JP6212599B1 - 回転体の回転状態を切り換え可能な回転制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
複数の楔形の空間部SPは、隣接する空間部SPにおいて距離Xの周方向の変化が逆となるように設定されており、隣接する空間部SPが一対の組み合わせ空間部PSPをなしている。組み合わせ空間部PSPは回転体RBの外周に周方向に間隔を置いて3組配置されている。そして、一組の組み合わせ空間部PSPには、板ばねSによる押圧に抗して一対の転動体REを距離Xが増大する方向に相互に移動させる操作手段MMが設置されている。操作手段MMは、一対の転動体REの各々に当接する一対の押圧片PP、この一対の押圧片PPの中央に置かれた楕円形状のカム体CB、及びカム体CBに固着されたレバーLを備えている。
この状態では、操作手段MMが設置された一組の組み合わせ空間部PSPにおいては、設置された転動体(ローラー)REは、板ばねSにより押圧されて距離Xの減少する方向への移動が可能となる。そのため、回転体RBが回転しようとしたときは、ローラー型の一方向クラッチと同様に、回転体RBの回転方向に応じていずれか一方の空間部SP内で、板ばねSにより押圧された転動体REが直ちにハウジングHGのカム面CSと回転体RBとの間に噛み込むこととなる。他の組み合わせ空間部PSPおいても、回転体RBが回転しようとする方向に応じて、いずれか一方の空間部SP内で転動体REの噛み込みが生じる。これにより、回転体RBが正転するときも逆転するときも、組み合わせ空間部PSPを構成する一対の空間部SPのいずれかに設置された転動体REが噛み込み、回転体RBは停止状態となる。
これにより、操作手段MMが設置された組み合わせ空間部PSPにおいては、各々の転動体REが押圧片PPによって板ばねSに抗して距離Xが増大する方向に各々の空間部SP内を移動させられ、転動体REのカム面CSと回転体RBとの間での噛み込みが解除される。このとき、転動体REの噛み込みにより図の上方に撓んでいた回転体RBは、操作手段MMが設置された組み合わせ空間部PSPに向かって僅かに変位するため、操作手段MMが設置されていない組み合わせ空間部PSPにおいては、転動体REの噛み込み作用に必要な反力が喪失して、やはり転動体REと回転体RBとの間の噛み込みが解除される。従って、回転体RBは、正・逆どちらの回転方向であっても自由に回転可能な状態となる。
図10のストッパでは、回転体RBを停止状態から回転可能な状態に切り換える際は、操作手段MMの設置された組み合わせ空間部PSPにおいて、2個の押圧片PPを動かして両方の転動体(ローラー)REの噛み込みを同時に解除しなければ、他の組合せ空間部PSPにおいて転動体REの噛み込みは解除されない。片側の転動体REの噛み込みだけを解除しても、実質的には回転体RBの変位が生ぜず、他の組合せ空間部PSPでは転動体REが噛み込んだままとなるからである。
そこで、本発明は、図10のストッパと同様な機構を用いて、回転体の正・逆方向のいずれかの回転のみを許容する状態に設定することが可能な回転制御装置を提供し、この機構を種々の機械部品あるいは作業機器等の回転駆動に幅広く適用できるようにすることを課題とする。
「操作手段の操作によって回転体の回転状態を切り換え可能な回転制御装置であって、
前記回転体の外周を取り囲んで設置された固定部材を備え、
前記固定部材には、前記回転体の外周との距離が周方向に変化するカム面の形成された複数の空間部が設けられるとともに、前記空間部の各々には、前記距離が減少する方向にばねにより押圧された転動体と、前記転動体を前記距離が増大する方向に移動させる押圧片とが設置され、
前記操作手段は、前記回転体の中心軸の周りを回動する一対の作動部材と、前記一対の作動部材の相対的角度位置を変化させるカム体と、前記カム体の姿勢を変更させる変更部材とを備えており、
前記一対の作動部材の各々には、前記回転体の周方向に一つおきの前記空間部に設置された前記押圧片の全てがそれぞれ固着されており、
前記複数の空間部は、隣接する空間部において前記距離の周方向の変化が逆となるように設定されて、隣接する空間部が一対の組み合わせ空間部をなしており、
前記組み合わせ空間部が、複数、前記回転体の外周に配置され、かつ、前記操作手段により、前記回転体の周方向に一つおきの前記空間部に設置された前記押圧片の全てが同時に作動され、前記転動体を前記距離が増大する方向に移動させて、前記回転体の一方向のみの回転を許容する状態に設定可能である」
ことを特徴とする回転制御装置となっている。
また、前記カム体に90度の角度間隔を有する2個の山部の形成されたカムを固着したときは、回転体の一方向のみの回転を許容する状態と、逆方向のみの回転を許容する状態とに設定可能である回転制御装置を得ることができ、90度の角度間隔を有する3個の山部の形成されたカムを固着したときは、回転体の一方向のみの回転を許容する状態と、双方向の回転を許容する状態とに設定可能である回転制御装置を得ることができる。
この状態は、ローラー型の一方向クラッチにおいてローラーが噛み込み方向に押されている状態と同様である。本発明の回転制御装置では、隣接する空間部において前記距離の周方向の変化が逆となるように設定されて、隣接する空間部が一対の組み合わせ空間部をなしているので、組み合わせ空間部を構成する一対の空間部の一方に設置された転動体が回転体の正回転で噛み込み、他方に設置されたものが逆回転で噛み込むようになり、回転体がどちらの方向に回転してもロックされて停止する結果となる(後述の図1−2(b)参照)。
操作手段を操作すると、周方向に一つおきの空間部に設置された押圧片が同時に作動され、その空間部内の転動体は上記距離が増大する方向(開放方向)に移動して、噛み込みが解除される。回転体の周方向に一つおきの空間部は、回転体の外周との距離の周方向の変化が同一であるため、操作手段を操作すると、回転体の一方向の回転は許容される状態となる。そして、その他の空間部においては転動体の噛み込みを維持することにより、回転体の一方向の回転を許容し他方向の回転を阻止することができる(後述の図1−2(c)参照)。本発明の回転制御装置においては、転動体を移動させる押圧片が周方向に一つおきの空間部に全て設置してあり、回転体の一方向の回転が確実に達成される。
空間部21の各々には、ばね5によって距離Xが減少する方向(噛み込み方向)に押圧された転動体(ローラー)6が設置してある。こうした構造はローラー型の一方向クラッチと同様であるが、本発明の回転制御装置では、噛み込み方向が逆となった一対の組み合わせ空間部23に転動体6が設置されるため、回転体3は、回転方向にかかわらず転動体6の噛み込みによりロックされることとなる。本実施例においては、ばね5は板ばね、転動体6は円柱形状のローラーであるが、所望ならば、ばね5はコイルスプリング等適宜の付勢手段、転動体6は球形状のものであってもよい。
一対の作動部材8、8´は、転動体6の噛み込みを解除して回転体3を回転可能な状態に切り換えるための操作手段4の一部をなす。操作手段4には、一対の作動部材8、8´の各々の相対的角度位置を変化させる3個のカム体9、及び、カム体9の姿勢を変更するための変更部材10も含まれる。
ハウジング1は、断面が略円形である筒状の周壁11を有し、周壁11の内側はその軸線方向中間位置において円板形状の仕切り壁12によって第一の領域1Aと第二の領域1Bとに仕切られている(図4(a)を参照)。仕切り壁12には、円形の中央穴13が形成されている。仕切り壁12には更に、中央孔13よりも幾分半径方向外方において周方向に等角度間隔をおいて3個の円弧状の窓14が形成されており、半径方向に見て窓14の各々と周壁11の内周面との間には小穴15も形成されている。
仕切り壁12の第二の領域1B側の面には、矩形形状の壁16が周方向に等角度間隔をおいて3個配設されている。壁16の各々は、周方向に隣接する窓14の間において、壁16の半径方向内側端が中央孔13の外周よりも半径方向外方に、壁16の半径方向外側端が周壁11の内周面より半径方向内方に位置するように配置されている。また、第一の領域1Aにおける周壁11の内周面には、軸線方向に延在する突条17が周方向に等角度間隔をおいて3個形成されている。さらに、ハウジング1の第二の領域1Bは蓋部材18(図2を参照)によってシールドされ、蓋部材18には小穴19が周方向に等角度間隔をおいて3個形成されている。
空間部21の外周面である筒壁24の内周面は、回転体3の外周との距離Xが周方向に変化するカム面22となっている。複数の空間部21は、隣接する空間部21において距離Xの周方向の変化が逆となるように設定されており(図3も参照)、隣接する空間部21が一対の組み合わせ空間部23をなしている。図示の実施例においては、各々の空間部21におけるカム面22の距離Xは、周方向に見て壁部27に近い側が遠い側よりも大きく設定され、各々の組み合わせ空間部23を構成する一対の空間部21は周方向に相互に接続されている。一対の組み合わせ空間部23は周方向に等角度間隔をおいて3個配置されている。
本実施例の回転制御装置では、回転体3を中空の環状として鉤付きの回転軸を挿入しているが、制御対象となる回転軸を回転体3とし、その回転軸に直接転動体(ローラー)6を接触させて回転制御装置を構成できるのは、勿論である。
一対の作動部材8、8´は、外側リング状部81、81´と、外側リング状部81、81´の内周面から半径方向内側に向かって延びる3個のスポーク部82、82´と、スポーク部82、82´の各々の半径方向内側端が接続される内側リング状部83、83´とを有している(図5(a)及び(b)を参照)。各々のスポーク部82、82´には、周方向に一つおきの空間部21に設置される棒状の押圧片7が固着される。一対の作動部材8、8´は、ほぼ同一の形状となっており、軸線方向に重ねて設置される。
カム92及び歯車93を有するカム体9は、ハウジング1の第二の領域1B内で周方向に等角度間隔をおいて3個設置されている。
一対の作動部材8、8´は、作動部材8が作動部材8´よりも第一の領域1A側に位置するようにして組み合わされた状態で、スポーク部82、82´に固着された押圧片7を仕切り壁12に形成された窓14に挿通させ、押圧片7が空間部21の所定位置(即ち転動体6と隣接する位置)に到達するようにして設置される。
一対の作動部材8、8´が設置されると、周方向に隣接して位置する一対のスポーク部82、82´が夫々ハウジング1の第二の領域1B内において、周方向に隣接する壁16の間に位置することとなる。このとき、図1−2(b)のB−B断面図に示すとおり、スポーク部82、82´とハウジング1の壁16との間には周方向に弾性力を付与するばね体84を設置し、作動部材8、8´の内の一方がばね体84によって周方向片側に押圧されると共に、作動部材8、8´の内の他方が周方向他側に押圧されるようにする。これにより、変更部材10を操作する際の所謂節度感が良好なものになる。
変更部材10は、作動部材8´の内側リング状部83´の一部が駆動歯車102の内側に形成された穴部に挿入されて内側ステップ部104と面接触すると共に、外側ステップ部103が蓋部材18と面接触するようにして、回転可能に支持される。
操作手段4が一方向に操作された状態、即ち、変更部材10が図1−2(b)のA−A断面図において時計方向に回転された状態(OFF状態)においては、図1−2(b)のB−B断面図に示すとおり、全てのカム92はその短径(基円)が周方向と合致している。これにより、各々のカム体9を挟んで周方向に隣接するスポーク部82、82´は相互に近接することとなり、図1−2(b)のC−C断面図に示すとおり、組み合わせ空間部23を構成する一対の空間部21に設置された一対の押圧片7も相互に近接する。つまり、押圧片7は、空間部21内の距離Xが最小となる場所に位置し、転動体6はばね5によって距離Xが減少する方向に押される。したがって、全ての転動体6は、カム面22と回転体3の外周面との間で噛み込みを生じ、回転体3の回転は双方向ロック状態となる。
まず、図6に示す第1の変形例の回転伝達装置は、図1の実施例の回転制御装置において周方向に3個配置しているカム体9を1個のみとし、この1個のカム体9によって一対の作動部材8a、8a´の相対的角度位置を変化させて、回転体2の回転を双方向ロック状態と一方向ロック状態とに切り換えるものである。図6の第1の変形例では、ハウジングの壁16と作動部材8a、8a´との間に置かれるばね体84を2個に限定することができるとともに、図11のストッパで用いられている操作レバーと同様なレバーをカム体9に固着して、切り換え用の操作手段とすることができる。
駆動カム92aには歯車9aがそれぞれ固着され、歯車9aは、図1の実施例の駆動歯車102と同様な歯車により同時に回動される。この駆動カム92aの姿勢を変更することにより、転動体6が回転体3に噛み込む双方向ロック状態と、一方向の噛み込みが解除される一方向ロック状態とを切り換えることができる。すなわち、図7(a)に示すように、駆動カム92aが組み合わせ空間部23の両方の転動体6を押圧しない姿勢であるときは、回転体3の双方向の回転が阻止され、図7(b)に示すように、一つおきの空間部に設置された転動体6を全て押圧する姿勢に変更したときは、一方向のみの回転が許容されるようになる。
ここで、本発明の回転制御装置は、単にカムの形状を変更することにより、上述の実施例とは異なる作動を実現することができるものであって、以下、回転体の一方向のみの回転を許容する状態(一方向ロック状態)と、双方向の回転を許容する状態(双方向フリー状態)とに設定可能である第2実施例、及び、回転体の一方向のみの回転を許容する状態と、逆方向のみの回転を許容する状態とに設定可能、つまり、回転許容方向が切り換え可能な第3実施例について説明する。
両方の図面を対比することにより理解されるとおり、第2実施例の回転制御装置は、カム922の形状が90度の角度間隔を有する3個の山部の形成されたカムとなっており、それ以外の構造は第1実施例のものと変わりはない。空間部21には転動体6の噛み込みを解除する押圧片7が設置されること、一つおきの空間部21に設置された押圧片7の全てが一対の作動部材8、8´にそれぞれ固着されること、カム922の姿勢を変更するための変更部材10が備えられること等は、実施例1の回転制御装置と同様である。
カム922が図8(b)に示す姿勢に変更されると、作動部材8´のみが回動された状態を維持し、一つおきの空間部21の転動体6の噛み込みが解除される。これは、第1実施例の図1−2(c)と同じであり、回転体3の一方向の回転を許容する状態となる。
第3実施例の回転制御装置は、カム923の形状が90度の角度間隔を有する2個の山部の形成されたカムとなっていること以外は、第1実施例(及び第2実施例)のものと変わりはない。カム923が図9(a)に示す姿勢であるときは、一方の作動部材8´を回動して、一つおきの空間部21の転動体6の噛み込みが解除し、回転体3の一方向の回転を許容する(このとき、他方の「一つおきの空間部21」の転動体6の噛み込みは保持される)。そして、カム923が図9(b)に示す姿勢に変更されると、他方の作動部材8が回動されて、他方の「一つおきの空間部21」の転動体6のみの噛み込みが解除されることとなる。このように、第3実施例の回転制御装置では、回転体の一方向のみの回転を許容する状態と、逆方向のみの回転を許容する状態とに設定可能である。
2:固定部材
21:空間部
22:カム面
23:組み合わせ空間部
3:回転体
4:操作手段
5:ばね
6:転動体(ローラー)
7:押圧片
8、8´:作動部材
9:カム体
91:軸部
92:カム
10:変更部材
Claims (7)
- 操作手段の操作によって回転体の回転状態を切り換え可能な回転制御装置であって、
前記回転体の外周を取り囲んで設置された固定部材を備え、
前記固定部材には、前記回転体の外周との距離が周方向に変化するカム面の形成された複数の空間部が設けられるとともに、前記空間部の各々には、前記距離が減少する方向にばねにより押圧された転動体と、前記転動体を前記距離が増大する方向に移動させる押圧片とが設置され、
前記操作手段は、前記回転体の中心軸の周りを回動する一対の作動部材と、前記一対の作動部材の相対的角度位置を変化させるカム体と、前記カム体の姿勢を変更させる変更部材とを備えており、
前記一対の作動部材の各々には、前記回転体の周方向に一つおきの前記空間部に設置された前記押圧片の全てがそれぞれ固着されており、
前記複数の空間部は、隣接する空間部において前記距離の周方向の変化が逆となるように設定されて、隣接する空間部が一対の組み合わせ空間部をなしており、
前記組み合わせ空間部が、複数、前記回転体の外周に配置され、かつ、前記操作手段により、前記回転体の周方向に一つおきの前記空間部に設置された前記押圧片の全てが同時に作動され、前記転動体を前記距離が増大する方向に移動させて、前記回転体の一方向のみの回転を許容する状態に設定可能であることを特徴とする回転制御装置。 - 前記複数の組み合わせ空間部が、前記回転体の外周に均等な間隔で配置されている請求項1に記載の回転制御装置。
- 前記複数の組み合わせ空間部の各々に対して前記カム体が備えられるとともに前記カム体の各々には歯車が固着されており、
前記変更部材が、前記歯車と噛み合い前記回転体の中心軸の周りを回転する駆動歯車を有する請求項1又は2に記載の回転制御装置。 - 前記カム体には、1個の山部の形成されたカムが固着されており、前記カム体の姿勢を変更させることにより、前記回転体の一方向のみの回転を許容する状態と、前記回転体が停止する状態とに設定可能である請求項1乃至3のいずれかに記載の回転制御装置。
- 前記カム体には、90度の角度間隔を有する2個の山部の形成されたカムが固着されており、前記カム体の姿勢を変更させることにより、前記回転体の一方向のみの回転を許容する状態と、逆方向のみの回転を許容する状態とに設定可能である請求項1乃至3のいずれかに記載の回転制御装置。
- 前記カム体には、90度の角度間隔を有する3個の山部の形成されたカムが固着されており、前記カム体の姿勢を変更させることにより、前記回転体の一方向のみの回転を許容する状態と、双方向の回転を許容する状態とに設定可能である請求項1乃至3のいずれかに記載の回転制御装置。
- 操作手段の操作によって回転体の回転状態を切り換え可能な回転制御装置であって、
前記回転体の外周を取り囲んで設置された固定部材を備え、
前記固定部材には、前記回転体の外周との距離が周方向に変化するカム面の形成された複数の空間部が設けられるとともに、前記空間部の各々には、前記距離が減少する方向にばねにより押圧された転動体と、前記転動体を前記距離が増大する方向に移動させる押圧片とが設置され、
前記複数の空間部は、隣接する空間部において前記距離の周方向の変化が逆となるように設定されて、隣接する空間部が一対の組み合わせ空間部をなしており、
前記空間部に設置される前記押圧片は、それぞれの前記組み合わせ空間部の中央に置かれた駆動カムであり、前記駆動カムの各々には歯車が固着され、前記操作手段には前記駆動カムの各々に固着された前記歯車と噛み合い前記回転体の中心軸の周りを回転する駆動歯車が設けられ、前記操作手段により、全ての前記駆動カムの姿勢が同時に変更され、前記回転体の周方向に一つおきの前記空間部に設置された前記転動体を前記距離が増大する方向に移動させて、前記回転体の一方向のみの回転を許容する状態に設定可能であることを特徴とする回転制御装置。
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