JPH032979A - 画像修正方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、画像情報を電子的なデータに変換して保管
管理する電子ファイリングシステムにおける画像修正方
法及び装置に関する。

（従来の技術） 近年、設計図、文字情報、写真、地図等の画像情報を電
子的にコード化して画像データとして保管管理するシス
テムが採用されるようになってきた。このようなシステ
ムを採用する場合、保管管理した多数の画像データ群中
の一部について訂正、加入あるいは変更など修正を施す
必要が生じることがある。このような必要が生じた場合
従来性われていた方法は、次のようなものであった。

（イ）電子化する前の生の原画に削除、加入あるいは変
更など修正を施した後、修正後の画像情報を再度、電子
的に変更し、修正前の画像データと入れ代えて保管管理
する。

（ロ）また、電子的画像データの画面をライトペン等の
ポインティング装置を使用して削除、加入あるいは変更
を施して修正する。

（ハ）さらに、電子計算機を使用したＣ　ｏｍｐｕｔｅ
ｒ　　Ａ　１ｄｅｄ　　Ｄ　ｅｓｉｇｎ装置（以下、ｒ
ｃＡＤＪと云う。）の場合は、オペレータが電子計算機
の端末の前に向い、画面に表示されている図形又は文字
をカーソルで指示し、削除、加入あるいは変更を加える
操作と、カーソルにより指示された位置に、所要の図形
、文字を追加する等の操作を繰り返して行っていた。

（発明が解決しようとする課題） ところが、上述した（イ）の方法は電子化される前の画
像情報の生の原画が保存されておれば兎も角、通常は原
画像情報が電子的な画像データに変換され、電子ファイ
リングシステムに保管管理された後は、特別の場合以外
は廃棄され保存されることは少ないので、（イ）の方法
が採用されることは殆どない欠点がある。

また、（ロ）の方法は、一般のユーザにとってライトペ
ン等のポインティング装置で描画することは、マン・マ
シン−コミュニケーション（ｍａｎ−ｍａｃｈｉｎｅ　
　ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ　）がよいとはいえず、
所望どおりの図形を描くことは困難であるという欠点を
有している。

さらに、（ハ）の方法はオペレータが装置を操作する作
業が多く、人力および時間を多く必要とする欠点がある
。

この発明は、以上のような従来の電子ファイリングシス
テムにおける画像修正方法の欠点をなくするためになさ
れたものであって、そのうちの一つは、電子ファイリン
グシステムに一旦保管管理した画像データに対して、容
易に、しかも迅速に削除し、加入、変更を加えることの
できる画像修正方法を提供しようとするものである。

また、この発明のもう一つは上述したこの発明の画像修
正方法を確実に実施できる画像修正装置を提供しようと
するものである。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 上述した課題を解決するため、この発明の電子ファイリ
ングシステムの画像修正方法の第１は原理的に、第１図
に示すような時系列的な流れに従って修正される。すな
わち、画像データ保管管理部に指令して指定したデータ
を画面に表示するプロセス１と、表示されたデータの画
面について修正すべき区域を指示するプロセス２と、表
示されたデータの画面上で指示された区域に修正を施し
、得られる修正画像をハードプリンタへ送るプロセス３
と、修正済画像の修正域と修正前画像の対応区域の位置
合せするプロセス４と、修正済データから修正区域を摘
出し、修正前データの対応区域へ入れ代え書き込むプロ
セス５に従って修正するものである。

また、この発明の電子ファイリングシステムの画像修正
方法の第２は原理的に、第２図に示すプロセスに従うも
のである。すなわち、上記電子ファイリングシステムの
画像修正方法の第１の方法において修正済データと修正
前データの位置合せ後、修正済データから修正区域を摘
出し、修正前データの対応区域へ入れ代え書き込むに当
り、修正済データの修正区域と修正前データの対応区域
の相互の類似度を検出するプロセス４ｂを経た後、修正
済データの変更部分のみを摘出し、修正前データの対応
部分へ入れ代え書き込むプロセス５ｂを行うものである
。

また、この発明の電子ファイリングシステムの画像修正
方法の第３は、原理的に第３図に示すプロセスに従うも
のである。すなわち、上記電子ファイリングシステムの
画像修正方法の第１の方法において、予め指定した画像
データの修正区域の修正画像の電子変換データを作成す
るプロセス２ｂを設けておき、当該修正区域の修正デー
タと修正前データの対応区域を位置合せして当該修正デ
ータを修正前データの対応区域へ入れ代え書き込むもの
である。

また、この発明の電子ファイリングシステムの画像修正
方法の第３は、原理的に第４図に示すプロセスに従うも
のである。すなわち、上述した電子ファイリングシステ
ムの画像修正方法の第３の方法において、電子化された
修正データは指定された画像データの修正区域へ、所望
の大きさに拡大又は縮少するプロセス２ｃを経てから修
正前データの対応区域へ入れ代え書き込むものである。

さらに、この発明の電子ファイリングシステムの画像修
正装置は、原理的に第５図のブロック図に示すごとき構
成になっている。

すなわち、ファイリングシステムの制御指令部１１から
出される修正指定指令により画像データ保管管理部１２
に保管されている画像データの画面を表示する画面表示
手段１３と、当該画面表示手段上でデータの修正区域を
指示する指示手段１４と、当該指示手段１４により指示
された区域の画像をハードコピーするハードコピー手段
１５と、ハードコピー手段１５により得られたハードコ
ピーに修正を施し、得られる修正データを入力するハー
ドコピー入力手段１６と、ハードコピー入力手段１５か
ら送られる修正前データの修正指示区域と修正済データ
の修正区域とを位置合せする位置合せ手段１７と、位置
合せした修正済データの修正区域を摘出し修正前データ
の対応区域へ入れ代え書き込みする入れ代え書き込み手
段１９とからなるものである。

また、この発明の電子ファイリングシステムの画像修正
装置の第２は第６図のブロック図に示すごとき構成にな
っている。すなわちファイリングシステムの制御指令部
１１から発せられる修正指定指令により画像データ保管
管理部に保管されているデータの画面を表示する画面表
示手段１３と、′当該画面表示手段上で画面データの修
正区域を指示する指示手段１４と、当該指示手段により
指示された区域の画像をハードコピーするハードコピー
手段１５と、ハードコピー手段１５により得られたハー
ドコピーに修正を施し、得られる修正データを入力する
ハードコピー入力手段１５から送られる修正前データの
修正指示区域修正済データの修正区域を位置合せする位
置合せ手段１７と、位置合せした修正前データと修正済
データを対比し、修正により変化した区域を検出する検
出手段１８と、修正済データから修正により変化した部
分を摘出し、摘出部分を修正前データへ入れ代え書き込
む手段１９とを設けたものである。

さらに、この発明の電子ファイリングシステムの画像修
正装置の第３は上述した電子ファイリングシステムの画
像修正装置の第１の発明のハードコピー入力手段を、予
め指定画像の指示修正区の画像データを所要の修正画像
データに電子化して入力した構成のものを用いたもので
ある。

また、この発明の電子ファイリングシステムの画像修正
装置の第４は、上述した第３の画像修正装置の修正済デ
ータの修正区域を摘出し、修正前データの修正区域へ入
れ代え書き込む手段に、さらに修正区域を縮少及び拡大
する手段を設けたものである。

（作用） 以上のように、電子ファイリングシステムの画像修正方
法は、保管管理した多数の画像データ群中から修正すべ
き画像情報を指定して、指定されたデータを画面表示し
、表示された画面上で修正区域を指示して区域内に修正
を施すから、画像情報の生の原画がなくても、修正作業
を行うことができる。

しかも、修正作業が容易で、迅速、かつ正確に行なうこ
とができる。

また、修正は修正前データの修正指示区域と修正済デー
タの修正区域を位置合せするから、この画像データを十
分に比較し、修正区域内の変更部分が正確に検出できる
。

したがって、修正済データの修正区域を摘出し、修正前
データの修正区域へ入れ代え挿入するだけで所要の画像
修正を行うことができる。

また、この発明の電子ファイリングシステムの画像修正
装置は、上述した構成になっているから、画面表示手段
上で指定されたデータの修正指示区域を、視覚的に確認
しつつ指示でき、さらに当該修正指示区域にハードコピ
ーにより修正を施した上、位置合せ手段上において修正
前データの修正指示区域と修正済データの修正区域を合
せするから、両方の画像データを正確に位置合せした状
態で、修正区域内の変更部分を検出でき、当該変更部分
を摘出して、修正前データの修正指示区域へ入れ代え書
き込みが容易に、しかも迅速、かつ正確に行うことがで
きる。

（実施例） 次に、この発明の代表的な実施例について説明する。た
だし、実施例に示す電子ファイリングシステムの画像修
正装置（以下、単に［画像修正装置」という。）は、本
発明による電子ファイリングシステムの画像修正方法（
以下、単に「画像修正方法」という。）を具体的に実施
する装置であるから、画像修正装置の実施例をもって、
画像修正方法の実施例の説明に代えることとする。

第７図は本実施例の画像修正装置の概略構成を示すブロ
ック図である。第７図中処理プロセッサ２１は画像修正
装置全体の制御を行うもので、処理プロセッサ２１は、
システムバスＬｌを介してディスクコントローラ２３、
スキャナインタフェース２４、プンタインタフェース２
５、陰極線管コントローラ（以下ｒＣＲＴコントローラ
」という）２７及びキーボードインタフェース２８、マ
ウスインタフェース２９、画像データメモリ３０が接続
されている。

さらに、ディスクコントローラ２３には磁気ディスク３
１；スキャナインタフェース２３には磁気イメージスキ
ャナ３２；プリンタインタフェース２５にはイメージプ
リンタ３３；メモリコントローラ２６には画像メモリ３
４　；　ＣＲＴメモリコントローラ２７には陰極線表示
管（以下ｒＣＲＴＪという）３５が接線されており、さ
らに、ディスクコントローラ２３、スキャナインタフェ
ース２４、プリンタインタフェース２５、メモリコント
ローラ２６はそれぞれ画像バスＬ２によっても接続され
ている。

上述したイメージスキャナ３２は、図面等の画像情報を
入力するものであり、例えばＡｌサイズの図面を走査し
てその情報を光学的に入力し、スキャナインタフェース
２４を介して、メモリコントローラ２６の制御の下で画
像メモリ３４に記録保管する。画像メモリ３４に記録保
管した画像はＣＲＴコントローラ２７を介して順次ＣＲ
Ｔ３５に表示される。

画像メモリ３４に記録保管された画像は、ディスコント
ローラ２３を介して磁気ディスク３１に記録することも
可能である。逆に、磁気ディスク３１へ記録した画像デ
ータを画像メモリ３４へ転送することもできる。

さらに、画像メモリ３４上の画像はプリンタインタフェ
ース２５を介して色彩情報を含んだハードコピーとして
出力することもできる。

上述した磁気ディスク３１へ記録するともの保管記録番
号はキーボード３６を使用して行い、処理プロセッサ２
１の制御の下で、キーボードインタフェース２８を介し
て、画像が上述した保管記録Ｎｏに従って順次保管され
る。

さらに、保管された画像に対して修正を施すときは、Ｃ
ＲＴ３５に表示されている指定画像データの表示画面を
見ながら、マウス３７を用いて、ヘアーカーソル等によ
って指示する。

本実施例の画像修正装置は、従来の電子ファイルシステ
ムと同様、イメージスキャナ３２より人力された画像が
キーホード３６からの指示入力により、一定の保管記録
Ｎｏ、を与えられて格納されている。

つぎに、第８図のフローチャートを参照して本実施例の
画像修正装置の動作について説明する。

まず、キーボード３６のスタートボタンを押し、修正し
ようとする画像データの保管ファイルＮｏ。

を、キーボードインターフェース２８へ入力する（ステ
ップ４１）。

キーボード３６の操作に応じて、キーボードインターフ
ェース２８へ修正すべき画像データの保管ファイルＮｏ
、が入力され、処理プロセッサ２１が起動して磁気ディ
スク３１から指定された保管ファイルＮｏ、の画像デー
タがロードされ、画像バスＬ２から画像メモリ３４へ書
き込まれる。書き込まれた画像はＣＲＴコントローラ２
７を介してＣＲＴ３５に表示される（ステップ４２）。

ついで、マウス３７によりＣＲＴ３５１の表示画に対し
、修正しようとする区域を指示する（ステップ４３）。

この修正指示作業は例えば第９図に示すＣＲＴ３５上の
表示画面１２９を見ながら、修正しようとする区域１３
１を、マウス３７を用いてカーソル１３０を指標にして
修正しようとする区域１２９の図上左上方の座標（Ｘｓ
、Ｙｓ）１３２と、右下方の座標（Ｘｅ、Ｙｅ）１３３
を指示する。この座標情報（Ｘｓ　、　Ｙｓ　）　１３
２゜（Ｘｅ、Ｙｅ）１３３は第７図に示す画像修正装置
の画像データメモリ３０に記録され保管される。

さらに、上述したステップ４３において指示された修正
しようとする区域１’３１（第９図参照）の情報はメモ
リコントローラ２６を介し、画像バスＬ２を通してイメ
ージプリンタ３３へ入力される。するとイメージプリン
タ３３には第１０ａ図に示すごとく、ハードコピー１３
４上に指示した区域の図郭１３５が表示される（ステッ
プ４４）。

次のステップでは得られたハードコピー１３５に目的と
する修正１３６を加えた上（第１ｏｂ図）表示されてい
る不要な図形を削除し、必要な図形を加える（ステップ
４５）。

ついで、修正済のハードコピー１３４ａはイメージスキ
ャナ３２を介して画像メモリ３４へ格納する（ステップ
４６）。なお、このステップ４６において格納した画像
データ（第１１ａ図）がら図郭１３５を抽出し、図郭１
３５の側辺の交点を求め、図郭１３５の左上方の交点の
座標を（Ｘｓ’。

Ｙｓ’）１３７；右上方の交点の座標を（Ｘｅ’、　Ｙ
ｅ’）１３８とする（第１１ａ図参照）。

かくして画像メモリ３４に格納された多数の画像データ
群中から、求める座標（Ｘｓ’、　Ｙｓ’）　１３７　
；　　（Ｘｅ’、Ｙｅ’）１３８に基づいて、この座標
位置に合致する修正前画像データの座標基準点を、画像
メモリ３４から呼び出す。例えば第７図に示すＣＲＴ３
５に表示された画像の標準座標点（Ｘｓ、Ｙｓ）３２；
　　（Ｘｅ、Ｙｅ）３３を第１１ｂ図に示すごとき座標
に位置するように位置合せする。この位置合せは例えば
各基準線の交点である図郭の四つの各部の座標から図郭
の傾きを求め、文献［画像処理のためのディジタル画像
処理（Ｉ）、（■）」等に示された従来周知の技術、例
えばアフィン変換により、容易に実現できる。

一方、第１１ｃ図に示すごとき画像メモリは、修正前の
所要の区域内の画像データを磁気ディスク３１からロー
ドする。ここに所要区域とは、図上左上方の座標（Ｘｓ
　、Ｙｓ　）１３７から右下方の座標（Ｘｅ、Ｙｅ）１
３８で囲まれた区域を意味する。そして、このような方
法によって画像メモリ３４にかくのされた複数の画像デ
ータの中がら抽出した二つの画像データ１４０及び画像
データ１４１を基準とする座標（Ｘｓ　、　Ｙｓ　）　
１３７及び（Ｘｅ、Ｙｅ）１３８に位置合せすることが
できる（ステップ４７）。

つぎに、画像データ１４０と画像データ１４１との間の
修正された区域内から変更した部分のみを抽出する（ス
テップ４８）。この抽出方法は第１２ａ図、第１２ｂ図
に示すごとく、画像メモリ３４に格納された画像データ
１４０，１４１を例えばＩＸＪ個の微小分域にメツシュ
状に区割し、各々微小分域の修正前区域Ｐ　（１ｊ）　
１４２、修正後区域をＢ　（ｌｊ）　１４３とし、相互
の区域Ｐ　（１ｊ）１４２、Ｂ　（ｆｊ）　１４３の画
像の類似度η目を検討してみると、これらの微小区域Ｐ
　（ｌｊ）　１４２、Ｂ　（ｌｊ）　１４３は第１３図
に示すように例えば、ＫｘＬ個の画素１４から成り立っ
ていると考えることができる。これらの各々の画素１４
４，１４４、・・・はそれぞれ異なる濃淡値をもち（二
値値の場合は、１ｏｒＯ）、それぞれ対応する画素をＰ
ｌｊ（ｋ　、　　又）、　　（Ｂｉｊ（ｋ、　　ＩＬ）
とすると、類似度η１ｊは以下の式で表わされる。

このηＢがあるしきい値Ｔより大きいとき、当該微小区
域は修正が加えられたと判断できる。

つぎに、第１０ａ図に示すようにデータへ、磁気ディス
ク３１から修正前のデータをロードし、上述の方法で修
正が加えられると判断された微小区域を画像データから
摘出し、これに対応するデータの修正区域内の変更部分
を挿入すれば、第１４ｂ図のごとに画像が得られる。こ
の画像は、実際に修正を施した部分以外の領域は、修正
前のまま残っている（ステップ４９）。

以上のようにして得られた最終的な修正データを、磁気
ディスク３１へ修正前画像データと入れ代えて格納する
（ステップ５０）。

以上の実施例では、修正区域内の微小部分域の画像と修
正前データの対応区域内の微小部分域の相互の類似度を
検出した後、変更があると認められる局部区域、つまり
変更したと認められる局部のみを摘出し、修正前データ
の該当区域へ入れ代えた後、当該修正済データを画像メ
モリ３４中に保管している修正前データと入れ代えて保
管する例について説明した。しかし、修正後データの修
正区域と修正前データの対応する区域内の類似度を検出
することなく、二画像データの位置合せを行った後、修
正済データの修正区域内の画像を摘出し、修正前画像デ
ータの対応する区域内へ入れ代え挿入し、得られた画像
データを画像メモリ３４中に保管している修正前データ
と入れ代えて保管してもよい。　さらに、この発明の画
像修正装置の他の実施例について説明する。この実施例
は第１５図に示すブロック図に示す構成を有している。

第１５図中、処理プロセッサ５１は本画像修正装置全体
の制御を司るものであり、処理プロセッサ５１はシステ
ムバスＬ１を介して、画像情報の図面、文字をコード化
して記憶する画像データメモリ５２、画像データに対し
部分修正を施す画像を得るための画像入力装置５３、画
像入力装置５３、画像入力装置５３より得られた画像を
記憶する画像メモリ５４、画像メモリ５４上の画像デー
タ中の図形・文字情報をコード化するための画像読取部
５５、コード化された図形・文字情報を表示する表示部
５６、表示部５６に表示された画像上の位置指示マウス
５７が接続した構成になっている。

つぎに、第１６図のフローチャートを参照しながら、本
実施例の画像修正装置の動作について説明する。

まず、修正しようとする画像情報を表示した図面を、画
像入力装置５３により、その画像データを取り込み、画
像メモリ５４へ記憶させる（ステップ６１）。

画像メモリ５４に入力された画像データは画像読取部５
５により解析され、その図形、文字のコド化が行われる
（ステップ６２）。

ついで、原図面を表示部５６へ表示し、読取った修正デ
ータの挿入位置を求める。オペレータは、位置表示部５
７により、表示部５６に表示された図面上の変更部分を
指示する（ステップ６３）。

この位置表示部５６により人力された位置情報をもとに
、原図面の図面、文字要素全体において修正区域内に位
置するもの、修正区域の切口上に位置するもの、それ以
外の部分に分類する（ステップ６４）。

ついで、図面読取部５５によって得られた図形、文字の
コードデータのなかで、修正箇所の切口に位置する文字
、図形を、表示部５６及び位置支持部５７により指示す
る。

つぎに、つの図形、文字コードデータを、先に決定され
た図形、文字の位置、及び、修正箇所の位置、サイズ、
修正部分データのサイズに応じてその位置、大きさを決
定する（ステップ６５）。

この際、修正データの切口及びオリジナル図面上の切口
に位置する図形が合うように位置の決定を行い・（ステ
ップ６６）、修正データをオリジナル図面へうめこむこ
とにより、原画像データの修正が行われる。

修正データの大きさ決定において、この図形、文字の大
きさ（縮小率）が一定以下にしなければ、原画像の図面
の修正箇所に挿入不可能な際には（ステ・ツブ６７．６
９．７０）原図面修正箇所の外側の近傍で、図形、文字
のない空白領域をさがしくステップ６９，７０．７１）
　、空白領域へのオリジナル図面の図形、文字要素の移
動（つめあわせ）により修正箇所の領域拡大をはかる（
ステップ７０）。空白領域検出においては、たとえば、
修正箇所の区域に存在する図形、文字、線分までの距離
を求める。

次に、上下方向に連結関係のある図形、文字、線分につ
いては各々の距離の最小値を辿りあてる。

この値が、各図形、文字、線分の右側への、その右側の
要素を移動しない時の移動可能距離をあられす。これを
上、下、左についても同様に求め、修正箇所が必要な大
きさになるまで、修正箇所近傍の要素を移動する。

これにより、修正データの縮小を一定以下行うことなく
修正データの挿入が行われる。

本実施例においては、本発明にかかる画像修正方法を実
施する装置として、処理プロセッサ２１がシステムバス
Ｌ１を介してディスクコントローラ２３、スキャナイン
タフェース２４、プリンタインタフェース２５、ＣＲＴ
コントローラ２７及びキーボードインタフェイス２８、
マウスインタフェース２９、画像データメモリ３０の接
続され、さらに、ディスクコントローラ２３に磁気ディ
スク３１；スキャナインタフニー２３には磁気イメージ
スキャナ３２；プリンタインタフェース２５にはイメー
ジプリンタ３３；メモリコントローラ２７にはＣＲＴ３
５が接続されており、また、ディスクコントローラ２３
、スキャナインタフェース２４、プリンタインタフェー
ス２５、メモリコントローラ２６はそれぞれ画像バスＬ
２によっても接続されたものについて例示したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、他の変形構成を援
用できことはいうまでもない。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明にかかる画像修正方法は
、作業者が修正すべき画像データを図面に表示し、修正
区域を表示した後、表示画面の指示区域に所要の画像修
正を行うものであるから、生の原画がなくても、修正箇
所、修正内容を正確に削除、変更、加入でき、修正に要
する時間も極めて短時間で済む。

さらに、上述のようにして修正した画像は、修正前デー
タの修正区域と位置合せした上、入れ代え書き込むもの
であるから、修正箇所以外のもとの画像データの劣化が
ない。

さらに、この発明にかかる画像修正方法の第２（請求項
（２））は、修正済データと修正前データの修正区域を
位置合せした後、さらに両者の周囲区域および対応区域
の類似度を検出し、修正済データの変更のあった部分の
みを、修正前データの対応部分へ入れ代え書き込むもの
であるから、上述した第１の画像修正方法以上に、正確
かつ迅速に修正作業を行うことができる上、修正箇所以
外の画像データの劣化が殆どなくすることができる。

さらに、この発明にかかる画像修正方法の第３は（請求
項（３））　、修正画像を予め電子的なデータに変換し
ておくものも、修正前データの修正対応箇所へ入れ代え
書き込むものであるから、作業者が直接、表示画面上に
修正する作業を施すことなく、正確な修正データを自動
的に入れ代え書き込むことができる。

さらに、この発明にかかる画像修正方法の第４は（請求
項＜４））　、修正画像を拡大又は縮小して修正前デー
タへ入れ代え書き込むものであるから、修正画像を種類
の用途に適応した修正用途に利用を行うことができる。

さらに、この発明にかかる画像修正装置は、上述した画
像修正方法を確実に実施できる構成にしであるから、正
確かつ、作業時間を迅速な画像修正装置を提供できる。

さらに、実施例に示すように、コード化した画像修正装
置とすることにより、オペレータとの間の対話操作を軽
減できる利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図はこの発明の画像修正方法の作業手
順を示す原理プロセス図、第５図および第６図はこの発
明の画像修正装置の原理構成を示すブロック図、第７図
はこの発明の画像修正装置の一実施例の概略構成を示す
ブロック図、第８図は第７図の画像修正装置の画像修正
動作の流れを示すフローチャート図、第９図は第７図に
示す画像修正装置の画面表示装置およびマウス３７、キ
ーボード３６の拡大斜視図、第１０ａ図及び第１０ｂ図
はそれぞれ修正指定データのハードプリンタ上に表示さ
れた修正前画像と修正後のハードプリント図、第１１ａ
図ないし第１１Ｃ図は修正画像のハードプリント上の図
郭と修正画像の座標位置関係を示す説明図、第１２ａ図
及び第１２ｂ図はそれぞれ修正前後の画像データのメツ
シュ状微小部分域の分割図、第１３図は第１２ａ、１２
ｂ図のメツシュ状微小部分域の構成画像図、第１４ａ及
び第１４ｂ図はそれぞれ修正前後の画像データの画像メ
モリへの保管ロード図、第１５図はこの発明の他の実施
例の画像修正装置の概略構成を示すブロック図、第１６
図は第１５図の画像修正装置の画像修正動作の流れを示
すフローチャート図である。 １１・・・制御指令発生手段、 １２・・・画像データ保管部、 １３・・・画像表示手段、 １４・・・修正区域指示手段、 １５・・・ハードコピー手段、 １６・・・ハードコピー修正部入力手段、１７・・・位
置合せ手段、 １８・・・変更部分検出手段、 １９・・・入れ代え書き込み手段、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）画像情報を電子的なデータに変換して保管管理す
   る電子ファイリングシステムにおいて、データの修正に
   当り、 イ　保管管理したデータ中の修正すべきデータを指定し
   、当該画像データを画面に表示するプロセスと、 ロ　画面に表示された画像データについて修正すべき区
   域を表示するプロセスと、 ハ　指定された画像データの修正指示区域に、所望の修
   正を施し、得られた修正済データをファイリングシステ
   ムへ入力するプロセスと、 ニ　さらに、上記データの修正済区域を、修正前データ
   の対応区域に位置合せするプロセスと、ホ　上記修正済
   データから修正区域を摘出し、摘出区域のデータを修正
   前データの対応区域へ入れ代え書き込むプロセスに従っ
   て修正することを特徴とする画像修正方法。（２）請求
   項（１）の画像修正方法において、修正済データから修
   正区域を摘出し、摘出区域のデータを修正前データの対
   応区域へ入れ代え書き込むに当り、修正済データの修正
   区域と修正済データの対応区域の相互の変更部分の類似
   度を検知し、変更部分のデータのみを摘出し、当該摘出
   部分を修正前データの対応部分へ入れ代え書き込むこと
   を特徴とする画像修正方法。 （３）請求項（１）の画像修正方法において、指定され
   たデータの修正は、予め、修正区域の修正画像の電子変
   換データを作成しておき、修正前データの対応区域と位
   置合せして修正前データの対応区域へ入れ代え挿入する
   ことを特徴とする画像修正方法。 （４）請求項（３）の画像修正方法において、電子化さ
   れた修正データは、指定されたデータの修正区域へ、所
   望の大きさに拡大又は縮少して入れ代え書き込むことを
   特徴とする画像修正方法。 （５）複数の画像情報をそれぞれ電子的なデータに変換
   して保管する電子ファイリングシステムにおいて、 保管管理したデータ群中から修正を施すべきデータを指
   定して、その画像データを画面に表示する画面表示手段
   と、 当該画面表示手段上で画像データの修正区域を指示する
   指示手段と、 当該指示手段により指示された区域の画像をハードコピ
   ーするハードコピー手段と、 当該ハードコピー手段により得られたハードコピーに修
   正を施し、得られる修正データを入力するハードコピー
   入力手段と、 上記ハードコピー手段から送られる修正前データの修正
   指示区域へ、上記ハードコピー入力手段から送られる修
   正済データの修正区域を位置合せする手段と、 修正済データの修正区域を摘出し、修正前画像データの
   修正区域へ入れ代え書き込む手段とからなることを特徴
   とする画像修正装置。 （６）複数の画像情報をそれぞれ電子的なデータに変換
   して保管管理する電子ファイリングシステムにおいて、 保管管理したデータ群中から修正を施すべきデータを指
   定して、その画像データを画面に表示する画面表示手段
   と、 当該画面表示手段上で画像データの修正区域を指示する
   指示手段と、 当該指示手段により指示された区域の画像をハードコピ
   ーするハードコピー手段と、 当該ハードコピー手段により得られたハードコピーに修
   正を施し、得られる修正データを入力するコードコピー
   入力手段と、 上記ハードコピー手段から送られる修正前データの修正
   指示区域へ、上記ハードコピー入力手段から送られる修
   正済データの修正区域を位置合せする手段と、 位置合せした修正前データと修正済データを対比し、修
   正により変化を生じた区域を検出する検出手段と、 修正済データから、修正により変化した部分を摘出し、
   修正前データへ当該修正により変化を生じた部分を入れ
   代え書き込む手段を設けたことを特徴とする画像修正装
   置。 （７）請求項（４）の画像修正装置において、ハードコ
   ピー入力手段を、予め指定画像の指示修正区域のデータ
   を所要の修正データに電子化して入力した構成装置を用
   いたことを特徴とする画像修正装置。 （８）請求項（４）の画像修正装置において、修正済デ
   ータの修正区域を摘出し、修正前データの修正区域へ入
   れ代え書き込む手段に、さらに修正区域を縮少及び拡大
   する手段を設けたことを特徴とする画像修正装置。