JP2011233946A - 画像処理装置、画像処理制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理制御方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】モノクロページをカラー印刷する際に、オブジェクトの種類に応じてCMYKの混色で印刷するかまたはK単色で印刷するかを指定できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】この画像処理装置は、モノクロ印刷のデータの、印刷における印刷ページごとのビットマップデータと各ピクセルに対応したオブジェクト情報に基づいて出力用ビットマップデータを作成する画像処理装置であって、前記データに予め特定のオブジェクトについて混色印刷すべき設定が含まれる場合、当該オブジェクトのピクセルをカラーに変換する色変換部を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、カラーページやモノクロページを印刷する装置あるいはシステムに用いられる画像処理装置、画像処理制御方法、並びに、該画像処理制御方法をコンピュータで実行するプログラムおよび該プログラムを格納した記録媒体に関する。
近年、ディジタルカラー印刷装置が急速に普及しており、オフィスで現在使用されているディジタルモノクロ印刷装置に置き換わりつつある。このような印刷装置により、プレゼンテーションソフトで作成されたカラードキュメントやディジタルカメラで撮影された画像データ等をオフィスでも簡単に印刷できるようになった。
また、ディジタルカラー印刷装置は、モノクロの文章や帳票出力および過去にモノクロデータとして電子ファイリングされたドキュメント等についても印刷できるようになっている。
しかし、モノクロページを印刷する場合、印刷コストおよび装置の寿命の面から、印刷モードをモノクロモードに切り替える必要があり、事前にドキュメントの各ページがカラーページまたはモノクロページかを判定し、この判定結果を印刷データとともに印刷装置へ送信することによりページ単位でカラー/モノクロの切り替えを行う。
特許文献1では、PDL(ページ記述言語)で記述された印刷データに含まれるオブジェクトの色情報に基づいてカラーページまたはモノクロページかを判定し、オブジェクトレベルで判定できないものについては、すべてのピクセルの色情報に基づいてカラーページまたはモノクロページかを判定する画像処理装置を提案している。
以下、カラーページであるかモノクロページであるかを判定することをカラー/モノクロ判定と略称する。
特開2007−282027号公報
通常、モノクロの画像はK(ブラック)単色で印刷し、カラーの画像はCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の混色で印刷されるが、中間調のモノクロ画像をCMYKの混色で印刷すると、中間濃度的な淡いグレーが表現でき、K単色で印刷するよりも階調性が良くなるのでCMYKの混色によるグレーを好むユーザがいる。
また、文字やJpegなどのイメージ等のオブジェクトに対してK単色またはCMYKの混色で印刷したいという要望もある。例えば、モノクロの文字はくっきりしたK単色で印刷し、中間調からなるモノクロのイメージは階調性の高いCMYKの混色で印刷したいという要望である。
しかしながら、特許文献1では、オブジェクトの色情報に基づいてカラー/モノクロ判定を行っているが、モノクロと判定されたページはK単色で印刷されてしまい、モノクロのオブジェクトに対する上記のような要望について応えるものではない。
本発明は、上述した実情を考慮してなされたものであって、モノクロページをカラー印刷するときに、オブジェクトの種類に応じてCMYKの混色で印刷するかまたはK単色で印刷するかを指定できる画像処理装置、画像処理制御方法、並びに、該画像処理制御方法をコンピュータで実行するプログラムおよび該プログラムを格納した記録媒体を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の画像処理装置および画像処理制御方法を次の構成とする。
本発明の画像処理装置は、モノクロ印刷のデータの、印刷における印刷ページごとのビットマップデータと各ピクセルに対応したオブジェクト情報に基づいて出力用ビットマップデータを作成する画像処理装置であって、前記データに予め特定のオブジェクトについて混色印刷すべき設定が含まれる場合、当該オブジェクトのピクセルをカラーに変換する色変換部を備える。
さらに、上記画像処理装置において、前記モノクロ印刷のデータの、印刷における印刷ごとのビットマップデータと各ピクセルに対応したオブジェクト情報を保持し、当該保持された情報を用いて印刷する際、前記色変換部は、前記データに含まれていた混色印刷すべきオブジェクトがモノクロ印刷すべきオブジェクトへ変更された場合、当該オブジェクトのピクセルをモノクロに変換し、あるいは、前記データに含まれていたモノクロ印刷すべきオブジェクトが混色印刷すべきオブジェクトへ変更された場合、当該オブジェクトのピクセルをカラーに変換する。
また、本発明の画像処理制御方法は、モノクロ印刷のデータの、印刷における印刷ページごとのビットマップデータと各ピクセルに対応したオブジェクト情報に基づいて出力用ビットマップデータを作成する画像処理制御方法であって、前記データに予め特定のオブジェクトについて混色印刷すべき設定が含まれる場合、当該オブジェクトのピクセルをカラーに変換する色変換ステップを備える。
また、本発明のプログラムは、モノクロ印刷のデータの、印刷における印刷ページごとのビットマップデータと各ピクセルに対応したオブジェクト情報に基づいて出力用ビットマップデータを作成する画像処理装置のコンピュータで実行されるプログラムであって、コンピュータを、前記データに予め特定のオブジェクトについて混色印刷すべき設定が含まれる場合、当該オブジェクトのピクセルをカラーに変換する色変換部として機能させるプログラムである。
また、上述した構成の画像処理制御方法をコンピュータで実行するためのプログラムを作成し、または、そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、このプログラムをコンピュータで実行することによっても上記課題を解決することができる。
本発明によれば、モノクロページをカラー印刷する際に、オブジェクトの種類に応じてCMYKの混色で印刷するかまたはK単色で印刷するかを指定できるので、モノクロの文字はくっきりしたK単色で印刷し、中間調からなるモノクロのイメージは階調性の高いCMYKの混色で印刷したいというユーザの要望を満足させることができる。
本発明が適用される画像形成装置の構成を示す説明図である。 属性ビットマップデータの属性例である。 本発明が適用される画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 画像形成装置においてPDLで記述された印刷データを印刷するまでの各種画像処理の機能構成を示すブロック図である。 PDLインタプリタおよび画像制御部の各処理の流れを示すフローチャートである。 カラー/モノクロ判定部の処理の流れを示すフローチャートである。 印刷制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 画像読み出し部のカラー/モノクロ再判定処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の画像処理装置および画像処理制御方法に係る実施形態について説明する。尚、実施形態は、本発明の画像処理装置を画像形成装置に適用した場合について説明する。
(画像形成装置の全体構成および動作)
図1は、本発明が適用される画像形成装置の全体構成を示す説明図である。
この画像形成装置は、印刷モードとして、フルカラーによって画像を形成するカラーモードと、モノクロによって画像を形成するモノクロモードを備え、装置外部から伝達される印刷データに基づいて、これらのモードを切り替えて形成した多色(カラー)および単色(モノクロ)の画像を所定のシート(記録用紙)に出力する。
このため、画像形成装置Aは、図1において、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4、中間転写ベルト7、トナーカートリッジ8、定着部12、用紙搬送路S、給紙トレイ10および排紙トレイ15等より構成される。
尚、画像形成装置Aは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2(2a、2b、2c、2d)、感光体ドラム3(3a、3b、3c、3d)、帯電器5(5a、5b、5c、5d)、トナーカートリッジ8(8a、8b、8c、8d)、クリーナユニット4(4a、4b、4c、4d)は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応する4つの画像ステーションとして構成されている。
感光体ドラム3は、画像形成装置Aの上部に配置(装着)され、露光ユニット1から表面上に静電潜像を形成するための走査光が照射され、この潜像に応じたトナー画像が形成される。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための、帯電手段であり図1に示すように接触型のローラ型やブラシ型の帯電器のほかチャージャ型の帯電器が用いられることもある。
露光ユニット1は、図1に示すようにレーザ照射部および反射ミラーを備えた、レーザスキャニングユニット(LSU)を用いる方法のほかに、発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる方法もある。そして、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。
現像器2は、上部に取り付けられたトナーカートリッジ8から各色相に対応したトナーを受けとり、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像をこのトナーにより顕像化する。
クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収するものである。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニットは、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルトテンション機構73、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ローラ6(6a、6b、6c、6d)、および中間転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルトテンション機構73、中間転写ローラ6、中間転写ベルト従動ローラ72等は、中間転写ベルト7を張架し、矢印B方向に回転駆動させるものである。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルトユニットの中間転写ベルトテンション機構73の中間転写ローラ取付部に回転可能に支持されており、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト7上に転写するための転写バイアスを与えるものである。
中間転写ベルト7は、それぞれの感光体ドラム3に接触するように設けられている。そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト7に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト7上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する。この中間転写ベルト7は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7の裏側に接触している中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト7に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述の様に各感光体ドラム3上で各色相に応じた顕像化された静電像は中間転写ベルト7で積層され、装置に入力された画像情報となる。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト7の回転によって、記録用紙と中間転写ベルト7の接触位置に配置される転写部11によって記録用紙上に転写される。
この時、中間転写ベルト7と転写部11は、所定ニップで圧接されると共に、転写部11にはトナーを記録用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、転写部11は上記ニップを定常的に得るために、転写部11もしくは中間転写ベルト駆動ローラ71の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)としている。
また、上記のように、感光体ドラム3との接触により中間転写ベルト7に付着したトナー、若しくは、転写部11によって記録用紙上に転写が行われず中間転写ベルト7上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるため、中間転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収される。
中間転写ベルトクリーニングユニット9には、中間転写ベルト7に接触する、例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられ、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト7は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ72で支持されている。
給紙トレイ10は、画像形成に使用する記録用紙を蓄積しておくためのトレイであり、画像形成装置Aの画像形成部および露光ユニット1の下側に設けられている。また、画像形成装置Aの上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みの記録用紙をフェイスダウンで載置するためのトレイである。
また、画像形成装置Aには、給紙トレイ10の記録用紙を転写部11や定着部12を経由させて排紙トレイ15に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。さらに、給紙トレイ10から排紙トレイ15までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ16、レジストローラ14、転写部11、定着部12、記録用紙を搬送する搬送ローラ25等が配されている。
搬送ローラ25は、記録用紙の搬送を促進・補助するための、小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10から、記録用紙を1枚毎に用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
また、レジストローラ14は、用紙搬送路Sを搬送されている記録用紙をいったん保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端と記録用紙の先端を合わせるタイミングで記録用紙を転写部11に搬送する。
定着部12は、ヒートローラ31、加圧ローラ32等を備えており、ヒートローラ31および加圧ローラ32は、記録用紙を挟んで回転するようになっている。
また、ヒートローラ31は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ32とともに記録用紙を熱圧着することにより、記録用紙に転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、記録用紙に対して熱定着させる。
なお、多色トナー像の定着後の記録用紙は、搬送ローラ25によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ15上に排出される。
次に、記録用紙の搬送経路を詳細に説明する。画像形成装置Aには、予め記録用紙を収納する給紙トレイ10が配置されると共に、ユーザが少数枚の印字を行う時に給紙トレイ10の開閉動作を行わなくてもよい手差し給紙トレイ20が配置されている。それぞれの給紙方法では、各々ピックアップローラ16が配置され、1枚ずつ用紙搬送路Sに導く。
給紙トレイ10から搬送される記録用紙は、搬送路中の搬送ローラ25−1によってレジストローラ14まで搬送され、記録用紙の先端と中間転写ベルト7上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ11に搬送され、記録用紙上に画像情報が書き込まれる。
その後、片面印字要求のときには、記録用紙は定着部12を通過することによって記録用紙上の未定着トナーが熱で溶融・固着され、搬送ローラ25−2を経て排紙ローラ25−3から排紙トレイ15上に排出される。
他方、手差し給紙トレイ20に積載される記録用紙は、ピックアップローラ16−2によって給紙され、複数の搬送ローラ(25−6、25−5、25−4)を経てレジストローラ14に到達し、片面印字要求のとき、それ以降は給紙トレイ10から給紙される記録用紙と同様の経過を経て排紙トレイ15に排出される。
また、印字要求内容が両面印字要求のときは、上記のように片面印字が終了し、定着部12を通過した記録用紙の後端が排紙ローラ25−3でチャックされ、排紙ローラ25−3が逆回転することによって搬送ローラ(25−7、25−8)に導かれた後、レジストローラ14を経て裏面印字が行われ排紙トレイ15に排出される。
(本実施形態の機能)
まず、本実施形態の機能について説明する。
ユーザは、データ処理装置において、出力対象の画像形成装置で解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)により記述した印刷データおよび当該印刷データに含まれるオブジェクトの種類(イメージ、文字(テキスト)、グラフィックス)ごとの印刷設定を含むファイルを作成し、画像形成装置に転送する。
ここで、印刷設定ファイルは、モノクロページにおいて、オブジェクトの種類ごとにK単色で印刷するか、またはCMYK混色で印刷するかの区別を設定したものであり、ユーザがデータ処理装置上でプリンタドライバの設定画面でオブジェクトの種類ごとに設定する。
画像形成装置は、受信した印刷データから1ページごとに解釈したPDLコマンドから1ページのビットマップベータと属性ビットマップデータを生成する。
この属性ビットマップデータの各ピクセルは、ビットマップデータのピクセルと対応するものであり、オブジェクトの種類および色情報に基づいて、図2に示すような、4ビット/ピクセルの属性データを生成する。
ビット0:1のときには、オブジェクトの色情報のR(赤)/G(緑)/B(青)のうちいずれかが異なる値(カラー)のときであり、0のときには、色情報がR/G/Bのすべてが同じ値(モノクロ)のときである。
ビット1:1のときには、オブジェクトの種類がイメージであり、0のときにはその他である。
ビット2:1のときには、オブジェクトの種類が文字であり、0のときにはその他である。
ビット3:1のときには、オブジェクトの種類がグラフィックスであり、0のときにはその他である。
オブジェクトがないピクセルは、4ビット全てがゼロである。
上記のビットマップデータおよび属性ビットマップデータおよび受信した印刷設定ファイルをもとに出力用ビットマップデータを生成し、画像形成装置の印刷エンジンにて印刷出力される。
この際、印刷されるページがカラーページであるときには、印刷モードをカラーモードに切り替えて印刷するが、モノクロページの場合は次のように実行される。
モノクロページに含まれるすべてのオブジェクトに対して、印刷設定ファイルでK単色印刷と指定されているときには、印刷モードをモノクロモードに切り替えて、当該ページをK単色の出力用ビットマップデータに変換して印刷する。
一方、モノクロページに含まれるオブジェクトのいずれかが、印刷設定ファイルでCMYK混色印刷と指定されているときには、印刷モードをカラーモードに切り替え、K単色印刷が指定されているオブジェクトのピクセルはK単色の出力用ビットマップデータに変換し、また、CMYK混色印刷が指定されているオブジェクトのピクセルはCMYK混色の出力用ビットマップデータに変換して印刷する。
また、本実施形態では、一旦、印刷データから生成したビットマップデータおよび属性ビットマップデータおよび印刷設定ファイルをハードディスクに記憶させておき、ユーザが指定したハードディスク上のビットマップデータと、ユーザが新たに指定した印刷設定ファイルとで、再印刷させることもできる。
以下、上記機能を実施するための画像形成装置の内部構成およびその動作について詳述する。
(画像形成装置の内部構成)
図3は、本発明が適用される画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。同図において、画像形成装置Aは、プリンタコントローラ(基板)100と、液晶ディスプレイ等からなる表示装置とタッチパネルやボタンなどからなる入力装置とを含む操作表示部200と、ディスク状の磁気記憶媒体を含むハードディスク記憶装置(以下、ハードディスクと略称する)300と、記録用紙に画像を形成して当該記録用紙を装置外へ排出するための画像形成部400とを備えており、外部のコンピュータ端末であるデータ処理装置600等から所定の通信回線500を介して伝送される印刷用データを受け取り、受け取った印刷用データに応じた画像を所定の記録用紙上に出力する。
また、所定の通信回線500としては、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)やインターネットなど周知の相互通信網であり、またはUSB(Universal Serial Bus)接続や各種パラレルインタフェースなどの通信接続手段が使用されてもよい。
プリンタコントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)からなるメモリ102、操作表示部200との接続インタフェースである操作表示部インタフェース112、ハードディスク300との接続インタフェースであるハードディスクインタフェース113、ビットマップデータがカラーか否かを判定する色判定およびビットマップデータを圧縮または伸張する色判定/圧縮伸張回路114、RGB色空間のビットマップデータをCMYK色空間のビットマップデータへ変換しハーフトーン処理を行うための色変換/ハーフトーン処理回路117、画像形成部400との接続インタフェースであるビデオコントローラ115、通信回線500を介してデータ処理装置600との間で通信を行うネットワークインタフェース116を備えている。
尚、CPU101とメモリ102と上記各種インタフェースとは、それぞれ所定のバス(メモリバス、システムバス、またはペリフェラルバスなど)で接続されている。
このプリンタコントローラ100は、対象となる文書から光学的に読み取った画像を所定の記録用紙上に形成して出力するいわゆる複写機能や、外部のデータ処理装置600から受け取った印刷データを所定の記録用紙上に形成して出力するいわゆるプリンタ機能などの周知の各種機能を有している。
画像形成部400は、ビデオコントローラ115を介して印刷のためのビットマップデータを受け取り、対応する画像を所定の記録用紙上に形成する。尚、画像形成部400における画像形成機構の詳細な構成については前述した通りである(図1参照)。
(印刷機能の詳細な構成)
図4は、画像形成装置においてPDLで記述された印刷データのうちの1ページ分を印刷するまでの各種画像処理の機能構成を示すブロック図である。
印刷データが印刷されるまでの各種画像処理は、印刷データを受け取り、印刷データに含まれるPDLコマンドを抽出して解釈することにより得られる中間データを、ビットマップデータおよび各ピクセルの属性情報を示す属性ビットマップデータを生成するPDLインタプリタ60、PDLインタプリタ60により生成されたビットマップデータおよび属性ビットマップデータを受け取り、ページのカラー/モノクロ判定を行って、ビットマップデータおよび属性ビットマップデータを圧縮し、カラー/モノクロ判定の処理結果等とともにハードディスク300へ保存する画像制御部80、保存されたビットマップデータおよび属性ビットマップデータおよびカラー/モノクロ判定の処理結果等に基づいて印刷処理またはユーザの指示に基づいてハードディスク300に記憶されたビットマップデータを印刷処理(以下、これを再印刷処理という。)する印刷制御部90により行われる。
ここで、複数ページの印刷データを処理するには、PDLインタプリタ60および画像制御部80をすべてのページについて動作させてその結果をハードディスク300に記憶し、その後、ハードディスク300に記憶させた処理結果を用いて印刷制御部90を動作させるようにする。
(PDLインタプリタ60と画像制御部80の構成と動作)
PDLインタプリタ60は、入力インタフェース部61、受信バッファ62、コマンド解析部63、中間データ生成部64、ビットマップ生成部65、属性ビットマップ生成部66からなっている。
入力インタフェース部61は、外部のデータ処理装置600から送られてきたPDLで記述された印刷データを受信バッファ62に一時的に格納し、受信バッファ62に格納された印刷データをコマンド解析部63に渡す。
この印刷データには、文字/イメージ/グラフィックス等を描画するPDLコマンドに加えてオブジェクトの種類ごとの印刷設定を行うためのPDLコマンドも含まれている。
この印刷設定は、モノクロページにおいて、オブジェクトの種類ごとにK単色で印刷するか、またはCMYK混色で印刷するかの区別を設定である。
コマンド解析部63は、印刷データに含まれるPDLコマンドを順次抽出し解析する。
中間データ生成部64は、解析されたPDLコマンドを受け取り、PDLコマンドがオブジェクトの種類ごとの印刷設定である場合は、このオブジェクトの種類ごとの印刷設定をフラグとしてメモリに保存する。
一方、受け取ったPDLコマンドがオブジェクトの種類ごとの印刷設定を行うものでない場合には、PDLコマンドに基づいて、描画すべき対象を表すオブジェクトを構成するためのデータおよびその属性(即ち、オブジェクトの種類、座標、および色情報等)からなる中間データ(ベクターデータ)を生成する。
ビットマップ生成部65は、ページごとに中間データからRGB各色8ビット/ピクセルのビットマップデータ(RGBビットマップデータと略称する)を生成する。
属性ビットマップ生成部66は、ビットマップデータを生成すると同時に動作し、ページごとに中間データのオブジェクトの種類および色情報に基づいて、4ビット/ピクセルからなる属性ビットマップデータを生成する。
画像制御部80は、カラー/モノクロ判定部81、ビットマップデータ圧縮部82、画像保存処理部83からなっている。
カラー/モノクロ判定部81は、ページごとにPDLインタプリタ60が生成したRGBビットマップデータおよび属性ビットマップデータ、およびオブジェクトの種類ごとの印刷設定フラグに基づいて、後述のように対象ページがカラーページであるかモノクロページであるかを判定する(図6参照)。
ビットマップデータ圧縮部82は、RGBビットマップデータおよび属性ビットマップデータをそれぞれのビットマップに適した圧縮方法で個別に圧縮する。
画像保存処理部83は、圧縮されたビットマップデータおよび属性ビットマップデータ、オブジェクトの種類ごとの印刷設定およびカラー/モノクロ判定部81での後述の処理結果をページごとにハードディスク300へ保存する。
上記のPDLインタプリタ60および画像制御部80の各処理は、図5に示したフローチャートにしたがって実行される。
外部のデータ処理装置600から送られてきたPDLで記述された印刷データを受信バッファ62に一時的に格納し、受信バッファ62に格納された印刷データに含まれるPDLコマンドを順次抽出し解析する(ステップS100)。
解析されたPDLコマンドがオブジェクトの種類ごとの印刷設定である場合(ステップS101のYES)は、このオブジェクトの種類ごとの印刷設定をフラグとしてメモリに保存して(ステップS102)、次のPDLコマンド抽出するためにステップS100に戻る。
一方、受け取ったPDLコマンドがオブジェクトの種類ごとの印刷設定でない場合には(ステップS101のNO)、PDLコマンドに基づいて、描画すべき対象を表すオブジェクトを構成するためのデータおよびその属性(即ち、オブジェクトの種類、座標、および色情報等)からなる中間データ(ベクターデータ)を生成し(ステップS103)、1ページ分の処理が完了するまでステップS100からS104までを繰り返す。
ページごとに中間データからRGB各色8ビット/ピクセルのビットマップデータを生成する(ステップS105)と同時に、ページごとに中間データのオブジェクトの種類および色情報に基づいて、4ビット/ピクセルの属性ビットマップデータを生成する(ステップS106)。
上記のようにして生成したRGBビットマップデータおよび属性ビットマップデータ、およびオブジェクトの種類ごとの印刷設定フラグに基づいて、図6の処理を行って対象ページがカラーページであるかモノクロページであるかを判定する(ステップS107)。
RGBビットマップデータおよび属性ビットマップデータをそれぞれのビットマップに適した圧縮方法で個別に圧縮し、圧縮されたRGBビットマップデータおよび属性ビットマップデータ、オブジェクトの種類ごとの印刷設定およびカラー/モノクロ判定部81の処理結果をハードディスク300へ保存する(ステップS108)。
(カラー/モノクロ判定の動作)
図6は、カラー/モノクロ判定部81の処理を説明するフローチャートである。
まず、本実施形態で用いる各フラグについて説明する。このフラグは、カラー/モノクロ判定部81で設定され、RGBビットマップデータ、属性ビットマップデータ、オブジェクトの種類ごとの印刷設定とともに、ページ毎に画像保存処理部83でハードディスク300に保存される。
また、これらのフラグは、印刷処理および再印刷処理のとき画像読み出し部91で読み出される。
RGBカラーフラグは、対象ページのRGBビットマップデータおよび属性ビットマップデータを参照して、すべてのピクセルがR=G=Bであるモノクロページであるか、R、G、Bのうちいずれかが異なるカラーページであるかを判定し、その判定結果を記憶するフラグである。
オブジェクトの種類ごとのフラグは、オブジェクトの種類に対応して、イメージフラグ、文字(テキスト)フラグ、グラフィックスフラグがある。
対象ページがモノクロの場合(RGBカラーフラグがモノクロページの場合)、当該対象ページに存在するオブジェクトの種類に対応したフラグにはユーザの指定した印刷設定が設定され、存在しないオブジェクトの種類のフラグにはNONEが設定される。
また、対象ページがカラーの場合(RGBカラーフラグがカラーページの場合)、オブジェクトの種類ごとのフラグにはNONEが設定される。
ページカラーフラグは、対象ページのRGBビットマップデータ、属性ビットマップおよびオブジェクトの種類ごとのフラグに基づいて、対象ページの最終的なカラー/モノクロ判定結果を示す。ページカラーフラグがカラーにセットされていれば、印刷モードがカラーモードに設定され、モノクロにセットされていれば印刷モードがモノクロモードに設定される。
次に、カラー/モノクロ判定部81の処理について説明する。
まず、上記の各フラグの初期設定を行う(ステップS200〜S202)。
即ち、ページカラーフラグとRGBカラーフラグにカラーを設定し、オブジェクトの種類ごとのフラグにNONEを設定する。
RGBビットマップデータのすべてのピクセルの色情報がR=G=Bでないと判定された場合(ステップS203のNO)、このページのRGBビットマップデータにはカラー成分が含まれているので、初期設定されたページカラーフラグ、RGBカラーフラグ、オブジェクトの種類ごとのフラグを処理結果として出力して処理を終了する。
一方、すべてのピクセルの色情報がR=G=Bと判定された場合(ステップS203のYES)、RGBカラーフラグをモノクロに設定する(ステップS204)。
属性ビットマップデータ中のすべてのピクセルを参照して、属性(図2参照)が2進数0010、2進数0100、2進数1000であるピクセルの属性からオブジェクトの種類を特定して、該オブジェクトの種類に対応したフラグに、当該オブジェクトの種類の印刷設定を設定する(ステップS205乃至S210)。
例えば、見つかったピクセルの属性が2進数0010であれば、イメージフラグにイメージに対応する印刷設定を設定し、2進数0100であれば、文字フラグに文字に対応する印刷設定を設定し、2進数1000であれば、グラフィックスフラグにグラフィックスに対応する印刷設定を設定する。
最後に、いずれかのオブジェクト(イメージ、文字、グラフィックス)のフラグがCMYKに設定されている場合(ステップS211のYES)、ページカラーフラグ、RGBカラーフラグ、オブジェクトの種類ごとのフラグを処理結果として出力して処理を終了する。
一方、すべてのオブジェクト(イメージ、文字、グラフィックス)のフラグがCMYKでない場合(ステップS211のNO)、ページカラーフラグをモノクロに設定し(ステップS212)、ページカラーフラグ、RGBカラーフラグ、オブジェクトの種類ごとのフラグを処理結果として出力して処理を終了する。
尚、処理終了後、オブジェクトのフラグがNONEのままの場合は、該当するオブジェクトでグレーの画素は存在しないことを示す。このNONEの情報は、後述する画像読み出し部91のカラー/モノクロ再判定処理(図8参照)で利用される。
(印刷制御部90の構成と動作)
印刷制御部90は、画像読み出し部91、ビットマップ伸張部92、色変換/ハーフトーン処理部93、印刷処理部94からなっている。
画像読み出し部91は、ハードディスク300に記憶されたRGBビットマップデータを用いて印刷を実行する場合(再印刷処理の場合)、再度、オブジェクトの種類ごとの印刷設定をユーザに指定させて、この印刷設定を用いて後述のようにカラー/モノクロ再判定を行う(図8参照)。
一方、印刷データを読み込んで印刷まで行う場合には、カラー/モノクロ判定のやり直しはしない。
次いで、画像読み出し部91は、印刷処理部94に含まれるビデオコントローラ115に対して各種情報を設定する。
ビデオコントローラ115に設定された印刷モードがカラーモードである場合、画像形成部400にカラーモードで動作させるためのコマンドを送信することにより画像形成部400をカラーモードで動作するように設定する。
ビットマップ伸張部92は、読みだされた圧縮されたRGBビットマップデータおよび属性ビットマップデータを圧縮伸張回路114により個別に伸張し、ピクセルの属性がモノクロ(ビット0が1)であり、且つ、当該ピクセルに対応するオブジェクトの種類のフラグがKであれば、RGB各色8ビット/ピクセルを色変換/ハーフトーン処理部93でK各色4ビット/ピクセルに変換し、当該ピクセルに対応するオブジェクトの種類のフラグがCMYKであれば、RGB各色8ビット/ピクセルを色変換/ハーフトーン処理部93でCMYK各色4ビット/ピクセルに変換してビデオコントローラ115に転送する。
ビデオコントローラ115は、画像形成部400から画像データの転送要求が発信されると、所定の同期信号にあわせてCMYK各色の画像データを送信する。
また、ビデオコントローラ115に設定された印刷モードがモノクロモードである場合、画像形成部400にモノクロモードで動作させるためのコマンドを送信することにより画像形成部400をモノクロモードで動作するように設定する。
ビットマップ伸張部92は、読みだされた圧縮されたRGBビットマップデータおよび属性ビットマップデータを圧縮伸張回路114により個別に伸張し、RGB各色8ビット/ピクセルを色変換/ハーフトーン処理部93でK各色4ビット/ピクセルに変換してビデオコントローラ115に転送する。
ビデオコントローラ115は、画像形成部400から画像データの転送要求が発信されると、所定の同期信号にあわせてK単色の画像データを送信する。
上記の印刷制御部90の各処理は、図7に示したフローチャートにしたがって実行される。
まず、ハードディスク300に記憶されたビットマップデータを用いて印刷を実行する場合(ステップS110のYES)、再度、オブジェクトの種類ごとの印刷設定をユーザに指定させて、この印刷設定を用いて図8のようにカラー/モノクロ再判定を行う(ステップS111)。
一方、印刷データを読み込んで印刷まで行ってしまう場合には(ステップS110のNO)、カラー/モノクロ判定のやり直しはしない。
ページカラーフラグがカラーである場合(ステップS112のYES)、画像形成部400にカラーモードで動作させるように設定する(ステップS113)。
一方、ページカラーフラグがモノクロである場合(ステップS112のNO)、画像形成部400にモノクロモードで動作させるように設定する(ステップS114)。
ハードディスク300から圧縮されたRGBビットマップデータを伸張する(ステップS115)とともに、属性ビットマップデータを読みだして伸張する(ステップS116)。
カラーモードの場合には、伸張したビットマップデータの各ピクセルについて、RGB各色8ビット/ピクセルを色変換/ハーフトーン処理部93でCMYK各色4ビット/ピクセルに変換し、モノクロモードのときは、伸張したビットマップデータの各ピクセルについて、RGB各色8ビット/ピクセルを色変換/ハーフトーン処理部93でK単色4ビット/ピクセルに変換し、画像形成部400から画像データの転送要求が発信されると、所定の同期信号にあわせて変換した画像データを送信する(ステップS117)。
(カラー/モノクロ再判定の動作)
ユーザからハードディスク300に記憶されているビットマップデータの再印刷が要求され、オブジェクトの種類ごとの印刷設定が指定された場合、ハードディスク300に記憶されているオブジェクトの種類ごとのフラグを修正して、ページごとのカラー/モノクロ判定をやり直す。
上記の対象ページのカラー/モノクロ再判定処理は、図8に示したフローチャートにしたがって実行される。
まず、ユーザにより指定されたオブジェクトの種類ごとの印刷設定を読み込み(ステップS300)、ハードディスク300に記憶されているオブジェクトの種類ごとの印刷設定と同じか否かを判定し、同じ場合には(ステップS301のYES)、処理を終了する。
次に、ハードディスク300に記憶されているRGBカラーフラグがカラーの場合(ステップS302のYES)、処理を終了する。
一方、ハードディスク300に記憶されているRGBカラーフラグがモノクロの場合(ステップS302のNO)、ハードディスク300に記憶されているオブジェクトの種類ごとのフラグのうちNONEでないオブジェクトの種類に対して、ユーザにより指定された印刷設定に置き換える(ステップS303〜S308)。
最後に、ハードディスク300に記憶されているいずれかのオブジェクト(イメージ、文字、グラフィックス)のフラグがCMYKに設定されている場合(ステップS309のYES)、ページカラーフラグにカラーを設定して処理を終了する(ステップS310)。
他方、ハードディスク300に記憶されているオブジェクト(イメージ、文字、グラフィックス)のフラグがすべてCMYKに設定されていない場合(ステップS309のNO)、ページカラーフラグをモノクロに設定して処理を終了する(ステップS311)。
また、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能であるのは勿論である。
例えば、上述したPDLインタプリタ60、画像制御部80、印刷制御部90として、コンピュータを機能させるプログラムを作成して予め記録媒体に書き込んでおき、この記録媒体に記録されたこれらのプログラムを当該装置に備えられたメモリあるいは記憶装置に格納し、そのプログラムを当該コンピュータによって実行することにより、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
また、上記プログラムは、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
なお、上述したプログラムは、ディスク、カード、半導体メモリ、テープ等のいずれの形態の記録媒体で提供されてもよい。あるいは、ネットワークを介して記憶装置に格納された上記プログラムをサーバコンピュータから直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
このように、上述した実施形態の機能をプログラム化して流通させることによって、コストの低廉化、および可搬性や汎用性を向上させることができる。
A…画像形成装置、S…用紙搬送路、B…中間転写ベルト7の回転方向、1…露光ユニット、2,2a〜2d…現像器、3,3a〜3d…感光体ドラム、4,4a〜4d…クリーナユニット、5,5a〜5d…帯電器、6,6a〜6d…中間転写ローラ、7…中間転写ベルト、71…中間転写ベルト駆動ローラ、72…中間転写ベルト従動ローラ、73…中間転写ベルトテンション機構、8,8a〜8d…トナーカートリッジ、9…中間転写ベルトクリーニングユニット、10…給紙トレイ、11…転写部、12…定着部、31…ヒートローラ、32…加圧ローラ、14…レジストローラ、15…排紙トレイ、16−1,16−2…ピックアップローラ、20…手差し給紙トレイ、25,25−1,25−2,25−4〜25−8…搬送ローラ、25−3…排紙ローラ、100…プリンタコントローラ、101…CPU、102…メモリ、112…操作表示部インタフェース、113…ハードディスクインタフェース、114…色判定/圧縮伸張回路、115…ビデオコントローラ、116…ネットワークインタフェース、117…色変換/ハーフトーン処理回路、200…操作表示部、300…ハードディスク記憶装置、400…画像形成部、500…通信回線、600…データ処理装置、60…PDLインタプリタ、61…入力インタフェース部、62…受信バッファ、63…コマンド解析部、64…中間データ生成部、65…ビットマップ生成部、66…属性ビットマップ生成部、80…画像制御部、81…カラー/モノクロ判定部、82…ビットマップデータ圧縮部、83…画像保存処理部、90…印刷制御部、91…画像読み出し部、92…ビットマップ伸張部、93…色変換/ハーフトーン処理部、94…印刷処理部。

Claims (5)

  1. モノクロ印刷のデータの、印刷における印刷ページごとのビットマップデータと各ピクセルに対応したオブジェクト情報に基づいて出力用ビットマップデータを作成する画像処理装置であって、前記データに予め特定のオブジェクトについて混色印刷すべき設定が含まれる場合、当該オブジェクトのピクセルをカラーに変換する色変換部を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記モノクロ印刷のデータの、印刷における印刷ごとのビットマップデータと各ピクセルに対応したオブジェクト情報を保持し、当該保持された情報を用いて印刷する際、
    前記色変換部は、前記データに含まれていた混色印刷すべきオブジェクトがモノクロ印刷すべきオブジェクトへ変更された場合、当該オブジェクトのピクセルをモノクロに変換し、あるいは、前記データに含まれていたモノクロ印刷すべきオブジェクトが混色印刷すべきオブジェクトへ変更された場合、当該オブジェクトのピクセルをカラーに変換することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. モノクロ印刷のデータの、印刷における印刷ページごとのビットマップデータと各ピクセルに対応したオブジェクト情報に基づいて出力用ビットマップデータを作成する画像処理制御方法であって、前記データに予め特定のオブジェクトについて混色印刷すべき設定が含まれる場合、当該オブジェクトのピクセルをカラーに変換する色変換ステップを備えることを特徴とする画像処理制御方法。
  4. モノクロ印刷のデータの、印刷における印刷ページごとのビットマップデータと各ピクセルに対応したオブジェクト情報に基づいて出力用ビットマップデータを作成する画像処理装置のコンピュータで実行されるプログラムであって、コンピュータを、前記データに予め特定のオブジェクトについて混色印刷すべき設定が含まれる場合、当該オブジェクトのピクセルをカラーに変換する色変換部として機能させるプログラム。
  5. コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、請求項4に記載のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015060475A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 理想科学工業株式会社 印刷制御装置、及び、プログラム

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