JP6214484B2 - 部品供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラグ,グロメットやビス等の小物部品を供給する部品供給装置に係り、特に、部品を収納する収納ドラム内で回転するディスクのセル内に部品を収容して排出供給する部品供給装置に関する。
従来、この種の部品供給装置としては、例えば、図16(a)(b)に示すように、特開2013−193848号公報(特許文献1)に掲載されているものが知られている。この部品供給装置Saは、機台100に設けられ円形内面を有した底壁101及び円筒内面を有した側壁102を備え部品(図示せず)を複数収納するとともに底壁101の側壁102側に設けられ部品を排出する排出口103を設けた収納ドラム104と、収納ドラム104に部品を供給するホッパ105と、収納ドラム104の底壁101内面に沿いこの底壁101の円形内面の中心軸Pを軸心とする回転軸106を有して回転可能に設けられるとともにこの中心軸Pを中心とし排出口103を通る仮想円M上に所定角度間隔で設けられ部品を1個収容する複数の貫通したセル107を有した円盤状のディスク108とを備え、図示外の駆動部によりディスク108を正回転させ、収納ドラム104内の部品をセル107内に収容するとともに、セル107を排出口103に重合させ、セル107内の部品を排出口103から排出させるようにしている。ディスク108には、収納ドラム104内の部品がセル107内に収容され易くするために、回転軸106やディスク108の外周縁に立ち上げた立設壁109にフィン110を所定間隔で突設するとともに、ディスク108上面に所謂摺り切り部111を突設している。
特開2013−193848号公報
ところで、この従来の部品供給装置Saにおいては、収納ドラム104内の部品はディスク108の上面に略均等の高さで積み重なっており、そのため、ディスク108の回転により互いに擦れ合う頻度が高くなり、また、フィン110や摺り切り部111に接することからこれらと擦れ合って部品に傷がつき易くなっているという問題があった。また、セル107内に入って排出口103に移送された部品の上にも部品が重なって存在するのでセル107内の部品が上の部品に押されて排出口103に引っ掛かったり、排出口103から排出されても上の部品が排出口103に入り込もうとして排出口103に引っ掛かったりすることがしばしば生じ、部品排出の安定性に劣るという問題もあった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、部品にできるだけ傷がつかないようにするとともに、排出口に部品が引っ掛かりにくくして確実にセルから排出できるようにし、部品排出の安定性の向上を図った部品供給装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の部品供給装置は、機台に設けられ底壁及び側壁を備え部品を複数収納するとともに上記底壁の側壁側に部品を排出する排出口を設けた収納ドラムと、該収納ドラムの底壁内面に沿って回転可能に設けられるとともに中心軸を中心とし上記排出口を通る仮想円上に所定角度間隔で設けられ部品を1個収容する複数の貫通したセルを有した円盤状のディスクと、該ディスクを回転駆動するディスク駆動部とを有した部品供給部を備えた部品供給装置において、上記収納ドラム及びディスクを、該収納ドラムの排出口が最上位に位置するように、上記機台の上下方向に対して所定角度傾斜させ、上記ディスク駆動部による上記ディスクの正回転により該ディスクのセルが上死点に至ったとき該セルを上記排出口に重合させて該セル内に収容された部品を該排出口から排出させるようにした構成としている。
これにより、部品を供給するときは、部品を収納ドラム内に補給し、ディスク駆動部によりディスクを回転駆動する。この際、収納ドラム内の部品はディスクのセル内に入り込んで収容され、ディスクの正回転により移送される。そして、セルが上死点に至って排出口に重合するとセル内に収容された部品が排出口に落ち込んで排出口から排出されて行く。この場合、収納ドラム及びディスクが収納ドラムの排出口が最上位に位置するように傾斜させられているので、収納ドラム内の部品の積み上げ高さがディスクの下端から上端側に行くに従って浅くなり、また、部品はディスクの正回転方向にすくい上げられるようになって部品群の上に露出し易くなり、そのため、部品群内部で互いに擦れ合う頻度が少なくなり、部品に傷がついてしまう事態を抑制することができる。また、収納ドラム内の部品の積み上げ高さがディスクの下端から上端側に行くに従って浅くなることから、セル内に入って排出口に移送された部品の上に重なる部品が無かったりあるいは有ってもごく僅かにすることができ、そのため、セル内の部品が上の部品に押されて排出口に引っ掛かる事態を防止することができる。この結果、部品排出の安定性を向上させることができ、装置の信頼性を向上させることができる。
そして、必要に応じ、上記収納ドラム内に収容される複数の部品群の最高位のレベルが上記排出口の下縁よりも下位に位置するように、補給口から該収納ドラム内に部品を補給するホッパを備えた構成としている。収納ドラム内に収容される複数の部品群の最高位のレベルが排出口の下縁よりも下位に位置するので、セル内に入って排出口に移送された部品の上に重なる部品がほとんど無くなり、そのため、セル内の部品が上の部品に押されて排出口に引っ掛かったり、排出口から排出されても上の部品が排出口に入り込もうとして排出口に引っ掛かったりする事態を確実に防止することができる。
この場合、上記ホッパの補給口を、上記ディスクの表面に対して所定間隔離間させて上記収納ドラム内に臨ませたことが有効である。ホッパの補給口から補給された部品は、補給口とディスクの表面との間に押えられるようになることから、部品がホッパから出すぎて収納ドラムに溜まりすぎることがなく、そのため、収納ドラム内に収容される複数の部品群の最高位のレベルを排出口の下縁よりも下位に確実に位置させることができる。
また、必要に応じ、上記ホッパの補給口を、上記ディスクの下死点に位置したセルよりも上記ディスクの正回転方向下流側に位置させた構成としている。これにより、ホッパの補給口から収納ドラム内に出ようとする部品や出た部品は、ディスクの下端側に落ち込もうとするが、ディスクの回転によりすくい上げられるようになるので、下端側に落ち込みにくく、そのため、部品が収納ドラム内に出すぎて溜まりすぎることを防止することができる。このため、収納ドラム内に収容される複数の部品群の最高位のレベルを排出口の下縁よりも下位に確実に位置させることができる。もし、ホッパの補給口が、ディスクの下死点に位置したセルよりもディスクの正回転方向上流側に位置していると、ホッパの補給口から収納ドラム内に出ようとする部品や出た部品は、ディスクの回転によりディスクの下端側に引っ張り込まれるようになるので、補給口からの部品が出すぎてしまう。
更に、必要に応じ、上記収納ドラムの側壁の下側に、両側縁が上記側壁内面に接し母線が上記側壁内面の母線と平行で下に凸の円弧面を有した部品を受けるガイド板を設け、且つ、該ガイド板をその円弧状の下縁が上記中心軸より下側に位置する複数のセルの下側の開口縁に略沿うように設けた構成としている。これにより、ホッパの補給口から収納ドラム内に出た部品は、ガイド板に受けられ、ガイド板の下縁は中心軸より下側に位置する複数のセルの下側の開口縁に略沿うように設けられているので、部品は下側に位置するセルより下に位置するものが無いことから、セルに出会う頻度が増加し、そのため、セルに入り込み易くすることができる。
この場合、上記ガイド板を、その下縁が上記ディスクの下死点に位置するセルの下側の開口縁よりも僅かに上側に位置するように設けたことが有効である。これにより、ガイド板の下縁が下死点に位置するセルの下側の開口縁より中心軸側に若干ラップすることになるので、部品がガイド板をスライドしてその先端がセルに臨んだ際、傾転し易くなり、そのため、部品をより一層セル内に入り込み易くすることができる。
更にまた、必要に応じ、上記中心軸に直交する平面から見て、上記ディスクのセルを上記仮想円上に中心点を有する円形に形成し、上記排出口を上記セルの内径より僅かに大きい内径を有し上記仮想円の円周方向に沿って延びる長孔状に形成した構成としている。排出口をセルの内径より僅かに大きい長孔状にしたので、セル内の部品が排出口に落ち込んで排出されやすくなり、そのため、排出口での引っ掛かりを防止することができる。
この場合、上記収納ドラムの底壁の外側に、上記排出口よりも上記ディスクの正回転方向下流側から上記排出口及びセルに向けて斜めにエアを吹き付けるエアノズルを設けたことが有効である。排出口に引っ掛かりそうになった部品をエアで動かすことができるので、セル内の部品がより一層確実に排出口に落ち込んで排出されやすくなり、そのため、排出口での引っ掛かりを防止することができる。
また、必要に応じ、上記排出口の正回転方向上流側に、基端が側壁に固定されセルの上側を横断する棒状のバネ部材を設けた構成としている。部品がセルに充分に入り込めずに飛び出ているような場合には、このバネ部材に部品が当たってセル内に押し込まれようとすることから、確実に、セルに部品を収容することができるようになる。
そしてまた、必要に応じ、上記排出口から排出される部品を貯留する第1部品貯留部及び第2部品貯留部を並設し、上記排出口から上記第1部品貯留部及び第2部品貯留部に夫々部品を移送する移送経路を形成するシュータを設け、該シュータの移送経路を駆動されて上記排出口から上記第1部品貯留部及び第2部品貯留部の何れかに至る移送経路に切換える切換え機構を設け、該切換え機構を駆動する切換え駆動部を設け、該切換え駆動部による切換え機構の切換えにより一回当たり供給すべき部品の総数を第1部品貯留部及び第2部品貯留部に振り分けて貯留可能にした構成としている。
例えば、自動車の組立工場などで、例えばプラスチック製のプラグなどの部品を複数車両に装着するような場合には、部品供給装置から供給された部品を左右の両手で分け持ち、両手を使って装着作業をする場合がある。このような場合には、部品貯留部が1つであると、左右の手に分け持ちにくいが、この構成によれば、一回当たり供給すべき部品の総数を第1部品貯留部及び第2部品貯留部に振り分けて貯留できるので、第1部品貯留部に貯留された部品は一方の手で、第2部品貯留部に貯留された部品はもう一方の手で同時に分け持つことができ、そのため、部品の取り出し効率が良くなり、作業性を大幅に向上させることができる。
この構成において、必要に応じ、上記シュータを、上記排出口からの部品を受けて流下させる主シュータと、該主シュータに分岐して連設される入口を有し上記第1部品貯留部に向けて部品を流下させる第1分岐シュータと、上記主シュータに分岐して連設される入口を有し上記第2部品貯留部に向けて部品を流下させる第2分岐シュータとを備えて構成し、上記切換え機構を、上記第1分岐シュータ及び第2分岐シュータの連設部に回動可能に設けられ回動させられて上記第1分岐シュータの入口を開にし第2分岐シュータの入口を閉にして第1分岐シュータの移送を有効にする第1移送位置及び上記第1分岐シュータの入口を閉にし第2分岐シュータの入口を開にして第2分岐シュータの移送を有効にする第2移送位置の2位置に位置させられるゲート部材を備えて構成している。ゲート部材の回動によりシュータの移送経路を切換えるので、構造が簡単であり、また、第1部品貯留部及び第2部品貯留部に部品を容易に振り分けることができる。
この場合、必要に応じ、上記主シュータを上記収納ドラムの中心軸に直交し該収納ドラムの底壁に沿わせるように配置し、側面から見て上記各分岐シュータを上記主シュータに対して略直角になるように連設した構成としている。これにより、側面から見て、シュータは「く」の字状になるので、それだけコンパクトになり、装置を小型化することができる。
また、必要に応じ、上記第1部品貯留部に貯留された部品を計量する第1計量器及び上記第2部品貯留部に貯留された部品を計量する第2計量器を設け、開始信号があったとき上記シュータの移送経路を上記排出口から上記第1部品貯留部に至る移送経路にして部品を供給する第1モード及び上記シュータの移送経路を上記排出口から上記第2部品貯留部に至る移送経路にして部品を供給する第2モードの順に上記ディスク駆動部及び切換え駆動部を制御する制御部を備え、
該制御部は、一回当たり供給すべき部品の総数が振り分けられて定められるとともに上記第1部品貯留部に貯留する部品の必要個数及び上記第2部品貯留部に貯留する部品の必要個数が夫々設定されてこれを記憶する必要個数記憶手段と、第1モード時に上記必要個数記憶手段が記憶した第1部品貯留部の部品の必要個数に対応して上記ディスクを所要角度正回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出するとともに第2モード時に上記必要個数記憶手段が記憶した第2部品貯留部の部品の必要個数に対応して上記ディスクを所要角度正回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する通常始動停止指令送出手段と、第1モード時に上記ディスクの所要角度分の回転があったとき上記第1計量器での計量結果に基づいて第1部品貯留部に貯留された部品の貯留個数を算出するとともに第2モード時に上記ディスクの所要角度分の回転があったとき上記第2計量器での計量結果に基づいて第2部品貯留部に貯留された部品の貯留個数を算出する貯留個数算出手段と、第1モード時に上記貯留個数算出手段が算出した第1部品貯留部の貯留個数と上記必要個数記憶手段が記憶した第1部品貯留部の必要個数とを比較して不足数を算出するとともに第2モード時に上記貯留個数算出手段が算出した第2部品貯留部の貯留個数と上記必要個数記憶手段が記憶した第2部品貯留部の必要個数とを比較して不足数を算出する不足数算出手段と、第1モード時に上記不足数算出手段が不足数を算出したとき当該不足数に対応して上記ディスクを所要角度回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出するとともに第2モード時に上記不足数算出手段が不足数を算出したとき当該不足数に対応して上記ディスクを所要角度回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する不足時始動停止指令送出手段と、第1モード時に上記不足数算出手段が算出する不足数がゼロのとき上記切換え駆動部に切換え指令を送出して第2モードにする切換え指令送出手段とを備えた構成としている。
これにより、部品の必要個数に対応してディスクを所要角度正回転させるので、確実に必要個数の供給を行うことができる。また、第1部品貯留部及び第2貯留部に貯留された部品を第1計量器及び第2計量器で計量してその数を把握し、ディスクの回転制御により、部品を供給するので、第1部品貯留部及び第2部品貯留部に貯留される部品の数が正確になり、所要量の部品を確実に供給できるようになる。
また、必要に応じ、上記ディスクのセルが上記排出口に対して所定位置関係にあり上記所要角度を規定する基準となる停止基準位置を定め、上記ディスクが停止基準位置に在るか否かを検知する停止位置検知手段を備え、上記制御部は、上記通常始動停止指令送出手段若しくは上記不足時始動停止指令送出手段からの始動停止指令が送出される際上記停止位置検知手段が否を検知しているときは上記ディスクの正回転に先立って上記停止位置検知手段が在るを検知するまで該ディスクを逆回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する位置修正手段を備えた構成としている。
ディスクの停止位置は、セルが排出口に重なる位置が好ましいが、停止前の動作において大きな負荷がかかるなどして所定の回転角度を回りきらなかったり、回りすぎたたりして、位置ずれが生じ、それが累積されると部品の排出に支障を生じる。この構成によれば、ディスクが停止基準位置に無いときは、位置修正手段で修正して停止基準位置に位置させるので、部品排出の支障を防止することができる。また、逆回転により位置調整をするので、正回転であると部品がセルから排出口に飛び出る虞があるが、これが防止される。
更に、必要に応じ、上記制御部は、上記不足時始動停止指令送出手段からの始動停止指令が所定回数を超えるとき該始動指令の送出に先立って上記ディスクを所定角度逆回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する逆転調整手段を備えた構成としている。不足時始動停止指令送出手段からの始動停止指令が所定回数を超える場合は、収納ドラム内の部品が崩れにくくなってセルに入りにくくなっていることが想定される。この構成によれば、この場合は、ディスクを所定角度逆回転させるので、逆回転により部品が崩れてセルに入りやすくすることが期待され、セルへの部品収容を確実にすることができる。
そしてまた、上記部品供給部を一対設け、該各部品供給部を機台に並設した構成としている。種類の異なる部品を1つの装置で供給できるようになり、汎用性を増すことができる。
本発明によれば、収納ドラム及びディスクが収納ドラムの排出口が最上位に位置するように傾斜させられているので、収納ドラム内の部品の積み上げ高さがディスクの下端から上端側に行くに従って浅くなり、また、部品はディスクの正回転方向にすくい上げられるようになって部品群の上に露出し易くなり、そのため、部品群内部で互いに擦れ合う頻度が少なくなり、部品に傷がついてしまう事態を抑制することができる。また、収納ドラム内の部品の積み上げ高さがディスクの下端から上端側に行くに従って浅くなることから、セル内に入って排出口に移送された部品の上に重なる部品が無かったりあるいは有ってもごく僅かにすることができ、そのため、セル内の部品が上の部品に押されて排出口に引っ掛かる事態を防止することができる。この結果、部品排出の安定性を向上させることができ、装置の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る部品供給装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置を示す図3中A−A線断面図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置の収納ドラム及びディスクの取付け状態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置の収納ドラム及びディスクの取付け状態を示す中心軸に直交する平面から見た図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置の収納ドラム及びディスクの取付け状態を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置の収納ドラム及びディスクとホッパとの間隔調整の関係を示す側面断面図であり、(a)は複数の部品群の最高位のレベルが排出口の下縁よりも下位に位置した状態を示し、(b)は複数の部品群の最高位のレベルが排出口の下縁よりも上位に位置した状態を示す。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置の収納ドラム及びディスクとホッパの要部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置のシュータの構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置のディスクの停止基準位置検知手段を示す要部図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る部品供給装置の制御部の制御工程を示すフローチャートである。 本発明の別の実施の形態に係る部品供給装置を示す図であり、(a)は要部正面図、(b)はそのB−B線断面図である。 本発明の別の実施の形態に係る部品供給装置の部品供給の態様を模式的に示す図である。 従来の部品供給装置の一例を示し、(a)は要部斜視図、(b)はディスクを示す平面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る部品供給装置について詳細に説明する。
図1乃至図12に示す本発明の実施の形態に係る部品供給装置Sは、プラグ,グロメットやビス等の小物部品Wを1動作毎に所定数量を供給するものである。実施の形態が供給する部品Wは、図9に示すように、例えば、自動車の組立工場などで用いられ、車両に装着されるプラスチック製の円盤状のプラグであり、直径が20mm〜40mm、その厚さが5〜2mm程度のものである。部品Wはこれに限定されるものではない。実施の形態では、寸法及び形状が異なる2種類の部品Wa,Wbを供給可能にしている。
実施の形態に係る部品供給装置Sは、機台1に一対の部品供給部SA,SBを並設して構成されている。即ち、ある一種類の部品W(Wa)を供給する一方部品供給部SAと、別の種類の部品W(Wb)を供給する他方部品供給部SBとを備えている。各部品供給部SA,SBは、構造が鏡面対象になるように略同様に構成されている。今、一方部品供給部SAについて説明する。他方部品供給部SBには同一の符号を付してその説明を省略する。部品供給部SAは、機台1に設けられ部品Wを複数収納する収納ドラム2を備えている。収納ドラム2は、円形内面を有した底壁3及び該円形内面の中心軸Pを中心とする円筒内面を有した側壁4を備え、底壁3の側壁4側に、部品Wを排出する排出口5が設けられている。
収納ドラム2内には、底壁3内面に沿い底壁3内面の中心軸Pを軸心とする回転軸21を有した円盤状のディスク20が回転可能に設けられている。回転軸21は底壁3を貫通してベアリング22を介して回転可能に軸支されている。このディスク20には、その中心軸Pを中心とし収納ドラム2の排出口5を通る仮想円M(図6)上に所定角度間隔(実施の形態では45°間隔)で部品Wを1個毎収容する複数の貫通したセル23が形成されている。
そして、図7に示すように、この収納ドラム2及びディスク20は、収納ドラム2の排出口5が最上位に位置するように、機台1の上下方向Vに対して所定角度傾斜させられており、後述のディスク駆動部26によるディスク20の正回転によりディスク20のセル23が上死点に至ったとき、セル23を排出口5に重合させてセル23内に収容された部品Wを排出口5から排出させるようにしている。この状態で収納ドラム2は支持プレート7により機台1に支持されている。機台1の上下方向Vと収納ドラム2及びディスク20の中心軸Pとのなす角度θは、30°≦θ≦60°、望ましくは、45°≦θ≦55°に設定されている。実施の形態では、θ=50°である。
図6に示すように、ディスク20のセル23は、中心軸Pに直交する平面から見て、仮想円M上に中心点を有する円形に形成されている。セル23の内径は、部品Wの直径よりも僅かに大きく形成されている。また、収納ドラム2の排出口5は、中心軸Pに直交する平面から見て、セル23の内径より僅かに大きい内径を有し仮想円Mの円周方向に沿って延びる長孔状に形成されている。また、図5及び図7に示すように、収納ドラム2の側壁4の上側は、機台1の上下方向Vに直交する水平面で切断されており、大きな開口6を形成している。
また、図4乃至図9に示すように、収納ドラム2の側壁4の下側には、部品Wを受けるガイド板25が設けられている。ガイド板25は、両側縁が側壁4内面に接し母線が側壁4内面の母線と平行で下に凸の円弧面を有し、且つ、図6に示すように、その円弧状の下縁25aが中心軸Pより下側に位置する複数のセル23の下側の開口縁23aに略沿うように設けられている。より具体的には、ガイド板25は、その下縁25aがディスク20の下死点に位置するセル23の下側の開口縁23aよりも僅かに上側に位置するように設けられ、即ち、図6で中心軸を通る垂直断面を切ると、図9に示すように、ガイド板25下縁25aがセル23の下端23aより、中心軸P側に若干ラップし、部品Wが逆さまでも反転して正規にセル23内に入り込むことができるようにしている。
更に、図2,図5及び図7に示すように、支持プレート7には、ディスク20を回転駆動するディスク駆動部26が設けられている。ディスク駆動部26は、ステッピングモータ27と、ステッピングモータ27の回転を回転軸21に伝達するタイミングベルト伝動機構28とを備えて構成されている。一方部品供給部SAのディスク駆動部26と、他方部品供給部SBのディスク駆動部26とは、互いに、ディスク20の正回転方向Kが逆方向であって、互いにセル23の下死点側でセル23同士が近接しセル23の上死点側でセル23同士が離間するように、対応するディスク20を夫々独立して回転させる。このディスク駆動部26によるディスク20の正回転により、セル23が排出口5に重合させられて、セル23内に収容された部品Wが排出口5から排出させられる。一方部品供給部SAのディスク駆動部26と、他方部品供給部SBのディスク駆動部26とは、後述の制御部の指示により、選択的に何れかが駆動される。
更にまた、部品供給部SAには、機台1の上部に設けられ収納ドラム2内に部品Wを補給するホッパ30が備えられている。ホッパ30は、部品Wを収容し下端側が逆錘状に形成された容器本体31と、容器本体31の下端に設けられ容器本体31内の部品Wを収納ドラム2に排出する円筒状の補給口32とを備えて構成されている。このホッパ30は、図8(a)に示すように、収納ドラム2内に収容される複数の部品W群の最高位のレベルが上記排出口5の下縁よりも下位に位置するように、補給口32から部品Wを排出する。詳しくは、ホッパ30の補給口32は、ディスク20の表面に対する所定間隔Lに設定されて収納ドラム2内に臨んでいる。そして、ホッパ30の補給口32から補給された部品Wを、補給口32とディスク20の表面との間に押えるようにして、収納ドラム2内に収容される複数の部品W群の最高位のレベルを排出口5の下縁よりも下位に位置させるようにしている。図8(b)に示すように、収納ドラム2内に収容される複数の部品W群の最高位のレベルが排出口5の下縁よりも上位に位置するときは、補給口32のディスク20の表面に対する間隔を調整し、複数の部品W群の最高位のレベルを高さLaだけ下げて複数の部品W群の最高位のレベルを排出口5の下縁よりも下位に位置させるようにする。
また、図6に示すように、ホッパ30の補給口32は、ディスク20の下端20aよりもディスク20の正回転方向Kの下流側に位置させられている。
更に、収納ドラム2の底壁3の外側には、排出口5よりもディスク20の正回転方向Kの下流側から排出口5及びセル23に向けて斜めにエアを吹き付けるエアノズル35が設けられている。即ち、エアノズル35は、排出口5とセル23の貫通孔からディスク20の正回転方向Kとは逆方向にエアを噴射する。
更にまた、収納ドラム2内において、排出口5の正回転方向Kの上流側に、基端が側壁4に固定されセル23の孔を横断する金属製あるいは樹脂製の棒状のバネ部材36が設けられている。
また、実施の形態に係る部品供給装置Sにおいて、一対の部品供給部SA,SBの収納ドラム2の下側には、排出口5から排出される部品Wを貯留する第1部品貯留部Ta及び第2部品貯留部Tbが並設されている。第1部品貯留部Taは第1計量器40Aの容器41で構成され、第2部品貯留部Tbは第2計量器40Bの容器41で構成されている。図1乃至図4に示すように、第1計量器40A及び第2計量器40Bは、同様に構成されており、容器41の重量を検出して重量検出データを連続的に送出する重量検出部42を備えている。また、容器41は、機台1に対して回動可能に設けられており、アクチュエータ43で回動させられて、重量検出部42に支承されて重量検出部での重量検出を行わせる計量位置X及び回動により容器41を傾転させて貯留した部品Wを排出する傾転位置Yの2位置に移動可能になっている。アクチュエータ43は例えば外部入力や足踏みボタン(図示せず)により駆動させられる。
また、図1乃至図4,図10に示すように、一対の部品供給部SA,SBと第1部品貯留部Ta及び第2部品貯留部Tbとの間には、排出口5から第1部品貯留部Ta及び第2部品貯留部Tbに夫々部品Wを移送する移送経路を形成するシュータ50が設けられている。シュータ50は、一方部品供給部SAの排出口5からの部品Wを受けて流下させる一方主シュータ50aと、他方部品供給部SBの排出口5からの部品Wを受けて流下させる他方主シュータ50bとを備えている。一方主シュータ50aの下端と他方主シュータ50bの下端とは接合されている。そして、この一方主シュータ50a及び他方主シュータ50bの接合部に、入口51aを有し第1部品貯留部Taに向けて部品Wを流下させる第1分岐シュータ51と、入口52aを有し第2部品貯留部Tbに向けて部品Wを流下させる第2分岐シュータ52とが分岐して連設されている。
また、図4に示すように、一方主シュータ50a及び他方主シュータ50bは、収納ドラム2の中心軸Pに直交し収納ドラム2の底壁3に沿わせるように配置されており、第1分岐シュータ51及び第2分岐シュータ52は、側面から見て、各主シュータ50に対して略直角になるように連設されている。そのため、側面から見て、シュータ50は「く」の字状になることから、それだけコンパクトになり、装置を小型化することができる。
シュータ50には、シュータ50の移送経路を駆動されて排出口5から第1部品貯留部Ta及び第2部品貯留部Tbの何れかに至る移送経路に切換える切換え機構53が設けられており、切換え機構53の切換えにより一回当たり供給すべき部品Wの総数を第1部品貯留部Ta及び第2部品貯留部Tbに振り分けて貯留可能にしている。詳しくは、切換え機構53は、第1分岐シュータ51及び第2分岐シュータ52の連設部54に回動可能に設けられたゲート部材55で構成されている。ゲート部材55は、回動させられて、第1分岐シュータ51の入口51aを開にし第2分岐シュータ52の入口52aを閉にして第1分岐シュータ51の移送を有効にする第1移送位置Fa、及び、第1分岐シュータ51の入口51aを閉にし第2分岐シュータ52の入口52aを開にして第2分岐シュータ52の移送を有効にする第2移送位置Fbの2位置に位置させられる。この切換え機構53としてのゲート部材55は、切換え駆動部56により回動駆動される。切換え駆動部56は正逆可能なエアロータリーアクチュエータで形成されている。ゲート部材55の回動によりシュータ50の移送経路を切換えるので、構造が簡単であり、また、第1部品貯留部Ta及び第2部品貯留部Tbに部品Wを容易に振り分けることができる。
また、実施の形態に係る部品供給装置Sは、ディスク駆動部26及び切換え駆動部56を制御するCPU等の機能によって実現される制御部60を備えている。制御部60は、設定により一方部品供給部SAからの部品Wの供給を行うか、他方部品供給部SBからの部品Wの供給を行うかの何れかを指定し、一方部品供給部SAのディスク駆動部26及び他方部品供給部SBのディスク駆動部26の何れかを駆動するかの指示を行う。そして、指示されたディスク駆動部26に対して以下の制御を行う。ここでは、一方部品供給部SAのディスク駆動部26についての制御部60の構成を説明し、他方部品供給部SBのディスク駆動部26についての制御部60の構成は、同様なので説明を省略する。即ち、制御部60は、開始信号があったときシュータ50の移送経路を排出口5から第1部品貯留部Taに至る移送経路(ゲート部材55の第1移送位置Fa)にして部品Wを供給する第1モード及びシュータ50の移送経路を排出口5から第2部品貯留部Tbに至る移送経路(ゲート部材55の第2移送位置Fb)にして部品Wを供給する第2モードの順にディスク駆動部26及び切換え駆動部56を制御する。開始信号は、第1部品貯留部Ta及び第2部品貯留部Tbが空になったとき、自動若しくは手動ボタンの押釦により送出される。
詳しくは、制御部60は、図12に示すように、一回当たり供給すべき部品Wの総数が振り分けられて定められるとともに第1部品貯留部Taに貯留する部品Wの必要個数及び第2部品貯留部Tbに貯留する部品Wの必要個数が夫々設定されてこれを記憶する必要個数記憶手段61と、第1モード時に必要個数記憶手段61が記憶した第1部品貯留部Taの部品Wの必要個数に対応してディスク20を所要角度正回転させるディスク駆動部26の始動停止指令を送出するとともに第2モード時に必要個数記憶手段61が記憶した第2部品貯留部Tbの部品Wの必要個数に対応してディスク20を所要角度正回転させるディスク駆動部26の始動停止指令を送出する通常始動停止指令送出手段62と、第1モード時にディスク20の所要角度分の回転があったとき第1計量器40Aでの計量結果に基づいて第1部品貯留部Taに貯留された部品Wの貯留個数を算出するとともに第2モード時にディスク20の所要角度分の回転があったとき第2計量器40Bでの計量結果に基づいて第2部品貯留部Tbに貯留された部品Wの貯留個数を算出する貯留個数算出手段63と、第1モード時に貯留個数算出手段63が算出した第1部品貯留部Taの貯留個数と必要個数記憶手段61が記憶した第1部品貯留部Taの必要個数とを比較して不足数を算出するとともに第2モード時に貯留個数算出手段63が算出した第2部品貯留部Tbの貯留個数と必要個数記憶手段61が記憶した第2部品貯留部Tbの必要個数とを比較して不足数を算出する不足数算出手段64と、第1モード時に不足数算出手段64が不足数を算出したとき当該不足数に対応してディスク20を所要角度回転させるディスク駆動部26の始動停止指令を送出するとともに第2モード時に不足数算出手段64が不足数を算出したとき当該不足数に対応してディスク20を所要角度回転させるディスク駆動部26の始動停止指令を送出する不足時始動停止指令送出手段65と、第1モード時に不足数算出手段64が算出する不足数がゼロのとき切換え駆動部56に切換え指令を送出して第2モードにする切換え指令送出手段66とを備えて構成されている。切換え指令送出手段66は、第2モード時に不足数算出手段64が算出する不足数がゼロのとき切換え駆動部56に切換え指令を送出して、次回の第1モードに対応できるように、ゲート部材55を第1移送位置Faに位置させる機能を有している。
また、実施の形態に係る部品供給装置Sは、ディスク20のセル23が排出口5に対して所定位置関係にあり、所要角度を規定する基準となる停止基準位置を定め、上記ディスク20が停止基準位置に在るか否かを検知する停止位置検知手段70を備えている。停止基準位置は、図6に示すように、セル23の正回転方向Kの上流端が、排出口5の正回転方向Kの上流端より僅かに下流側に位置したところに定められている。詳しくは、ディスク20には、所定角度間隔(実施の形態では45°間隔)で、貫通孔71が形成され、図11に示すように、停止位置検知手段70は、収納ドラム2に設けられこの貫通孔71が通過したときこれを検出する発光部72及び受光部73を備えた赤外線の光電センサ74で構成されている。この光電センサ74からの貫通孔71を検出したときは、基準位置にあることを検知し、光電センサ74の検知が無いときは否を検知する。そして、制御部60は、上記通常始動停止指令送出手段62若しくは上記不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令が送出されたとき上記停止位置検知手段70が否を検知しているときは上記ディスク20の正回転に先立って上記停止位置検知手段70が在るを検知するまで該ディスク20を逆回転させる位置修正手段75を備えている。
また、図11に示すように、ディスク20の貫通孔71は、表面側に段部76を設けて、表面貫通孔71aの内径よりも裏面側貫通孔71bの内径が大きくなるように形成されており、これにより、表面側からゴミが入りにくくするとともに、ゴミが入っても段部の裏面に付着し易くして、あるいは、落ち易くして、貫通孔71が塞がりにくくしている。
また、制御部60は、図12に示すように、不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令が所定回数を超えるとき、該始動指令の送出に先立ってディスク20を所定角度逆回転させるディスク駆動部26の始動停止指令を送出する逆転調整手段77を備えている。
従って、本実施の形態に係る部品供給装置Sによれば、以下のようにして部品Wの供給が行われる。本実施の形態では、一方部品供給部SAのホッパ30には、ある一種の部品W(Wa)を入れ、他方部品供給部SBのホッパ30には、別の種類の部品W(Wb)を入れておく。図13に示すフローチャートも参照して説明する。フローチャートにおいて、N:算出の際の基準になる部品Wの数、NL:図2の正面から見てシュータ50の左の取出口Lから取り出して第1部品貯留部Taに貯留する部品Wの必要個数、NR:図2の正面から見てシュータ50の右の取出口Rから取り出して第2部品貯留部Tbに貯留する部品Wの必要個数、n:算出の際の基準になる部品Wの取出し済みの数量、r:算出の際の基準になる部品Wの残数(r=N−n)、W:算出の際の基準になる部品Wの重量、WL:取出口L側の部品Wの必要個数に相当する重量、WR:取出口L側の部品Wの必要個数に相当する重量、θ:部品W(ワーク)1個を取り出すときのディスク20の回転角度(実施の形態においては45°)、e:取出し済み数量nの増加が確認できなかったときエラー検出とするディスク20(回転体)の正回転の繰り返し処理数である。実施の形態では、例えばe=3(回)に設定される。
制御部60においては、予め、部品Wa及び部品Wbの夫々ついて、一回当たり供給すべき部品Wの総数が振り分けて定められ、シュータ50の取出口Lから取り出して第1部品貯留部Taに貯留する部品Wの必要個数(NL)及びシュータ50の取出口Rから取り出して第2部品貯留部Tbに貯留する部品Wの必要個数(NR)を設定する。これらは、必要個数記憶手段61に記憶される。また、一方部品供給部SAから部品Waの取り出しを行うか、他方部品供給部SBから部品Wbの取り出しを行うかについての設定も行う。
先ず、一方部品供給部SAのある一種の部品W(Wa)を供給する場合について説明すると、第1部品貯留部Ta及び第2部品貯留部Tbが空になった状態で、自動若しくは手動ボタンの押釦により開始信号が送出されると(S00)、初期設定が確認され(S01)、一方部品供給部SAのディスク駆動部26及び他方部品供給部SBのディスク駆動部26の何れかを駆動するかが確認される(S02)。ここでは、一方部品供給部SAのディスク駆動部26が駆動される場合で説明する。作動モード確認が行われ(S03,S04)、先ず、第1モードが実行される(S05)。この場合、ゲート部材55は、第1移送位置Faに位置させられ、第1分岐シュータ51の入口51aを開にし第2分岐シュータ52の入口52aを閉にして第1分岐シュータ51の移送を有効にしている。
第1モードにおいては、動作リセットが行われ(S06)、停止位置検知手段70によりディスク20が停止基準位置に在るか否かを検知しており(S07)、停止位置検知手段70が在るを検知する(S07yes)と、通常始動停止指令送出手段62から始動停止指令が送出される。また、停止位置検知手段70が否を検知しているときは(S07no)、位置修正手段75によりディスク20の正回転に先立って停止位置検知手段70が在るを検知するまで、ディスク20を逆回転させ(S08,S09,S10)、その後、通常始動停止指令送出手段62から始動停止指令が送出される(S11)。ディスク20の停止位置は、セル23が排出口5に重なる位置が好ましいが、停止前の動作において大きな負荷がかかるなどして所定の回転角度を回りきらなかったり、回りすぎたりして、位置ずれが生じ、それが累積されると部品Wの排出に支障を生じる。この場合、ディスク20が停止基準位置に無いときは、位置修正手段75で修正して停止基準位置に位置させるので、部品Wの排出の支障を防止することができる。また、逆回転により位置調整をするので、正回転であると部品Wがセル23から排出口5に飛び出る虞があるが、これが防止される。
そして、通常始動停止指令送出手段62からの始動停止指令により、ディスク駆動部26は、必要個数記憶手段61が記憶した第1部品貯留部Taの部品Wの必要個数に対応してディスク20を所要角度正回転させる(S11)。例えば、NL=3個であれば、現在残数r=3であるから、ディスク20は135°(θ×r=45°×3=135°)回転せしめられる。この場合、部品Wの必要個数に対応してディスク20を所要角度正回転させるので、確実に必要個数の供給を行うことができる。
このディスク20の回転駆動により、収納ドラム2内の部品Wはディスク20のセル23内に入り込んで収容され、ディスク20の正回転により移送される。そして、セル23が上死点に至って排出口5に重合するとセル23内に収容された部品Wが排出口5に落ち込んで排出口5から排出されて行く。この収納ドラム2の排出口5から排出された部品Wはシュータ50を流下して第1部品貯留部Taに貯留される。この場合、収納ドラム2及びディスク20が収納ドラム2の排出口5が最上位に位置するように傾斜させられているので、収納ドラム2内の部品Wの積み上げ高さがディスク20の下端から上端側に行くに従って浅くなり、また、部品Wはディスク20の正回転方向Kにすくい上げられるようになって部品W群の上に露出し易くなり、そのため、部品W群内部で互いに擦れ合う頻度が少なくなり、部品Wに傷がついてしまう事態を抑制することができる。また、収納ドラム2内の部品Wの積み上げ高さがディスク20の下端から上端側に行くに従って浅くなることから、セル23内に入って排出口5に移送された部品Wの上に重なる部品Wが無かったりあるいは有ってもごく僅かにすることができ、そのため、セル23内の部品Wが上の部品Wに押されて排出口5に引っ掛かる事態を防止することができる。この結果、部品排出の安定性を向上させることができ、装置の信頼性を向上させることができる。
また、収納ドラム2内に収容される複数の部品W群の最高位のレベルが排出口5の下縁よりも下位に位置するように、補給口32から収納ドラム2内に部品Wを補給するホッパ30を備えた構成としたことから、収納ドラム2内に収容される複数の部品W群の最高位のレベルが排出口5の下縁よりも下位に位置するので、セル23内に入って排出口5に移送された部品Wの上に重なる部品Wがほとんど無くなり、そのため、セル23内の部品Wが上の部品Wに押されて排出口5に引っ掛かったり、排出口5から排出されても上の部品Wが排出口5に入り込もうとして排出口5に引っ掛かったりする事態を確実に防止することができる。詳しくは、ホッパ30の補給口32を、ディスク20の表面に対して所定間隔離間させて収納ドラム2内に臨ませているので、ホッパ30の補給口32から補給された部品Wは、補給口32とディスク20の表面との間に押えられるようになることから、部品Wがホッパ30から出すぎて収納ドラム2に溜まりすぎることがなく、そのため、収納ドラム2内に収容される複数の部品W群の最高位のレベルを排出口5の下縁よりも下位に確実に位置させることができる。
また、ホッパ30の補給口32を、ディスク20のセル23の下死点よりもディスク20の正回転方向Kの下流側に位置させているので、ホッパ30の補給口32から収納ドラム2内に出ようとする部品Wや出た部品Wは、ディスク20の下端側に落ち込もうとするが、ディスク20の回転によりすくい上げられるようになるので、下端側に落ち込みにくく、そのため、部品Wが収納ドラム2内に出すぎて溜まりすぎることを防止することができる。このため、収納ドラム2内に収容される複数の部品W群の最高位のレベルを排出口5の下縁よりも下位に確実に位置させることができる。もし、ホッパ30の補給口32が、ディスク20の下端よりもディスク20の正回転方向Kの上流側に位置していると、ホッパ30の補給口32から収納ドラム2内に出ようとする部品Wや出た部品Wは、ディスク20の回転によりディスク20の下端側に引っ張り込まれるようになるので、補給口32からの部品Wが出すぎてしまう。
更に、図6に示すように、収納ドラム2の側壁4の下側にガイド板25が設けられ、このガイド板25は下に凸の円弧面を有しその円弧状の下縁25aが中心軸Pより下側に位置する複数のセル23の下側の開口縁23aに略沿うように設けられているので、ホッパ30の補給口32から収納ドラム2内に出た部品Wは、ガイド板25に受けられ、部品Wは下側に位置するセル23より下に位置するものが無いことから、セル23に出会う頻度が増加し、そのため、セル23に入り込み易くすることができる。特に、図9に示すように、ガイド板25の表面とディスク20の表面とは直角であり、また、中心軸Pが傾斜しているとともに、ガイド板25は、その下縁25aがディスク20の下死点に位置するセル23の下側の開口縁23aよりも僅かに上側に位置するように設けられ、即ち、図6で中心軸を通る垂直断面を切ると、図9に示すように、ガイド板25の下縁25aがセル23の下端23aより、中心軸P側に若干ラップしているので、ガイド板25にある部品Wは下降してその先端がすぐセル23に出会ってセル23内に没入し、モーメントにより起き上がるようになることから、容易かつ確実にセル23内に収容されるようになる。
更にまた、図6に示すように、排出口5の正回転方向Kの上流側に棒状のバネ部材36を設けたので、部品Wがセル23に充分に入り込めずに飛び出ているような場合には、このバネ部材36に部品Wが当たってセル23内に押し込まれようとすることから、確実に、セル23に部品Wを収容することができるようになる。また、図6に示すように、中心軸Pに直交する平面から見て、ディスク20のセル23を円形に形成し、排出口5をセル23より僅かに大きい長孔状に形成したので、セル23内の部品Wが排出口5に落ち込んで排出されやすくなり、そのため、排出口5での引っ掛かりを防止することができる。更に、エアノズル35から、排出口5及びセル23に向けて斜めにエアが吹き付けられるので、排出口5に引っ掛かりそうになった部品Wをエアで動かすことができることから、セル23内の部品Wがより一層確実に排出口5に落ち込んで排出されやすくなり、そのため、排出口5での引っ掛かりを防止することができる。
図13のフローチャートに戻り、部品Wが排出されて第1部品貯留部Taに至ると、第1計量部においては、貯留された部品Wが計量される。貯留個数算出手段63は、この第1計量器40Aでの計量結果に基づいて第1部品貯留部Taに貯留された部品Wの貯留個数を算出する(S11)。不足数算出手段64においては、この貯留個数算出手段63が算出した第1部品貯留部Taの貯留個数と必要個数記憶手段61が記憶した第1部品貯留部Taの必要個数とを比較して不足数(残数)を算出する(S13)。そして、不足数(残数)が無いとき、即ち、不足数算出手段64が算出する不足数がゼロのときは(S13yes)、取出しが完了したとして、第2モードに移行する(S14,S04,S19)。
一方、不足数算出手段64が不足数(残数)を算出したときは(S13no)、不足数(残数)が確認され(S15)るとともに、取出済数量の増加の有無を判断され(S16)、増加が無い状態で不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令が所定回数を超えるか否かが判断され(S17)、取出済数量の増加があるとき(S16no)、あるいは、取出済数量の増加が無く(S16yes)且つ増加が無い状態で不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令が所定回数を超えていないときは(S17no)、いずれも、上記と同様にディスク20が停止基準位置に位置した状態にし(S07,S08,S09,S10)、その後、不足時始動停止指令送出手段65が、不足数(残数)に対応してディスク20を所要角度回転させるディスク駆動部26の始動停止指令を送出する(S11)。この動作は、不足数の部品Wの供給が充足するまで行われる。この場合も、第1部品貯留部Taに貯留された部品Wを第1計量器40Aで計量してその数を把握し、ディスク20の回転制御により、部品Wを供給するので、貯留される部品Wの数が正確になり、所要量の部品Wを確実に供給できるようになる。
また、この不足数の部品Wの供給において、取出済数量の増加が無く(S16yes)且つ増加が無い状態で不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令が所定回数を超えているときは(S17yes)、即ち、実施の形態では、3回繰り返しても(e=3)なお未だ部品Wが充足されないときは、逆転調整手段77により、不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令の送出に先立ってディスク20を所定角度逆回転させる(S18)。実施の形態では、ディスク20は135°(θ×3=45°×3=135°)逆回転せしめられる。不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令が所定回数を超える場合は、収納ドラム2内の部品Wが崩れにくくなってセル23に入りにくくなっていることが想定される。これにより、ディスク20を所定角度逆回転させるので、逆回転により部品Wが崩れてセル23に入りやすくすることが期待され、セル23への部品Wの収容を確実にすることができる。
第2モードに移行する際には(S19)、不足数算出手段64が算出する不足数がゼロであることから、切換え指令送出手段66により、切換え駆動部56に切換え指令を送出する。これにより、ゲート部材55は、第1移送位置Faから第2移送位置Fbに位置させられ、第1分岐シュータ51の入口51aを閉にし第2分岐シュータ52の入口52aを開にして第2分岐シュータ52の移送を有効にする。第2モードにおいても、上記と同様、動作リセットが行われ(S06)、停止位置検知手段70によりディスク20が停止基準位置に在るか否かを検知しており(S07)、停止位置検知手段70が在るを検知する(S07yes)と、通常始動停止指令送出手段62から始動停止指令が送出される。また、停止位置検知手段70が否を検知しているときは(S07no)、位置修正手段75によりディスク20の正回転に先立って停止位置検知手段70が在るを検知するまで、ディスク20を逆回転させ(S08,S09,S10)、その後、通常始動停止指令送出手段62から始動停止指令が送出される(S11)。そして、通常始動停止指令送出手段62からの始動停止指令により、ディスク駆動部26は、必要個数記憶手段61が記憶した第2部品貯留部Tbの部品Wの必要個数に対応してディスク20を所要角度正回転させる(S11)。
部品Wが排出されて第2部品貯留部Tbに至ると、第2計量部においては、貯留された部品Wが計量される。貯留個数算出手段63は、今度は、この第2計量器40Bでの計量結果に基づいて第2部品貯留部Tbに貯留された部品Wの貯留個数を算出する(S12)。不足数算出手段64においては、この貯留個数算出手段63が算出した第2部品貯留部Tbの貯留個数と必要個数記憶手段61が記憶した第2部品貯留部Tbの必要個数とを比較して不足数(残数)を算出する(S13)。そして、不足数(残数)が無いとき、即ち、不足数算出手段64が算出する不足数がゼロのときは(S13yes)、取出しが完了したとして、取り出し動作を完了する(S20)。この場合、切換え指令送出手段66により、切換え駆動部56に切換え指令を送出し、ゲート部材55は、第2移送位置Fbから第1移送位置Faに位置させられ、第1分岐シュータ51の入口51aを開にし第2分岐シュータ52の入口52aを閉にして第1分岐シュータ51の移送を有効にし、次に備える。
一方、不足数算出手段64が不足数(残数)を算出したときは(S13no)、不足数(残数)が確認され(S15)、取出済数量の増加の有無が判断され(S16)、増加が無い状態で不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令が所定回数を超えるか否かが判断され(S17)、取出済数量の増加があるとき(S16no)、あるいは、取出済数量の増加が無く(S16yes)且つ増加が無い状態で不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令が所定回数を超えていないときは(S17no)、いずれも、上記と同様にディスク20が停止基準位置に位置した状態にし(S07,S08,S09,S10)、その後、不足時始動停止指令送出手段65が、不足数(残数)に対応してディスク20を所要角度回転させるディスク駆動部26の始動停止指令を送出する(S11)。この動作は、不足数の部品Wの供給が充足するまで行われる。また、この不足数の部品Wの供給において、取出済数量の増加が無く(S16yes)且つ増加が無い状態で不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令が所定回数を超えているときは(S17yes)、逆転調整手段77により、不足時始動停止指令送出手段65からの始動停止指令の送出に先立ってディスク20を所定角度逆回転させる(S18)。
取り出し動作を完了すると(S20)、第1計量器40A及び第2計量器40Bにおいての部品Wの引渡し準備が完了したとして(S21)、例えば、ランプを点灯し、1連の動作を終了する(S22)。
そして、第1計量器40A及び第2計量器40Bにおいて、作業者は、例えば、第1部品貯留部Taである第1計量器40Aの容器41に左手のひらを対峙させ、第2部品貯留部Tbである第2計量器40Bの容器41に右手のひらを対峙させ、例えば外部入力により、あるいは、足踏みボタンを押釦すると、アクチュエータ43が駆動されて容器41が傾転して、貯留した部品Wを排出する。これにより、第1部品貯留部Taに貯留された部品Wが左手のひらに受け渡され、第2部品貯留部Tbに貯留された部品Wが右手のひらに受け渡される。
この場合、例えば、自動車の組立工場などで、例えばプラスチック製のプラグなどの部品Wを複数車両に装着するような場合には、部品供給装置Sから供給された部品Wを左右の両手で分け持ち、両手を使って装着作業をする場合がある。このような場合には、部品貯留部が1つであると、左右の手に分け持ちにくいが、この構成によれば、一回当たり供給すべき部品Wの総数を第1部品貯留部Ta及び第2部品貯留部Tbに振り分けて貯留して受け渡すことができるので、第1部品貯留部Taに貯留された部品Wは一方の手で、第2部品貯留部Tbに貯留された部品Wはもう一方の手で同時に分け持つことができ、そのため、部品Wの取り出し効率が良くなり、作業性を大幅に向上させることができる。
次にまた、他方部品供給部SBのある別の種類の部品W(Wb)を供給する場合は、制御部60により、他方部品供給部SBのディスク駆動部26を駆動させるようにし、上記と同様の制御により、部品Wの供給が行われる。これにより、種類の異なる部品Wを1つの装置で供給できるようになり、汎用性を増すことができる。
図14には、別の実施の形態に係る部品供給装置Sを示している。これは、上記と略同様に構成されるが、上記と異なって、主シュータ81a,第1分岐シュータ82a,第2分岐シュータ83a,切換え機構84a及び切換え駆動部85aを備えた一方部品供給部SA専用のシュータ80Aと、主シュータ81b,第1分岐シュータ82b,第2分岐シュータ83b,切換え機構84b及び切換え駆動部85bを備えた他方部品供給部SB専用のシュータ80Bとを設け、更に、各専用のシュータ80A,80Bを上下二段に重ねて機台1に設けている。
これにより、図15(a)に示すように、ある種類の部品Waを第1部品貯留部Taに所要数貯留し、別の種類の部品Wbを第2部品貯留部Tbに所要数貯留することを同時に行うことができる。また、図15(b)に示すように、ある種類の部品Waを第2部品貯留部Tbに所要数貯留し、別の種類の部品Wbを第1部品貯留部Taに所要数貯留することを同時に行うことができる。更に、図15(c)に示すように、ある種類の部品Wa及び別の部品Wbを混合して第1部品貯留部Taに所要数貯留し、ある種類の部品Wa及び別の種類の部品Wbを混合して第2部品貯留部Tbに所要数貯留することを同時に行うことができる
この様な部品Wの振り分けは、上記先の実施の形態においても、一方部品供給部SAのディスク駆動部26及び他方部品供給部SBのディスク駆動部26を個別に駆動し、切換え機構53(ゲート部材55)を適宜切換えて行うことができるが、本別の実施の形態では一方部品供給部SAのディスク駆動部26及び他方部品供給部SBのディスク駆動部26を同時駆動できるので、短時間で振り分けを行うことができ、極めて効率が良いものとなる。
尚、上記実施の形態において、取り扱う部品Wとしては、図7に示すプラグに適用したが、必ずしもこれに限定されるものでなく、グロメット,ボルトやビス等に対しても適用することができることは勿論である。
尚また、上記実施の形態では、一方部品供給部SAと他方部品供給部SBを並設しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、一方供給部のみでも良く適宜変更して差支えない。また、第1部品貯留部Ta及び第2部品貯留部Tbも並設したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、第1部品貯留部Taのみであっても良いことは勿論である。
S 部品供給装置
W(Wa,Wb) 部品
SA 一方部品供給部
SB 他方部品供給部
1 機台
2 収納ドラム
3 底壁
4 側壁
P 中心軸
5 排出口
7 支持プレート
20 ディスク
21 回転軸
M 仮想円
K 正回転方向
23 セル
23a 下側の開口縁
V 機台の上下方向
θ 所定角度
25 ガイド板
25a 下縁
26 ディスク駆動部
30 ホッパ
32 補給口
35 エアノズル
36 バネ部材
Ta 第1部品貯留部
Tb 第2部品貯留部
40A 第1計量器
40B 第2計量器
41 容器
42 重量検出部
43 アクチュエータ
X 計量位置
Y 傾転位置
50 シュータ
50a 一方主シュータ
50b 他方主シュータ
51 第1分岐シュータ
52 第2分岐シュータ
53 切換え機構
55 ゲート部材
Fa 第1移送位置
Fb 第2移送位置
60 制御部
61 必要個数記憶手段
62 通常始動停止指令送出手段
63 貯留個数算出手段
64 不足数算出手段
65 不足時始動停止指令送出手段
66 切換え指令送出手段
70 停止位置検知手段
71 貫通孔
74 光電センサ
75 位置修正手段
77 逆転調整手段

Claims (23)

  1. 機台に設けられ底壁及び側壁を備え部品を複数収納するとともに上記底壁の側壁側に部品を排出する排出口を設けた収納ドラムと、該収納ドラムの底壁内面に沿って回転可能に設けられるとともに中心軸を中心とし上記排出口を通る仮想円上に所定角度間隔で設けられ部品を1個収容する複数の貫通したセルを有した円盤状のディスクと、該ディスクを回転駆動するディスク駆動部とを有した部品供給部を備えた部品供給装置において、
    上記収納ドラム及びディスクを、該収納ドラムの排出口が最上位に位置するように、上記機台の上下方向に対して所定角度傾斜させ、上記ディスク駆動部による上記ディスクの正回転により該ディスクのセルが上死点に至ったとき該セルを上記排出口に重合させて該セル内に収容された部品を該排出口から排出させるようにし、
    上記収納ドラム内に収容される複数の部品群の最高位のレベルが上記排出口の下縁よりも下位に位置するように、補給口から該収納ドラム内に部品を補給するホッパを備え、
    上記ホッパの補給口を、上記ディスクの下死点に位置したセルよりも上記ディスクの正回転方向下流側に位置させたことを特徴とする部品供給装置。
  2. 機台に設けられ底壁及び側壁を備え部品を複数収納するとともに上記底壁の側壁側に部品を排出する排出口を設けた収納ドラムと、該収納ドラムの底壁内面に沿って回転可能に設けられるとともに中心軸を中心とし上記排出口を通る仮想円上に所定角度間隔で設けられ部品を1個収容する複数の貫通したセルを有した円盤状のディスクと、該ディスクを回転駆動するディスク駆動部とを有した部品供給部を備えた部品供給装置において、
    上記収納ドラム及びディスクを、該収納ドラムの排出口が最上位に位置するように、上記機台の上下方向に対して所定角度傾斜させ、上記ディスク駆動部による上記ディスクの正回転により該ディスクのセルが上死点に至ったとき該セルを上記排出口に重合させて該セル内に収容された部品を該排出口から排出させるようにし、
    上記収納ドラムの側壁の下側に、両側縁が上記側壁内面に接し母線が上記側壁内面の母線と平行で下に凸の円弧面を有した部品を受けるガイド板を設け、且つ、該ガイド板をその円弧状の下縁が上記中心軸より下側に位置する複数のセルの下側の開口縁に略沿うように設けたことを特徴とする部品供給装置。
  3. 上記ガイド板を、その下縁が上記ディスクの下死点に位置するセルの下側の開口縁よりも僅かに上側に位置するように設けたことを特徴とする請求項2記載の部品供給装置。
  4. 機台に設けられ底壁及び側壁を備え部品を複数収納するとともに上記底壁の側壁側に部品を排出する排出口を設けた収納ドラムと、該収納ドラムの底壁内面に沿って回転可能に設けられるとともに中心軸を中心とし上記排出口を通る仮想円上に所定角度間隔で設けられ部品を1個収容する複数の貫通したセルを有した円盤状のディスクと、該ディスクを回転駆動するディスク駆動部とを有した部品供給部を備えた部品供給装置において、
    上記収納ドラム及びディスクを、該収納ドラムの排出口が最上位に位置するように、上記機台の上下方向に対して所定角度傾斜させ、上記ディスク駆動部による上記ディスクの正回転により該ディスクのセルが上死点に至ったとき該セルを上記排出口に重合させて該セル内に収容された部品を該排出口から排出させるようにし、
    上記中心軸に直交する平面から見て、上記ディスクのセルを上記仮想円上に中心点を有する円形に形成し、上記排出口を上記セルの内径より僅かに大きい内径を有し上記仮想円の円周方向に沿って延びる長孔状に形成したことを特徴とする部品供給装置。
  5. 上記収納ドラムの底壁の外側に、上記排出口よりも上記ディスクの正回転方向下流側から上記排出口及びセルに向けて斜めにエアを吹き付けるエアノズルを設けたことを特徴とする請求項4記載の部品供給装置。
  6. 機台に設けられ底壁及び側壁を備え部品を複数収納するとともに上記底壁の側壁側に部品を排出する排出口を設けた収納ドラムと、該収納ドラムの底壁内面に沿って回転可能に設けられるとともに中心軸を中心とし上記排出口を通る仮想円上に所定角度間隔で設けられ部品を1個収容する複数の貫通したセルを有した円盤状のディスクと、該ディスクを回転駆動するディスク駆動部とを有した部品供給部を備えた部品供給装置において、
    上記収納ドラム及びディスクを、該収納ドラムの排出口が最上位に位置するように、上記機台の上下方向に対して所定角度傾斜させ、上記ディスク駆動部による上記ディスクの正回転により該ディスクのセルが上死点に至ったとき該セルを上記排出口に重合させて該セル内に収容された部品を該排出口から排出させるようにし、
    上記排出口から排出される部品を貯留する第1部品貯留部及び第2部品貯留部を並設し、上記排出口から上記第1部品貯留部及び第2部品貯留部に夫々部品を移送する移送経路を形成するシュータを設け、該シュータの移送経路を駆動されて上記排出口から上記第1部品貯留部及び第2部品貯留部の何れかに至る移送経路に切換える切換え機構を設け、該切換え機構を駆動する切換え駆動部を設け、該切換え駆動部による切換え機構の切換えにより一回当たり供給すべき部品の総数を第1部品貯留部及び第2部品貯留部に振り分けて貯留可能にし、
    上記シュータを、上記排出口からの部品を受けて流下させる主シュータと、該主シュータに分岐して連設される入口を有し上記第1部品貯留部に向けて部品を流下させる第1分岐シュータと、上記主シュータに分岐して連設される入口を有し上記第2部品貯留部に向けて部品を流下させる第2分岐シュータとを備えて構成し、上記切換え機構を、上記第1分岐シュータ及び第2分岐シュータの連設部に回動可能に設けられ回動させられて上記第1分岐シュータの入口を開にし第2分岐シュータの入口を閉にして第1分岐シュータの移送を有効にする第1移送位置及び上記第1分岐シュータの入口を閉にし第2分岐シュータの入口を開にして第2分岐シュータの移送を有効にする第2移送位置の2位置に位置させられるゲート部材を備えて構成し、
    上記主シュータを上記収納ドラムの中心軸に直交し該収納ドラムの底壁に沿わせるように配置し、側面から見て上記各分岐シュータを上記主シュータに対して略直角になるように連設したことを特徴とする部品供給装置。
  7. 機台に設けられ底壁及び側壁を備え部品を複数収納するとともに上記底壁の側壁側に部品を排出する排出口を設けた収納ドラムと、該収納ドラムの底壁内面に沿って回転可能に設けられるとともに中心軸を中心とし上記排出口を通る仮想円上に所定角度間隔で設けられ部品を1個収容する複数の貫通したセルを有した円盤状のディスクと、該ディスクを回転駆動するディスク駆動部とを有した部品供給部を備えた部品供給装置において、
    上記収納ドラム及びディスクを、該収納ドラムの排出口が最上位に位置するように、上記機台の上下方向に対して所定角度傾斜させ、上記ディスク駆動部による上記ディスクの正回転により該ディスクのセルが上死点に至ったとき該セルを上記排出口に重合させて該セル内に収容された部品を該排出口から排出させるようにし、
    上記排出口から排出される部品を貯留する第1部品貯留部及び第2部品貯留部を並設し、上記排出口から上記第1部品貯留部及び第2部品貯留部に夫々部品を移送する移送経路を形成するシュータを設け、該シュータの移送経路を駆動されて上記排出口から上記第1部品貯留部及び第2部品貯留部の何れかに至る移送経路に切換える切換え機構を設け、該切換え機構を駆動する切換え駆動部を設け、該切換え駆動部による切換え機構の切換えにより一回当たり供給すべき部品の総数を第1部品貯留部及び第2部品貯留部に振り分けて貯留可能にし、
    上記第1部品貯留部に貯留された部品を計量する第1計量器及び上記第2部品貯留部に貯留された部品を計量する第2計量器を設け、開始信号があったとき上記シュータの移送経路を上記排出口から上記第1部品貯留部に至る移送経路にして部品を供給する第1モード及び上記シュータの移送経路を上記排出口から上記第2部品貯留部に至る移送経路にして部品を供給する第2モードの順に上記ディスク駆動部及び切換え駆動部を制御する制御部を備え、
    該制御部は、一回当たり供給すべき部品の総数が振り分けられて定められるとともに上記第1部品貯留部に貯留する部品の必要個数及び上記第2部品貯留部に貯留する部品の必要個数が夫々設定されてこれを記憶する必要個数記憶手段と、第1モード時に上記必要個数記憶手段が記憶した第1部品貯留部の部品の必要個数に対応して上記ディスクを所要角度正回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出するとともに第2モード時に上記必要個数記憶手段が記憶した第2部品貯留部の部品の必要個数に対応して上記ディスクを所要角度正回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する通常始動停止指令送出手段と、第1モード時に上記ディスクの所要角度分の回転があったとき上記第1計量器での計量結果に基づいて第1部品貯留部に貯留された部品の貯留個数を算出するとともに第2モード時に上記ディスクの所要角度分の回転があったとき上記第2計量器での計量結果に基づいて第2部品貯留部に貯留された部品の貯留個数を算出する貯留個数算出手段と、第1モード時に上記貯留個数算出手段が算出した第1部品貯留部の貯留個数と上記必要個数記憶手段が記憶した第1部品貯留部の必要個数とを比較して不足数を算出するとともに第2モード時に上記貯留個数算出手段が算出した第2部品貯留部の貯留個数と上記必要個数記憶手段が記憶した第2部品貯留部の必要個数とを比較して不足数を算出する不足数算出手段と、第1モード時に上記不足数算出手段が不足数を算出したとき当該不足数に対応して上記ディスクを所要角度回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出するとともに第2モード時に上記不足数算出手段が不足数を算出したとき当該不足数に対応して上記ディスクを所要角度回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する不足時始動停止指令送出手段と、第1モード時に上記不足数算出手段が算出する不足数がゼロのとき上記切換え駆動部に切換え指令を送出して第2モードにする切換え指令送出手段とを備えたことを特徴とする部品供給装置。
  8. 上記シュータを、上記排出口からの部品を受けて流下させる主シュータと、該主シュータに分岐して連設される入口を有し上記第1部品貯留部に向けて部品を流下させる第1分岐シュータと、上記主シュータに分岐して連設される入口を有し上記第2部品貯留部に向けて部品を流下させる第2分岐シュータとを備えて構成し、上記切換え機構を、上記第1分岐シュータ及び第2分岐シュータの連設部に回動可能に設けられ回動させられて上記第1分岐シュータの入口を開にし第2分岐シュータの入口を閉にして第1分岐シュータの移送を有効にする第1移送位置及び上記第1分岐シュータの入口を閉にし第2分岐シュータの入口を開にして第2分岐シュータの移送を有効にする第2移送位置の2位置に位置させられるゲート部材を備えて構成したことを特徴とする請求項7記載の部品供給装置。
  9. 上記ディスクのセルが上記排出口に対して所定位置関係にあり上記所要角度を規定する基準となる停止基準位置を定め、上記ディスクが停止基準位置に在るか否かを検知する停止位置検知手段を備え、上記制御部は、上記通常始動停止指令送出手段若しくは上記不足時始動停止指令送出手段からの始動停止指令が送出される際上記停止位置検知手段が否を検知しているときは上記ディスクの正回転に先立って上記停止位置検知手段が在るを検知するまで該ディスクを逆回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する位置修正手段を備えたことを特徴とする請求項7または8記載の部品供給装置。
  10. 上記制御部は、上記不足時始動停止指令送出手段からの始動停止指令が所定回数を超えるとき該始動指令の送出に先立って上記ディスクを所定角度逆回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する逆転調整手段を備えたことを特徴とする請求項7乃至9何れかに記載の部品供給装置。
  11. 上記収納ドラム内に収容される複数の部品群の最高位のレベルが上記排出口の下縁よりも下位に位置するように、補給口から該収納ドラム内に部品を補給するホッパを備えたことを特徴とする請求項2乃至10何れかに記載の部品供給装置。
  12. 上記ホッパの補給口を、上記ディスクの下死点に位置したセルよりも上記ディスクの正回転方向下流側に位置させたことを特徴とする請求項11記載の部品供給装置。
  13. 上記収納ドラムの側壁の下側に、両側縁が上記側壁内面に接し母線が上記側壁内面の母線と平行で下に凸の円弧面を有した部品を受けるガイド板を設け、且つ、該ガイド板をその円弧状の下縁が上記中心軸より下側に位置する複数のセルの下側の開口縁に略沿うように設けたことを特徴とする請求項1,4乃至12何れかに記載の部品供給装置。
  14. 上記ガイド板を、その下縁が上記ディスクの下死点に位置するセルの下側の開口縁よりも僅かに上側に位置するように設けたことを特徴とする請求項13記載の部品供給装置。
  15. 上記中心軸に直交する平面から見て、上記ディスクのセルを上記仮想円上に中心点を有する円形に形成し、上記排出口を上記セルの内径より僅かに大きい内径を有し上記仮想円の円周方向に沿って延びる長孔状に形成したことを特徴とする請求項1乃至3,6乃至14何れかに記載の部品供給装置。
  16. 上記収納ドラムの底壁の外側に、上記排出口よりも上記ディスクの正回転方向下流側から上記排出口及びセルに向けて斜めにエアを吹き付けるエアノズルを設けたことを特徴とする請求項15記載の部品供給装置。
  17. 上記排出口から排出される部品を貯留する第1部品貯留部及び第2部品貯留部を並設し、上記排出口から上記第1部品貯留部及び第2部品貯留部に夫々部品を移送する移送経路を形成するシュータを設け、該シュータの移送経路を駆動されて上記排出口から上記第1部品貯留部及び第2部品貯留部の何れかに至る移送経路に切換える切換え機構を設け、該切換え機構を駆動する切換え駆動部を設け、該切換え駆動部による切換え機構の切換えにより一回当たり供給すべき部品の総数を第1部品貯留部及び第2部品貯留部に振り分けて貯留可能にしたことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の部品供給装置。
  18. 上記シュータを、上記排出口からの部品を受けて流下させる主シュータと、該主シュータに分岐して連設される入口を有し上記第1部品貯留部に向けて部品を流下させる第1分岐シュータと、上記主シュータに分岐して連設される入口を有し上記第2部品貯留部に向けて部品を流下させる第2分岐シュータとを備えて構成し、上記切換え機構を、上記第1分岐シュータ及び第2分岐シュータの連設部に回動可能に設けられ回動させられて上記第1分岐シュータの入口を開にし第2分岐シュータの入口を閉にして第1分岐シュータの移送を有効にする第1移送位置及び上記第1分岐シュータの入口を閉にし第2分岐シュータの入口を開にして第2分岐シュータの移送を有効にする第2移送位置の2位置に位置させられるゲート部材を備えて構成したことを特徴とする請求項17記載の部品供給装置。
  19. 上記主シュータを上記収納ドラムの中心軸に直交し該収納ドラムの底壁に沿わせるように配置し、側面から見て上記各分岐シュータを上記主シュータに対して略直角になるように連設したことを特徴とする請求項18記載の部品供給装置。
  20. 上記第1部品貯留部に貯留された部品を計量する第1計量器及び上記第2部品貯留部に貯留された部品を計量する第2計量器を設け、開始信号があったとき上記シュータの移送経路を上記排出口から上記第1部品貯留部に至る移送経路にして部品を供給する第1モード及び上記シュータの移送経路を上記排出口から上記第2部品貯留部に至る移送経路にして部品を供給する第2モードの順に上記ディスク駆動部及び切換え駆動部を制御する制御部を備え、
    該制御部は、一回当たり供給すべき部品の総数が振り分けられて定められるとともに上記第1部品貯留部に貯留する部品の必要個数及び上記第2部品貯留部に貯留する部品の必要個数が夫々設定されてこれを記憶する必要個数記憶手段と、第1モード時に上記必要個数記憶手段が記憶した第1部品貯留部の部品の必要個数に対応して上記ディスクを所要角度正回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出するとともに第2モード時に上記必要個数記憶手段が記憶した第2部品貯留部の部品の必要個数に対応して上記ディスクを所要角度正回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する通常始動停止指令送出手段と、第1モード時に上記ディスクの所要角度分の回転があったとき上記第1計量器での計量結果に基づいて第1部品貯留部に貯留された部品の貯留個数を算出するとともに第2モード時に上記ディスクの所要角度分の回転があったとき上記第2計量器での計量結果に基づいて第2部品貯留部に貯留された部品の貯留個数を算出する貯留個数算出手段と、第1モード時に上記貯留個数算出手段が算出した第1部品貯留部の貯留個数と上記必要個数記憶手段が記憶した第1部品貯留部の必要個数とを比較して不足数を算出するとともに第2モード時に上記貯留個数算出手段が算出した第2部品貯留部の貯留個数と上記必要個数記憶手段が記憶した第2部品貯留部の必要個数とを比較して不足数を算出する不足数算出手段と、第1モード時に上記不足数算出手段が不足数を算出したとき当該不足数に対応して上記ディスクを所要角度回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出するとともに第2モード時に上記不足数算出手段が不足数を算出したとき当該不足数に対応して上記ディスクを所要角度回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する不足時始動停止指令送出手段と、第1モード時に上記不足数算出手段が算出する不足数がゼロのとき上記切換え駆動部に切換え指令を送出して第2モードにする切換え指令送出手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載の部品供給装置。
  21. 上記ディスクのセルが上記排出口に対して所定位置関係にあり上記所要角度を規定する基準となる停止基準位置を定め、上記ディスクが停止基準位置に在るか否かを検知する停止位置検知手段を備え、上記制御部は、上記通常始動停止指令送出手段若しくは上記不足時始動停止指令送出手段からの始動停止指令が送出される際上記停止位置検知手段が否を検知しているときは上記ディスクの正回転に先立って上記停止位置検知手段が在るを検知するまで該ディスクを逆回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する位置修正手段を備えたことを特徴とする請求項20記載の部品供給装置。
  22. 上記制御部は、上記不足時始動停止指令送出手段からの始動停止指令が所定回数を超えるとき該始動指令の送出に先立って上記ディスクを所定角度逆回転させる上記ディスク駆動部の始動停止指令を送出する逆転調整手段を備えたことを特徴とする請求項20または21記載の部品供給装置。
  23. 上記排出口の回転方向上流側に、基端が側壁に固定されセルの上側を横断する棒状のバネ部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至22何れかに記載の部品供給装置。
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