JP2002266903A - 二方向クラッチおよびそれを用いたシートリフタ - Google Patents
二方向クラッチおよびそれを用いたシートリフタInfo
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- JP2002266903A JP2002266903A JP2001066158A JP2001066158A JP2002266903A JP 2002266903 A JP2002266903 A JP 2002266903A JP 2001066158 A JP2001066158 A JP 2001066158A JP 2001066158 A JP2001066158 A JP 2001066158A JP 2002266903 A JP2002266903 A JP 2002266903A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トルク伝達能力に優れ、コンパクトな設計が
可能な総ころ形式の二方向クラッチと、それを用いたシ
ートリフタを提供することである。 【解決手段】 二方向クラッチ1の内輪4と外輪5との
間にころ9を総ころ状態で組み込み、そのうちの一本の
クラッチ切換用ころ9aを軸方向に延長して、この延長
部を固定部材であるレバーストッパ2aにばね12で連
結し、外輪5に締結されたレバー6を回動させて各ころ
9を周方向に移動させたときに、クラッチ切換用ころ9
aが、ばね12によって引き戻され、各ころ9を対向す
る一対のカム面5a、5bのいずれか一方に選択的に係
合させてクラッチ方向を切り換えるようにしたことによ
り、保持器を不要として、トルク伝達能力を向上させ、
コンパクトに設計できるようにしたのである。
可能な総ころ形式の二方向クラッチと、それを用いたシ
ートリフタを提供することである。 【解決手段】 二方向クラッチ1の内輪4と外輪5との
間にころ9を総ころ状態で組み込み、そのうちの一本の
クラッチ切換用ころ9aを軸方向に延長して、この延長
部を固定部材であるレバーストッパ2aにばね12で連
結し、外輪5に締結されたレバー6を回動させて各ころ
9を周方向に移動させたときに、クラッチ切換用ころ9
aが、ばね12によって引き戻され、各ころ9を対向す
る一対のカム面5a、5bのいずれか一方に選択的に係
合させてクラッチ方向を切り換えるようにしたことによ
り、保持器を不要として、トルク伝達能力を向上させ、
コンパクトに設計できるようにしたのである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ころを係合子と
して用いた二方向クラッチと、それを用いたシートリフ
タに関する。
して用いた二方向クラッチと、それを用いたシートリフ
タに関する。
【0002】
【従来技術】ころを係合子として用いた二方向クラッチ
には、例えば、特開2000−326749号公報に記
載されたものがある。この二方向クラッチは、外周面に
互いに逆向きに傾斜した一対のカム面を周方向に複数対
設けられた駆動側のカム部材(内方部材)と、内周面が
円筒面に形成された従動側の外輪(外方部材)との間
に、複数のころと、これらのころを中立位置に保持する
保持器とを収容し、カム部材を駆動したときに、保持器
を外輪に吸着することにより、保持器が各ころを押圧し
て対向する一対のカム面のいずれか一方に選択的に係合
させ、外輪がカム部材と一体に回転するようにしたもの
である。なお、保持器を外輪に吸着する手段には電磁ク
ラッチが用いられている。
には、例えば、特開2000−326749号公報に記
載されたものがある。この二方向クラッチは、外周面に
互いに逆向きに傾斜した一対のカム面を周方向に複数対
設けられた駆動側のカム部材(内方部材)と、内周面が
円筒面に形成された従動側の外輪(外方部材)との間
に、複数のころと、これらのころを中立位置に保持する
保持器とを収容し、カム部材を駆動したときに、保持器
を外輪に吸着することにより、保持器が各ころを押圧し
て対向する一対のカム面のいずれか一方に選択的に係合
させ、外輪がカム部材と一体に回転するようにしたもの
である。なお、保持器を外輪に吸着する手段には電磁ク
ラッチが用いられている。
【0003】上述した従来の二方向クラッチは、保持器
が外輪の回転を制御するための必須の部品となっている
ので、カム部材と外輪との間に配置できるころの本数が
制限される。このため、トルク伝達能力が低く、軽量化
やスケールダウンが難しい問題がある。
が外輪の回転を制御するための必須の部品となっている
ので、カム部材と外輪との間に配置できるころの本数が
制限される。このため、トルク伝達能力が低く、軽量化
やスケールダウンが難しい問題がある。
【0004】一方、最近の自動車には、図11に示すよ
うに、シート(座席)51の側部に設けたレバー52を
操作してシート51の高さを調節するシートリフタが装
備されているものがある。一般的な構造のシートリフタ
では、シート51に取り付けた昇降装置のブレーキ軸に
クラッチが装着されており、レバー52を操作すること
により、クラッチを介してブレーキ軸を回動させると、
その回動方向に対応して昇降装置がシート51を昇降さ
せるようになっている。
うに、シート(座席)51の側部に設けたレバー52を
操作してシート51の高さを調節するシートリフタが装
備されているものがある。一般的な構造のシートリフタ
では、シート51に取り付けた昇降装置のブレーキ軸に
クラッチが装着されており、レバー52を操作すること
により、クラッチを介してブレーキ軸を回動させると、
その回動方向に対応して昇降装置がシート51を昇降さ
せるようになっている。
【0005】上述したシートリフタのクラッチは、シー
ト51側部から突出するブレーキ軸の先端部に装着され
ており、レバー52に一体に形成されたクラッチカバー
部52aに覆われているが、シート51側部に配置され
る部品としては嵩高いため、カバー部52aが大きくな
って見栄えが悪い。
ト51側部から突出するブレーキ軸の先端部に装着され
ており、レバー52に一体に形成されたクラッチカバー
部52aに覆われているが、シート51側部に配置され
る部品としては嵩高いため、カバー部52aが大きくな
って見栄えが悪い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の課
題は、トルク伝達能力に優れ、コンパクトな設計が可能
な総ころ形式の二方向クラッチと、それを用いたシート
リフタを提供することである。
題は、トルク伝達能力に優れ、コンパクトな設計が可能
な総ころ形式の二方向クラッチと、それを用いたシート
リフタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の二方向クラッチは、外方部材の内周面ま
たは内方部材の外周面のいずれか一方に、互いに逆向き
に傾斜した一対のカム面を周方向に複数対設け、他方を
円筒面に形成し、前記各対のカム面と対向する位置にこ
ろを収容し、隣接する各ころを周方向に相互に当接させ
て配し、前記各ころのうちの一本のころをクラッチ切換
用ころとして前記カム面に対して周方向両側のいずれか
へ相対移動させて、前記各ころを対向する一対のカム面
のいずれか一方に選択的に係合させるクラッチ切換手段
を設けた構成を採用したのである(請求項1)。
め、この発明の二方向クラッチは、外方部材の内周面ま
たは内方部材の外周面のいずれか一方に、互いに逆向き
に傾斜した一対のカム面を周方向に複数対設け、他方を
円筒面に形成し、前記各対のカム面と対向する位置にこ
ろを収容し、隣接する各ころを周方向に相互に当接させ
て配し、前記各ころのうちの一本のころをクラッチ切換
用ころとして前記カム面に対して周方向両側のいずれか
へ相対移動させて、前記各ころを対向する一対のカム面
のいずれか一方に選択的に係合させるクラッチ切換手段
を設けた構成を採用したのである(請求項1)。
【0008】すなわち、各ころを総ころ状態で組み込
み、各ころのうちの一本のころをクラッチ切換用ころと
してカム面に対して周方向両側のいずれかへ相対移動さ
せて、各ころを対向する一対のカム面のいずれか一方に
選択的に係合させるクラッチ切換手段を設けることによ
り、保持器を使用せずにクラッチ方向の切り換えができ
るようにしたのである。
み、各ころのうちの一本のころをクラッチ切換用ころと
してカム面に対して周方向両側のいずれかへ相対移動さ
せて、各ころを対向する一対のカム面のいずれか一方に
選択的に係合させるクラッチ切換手段を設けることによ
り、保持器を使用せずにクラッチ方向の切り換えができ
るようにしたのである。
【0009】前記クラッチ切換用ころとして、前記カム
面と対向する円筒部の外径が前記各ころと同じで、各こ
ろよりも軸方向両側に延びる延長部を有するものを使用
することにより、この延長部に前記クラッチ切換手段を
簡単に係合することができる(請求項2)。
面と対向する円筒部の外径が前記各ころと同じで、各こ
ろよりも軸方向両側に延びる延長部を有するものを使用
することにより、この延長部に前記クラッチ切換手段を
簡単に係合することができる(請求項2)。
【0010】前記クラッチ切換手段を、前記クラッチ切
換用ころの延長部を固定部材にばねで連結し、前記各こ
ろが前記カム面とともに周方向に移動したときに、クラ
ッチ切換用ころを引き戻してカム面に対して相対移動さ
せ、前記各ころを対向する一対のカム面のいずれか一方
に選択的に係合させるものとすることにより(請求項
3)、クラッチ方向の切り換えが自動的に行われるよう
にすることができる。
換用ころの延長部を固定部材にばねで連結し、前記各こ
ろが前記カム面とともに周方向に移動したときに、クラ
ッチ切換用ころを引き戻してカム面に対して相対移動さ
せ、前記各ころを対向する一対のカム面のいずれか一方
に選択的に係合させるものとすることにより(請求項
3)、クラッチ方向の切り換えが自動的に行われるよう
にすることができる。
【0011】前記内方部材の内径に、トルク伝達軸を一
体に形成することにより(請求項4)、部品点数を減ら
すとともに、クラッチの組込み作業を簡素化することが
できる。
体に形成することにより(請求項4)、部品点数を減ら
すとともに、クラッチの組込み作業を簡素化することが
できる。
【0012】また、この発明のシートリフタは、シート
に取り付けた昇降装置のブレーキ軸にクラッチを装着
し、クラッチを介してブレーキ軸を回動させるレバーを
設け、レバーを中立位置から操作してブレーキ軸を回動
させたときに、その回動方向に対応して前記昇降装置が
シートを上昇または下降させるシートリフタにおいて、
前記クラッチとして請求項3または4に記載の二方向ク
ラッチを採用して、前記内方部材の内径に前記ブレーキ
軸を嵌め込み、前記外方部材に前記レバーを取り付け、
この外方部材の内周面に前記カム面を形成し、前記クラ
ッチ切換手段のばねが連結される固定部材をシートに固
定されたものとし、前記レバーを中立位置から回動させ
て、前記各ころを前記カム面が形成された外方部材とと
もに周方向に移動させたときに、前記クラッチ切換用こ
ろが前記ばねに引き戻されてカム面に対して相対移動
し、前記各ころが対向する一対のカム面のいずれか一方
に選択的に係合して、前記ブレーキ軸がレバーと同方向
に回動するようにした構成を採用したのである(請求項
5)。
に取り付けた昇降装置のブレーキ軸にクラッチを装着
し、クラッチを介してブレーキ軸を回動させるレバーを
設け、レバーを中立位置から操作してブレーキ軸を回動
させたときに、その回動方向に対応して前記昇降装置が
シートを上昇または下降させるシートリフタにおいて、
前記クラッチとして請求項3または4に記載の二方向ク
ラッチを採用して、前記内方部材の内径に前記ブレーキ
軸を嵌め込み、前記外方部材に前記レバーを取り付け、
この外方部材の内周面に前記カム面を形成し、前記クラ
ッチ切換手段のばねが連結される固定部材をシートに固
定されたものとし、前記レバーを中立位置から回動させ
て、前記各ころを前記カム面が形成された外方部材とと
もに周方向に移動させたときに、前記クラッチ切換用こ
ろが前記ばねに引き戻されてカム面に対して相対移動
し、前記各ころが対向する一対のカム面のいずれか一方
に選択的に係合して、前記ブレーキ軸がレバーと同方向
に回動するようにした構成を採用したのである(請求項
5)。
【0013】すなわち、シートリフタのクラッチとして
上述の請求項3または4に記載した総ころ形式の二方向
クラッチを採用することにより、クラッチの寸法を小さ
くして、クラッチおよびそのカバーをシート側部にコン
パクトに配置できるようにしたのである。
上述の請求項3または4に記載した総ころ形式の二方向
クラッチを採用することにより、クラッチの寸法を小さ
くして、クラッチおよびそのカバーをシート側部にコン
パクトに配置できるようにしたのである。
【0014】前記レバーを中立位置に保持する弾性部材
を装着することにより(請求項6)、シートを昇降させ
た際にレバーを中立位置に戻す操作を不要とすることが
できる。
を装着することにより(請求項6)、シートを昇降させ
た際にレバーを中立位置に戻す操作を不要とすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図10に基づき、
この発明の実施形態を説明する。図1乃至図5は、第1
の実施形態の二方向クラッチ1を用いたシートリフタを
示す。このシートリフタは、図1および図2に示すよう
に、シート(図示省略)側部に固定された取付板2をト
ルク伝達軸としてのブレーキ軸3が貫通して、セレーシ
ョン溝を有する先端部3aを突出させており、このブレ
ーキ軸3の先端部3aに二方向クラッチ1の内方部材と
しての内輪4が嵌め込まれて一体となっている。二方向
クラッチ1の外方部材としての外輪5には、レバー6が
そのクラッチカバー部6aをボルト7で固定されてい
る。また、レバー6は、カバー部6aの中心部に通され
た止めねじ8により、ブレーキ軸3先端に回動自在に係
止されている。
この発明の実施形態を説明する。図1乃至図5は、第1
の実施形態の二方向クラッチ1を用いたシートリフタを
示す。このシートリフタは、図1および図2に示すよう
に、シート(図示省略)側部に固定された取付板2をト
ルク伝達軸としてのブレーキ軸3が貫通して、セレーシ
ョン溝を有する先端部3aを突出させており、このブレ
ーキ軸3の先端部3aに二方向クラッチ1の内方部材と
しての内輪4が嵌め込まれて一体となっている。二方向
クラッチ1の外方部材としての外輪5には、レバー6が
そのクラッチカバー部6aをボルト7で固定されてい
る。また、レバー6は、カバー部6aの中心部に通され
た止めねじ8により、ブレーキ軸3先端に回動自在に係
止されている。
【0016】なお、ブレーキ軸3の基端側は、シートに
内蔵された昇降装置(図示省略)につながっており、ブ
レーキ軸3が回動すると、その回動方向に対応して昇降
装置がシートを上昇または下降させるようになってい
る。
内蔵された昇降装置(図示省略)につながっており、ブ
レーキ軸3が回動すると、その回動方向に対応して昇降
装置がシートを上昇または下降させるようになってい
る。
【0017】前記二方向クラッチ1は、図3(a)、
(b)に示すように、外輪5の内周面に互いに逆向きに
傾斜した一対のカム面5a、5bが周方向に複数対設け
られ、これらのカム面5a、5bと内輪4の外周面に形
成された円筒面の間に、ころ9が周方向に相互に当接す
る総ころ状態で収容されている。図1および図2に示し
たように、各ころ9は、外輪5にボルト7で固定された
側板10により軸方向へ脱出しないようになっている。
各ころ9のうち、最も上方に位置する一本のころ9a
は、後述する方法で二方向クラッチ1のクラッチ方向を
切り換えるためのクラッチ切換用ころとなって、外輪5
のカム面5a、5bと対向する円筒部の外径が各ころ9
と同じで、側板10を貫通して軸方向両側に延びる延長
部が設けられており、両延長部にそれぞれ円筒部の外径
より大径のキャップ11がねじ結合されて抜け止めされ
ている。各キャップ11の外周面に形成された環状溝に
は、ばね12の一端が巻き付けられており、このばね1
2の他端が、取付板2の外側面から突出する円筒状のレ
バーストッパ2aに巻き付けられて、クラッチ切換用こ
ろ9aが取付板2に連結されている。
(b)に示すように、外輪5の内周面に互いに逆向きに
傾斜した一対のカム面5a、5bが周方向に複数対設け
られ、これらのカム面5a、5bと内輪4の外周面に形
成された円筒面の間に、ころ9が周方向に相互に当接す
る総ころ状態で収容されている。図1および図2に示し
たように、各ころ9は、外輪5にボルト7で固定された
側板10により軸方向へ脱出しないようになっている。
各ころ9のうち、最も上方に位置する一本のころ9a
は、後述する方法で二方向クラッチ1のクラッチ方向を
切り換えるためのクラッチ切換用ころとなって、外輪5
のカム面5a、5bと対向する円筒部の外径が各ころ9
と同じで、側板10を貫通して軸方向両側に延びる延長
部が設けられており、両延長部にそれぞれ円筒部の外径
より大径のキャップ11がねじ結合されて抜け止めされ
ている。各キャップ11の外周面に形成された環状溝に
は、ばね12の一端が巻き付けられており、このばね1
2の他端が、取付板2の外側面から突出する円筒状のレ
バーストッパ2aに巻き付けられて、クラッチ切換用こ
ろ9aが取付板2に連結されている。
【0018】前記レバー6のカバー部6aは、内側面に
扇状の切欠き6bが設けられており、この切欠き6bの
位置にブレーキ軸3の先端部3a、一組のキャップ11
とばね12、およびレバーストッパ2aの先端部が収め
られている。
扇状の切欠き6bが設けられており、この切欠き6bの
位置にブレーキ軸3の先端部3a、一組のキャップ11
とばね12、およびレバーストッパ2aの先端部が収め
られている。
【0019】また、前記外輪5の周囲には、棒状の弾性
部材をリング状に撓ませたレバー中立ばね13が配され
ており、その両端部が、レバー6のカバー部6a内側面
に形成された角棒状の係止部6cと、取付板2に外向き
に形成された円筒状の係止部2bとに係止されている。
レバー6は、このレバー中立ばね13により中立位置に
保持されており、レバー6が中立位置にあるときには、
図3(b)に示すように、各ころ9が対向する一対のカ
ム面5a、5bのいずれにも係合しないフリー状態とな
っている。
部材をリング状に撓ませたレバー中立ばね13が配され
ており、その両端部が、レバー6のカバー部6a内側面
に形成された角棒状の係止部6cと、取付板2に外向き
に形成された円筒状の係止部2bとに係止されている。
レバー6は、このレバー中立ばね13により中立位置に
保持されており、レバー6が中立位置にあるときには、
図3(b)に示すように、各ころ9が対向する一対のカ
ム面5a、5bのいずれにも係合しないフリー状態とな
っている。
【0020】図4に示すように、レバー6を握って中立
位置から図中の左方向に回動させると、レバー6と締結
された外輪5とともに各ころ9が周方向左側へ移動する
が、このときクラッチ切換用ころ9aだけは、ばね12
によりわずかに引き戻される。このため、図5に示すよ
うに、クラッチ切換用ころ9aが外輪5のカム面5a、
5bに対して周方向右側へ寄った状態となり、右側で当
接するころ9を押圧して、各ころ9を右側のカム面5a
に係合させる。この結果、内輪4および内輪4と一体と
なっているブレーキ軸3もレバー6とともに左方向に回
動し、昇降装置が作動してシートが上昇する。
位置から図中の左方向に回動させると、レバー6と締結
された外輪5とともに各ころ9が周方向左側へ移動する
が、このときクラッチ切換用ころ9aだけは、ばね12
によりわずかに引き戻される。このため、図5に示すよ
うに、クラッチ切換用ころ9aが外輪5のカム面5a、
5bに対して周方向右側へ寄った状態となり、右側で当
接するころ9を押圧して、各ころ9を右側のカム面5a
に係合させる。この結果、内輪4および内輪4と一体と
なっているブレーキ軸3もレバー6とともに左方向に回
動し、昇降装置が作動してシートが上昇する。
【0021】なお、レバー6は、カバー部6aの切欠き
6bの周縁部がレバーストッパ2aに係止される位置ま
で回動させることができ、その回動量を調節することに
よりシートの高さを調整することができる。
6bの周縁部がレバーストッパ2aに係止される位置ま
で回動させることができ、その回動量を調節することに
よりシートの高さを調整することができる。
【0022】レバー6から手を離すと、カバー部6aの
係止部6cに押圧されて撓みが大きくなったレバー中立
ばね13の復元力により、レバー6が自動的に中立位置
に戻されるので、手で戻す必要がない。このときには、
図5に示す状態から外輪5が右方向に移動することによ
り、各ころ9と右側のカム面5aとの係合が解除されて
フリー状態となり、クラッチ切換用ころ9aも各ころ9
と同じく外輪5とともに移動するので、ブレーキ軸3は
回動しない。
係止部6cに押圧されて撓みが大きくなったレバー中立
ばね13の復元力により、レバー6が自動的に中立位置
に戻されるので、手で戻す必要がない。このときには、
図5に示す状態から外輪5が右方向に移動することによ
り、各ころ9と右側のカム面5aとの係合が解除されて
フリー状態となり、クラッチ切換用ころ9aも各ころ9
と同じく外輪5とともに移動するので、ブレーキ軸3は
回動しない。
【0023】また、レバー6を中立位置から図中の右方
向に回動させた場合も、上述した左方向に回動させた場
合と同様のメカニズムにより、各ころ9が左側のカム面
5bに係合して、ブレーキ軸3が右方向に回動する。
向に回動させた場合も、上述した左方向に回動させた場
合と同様のメカニズムにより、各ころ9が左側のカム面
5bに係合して、ブレーキ軸3が右方向に回動する。
【0024】すなわち、この二方向クラッチ1では、ク
ラッチ切換用ころ9aが固定部材であるレバーストッパ
2aにばね12で連結されているため、クラッチ方向が
駆動側である外輪5を回動させた方向に自動的に切り換
わるようになっている。
ラッチ切換用ころ9aが固定部材であるレバーストッパ
2aにばね12で連結されているため、クラッチ方向が
駆動側である外輪5を回動させた方向に自動的に切り換
わるようになっている。
【0025】図6乃至図8は、第2の実施形態を示す。
この二方向クラッチ14は、外輪5が固定部材である取
付板15にボルト7で固定されており、内輪4の内径に
回転軸16のセレーション溝を有する大径部16aが嵌
め込まれている。クラッチ切換用ころ9bは、各側板1
0の外側に配された制御板17を貫通して、一端側の大
径部と他端側にねじ結合されたナットで抜け止めされて
いる。これらの各制御板17は、外輪5の上方で結合ピ
ン18により互いに連結されており、結合ピン18に
は、取付板15に固定したアクチュエータ19のロッド
19aが連結されている。そして、ロッド19aを伸縮
させることにより、各制御板17が外輪5を貫通してね
じ止めされた支軸20を支点として傾動するようになっ
ている。その他の部分の構成は第1の実施形態と同じで
あるので、図1乃至図5と同じ符号で表示されている。
この二方向クラッチ14は、外輪5が固定部材である取
付板15にボルト7で固定されており、内輪4の内径に
回転軸16のセレーション溝を有する大径部16aが嵌
め込まれている。クラッチ切換用ころ9bは、各側板1
0の外側に配された制御板17を貫通して、一端側の大
径部と他端側にねじ結合されたナットで抜け止めされて
いる。これらの各制御板17は、外輪5の上方で結合ピ
ン18により互いに連結されており、結合ピン18に
は、取付板15に固定したアクチュエータ19のロッド
19aが連結されている。そして、ロッド19aを伸縮
させることにより、各制御板17が外輪5を貫通してね
じ止めされた支軸20を支点として傾動するようになっ
ている。その他の部分の構成は第1の実施形態と同じで
あるので、図1乃至図5と同じ符号で表示されている。
【0026】いま、前記アクチュエータ19のロッド1
9aが中立位置にあって、制御板17が傾いていないと
きには、各ころ9がフリー状態で、内輪4および回転軸
16が左右いずれの方向にも回転可能である。
9aが中立位置にあって、制御板17が傾いていないと
きには、各ころ9がフリー状態で、内輪4および回転軸
16が左右いずれの方向にも回転可能である。
【0027】ロッド19aを中立位置から伸ばすと、制
御板17が支軸20を支点として図中の左側へ傾動し、
クラッチ切換用ころ9bが周方向右側へ移動するので、
第1の実施形態と同様に図5に示す状態となって、各こ
ろ9が右側のカム面5aに係合する。この状態では、内
輪4および回転軸16は右向きに回転できず、各ころ9
とカム面5aとの係合を解除する左向きの回転のみが可
能である。
御板17が支軸20を支点として図中の左側へ傾動し、
クラッチ切換用ころ9bが周方向右側へ移動するので、
第1の実施形態と同様に図5に示す状態となって、各こ
ろ9が右側のカム面5aに係合する。この状態では、内
輪4および回転軸16は右向きに回転できず、各ころ9
とカム面5aとの係合を解除する左向きの回転のみが可
能である。
【0028】一方、ロッド19aを中立位置から縮める
と、制御板17が右側へ傾動し、クラッチ切換用ころ9
bが周方向左側へ移動して、内輪4および回転軸16は
右向きにのみ回転できるようになる。
と、制御板17が右側へ傾動し、クラッチ切換用ころ9
bが周方向左側へ移動して、内輪4および回転軸16は
右向きにのみ回転できるようになる。
【0029】なお、内輪4の内径への回転軸16を嵌め
込み方法は、セレーションによる結合に限らず、例えば
スプライン結合等としてもよい。また、アクチュエータ
19は、電動式、空圧式あるいは手動式等とすることが
できる。
込み方法は、セレーションによる結合に限らず、例えば
スプライン結合等としてもよい。また、アクチュエータ
19は、電動式、空圧式あるいは手動式等とすることが
できる。
【0030】図9および図10は、上述した各実施形態
の二方向クラッチ1または14における外輪5のカム面
を変形して、各ころ9のカム面との係合関係を変えた例
を示す。この変形例では、図9(a)、(b)に示すよ
うに、互いに逆向きに傾斜した一対のカム面5c、5d
が、2本で一組とされたころ9、9と対向するように形
成されている。また、クラッチ切換用ころ9aまたは9
bは、一組のころ9、9に挟まれて、カム面5c、5d
の間に設けられた平坦面5eと対向している。
の二方向クラッチ1または14における外輪5のカム面
を変形して、各ころ9のカム面との係合関係を変えた例
を示す。この変形例では、図9(a)、(b)に示すよ
うに、互いに逆向きに傾斜した一対のカム面5c、5d
が、2本で一組とされたころ9、9と対向するように形
成されている。また、クラッチ切換用ころ9aまたは9
bは、一組のころ9、9に挟まれて、カム面5c、5d
の間に設けられた平坦面5eと対向している。
【0031】従って、図10に示すように、クラッチ切
換用ころ9aまたは9bが、外輪5に対して周方向右側
へ相対移動すると、右側で当接するころ9を押圧して、
各組の右側のころ9が右側のカム面5cに係合する。同
様に、クラッチ切換用ころ9aまたは9bが、周方向左
側へ相対移動すると、各組の左側のころ9が左側のカム
面5dに係合する。
換用ころ9aまたは9bが、外輪5に対して周方向右側
へ相対移動すると、右側で当接するころ9を押圧して、
各組の右側のころ9が右側のカム面5cに係合する。同
様に、クラッチ切換用ころ9aまたは9bが、周方向左
側へ相対移動すると、各組の左側のころ9が左側のカム
面5dに係合する。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明の二方向クラッ
チは、各ころを総ころ状態で組み込み、各ころのうちの
一本のころをクラッチ切換用ころとしてカム面に対して
相対移動させて、各ころを対向する一対のカム面のいず
れか一方に選択的に係合させるクラッチ切換手段を設け
たものであるから、保持器を使用した従来の二方向クラ
ッチよりもころの配置本数を増やして、トルク伝達能力
を向上させることができる。また、ころの配置本数を同
じにして、トルク伝達能力を維持したまま、軽量化やス
ケールダウンを図ることもできる。
チは、各ころを総ころ状態で組み込み、各ころのうちの
一本のころをクラッチ切換用ころとしてカム面に対して
相対移動させて、各ころを対向する一対のカム面のいず
れか一方に選択的に係合させるクラッチ切換手段を設け
たものであるから、保持器を使用した従来の二方向クラ
ッチよりもころの配置本数を増やして、トルク伝達能力
を向上させることができる。また、ころの配置本数を同
じにして、トルク伝達能力を維持したまま、軽量化やス
ケールダウンを図ることもできる。
【0033】前記内方部材の内径に、トルク伝達軸を一
体に形成することにより、部品点数を減らすとともに、
クラッチの組込み作業を簡素化することができる。
体に形成することにより、部品点数を減らすとともに、
クラッチの組込み作業を簡素化することができる。
【0034】また、この発明のシートリフタは、上述し
た総ころ形式の二方向クラッチを採用して、内方部材の
内径にブレーキ軸を嵌め込み、外方部材にレバーを取り
付け、この外方部材の内周面にカム面を形成し、クラッ
チ切換手段のばねをシートに固定された固定部材に連結
して、レバーを中立位置から回動させたときに、ブレー
キ軸がレバーと同方向に回動するようにしたものである
から、クラッチの寸法を小さくして、クラッチおよびそ
のカバーをシート側部にコンパクトに配置することがで
きる。
た総ころ形式の二方向クラッチを採用して、内方部材の
内径にブレーキ軸を嵌め込み、外方部材にレバーを取り
付け、この外方部材の内周面にカム面を形成し、クラッ
チ切換手段のばねをシートに固定された固定部材に連結
して、レバーを中立位置から回動させたときに、ブレー
キ軸がレバーと同方向に回動するようにしたものである
から、クラッチの寸法を小さくして、クラッチおよびそ
のカバーをシート側部にコンパクトに配置することがで
きる。
【図1】第1の実施形態の二方向クラッチを用いたシー
トリフタの要部の縦断面図
トリフタの要部の縦断面図
【図2】図1のA−A線に沿った断面図
【図3】aは図1の二方向クラッチのB−B線に沿った
断面図、bはaの要部拡大断面図
断面図、bはaの要部拡大断面図
【図4】図1のシートリフタのレバー操作時の状態を説
明する、図2に対応した断面図
明する、図2に対応した断面図
【図5】図1の二方向クラッチのころとカム面との係合
状態を説明する要部拡大断面図
状態を説明する要部拡大断面図
【図6】第2の実施形態の二方向クラッチの縦断面図
【図7】図6の右側面図
【図8】図6の二方向クラッチのC−C線に沿った断面
図
図
【図9】aは図1または図6の二方向クラッチのカム面
の変形例を示す一部省略断面図、bはaの要部拡大断面
図
の変形例を示す一部省略断面図、bはaの要部拡大断面
図
【図10】図9の二方向クラッチのころとカム面との係
合状態を説明する要部拡大断面図
合状態を説明する要部拡大断面図
【図11】シートリフタの機能を説明するシートの外観
図
図
1 二方向クラッチ 2 取付板 2a レバーストッパ 2b 係止部 3 ブレーキ軸 3a 先端部 4 内輪 5 外輪 5a、5b、5c、5d カム面 5e 平坦面 6 レバー 6a カバー部 6b 切欠き 6c 係止部 7 ボルト 8 止めねじ 9 ころ 9a、9b クラッチ切換用ころ 10 側板 11 キャップ 12 ばね 13 レバー中立ばね 14 二方向クラッチ 15 取付板 16 回転軸 16a 大径部 17 制御板 18 結合ピン 19 アクチュエータ 19a ロッド 20 支軸
Claims (6)
- 【請求項1】 外方部材の内周面または内方部材の外周
面のいずれか一方に、互いに逆向きに傾斜した一対のカ
ム面を周方向に複数対設け、他方を円筒面に形成し、前
記各対のカム面と対向する位置にころを収容し、隣接す
る各ころを周方向に相互に当接させて配し、前記各ころ
のうちの一本のころをクラッチ切換用ころとして前記カ
ム面に対して周方向両側のいずれかへ相対移動させて、
前記各ころを対向する一対のカム面のいずれか一方に選
択的に係合させるクラッチ切換手段を設けた二方向クラ
ッチ。 - 【請求項2】 前記クラッチ切換用ころが、前記カム面
と対向する円筒部の外径が前記各ころと同じで、各ころ
よりも軸方向両側に延びる延長部を有し、この延長部に
前記クラッチ切換手段が係合されるようにした請求項1
に記載の二方向クラッチ。 - 【請求項3】 前記クラッチ切換手段が、前記クラッチ
切換用ころの延長部を固定部材にばねで連結し、前記各
ころが前記カム面とともに周方向に移動したときに、ク
ラッチ切換用ころを引き戻してカム面に対して相対移動
させ、前記各ころを対向する一対のカム面のいずれか一
方に選択的に係合させるものである請求項2に記載の二
方向クラッチ。 - 【請求項4】 前記内方部材の内径に、トルク伝達軸を
一体に形成した請求項1乃至3のいずれかに記載の二方
向クラッチ。 - 【請求項5】 シートに取り付けた昇降装置のブレーキ
軸にクラッチを装着し、クラッチを介してブレーキ軸を
回動させるレバーを設け、レバーを中立位置から操作し
てブレーキ軸を回動させたときに、その回動方向に対応
して前記昇降装置がシートを上昇または下降させるシー
トリフタにおいて、前記クラッチとして請求項3または
4に記載の二方向クラッチを採用して、前記内方部材の
内径に前記ブレーキ軸を嵌め込み、前記外方部材に前記
レバーを取り付け、この外方部材の内周面に前記カム面
を形成し、前記クラッチ切換手段のばねが連結される固
定部材をシートに固定されたものとし、前記レバーを中
立位置から回動させて、前記各ころを前記カム面が形成
された外方部材とともに周方向に移動させたときに、前
記クラッチ切換用ころが前記ばねに引き戻されてカム面
に対して相対移動し、前記各ころが対向する一対のカム
面のいずれか一方に選択的に係合して、前記ブレーキ軸
がレバーと同方向に回動するようにしたことを特徴とす
るシートリフタ。 - 【請求項6】 前記レバーを中立位置に保持する弾性部
材を装着した請求項5に記載のシートリフタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001066158A JP2002266903A (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 二方向クラッチおよびそれを用いたシートリフタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001066158A JP2002266903A (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 二方向クラッチおよびそれを用いたシートリフタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002266903A true JP2002266903A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18924695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001066158A Pending JP2002266903A (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 二方向クラッチおよびそれを用いたシートリフタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002266903A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008038943A1 (en) * | 2006-09-26 | 2008-04-03 | Das Corporation | Pumping device for seat cushion of vehicle |
KR100821099B1 (ko) | 2006-09-26 | 2008-04-08 | 주식회사다스 | 자동차의 시트쿠션용 펌핑디바이스 |
KR100840486B1 (ko) | 2006-03-24 | 2008-06-20 | 주식회사 오스템 | 펌핑디바이스 및 이를 구비한 차량용 시트의 높이조절기구 |
JP2011235871A (ja) * | 2010-05-03 | 2011-11-24 | Das Corp | 車両用シートの高さ調節装置 |
KR101173469B1 (ko) | 2011-01-20 | 2012-08-14 | 주식회사다스 | 시트용 펌핑 디바이스의 백 드라이브 방지장치 |
US8348344B2 (en) | 2010-11-10 | 2013-01-08 | Faurecia Sièges d'Automobile | Adjustment mechanism for vehicle seat |
KR101294578B1 (ko) | 2012-06-28 | 2013-08-07 | 주식회사다스 | 차량용 시트의 펌핑디바이스 |
KR101294382B1 (ko) | 2012-06-28 | 2013-08-08 | 주식회사다스 | 차량용 시트의 펌핑디바이스 |
KR101294472B1 (ko) | 2012-06-28 | 2013-08-16 | 주식회사다스 | 차량용 시트의 펌핑디바이스 |
KR20180107722A (ko) * | 2017-03-22 | 2018-10-02 | 롤랙스 게엠베하 운트 코. 카게 | 롤-오프 방지 클램핑 바디 클러치 |
-
2001
- 2001-03-09 JP JP2001066158A patent/JP2002266903A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100840486B1 (ko) | 2006-03-24 | 2008-06-20 | 주식회사 오스템 | 펌핑디바이스 및 이를 구비한 차량용 시트의 높이조절기구 |
US8292367B2 (en) | 2006-09-26 | 2012-10-23 | Das Corporation | Pumping device for seat cushion of vehicle |
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US8348344B2 (en) | 2010-11-10 | 2013-01-08 | Faurecia Sièges d'Automobile | Adjustment mechanism for vehicle seat |
DE102011117816B4 (de) * | 2010-11-10 | 2013-04-11 | Faurecia Sièges d'Automobile | Fahrzeugsitzverstellmechanismusund Kraftfahrzeugsitz |
KR101173469B1 (ko) | 2011-01-20 | 2012-08-14 | 주식회사다스 | 시트용 펌핑 디바이스의 백 드라이브 방지장치 |
KR101294578B1 (ko) | 2012-06-28 | 2013-08-07 | 주식회사다스 | 차량용 시트의 펌핑디바이스 |
KR101294382B1 (ko) | 2012-06-28 | 2013-08-08 | 주식회사다스 | 차량용 시트의 펌핑디바이스 |
KR101294472B1 (ko) | 2012-06-28 | 2013-08-16 | 주식회사다스 | 차량용 시트의 펌핑디바이스 |
WO2014003476A1 (ko) * | 2012-06-28 | 2014-01-03 | 주식회사 다스 | 차량용 시트의 펌핑디바이스 |
US9469219B2 (en) | 2012-06-28 | 2016-10-18 | Das Co., Ltd | Pumping device for vehicle seat |
KR20180107722A (ko) * | 2017-03-22 | 2018-10-02 | 롤랙스 게엠베하 운트 코. 카게 | 롤-오프 방지 클램핑 바디 클러치 |
KR102077197B1 (ko) * | 2017-03-22 | 2020-04-02 | 롤랙스 게엠베하 운트 코. 카게 | 롤-오프 방지 클램핑 바디 클러치 |
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