JP4235604B2 - 画像処理装置、画像処理方法、ならびにプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、ならびにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4235604B2
JP4235604B2 JP2004337947A JP2004337947A JP4235604B2 JP 4235604 B2 JP4235604 B2 JP 4235604B2 JP 2004337947 A JP2004337947 A JP 2004337947A JP 2004337947 A JP2004337947 A JP 2004337947A JP 4235604 B2 JP4235604 B2 JP 4235604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
similar
label
matrix
search
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004337947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006146715A (ja
Inventor
昌弘 松下
弘隆 椎山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004337947A priority Critical patent/JP4235604B2/ja
Priority to US11/280,234 priority patent/US7620247B2/en
Publication of JP2006146715A publication Critical patent/JP2006146715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4235604B2 publication Critical patent/JP4235604B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/50Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of still image data
    • G06F16/58Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually
    • G06F16/583Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually using metadata automatically derived from the content
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/70Arrangements for image or video recognition or understanding using pattern recognition or machine learning
    • G06V10/74Image or video pattern matching; Proximity measures in feature spaces
    • G06V10/75Organisation of the matching processes, e.g. simultaneous or sequential comparisons of image or video features; Coarse-fine approaches, e.g. multi-scale approaches; using context analysis; Selection of dictionaries
    • G06V10/754Organisation of the matching processes, e.g. simultaneous or sequential comparisons of image or video features; Coarse-fine approaches, e.g. multi-scale approaches; using context analysis; Selection of dictionaries involving a deformation of the sample pattern or of the reference pattern; Elastic matching

Description

本発明は、画像を検索するための画像処理技術に関するものである。
従来より類似画像を検索するための種々の技術が提案されている。最も一般的な例としては、画像にキーワードを付与しておき、このキーワードに基づいて画像検索を行う方式が挙げられる。しかし、当該方式の場合、高い精度で類似画像を検索できるという利点がある反面、ユーザがキーワードの付加作業を行わなければならず、更に、キーワードが付加されていない画像に関しては、縮小画として提示されたものを、ユーザがマニュアルにて選択しなければならないなど、ユーザにとって利便性が悪いという問題があった。このため、ユーザの利便性向上の観点より、画像から画像特徴量を自動的に抽出し、当該画像特徴量を用いて類似画像を検索する技術が求められてきた。
画像から画像特徴量を抽出し、該抽出された画像特徴量を用いて類似画像を検索する方式としては、これまでは、色情報を画像特徴量として用いる方式が主流であった。そして、かかる方式の多くが、色情報に関するヒストグラムを取ることにより算出されるRGBの割合や画像中に多く存在する色の組み合わせといった画像特徴量を用いて検索するものであった。しかしながら、このような方式による類似画像検索の場合、色の位置情報が失われることとなるため、高い検索精度は望めないという問題があった。
そこで、最近では、例えば特開平8−249349号公報に示すように、画像を複数のブロックに分けそれぞれの画像特徴量(代表色)を用いてパターンマッチングを行うことで、色の位置情報を利用して類似画像を検索する方式が提案されてきている。
さらに、特開平11−288418号公報では、画像特徴量の配置を考慮した類似画像の検索方法として、行単位のマッチングのみを行って類似行並びを特定し、その類似行並びを再使用して行毎のマッチングを行うことで、類似度を算出する方式が提案されている。
特開平8−249349号公報 特開平11−288418号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された類似画像検索の場合、マッチングを行う2つの画像について各ブロックごとに画像特徴量の距離を計算しなければならず、計算量が膨大となってしまうという問題がある。特に画像特徴量として代表色を用いた場合には、RGB3個のデータを扱わなければならず、更に計算が複雑なものとなってしまう。
また、画像から抽出された画像特徴量そのものを用いて比較を行うので、比較の精度が高いという利点がある反面、画像のアングルが変わったり、物体の位置が変わったりするだけで類似画像検索できなくなってしまうことから、いわゆる「自然画像」等を対象とした類似画像検索には不適であるといった問題もある。
一方、上記特許文献2に開示された類似画像検索の場合、行毎のマッチングを行わずに類似行並びを特定するため、上記特許文献1に比して計算量を削減することができるものの、上記特許文献1と同様、いわゆる「自然画像」を対象とした場合、類似行並びが正しく特定されない場合があり、その結果、類似度の精度も低下してしまうといった問題があった。またこの方式では、類似行並びが正しく特定されなかった場合には、元画像と比較先画像の位置的関係を正しく抽出することができないという問題もあった。
このような背景のもと、画像のアングルが変わったり、物体の位置が変わったり、あるいは撮影条件が変わることによって画像特徴量にある程度の違いが生じた場合であっても、それらを吸収可能な程度に曖昧さを有しながら類似画像検索を行うことが可能な、いわゆるロバストな類似画像検索の実現が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、画像特徴量に基づいて類似画像を検索をする場合において、画像特徴量の位置情報を考慮しつつ、当該位置情報にある程度の違いがあった場合でも、高精度かつ高速に検索できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。
即ち、
メモリに格納された画像を複数のブロックに分割し、該ブロック毎の特徴量を算出する特徴量算出手段と、前記ブロック毎の特徴量を量子化して前記画像の特徴量行列を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された第1の画像の特徴量行列の各行と前記生成手段により生成された第2の画像の特徴量行列の各行とをDPマッチングさせラインペナルティマトリックスを作成する作成手段と、前記ラインペナルティマトリックスに基づいて前記第1の画像と前記第2の画像の距離を算出する距離算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像特徴量に基づいて類似画像を検索をする場合において、画像特徴量の位置情報を考慮しつつ、当該位置情報にある程度の違いがあった場合でも、高精度かつ高速に検索できるようになる。
以下、必要に応じて添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の各実施形態に共通する画像処理装置の制御構成を示すブロック図である。同図において、101はCPUであり、後述する各種制御処理を実行する。102はROMであり、本画像処理装置の立ち上げ時に実行されるブートプログラムや各種データを格納する。103はRAMであり、CPU101が処理するための制御プログラムを格納するとともに、CPU101が各種制御処理を実行する際の作業領域を提供する。104はキーボード、105はマウスであり、ユーザによる各種入力操作環境を提供する。
106は外部記憶装置であり、ハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM等で構成される。107は表示器であり、処理の内容や処理結果をユーザに伝える。108はネットワークインターフェースであり、ネットワーク上の各機種(不図示)との通信を可能とする。109はインターフェース(I/F)、110は画像読み取りのためのスキャナである。また、111は上記各構成を接続するバスである。なお、上記の構成のうち、スキャナ110や外部記憶装置106はネットワーク上に配置されたもので代用してもよい。
図2は本発明の各実施形態に共通する画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。同図において、201はユーザインターフェース部であり、表示器107、キーボード104及びマウス105を介して、ユーザからの各種の操作入力を検出する。202は画像入力部であり、スキャナ110による画像の読み取りを行う。203は画像メモリであり、画像入力部202によって得られた画像データをRAM103の所定の領域に格納する。204は画像特徴量抽出部であり、画像メモリ203に格納した画像について、後述の手順で画像特徴量を抽出する。
205は特徴量ラベル行列化部であり、画像特徴量抽出部204によって得られた画像特徴量に基づいてラベル行列(特徴量行列)を生成する。206はパターンマッチング部であり、指定された画像のラベル行列と、画像蓄積部207に蓄積されている画像のラベル行列に対し、後述の2次元DPマッチングを用いて類似度を算出する。
207は画像蓄積部であり、画像入力部202等によって得られた画像データを蓄積する。図3は画像蓄積部207における画像データの格納状態を説明する図である。各画像データ302には画像ID301が付与され、画像蓄積部207ではこれらが対になって保持される。
208は画像管理データベース(以下、画像管理DB)であり、図4に示されるデータ形態で画像蓄積部207に格納された画像データを管理する。また、209はラベル行列インデックスであり、図5に示されるラベル成分インデックスファイルを格納する。なお、ラベル成分インデックス209の利用については、図10のフローチャートを用いて後述する。
以上のような構成を備えた本実施形態にかかる画像処理装置の動作例を以下に説明する。なお、以下の例では色に着目した画像特徴量として、赤(R)、緑(G)、青(B)の三色を利用するとともに、3次元の色空間での処理を前提として説明する。ただし、言うまでも無いことであるが、L*a*b表色系等の色空間で処理を行ったり、3次元以外の色空間で処理を行ったりしてもかまわない。
〔画像の登録処理〕
まず、画像登録の際に行う処理について説明する。図6は画像登録処理の手順を表すフローチャートである。同図に示すように、ユーザインターフェース部201を介してユーザが入力した指示に基づいて、ステップS601では、画像入力部202が画像を読み込み、当該画像を画像メモリ203に保持する。
次に、ステップS602において、当該画像を複数のブロックに分割する。本実施形態では、画像を縦横のブロックに分割する。図7は本実施形態における画像のブロック分割の一例を示す図である。同図に示されるように、本実施形態では、3×3の計9個のブロックに画像を分割するものとする。なお、本実施形態のような3×3への分割はあくまで説明の便宜上の理由によるものであり、実際には、自然画像であれば10×10以上の分割数とするのが好ましい。また、白の無地背景に商品が写っているような画像の場合であれば、13×13以上の分割数とするのが好ましい。
次にステップS603において、分割された各ブロックの画像特徴量(パラメータラベル)を算出する。
図8は分割された各ブロックについて画像特徴量を算出する際に用いられる多次元特徴量空間を説明するための図である。図8に示すように、多次元特徴量空間(RGBカラー空間)は複数のセル(色セル)に分割され、それぞれのセル(色セル)に対して通し番号でユニークなラベルが付与されている。
そして、分割された各ブロックにおける色成分(R、G、B)が当該多次元特徴量空間において、どのセルに属するかによって、当該ブロックの画像特徴量(パラメータラベル)が求められることとなる。
具体的には、分割された各ブロックに対して、すべての画素がどの色セルに属するかの計算処理を行い、もっとも頻度の多い色セルのラベルをその分割画像ブロックのパラメータラベル(「カラーラベル」)として決定する。この処理はすべてのブロックに対して行われる。
なお、多次元特徴量空間(RGBカラー空間)を複数のブロックに分けたのは微妙な特徴量(色)の違いを吸収するためである。
また、多次元特徴量空間を用いて、画像特徴量を算出するに際しては、各色成分(R、G、B)のそれぞれの平均値と分散値とを実験によって求め規格化(正規化)した後、例えば、主成分分析等の直行変換を行い、意味のある次元にしたデータを用いるものとする。ここで、「意味のある次元」とは、主成分分析において、寄与率が大きな主成分軸で構成される次元である。
以上のようにして各ブロックに対してパラメータラベルが付与されると、ステップS604では、各ブロックに付与されたパラメータラベルを所定のブロック順序で並べることにより、パラメータラベル行列(以下、「ラベル行列」とする)が生成される。
図9はラベル行列を生成する際のブロック順序列を説明する図である。同図の分割画像ブロックのマスにある数字に従って上記のパラメータラベルを並べ、ラベル行列を生成する。なお、画像管理DB208やラベル行列インデックス209にラベル行列を格納するに際しては、上述のように2次元的なラベル行列を所定の順序で1次元に並べたものを格納するが、本実施形態ではこのような1次元の形態のものもラベル行列と称することにする。
ここで、図9の(a)では、分割画像ブロックを左から右へ水平方向へスキャンし、この水平方向のスキャンを上から下へ行う順序となっている。なお、本実施形態に適用可能なスキャンの方法としては、
・水平方向(図9の(a)に示したように、左から右へのスキャンを上から下へ行うという順序の他に、図9の(b)〜(d)に示すように、左から右へのスキャンを下から上へ行う等、4通りのスキャン方法が考えられる)、
・垂直方向(上から下へのスキャンを左から右へ行う等、4通りのスキャン方法が考えられる)、
・図9の(e)に示すように、偶数ラインと奇数ラインでスキャンを分ける、
等があげられる。
なお、本実施形態では、図9の(a)のような左上から右下方向への斜めスキャンを採用するが、上述した他のスキャン方法も適用可能である。
続いてステップS605では、以上のようにして得られたラベル行列や画像データを画像蓄積部207、画像管理DB208、ラベル行列インデックス209に格納する。すなわち、ステップS601で読み込んだ画像データに対して画像IDを取得し、これらをペアにして画像蓄積部207に格納する。そして、当該画像IDに対応付けて図4に示す画像管理DBレコードを生成し、これを画像管理DB208に登録する。以上で画像登録処理が終了する。
[類似画像検索処理]
○ラベル成分インデックスファイルについて
次に類似画像検索処理について説明する。はじめに類似画像検索処理にて用いられるラベル成分インデックスファイルについて説明する。
なお、本実施形態では、予め初期化時において、ラベル行列インデックス209から、既に登録されている画像のラベル行列群を得て、各ラベル成分をキーとするラベル成分インデックスファイル(図5の501、502、503・・・等)を生成し、ラベル行列インデックス209に格納しておくものとする。なお、ここでいう初期化時とは、システムの立ち上げ時或いはアプリケーションの起動時のいずれでも良い。また、新規の画像登録があり、これを画像DBに登録した場合にも、このラベル成分インデックス209の生成を行う。
図5は、ラベル行列インデックス209のデータ構成例を示す図である。図5に示すように、ラベル行列インデックス209は複数のラベル成分インデックスファイル(501、502、503・・・等)から構成され、各ラベル成分インデックスファイルは、各ラベル成分毎に、そのラベル成分を内部に持つラベル行列へのアドレス群(列ID群)を有する。なお、このラベル成分インデックスファイルは画像の登録及び削除、変更を反映する必要が生じるまで、作成し直す必要はない。もちろん、毎回画像データの登録時にラベル行列インデックス209に追記してゆくようにしてもよい。この場合は、図6のステップS605の後で、新たに登録された画像について上述した処理を行うこととなる。
図5に示すラベル成分インデックスファイルには、ラベル成分をキーとして、そのラベル成分を含む画像IDとそれに含まれる当該ラベル成分の個数が格納されている。このようなインデックスを用いれば、類似検索元画像が有するラベル成分を含む画像データの画像IDを直接的に抽出できる。なお、各キー毎に格納されている画像IDを、ラベル成分の個数にしたがって昇順或いは降順にソートして登録しておけば、より処理速度を向上させることができる。
○類似画像検索処理の流れ
次に図10を用いて類似画像検索処理について説明する。図10は本実施形態にかかる画像処理装置における類似画像検索処理の処理手順を説明するフローチャートである。まず、ステップS1001において、ユーザインターフェース部201から「類似検索元画像」が指定されると、ステップS1002において、当該指定された類似検索元画像の画像ID301が取得され、更に画像管理DB208から当該類似検索元画像のラベル行列(ここではカラーラベル行列)が取得される。
次にステップS1003において、ラベル成分インデックスファイルを参照し、類似検索元画像のラベル行列とある程度以上同一のラベルを含むラベル行列群(複数のラベル成分インデックスファイルのラベル行列)を取得する。これは登録した画像の全てのラベル行列との比較を行うと処理が遅くなることに鑑みて、予め似ているもの(類似検索元画像のラベル行列と所定数以上の同一のラベルを含むラベル行列群)に絞った後に、類似検索元画像のラベル行列と一対一で比較するようにし、処理速度を改善するためである。もちろん、処理が遅くなっても良ければ、登録した画像の全てのラベル成分インデックスファイルのラベル行列との比較を行い、精度の高い検索を行ってもよい(この場合、ステップS1003は省略される)。
次に、ステップS1004において、ステップS1003で取得した各ラベル行列と類似検索元画像のラベル行列とを比較し、その類似度を算出する。そして、類似検索元画像のラベル行列に最も近いラベル行列から順にその類似度とともに検索結果として出力する。
ステップS1005では、画像管理DB208を参照して、画像ID群の各画像IDについてフルパスのファイル名を取得し、これをユーザに提示する。
○類似度の算出処理に用いるペナルティマトリックスについて
ここで、ラベル行列同士の類似比較(類似度の算出)を行う際に用いるペナルティマトリックスについて述べる。なお、以下では、ステップS1003で取得したラベル行列を「類似比較先画像」と称する。
図11はラベル行列を比較し類似度を求める際に用いるラベル間の「ペナルティマトリックス」の一例を示す図である。ペナルティマトリクス中の値(ペナルティ)が小さい程、類似していることになる。例えば、ラベル2とラベル6のペナルティは「7」である。また、同じラベル同士のペナルティは当然のことながら「0」となっている。当該ペナルティマトリクスの使用目的はラベルの類似に応じた距離判定を行うことにある。すなわち、本実施形態では、多次元特徴量空間としてRGBカラー空間を用いているので、色の類似に応じた距離判定が行えることになる。
例えば、類似検索元画像と類似比較先画像のラベル行列中のラベル成分についてそれぞれ対応する位置のラベル成分から図11のペナルティマトリクスを参照して距離を求め、ラベル行列中の全ラベル成分についての距離の和を求めることで、両ラベル行列間の距離を得る。
例えば、図12に示す例では、類似検索元画像のラベル行列が「112313441」であり、類似比較先画像のラベル行列が「113224452」であるので、図11のペナルティマトリクスを用いてDPマッチングを行うことにより、図13に示されるように距離(最終解)を求めることができる。
図13は、図11のペナルティマトリックスを用いてDPマッチングを行うことにより、類似検索元画像のラベル行列と類似比較先画像のラベル行列との距離を算出する様子を示した図である。ここで、図13について簡単に説明する。
同図において、横軸には、類似検索元画像の各ラベル成分が配され、縦軸には、類似比較先画像の各ラベル成分が配されている。
類似検索元画像の各ラベル成分と、類似比較先画像の各ラベル成分との交点に記載された数値は、ペナルティの和算値である。例えば、類似検索元画像のラベル成分のうち、第1番目のラベル成分は「1」であり、類似比較先画像のラベル成分のうち、第1番目のラベル成分は「1」であるため、その交点には、ペナルティとして「0」が記述されている(1301参照)。
同様に、類似検索元画像の第1番目のラベル成分「1」と、類似比較先画像の第2番目のラベル成分「1」との交点には、「1」と「1」のペナルティである「0」を、先ほどのペナルティ「0」(1301)に和算して得られた「0」が記述されている(1302参照)。さらに、類似検索元画像の第1番目のラベル成分「1」と、類似比較先画像の第3番目のラベル成分「3」との交点には、「1」と「3」のペナルティである「1」を、先ほどのペナルティ「0」(1302)に和算して得られた「1」が記述されている(1303参照)。順次、類似検索元画像の第1番目のラベル成分と、類似比較先画像の各ラベル成分との値が記述される。その後の各交点の値は、縦又は横の先行する値の小さい値を用いて、同様に各交点の値を求め記述される。
図13を用いて類似検索元画像のラベル行列と類似比較先画像のラベル行列との距離を算出するにあたっては、図13の左下(類似検索元画像の第1番目のラベル成分と、類似比較先画像の第1番目のラベル成分との交点)を始点、図13の右上(類似検索元画像の第9番目のラベル成分と、類似比較先画像の第9番目のラベル成分との交点)を終点とし、始点から終点に至る各交点のペナルティを求めていくことで、最終解を求めることができる(図13の例では、最終解は8となる)。なお、始点から終点に至るまでの経路(A)は、最終解が最小となるように選択される(図13の例では、ペナルティの和算値が0→0→1→1→2→2→4→5→5→5→6→8となる経路が、最終解が8となる経路である)。
なお、経路を選択するにあたっては、傾斜制限として次の条件を用いている。すなわち、図14において、交点(i−1,j)、(i−1,j−1)、(i,j−1)上のペナルティをそれぞれg(i−1,j)、g(i−1,j−1)、g(i,j−1)とし、交点(i,j)上のペナルティをd(i,j)とした場合に、交点(i,j)上のペナルティg(i,j)を数式1の漸化式によって求めている。
このように、本実施形態にかかる画像処理装置では、ラベル行列間のパターンマッチングの際に隣接するラベル同士ではペナルティ(距離)を小さくし、遠いものには大きなペナルティを与えるために図11に示すようなラベル間でのペナルティマトリックスを導入する。
○類似度算出処理の概要
上記ステップS1004ではこのペナルティマトリックスを考慮し、ラベル行列同士を比較するが、本実施形態では、その際に以下に説明する2次元的なDPマッチング(以下、2次元DPマッチングという)を使用する。
図15及び図16は本実施形態にかかる画像処理装置における類似度算出処理を説明する図である。上述のステップS1002において取得された類似検索元画像のラベル行列は、そのスキャン方法に従って図15の(a)のように並べることができる。また、ステップS1003において抽出されたラベル行列群のうちの一つを類似比較先画像とすると、そのラベル行列は図15(b)のように並べることができる。
まず、類似検索元画像の第1行目のラベル列(特徴列)「ABCDE」と、類似比較先画像の第1行目のラベル列「abcde」とのラベル行列間の距離をDPマッチングによって求め、ラインペナルティマトリクス(2次元配列。図15の(c)参照)の該当する位置にラインペナルティとして記憶する。以上の処理を、類似検索元画像のすべての行(「ABCDE」「FGHIJ」「KLMNO」「PQRST」「UVWXY」)と類似比較先画像のすべての行(「abcde」「fghij」「klmno」「pqrst」「uvwxy」)との組み合わせについて行うことで、図15の(c)のようなラインペナルティマトリクスが得られる。
図15の(c)では、「ABCDE」と「abcde」のラインペナルティが50、「ABCDE」と「fghij」のラインペナルティが45、等々であったことを示している。
次に、ラインペナルティマトリクスをライン行列間のペナルティとして図16のように並べ、類似度をDPマッチングを用いて算出し、これを当該類似検索元画像と当該類似比較先画像との類似度として出力する。なお、DPマッチングでは、周知のように、比較するラベルシーケンスが最も類似距離が小さくなるように、比較するラベルシーケンスを伸縮(比較する相手を次に進めないで我慢する)させて比較するという処理を行う(図16の例では、最終解は170となり、ラインペナルティの和算値が50→95→100→110→125→145→170となる経路を通る)。なお、何処まで伸縮(我慢)できるかを制約条件(整合窓の幅)で与えることも可能である。
○類似度算出処理の流れ
図17は本実施形態にかかる画像処理装置における、2次元DPマッチングを採用した類似度算出の手順を説明するフローチャートである。上記図15及び図16を参照して説明した処理を、図17のフローチャートに従って更に詳細に説明する。
まず、ステップS1701において、類似比較先画像の行番号を表す変数iと、類似検索元画像の行番号を表す変数jを1に初期化し、ともに第1行目を示すように設定する。
次に、ステップS1702において、類似比較先画像の第i行目のラベル列を取得する。例えば図15の場合、i=1であれば「abcde」が取得される。そして、ステップS1703において、類似検索元画像の第j行目のラベル列を取得する。例えば、図15において、j=1であれば、「ABCDE」が取得される。
次にステップS1704では、上記ステップS1702、S1703で得られた2つのラベル列間の距離(ラインペナルティ)を、図11で説明した色セルペナルティマトリクスを用いて、DPマッチングによって求める。ステップS1705では、ステップS1704で得られたラインペナルティをラインペナルティマトリクスに記憶する。
ステップS1703からステップS1705の処理を、類似検索元画像のすべての行について行う(ステップS1706、S1707)。さらにステップS1703からステップS1707の処理を、類似比較先画像のすべての行について行う(ステップS1708、S1709)。このようにして、類似検索元画像と類似比較先画像のそれぞれのラベル行間の距離がラベルペナルティとしてラインペナルティマトリクスに格納される。
最後に、ラインペナルティマトリクスを用いて、類似比較先画像の標準ライン行列「12・・・imax」と類似検索元画像の標準ライン行列「12・・・jmax」との2次元DPマッチングを行い、両者の類似度を算出する(ステップS1710)。なお、ここで、標準ライン行列とは、1から始まり、列方向に1ずつ増加する行列である。以上で類似度算出処理が終了する。
[画像間のずれ等の検出]
なお、上記ステップS1704及びステップS1710において、DPマッチングを行ったときの経路を求めることができる。具体的には図14および数式1の漸化式において、交点(i,j)上のペナルティg(i,j)を求める際、g(i−1,j)、g(i−1,j−1)、g(i,j−1)のうちどのペナルティを使用したかを記憶しておき、最終解決定後、経路を遡ることにより、図13のAで描かれた経路を求めることができる。
そしてステップS1704において、DPマッチングを行ったときの経路により、類似検索元画像と類似比較先画像の左右方向のずれ、拡縮の検出が可能である。例えば、ステップS1704において、DPマッチングを行ったときの経路を求めた結果、図18の(a)のようになった場合は、類似検索元画像と類似比較先画像との間に左右のずれはほとんど無い可能性がある。
また、図18の(b)のように経路の傾きは図18の(a)とほとんど同じで経路が左上方向に偏っている場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は右方向へずれたものである可能性があるし、逆に図18の(c)のようになった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は左方向へずれたものである可能性がある。
また、図18の(d)のように傾きが急になった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は左右方向に拡大されたものである可能性があるし、逆に図18の(e)のように傾きが緩やかになった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は左右方向に縮小されたものである可能性がある。
また、これらが複合されて、図18の(f)のように傾きが急になって左側に偏った場合は、類似比較先画像は類似検索元画像の左側が拡大されたものである可能性があるし、図18の(g)のように傾きが緩やかになって上側に偏った場合は、類似検索元画像は類似比較先画像の右側に縮小されたものである可能性がある。
ステップS1704の単体の結果は行ごとの特徴であり、複数行の傾向を総合することにより、類似検索元画像に対する類似比較先画像の傾きの検出が可能である。例えば、第1行目が図18の(a)のようになっていて、第2行目、第3行目と下の行に移っていくにつれて経路が図18の(b)のようになっていった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は左斜めに傾いた状態である可能性がある。
ステップS1710において、DPマッチングを行ったときの経路によっても、類似検索元画像と類似比較先画像の上下方向のずれ、拡縮の検出が可能である。例えば、ステップS1710において、DPマッチングを行ったときの経路を求めた結果、図18の(a)のようになった場合は、類似検索元画像と類似比較先画像との間に左右のずれはほとんど無い可能性がある。
また、図18の(b)のように経路の傾きは図18の(a)とほとんど同じで経路が左上方向に偏っている場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は下方向へずれたものである可能性があるし、逆に図18の(c)のようになった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は上方向へずれたものである可能性がある。
また、図18の(d)のように傾きが急になった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は上下方向に拡大されたものである可能性があるし、逆に図18の(e)のように傾きが緩やかになった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は上下方向に縮小されたものである可能性がある。
また、これらが複合されて、図18の(f)のように傾きが急になって左側に偏った場合は、類似比較先画像は類似検索元画像の上側が拡大されたものである可能性があるし、図18の(g)のように傾きが緩やかになって上側に偏った場合は、類似検索元画像は類似比較先画像の下側に縮小されたものである可能性がある。
更にステップS1704の複数行の結果とステップS1710の結果を総合することにより、類似比較先画像と類似検索元画像の画像データ間の特徴を検出することも可能である。
以上のようにして、DPマッチングを水平・鉛直方向、すなわち2次元に行うことにより、水平や鉛直方向、更に斜め方向に画像アングルが変わったり、物体が移動していたりした場合でも画像検索を行うことが可能となる。また、DPマッチングの時系列伸縮特性により、ズームアップ撮影画像やマクロ撮影画像を検索することも可能となる。
なお、本実施形態では、水平方向のブロック並びに対応するラベル列を用いて類似ライン行列を得たが、垂直方向のブロック並びに対応するラベル列を用いて類似ライン行列を得る場合も、上記と同様の手法で実現可能である。
また、本実施形態では、画像特徴量をラベル表現して類似画像検索を行っているが、画像特徴量をラベル化せずに類似画像検索を行う方法も上記の方法より容易に推測できる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる画像処理装置では、画像特徴量群(特徴量空間を分割して得られる画像特徴量のグループ)を1つのシンボルで表現し(すなわちラベル化し)、ラベル列同士の距離を上述のDPマッチングとペナルティマトリクスとによって求める。これにより、2つの画像のブロック間の距離を算出する際の計算量を大幅に減少させることができるとともに、類似した画像特徴量が同じラベルで表されることになるので、類似画像の検索を良好に行うことができる。
また、(1)ラインペナルティマトリクスによるラベル列同士の距離概念を導入し、(2)比較するラベル位置を前後曖昧に移動させたうえで、トータルの距離が最小(類似度が最大)となるようなラベル行列の比較を実現する上記2次元DPマッチングを導入したことにより、画像のアングルが多少変わっても類似画像検索を行うことが可能となり、雰囲気の似ている画像の検索が可能となる。
更に本実施形態にかかる画像処理装置では、インデックスデータベース(ラベル行列インデックス)を用いたことにより、類似画像検索を更に高速化させることが可能となった。
すなわち、本実施形態にかかる画像処理装置によれば、画像特徴量の配置を考慮して類似画像の高速な検索が行われるとともに、撮影条件の変動等による違いを吸収した類似画像の検索が可能となる(アングルが変った画像や物体の位置が変った画像、あるいは他の撮影条件が変動した画像等、従来、類似画像検索が難しかった画像について、画像特徴量のある程度の違いを吸収することにより、ロバストな類似画像検索を行うことが可能となる)。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態においては、自然画像を検索する場合を想定して説明したが、本発明は自然画像に限られるものではなく、CGやCAD等の人工的な画像の検索にも適応可能であることはいうまでもない。
また、上記第1の実施形態では画像特徴量として色情報を選んだが、本発明はこれに限られるものではなく、その他の画像特徴量を分割画像ブロックごとに求めることで実施することも可能である。
また、上記第1の実施形態では1つの画像特徴量を用いて類似画像検索を行う場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、その他の画像特徴量を用いて類似画像検索を行った検索結果との論理演算を行うことにより、複数の画像特徴量からの高速な類似画像検索を実現することも可能である。
なお、1つの画像に対して複数の画像特徴量を用いて類似画像検索を行う場合には、上記第1の実施形態で得られる類似度を1つの新たなる画像特徴量とみなし、複数のパラメータを用いた多変量解析を行い統計的な距離尺度を用いて類似画像検索を行うようにしてもよい。また、上記第1の実施形態では、類似度が所定値を越える類似画像を検索結果として出力するが、類似度の高い画像から順に前もって指定された個数の画像を検索結果として出力するようにしてもよい。
さらに、曖昧度を指定することにより、DPマッチングにおけるいわゆる整合窓の幅を変更することにより、検索の曖昧度を所望に設定できるようにしてもよい。図19はDPマッチングにおける整合窓を説明する図である。図19において直線AはJ=I+rで表され、直線BはJ=I−rで表される。整合窓の幅はrの値を変更することで変更することができる。したがって、キーボード104から曖昧度を指定することにより、このrの値が変更されるように構成すれば、ユーザの所望の曖昧度(整合窓の幅)で類似度検索を行うことができる。
なお、上記第1の実施形態のような2次元DPマッチングにあっては、水平方向のDPマッチングにおける整合窓の幅と、垂直方向のDPマッチングにおける整合窓の幅とを別々に設定できるようにしてもよい。或いは、両整合窓が異なる変化率で変化するように構成してもよい。このようにすれば、ユーザは、類似画像検索に際してよりきめ細かい曖昧さの設定を行えるようになる。例えば、図9に示されたようなブロック順序を用いた場合において、類似検索元画像中における注目物体の横方向への移動を許容したいような場合や、類似検索元画像が横長画像であるような場合には、横方向への曖昧度を大きくするために水平方向のDPマッチングにおける整合窓の幅をより大きくすればよい。
<第3の実施形態>
上記第1、第2の実施形態では、類似度の算出にあたり、2次元DPマッチングを採用することとしたが、本発明はこれに限られず、変形予測に基づく複数の経路の中から最小となる距離を選択することで類似度を算出するようにしてもよい。以下に詳細を説明する。
[画像検索処理]
○類似度算出の流れ
図20は本実施形態にかかる画像処理装置における類似度算出の手順を説明するフローチャートである。上記図15及び図16を参照しつつ、図20のフローチャートを用いて類似度算出処理について説明する。
まず、ステップS2001において、類似比較先画像の行番号を表す変数iと、類似検索元画像の行番号を表す変数jを1に初期化し、ともに第1行目を示すように設定する。次に、ステップS2002において、類似比較先画像の第i行目のラベル列を取得する。例えば図15の場合、i=1であれば「abcde」が取得される。そして、ステップS2103において、類似検索元画像の第j行目のラベル列を取得する。例えば、図15において、j=1であれば、「ABCDE」が取得される。
次にステップS2004では、上記ステップS2002、S2003で得られた2つのラベル列間の距離(ラインペナルティ)を、図11で説明したペナルティマトリクスを用いて、DPマッチングによって求める。ステップS2005では、ステップS2004で得られたラインペナルティをラインペナルティマトリクスに記憶する。
以上のステップS2003からステップS2005の処理を、類似検索元画像のすべての行について行う(ステップS2006、S2007)。さらにステップS2003からステップS2007の処理を、類似比較先画像のすべての行について行う(ステップS2008、S2009)。以上のようにして、類似検索元画像と類似比較先画像のそれぞれのラベル行間の距離がラインペナルティとしてラインペナルティマトリクスに格納される。
次に、ステップS2010において、変形予測に基づく複数の経路での類似度を求め、それらの最小値を出力する。なお、変形予測に基づく複数の経路とは、予め定められた各直線(図21の直線参照)をいい、該経路での類似度とは、該各直線近傍に位置する該ラインペナルティ(図21の網点部分参照)を足し合わせ、それぞれにおいて算出された平均値をいう。
[画像間のずれ等の検出]
なお、上記第1の実施形態と同様、上記ステップS2004において、DPマッチングを行ったときの経路を求めることができる。具体的には図14および数式1の漸化式において、交点(i,j)上のペナルティg(i,j)を求める際、g(i−1,j)、g(i−1,j−1)、g(i,j−1)のうちどのペナルティを使用したかを記憶しておき、最終解決定後、経路を遡ることにより、図13のAで描かれた経路を求めることができる。
そしてステップS2004において、DPマッチングを行ったときの経路により、類似検索元画像と類似比較先画像の左右方向のずれ、拡縮の検出が可能である。例えば、ステップS2004において、DPマッチングを行ったときの経路を求めた結果、図18の(a)のようになった場合は、類似検索元画像と類似比較先画像との間に左右のずれはほとんど無い可能性がある。
また、図18の(b)のように経路の傾きは図18の(a)とほとんど同じで経路が左上方向に偏っている場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は右方向へずれたものである可能性があるし、逆に図18の(c)のようになった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は左方向へずれたものである可能性がある。
また、図18の(d)のように傾きが急になった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は左右方向に拡大されたものである可能性があるし、逆に図18の(e)のように傾きが緩やかになった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は左右方向に縮小されたものである可能性がある。
また、これらが複合されて、図18の(f)のように傾きが急になって左側に偏った場合は、類似比較先画像は類似検索元画像の左側が拡大されたものである可能性があるし、図18の(g)のように傾きが緩やかになって上側に偏った場合は、類似検索元画像は類似比較先画像の右側に縮小されたものである可能性がある。
ステップS2104の単体の結果は行ごとの特徴であり、複数行の傾向を総合することにより、類似検索元画像に対する類似比較先画像の傾きの検出が可能である。例えば、第1行目が図18の(a)のようになっていて、第2行目、第3行目と下の行に移っていくにつれて経路が図18の(b)のようになっていった場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は左斜めに傾いた状態である可能性がある。
ステップS2010において、類似度が算出されたときに使用された経路によっても、類似検索元画像と類似比較先画像の上下方向のずれ、拡縮の検出が可能である。例えば、ステップS2010において、使用された経路が図21の(a)のようになっている場合は、類似検索元画像と類似比較先画像との間に左右のずれはほとんど無い可能性がある。
また、図21の(b)のように経路の傾きは図21の(a)とほとんど同じで経路が左上方向に偏っている場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は下方向へずれたものである可能性があるし、逆に図21の(c)のようになっている場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は上方向へずれたものである可能性がある。
また、図21の(d)のように傾きが急になっている場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は上下方向に拡大されたものである可能性があるし、逆に図21の(e)のように傾きが緩やかになっている場合は、類似検索元画像に対して類似比較先画像は上下方向に縮小されたものである可能性がある。
また、これらが複合されて、図21の(f)のように傾きが急になって左側に偏っている場合は、類似比較先画像は類似検索元画像の上側が拡大されたものである可能性があるし、図21の(g)のように傾きが緩やかになって上側に偏っている場合は、類似検索元画像は類似比較先画像の下側に縮小されたものである可能性がある。
更にステップS2004の複数行の結果とステップS2010の結果を総合することにより、類似比較先画像と類似検索元画像の画像データ間の特徴を検出することが可能である。
以上のようにして、DPマッチングを水平方向に、変形予測に基づく経路を仮定したマッチングを垂直方向に、すなわち2次元にマッチングを行うことにより、水平や鉛直方向、更に斜め方向に画像アングルが変わったり、物体が移動していても検索を行うことが可能である。また、DPマッチングもしくは変形予測に基づく経路を仮定したマッチングの時系列伸縮特性により、ズームアップ撮影画像やマクロ撮影画像をも検索することが可能となる。
なお、本実施形態では、水平方向のブロック並びに対応するラベル列を用いて類似ライン行列を得たが、垂直方向のブロック並びに対応するラベル列を用いて類似ライン行列を得る場合についても、上記と同様の手法で実現可能である。
また、本実施形態では、画像特徴量をラベル表現して類似画像検索を行っているが、画像特徴量をラベル化せずに類似画像検索を行う方法も上記の方法より容易に推測できる。
以上説明したように、本実施形態にかかる画像処理装置では、画像特徴量群(特徴量空間を分割して得られる画像特徴量のグループ)を1つのシンボルで表現し(すなわちラベル化し)、ラベル列同士の距離を上述のDPマッチングとペナルティーマトリクスとによって求める。これにより、2つの画像のブロック間の距離を算出する際の計算量を大幅に減少させることができるとともに、類似した画像特徴量が同じラベルで表されることになるので、類似画像の検索を良好に行うことができる。
さらに、(1)ラインペナルティマトリクスによるラベル列同士の距離概念を導入し、(2)比較するラベル位置を前後曖昧に移動させたうえで、変形予測に基づく複数の経路の中からトータルの距離が最小(類似度が最大)となるような経路を選択することにより、画像のアングルが多少変わっても検索することが可能となり、雰囲気の似ている画像の検索が可能となる。
更に本実施形態にかかる画像処理装置では、インデックスデータベース(ラベル行列インデックス)を用いたことにより、類似画像検索が更に高速化する。
すなわち、本実施形態にかかる画像処理装置によれば、画像特徴量の配置を考慮した類似画像の高速な検索が行われるとともに、撮影条件の変動等による違いを吸収した類似画像の検索が可能となる(アングルが変った画像や物体の位置が変った画像、あるいは他の撮影条件が変動した画像等、従来、類似画像検索が難しかった画像について、画像特徴量のある程度の違いを吸収することにより、ロバストな類似画像検索を行うことが可能となる。
<第4の実施形態>
上記第3の実施形態においては、自然画像を検索する場合を想定して説明したが、本発明は自然画像に限られるものではなく、CGやCAD等の人工的な画像の検索にも適応可能であることはいうまでもない。
また、上記第1の実施形態では画像特徴量として色情報を選んだが、本発明はこれに限られるものではなく、その他の画像特徴量を分割画像ブロックごとに求めることで実施することも可能である。
また、上記第3の実施形態では1つの画像特徴量を用いて類似画像検索を行う場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、その他の画像特徴量を用いて類似画像検索を行った検索結果との論理演算を行うことにより、複数の画像特徴量からの高速な類似画像検索を実現することも可能である。
なお、1つの画像に対して複数の画像特徴量を用いて類似画像検索を行う場合には、上記第3の実施形態で得られる類似度を1つの新たなる画像特徴量とみなし、複数のパラメータを用いた多変量解析を行い統計的な距離尺度を用いて類似画像検索を行うようにしてもよい。また、上記第1の実施形態では、類似度が所定値を越える類似画像を検索結果として出力するが、類似度の高い画像から順に前もって指定された個数の画像を検索結果として出力するようにしてもよい。
さらに、曖昧度を指定することにより、DPマッチングにおけるいわゆる整合窓の幅を変更することにより、検索の曖昧度を所望に設定できるようにしてもよい。図19はDPマッチングにおける整合窓を説明する図である。図19において直線AはJ=I+rで表され、直線BはJ=I−rで表される。整合窓の幅はrの値を変更することで変更することができる。したがって、キーボード104から曖昧度を指定することにより、このrの値が変更されるように構成すれば、ユーザの所望の曖昧度(整合窓の幅)で類似度検索を行うことができる。
同様に、変形予測に基づく経路作成の幅を変更することにより、検索の曖昧度を所望に設定可能とすることもできる。図22は経路作成の幅を説明する図である。図22において直線AはJ=I+rで表され、直線BはJ=I−rで表される。経路作成の幅はrの値を変更することで行える。図22の直線C、直線D、直線Eのように、直線Aと直線Bの間で変形予測に基づいて経路が作成される。したがって、キーボード104から曖昧度を指定することにより、このrの値が変更されるように構成すれば、ユーザの所望の曖昧度(経路作成の幅)で類似度検索を行えるようになる。
なお、上記第3の実施形態のような類似度検索にあっては、水平方向のDPマッチングにおける整合窓の幅と、垂直方向の変形予測に基づく経路仮定のマッチングにおける経路作成の幅とを別々に設定できるようにしてもよい。或いは、両幅が異なる変化率で変化するように構成してもよい。このようにすれば、ユーザは、類似画像検索に際してよりきめ細かい曖昧さの設定を行えるようになる。例えば、図9に示されたようなブロック順序を用いた場合において、検索元の画像中における注目物体の横方向への移動を許容したいような場合や、検索元の画像が横長画像であるような場合には、横方向への曖昧度を大きくするために水平方向のマッチングにおける経路作成の幅をより大きくすればよい。
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の各実施形態に共通する画像処理装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態に共通する画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 画像蓄積部における画像データの格納状態を説明する図である。 画像管理DBによる画像データの格納形態を説明する図である。 ラベル成分インデックスのデータ構成例を示す図である。 画像登録処理の手順を説明するフローチャートである。 画像のブロック分割の一例を示す図である。 多次元特徴量空間を説明するための図である。 ラベル行列を生成する際のブロック順序列を説明する図である。 類似画像検索処理の手順を説明するフローチャートである。 ラベル列を比較し類似度を求める際に用いるラベル間のペナルティマトリクスの一例を示す図である。 類似検索元画像のラベル行列と類似比較先画像のラベル行列の一例を示す図である。 DPマッチングによるラベル列間の距離の算出を説明する図である。 DPマッチングによる経路選択を説明するための図である。 類似度算出処理を説明する図である。 類似度算出処理を説明する図である。 2次元DPマッチングによる類似度算出の手順を説明するフローチャートである。 2次元DPマッチングの経路例を説明する図である。 DPマッチングにおける整合窓の調整を説明する図である。 類似度算出の手順を説明するフローチャートである。 変形予測に基づく複数の経路例を説明する図である。 変形予測に基づく経路作成の幅を説明する図である。

Claims (3)

  1. メモリに格納された画像を複数のブロックに分割し、該ブロック毎の特徴量を算出する特徴量算出手段と、
    前記ブロック毎の特徴量を量子化して前記画像の特徴量行列を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された第1の画像の特徴量行列の各行と前記生成手段により生成された第2の画像の特徴量行列の各行とをDPマッチングさせラインペナルティマトリックスを作成する作成手段と、
    前記ラインペナルティマトリックスに基づいて前記第1の画像と前記第2の画像の距離を算出する距離算出手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 第1の画像と第2の画像を比較する画像処理装置における画像処理方法であって、
    特徴量算出手段が、メモリに格納された画像を複数のブロックに分割し、該ブロック毎の特徴量を算出する特徴量算出工程と、
    生成手段が、前記ブロック毎の特徴量を量子化して前記画像の特徴量行列を生成する生成工程と、
    作成手段が、前記生成工程において生成された第1の画像の特徴量行列の各行と前記生成工程において生成された第2の画像の特徴量行列の各行とをDPマッチングさせラインペナルティマトリックスを作成する作成工程と、
    距離算出手段が、前記ラインペナルティマトリックスに基づいて前記第1の画像と前記第2の画像の距離を算出する距離算出工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  3. 請求項2に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
JP2004337947A 2004-11-22 2004-11-22 画像処理装置、画像処理方法、ならびにプログラム Expired - Fee Related JP4235604B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004337947A JP4235604B2 (ja) 2004-11-22 2004-11-22 画像処理装置、画像処理方法、ならびにプログラム
US11/280,234 US7620247B2 (en) 2004-11-22 2005-11-17 Image processing apparatus, image processing method, program, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004337947A JP4235604B2 (ja) 2004-11-22 2004-11-22 画像処理装置、画像処理方法、ならびにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006146715A JP2006146715A (ja) 2006-06-08
JP4235604B2 true JP4235604B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=36461001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004337947A Expired - Fee Related JP4235604B2 (ja) 2004-11-22 2004-11-22 画像処理装置、画像処理方法、ならびにプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7620247B2 (ja)
JP (1) JP4235604B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7809183B2 (en) * 2003-10-08 2010-10-05 Microsoft Corporation Gaze manipulation
JP4641414B2 (ja) * 2004-12-07 2011-03-02 キヤノン株式会社 文書画像検索装置、文書画像検索方法、プログラム、記憶媒体
JP4968882B2 (ja) * 2005-06-03 2012-07-04 キヤノン株式会社 画像検索装置、画像検索方法およびプログラム
JP4757001B2 (ja) * 2005-11-25 2011-08-24 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法
JP4850652B2 (ja) * 2006-10-13 2012-01-11 キヤノン株式会社 画像検索装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP5096776B2 (ja) * 2007-04-04 2012-12-12 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像検索方法
JP5139716B2 (ja) * 2007-05-16 2013-02-06 キヤノン株式会社 画像検索装置及び画像検索方法
JP4989308B2 (ja) * 2007-05-16 2012-08-01 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像検索方法
JP2009193187A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Casio Comput Co Ltd 画像検索方法、画像検索システム、画像検索端末および検索用サーバー
WO2010073201A1 (en) * 2008-12-22 2010-07-01 Koninklijke Philips Electronics N.V. Relevance feedback on a segment of a data object
JP5495934B2 (ja) 2010-05-18 2014-05-21 キヤノン株式会社 画像処理装置、その処理方法及びプログラム
JP5970970B2 (ja) * 2012-06-13 2016-08-17 富士通株式会社 画像処理装置、方法及びプログラム
CN103034841B (zh) * 2012-12-03 2016-09-21 Tcl集团股份有限公司 一种人脸追踪方法及系统
US9208254B2 (en) * 2012-12-10 2015-12-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Query and index over documents
CN103530406B (zh) * 2013-10-25 2017-07-28 武汉泰迪智慧科技有限公司 基于纹理内容的旋转图像搜索方法
US11699094B2 (en) * 2018-10-31 2023-07-11 Salesforce, Inc. Automatic feature selection and model generation for linear models
CN113792469B (zh) * 2021-09-22 2023-10-24 宁波工程学院 基于降维计算的结构动力特性分析方法及系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0782544B2 (ja) * 1989-03-24 1995-09-06 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション マルチテンプレートを用いるdpマツチング方法及び装置
JP3199976B2 (ja) 1995-03-14 2001-08-20 正夫 坂内 画像データベース装置
US6400853B1 (en) * 1997-03-19 2002-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Image retrieval apparatus and method
JP3720538B2 (ja) 1997-07-15 2005-11-30 キヤノン株式会社 画像検索装置及び方法
DE69942901D1 (de) 1998-04-02 2010-12-16 Canon Kk Einrichtung und Verfahren zum Suchen von Bildern
JP3720573B2 (ja) 1998-04-02 2005-11-30 キヤノン株式会社 画像検索装置及び方法
JP3952592B2 (ja) 1998-04-30 2007-08-01 キヤノン株式会社 画像検索装置及び方法
JP4146955B2 (ja) 1999-02-15 2008-09-10 キヤノン株式会社 画像処理方法及び画像処理装置
US7075683B1 (en) 1999-02-15 2006-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Dynamic image digest automatic editing system and dynamic image digest automatic editing method
JP4366119B2 (ja) 2003-05-29 2009-11-18 キヤノン株式会社 文書処理装置
JP4468736B2 (ja) 2004-05-14 2010-05-26 日本電信電話株式会社 類似画像検索装置,類似画像検索方法および類似画像検索プログラム
JP4641414B2 (ja) 2004-12-07 2011-03-02 キヤノン株式会社 文書画像検索装置、文書画像検索方法、プログラム、記憶媒体
JP4968882B2 (ja) 2005-06-03 2012-07-04 キヤノン株式会社 画像検索装置、画像検索方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006146715A (ja) 2006-06-08
US7620247B2 (en) 2009-11-17
US20060110073A1 (en) 2006-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4235604B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、ならびにプログラム
US6400853B1 (en) Image retrieval apparatus and method
US7391917B2 (en) Image processing method
US6584223B1 (en) Image search apparatus and method
US7961950B2 (en) Image processing apparatus, method thereof, and its control method
US7747108B2 (en) Image processing apparatus and its method
EP2364011B1 (en) Fine-grained visual document fingerprinting for accurate document comparison and retrieval
CN110413816B (zh) 彩色草图图像搜索
CN100595781C (zh) 图像处理设备和图像处理方法
JP2004348706A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法ならびに記憶媒体、プログラム
EP0843275A2 (en) Pattern extraction apparatus and method for extracting patterns
JPH1166105A (ja) 手書き文書中の単語の索引付け方法及びマイクロプロセッサベースのシステム
JP2004334339A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法ならびに記憶媒体、プログラム
CN109101981B (zh) 一种街景场景下基于全局图像条纹码的回环检测方法
JP2007047943A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP3754791B2 (ja) 画像検索装置及び方法
JP3952592B2 (ja) 画像検索装置及び方法
KR20140102589A (ko) 정보 처리 장치, 정보 처리 방법, 및 기억 매체
US20220391553A1 (en) Building information modeling systems and methods
Wang et al. Chinese document image retrieval system based on proportion of black pixel area in a character image
JP4261988B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JPH11232306A (ja) ドキュメント突合せ方法およびシステム
JP3720573B2 (ja) 画像検索装置及び方法
KR101118628B1 (ko) 지능형 인식 라이브러리 및 관리 도구를 활용한 고문서 이미지 데이터 인식 및 처리 방법
JPWO2008066152A1 (ja) 文書画像特徴量生成装置、文書画像特徴量生成方法及び文書画像特徴量生成用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees