JP4802961B2 - 印刷システム、印刷制御装置およびプログラム - Google Patents
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Description
しかしながら、その場合に、ユーザ自身が用紙上の余白領域の位置を把握して、その余白領域を印刷領域として正確に割り付けることは極めて煩わしい操作を伴うものであった。
特に、媒体を識別する識別情報を生成し、印刷手段に対して識別情報の印刷を指示する識別情報生成手段と、媒体に印刷された識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段とをさらに備え、印刷履歴記憶手段は、印刷履歴情報を識別情報に対応付けて記憶し、余白領域抽出手段は、印刷履歴記憶手段に記憶された印刷履歴情報であって、識別情報受付手段にて受け付けた識別情報に対応する印刷履歴情報に基づいて余白領域を抽出することを特徴とすることができる。また、印刷手段にて媒体に文書データが新たに印刷された場合に、新たな文書データが印刷された領域に関する情報を印刷履歴情報に追加して印刷履歴情報の更新を行う印刷履歴情報更新手段をさらに備えたことを特徴とすることができる。
さらに、文書割付手段は、文書受付手段に受け付けられた文書データを、余白領域抽出手段にて抽出された余白領域に座標移動させる座標変換処理を行うことを特徴とすることができる。
ここで、かかるプログラムは、媒体上の文書データが印刷された領域に関する情報を印刷履歴情報としてメモリに記憶する機能をさらに実現することを特徴とすることができる。また、抽出された余白領域に文書データが割り付け可能か否かを判定する機能をさらに実現することを特徴とすることができる。
また、本発明の請求項1によれば、すでに印刷が行われた用紙上の余白領域を把握することが可能となる。
また、本発明の請求項2によれば、識別情報によりすでに印刷が行われた用紙を容易に特定し、迅速に用紙上の余白領域を把握することができる。
また、本発明の請求項3によれば、過去に印刷が行われた際の印刷履歴が記録されていない用紙上での余白領域を容易に把握することができる。
また、本発明の請求項4によれば、文書を自動的に余白領域に割り付けることができる。
また、本発明の請求項6によれば、ユーザは余白領域に文書の印刷が可能か否かを容易に把握でき、適切な用紙を選択することができる。
また、本発明の請求項7によれば、文書のサイズ等に対応した余白領域を自由に設定することができる。
また、本発明の請求項8によれば、余白領域を細分化して設定することができ、用紙の使用効率をさらに高めることができる。
また、本発明の請求項9によれば、すでに印刷が行われた用紙上の余白領域を把握することが可能となる。
また、本発明の請求項10によれば、ユーザは余白領域に文書の印刷が可能か否かを容易に把握でき、適切な用紙を選択することができる。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態が適用される印刷システム1の全体構成を示す図である。図1に示す印刷システム1は、ユーザからの文書(ドキュメント)等の印刷指示を受け付けて、これを印刷ジョブとして送信する端末装置10と、端末装置10からの印刷ジョブを受信して媒体である用紙に印刷を行う画像形成装置(印刷手段)としてのプリンタ70とが通信ケーブル60を介して相互に接続されて構成されている。
ここで、本明細書では、「文書」の文言を用いるが、この「文書」は、テキストの他に、例えば、写真、図形等の画像をも含むものである。
図2は、プリンタドライバ50の機能構成を示すブロック図である。図2に示したように、プリンタドライバ50は、ユーザからの各種の指示入力を受け付けたり、ユーザに対して所定の情報を表示するユーザインタフェイス(UI)部51、印刷ジョブとしての印刷データを生成する印刷処理部52を含んで構成されている。
なお、UI部51は、例えば端末装置10に設けられた液晶ディスプレイにて実現される。
また、印刷出力部525にて生成された印刷データに基づいて、印刷された用紙についての印刷履歴記憶部521に記憶されている印刷履歴データを更新する印刷履歴データ更新部(印刷履歴情報更新手段)526を備えている。
図3は、実施の形態の印刷システム1での印刷処理の手順の一例を示すフローチャートである。図3に示したように、端末装置10のプリンタドライバ50では、まず、文書データ生成部30から、文書データ生成部30にて生成された文書または記憶部40に記憶されている文書の印刷指示を受ける(S101)。そして、文書の印刷指示を受けると、プリンタドライバ50のUI部51は、図4に示した表示画面を表示する(S102)。
図4に示した表示画面には、印刷する際の部数を入力する欄(部数入力欄)、文書を拡大/縮小して印刷する際のズーム比率(拡縮率)を指定する欄(ズーム指定欄)、文書(原稿)のサイズを入力する欄(文書サイズ入力欄:文書サイズ入力部511)、出力用紙として使用する用紙の出力用紙識別情報を入力する欄(用紙識別情報入力欄:用紙識別情報入力部512)、出力用紙として使用する用紙のサイズを入力する欄(出力用紙サイズ入力欄:媒体サイズ受付手段)等といった印刷設定情報に関する入力欄を備えている。
そして、図4に示した表示画面の各入力欄への入力が完了した際には、ユーザにより「OK」がクリックされる。「OK」がクリックされると、プリンタドライバ50のUI部51は、表示画面にて入力された各種印刷設定情報を印刷処理部52に送る(S103)。
印刷処理部52では、文書サイズ入力欄(文書サイズ入力部511)から入力された文書サイズ情報とズーム指定欄から入力されたズーム比率(拡縮率)とに基づいて、印刷対象である文書を印刷するのに必要な領域(印刷領域)のサイズを算出する(S104)。ここで、印刷領域のサイズの算出は、印刷可否判定部523が行い、印刷領域のサイズ情報を保持する。
例えば、図4に示した文書サイズ入力欄(文書サイズ入力部511)からは「はがき」(A6サイズ)が入力され、ズーム指定欄には100%が指定されているので、印刷可否判定部523では、印刷領域のサイズ情報として、100mm×148mmの領域が算出され、保持される。
用紙の余白領域情報の生成は、余白領域抽出部522にて行われる。以下、余白領域抽出部522にて行われる余白領域情報の生成について述べる。
余白領域抽出部522は、図4に示した用紙識別情報入力欄(用紙識別情報入力部512)にて入力された情報を取得する。そして、例えば、図4(a)に示したように、用紙識別情報入力欄(用紙識別情報入力部512)にて未使用の用紙を意味する「新しい用紙」が指定された場合には、余白領域抽出部522は、印刷履歴記憶部521に記憶されている印刷履歴データを参照せずに、用紙サイズ入力欄にて指定されたサイズの用紙全体の領域を余白領域として設定し、余白領域情報を生成する。例えば図4(a)の場合には「A4」が指定されているので、A4サイズの用紙全体の領域からなる余白領域情報が生成される。
具体的には、図5(a)に示したように、A4サイズの用紙では、第1エッジの座標(原点)が(0,0)、第2エッジの座標が(210,0)、第3エッジの座標が(210,297)、第4エッジの座標が(0,297)であるので、図5(b)に示したように、余白領域情報は、時計周りに、1:(0,0)、2:(210,0)、3:(210,297)、4:(0,297)となる。
具体的には、図6(a)に示したように、A4サイズの用紙の左上部にA6サイズの印刷済みの領域が存在する場合には、印刷済みの領域の第1エッジの座標(原点)が(0,0)、第2エッジの座標が(100,0)、第3エッジの座標が(100,148)、第4エッジの座標が(0,148)であるので、図6(b)に示したように、印刷済み領域情報は、時計周りに、1:(0,0)、2:(100,0)、3:(100,148)、4:(0,148)となる。なお、印刷履歴データは、用紙識別情報「ID−00008−1」を含めて構成される。
なお、図6での例では、縦方向(y方向)に大きな寸法を取れることを優先して余白領域を設定した場合を示したが、横方向(x方向)に大きな寸法を取れることを優先して余白領域を設定する等といったように、余白領域の設定に際して優先するファクターは、印刷する文書の形状や用途等に応じて自由に設定することができる。
そして、ユーザが再度図4の表示画面にて新たな印刷設定情報を入力した場合(S109)には、入力された各種印刷設定情報は、印刷処理部52に送られ(S103)、ステップ104以下の処理が再び実行される。
そして、ユーザは、表示された印刷可能な余白領域の中の一に、例えばカーソルを合わせてクリックすることでその一の余白領域を選択して、「OK」をクリックする。それにより、印刷対象である文書が印刷される余白領域が指定される(S111)。ここでは、UI部51の印刷領域入力部514が、余白領域の指定を受け付けて、その指定された余白領域に関する情報を印刷開始位置制御部524に送る。
なお、この場合に、印刷領域入力部514によるユーザからの余白領域の指定を行わせずに、自動的に印刷処理部52が印刷される余白領域を決定するように構成してもよい。
ここで、ステップ112にて印刷データを生成する際には、印刷開始位置制御部524は、ステップ111にて指定された余白領域に関する情報に基づいて、印刷対象である文書の印刷開始位置を設定し、指定された余白領域への文書の割り付けを行う(S113)。すなわち、文書データ生成部30がテキスト、グラフィックス、イメージ等といった描画オブジェクトの印刷指示を行う際には、用紙の印刷原点(ここでは用紙左上のエッジ位置が印刷原点(0,0)に設定される)を基準として印刷位置の座標が設定されている。そのため、印刷開始位置制御部524は、ステップ112にて生成された印刷データ(文書データ)に対して、ステップ111にて指定された余白領域の左上のエッジ位置を印刷原点に設定する座標変換処理を行う。それにより、指定された余白領域への文書の割り付けが行われる。
一方、ステップ111にて指定された余白領域の左上のエッジ位置の座標は(100,148)であるとする。そうすると、印刷開始位置制御部524は、用紙の印刷原点(0,0)を余白領域の左上のエッジ位置の座標(100,148)に平行移動する座標変換処理を行う。具体的には、文書データ生成部30が印刷指示する印刷位置(x,y)に対して、(x+100,y+148)に座標変換する処理を行う。したがって、文書データ生成部30により印刷指示された領域である座標(20,20)、(60,20)、(60,70)、(20,70)で囲まれた領域は、ステップ111にて指定された余白領域を加味することにより、座標(120,168)、(160,168)、(160,218)、(120,218)で囲まれた領域に印刷されることとなる。
それと同時に、ステップ113での座標変換処理が施された印刷データが印刷された用紙上の領域(印刷済み領域)に関する情報は、印刷済み領域情報として印刷履歴データ更新部526に送られる。そして、印刷履歴データ更新部526は、印刷済み領域情報を新たに印刷履歴データに追加して印刷履歴記憶部521に記憶する(S115)。
したがって、図11(b)に示したように、印刷履歴記憶部521に記憶される印刷履歴データには、印刷済み領域情報として、A領域に関する、時計周りに順に並べた1組の座標である、1:(0,0)、2:(100,0)、3:(100,148)、4:(0,148)と、B領域に関する、同様の1:(100,148)、2:(210,148)、3:(210,297)、4:(100,297)とが含まれることとなる。
さらに、印刷出力部525は、生成した新たな用紙識別情報を印刷履歴データ更新部526に送り、印刷履歴データ更新部526は、印刷済み領域情報を新たに生成された用紙識別情報に対応付けて印刷履歴記憶部521に記憶する(S117)。
したがって、ユーザは、次回この用紙を使用する場合には、図4に示した表示画面にて、用紙識別情報入力欄(用紙識別情報入力部512)に用紙のヘッダーまたはフッターに印刷された用紙識別情報を入力する。それにより、上記したステップ103〜115の処理が実行され、余白領域に印刷が行われることとなる。
実施の形態1の印刷システム1では、用紙に文書が印刷される場合に、その用紙上で印刷に使用された印刷済み領域を印刷履歴データとして記憶しておき、印刷履歴データを参照することで用紙の余白領域を把握して、余白領域への印刷を行う構成について説明した。本実施の形態の印刷システムでは、実施の形態1のように印刷履歴データを管理せず、ユーザに対して用紙を複数に分割した領域を提示し、提示された領域の中の一または複数をユーザが指定することで、その指定された領域への印刷を行う構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
以下に、本実施の形態の印刷システムにおける端末装置10のプリンタドライバ50について説明する。図12は、本実施の形態の端末装置10のプリンタドライバ50の機能構成を示すブロック図である。
図12に示したプリンタドライバ50では、実施の形態1のプリンタドライバ50とは異なり、印刷履歴記憶部521、印刷可否判定部523および印刷履歴データ更新部526が配置されていない。
このような構成のプリンタドライバ50においては、余白領域抽出部522は、UI部51にて表示される図4の表示画面における文書サイズ入力欄(文書サイズ入力部511)から入力された文書サイズと、用紙サイズ入力欄(用紙サイズ入力部515)から入力された出力用紙として使用する用紙のサイズとに関する印刷設定情報を取得する。そして、余白領域抽出部522は、取得した文書サイズおよび使用する出力用紙のサイズに関する印刷設定情報に基づいて、出力用紙上での過去の印刷履歴に関係なく、出力用紙について、印刷対象である文書が印刷可能なサイズに分割された領域に関する情報を生成する。
なお、本実施の形態の印刷システムでは、図4の表示画面には、出力用紙として使用する用紙の出力用紙識別情報を入力する欄(用紙識別情報入力欄)は必要なく、表示されない。
ここで、本実施の形態のプリンタドライバ50では、ステップ204での印刷領域のサイズの算出は、余白領域抽出部522が行う。すなわち、図4に示した文書サイズ入力欄(文書サイズ入力部511)から入力された文書サイズと、ズーム指定欄から入力されたズーム比率(拡縮率)とに基づいて、余白領域抽出部522では、印刷対象である文書を印刷するのに必要な領域(印刷領域)のサイズ情報が算出され、保持される。
次に、余白領域抽出部522は、ステップ204にて算出された印刷領域のサイズ情報と、用紙サイズ入力欄(用紙サイズ入力部515)から入力された出力用紙として使用する用紙のサイズに関する情報とに基づいて、出力用紙上で文書が印刷可能な最小限のサイズに分割された領域(印刷可能領域)に関する情報(印刷可能領域情報)を生成する(S205)。ここでは、印刷可能領域情報を生成するに際して、余白領域抽出部522は、出力用紙上での過去の印刷履歴を一切考慮することはない。
なお、ここでの余白領域抽出部522は、印刷可能領域抽出手段として機能する。
ここで、図14は、出力用紙としてA4サイズの用紙を使用し、文書サイズをA6サイズとした場合に、印刷可能領域表示部513にて表示される出力用紙の印刷可能領域を示した図である。本実施の形態の余白領域抽出部522は、使用する用紙上の如何なる領域に印刷がすでに行われているかに拘わらず、図14に示したように、出力用紙としてのA4サイズの用紙を、文書サイズであるA6サイズの領域(印刷可能領域A〜D)に分割した状態で表示する。
指定された出力用紙上の印刷可能領域に関する情報は、UI部51の印刷領域入力部514から印刷開始位置制御部524に送られる。その後、実施の形態1の図3で示した処理フローのステップ112〜ステップ114と同様の処理である、本実施の形態の処理フローにおけるステップ208〜ステップ210の処理が行われる。それにより、ユーザが指定した出力用紙上の印刷可能領域に、文書が印刷される。
実施の形態1の印刷システム1では、印刷領域のサイズの算出および印刷履歴データの生成に際して、文書の文書データをページ単位で扱う構成について説明した。本実施の形態の印刷システムでは、印刷領域のサイズの算出および印刷履歴データの生成に際して、文書の文書データをビットマップデータにて扱う構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
以下に、本実施の形態の印刷システムにおける端末装置10のプリンタドライバ50について説明する。まず、本実施の形態のプリンタドライバ50は、デコンポーズ機能を有するように構成されており、文書データ生成部30からプリンタドライバ50に対して出力された文書データは、文書データを受け付けた印刷出力部525にてビットマップデータに変換される。ここで、印刷出力部525は文書受付手段として機能する。
そして、本実施の形態のプリンタドライバ50は、実施の形態1での処理フロー(図3参照)のステップ115にて、印刷済み領域情報を印刷履歴データとして印刷履歴記憶部521に追加する場合、または、ステップ117にて、未使用の用紙に印刷が行われる場合において、印刷済み領域情報を新たに生成された用紙識別情報に対応付けて印刷履歴記憶部521に記憶する場合には、ビットマップデータで構成された印刷済み領域情報を用いる。
同様に、実施の形態1での処理フローのステップ104での印刷領域のサイズの算出に際して、ビットマップデータを用いることもできる。それにより、印刷領域をより細かく設定でき、ページの単位に制限されずに余白領域を選択できることが可能となるので、余白領域の選択の幅が広がる。その結果、用紙の使用効率をさらに高めることができる。
実施の形態1の印刷システム1では、用紙に文書が印刷される場合に、その用紙上で印刷に使用された印刷済み領域を印刷履歴データとして記憶しておき、印刷履歴データを参照することで用紙の余白領域を把握して、余白領域への印刷を行う構成について説明した。本実施の形態の印刷システム2では、スキャナ等の画像読取装置により文書が印刷された用紙を読み取り、読み取られた画像から印字済み領域情報を生成する構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
このような構成のプリンタドライバ50においては、余白領域抽出部522は、イメージスキャナ80により読み込まれた画像データを取得し、取得した画像データに基づいて印刷に使用される用紙の余白領域情報を生成する。
ここで、本実施の形態の印刷システム2では、実施の形態1の処理フロー(図3参照)のステップ105において、余白領域抽出部522により余白領域情報を生成する際には、イメージスキャナ80により読み込まれた画像データを用いる。すなわち、実施の形態1のように印刷履歴記憶部521に記憶された印刷履歴データを用いず、イメージスキャナ80により直接的に出力用紙上の画像を読み込み、出力用紙にてすでに印刷された印刷済み領域を読み込まれた画像データから検出する。
余白領域抽出部522は、取得した画像データを解析して、画像が形成されている領域(画像データが存在する領域)と画像が形成されていない領域(画像データが存在しない領域)とを分離する。そして、画像が形成されていない領域を余白領域として設定し、その余白領域の座標データからなる余白領域情報を生成する。
このように、本実施の形態の印刷システム2では、イメージスキャナ80により用紙の印刷に使用された領域を読み込み、余白領域情報を生成する。そして、その用紙に文書を印刷するに際して、生成された余白領域情報に基づいて用紙の余白領域を指定し、指定された余白領域に印刷を行うように構成されている。それにより、印刷履歴データが記憶されていない用紙に関しても、用紙の有効利用を図ることが可能となる。
Claims (10)
- 印刷される文書の文書データを受け付ける文書受付手段と、
媒体上の文書データが印刷された領域に関する情報を印刷履歴情報として記憶する印刷履歴記憶手段と、
前記印刷履歴記憶手段に記憶された前記印刷履歴情報に基づいて前記文書データが印刷される前記媒体の余白領域を抽出する余白領域抽出手段と、
前記余白領域抽出手段にて抽出された前記余白領域に前記文書データを割り付ける文書割付手段と、
前記文書割付手段にて割り付けられた前記文書データを前記媒体に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段にて前記媒体に前記文書データが新たに印刷された場合に、当該新たな文書データが印刷された領域に関する情報を前記印刷履歴情報に追加して当該印刷履歴情報の更新を行う印刷履歴情報更新手段とを備え、
前記印刷履歴情報更新手段は、前記文書割付手段により前記文書データが割り付けられた前記余白領域内に当該文書データが割り付けられた領域以外に残存した余白領域が存在し、当該残存した余白領域が前記印刷手段にて印刷可能な最小の媒体のサイズよりも小さい場合には、当該残存した余白領域を含めた当該文書データが割り付けられた当該余白領域全体を新たな文書データが印刷された領域として前記印刷履歴情報の更新を行うことを特徴とする印刷システム。 - 前記媒体を識別する識別情報を生成し、前記印刷手段に対して当該識別情報の印刷を指示する識別情報生成手段と、
前記媒体に印刷された前記識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段とをさらに備え、
前記印刷履歴記憶手段は、前記印刷履歴情報を前記識別情報に対応付けて記憶し、前記余白領域抽出手段は、当該印刷履歴記憶手段に記憶された当該印刷履歴情報であって、前記識別情報受付手段にて受け付けた当該識別情報に対応する当該印刷履歴情報に基づいて前記余白領域を抽出することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。 - 前記媒体上の文書画像を読み取る画像読取手段をさらに備え、
前記余白領域抽出手段は、前記画像読取手段にて読み取られた前記文書画像に基づいて、前記媒体の前記余白領域を抽出することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。 - 前記文書割付手段は、前記文書受付手段に受け付けられた前記文書データを、前記余白領域抽出手段にて抽出された前記余白領域に座標移動させる座標変換処理を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 印刷される文書の文書データを受け付ける文書受付手段と、
媒体上の文書データが印刷された領域に関する情報を印刷履歴情報として記憶する印刷履歴記憶手段と、
前記印刷履歴記憶手段に記憶された前記印刷履歴情報に基づいて前記文書データが印刷される前記媒体の余白領域を抽出する余白領域抽出手段と、
前記余白領域抽出手段にて抽出された前記余白領域に前記文書データを割り付ける文書割付手段と、
前記媒体に前記文書データが新たに印刷された場合に、当該新たな文書データが印刷された領域に関する情報を前記印刷履歴情報に追加して当該印刷履歴情報の更新を行う印刷履歴情報更新手段とを備え、
前記印刷履歴情報更新手段は、前記文書割付手段により前記文書データが割り付けられた前記余白領域内に当該文書データが割り付けられた領域以外に残存した余白領域が存在し、当該残存した余白領域が当該文書データを前記媒体に印刷する印刷手段にて印刷可能な最小の媒体のサイズよりも小さい場合には、当該残存した余白領域を含めた当該文書データが割り付けられた当該余白領域全体を新たな文書データが印刷された領域として前記印刷履歴情報の更新を行うことを特徴とする印刷制御装置。 - 印刷される前記文書のサイズの入力を受け付ける文書サイズ受付手段と、
前記余白領域抽出手段にて抽出された前記余白領域に、前記文書サイズ受付手段にて受け付けられたサイズの前記文書が割り付け可能か否かを判定する印刷可否判定手段とをさらに備え、
前記文書割付手段は、前記印刷可否判定手段にて前記文書の割り付けが可能であると判断された場合に、当該文書の前記文書データを前記余白領域に割り付けることを特徴とする請求項5記載の印刷制御装置。 - 前記余白領域抽出手段にて複数の前記余白領域が抽出された場合に、ユーザによる一または複数の当該余白領域の指定を受け付ける余白領域指定手段をさらに備え、
前記文書割付手段は、前記余白領域指定手段にて指定された前記余白領域に前記文書データを割り付けることを特徴とする請求項5記載の印刷制御装置。 - 前記文書受付手段は、前記文書データを受け付けたのち当該文書データをビットマップデータに変換し、前記余白領域抽出手段は、当該文書受付手段にて変換された当該ビットマップデータに基づいて前記余白領域を抽出することを特徴とする請求項5記載の印刷制御装置。
- コンピュータに、
印刷される文書の文書データを受け付ける機能と、
媒体上の文書データが印刷された領域に関する情報を印刷履歴情報として記憶するメモリに記憶された当該印刷履歴情報に基づいて前記文書データが印刷される当該媒体の余白領域を抽出する機能と、
抽出された前記余白領域に前記文書データを割り付ける機能と、
前記媒体に前記文書データが新たに印刷された場合に、当該新たな文書データが印刷された領域に関する情報を前記印刷履歴情報に追加して当該印刷履歴情報の更新を行う機能と、
前記文書データが割り付けられた前記余白領域内に当該文書データが割り付けられた領域以外に残存した余白領域が存在し、当該残存した余白領域が当該文書データを前記媒体に印刷する印刷手段にて印刷可能な最小の媒体のサイズよりも小さい場合には、当該残存した余白領域を含めた当該文書データが割り付けられた当該余白領域全体を新たな文書データが印刷された領域として前記印刷履歴情報の更新を行う機能と
を実現させるプログラム。 - 抽出された前記余白領域に前記文書データが割り付け可能か否かを判定する機能をさらに実現する請求項9記載のプログラム。
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JP2008090356A (ja) | 2008-04-17 |
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