JP2014018979A - 画像形成システム、転送先画像形成装置、画像形成制御方法、制御プログラム、およびコンピュータ読み取り記録媒体 - Google Patents

画像形成システム、転送先画像形成装置、画像形成制御方法、制御プログラム、およびコンピュータ読み取り記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】転送元画像形成装置にて正確な色を再現した印刷が可能な画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像形成システム130は、受信した印刷データから自装置で印刷可能なデータを生成できない場合、転送先を決定して転送する転送元画像形成装置10Aと、転送された印刷データから、転送元画像形成装置10Aで印刷可能な印刷用画像データを、色空間を変換せずに生成して、転送元画像処理装置10Aへ再転送する転送先画像形成装置10B1とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画像形成装置がネットワーク接続した画像形成システムに関するものである。
近年では、オフィス内のネットワーク化が進み、パーソナルコンピュータ、プリンタ、ファクシミリ、スキャナなどの様々なOA機器がネットワークで接続された状態で利用されるようになっている。中でも使用頻度の高いプリンタについては、1つのネットワーク上に複数台が接続され、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)に応じて、あるいは用紙サイズや用紙タイプ、ソート機能、ステイプル、パンチ等の後処理装置に応じで、適切な1台を選択して出力を行うような利用形態が、一般的になってきている。また、TIFF、JPEG、PDF等の汎用ファーマットデータを、ホストPC上のプリンタドライバを介さずに直接印刷可能な機能を搭載したプリンタも提供されている。
しかしながら、ネットワークに接続されたプリンタの数が多くなるにつれ、ユーザがプリンタのサポートするPDLを把握し、そのプリンタでサポートする印刷データをプリンタへ送信することは困難になっている。そこで、ユーザがプリンタのサポートするページ記述言語を把握しなくてもよいように、例えば、特許文献1には、印刷データを受信した画像形成装置がビジーの場合、同一ネットワーク上のアイドル状態の画像処理装置にてPDLを展開して、元の画像形成装置に転送するシステムが開示されている。また、特許文献2には、受信した印刷データがサポートしていないPDLで記述されている場合、印刷データを他へ転送して印刷するプリンタ装置が開示されている。
特開2006−76220 特開2002−41267
しかしながら、上記従来の技術では、転送元の画像形成装置がホストコンピュータから受信した印刷データを転送して、転送先の画像形成装置で印刷データのPDLを展開して印刷用画像データを形成するに当たって、ホストコンピュータから受信した印刷データにカラーを指定するデータが含まれている場合に、以下のような問題がある。
通常、ホストコンピュータ上で扱われる文字、図形、写真等の画像データはRGBの色空間で表されるデータである。それに対して、画像形成装置のプリントエンジンがCMYK系のトナーを有しているため、印刷用画像データを生成するためには、RGBからCMYKへの色変換処理が必要となる。この色変換処理は出力されるプリントエンジン毎に固有のテーブルが使用される。そのため、転送先の画像形成装置で色変換処理されたCMYKの印刷用画像データを、転送元の画像形成装置にプリントエンジンにて出力すると、送信元と送信先とのプリントエンジンの違いにより正確な色を再現できない場合がある。
本発明は、上記の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、転送元の画像形成装置にて正確な色を再現した印刷が可能な画像形成システムを提供することにある。
本発明に係る画像形成システムは、上記課題を解決するために、複数の画像形成装置がネットワーク接続した画像形成システムにおいて、受信した印刷データから自装置で印刷可能なデータを生成できるか否かを判定する印刷処理判定手段と、前記印刷処理判定手段により自装置で印刷可能なデータを生成できないと判定された場合に、前記印刷データの転送先を決定する転送先決定手段と、前記転送先決定手段で決定された転送先に前記印刷データを転送する印刷データ転送手段と、を有する転送元画像形成装置、および、前記印刷データ転送手段から転送された前記印刷データから、前記転送元画像形成装置で印刷可能な印刷用画像データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段により生成された印刷用画像データを、前記転送元画像処理装置へ再転送する印刷データ再転送手段と、有する転送先画像形成装置を備え、前記印刷データ生成手段は、前記受信した印刷データの色空間を変換せず、前記印刷用画像データを生成することを特徴としている。
上記構成によると、転送元画像形成装置では、受信した印刷データから自装置で印刷可能なデータを生成できない場合、転送先を決定して、決定した転送先に印刷データを転送する。そして、転送先画像形成装置では、転送されてきた印刷データから、転送元画像形成装置で印刷可能な印刷用画像データを生成する。このとき、印刷データの色空間を変換することなく印刷用画像データを生成する。そして、生成した印刷用画像データを転送元画像処理装置へ再転送する。そのため、印刷データの色空間のままの印刷用画像データが転送元画像形成装置に再転送されることになる。
よって、転送元画像形成装置では、転送先画像形成装置から再転送されてきた、印刷データの色空間から変更されていない印刷用画像データの色空間を、自装置の特性に合わせて変換することができる。
つまり、上記構成によると、色空間を変換する処理(色変換処理)が画像形成装置毎に異なっている場合でも、転送先画像形成装置での色空変換処理の影響を受けないので(転送先画像形成装置では色空変換処理を行わないので)、転送元画像形成装置にて正確な色を再現した印刷を行うことが可能となる。
本発明に係る画像形成システムは、上記構成に加え、前記印刷処理判定手段は、前記印刷データに含まれる制御コードに基づいて前記判定を行ってもよい。
制御コードには、PDLの形式を示す情報も含まれる。よって、例えば、PDLの形式に基づいて判定を行うことができる。つまり、この場合、自装置で展開が可能なPDLか不可能なPDLかを判定することで、自装置で印刷データから印刷可能なデータを生成できるか否かを判定することができる。
本発明に係る画像形成システムは、上記構成に加え、前記印刷データ転送手段は、自装置のネットワークアドレス情報を前記印刷データに含まれる制御コード付加して、当該印刷データを転送してもよい。
上記構成によると、自装置のネットワークアドレス情報を印刷データに含まれる制御コード付加して、転送先画像形成装置に転送するので、転送先画像形成装置は、ネットワーク接続したどの画像形成装置から転送されてきたデータであるのか容易に判別できる。また、転送先画像形成装置は、どの画像形成装置に印刷用画像データを再転送すればよいのか、容易に判断できる。
本発明に係る画像形成システムは、上記構成に加え、前記転送元画像形成装置は、少なくとも、処理できるページ記述言語、処理できるカラーモード、および出力解像度の情報が、ネットワーク接続した各画像形成装置に対応付けられた転送先候補データベースを有しており、前記転送先決定手段は、上記転送先候補データベースに基づき、転送先を決定してもよい。
上記構成によると、転送先決定手段は、少なくとも、処理できるページ記述言語、処理できるカラーモード、および出力解像度の情報が、ネットワーク接続した各画像形成装置に対応付けられた転送先候補データに基づき、印刷データの転送を決定する。よって、最適な転送先を容易に決定することができる。
本発明に係る画像形成システムは、上記構成に加え、上記受信した印刷データはRGB色空間のデータであり、前記印刷データ生成手段は、RGB色空間のまま前記印刷用画像データを生成し、前記転送元画像形成装置は、前記転送先画像形成装置から再転送された印刷用画像データの色空間を、自装置の印刷部の特性に基づきCMYKに変換してもよい。
上記構成によると、転送先画像形成装置では、転送元画像形成装置から転送されてきたRGB色空間の印刷データから、RGB色空間のまま印刷用画像データを生成し、転送元画像形成装置に再転送する。そして、転送元画像形成装置は、印刷用画像データの色空間を、自装置の印刷部の特性に基づきCMYKに変換する。よって、通常、受信する印刷データがカラーの場合はRGB色空間のデータであり、画像形成装置はCMYK系のトナーを有しているが、これに適切対応できる。つまり、転送元画像形成装置にて、受信したRGB色空間の印刷データを、CMYK系のトナーにて正確な色を再現して印刷することができる。
本発明に係る転送先画像形成装置は、上記課題を解決するために、複数の画像形成装置がネットワーク接続した画像形成システムで用いられる画像形成装置であり、印刷データを受信した転送元画像形成装置から転送された当該印刷データを受信する転送先画像形成装置において、上記転送元画像形成装置から転送されてきた印刷データから、当該転送元画像形成装置で印刷可能な印刷用画像データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段により生成された印刷用画像データを、前記転送元画像形成装置に再転送する印刷データ再転送手段と、を備え、前記印刷データ生成手段は、前記受信した印刷データの色空間を変換せず、前記印刷用画像データを生成することを特徴としている。
上記構成によると、転送されてきた印刷データから、転送元画像形成装置で印刷可能な印刷用画像データを生成する。このとき、印刷データの色空間を変換することなく印刷用画像データを生成する。そして、生成した印刷用画像データを転送元画像処理装置へ再転送する。そのため、印刷データの色空間のままの印刷用画像データが転送元画像形成装置に再転送されることになる。
よって、転送元画像形成装置では、転送先画像形成装置から再転送されてきた、印刷データの色空間から変更されていない印刷用画像データの色空間を、自装置の特性に合わせて変換することができる。
つまり、上記構成によると、色空間を変換する処理(色変換処理)が画像形成装置毎に異なっている場合でも、転送先画像形成装置での色空変換処理の影響を受けないので(転送先画像形成装置では色空変換処理を行わないので)、転送元画像形成装置にて正確な色を再現した印刷を行うことが可能となる。
本発明に係る画像形成制御方法は、上記課題を解決するために、複数の画像形成装置がネットワーク接続した画像形成システムでの画像形成制御方法において、受信した印刷データから第1の画像形成装置で印刷可能なデータを生成できるか否かを判定する印刷処理判定手ステップと、前記印刷処理判定ステップにより前記第1の画像形成装置で印刷可能なデータを生成できないと判定された場合に、前記印刷データの転送先の第2の画像形成装置を決定する転送先決定ステップと、前記転送先決定ステップにて決定された第2の画像形成装置に前記印刷データを転送する印刷データ転送ステップと、前記印刷データ転送ステップにて転送された前記印刷データから、前記第1の画像形成装置で印刷可能な印刷用画像データを生成する印刷データ生成ステップと、前記印刷データ生成ステップにて生成された印刷用画像データを、前記第1の画像形成装置へ再転送する印刷データ再転送ステップと、含み、前記印刷データ生成ステップは、前記受信した印刷データの色空間を変換せず、前記印刷用画像データを生成することを特徴としている。
上記方法によると、上記画像形成システムと同様の効果を奏し、転送元画像形成装置にて正確な色を再現した印刷を行うことが可能となる。
なお、本発明に係る画像形成装置の上記各手段を、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを画像形成装置の上記各手段として動作させることにより、画像形成装置の上記各手段をコンピュータにて実現させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る画像形成システムでは、転送元画像形成装置で、受信した印刷データから自装置で印刷可能なデータを生成できない場合、転送先を決定して、決定した転送先に印刷データを転送する。そして、転送先画像形成装置では、転送されてきた印刷データから、転送元画像形成装置で印刷可能な印刷用画像データを生成する。このとき、印刷データの色空間を変換することなく印刷用画像データを生成する。そして、生成した印刷用画像データを転送元画像処理装置へ再転送する。そのため、印刷データの色空間のままの印刷用画像データが転送元画像形成装置に再転送されることになる。
よって、転送元画像形成装置では、転送先画像形成装置から再転送されてきた、印刷データの色空間から変更されていない印刷用画像データの色空間を、自装置の特性に合わせて変換することができる。
つまり、上記構成によると、色空間を変換する処理(色変換処理)が画像形成装置毎に異なっている場合でも、転送先画像形成装置での色空変換処理の影響を受けないので(転送先画像形成装置では色空変換処理を行わないので)、転送元画像形成装置にて正確な色を再現した印刷を行うことが可能となる。
本実施の形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観的構成を示す断面図である。 本実施の形態における印刷データの形式の一例を示す図である。 本実施の形態における印刷データの形式の一例を示す図である。 本実施の形態における印刷データの形式の一例を示す図である。 本実施の形態における転送元画像形成装置での動作処理の流れを示す図である。 本実施の形態における転送先画像形成装置での動作処理の流れを示す図である。
本発明に係る画像形成システムおよび画像形成装置の一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
(画像形成システム)
図1は、本実施の形態に係る画像形成システム130の構成を示すブロック図である。画像形成システム130は、複数の画像形成装置10A,10B1,10B2,10B3がネットワーク150にて接続して構成される。本実施形態では、4つの画像形成装置が接続しているが、ネットワーク150に接続する画像形成装置の個数は限定されない。なお、これら画像形成装置10A,10B1,10B2,10B3を区別しない場合は、画像形成装置10と称する。
また、ネットワーク150には、ネットワーク150に接続したいずれかの画像形成装置10に印刷を依頼するために印刷データを送信するデータ処理装置200も接続している。本実施形態では、1つのデータ処理装置200が接続しているが、この個数も限定されない。
ネットワーク150は、特に限定されず、本実施形態では、所定のケーブルやハブなどからなるLAN(Local Area Network)であるとする。しかし、ネットワーク150は、これに限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、ネットワーク150を構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
画像形成装置10は、外部のコンピュータ端末であるデータ処理装置200からネットワーク150を介して印刷データを受け取り、受け取った印刷データに応じた画像を所定のシートに印刷する装置である。
ここで、印刷データは、具体的には画像形成装置10において解釈(展開)可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)により記述されるデータを含むデータである。
以下では、本実施形態の画像形成システム130において、データ処理装置200から印刷データを受信する画像形成装置(転送元画像形成装置)を画像形成装置10A、画像形成装置10Aから印刷データが転送される画像形成装置(転送先画像形成装置)を画像形成装置10B1として、説明を行う。なお、画像形成装置10A,10B1,10B2,10B3のいずれが、データ処理装置200から印刷データを受信する画像形成装置であっても、いずれが、転送される画像形成装置であっても構わないのは当然である。
(転送元画像形成装置)
画像形成装置10Aは、画像形成装置10Aを統括的に制御するための制御部101A、およびメモリ102を有するプリンタコントローラ100と、液晶ディスプレイ等からなる表示装置とタッチパネルやボタンなどからなる入力装置とを含む操作表示部20と、ディスク状の磁気記憶媒体を含むハードディスク記憶装置(以下「ハードディスク」または「HDD」と略称する)30と、シートに画像を形成(印刷)して当該用紙を装置外へ排出するための印刷部40と、を備えている。
制御部101Aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)から成る。メモリ102は、例えば、自由に読み書き可能なメモリであるRAM(Random Access Memory)と読み出し専用のメモリであるROM(Read Only Memory)とから成る。
プリンタコントローラ100は、さらに、操作表示部20との接続インタフェースである操作表示部・インタフェース112と、ハードディスク30との接続インタフェースであるハードディスク・インタフェース113と、後述するビットマップデータを圧縮または伸張する圧縮伸張回路114と、画像形成部40との接続インタフェースであるビデオ・コントローラ115と、ネットワーク150を介して外部の装置と接続を行うためのネットワーク・インタフェース116と、ハーフトーン処理を行うためのハーフトーン処理回路117と、を備えている。
印刷部40は、ビデオ・コントローラ115を介して印刷のためのビットマップデータ(印刷用画像データ)を受け取り、対応する画像を所定のシートに形成する。なお、印刷部40における画像形成機構の詳細な構成については後述する。
制御部101Aと、メモリ102と各種インタフェースとは、それぞれ所定のバス(メモリバス、システムバス、またはペリフェラルバスなど)で接続されている。これらのバスによる接続は一般的なコンピュータにおける周知の構成であるため、その詳しい説明は省略する。
プリンタコントローラ100は、対象となる文書を光学的に読み取るスキャナユニット(図示せず)により読み取られた画像を、所定の用紙上に形成して出力する、いわゆる複写機能や、ネットワーク150に接続したデータ処理装置200から受け取った印刷データ(画像データ)を所定のシート上に形成して出力する、いわゆるプリンタ機能などの周知の各種機能を有している。
これらの機能は、典型的にはメモリ102のROMに内蔵されそしてRAMに展開された所定のプログラムを、制御部101Aが実行することにより実現される。ここで、上記プログラムは、例えば、そのプログラムを記録した記録媒体であるCD−ROMによって提供される。すなわち、上記プログラムの記録媒体としてのCD−ROMが画像形成装置10A内に、補助記憶装置として内蔵されたCD−ROM駆動装置(図示せず)に装着され、そのCD−ROMから上記プログラムが読み出されてハードディスク30にインストールされる。また、上記プログラムは、CD−ROM以外の記録媒体や通信回線を介して提供されてもよい。そして、画像形成装置10Aの起動のための所定操作がなされると、ハードディスク30にインストールされた所定プログラムは、RAMに転送されてそこに展開され、制御部101Aによって実行される。これにより、上記各種機能が実現される。
特に、画像形成装置10Aの制御部101Aは、受信した印刷データを印刷用画像データに展開する印刷データ生成部122Aと、受信した印刷データから自装置(画像形成装置10A)で印刷可能なデータを生成できるか否かを判定する印刷処理判部120と、印刷処理判定部120により自装置で印刷可能なデータを生成できないと判定された場合に、前記印刷データの転送先を決定する転送先決定部121と、転送先決定部121で決定された転送先に印刷データを転送する印刷データ転送部123Aと、を備えている。
印刷処理判部120は、データ処理装置200から受信した印刷データの制御コードからPDLの種別を特定し、印刷データに含まれるPDLデータが、印刷データ生成部122Aで展開可能か否かの判別を行う。この判定で否の場合には、転送先決定部121が、メモリ102に格納された転送先候補データベース102aを参照して、印刷データの転送先を決定する。転送先候補データベース102aには、少なくとも、処理できるページ記述言語、処理できるカラーモード、および出力解像度の情報が、ネットワーク5に接続した画像形成装置10B1〜3にそれぞれ対応付けられている。
なお、データベースを参照せず、画像形成装置10B1〜3それぞれに、特性を問い合わせて、転送先を決定してもよい。あるいは、画像形成装置10B1〜3のいずれか1つの画像形成装置に転送して、印刷データを展開できなければ、別の画像形成装置にさらに転送するように画像形成システム130が構成されていてもよい。
転送先が画像形成装置10B1に決定されて、印刷データを転送したものとして以下の説明を行う。
(転送先画像形成装置)
画像形成装置10B1は、画像形成装置10B1を統括的に制御するための制御部101B、ネットワーク150を介して外部の装置と接続を行うためのネットワーク・インタフェース116とを備えている。他の構成については画像形成装置10Aと同様であるため、説明を省略する。
画像形成装置10B1の制御部101Bは特に、画像形成装置10Aの印刷データ転送部123Aから転送された印刷データから印刷用画像データを生成する印刷データ生成部122Bと、印刷データ生成部123Bにより生成された印刷用画像データを、転送元の画像処理装置10Aへ再転送する印刷データ転送部123Bと、を有している。
ここで、画像形成装置10B1の印刷データ生成部122Bは、転送元である画像形成装置10Aで印刷可能な印刷用画像データを生成できるものとする。この印刷データ生成部123は、受信した印刷データの色空間を変換せず、前記印刷用画像データを生成する。
なお、図1では省略しているが、画像処理装置10B1、画像処理装置10B2、画像処理装置10B3も、画像処理装置10Aと同様のブロックで構成される。ただし、画像形成装置10B1〜3は、印刷処理判定部120、転送先決定部121、転送先候補データベース102aを備えていても備えていなくてもよい。備えていれば、画像形成装置10B1〜3においても画像形成装置10Aと同様に、自装置で印刷可能なデータを生成(PDLデータを展開処理)できない場合に、転送先を検索して、転送を行うことができる。
(画像形成システムにおける全体な処理の流れ)
図3,4,5は、本実施形態に係る印刷データの形式の一例を示す図である。印刷データは、印刷のモードを設定する制御コード(@PJLで始まる部分)と、実際のPDLデータとで構成される。制御コードには、DUPLEX(両面印刷モード)、RESOLUTION(出力解像度)、COLORMODE(出力カラーモード)等の設定が含まれている。また、ENTER LANGUAGEはPDLの形式を示しており、この制御コードに続いてPDLデータが続く形式になっている。
転送元の画像形成装置10Aでは、図3に例示する受信した印刷データの制御コードからPDLの種別を特定し、印刷データに含まれるPDLデータが処理可能か否かの判別を行う。印刷データの処理が可能な場合には、画像形成装置10Aで通常の印刷処理を行う。印刷データに含まれるPDLが画像処理装置10で処理できない場合は、ネットワーク150に接続された他の画像処理装置10B1、画像処理装置10B2、画像処理装置10B3から、PDL、カラーモード、出力解像度の情報に基づき、最適な画像処理装置を検索する。検索の結果、該当する画像処理装置が存在する場合には、その画像処理装置にネットワーク150を介して印刷データを転送する。転送先の画像形成装置は、転送された印刷データを基に印刷用画像データの生成を行う。図4に例示するように、印刷データを転送する際に転送元のネットワークアドレス情報及び出力モードを保存のみで動作するように、制御コードを付加しておく。
転送先として画像処理装置10B1が選択され、印刷データが転送されると、画像形成装置10B1は、受信した印刷データから転送元のネットワークアドレス情報と出力モードの設定とを確認する。画像形成装置10B1は、受信した印刷データに、転送元の画像形成装置10Aのネットワークアドレス情報及び出力モードの設定が保存のみに設定された制御コードが含まれている場合は、他の画像処理装置から転送された印刷データと判断し、通常の印刷処理は行わず、印刷用画像データの生成を行う。
ここで、印刷データに含まれるデータがカラーの場合は、データ処理装置200(ホストコンピュータ)上で扱われる文字、図形、写真等の画像データはRGBであるが、本実施形態における画像形成装置10(プリントエンジン)は、4色のトナーを使用可能な電子写真方式のカラープリンタである。そのため、CMYKのトナーを有するため、印刷用画像を生成するには、RGBからCMYKへの色変換処理が必要となる。この色変換処理は出力される画像形成装置10毎に固有のテーブルが使用されるため、転送先で色変換処理されたCMYKの画像データを転送元の画像形成装置10に出力すると画像形成装置10の違いにより正確な色を再現できない場合がある。このため、転送先で生成する印刷用画像データはRGBカラーで生成する。印刷用画像データの生成(展開処理)として、図5に例示するように、PDLデータをラスターデータに置き換える。印刷用画像データの生成が完了すると、画像処理装置10B1は、生成された印刷用画像データを転送元のネットワークアドレス情報に基づき画像処理装置10Aに送信(再転送)し、画像処理装置10Aにて印刷処理を行う。
(各画像形成装置における処理の流れ)
画像形成システム130での、転送元の画像形成装置10Aでの処理の流れと、転送先の画像形成装置10B1での処理の流れとを、それぞれ、図6および図7を用いて説明する。
図6は、画像処理装置10Aにおける動作例を示すフローチャートである。図6に示すように、まず、データ処理装置200から送信された印刷データを受信すると(ステップS100)、その印刷データに含まれるPDLの種別を判定する(ステップS101)。そして、印刷データに含まれるPDLが、印刷データを受信した画像処理装置10Aで展開(解釈)処理可能かどうかを判定する(ステップS102)。展開処理が可能であると判断した場合には、S106へ進み、展開処理して通常の印刷処理を実行する(ステップS106)。S102で展開処理が不可能であると判断した場合には、ネットワーク150に接続された他の画像処理装置10B1〜3を検索し、PDLの種別、出力解像度、カラー印刷可能等の印刷処理に必要な情報を取得する(ステップS103)。検索した情報から印刷データを展開処理が可能な画像処理装置が存在するか否かを判断する(ステップS104)。展開処理可能な画像処理装置が存在しない場合は、処理を終了する。S104で、展開処理可能な画像処理装置が存在する場合には、印刷データを展開処理が可能と判断された画像処理装置へ転送し(ステップS105)、処理を終了する。
図7は、画像処理装置10Aで行ったS103の検索により、印刷データの展開処理が可能な画像処理装置と判断された他の画像処理装置10B1での動作例を示すフローチャートである。図7に示すように、ます、画像処理装置10Aから転送された印刷データを受信すると(ステップS200)、受信した印刷データが他の画像処理装置から転送された印刷データか否かを判定する(ステップS201)。受信した印刷データが他の画像処理装置から転送された印刷データでない場合は、S205へ進み、通常の印刷処理を実行する(ステップS205)。転送された印刷データと判断した場合は、印刷データから転送元の画像処理装置10Aにて印刷可能な印刷用画像データを生成し(ステップS202)、印刷用画像データをHDDへ一旦保存する(ステップS203)。すべての印刷用画像データの生成が終了したら、印刷データに付加されたネットワークアドレスに基づき、転送元の画像処理装置10Aへ印刷用画像データを転送し(ステップS204)、処理を終了する。
以上のように、画像形成システム130では、転送元の画像形成装置10Aで、受信した印刷データから自装置で印刷可能なデータを生成できない場合、転送先を決定して、決定した転送先に印刷データを転送する。そして、転送先の画像形成装置10B1では、転送されてきた印刷データから、転送元の画像形成装置10Aで印刷可能な印刷用画像データを生成する。このとき、印刷データの色空間を変換することなく印刷用画像データを生成する。そして、生成した印刷用画像データを転送元の画像処理装置10Aへ再転送する。転送先の画像形成装置10B1では色空変換処理を行わないのでため、印刷データの色空間のままの印刷用画像データが、転送元の画像形成装置10Aに再転送されることになる。
よって、転送元の画像形成装置10Aでは、転送先の画像形成装置10B1から再転送されてきた、印刷データの色空間から変更されていない印刷用画像データの色空間を、自装置(画像形成装置10A)の特性に合わせて変換することができる。
つまり、画像形成システム130によると、色空間を変換する処理(色変換処理)が画像形成装置毎に異なっている場合でも、転送先の画像形成装置10B1での色空変換処理の影響を受けないので(転送先の画像形成装置10B1では色空変換処理を行わないので)、転送元の画像形成装置10Aにて正確な色を再現した印刷を行うことが可能となる。
(画像形成装置の外観的構成)
次に、画像形成装置10A,10B1,10B2,10B3の外観的構成について説明する。本実施形態では、画像形成装置10A,10B1,10B2,10B3は同じ外観的構成であるとする。よって、外観的構成についての説明では、画像形成装置10として説明する。
画像形成装置10は、ネットワーク150を介して外部から伝達された印刷データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色および単色の画像を形成する装置である。画像形成装置10、図2に示すように、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム4、帯電器5、クリーナユニット4、中間転写ベルトユニット8、定着ユニット12と、用紙搬送路S、給紙トレイ10および排紙トレイ15等を備えている。
なお、本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2(2a、2b、2c、2d)、感光体ドラム3(3a、3b、3c、3d)、帯電器5(5a、5b、5c、5d)、およびクリーナユニット4(4a、4b、4c、3d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに設定され4つの画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3は、画像形成装置10の上部に配置(装着)されている。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための、帯電手段であり図2に示すように接触型のローラ型やブラシ型の帯電器のほか、チャージャー型の帯電器が用いられることもある。露光ユニット1は、図2に示すようにレーザ照射部および反射ミラーを備えた、レーザスキャニングユニット(LSU)を用いる手法のほかに、発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法もある。そして帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K、C、M、Y)のトナーにより顕像化するものである。クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収するものである。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット8は、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルトテンション機構73、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ローラ6(6a、6b、6c、6d)、および中間転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルトテンションローラ73、中間転写ローラ6、中間転写ベルト従動ローラ72等は、中間転写ベルト7を張架し、図2の矢印Bの方向に回転駆動させるものである。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルトユニット8の中間転写ベルトテンション機構73の中間転写ローラ取付部に回転可能に支持されており、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト7上に転写するための転写バイアスを与えるものである。
中間転写ベルト7は、それぞれの感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト7に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト7上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。この中間転写ベルト7は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7の裏側に接触している中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルトに対して均一に高電圧を印加することができる。本実施例では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述の様に各感光体3上で各色相に応じた顕像化された静電像は中間転写ベルト7で積層され、装置に入力された画像情報となる。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト7の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト7の接触位置に配置される転写ローラ11によって用紙上に転写される。
この時、中間転写ベルト7と転写ローラ11は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ11にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、転写ローラ11は上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ11もしくは前記中間転写ベルト駆動ローラ71の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)が用いられる。
また、上記のように、感光体ドラム3との接触により中間転写ベルト7に付着したトナー、若しくは、転写ローラ11によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト7上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット9には、中間転写ベルト7に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト7は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ72で支持されている。
給紙トレイ50は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、画像形成装置10の露光ユニット1の下側に設けられている。また、画像形成装置10の上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートを載置するためのトレイである。
また、画像形成装置10には、給紙トレイ50のシートを転写部11や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。さらに、給紙トレイ50から排紙トレイ15までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ16,レジストローラ14、転写部11、定着部12、シートを搬送する搬送ローラ25等が配されている。
搬送ローラ25は、シートの搬送を促進・補助するための、小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ16は、給紙トレイ50の端部に備えられ、給紙トレイ50から、シートを1枚毎に用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
また、レジストローラ14は、用紙搬送路Sを搬送されているシートをいったん保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写部11に搬送する機能を有している。
定着ユニット12は、ヒートローラ31、加圧ローラ32等を備えており、ヒートローラ31および加圧ローラ32は、シートを挟んで回転するようになっている。また、ヒートローラ31は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ33とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
なお、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ25によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ15上に排出されるようになっている。
次に、シート搬送経路を詳細に説明する。画像形成装置10には予めシートを収納する給紙カトレイ50が配置されると共に、ユーザが少数枚の印字を行う時に給紙トレイ50の開閉動作を行わなくてもよい手差しトレイ60が配置されている。両トレイには、各々前記のピックアップローラ16が配置され、1枚ずつを搬送路に導くようになっている。
片面印字が要求された際には、給紙トレイ50から搬送されるシートは搬送路中の搬送ローラ25−1によってレジストローラ14まで搬送され、シートの先端と中間転写ベルト7上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ11に搬送され、シートうえに画像情報が書き込まれる。その後、シートは定着部12を通過する事によってシート上の未定着トナーが熱で溶融・固着され搬送ローラ25−2を経て排紙ローラ25−3から排紙トレイ15上に排出される。
他方、手差しトレイ60に積載されるシートはピックアップローラ16−2によって給紙され、複数の搬送ローラ(25−6、25−5、25−4)を経てレジストローラ14に到達し、それ以降は給紙トレイ50から給紙されるシートと同様の経過を経て廃止トレイ15に排出される。
両面印字が要求された際は、上記のように片面印字が終了し定着部12を通過したシートの後端が前記排紙ローラ25−3でチャックされ、排紙ローラが逆回転する事によって搬送ローラ(25−7、25−8)に導かれた後レジストローラ14を経て裏面印字が行われた後に排紙トレイ15に排出される。
(プログラム・記録媒体)
上記した画像形成装置10Aまたは10B1〜3は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、画像形成装置10Aまたは10B1〜3は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである画像形成装置10Aまたは10B1の各制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、画像形成装置10Aまたは10B1〜3に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、PLD(Programmable logic device)等の論理回路類などを用いることができる。
また、画像形成装置10Aまたは10B1〜3を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、複数の画像形成装置がネットワーク接続した画像形成システムに利用可能である。
10 画像形成装置
10A 画像形成装置(転送元画像形成装置、第1の画像形成装置)
10B1,10B2,10B3 画像形成装置(転送先画像形成装置、第2の画像形成装置)
30 ハードディスク
40 印刷部
101A、101B 制御部
102 メモリ
102a 転送先候補データベース
116 ネットワーク・インタフェース
120 印刷処理判定部(印刷処理判定手段)
121 転送先決定部(送信先決定手段)
122A 印刷データ生成部
122B 印刷データ生成部(印刷データ生成手段)
123A 印刷データ転送部(印刷データ転送手段)
123B 印刷データ転送部(印刷データ再転送手段)
130 画像形成システム
150 ネットワーク
200 データ処理装置

Claims (9)

  1. 複数の画像形成装置がネットワーク接続した画像形成システムにおいて、
    受信した印刷データから自装置で印刷可能なデータを生成できるか否かを判定する印刷処理判定手段と、
    前記印刷処理判定手段により自装置で印刷可能なデータを生成できないと判定された場合に、前記印刷データの転送先を決定する転送先決定手段と、
    前記転送先決定手段で決定された転送先に前記印刷データを転送する印刷データ転送手段と、を有する転送元画像形成装置、および、
    前記印刷データ転送手段から転送された前記印刷データから、前記転送元画像形成装置で印刷可能な印刷用画像データを生成する印刷データ生成手段と、
    前記印刷データ生成手段により生成された印刷用画像データを、前記転送元画像処理装置へ再転送する印刷データ再転送手段と、有する転送先画像形成装置を備え、
    前記印刷データ生成手段は、前記受信した印刷データの色空間を変換せず、前記印刷用画像データを生成することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記印刷処理判定手段は、前記印刷データに含まれる制御コードに基づいて前記判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記印刷データ転送手段は、自装置のネットワークアドレス情報を前記印刷データに含まれる制御コード付加して、当該印刷データを転送することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 前記転送元画像形成装置は、
    少なくとも、処理できるページ記述言語、処理できるカラーモード、および出力解像度の情報が、ネットワーク接続した各画像形成装置に対応付けられた、転送先候補データベースを有しており、
    前記転送先決定手段は、上記転送先候補データベースに基づき、転送先を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 上記受信した印刷データはRGB色空間のデータであり、
    前記印刷データ生成手段は、RGB色空間のまま前記印刷用画像データを生成し、
    前記転送元画像形成装置は、前記転送先画像形成装置から再転送された印刷用画像データの色空間を、自装置の印刷部の特性に基づきCMYKに変換することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  6. 複数の画像形成装置がネットワーク接続した画像形成システムで用いられる画像形成装置であり、印刷データを受信した転送元画像形成装置から転送された当該印刷データを受信する転送先画像形成装置において、
    上記転送元画像形成装置から転送されてきた印刷データから、当該転送元画像形成装置で印刷可能な印刷用画像データを生成する印刷データ生成手段と、
    前記印刷データ生成手段により生成された印刷用画像データを、前記転送元画像形成装置に再転送する印刷データ再転送手段と、を備え、
    前記印刷データ生成手段は、前記受信した印刷データの色空間を変換せず、前記印刷用画像データを生成することを特徴とする転送先画像形成装置。
  7. 複数の画像形成装置がネットワーク接続した画像形成システムでの画像形成制御方法において、
    受信した印刷データから第1の画像形成装置で印刷可能なデータを生成できるか否かを判定する印刷処理判定手ステップと、
    前記印刷処理判定ステップにより前記第1の画像形成装置で印刷可能なデータを生成できないと判定された場合に、前記印刷データの転送先の第2の画像形成装置を決定する転送先決定ステップと、
    前記転送先決定ステップにて決定された第2の画像形成装置に前記印刷データを転送する印刷データ転送ステップと、
    前記印刷データ転送ステップにて転送された前記印刷データから、前記第1の画像形成装置で印刷可能な印刷用画像データを生成する印刷データ生成ステップと、
    前記印刷データ生成ステップにて生成された印刷用画像データを、前記第1の画像形成装置へ再転送する印刷データ再転送ステップと、含み、
    前記印刷データ生成ステップは、前記受信した印刷データの色空間を変換せず、前記印刷用画像データを生成することを特徴とする画像形成制御方法。
  8. 請求項6に記載の転送先画像形成装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
  9. 請求項8に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り記録媒体。
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