JP6205221B2 - 印刷制御装置、及び、プログラム - Google Patents

印刷制御装置、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷制御装置、及び、プログラムに関する。
近年、オフィスなどで使用されている印刷装置の多くは、印刷対象の各ページの属性に応じて、カラーモードとモノクロモードとを切り替えて印刷する機能を備えている。
このカラーモードとモノクロモードとを切り替えて印刷する機能に関連する技術が、幾つか提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1で提案されている方法では、オブジェクトデータの属性情報に基づいて、第1のカラーモノクロ判定を行う。この際、オブジェクトデータが画像の場合は、第1のカラーモノクロ判定を行うことなく、一旦、カラーと判定する。すなわち、画像がモノクロであってもカラーと判定する。そして、オブジェクトデータが画像の場合には、画像がモノクロであっても、カラーのラスタデータを生成した後に、画素ごとに第2のカラーモノクロ判定を行う。
特開2007−282027号公報
特許文献1で提案されている方法では、ページ毎のカラーモノクロ判定を正確に行うことは可能であるが、全画像に対して画素毎のカラーモノクロ判定を行っているため、処理に時間がかかってしまう。
上記問題点に鑑み、本発明では、全画像に対して画素毎のカラーモノクロ判定を行うことなくカラーモノクロ判定を行うことを可能とする印刷制御装置、及び、プログラムを提供することを課題とする。
請求項1に係る印刷制御装置は、
印刷対象のデータに基づいて、オブジェクトデータ単位の描画命令を有する中間データを生成する中間データ生成部と、
前記描画命令に含まれる判定対象のオブジェクトデータの属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像か否かを判定する判定部と、
前記属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがカラーであるかモノクロであるかを判定する第1カラーモノクロ判定部と、
判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像であり、前記第1カラーモノクロ判定部によりカラーと判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとにカラーであるかモノクロであるかを更に判定する第2カラーモノクロ判定部と、
前記第2カラーモノクロ判定部によりカラーの画素があると判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータが配置される前記印刷対象のページをカラーモードとするジョブデータを生成するジョブデータ生成部と、
を備える、
ことを特徴としている。
請求項2に係る印刷制御装置は、請求項1に係る印刷制御装置において、
前記ページのオブジェクトデータの内で、特定の種別のオブジェクトデータを優先的に前記判定対象とする、
ことを特徴としている。
請求項3に係る印刷制御装置は、請求項1又は2に係る印刷制御装置において、
判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像以外であり、前記第1カラーモノクロ判定部によりカラーと判定された際、あるいは、前記第2カラーモノクロ判定部によりカラーの画素があると判定された際に、判定対象のオブジェクトデータが配置されるページのオブジェクトデータの中に、未判定のオブジェクトデータが存在する場合であっても、前記未判定のオブジェクトデータの判定を行うことなく、当該ページをカラーモードとする、
ことを特徴としている。
請求項4に係る印刷制御装置は、請求項1乃至3のいずれか一に係る印刷制御装置において、
カラーモードで印刷するオブジェクトデータの種別である強調対象種別が指定されている場合において、
前記第1カラーモノクロ判定部は、前記属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータが前記強調対象種別のオブジェクトデータに該当するか否かを判定し、該当する場合には判定対象のオブジェクトデータをカラーと判定し、該当しない場合には判定対象のオブジェクトデータをモノクロと判定する、
ことを特徴としている。
請求項5に係る印刷制御装置は、
印刷対象のデータに基づいて、オブジェクトデータ単位の描画命令を有する中間データを生成する中間データ生成部と、
前記描画命令に含まれる判定対象のオブジェクトデータの属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像か否かを判定する判定部と、
判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像の場合に、前記属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがカラーか否かを判定することで、印刷設定で指定された、色要素を含むオブジェクトデータの種別である指定オブジェクトに該当するか否かを判定する第1指定オブジェクト判定部と、
前記第1指定オブジェクト判定部により、判定対象のビットマップ画像がカラーであると判定された場合に、判定対象のビットマップ画像の画素ごとにカラーであるかモノクロであるかを更に判定して、前記指定オブジェクトに該当するか否かを判定する第2指定オブジェクト判定部と、
前記第2指定オブジェクト判定部により前記指定オブジェクトに該当すると判定されたオブジェクトデータに所定の処理を施したジョブデータを生成するジョブデータ生成部と、
を備える、
ことを特徴としている。
請求項6に係るプログラムは、
印刷制御装置のコンピュータに、
印刷対象のデータに基づいて、オブジェクトデータ単位の描画命令を有する中間データを生成し、
前記描画命令に含まれる判定対象のオブジェクトデータの属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像か否かを判定し、
前記属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがカラーであるかモノクロであるかを判定し、
判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像であり、前記属性情報に基づいてカラーと判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとにカラーであるかモノクロであるかを更に判定し、
判定対象のオブジェクトデータにカラーの画素があると判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータが配置される前記印刷対象のページをカラーモードとするジョブデータを生成する、
処理を実行する、
ことを特徴としている。
請求項1に係る印刷制御装置、あるいは、請求項6に係るプログラムによれば、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像の場合は、属性情報(ビットマップ画像のフォーマット)に基づいて、第1のカラーモノクロ判定を行い、第1のカラーモノクロ判定において、カラーと判定されたオブジェクトデータに対してのみ、第2のカラーモノクロ判定(画素ごとのカラーモノクロ判定)を行う。
このように構成することで、全画像に対して画素ごとにカラーモノクロ判定を行う場合よりも、判定処理に要する時間を短縮することが可能である。つまり、処理速度を向上させることが可能となる。また、第1のカラーモノクロ判定を行い、第1のカラーモノクロ判定において、カラーと判定されたビットマップ画像については、画素ごとに第2のカラーモノクロ判定を行うことから、正確にカラーモノクロ判定を行うことが可能となる。すなわち、全画素がグレースケールの場合には、モノクロと判定することが可能となる。
また、請求項1に係る印刷制御装置、あるいは、請求項6に係るプログラムによれば、ラスタデータに変換する前の、すなわち、オブジェクトデータ単位の描画命令を有する中間データの段階で、カラーモノクロ判定を行う。このように構成することで、例えば、印刷プレビューの際に、印刷プレビュー対象の原稿について、ページ毎に適したカラー・モノクロモードを示すことが可能となり、利便性を向上させることが可能となる。また、ラスタデータに変換する前に、カラーモノクロ判定を行うことから、モノクロの場合には、モノクロのラスタデータを生成すればよく、使用するメモリを削減することが可能となる。
請求項2に係る印刷制御装置によれば、判定対象のページのオブジェクトデータの内で、特定の種別のオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を優先的に行う。このように構成することで、判定処理に要する処理時間を短縮することが可能となる。
請求項3に係る印刷制御装置によれば、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像以外であり、第1カラーモノクロ判定部によりカラーと判定された際、あるいは、第2カラーモノクロ判定部によりカラーの画素があると判定された際には、判定対象のページのオブジェクトデータの中に未判定のオブジェクトデータがあったとしても、その時点で、判定対象のページをカラーモードとする。このように構成することで、判定処理に要する処理時間を更に短縮することが可能となる。
請求項4に係る印刷制御装置によれば、強調効果(カラーモードで印刷するオブジェクトデータの種別である強調対象種別)の指定がされている際に、印刷制判定対象のオブジェクトデータが指定されている強調効果に該当するか否かを判定し、指定されている強調効果に該当する場合には、判定対象のオブジェクトデータが配置されるページをカラーモードとする。このように構成することで、強調したいオブジェクトデータが含まれているかページごとにユーザ自身が確認することなく、ページごとに適したカラー・モノクロモードの設定を自動的に行うことが可能となる。したがって、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
請求項5に係る印刷制御装置によれば、指定オブジェクトに該当するオブジェクトデータを除外したジョブデータを生成する。このように構成することで、一つの原稿に基づいて、複数の種のジョブデータを生成することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
実施形態1における印刷システムの構成例と、印刷システムを構成する印刷制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図2(a)は、実施形態1におけるカラーモノクロ管理テーブルの例を示す図である。図2(b)は、実施形態1における判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像である場合のカラーモノクロ判定の方法を説明するための図である。 実施形態1におけるカラーモノクロ判定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。 実施形態1におけるページkのカラーモノクロ判定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。 実施形態2における印刷システムを構成する印刷制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 実施形態2における未処理オブジェクト管理テーブルの例を示す図である。 実施形態2におけるページkのカラーモノクロ判定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。 図8(a)と(b)は、いずれも、実施形態3における強調効果の設定画面の例を示す図である。 実施形態3におけるページkのカラーモノクロ判定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。 実施形態4における印刷システムを構成する印刷制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 実施形態4における指定オブジェクト印刷設定画面の例と、各設定時の具体例を示す図である。 実施形態4における指定オブジェクト管理テーブルの例を示す図である。 実施形態4における指定オブジェクト特定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。 実施形態4におけるページkの指定オブジェクト特定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。
以下に本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態1の印刷システム100の構成例と、印刷システム100を構成する印刷制御装置10の構成例を示す機能ブロック図である。印刷システム100は、図1に示すように、一又は複数の印刷制御装置10と、一又は複数の画像形成装置である印刷装置20と、を含み、印刷制御装置10と印刷装置20とは、ネットワークNWを介して相互に通信可能に接続されている。
印刷装置20は、印刷制御装置10により出力される印刷ジョブ(以下、ジョブデータという)を処理し、印刷用紙などの印刷媒体上に内容を印刷して出力する装置である。
本実施形態1における印刷制御装置10は、例えば、スマートフォンやPC(Personal Computer)などの情報端末装置であり、ユーザの印刷指示に従って、印刷対象のジョブデータを生成して、指定されている印刷装置20へ、生成したジョブデータを送信する装置である。本実施形態1における印刷制御装置10は、図1に示すように、通信部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、制御部15と、を備えて構成されている。
なお、以下においては、印刷制御装置10のOS(Operating System)がWindows(登録商標、以下省略)の場合を例に説明する。
通信部11は、通信モジュールなどで構成され、ネットワークNWを介して、印刷装置20との間で通信を行う。例えば、通信部11は、生成されたジョブデータを印刷装置20へ送信する。
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などで構成され、制御部15を構成するCPU(Central Processing Unit)のワークエリア、印刷制御装置10全体を制御するための動作プログラムなどの各種プログラムを格納するプログラムエリア、詳しくは後述のカラーモノクロ管理テーブルT1などの各種データを格納するデータエリアとして機能する。
ここで、図2(a)を参照して、記憶部12のデータエリアに格納されているカラーモノクロ管理テーブルT1について説明する。図2(a)は、本実施形態1におけるカラーモノクロ管理テーブルT1の例を示す図である。
カラーモノクロ管理テーブルT1は、詳しくは後述のフラグ設定部15hにより管理されており、詳しくは後述のジョブデータ生成部15iがジョブデータを生成する際に参照するテーブルである。カラーモノクロ管理テーブルT1は、図2(a)に示すように、「ページ」ごとに、「カラーフラグ」が対応付けられているテーブルである。
「カラーフラグ」は、対応するページにカラーのオブジェクトデータが含まれているか否かを示すフラグである。本実施形態1においては、フラグ値が“0”の場合は、対応するページにカラーのオブジェクトデータが含まれていないことを示し、フラグ値“1”の場合は、対応するページにカラーのオブジェクトデータが含まれていることを示している。なお、初期値は“0”であり、カラーのオブジェクトデータを含む場合には、フラグ設定部15hにより、対応するフラグ値が“1”に変更される。
例えば、図2(a)の例では、ページ1に対応するフラグ値が“1”となっていることから、ページ1にはカラーのオブジェクトデータが含まれていると判定されたことを示している。
図1に戻り、表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)などの表示装置などで構成され、例えば、各種機能ボタンや各種の設定画面などを表示画面上に表示する。
操作部14は、キーボードや表示部13の表示画面上に表示されるタッチパネルなどで構成され、ユーザは、操作部14を操作して、例えば、印刷指示などの所望の処理を実行させることが可能である。
制御部15は、CPUなどで構成され、記憶部12のプログラムエリアに格納されている動作プログラムを実行して、図1に示すように、判定部15aと、中間データ生成部15bと、第1カウンタ15cと、属性情報取得部15dと、第2カウンタ15eと、第1カラーモノクロ判定部15fと、第2カラーモノクロ判定部15gと、フラグ設定部15hと、ジョブデータ生成部15iとしての機能を実現すると共に、印刷制御装置10全体を制御する制御処理やカラーモノクロ判定処理などの処理を実行する。
判定部15aは、印刷対象の全ページについてカラーモノクロ判定が実行されたか否かを判定する。より具体的には、判定部15aは、第1カウンタ15cのカウンタ値kの値が、印刷対象のページ数を超えたか否かを判定することで、印刷対象の全ページについてカラーモノクロ判定が実行されたか否かを判定する。
また、判定部15aは、第2カウンタ15eのカウンタ値nに対応するn番目のオブジェクトデータがJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式やGIF(Graphics Interchange Format)形式の画像などのビットマップ画像か否かを判定する。より具体的には、判定部15aは、属性情報取得部15dにより取得された判定対象のオブジェクトデータの属性情報を解析して、例えば、ファイルタイプに基づいて、ビットマップ画像が否かを判定する。
また、判定部15aは、判定対象のページの全てのオブジェクトデータについてカラーモノクロ判定が実行されたか否かを判定する。より具体的には、判定部15aは、第2カウンタ15eのカウンタ値nの値が、判定対象のページのオブジェクトデータ数を超えたか否かを判定することで、判定対象のページの全てのオブジェクトデータについてカラーモノクロ判定が実行されたか否かを判定する。
中間データ生成部15bは、ユーザにより印刷指示がなされると、印刷対象のデータに基づいて、バックグランドでジョブデータの生成処理を実行させるためのEMF(Enhanced Meta File)を生成し、記憶部12に格納する。EMFは、オブジェクトデータ単位の描画命令を有する中間データであり、ジョブデータ生成部15iは、このEMFを利用して、バックグランドでジョブデータを生成することが可能である。以下、EMFを、中間データと称することとする。
第1カウンタ15cは、印刷対象の全ページについてカラーモノクロ判定が実行されたかを管理するためのカウンタであり、制御部15により制御されている。第1カウンタ15cのカウンタ値kの初期値は、本実施形態1においては、“1”であり、ページ単位でのカラーモノクロ判定が終了する度に、制御部15によりインクリメントされる。つまり、第1カウンタ15cのカウンタ値kは、判定対象のページを示す値である。以下、判定対象のページをページkと称することとする。
属性情報取得部15dは、中間データ生成部15bにより生成された中間データを解析して、ページkの各オブジェクトデータの属性情報を取得する。すなわち、属性情報取得部15dは、オブジェクトデータ毎に、対応する描画命令に含まれる属性情報を取得する。
ここで、属性情報取得部15dにより取得されるオブジェクトデータの属性情報は、例えば、オブジェクトデータのファイルタイプ、オブジェクトデータがビットマップ画像以外の場合はオブジェクトデータのカラーコード、オブジェクトデータがビットマップ画像の場合はビットマップ画像のフォーマットなどである。
第2カウンタ15eは、ページ単位でのカラーモノクロ判定処理において、ページkの全オブジェクトデータについてカラーモノクロ判定が実行されたかを管理するためのカウンタであり、制御部15により制御されている。第2カウンタ15eのカウンタ値nの初期値は、本実施形態1においては、“1”であり、オブジェクトデータ単位でのカラーモノクロ判定処理において、判定対象のオブジェクトデータがモノクロであると判定される度に、制御部15によりインクリメントされる。
なお、本実施形態1におけるオブジェクトデータ単位のカラーモノクロ判定においては、ページkの上端から下端方向に配置されている順にオブジェクトデータのカラーモノクロ判定処理を行うものとする。つまり、第2カウンタ15eのカウンタ値nは、判定対象のオブジェクトデータのページkにおける上端から下端方向の配置の順番を示す値である。
第1カラーモノクロ判定部15fは、属性情報取得部15dにより取得された判定対象のオブジェクトデータの属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがカラーかモノクロかを判定する。
より具体的には、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像以外の場合には、第1カラーモノクロ判定部15fは、判定対象のオブジェクトデータの描画命令に含まれるカラーコードに基づいて、カラーモノクロ判定を行う。
例えば、カラーコードが0×FF008000の場合には、カラーコードは(α,R,G,B)=(255,0,128,0)を表していることから、この場合は、緑系の色で描画されていることが分かる。すなわち、この場合のオブジェクトデータは、第1カラーモノクロ判定部15fによりカラーと判定される。つまり、第1カラーモノクロ判定部15fは、カラーコードがグレースケールあるいは白黒を示している場合には、モノクロと判定し、それ以外の場合に、カラーと判定する。ここで、α、R、G、Bは、それぞれ、透過率、赤、緑、青を意味している。
判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像の場合には、第1カラーモノクロ判定部15fは、ビットマップ画像のフォーマットに基づいて、カラーモノクロ判定を行う。つまり、第1カラーモノクロ判定部15fは、ビットマップ画像のフォーマットに含まれている1画素(ピクセル)当たりのビット数を指定する値(biBitCount)に基づいて、カラーモノクロ判定を行う。
ここで、図2(b)を参照して、本実施形態1における判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像の場合のカラーモノクロ判定の方法をより具体的に説明する。図2(b)は、本実施形態1における判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像である場合のカラーモノクロ判定の方法を説明するための図である。
図2(b)を参照して、例えば、値が“1”の場合は、白黒ビットマップであることを示すことから、この場合には、第1カラーモノクロ判定部15fは、判定対象のオブジェクトデータはモノクロであると判定する。値が“4”、“8”、“16”、“24”、“32”の場合は、保持できる最大の色数(以下、最大保持色数という)は、それぞれ、16(2)色、256(2)色、65536(216)色、16777216(224)色、4294967296(232)色であることを示すことから、これらの値の場合には、第1カラーモノクロ判定部15fは、判定対象のオブジェクトデータはカラーであると判定する。
図1に戻り、第2カラーモノクロ判定部15gは、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像であり、第1カラーモノクロ判定部15fによりカラーであると判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとに、例えば、左上端から順番にカラーモノクロ判定を行う。この際、第2カラーモノクロ判定部15gは、ある画素がカラーであると判定した場合には、それ以降の画素についてカラーモノクロ判定を行うことなく、判定対象のオブジェクトデータをカラーと判定する。
第1カラーモノクロ判定部15fによりカラーモノクロ判定を行っているにもかかわらず、1画素(ピクセル)当たりのビット数を指定する値が“4”、“8”、“16”、“24”、“32”の場合に、さらに、第2カラーモノクロ判定部15gによる画素ごとのカラーモノクロ判定を行うのは、判定対象のオブジェクトデータの全画素でR=G=B(グレースケール)となっている場合があるからである。
フラグ設定部15hは、カラーモノクロ管理テーブルT1を初期化すると共に、カラーモノクロ管理テーブルT1のカラーフラグの設定を変更する。より具体的には、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像ではなく、第1カラーモノクロ判定部15fによりカラーであると判定された場合、あるいは、第2カラーモノクロ判定部15gによりカラーであると判定された場合に、フラグ設定部15hは、カラーモノクロ管理テーブルT1の対応するページ、すなわち、判定対象のオブジェクトデータが配置されるページのカラーフラグのフラグ値を“1”に変更する。これにより、このページをカラーモードとするジョブデータが生成されることとなる。
ジョブデータ生成部15iは、印刷対象の全ページのカラーモノクロ判定が終了すると、カラーモノクロ管理テーブルT1を参照して、カラーモノクロ判定の結果を反映させたジョブデータを生成し、通信部11を介して、生成したジョブデータを指定されている印刷装置20へ送信する。例えば、図2(a)を参照して、ジョブデータ生成部15iは、ページ1についてはカラーモードとし、ページ2と3についてはモノクロモードとするジョブデータを生成する。
次に、図3を参照して、本実施形態1における印刷制御装置10で実行されるカラーモノクロ判定処理の流れについて説明する。図3は、本実施形態1におけるカラーモノクロ判定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。本カラーモノクロ判定処理は、ユーザが操作部14を操作して、印刷指示を行ったことをトリガとして開始される。
印刷指示がなされると、中間データ生成部15bは、印刷対象のデータに基づいて、中間データを生成し、記憶部12に格納する(ステップS001)。そして、フラグ設定部15hは、カラーモノクロ管理テーブルT1を初期化し(ステップS002)、制御部15は、第1カウンタ15cをリセット(カウンタ値k=1)する(ステップS003)。
そして、第1カラーモノクロ判定部15fは属性情報取得部15dなどと連係してページkのカラーモノクロ判定処理を実行する(ステップS004)。ページkのカラーモノクロ判定処理が終了すると、制御部15は、第1カウンタ15cをインクリメントし(ステップS005)、判定部15aは、印刷対象の全ページのカラーモノクロ判定が実行されたか否かを判定する(ステップS006)。
判定部15aにより、印刷対象の全ページのカラーモノクロ判定がまだ実行されていないと判定された場合には(ステップS006;NO)、処理はステップS004の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部15aにより、印刷対象の全ページのカラーモノクロ判定が実行されたと判定された場合には(ステップS006;YES)、ジョブデータ生成部15iは、カラーモノクロ管理テーブルT1を参照して、印刷対象のカラーモノクロ判定の結果を反映させたジョブデータを生成し、通信部11を介して、生成したジョブデータを指定されている印刷装置20へ送信する(ステップS007)。そして、処理は終了する。
次に、図4を参照して、本実施形態1におけるページkのカラーモノクロ判定処理の流れについて説明する。図4は、本実施形態1におけるページkのカラーモノクロ判定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。本ページkのカラーモノクロ判定処理は、上述のカラーモノクロ判定処理のステップS004の処理に対応する処理である。
属性情報取得部15dは、中間データを解析して、ページkの各オブジェクトデータの属性情報を取得し(ステップS101)、制御部15は、第2カウンタ15eをリセット(カウンタ値n=1)する(ステップS102)。
そして、判定部15aは、ページkのn個目のオブジェクトデータはビットマップ画像か否かを判定する(ステップS103)。
判定部15aにより、n個目のオブジェクトデータはビットマップ画像であると判定された場合には(ステップS103;YES)、第1カラーモノクロ判定部15fは、ビットマップ画像のフォーマットに基づいて、カラーモノクロ判定を行う(ステップS104)。
第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果がモノクロの場合には(ステップS104;NO)、処理は後述のステップS202の処理へと進む。一方、第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果がカラーの場合には(ステップS104;YES)、第2カラーモノクロ判定部15gは、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとにカラーモノクロ判定を実行する(ステップS105)。
第2カラーモノクロ判定部15gにより、判定対象のオブジェクトデータにカラーの画素はないと判定された場合には(ステップS105;NO)、処理は後述のステップS202の処理へと進む。
一方、第2カラーモノクロ判定部15gにより、カラーの画素があると判定された場合には(ステップS105;YES)、フラグ設定部15hは、ページkのカラーフラグのフラグ値を“1”に変更する(ステップS106)。そして、本処理は終了し、カラーモノクロ判定処理のステップS005の処理へと進むこととなる。
このように、第2カラーモノクロ判定部15gによりカラーであると判定された場合には、ページkの全てのオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を行うことなく、その時点で、ページkのカラーモノクロ判定を終了する。
ここで、ステップS103の処理において、判定部15aにより、n個目のオブジェクトデータはビットマップ画像ではないと判定された場合には(ステップS103;NO)、第1カラーモノクロ判定部15fは、カラーコードに基づいて、カラーモノクロ判定を行う(ステップS201)。
第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果が、カラーの場合には(ステップS201;YES)、処理はステップS106の処理へと進み、フラグ設定部15hは、ページkのカラーフラグのフラグ値を“1”に変更する(ステップS106)。そして、本処理は終了し、カラーモノクロ判定処理のステップS005の処理へと進むこととなる。
このように、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像ではなく、第1カラーモノクロ判定部15fによりカラーであると判定された場合には、ページkの全てのオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を行うことなく、その時点で、ページkのカラーモノクロ判定を終了する。
一方、第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果が、モノクロの場合には(ステップS201;NO)、制御部15は、第2カウンタ15eをインクリメントし(ステップS202)、判定部15aは、ページkの全てのオブジェクトデータについてカラーモノクロ判定を行ったか否かを判定する(ステップS203)。
判定部15aにより、ページkの全てのオブジェクトデータについてまだカラーモノクロ判定を行っていないと判定された場合には(ステップS203;NO)、処理は、ステップS103の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部15aにより、ページkの全てのオブジェクトデータについてカラーモノクロ判定を行ったと判定された場合には(ステップS203;YES)、本処理は終了し、カラーモノクロ判定処理のステップS005の処理へと進むこととなる。この場合は、カラーモノクロ管理テーブルT1のページkのカラーフラグのフラグ値は変更されない。
上記実施形態1によれば、印刷制御装置10は、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像の場合は、まず、画像フォーマットに基づいて、第1のカラーモノクロ判定を行い、第1のカラーモノクロ判定において、カラーと判定されたオブジェクトデータに対してのみ、第2のカラーモノクロ判定(画素ごとのカラーモノクロ判定)を行う。
このように構成することで、全画像に対して画素ごとにカラーモノクロ判定を行う場合よりも、判定処理に要する時間を短縮することが可能である。つまり、処理速度を向上させることが可能となる。また、第1のカラーモノクロ判定を行い、第1のカラーモノクロ判定において、カラーと判定されたオブジェクトデータ(ビットマップ画像)については、画素ごとに第2のカラーモノクロ判定を行うことから、正確にカラーモノクロ判定を行うことが可能となる。すなわち、全画素がグレースケールの場合には、モノクロと判定することが可能となる。
また、上記実施形態1によれば、印刷制御装置10は、中間データ生成部15bにより生成される中間データをラスタデータに変換する前に、すなわち、オブジェクトデータ単位の描画命令を有する中間データの段階で、ページ毎にカラーモノクロ判定を行う。
このように構成することで、例えば、印刷プレビューの際に、印刷プレビュー対象の原稿について、ページ毎に適したカラー・モノクロモードを示すことが可能となり、利便性を向上させることが可能となる。また、ラスタデータに変換する前に、ページ毎にカラーモノクロ判定を行うことから、モノクロの場合には、モノクロのラスタデータを生成すればよく、使用するメモリを削減することが可能となる。
(実施形態2)
上記実施形態1においては、オブジェクトデータ単位でのカラーモノクロ判定を行う際に、例えば、ページkの上端から下端方向に配置されている順にオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を行うと説明した。
本実施形態2では、ビットマップ画像に対するカラーモノクロ判定を最初に行う構成とする。これは、ビットマップ画像の場合、ビットマップ画像以外のオブジェクトデータと比較すると、カラーである確率が非常に高いからである。したがって、ビットマップ画像に対するカラーモノクロ判定を最初に行うことで、判定に要する処理時間を短縮することが可能となる。
図5は、本実施形態2における印刷システム100を構成する印刷制御装置10の構成例を示す機能ブロック図である。本実施形態2における印刷システム100の構成は実施形態1の場合と同じである。また、本実施形態2における印刷制御装置10の基本的な構成は、実施形態1の場合と同じである。
但し、図5に示すように、制御部15が更にテーブル設定部15jを備える点で、実施形態1の場合と異なっている。また、記憶部12が、更に、図6に例示する未処理オブジェクト管理テーブルT2を格納する点で、実施形態1の場合と異なっている。また、判定部15aと第2カウンタ15eが果たす機能が実施形態1の場合とでは若干異なっている。
まず、図6を参照して、記憶部12に格納されている未処理オブジェクト管理テーブルT2について説明する。図6は、本実施形態2における未処理オブジェクト管理テーブルT2の例を示す図である。未処理オブジェクト管理テーブルT2は、テーブル設定部15jにより管理されているテーブルであり、オブジェクト番号nの一覧からなるテーブルである。
「オブジェクト番号n」欄には、ページkのオブジェクトデータの内で、ビットマップ画像以外のオブジェクトデータに対応する第2カウンタ15eのカウンタ値nが、テーブル設定部15jにより格納される。つまり、未処理オブジェクト管理テーブルT2は、ビットマップ画像に対するカラーモノクロ判定を優先的に行うために後回しにされたビットマップ画像以外のオブジェクトデータを管理するためのテーブルである。例えば、図6を参照すると、“1”と“2”と“4”と“6”の登録があることから、この場合は、第2カウンタ15eのカウンタ値nが“1”と“2”と“4”と“6”の時のオブジェクトデータがビットマップ画像以外であったことを示している。
図5に戻り、制御部15は、CPUなどで構成され、記憶部12のプログラムエリアに格納されている動作プログラムを実行して、図5に示すように、判定部15aと、中間データ生成部15bと、第1カウンタ15cと、属性情報取得部15dと、第2カウンタ15eと、第1カラーモノクロ判定部15fと、第2カラーモノクロ判定部15gと、フラグ設定部15hと、ジョブデータ生成部15iと、テーブル設定部15jとしての機能を実現すると共に、印刷制御装置10全体を制御する制御処理やカラーモノクロ判定処理などの処理を実行する。
判定部15aは、印刷対象の全ページについてカラーモノクロ判定が実行されたか否かを判定する。より具体的には、判定部15aは、第1カウンタ15cのカウンタ値kの値が、印刷対象のページ数を超えたか否かを判定することで、印刷対象の全ページについてカラーモノクロ判定が実行されたか否かを判定する。
また、判定部15aは、第2カウンタ15eのカウンタ値nに対応するn番目のオブジェクトデータがビットマップ画像か否かを判定する。より具体的には、判定部15aは、属性情報取得部15dにより取得された判定対象のオブジェクトデータの属性情報を解析して、例えば、ファイルタイプに基づいて、ビットマップ画像が否かを判定する。
また、判定部15aは、ページkの全てのオブジェクトデータについてビットマップ画像か否かの判定を行ったか否かを判定する。より具体的には、判定部15aは、第2カウンタ15eのカウンタ値nの値が、ページkのオブジェクトデータ数を超えたか否かを判定することで、ページkの全てのオブジェクトデータについてビットマップ画像か否かの判定を行ったか否かを判定する。
さらに、判定部15aは、未処理オブジェクト管理テーブルT2を参照して、登録があるか否かを判定する。
第2カウンタ15eは、ページ単位でのカラーモノクロ判定処理において、ページkの全てのオブジェクトデータについてビットマップ画像か否かの判定が行われたかを管理するためのカウンタであり、制御部15により制御されている。第2カウンタ15eのカウンタ値nの初期値は、本実施形態2においては、“1”であり、オブジェクトデータ単位でのカラーモノクロ判定処理において、オブジェクトデータがビットマップ画像か否かの判定が行われる度に、制御部15によりインクリメントされる。
なお、本実施形態2におけるオブジェクトデータ単位のカラーモノクロ判定においては、ページkの上端から下端方向に配置されている順にオブジェクトデータがビットマップ画像か否かの判定を行うものとする。つまり、第2カウンタ15eのカウンタ値nは、判定対象のオブジェクトデータのページkにおける上端から下端方向の配置の順番を示す値である。
テーブル設定部15jは、未処理オブジェクト管理テーブルT2の管理を行う。例えば、テーブル設定部15jは、判定部15aにより、オブジェクトデータがビットマップ画像以外であると判定された場合に、第2カウンタ15eのカウンタ値nを未処理オブジェクト管理テーブルT2に登録する。また、例えば、テーブル設定部15jは、未処理オブジェクト管理テーブルT2に登録されているオブジェクトデータに対するカラーモノクロ判定処理が、第1カラーモノクロ判定部fにより行われた際には、判定処理が行われたオブジェクトデータの登録を未処理オブジェクト管理テーブルT2から削除する。
次に、図7を参照して、本実施形態2におけるページkのカラーモノクロ判定処理の流れについて説明する。図7は、本実施形態2におけるページkのカラーモノクロ判定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。本ページkのカラーモノクロ判定処理は、上述のカラーモノクロ判定処理のステップS004の処理に対応する処理である。なお、本実施形態2における、カラーモノクロ判定処理は、実施形態1の場合と同じである。
属性情報取得部15dは、中間データを解析して、ページkの各オブジェクトデータの属性情報を取得し(ステップS101)、制御部15は、第2カウンタ15eをリセット(カウンタ値n=1)する(ステップS102)。
そして、判定部15aは、ページkのn個目のオブジェクトデータはビットマップ画像か否かを判定する(ステップS103)。
判定部15aにより、n個目のオブジェクトデータはビットマップ画像であると判定された場合には(ステップS103;YES)、第1カラーモノクロ判定部15fは、ビットマップ画像のフォーマットに基づいて、カラーモノクロ判定を行う(ステップS104)。
第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果がモノクロの場合には(ステップS104;NO)、処理は後述のステップS302の処理へと進む。一方、第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果がカラーの場合には(ステップS104;YES)、第2カラーモノクロ判定部15gは、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとにカラーモノクロ判定を実行する(ステップS105)。
第2カラーモノクロ判定部15gにより、判定対象のオブジェクトデータにカラーの画素はないと判定された場合には(ステップS105;NO)、処理は後述のステップS302の処理へと進む。
一方、第2カラーモノクロ判定部15gにより、カラーの画素があると判定された場合には(ステップS105;YES)、フラグ設定部15hは、ページkのカラーフラグのフラグ値を“1”に変更する(ステップS106)。
そして、テーブル設定部15jは、未処理オブジェクト管理テーブルT2を初期化し(ステップS107)、本処理は終了し、カラーモノクロ判定処理のステップS005の処理へと進むこととなる。このように、第2カラーモノクロ判定部15gによりカラーであると判定された場合には、ページkの全てのオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を行うことなく、その時点で、ページkのカラーモノクロ判定を終了する。
ここで、ステップS103の処理において、判定部15aにより、n個目のオブジェクトデータはビットマップ画像ではないと判定された場合には(ステップS103;NO)、テーブル設定部15jは、第2カウンタ15eのカウンタ値nを未処理オブジェクト管理テーブルT2に登録する(ステップS301)。
そして、制御部15は、第2カウンタ15eをインクリメントし(ステップS302)、判定部15aは、ページkの全てのオブジェクトデータについてビットマップ画像か否かの判定を行ったか否かを判定する(ステップS303)。判定部15aにより、ページkの全てのオブジェクトデータについて、まだ、ビットマップ画像か否かの判定を行っていないと判定された場合には(ステップS303;NO)、処理は、ステップS103の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、ページkの全てのオブジェクトデータについてビットマップ画像か否かの判定を行ったと判定した場合には(ステップS303;YES)、判定部15aは、更に、未処理オブジェクト管理テーブルT2に登録が有るか否かを判定する(ステップS304)。
判定部15aにより、未処理オブジェクト管理テーブルT2に登録は無いと判定された場合には(ステップS304;NO)、本処理は終了して、カラーモノクロ判定処理のステップS005の処理へと進むこととなる。この場合は、カラーモノクロ管理テーブルT1のページkのカラーフラグのフラグ値は変更されない。
一方、判定部15aにより、未処理オブジェクト管理テーブルT2に登録が有ると判定された場合には(ステップS304;YES)、第1カラーモノクロ判定部15fは、例えば、番号nが小さい順に、対応するオブジェクトデータのカラーモノクロ判定処理を行う(ステップS305)。すなわち、第1カラーモノクロ判定部15fは、カラーコードに基づいて、カラーモノクロ判定を行う。
第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果が、カラーの場合には(ステップS305;YES)、処理はステップS106の処理へと進み、フラグ設定部15hは、ページkのカラーフラグのフラグ値を“1”に変更し(ステップS106)、テーブル設定部15jは、未処理オブジェクト管理テーブルT2を初期化する(ステップS107)。そして、本処理は終了し、カラーモノクロ判定処理のステップS005の処理へと進むこととなる。
このように、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像ではなく、第1カラーモノクロ判定部15fによりカラーであると判定された場合には、ページkの全てのオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を行うことなく、その時点で、ページkのカラーモノクロ判定を終了する。
一方、第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果が、モノクロの場合には(ステップS305;NO)、テーブル設定部15jは、判定されたオブジェクトデータの登録を未処理オブジェクト管理テーブルT2から削除し(ステップS306)、処理はステップS304の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
上記実施形態2によれば、印刷制御装置10は、ページkのオブジェクトデータの内で、特定の種別のオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を優先的に実行する。このように構成することで、判定処理に要する処理時間を短縮することが可能となる。
(実施形態3)
本実施形態3において、本発明の応用例について説明する。本実施形態3では、図8に例示する強調効果の設定画面において強調効果の設定が行われた際に、指定されている強調効果に該当するオブジェクトデータが含まれているか否かを印刷対象のページ毎に判定し、指定されている強調効果に該当するオブジェクトデータが含まれているページはカラーモードとし、含まれていないページはモノクロモードとする処理を行う例について説明する。
本実施形態3における印刷システム100を構成する各装置の基本的な構成は、実施形態1の場合と同じである。但し、判定部15aと第1カラーモノクロ判定部15fが果たす機能が、実施形態1の場合と若干異なる。
なお、本実施形態3においては、印刷制御装置10のユーザが、操作部14を操作して、印刷設定を行う際に、図8に例示する強調効果の設定画面において、強調効果の設定を行っているものとして、以下説明する。図8(a)と図8(b)は、いずれも、本実施形態3における強調効果の設定画面の例を示す図である。強調効果の設定は、図8を参照して、例えば、チェックボックスにチェックを入れることで有効となり、ユーザにより選択された強調効果に該当するオブジェクトデータが配置されるページについてはカラーモードとする設定である。
なお、図8に示す強調効果の設定画面は、一例に過ぎず、例えば、図8(b)に例示するように、印刷対象のページ毎に異なる強調効果を指定できるように構成してもよい。このように構成することで、ページ毎に強調したいオブジェクトの種別が異なる場合にも対応することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
判定部15aは、実施形態1で説明した判定処理以外に、印刷設定の強調効果に関するパラメータを参照して、指定されている強調効果はカラー写真(本実施形態3では、カラーのビットマップ画像をカラー写真ということとする)か否かを判定する。
第1カラーモノクロ判定部15fは、属性情報取得部15dにより取得された判定対象のオブジェクトデータの属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータが指定されている強調効果に該当するか否かを判定することで、判定対象のオブジェクトデータがカラーかモノクロかを判定する。すなわち、第1カラーモノクロ判定部15fは、判定対象のオブジェクトデータが指定されている強調効果に該当すれば、カラーと判定し、該当しなければ、モノクロと判定する。
より具体的には、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像以外の場合には、第1カラーモノクロ判定部15fは、印刷設定の強調効果に関するパラメータを参照して、指定されている強調効果を特定する。そして、第1カラーモノクロ判定部15fは、判定対象のオブジェクトデータの描画命令に含まれるカラーコードに基づいて、判定対象のオブジェクトデータが、指定されている強調効果に該当するか否かを判定する。そして、第1カラーモノクロ判定部15fは、指定されている強調効果に該当する場合は、カラーと判定し、指定されている強調効果に該当しない場合は、モノクロと判定する。
例えば、指定されている強調効果が緑のテキストであり、判定対象のオブジェクトデータがテキストデータ且つカラーコードが0×FF008000であるとする。この場合、カラーコードは(α,R,G,B)=(255,0,128,0)を表していることから、判定対象のオブジェクトデータ(テキストデータ)は緑系の色で描画されていることが分かる。すなわち、この場合のオブジェクトデータは、指定されている強調効果に該当することから、第1カラーモノクロ判定部15fは、カラーと判定する。
判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像の場合には、第1カラーモノクロ判定部15fは、ビットマップ画像のフォーマットに基づいて、カラーモノクロ判定を行う。つまり、第1カラーモノクロ判定部15fは、ビットマップ画像のフォーマットに含まれている1画素(ピクセル)当たりのビット数を指定する値(biBitCount)に基づいて、カラーモノクロ判定を行う。
次に、図9を参照して、本実施形態3におけるページkのカラーモノクロ判定処理の流れについて説明する。図9は、本実施形態3におけるページkのカラーモノクロ判定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。本ページkのカラーモノクロ判定処理は、上述のカラーモノクロ判定処理のステップS004の処理に対応する処理である。なお、本実施形態3における、カラーモノクロ判定処理は、実施形態1の場合と同じである。
属性情報取得部15dは、中間データを解析して、ページkの各オブジェクトデータの属性情報を取得し(ステップS401)、制御部15は、第2カウンタ15eをリセット(カウンタ値n=1)する(ステップS402)。
そして、判定部15aは、ページkのn個目のオブジェクトデータはビットマップ画像か否かを判定する(ステップS403)。n個目のオブジェクトデータはビットマップ画像であると判定した場合には(ステップS403;YES)、判定部15aは、更に、印刷設定の強調効果に関するパラメータを参照して、指定されている強調効果はカラー写真か否かを判定する(ステップS404)。
判定部15aにより、指定されている強調効果はカラー写真ではないと判定された場合には(ステップS404;NO)、処理は後述のステップS502の処理へと進む。
一方、判定部15aにより、指定されている強調効果はカラー写真であると判定された場合には(ステップS404;YES)、第1カラーモノクロ判定部15fは、ビットマップ画像のフォーマットに基づいて、カラーモノクロ判定を行う(ステップS405)。
第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果がモノクロの場合には(ステップS405;NO)、処理は後述のステップS502の処理へと進む。一方、第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果がカラーの場合には(ステップS405;YES)、第2カラーモノクロ判定部15gは、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとにカラーモノクロ判定を実行する(ステップS406)。
第2カラーモノクロ判定部15gにより、判定対象のオブジェクトデータにカラーの画素はないと判定された場合には(ステップS406;NO)、処理は後述のステップS502の処理へと進む。
一方、第2カラーモノクロ判定部15gにより、カラーの画素があると判定された場合には(ステップS406;YES)、フラグ設定部15hは、ページkのカラーフラグのフラグ値を“1”に変更する(ステップS407)。そして、本処理は終了し、カラーモノクロ判定処理のステップS005の処理へと進むこととなる。
このように、指定されている強調効果がカラー写真であって、第2カラーモノクロ判定部15gによりカラーであると判定された場合には、ページkの全てのオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を行うことなく、その時点で、ページkのカラーモノクロ判定を終了する。
ここで、ステップS403の処理において、判定部15aにより、n個目のオブジェクトデータはビットマップ画像ではないと判定された場合には(ステップS403;NO)、第1カラーモノクロ判定部15fは、カラーコードに基づいて、判定対象のオブジェクトデータが、指定されている強調効果に該当するか否かを判定することで、判定対象のオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を行う(ステップS501)。この際、第1カラーモノクロ判定部15fは、指定されている強調効果がカラー写真の場合には、NO(モノクロ)と判定する。
第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果が、カラーの場合には(ステップS501;YES)、処理はステップS407の処理へと進み、フラグ設定部15hは、ページkのカラーフラグのフラグ値を“1”に変更する(ステップS407)。そして、本処理は終了し、カラーモノクロ判定処理のステップS005の処理へと進むこととなる。
このように、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像ではなく、第1カラーモノクロ判定部15fによりカラーであると判定された場合には、ページkの全てのオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を行うことなく、その時点で、ページkのカラーモノクロ判定を終了する。
一方、第1カラーモノクロ判定部15fによる判定結果が、モノクロの場合には(ステップS501;NO)、制御部15は、第2カウンタ15eをインクリメントし(ステップS502)、判定部15aは、ページkの全てのオブジェクトデータについてカラーモノクロ判定を行ったか否かを判定する(ステップS503)。
判定部15aにより、ページkの全てのオブジェクトデータについてまだカラーモノクロ判定を行っていないと判定された場合には(ステップS503;NO)、処理は、ステップS403の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部15aにより、ページkの全てのオブジェクトデータについてカラーモノクロ判定を行ったと判定された場合には(ステップS503;YES)、本処理は終了し、カラーモノクロ判定処理のステップS005の処理へと進むこととなる。この場合は、カラーモノクロ管理テーブルT1のページkのカラーフラグのフラグ値は変更されない。
上記実施形態3によれば、強調効果の指定がされている際に、印刷制御装置10は、判定対象のオブジェクトデータが指定されている強調効果に該当するか否かを判定し、指定されている強調効果に該当する場合には、判定対象のオブジェクトデータが配置されるページをカラーモードに設定し、判定対象のページの全てのオブジェクトデータが指定されている強調効果に該当しない場合には、判定対象のページをモノクロモードに設定する。このように構成することで、強調したい項目が含まれているかページ毎にユーザ自身が確認して設定することなく、ページごとに適したカラー・モノクロモードの設定を自動的に行うことが可能となる。したがって、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
また、上記実施形態3によれば、印刷制御装置10は、ページkのオブジェクトデータの内の一つのオブジェクトデータが指定されている強調効果に該当した場合には、ページkのオブジェクトデータの内で未判定のオブジェクトデータがあったとしても、その時点で、ページkをカラーモードに設定する。このように構成することで、処理時間を短縮することが可能である。
また、上記実施形態3によれば、印刷制御装置10は、指定されている強調効果がカラー写真の場合において、判定対象のオブジェクトデータが指定されている強調効果に該当する場合であっても、判定対象のオブジェクトデータがグレースケールで描画されている場合には、判定対象のオブジェクトデータをモノクロと判定する。このように構成することで、指定されている強調効果に該当する場合であっても、オブジェクトデータがグレースケールの場合には、モノクロモードとなることから、印刷コストを削減することが可能となる。
(実施形態4)
本実施形態4において、本発明の別の応用例について説明する。本実施形態4では、図11に例示する指定オブジェクト印刷設定画面において、「指定オブジェクトを印刷しない設定」がなされた際の処理について説明する。
図10は、本実施形態4における印刷システム100を構成する印刷制御装置10の構成例を示す機能ブロック図である。本実施形態4における印刷制御装置10の基本的な構成は、実施形態1の場合と同じである。但し、図10に示すように、制御部15が、テーブル設定部15jと第1指定オブジェクト判定部15kと第2指定オブジェクト判定部15lとを備え、第1カラーモノクロ判定部15fと第2カラーモノクロ判定部15gとフラグ設定部15hとを備えていない点で、実施形態1の場合と異なる。また、判定部15aとジョブデータ生成部15iが果たす機能が、実施形態1の場合と若干異なる。また、記憶部12が、カラーモノクロ管理テーブルT1の替わりに指定オブジェクト管理テーブルT3を格納する点で、実施形態1の場合と異なる。
ここで、本実施形態4における第1指定オブジェクト判定部15kと第2指定オブジェクト判定部15lは、それぞれ、第1カラーモノクロ判定部15fと第2カラーモノクロ判定部15gに相当する機能部である。
なお、本実施形態4においては、印刷制御装置10のユーザが、操作部14を操作して、印刷設定を行う際に、図11に例示する指定オブジェクト印刷設定画面において、指定オブジェクトの選択設定を行っているものとして、以下説明する。図11は、本実施形態4における指定オブジェクト印刷設定画面の例と、各設定時の具体例を示す図である。指定オブジェクトの印刷設定は、図11を参照して、例えば、色要素を含むオブジェクトデータの種別の一覧から指定したい種別を選択し、所望の設定に対応するチェックボックスにチェックを入れた後に、OKボタンを選択することで有効となる。
例えば、図11を参照して、指定オブジェクトを赤のテキストとし、指定オブジェクトを印刷しない設定とした場合には、赤のテキストで描画されている「解答」部分を除外した問題用紙用のジョブデータを生成し、指定オブジェクトを印刷する設定とした場合には、赤のテキストで描画されている「解答」部分を含む答案用紙用のジョブデータを生成することなどが可能となる。
図12は、本実施形態4における指定オブジェクト管理テーブルT3の例を示す図である。指定オブジェクト管理テーブルT3は、テーブル設定部15jにより管理され、ジョブデータ生成部15iがジョブデータを生成する際に参照するテーブルであり、図12に示すように、「ページ」と「順番」とが対応付けられているテーブルである。
「ページ」欄には、詳しくは後述の指定オブジェクト特定処理において特定された指定オブジェクトに該当するオブジェクトデータが配置されるページの番号(つまり、第1カウンタ15cのカウンタ値k)が格納され、「順番」欄には、当該オブジェクトデータに対応する第2カウンタ15eのカウンタ値nが格納される。
図10に戻り、制御部15は、CPUなどで構成され、記憶部12のプログラムエリアに格納されている動作プログラムを実行して、図10に示すように、判定部15aと、中間データ生成部15bと、第1カウンタ15cと、属性情報取得部15dと、第2カウンタ15eと、ジョブデータ生成部15iと、テーブル設定部15jと、第1指定オブジェクト判定部15kと、第2指定オブジェクト判定部15lとしての機能を実現すると共に、印刷制御装置10全体を制御する制御処理や指定オブジェクト特定処理などの処理を実行する。
判定部15aは、印刷設定の指定オブジェクト印刷設定に関するパラメータを参照して、指定オブジェクトを印刷しない設定か否かを判定する。また、判定部15aは、印刷設定の指定オブジェクト印刷設定に関するパラメータを参照して、指定されているオブジェクトの種別は写真(本実施形態4では、ビットマップ画像を写真ということとする)か否かを判定する。指定オブジェクトが写真と判定した場合には、判定部15aは、更に、指定オブジェクトがカラー写真か否かを判定する。
また、判定部15aは、印刷対象の全ページについて特定処理が実行されたか否かを判定する。より具体的には、判定部15aは、第1カウンタ15cのカウンタ値kの値が、印刷対象のページ数を超えたか否かを判定することで、印刷対象の全ページについて特定処理が実行されたか否かを判定する。
また、判定部15aは、第2カウンタ15eのカウンタ値nに対応するn番目のオブジェクトデータがJPEG形式やGIF形式の画像などのビットマップ画像か否かを判定する。より具体的には、判定部15aは、属性情報取得部15dにより取得された判定対象のオブジェクトデータの属性情報を解析して、例えば、ファイルタイプに基づいて、ビットマップ画像が否かを判定する。
また、判定部15aは、ページkの全てのオブジェクトデータについて指定オブジェクトに該当するか否かの判定が実行されたか否かを判定する。より具体的には、判定部15aは、第2カウンタ15eのカウンタ値nの値が、ページkのオブジェクトデータ数を超えたか否かを判定することで、ページkの全てのオブジェクトデータについて指定オブジェクトに該当するか否かの判定が実行されたか否かを判定する。
ジョブデータ生成部15iは、指定オブジェクトを印刷しない設定の場合には、指定オブジェクト管理テーブルT3を参照して、指定オブジェクト管理テーブルT3に登録されているオブジェクトデータを除外したオブジェクトデータを生成し、通信部11を介して、生成したジョブデータを指定されている印刷装置20へ送信する。例えば、図12を参照して、ジョブデータ生成部15iは、ページ1については、第2カウンタ15eのカウンタ値n1とn2とn3にそれぞれ対応するオブジェクトデータを除外したオブジェクトデータを生成する。
図10に戻り、テーブル設定部15jは、第1指定オブジェクト判定部15kあるいは第2指定オブジェクト判定部15lに判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当すると判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータが配置されるページの番号(つまり、第1カウンタ15cのカウンタ値k)と第2カウンタ15eのカウンタ値nとを対応付けて、指定オブジェクト管理テーブルT3に追加登録する。例えば、第1カウンタ15cのカウンタ値kがk=3であり、第2カウンタ15eのカウンタ値nがn=5の場合には、テーブル設定部15jは、「ページ」欄に“3”を格納し、対応する「順番」欄に“5”を格納する。
第1指定オブジェクト判定部15kは、属性情報取得部15dにより取得された判定対象のオブジェクトデータの属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当するか否かを判定する。
より具体的には、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像以外の場合には、第1指定オブジェクト判定部15kは、印刷設定の指定オブジェクト印刷設定に関するパラメータを参照して、指定されているオブジェクトの種別を特定する。そして、第1指定オブジェクト判定部15kは、判定対象のオブジェクトデータの描画命令に含まれるカラーコードに基づいて、判定対象のオブジェクトデータが、指定オブジェクトに該当するか否かを判定する。
例えば、指定オブジェクトが赤のテキストであり、判定対象のオブジェクトデータがテキストデータ且つカラーコードが0×FF800000であるとする。この場合、カラーコードは(α,R,G,B)=(255,128,0,0)を表していることから、判定対象のオブジェクトデータ(テキストデータ)は赤系の色で描画されていることが分かる。すなわち、この場合、第1指定オブジェクト判定部15kは、オブジェクトデータは、指定オブジェクトに該当すると判定する。
判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像の場合には、第1指定オブジェクト判定部15kは、ビットマップ画像のフォーマットに基づいて、指定オブジェクトに該当するか否かの判定を行う。つまり、第1指定オブジェクト判定部15kは、ビットマップ画像のフォーマットに含まれている1画素(ピクセル)当たりのビット数を指定する値(biBitCount)に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがカラーかモノクロかを判定することで、指定オブジェクトに該当するか否かの判定を行う。
より具体的には、指定オブジェクトがモノクロ写真であり、ビットマップ画像のフォーマットに含まれている1画素(ピクセル)当たりのビット数を指定する値(biBitCount)がモノクロ(白黒ビットマップ)を示している場合には、第1指定オブジェクト判定部15kは、判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当すると判定する。また、指定オブジェクトがカラー写真であり、ビットマップ画像のフォーマットに含まれている1画素(ピクセル)当たりのビット数を指定する値(biBitCount)がカラーを示している場合には、第1指定オブジェクト判定部15kは、判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当すると判定する。
第2指定オブジェクト判定部15lは、第1指定オブジェクト判定部15kにより判定対象のビットマップ画像がカラーであると判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとに、例えば、左上端から順番にカラーモノクロ判定を行うことで、指定オブジェクトに該当するか否かを判定する。
より具体的には、第2指定オブジェクト判定部15lは、指定オブジェクトがカラー写真であり、第1指定オブジェクト判定部15kにより指定オブジェクトに該当すると判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとに、カラーモノクロ判定を行うことで、指定オブジェクトに該当するか否かを判定する。この際、第2指定オブジェクト判定部15lは、ある画素がカラーであると判定した場合には、それ以降の画素についてカラーモノクロ判定を行うことなく、判定対象のオブジェクトデータをカラーと判定し、指定オブジェクトに該当すると判定する。一方、全画素がグレースケールの場合には、第2指定オブジェクト判定部15lは、指定オブジェクトに該当しないと判定する。
また、第2指定オブジェクト判定部15lは、指定オブジェクトがモノクロ写真であり、第1指定オブジェクト判定部15kにより指定オブジェクトに該当しないと判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとに、カラーモノクロ判定を行うことで、指定オブジェクトに該当するか否かを判定する。第2指定オブジェクト判定部15lは、全画素がグレースケールの場合には、判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当し、カラーの画素が存在する場合には、指定オブジェクトに該当しないと判定する。
次に、図13を参照して、本実施形態4における指定オブジェクト特定処理について説明する。図13は、本実施形態4における指定オブジェクト特定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。本指定オブジェクト特定処理は、ユーザが操作部14を操作して、指定オブジェクト印刷設定を含む印刷指示を行ったことをトリガとして開始される。
印刷指示がなされると、中間データ生成部15bは、印刷対象のデータに基づいて、中間データを生成し、記憶部12に格納する(ステップS601)。そして、判定部15aは、印刷設定の指定オブジェクト印刷設定に関するパラメータを参照して、指定オブジェクトを印刷しない設定か否かを判定する(ステップS602)。
判定部15aにより、指定オブジェクトを印刷する設定であると判定された場合には(ステップS602;NO)、通常通りのジョブデータを生成し、通信部11を介して、生成したジョブデータを指定されている印刷装置20へ送信する(ステップS608)。そして、処理は終了する。
一方、判定部15aにより、指定オブジェクトを印刷しない設定であると判定された場合には(ステップS602;YES)、制御部15は、第1カウンタ15cをリセット(カウンタ値k=1)し(ステップS603)、テーブル設定部15jは、指定オブジェクト管理テーブルT3を初期化する(ステップS604)。
そして、第1指定オブジェクト判定部15kは属性情報取得部15dなどと連係してページkの指定オブジェクト特定処理を実行する(ステップS605)。ページkの指定オブジェクト特定処理が終了すると、制御部15は、第1カウンタ15cをインクリメントし(ステップS606)、判定部15aは、印刷対象の全ページに対して特定処理が実行されたか否かを判定する(ステップS607)。
判定部15aにより、印刷対象の全ページの特定処理がまだ済んでいないと判定された場合には(ステップS607;NO)、処理はステップS605の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部15aにより、印刷対象の全ページの特定処理が実行されたと判定された場合には(ステップS607;YES)、ジョブデータ生成部15iは、指定オブジェクト管理テーブルT3を参照して、指定オブジェクト管理テーブルT3に登録されているオブジェクトデータを除外したジョブデータを生成し、通信部11を介して、生成したジョブデータを指定されている印刷装置20へ送信する(ステップS608)。そして、処理は終了する。
次に、図13を参照して、本実施形態4におけるページkの指定オブジェクト特定処理の流れについて説明する。図13は、本実施形態4におけるページkの指定オブジェクト特定処理のフローを説明するためのフローチャートの例である。本ページkの指定オブジェクト特定処理は、上述の指定オブジェクト特定処理のステップS605の処理に対応する処理である。
属性情報取得部15dは、中間データを解析して、ページkの各オブジェクトデータの属性情報を取得し(ステップS701)、制御部15は、第2カウンタ15eをリセット(カウンタ値n=1)する(ステップS702)。
そして、判定部15aは、ページkのn個目のオブジェクトデータはビットマップ画像か否かを判定する(ステップS703)。n個目のオブジェクトデータはビットマップ画像であると判定した場合には(ステップS703;YES)、判定部15aは、更に、印刷設定の指定オブジェクト印刷設定に関するパラメータを参照して、指定されているオブジェクトの種別は写真か否かを判定する(ステップS704)。
判定部15aにより、指定オブジェクトは写真ではないと判定された場合には(ステップS704;NO)、一方、指定オブジェクトが写真であると判定した場合には(ステップS704;YES)、判定部15aは、更に、指定オブジェクトがカラー写真か否かを判定する。(ステップS705)。
判定部15aにより、指定オブジェクトがカラー写真であると判定された場合には(ステップS705;YES)、第1指定オブジェクト判定部15kは、ビットマップ画像のフォーマットに基づいて、判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当するか否かを判定する(ステップS706)。
第1指定オブジェクト判定部15kにより、指定オブジェクトに該当しないと判定された場合には(ステップS706;NO)、すなわち、ビットマップ画像のフォーマットがモノクロを示している場合には、処理は後述のステップS902の処理へと進む。
一方、第1指定オブジェクト判定部15kにより、指定オブジェクトに該当すると判定された場合には(ステップS706;YES)、すなわち、ビットマップ画像のフォーマットがカラーを示している場合には、第2指定オブジェクト判定部15lは、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとにカラーモノクロ判定を実行し、判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当するか否かを判定する(ステップS707)。
第2指定オブジェクト判定部15lにより、判定対象のオブジェクトデータは指定オブジェクトに該当しないと判定された場合には(ステップS707;NO)、すなわち、全画素がグレースケールの場合には、処理は後述のステップS902の処理へと進む。
一方、第2指定オブジェクト判定部15lにより、判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当すると判定された場合には(ステップS707;YES)、すなわち、カラーの画素が存在する場合には、テーブル設定部15jは、判定対象のオブジェクトデータが配置されるページの番号(つまり、第1カウンタ15cのカウンタ値k)と第2カウンタ15eのカウンタ値nとを対応付けて、指定オブジェクト管理テーブルT3に追加登録する(ステップS708)。そして、処理は後述のステップS902の処理へと進む。
ここで、ステップS705の処理において、判定部15aにより、指定オブジェクトがモノクロ写真であると判定された場合には(ステップS705;NO)、第1指定オブジェクト判定部15kは、ビットマップ画像のフォーマットに基づいて、判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当するか否かを判定する(ステップS801)。
第1指定オブジェクト判定部15kにより、指定オブジェクトに該当すると判定された場合には(ステップS706;YES)、すなわち、ビットマップ画像のフォーマットがモノクロを示している場合には、処理はステップS708の処理へと進む。
一方、第1指定オブジェクト判定部15kにより、指定オブジェクトに該当しないと判定された場合には(ステップS801;NO)、すなわち、ビットマップ画像のフォーマットがカラーを示している場合には、第2指定オブジェクト判定部15lは、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとにカラーモノクロ判定を実行し、判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当するか否かを判定する(ステップS802)。
第2指定オブジェクト判定部15lにより、判定対象のオブジェクトデータが指定オブジェクトに該当すると判定された場合には(ステップS802;YES)、すなわち、全画素がグレースケールの場合には、処理はステップS708の処理へと進む。
一方、第2指定オブジェクト判定部15lにより、判定対象のオブジェクトデータは指定オブジェクトに該当しないと判定された場合には(ステップS802;NO)、処理は後述のステップS902の処理へと進む。
ここで、ステップS703の処理において、判定部15aにより、n個目のオブジェクトデータはビットマップ画像ではないと判定された場合には(ステップS703;NO)、第1指定オブジェクト判定部15kは、カラーコードに基づいて、判定対象のオブジェクトデータが、指定オブジェクトに該当するか否かを判定する(ステップS901)。
第1指定オブジェクト判定部15kにより、判定対象のオブジェクトデータが、指定オブジェクトに該当すると判定された場合には(ステップS901;YES)、処理はステップS708の処理へと進む。
一方、第1指定オブジェクト判定部15kにより、判定対象のオブジェクトデータは、指定オブジェクトに該当しないと判定された場合には(ステップS901;NO)、制御部15は、第2カウンタ15eをインクリメントし(ステップS902)、判定部15aは、ページkの全てのオブジェクトデータについて指定オブジェクトに該当するか否かの判定を行ったか否かを判定する(ステップS903)。
判定部15aにより、ページkの全てのオブジェクトデータについてまだ指定オブジェクトに該当するか否かの判定を行っていないと判定された場合には(ステップS903;NO)、処理は、ステップS703の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部15aにより、ページkの全てのオブジェクトデータについて指定オブジェクトに該当するか否かの判定を行ったと判定された場合には(ステップS803;YES)、本処理は終了し、指定オブジェクト特定処理のステップS606の処理へと進むこととなる。
上記実施形態4によれば、印刷制御装置10は、指定オブジェクトを印刷しない設定の場合には、指定オブジェクトに該当するオブジェクトデータを特定し、特定したオブジェクトデータを除外したジョブデータを生成する。このように構成することで、一つの原稿に基づいて、複数の種のジョブデータを生成することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
なお、上記実施形態1乃至3において、印刷制御装置10側で、上述のカラーモノクロ判定処理を実行すると説明したが、これに限定されるものではなく、印刷装置20において、上述の機能部を備えるように構成して、印刷装置20側で、上述のカラーモノクロ判定処理を実行するように構成してもよい。このように構成することで、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリを介して取り込まれた印刷対象のデータに対して、上述のカラーモノクロ判定処理を実行することが可能となる。
また、上記実施形態2において、ページkのオブジェクトデータの内でビットマップ画像のカラーモノクロ判定処理を優先的に行うと説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ビットマップ画像以外のオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を先に行うように構成してもよい。また、例えば、オブジェクトデータがビットマップ画像であり、第1カラーモノクロ判定部15fによりカラーと判定されたオブジェクトデータの第2カラーモノクロ判定部15gによるカラーモノクロ判定を連続して行うのではなく、第2カラーモノクロ判定部15gによるカラーモノクロ判定については後回しにするように構成してもよい。また、ページkのオブジェクトデータの内でどの種別のオブジェクトデータのカラーモノクロ判定を優先的に行うかの切り替えを、例えば、印刷対象のファイル形式に基づいて、行うように構成してもよい。
また、上記実施形態4において、設定に応じて、指定オブジェクトに該当するオブジェクトデータを印刷する、又は、印刷しないようにすると説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、設定に応じて、指定オブジェクトに該当するオブジェクトデータに所定の処理(例えば、指定オブジェクトに該当するオブジェクトデータを塗りつぶす処理であってもよいし、強調(線を太くする、色を濃くする、フォントを変える)する処理であってもよい)を施したジョブデータを生成するように構成してもよい。また、設定に応じて、指定オブジェクトに該当するオブジェクトデータに対して特定の処理を実行するように構成してもよい。
また、上記実施形態4における指定オブジェクト印刷設定画面を、実施形態3において説明したように、ページごとに異なる指定オブジェクトを選択できるように構成してもよい。
なお、上記動作を実行するための動作プログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magnet Optical disk)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記憶して配布し、これを印刷制御装置10などのコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行するように構成してもよい。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に動作プログラムを記憶しておき、例えば、情報を伝送するための搬送波に重畳させて、コンピュータに動作プログラムをダウンロード等するものとしてもよい。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成又は実施形態を取ることができる。
100 印刷システム
10 印刷制御装置
11 通信部
12 記憶部
13 表示部
14 操作部
15 制御部
15a 判定部
15b 中間データ生成部
15c 第1カウンタ
15d 属性情報取得部
15e 第2カウンタ
15f 第1カラーモノクロ判定部
15g 第2カラーモノクロ判定部
15h フラグ設定部
15i ジョブデータ生成部
15j テーブル設定部
15k 第1指定オブジェクト判定部
15l 第2指定オブジェクト判定部
20 印刷装置
NW ネットワーク
T1 カラーモノクロ管理テーブル
T2 未処理オブジェクト管理テーブル
T3 指定オブジェクト管理テーブル

Claims (6)

  1. 印刷対象のデータに基づいて、オブジェクトデータ単位の描画命令を有する中間データを生成する中間データ生成部と、
    前記描画命令に含まれる判定対象のオブジェクトデータの属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像か否かを判定する判定部と、
    前記属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがカラーであるかモノクロであるかを判定する第1カラーモノクロ判定部と、
    判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像であり、前記第1カラーモノクロ判定部によりカラーと判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとにカラーであるかモノクロであるかを更に判定する第2カラーモノクロ判定部と、
    前記第2カラーモノクロ判定部によりカラーの画素があると判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータが配置される前記印刷対象のページをカラーモードとするジョブデータを生成するジョブデータ生成部と、
    を備える、
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記ページのオブジェクトデータの内で、特定の種別のオブジェクトデータを優先的に前記判定対象とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像以外であり、前記第1カラーモノクロ判定部によりカラーと判定された際、あるいは、前記第2カラーモノクロ判定部によりカラーの画素があると判定された際に、判定対象のオブジェクトデータが配置されるページのオブジェクトデータの中に、未判定のオブジェクトデータが存在する場合であっても、前記未判定のオブジェクトデータの判定を行うことなく、当該ページをカラーモードとする、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
  4. カラーモードで印刷するオブジェクトデータの種別である強調対象種別が指定されている場合において、
    前記第1カラーモノクロ判定部は、前記属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータが前記強調対象種別のオブジェクトデータに該当するか否かを判定し、該当する場合には判定対象のオブジェクトデータをカラーと判定し、該当しない場合には判定対象のオブジェクトデータをモノクロと判定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の印刷制御装置。
  5. 印刷対象のデータに基づいて、オブジェクトデータ単位の描画命令を有する中間データを生成する中間データ生成部と、
    前記描画命令に含まれる判定対象のオブジェクトデータの属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像か否かを判定する判定部と、
    判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像の場合に、前記属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがカラーか否かを判定することで、印刷設定で指定された、色要素を含むオブジェクトデータの種別である指定オブジェクトに該当するか否かを判定する第1指定オブジェクト判定部と、
    前記第1指定オブジェクト判定部により、判定対象のビットマップ画像がカラーであると判定された場合に、判定対象のビットマップ画像の画素ごとにカラーであるかモノクロであるかを更に判定して、前記指定オブジェクトに該当するか否かを判定する第2指定オブジェクト判定部と、
    前記第2指定オブジェクト判定部により前記指定オブジェクトに該当すると判定されたオブジェクトデータに所定の処理を施したジョブデータを生成するジョブデータ生成部と、
    を備える、
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  6. 印刷制御装置のコンピュータに、
    印刷対象のデータに基づいて、オブジェクトデータ単位の描画命令を有する中間データを生成し、
    前記描画命令に含まれる判定対象のオブジェクトデータの属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像か否かを判定し、
    前記属性情報に基づいて、判定対象のオブジェクトデータがカラーであるかモノクロであるかを判定し、
    判定対象のオブジェクトデータがビットマップ画像であり、前記属性情報に基づいてカラーと判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータの画素ごとにカラーであるかモノクロであるかを更に判定し、
    判定対象のオブジェクトデータにカラーの画素があると判定された場合に、判定対象のオブジェクトデータが配置される前記印刷対象のページをカラーモードとするジョブデータを生成する、
    処理を実行する、
    ことを特徴とするプログラム。
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