JP2003261215A - ストッパ、チップ部品の搬送装置及び供給装置 - Google Patents

ストッパ、チップ部品の搬送装置及び供給装置

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JP2003261215A
JP2003261215A JP2002062976A JP2002062976A JP2003261215A JP 2003261215 A JP2003261215 A JP 2003261215A JP 2002062976 A JP2002062976 A JP 2002062976A JP 2002062976 A JP2002062976 A JP 2002062976A JP 2003261215 A JP2003261215 A JP 2003261215A
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chip
chip component
stopper
blade
drum
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JP2002062976A
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English (en)
Inventor
Yutaka Makino
豊 牧野
Fumitsuna Hamada
文綱 浜田
Tatsuro Nagata
達郎 永田
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Fuji Corp
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレード6aを前進・後退させチップ部品を
間欠的に搬送する搬送装置6において、チップ部品9が
跳ね返ることのないストッパ6cを提供すると共に、ブ
レードの上面6bの面粗さが従来より粗くても、何ら問
題なくチップ部品9を安定して送ることのできる搬送装
置6、そのような搬送装置6を有するチップ部品の供給
装置1を提供することにある。 【解決手段】 チップ部品9を位置決め停止させるスト
ッパ6cの当たり面6dを傾斜させ、当たり面6dを耐
摩耗性を有する弾性材料とした。また、シュート下端に
壁面4hを設け、ストッパ6cによるチップ部品先端の
停止位置と壁面4hとの距離Cをチップ部品9の寸法の
整数倍に少しの余裕を持たせた寸度とし、ブレード6a
を後退させたときにチップ部品が後退しない搬送装置6
などとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、まとめて外部貯留
部に投入した多数のチップ部品を整列し搬送装置に供給
する整列装置、整列装置から供給されたチップ部品を1
列に搬送する搬送装置、及び、このような整列装置と搬
送装置及び外部貯留部などからなる供給装置であって、
チップ部品を装着機に供給する供給装置に関する。代表
的なチップ部品を図9に示したが、チップ部品の高さを
H、幅をW、長さをLとしたとき、チップ部品の寸度は
H=W<Lの関係にある。多くの場合、本供給装置によ
り供給されたチップ部品は、装着機のノズルにより持ち
上げられ移送された後に電子基板上に装着される。
【0002】
【従来の技術】従来から、ドラム円弧、ゲート円弧、ゲ
ート開口、シュートなどを有するケースと、水平軸回り
に回転可能に取り付けた円筒形状の仕切壁を有する回転
ドラムとからなる整列装置はあった(特開2000−8
5946号、特開2000−128341号)。これら
の発明においては、ドラムの内側の空間である内部室と
外側の空間であるドーナツ形状の整列室とを仕切壁で隔
て、仕切壁に部品通路を設けていた。内部室のチップ部
品を少しずつ適切な量だけ整列室に供給するためであ
る。部品通路の通路口の寸法A×Eは小さすぎると、な
かなかチップ部品が内部室から整列室に落下しない問題
があった。一方、部品通路の通路口の寸法A×Eが大き
すぎると、過大な個数のチップ部品が内部室から整列室
に落下し、チップ部品が重なりあって整列しにくくなる
問題があった。また、内部室から整列室に落下するチッ
プ部品を適切な量にするため部品通路の通路口を小さく
した場合には、一端部品通路に落下したチップ部品が部
品通路の中で詰まりやすい問題があった。チップ部品が
部品通路の中で詰まると、機械を停止して詰まったチッ
プ部品を取り除かなければならず、余分な作業と生産能
率の低下を招いていた。また、従来から回転ドラムの外
周に爪を設け、整列室のチップ部品をゲート開口部に送
り込んだり、ゲート開口部におけるチップ部品の詰まり
を解消させる機能を持たせていた(特開平11−710
19号、特開2000−53233号、特開2000−
85946号、特開2000−128341号)。これ
らの発明においては、ドラムの爪などに付着したチップ
部品が持ち上げられ、ドラム円弧とゲート円弧とのつな
ぎ目とドラムの爪との間に挟まれ、ドラムの回転を止め
る問題が生じていた。また、チップ部品が破損したり爪
が破損するなどの原因ともなっていた。チップ部品や装
置装置などに油脂分が付着したり、結露した水分が付着
したり、静電気が発生したりするなど、ドラムにチップ
部品が付着する原因は状況によって異なっている。従っ
て、ドラムにチップ部品が付着した場合は機械を分解し
て原因を調査した後に、付着の原因を取り除くために脱
脂材を吹き付けて油脂分をふき取ったり、水分をふき取
った後にドライヤーで乾かしたり、静電気防止スプレー
を吹き付けたりする必要があった。
【0003】従来では、低速の前進と高速の後退を繰り
返すブレードの上にチップ部品を載せて間欠的に送る搬
送装置の先端に設けていたストッパは、ステンレス等の
鋼材を材料としチップ部品が当たる当たり面を垂直面と
していた。しかし、チップ部品の軽量化と送り速度の高
速化に伴い、チップ部品がストッパに当たった後に跳ね
返り位置決め不良が生じたり、搬送装置から飛び出して
しまうなどの問題が生じるようになった。このような問
題を解決するため、ブレードの送りと同期してストッパ
を移動させる発明(特開平11−322062号)、飛
び出し防止のシャッタを設ける発明(特開平11−32
2063号)、マグネットの吸引力を利用して位置決め
を安定させる発明(特開2000−142969号、特
開2000−142970号)など提案されているが、
いずれも構造が複雑となり高価な装置となる問題があっ
た。また従来の搬送装置では、ブレードを低速で前進さ
せチップ部品とブレード上面との静摩擦力によりチップ
部品を前方に送り、ブレードを高速で後退させチップ部
品とブレード上面との間に滑りを発生させてチップ部品
を後退させず、チップ部品を間欠的に搬送していた。し
かし、従来方法ではブレード上面の面粗さを0.1Sと
いった厳しいレベルに管理しなければならずブレードの
制作費は高くなる、また、搬送するチップ部品の材質や
面粗さにより摩擦力は異なり、さらに、チップ部品はロ
ット毎に異なる場合があるので、チップ部品のロット毎
にブレード上面を適切に管理するために要するメンテナ
ンス費用が過大となっていた。また、数多くのチップ部
品を搬送すると粉状の削りカスがブレード上に散在し、
最適状態にメンテナンスしていた場合であっても、チッ
プ部品を安定して搬送することが困難になる問題があっ
た。また、従来ではシュートの下面とブレードの上面と
の隙間が殆どなかったためブレード上面に粉状の削りカ
スが溜まりやすかった。このため従来では搬送装置を分
解して、1日1回乃至1週間に1回程度清掃作業をする
必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたもので、その目的と
するところは、ドラム円弧、ゲート円弧、ゲート開口、
シュートなどを有するケースと、水平軸回りに回転可能
に取り付けた円筒形状の仕切壁を有する回転ドラムとか
らなる整列装置において、内部室のチップ部品を少しず
つ整列室に供給するための部品通路の通路口の寸法A×
Eを適切な寸度として、適度な個数のチップ部品が内部
室から整列室に落下するようにすることにある。また、
チップ部品が部品通路の中で詰まりやすい問題をなく
し、機械を停止して詰まったチップ部品を取り除くとい
った余分な作業を軽減し、生産能率の低下を防ぐことに
ある。また、ドラムの爪などに付着したチップ部品が持
ち上げられ、ドラム円弧とゲート円弧とのつなぎ目とド
ラムの爪との間に挟まれ、ドラムの回転を止めたりチッ
プ部品が破損したり爪が破損するなどの問題をなくすこ
とにある。そして、ドラムにチップ部品が付着した場合
に行っていた、機械を分解して原因を調査して、脱脂材
を吹き付けて油脂分をふき取ったり、水分をふき取った
後にドライヤーで乾かしたり、静電気防止スプレーを吹
き付けたりしていた作業を不要にすることにある。
【0005】また、ブレードを低速で前進させチップ部
品とブレード上面との静摩擦力によりチップ部品を前方
に送り、ブレードを高速で後退させチップ部品とブレー
ド上面との間に滑りを発生させてチップ部品を後退させ
ず、チップ部品を間欠的に搬送する搬送装置において、
軽量化したチップ部品を高速で送っても、チップ部品が
当たった後に跳ね返ることのないストッパを提供し、チ
ップ部品の位置決め不良の発生を防止すると共にチップ
部品が搬送装置から飛び出してしまう問題をなくすこと
にある。また、ブレードの送りと同期してストッパを移
動させる発明(特開平11−322062号)、飛び出
し防止のシャッタを設ける発明(特開平11−3220
63号)、マグネットの吸引力を利用して位置決めを安
定させる発明(特開2000−142969号、特開2
000−142970号)などの持つ、構造が複雑で高
価な装置となる問題をなくすことにある。また、ブレー
ド上面の面粗さについて厳しいレベルに管理しなくとも
チップ部品を安定して搬送可能な構成として、ブレード
を製作容易にすると共に、ロット毎に異なるチップ部品
を送る場合においても、なんら問題なく安定してチップ
部品を送ることのできる搬送装置を提供することにあ
る。また、粉状の削りカスがブレード上に散在してもチ
ップ部品を安定して搬送することが可能な搬送装置を提
供することにある。また、従来機械を分割して行ってい
たブレード上面の清掃作業を、容易に行うことのできる
搬送装置を提供することにある。さらに、以上のような
整列装置と搬送装置とからなるチップ部品の部品供給装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】ドラム円弧とゲート円弧
を有するケースであって、上部においてドラム円弧とゲ
ート円弧とをつなぎ目で連結し、下部においてドラム円
弧とゲート円弧との間の段差をゲート開口とし、ゲート
開口部においてゲート円弧と連結するシュートを有する
ケースと、水平軸回りに回転可能に取り付けた回転ドラ
ムであって、部品通路を有する円筒形状の仕切壁により
ケースとの間の空間を区切り、円柱形状の内部室とドー
ナツ形状の整列室を構成し、さらに、その外周に複数の
爪を有する回転ドラムとからなるチップ部品整列装置に
おいて、処理するチップ部品の高さをHとし、仕切壁の
部品通路の通路口の高さをAとしたときにA=(1.1
〜1.3)×H、通路口の幅をEとしたときにE=
(1.1〜1.3)×H、のそれぞれの値としたことを
特徴とする部品整列装置とする。このようにすると、適
度な個数のチップ部品が内部室から整列室に落下するよ
うになるからである。もっともAやEの値は、上記した
数値範囲の中において(1.15〜1.25)×Hとす
ることが好ましく、さらには1.2×Hとすることが最
も好ましい。また、上記部品整列装置において、回転ド
ラムの仕切壁の部品通路を片末広通路とした部品整列装
置とする。片方でも末広通路とすれば部品通路内でのチ
ップ部品の詰まりの発生を少なくすることができるから
である。また、仕切壁の部品通路を両末広通路とした部
品整列装置とする。両末広通路とすることにより、片末
広通路と比べさらに部品通路内でのチップ部品の詰まり
の発生を少なくすることができるからである。また、回
転ドラムの仕切壁の正面末広通路の角度B若しくは側面
末広角度Dが2〜30度である片末広通路、又は、正面
末広角度Bと側面末広角度Dの両方の角度が2〜30度
である両末広通路とした。このような角度とすると部品
通路内でチップ部品が詰まる頻度が少ないからである。
もっともBやDの値は、上記した数値範囲の中において
7度以上とすることが好ましい。
【0007】また、ドラム円弧とゲート円弧を有するケ
ースであって、上部において前記ドラム円弧と前記ゲー
ト円弧とをつなぎ目で連結し、下部において前記ドラム
円弧と前記ゲート円弧との間の段差をゲート開口とし、
前記ゲート開口部において前記ゲート円弧と連結するシ
ュートを有するケースと、水平軸回りに回転可能に取り
付けた回転ドラムであって、部品通路を有する円筒形状
の仕切壁により前記ケースとの間の空間を区切り、円柱
形状の内部室とドーナツ形状の整列室を構成し、さら
に、その外周に複数の爪を有する回転ドラムとからなる
チップ部品の整列装置において、回転ドラムの回転中心
より上部に払落機構を取り付けたことを特徴とするチッ
プ部品の整列装置とする。チップ部品を払い落とすこと
によりチップ部品がケースのつなぎ目とドラムの爪との
間に挟まれ、ドラムの回転を止めたりチップ部品が破損
したり爪が破損するなどの問題をなくすためである。ま
た、払落機構がブラシ式払落機構、弾性部材式払落機
構、のれん式払落機構、エアー式払落機構のいずれかの
払落機構であることを特徴とするチップ部品の整列装置
とする。ブラシ式払落機構とは、動物繊維、植物繊維、
合成繊維などからなる長い線材からなるブラシを設置し
て、チップ部品が通過するときに抵抗力を及ぼし払い落
とす機構のことをいう。弾性部材式払落機構とは、ブラ
シに変えて弾性部材を設置して、チップ部品が通過する
ときに弾性変形しつつ反力を及ぼし払い落とす機構のこ
とをいう。のれん式払落機構とは、長尺部材を縄のれん
状につり下げたり、短冊状の部材をのれん状につり下
げ、チップ部品が通過するときに抵抗力を及ぼし払い落
とす機構をいう。また、エアー式払落機構とは、チップ
部品に空気流を吹き付け払落機構をいう。
【0008】請求項1の発明は、前進と後退を繰り返す
ブレードの上にチップ部品を載せて間欠的に送る搬送装
置において、その先端に位置しチップ部品を位置決め停
止させるストッパを、その当たり面が下向きに傾斜した
ストッパとする。チップ部品が衝突したときに、当たり
面がチップ部品を押し返す反力を、下向きのベクトルと
してチップ部品の跳ね返りと飛び出しを防ぐため好まし
いからである。請求項2の発明は、請求項1に記載した
ストッパにおいて、当たり面の傾斜角度Hが4〜45度
であることを特徴とするストッパとする。さらには前記
範囲の中でも5〜10度が最も好ましい。この範囲の角
度とするとチップ部品の跳ね返りと飛び出しを防ぐとと
もに、ストッパの逃げストロークを小さくすることがで
きるからである。請求項3の発明は、請求項1又は請求
項2に記載したストッパにおいて、当たり面を耐摩耗性
を有する弾性材料で構成したストッパとする。耐摩耗性
を要するのは多大な頻度でチップ部品と衝突しても摩耗
しないストッパとするためであり、弾性材料としたのは
チップ部品が衝突したときの衝撃を和らげ、チップ部品
の跳ね返りと飛び出しを防ぐためである。請求項4の発
明は、請求項3に記載した弾性材料がポリアセタール、
ナイロン、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレ
ートなどのいわゆるエンジニヤリングプラスチック、又
はニトリルブタジエンゴム、ニトリルイソプレンゴム、
ウレタンゴムなどのいわゆるゴム材料であることを特徴
とするストッパとする。かかるエンジニヤリングプラス
チックやゴム材料が耐摩耗性を有する弾性材料として好
ましいからである。請求項5の発明は、前進と後退を繰
り返すブレードの上にチップ部品を載せて間欠的に送る
搬送装置であって、その先端に請求項1乃至請求項4の
いずれかに記載したストッパを有する搬送装置とした。
チップ部品の跳ね返りと飛び出しの発生しない搬送装置
を提供するためである。
【0009】請求項6の発明は、整列装置の傾斜したシ
ュートから供給されたチップ部品を、前進と後退を繰り
返すブレードの上に載せて間欠的に送り、その先端にお
いてチップ部品を位置決め停止させるストッパを有する
搬送装置であって、シュート下端に壁面を設け、ストッ
パによるチップ部品先端の停止位置と前記壁面との距離
Cを、チップ部品の寸法の整数倍に少しの余裕を持たせ
た寸度とした搬送装置とする。ここで少しの余裕とは、
搬送装置によりチップ部品を前進させストッパに当てて
停止させたときに、先頭のチップ部品から隙間なくチッ
プ部品が並び、最後部にチップ部品1個分に僅かの隙間
を加えた空間が生じ、傾斜したシュート上から斜めの状
態でブレード上に供給されたチップ部品が、水平状態に
なることができる空間が確保できる余裕であればよい。
ワークを送ったときに最後部に生じるチップ部品1個分
に僅かの隙間を加えた空間に、次ぎに搬送するチップ部
品を供給しシュート下端に設けた壁面によりチップ部品
の後退を防ぎ、ブレードの後退時にチップ部品が後退し
ない搬送装置とするためである。またそのようにするこ
とにより、ブレード上面の面粗さを緩和してブレードを
製作容易にすると共に、ロット毎に異なるチップ部品を
送る場合においても、安定してチップ部品を送ることの
できる搬送装置とするためである。また上記した搬送装
置において、シュートの下面とブレードの上面との隙間
Fを5/100ミリ以上とした搬送装置とする。ブレー
ド上に散在する粉状の削りカスを後部に排出し、掃除機
などで容易に吸い出すことができるようにするためであ
る。さらに上記した搬送装置において、搬送するチップ
部品の高さをHとし、シュート下端の壁面のブレードの
上面からの高さをGとしたときに、G≒(1/2)×H
とした搬送装置とする。シュート下端の壁面によるチッ
プ部品の後退を防ぐ機能を発揮させるために好ましい壁
面を提供するためである。請求項7の発明は、請求項6
に記載した搬送装置であってその先端に有するストッパ
が、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載したストッ
パであることを特徴とする搬送装置とする。チップ部品
の跳ね返りと飛び出しの発生しない搬送装置であって、
ブレード上面の面粗さを緩和してこれを製作容易にする
と共に、ロット毎に異なるチップ部品を送る場合におい
ても、安定してチップ部品を送ることのできる搬送装置
とするためである。請求項8の発明は、ドラム円弧とゲ
ート円弧を有するケースであって、上部において前記ド
ラム円弧と前記ゲート円弧とをつなぎ目で連結し、下部
において前記ドラム円弧と前記ゲート円弧との間の段差
をゲート開口とし、前記ゲート開口部において前記ゲー
ト円弧と連結するシュートを有するケースと、水平軸回
りに回転可能に取り付けた回転ドラムであって、部品通
路を有する円筒形状の仕切壁により前記ケースとの間の
空間を区切り、円柱形状の内部室とドーナツ形状の整列
室を構成し、さらに、その外周に複数の爪を有する回転
ドラムとからなるチップ部品の整列装置と、請求項5乃
至請求項7のいずれかにに記載した搬送装置とからなる
部品供給装置とする。チップ部品の整列装置と、チップ
部品の跳ね返りと飛び出しの発生しない搬送装置であっ
て、ブレード上面の面粗さを緩和してこれを製作容易に
すると共に、ロット毎に異なるチップ部品を送る場合に
おいても、安定してチップ部品を送ることのできる搬送
装置とからなる部品供給装置とするためである。請求項
9の発明は請求項8の発明において、チップ部品の整列
装置の回転ドラムの部品通路が片末広通路又は両末広通
路であることを特徴とするチップ部品の供給装置とす
る。部品通路内でチップ部品が詰まる頻度が少ない整列
装置と、チップ部品の跳ね返りと飛び出しの発生しない
搬送装置であって、ブレード上面の面粗さを緩和してこ
れを製作容易にすると共に、ロット毎に異なるチップ部
品を送る場合においても、安定してチップ部品を送るこ
とのできる搬送装置とからなるチップ部品の供給装置と
するためである。請求項10の発明は請求項8に記載し
た発明において、チップ部品の整列装置の回転ドラムの
回転中心より上部に払落機構を取り付けたことを特徴と
するチップ部品の供給装置とする。ケースのつなぎ目と
ドラムの爪との間にチップ部品が挟まれない整列装置
と、チップ部品の跳ね返りと飛び出しの発生しない搬送
装置であって、ブレード上面の面粗さを緩和してこれを
製作容易にすると共に、ロット毎に異なるチップ部品を
送る場合においても、安定してチップ部品を送ることの
できる搬送装置とからなるチップ部品の供給装置とする
ためである。請求項11の発明は請求項8に記載した発
明において、チップ部品の整列装置の回転ドラムの部品
通路が片末広通路又は両末広通路であって、かつ、回転
ドラムの回転中心より上部に払落機構を取り付けたこと
を特徴とするチップ部品の供給装置とする。部品通路内
でチップ部品が詰まる頻度が少なく、ケースのつなぎ目
とドラムの爪との間にチップ部品が挟まれない整列装置
と、チップ部品の跳ね返りと飛び出しの発生しない搬送
装置であって、ブレード上面の面粗さを緩和してこれを
製作容易にすると共に、ロット毎に異なるチップ部品を
送る場合においても、安定してチップ部品を送ることの
できる搬送装置とからなるチップ部品の供給装置とする
ためである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の1実施例を図面に示
し説明する。本実施例に係るチップ部品の供給装置1
は、整列装置2と搬送装置6と外部貯留部7とで構成し
た。整列装置2は回転ドラム3とケース4とで構成し
た。また、外部貯留部7をケースの上部に設置し、傾斜
した供給通路7aを介しケース4に明けた開口である供
給口7bと連結した。ケース4の傾斜したシュート4a
の下には搬送装置6を設け、チップ部品を搬送し図示し
ない装着機にチップ部品を供給する。装着機は搬送装置
6の先頭にある先頭チップ部品9aをノズル8で吸引
し、持ち上げて搬送した後に電子基板上に装着する。回
転ドラム3は、外壁3nと仕切壁3kの2重の壁を持
ち、片側を解放した円筒形状を有している。そして、ケ
ース4に対し水平軸回りに回転可能に取り付け、図示し
ない駆動装置により回転方向3aに6度回転した後に一
端停止を繰り返す(以下単に「タクト運転」という。)
ようにした。そして、回転ドラム3の仕切壁3kの内側
とケース4とからなる円柱形状の空間を内部室3bと
し、仕切壁3kの内部室3b側には円弧状のRコーナ3
mを設けた。部品通路3gは正面視において仕切壁3k
の放線方向に対し傾斜させ、チップ部品の高さHに対し
通路口3fの高さAをA=1.2Hとし、正面末広角度
BをB=8度とした。一方、側面視においては、部品通
路3gをケース4側に偏って設け、通路口3fの幅Eを
E=1.2Hとし、側面末広角度Dを7度とした。そし
て、回転ドラム3の仕切壁3kの外側とケース4とから
なるドーナツ形状の空間を整列室3cとした。整列室3
c外周には側面視において中央部にチップ部品9の寸度
H、Wより少し大きくLより小さい幅の溝である整列溝
3dを設け、整列室3cの内面は傾斜面であるテーパー
面3h、4gとした。また、外壁3nには複数個の爪3
eを設け、仕切壁3kと複数個の爪3eの内の1個との
間にせき3jを設け、仕切壁3kにはせき3jの回転方
向3a前方に開口する穴であるバイパス3iを設けた。
ケース4は片面を解放した円筒形状の窪みを有し、前記
窪みはドラム円弧4cとゲート円弧4dとを有し、上部
においてドラム円弧4cとゲート円弧4dとをつなぎ目
4eで連結した。また、ケース4は下部においてドラム
円弧4cとゲート円弧4dとの間の段差をゲート開口4
kとし、ゲート開口4k部においてゲート円弧4dと連
結するシュート4aを設けた。またケース4の回転中心
2aより上部には取付部4fを設け、ブラシ式払落機構
5を取り付けた。取付部4fはブラシ5aを差し込むだ
けで固定可能な構成とし、ブラシ5aは長尺の線材5b
の束と長尺の線材5bを束ねる金具5cとからなるもの
とした。本実施例ではブラシ5aの線材5bとしてナイ
ロンを使用し、爪3eに押し曲げられても線材5bが復
元可能な位置にブラシ5aを固定し、線材5bの先端が
爪3eの内側近くまで伸びる長さとした。
【0011】上記実施例に係る整列装置2の作用につい
て説明する。チップ部品9を外部貯留部7に投入する
と、チップ部品9は傾斜した供給通路7aを通り供給口
7bから内部室3bに供給される。回転ドラム3のタク
ト運転と共に、内部室3bに滞留するチップ部品9は回
転方向に3a持ち上げられ、その後反転して落下したり
しながらRコーナ3mによりケース4側に押し出され
る。仕切壁3kのケース4側には、高さA=1.2Hで
あって幅E=1.2Hとした通路口3fが設けてあるの
で、その前後面9bを通路口3fの形状に合わせて向い
たチップ部品9のみが通路口3fに入り込むため、チッ
プ部品9は適度の頻度で部品通路3gに流れ込むことに
なる。また部品通路3gは、正面末広角度BをB=8度
とし、側面末広角度Dを7度とした両末広通路としたた
め、チップ部品9が部品通路3g内で詰まることが少な
くなった。部品通路3gを通過した後にチップ部品9は
整列室3cに落下する。整列室3cにはテーパー面3
h、4gが設けてあるので、チップ部品9は側面視にお
いて中央に案内され、チップ部品9は図5に示すように
前後面9bが整列溝3dにはまり込むようにして整列す
る。整列溝3d内に整列したチップ部品9は爪3eに押
され、ゲート開口4kからシュート4a上に滑り落ち
る。本実施例では回転ドラム3をタクト回転させたの
で、チップ部品9がゲート円弧4dを上高く持ち上げら
れることが少なく、シュート4aへの滑り込みの効率が
高い。その後チップ部品9はシュート4a上に並びその
最下端において搬送装置6に供給される。回転ドラム3
の内面や爪3eに付着したチップ部品9や、整列溝3d
にはまり込まなかったチップ部品9は、回転ドラム3の
回転と共に持ち上げられる。このように持ち上げられた
チップ部品9の内の、爪3eの内側より外周に存在する
ものはブラシ5aに払い落とされる。整列室3c内に落
下してシュート4a上やゲート円弧4d上に整列してい
ないチップ部品9は回転ドラム3が1回転すると、せき
3jにより持ち上げられバイパス3iを通って内部室3
bに戻される。
【0012】上記実施例では、部品通路3gを1個設け
たが、内部室から整列室へのチップ部品の供給量を多く
したいときは複数個の部品通路3gを設ければよく、上
記した実施例にこだわるものではない。また上記実施例
では、通路口3fの高さAをA=1.2Hとし、通路口
3fの幅EをE=1.2Hとしたが、この値にこだわる
ものではなく、内部室から整列室へのチップ部品の供給
量の多少に合わせ、A、E共に(1.1〜1.3)×H
の範囲の値に適宜定めればよく、さらにはA、E共に
(1.15〜1.25)×Hの範囲の値とすることが好
ましい。また上記実施例では、部品通路3gを両末広通
路としたが、正面末広通路や側面末広通路といった片末
広通路としてもそれなりの効果は期待でき、チップ部品
9が部品通路3g内で詰まることが少なくなる。また上
記実施例では、部品通路3gを正面末広角度BをB=8
度とし、側面末広角度Dを7度としたが、B、D共に2
〜30度の範囲の値とすればよく、さらにはB、D共に
7度以上の値とすることが好ましい。また上記実施例で
は、ブラシ5aによるブラシ式払落機構5とし、ナイロ
ンからなる線材5bを使用した、しかしナイロンでなく
ポリエステルやポリプロピレンなど他の合成繊維でも、
動物繊維や植物繊維でもよく上記した実施例にこだわる
ものではない。また、ブラシ5aに変えて弾性部材を使
用した弾性部材式払落機構としてもよい。板バネ、コイ
ルバネ、バネ鋼などからなる線材などの弾性部材を設置
しても、チップ部品を払い落とすことができるからであ
る。また図3に示したように取付具5fとつり下材5e
とからなる、のれん式払落機構5dとしてもよい。のれ
ん式払落機構5dとは、紐、チェン、棒材などの長尺部
材をつり下材5eとして縄のれん状につり下げたり、短
冊状の板ゴムやプラスチック板などをつり下材5eとし
てのれん状につり下げ、チップ部品が通過するときに抵
抗力を及ぼし払い落とす機構をいう。さらに図3に示し
たようにノズル5hを取り付けたエアー配管5iを行っ
て、圧縮エアーを吹き付けるエアー式払落機構5gとし
てもよい。チップ部品に空気流を吹き付けることにより
払い落とすことができるからである。
【0013】また本実施例に係る搬送装置6は、低速の
前進と高速の後退を繰り返すブレード6aと、ブレード
6aの先端に位置しチップ部品を位置決め停止させるス
トッパ6cと、ブレード6aの後端に位置しチップ部品
をブレード上面6bに供給する傾斜したシュート4aな
どで構成した。またブレード6aの真上には天井4j
を、ブレード6aの上部の両サイドにガイド6f、6g
をそれぞれ設け、ブレードの上面6bの上にチップ部品
の通る空間を構成した。また、先頭のチップ部品9aの
側面に当たる位置においてガイド6fに開口を設け押棒
6eを取り付けた。押棒6eは図示しない駆動装置によ
りスライド可能な構成とした。また、先頭のチップ部品
9aの真上に当たる部分は開口とした。また、ストッパ
6cの当たり面6dを下向きに傾斜させ、傾斜角Hを5
度とした。当たり面6dには耐摩耗性を有する弾性材料
としてポリカーボネートを使用した。ストッパ6cは図
示しない駆動装置により、位置決位置(図6の実線で示
した位置)と開き位置(図6の一点鎖線で示した位置)
とを移動可能な構成とした。また、シュート下端に壁面
4hを設け、ストッパ6cによるチップ部品先端の停止
位置と壁面4hとの距離Cを、チップ部品の寸法の整数
倍に少しの余裕を持たせた寸度とした。少しの余裕と
は、搬送装置6によりチップ部品を前進させストッパに
当てて停止させたときに、先頭のチップ部品から隙間な
くチップ部品が並び、最後部にチップ部品1個分に僅か
の隙間を加えた空間が生じ、傾斜したシュート上から斜
めの状態でブレード6a上に供給されたチップ部品が、
水平状態になることができる空間が確保できる余裕であ
ればよい。また、シュートの下面4iとブレードの上面
6bとの隙間Fを5/100ミリとした。そして、搬送
するチップ部品の高さをHに対し、シュート下端の壁面
4hのブレードの上面からの高さGを、G=(1/2)
×Hとした。
【0014】上記実施例に係る搬送装置6の作用につい
て説明する。斜面状のシュート4a上に並んだチップ部
品はブレード6a上に供給される。ブレード6aにはチ
ップ部品が多数並びブレード6aの前進に伴い一斉に前
進する。その後、先頭のチップ9aがストッパ6cに当
たりチップ部品の前進は停止する。このとき、押棒6e
を前進させ先頭のチップ部品9aをガイド6gに向かっ
て押しつける。そしてブレード6aを後退させると、先
頭のチップ部品9aのみを切り離すことができる。そし
てストッパを開き位置に移動させ、装着機のノズル8で
先頭のチップ部品9aを吸着し、持ち上げて運んだ後に
電子基板上に装着する。本発明では、ストッパ6cの当
たり面6dを傾斜させたため、チップ部品9が衝突した
ときに当たり面6dが押し返す反力が下向きのベクトル
となり、チップ部品の跳ね返りと飛び出しが生じない。
また、ストッパ6cの当たり面6dを耐摩耗性を有する
弾性材料であるポリカーボネートで構成したので、多大
な頻度でチップ部品が衝突しても摩耗しないストッパで
あって、しかも、チップ部品9が衝突したときの衝撃を
和らげ、チップ部品の跳ね返りと飛び出しが生じない。
具体的には、従来ではノズル8へのチップ部品9の受け
渡し成功率が90%であったものが99.9%まで向上
した。また、シュート下端に壁面4hを設け、ストッパ
6cによるチップ部品先端の停止位置と壁面4hとの距
離Cを、チップ部品9の寸法の整数倍に少しの余裕を持
たせた寸度としたので、ワークを送ったときに最後部に
生じるチップ部品1個分に僅かの隙間を加えた空間に、
次ぎに搬送するチップ部品を供給して前記チップ部品1
個分の空間を埋め、シュート下端に設けた壁面4hによ
りチップ部品全体の後退を防ぐことが可能となり、ブレ
ード6aの後退時にチップ部品が後退しない搬送装置と
することができた。このため、ブレードの上面6bの面
粗さについて従来は0.1Sを必要としていたものを、
本発明により1Sの面粗さを許容してブレード6aの製
作を容易にすると共に、ロット毎に異なるチップ部品を
送る場合においても、常に安定してチップ部品を送るこ
とができるようになった。また、ブレード6aの後退時
にチップ部品が後退しない搬送装置としたので、ブレー
ド上面6bとチップ部品との摩擦係数を高めることが可
能となり、従来と比べ送り速度の速い搬送装置とするこ
とが可能となった。また、シュートの下面4iとブレー
ドの上面6bとの隙間Fを5/100ミリとしたので、
ブレードの上面6bに散在する粉状の削りカスを後部に
排出し、掃除機などで容易に吸い出すことができるよう
になった。
【0015】上記実施例では、ストッパの当たり面6d
の傾斜角度Hを5度としたが、これにこだわるものでは
なく、傾斜角度Hは4〜45度の範囲であればよい。当
たり面6dをこの範囲の角度とすると、チップ部品の跳
ね返りと飛び出しを防ぐため好ましいからである。ま
た、上記実施例ではストッパの当たり面6dに使用する
耐摩耗性を有する弾性材料としてポリカーボネートを使
用したが、他にも、ポリアセタール、ナイロン、ポリブ
チレンテレフタレートなどのいわゆるエンジニヤリング
プラスチック、及び、ニトリルブタジエンゴム、ニトリ
ルイソプレンゴム、ウレタンゴムなどのいわゆるゴム材
料なども適しており、上記した実施例にこだわるもので
はない。また、上記実施例ではシュートの下面4iとブ
レードの上面6bとの隙間Fを5/100ミリとした
が、隙間Fは5/100ミリ以上であればよい。ただ
し、壁面4hよるチップ部品の後退防止機能を阻害しな
い範囲とする。チップ部品に傷を付けることなく安定し
てチップ部品の後退を防止するためである。また上記実
施例では、低速の前進と高速の後退を繰り返すブレード
6aとしたが、ブレード上面6bとチップ部品との摩擦
係数を高めることにより、同じ速度の前進と後退を繰り
返すブレードからなる搬送装置としてもよい。このよう
にすると従来と比べ構造の簡単な搬送装置とすることが
できる。
【0016】
【発明の効果】本発明により整列装置において、部品通
路の通路口の寸法A×Eを適切な寸度としたので、適度
な個数のチップ部品が内部室から整列室に落下するよう
にすることができた。また本発明により部品通路を、適
切な正面末広通路の角度B又は側面末広角度Dを有する
片末広通路、適切な正面末広通路の角度B及び側面末広
角度Dを有する両末広通路などとしたので、チップ部品
が部品通路の中で詰まりやすい問題がなくなり、機械を
停止して詰まったチップ部品を取り除くといった作業を
軽減し、生産能率の低下を防ぐことができた。また、払
落機構を取り付けたので、チップ部品がドラム円弧とゲ
ート円弧とのつなぎ目とドラムの爪との間に挟まれ、ド
ラムの回転を止めたりチップ部品が破損したり爪が破損
するなどの問題をなくすことができた。そして、ドラム
にチップ部品が付着した場合に行っていた、機械を分解
して原因を調査して、脱脂材を吹き付けて油脂分をふき
取ったり、水分をふき取った後にドライヤーで乾かした
り、静電気防止スプレーを吹き付けたりしていた作業を
不要にすることができた。また、ブレードの前進と後退
により搬送する搬送装置において、軽量化したチップ部
品を高速で送っても、チップ部品が当たった後に跳ね返
ることのないストッパを提供したので、チップ部品の位
置決め不良の発生を防止すると共にチップ部品が搬送装
置から飛び出してしまう問題をなくすことができた。ま
た、ブレードの送りと同期してストッパを移動させる発
明、飛び出し防止のシャッタを設ける発明、マグネット
の吸引力を利用して位置決めを安定させる発明などの持
つ、構造が複雑で高価な装置となる問題をなくすことが
できた。また、ブレード上面の面粗さについて厳しく要
求せずこれを製作容易にすると共に、ロット毎に異なる
チップ部品を送る場合においても、安定してチップ部品
を送ることのできる搬送装置を提供することができた。
また、粉状の削りカスがブレード上に散在してもチップ
部品を安定して搬送することが可能な搬送装置であっ
て、従来機械を分割して行っていたブレード上面の清掃
作業を、容易に行うことのできる搬送装置を提供するこ
とができた。さらに、以上のような整列装置と搬送装置
とからなるチップ部品の部品供給装置を提供することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る部品供給装置の構成を表した正
面視断面図である。
【図2】本実施例に係る整列装置の構成を表した正面視
断面図である。
【図3】払落装置の他の実施例を表した正面視部分断面
図である。
【図4】図2のK−K視部分断面図である。
【図5】図2のJ−J視部分断面図である。
【図6】本実施例に係る搬送装置の先端部を拡大した正
面視部分断面図である。
【図7】図6の平面視部分断面図である。
【図8】本実施例に係る搬送装置の後端部を拡大した正
面視部分断面図である
【図9】チップ部品の外観を表す斜視図である。
【符号の説明】
1 :供給装置 2 :整列装置 2
a:回転中心 3 :回転ドラム 3a:回転方向 3
b:内部室 3c:整列室 3d:整列溝 3
e:爪 3f:通路口 3g:部品通路 3
h:テーパー面 3i:バイパス 3j:せき 3
k:仕切壁 3m:Rコーナ 3n:外壁 4
:ケース 4a:シュート 4c:ドラム円弧 4
d:ゲート円弧 4e:つなぎ目 4f:取付部 4
g:テーパー面 4h:壁面 4i:下面 4
j:天井 4k:ゲート開口 5 :ブラシ式払落機構 5
a:ブラシ 5b:線材 5c:金具 5
d:のれん式払落機構 5e:つり下材 5f:取付具 5
g:エアー式払落機構 5h:ノズル 5i:エアー配管 6
:搬送装置 6a:ブレード 6b:上面 6
c:ストッパ 6d:当たり面 6e:押棒 6
f:ガイド 6g:ガイド 7 :外部貯留部 7
a:供給通路 7b:供給口 8 :ノズル 9
:チップ部品 9a:先頭チップ部品 9b:前後面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 文綱 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内 (72)発明者 永田 達郎 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内 Fターム(参考) 3F037 BA03 CA01 CB03 CC09 3F080 AA13 BA01 BA02 BC01 BC08 BD15 BF05 BF28 CC04 CC09 CC20 CC26 CC28 CE15 DA17 DA18 5E313 AA03 CC07 CD05 DD10 DD11 DD42

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進と後退を繰り返すブレードの上にチ
    ップ部品を載せて間欠的に送る搬送装置において、その
    先端に位置するチップ部品を位置決め停止させるストッ
    パであって、チップ部品を停止させる面(以下単に「当
    たり面」という。)を下向きに傾斜させたことを特徴と
    するストッパ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したストッパにおいて、
    当たり面の傾斜角度Hが4〜45度であることを特徴と
    するストッパ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載したストッ
    パにおいて、当たり面を耐摩耗性を有する弾性材料で構
    成したことを特徴とするストッパ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した弾性材料がポリアセ
    タール、ナイロン、ポリカーボネート、ポリブチレンテ
    レフタレートなどのいわゆるエンジニヤリングプラスチ
    ック、又はニトリルブタジエンゴム、ニトリルイソプレ
    ンゴム、ウレタンゴムなどのいわゆるゴム材料であるこ
    とを特徴とするストッパ。
  5. 【請求項5】 前進と後退を繰り返すブレードの上にチ
    ップ部品を載せて間欠的に送る搬送装置であって、その
    先端に請求項1乃至請求項4のいずれかに記載したスト
    ッパを有することを特徴とするチップ部品の搬送装置。
  6. 【請求項6】 整列装置の傾斜したシュートから供給さ
    れたチップ部品を、前進と後退を繰り返すブレードの上
    に載せて間欠的に送り、その先端においてチップ部品を
    位置決め停止させるストッパを有する搬送装置におい
    て、 前記シュート下端に壁面を設け、前記ストッパによるチ
    ップ部品先端の停止位置と前記壁面との距離Cを、チッ
    プ部品の寸法の整数倍に少しの余裕を持たせた寸度とし
    たことを特徴とする搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載した搬送装置であって、
    その先端に有するストッパが請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載したストッパであることを特徴とする搬送
    装置。
  8. 【請求項8】 ドラム円弧とゲート円弧を有するケース
    であって、上部において前記ドラム円弧と前記ゲート円
    弧とをつなぎ目で連結し、下部において前記ドラム円弧
    と前記ゲート円弧との間の段差をゲート開口とし、前記
    ゲート開口部において前記ゲート円弧と連結するシュー
    トを有するケースと、 水平軸回りに回転可能に取り付けた回転ドラムであっ
    て、部品通路を有する円筒形状の仕切壁により前記ケー
    スとの間の空間を区切り、円柱形状の内部室とドーナツ
    形状の整列室を構成し、さらに、その外周に複数の爪を
    有する回転ドラムとからなるチップ部品の整列装置と、
    請求項5乃至請求項9のいずれかに記載した搬送装置と
    からなるチップ部品の供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載した供給装置においてチ
    ップ部品の整列装置が、その回転ドラムの部品通路が片
    末広通路又は両末広通路である整列装置、としたことを
    特徴とするチップ部品の供給装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載した供給装置において
    チップ部品の整列装置が、その回転ドラムの回転中心よ
    り上部に払落機構を取り付けた整列装置、としたことを
    特徴とするチップ部品の供給装置。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載した供給装置において
    チップ部品の整列装置が、その回転ドラムの部品通路が
    片末広通路又は両末広通路であって、かつ、回転ドラム
    の回転中心より上部に払落機構を取り付けた整列装置、
    としたことを特徴とするチップ部品の供給装置。
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