JP4850652B2 - 画像検索装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

画像検索装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像検索装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体に関し、特に、クエリ画像に類似する画像を、カラー画像とグレー画像が含まれる複数の比較対象画像の中から検索する技術に関する。
従来より、色情報や輝度情報を画像特徴量として用いる画像検索技術が多く提案されている。しかし、色情報を利用した類似画像検索(以下、色情報検索)では、色特徴抽出を行って登録処理をし、色を考慮した比較による検索しか行っていなかった。また、或いは、輝度情報を利用した類似画像検索(以下、輝度情報検索)では、輝度特徴抽出を行って登録処理をし、輝度を考慮した比較による検索しか行っていなかった。このように、色情報検索や輝度情報検索はそれぞれ別個の処理として利用され、個別に検索結果を出力していた。このため、従前はそれぞれの検索技術の長所を生かして統一的に検索を行うことができなかった。
但し、その不便さを解消するために、検索元画像がグレー画像である場合に、比較対象画像がカラー画像であってもその輝度情報を抽出する事により、比較対象画像がカラー画像でもグレー画像でも検索を行うことが可能な構成が知られている(特許文献1)。
特開2004−334335号公報
しかしながら、従来の構成においては、検索元画像がカラー画像である場合には、比較対象画像はカラー画像のみでグレー画像が存在しても比較を行わなかった。このため、単一の検索技術によって統一的に画像を検索することができなかった。
特許文献1に開示された構成では、比較対象画像がグレー画像の場合、このグレー画像をカラー画像と見立ててカラーの特徴を抽出(正味はグレー特徴)し記憶する。グレー画像は、カラー画像として扱うと、RGBそれぞれのカラーチャンネルが同じ値であり、色味に関する特徴は得られず、カラー画像との類似度が極端に下がる。このため、特許文献1に開示された構成によっては、正確な類似画像の検索を行うことができなかった。
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、比較対象の画像にカラー画像とグレー画像が混在する場合においても、高精度に類似画像を検索することを可能にする技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による画像検索装置は以下の構成を備える。即ち、
クエリ画像に類似する画像を、複数の比較対象画像の中から検索する画像検索装置であって、
前記クエリ画像の色特徴量及び輝度特徴量を抽出する抽出手段と
前記クエリ画像の前記色特徴量と、カラーの前記比較対象画像の前記色特徴量とを比較して、類似性を示す色類似度を求める色類似度導出手段と
前記クエリ画像の前記輝度特徴量と、カラー及びグレーの前記比較対象画像の前記輝度特徴量とを比較して、類似性を示す輝度類似度を求める輝度類似度導出手段と、
カラーの前記比較対象画像の、前記色類似度と前記輝度類似度との比較に基づいて、色類似度と輝度類似度との対応関係を示す対応情報を生成する生成手段と、
グレーの前記比較対象画像と前記クエリ画像との前記輝度類似度を、前記カラーの比較対象画像の前記色類似度と前記輝度類似度との対応関係に基づいて統合した、統合類似度に変換する変換手段と、
前記色類似度導出手段で求めたカラーの前記比較対象画像の色類似度と、前記変換手段で変換したグレーの前記比較対象画像の統合類似度との比較に基づいて、前記比較対象画像を類似度順に出力する出力手段と、
備え
また、本発明による画像検索装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
クエリ画像に類似する画像を、複数の比較対象画像の中から検索する画像検索装置の制御方法であって、
抽出手段が、前記クエリ画像の色特徴量及び輝度特徴量を抽出する抽出工程と、
色類似度導出手段が、前記クエリ画像の前記色特徴量と、カラーの前記比較対象画像の前記色特徴量とを比較して、類似性を示す色類似度を求める色類似度導出工程と、
輝度類似度導出手段が、前記クエリ画像の前記輝度特徴量と、カラー及びグレーの前記比較対象画像の前記輝度特徴量とを比較して、類似性を示す輝度類似度を求める輝度類似度導出工程と、
生成手段が、カラーの前記比較対象画像の、前記色類似度と前記輝度類似度との比較に基づいて、色類似度と輝度類似度との対応関係を示す対応情報を生成する生成工程と、
変換手段が、グレーの前記比較対象画像と前記クエリ画像との前記輝度類似度を、前記カラーの比較対象画像の前記色類似度と前記輝度類似度との対応関係に基づいて統合した、統合類似度に変換する変換工程と、
出力手段が、前記色類似度導出工程で求めたカラーの前記比較対象画像の色類似度と、前記変換工程で変換したグレーの前記比較対象画像の統合類似度との比較に基づいて、前記比較対象画像を類似度順に出力する出力工程と、
備え
本発明によれば、比較対象の画像にカラー画像とグレー画像が混在する場合においても、高精度に類似画像を検索することを可能にする技術を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<<第1実施形態>>
(画像検索装置のハードウェア構成)
まず、本実施形態に係る画像検索装置のハードウェア構成について、図23を参照して説明する。図23は、本実施形態に係る画像検索装置のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。尚、本実施形態に係る画像検索装置は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)、携帯情報端末(PDA)等で実現される。
図23において、990はCPUである。CPU990は、後述するハードディスク装置995に格納されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し、RAM992にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
991はROMであり、内部には基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。992は各種データを一時記憶するためのRAMであり、CPU990の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
993は記録媒体へのアクセスを実現するための外部記憶ドライブであり、メディア(記録媒体)994に記憶されたプログラム等を本コンピュータシステムにロードすることができる。尚、メディア994には、例えば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等が含まれる。
995は外部記憶装置であり、本実施形態では大容量メモリとして機能するハードディスク装置(以下、HDと呼ぶ)を用いている。HD995には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等が格納される。
996は指示入力装置であり、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネル等がこれに相当する。指示入力装置996を用いて、ユーザは、本実施形態に係る画像検索装置に対して、装置を制御するコマンド等を入力指示する。
997はディスプレイであり、指示入力装置996から入力されたコマンドや、それに対する画像検索装置の応答出力等を表示したりするものである。
999はシステムバスであり、画像検索装置内のデータの流れを司るものである。998はインターフェイス(以下、I/Fという)であり、このI/F998を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
本実施形態では、メディア994から本実施形態に係るプログラム及び関連データを直接RAM992にロードして実行させる例を示すが、これに限られない。例えば、本実施形態に係るプログラムを動作させる度に、既にプログラムがインストールされているHD995からRAM992にロードするようにしてもよい。また、本実施形態に係るプログラムをROM991に記録しておき、これをメモリマップの一部をなすように構成し、直接CPU990で実行することも可能である。
また、本実施形態では、説明の便宜のため、本実施形態に係る画像検索装置を1つの装置で実現した構成について述べるが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、画像検索装置上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
(画像検索装置の機能構成)
次に、上記の画像検索装置による類似画像検索のための機能構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態における画像検索装置による処理システムの機能構成を模式的に示すブロック図である。この図1を参照して、画像登録処理、画像検索処理、検索結果表示処理の順に、本実施形態の説明を行う。
図1に示される各機能ブロックは、図23を参照して上述した情報処理装置のCPU990がRAM992にロードされたプログラムを実行し、図23に示される各ハードウェアと協働することによって実現される。もちろん機能ブロックの一部或いは全てが専用のハードウェアで実現されてもよい。
類似画像検索は、特徴を抽出しこれを記憶する登録処理と、類似比較元画像を抽出或いは登録済みの特徴量を読み出し登録済みの特徴量と比較を行う検索処理が含まれる。これらの処理の後、検索結果画像を表示する検索結果表示処理を実行する。尚、本実施形態では、特徴抽出に関して画像を複数の領域に分割するが、縦横ブロック数をアスペクト比や大きさに関わらず同一とし、検索時の検索元画像の特徴抽出する際も同じ縦横ブロック数で特徴を抽出する場合について例示的に説明する。
図1において、ユーザインタフェース(UI)部101は、ユーザに操作可能なインタフェースを提供して、ユーザからの指示の受け付けや結果表示等を行う機能要素である。UI部101は、例えば、指示入力装置996とディスプレイ997等によって実現することができる。UI部101がユーザから指示入力を受け付けると、その内容に応じて本実施形態に係る画像検索装置は、画像登録処理と画像検索処理に分岐して所定の処理を実行する。図1のUI部101以外の機能要素については、各処理の説明においてその役割・機能を説明する。
[画像登録処理]
画像登録処理では、まず、画像入力処理部102が画像入力処理を行い、メモリ上に画像を読み込む。次いで、画像蓄積処理部103が、メモリ上の画像を画像蓄積部へ記憶格納し、そのファイル名を記憶する。続いて、画像管理情報処理部104は、画像管理DB(データベース)において、画像に対してユニークな画像IDを発番し、図2に示すように、画像ID、ファイル名および日付を記憶する。ただし、図2は、画像管理DBの記憶内容を例示する図である。
ところで、カラー画像判定処理部105が実行する登録画像がカラー画像かグレー画像かどうかの判定は、例えば、データフォーマットを解析することにより実行することができる。即ち、データフォーマットの観点からカラー画像であるか或いはモノクロ、グレースケール画像であるかを知ることが出来る。例えば、Windows(登録商標)で用いられる汎用的な画像データフォーマットのDIBフォーマットでは、データヘッダ中の構造体BITMAPINFOHEADERのメンバーのbiBitCountは1ピクセルを表すためのビット数を示す。このため、biBitCountを参照することにより、画像がカラーか、グレースケールか、モノクロかを知ることができる。例えば、biBitCountが24である場合にはフルカラーであり、biBitCountが1の場合には白黒2値、biBitCountが8の場合には256色カラー或いはグレースケールを表す。なお、biBitCountが8の場合に、データヘッダー中の構造体BITMAPINFOのメンバーbmiColorsの内容を見て、カラーパレットの内容がグレースケール表現か256色に減色したものかを判別する事ができる。即ち、カラーパレットの内容に基づいて、256色カラー或いはグレースケールの判断が可能である。なお、本実施形態においては、グレー画像にはモノクロ画像(二値画像)も含まれる。特に、濃度保存されたニ値画像は画像処理(縮小)により、グレー画像とほぼ等価なものになる。
カラー画像判定処理部105は、このカラーグレー判定結果を、図2の文書管理DBスキーマにおけるカラー画像フラグのフィールドへ記憶制御する。本実施形態では、フラグの値が1であればカラー画像、フラグの値が0であればグレー画像であるとする。
グレー画像であれば、輝度特徴抽出処理部106により輝度特徴抽出処理のみを行い、カラー画像であれば、輝度特徴抽出処理部106による輝度特徴抽出処理と色特徴情報抽出処理部107による色特徴情報抽出処理の両方を行うように制御する。そして、図3および図4に示す様なスキーマで画像IDと対にして夫々輝度情報インデックスおよび色情報インデックスへ追加記憶する。ただし、図3は、輝度情報インデックスの例を模式的に示す図である。また、図4は、色情報インデックスの例を模式的に示す図である。なお、画像IDはユニークに用いられるものであり、先の画像管理DBのレコードとは画像IDを介して対応がとられる。
(輝度特徴抽出処理)
次に、輝度特徴抽出処理部106が実行する輝度特徴抽出処理の詳細を説明する。即ち、画像を複数の領域に分割したそれぞれの領域における輝度ヒストグラムによる最頻輝度を持つ階級を代表輝度としてそれぞれ領域の位置と対応付けた特徴を抽出する処理について、図5〜7を参照して説明する。ただし、図5は、輝度特徴抽出処理の流れを示すフローチャートである。図6は、画像を複数のブロックに分割した例を示す模式図である。図7は、8ビットの輝度信号を均等階級化するテーブル例を示す図である。
まず、ステップS501において、登録処理の冒頭における、画像がカラー画像かどうかの判定の結果を参照する。ただし、この判定は、上述のように、例えば画像のデータフォーマットに基づいて行うことができる。
カラー画像であった場合(ステップS501でYES)には、ステップS502においてカラー画像をグレースケール画像へ変換する。この変換演算は公知のRGBカラーマトリックスを用いて行うことができる。例えば、YCbCr色空間を用いると、輝度Yの値は24ビットRGB値との関係は以下の式1で表される。
Y = 0.29900×R+0.58700×G+0.11400×B (式1)
従って、上式により輝度としてYの値を求めれば良い。
ステップS502の処理を終えるとステップS503へ進む。一方、ステップS501においてカラー画像でない場合もステップS503へ進む。
次に、ステップS503において、図6の様に画像を縦横複数のグリッドに分割する。本例では表記の都合上9×9ブロックに分割しているが、実際には8×8から15×15ブロック前後が好ましい。
以下、分割したブロックのそれぞれに対してステップS506〜S508の処理を実行する。このため、ステップS504で、処理を開始するブロックを設定する。
ステップS504においては、処理対象のブロックとして着目する画像分割ブロックを、例えば、左上端に設定する。ただし、図8に示すように予め対象とする分割ブロックの順番を設定しておくと良い。図8は、ブロックスキャン順番の例を示す図である。図8の例では、画像の対角線と平行な方向に順に操作する場合を例示している。ただし、対象とするブロックの順序はこれに限られない。例えば、左上端から右へ走査し、その行を終えると次の行の左端から右へスキャンするように走査順序を設定してもよい。
次に、ステップS505において、まだ処理を行っていないブロックが存在するか否かを判定する。未処理のブロックが無ければ(ステップS505でNO)処理を終了し、有れば(ステップS505でYES)ステップS506へ進む。
ステップS506においては、処理対象ブロックの全画素の値を図7のテーブルと比較し、図7のテーブルの階級に対してヒストグラムを取る。ただし、図7において、701は輝度の階級を示す階級IDである。702は、各階級の輝度の範囲を示している。例えば、輝度が40の画素は、輝度の階級2に該当する。ステップS506では、処理対象ブロックに含まれる全ての画素について、このようにして輝度の階級を求め、各階級IDに該当する画素数(度数)を求める。
そして、ステップS507において、最も頻度(度数)の高い階級に対応する階級IDをその画像分割ブロックの代表輝度と決定する。なお、代表輝度と決定する階級IDは、処理対象ブロックの輝度の傾向を示せばよく、度数が最大のものに限られない。例えば、処理対象ブロックに含まれる各画素の輝度の平均値に対応する階級を、代表輝度としてもよい。但し、代表輝度を頻度で選ぶか平均で選ぶかは一貫している必要がある。
次に、ステップS508において、処理対処ブロックを図8の並びに従って次のブロックへ移す。このようにして、再びステップS505の処理を行い、未処理のブロックが無くなるまで繰り返す。
このような処理により、着目画像の輝度特徴情報を得ることが出来る。この様にして得た輝度特徴を、図3に示すスキーマ、例えば、画像IDと輝度特徴情報を対にした形で輝度情報インデックスへ記憶する。
なお、上記の輝度特徴情報は一例であり、輝度に基づいて画像の特徴を示す値であれば、どのようなものでも輝度特徴情報として利用することができる。
(色特徴情報抽出処理)
次に、色特徴情報抽出処理部107が実行する色特徴情報抽出処理について説明を行う。この処理は、直感的には、先の輝度情報の特徴抽出処理を3次元に拡張したものと考えることができる。例えば、輝度特徴情報抽出では図7の1次元の階級テーブルを用いたが、色特徴情報抽出処理では図9の様な色空間を立体的に複数の部分空間、いわゆる色ビンに分割したものを用いてヒストグラムを算出する事になる。ただし、図9は、色(3色)特徴量空間上の色ビンを模式的に示す図である。
色特徴情報抽出処理においては、画像を複数の領域に分割したそれぞれの領域における色ヒストグラムによる最頻色を持つ色ビンのIDを代表色としてそれぞれ領域の位置と対応付けた特徴を抽出する。当該処理について、図9,10を参照して説明する。ただし、図10は、色特徴情報抽出処理の流れを示すフローチャートである。なお、図6は画像分割ブロック例を示しており、図9はRGB色空間を3×3×3=27ビンへ均等階級化する例を図示している。しかし、実際には6×6×6=216程度の色ビンがある方が好ましいが、紙面の都合上この様にする。
まず、図10のステップS1001において、図6の様に画像を縦横複数のグリッドに分割する。本例では9×9=81ブロックであるが、実際にはある程度のブロック数、例えば、15×15=225ブロック程度であることが好ましい。
以下、分割したブロックのそれぞれに対してステップS1004〜S1006の処理を実行する。このため、ステップS1002で、処理を開始するブロックを設定する。
ステップS1002において、着目する画像分割ブロックを例えば左上端に設定する。ただし、図8に示すように予め対象とする分割ブロックの順番を決定しておくと良い。図8の例では、画像の対角線と平行な方向に順に操作する場合を例示している。ただし、対象とするブロックの順序はこれに限られない。例えば、左上端から右へ走査し、その行を終えると次の行の左端から右へスキャンするように走査順序を設定してもよい。 次に、ステップS1003において、未処理のブロックが存在するか否かを判定する。未処理のブロックが無ければ(ステップS1003でNO)処理を終了し、有れば(ステップS1003でYES)ステップS1004に進む。
ステップS1004においては、処理対象ブロックの全画素の値を図9の色空間を分割して作った部分空間である色ビンへ射影し、色ビンに対するヒストグラムを取る。即ち、処理対象ブロックに含まれる全ての画素について、どの色ビンに含まれるかを判定し、各色ビンに該当する画素数(度数)を求める。
そして、ステップS1005において、最も頻度(度数)の高い色ビンに対応する色ビンIDをその画像分割ブロックの代表色と決定する。なお、代表色と決定する色ビンIDは、処理対象ブロックの色の傾向を示せばよく、度数が最大のものに限られない。例えば、処理対象ブロックに含まれる各画素の色の平均値に対応する階級を、代表色としてもよい。但し、代表色を頻度で選ぶか平均で選ぶかは一貫している必要がある。
次に、ステップS1006において、処理対処ブロックを図8の並びに従って次のブロックへ移す。このようにして、再びステップS1003の処理を行い、未処理のブロックが無くなるまで繰り返す。
このような処理により、着目画像の色特徴情報を得ることが出来る。この様にして得た輝度特徴を図4に示すスキーマ、例では画像IDと色特徴情報を対にした形で色情報インデックスへ記憶する。
なお、上記の色特徴情報は一例であり、色に基づいて画像の特徴を示す値であれば、どのようなものでも色特徴情報として利用することができる。
[画像検索処理]
画像検索処理時には、まず、比較元画像入力処理部108が、ユーザにより指定された比較元画像(クエリ画像)を入力する。本実施形態では、検索処理を、比較元画像がカラー画像である場合について例示的に説明する。画像検索においては、比較元のカラー画像から、登録時と同様に色特徴情報と輝度特徴情報を抽出し、それぞれの特徴を用いて類似画像検索を行う。即ち、色情報比較処理部109において色に関する特徴情報を用いて比較先画像との類似比較を行い、更に輝度情報比較処理部110において輝度に関する特徴情報を用いて比較を行う。次に、色情報比較処理部109および輝度情報比較処理部110の説明を行う。
(色特徴による検索処理)
まず、色情報比較処理部109が実行する色特徴情報のマッチングの処理について、図11を参照して説明する。図11は、色特徴による検索処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の処理は、カラーの比較元画像についてそれぞれ行う。
まず、ステップS1101において、色特徴インデックスから比較元画像の色特徴を読み出す。以下の、ステップS1102〜S1110では、比較元画像とその他の画像との比較を行い、画像の類似性を示す類似距離を求める処理を実行する。
次に、ステップS1102で比較対象の登録画像が存在するか否かを判定する。存在しなければ(ステップS1102でNO)、ステップS1111において既に求めてある類似距離により画像IDを昇順ソートし、ソートした画像IDと類似距離の対を検索結果として出力する。ステップS1102で比較対象の登録画像が存在する場合(ステップS1102でYES)はステップS1103へ進む。
ステップS1103においては、既に登録した画像のうちまだ比較していないものの画像IDと色特徴を、色情報インデックスから読み出す。次に、ステップS1104において着目する分割ブロックを、例えば、先頭に設定し、ステップS1105において類似距離を零にリセットしておく。
画像の類似距離の導出は、分割された各ブロックの特徴を比較することによって行う。このため、分割された各ブロックについてステップS1107〜S1109の処理を実行する。
次に、ステップS1106において、未比較の画像分割ブロックが存在するか否かを判定する。未比較の画像分割ブロックが存在する場合(ステップS1106でYES)はステップS1107へ進み、存在しない場合(ステップS1106でNO)はステップS1110へ進む。
ステップS1107においては、比較元検索と比較先画像のそれぞれの色情報から着目ブロックの色ビンIDを取り出す。
次に、ステップS1108において、ステップS1107で取り出した2つの色ビンIDの距離を求め、類似距離に加算する。ただし、2つの色ビンIDの距離は、例えば、色ビン同士の色の類似具合を表す色ビンID間のペナルティマトリックスを参照することにより行うことができる。
図12は、色ビンID間のペナルティマトリックスを例示的に示す模式図である。図12において、1201はそれぞれ比較対照の一方の色ビンID、1202はもう一方の色ビンIDを示しており、マトリックス中に記載された数字1203は、2つの色ビンIDの距離を示す数値である。図12のように、ペナルティマトリックスは、同一色ビンIDでは0、似ていないものほど大きな値を持つマトリックスである。同じ色ビンIDの対角位置は全て0であり、対角位置を境に対象性を持っている。このように、ペナルティマトリックスを参照して色ビンIDの距離を求める場合、2つの色ビンの類似距離がテーブル参照だけで算出されるので処理を高速に実行することができる。
ステップS1108においては、色ビンID間のペナルティマトリックスをS1107で取り出した2つの色ビンIDを用いて参照し、着目ブロックの局所的類似距離を得て、これを類似距離に加算する。
次に、ステップS1109において、処理対象として着目するブロックを次のブロックへシフトする。
他方、上述のように、ステップS1106において未比較の画像分割ブロックが無い場合(ステップS1106でNO)には、ステップS1110へ進む。ステップS1110においては、算出した類似距離を画像IDと対にして記憶し、再びステップS1102で比較する画像の有無をチェックする。ステップS1102において、もう比較する画像が無ければ(ステップS1102でNO)は、ステップS1111へ進む。ステップS1111では、類似距離の昇順で画像IDをソートし、ソートした画像IDと類似距離の対を色特徴類似比較結果として色情報インデックスに一時記憶する。
なお、上記の色特徴による検索処理は一例を示したものであり、色特徴情報に基づいて画像検索を行うのであれば、どのような検索処理を用いてもよい。
(輝度特徴による検索処理)
次に、色情報比較処理部110が実行する輝度特徴情報のマッチングの処理について、図13を参照して説明する。図13は、輝度特徴による検索処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の処理は、カラー及びグレーの比較元画像についてそれぞれ行う。
まず、ステップS1301において、輝度情報インデックスから比較元画像の輝度特徴を読み出す。以下の、ステップS1302〜S1310では、比較元画像とその他の画像との比較を行い、画像の類似性を示す類似距離を求める処理を実行する。
次に、ステップS1302で比較対象の登録画像が存在するか否かを判定する。存在しなければ(ステップS1302でNO)、ステップS1311において既に求めてある類似距離により画像IDを昇順ソートし、ソートした画像IDと類似距離の対を検索結果として出力する。ステップS1302で比較対象の登録画像が存在する場合(ステップS1302でYES)は、ステップS1303へ進む。
ステップS1303においては、既に登録した画像のうちまだ比較していないものの画像IDと輝度特徴を輝度情報インデックスから読み出す。次に、ステップS1304において着目する分割ブロックを、例えば、先頭に設定し、ステップS1305において類似距離を零にリセットしておく。
画像の類似距離の導出は、分割された各ブロックの特徴を比較することによって行う。このため、分割された各ブロックについてステップS1307〜S1309の処理を実行する。
次に、ステップS1306において、未比較の画像分割ブロックが存在するか否かを判定する。未比較の画像ブロックが存在する場合(ステップS1306でYES)はステップS1307へ進み、存在しない場合(ステップS1306でNO)はステップS1310へ進む。
ステップS1307においては、比較元検索と比較先画像のそれぞれの色情報から着目ブロックの輝度階級IDを取り出す。
次に、ステップS1308において、ステップS1307で取り出した2つの輝度階級IDの距離を求め、類似距離に加算する。ただし、2つの輝度階級IDの距離は、例えば、輝度階級ID同士の輝度の類似具合を表す色ビン輝度階級ID間のペナルティマトリックスを参照することにより行うことができる。
図14は、輝度階級ID間のペナルティマトリックスを例示的に示す模式図である。これは図7の量子化テーブルを元に作成される。1401はそれぞれ比較対照の一方の輝度階級ID、1402はもう一方の輝度階級IDを示しており、マトリックス中に記載された数字1403は、2つの輝度階級IDの距離を示す数値である。図12のように、ペナルティマトリックスは、同一輝度階級IDでは0、似ていないものほど大きな値を持つマトリックスである。同じ輝度階級IDの対角位置は全て0であり、対角位置を境に対象性を持っている。このように、ペナルティマトリックスを参照して輝度階級IDの距離を求める場合、2つの輝度階級IDの類似距離がテーブル参照だけで算出されるので処理を高速に実行することができる。
ステップS1308においては、輝度階級ID間のペナルティマトリックスをS1307で取り出した2つの輝度階級IDを用いて参照し、着目ブロックの局所的類似距離を得て、これを類似距離に加算する。
次に、ステップS1309において、処理対象として着目するブロックを次のブロックへシフトする。
他方、上述のように、ステップS1306において未比較の画像分割ブロックが無い場合(ステップS1306でNO)には、ステップS1310へ進む。ステップS1310においては、算出した類似距離を画像IDと対にして記憶し、再びステップS1302で比較する画像の有無をチェックする。ステップS1302において、もう比較する画像が無ければ(ステップS1302でNO)ステップS1311へ進む。ステップS1311では、類似距離の昇順で画像IDをソートし、ソートした画像IDと類似距離の対を輝度特徴類似比較結果として輝度情報インデックスに一時記憶する。
なお、上記の輝度特徴による検索処理は一例を示したものであり、輝度特徴情報に基づいて画像検索を行うのであれば、どのような検索処理を用いてもよい。
(比較結果の統合)
次に、色特徴類似比較結果と輝度特徴類似比較結果の統合に関して説明する。具体的には、図1の輝度類似度・カラー類似度変換関数生成処理部(以下、変換関数生成処理部と呼ぶ)111が実行する処理について、図15を参照して説明する。図15は、変換関数生成処理部111が実行する、輝度類似度・カラー類似度変換関数生成処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS1501にて、カラー検索結果(色特徴類似比較結果)と輝度検索結果(輝度特徴類似比較結果)を読み込む。読み込んだ情報は、RAM992等の記憶装置に一時的に記憶制御する。
次に、ステップS1502にてカラー検索第1位の画像Aの類似度SCaを読み出す。ただし、画像の類似度は、その値が大きいほど比較元画像との類似性が高い性質を有するパラメータであり、色特徴又は輝度特徴による検索処理において算出された類似距離に基づいて求められる。従って、ステップS1502では、カラー検索結果に含まれる最も大きい類似度の値をSCaとして読み出すことになる。なお、類似度は、例えば、所定の定数値から類似距離を減算したり、または、所定の定数値を類似距離で割り算することによって求めることができる。
次に、ステップS1503において、予め定められた係数C(1.0未満)を用いて、以下の(式2)によりカラー類似度の閾値THを求める。
TH = C・SCa (式2)
後述するように、閾値THは、色類似度と輝度類似度との対応関係を示す変換関数を導出するためのサンプル画像(例えば、後述の画像B)の選択に用いる。このサンプル画像は、ある程度検索元画像と類似度の高いものを用いたほうが良いため、Cの値は少なくとも0.8以上の値である事が好ましい。
ステップS1504にて、類似度が閾値TH以上で、且つ、画像Aと類似度が最も近い画像Bを選択する。そして、その色特徴類似比較類似度をSCbとする。この場合、
SCa > SCb (式3)
が必ず成り立つ。
次に、ステップS1505において、輝度検索結果から、画像Aおよび画像Bの輝度類似度を読み出す。画像Aの輝度類似度、画像Bの輝度類似度を、それぞれSBa、SBbとする。
次に、ステップS1506にて
SBa > SBb (式4)
が成立するか否かを判定する。成立する場合(ステップS1506でYES)はステップS1507へ進み、成立しない場合(ステップS1506でNO)はステップS1508へ進む。
ステップS1507においては、輝度類似度−カラー類似度変換式を作成する。輝度類似度SBからの色類似度SCへの変換関数は2点(SBa,SCa)、(SBb,SCb)を通る直線の式として求められる。即ち、下記の式5として作成する。
SC = α・SB + β (式5)
但し、 α = (SCb − SCa)/(SBb − SBa)
β = (SCa・SBb − SCb・SBa)/(SBb − SBa)
(SCは0から100の間で飽和(正規化)処理を行なう。)
と表す事ができる。
図16は、ステップS1508で求められる輝度類似度−カラー類似度変換式を模式的に示す図である。この画像Aと画像Bにより決定される直線により、輝度類似度がカラー類似度へ好ましく変換される。もちろん、類似度は0から100の値しか取り得ないので、この範囲を超える場合には飽和(正規化)処理を行なう。ステップS1507の処理を終了するとステップS1511へ進む。
一方、S1506にて式4が成り立たないと判断した場合(ステップS1506でNO)には、ステップS1508において、画像Bはカラー類似比較検索で2位の画像に達しているか否かを判定する。達している場合(ステップS1508でYES)にはステップS1509へ進み、達していない場合(ステップS1508でNO)にはステップS1510へ進む。
画像Bはカラー類似比較検索で2位の画像に達しており、カラー類似度の大小関係がSCa>SCbであるのに、輝度類似度がSBa≦SBbである場合には、カラー類似度の低いものは輝度類似度も低いという相関関係が仮定できない。従って、式5の変換式が作成できない。このため、ステップS1509では、
SC = SB (式6)
とする。つまり、輝度類似度とカラー類似度を同等に扱う。そして、ステップS1511へ進む。
ステップS1508にて画像Bがカラー類似比較検索で2位の画像に達していない場合(ステップS1508でNO)には、S1510にて現在の画像Bより1つ上のカラー類似比較検索順位の画像を新たな画像Bとし、再びS1505に戻る。
S1511からS1516では、図1の検索結果統合処理部112による検索結果の統合処理を実行する。
ステップS1507およびステップS1509にて輝度類似度−カラー類似度変換式を定めた後、ステップS1511において、輝度類似比較結果から、グレー画像に関するものだけを抽出し、その個数Ngを得る。もちろん、カラー画像フラグを参照し、予め輝度特徴の中でも画像がグレー画像のものだけで予め検索を行っておく事も可能である。
次に、ステップS1512にて、処理カウンターIを零にリセットする。この処理カウンターIは、処理対象のグレー画像に対応する。
次に、ステップS1513においてI<Ngが成り立つか否かを判定する。成り立つ、即ち、まだ全てのグレー画像について処理を行っていない場合(ステップS1513でYES)はステップS1514へ進む。成り立たない、即ち、全てのグレー画像について処理を完了した場合(ステップS1513でNO)は処理を終了する。
ステップS1514においては、グレー検索結果のグレー画像のI個目の類似度を、輝度類似度−カラー類似度変換関数を用いて、カラー類似度へ変換する。
そして、ステップS1515で、変換後のカラー類似度で、カラー類似比較検索の結果に類似度の降順で画像IDと該類似度を挿入し、カラー画像の検索結果に、グレー画像の検索結果を統合して行く。
ステップS1516にて処理ループカウンタを1つ増やし、再びステップS1513にてI<Ng を満たさなくなるまで、即ち全てのグレー画像の結果をカラー類似比較検索の結果に統合するまで処理を行った後、統合処理を終了する。
ところで、輝度類似度−カラー類似度変換式の決定においては、もちろん、(式2)の代わりに、カラー類似度の閾値THを固定値にしても良い。但し、登録画像内容によってはSCaそのものがTHを超えない場合や、やはり画像Bが定まらない場合がある。そのような場合には、例外処理として例えば(式6)を用いることができる。
また、予め定めたカラー類似比較検索順位の画像を画像Bとして用いてもよい。ただし、登録画像数を考慮に入れる事が好ましい。また、登録画像に類似するものが少ない場合には、よい検索結果が得られない場合がある。
また、上記例においては、輝度類似度を色類似度へ等価変換するための変換関数を求めるための基準画像を画像Aおよび画像Bの2個としたが、これに限られない。当然、3個以上の画像とする事も可能である。3個の基準画像を用いる場合は、基準画像の画像A、画像B、画像Cについて、
SCa > SCb > SCc (7)
SBa > SBb > SBc
が成り立つ必要がある。等価変換関数は3点(SBa,SCa)、(SBb,SCb)、(SBc,SCc)を通る近似多項式、例えばスプライン関数やベジエ関数などの非線形関数用いれば良い。
図17は、3個の基準画像を用いた場合における、輝度類似度−カラー類似度変換関数を例示する模式図である。図17では、更に原点を通るよう場合が例示されている。この画像A、画像B、画像Cおよび原点により決定される曲線により、輝度類似度がカラー類似度へ好ましく変換される。
[検索結果表示処理]
図1の検索結果表示処理部113は、類似度が高い順、即ち類似距離の昇順に画像IDとその類似度の対がソートされた情報を元に、図2に示す画像管理DBを参照する。そして、画像ID該当するレコードを取り出し、そのファイルのフルパス情報を得て、画像蓄積部から画像を読み出し、検索した画像の表示を行う。その処理のフローを図18に示す。図18は、検索結果表示処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS1801において、検索ヒット個数Mと類似度が高い順、即ち類似距離の昇順に画像IDとその類似度の対がソートされた情報を得る。
次に、ステップS1802にて、表示画面の表示可能な画像の個数Nを取得する。表示可能な画像の個数Nは、例えば、ディスプレイ997の表示可能な領域のサイズやその形状等と、画像のサイズや形状等との比較に基づいて決定することができる。
次に、ステップS1803にて検索ヒット個数MとNの小さいほうを画像表示個数Rに設定する。
以下、ステップS1804〜S1808で、R個の画像を順に表示する処理を行う。まず、ステップS1804で読み出し画像順位に相当する変数Kを1に初期化する。
次に、ステップS1805にてK≦Rを満たすか否かを判定する。K≦Rを満たす場合(ステップS1805でYES)はステップS1806へ進み、ステップS1806〜ステップS1808の画像表示処理を行う。K≦Rを満たさない場合(ステップS1805でNO)には表示処理を終了する。
ステップS1806では、変数Kに対応する画像の表示位置を決定する。図19は、類似画像検索結果の表示例を示す模式図である。図19において、1901は表示画像であり、1902は画像の類似度を示す値である。図19の例では、検索結果表示領域に検索でヒットした画像に縮小画像を類似距離の昇順に左から右へ並べ、右端にきたら次の行の左端に移り、再び右に並ぶように表示を行っている。ステップS1806では、例えば、この様なルールで、Kに対応する画像の表示位置を決定することができる。
次に、ステップS1807において、順位Kの画像IDに対応する画像ファイルのフルパス情報を画像管理DBから取得する。そして、ステップS1808において、フルパス情報からファイルを開いて画像を読み出し、ステップS1806で決定した表示位置に縮小した画像を表示する。1902のように、類似度に関しても、画像の下に類似距離を表示すると、どの程度類似しているかを知る上で都合が良い。
上記のように、本実施形態に係る構成においては、色情報に基づく画像検索結果と、輝度情報に基づく画像検索結果とを、色情報に基づく類似度と輝度情報に基づく類似度との対応関係に基づいて統合する。このため、本実施形態に係る構成によれば、比較対象の画像にカラー画像とグレー画像が混在する場合においても、統一的かつ高精度に画像検索を行うことができる。
また、カラーの比較対象画像の色情報に基づく類似度と輝度情報に基づく類似度に基づいて、これらの対応関係を示す関数を生成し、グレーの比較対象画像について、この関数に基づいて輝度情報に基づく類似度を色情報に基づく類似度に変換する。そして、変換された色情報に基づく類似度に基づいて、検索結果を統合する。このため、色情報に基づく画像検索の精度に基づいて、高精度に画像検索を行うことができる。
また、本実施形態においては、色情報に基づく類似度が予め定められた閾値以上である、カラーの比較対象画像の、色情報に基づく類似度と輝度情報に基づく類似度との対応関係に基づいて、変換関数を求める。このため、グレー画像の輝度情報に基づく類似度を、色情報に基づく類似度へ適切に変換することができる。更に、このとき、色情報に基づく類似度が最も大きいカラーの比較対象画像を使用するため、適切な変換が可能である。
なお、本実施形態では、輝度類似度・カラー類似度変換関数が数式として与えられる場合について例示的に説明したが、これに限られない。例えば、テーブルとして与えられてもよい。
<<第2実施形態>>
本実施形態では、第1実施形態において実行した、図1の輝度類似度・カラー類似度変換関数生成処理部111による輝度類似度・カラー類似度変換関数生成処理を行わない。また、本実施形態では、検索結果統合処理部112による検索結果統合処理の内容を変更した例について説明する。従って、それ以外の部分に関する説明は割愛し、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明を行う。即ち、従って、画像検索装置のハードウェア構成、画像登録処理、画像表示処理、更に、画像検索処理に含まれる、色特徴による検索処理、輝度特徴による検索処理等は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第1実施形態では、輝度類似度・カラー類似度変換関数を生成し、輝度類似度をカラー類似度へ等価変換する事によりカラー類似比較検索結果へグレー画像の輝度類似比較検索結果を挿入した。これに対して、本実施形態では、カラー類似比較検索結果と輝度類似比較検索結果の対応を検証し、輝度類似比較検索のみでヒットしたグレー画像をカラー類似比較検索結果のどこに挿入するかを決定する。
(比較結果の統合)
本実施形態における、色特徴類似比較結果と輝度特徴類似比較結果の統合の処理について、図22を参照して説明する。図22は、輝度類似検索結果とカラー類似検索結果統合処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS2201において、カラー類似比較検索結果を読み込み、RAM992等の記憶装置に一時的に記憶する。次に、ステップS2202において輝度類似比較検索結果を読み込み、同様にRAM992等の記憶装置に一時記憶する。
次に、ステップS2203において、輝度類似度に基づいて登録画像がソートされている輝度類似比較検索結果において、連続するグレー画像群を類似度の降順(グループ番号が若いほど類似度が高い)でそれぞれグループ化する。例えば、カラー画像C1、C2、C3と、グレー画像G1、G2、G3が、輝度類似度に基づいて、C1、G2、C3、G1、G3、C2とソートされている(ここでは、C1の輝度類似度が最も大きい)とする。この場合、連続するグレー画像G2、G3を1つのグループ(例えば、第1グループ)、G3を1つのグループ(例えば、第2グループ)とすることになる。以下、ステップS2203で生成されるグループは全部でN個とする。各グループ内のグレー画像順位も輝度類似度の降順でデータを保持する。
図20は、上段にカラー類似比較検索による検索結果を示し、下段に輝度類似比較検索による検索結果を示す模式図である。図20において、C1、C2およびC3はカラー画像であり、カラー画像に関しては色特徴と輝度特徴を抽出するため、色特徴による検索結果と輝度特徴の検索の両方にC1、C2およびC3が出現する。他方、グレー画像G1およびG2は輝度特徴のみを抽出するため、輝度類似比較検索の検索結果にしか現れない。図20の例では、グループは1個で、第1グループに画像G1、G2が入っている。
次に、ステップS2204にてグループカウンタIを零に初期化する。次に、ステップS2205において、I<Nが成立するか否かを判定する。成立する場合(ステップS2205でYES)はステップS2206へ進み、成立しない場合(ステップS2205でNO)は処理を終了する。つまり、IがNを超えない間、即ち処理すべきグループが存在する間だけ、ステップS2206〜ステップS2211の処理を行い、処理するグループが無くなった時点でカラー/輝度類似比較検索結果の統合を終了する。
ステップS2206では、第Iグループの近傍前後のカラー画像の対を輝度類似比較検索結果から探索し、類似度の大きい方から画像A、画像Bとする。図20の例ではC1が画像A、C2が画像Bとなっている。
次に、ステップS2207にて、画像Aおよび画像Bのカラー類似度SCaおよびSCbを得る。そして、ステップS2209へ進む。ステップS2209では、SCa≧SCbが成立するか否かを判定する。成立する場合(ステップS2209でYES)はステップS2210へ進み、成立しない場合(ステップS2209でNO)はステップS2208へ進む。
図20の例ではステップS2209の条件を満たすので、ステップS2210に進む。ステップS2210では、SCaとSCbの平均類似度Aveを求める。そして、ステップS2211にて画像Bの直前にグループI、即ちG1、G2の順番で類似度Aveでカラー検索結果に挿入する。これは、グループIの色類似度をSCaとSCbの平均類似度Aveとすることに相当する。
ステップS2211にて画像Bの直前に挿入するのは、例えば図21の様に、着目しているG1およびG2の前後近傍画像がC1、C3であり、カラー検索においてC2がC1とC3の間にある場合を想定している。図21は、上段にカラー類似比較検索による検索結果を示し、下段に輝度類似比較検索による検索結果を示す模式図である。つまり、色特徴検索の方が情報量が多いので、G1とG2の挿入位置はC2の後ろとする事が好ましく、更に輝度類似比較検索で高い類似度のグループから統合処理を行うため、後のグループほど低い順位に挿入すべきであるからである。
もし、ステップS2209にて条件が成立しない場合(ステップS2209でNO)には、ステップS2208において今回の画像Aと画像Bとは別の組み合わせの近傍前後のカラー画像の対を求める。そして、再びステップS2207の処理に戻り最適な近傍前後のカラー画像を求め処理を行う。
ステップS2211でグループIの検索結果統合が終わると、再びステップS2205に戻り残りのグループがあるかどうかを判断し、未処理のグループが無くなるまで処理を行う。
上記のように、本実施形態においては、輝度類似度に基づいて登録画像がソートされている輝度類似比較検索結果において、連続するグレー画像群に隣接するカラー画像の色情報に基づく類似度に基づいて、このグレー画像群をカラー検索結果に挿入する。このため、本実施形態によれば、比較対象の画像にカラー画像とグレー画像が混在する場合においても、統一的かつ高精度に画像検索を行うことができる。
<<その他の実施形態>>
第1実施形態では輝度類似度・カラー類似度変換関数生成のための基準画像を2個用いる例と4個用いる例を示したが、その個数の制約は無い。また、基準画像を2個用いる場合にも、線形ではなく非線形な輝度類似度・カラー類似度変換関数を生成しても良い。更に、基準画像の1つをカラー類似比較検索第1位の画像にする例を示したが、必ずしも第1位である必要は無い。
第2実施形態では、処理の効率化のために、輝度類似比較検索結果において連続するグレー画像をグループ化して処理を行う例を示したが、例えば、個々のグレー画像単位で処理を行なうようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含む。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、次のものが含まれる。即ち、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)等が含まれる。
その他、プログラムの供給形態としては、次のようなものも考えられる。即ち、クライアント装置のブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明に係るコンピュータプログラム、或いは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをHD等の記録媒体にダウンロードする形態も考えられる。また、本発明に係るプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、次のような供給形態も考えられる。即ち、まず、本発明に係るプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する。そして、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報の使用により暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて本発明に係る構成を実現する。このような供給形態も可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、次のような実現形態も想定される。即ち、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づいても前述した実施形態の機能が実現される。即ち、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
画像検索装置による処理システムの機能構成を模式的に示すブロック図である。 画像管理DBの記憶内容を例示する図である。 輝度情報インデックスの例を模式的に示す図である。 色情報インデックスの例を模式的に示す図である。 輝度特徴抽出処理の流れを示すフローチャートである。 画像を複数のブロックに分割した例を示す模式図である。 8ビットの輝度信号を均等階級化するテーブル例を示す図である。 ブロックスキャン順番の例を示す図である。 色特徴量空間上の色ビンを模式的に示す図である。 色特徴情報抽出処理の流れを示すフローチャートである。 色特徴による検索処理の流れを示すフローチャートである。 色ビンID間のペナルティマトリックスを例示的に示す模式図である。 輝度特徴による検索処理の流れを示すフローチャートである。 輝度階級ID間のペナルティマトリックスを例示的に示す模式図である。 輝度類似度・カラー類似度変換関数生成処理の流れを示すフローチャートである。 輝度類似度−カラー類似度変換式を模式的に示す図である。 3個の基準画像を用いた場合における、輝度類似度−カラー類似度変換関数を例示する模式図である。 検索結果表示処理の流れを示すフローチャートである。 類似画像検索結果の表示例を示す模式図である。 上段にカラー類似比較検索による検索結果を示し、下段に輝度類似比較検索による検索結果を示す模式図である。 上段にカラー類似比較検索による検索結果を示し、下段に輝度類似比較検索による検索結果を示す模式図である。 輝度類似検索結果とカラー類似検索結果統合処理の流れを示すフローチャートである。 画像検索装置のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。

Claims (9)

  1. クエリ画像に類似する画像を、複数の比較対象画像の中から検索する画像検索装置であって、
    前記クエリ画像の色特徴量及び輝度特徴量を抽出する抽出手段と
    前記クエリ画像の前記色特徴量と、カラーの前記比較対象画像の前記色特徴量とを比較して、類似性を示す色類似度を求める色類似度導出手段と
    前記クエリ画像の前記輝度特徴量と、カラー及びグレーの前記比較対象画像の前記輝度特徴量とを比較して、類似性を示す輝度類似度を求める輝度類似度導出手段と、
    カラーの前記比較対象画像の、前記色類似度と前記輝度類似度との比較に基づいて、色類似度と輝度類似度との対応関係を示す対応情報を生成する生成手段と、
    グレーの前記比較対象画像と前記クエリ画像との前記輝度類似度を、前記対応情報に基づいて統合した統合類似度に変換する変換手段と、
    前記色類似度導出手段で求めたカラーの前記比較対象画像の色類似度と、前記変換手段で変換したグレーの前記比較対象画像の統合類似度との比較に基づいて、前記比較対象画像を類似度順に出力する出力手段と、
    備えることを特徴とする画像検索装置。
  2. 前記生成手段は、
    前記色類似度が予め定められた閾値以上である、2以上の前記カラーの比較対象画像を選択し、当該選択されたカラーの前記比較対象画像の、前記色類似度と前記輝度類似度との対応関係に基づいて、前記対応情報を生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像検索装置。
  3. 前記生成手段は、前記色類似度が最も大きい前記カラーの比較対象画像を選択する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像検索装置。
  4. 前記変換手段は、
    グレーの前記比較対象画像の前記輝度類似度が、第1の前記カラーの比較対象画像の前記輝度類似度と、第2の前記カラーの比較対象画像の前記輝度類似度との間にある場合当該グレーの前記比較対象画像の前記統合類似度を、該第1のカラーの比較対象画像の前記色類似度と、該第2のカラーの比較対象画像の前記色類似度との間の値に決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像検索装置。
  5. 前記第1のカラーの比較対象画像の前記輝度類似度と、前記第2のカラーの比較対象画像の前記輝度類似度と、の大小関係は、前記第1のカラーの比較対象画像の前記色類似度と、前記第2のカラーの比較対象画像の前記色類似度と、の大小関係と一致する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像検索装置。
  6. 前記出力手段において出力された前記類似度順に基づいて、前記比較対象画像を表示手段に一覧表示させる表示制御手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像検索装置。
  7. クエリ画像に類似する画像を、複数の比較対象画像の中から検索する画像検索装置の制御方法であって、
    抽出手段が、前記クエリ画像の色特徴量及び輝度特徴量を抽出する抽出工程と、
    色類似度導出手段が、前記クエリ画像の前記色特徴量と、カラーの前記比較対象画像の前記色特徴量とを比較して、類似性を示す色類似度を求める色類似度導出工程と、
    輝度類似度導出手段が、前記クエリ画像の前記輝度特徴量と、カラー及びグレーの前記比較対象画像の前記輝度特徴量とを比較して、類似性を示す輝度類似度を求める輝度類似度導出工程と、
    生成手段が、カラーの前記比較対象画像の、前記色類似度と前記輝度類似度との比較に基づいて、色類似度と輝度類似度との対応関係を示す対応情報を生成する生成工程と、
    変換手段が、グレーの前記比較対象画像と前記クエリ画像との前記輝度類似度を、前記カラーの比較対象画像の前記色類似度と前記輝度類似度との対応関係に基づいて統合した、統合類似度に変換する変換工程と、
    出力手段が、前記色類似度導出工程で求めたカラーの前記比較対象画像の色類似度と、前記変換工程で変換したグレーの前記比較対象画像の統合類似度との比較に基づいて、前記比較対象画像を類似度順に出力する出力工程と、
    備えることを特徴とする画像検索装置の制御方法。
  8. コンピュータを請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像検索装置として機能させるためのプログラム。
  9. 請求項に記載のプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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