂製の締結具26により、スペーサ23A,23Bの側板部33が集電体6A,6Bの脚部6cに対して締結されている。
締結具26は、軸部26aと、軸部26aの基端(図2において右端)に設けられた受け部(規制部)26bと、軸部26aの先端(図2におて左端)に設けられた係止部(規制部)26cを備える。軸部26aは、集電体6A,6Bの脚部6cに設けられた貫通孔6gと、この貫通孔6gに位置合わせされるようにスペーサ23A,23Bの側板部33に設けられた貫通孔33aとに挿通されている。
締結具26の受け部26bは、貫通孔6g,33aの孔径より十分大きな寸法の外形輪郭を有し、集電体6A,6Bの脚部6cの内側の面6fに当接するように配置される。本実施形態における受け部26bは、脚部6cから離れる向きに突出するように湾曲した板状体である。
締結具26の係止部26cは、軸部26aの先端から基端に向けて斜めに延びる一対の係止片26e,26eを備える。係止片26e,26eは軸部26aに向けて弾性的な撓むようになっている。係止片26e,26eの先端がスペーサ23A,23Bの側板部33に当接している。
軸部26aを集電体6A,6Bの面6f側から貫通孔6g,33aに差し込むことで、軸部26aの先端の係止部26cがスペーサ23A,23Bの側板部33の外側に配置されている。係止部26cの係止片26e,26eは、貫通孔6g,33aを通過中は弾性的に撓んで外形寸法が縮小し、スペーサ23A,23Bの貫通孔33aを通過して側板部33の外側に達すると図2に示すように拡がる。この状態で、締結具26の受け部26bと係止部26cとの間に集電体6A,6Bの脚部6cと、スペーサ23A,23Bの側板部33とが挟み込まれ、互いに締結されている。言い換えれば、締結具26によって、スペーサ23A,23Bが集電体6A,6Bの脚部6cに対して係止される。
締結具26により、スペーサ23A,23Bの側板部33が集電体6A,6Bの脚部6cに対して係止されることで、スペーサ23A,3Bの電極体5に対する位置が保持される。そのため、振動や衝撃が電池1に作用したときの、振動等による電極体5のリード部18A,18Bに対するスペーサ23A,23Bの相対的な位置ずれと、それによるリード部18A,18Bとスペーサ23A,23Bとの間の摩擦を効果的に防止できる。その結果、リード部18A,18Bとスペーサ23A,23Bとの間の摩擦に起因する金属微粉発生を防止できる。
(第2実施形態)
図7及び図8に示す第2実施形態は、以下に説明する点を除き、電池1の全体構造(図1から図3参照)を含め第1実施形態と同様である。
図7及び図8に示す第2実施形態は、以下に説明する点を除き、電池1の全体構造(図1から図3参照)を含め第1実施形態と同様である。
本実施形態では、締結具26を用いることなく、スペーサ23A,23Bを集電体6A,6Bに対して係止している。集電体6A,6Bの脚部6aの貫通孔6gとスペーサ23A,23Bの側壁33の貫通孔33aは設けられていない。
スペーサ23A,23Bは、側板部33の下端から電極体5のリード部18A,18Bに向けて横向きに突出する止め部34を備える。側板部33の内側の面(リード部18A,18B及び集電体6A,6B側の面)には、上下方向に延びる溝部33bが設けられている。本実施形態では、溝部33bは直線状の溝で断面形状は矩形状である。止め部には溝部33bと連続するスリット状部34aが設けられている。
集電体6A,6Bの脚部6aの外側の面6eには、突部6hが設けられている。本実施形態では、突部6hは上下方向延びる細長い突条であり、断面形状は溝部33bの断面形状と概ね同寸法の矩形状である。
図8において矢印で概念的に示すように、集電体6A,6Bの脚部6aの突部6hが、スペーサ23A,23Bの側板部33の溝部33bに嵌まり込むことで、集電体6A,6Bの脚部6aがスペーサ23A,23Bの側板部33に対して係止されている。脚部6aの下端は止め部34に当接している。突部6hの溝部33bへの嵌合によってスペーサ23A,23Bの側板部33が集電体6A,6Bの脚部6cに対して係止されることで、スペーサ23A,23Bの電極体5に対する位置が保持される。特に、突部6hの溝部33bへの嵌合によって、リード部18A,18Bが突出する方向(図3において左右方向)でのスペーサ23A,23Bの電極体5に対する位置ずれが、効果的に抑制される。集電体6A,6Bの脚部6aの下端が止め部34に当接することで、リード部18A,18Bの上端側向き(図3において上向き)のスペーサ23A,23Bの電極体5に対する位置ずれが抑制される。これらの位置保持により、振動等による電極体5のリード部18A,18Bに対するスペーサ23A,23Bの相対的な位置ずれ並びに摩擦と、それに起因する金属微粉発生を防止できる。
本実施形態の溝部33bと同様の溝部を集電体6A,6Bの脚部6に設け、本実施形態の突部6hと同様の突部をスペーサ23A,23Bの側板部33に設けてもよい。また、突部6h及び溝部33bの寸法及び形状は、スペーサ23A,23Bを集電体6A,6Bに対して確実に係止して相対的な位置ずれを防止できる限り、特に限定されない。
リチウムイオン二次電池を例に本発明を説明したが、本発明はリチウムイオン二次電池以外の非水電解質二次電池を含む種々の蓄電素子に適用できる。
板状の正極体と負極体とをセパレータを介在させて複数層に積層した構造の電極体を備える蓄電素子に対しても、本発明を適用できる。
図2を参照すると、第1実施形態の締結具26の係止部26cが備える係止片26eとスペーサ23A,23Bの側板部33との間に絶縁シート25(例えば図3参照)を配置してもよい。この場合、集電体6A,6Bの脚部6cとの貫通孔6gとスペーサ23A,23Bの側板部33の貫通孔33aと位置合わせされるように、絶縁シート25に貫通孔が形成される。締結具26の軸部6aは貫通孔6g,33と絶縁シート25の貫通孔に挿通される。締結具26の受け部26bと係止部26cとの間に、集電体6A,6Bの脚部6cとスペーサ23A,23Bの側板部33だけでなく、絶縁シート25も挟み込まれて、集電体6A,6Bとスペーサ23A,23Bに対して締結される。この構成により、集電体6A,6Bとスペーサ23A,23Bに対する絶縁シート25の相対的な位置ずれを抑制できる。
1 電池
2 外装体
3 ケース本体
3a,3b 側壁
3c 底壁
4 蓋
5 電極体
6A,6B 集電体
6a 基部
6b 貫通孔
6c 脚部(接続片)
6d ねじり部
6e,6f 面
6g 貫通孔
6h 突部
7A,7B 外部端子
7a ボルト状部
7b 顎部
8 リベット
8a 顎部
8b,8c 拡径部
9 接続板
9a,9b 貫通孔
11 上側パッキン
12 下側パッキン
13A 正極体
13B 負極体
14 セパレータ
15A,15B 導電シート
16A,16B 活物質層
17A,17B 未塗工部
18A,18B リード部
18a 先端
18b 側部
18c 孔部
21 クリップ
22 溶接部
23A,23B スペーサ
25 絶縁シート
26 締結具
26a 軸部
26b 受け部
26c 係合部
26e 係止片
31 本体
31a 上端
31b 下端
31c,31d 面
32 突出部
32a 上端
32b 下端
32c 側部
33 側板部
33a 貫通孔
33b 溝部
34 止め部
34a スリット状部
35 係止突起
2 外装体
3 ケース本体
3a,3b 側壁
3c 底壁
4 蓋
5 電極体
6A,6B 集電体
6a 基部
6b 貫通孔
6c 脚部(接続片)
6d ねじり部
6e,6f 面
6g 貫通孔
6h 突部
7A,7B 外部端子
7a ボルト状部
7b 顎部
8 リベット
8a 顎部
8b,8c 拡径部
9 接続板
9a,9b 貫通孔
11 上側パッキン
12 下側パッキン
13A 正極体
13B 負極体
14 セパレータ
15A,15B 導電シート
16A,16B 活物質層
17A,17B 未塗工部
18A,18B リード部
18a 先端
18b 側部
18c 孔部
21 クリップ
22 溶接部
23A,23B スペーサ
25 絶縁シート
26 締結具
26a 軸部
26b 受け部
26c 係合部
26e 係止片
31 本体
31a 上端
31b 下端
31c,31d 面
32 突出部
32a 上端
32b 下端
32c 側部
33 側板部
33a 貫通孔
33b 溝部
34 止め部
34a スリット状部
35 係止突起
Claims (4)
- 電極体のリード部が接続された接続片を備える集電体と、
前記電極体と前記集電体とが収容された外装体と、
前記集電体と前記外装体との間に配置されたスペーサと、
前記スペーサを前記集電体の前記接続片に対して係止する係止部と
を備える、蓄電素子。 - 前記電極体は、正極体と負極体とをセパレータを介在させて繰り返し配置して形成され、
前記正極体と前記負極体は、導電シートと、前記導電シートに形成された活物質層と、前記導電シートのうち前記活物質層を設けていない領域である未塗工部とをそれぞれ備え、
前記リード部は、前記導電シートの前記未塗工部を複数層重ねて形成されている、請求項1に記載の蓄電素子。 - 前記係止部は、
前記スペーサと前記集電体の前記接続片にそれぞれ形成された貫通孔に挿通される軸部と、
前記軸部に間隔をあけて設けられて、前記スペーサと前記集電体の前記接続片とを挟み込む一対の規制部と
を備える締結具である、請求項1又は請求項2に記載の蓄電素子。 - 前記係止部は、
前記スペーサと前記集電体の前記接続片のうちの一方に設けられた溝部と、
前記スペーサと前記集電体の前記接続片のうちの他方に設けられ、前記溝部に嵌まり込む突部と
を備える、請求項1又は請求項2に記載の蓄電素子。
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