JPH0816824A - 3次元計算機支援設計装置及び方法 - Google Patents
3次元計算機支援設計装置及び方法Info
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Abstract
の基本平面形状の取り込みが簡単にでき、且つ既存の2
次元図面データを設計資産として活用する。 【構成】2次元データ参照手段26で、2次元データ記
憶手段16の2次元図面データを参照し、スケッチ画面
での3次元モデリングに使用するスケッチ基本平面形状
が存在する2次元図面データを指定して表示させる。2
次元データ取込み手段28は、2次元データ参照手段2
6の指定で表示された2次元図面データの中から、スケ
ッチ基本平面形状に使用する平面形状を指定してスケッ
チ画面に取込む。変換手段30は、2次元データ取込み
手段28で取込まれた平面形状の2次元データを3次元
データに変換して、スケッチ基本平面形状の3次元デー
タを作成する。
Description
現、操作、表示、解析をコンピュータの支援のもとに行
う3次元計算機支援設計装置(CAD;Computer Aided Des
ign ) に関し、特に、スケッチ画面で3次元物体を設計
する際の基礎となるスケッチ基本平面形状を、2次元C
ADで作成された図面データ資産を利用して作成する3
次元計算機支援設計装置に関する。
進める計算機支援設計装置(CAD)は、従来、2次元
図面データの作成が中心であったが、近年にあっては、
計算機の高性能化に伴って3次元物体の設計、表現、操
作、表示、解析を行う3次元設計支援装置に移行してい
る。
設計作業を進める場合、ディスプレイに作業画面として
機能するスケッチ画面を表示し、このスケッチ画面上で
各種の支援ツールを使用して設計対象物の3次元モデリ
ングを行う。3次元モデリングの手法には、次の2つの
方法がある。第1の方法は、オペレータが検討を重ねな
がら、紙面にスケッチをしているかのように、スケッチ
画面上で3次元図形を作成する方法である。この方法
は、新規開発などのために対称物を最初から設計する場
合である。
次元モデリングの基礎となる物体の端面や断面等の平面
形状を作成し、この平面形状をベースに立体的に肉付け
を行っていく方法である。この第2の方法で最初に作成
する基本的な平面形状は、通常、スケッチ基本平面形状
(またはスケッチ断面形状)と呼ばれ、この基本形状を
作成する画面をスケッチ定義画面と呼んでいる。
3次元モデリングの手法は、既に設計が済んだ対象物の
モデルチェンジ、改良、バージョンアップ等で利用さ
れ、既存の図面データを有効に活用した設計作業とな
る。
スケッチ基本平面形状の作成作業にあっては、紙に出力
された既存の図面を見ながらオペレータが3次元計算機
設計支援装置の作図機能を用いて形状を入力しており、
平面形状が複雑な場合には、入力作業に手間と時間がか
かる問題があった。
ウと同時に、2次元図面データを別のウィンドウに表示
させ、このウィンドウの画面を参照しながらスケッチ用
ウィンドウに基本形状を入力するものもあるが、オペレ
ータが3次元計算機設計支援装置の作図機能を用いて形
状を入力する点は同じであり、複雑な平面形状を入力す
る場合の作業負担が大きかった。
となるスケッチ画面への基本平面形状の取り込みが簡単
にできるようにした3次元計算機設計支援装置及び方法
を提供する。また本発明の他の目的は、既存の2次元計
算機支援装置で作成された2次元図面データを、3次元
モデリングに有効に活用して設計資産を活用できるよう
にした3次元計算機設計支援装置及び方法を提供する。
図である。装置構成を例にとると、本発明の3次元計算
機支援設計装置は、2次元データ参照手段26、2次元
データ取込み手段28、及び3次元変換手段30を有す
る。
タ記憶手段16の2次元図面データを参照し、スケッチ
画面での3次元モデリングに使用するスケッチ基本平面
形状が存在する2次元図面データを指定して表示させ
る。2次元データ取込み手段28は、2次元データ参照
手段26の指定で表示された2次元図面データの中か
ら、スケッチ基本平面形状に使用する平面形状を指定し
てスケッチ画面に取込む。
み手段28で取込まれた平面形状の2次元データを3次
元データに変換して、スケッチ基本平面形状の3次元デ
ータを作成する。ここで、2次元データ参照手段26
は、2次元データ記憶手段16から図面名称の一覧を示
したリスト情報を読出し表示して、必要な図面名称の指
定を可能とする。
た2次元図面データの線分要素を指定して平面形状をス
ケッチ画面に取込む。また2次元図形データの線分要素
のチェインを検索して図形形状を抽出するチェン検索手
段を有し、表示された2次元図面データに対するチェイ
ン検索の開始点の指定に基づき、前記チェイン検索手段
により検索した平面形状をスケッチ画面に取込むように
してもよい。
示された2次元図面データの領域を指定し、該指定領域
に含まれる平面形状をスケッチ画面に取込むようにして
もよい。更に又は、2次元データ参照手段26で、指定
した2次元図面データを表示画面上の2次元ウィンドウ
上に表示し、2次元データ取込み手段28で、2次元ウ
ィンドウ上に表示された2次元図面データの中の平面形
状を指定して、同一表示画面上のスケッチ表示ウィンド
ウ上に取込むことも可能である。
基本平面形状の3次元データは、3次元データ記憶手段
32に記憶される。一方、本発明の3次元設計支援方法
は、次の処理過程を備える。 2次元データ参照過程;2次元データ記憶手段16の
2次元図面データを参照し、スケッチ画面での3次元モ
デリングに使用するスケッチ基本平面形状が存在する2
次元図面データを指定して表示させる。 2次元データ取込み過程;2次元データ参照過程で表
示された2次元図面データの中から、前記スケッチ基本
平面形状に使用する平面形状を指定して前記スケッチ画
面に取込む。 3次元変換過程;2次元データ取込み過程で取込まれ
た平面形状の2次元データを3次元データに変換して、
スケッチ基本平面形状の3次元データを作成する。
によれば、3次元モデリングに使用するスケッチ基本平
面形状の存在する2次元図面データを、既存の2次元図
面データの中から指定して利用することで、2次元計算
機支援設計装置で作成された既存の図面データを蓄積し
た1つの情報資産として有効に活用した3次元モデリン
グの設計作業ができる。
タの中の、必要な形状をマウス等による指定でスケッチ
画面上にスケッチ基本平面形状として自動的に取込むこ
とができるため、2次元図面データからの形状取込みが
簡単で、取込み後の削除等の編集作業もほとんど必要な
く、3次元モデリングの準備作業として必要なスケッチ
基本平面形状の入力を効率化し、設計作業に対する負担
を大幅に低減できる。
過去の資産を利用することで、人手による入力操作が不
要にでき、本来の3次元モデリングへの移行をスムース
に行うことができる。
のハードウェア構成である。CPU100は3次元物体
の設計、表現、操作、表示、解析などの支援に必要な各
種の処理を実行する。CPU100にはバス105を介
して主記憶ユニット102が接続され、各種の処理プロ
グラムおよびデータ、更にはワークエリアが設けられ
る。またCPU100には、デバイスインタフェース1
04を介して入力装置としてキーボード106、マウス
108、タプレット110を接続している。
力制御ユニット112を介してファイルユニット11
4,116を接続している。ファイルユニット114,
116としては、磁気ディスクユニットなどの適宜の外
部記憶装置が使用される。本発明にあっては、ファイル
ユニット114は2次元図面データの記憶部として使用
され、またファイルユニット116は3次元図面データ
の記憶部として使用されている。
ック・アクセラレータとして機能する3次元描画ユニッ
ト118が設けられる。3次元描画ユニット118は、
CPU100からの座標データを受けて、所定のジオメ
トリック処理およびレンダリング処理により、基本的に
は3次元フレームメモリ120に3次元物体の図形デー
タをビットマップデータとして展開する。
元フレームメモリ122が設けられており、3次元フレ
ームメモリ120の3次元データの投影データとして2
次元データを生成して格納する。3次元描画ユニット1
18に対する出力手段として、カラーディスプレイ装置
124およびプリンタ装置126が設けられている。図
3は、本発明の3次元計算機支援設計装置における2次
元図面データを利用したスケッチ画面入力機能のブロッ
ク図である。
ータ処理部12および2次元データ記憶部16によっ
て、2次元計算機支援設計装置としての機能が実現され
る。この機能は、既存の2次元計算機支援設計装置と同
じ機能を提供する。このため、2次元データ記憶部16
には、既に作成された2次元図面データが蓄積されるこ
とになる。この2次元データ記憶部16に対する蓄積デ
ータは、別の2次元計算機支援設計装置で作成されてい
る2次元図面データをそのまま格納するようにしてもよ
い。
スケッチ画面入力機能を実現するため、表示処理部1
8、表示部20、スケッチ入力部22、3次元変換部3
0および3次元データ記憶部32が設けられる。スケッ
チ入力部22には、スケッチ新規入力部24、2次元デ
ータ参照部26および2次元データ取込み部28が設け
られる。
の準備作業として表示部20のスケッチ画面上に3次元
モデリングの基礎となるスケッチ基本平面形状を入力す
る処理を行う。スケッチ基本平面形状の入力は、スケッ
チ新規入力部24を使用した新規入力と、2次元データ
参照部26および2次元データ取込み部28を使用した
2次元データ記憶部16の2次元図面データを利用した
入力とに分けられる。
力は、表示部20のスケッチ画面に何も表示せず、オペ
レータが初めから図2に示した各種の入力デバイスを使
用してスケッチ基本平面形状を描いていく入力処理であ
る。これに対し、2次元データ参照部26および2次元
データ取込み部28によるスケッチ入力処理は、2次元
データ記憶部16に既に格納されている2次元図面デー
タを利用したスケッチ基本平面形状の入力となる。
記憶部16に格納されている2次元図面データの名称を
示す管理ファイルの名称一覧表を取り出して表示部20
に表示し、オペレータに必要とする図面名称の指定を行
わせ、指定された図面名称に対応する2次元データを2
次元データ記憶部16から読み出して、表示部20の2
次元表示画面上に図形データを表示する。
タ参照部26により表示された表示部20の表示画面を
スケッチ画面に切り替え、切り替えたスケッチ画面上に
2次元図形データを表示して、スケッチ基本平面形状の
オペレータによる選択指定を行わせる。オペレータがス
ケッチ画面上の図形データの必要な平面形状を指定する
と、この指定された平面形状の2次元データを取り込ん
で3次元変換部30に供給する。
部28で取り込まれた2次元図面データの平面形状のデ
ータを3次元データのデータ形式に変換し、これを入力
されたスケッチ基本平面形状として3次元データ記憶部
32に格納する。このようにして、3次元データ記憶部
32に3次元モデリングに使用するスケッチ基本平面形
状の3次元データが準備できたならば、3次元作図機能
を使用し、表示部20のスケッチ画面上にスケッチ入力
部22により入力したスケッチ基本平面形状を表示し、
このスケッチ基本平面形状を基礎に3次元物体を肉付け
などにより構築する3次元モデリングの設計処理を行う
ことになる。
おけるスケッチ入力処理である。まずステップS1で、
スケッチ入力に際し2次元図面を参照するか否かチェッ
クする。2次元図面を参照せずに新規に入力する場合に
は、ステップS2に進み、スケッチ基本平面形状の新規
入力、即ちオペレータが図面や構想を練りながら3次元
モデリングの基礎となる2次元平面形状を入力する処理
が行われる。
でスケッチ基本平面形状の完成が判別されるまで、繰り
返し行われる。スケッチ基本平面形状が完成するとステ
ップS4に進み、3次元データに変換して、例えば3次
元データ記憶部32に格納する。一方、ステップS1で
2次元図面の参照が判別された場合には、ステップS5
に進み、2次元図面参照処理が行われる。まず2次元デ
ータ記憶部16に格納されている管理ファイルから図面
名称の一覧表を読み出して表示し、表示名称の中からス
ケッチ基本平面形状の作成に必要な図面名称を指定する
と、指定された2次元図形データが表示部20に表示さ
れる。
次元図面データのスケッチ基本平面形状としての取込み
の有無をチェックする。取込みが判別されると、ステッ
プS7に進んで、2次元図面取込み処理を行う。即ち、
表示されている2次元図面の中から3次元モデリングの
基礎データとなるスケッチ基本平面形状を指定して取り
込む。
ップS3でスケッチ基本平面形状の完成の有無をチェッ
クし、完成するまで、ステップS5〜S7の処理が繰り
返される。そして最終的に、ステップS4で3次元デー
タに変換して、3次元データ記憶部32に格納するよう
になる。ステップS1〜S7におけるスケッチ入力処理
は、単一の設計対象物のスケッチ基本平面形状の入力処
理であってもよいし、例えば部品作成のように多数の設
計対象物のスケッチ基本平面形状の入力処理を行っても
よい。
た2次元データ参照部26および、図4のステップS5
における2次元図面参照処理の詳細を示す。この場合に
は、表示部には2次元図面データを表示するための2次
元表示画面56が準備されており、オペレータが2次元
図面の参照処理を指定すると、2次元表示画面56上に
2次元図面リスト・ウィンドウ58が表示される。
中には、現在2次元データ記憶部16に格納されている
2次元図面データの名称の一覧を示すリスト表示60が
行われる。また、リスト表示60に全ての図面名称を表
示できない場合には、マウス操作などにより図面名称の
スクロール表示を行うことができる。オペレータは図面
名称のリスト表示60を見て、その中から自分が設計し
ようとする対象物体に関連する図面名称をマウスクリッ
クにより選択する。この場合には、図面名称の表示リス
ト60の中の2番目の「ZUMEN2」をマウスクリッ
クで指定した場合であり、この指定を受けて下側の選択
メニュー枠62の中に選択した図面名称「ZUMEN
2」が表示される。
容を確認したならば、「選択」のメニュー表示をマウス
クリックすると、指定された図面名称に対応する2次元
図面データが2次元データ記憶部16より読み出され
て、2次元表示画面56上に表示される。図6は、図5
の図面名称の指定により2次元表示画面56に表示され
た2次元図面データの一例である。この場合、2次元表
示画面56にはオペレータが選択した設計対象物体の正
面図形68と側面図形70が表示されている。
理による表示に続いて、図3の2次元データ取込み部2
8および図4のステップS7の2次元図面取込み処理に
おいて、3次元スケッチ画面72に画面切替えを行った
状態を示す。この画面切替えにおいて、図6の2次元表
示画面56に表示された対象物体の正面図形68および
側面図形70は、そのまま3次元スケッチ画面72に表
示される。
におけるスケッチ基本平面形状としての取込みは終了し
ていないことから、対象物体の正面図形68および側面
図形70については、指定後の表示色と異なったカラー
表示としている。図面上では、取込み前の図形表示とし
て破線で示し、取込み後の図形表示として実線で示す。
れた2次元図面データとしての対象物体の正面図形6
8,側面図形70を対象に、スケッチ基本平面形状を取
り込むための指定処理の第1実施例を示している。この
実施例にあっては、例えば対象物体の正面図形68をそ
のまま3次元モデリングに使用するスケッチ基本平面形
状として取り込むため、×印74で示す各線分のマウス
クリックを行っている。勿論、全ての線分をマウスクリ
ックせず、例えば外形の線分のみをマウスクリックして
一部の図形形状を取り込むこともできる。
のチェイン検索機能をもたせ、このチェイン検索機能を
利用してスケッチ基本平面形状を取り込む処理を示して
いる。チェイン検索機能は、例えば表示された正面図形
68を取り込む場合、その中の任意の線分を例えばマウ
スクリック76に示すように指定すると、この指定点7
6を検索開始点として線分の連鎖を自動的に辿りなが
ら、再度、開始点76に戻る検索処理を行う。
の取込みデータとする。このチェイン検索にあっては、
開始点76から分離した内側の線分については検索する
ことができないが、内形線を検索して、この外形枠に含
まれる線分を全て取り込むモードを指定すると、外形の
チェイン検索で全ての線分を含む2次元図面データを取
り込むことができる。勿論、閉ループとなる線分ごとに
マウスクリック70による指定を行って、チェイン検索
による取込みを行ってもよい。
理の第3実施例であり、この実施例にあっては、領域指
定で2次元図面データを取り込むようにしたことを特徴
とする。図10の場合には、表示された対象物体の正面
図形82をスケッチ基本平面形状として取り込むため、
矩形領域の対角方向の2つの頂点をマウスクリック7
8,80で指定することで、斜線部で示す領域82が指
定され、この領域82に含まれる対象物の正面図形68
の図面データが取り込まれる。
処理の第4実施例を示す。この第4実施例にあっては、
表示画面上に2次元ウィンドウ86と3次元スケッチ・
ウィンドウ84を表示し、ウィンドウ間での図形移動
(ドラッキング)を利用してスケッチ基本平面形状の取
込みを行うようにしたことを特徴とする。表示画面の2
次元ウィンドウ86には、2次元データ参照部26の参
照処理によって2次元データ記憶部16より読み出され
た2次元図面データとして、対象物体の正面図形68お
よび側面図形70が表示されている。この2次元ウィン
ドウ86の中の対象物体の正面図形68をスケッチ基本
平面形状として3次元スケッチ・ウィンドウ84に取り
込みたい場合には、対象物体の正面図形68に対しマウ
スクリック88を行う。
動してマウスクリック90を行うことで、異なったカラ
ー表示(点線表示)をもって対象物体の正面図形68の
3次元スケッチ・ウィンドウ84への取込みが行われ
る。3次元スケッチ・ウィンドウ84への取込みが済ん
だならば、2次元ウィンドウ86を消去すれば画面全体
がスケッチ表示に切り替わる。
て3次元スケッチ画面72に取り込んだスケッチ基本平
面形状92を示す。このように2次元データ記憶部16
に記憶された2次元図面データを利用したスケッチ基本
平面形状の3次元スケッチ画面への取込みは、必要な2
次元図面の選択と、選択により表示した図面の中の使用
する平面形状の指定という簡単な操作で済み、スケッチ
新規入力部24を使用して初めから同じ平面形状をスケ
ッチ入力する場合に比べると、入力作業が極めて効率良
くでき、オペレータに対する負担も少ない。
画面72に取り込んだスケッチ基本平面形状92は、そ
のまま使用してもよいし、必要に応じて適宜の加工を施
した後にスケッチ基本平面形状として完成させてもよ
い。いずれの場合にも基本的な形状は2次元図面データ
から得られているため、作業は効率的にでき、オペレー
タの負担も少ない。
72上でスケッチ基本平面形状92が完成したならば、
図3の3次元変換部30および図4のステップS4に示
した3次元データへの変換処理により、完成したスケッ
チ基本平面形状の2次元データを3次元データに変換す
る。図13は、本発明で使用する座標点データを例にと
って2次元データと3次元データを対比して示す。
デックス34に続いてx座標値36とy座標値38を有
し、更に座標点の色情報となるRGBデータ40を設け
ている。更に、必要ならば、空領域を使用して制御パラ
メータ42をセットすることができる。この制御パラメ
ータ42としては、例えば始点情報または終点情報など
である。一方、図13(B)の3次元データは、インデ
ックス44に続いてx座標値46、y座標値48および
z座標値50をもっている。更に、RGBデータ52と
制御パラメータ54を有する。したがって、本発明にお
ける2次元データから3次元データへの変換とは、図1
3(A)のデータ形式から図13(B)のデータ形式へ
の変換を意味する。
標データへの3次元スケッチ画面72における座標変換
の具体例を示している。図14(A)の2次元データ
は、インデックス34に続いて、x座標値36として
「2.0」、y座標値38として「3.0」をもってい
る。この2次元データを3次元データに変換すると、図
14(B)に示すように、x座標値46は「2.0」、
y座標値48は「3.0」と同じであるが、新たに加わ
ったz座標値50は「0.0」となっている。即ち、2
次元データをそのまま3次元データに変換した段階で
は、z座標値50は元々存在しなかったデータであるこ
とから、初期値としての「0.0」にすればよい。
点を示す座標点データと終点を示す座標点データとによ
って1つの線分データを構成する。また円については、
中心座標点と半径に加えて、図形形状を示すインデック
スにより円の方程式を指定することで、円データ構造が
得られる。勿論、他の曲線についても、曲線上の任意の
座標点とその曲線を示す方程式のインデックス情報でデ
ータ構造が得られる。
されて3次元データ記憶部32に格納された3次元スケ
ッチ基本平面形状を基礎データとして使用して、3次元
モデリングにより作成した3次元モデリング94を示し
ている。この3次元モデリング画像94は、図12に示
す完成したスケッチ基本平面形状92の3次元データを
基礎に、オペレータが3次元計算機支援設計装置のもつ
作図機能を活用して作成したものであり、その中には既
存の2次元図面データの基本形状がモデリングの基礎情
報として含まれている。
られた2次元図形データを利用してスケッチ入力を行う
本発明の装置構成の基本形態を示している。図16
(A)は図3の機能ブロックに相当するものであり、3
次元計算機支援設計装置150の1つの機能として2次
元計算機支援設計装置160が設けられている。これに
対し図16(B)の装置構成は、2次元計算機支援設計
装置170と3次元計算機支援設計装置180が独立に
存在する場合である。
170にファイル転送ユニット172を設けると共に、
3次元計算機支援設計装置180にもファイル転送ユニ
ット182を設けて、両者をケーブル接続し、3次元計
算機支援設計装置180からの要求で2次元計算機支援
設計装置170のファイルに格納している2次元図面デ
ータを転送してスケッチ入力に利用することができる。
プや光ディスクカートリッジなどの媒体を経由して2次
元計算機支援設計装置170の2次元設計データを3次
元計算機支援設計装置180に提供するようにしてもよ
い。
ば、3次元モデリングにおいて、モデリングの基礎とな
るスケッチ基本平面形状を既存の2次元図面データを利
用して作成することができ、新規入力に比べて大幅にオ
ペレータの作業負担を軽減し、効率のよいスケッチ基本
平面形状の入力処理を行うことができる。
スケッチ基本平面形状の入力であることから、過去の計
算機支援設計で得られた2次元図面データを情報資産と
して有効に活用することができ、過去の設計資産の有効
な利用形態を構築できる。更に、既存の2次元計算機支
援設計から高度な3次元計算機支援設計に移行する場合
にも、過去の蓄積された設計資産が無駄にならないこと
から、3次元計算機支援設計への移行をスムースに行う
ことができる。
スケッチ画面説明図
スケッチ画面説明図
のスケッチ画面説明図
のスケッチ画面説明図
ッチ画面説明図
図
た3次元モデリング画像の説明図
ント 84:3次元スケッチ・ウィンドウ 86:2次元ウィンドウ 92:3次元スケッチ基本平面形状 100:CPU 102:主記憶ユニット 104:デバイスインタフェース 105:バス 106:キーボード 108:マウス 110:タプレット 112:入出力制御ユニット 114,116:ファイルユニット 118:3次元描画ユニット(3次元グラフィックス・
アクセラレータ) 120:3次元フレームメモリ 122:2次元フレームメモリ 124:カラーディスプレイ装置 126:プリンタ装置
Claims (14)
- 【請求項1】2次元データ記憶手段の2次元図面データ
を参照し、スケッチ画面での3次元モデリングに使用す
るスケッチ基本平面形状が存在する2次元図面データを
指定して表示させる2次元データ参照手段と、 前記2次元データ参照手段の指定で表示された2次元図
面データの中から、前記スケッチ基本平面形状に使用す
る平面形状を指定して前記スケッチ画面に取込む2次元
データ取込み手段と、 前記2次元データ取込み手段で取込まれた平面形状の2
次元データを3次元データに変換して、前記スケッチ基
本平面形状の3次元データを作成する3次元変換手段
と、を備えたことを特徴とする3次元計算機支援設計装
置。 - 【請求項2】請求項1記載の3次元計算機支援設計装置
に於いて、 前記2次元データ参照手段は、前記2次元データ記憶手
段から図面名称の一覧を示したリスト情報を読出し表示
して、必要な図面名称を指定させることを特徴とする3
次元計算機支援設計装置。 - 【請求項3】請求項1記載の3次元計算機支援設計装置
に於いて、 前記2次元データ取込み手段は、表示された2次元図面
データの線分要素を指定して平面形状をスケッチ画面に
取込むことを特徴とする3次元計算機支援設計装置。 - 【請求項4】請求項1記載の3次元計算機支援設計装置
に於いて、 前記2次元データ取込み手段は、2次元図形データの線
分要素のチェインを検索して図形形状を抽出するチェイ
ン検索手段を有し、表示された2次元図面データに対す
るチェイン検索の開始点の指定に基づき、前記チェイン
検索手段により検索した平面形状をスケッチ画面に取込
むことを特徴とする3次元計算機支援設計装置。 - 【請求項5】請求項1記載の3次元計算機支援設計装置
に於いて、 前記2次元データ取込み手段は、表示された2次元図面
データの領域を指定し、該指定領域に含まれる平面形状
をスケッチ画面に取込むことを特徴とする3次元計算機
支援設計装置。 - 【請求項6】請求項1記載の3次元計算機支援設計装置
に於いて、 前記2次元データ参照手段は、指定した2次元図面デー
タを表示画面上の2次元ウィンドウ上に表示し、 前記2次元データ取込み手段は、前記2次元ウィンドウ
上に表示された2次元図面データの中の平面形状を指定
して、同一表示画面上のスケッチ表示ウィンドウ上に取
込むことを特徴とする3次元計算機支援設計装置。 - 【請求項7】請求項1記載の3次元計算機支援設計装置
に於いて、前記3次元変換手段は、変換したスケッチ基
本平面形状の3次元データを3次元データ記憶手段に記
憶することを特徴とする3次元計算機支援設計装置。 - 【請求項8】2次元データ記憶手段の2次元図面データ
を参照し、スケッチ画面での3次元モデリングに使用す
るスケッチ基本平面形状が存在する2次元図面データを
指定して表示させる2次元データ参照過程と、 前記2次元データ参照過程で表示された2次元図面デー
タの中から、前記スケッチ基本平面形状に使用する平面
形状を指定して前記スケッチ画面に取込む2次元データ
取込み過程と、 前記2次元データ取込み過程で取込まれた平面形状の2
次元データを3次元データに変換して、前記スケッチ基
本平面形状の3次元データを作成する3次元変換過程
と、を備えたことを特徴とする3次元計算機支援設計方
法。 - 【請求項9】請求項8記載の3次元計算機支援設計方法
に於いて、 前記2次元データ参照過程は、前記2次元データ記憶手
段から図面名称の一覧を示したリスト情報を読出し表示
して、必要な図面名称を指定して表示させることを特徴
とする3次元計算機支援設計方法。 - 【請求項10】請求項8記載の3次元計算機支援設計方
法に於いて、 前記2次元データ取込み過程は、表示された2次元図面
データの線分要素を指定して平面形状をスケッチ画面に
取込むことを特徴とする3次元計算機支援設計方法。 - 【請求項11】請求項8記載の3次元計算機支援設計方
法に於いて、 前記2次元データ取込み過程は、連続する線分要素のチ
ェイン検索で前記2次元図面データから求めた平面形状
をスケッチ画面に取込むことを特徴とする3次元計算機
支援設計方法。 - 【請求項12】請求項8記載の3次元計算機支援設計方
法に於いて、 前記2次元データ取込み過程は、表示された2次元図面
データの領域を指定し、該指定領域に含まれる平面形状
をスケッチ画面に取込むことを特徴とする3次元計算機
支援設計方法。 - 【請求項13】請求項8記載の3次元計算機支援設計方
法に於いて、 前記2次元データ参照過程は、指定した2次元図面デー
タを表示画面上の2次元ウィンドウ上に表示し、 前記2次元データ取込み過程は、前記2次元ウィンドウ
上に表示された2次元図面データの中の平面形状を指定
して、同一表示画面上のスケッチ表示ウィンドウ上に取
込むことを特徴とする3次元計算機支援設計方法。 - 【請求項14】請求項8記載の3次元計算機支援設計方
法に於いて、前記3次元変換過程は、変換したスケッチ
基本平面形状の3次元データを3次元データ記憶手段に
記憶することを特徴とする3次元計算機支援設計方法。
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JP15071894A JP3369734B2 (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 3次元計算機支援設計装置及び方法 |
US08/850,814 US6128020A (en) | 1994-07-01 | 1997-05-02 | Computer system supporting design operation of three-dimensional object and method therefor |
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JP15071894A JP3369734B2 (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 3次元計算機支援設計装置及び方法 |
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JP3369734B2 JP3369734B2 (ja) | 2003-01-20 |
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1994
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-
1997
- 1997-05-02 US US08/850,814 patent/US6128020A/en not_active Expired - Lifetime
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