JP2008300897A - アンテナ装置 - Google Patents

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正樹 柴田
Naoki Otaka
直樹 大鷹
Shigeya Aoyama
▲恵▼哉 青山
Manabu Sato
学 佐藤
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Abstract

【課題】周波数帯域の広いアンテナを提供することができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】アンテナ装置は、基板と、前記基板に設けられるとともに、給電部と開放端とを備える第1アンテナ素子と、前記第1アンテナ素子と同じ周波数帯で利用されるとともに、前記基板に設けられ、給電部と開放端とを備える第2アンテナ素子と、前記基板の前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子との間の位置に設けられたグランド電極と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナ装置に関するものである。
携帯電話や無線ネットワーク端末等の無線通信機器が広く普及している。このような無線通信機器のために、種々のアンテナが提案されている。例えば、誘電体部材の表面または内部に放射電極を配置したアンテナや、板状の逆Fアンテナが提案されている。
特開2007−88628号公報 特開2004−266311号公報 特開2003−283238号公報 特開2006−279159号公報
また、近年、広い周波数帯域を利用する無線通信方式が提案されている。このような通信方式としては、例えば、UWB(Ultra Wide Band)やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)が挙げられる。このような通信方式を利用するために、周波数帯域の広いアンテナを提供する技術が望まれていた。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、周波数帯域の広いアンテナを提供することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]アンテナ装置であって、基板と、前記基板に設けられるとともに、給電部と開放端とを備える第1アンテナ素子と、前記第1アンテナ素子と同じ周波数帯で利用されるとともに、前記基板に設けられ、給電部と開放端とを備える第2アンテナ素子と、前記基板の前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子との間の位置に設けられたグランド電極と、を備える、アンテナ装置。
この構成によれば、2つのアンテナ素子のそれぞれとグランド電極との間の電磁的な相互作用によって、周波数帯域の広いアンテナを提供することができる
[適用例2]適用例1に記載のアンテナ装置であって、前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子とのそれぞれは、一端が前記給電部に接続された線状の整合素子と、前記整合素子の他端に接続されるとともに、前記整合素子の他端から遠いほど幅が広くなる拡張平板部と、をそれぞれ含む、アンテナ装置。
この構成によれば、周波数帯域をさらに拡張し、そして、インピーダンスを容易に調整することができる。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載のアンテナ装置であって、前記グランド電極は、所定の第1方向に延びて開放端に至るグランド導体部を含み、前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子とは、前記グランド導体部を挟んで対向する、アンテナ装置。
この構成によれば、グランド電極の大きさが過剰に大きくなることを抑制できる。
[適用例4]適用例3に記載のアンテナ装置であって、前記グランド導体部の前記開放端は、前記第1アンテナ素子の前記第1方向側の端と、前記第2アンテナ素子の前記第1方向側の端と、のそれぞれよりも、前記第1方向側に配置され、前記グランド電極は、さらに、前記グランド導体部の前記開放端から前記第1アンテナ素子側に突出する第1突出部と、前記グランド導体部の前記開放端から前記第2アンテナ素子側に突出する第2突出部と、を含む、アンテナ装置。
この構成によれば、2つのアンテナ素子の間の電磁的な相互作用を抑制しつつ、アンテナ装置が過剰に大きくなることを抑制できる。
[適用例5]適用例4に記載のアンテナ装置であって、前記第1アンテナ素子の全体は、前記第1突出部の先端を通り前記第1方向に並行な第1仮想線によって区切られる2つの領域の内の、前記グランド導体部を含む領域とは異なる他方の領域内に設けられ、前記第2アンテナ素子の全体は、前記第2突出部の先端を通り前記第1方向に並行な第2仮想線によって区切られる2つの領域の内の、前記グランド導体部を含む領域とは異なる他方の領域内に設けられている、アンテナ装置。
この構成によれば、各アンテナ素子とグランド電極との間の電磁的相互作用が過剰に強くなることを抑制し、周波数帯域が狭くなることを抑制できる。
[適用例6]適用例3ないし適用例5のいずれかに記載のアンテナ装置であって、前記第1方向と垂直な方向と平行に前記第1アンテナ素子を前記グランド電極に向けて投影して得られる写像の全体が、前記グランド電極と重なり、前記第1方向と垂直な方向と平行に前記第2アンテナ素子を前記グランド電極に向けて投影して得られる写像の全体が、前記グランド電極と重なる、アンテナ装置。
この構成によれば、第1アンテナ素子と第2アンテナ素子との間の電磁的な相互作用が、グランド電極によって抑制される。その結果、これらのアンテナ素子間のアイソレーション特性を改善することができる。
[適用例7]適用例1ないし適用例6のいずれかに記載のアンテナ装置であって、前記基板の一部の領域であるグランド領域には、前記基板の表面あるいは内部にグランド導電パターンが設けられ、前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子とは、前記基板の厚さ方向に沿って見たときに、前記グランド領域と重ならない位置に、それぞれ配置されている、アンテナ装置。
この構成によれば、各アンテナ素子を利用した無線通信が、グランド導電パターンによって遮られることを抑制できる。
[適用例8]適用例1ないし適用例7のいずれかに記載のアンテナ装置であって、さらに、誘電体または磁性体で構成された第1素子基材と、誘電体または磁性体で構成された第2素子基材と、を含み、前記第1アンテナ素子の少なくとも一部は前記第1素子基材の表面または内部に設けられ、前記第2アンテナ素子の少なくとも一部は前記第2素子基材の表面または内部に設けられている、アンテナ装置。
この構成によれば、各アンテナ素子を小型化することができる。
[適用例9]適用例1ないし適用例8のいずれかに記載のアンテナ装置であって、前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子とのそれぞれは、前記グランド電極による共振によって複共振アンテナとして動作する、アンテナ装置。
この構成によれば、周波数帯域を大幅に拡張することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、アンテナ装置、そのアンテナ装置とそのアンテナ装置に接続された信号処理回路とを備える無線通信モジュール、その無線通信モジュールを備える無線通信機器、等の形態で実現することができる。
次に、この発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
A1.装置構成:
図1、図2は、本発明の一実施例としてのアンテナ装置10の説明図である。図1はアンテナ装置10の斜視図であり、図2は、アンテナ装置10の上面図である。このアンテナ装置10は、平板形状の誘電体基板900と、その基板900の上面に固定された2つのチップアンテナ100、200と、を備えている。このアンテナ装置10は、図示しないケース内に収納され、無線通信機器を構成する。この無線通信機器は、WiMAXの規格に従って、図示しない他の無線通信機器との間でデータ通信を行う。このデータ通信には、2.5GHz帯(2.3〜2.69GHz)と3.5GHz帯(3.3〜3.9GHz)とが利用される。なお、後述するように、2つのアンテナ100、200は、ほぼ同じ周波数帯で、良好な特性を示す。このアンテナ装置10は、いわゆるダイバシティアンテナとして利用される。
誘電体基板900としては、矩形の基板を加工したものが利用されている。x方向は、この矩形の短辺と平行な方向を示し、y方向は矩形の長辺と平行な方向を示している。本実施例では、短辺の長さW9は、54mmであり、長辺の長さH9は、100mmである。また、図中のz方向は、誘電体基板900の厚さ方向を示している。誘電体基板900の上面は+z側の表面である。
本実施例の誘電体基板900に関しては、図2における右下の隅が切り落とされている。この切り欠きCCは、アンテナ装置10を無線通信機器に組み込む時に基板900が他の部品と接触することを避けるためのものである。本実施例では、この切り欠きCCは、30mm四方の矩形である。なお、図1では、基板900の−y側の端部の図示が省略されている。
誘電体基板900の上面には、グランド導電パターン400が形成されている。このグランド導電パターン400は、基板900を横切る仮想的な直線Lngによって区切られる2つの領域の内の一方の領域(−y側の領域)を占めている。本実施例では、この直線Lngは、x方向と平行である。また、誘電体基板900の+y側の端から直線Lngまでの距離Dgは20mmである。以下、誘電体基板900におけるグランド導電パターン400が形成された領域を「グランド領域GA」とも呼ぶ。このグランド領域GAには、フィルタ、アンプ、ミキサ等の電子部品を利用した信号処理回路SCが実装される。すなわち、グランド領域GAは、信号処理回路の実装用領域として利用される。なお、グランド導電パターン400は、誘電体基板900の表面の代わりに、誘電体基板900の内部に形成されてもよい。また、アンテナ装置10と信号処理回路SCとの全体は、無線通信モジュールとして利用される。
誘電体基板900の上面の+y側には、矩形状のグランド導体部300が形成されている。このグランド導体部300は、グランド導電パターン400の直線Lngに沿った輪郭OL1の途中から+y側に突出し、そして、誘電体基板900の+y側の端部まで延びている。すなわち、グランド導体部300は、+y方向に延びて開放端e3に至る。以下、この開放端へ向かう方向(+y方向)のことを、「グランド伸長方向」あるいは単に「伸長方向」とも呼ぶ。
伸長方向(+y方向)のグランド導体部300の長さDgは20mmである。また、このグランド導体部300の幅W3(x方向)は11mmである。図中に示す中心線CLは、グランド導体部300の伸長方向(+y方向)に平行な中心線を示している。本実施例では、この中心線CLは、誘電体基板900のy方向に平行な中心線と一致している。
グランド導体部300とグランド導電パターン400とは、銅や銀等の導電体の薄膜で形成されている。なお、図1、図2では、グランド導体部300とグランド導電パターン400とに異なる種類のハッチングが付されているが、これらは、同一材料で連続した領域として形成されている。
また、誘電体基板900の上面の+y側には、固定パッド780、880と、給電パッド790、890とが形成されている。グランド導体部300の−x側に形成されたパッド780、790には、第1アンテナ100の側面に設けられた端子180が、固定される。同様に、グランド導体部300の+x側に形成されたパッド880、890には、第2アンテナ200の側面に設けられた端子280が、固定される。固定には、ハンダ付けや銀ロウ付け等の、導電性の固定方法が利用される。誘電体基板900の厚さ方向(z方向)に沿って見た場合には、2つのアンテナ100、200は、グランド導体部300を挟んで、対向する。そして、各パッド780、790、880、890は、各端子180、280と重なる位置に配置されている。なお、これらのパッド780、790、880、890も、グランド導電パターン400と同様に、導電体の薄膜で形成されている。このようなパッドは「ランド」とも呼ばれている。
第1給電パッド790は、輪郭OL1の近傍に設けられている。この第1給電パッド790には、第1給電ライン510が接続されている。また、第2給電パッド890も、輪郭OL1の近傍に設けられている。この第2給電パッド890には、第2給電ライン520が接続されている。これらの給電ライン510、520によって、アンテナ100、200と信号処理回路SCとが接続される。給電ライン510、520としては、同軸ケーブルやマイクロストリップライン等の種々の給電ラインを採用可能である。
図3は、第2アンテナ200の分解斜視図である。図中のx、y、z方向は、第2アンテナ200を誘電体基板900(図1)に固定した状態におけるx、y、z方向(図1、図2)を、それぞれ示している。
図3に示すように、第2アンテナ200は、第1誘電層221とアンテナ導体部210と第2誘電層222とがz方向に沿ってこの順番に積層された構造を有している。各誘電層221、222は、ホウケイ酸ガラス系セラミックの矩形シートであり、長辺の長さLhは8.0mmであり、短辺の長さLwは4.0mmである。アンテナ導体部210は、銀や銅等の導電体の薄膜である。また、これらの3つの層221、210、222を積層した第2アンテナ200の厚さは0.8mmである。また、誘電層221、222の比誘電率εrは、本実施例では7.5である。なお、比誘電率は、望ましい周波数帯域に適合するように、実験的に決定すればよい。
このような積層アンテナの製造方法としては、種々の方法を採用可能である。例えば、最初に、セラミックグリーンシートの表面に、導電材料を用いたスクリーン印刷によって、アンテナ導体部210の導電パターンを形成する。次に、導電パターンが形成された表面の上に、別のセラミックグリーンシートを積層することによって、3層の積層体を形成する。次に、この積層体の焼成によって、第2アンテナ200を形成する。なお、セラミックグリーンシートとしては、種々のシートを採用可能である。例えば、ホウケイ酸ガラスとアルミナとアクリル樹脂とを含むスラリーからドクターブレード法によって形成されたシートを採用可能である。また、導電材料としては、種々の材料を採用可能である。例えば、銀や金等の導電体とアクリル樹脂とを含む混合物を採用可能である。
図4は、アンテナ導体部210の上面図である。図中のx、y、z方向は、第2アンテナ200を誘電体基板900(図1)に固定した状態におけるx、y、z方向(図1、図2)を、それぞれ示している。
図4には、アンテナ導体部210のパターン形状が示されている。このパターン形状は、誘電層221、222よりも一回り小さい矩形RAに、V字形の切込216と矩形の開口218とを設けて得られる形状と、ほぼ同じである。本実施例では、この仮想的な矩形RAは、誘電層221、222の四辺のそれぞれを0.15mmだけ内側に移動させて得られる矩形と同じである。また、図中の4つの矢印S1〜S4は、この矩形RAの4つの辺をそれぞれ示している。各矢印は、辺に沿った方向を示している。例えば、辺S1は、y方向に平行な−x側の辺を示している。
また、このパターン形状(矩形RA)の−x側の辺S1には、3つの突出部P1〜P3が設けられている。また、+x側の辺S2には、3つの突出部P4〜P6が設けられている。これら6つの突出部P1〜P6のそれぞれは、第2アンテナ200の側面に設けられた端子280(図1)に電気的に接続される。このように、第2アンテナ200の−x側の側面と+x側の側面とのそれぞれには、−y側の端部と中央部と+y側の端部とに、端子280が設けられる。このような側面の6つの端子280は、いわゆるキャスタレーションによって形成可能である。
また、アンテナ導体部210は、大きく3つの導体部211、212、213に分けられる。図4では、各導体部211、212、213は、互いに異なる種類のハッチングによって示されている。ただし、各導体部211、212、213は、同一材料で連続した領域として形成されている。
第1導体部211は、図4における左下のコーナーcn1を形成するL字形の線状導体部である。第1導体部211は、第1突出部P1と直線導体部211Lとを有している。第1突出部P1は、コーナーcn1からy方向と平行に延びる直線状の導体部である。この第1突出部P1は、図1の第2アンテナ200の裏側に隠れている端子280を介して第2給電パッド890(図2)に接続される。一方、直線導体部211Lは、コーナーcn1から他端211eまでx方向と平行に延びている。この端211eは、アンテナ導体部210の−y側の辺S4の途中に位置している。この直線導体部211Lの長さを調整することによって、第2アンテナ200の共振周波数とインピーダンスとを調整することができる。すなわち、直線導体部211Lは、特許請求の範囲における「整合素子」に相当する。
第2導体部212は、第1導体部211の端211eに接続されるとともに、この端211eから遠いほど幅が広くなる平板導体部である。具体的には、この第2導体部212は、端211eを通る2本のラインTL1、TL2によって形成される略三角形の導体部である。第1ラインTL1は、端211eから、アンテナ導体部210の−x側の辺S1の途中位置MPまで延びるラインである。第2ラインTL2は、第1導体部211の端211eから、アンテナ導体部210の右下のコーナーcn2まで延びるラインである。なお、この第2導体部212は、特許請求の範囲における「拡張平板部」に相当する。
このように端211eから徐々に幅が広くなる第2導体部212を設ける理由は、第2アンテナ200の周波数帯域を拡張するためである。給電側から開放端側に向かって幅が広がる第2導体部212を利用することによって、電流は、長さの異なる複数の通り道を流れることが可能である。換言すれば、アンテナ導体部210の見かけ上の長さは、互いに異なる複数の長さを含む、と言うこともできる。この結果、アンテナ導体部210(第2アンテナ200)の周波数帯域を拡張することができる。ここで、導体部の幅の変化が大きいほど、周波数帯域も広くなる傾向にある。ただし、幅の変化が大きいほど、アンテナの大きさが大きくなる傾向にある。そこで、望ましい周波数帯域と望ましいアンテナの大きさとを考慮して、第2導体部212(拡張平板部)の形状を実験的に決定することが好ましい。
なお、切込216は、第1ラインTL1と第1導体部211とによって囲まれている。換言すれば、図4の実施例では、矩形RAに切込216を設けるだけで、整合素子(第1導体部211)と第2導体部212との両方が形成される。
第3導体部213は、アンテナ導体部210の残りの部分である。この第3導体部213は、第2導体部212の+y側に位置する略台形の導体部である。この第3導体部213の端部(例えば、+y側の端部)は、アンテナ導体部210の開放端として機能する。この第3導体部213の内には、開口218が設けられている。開口218を設けることによって、第1誘電層221(図3)が第2誘電層222と接する領域の面積が増大する。その結果、第1誘電層221が第2誘電層222から剥がれることが抑制される。
以上、第2アンテナ200について説明したが、第1アンテナ100(図1、図2)の構成も、第2アンテナ200の構成と同様である。具体的には、図2に示すように誘電体基板900に固定された状態において、第1アンテナ100の形状は、第2アンテナ200を左右に裏返した形状と、ほぼ同じである。具体的には、第1アンテナ100と第2アンテナ200とは、グランド導体部300の中心線CLを通り誘電体基板900に垂直な平面を基準とする鏡面対称である。このように、第1アンテナ100とグランド導体部300と第2アンテナ200とは、直線Lngに沿って並んで配置されている。
また、図2に示すように、各アンテナ100、200の長辺は、y方向と平行である。すなわち、各アンテナ100、200は、y方向と平行に延びている。換言すれば、各アンテナ100、200と、グランド導体部300とは、互いに平行に延びている。ここで、各アンテナ100、200と、グランド導体部300との間の距離Da1は、15.5mmである。また、グランド導電パターン400の輪郭OL1(直線Lng)から各アンテナ100、200の+y側の端部までの第2長さDa2は、10mmである。
図5(A)、5(B)は、アンテナ装置の比較例と第1実施例との上面図である。図5(A)に示す比較例のアンテナ装置C10は、図1〜図4で説明したアンテナ装置10から、グランド導体部300を削除したものである。他の構成は、アンテナ装置10と同じである。図5(B)に示す第1実施例のアンテナ装置10は、図1〜図4で説明したアンテナ装置10と同じである。
図中の点F1、F2は、アンテナ100、200の給電点を、それぞれ示している。各アンテナ装置C10、10では、各給電パッド790、890は、グランド導電パターン400の外から中まで延びている(直線Lngを挟んで+y側から−y側まで)。グランド導電パターン400には、各給電パッド790、890を囲む窪みが形成されている。各給電パッド790、890の直線Lngよりも−y側の部分は、グランド導電パターン400に囲まれているので、アンテナ素子としては機能しない。一方、各給電パッド790、890の直線Lngよりも+y側の部分は、アンテナ素子として機能する。換言すれば、直線Lngよりも−y側の部分によるアンテナの特性に対する影響は小さいが、直線Lngよりも+y側の部分によるアンテナの特性に対する影響は大きい。これらにより、図5(A)、5(B)の各アンテナ装置C10、10では、各給電パッド790、890の直線Lngと交差する位置が、給電点となる。
また、各アンテナ装置C10、10においては、固定パッド780、880は、アンテナ100、200のアンテナ導体部(図4:アンテナ導体部210)と電気的に接続されている。従って、これらの固定パッド780、880も、アンテナ素子として機能する。
以下、第1アンテナ100の導体部と導通する導体部の内の、アンテナ素子として機能する部分の全体を、第1アンテナ素子100eと呼ぶ。この第1アンテナ素子100eは、第1給電パッド790の給電点F1よりも+y側の部分と、固定パッド780と、第1アンテナ100の導体部と、の全体を示している。第1アンテナ100の導体部は、端子180と、図示しないアンテナ導体部(図4のアンテナ導体部210に相当する導体部)と、を含んでいる。
同様に、第2アンテナ200の導体部と導通する導体部の内の、アンテナ素子として機能する部分の全体を、第2アンテナ素子200eと呼ぶ。この第2アンテナ素子200eは、第2給電パッド890の給電点F2よりも+y側の部分と、固定パッド880と、第2アンテナ200の導体部と、の全体を示している。第2アンテナ200の導体部は、端子280とアンテナ導体部210とを含んでいる。
なお、第2アンテナ素子200eに関しては、第2給電パッド890の給電点F2よりも+y側の部分と、第2給電パッド890(図2)に接続された端子280と、第1突出部P1(図4)と、の全体が、特許請求の範囲における「給電部」に相当する。第1アンテナ素子100eの給電部についても、同様である。このように、各アンテナ素子100e、200eの−y側の端部は給電部として機能する。一方、各アンテナ素子100e、200eの+y側の端部は開放端として機能する(アンテナ導体部210の+y側の端部、+y側のパッド780、880)。
A2.反射特性:
図6(A)は、第1アンテナ素子100eの反射特性を示すグラフであり、図6(B)は、第2アンテナ素子200eの反射特性を示すグラフである。横軸は周波数freq(GHz)を示し、縦軸はVSWR(電圧定在波比)を示している。比較グラフV1C、V2Cは、比較例のアンテナ装置C10(図5(A))での特性を示している。第1グラフV11、V21は、第1実施例のアンテナ装置10(図5(B))での特性を示している。
比較グラフV1C、V2Cが示すように、比較例のアンテナ装置C10では、各アンテナ素子100e、200eは、3.5GHz周辺において良好な反射特性を示している。これは、グランド導体部300を利用せずに得られる特性である(図5(A))。このように、各アンテナ素子100e、200e(アンテナ100、200)の形状は、3.5GHz帯で良好な反射特性を示すように、予め決定されている。
第1グラフV11、V21が示すように、第1実施例のアンテナ装置10では、各アンテナ素子100e、200eは、3.5GHz周辺に加えて2.5GHz周辺においても、良好な反射特性を示している(特に、2.5GHz帯の内の高い範囲)。これは、グランド導体部300を追加することによって得られる特性である(図5(B))。
ここで、「VSWR<2.0」を満たす周波数帯域を比較する。
<第1アンテナ素子100e>
比較例(V1C):2.92GHz−3.89GHz:幅0.97GHz:
第1実施例(V11):2.47GHz−4.33GHz:幅1.86GHz:
<第2アンテナ素子200e>
比較例(V2C):2.99GHz−3.90GHz:幅0.91GHz:
第1実施例(V21):2.54GHz−4.26GHz:幅1.72GHz:
このように、グランド導体部300を設けるだけで周波数帯域を1.7倍以上に広げることができる。このような周波数帯域の拡張は、アンテナ素子100e、200eとグランド電極(グランド導体部300)との間の電磁的な相互採用に起因する。特に、このように大幅に周波数帯域を拡張可能な理由は、アンテナ素子100e、200eが、グランド導体部300による共振によって複共振アンテナとして動作しているからであると推定される。逆に、アンテナ素子の形状を変えずにグランド導体部を設けるだけで「VSWR<2.0」を満たす周波数帯域が1.7倍以上に広がる場合には、アンテナ装置が、そのグランド導体部による共振によって複共振アンテナとして動作していると推定可能である。
なお、「VSWR<2.0」を満たす周波数帯域は、反射特性が特に良好な帯域を示しているので、このような周波数帯域を利用して通信を行うことが好ましい。ただし、VSWRが2よりも大きくてもよい。一般には、VSWRが3.0より小さいことが好ましく、VSWRが2.5より小さいことが特に好ましく、VSWRが2.0より小さいことが最も好ましい。
A3.アイソレーション特性:
図7は、アイソレーション特性を示すグラフである。横軸は周波数freq(GHz)を示し、縦軸はS21(dB)を示している。ここで、S21は、いわゆるS(scattering)パラメータを示している。図7の例では、S21は、第1給電ライン510からの入射波が、第2給電ライン520へ透過する度合いを示している。このS21が小さいほど、第1アンテナ素子100eと第2アンテナ素子200eとの間の干渉が小さい。なお、比較グラフSiCは、比較例のアンテナ装置C10(図5(A))での特性を示している。第1グラフSi1は、第1実施例のアンテナ装置10(図5(B))での特性を示している。
比較グラフSiCと第1グラフSi1とが示すように、グランド導体部300を設けることによって、アイソレーション特性が大幅に改善されている。この理由は、2つのアンテナ素子100e、200eの間のグランド導体部300によって、2つのアンテナ素子100e、200eの間の電磁的な相互作用が抑制されるからであると推定される。
次に、第1アンテナ素子100eと第2アンテナ素子200eとの間の電磁的な相互作用を抑制するための、アンテナ素子100e、200eとグランド導体部300との位置関係について説明する。図8は、アンテナ素子100e、200eと、グランド導体部300との位置関係を示す説明図である。この位置関係は、誘電体基板900の厚さ方向(z方向)に沿って見た位置関係を示している。
図中の開始点SPは、給電点F1を、グランド導体部300の中心線CLに垂直に投影して得られる点である。この開始点SPは、給電点F2を中心線CLに垂直に投影して得られる点でもある。これらの給電点F1、F2と開始点SPとは、共通の直線Lng上の点である。そして、第1アンテナ素子100eは、給電点F1から+y側に向かって延びており、グランド導体部300は、開始点SPから+y側に向かって延びており、第2アンテナ素子200eは、給電点F2から+y側に向かって延びている。このように、3つ導体部100e、200e、300は、それぞれ、同じ方向(+y方向)に向かって延びている。
図中の第2長さDa2は、各アンテナ素子100e、200eのy方向の長さを示している。また、グランド長さDgは、グランド導体部300の開始点SPから先端(開放端e3)までの長さを示している。ここで、グランド長さDgは、2つのアンテナ素子100e、200eのそれぞれの長さ(この実施例では同じ第2長さDa2)よりも長い。これらの結果、第1アンテナ素子100eから見たときに、第2アンテナ素子200eの全体が、グランド導体部300の後ろに隠れる。同様に、第2アンテナ素子200eから見たときに、第1アンテナ素子100eの全体が、グランド導体部300の後ろに隠れる。これらの結果、第1アンテナ素子100eと第2アンテナ素子200eとの間の電磁的な相互作用が、グランド導体部300によって強力に抑制される。
一般には、第1アンテナ素子とグランド電極と第2アンテナ素子との位置関係が、以下のように設定されることが好ましい。図9は、第1アンテナ素子A10とグランド電極GEと第2アンテナ素子A20との位置関係の概略を示している。図9は、これらの導体部A10、A20、GEが設けられた誘電体基板900の厚さ方向(z方向)に沿って見た位置関係を示している。グランド電極GEは、グランド導体部300と同様に、+y方向に延びて開放端egに至る直線形状の導体部である。2重線で示された第1写像M10は、第1アンテナ素子A10をグランド電極GEの延びる方向(+y方向)と垂直な方向(x方向)と平行にグランド電極GEに向けて投影して得られる写像を示している。2重線で示された第2写像M20は、第2アンテナ素子A20を同様にグランド電極GEに向けて投影して得られる写像を示している。
図示するように、第1写像M10の全体が、グランド電極GEと重なっている。同様に、第2写像M20の全体が、グランド電極GEと重なっている。これらの結果、第1アンテナ素子A10から見たときに、第2アンテナ素子A20の全体が、グランド電極GEの後ろに隠れる。そして、第2アンテナ素子A20から見たときに、第1アンテナ素子A10の全体が、グランド電極GEの後ろに隠れる。これらの結果、第1アンテナ素子A10と第2アンテナ素子A20との間の電磁的な相互作用が、グランド電極GEによって強力に抑制される。
なお、図8に示すアンテナ装置10においても、アンテナ素子100e、200eとグランド導体部300との位置関係は、図9の例と同様に、設定されている。2重線で示された第1写像M1は、第1アンテナ素子100eをx方向と平行にグランド導体部300に向けて投影して得られる写像を示している。2重線で示された第2写像M2は、第2アンテナ素子200eをx方向と平行にグランド導体部300に向けて投影して得られる写像を示している。そして、第1写像M1の全体は、グランド導体部300と重なっている。また、第2写像M2の全体も、グランド導体部300と重なっている。
B.第2実施例:
B1.装置構成:
図10は、第2実施例のアンテナ装置20の上面図である。図5(B)に示すアンテナ装置10との差違は、第1突出部310と第2突出部320とが追加されている点だけである。他の構成は、アンテナ装置10と同じである。
第1突出部310は、グランド導体部300の先端(+y側の端)から第1アンテナ100側に突出している。また、第2突出部320は、グランド導体部300の先端から第2アンテナ200側に突出している。本実施例では、これらの突出部310、320は、いずれも、x方向と平行に延びる直線状の導体部である。これらの導体部310、320の幅Wpは、2.0mmである。また、第1突出部310の長さLp1は、9.5mmであり、第2突出部320の長さLp2は、8.5mmである。
なお、図10では、3つの導体部300、310、320に異なる種類のハッチングが付されているが、これらは、同一の材料で連続した領域として形成されている。また、アンテナ装置20では、これら3つの導体部300、310、320の全体が、特許請求の範囲における「グランド電極」に相当する。すなわち、アンテナ装置20では、T字形のグランド電極が利用されている。
B2.反射特性:
図11(A)は、第1アンテナ素子100eの反射特性を示すグラフであり、図11(B)は、第2アンテナ素子200eの反射特性を示すグラフである。これらのグラフは、図6(A)、6(B)のグラフに、第2実施例のアンテナ装置20の特性を示す第2グラフV12、V22を追加したものである。
第2グラフV12、V22が示すように、第2実施例のアンテナ装置20では、第1実施例のアンテナ装置10と比べて、アンテナ素子100e、200eのそれぞれは、2.5GHz帯の内の低い範囲においても、良好な反射特性を示している。この理由は、突出部310、320を追加することによって、グランド電極の長さが長くなったからだと推定される。
また、アンテナ装置10、20(図5(B)、10)において、「VSWR<2.0」を満たす周波数帯域は以下の通りである。
<第1アンテナ素子100e>
第1実施例(V11):2.47GHz−4.33GHz:幅1.86GHz:
第2実施例(V12):2.22GHz−4.41GHz:幅2.19GHz:
<第2アンテナ素子200e>
第1実施例(V21):2.54GHz−4.26GHz:幅1.72GHz:
第2実施例(V22):2.28GHz−4.30GHz:幅2.02GHz:
このように、突出部310、320を設けるだけで周波数帯域をさらに拡張できる。また、これらの突出部310、320は、グランド伸長方向(+y方向)とは垂直な方向(x方向)と平行に延びる導体部である(図10)。その結果、第2実施例のアンテナ装置20は、その大きさが第1実施例のアンテナ装置10とほぼ同じであるにも拘わらずに、より広い周波数帯域に対応可能である。
ここで、第1突出部310の長さを調整することによって、第1アンテナ素子100eの周波数帯域を調整することができる。また、第2突出部320の長さを調整することによって、第2アンテナ素子200eの周波数帯域を調整することができる。第1突出部310が第2アンテナ素子200eの周波数帯域に与える影響と、第2突出部320が第1アンテナ素子100eの周波数帯域に与える影響とは、2つのアンテナ素子100e、200eの間を仕切るグランド導体部300によって抑制される。従って、2つの突出部310、320の長さを独立に調整可能である。
B3.アイソレーション特性:
図12は、アイソレーション特性を示すグラフである。このグラフは、図7のグラフに、第2実施例のアンテナ装置20の特性を示す第2グラフSi2を追加したものである。
第2グラフSi2が示すように、突出部310、320を設けることによって、さらに、アイソレーション特性を大幅に改善することができる。この理由は、2つのアンテナ素子100e、200eの間のグランド電極の面積が増大することによって、2つのアンテナ素子100e、200eの間の電磁的な相互作用が、さらに抑制されるからであると推定される。
C.第3実施例:
図13は、第3実施例のアンテナ装置30の上面図である。図10に示す第2実施例のアンテナ装置20との差違は、第1突出部310の長さLp1と第2突出部320の長さLp2とが、同じ値Lpに設定されている点だけである。他の構成は、図10に示す第2実施例のアンテナ装置20の構成と、同じである。以下、このアンテナ装置30を用いて、突出部の長さと反射特性との関係を検討する。
図中の最大長さLmaxは、各突出部310、320の最大長を示している(本実施例では、21.5mm)。この最大長さLmaxは、各突出部310、320を誘電体基板900の端まで延ばすことによって得られる長さである。また、第3長さDa3は、各アンテナ素子100e、200eとグランド導体部300との間の距離を示している(本実施例では、14.5mm)。本実施例では、誘電体基板900の厚さ方向(z方向)に沿って見たときに、固定パッド780、790、880、890が、アンテナ100、200の外側に1mmはみ出ている。具体的には、アンテナ100、200の+x側のパッド780、790、880は、+x方向にはみ出しており、−x側のパッド780、880、890は、−x側にはみ出している。従って、この第3長さDa3は、第1長さDa1よりも1mm短い。
図14(A)、14(B)は、反射特性に対する突出部310、320の長さLpの影響を示すグラフである。横軸は周波数freq(GHz)を示し、縦軸はVSWRを示している。図14(A)は、第1アンテナ素子100eのVSWRを示し、図14(B)は、第2アンテナ素子200eのVSWRを示している。これらのVSWRは、シミュレーションによる計算値を示している。このシミュレーションは、図13に示すアンテナ装置30の構成に基づいて行われている。
図14(A)には、互いに異なる長さLpに関する8つのグラフV1a〜V1hが示されている。長さLpとしては、7.5mmから21.5mmまで2.0mm間隔で準備された8つの値が利用されている。図14(A)の右側には、グラフと長さLpとの対応関係が示されている。図示するように、8つのグラフV1a〜V1hは、8つの長さ7.5mm〜21.5mmに、それぞれ対応している。
図14(A)に示すように、3.5GHz帯では、長さLpの変化に起因するVSWRの大きな変化はみられない。また、長さLpに拘わらず、VSWRは、ほぼ3.0以下である。一方、2.5GHz帯では、長さLpが長いほどVSWRが大きくなる傾向にある。特に、長さLpが15.5mmを超えると、VSWRが急激に大きくなる(グラフV1f、V1g、V1h)。そして、長さLpが21.5mmの場合には、VSWRが3.0よりも大きくなっている(グラフV1h)。
図14(B)にも、図14(A)と同様に、8つのグラフV2a〜V2hが示されている。図14(B)の右側には、グラフと長さLpとの対応関係が示されている。利用される8つの長さLpは、図14(A)と同じである。8つのグラフV1a〜V1hは、8つの長さ7.5mm〜21.5mmに、それぞれ対応している。
図14(B)に示すように、3.5GHz帯では、長さLpの変化に起因するVSWRの大きな変化は見られない。また、長さLpに拘わらず、VSWRは、ほぼ2.2以下である。一方、2.5GHz帯では、長さLpが長いほどVSWRが大きくなる傾向にある。特に、長さLpが15.5mmを超えると、VSWRが急激に大きくなる(グラフV2f、V2g、V2h)。そして、長さLpが、17.5mm以上の場合には、VSWRが3.0よりも大きくなっている(グラフV2f、V2g、V2h)。
ここで、長さLpと、突出部とアンテナ素子との間の相対位置と、の関係について説明する。この相対位置は、誘電体基板900の厚さ方向(z方向)に沿って見た位置を示している。図13に示す仮想的な直線PL1、PL2は、突出部310、320の先端を通り、グランド伸長方向(+y方向)と平行な直線を、それぞれ示している。
長さLpが第1長さDa1(本実施例では15.5mm)以下である場合には、第1チップアンテナ100の全体が、第1直線PL1よりも外側(−x側)の領域OA1内に存在する。この第1領域OA1は、第1直線PL1によって区切られる2つの領域の内の、グランド導体部300を含む領域とは異なる他方の領域である。同様に、第2チップアンテナ200の全体は、第2直線PL2よりも外側(+x側)の領域OA2内に存在する。この第2領域OA2は、第2直線PL2によって区切られる2つの領域の内の、グランド導体部300を含む領域とは異なる他方の領域である。
この場合には、図14(A)、14(B)に示すように、2.5GHz帯と3.5GHz帯とのそれぞれにおいて、VSWRは、ほぼ3.0よりも小さい(グラフV1a〜V1e、V2a〜V2e)。
また、長さLpが第3長さDa3(本実施例では、14.5mm)以下である場合には、第1アンテナ素子100eの全体が、第1領域OA1内に存在する。同様に、第2アンテナ素子200eの全体が、第2領域OA2内に存在する。この場合には、長さLpが第1長さDa1(15.5mm)と同じ場合と比べて、2.5GHz帯における反射特性が大幅に改善されている(グラフV1a〜V1d:V1e、グラフV2a〜V2d:V2e)。
以上のように、良好な反射特性を得るためには、第1チップアンテナ100の全体が、第1突出部310の先端よりも外側の第1領域OA1に設けられることが好ましい。そして、パッド780、790を含む第1アンテナ素子100eの全体が、この第1領域OA1に設けられることが特に好ましい。同様に、第2チップアンテナ200の全体が、第2突出部320の先端よりも外側の第2領域OA2に設けられることが好ましい。そして、パッド880、890を含む第2アンテナ素子200eの全体が、この第2領域OA2に設けられることが特に好ましい。換言すれば、アンテナ100、200(アンテナ素子100e、200e)に掛からないように突出部310、320を形成することが好ましい。より具体的には、グランド伸長方向(+y方向)と平行に第1突出部310を第1アンテナ100(第1アンテナ素子100e)に向けて投影して得られる写像が、第1アンテナ100(第1アンテナ素子100e)に掛からないように、第1突出部310を形成することが好ましい。第2突出部320についても同様である。
この理由は、以下のように推定される。図13に示すアンテナ装置30では、第1アンテナ素子100eの一方側(+x側)にグランド導体部300が設けられているので、第1アンテナ素子100eのその一方側は、グランド導体部300と電磁的に相互作用する。ここで、第1突出部310が、第1アンテナ100(第1アンテナ素子100e)に掛かると仮定する。この場合には、第1アンテナ100(第1アンテナ素子100e)の他の側(+y側)が、第1突出部310と電磁的に相互作用する。その結果、第1アンテナ100(第1アンテナ素子100e)とグランド電極との間の相互作用が過剰に強くなるので、アンテナの特性が低下すると推定される。このような推定は、第2アンテナ200(第2アンテナ素子200e)についても同様である。
ここで、さらに詳細に図14(A)、14(B)を検討する。図14(A)、14(B)に示すように、突出部310、320がチップアンテナ100、200に掛からない場合には(すなわち、長さLpが15.5mm以下の場合には)、長さLpに拘わらずにVSWRの変化は小さい。また、突出部310、320がチップアンテナ100、200に掛からない場合には、アンテナ素子の+y側が突出部によって覆われていないので(図13)、長さLpに拘わらずにアンテナ素子とグランド電極との間の過剰な相互作用が抑制される。これらを総合すると、突出部310、320がチップアンテナ100、200に掛からない場合には、アンテナ素子とグランド電極との間の相互作用が過剰に強くなることが抑制されるので、長さLpに拘わらずにVSWRが小さい値に維持されると推定される。この効果は、突出部310、320がアンテナ素子100e、200eに掛からない場合に(すなわち、長さLpが14.5mm以下の場合に)、特に顕著である。
一方、突出部310、320がチップアンテナ100、200に掛かる場合には(すなわち、長さLpが15.5mmより長い場合には)、長さLpの変化に応じてVSWRも大きく変化(増大)する。また、突出部310、320がチップアンテナ100、200に掛かる場合には、アンテナ素子の+y側が突出部によって覆われるので、長さLpが長いほどアンテナ素子とグランド電極との間の相互作用が強くなる。これらを総合すると、突出部310、320がチップアンテナ100、200に掛かる場合には、アンテナ素子とグランド電極との間の相互作用が過剰に強くなるので、VSWRが大きくなると推定される。
D.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
変形例1:
上述の各実施例において、2つのアンテナ素子の構成としては、種々のモノポールアンテナの構成を採用可能である。例えば、線状の整合素子が曲がっていても良い。また、誘電体基板900上の固定パッドが、アンテナ素子から絶縁されていてもよい。また、アンテナ素子が、ミアンダ形状を形成する線状の導体部を含んでも良い。また、アンテナ素子から、線状の整合素子と拡張平板部との少なくとも一方が省略されてもよい。また、第1アンテナ素子と第2アンテナ素子との間で形状が異なっていても良い。また、アンテナ装置が良好な特性を示す周波数帯域としては、2.5GHz帯と3.5GHz帯に限らず、種々の周波数帯域を採用可能である。
また、上述の各実施例では、アンテナ素子を有する別の部材(チップアンテナ100、200)を誘電体基板900に固定することによって、アンテナ素子100e、200eが形成されている。この代わりに、アンテナ素子100e、200eの全体が誘電体基板900の表面または内部に形成されてもよい。一般には、アンテナ素子が基板に設けられていればよい。ここで、「アンテナ素子が基板に設けられる」とは、以下の3つの構成を含む広い概念を意味している。
(1)アンテナ素子の全体が基板の表面または内部に形成される。
(2)アンテナ素子の一部が基板の表面または内部に形成され、そして、アンテナ素子の残りの一部を有する別部材が基板に固定される。
(3)アンテナ素子の全体を有する別部材が基板に固定される。
変形例2:
上述の各実施例において、グランド電極の形状としては、種々の形状を採用可能である。ただし、図5(B)、図10の実施例のように、直線形状(導体部300)と、T字形(導体部300、310、320)とのいずれか一方を採用することが好ましい。こうすれば、グランド電極の大きさが過剰に大きくなることを抑制できる。
ここで、グランド導体部300の開放端e3(図8、図10)が、2つのアンテナ素子のグランド伸長方向側(+y側)の端e1、e2のそれぞれよりも、グランド伸長方向側に配置されていることが好ましい(グランド伸長方向側の端は、最もグランド伸長方向側に位置する端を示している)。換言すれば、図8、図9に示すように、各アンテナ素子のグランド伸長方向側(+y側)の端e1、e2、e10、e20をグランド電極に向けて投影した時に、その投影点e1p、e2p、e10p、e20pがグランド導体部300(グランド電極GE)と重なることが好ましい(この投影は、グランド伸長方向(+y方向)と垂直な方向(x方向)と平行に行われる)。こうすれば、グランド導体部300が過剰に短くなることを抑制できる。その結果、2つのアンテナ素子の間の電磁的な相互作用を抑制できる。
また、上述の各実施例では、グランド電極が誘電体基板900の表面に形成されているが、グランド電極が誘電体基板900の内部に形成されてもよい。また、アンテナ素子100e、200eと同様に、導体部を有する別の部材を誘電体基板900に固定することによって、グランド電極が形成されてもよい。一般には、グランド電極が基板に設けられていればよい。ここで、「グランド電極が基板に設けられる」とは、「アンテナ素子が基板に設けられる」と同様に、広い概念を意味している。
変形例3:
図5(B)、図10に示す各実施例では、誘電体基板900の厚さ方向(z方向)に沿って見たときに、アンテナ素子100e、200eのそれぞれが、グランド導体部300とほぼ平行に延びているので、アンテナ装置の大きさが過剰に大きくなることを抑制できる。ただし、アンテナ素子がグランド導体部300に対して傾いていても良い。また、2つのアンテナ素子が互いに傾いていても良い。なお、アンテナ素子の延びる方向は、アンテナ素子の最小包含領域の延びる方向を意味している。アンテナ素子の最小包含領域とは、アンテナ素子を含み、かつ、周長が最も短い領域を意味する。上述の各実施例のように矩形のチップアンテナを利用する場合には、その矩形の長辺方向にアンテナ素子が延びているということができる。
また、2つのアンテナ素子とグランド導体部300とが平行に延びる場合に、さらに、2つのアンテナ素子のそれぞれの給電部が、同じ側に設けられていることが好ましい。例えば、図5(B)の例では、同じ−y側に給電パッド790、890が設けられている。こうすれば、アンテナ装置の同じ側から2つのアンテナ素子への給電が可能となるので、無線通信機器の小型化が可能となる。
ここで、T時形のグランド電極を利用する場合には、2つのアンテナ素子のそれぞれにおいて、グランド伸長方向(+y方向)とは逆方向側(−y側)の端が、給電部であることが好ましい。こうすれば、給電部の近傍に突出部310、320を形成せずに済むので、グランド電極と2つのアンテナ素子との形成が容易である。
また、2つのアンテナ素子の給電部側に、グランド導電パターンが配置されることが好ましい。こうすれば、給電部の近くに信号処理回路を実装することができるので、無線通信機器の小型化が可能となる。ここで、誘電体基板900の厚さ方向に沿って見たときに、各アンテナ素子が、グランド導電パターンと重ならない位置に配置されていることが好ましい。こうすれば、各アンテナ素子を利用した無線通信が、グランド導電パターンによって遮られることを抑制できる。
なお、アンテナ素子が設けられている基板から、グランド導電パターンが省略されてもよい。また、信号処理回路が実装された基板とは別の基板に、アンテナ装置が設けられても良い。
変形例4:
上述の各実施例において、第1アンテナ素子の少なくとも一部が、誘電体あるいは磁性体の表面または内部に設けられていることが好ましい。こうすれば、第1アンテナ素子を小型化することができる。これは、第2アンテナ素子についても同様である。
なお、誘電体としては、種々の材料を採用可能である。例えば、ホウケイ酸ガラス系セラミックやガラスエポキシ等を採用可能である。また、誘電体の比誘電率は、望ましい周波数帯での通信が可能なように実験的に決定すればよい。これらは、誘電体基板900についても同様である。
また、磁性体としては、種々の材料を採用可能である。例えば、フェライトやYIG(イットリウム・アイアン・ガーネット)を採用可能である。また、磁性体の比透磁率は、望ましい周波数帯での通信が可能なように実験的に決定すればよい。
アンテナ装置10の説明図である。 アンテナ装置10の説明図である。 第2アンテナ200の分解斜視図である。 アンテナ導体部210の上面図である。 アンテナ装置の比較例と第1実施例との上面図である。 反射特性を示すグラフである。 アイソレーション特性を示すグラフである。 アンテナ素子とグランド導体部300との位置関係を示す説明図である。 第1アンテナ素子とグランド電極と第2アンテナ素子との位置関係の概略を示す説明図である。 第2実施例のアンテナ装置20の上面図である。 反射特性を示すグラフである。 アイソレーション特性を示すグラフである。 第3実施例のアンテナ装置30の上面図である。 反射特性に対する突出部の長さLpの影響を示すグラフである。
符号の説明
10、20、30、C10…アンテナ装置
100…第1チップアンテナ
100e、A10…第1アンテナ素子
180…端子
200…第2チップアンテナ
200e、A20…第2アンテナ素子
210…アンテナ導体部
211…第1導体部
212…第2導体部
213…第3導体部
216…切込
218…開口
221…第1誘電層
222…第2誘電層
280…端子
300…グランド導体部
310…第1突出部
320…第2突出部
400…グランド導電パターン
510…第1給電ライン
520…第2給電ライン
780…固定パッド
790…第1給電パッド
880…固定パッド
890…第2給電パッド
900…誘電体基板
P1〜P6…突出部
F1、F2…給電点
GA…グランド領域
SC…信号処理回路
CL…中心線
GE…グランド電極
OL1…輪郭

Claims (9)

  1. アンテナ装置であって、
    基板と、
    前記基板に設けられるとともに、給電部と開放端とを備える第1アンテナ素子と、
    前記第1アンテナ素子と同じ周波数帯で利用されるとともに、前記基板に設けられ、給電部と開放端とを備える第2アンテナ素子と、
    前記基板の前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子との間の位置に設けられたグランド電極と、
    を備える、アンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子とのそれぞれは、
    一端が前記給電部に接続された線状の整合素子と、
    前記整合素子の他端に接続されるとともに、前記整合素子の他端から遠いほど幅が広くなる拡張平板部と、
    をそれぞれ含む、アンテナ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置であって、
    前記グランド電極は、所定の第1方向に延びて開放端に至るグランド導体部を含み、
    前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子とは、前記グランド導体部を挟んで対向する、
    アンテナ装置。
  4. 請求項3に記載のアンテナ装置であって、
    前記グランド導体部の前記開放端は、前記第1アンテナ素子の前記第1方向側の端と、前記第2アンテナ素子の前記第1方向側の端と、のそれぞれよりも、前記第1方向側に配置され、
    前記グランド電極は、さらに、
    前記グランド導体部の前記開放端から前記第1アンテナ素子側に突出する第1突出部と、
    前記グランド導体部の前記開放端から前記第2アンテナ素子側に突出する第2突出部と、
    を含む、
    アンテナ装置。
  5. 請求項4に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1アンテナ素子の全体は、前記第1突出部の先端を通り前記第1方向に並行な第1仮想線によって区切られる2つの領域の内の、前記グランド導体部を含む領域とは異なる他方の領域内に設けられ、
    前記第2アンテナ素子の全体は、前記第2突出部の先端を通り前記第1方向に並行な第2仮想線によって区切られる2つの領域の内の、前記グランド導体部を含む領域とは異なる他方の領域内に設けられている、
    アンテナ装置。
  6. 請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のアンテナ装置であって、
    前記第1方向と垂直な方向と平行に前記第1アンテナ素子を前記グランド電極に向けて投影して得られる写像の全体が、前記グランド電極と重なり、
    前記第1方向と垂直な方向と平行に前記第2アンテナ素子を前記グランド電極に向けて投影して得られる写像の全体が、前記グランド電極と重なる、
    アンテナ装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のアンテナ装置であって、
    前記基板の一部の領域であるグランド領域には、前記基板の表面あるいは内部にグランド導電パターンが設けられ、
    前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子とは、前記基板の厚さ方向に沿って見たときに、前記グランド領域と重ならない位置に、それぞれ配置されている、
    アンテナ装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のアンテナ装置であって、さらに、
    誘電体または磁性体で構成された第1素子基材と、
    誘電体または磁性体で構成された第2素子基材と、を含み、
    前記第1アンテナ素子の少なくとも一部は前記第1素子基材の表面または内部に設けられ、
    前記第2アンテナ素子の少なくとも一部は前記第2素子基材の表面または内部に設けられている、
    アンテナ装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のアンテナ装置であって、
    前記第1アンテナ素子と前記第2アンテナ素子とのそれぞれは、前記グランド電極による共振によって複共振アンテナとして動作する、
    アンテナ装置。
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