JP6187148B2 - 蓄電素子及び電源モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、例えば二次電池その他の電池等の蓄電素子及びそれを用いた電源モジュールに関する。
二次電池は、一次電池の置きかえ用途はもとより、携帯電話、IT機器などの電子機器の電源として広く普及している。とりわけ、リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池は、高エネルギー密度であることから、電気自動車などの産業用大型電気機器への応用も進められている。
非水電解質二次電池は、一般に導電性を有する金属製の収納容器の内部に、微多孔膜のセパレータで離隔された正負の極板を重ね合わせてなる電極体と電解液とが封入された構成を有する(例えば特許文献1、図2等を参照)。
特開2012−216459号公報
このような従来の非水電解質二次電池においては、以下のような課題があった。すなわち、収納容器内において、電極体は、収納容器内に固定された集電体に接続されているが、集電体との接合箇所は、電極体を構成する、重ねあわされた極板の表面に位置している。
したがって、収納容器に振動や衝撃が加わった際に電極体が揺動すると、集電体と電極体の接合箇所には大きな負荷がかかり、電極体又は集電体に損傷を与える恐れがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、収納容器内において集電体と電極体を安定して固定することが可能な蓄電素子及びそれを用いた電源モジュールを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、
電極体と、
前記電極体を収納する収納容器と、
前記収納容器に固定され、前記電極体に接合される複数の集電体と、
前記複数の集電体を連結する絶縁性の連結部材とを備え、
前記連結部材は、
前記電極体の表面と前記収納容器の内壁とが対向し、前記収納容器の前記内壁と前記電極体及び前記集電体の接合面に平行な面とが更に対向する空間内に配置されている、
蓄電素子である。
本発明の第2の側面は、
前記電極体は、正極の極板、負極の極板及び少なくとも前記正極の極板及び前記負極の極板の間に位置するセパレータが重ねあわされており、
前記連結部材は、
前記電極体の前記正極の極板、前記負極の極板及び前記セパレータが平坦面を形成するよう重ねあわせられる箇所に対向して配置されている、
本発明の第1の側面の蓄電素子である。
本発明の第3の側面は、
前記電極体は、前記正極の極板、前記負極の極板及び前記セパレータが巻回軸周りに巻き回された巻回型であって、
前記正極の極板が重なりあって一端にて前記複数の集電体の一つに接合され、
前記負極の極板が重なりあって他端にて前記複数の集電体の他の一つに接合され、
前記連結部材は、
前記巻回軸を介して対向する、一体に重ねられた前記正極の極板、前記負極の極板及び前記セパレータに隣接して配置され、
前記巻回軸と平行に延伸している、
本発明の第1又は第2の側面の蓄電素子である。
本発明の第4の側面は、
前記収納容器は、前記連結部材に対向する内壁が最も面積の大きい面である平行六面体の内部空間を有する、
本発明の第1から第3のいずれかの側面の蓄電素子である。
本発明の第5の側面は、
前記連結部材は、前記電極体に対向する面が、凸に湾曲又は屈曲している、
本発明の第1から第4のいずれかの側面の蓄電素子である。
本発明の第6の側面は、
前記集電体は、
前記収納容器に固定される基台部と前記電極体に接合される脚部とを有し、
前記連結部材は、前記脚部と嵌合することにより前記集電体に装着されている、
本発明の第1から第5のいずれかの側面の蓄電素子である。
本発明の第7の側面は、
前記脚部は前記基台部から延出する平板状の形状を有し、延出する先端の少なくとも一部が屈曲又は湾曲することにより形成される凸部を有し、
前記連結部材には、前記凸部が嵌り込む凹部が形成されている、
本発明の第6の側面の蓄電素子である。
本発明の第8の側面は、
前記集電体は、
前記収納容器に固定される基台部と前記電極体に接合される脚部とを有し、
前記連結部材は、前記脚部と前記電極体とを挟持している、
本発明の第1から第5のいずれかの側面の蓄電素子である。
本発明の第9の側面は、
前記連結部材は、
前記集電体と前記電極体の接合面を覆っている、
本発明の第1から第8のいずれかの側面の蓄電素子である。
本発明の第10の側面は、
本発明の第1から第9のいずれかの側面の蓄電素子を少なくとも一つ含む複数の蓄電素子を備えた、
電源モジュールである。
以上のような本発明は、蓄電素子において集電体と電極体を安定して固定することが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の構成を示す正面図 本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の構成を示す側面図 本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の構成を示す断面図 本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の要部の構成を示す分解斜視図 (a)従来の非水電解質二次電池における電極体の状態を説明するための図(b)従来の非水電解質二次電池における電極体の状態を説明するための図 (a)本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の連結部材の他の構成例を示す図(b)本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の連結部材の他の構成例を示す図 (a)本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池における連結部材及び集電体の他の構成例を示す図(b)本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池における連結部材及び集電体の他の構成例を示す図 本発明の実施の形態2に係る非水電解質二次電池の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態2に係る非水電解質二次電池の構成を示す要部断面図 本発明の実施の形態2に係る非水電解質二次電池の連結部材の構成を示す分解斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池1の構成を、一部を分解した状態で模式的に示す斜視図であり、図2は非水電解質二次電池1の正面図である。図3は非水電解質二次電池1の側面図である。
図1及び2に示すように、非水電解質二次電池1は、アルミニウム製の開口箱状の容器本体10と、容器本体10の開口10xを封止する、容器本体と同一材料製の板状の蓋部20とから構成される外形が六面体状の収納容器を外装として備える。容器本体10においては、蓋部20に正対する外形略矩形の内底10y1と、内底10y1の短辺に対応する一対の内壁10y2と、内底10y1の長辺に対応し、最も面積の広大な一対の内壁10y3とにより内部空間10zが形成される。
なお、収納容器の各辺は、図1に示す直交座標をなすX軸、Y軸及びZ軸にそれぞれ平行に位置している。
次に、非水電解質二次電池1の内部構成を説明するため、容器本体10は、図1中においては破線により輪郭のみ示した。同様の理由により、容器本体10及び蓋部20は、図2中においては図中のZ−Y平面に平行な面で切断した要部断面図として示し、図3中においては図中のZ−X平面に平行な面で切断した要部断面図として示した。
容器本体10の内部空間10zには、帯状の極板である正極と負極を、間にセパレータを介して、図中Y軸に平行な軸を巻回軸として長円筒形に巻回した構成を有する電極体11が配置されている。
電極体11は、巻回軸周りの側面のうち、一対の平行面である側面11a1が容器本体10の一対の内壁10y3にそれぞれ対向し、側面11a1の間を繋ぐ一対の湾曲面が蓋部20及び容器本体10の内底10y1にそれぞれ対向している。一方、巻回軸に直交する端面11cは、容器本体の一対の内壁10y2にそれぞれ対向している。
更に、電極体11においては、最外周に位置するセパレータ11aを間に挟んで正極の金属箔及び負極の金属箔が単体で重なりあった状態で露出し、金属箔露出部11bとして端面11cを含む両端に位置している。金属箔露出部は電極体11の周縁に沿って形成され、端面11cの中央には、電極体11の作成時において極板及びセパレータが重ね合わせて巻回される芯材が抜き取られることにより生じた空隙11xが位置している。
なお、金属箔露出部11bの図中Z軸方向及びX軸方向の寸法は、金属箔露出部セパレータと極板が重なりあって巻回される中央部分に比して小さい。これにより電極体11は両端が細く成形され、側面11a1と金属箔露出部11bとの間には段差が生じている。
なお、図1においては、金属箔露出部11bとして負極側の金属箔が露出した側の構成のみ符号を付して説明するが、正極側の金属箔露出部も金属の材質を除いて同様の構成を有する。また、説明のため、電極体11は蓋部20と分離し、容器本体10から半ば抜き出された状態として示した。
金属箔露出部11bは集電体12に接続される。集電体12は、蓋部20に固定された基台部12aと、基台部12aから図中Z方向に沿って容器本体10の内底10y1に向かって延出した一対の平板状の脚部12bとを有する。一対の脚部12bの対向面のそれぞれは電極体11の金属箔露出部11bの表面を挟み込むように配置され、超音波溶接等することにより、脚部12bの先端近傍の接合面Cにて電極体11と接合される。
集電体12は、蓋部20上に位置する金属製の中継板22から連続して形成され、基台部12a上の貫通孔12a1に挿入される接続棒24が、かしめや圧着等の周知の技術的手段により結合されることにより、電気的、機械的に接続される。更に中継板22は外部接続用の電極端子23と電気的に接続され、これにより、電極体11から収納容器の外部に電気が取り出される。
なお、中継板22と接続棒24とは、図中には一体化した態様にて示したが、正極側においては一体成形された部品として作成され、負極側においては各々が独立した部材としての中継板22及び接続棒24が圧入等の手段により組み合わされた部品として作成されることもある。
電極端子23と電極体11とを結ぶ導電路は、絶縁体である合成樹脂製のパッキン21a及び21bによって収納容器と絶縁されている。なお、図2中においてパッキン21a及び21bは断面図として示す。パッキン21aは蓋部20の表面側に配置され、蓋部20と電極端子23の中継板22とを絶縁する。パッキン21bは蓋部20の裏面側に配置され、蓋部20と集電体12とを絶縁する。パッキン21a及び21bは一体的に組み合わされた状態で集電体12と接続棒24により締結されており、これにより、導電路と収納容器との間の空間、隙間を封止して、収納容器内部からの電解液の漏出を防いでいる。
次に、電極体11の長手方向、すなわち図中Y軸に平行な側面に沿って一対の連結部材13が設けられている。連結部材13は絶縁性の合成樹脂製の部材であって、特にポリプロピレンポリフェニレンサルファイド(PPS)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又はポリプロピレン(PP)等の、電解液に対する耐腐食性を有する材料であることが望ましい。
連結部材13は、断面矩形の棒状の本体部13a、本体部13aの両端に位置して集電体12の脚部12bに接続される接続部13bを有する。図3及び図4に示すように、本体部13aは、容器本体10に収納された状態では、容器本体10の内壁10y3と電極体11の側面11a1との間に位置し、電極体11の側面11a1は、本体部13aの形状及び寸法に対応した凹みGが生じている。接続部13bは脚部12bの先端に重なって配置される。なお、連結部材13及び脚部12bの詳細な構成については後述する。
蓋部20には、容器本体10がレーザ溶接等により封止された後に電解液を注入するための注入口が設けられており、電解液注入後、封止栓25により封止される。
以上の構成において、非水電解質二次電池1は本発明の蓄電素子に相当し、容器本体10と蓋部20の組合せは本発明の収納容器に相当する。電極体11は本発明の電極体に相当し、連結部材13は本発明の連結部材に相当する。
このような構成を有する本実施の形態1による非水電解質二次電池1は、電極体11と集電体12の脚部12bとの接合部分の近傍にて正極の集電体12の脚部12bと負極の集電体12の脚部12bを連結する連結部材13を備えたことを特徴とする。
従来の非水電解質二次電池においては、図6(a)に示すように、電極体11と集電体12との結合は集電体12の脚部12bを介することにより行われる。したがって、収納容器の外部から衝撃や振動が与えられた際には、電極体11は蓋部20と基台部12aとの接続部分を支点として揺動する。このとき、揺動及びその影響を図中X、Y、Zの3軸方向毎に検討すると、以下のことが見いだされた。
Z軸方向については、電極体11は、集電体12の基台部12aから図中Z軸方向に沿った脚部12bにより吊り下げ固定されている。したがって、脚部12bの延伸方向と揺動の方向が一致するため、脚部12bの剛性によって揺動が抑えられている。
X軸方向については、電極体11の寸法と容器本体10の一対の内壁10y3の間隔が略一致又は微小であり、電極体11は内壁10y3と干渉することとなり、移動が規制されているため、揺動が抑えられている。
次に、図中Y軸方向については、電極体11の寸法に対する容器本体10の一対の内壁10y2の間隔が、X軸方向における場合と比べて大きくなっており、電極体11が移動可能な余裕がある。
更に、図4の断面図に示すように、電極体11における極板及びセパレータの積層方向は巻回軸に直交する図中Z−X平面上に広がる一方、極板及びセパレータは、巻回軸と平行なY軸方向においては互いに干渉しないよう配置されている。
そして、巻回軸中央寄りの部位である電極体中央部11yは、正負それぞれの極板が、表面に活物質層が形成された状態でセパレータを間に介して巻回された構成を有する。
一方、巻回軸の両端に位置し、正極及び負極の金属箔露出部11bに対応する電極体端部11zは、それぞれ極板が単体で巻回されることにより構成されており、電極体中央部11yと比較して機械的強度において劣っている。
これらのことから、電極体11及び集電体12は、図中X、Y、Zの3軸方向に加わる力のうち、集電体12の巻回軸と一致するY軸に沿った方向の力の影響をもっとも受けやすく、これが電極体11及び集電体12の破損の一因となっていると考えられる。
すなわち、収納容器外部から振動や衝撃が加わる際、電極体11は、収納容器内にて余裕があり、かつ、極板及びセパレータが相互に干渉しない図中Y軸方向に沿って揺動し、集電体12の脚部12bは電極体11の揺動に追従して揺動する。その結果、集電体12の脚部12bと金属箔露出部との接合面Cに負荷が集中して、脚部12bが集電体12から剥離する。或いは、脚部12bと金属箔露出部11bの接合を保ちつつ、脚部12bが変形する、又は電極体11の金属箔露出部11bが破断する。
特に後者の場合、電極体11の揺動に応じて脚部12bには継続的に負荷が加わることとなり、最終的には、図6(b)に示すように、集電体12は、正極側、負極側それぞれの脚部12bがセパレータ11aに向かって湾曲することとなる。
以上のような不具合に対し、本実施の形態1は、電極体11の巻回軸に平行な方向に沿って正負両極のそれぞれの脚部12bを連結する連結部材13を備えたことで、収納容器外部からの振動や衝撃に起因する電極体11の揺動や集電体12の変形を抑制している。
すなわち、連結部材13は、両端の接続部13bが集電体12の脚部12bに接続されることにより、正極側の脚部12bと負極側の脚部12bを橋渡しして、これら脚部が図中Y軸方向において一定間隔となるよう固定している。
これにより、収納容器内に固定され、電極体11に接合される集電体12に関し、正負両極側の脚部12bが、蓋部20に固定された基台部12a側に隣接する根元側に加えて、先端側においても一体化することとなる。その結果、収納容器外部からの振動や衝撃に対し、電極体11は正負両極それぞれの集電体12と一体として揺動することとなり、脚部12bと金属箔露出部11bの接合部分に集中する負荷は低減される。その結果、集電体12と電極体11の剥離又は電極体11における金属箔露出部11bの破損等を抑制することが可能となる。
次に、連結部材13及び集電体12の詳細な構成について、図3〜図5を参照して説明する。ただし図4は図3のA−A直線による断面図であり、図5は電極体11、集電体12及び連結部材13の構成を説明するための分解斜視図である。
図5に示すように、連結部材13は、棒状の本体部13aと、本体部13aの両端に位置する接続部13bとを有する。本体部13aと接続部13bとの間には、電極体11のセパレータ11a側と金属箔露出部11bとの厚みの異なりに対応した段差が設けられている。すなわち、電極体11の側面11a1と対向している本体部13aの対向面13a1は、電極体11の金属箔露出部11bと対向している接続部13bの対向面13b1よりもX軸に沿って容器本体10の内壁10y3に向かって後退している。これにより、連結部材13は、容器本体10の内壁10y3との対向面13a2が、本体部13a及び接続部13bを含めた一様な平坦面として形成される。
接続部13bにおいては、金属箔露出部11bとの対向面13b1に、図中Z方向に沿って長大な矩形の凹部13b2が設けられている。凹部13b2は接続部13bを貫通しない窪みであって、集電体12の脚部12bの凸部12b2が嵌り込む部位である。なお、凹部13b2は窪みに代えて貫通孔として実現してもよい。
次に、集電体12において、脚部12bは図中Z−Y平面に平行な板状の形状を有する。脚部12bの先端の一部は、図中Y軸方向に沿って設けられた切り込み12b1の終端を起点とし、図中Z軸方向を折り線として、図中X軸方向に沿って、電極体11の表面から突出するよう直角に屈曲することにより凸部12b2を形成する。先端の残りの一部は金属箔露出部11bに接合される。
集電体12が従来例と同様の工法で電極体11に超音波溶接等により接合、固定された後、正極及び負極の集電体12のそれぞれにおいて、脚部12bの凸部12b2は電極体11の表面から直立している。電極体11の表面に連結部材13を被せるように隣接させ、接続部13bの凹部13b2を脚部12bの凸部12b2に嵌め込むことにより、連結部材13は脚部12bに固定される。
次に、図3及び図4に示すように、集電体12の一対の脚部12bにそれぞれ装着された連結部材13が容器本体10に収納された状態では、一対の連結部材13の本体部13aは、電極体11の巻回軸を間に挟んで対向配置され、電極体11の側面11a1は、本体部13aの形状及び寸法に対応した凹みGが生じている。
凹みGは以下のように形成される。すなわち、長円筒形状の電極体11において、巻回軸周りは電極体作成時に芯材が抜き取られることにより空隙11xが生じている。そして、本体部13aに隣接して一対の側面11a1を含む壁部は、極板及びセパレータが平坦面を形成するよう重ねあわされており、且つ、空隙11xを間に挟んで対向していることにより、巻回軸に向かう図中X軸方向において変形しやすくなっている。
これにより、集電体12に連結部材13が装着された状態の電極体11が容器本体10に挿入されると、容器本体10の内壁10y3と電極体11の側面11a1に挟まれた連結部材13の本体部13aは、内壁10y3から空隙11xに向かって押圧され、側面11a1を含む壁部を変形させる。その結果、側面11a1において凹みGが形成される。
また、電極体11の側面11a1の他の部分及び連結部材13の対向面13a2は面一となって容器本体10の内壁10y3にほぼ隙間無く密着した状態となっている。
本実施の形態1による非水電解質二次電池1においては、電極体11、集電体12及び連結部材13が以上の構成を有することにより、以下の更なる効果を奏する。
すなわち、連結部材13の本体部13aは、電極体11の側面11a1に生じた凹みG内に配置される。凹みGは、本体部13aの形状、寸法に対応して、側面11a1と容器本体10の内壁10y3とに囲まれる細長い空間を形成している。このような凹みG内では、本体部13aは、側面11a1又は内壁10y3との干渉により移動や変形が規制される。
これにより、連結部材13は収納容器外部からの振動や衝撃によって変形することなく正負の集電体12の距離を一定に保つことができ、電極体11と集電体12を一体化して揺動させることが可能となる。更に、連結部材13において、材料の重量や剛性への依存の程度を低減させることができ、上述のように合成樹脂材料で作成することができる連結部材13の軽量化、低コスト化が可能となる。
特に合成樹脂材料製とした場合、連結部材13の装着が集電体12にとって負荷となる恐れを低減することができる。ひいては、軽量、低コストで信頼性の高い非水電解質二次電池1を得ることができる。
次に、接続部13bと集電体12の脚部12bとの結合が、接続部13bの凹部13b2を、電極体11の表面側から被せるようにして脚部12bの凸部12b2に嵌め込む簡易な構成により実現されている。これにより連結部材13の集電体12への装着を容易に行うことができ、電池の生産性を向上させることができる。
更に、脚部12bの凸部12b2の形状はZ−X平面に平行な矩形の板状であり、振動の影響が大きく現れるY軸方向への抵抗が大きくなっている。これにより接続部13bと集電体12の脚部12bとの結合を強固に保つことができる。
更に、上述のように、本実施の形態1においては、連結部材13が、本体部13aの形状及び寸法に対応して形成された、電極体11の側面11a1と容器本体10の内壁10y3とに囲まれた細長い空間である凹みG内に配置された構成を有することにより、接続部13bと集電体12の脚部12bとの結合の機械的強度も、接続部13bが脚部12bから脱落しない程度に小さく抑えることが可能となっている。
次に、連結部材13は、電極体11が容器本体10に挿入される際に、電極体11の中央部分が押圧されて外形に凹みを生じさせることで、電極体11の輪郭を連結部材13の装着の前後でほとんど変えることなく、電極体11を収納容器に収納させることができる。これにより、連結部材13の付加に伴う収納容器の形状の変更や容積の増加を抑制することができ、従来と同一形状の収納容器を用いつつ、収納容器において電極体の占める分量の低下を抑制して、高密度又は大容量の電池を得ることが可能となる。
更に、接続部13bは、脚部12bの表面に重なって配置されることにより、電極体11と集電体12との接合面Cを覆っている。これにより、接合面C及びその近傍から生ずる金属粉等のコンタミネーションが電極体11から剥落して収納容器の内部空間10zに散逸することを抑制することが可能となる。
このように、本実施の形態1の非水電解質二次電池1によれば、電極体11に接合される集電体12を正負双方の電極間に渡って連結する連結部材13を備えたことにより、電極体11及び集電体12の揺動を制御して、電極体11と集電体12とを安定して固定することができる。
なお、上記の説明においては、連結部材13の本体部13aは図中Y軸に沿った延伸方向における断面が矩形であって、電極体11の側面11a1との対向面13a1は平面であるとしたが、図7(a)に示すように、延伸方向における断面形状に角を与える一対の傾斜面13a3を備えた構成としてもよい。この場合、一対の傾斜面13a3がなす稜線13a4が電極体11の側面11a1に接することとなり、連結部材13が電極体11を押圧する際に側面11a1の変形を容易に行わせることができる。
更に、図7(b)に示すように、連結部材13は、延伸方向における断面形状が凸に湾曲した曲面13a5を備えた構成としてもよい。この場合、図7(a)に示す構成と同様の効果を奏することに加えて、電極体11の側面11a1との接触面が丸みを有することにより、セパレータ11aに損傷を与える恐れを低減することが可能となる。なお、図7(a)及び図1〜5に示す構成において、本体部13aの角を丸める構成としてもよく、図7(b)の構成と同様の効果を奏する。
次に、上記の説明においては、連結部材13の接続部13bと結合する集電体12の脚部12bの構成は、脚部12bの先端の一部を、図中Z軸方向を折り線として、X軸方向に向かって直角に屈曲することにより形成された凸部12b2を有するものとしたが、凸部の構成は、図8(a)に示す凸部12b3のように、脚部12bの先端を、図中Y軸方向を折り線としてZ軸方向に向かって屈曲させることにより形成するものとしてもよい。なお、凸部12b3は図中Y軸方向に長大な突起として形成され、これに対応する接続部13bの凹部13b3も、図中Y軸方向に長大な窪みとして形成される。
この場合、脚部12bに切り込みを入れる工程を省略することができ、より簡易な構成で集電体12と連結部材13との結合を実現することができる。更に、凸部12b2又は凸部12b3は脚部12bを屈曲させることにより形成されるものとしたが、湾曲させることにより形成するものであってもよい。
更に、連結部材の集電体への装着は、連結部材と脚部との嵌合の態様によって限定されるものではない。例として、図8(b)に示す構成においては、連結部材側に凸部を設け、集電体側に凸部に嵌め込まれる凹部を設けた。接続部13bの対向面13b1上に突起13b4を設け、脚部12bの先端に突起13b4に対応した貫通孔12b4を開口している。この場合、脚部12bの加工を凸部12b2等より容易に行うことができる。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2に係る非水電解質二次電池2の構成を示す分解斜視図であり、図10は図4と同一位置に対応する非水電解質二次電池2の断面図である。ただし、図1〜5と同一又は相当する構成については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。以下、各図を参照して説明する。
図9及び図10に示すように、連結部材14の基本的な構成は実施の形態1の連結部材13と同様であって、本体部13aに対応して同一形状、同一寸法の本体部14aと、本体部14aの両端に位置し、集電体12の脚部12bに接続される一対の接続部14bとを有する。
本実施の形態2における接続部14bは、集電体12の脚部12b側と対向する対向部14b1と、金属箔露出部11bの、電極体11の空隙11x側に露出する表面と対向する対向部14b2と、対向部14b1及び対向部14b2を繋ぐ渡り部14b3とから構成される。更に対向部14b1においては、脚部12bと電極体11の金属箔露出部11bとの境界に対応する位置に、脚部12bを係止するための爪部14b4が形成されている。
図10に示すように、連結部材14は、接続部14bにおいて、本体部14aから直線状に延びて形成される対向部14b1に対して、渡り部14b3及び対向部14b2が鉤状に屈曲した形状を有する。これにより、対向部14b2が電極体11の空隙11xを介して極板の積層部分である電極体端部11zの縁端に係合する。
更に、対向部14b1が脚部12bの表面に、対向部14b2が電極体11の金属箔露出部11bにそれぞれ対向して密着することで、接続部14bは電極体11ごと脚部12bを挟持している。更に、対向部14b1が集電体12の脚部12bを挟持する際に、爪部14b4が脚部12bの側端に係止する。これにより、脚部12bは爪部14b4と渡り部14b3の間に固定される。
以上の構成を有する本実施の形態2の非水電解質二次電池2は、実施の形態1同様、連結部材14が電極体11に接合される集電体12の脚部12b同士を正負電極間に渡って連結して一定距離で固定することにより、電極体11及び集電体12の揺動を制御することを可能とする。
更に、本実施の形態2は、連結部材14が、接続部14bが電極体11ごと脚部12bを挟持することにより集電体12同士を連結する構成としたことにより、集電体12の脚部12bの形状を、従来例同様の平板状とすることができる。したがって、従来の非水電解質二次電池の構成に連結部材14のみの付加だけで、本発明を低コストに実現することができる。
なお、連結部材14の、集電体12及び電極体11への装着は、本体部14a並びに接続部14bの各部を適宜曲げ、ねじり等することによって行う。換言すれば、連結部材14は曲げやねじりに対応可能な可撓性を有する必要があるが、この可撓性によって連結部材14の、集電体12間の距離を一定に保つ機能が損なわれることはない。これは以下の理由に基づく。
すなわち、実施の形態1にて説明したように、連結部材14は電極体11の側面11a1と容器本体10の内壁10y3とに囲まれた細長い空間である凹みG内に配置されることで、材料の剛性への依存の程度が低減されている。したがって、PP等の合成樹脂材料において、本体部14aや接続部14bが電極体11への装着に必要な可撓性を有する場合であっても、上記機能を損なうことなく、好適な連結部材14を得ることができる。
ただし、連結部材14は、図11に示すように、脱着自在な一対のサブ部材14x及び14yから構成されるようにしてもよい。サブ部材14x、14yは本体部14aを中央から分割してなる部品である。サブ部材14xの接続部14bの対端には雄型14x1が、サブ部材14yの接続部14bの対端には雌型14y1がそれぞれ形成されている。
雄型14x1と雌型14y1は、図中X軸方向において挿抜自在に結合され、本体部14aの延伸方向である図中Y軸方向においては互いに干渉して分離不可能な形状を有する。これにより、電極体11の空隙11xに対して接続部14bを係合させつつ雄型14x1と雌型14y1を結合して、連結部材14を完成させることができる。本構成によれば、連結部材14において図9及び10の構成よりも剛性の高い材料を用いることができ、連結部材14の性能を向上できる効果がある。
このように、本発明の実施の形態2の非水電解質二次電池2によれば、連結部材14が、接続部14bが電極体11ごと脚部12bを挟持することにより集電体12同士を連結する構成としたことにより、電極体11及び集電体12を安定して固定できるとともに、本発明を低コストで実現することができる。
以上説明した通り、本発明の各実施の形態の非水電解質二次電池によれば、電極体に接合される集電体の脚部同士を連結する連結部材を備えたことにより、集電体12と電極体11とを安定して固定することが可能になる。
しかしながら、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。
上記の各実施の形態においては、連結部材13又は14は、収納容器に収納された状態で電極体11の側面11a1が押圧されて表面が巻回軸に向かって凹むよう変形させるものとした。一方で、連結部材13又は14は収納容器への収納の前後で電極体11の形状に変化を生じさせることなく側面11a1に隣接した状態で集電体12の脚部12b同士を連結するものとしてもよい。
この場合、連結部材13の表面と容器本体10の内壁10y3との隙間の大きさは、連結部材13の本体部13aの厚み(図中X軸方向の寸法)以下であることが望ましい。これにより、本体部13aは、内壁10y3との干渉により移動や変形が規制され、正負の集電体12の距離を一定に保つことができ、電極体11と集電体12を一体化して揺動させることが可能となる。
更に、上記の各実施の形態においては、集電体12は一対の平板状の脚部12bを有し、一対の脚部12bの対向面のそれぞれが電極体11の正極側及び負極側の金属箔露出部11bの表面を挟み込むように配置され、当該表面に接合される構成であるとした。一方で、本発明は連結部材が集電体同士の距離を一定に保つように脚部を連結していればよく、集電体と電極体との接合の具体的な態様により限定されるものではない。
したがって、脚部は、図4に示す電極体11の空隙11x側の表面のような、電極体の最内周面に接合される構成であってもよい。更に、脚部は、電極体11の端面11cのような、電極体の端面に接合される構成であってもよい。
更に、上記の各実施の形態においては、集電体12の脚部12bと金属箔露出部11bとの接合面Cは、連結部材13の接合部13bに対向して位置しているものとしたが、本発明は、電極体及び集電体の接合面の位置と、連結部材及び集電体の連結位置との関係によって限定されるものではない。したがって、脚部12bと金属箔露出部11bとの接合面Cは、脚部12b上の任意の箇所であって、連結部材13の接合部13bから離れた場所に位置してもよい。
更に、上記の各実施の形態においては、連結部材13又は14は、正負の電極を一組として集電体12が有する一対の平板状の脚部12bのそれぞれを連結する構成であるとしたが、いずれか一方のみを連結する構成であるとしてもよい。
すなわち、集電体が、電極体と接合する複数の脚部を有する場合において、本発明の連結部材は集電体同士の距離を一定に保つことにより、収納容器内にて電極体と集電体とが一体化するように各脚部を連結するものであればよく、集電体と電極体との接合の具体的な態様により限定されるものではない。したがって、脚部が複数有る場合は、全ての脚部を連結の対象とすることなく、任意の数の脚部を選択的に連結する構成であってもよい。更に、単一の脚部同士を複数の連結部材により連結する構成であってもよい。
更に、上記の各実施の形態においては、外形長円筒形の電極体11が、収納容器として内部空間が六面体を形成する容器本体10及び蓋部20内に配置され、棒状の連結部材13又は14が容器本体10の内壁10y3と電極体11において内壁10y3に対する平行面をなす側面11a1との間に配置される構成であるとした。一方で、本発明は連結部材が電極体の表面と収納容器の内壁とが対向しており、収納容器の内壁と電極体及び集電体の接合面に平行な面とが更に対向する空間内に配置されている構成であればよい。
図3を例にとれば、連結部材13は、電極体11の側面11a1と容器本体10の内壁10y3とが対向し、内壁10y3と接合面Cに平行な面とが更に対向する空間内であれば、任意の箇所に配置することができる。
更に、本発明は、収納容器又は電極体の他の部分の具体的な形状により限定されるものではない。例えば、形状は外形六面体としたが、底面が三角形又は五角形以上の多角形である角柱形状であるとしてもよい。更には円筒形状であってもよい。
この場合において、連結部材は収納容器において最も面積の大きな内壁に対向して配置されることが望ましい。これにより収納容器内部で電極体が揺動する方向に連結部材の向きが一致して、電極体及び集電体を安定して固定することができる。
更に、上記の各実施の形態においては、連結部材13又は14は、外形長円筒形の電極体11の平坦な側面11a1に対向して配置される構成であるとした。一方で、本発明は、連結部材が電極体の、極板及びセパレータが重ねあわされ平坦面を形成する箇所に対向している構成であればよく、電極体の他の部分の具体的な形状により限定されるものではない。
例えば、電極体11は正負それぞれ単一の極板を間にセパレータを介して巻回することにより極板及びセパレータが重ねあわされる巻回型であるとしたが、電極体は正負それぞれ複数の極板を間にセパレータを介して重ねられる積層型の電極体としてもよい。これにより収納容器内部で電極体が揺動する方向に連結部材の向きが一致して、電極体及び集電体を安定して固定することができる。また、収納容器内にて電極体の形状を容易に変形させることができ、連結部材13の付加に伴う収納容器の容積の増加を抑制して、高密度又は大容量の電池を得ることが可能となる。
更に、連結部材13及び14は、異極の脚部同士である、正極側の脚部12bと負極側の脚部12bとを連結するものとしたが、本発明の連結部材は、同極の集電体に属する脚部同士を連結する構成であるとしてもよい。これは、図1等に示す電極体11が図中X軸方向に複数個並列して配置された場合や、X方向に長大化した構成とした場合のように、電極体11の揺動がX軸方向に大きく現れる場合において好適である。
更に、上記の各実施の形態は任意に組み合わせて実施してもよい。一例として、図7(a)(b)に示す実施の形態の、本体部13aの構成は、実施の形態2において実施してもよい。
更に、上記の説明においては、本発明の蓄電素子は、リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池であるとしたが、電気化学反応により充放電可能な電池であれば、ニッケル水素電池その他各種の二次電池を用いてもよい。又、一次電池であってもよい。要するに、本発明の蓄電素子は電極体と電解液を収納容器内に封入してなる電気を蓄積可能な素子であれば、起電力を発生させるための具体的な方式によって限定されるものではない。
更に、上記の説明においては、本発明は、電極体11を収納する容器本体10及び集電体12が固定される蓋部20から構成される収納容器を有するものとしたが、本発明は、収納容器の具体的な構成に限定されるものではなく、例えば、集電体12の固定位置は容器本体10上であってもよい。
更に、上記の説明においては、容器本体10はアルミニウム製であるとしたが、アルミニウム合金、ステンレスその他任意の金属又は金属化合物、樹脂、アルミニウムラミネートを材料とするものであってもよい。
更に、上記の説明においては、単体の非水電解質二次電池を例に取ったが、本発明は、複数の蓄電素子において少なくとも一つの蓄電素子に本発明の蓄電素子を含んでなる、電源モジュールとして実現してもよい。
要するに、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、集電体と電極体を安定して固定することが可能になる効果を有し、例えば二次電池のような蓄電素子において有用である。
1 非水電解質二次電池
10 容器本体
10x 開口
10y1 内底
10y2、10y3 内壁
10z 内部空間
11 電極体
11a セパレータ
11a1 側面
11b 金属箔露出部
11x 空隙
11y 電極体中央部
11z 電極体端部
12 集電体
12a 基台部
12a1 貫通孔
12b 脚部
12b1 切り込み
12b2 凸部
13 連結部材
13a 本体部
13a1、13b1 対向面
13b 接続部
13b2 凹部
20 蓋部
21a、21b パッキン
22 中継板
23 電極端子
24 接続棒
25 封止栓

Claims (10)

  1. 電極体と、
    前記電極体を収納する収納容器と、
    前記収納容器に固定され、前記電極体に接合される複数の集電体と、
    前記複数の集電体を連結する絶縁性の連結部材とを備え、
    前記連結部材は、
    前記電極体の表面と前記収納容器の内壁とが対向し、前記収納容器の前記内壁と前記電極体及び前記集電体の接合面に平行な面とが更に対向する空間内に配置されている、
    蓄電素子。
  2. 前記電極体は、正極の極板、負極の極板及び少なくとも前記正極の極板及び前記負極の極板の間に位置するセパレータが重ねあわされており、
    前記連結部材は、
    前記電極体の前記正極の極板、前記負極の極板及び前記セパレータが平坦面を形成するよう重ねあわせられる箇所に対向して配置されている、
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記電極体は、前記正極の極板、前記負極の極板及び前記セパレータが巻回軸周りに巻き回された巻回型であって、
    前記正極の極板が重なりあって一端にて前記複数の集電体の一つに接合され、
    前記負極の極板が重なりあって他端にて前記複数の集電体の他の一つに接合され、
    前記連結部材は、
    前記巻回軸を介して対向する、一体に重ねられた前記正極の極板、前記負極の極板及び前記セパレータに隣接して配置され、
    前記巻回軸と平行に延伸している、
    請求項1又は2に記載の蓄電素子。
  4. 前記収納容器は、前記連結部材に対向する内壁が最も面積の大きい面である平行六面体の内部空間を有する、
    請求項1から3のいずれかに記載の蓄電素子。
  5. 前記連結部材は、前記電極体に対向する面が、凸に湾曲又は屈曲している、
    請求項1から4のいずれかに記載の蓄電素子。
  6. 前記集電体は、
    前記収納容器に固定される基台部と前記電極体に接合される脚部とを有し、
    前記連結部材は、前記脚部と嵌合することにより前記集電体に装着されている、
    請求項1から5のいずれかに記載の蓄電素子。
  7. 前記脚部は前記基台部から延出する平板状の形状を有し、延出する先端の少なくとも一部が屈曲又は湾曲することにより形成される凸部を有し、
    前記連結部材には、前記凸部が嵌り込む凹部が形成されている、
    請求項6に記載の蓄電素子。
  8. 前記集電体は、
    前記収納容器に固定される基台部と前記電極体に接合される脚部とを有し、
    前記連結部材は、前記脚部と前記電極体とを挟持している、
    請求項1から5のいずれかに記載の蓄電素子。
  9. 前記連結部材は、
    前記集電体と前記電極体の接合面を覆っている、
    請求項1から8のいずれかに記載の蓄電素子。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の蓄電素子を少なくとも一つ含む複数の蓄電素子を備えた、
    電源モジュール。
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