JP5761486B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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この発明は画像データに基づいて画像形成を行い、用紙端部での画像イレースの設定が可能な画像形成装置および画像形成方法に関するものである。
画像データに基づいて画像を形成して用紙に転写するプリンタ、ファクシミリ、複写機、複合機などの画像形成装置では、画像形成部において、画像データに基づいて感光体に潜像を形成し、該潜像を現像材で現像し、現像されたトナー画像を直接または中間転写部を介して用紙に転写している。また、画像形成装置では、原稿を読み取る原稿読み取り部や、感光体、感光体に潜像の書き込みを行う書き込み部、潜像を現像する現像部、感光体の画像を用紙に転写する転写部や中間転写部、用紙に転写した画像を定着させる定着部などを有している。
ところで、従来の画像形成装置では、用紙全面に印字してしまうと、用紙と画像とのずれが生じる場合や、トナー量が多い場合に、転写、定着に際し用紙から画像がはみ出したり、トナー画像のトナーがこぼれたりして機内を汚してしまい、さらには用紙裏面を汚す原因になる。このため、従来の画像形成では、通常、用紙端部の領域の画像データはイレース(トリミング)して用紙端部に余白を確保している。また、フルブリードで印字を行う場合には、紙間でクリーニング動作を行うことで対応しているものもあるが、プリント生産性が落ちる結果になる。
従来、このような観点から、用紙端部の濃度を段階的に下げることで用紙外にはみ出すインク量を減らして縁なし印字を可能にした画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、用紙端部の印字率が高い場合、画像間引きで濃度を低下させて機内汚染を防止する画像形成装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−14420号公報 特開2008−158463号公報
しかし、前者の従来技術ではトナー画像による機内の汚染を十分に防止することができない。また、後者の従来技術では、複数ページのジョブでは、各ページでの先端の印字率に従って先端濃度がバラバラになってしまうという問題がある。また、十分に大きな領域で画像イレース量を設定すれば、トナー画像による機内の汚染は解消できるものの、画像の再現性が損なわれる。また、トンボが設定されているような場合、画像イレース量が大きいとトンボが印刷されないという問題も生じる。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、用紙端部の画像イレースの実行を確保した上で、トンボの印刷を可能にする画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像データに基づいてトナー画像を形成し、該トナー画像を用紙に転写する画像形成部と、画像データに基づく画像のうち、イレース領域として予め定められた用紙端部の領域に重なる部分がイレースされるよう、画像データを処理する制御部とを備え、前記制御部は、画像データからトンボ印字の位置を検出して、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、前記トンボ印字がイレースされないように用紙端部イレース領域の用紙端からの距離であるイレース量を減らすことを特徴とする。
他の本発明の画像形成装置は、画像データに基づいてトナー画像を形成し、該トナー画像を用紙に転写する画像形成部と、画像データに基づく画像のうち、イレース領域として予め定められた用紙端部の領域に対する用紙端部イレースの設定が可能な制御部とを備え、前記制御部は、画像データからトンボ印字の位置を検出可能であり、前記用紙端部における画像データのうち主走査方向または副走査方向の直線成分について、前記直線成分における長さおよび幅に基づいてトンボを判別して、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、前記トンボ印字がイレースされないように前記用紙端部イレースの設定を変更することを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、画像データに基づいてトナー画像を形成し、該トナー画像を用紙に転写するとともに、画像データに基づく画像のうち、イレース領域として予め定められた用紙端部の領域に重なる部分をイレースする画像形成方法であって、画像データからトンボ印字の位置を検出して、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、前記トンボ印字がイレースされないように用紙端部イレース領域の用紙端からの距離であるイレース量を減らすことを特徴とする。
他の本発明の画像形成方法は、画像データに基づいてトナー画像を形成し、該トナー画像を用紙に転写するとともに、画像データに基づく画像のうち、イレース領域として予め定められた用紙端部の領域に対する用紙端部イレースの設定が可能な画像形成方法であって、画像データからトンボ印字の位置を検出可能であり、前記用紙端部における画像データのうち主走査方向または副走査方向の直線成分について、前記直線成分における長さおよび幅に基づいてトンボを判別して、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、前記トンボ印字がイレースされないように前記用紙端部イレースの設定を変更することを特徴とする。
画像形成装置では、機械設定として用紙端部を基準とする画像イレース量の設定が可能になっており、該機械設定をユーザの操作によって変更可能にしたものもある。本願発明では、用紙端部イレースの領域とトンボ印字の領域とが重なるか否かによって用紙端部イレースの設定変更が可能になっている。
両領域が重なる場合、トンボ印字がイレースされないように用紙端部イレースの設定を変更することで、用紙端部イレースとトンボ印字とがいずれも実行されて所期の目的を達成することができる。
また、制御部では、前記両領域が重なる場合、前記用紙端部イレースの設定を変更するか否かを操作部を通して設定できるようにしてもよい。
なお、用紙端部イレースの領域とトンボ印字の領域とが重なる場合に、用紙端部の設定を変更するものとして、トンボ印字の領域についてのみイレース量を減らす方法が挙げられる。これにより用紙端部イレースは、大部分の領域で規定のイレース量が確保されるとともに、トンボ印字も確実になされる。
また、前記両領域が重なる場合に、用紙端部の設定を変更する他の方法として、用紙端部イレースの全体のイレース量を減らす方法が挙げられる。これにより、規定のイレース量は減少するもののイレースは実行され、トンボ印字は確実になされる。
なお、トンボ印字は前記制御部で設定し、該制御部での制御によって前記設定に基づいて前記画像形成部で実行することができる。この場合、制御部では、トンボの印字位置や印字領域が把握されている。
また、外部画像データ等においてトンボの印字がなされている場合、該画像データをそのまま、または他の画像データと合成して画像形成することができる。この場合、外部画像データを生成したり、外部から画像データを取得するコントローラーでトンボに関する情報を有し、該情報を通知して制御部で受信することで、トンボの有無や、トンボの印字位置、トンボの印字領域を把握することができる。
また、トンボの存在は、画像データで示される画像の位置、形状、色や画像濃度などから制御部において判別することができる。
例えば、前記制御部において、前記用紙端部における画像データのうち主走査方向または副走査方向の直線成分について、長さおよび幅に基づいてトンボを判別することができる。この場合、長さ、幅が所定位置以下にあるときトンボと判別することができる。所定値は、フラッシュメモリ、HDDなどの不揮発の記憶部に格納しておき、必要に応じて読み出し前記判別に用いることができる。
また、トンボは目立ちやすい、などの目的で特定の色(例えば黒色)で印字されることが多い。このためトンボ印字色で用紙端部に画像が印字されている場合、該画像がトンボである可能性が高い。したがって、用紙端部にトンボ印字色の画像がある場合、該画像がイレースされないように前記用紙端部イレースの設定を変更する対象にし、用紙端部にトンボ印字色以外の画像のみがある場合には、通常通りに用紙端部イレースを行うことができる。
また、用紙端部における画像濃度によってトンボの存在の判別を行うことができる。一定の領域にある画像濃度が低ければ、該画像がトンボである可能性が高い。また、一定の領域にある画像濃度が高ければトンボ以外の画像である可能性が高い。したがって、用紙端部にある画像が低濃度の場合、該画像がイレースされないように前記用紙端部イレースの設定を変更する対象にし、用紙端部に高濃度の画像のみがある場合には、通常通りに用紙端部イレースを行うことができる。上記画像濃度の基準値を予め設定して、フラッシュメモリ、HDDなどの不揮発の記憶部に格納しておき、必要に応じて読み出し前記判別に用いることができる。
以上説明したように、本発明によれば、用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、トンボ印字がイレースされないように用紙端部イレースの設定が変更されるので、トンボ印字が確保されるとともに、用紙端部イレースが実行される効果がある。
すなわち、機内、用紙裏面を汚す可能性がある場合は適正なイレース量を確保することで汚れを防止できる。またトンボを印字する場合、用紙端部のトンボがイレースされることなく且つ紙間を開けることなく高速で印字できる。さらに用紙間で用紙端部の濃度がばらつくことなく高品質な出力結果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 同じく、画像形成装置のブロック構成例を示す図である。 同じく、トンボの設定画面を示す図である。 用紙にトンボが印字される例を示す図である。 トンボが用紙端部イレースにより欠損した従来例を示す図である。 本発明の一実施形態において、トンボがイレースされないよう用紙端部イレース領域を変更する手順を示すフローチャートである。 同じく、トンボがイレースされないよう用紙端部イレース領域を変更した例を示す図である。 同じく、トンボがイレースされないよう用紙端部イレース領域を変更した他の例を示す図である。 図8の一部拡大図である。
以下に、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、画像形成装置全体の中央断面図であり、機械的な構成を示している。以下に、その構成を説明する。
画像形成装置1は、その上部側に、CCD131を含むスキャナー部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135が設けられて、ADF原稿読み取り用スリットガラス137またはプラテンガラス138を通して原稿の画像読取が可能になっている。
上記したスキャナー部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135、ADF原稿読み取り用スリットガラス137、プラテンガラス138などにより、スキャナー部130に係わる画像読込部が構成されている。
また、画像形成装置1の上部側で、プラテンガラス138が位置しない箇所に、タッチパネルからなる操作部140が設けられて、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。
画像形成装置1の下部側には、複数の給紙トレイ153(図では3段)が配置されている。画像形成装置本体内には、給紙トレイから給紙される用紙を搬送する搬送路155などが設けられており、該搬送路155の途中に、LD部151a、感光体151b、帯電器151c、現像器151d、転写部151e、定着器151fなどで構成される画像形成部151が設けられている。
上記画像形成部151、給紙トレイ153、搬送路155などによって、本発明のプリンター部150が構成されている。
帯電器151c、現像器151d、転写部151eは、感光体151bの周囲に配置されている。帯電器151cは、画像書込み前に感光体151bの表面を一様に帯電する。LD部151aは、表面が一様に帯電された感光体151bに半導体レーザを照射することにより感光体151bに静電潜像を形成する。現像器151dは、LD部151aによって感光体151bに形成された静電潜像をトナー部材によって現像する。この現像処理によって感光体151bにトナー画像が形成される。転写部151eは、給紙トレイ153から搬送されてきた用紙に感光体151bのトナー画像を転写する。トナー像が転写された用紙は、感光体151bから分離されて定着器151fに搬送される。定着器151fは、画像形成されて搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を定着する。
図2は、画像形成装置1と、該画像形成装置に端末2とFNS部3とが接続された画像形成システムの全体ブロック図である。その内容を以下に詳細に説明する。
画像形成装置1は、画像形成制御部110とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを有し、LAN4を通してPCなどの端末2から入力される画像データを処理し、またはスキャナー部130で得た画像データを、LAN4を通して端末2に転送可能にする画像処理手段(プリント&スキャナー・コントローラー)160とを備えている。
画像形成制御部110には、前記画像処理手段(プリント&スキャナー・コントローラー)160に接続されたPCIバス112を有しており、該PCIバスにDRAM制御IC111が接続されている。DRAM制御IC111には、圧縮メモリ120とページメモリ121とからなる画像メモリ(DRAM)が接続されている。圧縮メモリ120は、圧縮画像データを格納するためのメモリであり、ページメモリ121は、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データを一時的に格納するためのメモリである。
上記画像処理手段(プリント&スキャナー・コントローラー)160で取得される画像データは、プリント動作に伴ってPCIバス112を通してDRAM制御IC111へと送信される。
また、画像形成制御部110には、画像制御CPU113を備えており、該画像制御CPU113に前記DRAM制御IC111が接続されている。
また、画像制御CPU113には、フラッシュメモリなどにより構成される不揮発メモリ115が接続されている。該不揮発メモリ115には、画像形成装置1の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、通常画像イレース量データ、トンボ判定に用いられる直線成分の長さ、幅の所定値データ、トンボ印字色のデータ、トンボと判別される画像濃度の基準値データなどが読み出し可能に格納される。したがって、不揮発メモリ115は、記憶部に相当する。
画像制御CPU113は、前記不揮発メモリ115の不揮発データを読み取り可能であり、また、所望のデータを不揮発メモリ115に書き込むことが可能である。
画像制御CPU113は、上記機械設定情報や印刷設定情報などに従って画像形成装置1の各部を動作制御する。画像制御CPU113は、本発明の制御部を構成する。
次に、前記スキャナー部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナー部130全体の制御を行うスキャナー制御部132とを備えている。スキャナー制御部132は、前記画像制御CPU113とシリアル通信可能に接続されている。また、前記CCD131は、該CCD131で読み取った画像データを処理する読取り処理部116に接続され、該読取り処理部116は前記したDRAM制御IC111に制御可能に接続されている。
前記操作部140は、表示部を兼ね、タッチパネルで構成されるLCD141と、操作部全体を制御する操作部制御部142とを備えており、該操作部制御部142は前記画像制御CPU113にシリアル通信可能に接続されている。操作部140では、画像制御CPU113の制御を受けて、LCD141によって、画像イレース量の設定入力やトンボ印字の設定入力、用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合に前記用紙端部イレースの設定を変更するか否かの設定入力、動作制御条件などの機械設定入力、各給紙トレイの用紙情報(サイズ、紙種)の設定入力などが可能になっておいる。
また、前記DRAM制御IC111には、画像データを圧縮する圧縮IC118と圧縮された画像データを伸長する伸長IC125とが接続されている。
書き込み処理部126は、プリンタ部150のLD151aなどを備える画像形成部151に接続され、LD部151aの動作に用いられる書き込みデータの処理を行う。
プリンタ部150は、上記画像形成部151の他、給紙トレイ153、搬送路155などにより構成される。
また、プリンタ部150は、プリンタ部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンタ制御部152を備えており、プリンタ制御部152は前記した画像制御CPU113に接続されている。プリンタ制御部152は画像制御CPU113の制御指令に従って動作してプリンタ部150を制御する。プリンタ制御部152には、後処理装置であるFNS部3全体を制御するFNS制御部30が接続されており、プリンタ制御部152を介してFNS部3の制御がなされる。FNS部3では、画像形成装置1から排紙される用紙に対し、所望によりステープル、パンチなどの後処理がなされる。
また、上記のように前記DRAM制御IC111が接続されたPCIバス112には、前記画像処理手段(プリント&スキャナー・コントローラー)160のDRAM制御IC161が接続されている。前記画像処理手段(プリント&スキャナー・コントローラー)160は、画像形成装置をネットワークプリンタやネットワークスキャナーとして使用する場合に、LAN4に接続される端末2などから画像データ等を画像形成装置1で受信したり、スキャナー部130で取得した画像データをLAN4に接続される端末2などに送信したりするものである。画像処理手段(プリント&スキャナー・コントローラー)160では、DRAM制御IC161に、DRAMなどで構成される画像メモリ162が接続されている。また、画像処理手段(プリント&スキャナー・コントローラー)160では、共通バスに前記DRAM制御IC161と、画像処理手段(プリント&スキャナー・コントローラー)160全体の制御を行うコントローラー制御CPU163、LANインターフェース165が接続されている。LANインターフェース165は、前記LAN4に接続されている。
次に、上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
先ず、画像形成装置1において画像データを蓄積する手順について説明する。
第1に画像形成装置1において、スキャナー部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。スキャナー部130において原稿からCCD131により画像を光学的に読み取る。この際には、画像制御CPU113から指令を受けるスキャナー部制御部132によってCCD131の動作制御を行う。原稿の読み取りは、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135によって原稿を給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス138上に原稿を置いて行ってもよい。
画像制御CPU113はプログラムによって動作し、操作部140による操作に基づいてスキャナー部130への指令を発行する。CCD131で読み取られた画像は、読取り処理部116でデータ処理がなされ、データ処理された画像データは圧縮IC118で圧縮された後、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ120に格納される。
この他に画像データは、LAN4を介して画像形成装置1に入力される。上記画像データとしては、例えば端末2などのアプリケーションプログラム等により生成されたものや他の画像形成装置により生成されたものが挙げられる。該データは、LAN4、LANインターフェース165を介して画像処理手段(プリント&スキャナー・コントローラー)160で受信され、DRAM制御IC161によって画像メモリ162に一旦格納される。
上記画像データには、トンボ印字のデータが含まれている場合があり、また、画像データに合わせてトンボ印字に関するモード情報(トンボ位置など)が含まれているる場合がある。
上記画像メモリ162に格納されたデータは、PCIバス112を介してDRAM制御IC111に転送され、ページメモリ121に一旦格納される。ページメモリ121に格納されたデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮IC118に送られて圧縮処理され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ120に格納される。
画像形成装置1で画像出力を行う場合、圧縮メモリ120に格納されているデータは、DRAM制御IC111を介して伸長IC125に送出してデータを伸長し、書き込み処理部126に送出して書き込みデータを生成し、LD部151aにおいて感光体151bへの書き込みを行う。
プリンタ部150では、画像制御CPU113の指令を受けたプリンタ制御部152によって給紙トレイ153、搬送路155などの各部の制御が行われる。プリンタ部150において、画像形成、用紙への転写、定着、搬送路によるFNS部3への搬送、FNS部3での後処理などが順次行われて印刷出力が行われる。
上記装置の稼働においては、通常は、不揮発メモリ115に機械設定として格納された通常画像イレース量にしたがって、用紙端部近傍に位置する画像分がイレースされる。該イレースは、例えば、画像データを伸長IC125で伸長する際に、該当分を画像制御CPU113の指示によって行うことができる。
また、この画像形成装置1では、トンボ印字の設定が可能になっている。
図3は、用紙へのトンボの印刷を設定するトンボ設定画面1430を示すものである。
該トンボ設定画面1430では、ジョブ単位で設定を行うジョブチケットタブ1431と、頁別チケットタブ1432とを有しており、図では、ジョブチケットタブ1431が選択された画面を示している。トンボは、ジョブチケットタブ1431の選択によって設定可能になっている。
トンボの設定は、図3に示すように、1頁に1画像の場合と、1頁に2画像の場合とでそれぞれ異なる内容で設定が可能になっている。画像別の設定では、1頁に1画像では、センタートンボのオンオフ、1頁に2画像の設定では、合成画像毎または単一画像毎に設定が可能になっている。また、コーナートンボ設定部1433では、コーナートンボのタイプ、縦横オフセット量、断裁代などの数値入力が可能になっている。OK釦1434の押釦によってトンボ設定が確定し、キャンセル釦1435の押釦によって入力情報がキャンセルされる。
上記のように用紙端部イレースが設定され、トンボ印字がなされる場合、用紙端部イレースの領域とトンボ印字の位置とが図4に示すように重なる場合がある。
すなわち、用紙Pでは、用紙端を基準とするイレース量からなる用紙端部イレース領域Eが設定され、また、用紙端部にトンボTが印字される。用紙端部イレース領域Eの内側端縁は、通常画像の印字可能領域の端縁に略一致する。この状態では、トンボTの一部が用紙端部トレース領域E内に位置している。
なお、用紙端部イレース領域Eは、通常、副走査先端側の辺は、機内汚れ以外に分離不良などの通紙搬送性能にも影響するため、他の3辺よりも多めのイレース量が設定されることが一般的であるが、説明のため全辺同じ長さ(例えば5mm)と仮定して以下で説明する。
図5は、図4の状態で、従来の方法によって用紙端部イレースが実行された状態を示している。該イレースの結果、用紙端部イレース領域Eに重なっていたトンボTの一部は、消去されて欠損しており、十分な長さを有しない状態になっている。このため、図5に示す印刷状態では、トンボが目立つという本来の機能が発揮されていない。
本発明では、用紙端部イレースの領域とトンボ印字の位置とが重なる場合、トンボがイレースされないように用紙端部イレースの設定を変更しており、制御部による手順の一例を図6のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、画像データのトンボTの印字領域を検出する(ステップs1)。
トンボの印字領域の検出は、制御部によってトンボ印字を設定する場合は、トンボの印字位置指定情報から判断可能である。
また、コントローラー側でトンボを付加する場合は、コントローラからモード情報の一部として通知される場合、該情報によってトンボ印字領域の検出が可能である。
上記通知などがなされない場合、画像データからトンボの印字領域を判別することが可能である。検出方法は、所定の線分が画像の四隅にあるかどうかなどによって検出が可能であり、その方法は特に限定されない。
また、用紙端部の一定の領域の画像濃度に応じてイレース量を設定できる。例えば、基準の画像濃度を1%に設定し、用紙端部イレース領域内で画像濃度が1%以下となる部分はイレースすることなく印刷を可能にする。1%を越える場合には、トンボ印字でないものとして通常のイレースを行う。トンボは、通常画像濃度が1%以下であり、上記基準に従ってイレース量を決定すれば、用紙端部イレース量の領域内にあるトンボの印刷が可能になる。上記基準値は、不揮発メモリ115に格納しておき、適宜読み出すことができる。
トンボ印字領域を検出した後、用紙端部イレース領域Eを検出する(ステップs2)。用紙端部イレース領域は、初期の設定や用紙端部イレースの設定に伴って、制御部により把握されている。
次いで、検出されたトンボTの印字領域と用紙端部イレース領域Eとが重なるか否かの判定がなされる(ステップs3)。両領域が重ならない場合(ステップs3、NO)、処理を終了する。該終了によって用紙端部イレースは通常通り行われ、トンボも正常に印字される。
一方、両領域が重なる場合(ステップs3、YES)、イレース領域の設定を変更し(ステップs4)、処理を終了する。
次に、イレース領域の設定変更の例を説明する。
図7は、トンボTがイレースされないように、用紙端部からのイレース量を小さくした状態を示している。この結果、用紙端部イレース領域E1は用紙端からの距離が小さくなっているが、四辺で用紙端部イレースが行われている。また、トンボTもイレースされることなく全体がそのまま印字されている。これによりトンボ印字、用紙端部イレースの目的が達成される。
図8、9は、イレース領域の設定を変更する他例を示すものである。この例では、トンボTが印字されているトンボ印字領域Taでは、イレース量が小さくなるように用紙端部イレース領域E2を設定する。この結果、トンボ印字領域Ta以外では、通常のイレース量が確保され、用紙端部イレースが十分になされるとともに、トンボの印字が確保される。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
113 画像制御CPU
115 不揮発メモリ
120 圧縮メモリ
121 ページメモリ
126 書き込み処理部
140 操作部
151 画像形成部
P 用紙
T トンボ
Ta トンボ印字領域
E 用紙端部イレース領域

Claims (13)

  1. 画像データに基づいてトナー画像を形成し、該トナー画像を用紙に転写する画像形成部と、画像データに基づく画像のうち、イレース領域として予め定められた用紙端部の領域に重なる部分がイレースされるよう、画像データを処理する制御部とを備え、
    前記制御部は、画像データからトンボ印字の位置を検出して、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、前記トンボ印字がイレースされないように用紙端部イレース領域の用紙端からの距離であるイレース量を減らすことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像データに基づいてトナー画像を形成し、該トナー画像を用紙に転写する画像形成部と、画像データに基づく画像のうち、イレース領域として予め定められた用紙端部の領域に対する用紙端部イレースの設定が可能な制御部とを備え、
    前記制御部は、画像データからトンボ印字の位置を検出可能であり、前記用紙端部における画像データのうち主走査方向または副走査方向の直線成分について、前記直線成分における長さおよび幅に基づいてトンボを判別して、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、前記トンボ印字がイレースされないように前記用紙端部イレースの設定を変更することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記線の長さおよび幅が所定値以下の場合に、前記直線成分がトンボであると判別することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、前記用紙端部イレース領域用紙端からの距離であるイレース量を減らすことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合トンボ印字の領域についてイレース量を減らすことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記トンボ印字の設定が可能であり、該設定に基づいて、指定されたトンボ印字を実行する画像データを生成する制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、外部の画像データを取得しているコントローラーからトンボ印字の位置情報を受信可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、画像形成装置外または画像形成装置内にある前記コントローラーと通信可能に接続されていることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記用紙端部における、予め定めたトンボ印字色のみの画像を、前記用紙端部イレースの設定変更の対象とし、前記トンボ印字色以外の画像を前記用紙端部イレースによってイレースすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記用紙端部における画像濃度に応じて前記用紙端部イレースの設定を変更するか否かを判定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 操作者による操作入力が可能な操作部を備え、前記制御部は、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、前記トンボ印字がイレースされないように前記用紙端部イレースの設定を変更するか否かを前記操作部を通して、設定が可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 画像データに基づいてトナー画像を形成し、該トナー画像を用紙に転写するとともに、画像データに基づく画像のうち、イレース領域として予め定められた用紙端部の領域に重なる部分をイレースする画像形成方法であって、
    画像データからトンボ印字の位置を検出して、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、前記トンボ印字がイレースされないように用紙端部イレース領域の用紙端からの距離であるイレース量を減らすことを特徴とする画像形成方法。
  13. 画像データに基づいてトナー画像を形成し、該トナー画像を用紙に転写するとともに、画像データに基づく画像のうち、イレース領域として予め定められた用紙端部の領域に対する用紙端部イレースの設定が可能な画像形成方法であって、
    画像データからトンボ印字の位置を検出可能であり、前記用紙端部における画像データのうち主走査方向または副走査方向の直線成分について、前記直線成分における長さおよび幅に基づいてトンボを判別して、前記用紙端部イレースの領域と前記用紙に対するトンボ印字の位置が重なる場合、前記トンボ印字がイレースされないように前記用紙端部イレースの設定を変更することを特徴とする画像形成方法。
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