JP2720807B2 - シナリオ編集装置 - Google Patents
シナリオ編集装置Info
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- JP2720807B2 JP2720807B2 JP7038251A JP3825195A JP2720807B2 JP 2720807 B2 JP2720807 B2 JP 2720807B2 JP 7038251 A JP7038251 A JP 7038251A JP 3825195 A JP3825195 A JP 3825195A JP 2720807 B2 JP2720807 B2 JP 2720807B2
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- G06F16/40—Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of multimedia data, e.g. slideshows comprising image and additional audio data
- G06F16/48—Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はシナリオ編集装置に関
し、特に、マルチメディア・アプリケーションのシナリ
オを編集するシナリオ編集装置に関する。
し、特に、マルチメディア・アプリケーションのシナリ
オを編集するシナリオ編集装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】マルチメディアのシナリオ編集において
は、ディスプレイ画面に提示する画像データ、テキスト
データ等について、どの位置に提示するかという提示位
置の指定を行う必要がある。
は、ディスプレイ画面に提示する画像データ、テキスト
データ等について、どの位置に提示するかという提示位
置の指定を行う必要がある。
【０００３】従来のシナリオ編集装置の一例は、特開平
３−４１５７３号公報に「データ編集方法とその装置」
として開示されている。
３−４１５７３号公報に「データ編集方法とその装置」
として開示されている。
【０００４】この従来例について図１６を参照して説明
する。
する。
【０００５】図１６において、この従来例は、メディア
データの属性を管理するメディアデータ管理部１１１
と、各対話メニューの属性を管理する対話メニュー管理
部１１２と、メディアデータの属性及び対話メニューの
属性を編集のため一時的に記憶する編集データ記憶部１
１６と、編集中のメディアデータの属性及び編集中の対
話メニューの属性より表示用の図形データを生成する立
体生成部１１３と、図形データを表示画面上の描画座標
に変換する座標変換部１１４と、表示画面上の描画座標
に基づき図形表示を行なう立体表示部１１５と、利用者
からの立体操作に関する編集命令及び入力を受け取る入
力管理部１１７と、メディアデータ管理部１１１、対話
メニュー管理部１１２から属性データを読みだし編集デ
ータ記憶部１１６に記録し、立体生成部１１３、座標変
換部１１４、立体表示部１１５に命令またはデータを送
り、入力管理部１１７からの入力に従って編集データ記
憶部１１６中の属性データを更新する表示更新制御部１
１０とを有している。
データの属性を管理するメディアデータ管理部１１１
と、各対話メニューの属性を管理する対話メニュー管理
部１１２と、メディアデータの属性及び対話メニューの
属性を編集のため一時的に記憶する編集データ記憶部１
１６と、編集中のメディアデータの属性及び編集中の対
話メニューの属性より表示用の図形データを生成する立
体生成部１１３と、図形データを表示画面上の描画座標
に変換する座標変換部１１４と、表示画面上の描画座標
に基づき図形表示を行なう立体表示部１１５と、利用者
からの立体操作に関する編集命令及び入力を受け取る入
力管理部１１７と、メディアデータ管理部１１１、対話
メニュー管理部１１２から属性データを読みだし編集デ
ータ記憶部１１６に記録し、立体生成部１１３、座標変
換部１１４、立体表示部１１５に命令またはデータを送
り、入力管理部１１７からの入力に従って編集データ記
憶部１１６中の属性データを更新する表示更新制御部１
１０とを有している。
【０００６】このデータ編集装置において、ユーザは、
マウスやキーボードからなる入力管理部１１７を操作す
ることにより、立体表示部１１５に表示された図形を画
面上で自由に拡大縮小及び移動させて、マルチメディア
データの提示位置を決定し、メディアデータ管理部１１
１に記憶されているマルチメディアデータの提示位置の
属性を変更することによりシナリオ編集を行なう。
マウスやキーボードからなる入力管理部１１７を操作す
ることにより、立体表示部１１５に表示された図形を画
面上で自由に拡大縮小及び移動させて、マルチメディア
データの提示位置を決定し、メディアデータ管理部１１
１に記憶されているマルチメディアデータの提示位置の
属性を変更することによりシナリオ編集を行なう。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】マルチメディア・デー
タの提示位置の指定の際に、シナリオ編集を容易にする
ために、紙に書いた概略図や、実写画像に描かれた図形
の位置を参照して提示位置の指定を行うことが有効であ
る。しかし、従来のシナリオ編集装置においては、概略
図を電子化したデータや実写画像を電子化したデータを
入力する手段や入力されたデータを解析して参照する位
置座標の候補を求める手段がなく、図２に示す概略図や
図３に示す実写画像に描かれた図形の位置を参照してマ
ルチメディア・データの提示位置を指定したい場合、シ
ナリオ編集作業が繁雑になる、という問題がある。
タの提示位置の指定の際に、シナリオ編集を容易にする
ために、紙に書いた概略図や、実写画像に描かれた図形
の位置を参照して提示位置の指定を行うことが有効であ
る。しかし、従来のシナリオ編集装置においては、概略
図を電子化したデータや実写画像を電子化したデータを
入力する手段や入力されたデータを解析して参照する位
置座標の候補を求める手段がなく、図２に示す概略図や
図３に示す実写画像に描かれた図形の位置を参照してマ
ルチメディア・データの提示位置を指定したい場合、シ
ナリオ編集作業が繁雑になる、という問題がある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のシナリオ編集装
置は、シナリオ編集の際に、ユーザが画像データやテキ
ストデータを含むマルチメディア・データの選択や位置
座標の選択を行うために入力装置を操作して発生する入
力情報を管理する入力管理手段と、ビデオカメラ、電子
スチルカメラやイメージスキャナを含む画像電子化装置
に接続され、マルチメディア・データの提示位置決定の
もととなる電子画像を取り込む電子画像入力手段と、前
記電子画像入力手段に入力された電子画像を解析して、
マルチメディア・データの提示位置の候補となる図形の
角、あるいは線分の端を含む図形特徴点の位置座標を求
める位置座標解析手段と、前記位置座標解析手段で得ら
れたマルチメディア・データの提示位置の候補のうち、
ユーザがマルチメディア・データの提示位置としてどの
提示位置を選んだかを前記入力管理手段の情報から決定
する位置座標選択手段と、マルチメディア・データを識
別するデータＩＤと前記マルチメディア・データが保存
されているファイル名とを含むマルチメディア・データ
情報を記憶するメディア・データ記憶手段と、前記メデ
ィア・データ記憶手段に記憶されているマルチメディア
・データ情報から、ユーザが提示位置を編集したいマル
チメディア・データとしてどのマルチメディア・データ
を選んだかを前記入力管理手段の情報から決定するデー
タ選択手段と、前記位置座標選択手段で選択された位置
座標の値と、前記データ選択手段で選択されたマルチメ
ディア・データのデータＩＤを記憶する提示位置記憶手
段と、マルチメディア・データのデータＩＤと提示位置
の情報とを含むシナリオ情報を記憶し、前記提示位置記
憶手段に記憶するデータＩＤと位置座標の値とを既に記
憶されているシナリオ情報に追加して記憶したり、上書
きして記憶するシナリオ記憶手段と、ユーザがマルチメ
ディア・データの提示位置を選択するために、前記位置
座標解析手段で求められた位置座標の候補をディスプレ
イ画面上に提示したり、ユーザが提示位置の編集を行な
うマルチメディア・データを選択するために、前記メデ
ィア・データ記憶手段に記憶されているメディア・デー
タの情報をディスプレイ画面上に提示したり、ユーザが
編集を完了したマルチメディア・データとその提示位置
とを確認するために、前記提示位置記憶手段に記憶され
た情報をディスプレイ画面上に提示したり、前記入力管
理手段の情報に従って、ユーザの入力情報をディスプレ
イ画面に出力し、対話的な編集作業を実現する画面出力
手段とを有する。
置は、シナリオ編集の際に、ユーザが画像データやテキ
ストデータを含むマルチメディア・データの選択や位置
座標の選択を行うために入力装置を操作して発生する入
力情報を管理する入力管理手段と、ビデオカメラ、電子
スチルカメラやイメージスキャナを含む画像電子化装置
に接続され、マルチメディア・データの提示位置決定の
もととなる電子画像を取り込む電子画像入力手段と、前
記電子画像入力手段に入力された電子画像を解析して、
マルチメディア・データの提示位置の候補となる図形の
角、あるいは線分の端を含む図形特徴点の位置座標を求
める位置座標解析手段と、前記位置座標解析手段で得ら
れたマルチメディア・データの提示位置の候補のうち、
ユーザがマルチメディア・データの提示位置としてどの
提示位置を選んだかを前記入力管理手段の情報から決定
する位置座標選択手段と、マルチメディア・データを識
別するデータＩＤと前記マルチメディア・データが保存
されているファイル名とを含むマルチメディア・データ
情報を記憶するメディア・データ記憶手段と、前記メデ
ィア・データ記憶手段に記憶されているマルチメディア
・データ情報から、ユーザが提示位置を編集したいマル
チメディア・データとしてどのマルチメディア・データ
を選んだかを前記入力管理手段の情報から決定するデー
タ選択手段と、前記位置座標選択手段で選択された位置
座標の値と、前記データ選択手段で選択されたマルチメ
ディア・データのデータＩＤを記憶する提示位置記憶手
段と、マルチメディア・データのデータＩＤと提示位置
の情報とを含むシナリオ情報を記憶し、前記提示位置記
憶手段に記憶するデータＩＤと位置座標の値とを既に記
憶されているシナリオ情報に追加して記憶したり、上書
きして記憶するシナリオ記憶手段と、ユーザがマルチメ
ディア・データの提示位置を選択するために、前記位置
座標解析手段で求められた位置座標の候補をディスプレ
イ画面上に提示したり、ユーザが提示位置の編集を行な
うマルチメディア・データを選択するために、前記メデ
ィア・データ記憶手段に記憶されているメディア・デー
タの情報をディスプレイ画面上に提示したり、ユーザが
編集を完了したマルチメディア・データとその提示位置
とを確認するために、前記提示位置記憶手段に記憶され
た情報をディスプレイ画面上に提示したり、前記入力管
理手段の情報に従って、ユーザの入力情報をディスプレ
イ画面に出力し、対話的な編集作業を実現する画面出力
手段とを有する。
【０００９】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【００１０】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図１において、本実施例は、シナリオ編集の際
に、ユーザがマルチメディア・データの選択や位置座標
の選択を行うために入力装置を操作して発生する入力情
報を管理する入力管理部１０４と、ビデオカメラ、電子
スチルカメラやイメージスキャナを含む画像電子化装置
に接続され、マルチメディア・データの提示位置決定の
もととなる電子画像を取り込む電子画像入力部１０９
と、電子画像入力部１０９に入力された電子画像を解析
して、マルチメディア・データの提示位置の候補となる
図形の角、あるいは線分の端を含む図形特徴点の位置座
標を求める位置座標解析部１０８と、位置座標解析部１
０８で得られたマルチメディア・データの提示位置の候
補のうち、ユーザがマルチメディア・データの提示位置
としてどの提示位置を選んだかを入力管理部１０４の情
報から決定する位置座標選択部１０５と、画像データや
テキストデータを含むマルチメディア・データを識別す
るデータＩＤとマルチメディア・データが保存されてい
るファイル名とを含むマルチメディア・データ情報を記
憶するメディア・データ記憶部１０１と、メディア・デ
ータ記憶部１０１に記憶されているマルチメディア・デ
ータ情報から、ユーザが提示位置を編集したいマルチメ
ディア・データとしてどのマルチメディア・データを選
んだかを入力管理部１０４の情報から決定するデータ選
択部１０２と、位置座標選択部１０５で選択された位置
座標の値と、データ選択部１０２で選択されたマルチメ
ディア・データのデータＩＤを記憶する提示位置記憶部
１０６と、マルチメディア・データのデータＩＤと提示
位置の情報とを含むシナリオ情報を記憶し、提示位置記
憶部１０６に記憶するデータＩＤと位置座標の値とを既
に記憶されているシナリオ情報に追加して記憶したり、
上書きして記憶するシナリオ記憶部１０３と、ユーザが
マルチメディア・データの提示位置を選択するために、
位置座標解析部１０８で求められた位置座標の候補をデ
ィスプレイ画面上に提示したり、ユーザが提示位置の編
集を行なうマルチメディア・データを選択するために、
メディア・データ記憶部１０１に記憶されているメディ
ア・データの情報をディスプレイ画面上に提示したり、
ユーザが編集を完了したマルチメディア・データとその
提示位置とを確認するために、提示位置記憶部１０６に
記憶された情報をディスプレイ画面上に提示したり、入
力管理部１０４の情報に従って、ユーザの入力情報をデ
ィスプレイ画面に出力し、対話的な編集作業を実現する
画面出力部１０７とを有している。
である。図１において、本実施例は、シナリオ編集の際
に、ユーザがマルチメディア・データの選択や位置座標
の選択を行うために入力装置を操作して発生する入力情
報を管理する入力管理部１０４と、ビデオカメラ、電子
スチルカメラやイメージスキャナを含む画像電子化装置
に接続され、マルチメディア・データの提示位置決定の
もととなる電子画像を取り込む電子画像入力部１０９
と、電子画像入力部１０９に入力された電子画像を解析
して、マルチメディア・データの提示位置の候補となる
図形の角、あるいは線分の端を含む図形特徴点の位置座
標を求める位置座標解析部１０８と、位置座標解析部１
０８で得られたマルチメディア・データの提示位置の候
補のうち、ユーザがマルチメディア・データの提示位置
としてどの提示位置を選んだかを入力管理部１０４の情
報から決定する位置座標選択部１０５と、画像データや
テキストデータを含むマルチメディア・データを識別す
るデータＩＤとマルチメディア・データが保存されてい
るファイル名とを含むマルチメディア・データ情報を記
憶するメディア・データ記憶部１０１と、メディア・デ
ータ記憶部１０１に記憶されているマルチメディア・デ
ータ情報から、ユーザが提示位置を編集したいマルチメ
ディア・データとしてどのマルチメディア・データを選
んだかを入力管理部１０４の情報から決定するデータ選
択部１０２と、位置座標選択部１０５で選択された位置
座標の値と、データ選択部１０２で選択されたマルチメ
ディア・データのデータＩＤを記憶する提示位置記憶部
１０６と、マルチメディア・データのデータＩＤと提示
位置の情報とを含むシナリオ情報を記憶し、提示位置記
憶部１０６に記憶するデータＩＤと位置座標の値とを既
に記憶されているシナリオ情報に追加して記憶したり、
上書きして記憶するシナリオ記憶部１０３と、ユーザが
マルチメディア・データの提示位置を選択するために、
位置座標解析部１０８で求められた位置座標の候補をデ
ィスプレイ画面上に提示したり、ユーザが提示位置の編
集を行なうマルチメディア・データを選択するために、
メディア・データ記憶部１０１に記憶されているメディ
ア・データの情報をディスプレイ画面上に提示したり、
ユーザが編集を完了したマルチメディア・データとその
提示位置とを確認するために、提示位置記憶部１０６に
記憶された情報をディスプレイ画面上に提示したり、入
力管理部１０４の情報に従って、ユーザの入力情報をデ
ィスプレイ画面に出力し、対話的な編集作業を実現する
画面出力部１０７とを有している。
【００１１】次に本実施例について、図１から図１５を
参照して説明する。
参照して説明する。
【００１２】図２に示すような概略図や、図３に示すよ
うな実写画像を入力画像とし、その画像に描かれた図形
の位置を参照して、マルチメディア・データの提示位置
を指定し、シナリオ情報を作成する編集を考える。
うな実写画像を入力画像とし、その画像に描かれた図形
の位置を参照して、マルチメディア・データの提示位置
を指定し、シナリオ情報を作成する編集を考える。
【００１３】電子画像入力部１０９は、イメージスキャ
ナ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等の画像電子化装
置に接続され、画像電子化装置の出力として２値のビッ
トマップが入力される。ここで２値のビットマップと
は、画像を正方形に分割して、各々の正方形の明るさが
一定の明るさよりも明るければ０、暗ければ１というよ
うにして作成されたデータで図４のように横方向サイズ
と縦方向のサイズと各正方形が０または１のどちらであ
るかという情報を持ったデータである。図５は図４に示
したビットマップデータに対応する画像の例である。
尚、図５において１から８までの数字、ａからｈまでの
英字、及び正方格子は図の説明のために書いてある。
ナ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等の画像電子化装
置に接続され、画像電子化装置の出力として２値のビッ
トマップが入力される。ここで２値のビットマップと
は、画像を正方形に分割して、各々の正方形の明るさが
一定の明るさよりも明るければ０、暗ければ１というよ
うにして作成されたデータで図４のように横方向サイズ
と縦方向のサイズと各正方形が０または１のどちらであ
るかという情報を持ったデータである。図５は図４に示
したビットマップデータに対応する画像の例である。
尚、図５において１から８までの数字、ａからｈまでの
英字、及び正方格子は図の説明のために書いてある。
【００１４】また、入力画像が実写画像である場合、２
値のビットマップを直接作成して、画像にすると、図６
のようになり、位置座標解析部１０８による解析が困難
になる。このような場合は、画像の変化の大きい部分の
みを抽出する輪郭のトレースなどの画像フィルターで処
理することにより、図７に示すような線画の画像を得る
事ができ、位置座標の解析を容易にすることができる。
輪郭のトレースなどの画像フィルターの機能はアドビ社
のフォトショップなど、市販のフォトレタッチソフトに
実装されている公知技術を用いる。
値のビットマップを直接作成して、画像にすると、図６
のようになり、位置座標解析部１０８による解析が困難
になる。このような場合は、画像の変化の大きい部分の
みを抽出する輪郭のトレースなどの画像フィルターで処
理することにより、図７に示すような線画の画像を得る
事ができ、位置座標の解析を容易にすることができる。
輪郭のトレースなどの画像フィルターの機能はアドビ社
のフォトショップなど、市販のフォトレタッチソフトに
実装されている公知技術を用いる。
【００１５】電子画像入力部１０９に入力された２値の
ビットマップは位置座標解析部１０８により解析され、
画像に描かれた図形特徴点が求められる。ここで図形特
徴点とは矩形の４つの角等の図形の角あるいは線分の両
端などその図形を特徴づけるために必要な代表的な点で
ある。画像解析の例として、入力画像を図８のような９
つの正方形からなる領域でトレースする解析があげられ
る。ここで、トレース解析とは、図８に示すような領域
を解析する画像の左上等から順に１つずつずらしてい
き、各々の領域をパタン分類して解析する方法である。
次に例として、図４のような２値のビットマップデー
タ、すなわち図５に示す画像を解析する場合を考える。
ビットマップは位置座標解析部１０８により解析され、
画像に描かれた図形特徴点が求められる。ここで図形特
徴点とは矩形の４つの角等の図形の角あるいは線分の両
端などその図形を特徴づけるために必要な代表的な点で
ある。画像解析の例として、入力画像を図８のような９
つの正方形からなる領域でトレースする解析があげられ
る。ここで、トレース解析とは、図８に示すような領域
を解析する画像の左上等から順に１つずつずらしてい
き、各々の領域をパタン分類して解析する方法である。
次に例として、図４のような２値のビットマップデー
タ、すなわち図５に示す画像を解析する場合を考える。
【００１６】図５において、まず横方向１から３まで縦
方向ａからｃまでの左上９つの正方形からなる領域を１
つ目のパタンとする。そして、順次右にひとつずらした
パタンを求める。また、右にずらせなくなったら、下に
ひとつずらした横方向１から３まで縦方向ｂからｄまで
の９つの正方形からなる領域を次のパタンとして求め
る。この操作を図５のデータについて繰り返し行なう
と、図９に示す３６個のパタンが求められる。
方向ａからｃまでの左上９つの正方形からなる領域を１
つ目のパタンとする。そして、順次右にひとつずらした
パタンを求める。また、右にずらせなくなったら、下に
ひとつずらした横方向１から３まで縦方向ｂからｄまで
の９つの正方形からなる領域を次のパタンとして求め
る。この操作を図５のデータについて繰り返し行なう
と、図９に示す３６個のパタンが求められる。
【００１７】次に、図９に示すパタンと図１０の２４個
のパタンとを比較する。図１０のパタンは、中央の正方
形が入力画像に描かれたの線分の端となっている場合、
及び中央の正方形が入力画像に描かれた図形の角になっ
ている場合の例を示している。すなわち、図９に示すあ
るパタンが図１０に示すパタンのいずれかと一致した場
合、そのパタンの中央の正方形のある点が図形特徴点と
なる。
のパタンとを比較する。図１０のパタンは、中央の正方
形が入力画像に描かれたの線分の端となっている場合、
及び中央の正方形が入力画像に描かれた図形の角になっ
ている場合の例を示している。すなわち、図９に示すあ
るパタンが図１０に示すパタンのいずれかと一致した場
合、そのパタンの中央の正方形のある点が図形特徴点と
なる。
【００１８】図９の３６個のパタンの内、Ｂ行３列目、
Ｄ行１列目、Ｄ行６列目、Ｆ行３列目のパタンが、それ
ぞれ、図１０の６、１８、７、８のパタンと一致してい
ることがわかる。このようにして、図５のｃ行４列目、
ｅ行２列目、ｅ行７列目、ｇ行４列目が図形特徴点とし
て解析される。
Ｄ行１列目、Ｄ行６列目、Ｆ行３列目のパタンが、それ
ぞれ、図１０の６、１８、７、８のパタンと一致してい
ることがわかる。このようにして、図５のｃ行４列目、
ｅ行２列目、ｅ行７列目、ｇ行４列目が図形特徴点とし
て解析される。
【００１９】この例では、領域のパタンとして縦３個、
横３個の正方形からなる領域を用いて図形の角や線分の
端を求めたが、もっと大きい領域で比較してもよいし、
図形の角や、線分の端として別のパタンを考えてもよ
い。
横３個の正方形からなる領域を用いて図形の角や線分の
端を求めたが、もっと大きい領域で比較してもよいし、
図形の角や、線分の端として別のパタンを考えてもよ
い。
【００２０】このようにして得た図形特徴点を画面出力
部１０７は、入力画像に重ねて図１１のように表示す
る。同様な解析を図２に示す概略図について行なうと、
図１２に示すような画面出力が得られる。図１１、図１
２の中で、十字及び丸図形を重ねて示した位置が図形特
徴点を表している。図形特徴点の表示は、ユーザが画面
上で区別して選択できる表示ならば他の表示方法でもよ
い。
部１０７は、入力画像に重ねて図１１のように表示す
る。同様な解析を図２に示す概略図について行なうと、
図１２に示すような画面出力が得られる。図１１、図１
２の中で、十字及び丸図形を重ねて示した位置が図形特
徴点を表している。図形特徴点の表示は、ユーザが画面
上で区別して選択できる表示ならば他の表示方法でもよ
い。
【００２１】次にユーザは、マルチメディア・データの
左上あるいは中心等の提示位置の基準となる点と画面出
力部１０７に表示されたどの図形特徴点とを一致させて
提示するかを決定し、マウス等で選択する。すると位置
座標選択部１０５は、位置座標解析部１０８で求められ
た図形特徴点のうちどれをユーザが選択したかを入力管
理部１０４の情報から決定し、選ばれた図形特徴点の位
置座標を提示位置記憶部１０６に記憶させる。
左上あるいは中心等の提示位置の基準となる点と画面出
力部１０７に表示されたどの図形特徴点とを一致させて
提示するかを決定し、マウス等で選択する。すると位置
座標選択部１０５は、位置座標解析部１０８で求められ
た図形特徴点のうちどれをユーザが選択したかを入力管
理部１０４の情報から決定し、選ばれた図形特徴点の位
置座標を提示位置記憶部１０６に記憶させる。
【００２２】また、メディア・データ記憶部１０１は、
図１３に例を示すように記憶しているメディア・データ
情報をリスト等の形式でユーザが識別できるように画面
出力部１０７に表示する。ユーザは表示されたリスト等
から前記の提示位置を選択する操作で選んだ提示位置に
提示させたいマルチメディア・データを選択する。する
とデータ選択部１０２は、ユーザがどのマルチメディア
・データを選択したかを入力管理部１０４の情報から決
定し、選ばれたマルチメディア・データのデータＩＤを
提示位置記憶部１０６に記憶させる。
図１３に例を示すように記憶しているメディア・データ
情報をリスト等の形式でユーザが識別できるように画面
出力部１０７に表示する。ユーザは表示されたリスト等
から前記の提示位置を選択する操作で選んだ提示位置に
提示させたいマルチメディア・データを選択する。する
とデータ選択部１０２は、ユーザがどのマルチメディア
・データを選択したかを入力管理部１０４の情報から決
定し、選ばれたマルチメディア・データのデータＩＤを
提示位置記憶部１０６に記憶させる。
【００２３】図１４は、これら一連の操作で提示位置記
憶部１０６に記憶されているデータの変化の一例を示し
た図である。図１４においてデータ１４１は、位置座標
選択部１０５及びデータ選択部１０２によって提示位置
を参照する図形特徴点及び提示位置を編集するマルチメ
ディア・データが決定されていない状態を示している。
またデータ１４２、１４３はそれぞれ、位置座標選択部
１０５によって提示位置を参照する図形特徴点が決定さ
れた後の状態、さらにデータ選択部１０２によって提示
位置を編集するマルチメディア・データが決定された後
の状態を示している。
憶部１０６に記憶されているデータの変化の一例を示し
た図である。図１４においてデータ１４１は、位置座標
選択部１０５及びデータ選択部１０２によって提示位置
を参照する図形特徴点及び提示位置を編集するマルチメ
ディア・データが決定されていない状態を示している。
またデータ１４２、１４３はそれぞれ、位置座標選択部
１０５によって提示位置を参照する図形特徴点が決定さ
れた後の状態、さらにデータ選択部１０２によって提示
位置を編集するマルチメディア・データが決定された後
の状態を示している。
【００２４】ここでは、位置座標選択部１０５で図形特
徴点を先に決定してから、データ選択部１０２で編集す
るマルチメディア・データを決定する例を示したが、順
序を入れ代えて、データ選択部１０２で編集するマルチ
メディア・データを先に選択してもよい。
徴点を先に決定してから、データ選択部１０２で編集す
るマルチメディア・データを決定する例を示したが、順
序を入れ代えて、データ選択部１０２で編集するマルチ
メディア・データを先に選択してもよい。
【００２５】最後に、提示位置記憶部１０６は図１４の
１４３のように記憶された提示位置情報をシナリオ記憶
部１０３に記憶させ、図１５に示すようなシナリオ情報
を作成する。図１５は、データＩＤが２であるマルチメ
ディア・データをＸ座標２５、Ｙ座標５０の位置にマル
チメディア・データの左上あるいは中心等の提示基準位
置を一致させて提示するシナリオ等を記述している。
１４３のように記憶された提示位置情報をシナリオ記憶
部１０３に記憶させ、図１５に示すようなシナリオ情報
を作成する。図１５は、データＩＤが２であるマルチメ
ディア・データをＸ座標２５、Ｙ座標５０の位置にマル
チメディア・データの左上あるいは中心等の提示基準位
置を一致させて提示するシナリオ等を記述している。
【００２６】
【発明の効果】以上に示したように本発明により、マル
チメディアのシナリオ編集の際に、概略図や実写映像に
描かれた位置情報をもとにして、マルチメディア・デー
タの提示位置を決定することにより、マルチメディア・
データの位置編集を容易にするようなシナリオ編集装置
を実現できる。
チメディアのシナリオ編集の際に、概略図や実写映像に
描かれた位置情報をもとにして、マルチメディア・デー
タの提示位置を決定することにより、マルチメディア・
データの位置編集を容易にするようなシナリオ編集装置
を実現できる。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】図１の実施例に入力される概略図の一例を示す
図である。
図である。
【図３】図１の実施例に入力される実写画像の一例を示
す図である。
す図である。
【図４】図１の実施例の位置座標解析部に入力される２
値のビットマップデータの一例を示す図である。
値のビットマップデータの一例を示す図である。
【図５】図４のビットマップデータに対応する画像の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図６】図３の実写画像から直接２値のビットマップを
作成した例を示す図である。
作成した例を示す図である。
【図７】図３の実写画像に対して輪郭トレースの画像フ
ィルター処理を行ってから２値のビットマップを作成し
た例を示す図である。
ィルター処理を行ってから２値のビットマップを作成し
た例を示す図である。
【図８】図１の実施例の位置座標解析部がトレース解析
を行うときにトレースを行なう領域の一例を示す図であ
る。
を行うときにトレースを行なう領域の一例を示す図であ
る。
【図９】図１の実施例の位置座標解析部が図８に示した
トレース領域でトレース解析を行った結果得られたパタ
ンの一覧の例を示す図である。
トレース領域でトレース解析を行った結果得られたパタ
ンの一覧の例を示す図である。
【図１０】図８のトレース領域でトレース解析を行った
場合、中央の正方格子が線分の端点または図形の角にな
っているパタンの一覧の例を示す図である。
場合、中央の正方格子が線分の端点または図形の角にな
っているパタンの一覧の例を示す図である。
【図１１】図５の画像から図形特徴点を求め、図１の実
施例の画面出力部に表示した例を示す図である。
施例の画面出力部に表示した例を示す図である。
【図１２】図２の画像から図形特徴点を求め、図１の実
施例の画面出力部に表示した例を示す図である。
施例の画面出力部に表示した例を示す図である。
【図１３】図１の実施例のメディア・データ記憶部に記
憶されるデータの一例を示す図である。
憶されるデータの一例を示す図である。
【図１４】図１の実施例の提示位置記憶部に記憶される
データの変化を表す例を示す図である。
データの変化を表す例を示す図である。
【図１５】図１の実施例のシナリオ記憶部に記憶される
データの一例を示す図である。
データの一例を示す図である。
【図１６】従来例を示すブロック図である。
１０１ メディアデータ記憶部 １０２ データ選択部 １０３ シナリオ記憶部 １０４ 入力管理部 １０５ 位置座標選択部 １０６ 提示位置記憶部 １０７ 画面出力部 １０８ 位置座標解析部 １０９ 電子画像入力部 １４１ 編集前の提示位置記憶部のデータ １４２ 位置座標を選択した後の提示位置記憶部のデ
ータ １４３ マルチメディア・データを選択した後の提示
位置記憶部のデータ
ータ １４３ マルチメディア・データを選択した後の提示
位置記憶部のデータ
Claims (1)
- 【請求項１】 シナリオ編集の際に、ユーザが画像デー
タやテキストデータを含むマルチメディア・データの選
択や位置座標の選択を行うために入力装置を操作して発
生する入力情報を管理する入力管理手段と、ビデオカメ
ラ、電子スチルカメラやイメージスキャナを含む画像電
子化装置に接続され、マルチメディア・データの提示位
置決定のもととなる電子画像を取り込む電子画像入力手
段と、前記電子画像入力手段に入力された電子画像を解
析して、マルチメディア・データの提示位置の候補とな
る図形の角、あるいは線分の端を含む図形特徴点の位置
座標を求める位置座標解析手段と、前記位置座標解析手
段で得られたマルチメディア・データの提示位置の候補
のうち、ユーザがマルチメディア・データの提示位置と
してどの提示位置を選んだかを前記入力管理手段の情報
から決定する位置座標選択手段と、マルチメディア・デ
ータを識別するデータＩＤと前記マルチメディア・デー
タが保存されているファイル名とを含むマルチメディア
・データ情報を記憶するメディア・データ記憶手段と、
前記メディア・データ記憶手段に記憶されているマルチ
メディア・データ情報から、ユーザが提示位置を編集し
たいマルチメディア・データとしてどのマルチメディア
・データを選んだかを前記入力管理手段の情報から決定
するデータ選択手段と、前記位置座標選択手段で選択さ
れた位置座標の値と、前記データ選択手段で選択された
マルチメディア・データのデータＩＤを記憶する提示位
置記憶手段と、マルチメディア・データのデータＩＤと
提示位置の情報とを含むシナリオ情報を記憶し、前記提
示位置記憶手段に記憶するデータＩＤと位置座標の値と
を既に記憶されているシナリオ情報に追加して記憶した
り、上書きして記憶するシナリオ記憶手段と、ユーザが
マルチメディア・データの提示位置を選択するために、
前記位置座標解析手段で求められた位置座標の候補をデ
ィスプレイ画面上に提示したり、ユーザが提示位置の編
集を行なうマルチメディア・データを選択するために、
前記メディア・データ記憶手段に記憶されているメディ
ア・データの情報をディスプレイ画面上に提示したり、
ユーザが編集を完了したマルチメディア・データとその
提示位置とを確認するために、前記提示位置記憶手段に
記憶された情報をディスプレイ画面上に提示したり、前
記入力管理手段の情報に従って、ユーザの入力情報をデ
ィスプレイ画面に出力し、対話的な編集作業を実現する
画面出力手段とを有することを特徴とするシナリオ編集
装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7038251A JP2720807B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | シナリオ編集装置 |
| US08/607,458 US6430583B1 (en) | 1995-02-27 | 1996-02-27 | Scenario editing apparatus for performing editing of multimedia using figure feature points |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7038251A JP2720807B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | シナリオ編集装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08235344A JPH08235344A (ja) | 1996-09-13 |
| JP2720807B2 true JP2720807B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=12520102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7038251A Expired - Lifetime JP2720807B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | シナリオ編集装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6430583B1 (ja) |
| JP (1) | JP2720807B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6657645B2 (en) * | 1999-06-11 | 2003-12-02 | Microsoft Corporation | System, method, and computer-readable medium for displaying keyboard cues in a window |
| EP1168838B1 (en) * | 2000-01-26 | 2009-08-12 | Sony Corporation | Information processing device and processing method and program storing medium |
| US7114161B2 (en) * | 2000-12-06 | 2006-09-26 | Microsoft Corporation | System and related methods for reducing memory requirements of a media processing system |
| JP2007101573A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Fujifilm Corp | プリント注文受付装置 |
| US9639531B2 (en) * | 2008-04-09 | 2017-05-02 | The Nielsen Company (Us), Llc | Methods and apparatus to play and control playing of media in a web page |
| US20140281980A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Chad A. Hage | Methods and Apparatus to Identify a Type of Media Presented by a Media Player |
| CN110941728B (zh) * | 2019-10-17 | 2023-10-17 | 深圳国匠云职业教育科技有限公司 | 一种电子文件的处理方法及装置 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5099846A (en) * | 1988-12-23 | 1992-03-31 | Hardy Tyrone L | Method and apparatus for video presentation from a variety of scanner imaging sources |
| JP2870819B2 (ja) | 1989-07-07 | 1999-03-17 | 日本電気株式会社 | データ編集方法とその装置 |
| US5265173A (en) * | 1991-03-20 | 1993-11-23 | Hughes Aircraft Company | Rectilinear object image matcher |
| US5335298A (en) * | 1991-08-19 | 1994-08-02 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Automated extraction of airport runway patterns from radar imagery |
| US5499327A (en) * | 1992-01-20 | 1996-03-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Multi-window system which can overlay-display a dynamic image in a specific window |
| JPH05346953A (ja) * | 1992-06-15 | 1993-12-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像データ処理装置 |
| US5577188A (en) * | 1994-05-31 | 1996-11-19 | Future Labs, Inc. | Method to provide for virtual screen overlay |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP7038251A patent/JP2720807B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-02-27 US US08/607,458 patent/US6430583B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6430583B1 (en) | 2002-08-06 |
| JPH08235344A (ja) | 1996-09-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971021 |