JP6201906B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6201906B2
JP6201906B2 JP2014123565A JP2014123565A JP6201906B2 JP 6201906 B2 JP6201906 B2 JP 6201906B2 JP 2014123565 A JP2014123565 A JP 2014123565A JP 2014123565 A JP2014123565 A JP 2014123565A JP 6201906 B2 JP6201906 B2 JP 6201906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
antenna device
ground plane
circuit
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014123565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016005084A (ja
Inventor
崇之 平林
崇之 平林
茂井 博之
博之 茂井
力也 石川
力也 石川
優 東ヶ崎
優 東ヶ崎
修 小堺
修 小堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2014123565A priority Critical patent/JP6201906B2/ja
Priority to PCT/JP2015/002201 priority patent/WO2015194083A1/en
Priority to US15/308,469 priority patent/US10256533B2/en
Priority to CN201580030802.XA priority patent/CN106463824B/zh
Priority to EP15722361.1A priority patent/EP3155487A1/en
Publication of JP2016005084A publication Critical patent/JP2016005084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6201906B2 publication Critical patent/JP6201906B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/362Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith for broadside radiating helical antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/2291Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles used in bluetooth or WI-FI devices of Wireless Local Area Networks [WLAN]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/273Adaptation for carrying or wearing by persons or animals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/48Earthing means; Earth screens; Counterpoises
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/06Details
    • H01Q9/14Length of element or elements adjustable

Description

本開示は、アンテナ装置に関する。
近年、腕時計型のデバイスや眼鏡型のデバイスなどのウェアラブル装置(ユーザが装着して用いることが可能な装置)に適用することが可能な、無線通信に係るアンテナに関する技術が開発されている。上記アンテナに関する技術としては、例えば、下記の特許文献1〜特許文献3に記載の技術が挙げられる。
特開2009−75138号公報 特開2011−166820号公報 特開2013−30920号公報
無線通信では、例えば、数百[MHz]〜数[GHz]などの比較的広い帯域が使用されており、このような広帯域に対応する特性を有するアンテナ装置が望まれている。
本開示では、新規かつ改良されたアンテナ装置を提案する。
本開示によれば、第1のアンテナと、長手方向の一端に上記第1のアンテナが接続され、信号が伝搬する、螺旋状の地板と、を備え、上記地板では、一部が他の部分よりも1回多く巻かれた二重巻き部分を有する、アンテナ装置が提供される。
本開示によれば、数百[MHz]〜数[GHz]などの比較的広い帯域に対応する特性を有するアンテナ装置が実現される。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握されうる他の効果が奏されてもよい。
第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る接合部の構成の一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。 第3の実施形態に係るアンテナ装置の第1の例を示す説明図である。 第3の実施形態に係るアンテナ装置の第2の例を示す説明図である。 第4の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。 第5の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。 第6の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。 第7の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。 第8の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。 第9の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。 第10の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。 第10の実施形態に係るアンテナ装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下では、下記に示す順序で説明を行う。
1.第1の実施形態に係るアンテナ装置
2.第2の実施形態に係るアンテナ装置
3.第3の実施形態に係るアンテナ装置
4.第4の実施形態に係るアンテナ装置
5.第5の実施形態に係るアンテナ装置
6.第6の実施形態に係るアンテナ装置
7.第7の実施形態に係るアンテナ装置
8.第8の実施形態に係るアンテナ装置
9.第9の実施形態に係るアンテナ装置
10.第10の実施形態に係るアンテナ装置
11.第11の実施形態に係るアンテナ装置
また、以下では、本実施形態に係るアンテナ装置が、ユーザが手首に装着して用いることが可能な、腕時計型のウェアラブル装置である場合を例に挙げる。なお、本実施形態に係るアンテナ装置は、腕時計型のウェアラブル装置に限られない。例えば、本実施形態に係るアンテナ装置は、ユーザが、足首や腰などの任意の部位に装着して用いることが可能な、任意のウェアラブル装置であってもよい。また、本実施形態に係るアンテナ装置は、通信機能を有することが可能な任意の装置に適用することが可能である。
[1]第1の実施形態に係るアンテナ装置
図1は、第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。図1に示すA〜Eは、第1の実施形態に係るアンテナ装置の一例を異なる角度から示している。
第1の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば、第1アンテナ102と、第2アンテナ104と、地板106とを備える。第1アンテナ102と第2アンテナ104との一方のアンテナは、第1の実施形態に係るアンテナ装置における第1のアンテナであり、他方のアンテナは、第1の実施形態に係るアンテナ装置における第2のアンテナである。
また、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば、電子回路基板や、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display。以下「LCD」と示す。)などの表示デバイスなどを含む電子部品108を備える。ここで、電子部品108を構成する電子回路基板には、例えば、アンテナにより受信された信号の処理や、アンテナから信号を送信させる送信制御に係る処理などを行う、1または2以上のプロセッサや各種処理回路が実装され、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、電子部品108によって通信に係る処理を行う。
なお、例えば、通信に係る処理が、第1の実施形態に係るアンテナ装置の外部装置において行われる場合には、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、電子回路基板を備えていなくてもよい。また、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、表示デバイスを備えない構成をとることも可能である。つまり、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、電子部品108を備えない構成であってもよい。
第1アンテナ102および第2アンテナ104それぞれは、例えば、1つのアンテナ素子や、複数のアンテナ素子で構成され、信号の送受信を行う役目を果たす。第1アンテナ102と第2アンテナ104とは、同一の構成のアンテナであってもよいし、異なる構成のアンテナであってもよい。
第1アンテナ102、第2アンテナ104としては、例えば、LTE/3G用のアンテナや、無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)用のアンテナ、IEEE802.15.1(以下、「BT」と示す場合がある。)に係る通信用のアンテナ、GPS(Global Positioning System)用のアンテナなどが挙げられる。また、第1アンテナ102と第2アンテナ104とは、例えば、異なる通信方式が異なるアンテナであってもよいし、同一の通信方式に対応するアンテナであってもよい。
地板106は、螺旋形状を有する。また、地板106は、例えば信号が伝搬する任意の物質(例えば金属など)で構成され、例えば第1アンテナ102や第2アンテナ104から送受信される信号などの信号が伝搬される。つまり、地板106は、信号が伝搬される伝搬経路として機能する。
地板106は、例えば、1つの部材、または複数の部材で構成される。地板106が複数の部材で構成される例としては、例えば、後述する接合部110によって、上記物質で構成される複数の部材が接合される構成などが挙げられる。
地板106の長手方向の一端には、第1アンテナ102が接続され、また、地板106の長手方向の他端(地板106における当該一端とは反対側の端)には、第2アンテナ104が接続される。ここで、本実施形態に係る一の構成要素が他の構成要素と接続されるとは、例えば、当該一の構成要素と当該他の構成要素とが、電気的に接続されること、または、物理的および電気的に接続されることをいう。
地板106では、例えば図1のAのPに示すように、一部が他の部分よりも1回多く巻かれた二重巻き部分を有する。なお、本実施形態に係るアンテナ装置は、例えば、螺旋状の地板106の一部が、他の部分よりも1回以上多く巻かれた構成をとることも可能である。以下では、地板106が、図1に示すように二重巻き部分を有する構成を例に挙げる。
また、図1のPにおいて“b>2a”であるように、地板106の二重巻き部分では、地板106間に間隔(図1の例では“b−2a”)が設けられる。
図1に示すように地板106を螺旋形状とすることによって、地板106の巻きの直径の増大を抑えつつ、地板106の長手方向の長さを長くすることができる。
ここで、地板106の長手方向の長さとしては、例えば、通信に用いられる周波数の低域限界に相当する波長の1/4以上が挙げられる。
例えば、第1の実施形態に係るアンテナ装置が、LTE(Long Term Evolution)に係る通信に対応する場合を例に挙げると、地板106の長手方向の長さとしては、使用周波数の最低域である700[MHz]に相当する波長の少なくとも1/4以上であって、波長の1/2程度に対応する200[mm]程の値が挙げられる。地板106の長手方向の長さを200[mm]程とする場合には、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、700[MHz]〜2700[MHz]の周波数を用いる通信仕様を満足するアンテナ特性を得ることができる。
なお、本実施形態に係るアンテナ装置が備える地板106の長手方向の長さは、200[mm]程に限られず、通信に用いられる周波数に応じた長さとすることが可能である。
よって、螺旋状の地板106を備えることによって、地板106の巻きの直径の増大を抑えて小型化を図ることができ、また、数百[MHz]〜数[GHz]などの比較的広い帯域に対応する特性を有するアンテナ装置が実現される。
また、地板106は、螺旋状の地板106の途中に設けられ、地板106の長手方向の長さを調整することが可能な接合部110を有していてもよい。接合部110は、いわゆるジョイントの役目を果たす。ここで、接合部110は、例えばバネなどを備え、地板106の長手方向の長さを調整可能とする。なお、接合部110は、地板106の長手方向の長さを調整することが可能な任意の部材、機構を有していてもよい。
接合部110が設けられることによって、第1の実施形態に係るアンテナ装置のユーザは、地板106の長手方向の長さを適宜調整することができる。例えば、第1の実施形態に係るアンテナ装置がウェアラブル装置である場合、接合部110が設けられることによって、第1の実施形態に係るアンテナ装置を装着するユーザは、装着時に地板106の長手方向の長さが自分の体に合う長さとなるように、地板106の長手方向の長さを調整することができる。よって、接合部110が設けられることによって、ユーザの利便性の向上を図ることが可能である。
接合部110は、例えば図1のAに示すように、地板106において二重巻き部分(例えば図1のAに示すP)ではない他の部分に設けられる。接合部110が、上記他の部分に設けられることによって、ユーザによる地板106の長手方向の長さの調整が、より容易となる。
図1のAでは、地板106に1つの接合部110が設けられている例を示しているが、地板106に設けられる接合部110は、図1に示す例に限られない。例えば、地板106には、複数の接合部110が設けられていてもよい。
接合部110は、例えば、信号が伝搬することが可能な任意の物質(例えば金属など)で構成され、導電性を有する。接合部110が導電性を有する場合には、接合部110を含む地板106全体として導電性を有し、地板106全体に対応する長手方向の長さに応じたアンテナ特性が得られる。
なお、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば、接合部110が導電性を有さない構成をとることも可能である。接合部110が導電性を有さない場合、接合部110は、例えば、全体または一部が、導電率が低い物質や絶縁体で構成される。
接合部110が導電性を有さない場合、地板106では、接合部110によって、信号の伝搬経路として機能する地板106における長手方向の長さが、制限される。よって、接合部110が導電性を有さないことによって、例えば、第1の実施形態に係るアンテナ装置が、地板106全体を用いる必要がない場合(例えば、比較的、使用周波数が高い通信に対応するアンテナ特性を得る場合)に対応することが可能となる。
図2は、本実施形態に係る接合部110の構成の一例を示す説明図である。図2は、バネ端子112を有する接合部110の構成の一例を示している。また、図2は、接合部110が導電性を有する場合における構成の一例を示しており、USB(Universal Serial Bus)コネクタの端子を利用する例を示している。
バネ端子112は、例えば図2のBに示すように、地板106の長手方向のエッジ部分に設けられる。地板106を流れる電流は、地板106の長手方向のエッジ部分に集中し易い。よって、地板106の長手方向のエッジ部分にバネ端子112を設けることによって、より安定した信号の伝達経路を形成することが可能となる。
なお、バネ端子112は、地板106の長手方向のエッジ部分に設けられることに限られない。例えば、接合部110は、地板106の長手方向のエッジ部分や他の部分に設けられる、複数のバネ端子112を有していてもよい。上記のように複数のバネ端子112を有することによって、接続面積が増えるので、より安定した信号の伝達経路を形成することが可能となる。
バネ端子112は、例えば、信号の伝達経路の形成と、地板106の形状の維持とに用いられる。なお、接合部110では、バネ端子112を信号の伝達経路の形成に用い、地板106の形状の維持は、バネ端子112の周辺の他の構造によって行われてもよい。
USBコネクタの端子が利用される場合には、例えば図2のBに示すように、USBコネクタの1つの端子(例えば、グランドに対応する端子)にバネ端子112を接触させることによって、USBコネクタの端子とバネ端子112との間で信号の伝達経路が形成される。
なお、USBコネクタの端子が利用される場合の例は、図2のBに示す例に限られない。例えば、バネ端子112を接触させる専用の端子がUSBコネクタの外側にさらに設けられ、当該専用の端子とバネ端子112との間で信号の伝達経路が形成されてもよい。
例えば図2に示すように、接合部110としてUSBコネクタが利用され、第1の実施形態に係るアンテナ装置がウェアラブル装置である場合、ユーザが装着しているときには、USBコネクタは、地板106を接続する役目を果たす。また、上記の場合、ユーザが装着していないときには、USBコネクタは、USBに対応する他の機器(例えば、クレードルや、PC(Personal Computer)など)と接続可能なUSB本来の役目を果たすこととなる。
本実施形態に係る接合部110は、例えば図2に示す構成を有する。なお、本実施形態に係る接合部110の構成が、図2に示す例に限られないことは、言うまでもない。
第1の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば図1に示す構成を有することによって、数百[MHz]〜数[GHz]などの、低周波域をカバーすることが可能な、比較的広い帯域に対応する特性を有することができる。
また、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば図1に示す構成を有することによって、地板106の巻きの直径の増大を抑え、小型化を図ることができる。
また、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば図1に示す構成を有することによって、第1アンテナ102と第2アンテナ104という複数のアンテナを備えることができる。
なお、第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成は、図1に示す構成に限られない。
例えば、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、第1アンテナ102と第2アンテナ104とのうちの、一方のアンテナを備えない構成、すなわち、第1の実施形態に係るアンテナ装置が、1つのアンテナ(第1のアンテナ)を備える構成であってもよい。
また、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば、接合部110を備えない構成をとることも可能である。
上記のような、第1の実施形態の変形例に係る構成をとる場合であっても、第1の実施形態の変形例に係るアンテナ装置は、例えば、アンテナに接続された螺旋状の地板106を備えることによって、低周波域をカバーすることが可能な、比較的広い帯域に対応する特性を有することができ、また、小型化を図ることができる。
なお、本実施形態に係るアンテナ装置の構成は、上記第1の実施形態に係るアンテナ装置(変形例も含む。以下、同様とする。)に限られない。以下、本実施形態に係るアンテナ装置の構成の他の例について説明する。なお、以下では、上記第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成を前提とし、上記第1の実施形態に係るアンテナ装置と異なる構成について主に説明する。
[2]第2の実施形態に係るアンテナ装置
上述したように、地板106の二重巻き部分では、地板106間に間隔(図1の例では“b−2a”)が設けられる。第2の実施形態に係るアンテナ装置では、地板106の二重巻き部分では、地板106間の間隔がより大きく設けられる。
地板106の二重巻き部分において、地板106間の間隔がより大きく設けられることによって、地板106の並行している部分の結合を低減し、より独立した地板長とすることが可能となる。
図3は、第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。図3は、地板106の二重巻き部分を示しており、図3では、地板106に接続される第1アンテナ102を併せて示している。
図3のAは、地板106の二重巻き部分において地板106の短手方向の長さを短くすることによって、地板106間の間隔をより大きく設けている例を示している。図3のAに示すように、地板106の短手方向の長さを短くする場合には、第2の実施形態に係るアンテナ装置の大きさを、第1の実施形態に係るアンテナ装置の大きさと変えることなく、地板106間の間隔をより大きく設けることができる。
また、図3のBは、地板106の二重巻き部分において地板106の短手方向の長さを変えずに地板106間の間隔をより大きく設ける例を示している。図3のBに示すように地板106の短手方向の長さを変えずに地板106間の間隔をより大きく設ける場合には、第2の実施形態に係るアンテナ装置の大きさが、第1の実施形態に係るアンテナ装置よりも大きくなるが、地板106の二重巻き部分におけるインピーダンス上昇を抑えることができる。
第2の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば図3に示す構成を有することによって、地板106の二重巻き部分において、地板106間の間隔がより大きく設けられる。なお、二重巻き部分において地板106間の間隔をより大きくする構成が、図3に示す例に限られず、地板106間の間隔をより大きくすることが可能な任意の構成をとることが可能である。
[3]第3の実施形態に係るアンテナ装置
第3の実施形態に係るアンテナ装置では、地板106における二重巻き部分において、回路によって地板106間が接続される。地板106間を接続する回路は、例えば、実装部品(例えば、チップコンデンサや、チップインダクタなど)で形成され、または、基板パターン(例えば、スパイラル、ミアンダ、インターデジタルなど)で形成される。
[3−1]第3の実施形態に係るアンテナ装置の第1の例
図4は、第3の実施形態に係るアンテナ装置の第1の例を示す説明図である。図4は、地板106の二重巻き部分を示しており、図4では、地板106に接続される第1アンテナ102を併せて示している。
図4のAに示すように、地板106間は、回路114で接続される。ここで、図4のAでは、地板106間が複数の回路114で接続される例を示しているが、第3の実施形態に係るアンテナ装置の構成は、上記に限られない。例えば、第3の実施形態に係るアンテナ装置は、1つの回路114で接続されていてもよい。
(i)回路114の第1の例
回路114としては、例えば、図4のBに示すような並列共振回路が挙げられる。図4のBでは、所定のインダクタンスを有するインダクタと所定の静電容量を有するキャパシタとで構成される並列共振回路を示している。なお、本実施形態に係る並列共振回路は、図4のBに示す構成に限られず、RLC並列共振回路などの任意の構成の並列共振回路であってもよい。また、回路114を、複数の並列共振回路を組み合わせたトラップ構成とすることも可能である。
また、並列共振回路である回路114が、地板106間に複数接続される場合、回路114の共振周波数は、1種類であってもよいし、複数種類であってもよい。
並列共振回路である回路114が、地板106間に接続されることによって、地板106の並行している部分の結合を低減し、より独立した地板長とすることが可能となる。
(ii)回路114の第2の例
また、回路114としては、例えば、図4のCに示すような直列共振回路が挙げられる。図4のCでは、所定のインダクタンスを有するインダクタと所定の静電容量を有するキャパシタとで構成される直列共振回路を示している。なお、本実施形態に係る直列共振回路は、図4のCに示す構成に限られず、RLC直列共振回路などの任意の構成の直列共振回路であってもよい。また、回路114を、複数の直列共振回路を組み合わせたフィルタ構成とすることも可能である。
また、直列共振回路である回路114が、地板106間に複数接続される場合、回路114の共振周波数は、1種類であってもよいし、複数種類であってもよい。
直列共振回路である回路114が、地板106間に接続されることによって、回路114に対応する共振周波数において、並行する地板106間に信号が伝搬する伝搬経路が形成される。よって、例えば、直列共振回路である回路114が、地板106間に複数接続され、複数の回路114に複数の共振周波数が存在する場合には、地板106では、複数の伝搬経路が形成されうることとなり、その結果、複数の地板106の長手方向の長さが共存することとなる。
上記のように複数の地板106の長手方向の長さが共存することによって、アンテナにおいて複数の共振を持たせることと類似の効果が得られる。したがって、直列共振回路である回路114が、地板106間に複数接続され、複数の回路114に複数の共振周波数が存在する場合には、第3の実施形態に係るアンテナ装置は、動作周波数の種類を増やすことができる。
(iii)回路114の第3の例
また、回路114が地板106間に複数接続される場合における、回路114は、上記(i)に示す第1の例に係る構成や、上記(ii)に示す第2の例に係る構成に限られない。例えば、地板106間に複数接続される回路114は、上記(i)に示す第1の例に係る並列共振回路(またはトラップ構成)と、上記(ii)に示す第2の例に係る直列共振回路(またはフィルタ構成)との双方であってもよい。
例えば、第3の実施形態に係るアンテナ装置では、複数の回路114のうち、地板長を長くすることが必要と目される低周波数(例えば700[MHz]など)に対応する回路114として、上記(i)に示す第1の例に係る並列共振回路(またはトラップ構成)が設けられる。また、第3の実施形態に係るアンテナ装置では、例えば、複数の地板長を共存させることが好適と目される周波数(例えば1400[MHz]〜1900[MHz]、2100[MHz]、2700[MHz]など)に対応する回路114として、上記(ii)に示す第2の例に係る直列共振回路(またはフィルタ構成)が設けられる。
上記のように、上記(i)に示す第1の例に係る並列共振回路(またはトラップ構成)と、上記(ii)に示す第2の例に係る直列共振回路(またはフィルタ構成)との双方が設けられることによって、第3の実施形態に係るアンテナ装置は、動作周波数帯域の拡大を図ることができる。
[3−2]第3の実施形態に係るアンテナ装置の第2の例
なお、第3の実施形態に係るアンテナ装置において、地板106間を接続する回路は、上記第3の実施形態の第1の例に限られない。例えば、地板106間を接続する回路は、地板106における信号の伝搬経路を切り替えるスイッチを含む構成であってもよい。
スイッチを含む回路が地板106間に接続され、当該スイッチがオンすることによって、並行する地板106間に信号が伝搬する伝搬経路が形成される。よって、スイッチを含む回路が地板106間に接続され、当該スイッチがオンまたはオフすることによって、複数の地板106の長手方向の長さが共存することとなる。
地板106間を接続する回路が含む本実施形態に係るスイッチとしては、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)などのスイッチング素子や、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)スイッチ、複数のスイッチング素子などで構成される任意の構成のスイッチング回路が挙げられる。また、地板106間に接続される回路が含むスイッチのオン・オフ制御は、例えば、電子部品108が含む電子回路基板のプロセッサや、第3の実施形態に係るアンテナ装置における通信を制御することが可能な外部装置(例えば、リモート・コントローラなど)により行われる。
また、地板106間を接続する回路は、地板106の二重巻き部分において一の地板に設けられ、スイッチと接続される第1の回路と、二重巻き部分において他の地板に設けられ、スイッチと接続される第2の回路とをさらに含む構成をとることも可能である。第1の回路と第2の回路とがさらに含まれる場合、地板106間を接続する回路が含むスイッチは、第1の回路と第2の回路とを切り替える役目をさらに果たす。
地板106間を接続する回路が含むスイッチが、第1の回路と第2の回路とをさらに切り替えることによって、アンテナに接続される回路が変わり、第3の実施形態に係るアンテナ装置は、動作周波数帯域の拡大をさらに図ることができる。
図5は、第3の実施形態に係るアンテナ装置の第2の例を示す説明図である。
図5のAに示すように、地板106間は、回路116で接続される。また、回路116は、例えば図5のBに示すように、スイッチ118と、第1回路120(第1の回路、または第2の回路)と、第2回路122(第2の回路、または第1の回路)とを備える。図5のBでは、第1アンテナ102を併せて示している。
図5のAにおいて、第1回路120は、例えば、地板106の二重巻き部分における第1アンテナ102が接続されている側に設けられ、第2回路122は、二重巻き部分における第1アンテナ102が接続されていない側に設けられる。なお、第2回路122が、地板106の二重巻き部分における第1アンテナ102が接続されている側に設けられ、第1回路120が、二重巻き部分における第1アンテナ102が接続されていない側に設けられていてもよい。
また、図5のBでは、第1回路120と第2回路122とが、インダクタとキャパシタで構成される例を示しているが、第1回路120および第2回路122それぞれは、第3の実施形態に係るアンテナ装置におけるアンテナ特性を変えることが可能な、任意の構成をとることが可能である。
[4]第4の実施形態に係るアンテナ装置
図6は、第4の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。
第4の実施形態に係るアンテナ装置が備える地板106は、図6のPに示すように、地板106の一部の短手方向の長さが、他の部分における短手方向の長さよりも長い。なお、地板106において他の部分における短手方向の長さよりも長い部分は、図6のPに示す位置に限られない。また、第4の実施形態に係るアンテナ装置では、地板106において他の部分における短手方向の長さよりも長い部分が、複数設けられていてもよい。
図6に示すように、地板106の一部の短手方向の長さを他の部分よりも長くすることによって、地板106の長手方向に沿ったエッジに流れる電流を分散させることが可能となる。上述したように、地板106を流れる電流は、地板106の長手方向のエッジ部分に集中し易い。よって、例えば第4の実施形態に係るアンテナ装置がウェアラブル装置である場合、第4の実施形態に係るアンテナ装置は、SAR(Specific Absorption Rate)を低減させることができる。
[5]第5の実施形態に係るアンテナ装置
図7は、第5の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。
第5の実施形態に係るアンテナ装置が備える地板106は、図7のPに示すように、地板106の一部がくり抜かれる。なお、地板106においてくり抜かれる部分は、図7のPに示す位置に限られない。また、第5の実施形態に係るアンテナ装置では、くり抜かれる部分が複数設けられていてもよい。
図7に示すように、地板106の一部がくり抜かれることによって、地板106に流れる電流の経路を変化させることが可能となる。よって、第5の実施形態に係るアンテナ装置は、動作周波数帯域の拡大を図ることができる。
[6]第6の実施形態に係るアンテナ装置
図8は、第6の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。図8は、第6の実施形態に係るアンテナ装置が、ユーザの左手首に装着されている場合を示している。
第6の実施形態に係るアンテナ装置がウェアラブル装置である場合、第6の実施形態に係るアンテナ装置が備える地板106は、地板106の一部が、第6の実施形態に係るアンテナ装置を装着したユーザとの間に間隔が設けられるように折り曲げられる。
地板106が折り曲げられる位置としては、例えば図8のP1、P2に示すように、地板106の長手方向に沿ったエッジ部分が挙げられる。また、第6の実施形態に係るアンテナ装置を装着したユーザとの間に間隔が設けられるように折り曲げられることによって、地板106は、第6の実施形態に係るアンテナ装置を装着したユーザから遠ざかるように折り曲げられることとなる。上述したように、地板106を流れる電流は、地板106の長手方向のエッジ部分に集中し易い。よって、例えば図8のP1、P2に示すように、地板106の長手方向に沿ったエッジ部分が折り曲げられることによって、第6の実施形態に係るアンテナ装置は、SARを低減させることができる。
なお、図8では、地板106において、P1、P2に示す2箇所が折り曲げられている例を示しているが、第6の実施形態に係るアンテナ装置では、図8に示すP1またはP2の一方のエッジ部分が、折り曲げられる構成であってもよい。
[7]第7の実施形態に係るアンテナ装置
図9は、第7の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。
第7の実施形態に係るアンテナ装置が備える地板106には、図9のPに示すように、第3アンテナ(第3のアンテナ)が形成される。本実施形態に係る第3アンテナは、例えば地板106の一部が変形されることによって、形成される。
本実施形態に係る第3アンテナとしては、例えば、LTE/3G用のアンテナや、無線LAN用のアンテナ、IEEE802.15.1に係る通信用のアンテナ、GPS用のアンテナなどが挙げられる。また、本実施形態に係る第3アンテナは、例えば、第1アンテナ102や第2アンテナ104とは通信方式が異なるアンテナであってもよいし、第1アンテナ102や第2アンテナ104と同一の通信方式に対応するアンテナであってもよい。
なお、地板106において本実施形態に係る第3アンテナが形成される位置が、図9に示す位置に限られないことは、言うまでもない。また、第7の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば、本実施形態に係る第3アンテナと同一の通信方式に対応するアンテナ、または、本実施形態に係る第3アンテナと通信方式が異なるアンテナを、さらに備える構成をとることも可能である。
[8]第8の実施形態に係るアンテナ装置
図10は、第8の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。
第8の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば、地板106に接続される第4アンテナ124(第4のアンテナ)をさらに備える。
第4アンテナ124としては、例えば、LTE/3G用のアンテナや、無線LAN用のアンテナ、IEEE802.15.1に係る通信用のアンテナ、GPS用のアンテナなどが挙げられる。また、第4アンテナ124は、例えば、第1アンテナ102や第2アンテナ104とは通信方式が異なるアンテナであってもよいし、第1アンテナ102や第2アンテナ104と同一の通信方式に対応するアンテナであってもよい。
また、第8の実施形態に係るアンテナ装置が備える地板106には、例えば図10のPに示すように、第4アンテナ124と地板に接続されている他のアンテナ(例えば、第1アンテナ102や第2アンテナ104)との結合を阻止する素子が形成される。地板106に形成される上記素子としては、例えばリフレクタが挙げられる。リフレクタなどの上記素子は、例えば地板106の一部が変形されることによって、形成される。
上記素子が形成される地板106を備えることによって、第8の実施形態に係るアンテナ装置では、例えば、2[GHz]帯以上の周波数が使用されるLTEと、2.4[GHz]帯の周波数が使用されるWLANとなど、通信に用いられる周波数帯が近い(または重複する)通信の干渉の防止が図られる。
[9]第9の実施形態に係るアンテナ装置
図11は、第9の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。
例えば図1に示すように、本実施形態に係るアンテナ装置では、地板106と、地板106の長手方向の端に接続されているアンテナ(例えば、第1アンテナ102、第2アンテナ104)とは、接続されている部分以外では接していない。つまり、アンテナにおける地板106と接続されている部分以外の部分では、アンテナと地板106との間には、間隔が設けられている。第9の実施形態に係るアンテナ装置では、例えば図11のAに示すように、上記接続されている部分以外の部分において、地板106とアンテナとを接続する回路126を、さらに備える、
なお、図11では、地板106と第1アンテナ102とを接続する回路126を示しているが、第9の実施形態に係るアンテナ装置は、地板106と第2アンテナ104とを接続する回路をさらに備えていていもよい。また、第9の実施形態に係るアンテナ装置は、回路126を備えずに、地板106と第2アンテナ104とを接続する回路を備える構成をとることも可能である。
図11のBは、回路126の構成の一例を示している。図11のBでは、第1アンテナ102と地板106とを併せて示している。回路126の構成は、図11のBに示す構成に限られず、例えば、アンテナと地板106との間のアイソレーションや、動作周波数帯域の拡大を図ることが可能な、任意の構成をとることが可能である。
[10]第10の実施形態に係るアンテナ装置
図1に示す第1の実施形態に係るアンテナ装置では、アンテナ(第1アンテナ102、第2アンテナ104)と、地板106とを加え、さらに電子部品108を備える構成を示したが、本実施形態に係るアンテナ装置がさらに備える構成要素は、電子部品108に限られない。
図12は、第10の実施形態に係るアンテナ装置の構成の一例を示す説明図である。図12は、図1に示す第1の実施形態に係るアンテナ装置に対して、部品128A、128B(以下、総称して「部品128」と示す。)が備えれらたアンテナ装置の一例を示している。部品128としては、例えば、処理回路や、二次電池などのバッテリ、撮像デバイスなどが挙げられる。
図13は、第10の実施形態に係るアンテナ装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。
第10の実施形態に係るアンテナ装置は、例えば下記に示すハードウェアを備える。なお、第10の実施形態に係るアンテナ装置のハードウェア構成が、下記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
・プロセッサや各種処理回路、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの記録媒体などを有するIC(例えば、図13に示すシステムIC)
・ユーザが操作可能な操作インタフェース(例えば、図13に示すタッチセンサ)
・様々な画面を表示画面に表示する表示デバイス(例えば、図13に示すLCD)
・入出力インタフェース(例えば、図13に示すUSB、SDIO)
・通信インタフェース(例えば、図13に示すWWAN(LTE)、WLAN、BT、GPS、MHL(Mobile High-definition Link)(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、および各アンテナ)
・デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像デバイス(例えば、図13に示すカメラ)
・スピーカなどで構成される音声出力デバイス(例えば、図13に示すオーディオ機器)
・電源デバイス(例えば、図13に示すバッテリ、ワイヤレス給電回路)
[11]第11の実施形態に係るアンテナ装置
第11の実施形態に係るアンテナ装置は、上記第2の実施形態に係るアンテナ装置〜上記第10の実施形態に係るアンテナ装置のうちの、2以上を組み合わせた構成をとることができる。
以上、本実施形態として、アンテナ装置を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、手首に装着して用いられる腕時計型のウェアラブル装置や、眼鏡型のウェアラブル装置、足首や腰などの任意の部位に装着して用いることが可能なウェアラブル装置など、任意のウェアラブル装置に適用することができる。また、本実施形態は、例えば、スマートフォンや携帯電話などの通信装置や、タブレット型の装置、PCなどのコンピュータ、映像/音楽再生装置(または映像/音楽記録再生装置)、ゲーム機など、通信機能を有することが可能な様々な機器などに適用することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1のアンテナと、
長手方向の一端に前記第1のアンテナが接続され、信号が伝搬する、螺旋状の地板と、
を備え、
前記地板では、一部が他の部分よりも1回多く巻かれた二重巻き部分を有する、アンテナ装置。
(2)
前記地板における前記長手方向の長さは、通信に用いられる周波数の低域限界に相当する波長の1/4以上である、(1)に記載のアンテナ装置。
(3)
前記地板における前記一端とは反対側の、前記長手方向の他端に接続される、第2のアンテナをさらに備える、(1)、または(2)に記載のアンテナ装置。
(4)
前記地板は、螺旋状の前記地板の途中に設けられ、前記地板の前記長手方向の長さを調整することが可能な接合部を有する、(1)〜(3)のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
(5)
前記接合部は、前記地板において、前記二重巻き部分ではない前記他の部分に設けられる、(4)に記載のアンテナ装置。
(6)
前記接合部は、導電性を有さない、(4)、または(5)に記載のアンテナ装置。
(7)
前記地板における前記二重巻き部分では、地板間の間隔がより大きく設けられる、(1)〜(6)のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
(8)
前記地板における前記二重巻き部分では、1または2以上の回路によって前記地板間が接続される、(1)〜(7)のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
(9)
前記回路は、並列共振回路である、(8)に記載のアンテナ装置。
(10)
前記回路は、直列共振回路である、(8)に記載のアンテナ装置。
(11)
前記地板間が2以上の前記回路により接続される場合、
2以上の前記回路には、並列共振回路と直列共振回路とが含まれる、(8)に記載のアンテナ装置。
(12)
前記回路は、前記地板における信号の伝搬経路を切り替えるスイッチを含む、(8)に記載のアンテナ装置。
(13)
前記回路は、
前記地板の前記二重巻き部分において一の地板に設けられ、前記スイッチと接続される第1の回路と、
前記地板の前記二重巻き部分において他の地板に設けられ、前記スイッチと接続される第2の回路と、
をさらに含み、
前記スイッチは、前記第1の回路と前記第2の回路とをさらに切り替える、(12)に記載のアンテナ装置。
(14)
前記地板の一部では、短手方向の長さが、他の部分における短手方向の長さよりも長い、(1)〜(13)のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
(15)
前記地板の一部は、くり抜かれる、(1)〜(14)のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
(16)
前記アンテナ装置は、ユーザが装着して用いることが可能なウェアラブル装置であり、
前記地板の一部は、前記アンテナ装置を装着したユーザとの間に間隔が設けられるように、折り曲げられる、(1)〜(15)のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
(17)
前記地板には、第3のアンテナが形成される、(1)〜(16)のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
(18)
前記地板に接続される第4のアンテナをさらに備え、
前記地板には、前記第4のアンテナと前記地板に接続されている他のアンテナとの結合を阻止する素子が形成される、(1)〜(17)のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
(19)
前記地板と、前記地板の長手方向の端に接続されているアンテナとは、接続されている部分以外では接しておらず、
前記接続されている部分以外の部分において、前記地板と前記アンテナとを接続する回路を、さらに備える、(1)〜(18)のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
102 第1アンテナ
104 第2アンテナ
106 地板
108 電子部品
110 接合部
112 バネ端子
114、116、126 回路
118 スイッチ
120 第1回路
122 第2回路
124 第4アンテナ
128 部品

Claims (19)

  1. 第1のアンテナと、
    長手方向の一端に前記第1のアンテナが接続され、信号が伝搬する、螺旋状の地板と、
    を備え、
    前記地板では、一部が他の部分よりも1回多く巻かれた二重巻き部分を有する、アンテナ装置。
  2. 前記地板における前記長手方向の長さは、通信に用いられる周波数の低域限界に相当する波長の1/4以上である、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記地板における前記一端とは反対側の、前記長手方向の他端に接続される、第2のアンテナをさらに備える、請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記地板は、螺旋状の前記地板の途中に設けられ、前記地板の前記長手方向の長さを調整することが可能な接合部を有する、請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記接合部は、前記地板において、前記二重巻き部分ではない前記他の部分に設けられる、請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記接合部は、導電性を有さない、請求項4に記載のアンテナ装置。
  7. 前記地板における前記二重巻き部分では、地板間の間隔がより大きく設けられる、請求項1に記載のアンテナ装置。
  8. 前記地板における前記二重巻き部分では、1または2以上の回路によって前記地板間が接続される、請求項1に記載のアンテナ装置。
  9. 前記回路は、並列共振回路である、請求項8に記載のアンテナ装置。
  10. 前記回路は、直列共振回路である、請求項8に記載のアンテナ装置。
  11. 前記地板間が2以上の前記回路により接続される場合、
    2以上の前記回路には、並列共振回路と直列共振回路とが含まれる、請求項8に記載のアンテナ装置。
  12. 前記回路は、前記地板における信号の伝搬経路を切り替えるスイッチを含む、請求項8に記載のアンテナ装置。
  13. 前記回路は、
    前記地板の前記二重巻き部分において一の地板に設けられ、前記スイッチと接続される第1の回路と、
    前記地板の前記二重巻き部分において他の地板に設けられ、前記スイッチと接続される第2の回路と、
    をさらに含み、
    前記スイッチは、前記第1の回路と前記第2の回路とをさらに切り替える、請求項12に記載のアンテナ装置。
  14. 前記地板の一部では、短手方向の長さが、他の部分における短手方向の長さよりも長い、請求項1に記載のアンテナ装置。
  15. 前記地板の一部は、くり抜かれる、請求項1に記載のアンテナ装置。
  16. 前記アンテナ装置は、ユーザが装着して用いることが可能なウェアラブル装置であり、
    前記地板の一部は、前記アンテナ装置を装着したユーザとの間に間隔が設けられるように、折り曲げられる、請求項1に記載のアンテナ装置。
  17. 前記地板には、第3のアンテナが形成される、請求項1に記載のアンテナ装置。
  18. 前記地板に接続される第4のアンテナをさらに備え、
    前記地板には、前記第4のアンテナと前記地板に接続されている他のアンテナとの結合を阻止する素子が形成される、請求項1に記載のアンテナ装置。
  19. 前記地板と、前記地板の長手方向の端に接続されているアンテナとは、接続されている部分以外では接しておらず、
    前記接続されている部分以外の部分において、前記地板と前記アンテナとを接続する回路を、さらに備える、請求項1に記載のアンテナ装置。
JP2014123565A 2014-06-16 2014-06-16 アンテナ装置 Expired - Fee Related JP6201906B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014123565A JP6201906B2 (ja) 2014-06-16 2014-06-16 アンテナ装置
PCT/JP2015/002201 WO2015194083A1 (en) 2014-06-16 2015-04-22 Antenna device
US15/308,469 US10256533B2 (en) 2014-06-16 2015-04-22 Antenna device
CN201580030802.XA CN106463824B (zh) 2014-06-16 2015-04-22 天线设备
EP15722361.1A EP3155487A1 (en) 2014-06-16 2015-04-22 Antenna device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014123565A JP6201906B2 (ja) 2014-06-16 2014-06-16 アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016005084A JP2016005084A (ja) 2016-01-12
JP6201906B2 true JP6201906B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=53177334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014123565A Expired - Fee Related JP6201906B2 (ja) 2014-06-16 2014-06-16 アンテナ装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10256533B2 (ja)
EP (1) EP3155487A1 (ja)
JP (1) JP6201906B2 (ja)
CN (1) CN106463824B (ja)
WO (1) WO2015194083A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11050142B2 (en) 2013-03-11 2021-06-29 Suunto Oy Coupled antenna structure
US11059550B2 (en) 2013-03-11 2021-07-13 Suunto Oy Diving computer with coupled antenna and water contact assembly
KR102584972B1 (ko) * 2016-08-29 2023-10-05 삼성전자주식회사 다중 대역 안테나를 포함하는 웨어러블 전자 장치
CN107706548A (zh) * 2017-09-27 2018-02-16 青岛海信移动通信技术股份有限公司 一种用于可穿戴设备的天线装置和可穿戴设备
TWI790344B (zh) * 2018-02-08 2023-01-21 芬蘭商順妥公司 槽孔模式天線
TWI798344B (zh) 2018-02-08 2023-04-11 芬蘭商順妥公司 槽孔模式天線
JP6614387B1 (ja) * 2019-05-09 2019-12-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 マイクロストリップアンテナ及びウェアラブルセンサ端末

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4769656A (en) * 1987-01-28 1988-09-06 Timex Corporation Expansion band antenna for a wrist instrument and method of making it
US4754285A (en) * 1987-05-01 1988-06-28 Timex Corporation Expansion band antenna for a wristwatch application
JP2518436B2 (ja) * 1990-02-15 1996-07-24 三菱電機株式会社 携帯無線電話装置
US5134418A (en) * 1990-06-04 1992-07-28 Motorola, Inc. Apparatus for sensing the integrity of a wristband antenna
DE69906973T2 (de) * 1999-10-11 2004-02-26 Asulab S.A. Antennenstruktur die ein Gehäuse bildet für elektronische Komponente eines tragbaren Gerätes
US6366250B1 (en) * 1999-12-09 2002-04-02 Sirf Technology, Inc. Wrist mounted wireless instrument and antenna apparatus
EP1329985A3 (en) * 2002-01-18 2004-12-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Antenna apparatus; communication apparatus; and antenna apparatus designing method
JP2003283238A (ja) * 2002-01-18 2003-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンテナ装置、通信装置、およびアンテナ装置設計方法
JP2004266354A (ja) * 2003-02-10 2004-09-24 Casio Comput Co Ltd 腕装着型通信装置
JP4488092B2 (ja) 2003-03-04 2010-06-23 セイコーエプソン株式会社 無線機能付き電子時計
JP4057494B2 (ja) * 2003-08-29 2008-03-05 日本アンテナ株式会社 スパイラルアンテナ
JP4234643B2 (ja) * 2004-06-25 2009-03-04 株式会社日本自動車部品総合研究所 車載アンテナ
US8073548B2 (en) * 2004-08-24 2011-12-06 Sensors For Medicine And Science, Inc. Wristband or other type of band having an adjustable antenna for use with a sensor reader
US7782269B2 (en) * 2004-11-12 2010-08-24 Fractus, S.A. Antenna structure for a wireless device with a ground plane shaped as a loop
JP2008300897A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Ngk Spark Plug Co Ltd アンテナ装置
JP4939309B2 (ja) * 2007-06-04 2012-05-23 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ アンテナ装置
JP2011015345A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Panasonic Corp 携帯無線装置
CN102063050A (zh) * 2010-09-03 2011-05-18 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 具天线的腕戴式电子装置
JP5392294B2 (ja) 2011-04-22 2014-01-22 カシオ計算機株式会社 電子機器及び電子機器の製造方法
JP5647578B2 (ja) 2011-07-27 2015-01-07 シャープ株式会社 無線通信機
JP2013046141A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Kyocera Corp 無線通信端末
US9825364B2 (en) * 2014-06-12 2017-11-21 Verily Life Sciences Llc Adaptive antenna tuning based on measured antenna impedance
JP6775161B2 (ja) * 2014-12-02 2020-10-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 アンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN106463824A (zh) 2017-02-22
US20170062918A1 (en) 2017-03-02
CN106463824B (zh) 2020-05-19
WO2015194083A1 (en) 2015-12-23
JP2016005084A (ja) 2016-01-12
EP3155487A1 (en) 2017-04-19
US10256533B2 (en) 2019-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6201906B2 (ja) アンテナ装置
US10700716B2 (en) Wireless communication device
AU2015101429B4 (en) Electronic device cavity antennas with slots and monopoles
JP5937269B2 (ja) 無線アンテナを内蔵する近距離無線通信(nfc)コイル
JP2019521586A (ja) 複数のアンテナを備えたウェアラブル物品の装置および方法
TWI511380B (zh) 通訊裝置
JP6861713B2 (ja) 装着用途のためのnfcアンテナ
CN106663858B (zh) 可切换π形天线
JP2005244553A (ja) アンテナが搭載された無線装置
US10290940B2 (en) Broadband switchable antenna
JP2009033548A (ja) アンテナ装置及び無線機
US7966047B2 (en) Wireless terminals with integrated high speed serial communication hinges
KR102093326B1 (ko) 안테나 장치 및 이를 이용한 모바일 디바이스
TW201707279A (zh) 電子裝置及其多頻段天線
JP2015106919A (ja) 多周波アンテナモジュール
JP2016072951A (ja) 無線通信装置
JP2005117099A (ja) 携帯無線通信機
TWI573317B (zh) 無線通訊裝置
JP2011193433A (ja) 無線通信装置
JP2003347815A (ja) 携帯無線機
CN112542680B (zh) Nfc天线组件及电子设备
JP2019213138A (ja) チップアンテナ
JPWO2018139519A1 (ja) アンテナ装置、非接触伝送装置および非接触伝送システム
JP2004282534A (ja) アンテナ装置及び無線通信端末装置
JP2020519082A (ja) ミリ波アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170814

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6201906

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees