JP6630417B1 - 回転体のストッパ - Google Patents
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Abstract
Description
キャスタを装着した場合には、例えば、装着した台車が荷物の積み降ろし時等に不測の動き出しを起こすことのないよう、キャスタを回転不能状態に拘束するストッパを設けることが多い。このようなストッパとしては、キャスタ又はそれに固着された回転体に摩擦板等を押し付けて回転不能とするもの、あるいは、多数の凹凸部を備えた歯車状の掛止め部材をキャスタに固着し、掛止め部材に固定側部材を噛み合わせて回転不能に固定するものなどが知られている。
本発明は、回転体を回転可能な状態と停止状態とに容易に切り換えることが可能なストッパを提供することを課題とする。
「回転体を回転可能な状態と停止状態とに切り換えるストッパであって、
前記回転体の外周を取り囲んで設置された固定部材を備え、
前記固定部材には、前記回転体の外周との距離が周方向に変化するカム面の形成された複数の空間部が設けられ、前記複数の空間部は、隣接する空間部において前記距離の増大する方向が相互に逆となるように設定されて、前記隣接する空間部が一対の組み合わせ空間部をなし、前記組み合わせ空間部が、複数、前記回転体の外周に配置され、
前記空間部の各々には、前記距離が減少する方向にばねにより押圧された転動体と、前記転動体を前記距離が増大する方向に移動させる押圧片とが設置され、さらに、前記押圧片を同時に作動させる操作手段が備えられており、
前記操作手段には、前記回転体の外周に配置された複数の前記一対の組み合わせ空間部のそれぞれにおける、周方向片側の前記空間部に設置された前記押圧片の全てが、周方向他側の前記空間部に設置された前記押圧片の全てがそれぞれ固着されて、共に前記回転体の中心軸の回りを回動する一対の作動部材と、前記固定部材に固着された固定ピンを軸として回動し、前記一対の作動部材の各々を反対方向に回動させるよう前記一対の作動部材の各々に接続されたリンク片とが設けられると共に、前記一対の作動部材のいずれか一方に連結されてこれを回動させる回転駆動部材とが設けられている」
ことを特徴とするストッパとなっている。
前記一対の作動部材の各々の間には、各々の前記作動部材に固着された前記押圧片が相互に接近する方向に、各々の前記作動部材を押圧する補助ばねが配置されているのがよい。
前記固定部材は、ハウジングと、前記ハウジングの内側に固定される固定リングとを含んでいるのがよい。
こうした点は、図11等に記載した従来のストッパと同じであるが、本発明においては、一対の作動部材の各々はリンク片で接続されていると共に、一対の作動部材のいずれか一方が回転駆動部材に連結されている。
回転体4は金属製であり、図7に示すとおり、共に円板形状であって同軸に固着された比較的大径の主部44と、比較的小径の軸部46とを有している。回転体4の中央には軸方向に貫通して延びる断面が非円形の軸孔47が形成されている。この軸孔47に例えばキャスタの回転軸が挿通される。
転動体6は金属製であり、図3を参照することによって理解されるとおり、円柱形状のローラーである。所望ならば、転動体は球形状のボールであってもよい。
ここで、後述するとおり、転動体6は固定部材2のカム面43と回転体4との間で噛み込みを生じるため、固定部材2における少なくともカム面43が形成されている部位は金属製である必要がある。しかしながら、固定部材2全体を金属製とすると、装置全体の重量が著しく増大してしまう。そこで、図示の実施形態においては、固定部材2を合成樹脂製のハウジング12と金属製の固定リング14の2部品から構成されるようにし、装置全体の軽量化を図っている。
まず、ハウジング12に固定リング14が組み合わされる。この際には、外側ピン22が凹部42に嵌め合わされ、固定リング14はハウジング12に対して相対回転不能となる。次いで、一対の作動部材48a及び48bが固定リング14の内側に配置される。この際には、作動部材48aがハウジング12の基板16と軸方向に見て隣接するようにして、一対の作動部材48a及び48bが重ねて設置される。そうすると、膨出部58aが穴部56bに挿通されて突出片60aと突出片60bとが周方向に対向すると共に、作動ピン62aが窓部64bに挿通される。また、押圧片8aと押圧片8bとは周方向に隣接して位置することとなる。その後に、補助ばね84とリンク片50が配設される。補助ばね84の両端が突出片60a及び突出片60bに夫々接続され、押圧片8a及び8bが相互に接近する方向に、一対の作動部材48a及び48bの各々を周方向に相互に押圧する。リンク片50は、中央孔66にハウジング12の内側ピン22が挿通されると共に、長径68の各々に作動ピン62a及び62bの各々が挿通される。
本発明のストッパは、例えば上述したとおりにして組み合わされることで、回転駆動部材52は図2(a)に示す片側操作位置と、図2(b)に示す他側操作位置との間で移動可能となる。
4:回転体
6:転動体
7:ばね
8a及び8b:押圧片
10:操作手段
12:ハウジング
14:固定リング
20:内側ピン(固定ピン)
43:カム面
48a及び48b:一対の作動部材
50:リンク片
52:回転駆動部材
86:空間部
88:組み合わせ空間部
Claims (4)
- 回転体を回転可能な状態と停止状態とに切り換えるストッパであって、
前記回転体の外周を取り囲んで設置された固定部材を備え、
前記固定部材には、前記回転体の外周との距離が周方向に変化するカム面の形成された複数の空間部が設けられ、前記複数の空間部は、隣接する空間部において前記距離の増大する方向が相互に逆となるように設定されて、前記隣接する空間部が一対の組み合わせ空間部をなし、前記組み合わせ空間部が、複数、前記回転体の外周に配置され、
前記空間部の各々には、前記距離が減少する方向にばねにより押圧された転動体と、前記転動体を前記距離が増大する方向に移動させる押圧片とが設置され、さらに、前記押圧片を同時に作動させる操作手段が備えられており、
前記操作手段には、前記回転体の外周に配置された複数の前記一対の組み合わせ空間部のそれぞれにおける、周方向片側の前記空間部に設置された前記押圧片の全てが、周方向他側の前記空間部に設置された前記押圧片の全てがそれぞれ固着されて、共に前記回転体の中心軸の回りを回動する一対の作動部材と、前記固定部材に固着された固定ピンを軸として回動し、前記一対の作動部材の各々を反対方向に回動させるよう前記一対の作動部材の各々に接続されたリンク片とが設けられると共に、前記一対の作動部材のいずれか一方に連結されてこれを回動させる回転駆動部材とが設けられている、ことを特徴とするストッパ。 - 前記複数の組み合わせ空間部が、前記回転体の外周に均等な間隔で配置されている請求項1に記載のストッパ。
- 前記一対の作動部材の各々の間には、各々の前記作動部材に固着された前記押圧片が相互に接近する方向に、各々の前記作動部材を押圧する補助ばねが配置されている、請求項1又は2に記載のストッパ。
- 前記固定部材は、ハウジングと、前記ハウジングの内側に固定される固定リングとを含んでいる、請求項1乃至3のいずれかに記載のストッパ。
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