JP4692734B2 - 頭付き部品の規定数取り出し装置 - Google Patents
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このため従来、ボルトなどの部品を収納した容器などから当該部品を機械的に取り出して供給することによって管理を容易にする各種の装置が提案されている。
特許文献1には、頭付き部品の整列搬送装置が示されており、ホッパー内のボルト状の部品を一対の斜面の立壁部を形成したブレードで押し上げて開口部から整列して取出す取り出し装置が開示されている。特許文献2には、ホッパに収容した部品を押し上げ具で押し上げて溝付きシュートに供給し、該シュートの下流側に定数取り出し器を設置した取り出し装置が開示されている。また、特許文献3には、ナット状の部品をホッパーから取り出して整列させ、規定数を外部に取り出すことができる機構を有する取り出し装置が開示されている。特許文献4には、ホッパー内の部品(ワッシヤー)を整列させて取出すときに規定数に切り分けるストッパー機構が開示されている。
保持機構において保持された頭付き部品の数が、予め定めた所定数に達した場合、取り出し制御部によって制御がなされて押し上げ機構による取り出しが停止する。これにより超過した数の頭付き部品が取り出されて整列機構で詰まったり滞留が生じたりするのを未然に防止する。上記保持機構に保持された頭付き部品は、払い出し機構により規定数が払い出され、取り出された部品の員数管理を容易に行うことができる。
上記した押し上げ部の上面は、頭付き部品の寸法、形状、取り出したい部品の数によって、部品載置面の大きさや形状、部品排除斜面の形状、傾斜角度などが異なってくる。したがって、少なくとも押し上げ部の上面形状を含む部位を取り替え可能とすることによって、異なるサイズの部品取り出しにも容易に対応することができる。
規定数取り出し装置は、ボルト1を収納するホッパ形状の収納部2を有している。該収納部2は、周囲が側壁で囲まれて底部に傾斜を有する底面2aを有し、該底面2aの下流側に、四角穴形状の開口穴2bを有している。該開口穴2bには、後述する断面矩形状の押し上げ部4が上下動可能に挿通されている。また、収納部2の前方壁(底面下流側)は、他の側壁よりも高さを低くしてボルト1の乗り越えを可能とした仕切壁3となっている。
また、対向壁9a、9bは、間隙を保って、それぞれの上面が斜行するように配置されており、ボルトの自重を利用した搬送が可能になっている。整列部10は、対向壁9a、9bの上流側を前記したボルト滑落板7の直下に位置させており、該整列部10の下流端側に払い出し機構20を設置している。
なお、ストッパ部材34は雄ネジ形状を有し、ストッパレバー30に設けた取り付けネジ溝33に螺合されており、ネジ回転によって下方突出量を調整して、ボルト頭部1aへの接触位置が調整可能になっている。また、ストッパレバー30の端部には、複数の取り付けネジ溝33が位置を異にして設けられており(例えば5mm間隔)、ストッパ部材34を取り付ける取り付けネジ溝33を選択することによってストッパレバー30の回転によってストッパ部材34が当接するボルト1の所定位置を変更することが可能になっている。このストッパ部材34は、払い出し機構20において払い出されるボルトの規定数を定めるものであり、上記のようにストッパ部材34が接するボルトの所定位置を変更することで、払い出し口から一度に払い出されるボルト本数を変えることができる。
先ず、所定寸法のボルト1…1を収納部2に収納し、取り出しに備え、図示しない補給スイッチのオンなどによって動作を開始する。この状態では、整列部10では、所定数のボルト1が保持されるに至っていないものとする。整列部10では、保持センサ15によって所定位置にボルト1が保持されているか否かが検知され(ステップS1)、検知結果(この場合、所定位置でのボルト保持無しが検知される)が取り出し装置制御部17に与えられる。なお、所定数のボルトが保持されていると判定される場合には補給動作を終了する。取り出し装置制御部17では、所定数のボルト1が整列部10に保持されていないと判定し、エアシリンダ5に対し所定の位置までの上昇命令を出力する。このとき、押し上げ部4は収納部2内の下方の待機位置にあり、エアシリンダ5の動作によって上昇する(ステップS2)。押し上げ部4は、待機位置にある際に、いくつかのボルト1が上面上にあり、押し上げ部4の上昇に伴ってボルト1が押し上げられる。この際に、押し上げ部4上の部品載置面40に収まっているボルト1(図では3本)は、そのまま押し上げ部4上に保持される。一方、部品載置面40に収まらず、一部が部品排除凸部41上に位置するボルト1は、部品排除斜面41a、41bの上昇によって後方側に押し出され、遂には部品排除斜面41a、41bの傾斜に従って上昇する押し上げ部4の後方に落下し、押し上げ部4上には、限定された少数、多くとも3本程度のボルト1が部品載置面40に載置された状態となる。なお、部品排除斜面41aは、部品載置面40側にもやや向くように傾斜しているので、ボルト1は、部品排除凸部41の直後方のみならず、部品載置面40側にも押し出されて落下するので、次回の押し上げの際にもボルトの押し上げを円滑に行うことができる。
押し上げ部4によって取り出されたボルト1は、ボルト滑落板7の傾斜曲面に沿って落下する。この際に、ボルト1の通過が通過センサ6によって検知され(ステップS3)、その結果が取り出し装置制御部17に与えられる。通過センサ6では、ボルト1の通過が継続して行われ、通過が検知された場合には、tをリセットした後、さらにボルト1の通過が検知される(ステップS4→ステップS3)。通過センサにおいてボルト1の通過が検知されない場合、計測時間tがカウントアップされつつ予め設定した時間に達したか否かが検知され(ステップS5)、設定時間に達しない間は通過センサ6による検知が継続される。
この通過センサ6において、一度または数度通過が検知された後、もしくは一度も通過が検知されない状態で、所定時間内に通過なし(t≧設定時間)と検知されると、取り出し装置制御部17では押し上げ部4上にボルト1が載置されていないものと判定し、エアシリンダ5を制御して押し上げ部4を初期の位置にまで下降させる(ステップS6)。押し上げ部4を初期位置にまで下降させると、押し上げ部4の部品載置面40が収納部2の底面2aに沿った状態になり、収納部2内のボルト1の一部が底面2aの傾斜に沿って再度押し上げ部4上に移動する。
なお、上記対向壁9a、9b間の間隙を、前記したように調整変更することで、多様なボルト(ボルトサイズ M10・M8・M6等)に対応・応用することができる。
なお、払い出し機構20から払い出されるボルト1の規定数は、ストッパ部材34が取り付けられている位置を変えることで変更することができ、作業内容などによって的確な数のボルトを供給できるように設定を行うことができる。
さらに、規定数のボルトが保持されていない状態で払い出し機構20の操作に着手された際に、該着手をセンサなどによって検知し、前記と同様に取り出し装置制御部17に結果を与える。払い出し機構20には内筒22の上昇を規制するなどして払い出しを禁止するロック装置などを備えておき、取り出し装置制御部17で、規定数に満たないボルトに対し払い出し操作が検知された場合には、払い出し機構20をロックして払い出しを行えないようにすることもできる。
1a ボルト頭部
1b ボルト軸部
2 収納部
3 仕切壁
4 押し上げ部
5 エアシリンダ
6 通過センサ
7 ボルト滑落板
8 衝突壁
10 整列部
11 調整器
15 保持センサ
17 取り出し装置制御部
18 警報装置
Claims (7)
- 頭付き部品を収納する収納部と、該収納部から一部の前記頭付き部品を押し上げ部によって押し上げて限定された少数の部品を取り出す部品押し上げ機構と、前記収納部から取り出された頭付き部品を整列させる整列機構と、整列した部品を保持する保持機構と、整列保持した部品数が所定数のとき、前記部品押し上げ機構による取り出しを停止させる取り出し制御部と、整列保持した頭付き部品を規定数払い出す払い出し機構とを備え、前記保持機構は、前記頭付き部品の頭部を上面で支え、胴部を収納する隙間を有する対向壁構造からなり、該対向壁間の隙間を調整する調整器を有し、前記払い出し機構は、規定数以上の部品の払い出しを防止するストッパを有し、該ストッパは、回転可能に軸止されたストッパレバーと、該ストッパレバーの前記保持機構側の端部に下向きに取り付けられ、前記ストッパレバーの回転により、整列保持した所定位置の頭付き部品の頭部に対して離接可能であるストッパ部材とを有し、前記ストッパレバーは、前記保持機構側の端部に設けられた複数の取り付けネジ溝を有し、前記ストッパ部材は、雄ネジ形状を有し、前記複数の取り付けネジ溝のうちのいずれかに選択的に螺合されていることを特徴とする頭付き部品の規定数取り出し装置。
- 前記部品押し上げ機構の部品押し上げ部は、その上面に、部品載置面と、該部品載置面に隣接して余分な部品を部品押し上げ部上面から排除する部品排除斜面とを有していることを特徴とする請求項1記載の頭付き部品の規定数取り出し装置。
- 前記部品押し上げ部は、少なくとも上面を寸法・形状が異なるものに交換可能であることを特徴とする請求項2記載の頭付き部品の規定数取り出し装置。
- 前記部品押し上げ機構によって部品が取り出されたことを検出する検出手段を有し、該検出手段による取り出し検出信号によって部品押し上げ部を下降させて再度頭付き部品を押し上げるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の頭付き部品の規定数取り出し装置。
- 前記整列機構は、部品押し上げ機構によって取り出された部品を滑落させる傾斜面と、該傾斜面の傾斜方向の下方前方側にあって傾斜面を滑落する部品が当たる当たり面と、該当たり面に当たって落下する部品を受けて、向きを揃えて整列させる整列部とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の頭付き部品の規定数取り出し装置。
- 前記取り出し制御部は、前記保持機構で保持した部品数が所定数に達したとき、部品押し上げ機構の作動を停止させ、所定数未満になったときに作動を再開するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の頭付き部品の規定数取り出し装置。
- 前記保持機構に保持されている部品が規定数未満の場合に前記払い出し機構を不作動とし、かつ/または、警報を発するように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の頭付き部品の規定数取り出し装置。
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