JPWO2013099113A1 - アンテナ装置及び携帯無線機 - Google Patents
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Abstract
多層構造の回路基板2と、回路基板2のグランドパターンをグランドとするアンテナ3と、アンテナ3の近傍に配置されたキーパッド5及びキーLED8と、キーパッド5を制御するキー制御部6と、キーLED8を制御するキーLED制御部9と、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10と、アンテナ3の近傍に配置され、一端が回路基板2のグランドパターンと電気的に接続され、回路基板2に設けられたパターンで構成される放射素子4とを有し、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10と放射素子4を回路基板2の厚み方向に重ねて配置した。
Description
本発明は、アンテナ装置及び該アンテナ装置を用いた携帯無線機に関する。
携帯電話等の携帯無線機の小型化に伴い、アンテナ近傍の機能部品とアンテナの距離が近づくことによるアンテナ利得の劣化が課題となっている。このようなアンテナ利得劣化を抑制する技術として、機能部品を制御する信号線に複数の高周波カット部品を入れて、機能部品及び信号線を高周波的に切断するとともに、それら機能部品及び信号線を、アンテナとグランドとの間の空間に配置する技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。図9は、この種の技術を具体的に示した一例を示す図である。同図に示すように、機能部品100を制御するための制御信号を伝送する信号線101に3個の高周波カット部品102を入れて、機能部品100と信号線101を高周波的に切断しており、さらに、これらの機能部品100及び信号線101をアンテナ103と回路基板104のグランドパターン(図示略)との間の空間に配置させている。なお、同図において、符号105は、機能部品100を制御する制御部である。また、符号106は、給電部である。
しかしながら、従来の技術では、1つの信号線毎に複数の高周波カット部品が必要となり、部品点数が大幅に増加することによるコストアップ及び機器本体が大型化するという課題がある。
また、機能部品及び信号線が配置される箇所の近傍にはアンテナを配置できないため(当該箇所の近傍にアンテナを配置するとアンテナ性能が劣化してしまうからで)、アンテナの構成方法が限定されるという課題もある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、機能部品と該機能部品を制御する制御部とを接続する信号線に挿入する高周波カット部品を削減できるとともに、機能部品及び信号線が配置される箇所の近傍にアンテナを配置することができるアンテナ装置及び携帯無線機を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置は、少なくとも2つの層を有する多層構造の回路基板と、前記回路基板のグランドパターンをグランドとするアンテナと、前記アンテナの近傍に配置された機能部品と、前記回路基板に設けられ前記機能部品を制御する制御部と、前記機能部品と前記制御部とを接続する信号線と、前記アンテナの近傍に配置され、少なくとも一端が前記回路基板のグランドパターンと電気的に接続され、前記回路基板に設けられたパターンで構成される放射素子と、を有し、前記信号線と前記放射素子の少なくとも一部が前記回路基板の厚み方向で重なっていることを特徴とする。
上記構成によれば、信号線と放射素子を同一回路基板の厚み方向に重ねて配置して、信号線と放射素子を高周波的に結合させるようにしたので、機能部品及び信号線が配置される箇所の近傍にアンテナを配置してもアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、機能部品と該機能部品を制御する制御部とを接続する信号線に挿入する高周波カット部品を削減でできるので、コストアップ及び機器本体の大型化を抑制できる。
本発明のアンテナ装置は、少なくとも2つの層を有する多層構造の回路基板と、前記回路基板のグランドパターンをグランドとするアンテナと、前記アンテナの近傍に配置された機能部品と、前記回路基板に設けられ前記機能部品を制御する制御部と、前記機能部品と前記制御部とを接続する信号線と、前記アンテナの近傍に配置され、前記回路基板に設けられたパターンで構成される放射素子と、前記信号線を中継し、前記回路基板のグランドパターンと前記放射素子との間に配置される高周波カット部品と、を有し、前記信号線と前記放射素子の少なくとも一部が前記回路基板の厚み方向で重なっていることを特徴とする。
上記構成によれば、信号線と放射素子を同一回路基板の厚み方向に重ねて配置し、さらに、回路基板のグランドパターンと放射素子との間に信号線を中継する高周波カット部品を配置するようにしたので、放射素子の回路基板のグランドパターンへの接続を省くことができる。即ち、放射素子を回路基板のグランドパターンから浮かすことができる。また、前記した発明と共振周波数が変わるものの、信号線と放射素子が高周波的に結合することから、機能部品及び信号線が配置される箇所の近傍にアンテナを配置してもアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、機能部品と該機能部品を制御する制御部とを接続する信号線に挿入する高周波カット部品を削減でできるので、コストアップ及び機器本体の大型化を抑制できる。
上記構成において、前記回路基板のグランドパターンに電気的に接続された強度補強用の金属プレートを有することを特徴とする。
上記構成によれば、アンテナと回路基板が離れていても、金属プレートを介して放射素子を回路基板のグランドパターンに接続できるので、前記した発明と同様の効果が得られる。
上記構成において、前記放射素子と前記回路基板のグランドパターンを中継して接続する周波数調整部品を有することを特徴とする。
上記構成によれば、放射素子と回路基板のグランドパターンを中継して接続する周波数調整部品を配置したので、放射素子の共振周波数を周波数調整部品によって任意に調整できる。
上記構成において、前記放射素子が前記回路基板の少なくとも2つのパターンで構成され、前記信号線が配置される前記回路基板のパターンが前記放射素子のパターン間に挟まれていることを特徴とする。
上記構成によれば、放射素子を回路基板の1つのパターンで構成した場合と比べて、信号線のアンテナに対する影響をさらに低減できる。
上記構成において、前記信号線を中継し、前記放射素子の開放端近傍に配置される高周波カット部品を有することを特徴とする。
上記構成によれば、放射素子の長さを短くしても、放射素子の開放端より先に機能部品を配置することができる。
本発明の携帯無線機は、前記アンテナ装置を有することを特徴とする。
上記構成によれば、前記アンテナ装置を有することで、コストダウンが図れるとともに、装置本体の小型化が図れる。
本発明は、機能部品と該機能部品を制御する制御部とを接続する信号線に挿入する高周波カット部品を削減できるとともに、機能部品及び信号線が配置される箇所の近傍にアンテナを配置することができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。本実施の形態に係るアンテナ装置は、スマートフォンと呼ばれるストレート構造の携帯無線機に用いたものであり、図1はその下端部分を示している。
図1は、本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。本実施の形態に係るアンテナ装置は、スマートフォンと呼ばれるストレート構造の携帯無線機に用いたものであり、図1はその下端部分を示している。
同図において、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、回路基板2と、アンテナ3と、放射素子4と、3個のキーパッド(機能部品)5−1〜5−3と、キー制御部6と、キーパッド信号線(信号線)7と、3個のキーLED(機能部品)8−1〜8−3と、キーLED制御部9と、キーLED信号線(信号線)10と、給電部11と、を有する。
回路基板2は、少なくとも2つの層を有する多層構造の回路基板である。アンテナ3は、回路基板2のグランドパターン(図示略)をグランドとし、回路基板2の長辺2aと平行な方向に延びる基端部3aと回路基板2の短辺2bと平行な方向に延びるアンテナ部3bとからなるL字状に形成されている。アンテナ3の基端部3aが回路基板2上の給電部11に接続されている。アンテナ3のアンテナ部3bの先端が開放端となっている。放射素子4は、略L字形をした帯状に形成されており、一端が回路基板2のグランドパターンと電気的に接続され、回路基板2に設けられたパターンで構成されている。放射素子4は、回路基板2の短辺2bとアンテナ3との間に、アンテナ3に対する地線として配置される。キーパッド5−1〜5−3は、放射素子4の表面(図1で見えている側の面が表面である)上方に配置される。キー制御部6は、キーパッド5−1〜5−3それぞれを制御する。キーパッド信号線7は、複数の極細の心線からなり、キーパッド5−1〜5−3とキー制御部6とを接続する。
キーLED8−1〜8−3は、キーパッド5−1〜5−3内に設けられる。即ち、キーLED8−1はキーパッド5−1内に設けられ、キーLED8−2はキーパッド5−2内に設けられ、キーLED8−3はキーパッド5−3内に設けられる。キーLED制御部9は、キーLED8−1〜8−3それぞれを制御する。キーLED信号線10は、キーパッド信号線7と同様に複数の極細の心線からなり、キーLED8−1〜8−3とキーLED制御部9とを接続する。キーパッド信号線7及びキーLED信号線10は、同一基板上のパターン層間で放射素子4と重ねて配置される。
図2は、回路基板2を2つの層を有する多層構造とした場合の図1におけるA−A線断面図であり、同図に示すように、下層に放射素子4が配置され、上層にキーパッド信号線7及びキーLED信号線10が配置されている。また、図3は、回路基板2を3つの層を有する多層構造とした場合の図1におけるA−A線断面図であり、同図に示すように、1層目と3層目に放射素子4がそれぞれ配置され、2層目にキーパッド信号線7及びキーLED信号線10が配置されている。この3層構造では、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10のアンテナ3に対する影響を2層構造の場合よりも低減できるという利点が得られる。
このように、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10と放射素子4とを同一基板上のパターン層間で重ねて配置することで、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10と放射素子4とを高周波的に結合させることができる。これによりアンテナ性能を劣化させることなくキーパッド信号線7及びキーLED信号線10それぞれに介挿する高周波カット部品を削減することができる。また、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10を配線する領域に地線としての放射素子4を配置するため、放射素子4を設けるための新たな領域を必要としない。なお、アンテナ近傍にある機能部品には上述したキーパッド5−1〜5−3、キーLED8−1〜8−3の他に、バイブレータ、マイク、タッチセンサ、タッチセンサ制御部などもある。
図4(a),(b)は、本発明を検証した結果を示す図である。同図の(a)において、放射素子4と回路基板2のグランドパターンとの間に地線定数(コイルL又はコンデンサC)20を設けている。また、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10の根元に高周波カット部品21を設けている。また、キーパッド5−1〜5−3及びキーLED8−1〜8−3の機能部品のインピーダンス22が接続されている。同図の(b)に示すグラフは、縦軸がVSWR、横軸が周波数(GHz)である。同図の(b)のグラフから分かるように、地線としての放射素子4と信号線であるキーパッド信号線7及びキーLED信号線10を容量結合させることで、信号線及び機能部品の影響を受けることなく、1.5GHz帯と1.7GHz〜2GHz帯の2つの共振帯域が得られる。これにより、従来技術よりも高周波カット部品の数を削減した上にアンテナ性能が改善する。
このように実施の形態1に係るアンテナ装置1によれば、少なくとも2つの層を有する多層構造の回路基板2と、回路基板2のグランドパターンをグランドとするアンテナ3と、アンテナ3の近傍に配置されたキーパッド5−1〜5−3及びキーLED8−1〜8−3と、キーパッド5−1〜5−3を制御するキー制御部6と、キーLED8−1〜8−3を制御するキーLED制御部9と、キーパッド5−1〜5−3とキー制御部6とを接続するキーパッド信号線7と、キーLED8−1〜8−3とキーLED制御部9とを接続するキーLED信号線10と、アンテナ3の近傍に配置され、一端が回路基板2のグランドパターンと電気的に接続され、回路基板2に設けられたパターンで構成される放射素子4と、を有し、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10と放射素子4を回路基板2の厚み方向に重ねて配置して、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10と放射素子4を高周波的に結合させるようにしたので、機能部品及び信号線が配置される箇所の近傍にアンテナを配置してもアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、機能部品と該機能部品を制御する制御部とを接続する信号線に挿入する高周波カット部品を削減でできるので、コストアップ及び機器本体の大型化を抑制できる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
図5は、本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
実施の形態2に係るアンテナ装置30は、実施の形態1に係るアンテナ装置1と同様に、スマートフォンと呼ばれるストレート構造の携帯無線機に用いたものであり、図5はその下端部分を示している。
同図において、実施の形態2に係るアンテナ装置30は、放射素子4と回路基板2のグランドパターンとの接続を、素子長調整用の地線定数(コイルL又はコンデンサC)31を介して行ったものである。素子長調整用の地線定数31を用いることで放射素子4の長さを自由に設計することができる。但し、放射素子4と回路基板2のグランドパターンとの接続部分が素子長調整用の地線定数31のみとなるので、当該部分におけるキーパッド信号線7及びキーLED信号線10のそれぞれに高周波カット部品32を介挿する必要がある。なお、当該部分においては、従来も同様に高周波カット部品を設けているので、従来と比べて高周波カット部品32を増加させるものではない。
また、放射素子4の長さを短くすることで、機能部品が放射素子4から外れてしまうことがあり、そうなるとアンテナ3が信号線の影響を受けてしまい、アンテナ性能が劣化してしまう。図5では、キーパッド5−1とキーLED8−1が放射素子4から外れているので、放射素子4の開放端とキーパッド5−1及びキーLED8−1との間のキーパッド信号線7及びキーLED信号線10がアンテナ3に影響を与えてしまう。このような課題に対し、本実施の形態に係るアンテナ装置30では、放射素子4の開放端とキーパッド5−1及びキーLED8−1との間におけるキーパッド信号線7及びキーLED信号線10それぞれに高周波カット部品32を介挿している。このようにすることで、信号線のアンテナ3に対する影響を低減できる。
このように実施の形態2に係るアンテナ装置30によれば、放射素子4を素子長調整用の地線定数31を介して回路基板2のグランドパターンに接続するようにしたので、放射素子4の長さを自由に設計することができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
図6は、本発明の実施の形態3に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
実施の形態3に係るアンテナ装置40は、実施の形態1に係るアンテナ装置1と同様に、スマートフォンと呼ばれるストレート構造の携帯無線機に用いたものであり、図6はその下端部分を示している。
本実施の形態に係るアンテナ装置40は、放射素子4を給電部11側に設けており、この点が前述した実施の形態1に係るアンテナ装置1及び実施の形態2に係るアンテナ装置30と異なっている。図1及び図5に示すように、実施の形態1に係るアンテナ装置1及び実施の形態2に係るアンテナ装置30では、放射素子を給電部11と対向する側に設けている。放射素子4は、アンテナ3の近傍のグランド(回路基板2のグランドパターン)と接続されていれば良いので、給電部11側に設けても効果は何ら変わらない。
なお、本実施の形態に係るアンテナ装置40では、機能部品としてバイブレータ41を用いており、このバイブレータ41は回路基板2に設けたバイブレータ制御部42によって制御される。バイブレータ41とバイブレータ制御部42はバイブレータ信号線43によって接続されている。
放射素子4を給電部11側に設けても、実施の形態1に係るアンテナ装置1と同様の効果が得られる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
図7は、本発明の実施の形態4に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
実施の形態4に係るアンテナ装置50は、実施の形態1に係るアンテナ装置1と同様に、スマートフォンと呼ばれるストレート構造の携帯無線機に用いたものであり、図7はその下端部分を示している。
本実施の形態に係るアンテナ装置50は、回路基板2とアンテナ3を離して配置した構造としたものである。また、本実施の形態に係るアンテナ装置50は、強度補強用金属プレート51を有している。強度補強用金属プレート51は、回路基板2の裏面側(図7で見えている側の面を表面とする)に配置される。強度補強用金属プレート51は、回路基板2のグランドパターンに接続されている。
また、本実施の形態に係るアンテナ装置50は、回路基板2とアンテナ3を離して配置することから、キーパッド信号線7、キーLED信号線10及び給電部11を支持するためのL字状のフレキシブル基板52を有している。このフレキシブル基板52の一端が回路基板2に接続されており、フレキシブル基板52の先端部分には給電部11が配置される。給電部11と回路基板2は同軸ケーブル53で接続される。
また、本実施の形態に係るアンテナ装置50の放射素子4は、フレキシブル基板52の裏面側(図7で見えている側の面を表面とする)に配置される。放射素子4の基端部には、強度補強用金属プレート51の下端部分で強度補強用金属プレート51と接続するためのグランド接点部54が設けられている。この場合、強度補強用金属プレート51が回路基板2のグランドパターンと接続されているので、放射素子4は強度補強用金属プレート51を介して回路基板2のグランドパターンに接続される。
回路基板2とアンテナ3を離して配置しても、実施の形態1に係るアンテナ装置1と同様の効果が得られる。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
図8は、本発明の実施の形態5に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
実施の形態5に係るアンテナ装置60は、実施の形態1に係るアンテナ装置1と同様に、スマートフォンと呼ばれるストレート構造の携帯無線機に用いたものであり、図8はその下端部分を示している。
本実施の形態に係るアンテナ装置60は、放射素子4を回路基板2のグランドパターンに接続せず、浮かせた状態としたものである。即ち、放射素子4を無給電素子としたものである。放射素子4を回路基板2から浮かすことで、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10それぞれに高周波カット部品32を介挿している。放射素子4を回路基板2から浮かすことで、共振周波数が実施の形態1に係るアンテナ装置1とは異なるが、同様の効果が得られる。
なお、上記実施の形態1〜5に係るアンテナ装置1,30,40,50,60は、それぞれスマートフォンと呼ばれるストレート構造の携帯無線機に適用したものであったが、本発明のアンテナ装置はストレート構造の携帯無線機以外に、携帯電話として利用されているスライド構造、折り畳み構造、スイーベル構造の携帯無線機にも勿論適用可能である。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2011年12月26日出願の日本特許出願(特願2011−284136)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、信号線に挿入する高周波カット部品を削減できるとともに、機能部品及び信号線が配置される箇所の近傍にアンテナ素子を配置できるといった効果を有し、携帯電話として利用されているスライド構造、折り畳み構造、スイーベル構造の携帯無線機やスマートフォンに代表されるストレート構造の携帯無線機への適用が可能である。
1,30,40,50,60 アンテナ装置
2 回路基板
3 アンテナ
4 放射素子
5−1,5−2,5−3 キーパッド
6 キー制御部
7 キーパッド信号線
8−1,8−2,8−3 キーLED
9 キーLED制御部
10 キーLED信号線
11 給電部
31 地線定数
32 高周波カット部品
41 バイブレータ
42 バイブレータ制御部
43 バイブレータ信号線
51 強度補強用金属プレート
52 フレキシブル基板
53 同軸ケーブル
54 グランド接点部
2 回路基板
3 アンテナ
4 放射素子
5−1,5−2,5−3 キーパッド
6 キー制御部
7 キーパッド信号線
8−1,8−2,8−3 キーLED
9 キーLED制御部
10 キーLED信号線
11 給電部
31 地線定数
32 高周波カット部品
41 バイブレータ
42 バイブレータ制御部
43 バイブレータ信号線
51 強度補強用金属プレート
52 フレキシブル基板
53 同軸ケーブル
54 グランド接点部
本発明のアンテナ装置は、少なくとも2つの層を有する多層構造の回路基板と、前記回路基板のグランドパターンをグランドとするアンテナと、前記アンテナの近傍に配置された機能部品と、前記回路基板に設けられ前記機能部品を制御する制御部と、前記機能部品と前記制御部とを接続する信号線と、前記アンテナの近傍に配置され、少なくとも一端が前記回路基板のグランドパターンと電気的に接続されたパターンで構成される放射素子と、を有し、前記信号線と前記放射素子の少なくとも一部が前記回路基板の厚み方向で重なっていることを特徴とする。
本発明のアンテナ装置は、少なくとも2つの層を有する多層構造の回路基板と、前記回路基板のグランドパターンをグランドとするアンテナと、前記アンテナの近傍に配置された機能部品と、前記回路基板に設けられ前記機能部品を制御する制御部と、前記機能部品と前記制御部とを接続する信号線と、前記アンテナの近傍に配置されたパターンで構成される放射素子と、前記信号線を中継し、前記回路基板のグランドパターンと前記放射素子との間に配置される高周波カット部品と、を有し、前記信号線と前記放射素子の少なくとも一部が前記回路基板の厚み方向で重なっていることを特徴とする。
回路基板2は、少なくとも2つの層を有する多層構造の回路基板である。アンテナ3は、回路基板2のグランドパターン(図示略)をグランドとし、回路基板2の長辺2aと平行な方向に延びる基端部3aと回路基板2の短辺2bと平行な方向に延びるアンテナ部3bとからなるL字状に形成されている。アンテナ3の基端部3aが回路基板2上の給電部11に接続されている。アンテナ3のアンテナ部3bの先端が開放端となっている。放射素子4は、略L字形をした帯状に形成されており、一端が回路基板2のグランドパターンと電気的に接続されたパターンで構成されている。放射素子4は、回路基板2の短辺2bとアンテナ3との間に、アンテナ3に対する地線として配置される。キーパッド5−1〜5−3は、放射素子4の表面(図1で見えている側の面が表面である)上方に配置される。キー制御部6は、キーパッド5−1〜5−3それぞれを制御する。キーパッド信号線7は、複数の極細の心線からなり、キーパッド5−1〜5−3とキー制御部6とを接続する。
このように実施の形態1に係るアンテナ装置1によれば、少なくとも2つの層を有する多層構造の回路基板2と、回路基板2のグランドパターンをグランドとするアンテナ3と、アンテナ3の近傍に配置されたキーパッド5−1〜5−3及びキーLED8−1〜8−3と、キーパッド5−1〜5−3を制御するキー制御部6と、キーLED8−1〜8−3を制御するキーLED制御部9と、キーパッド5−1〜5−3とキー制御部6とを接続するキーパッド信号線7と、キーLED8−1〜8−3とキーLED制御部9とを接続するキーLED信号線10と、アンテナ3の近傍に配置され、一端が回路基板2のグランドパターンと電気的に接続されたパターンで構成される放射素子4と、を有し、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10と放射素子4を回路基板2の厚み方向に重ねて配置して、キーパッド信号線7及びキーLED信号線10と放射素子4を高周波的に結合させるようにしたので、機能部品及び信号線が配置される箇所の近傍にアンテナを配置してもアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、機能部品と該機能部品を制御する制御部とを接続する信号線に挿入する高周波カット部品を削減でできるので、コストアップ及び機器本体の大型化を抑制できる。
Claims (7)
- 少なくとも2つの層を有する多層構造の回路基板と、
前記回路基板のグランドパターンをグランドとするアンテナと、
前記アンテナの近傍に配置された機能部品と、
前記回路基板に設けられ前記機能部品を制御する制御部と、
前記機能部品と前記制御部とを接続する信号線と、
前記アンテナの近傍に配置され、少なくとも一端が前記回路基板のグランドパターンと電気的に接続され、前記回路基板に設けられたパターンで構成される放射素子と、を有し、
前記信号線と前記放射素子の少なくとも一部が前記回路基板の厚み方向で重なっていることを特徴とするアンテナ装置。 - 少なくとも2つの層を有する多層構造の回路基板と、
前記回路基板のグランドパターンをグランドとするアンテナと、
前記アンテナの近傍に配置された機能部品と、
前記回路基板に設けられ前記機能部品を制御する制御部と、
前記機能部品と前記制御部とを接続する信号線と、
前記アンテナの近傍に配置され、前記回路基板に設けられたパターンで構成される放射素子と、
前記信号線を中継し、前記回路基板のグランドパターンと前記放射素子との間に配置される高周波カット部品と、を有し、
前記信号線と前記放射素子の少なくとも一部が前記回路基板の厚み方向で重なっていることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記回路基板のグランドパターンに電気的に接続された強度補強用の金属プレートを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置。
- 前記放射素子と前記回路基板のグランドパターンを中継して接続する周波数調整部品を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のアンテナ装置。
- 前記放射素子が前記回路基板の少なくとも2つのパターンで構成され、前記信号線が配置される前記回路基板のパターンが前記放射素子のパターン間に挟まれていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
- 前記信号線を中継し、前記放射素子の開放端近傍に配置される高周波カット部品を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
- 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のアンテナ装置を有することを特徴とする携帯無線機。
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