JP5506837B2 - 電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電池に関し、特に、電極端子と電極板とを接続する導電接続部材を備えた電池に関する。
電池には、放電のみ行う一次電池や充放電可能な二次電池が存在する。これら電池は、一般的に、電極板、すなわち正極板及び負極板がセパレータを介して積層された積層電極体を電解液とともに電池容器に密閉した構成をしている。
電池容器は、通常、電極板を収容する容器本体、及び該容器本体の開口部を封口する平板状の電池蓋とで構成され、該電池蓋には、この電池蓋上に設けられた貫通孔を介して、電極板と電気的に接合される電極端子が配される。
ここで、電極板と電極端子とを電気的に接合するために、一般的には、導電接続部材を用いて、導電接続部材の一端を電極板と接合し、導電接続部材の他端を電極端子に接合する方法が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2008−270086号公報 特開2001−160387号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電池における、リード線(導電接続部材)と電極端子との接合方法は、リード線の一端を所定の長さで切り揃え、この切り揃えた先端部と電極端子の端面とをリベット止めしてこれらを接合するといった機械的な接合方法である。この方法は、接合強度は良好である一方、リード線と電極端子とがそれぞれ別部材として構成されているために、その接触抵抗は相対的に高い値であって、電池の電気特性が低下してしまうという問題点があった。また、同じ機械的接合を用いた電池であっても、リベット打ちする際の位置ズレなどの要因によって電極端子とリード線との接触抵抗が異なり得ることも考えられ、電池間の性能のバラつきが生じ得るという問題点もあった。
一方、特許文献2に記載の電池における、電極タブの先端部(導電接続部材)と電極端子との接合方法は、電極タブの先端部を電池容器内における電極端子の鍔部にスポット溶接又は超音波溶接する方法である。この方法は、電極タブと電極端子とを溶接してこれらを一部材となるように接合するものであるため、接触抵抗は比較的安定し得るが、機械的接合に比べて接合強度が低いという問題点があった。例えば、電池を使用する際に振動が加わると、電池容器の内部において、電極板が電池容器に対して上下に移動し、電極タブと電極端子との接合箇所に負荷がかかり、該接合が外れてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、電極端子と導電接続部材との間の接合強度及び接触抵抗が優れた新しい電池を提供することを目的とする。
本発明による電池は、電池容器に収容される電極板と、電池容器を封口する蓋部に配される柱状の電極端子と、電池容器内において電極板と電極端子とを電気的に接続する導電接続部材と、を備える電池であって、導電接続部材は、電極端子と接合する一端において、電極端子を挿通するための挿通孔、及び挿通孔から電極板に面する電極端子の端部まで屈曲されて端部と当接する当接部を有しており、挿通孔の周縁部で電極端子と機械的接合され、且つ、当接部で電極端子と溶接接合されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、導電接続部材が、挿通孔の周縁部で電極端子と機械的接合され、且つ、当接部で電極端子と溶接接合されることで、導電接続部材と電極端子との間の接合強度及び接触抵抗が優れた電池を提供することが可能となる。よって、電池の電気特性が安定して電池間の性能のバラつきも抑制できるとともに、電池に加わる振動に対しても耐振力が向上し、結果として、電池の安全性を向上することができる。
以上のように構成された本発明の電池によれば、導電接続部材と電極端子との間の接合強度を十分に保ちつつ、それらの接触抵抗を良好に保つことができ、その結果、電池性能の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る電池を示す概略的な斜視図であって、該電池の電池容器の一部を透視した図である。 本発明の実施形態に係る電池の概略的な断面図であって、図1のA−A’線断面図である。 本発明の実施形態に係る電池の積層電極体及び導電接続部材の平面図である。 本発明の実施形態に係る電池に使用される電極端子と導電接続部材との接合箇所の概要図である。図4(a)は、図2における導電接続部材の接合箇所を拡大した断面図であり、図4(b)は、図4(a)の下部から見た(−Z方向から見た)該当部分の平面図である。 本発明の実施形態に係る電池に使用される電極端子と導電接続部材との接合を説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係る電池の変形例1における積層電極体及び導電接続部材の平面図である。 本発明の実施形態に係る電池の変形例1としての電池の概略的な断面図である。 本発明の実施形態に係る電池の変形例2としての電池の概略的な断面図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、下記各実施形態では、電池としてリチウム二次電池を一例にとって説明するものとする。また、各図面において、電池を構成する各部の形状は、明確性の観点から寸法や縮尺を実際と異ならせていることがある。さらに、電池を構成する各部の位置関係について説明するためにXYZ直交座標系を適宜用いるものとし、電池容器の底面からの垂線方向をZ方向、このZ方向と直交し且つ電極板が積層される方向をY方向、及びY方向とZ方向とに直交する方向をX方向とする。
図1は、本発明の実施形態に係る電池の概略的な斜視図(電池容器の一部を透視している図)を示し、図2は、図1のA−A’線断面図を示す。
本発実施形態の電池1は、図1に示すように、電池容器本体10と、電池容器本体10の開口部を被覆する電池蓋20とから構成される。なお、以下では、電池容器本体10と電池蓋20とが一体となったものを「電池容器」と称する。
電池容器本体(電池容器の本体部)10は、電極板、すなわち正極板11a及び負極板11bがセパレータ12を介して積層された積層電極体を電解液又は電解質等とともに収容する略矩形状の容器であり、例えば、アルミニウム合金などの金属材料で形成される。正極板11aの一端には正極タブ13aが形成されており、該正極タブ13aと電池蓋20に配される正極端子(電極端子)21aとを正極リード30aで電気的に接続し、また、負極板11bの一端には負極タブ13bが形成されており、該負極タブ13bと負極端子(電極端子)21bとを負極リード30bで電気的に接続する。上記構成により、正極端子21a及び負極端子21bから電流を取り出すことが可能となる。
ここで、積層電極体は、図2に示すように、正極板11aと負極板11bとをセパレータ12を介してY方向に交互に順次積層したものであり、例えば、負極板11bが袋状のセパレータに包まれており、この負極板11bを包んだセパレータ12と正極板11aとを順次積層した構成とすることができる。ただし、正極板11a、負極板11b、及びセパレータ12の積層は、負極板11bが袋状のセパレータに包まれている場合に限られず、正極板11aと負極板11bとが互いに接触して短絡しないようにセパレータを配する構成とすればよい。例えば、正極板11aを袋状のセパレータに包んで積層してもよいし、単に、正極板11aと負極板11bとの間に平面状のセパレータを配するように積層してもよい。
正極板11a及び負極板11bは、導電性の薄板で構成され、該薄板の両面に電極活物質層が形成される。なお、正極板11a及び負極板11bの材質、及びこれらに形成される電極活物質層は、リチウム二次電池に一般的に用いられているものと同様とすることができる。
電池蓋(電池容器の蓋部)20は、図1に示すように、電池容器本体10を被覆して密閉するための平板状の蓋であり、例えば、電池容器本体10と同様に、アルミニウム合金などの金属材料で形成される。電池蓋20は、電池蓋20に形成された貫通孔を介して配され、それぞれ少なくとも一端(本実施形態では両端)が電池蓋20からZ方向に突出した正極端子21a及び負極端子21bと、電池蓋20と正極端子21a及び負極端子21bとを電気的に絶縁する絶縁性樹脂(例えば、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂などの樹脂)22とを有する。
より具体的には、電池蓋20は、電池蓋20の貫通孔にこれら正極端子21a及び負極端子21bが電池蓋20に接触しないように通された際の貫通孔の隙間に絶縁性樹脂(封口部材)22が充填されてその隙間が封口されている。そして、電池容器本体10に積層電極体等を収容後、電池蓋20の外縁部を電池容器本体10の開口部の周縁部と溶接(例えば、レーザ溶接)することで、電池容器本体10は密閉される。
次に、本発明の第1実施形態における、電極端子と電極板の一端に設けられた電極タブとを導電接続部材を用いて接合する接合構造について詳細に説明する。なお、以下では、正極板11a、正極端子21a、正極リード30aを順に説明した後、正極端子21aと正極タブ13aとを正極リード30aを用いて接合する接合構造について説明する。なお、負極側の接合構造も正極側の接合構造と同様とすることができるので、その説明は省略する。
正極板11aは、図3に示すように、XZ平面に対して平行に配される略矩形状の板であり、その板の周縁の一部から+Z方向に延びるように正極タブ13aが形成されている。正極タブ13aは、電極活物質が形成されていない領域(電極活物資の非形成領域)であって、正極板11aと正極端子21aとを電気的に接続するための正極リード30aの一端と接合するための部位である。また、正極タブ13aは、正極板11aにおいて、正極板11aを電池容器内に収容して電池蓋20で被覆した際、電池蓋20に配設される正極端子21aと対向する位置に設けられ、且つ、正極板11aと負極板11bとを積層したときに、負極板11bに形成される負極タブ13bとXZ平面において重ならない位置及び大きさで形成される。図3では、正極板11aの表面とほぼ平行な面内に正極タブ13a及び正極リード30aを展開して図示し、また、負極板11bの表面とほぼ平行な面内に負極タブ13b及び負極リード30bを展開して図示している。
なお、負極板11bの形状は、正極板11bの形状と同様とし得るが、負極板11bの表面面積を、図3に示すように、正極板11aの表面面積以上とすることで、電解液中のイオンが負極板11bに析出することを抑制することができる。負極タブ13bは、負極板11bを電池容器内に収容された際、電池蓋20に配設される負極端子21bと対向する位置に設けられ、且つ、正極板11aと負極板11bとを積層したときに、正極板11aに形成される正極タブ13aとXZ平面において重ならない位置及び大きさで形成される。
複数の正極板11aの各正極タブ13aは、少なくとも1つ以上束ねられた状態で、Y方向に略垂直に折り曲げられ、後述する正極リード30aの当接部33において溶接接合される。なお、本実施形態では、図2等に示すように、3つの正極板11aの各正極タブ13aが束ねられた状態で、正極リード30aの当接部33において溶接接合されている場合を例にとって説明する。
正極端子21aは、円柱状の形状からなり、図4(a)に示すように、一端が電池容器の内部に向かって突出され(−Z方向に突出)、且つ、他端が電池容器の外部に露出して突出されている(+Z方向に突出)。正極端子21aは、正極端子21aの電池容器内に配される部位において、電池蓋20の貫通孔31に挿通されている本体部211の中央から−Z方向に突出し、正極リード30aに設けられた挿通孔31を挿通するための突出部212を有する。なお、本実施形態において、正極端子21a(本体部211及び突出部212)は、円柱状の形状として説明するが、本発明はこれに限られず、四角柱状など多角柱状の形状としてもよい。
突出部212は、図4(a)及び図4(b)に示すように、本体部211の直径Dよりも小さな直径D2となるよう設計されている。突出部212は、後述するように、正極リード30aの挿通孔31に挿通した後、リベット止めすることによってその先端部(リベット部)がXY平面に拡径し(リベット止め後、突出部212の拡径した先端部(端部)213の直径D3は、D2<D3となる)、正極リード30aの挿通孔31の周縁部を挟持する部位(機械的接合される部位)である。また、突出部212は、その拡径された先端部の表面において、正極リード30aと摩擦攪拌接合される部位(溶接接合される部位)である。
正極リード30aは、一端が正極端子21aと接合され、且つ、他端が正極タブ13aと接合されることで、正極板11aと正極端子21aとを電気的に接続する。正極リード30aは、正極端子21aと接合する一端において、正極端子21aの突出部212を挿通するための挿通孔31と、挿通孔31から所定距離dを有して正極端子21aの突出部212と当接する領域となる当接部32とを有する。本実施形態では、上記一端の先端に当接部32が位置し、屈曲のための余裕代として先端から所定距離dを有して挿通孔31が位置しているものとする。一方、正極タブ13aと接合する他端において、正極リード30aは、正極タブ13aと当接する領域となる当接部33を有する。本実施形態では、正極リード30aは、所定数の正極タブ13aを一纏めにして束ねた数だけ用意し、それぞれの正極リード30aを更に束ねて正極端子21aと接合するものとするが、正極リード30aは一つであってもよい。なお、上記所定距離dとは、正極リード30aを挿通孔31から当接部32まで屈曲するのに必要な距離である。
ここで、図5(a)〜(c)を参照しつつ、本実施形態における正極端子21aと正極リード30aとの接合方法の一例を説明する。
まず、図5(a)に示すように、絶縁性樹脂22で電池蓋20と一体形成された正極端子21aの突出部212に、正極リード30aの挿通孔31を通した後、座金40を通す。
次いで、図5(b)に示すように、正極端子21aの突出部212の先端部(リベット部)を−Z方向から押圧してリベット止めすることで、正極端子21aと正極リード30aとを機械的に接合する。なお、正極リード30aを確実に突出部212の本体部23と拡径した先端部213とで挟み込んで機械的に接合ができるように、挿通孔31の直径は、突出部212の直径Dより大きく、且つ、突出部212をリベット止めした際に突出部212の拡径した先端の直径Dよりも小さくなるように設計される。なお、座金40は適宜省略してもよい。
上記機械的接合した後、図5(c)に示すように、正極リード30aの正極端子21aと接合する一端を、機械的接合された部位から屈曲させて突出部212の拡径された先端部213の表面(先端面)に当接させる。そして、正極端子21aと正極リード30aとを摩擦攪拌接合法によって溶接接合する。正極端子21aと正極リード30aとが溶接接合される領域は、当接部32において、正極端子21aの突出部212の先端面の中央領域である。なお、摩擦攪拌接合法を用いることで、その接合箇所は、歪みが小さく且つ残留応力も少なく抑えることができる。その結果、高い接合強度を実現することができる。しかし、本発明はこれに限られず、例えば、レーザ溶接法や超音波溶接法など種々の溶接法を用いることができる。
ここで、本実施形態における中央領域とは、上記先端面の周縁は、リベット打ちした際に、先端面の中央と比べて丸みを帯びて形成され得るので(すなわち、該周縁は、XY平面に対して略水平に形成されない)、先端面のうち周縁を除いた実質的に平らな領域(水平領域)を指すものとする。正極端子21aと正極リード30aとの溶接接合される領域が先端面の周縁であると、正極リード30aの当接部32との接触が不安定になり得るのに対し、正極端子21aと正極リード30aとの溶接接合される領域が中央領域であると、正極リード30aの当接部32との接触を安定にし得る点で有用である。ただし、先端面の周縁において正極リード30aの当接部32との接触が十分なものであれば、溶接接合される領域は、中央領域のみに限らなくてもよい。
以上のように、本実施形態の電池1における、正極端子21aと正極タブ13aとを正極リード30aを用いて接合する接合構造は形成される。負極側の接合構造も正極側の接合構造と上記同様に形成することができる。
構成された本実施形態の電池1によれば、導電接続部材(正極リード30a又は負極リード30b)が、挿通孔31の周縁部で電極端子(正極端子21a又は負極端子21b)と機械的接合され、且つ、当接部32で電極端子(正極端子21a又は負極端子21b)と溶接接合されることで、導電接続部材と電極端子との間の接合強度及び接触抵抗が優れた電池を提供することが可能となる。よって、電池1の電気特性が安定して電池間の性能のバラつきも抑制できるとともに、電池1に加わる振動に対しても耐震力が上がり、結果として、電池1の安全性を向上することができる。
特に、機械的接合した箇所から導電接続部材を屈曲させてその当接部32を電極端子の先端部213に当接させることにより、溶接接合する面積を導電接続部材を屈曲させない場合に比べて大きくできる点で有用である。すなわち、導電接続部材を屈曲させない場合に正極端子21aと正極リード30aとを溶接接合することを考えると、例えば、図5(b)を参考に説明すると、その溶接可能な面積は、正極端子21aと正極リード30aとが当接している面積(π(D/2)−π(D/2))である。一方、本実施形態のように、導電接続部材を屈曲させた場合であれば、図5(c)の図を参考にすると、その溶接可能な最大面積は、π(D/2)であるので、導電接続部材を屈曲させない場合に比べて更なる接触強度の向上及び接触抵抗の抑制を図ることができる。
<変形例>
以上のように本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるべきものではなく、特許請求の範囲に表現された思想および範囲を逸脱することなく、種々の変形、追加、及び省略が当業者によって可能である。
例えば、上記実施形態の電池1では、図3に示すように、導電接続部材(正極リード30a及び負極リード30b)における電極端子と接合する一端において、該一端の先端に当接部32が位置し、所定距離dを有して挿通孔31が位置しているものとした場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、第一実施形態の電池1の変形例1としての電池1’は、図6に示すように、導電接続部材(正極リード30a’及び負極リード30b’)における電極端子(正極端子21a及び負極端子21b)と接合する一端において、該一端の先端に挿通孔31’が位置し、所定距離dを有して当接部32’が位置していてもよい。この場合、例えば、図7に示すように、正極リード30a’の正極端子21aと接合する一端において、正極リード30aは、先端に位置する挿通孔31’の周縁部で正極端子21aと機械的接合し、且つ、屈曲のための余裕代として先端から所定距離dを有した位置にある当接部32’で正極端子21aと溶接接合する。
また、上記実施形態の電池1は、図2において、導電接続部材(正極リード30a)を挿通孔31から当接部32まで屈曲させ、この屈曲部に撓みが少ない状態を示しているが、必要に応じて、図8に示すように、その屈曲部34に所定の撓みを有するように導電接続部材(正極リード30a’’)を挿通孔31から当接部32まで屈曲させてもよい。本実施形態において、所定の撓みとは、例えば、正極リード30a’’の挿通孔31から当接部32までの所定距離dを適宜調整し、YZ平面から見て、挿通孔31から屈曲された正極リード30a’’が、正極タブ13aと接合された正極リード30aの他端側に当接するほどに撓む程度のことをいう。このように屈曲部34に所定の撓みをもたせることで、例えば、電池を使用する際に振動が加わった場合でも、屈曲部34によって、電極板が電池容器に対して上下に移動することを抑制することができる。結果として、電池容器内で異なる極性を有する電極端子や電極板が相互に接触するおそれを回避することができ、電池の安全性を向上させることができる。
さらに、上記実施形態の電池1では、電極タブ(正極タブ13a及び負極タブ13b)と、導電接続部材(正極リード30a及び負極リード30b)を別部材として説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、電極タブの電極板から突出する長さを適宜調整し、電極タブを導電接続部材として用いてもよい。この場合、電極タブの電極端子と接合される先端に、挿通孔及び当接部が設けられることになる。
さらに、上記実施形態において、正極リード30a及び負極リード30bの両方ともに本実施形態における接合構造を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限られず、正極リード30a及び負極リード30bのいずれか一方にのみ本実施形態における接合構造を適用したものであってもよい。
またさらに、上記実施形態では、電池容器の形状は角型として説明したが、円筒型であってもよい。同様に、積層電極体は、複数の正極板と複数の負極板とがそれぞれセパレータを介して順次積層された積層電極体(積層型積層電極体)でもよいし、1つの正極板と1つの負極板とが1つのセパレータを介して積層され且つ巻かれた状態の積層電極体(捲回型積層電極体)でもよい。また、電池として、特にリチウム二次電池を例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、電極端子と電極板とを接続する構成を有する電池であれば他の電池に適用できることはもちろんである。
1…電池、10…電池容器本体、11a…正極板、11b…負極板、12…セパレータ、13a…正極タブ、13b…負極タブ、20…電池蓋、21a…正極端子、21b…負極端子、22…絶縁性樹脂、30a,30a’,30a’ ’…正極リード、30b,30b’,30b’ ’…負極リード、31…挿通孔、32,33…当接部、34…屈曲部。

Claims (5)

  1. 電池容器に収容される電極板と、
    前記電池容器の蓋部に配される電極端子と、
    前記電池容器内において前記電極板と前記電極端子とを電気的に接続する導電接続部材であって、前記電極端子を挿通するための挿通孔、及び前記挿通孔から前記電極端子の端部まで屈曲されて前記端部と当接する当接部を有しており、前記挿通孔の周縁部で前記電極端子と機械的接合され、且つ、前記当接部で前記電極端子と溶接接合されている導電接続部材と、を有することを特徴とする電池。
  2. 前記導電接続部材は、前記当接部において、前記電極端子の前記端部の中央領域で溶接接合されていることを特徴とする請求項1に記載の電池。
  3. 前記当接部は、前記導電接続部材の先端に位置し、前記挿通孔は、前記当接部から前記屈曲のための余裕代としての所定距離を有して位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電池。
  4. 前記導電接部材において、前記挿通孔と前記当接部との間で前記屈曲される屈曲部は所定の撓みを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電池。
  5. 前記溶接接合は、摩擦攪拌接合であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電池。
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