以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<画像形成装置100の全体構成>
まず、本実施の形態に係る画像形成装置100の全体構成の一態様について説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置100の全体構成を表わす正面断面図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置100のプリントエンジン部分の構成を表わす正面断面図である。
本実施の形態においては、画像形成装置100の一例として、タンデム型のデジタルカラー複合機について説明する。なお、デジタルカラー複合機は、一般的に、セットされた原稿の画像を統み取ってHDD(Hard disk drive)等に蓄積するスキャンジョブ、さらにそれを用紙等にプリントするコピージョブ、パーソナルコンピュータ(以下、PCとも記載する。)等の外部端末からの印刷指示に基づいて用紙に印刷するプリントジョブ、ファクシミリ装置等からファクシミリデータを受信してHDD等に蓄積するファクシミリジョブ、HDD等に蓄積された画像を用紙等に印刷するHDDプリントジョブ(BOXプリントジョブ)等を実行することができる。
図1および図2を参照して、本体1の上部には、原稿2を一枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)3と、自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2の画像を読み取る画像読取装置4が配置されている。画像読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された原稿2aを光源6によって照明する。画像読取装置4は、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7およびハーフレートミラー8、9および結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD(Charge Coupled Device)等からなる画像読取素子11上に走査露光する。画像読取装置4は、画像読取素子11を用いて、原稿2aの色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになっている。
画像読取装置4は、FAX送信原稿の読み取りや、Scan to E−Mailや、Box保存などの原稿読み取り機能を備えている。画像読取装置4によって読み取られた原稿2aの色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとして画像処理部12に送られる。
画像処理部12は、原稿2aの反射率データに対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理を施す。また、画像処理部12は、パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行なうことができる。画像処理部12で所定の画像処理が施された画像データは、同じく画像処理部12によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8bit)の4色の原稿再現色材階調データへと変換される。画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに対する画像露光を行う、プリントヘッド14に送られる。画像露光装置としてのプリントヘッド14は、所定の色の原稿再現色材階調データに応じて、レーザビームLBによる画像露光を行う。
ところで、タンデム型のデジタルカラー複合機の場合、本体1の内部には、図1および図2に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置されている。これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されている。
図2を参照して、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの各々は、所定の速度で回転駆動される像担持体としての感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロールと、当該感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像露光装置としてのプリントヘッド14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器17と、感光体ドラム15の表面を清掃するクリーニング装置18とから構成されている。
プリントヘッド14は、図1および図2に示すように、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通に構成されている。プリントヘッド14は、図示しない4つの半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザからのレーザビームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを当該階調データに応じて出射する。なお、上記プリントヘッド14は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成されてもよい。
4つの半導体レーザから出射された各レーザビームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、1つの回転多面鏡19に照射され、回転多面鏡19によって偏向走査される。その際、上記4つの半導体レーザから出射された各レーザビームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kのうち、レーザビームLB−YとレーザビームLB−Mは、回転多面鏡19の一方の側面に照射され、他のレーザビームLB−CとレーザビームLB−Kは、回転多面鏡19の他方の側面に照射される。
その結果、レーザビームLB−Y、LB−Mと、レーザビームLB−C、LB−Kとでは、回転多面鏡19によって偏向走査される方向が互いに逆方向となる。回転多面鏡19によって偏向走査されたレーザビームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf−θレンズを介して、複数枚の反射ミラー201〜203によって反射される。レーザビームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、各画像形成ユニットの感光体ドラム15上に、ウィンドウ21を通して斜め下方から走査露光される。
画像処理部12からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通して設けられたプリントヘッド14に、各色の画像データが順次出力され、このプリントヘッド14から画像データに応じて出射されたレーザビームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光される。これによって、静電潜像が形成される。
そして、感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、図1および図2に示すように、現像器17によって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置された中間転写ベルトユニット22の中間転写ベルト25上に、一次転写ロール26によって多重に転写される。
中間転写ベルト25は、ドライブロール27と、バックアップロール28と、テンショロール24との間に一定のテンションで掛け回される。中間転写ベルト25は、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール27によって、所定の方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。中間転写ベルト25としては、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形成したものなどが用いられる。
中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、バックアップロール28に中間転写ベルトを介して圧接する二次転写ロール29によって、圧接力および静電気力により転写材としての転写用紙30上に二次転写される。これらの各色のトナー像が転写された転写用紙30は、上方に位置する定着器31へと搬送される。
二次転写ロール29は、バックアップロール28の側方に位置している。二次転写ロール29は、下方から上方に向けて搬送される転写用紙30上に、各色のトナー像を一括して二次転写する。そして、各色のトナー像が転写された転写用紙30は、定着器31によって熱および圧力によって定着処理を受けた後、排出ロール32によって本体1の上部に設けられた排出トレイ33上に排出される。
なお、本実施の形態においては、給紙カセット34から所定のサイズの転写用紙30が、給紙ロール35および用紙分離搬送用のロール対36により、用紙搬送路37を通って、レジストロール38まで搬送されて停止される。転写用紙30は、所定のタイミングで回転するレジストロール38によって、中間転写ベルト25の二次転写位置へと送出される。
なお、デジタルカラー複合機において、転写用紙30の両面に画像形成を行う場合には、片面に画像が定着された転写用紙30を、排出ロール32によって排出トレイ33上にそのまま排出しない。デジタルカラー複合機は、図示しない切替ゲートによって転写用紙30の搬送方向を切り替え、用紙搬送用のロール対39を介して転写用紙30を両面用搬送ユニット40へと搬送する。
両面用搬送ユニット40は、搬送経路41に沿って設けられた図示しない搬送用のロール対を用いて、転写用紙30の表裏を反転させた状態で、転写用紙30を再度レジストロール38へと搬送する。そして、転写用紙30の裏面に画像が転写・定着した後、転写用紙30を排出トレイ33上に排出する。図1および図2における44Y、44M、44C、44Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器17に所定の色のトナーを供給するためのトナーカートリッジを示している。
<画像形成装置100のハードウェア構成>
次に、画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施の形態に係る画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3を参照して、画像形成装置100は、ディスプレイ131、タブレット132、ハードウェアボタン134、認証装置135、プリンタ136、タイマ139を含む。
ディスプレイ131としては、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)やCRT(cathode-ray tube)ディスプレイなどが利用される。本実施の形態においては、ディスプレイ131の表面にタブレット132が敷設されている。すなわち、ディスプレイ131とタブレット132とがタッチパネル133を構成する。
画像形成装置100は、ハードウェアボタン134として、電源キー、テンキー、十字キー、決定キーなどを含む。
認証装置135は、接触型/非接触型のICカード認証装置や指静脈認証装置などを含む。図3のプリンタ136は、図1および図2を用いて説明されたプリンタエンジンを指す。タイマ139は、後述するように、選択中のカテゴリ以外のカテゴリに属するオブジェクトの表示時間を計測する。
画像形成装置100は、CPU(central processing unit)110を含む。CPU110は、バスを介して、NV−RAM(Non Volatile−Random Access Memory)101、BootROM(Read Only Member)102、RAM103、ハードディスクドライブ(HDD)105、通信制御部(通信インターフェイス)106、表示制御部121、入力制御部122、認証制御部123、印刷制御部124に接続されている。
CPU110は、NV−RAM101、BootROM102、RAM103、ハードディスクドライブ105に記憶されているデータに基づいて、画像形成装置100の全体の動作を制御する。
RAM103(揮発メモリ)は、CPU110が動作するための作業領域を提供する。HDD105(不揮発メモリ)は、画像形成装置100がコピージョブやプリントジョブを実行する際に、画像形成される画像データなどを格納する。また、HDD105は、スキャンジョブで読み取られた画像データを、後で出力可能なように格納(BOX保存)する。
CPU110は、RAM103に展開されるプログラムに基づいて、タッチパネル133(ディスプレイ131)に、複数の機能のそれぞれを示す複数のソフトウェアボタンを表示する。本実施の形態に係る画像形成装置100においては、RAM103が複数のカテゴリと複数の機能との対応関係を示す後述するテーブルを格納する。
<ユーザインターフェイスに関する動作概要>
以下では、本実施の形態に係るユーザインターフェイスに関する動作概要について説明する。本実施の形態においては、CPU110が、タッチパネル133を利用して、以下のようなユーザインターフェイスを実現する。
図4は、第2のカテゴリ(基本機能1)が選択されている場合におけるタッチパネル133を示すイメージ図である。図4に示すように、CPU110は、「基本機能1」のカテゴリが選択されている場合には、タッチパネル133に、「基本機能1」のカテゴリを示すボタン1311を選択状態として表示させる。CPU110は、タッチパネル133に、「基本機能2」のカテゴリを示すボタン1312および「応用機能」のカテゴリを示すボタン1313を非選択状態として表示させる。タッチパネル133は、選択されているカテゴリを示すボタン1311を枠図形131Xで囲む。
CPU110は、タッチパネル133に、「基本機能1」のカテゴリに対応する複数の機能のそれぞれを示すための複数のソフトウェアボタン131Aを選択可能に表示させる。CPU110は、ソフトウェアボタン131Aのいずれかがユーザにより押下されたことを受けて、選択された機能に関する設定を行う。
図5は、第1のカテゴリ(基本機能2)が選択されている場合におけるタッチパネル133を示すイメージ図である。図5に示すように、CPU110は、「基本機能2」のカテゴリが選択されている場合には、タッチパネル133に、「基本機能2」のカテゴリを示すボタン1312を選択状態として表示させる。CPU110は、タッチパネル133に、「基本機能1」のカテゴリを示すボタン1311および「応用機能」のカテゴリを示すボタン1313を非選択状態として表示させる。
CPU110は、タッチパネル133に、「基本機能2」のカテゴリに対応する複数の機能のそれぞれを示すための複数のソフトウェアボタン131Bを選択可能に表示させる。CPU110は、ソフトウェアボタン131Bがユーザにより押下されたことを受けて、選択された機能に関する設定を行う。
そして、本実施の形態においては、RAM103は、複数の機能間の関係を機能関連テーブルとして格納している。機能関連テーブルは、複数の機能の各々に対応付けて、当該機能に関する設定が入力された場合に当該入力に応じて変更されるべき他の機能を特定するための情報や当該他の機能の設定内容を特定するための情報を格納する。
たとえば、CPU110は、「基本機能2」のカテゴリに対応する機能のいずれかの設定が変更された際に、機能関連テーブルを参照して、「基本機能1」のカテゴリに対応する機能あるいは「応用機能」のカテゴリに対応する機能のいずれかの設定を自動的に変更する場合がある。以下では、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合について説明する。
図6は、本実施の形態に係る、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合におけるタッチパネル133を示すイメージ図である。図6を参照して、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、機能関連テーブルを参照して、カテゴリ「基本機能1」に属する機能を自動的に設定し直す。
より詳細には、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、カテゴリ「基本機能1」に属する機能「倍率」を「70.7%」に設定し、カテゴリ「基本機能1」に属する機能「両面/ページ集約」を「片面→両面」に設定し、カテゴリ「基本機能1」に属する機能「仕上げ」を「中綴じ」に設定する。
CPU110は、「基本機能2」の機能の設定が変更されたことに応じて、「基本機能1」あるいは「応用機能」の機能の設定が自動的に変更されたか否かを判断する。CPU110は、「基本機能2」とは異なるカテゴリ「基本機能1」に属する機能の設定が自動的に変更された場合、当該「基本機能1」のボタン1311の表示態様を、元の表示態様から変更する。
本実施の形態においては、CPU110は、タッチパネル133に「基本機能1」のボタン1311上にマーク131Yを表示させる。ただし、CPU110は、タッチパネル133に、「基本機能1」のボタン1311の色や形状を変化させるものであってもよい。なお、CPU110は、タッチパネル133に現在選択中の「基本機能2」のボタン1312上にもマーク131Yを表示させる。また、CPU110は、タッチパネル133に設定変更を受け付けた「小冊子」のボタン131Y上にもマーク131Yを表示させる。
つまり、本実施の形態においては、CPU110は、ユーザによって設定が変更された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様と、当該変更によって自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様とを、それぞれ元の表示態様から変更する。
このようにして、本実施の形態においては、現在選択中のカテゴリに属していない機能の設定が自動的に変更されたことをユーザに知らしめることができる。特に、本実施の形態においては、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリをユーザに知らしめることができる。
<制御方法>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理について説明する。図7は、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理を示すフローチャートである。以下では、カテゴリとして、「基本機能2」が選択されているものとする。すなわち、CPU110は、図5に示すように、タッチパネル133に「基本機能2」に対応する機能を示すソフトウェアボタン131Bを選択可能に表示しているものとする。
図7を参照して、CPU110は、タッチパネル133を介して、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けたか否かを判断する(ステップS102)。CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS102においてNOである場合)、ステップS114からの処理を実行する。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けた場合(ステップS102においてYESである場合)、機能関連テーブルを参照して、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能があるか否かを判断する(ステップS104)。CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がない場合(ステップS104においてNOである場合)、ステップS114からの処理を実行する。
CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がある場合(ステップS104においてYESである場合)、当該設定に連動して自動的に変更された設定をRAM103に記憶する(ステップS106)。
続いて、図6に示すように、CPU110は、タッチパネル133に、当該設定に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「基本機能1」を示すソフトウェアボタン1311を強調表示させる(ステップS108)。つまり、CPU110は、カテゴリ「基本機能1」を示すソフトウェアボタン1311上にマークを表示させる。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS102からの処理を繰り返す。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS102においてNOである場合)、ユーザにより現在選択されている設定が解除されたか否かを判断する(ステップS114)。CPU110は、現在選択されている設定が解除されていない場合(ステップS114においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS102からの処理を繰り返す。
CPU110は、現在選択されている設定が解除された場合(ステップS114においてYESである場合)、ステップS106において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されているか否かを判断する(ステップS116)。ステップS106において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されていない場合(ステップS116においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS102からの処理を繰り返す。
ステップS106において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されている場合(ステップS116においてYESである場合)、CPU110は、当該設定が先に受け付けられた際に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「基本機能1」を示すソフトウェアボタン1311の強調表示を終了する(ステップS118)。つまり、CPU110は、タッチパネル133の表示を図6の状態(マークが表示された状態)から図5の情報(マークのない状態)に戻す。そして、CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS102からの処理を繰り返す。
なお、CPU110は、タッチパネル133に、ユーザによって変更された機能自身を示すソフトウェアボタン131B上にマークを表示させてもよい。CPU110は、タッチパネル133に、ユーザによって変更された機能が含まれるカテゴリを示すソフトウェアボタン1312上にマークを表示させてもよい。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。上述の実施の形態1に係る画像形成装置100は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)以外のカテゴリ(第2のカテゴリ)の機能の設定が自動的に変更が変更されたときに、第2のカテゴリを示すソフトウェアボタン1311の表示態様を元の表示態様から変化させるものであった。
しかしながら、本実施の形態に係る画像形成装置100は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)以外のカテゴリ(第2のカテゴリ)の機能の設定が自動的に変更が変更されたときに、第2のカテゴリを示すソフトウェアボタン1311の表示態様を元の表示態様から変化させるとともに、自動的に設定が変更された機能を示すソフトウェアボタンを表示するものである。
なお、以下では、実施の形態1に係る画像形成装置100と同様の構成については、説明を繰り返さない。たとえば、本実施の形態に係る、画像形成装置100の全体構成、画像形成装置100のプリントエンジン部分の構成、画像形成装置100のハードウェア構成は、図1〜図3に示すように、実施の形態1に係るそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ユーザインターフェイスに関する動作概要>
以下では、本実施の形態に係るユーザインターフェイスに関する動作概要について説明する。本実施の形態においては、CPU110が、タッチパネル133を利用して、以下のようなユーザインターフェイスを実現する。
なお、本実施の形態においても、RAM103は、複数の機能間の関係を機能関連テーブルとして格納している。たとえば、CPU110は、基本機能2に対応する機能のいずれかの設定が変更された際に、基本機能1あるいは応用機能に対応する機能のいずれかの設定を自動的に変更する場合がある。以下では、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合について説明する。
図8は、本実施の形態に係る、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合におけるタッチパネル133を示すイメージ図である。図8を参照して、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、機能関連テーブルを参照して、カテゴリ「基本機能1」に属する機能を自動的に設定し直す。
より詳細には、CPU110は、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、「基本機能1」の「倍率」を「70.7%」に設定し、「基本機能1」の「両面/ページ集約」を「片面→両面」に設定し、「基本機能1」の「仕上げ」を「中綴じ」に設定する。
CPU110は、「基本機能2」の機能の設定が変更されたことに応じて、「基本機能1」あるいは「応用機能」の機能の設定が自動的に変更されたか否かを判断する。CPU110は、「基本機能2」とは異なるカテゴリ「基本機能1」に属する機能の設定が自動的に変更された場合、当該「基本機能1」のボタン1311の表示態様を、元の表示態様から変更する。
本実施の形態においても、CPU110は、タッチパネル133に「基本機能1」のボタン1311上にマーク131Yを表示させる。なお、CPU110は、タッチパネル133に現在選択中の「基本機能2」のボタン1312上にもマーク131Yを表示させる。つまり、本実施の形態においても、CPU110は、ユーザによって設定が変更された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様と、当該変更によって自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様とを、それぞれ元の表示態様から変更する。
特に、本実施の形態においては、CPU110は、選択中のカテゴリに属する機能のソフトウェアボタン131Bだけでなく、自動的に設定が変更された機能のソフトウェアボタン131aも、タッチパネル133に表示させる。つまり、選択中のカテゴリに属さない機能であっても、自動的に設定が変更された機能については、その機能に対応するソフトウェアボタン131aをタッチパネル133に表示させる。
CPU110は、選択中のカテゴリに属する機能のソフトウェアボタン131Bだけでなく、自動的に設定が変更された機能に対応するソフトウェアボタン131aの押下に応じて、当該ソフトウェアボタン131aに対応する機能に関する設定の変更命令を受け付ける。そのため、ユーザは、意図しない設定でジョブが実行されることを容易に防止することができる。
このようにして、本実施の形態においては、現在選択中のカテゴリに属していない機能の設定が自動的に変更されたことをユーザに知らしめることができる。特に、本実施の形態においては、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリと当該機能とをユーザに知らしめることができる。
<制御方法>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理について説明する。図9は、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理を示すフローチャートである。以下では、カテゴリとして、「基本機能2」が選択されているものとする。すなわち、CPU110は、図5に示すように、タッチパネル133に「基本機能2」に対応する機能を示すソフトウェアボタン131Bを選択可能に表示しているものとする。
図9を参照して、CPU110は、タッチパネル133を介して、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けたか否かを判断する(ステップS202)。CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS202においてNOである場合)、ステップS214からの処理を実行する。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けた場合(ステップS202においてYESである場合)、機能関連テーブルを参照して、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して設定が自動的に変更されるべき機能があるか否かを判断する(ステップS204)。CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がない場合(ステップS204においてNOである場合)、ステップS214からの処理を実行する。
CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がある場合(ステップS204においてYESである場合)、当該設定に連動して変更された設定をRAM103に記憶する(ステップS206)。
続いて、図8に示すように、CPU110は、タッチパネル133に、当該設定に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「基本機能1」を示すソフトウェアボタン1311を強調表示させる(ステップS208)。つまり、CPU110は、カテゴリ「基本機能1」を示すソフトウェアボタン1311上にマークを表示させる。CPU110は、タッチパネル133に、自動的に設定が変更された機能のソフトウェアボタン131aとして表示させた上で、さらにそれらのソフトウェアボタン131aを強調表示させる。として強調表示させる(ステップS210)。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS202からの処理を繰り返す。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS202においてNOである場合)、ユーザにより現在選択されている設定が解除されたか否かを判断する(ステップS214)。CPU110は、現在選択されている設定が解除されていない場合(ステップS214においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS202からの処理を繰り返す。
CPU110は、現在選択されている設定が解除された場合(ステップS214においてYESである場合)、ステップS206において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されているか否かを判断する(ステップS216)。ステップS206において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されていない場合(ステップS216においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS202からの処理を繰り返す。
ステップS216において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されている場合(ステップS216においてYESである場合)、CPU110は、当該設定が先に受け付けられた際に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「基本機能1」を示すソフトウェアボタン1311の強調表示を終了する(ステップS218)。つまり、CPU110は、タッチパネル133の表示を図8の状態(マークが表示された状態)から図5の情報(マークのない状態)に戻す。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS202からの処理を繰り返す。
なお、CPU110は、タッチパネル133に、ユーザによって変更された機能自身を示すソフトウェアボタン131B上にマークを表示させてもよい。CPU110は、タッチパネル133に、ユーザによって変更された機能が含まれるカテゴリを示すソフトウェアボタン1312上にマークを表示させてもよい。
<オブジェクト表示終了処理1>
次に、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクト(たとえば、ソフトウェアボタン131aなど)の表示を終了するための第1の処理について説明する。つまり、図9のフローチャートのステップS218で実行される具体的な処理について説明する。図10は、本実施の形態に係る画像形成装置100における第1のオブジェクト表示終了処理を示すフローチャートである。
図10を参照して、CPU110は、タッチパネル133およびハードウェアボタン134を介して、ユーザがソフトウェアボタンおよびハードウェアボタンのいずれかを押下したか否かを判断する(ステップS702)。CPU110は、ユーザがソフトウェアボタンおよびハードウェアボタンのいずれも押下していないと判断した場合(ステップS702においてNOである場合)、ステップS702の処理を繰り返す。
CPU110は、ユーザがソフトウェアボタンおよびハードウェアボタンのいずれかを押下したと判断した場合(ステップS702においてYESである場合)、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する(ステップS704)。自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されていない場合(ステップS704においてNOである場合)、CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
CPU110は、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されている場合(ステップS704においてYESである場合)、タッチパネル133に当該オブジェクトの表示を終了させる(ステップS708)。CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
このように、オブジェクト表示終了処理1においては、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されている状態で、ユーザから新たな操作を受け付けると、それらのオブジェクト表示が終了する。言い換えれば、ユーザから新たな操作を受け付けるまで、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトを表示させる。
<オブジェクト表示終了処理2>
次に、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトの表示を終了するための第2の処理について説明する。図11は、本実施の形態に係る画像形成装置100における第2のオブジェクト表示終了処理を示すフローチャートである。
図11を参照して、CPU110は、タッチパネル133およびハードウェアボタン134を介して、ユーザがソフトウェアボタンおよびハードウェアボタンのいずれかを押下したか否かを判断する(ステップS712)。CPU110は、ユーザがソフトウェアボタンおよびハードウェアボタンのいずれも押下していないと判断した場合(ステップS712においてNOである場合)、ステップS712の処理を繰り返す。
CPU110は、ユーザがソフトウェアボタンおよびハードウェアボタンのいずれかを押下したと判断した場合(ステップS712においてYESである場合)、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する(ステップS714)。自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されていない場合(ステップS714においてNOである場合)、CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
CPU110は、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されている場合(ステップS714においてYESである場合)、タッチパネル133を介して、ユーザが当該オブジェクト以外のオブジェクトを押下したか否かを判断する(ステップS716)。CPU110は、ユーザが当該オブジェクトを押下した場合(ステップS716においてNOである場合)、CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
CPU110は、ユーザが当該オブジェクト以外のオブジェクトを押下した場合(ステップS716においてYESである場合)、タッチパネル133に当該オブジェクトの表示を終了させる(ステップS718)。CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
このように、オブジェクト表示終了処理2においては、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されている状態で、ユーザから自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクト以外のオブジェクトに対する操作を受け付けると、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトの表示が終了する。言い換えれば、ユーザから自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクト以外のオブジェクトに対する操作を受け付けるまで、当該自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトを表示させる。
<オブジェクト表示終了処理3>
次に、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトの表示を終了するための第3の処理について説明する。図12は、本実施の形態に係る画像形成装置100における第3のオブジェクト表示終了処理を示すフローチャートである。なお、ここでは、選択中のカテゴリ以外のカテゴリに属するオブジェクト、たとえば自動的に設定が変更された機能を示すソフトウェアボタン131a、が表示されると、タイマ139がその表示時間を計測し始める。
図12を参照して、CPU110は、タイマ139から、選択中のカテゴリ以外のカテゴリに属するオブジェクトの表示時間を取得する。CPU110は、表示時間が所定値に達したか否かを判断する(ステップS722)。CPU110は、表示時間が所定値に達していないと判断した場合(ステップS722においてNOである場合)、ステップS722の処理を繰り返す。
CPU110は、表示時間が所定値に達したと判断した場合(ステップS722においてYESである場合)、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する(ステップS724)。自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されていない場合(ステップS724においてNOである場合)、CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
CPU110は、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されている場合(ステップS724においてYESである場合)、タッチパネル133に当該オブジェクトの表示を終了させる(ステップS728)。CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
このように、オブジェクト表示終了処理3においては、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されている時間が所定値に達すると、当該オブジェクトの表示が終了する。言い換えれば、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されている時間が所定値に達するまで、当該オブジェクトを表示させる。
<オブジェクト表示終了処理の応用例>
次に、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトの表示を終了するための処理の応用例について説明する。すなわち、画像形成装置100は、上記の第1〜第3のオブジェクト表示終了処理のいずれか1つを採用してもよいし、上記の第1〜第3のオブジェクト表示終了処理の2つあるいは3つを採用してもよい。
あるいは、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリに応じて、異なるオブジェクト表示終了処理を採用してもよい。たとえば、CPU110は、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリが「基本機能1」である場合には、第1のオブジェクト表示終了処理を実行し、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリが「基本機能2」である場合には、第2のオブジェクト表示終了処理を実行し、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリが「応用機能」である場合には、第3のオブジェクト表示終了処理を実行してもよい。この場合には、カテゴリとオブジェクト表示終了処理との対応関係がNV−RAM101などに記憶されている。
より詳細には、以下のような制御が挙げられる。図13は、本実施の形態に係る画像形成装置100におけるオブジェクト表示終了処理の応用例を示すフローチャートである。なお、ここでは、選択中のカテゴリ以外のカテゴリに属するオブジェクト、たとえば自動的に設定が変更された機能を示すソフトウェアボタン131a、が表示されると、タイマ139がその表示時間を計測し始める。
図13を参照して、CPU110は、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する(ステップS732)。自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されていない場合(ステップS732においてNOである場合)、CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
CPU110は、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクトが表示されている場合(ステップS732においてYESである場合)、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリを特定する(ステップS734)。
CPU110は、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリが「基本機能1」である場合には、NV−RAM101から基本機能1に対応するオブジェクト表示終了処理を読み出す(ステップS736)。CPU110は、基本機能1に対応するオブジェクト表示終了処理(たとえば、図10に示す第1のオブジェクト表示終了処理)を実行する(ステップS738)。CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
CPU110は、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリが「基本機能2」である場合には、NV−RAM101から基本機能2に対応するオブジェクト表示終了処理を読み出す(ステップS740)。CPU110は、基本機能2に対応するオブジェクト表示終了処理(たとえば、図11に示す第2のオブジェクト表示終了処理)を実行する(ステップS742)。CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
CPU110は、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリが「応用機能」である場合には、NV−RAM101から応用機能に対応するオブジェクト表示終了処理を読み出す(ステップS744)。CPU110は、応用機能に対応するオブジェクト表示終了処理(たとえば、図12に示す第3のオブジェクト表示終了処理)を実行する(ステップS746)。CPU110は、オブジェクト表示終了処理を終了する。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について説明する。上述の実施の形態1に係る画像形成装置100は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)以外のカテゴリ(第2のカテゴリ)の機能の設定が自動的に変更が変更されたときに、第2のカテゴリを示すソフトウェアボタン1311の表示態様を元の表示態様から変化させるものであった。
しかしながら、本実施の形態に係る画像形成装置100は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)以外のカテゴリ(第2のカテゴリ)の機能の設定が自動的に変更が変更されたときに、第2のカテゴリを示すソフトウェアボタン1311の表示態様を元の表示態様から変化させるとともに、第2のカテゴリに属する全ての機能のソフトウェアボタン131bを表示するものである。そして、第2のカテゴリに属する自動的に設定が変更された機能のソフトウェアボタンの表示態様を、第2のカテゴリに属する自動的に設定が変更されていない機能のソフトウェアボタンの表示態様と異ならせるものである。
なお、以下では、実施の形態1に係る画像形成装置100と同様の構成については、説明を繰り返さない。たとえば、本実施の形態に係る、画像形成装置100の全体構成、画像形成装置100のプリントエンジン部分の構成、画像形成装置100のハードウェア構成は、図1〜図3に示すように、実施の形態1に係るそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。また、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクト(たとえば、ソフトウェアボタン131bなど)の表示を終了するための処理は、図10〜13に示すように、実施の形態2に係るそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ユーザインターフェイスに関する動作概要>
以下では、本実施の形態に係るユーザインターフェイスに関する動作概要について説明する。本実施の形態においては、CPU110が、タッチパネル133を利用して、以下のようなユーザインターフェイスを実現する。
なお、本実施の形態においても、RAM103は、複数の機能間の関係を機能関連テーブルとして格納している。たとえば、CPU110は、基本機能2に対応する機能のいずれかの設定が変更された際に、基本機能1あるいは応用機能に対応する機能のいずれかの設定を自動的に変更する場合がある。以下では、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合について説明する。
図14は、本実施の形態に係る、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合におけるタッチパネル133を示すイメージ図である。図14を参照して、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、機能関連テーブルを参照して、カテゴリ「基本機能1」に属する機能を自動的に設定し直す。
より詳細には、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、「基本機能1」の「倍率」を「70.7%」に設定し、「基本機能1」の「両面/ページ集約」を「片面→両面」に設定し、「基本機能1」の「仕上げ」を「中綴じ」に設定する。
CPU110は、「基本機能2」の機能の設定が変更されたことに応じて、「基本機能1」あるいは「応用機能」の機能の設定が自動的に変更されたか否かを判断する。CPU110は、「基本機能2」とは異なるカテゴリ「基本機能1」に属する機能の設定が変更された場合、当該「基本機能1」のボタン1311の表示態様を、元の表示態様から変更する。
本実施の形態においても、CPU110は、「基本機能1」のボタン1311上にマーク131Yを表示させる。なお、CPU110は、現在選択中の「基本機能2」のボタン1312上にもマーク131Yを表示させる。つまり、本実施の形態においても、CPU110は、ユーザによって設定が変更された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様と、当該変更によって自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様とを、それぞれ元の表示態様から変更する。
特に、本実施の形態においては、CPU110は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)に属する機能のソフトウェアボタン131Bだけでなく、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリ(第2のカテゴリ)に属する全てのソフトウェアボタン131bも、タッチパネル133に表示させる。なお、第2のカテゴリに属するソフトウェアボタン131bは、第1のカテゴリに属するソフトウェアボタンよりも小さい。そして、CPU110は、タッチパネル133を介して、第2のカテゴリに属する自動的に設定が変更された機能のソフトウェアボタンの表示態様が、第2のカテゴリに属する自動的に設定が変更されていない機能のソフトウェアボタンの表示態様と異なるようにする。
CPU110は、選択中のカテゴリに属する機能のソフトウェアボタン131Bだけでなく、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリに属するソフトウェアボタン131bの押下に応じて、当該ソフトウェアボタン131bに対応する機能に関する設定の変更命令を受け付ける。そのため、ユーザは、意図しない設定でジョブが実行されることを容易に防止することができる。
このようにして、本実施の形態においては、現在選択中のカテゴリに属していない機能の設定が自動的に変更されたことをユーザに知らしめることができる。特に、本実施の形態においては、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリと当該機能とをユーザに知らしめることができる。
<制御方法>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理について説明する。図15は、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理を示すフローチャートである。以下では、「基本機能2」が選択されているものとする。すなわち、CPU110は、図5に示すように、タッチパネル133に「基本機能2」に対応する機能を示すソフトウェアボタン131Bを選択可能に表示しているものとする。
図15を参照して、CPU110は、タッチパネル133を介して、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けたか否かを判断する(ステップS302)。CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS302においてNOである場合)、ステップS314からの処理を実行する。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けた場合(ステップS302においてYESである場合)、機能関連テーブルを参照して、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して設定が自動的に変更されるべき機能があるか否かを判断する(ステップS304)。CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がない場合(ステップS304においてNOである場合)、ステップS314からの処理を実行する。
CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がある場合(ステップS304においてYESである場合)、当該設定に連動して変更された設定をRAM103に記憶する(ステップS306)。
続いて、図14に示すように、CPU110は、タッチパネル133に、当該設定に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「基本機能1」を示すソフトウェアボタン1311を強調表示させる(ステップS308)。また、CPU110は、タッチパネル133に、カテゴリ「基本機能1」に属する機能をソフトウェアボタン131bとして表示させる(ステップS310)。
なお、カテゴリ「基本機能1」に属する機能に対応するソフトウェアボタン131bは、カテゴリ「基本機能2」に属する機能に対応するソフトウェアボタン131Bよりも小さい。また、CPU110は、タッチパネル133に、自動的に設定が変更された機能に対応するソフトウェアボタンを強調表示させる。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS302からの処理を繰り返す。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS302においてNOである場合)、ユーザにより現在選択されている設定が解除されたか否かを判断する(ステップS314)。CPU110は、現在選択されている設定が解除されていない場合(ステップS314においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS302からの処理を繰り返す。
CPU110は、現在選択されている設定が解除された場合(ステップS314においてYESである場合)、ステップS306において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されているか否かを判断する(ステップS316)。ステップS306において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されていない場合(ステップS316においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS302からの処理を繰り返す。
ステップS306において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されている場合(ステップS316においてYESである場合)、図5に示すように、CPU110は、当該設定が先に受け付けられた際に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「基本機能1」を示すソフトウェアボタン1311の強調表示を終了する(ステップS318)。つまり、CPU110は、タッチパネル133の表示を図14の状態(マークが表示された状態)から図5の情報(マークのない状態)に戻す。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS302からの処理を繰り返す。
なお、CPU110は、タッチパネル133に、ユーザによって変更された機能自身を示すソフトウェアボタン131B上にマークを表示させてもよい。CPU110は、タッチパネル133に、ユーザによって変更された機能が含まれるカテゴリを示すソフトウェアボタン1312上にマークを表示させてもよい。
[実施の形態4]
次に、本発明の実施の形態4について説明する。上述の実施の形態1に係る画像形成装置100は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)以外のカテゴリ(第2のカテゴリ)の機能の設定が自動的に変更が変更されたときに、第2のカテゴリを示すソフトウェアボタン1311の表示態様を元の表示態様から変化させるものであった。
しかしながら、本実施の形態に係る画像形成装置100は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)以外のカテゴリ(第2のカテゴリ)の機能の設定が自動的に変更が変更されたときに、第2のカテゴリを示すソフトウェアボタン1313の表示態様を元の表示態様から変化させるとともに、第2のカテゴリに属する機能の各々を示すオブジェクトを機能バー131c(図16を参照。)として表示するものである。そして、第2のカテゴリに属する自動的に設定が変更された機能のオブジェクト(マーク131Z)の表示態様を、第2のカテゴリに属する自動的に設定が変更されていない機能のオブジェクト(マーク131W)の表示態様と異ならせるものである。
なお、以下では、実施の形態1に係る画像形成装置100と同様の構成については、説明を繰り返さない。たとえば、本実施の形態に係る、画像形成装置100の全体構成、画像形成装置100のプリントエンジン部分の構成、画像形成装置100のハードウェア構成は、図1〜図3に示すように、実施の形態1に係るそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。また、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクト(たとえば、マーク131Zなど)の表示を終了するための処理は、図10〜13に示すように、実施の形態2に係るそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ユーザインターフェイスに関する動作概要>
以下では、本実施の形態に係るユーザインターフェイスに関する動作概要について説明する。本実施の形態においては、CPU110が、タッチパネル133を利用して、以下のようなユーザインターフェイスを実現する。
なお、本実施の形態においても、RAM103は、複数の機能間の関係を機能関連テーブルとして格納している。たとえば、CPU110は、基本機能2に対応する機能のいずれかの設定が変更された際に、基本機能1あるいは応用機能に対応する機能のいずれかの設定を自動的に変更する場合がある。以下では、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合について説明する。
図16は、本実施の形態に係る、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合におけるタッチパネル133を示すイメージ図である。図16を参照して、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、機能関連テーブルを参照して、カテゴリ「応用機能」に属する機能を自動的に設定し直す。
より詳細には、本実施の形態においては、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、カテゴリ「応用機能」のセクション「画質/濃度」の機能「倍率」を「70.7%」に設定し、カテゴリ「応用機能」のセクション「レイアウト」の機能「両面/ページ集約」を「片面→両面」に設定し、カテゴリ「応用機能」のセクション「仕立て」の機能「仕上げ」を「中綴じ」に設定するものとする。
なお、セクションは、互いに似通った複数の機能を含むグループをいう。換言すれば、複数の機能の各々は、機能の種類に応じていずれかのセクションに分類される。
CPU110は、カテゴリ「基本機能2」に属する機能の設定が変更されたことに応じて、「基本機能1」あるいは「応用機能」の機能の設定が自動的に変更されたか否かを判断する。CPU110は、カテゴリ「基本機能2」とは異なるカテゴリ「応用機能」に属する機能の設定が変更された場合、当該「応用機能」のボタン1313の表示態様を、元の表示態様から変更する。
本実施の形態においても、CPU110は、タッチパネル133に「応用機能」のボタン1313上にマーク131Yを表示させる。なお、CPU110は、タッチパネル133に現在選択中の「基本機能2」のボタン1312上にもマーク131Yを表示させる。つまり、本実施の形態においても、CPU110は、ユーザによって設定が変更された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様と、当該変更によって自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様とを、それぞれ元の表示態様から変更する。
特に、本実施の形態においては、CPU110は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)に属する機能のソフトウェアボタン131Bだけでなく、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリ(第2のカテゴリ)に属する全ての機能を示すオブジェクトを機能バー131cとして、タッチパネル133に表示させる。そして、CPU110は、タッチパネル133を介して、第2のカテゴリに属する自動的に設定が変更された機能のオブジェクト131Zの表示態様が、第2のカテゴリに属する自動的に設定が変更されていない機能のオブジェクト131Wの表示態様と異なるようにする。
このようにして、本実施の形態においては、現在選択中のカテゴリに属していない機能の設定が自動的に変更されたことをユーザに知らしめることができる。特に、本実施の形態においては、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリと当該機能とをユーザに知らしめることができる。
<制御方法>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理について説明する。図17は、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理を示すフローチャートである。以下では、「基本機能2」が選択されているものとする。すなわち、CPU110は、図5に示すように、タッチパネル133に「基本機能2」に対応する機能を示すソフトウェアボタン131Bを選択可能に表示しているものとする。
図17を参照して、CPU110は、タッチパネル133を介して、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けたか否かを判断する(ステップS402)。CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS402においてNOである場合)、ステップS414からの処理を実行する。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けた場合(ステップS402においてYESである場合)、機能関連テーブルを参照して、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して設定が自動的に変更されるべき機能があるか否かを判断する(ステップS404)。CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がない場合(ステップS404においてNOである場合)、ステップS414からの処理を実行する。
CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がある場合(ステップS404においてYESである場合)、当該設定に連動して変更された設定をRAM103に記憶する(ステップS406)。
続いて、図16に示すように、CPU110は、タッチパネル133に、当該設定に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「応用機能」を示すソフトウェアボタン1313を強調表示させる(ステップS408)。CPU110は、タッチパネル133に、カテゴリ「応用機能」に属する機能を機能バー131cとして表示させる(ステップS410)。そして、CPU110は、タッチパネル133に、自動的に設定が変更された機能に対応するオブジェクト131Zを強調表示させる(ステップS412)。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS402からの処理を繰り返す。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS402においてNOである場合)、ユーザにより現在選択されている設定が解除されたか否かを判断する(ステップS414)。CPU110は、現在選択されている設定が解除されていない場合(ステップS414においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS402からの処理を繰り返す。
CPU110は、現在選択されている設定が解除された場合(ステップS414においてYESである場合)、ステップS406において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されているか否かを判断する(ステップS416)。ステップS406において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されていない場合(ステップS416においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS402からの処理を繰り返す。
ステップS406において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されている場合(ステップS416においてYESである場合)、図5に示すように、CPU110は、当該設定が受け付けられた際に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「応用機能」を示すソフトウェアボタン1311の強調表示を終了する(ステップS418)。つまり、CPU110は、タッチパネル133の表示を図16の状態(マークが表示された状態)から図5の情報(マークのない状態)に戻す。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS402からの処理を繰り返す。
なお、CPU110は、タッチパネル133に、ユーザによって変更された機能自身を示すソフトウェアボタン131B上にマークを表示させてもよい。CPU110は、タッチパネル133に、ユーザによって変更された機能が含まれるカテゴリを示すソフトウェアボタン1312上にマークを表示させてもよい。
[実施の形態5]
次に、本発明の実施の形態5について説明する。上述の実施の形態1に係る画像形成装置100は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)以外のカテゴリ(第2のカテゴリ)の機能の設定が自動的に変更が変更されたときに、第2のカテゴリを示すソフトウェアボタン1311の表示態様を元の表示態様から変化させるものであった。
しかしながら、本実施の形態に係る画像形成装置100は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)以外のカテゴリ(第2のカテゴリ)の機能の設定が自動的に変更が変更されたときに、第2のカテゴリを示すソフトウェアボタン1313の表示態様を元の表示態様から変化させるとともに、第2のカテゴリに属する機能の各々に対応する名称と設定内容とをオブジェクトとして一覧表示するものである。
なお、以下では、実施の形態1に係る画像形成装置100と同様の構成については、説明を繰り返さない。たとえば、本実施の形態に係る、画像形成装置100の全体構成、画像形成装置100のプリントエンジン部分の構成、画像形成装置100のハードウェア構成は、図1〜図3に示すように、実施の形態1に係るそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。また、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクト(たとえば、機能の名称など)の表示を終了するための処理は、図10〜13に示すように、実施の形態2に係るそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ユーザインターフェイスに関する動作概要>
以下では、本実施の形態に係るユーザインターフェイスに関する動作概要について説明する。本実施の形態においては、CPU110が、タッチパネル133を利用して、以下のようなユーザインターフェイスを実現する。
なお、本実施の形態においても、RAM103は、複数の機能間の関係を機能関連テーブルとして格納している。たとえば、CPU110は、基本機能2に対応する機能のいずれかの設定が変更された際に、基本機能1あるいは応用機能に対応する機能のいずれかの設定を自動的に変更する場合がある。以下では、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合について説明する。
図18は、本実施の形態に係る、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合におけるタッチパネル133を示すイメージ図である。図18を参照して、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、機能関連テーブルを参照して、カテゴリ「応用機能」に属する機能を自動的に設定し直す。
より詳細には、本実施の形態においては、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、カテゴリ「応用機能」の機能「倍率」を「70.7%」に設定し、カテゴリ「応用機能」の機能「両面/ページ集約」を「片面→両面」に設定し、カテゴリ「応用機能」の機能「仕上げ」を「中綴じ」に設定するものとする。
CPU110は、「基本機能2」の機能の設定が変更されたことに応じて、「基本機能1」あるいは「応用機能」の機能の設定が自動的に変更されたか否かを判断する。CPU110は、「基本機能2」とは異なるカテゴリ「応用機能」に属する機能の設定が変更された場合、当該「応用機能」のボタン1313の表示態様を、元の表示態様から変更する。
本実施の形態においても、CPU110は、「応用機能」のボタン1313上にマーク131Yを表示させる。なお、CPU110は、タッチパネル133に現在選択中の「基本機能2」のボタン1312上にもマーク131Yを表示させる。つまり、本実施の形態においても、CPU110は、ユーザによって設定が変更された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様と、当該変更によって自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様とを、それぞれ元の表示態様から変更する。
特に、本実施の形態においては、CPU110は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)に属する機能のソフトウェアボタン131Bだけでなく、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリ(第2のカテゴリ)に属する全ての機能に対応する名称と設定内容とをオブジェクト131eとして、タッチパネル133に一覧表示させる。CPU110は、第2のカテゴリに属する全ての機能の名称と設定内容とを一度に表示できない場合には、スクロールバー131dを表示することによって、ユーザが第2のカテゴリに属する機能の名称と設定内容とを確認できるようにする。
なお、本実施の形態においても、CPU110は、タッチパネル133を介して、第2のカテゴリに属する自動的に設定が変更された機能の名称と設定内容の表示態様が、第2のカテゴリに属する自動的に設定が変更されていない機能の名称と設定内容の表示態様と異なるようにしてよい。
このようにして、本実施の形態においては、現在選択中のカテゴリに属していない機能の設定が自動的に変更されたことをユーザに知らしめることができる。特に、本実施の形態においては、自動的に設定が変更された機能が属するカテゴリと当該機能とをユーザが確認することができる。
<制御方法>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理について説明する。図19は、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理を示すフローチャートである。以下では、「基本機能2」が選択されているものとする。すなわち、CPU110は、図5に示すように、タッチパネル133に「基本機能2」に対応する機能を示すソフトウェアボタン131Bを選択可能に表示しているものとする。
図19を参照して、CPU110は、タッチパネル133を介して、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けたか否かを判断する(ステップS502)。CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS502においてNOである場合)、ステップS514からの処理を実行する。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けた場合(ステップS502においてYESである場合)、機能関連テーブルを参照して、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して設定が自動的に変更されるべき機能があるか否かを判断する(ステップS504)。CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がない場合(ステップS504においてNOである場合)、ステップS514からの処理を実行する。
CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がある場合(ステップS504においてYESである場合)、当該設定に連動して変更された設定をRAM103に記憶する(ステップS506)。
続いて、図18に示すように、CPU110は、タッチパネル133に、当該設定に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「応用機能」を示すソフトウェアボタン1313を強調表示させる(ステップS508)。CPU110は、タッチパネル133に、カテゴリ「応用機能」に属する機能の名称と設定内容とを含む機能一覧をオブジェクト131eとして表示させる(ステップS510)。そして、CPU110は、機能一覧に含まれる機能のうちの自動的に設定が変更された機能に対応する名称と設定内容とを強調表示させる(ステップS512)。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS502からの処理を繰り返す。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS502においてNOである場合)、ユーザにより現在選択されている設定が解除されたか否かを判断する(ステップS514)。CPU110は、現在選択されている設定が解除されていない場合(ステップS514においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS502からの処理を繰り返す。
CPU110は、現在選択されている設定が解除された場合(ステップS514においてYESである場合)、ステップS506において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されているか否かを判断する(ステップS516)。ステップS506において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されていない場合(ステップS516においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS502からの処理を繰り返す。
ステップS506において当該設定に連動して変更された設定がRAM103に記憶されている場合(ステップS516においてYESである場合)、CPU110は、当該設定に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「応用機能」を示すソフトウェアボタン1311の強調表示を終了する(ステップS518)。つまり、CPU110は、タッチパネル133の表示を図18の状態(マークが表示された状態)から図5の情報(マークのない状態)に戻す。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS502からの処理を繰り返す。
なお、CPU110は、タッチパネル133に、ユーザによって変更された機能自身を示すソフトウェアボタン131B上にマークを表示させてもよい。CPU110は、タッチパネル133に、ユーザによって変更された機能が含まれるカテゴリを示すソフトウェアボタン1312上にマークを表示させてもよい。
[実施の形態6]
次に、本発明の実施の形態6について説明する。上述の実施の形態2〜5に係る画像形成装置100では、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)に属する機能の設定が変更された場合であって、第1のカテゴリ以外のカテゴリ(第2のカテゴリ)の機能の設定が自動的に変更が変更されたときに、第2のカテゴリを示すソフトウェアボタン1311(1313)の表示態様を元の表示態様から変化させるものであった。
しかしながら、本実施の形態に係る画像形成装置100は、選択中のカテゴリ(第1のカテゴリ)に属する機能の設定が解除された場合にも、当該解除によって第1のカテゴリ以外のカテゴリ(第2のカテゴリ)の機能の設定が自動的に変更が変更されたときに、第2のカテゴリを示すソフトウェアボタン1311の表示態様を元の表示態様から変化させるものである。
以下では、実施の形態2に本実施の形態に係る技術を適用した場合について説明するが、本実施の形態に係る技術は上述の実施の形態1,3〜5に係る画像形成装置100にも共通して適用できる技術である。
なお、以下では、実施の形態1に係る画像形成装置100と同様の構成については、説明を繰り返さない。たとえば、本実施の形態に係る、画像形成装置100の全体構成、画像形成装置100のプリントエンジン部分の構成、画像形成装置100のハードウェア構成は、図1〜図3に示すように、実施の形態1に係るそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。また、自動的に設定が変更された機能を示すオブジェクト(たとえば、ソフトウェアボタン131aなど)の表示を終了するための処理は、図10〜13に示すように、実施の形態2に係るそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ユーザインターフェイスに関する動作概要>
以下では、本実施の形態に係るユーザインターフェイスに関する動作概要について説明する。本実施の形態においては、CPU110が、タッチパネル133を利用して、以下のようなユーザインターフェイスを実現する。
なお、本実施の形態においても、RAM103は、複数の機能間の関係を機能関連テーブルとして格納している。たとえば、CPU110は、基本機能2に対応する機能のいずれかの設定が変更された際に、基本機能1あるいは応用機能に対応する機能のいずれかの設定を自動的に変更する場合がある。以下では、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合について説明する。
本実施の形態に関して、図8を参照して、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、機能関連テーブルを参照して、カテゴリ「基本機能1」に属する機能を自動的に設定し直す。同様に、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」の設定が解除された場合にも、CPU110は、機能関連テーブルを参照して、カテゴリ「基本機能1」に属する機能に設定を自動的に元に戻す。
より詳細には、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」が「左開き」に設定された場合、CPU110は、「基本機能1」の「倍率」を「70.7%」に設定し、「基本機能1」の「両面/ページ集約」を「片面→両面」に設定し、「基本機能1」の「仕上げ」を「中綴じ」に設定する。そして、カテゴリ「基本機能2」に属する機能「小冊子」の設定が解除された場合、CPU110は、「基本機能1」の「倍率」を「100%」に戻し、「基本機能1」の「両面/ページ集約」を「片面→片面」に戻し、「基本機能1」の「仕上げ」を「なし」に設定する。
CPU110は、「基本機能2」の機能の設定が変更されたことに応じて、「基本機能1」あるいは「応用機能」の機能の設定が自動的に変更されたか否かを判断する。CPU110は、「基本機能2」とは異なるカテゴリ「基本機能1」に属する機能の設定が変更された場合、当該「基本機能1」のボタン1311の表示態様を、元の表示態様から変更する。また、CPU110は、「基本機能2」の機能の設定が解除されたことに応じて、「基本機能1」あるいは「応用機能」の機能の設定が自動的に解除されたか否かを判断する。そして、CPU110は、「基本機能2」とは異なるカテゴリ「基本機能1」に属する機能の設定が解除された場合、当該「基本機能1」のボタン1311の表示態様を、元の表示態様から変更する。
本実施の形態においても、CPU110は、タッチパネル133に「基本機能1」のボタン1311上にマーク131Yを表示させる。なお、CPU110は、タッチパネル133に現在選択中の「基本機能2」のボタン1312上にもマーク131Yを表示させる。つまり、本実施の形態においては、CPU110は、ユーザによって設定が変更および解除された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様と、当該変更によって自動的に設定が変更および解除された機能が属するカテゴリを示すソフトウェアボタンの表示態様とを、それぞれ元の表示態様から変更する。
特に、本実施の形態においては、CPU110は、選択中のカテゴリに属する機能のソフトウェアボタン131Bだけでなく、自動的に設定が変更および解除された機能のソフトウェアボタン131aも、タッチパネル133に表示させる。
このようにして、本実施の形態においては、現在選択中のカテゴリに属していない機能の設定が自動的に変更および解除されたことをユーザに知らしめることができる。特に、本実施の形態においては、自動的に設定が変更および解除された機能が属するカテゴリと当該機能とをユーザに知らしめることができる。
<制御方法>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理について説明する。図20は、本実施の形態に係る画像形成装置100における制御処理を示すフローチャートである。以下では、「基本機能2」が選択されているものとする。すなわち、CPU110は、図5に示すように、タッチパネル133に「基本機能2」に対応する機能を示すソフトウェアボタン131Bを選択可能に表示しているものとする。
図20を参照して、CPU110は、タッチパネル133を介して、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けたか否かを判断する(ステップS202)。CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS202においてNOである場合)、ステップS214からの処理を実行する。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けた場合(ステップS202においてYESである場合)、機能関連テーブルを参照して、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して設定が自動的に変更されるべき機能があるか否かを判断する(ステップS204)。CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がない場合(ステップS204においてNOである場合)、ステップS214からの処理を実行する。
CPU110は、「基本機能1」あるいは「応用機能」に対応する機能中に当該設定に連動して自動的に設定が変更されるべき機能がある場合(ステップS204においてYESである場合)、当該設定に連動して変更された設定をRAM103に記憶する(ステップS206)。
図8に示すように、CPU110は、タッチパネル133に、当該設定に連動して自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「基本機能1」を示すソフトウェアボタン1311を強調表示させる(ステップS208)。CPU110は、タッチパネル133に、自動的に設定が変更された機能をソフトウェアボタン131aとして強調表示させる(ステップS210)。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS202からの処理を繰り返す。
CPU110は、ユーザから「基本機能2」に対応する機能に関する設定を受け付けなかった場合(ステップS202においてNOである場合)、ユーザから現在選択されている設定が解除されたか否かを判断する(ステップS214)。CPU110は、現在選択されている設定が解除されていない場合(ステップS214においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS202からの処理を繰り返す。
CPU110は、現在選択されている設定が解除された場合(ステップS214においてYESである場合)、ステップS206において当該設定に連動して自動的に変更された設定がRAM103に記憶されているか否かを判断する(ステップS216)。ステップS206において当該設定に連動して自動的に変更された設定がRAM103に記憶されていない場合(ステップS216においてNOである場合)、制御処理を終了する、すなわちステップS202からの処理を繰り返す。
ステップS206において当該設定に連動して自動的に変更された設定がRAM103に記憶されている場合(ステップS216においてYESである場合)、図5に示すように、CPU110は、当該自動的に設定が変更された機能の設定を解除して、当該自動的に設定が変更された機能に対応するカテゴリ「基本機能1」を示すソフトウェアボタン1311の強調表示を終了する(ステップS218)。CPU110は、タッチパネル133に、自動的に設定が解除された機能をソフトウェアボタン131aとして強調表示させる(ステップS220)。CPU110は、制御処理を終了する、すなわちステップS202からの処理を繰り返す。
<その他の実施の形態>
本発明は、画像形成装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の効果を享受することが可能となる。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
記憶媒体としては、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。