JP6201897B2 - エレベータの制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの制御システムに関するものである。
従来におけるエレベータの制御システムにおいては、エレベータの利用者に保有されて利用者に固有のID情報を常時無線送信するためのタグと、エレベータの各サービス階床に対応した乗場の近傍に設置されて、タグから発信されるID情報を受信する複数の受信手段と、ID情報に含まれる特定コードを読み取り、特定コードに基づいて、タグを保持している利用者の行先階情報を認識する行先情報認識手段と、行先階情報に応答して事前に行先呼びを登録する事前呼び登録手段と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−341945号公報
このように、特許文献1に示された従来におけるエレベータの制御システムは、利用者の所持するタグから発信されるID情報を受信する受信手段を乗場に設置し、受信したID情報を基づいて自動的に呼びを登録するものである。また、この特許文献1に示されたものは乗場に受信手段を設置しているが、同じような受信手段をかご内に設けることも考えられる。
さらに、タグから常時無線信号を発信していると電力消費量が多くなるため、外部からの信号に応じて無線信号を発信するいわゆるセミアクティブ型のタグを使用することも考えられる。しかしながら、乗場とかごの双方にタグへと信号を送信するアンテナを設置した場合、これらのアンテナの送信範囲が重なる領域において電波干渉が発生し、当該領域内においてタグを検出することができなくなってしまう。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、利用者が所持するセミアクティブ型のタグを乗場とかごの双方で検出するシステムにおいて、乗場のアンテナから送信される電波とかごのアンテナから送信される電波との干渉を抑制し、タグ検出不能な領域の発生を防ぐことができるエレベータの制御システムを得るものである。
この発明に係るエレベータの制御システムにおいては、エレベータの乗場に設けられ、予め設定された第1の送信範囲の内側に無線信号を送信する乗場アンテナと、前記エレベータのかごに設けられ、予め設定された第2の送信範囲の内側に無線信号を送信するかごアンテナと、前記エレベータの利用者に所持され、前記乗場アンテナ及び前記かごアンテナからの無線信号を受信すると、前記利用者を一意に識別可能な識別情報を含む無線信号を発信するタグと、前記乗場に設けられ、前記タグから発信された無線信号を受信可能な乗場レシーバと、前記かごに設けられ、前記タグから発信された無線信号を受信可能なかごレシーバと、前記乗場レシーバにより受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいて前記エレベータの制御盤へと乗場呼び登録要求を出力するとともに、前記かごレシーバにより受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいて前記制御盤へと行先階呼び登録要求を出力する制御手段と、を備え、前記第1の送信範囲は、前記乗場を含むように設定され、前記第2の送信範囲は、前記かごの内部を含み、かつ、前記かごが停止している階床の前記乗場を含み得るように設定され、前記制御手段は、前記かごが停止している階床の前記乗場アンテナからの無線信号の送信を停止させる構成とする。
この発明に係るエレベータの制御システムにおいては、乗場のアンテナから送信される電波とかごのアンテナから送信される電波との干渉を抑制し、タグ検出不能な領域の発生を防ぐことができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの制御システムのかごが乗場に停止していない状態の全体構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの制御システムのかごが乗場に停止している状態の全体構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの制御システムの動作を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの制御システムの動作を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの制御システムの動作を示すフロー図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図5は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベータの制御システムのかごが乗場に停止していない状態の全体構成を模式的に示す図、図2はエレベータの制御システムのかごが乗場に停止している状態の全体構成を模式的に示す図、図3から図5はエレベータの制御システムの動作を示すフロー図である。
図1及び図2に示すように、エレベータの昇降路1内には、かご10が設けられている。かご10は、昇降路1内を、複数の階床間にわたって昇降可能である。かご10が停止可能である各階床には、乗場2がそれぞれ設けられている。かご10にはかご扉11が設けられている。かご扉11は、かご10の正面に設けられたかご出入口を開閉する。また、各乗場2には、図示しない乗場出入口及びこの乗場出入口を開閉する乗場扉が、それぞれ設けられている。
かご10の運転及びかご扉11の開閉等を含む当該エレベータの動作全般は、エレベータ制御盤3により制御される。かご10が階床に停止し、エレベータ制御盤3がかご扉11を開くと、停止階の乗場2の乗場扉も一緒に開く。すると、停止階の乗場2の乗場出入口及びかご10のかご出入口を通じて、利用者4は停止階の乗場2とかご10の内部とを行き来することができる。
当該エレベータの利用者4は、タグ5を所持している。このタグ5は、いわゆるセミアクティブ型のRFID(Radio Frequency IDentification)タグである。タグ5には、複数の利用者の各々を一意に識別可能な識別情報(ID)が予め記録されている。
各乗場2には、乗場アンテナ21及び乗場レシーバ22が設置されている。また、かご10には、かごアンテナ31及びかごレシーバ32が設置されている。乗場アンテナ21は、予め設定された第1の送信範囲41の内側に無線信号を送信する。図1に示すように、この第1の送信範囲41は、乗場アンテナ21が設置された乗場2を含むように設定されている。
かごアンテナ31は、予め設定された第2の送信範囲42の内側に無線信号を送信する。ここで、かごアンテナ31及びかごレシーバ32は、かご10の内部におけるかご扉11の側に配置されている。すなわち、かごアンテナ31及びかごレシーバ32は、かご10の内部における、なるべく各乗場2に近くなるような位置に配置されている。このようにすることで、図1及び図2に示すように、第2の送信範囲42は、かご10の内部を含み、かつ、かご10が停止している階床の乗場2を含み得るように設定される。
乗場アンテナ21及びかごアンテナ31が送信する無線信号は、LF電波である。LFとはLow Frequencyの略である。すなわち、乗場アンテナ21及びかごアンテナ31が送信するLF電波は長波帯に属する。タグ5は、LF電波、すなわち、乗場アンテナ21及びかごアンテナ31が送信する無線信号を受信可能である。
タグ5は、通常ではスリープ状態であって、無線信号の発信を停止している。タグ5は、乗場アンテナ21及びかごアンテナ31から送信された無線信号を受信すると、スリープ状態から起動される。
起動されたタグ5は、このタグ5自身に記録された識別情報を含む無線信号を発信する。タグ5が発信する無線信号は、RF電波である。RFとはRadio Frequencyの略であり、無線周波数あるいは高周波を意味する。すなわち、タグ5が発信するRF電波は、具体的に例えば、UHF(Ultra High Frequency:極超短波)帯に属する。なお、タグ5には、無線信号を発信するための電力を供給する電池が内蔵されている。
乗場レシーバ22及びかごレシーバ32は、RF電波、すなわち、タグ5が発信した無線信号を受信可能である。乗場レシーバ22は、特に、第1の送信範囲41内にあるタグ5から発信された無線信号を受信することができる。また、かごレシーバ32は、特に、第2の送信範囲42内にあるタグ5から発信された無線信号を受信することができる。
乗場アンテナ21及びかごアンテナ31、並びに、乗場レシーバ22及びかごレシーバ32は、IDコントローラ50により制御されている。乗場レシーバ22がタグ5から送信された無線信号を受信すると、受信した信号はIDコントローラ50に入力される。IDコントローラ50は、まず、乗場レシーバ22が受信した無線信号に含まれる識別情報を取得する。そして、当該識別情報の利用者4が当該エレベータの使用権限(以下、単に「使用権限」という)を有しているか否かを認証する。
この目的のため、IDコントローラ50には、使用権限を有している利用者4の識別情報が予め記憶されている。IDコントローラ50は、乗場レシーバ22が受信した無線信号に含まれる識別情報と、使用権限を有している利用者4のものとして予め記憶されている識別情報とを照合する。
そして、使用権限を有している利用者4のものとして予め記憶されている識別情報に、受信した無線信号に含まれる識別情報と合致するものがあった場合には、IDコントローラ50は、受信した識別情報の利用者4が使用権限を有していることを認証する(認証成功)。
一方、使用権限を有している利用者4のものとして予め記憶されている識別情報に、受信した無線信号に含まれる識別情報と合致するものがなかった場合には、IDコントローラ50は、受信した識別情報の利用者4が使用権限を有していることを認証しない(認証失敗)。
乗場レシーバ22により受信された無線信号に含まれる識別情報の利用者4が使用権限を有していることを認証した場合、IDコントローラ50は、当該識別情報を含む無線信号を受信した乗場レシーバ22が設置された階床への乗場呼び登録要求をエレベータ制御盤3へと出力する。
また、かごレシーバ32が受信したタグ5から送信された無線信号も、IDコントローラ50に入力される。IDコントローラ50は、乗場レシーバ22が無線信号を受信した場合と同様にして、かごレシーバ32が受信した無線信号に含まれる識別情報の利用者4が使用権限を有しているか否かを認証する。
そして、かごレシーバ32により受信された無線信号に含まれる識別情報の利用者4が使用権限を有していることを認証した場合、IDコントローラ50は、行先階呼び登録要求をエレベータ制御盤3へと出力する。
ここで、行先階呼びを登録するためには目的とする行先階に関する情報が必要である。そこで、IDコントローラ50は、使用権限を有している利用者4の識別情報のそれぞれについて、行先階を対応付けて予め記憶している。利用者4の認証に成功した場合、IDコントローラ50は、当該利用者4の識別情報に対応付けられている行先階を取得する。そして、IDコントローラ50は、この取得した行先階への行先階呼び登録要求をエレベータ制御盤3へと出力する。
あるいは、タグ5に識別情報とともに行先階を予め記録しておくようにしてもよい。この場合には、タグ5からかごレシーバ32へと識別情報及び行先階を含む無線信号を送信する。そして、IDコントローラ50は、かごレシーバ32により受信された無線信号から当該利用者4の行先階を取得して行先階呼び登録要求を出力する。
このようにして、IDコントローラ50は、乗場レシーバ22により受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいてエレベータ制御盤3へと乗場呼び登録要求を出力するとともに、かごレシーバ32により受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいてエレベータ制御盤3へと行先階呼び登録要求を出力する制御手段を構成している。
エレベータ制御盤3は、乗場呼び登録要求及び行先階呼び登録要求に従って、それぞれ乗場呼び及び行先階呼びを登録する。そして、エレベータ制御盤3は、登録された呼びに応答するようにかご10を走行させる。
図1に示すように、かご10がいずれの階床にも停止していない場合、IDコントローラ50は、乗場アンテナ21及びかごアンテナ31の双方から無線信号を送信させる。したがって、乗場2にいる利用者4のタグ5が第1の送信範囲41内に入ると、当該タグ5は起動されて無線信号を発信する。そして、当該タグ5が発信した無線信号は当該乗場2の乗場レシーバ22により受信され、IDコントローラ50は乗場呼び登録要求をエレベータ制御盤3へと出力する。
また、かご10内にいる利用者4のタグ5が第2の送信範囲42内に入ると、当該タグ5は起動されて無線信号を発信する。そして、当該タグ5が発信した無線信号はかごレシーバ32により受信され、IDコントローラ50は行先階呼び登録要求をエレベータ制御盤3へと出力する。
一方、図2に示すように、かご10が階床に停止している場合、制御手段であるIDコントローラ50は、かご10が停止している階床の乗場アンテナ21からの無線信号の送信を停止させる。そして、IDコントローラ50は、かごアンテナ31からは無線信号を送信させる。
さらに、制御手段であるIDコントローラ50は、かご10が停止している階床の乗場アンテナ21からの無線信号の送信を停止させている場合、かごレシーバ32により受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいて、行先階呼び登録要求及び乗場呼び登録要求の両方を、エレベータ制御盤3へと出力する。
ここで、前述したように、かごアンテナ31から無線信号が送信される第2の送信範囲42は、かご10の内部を含み、かつ、かご10が停止している階床の乗場2を含み得るように設定されている。したがって、階床に停止しているかご10のかごアンテナ31から送信される無線信号の第2の送信範囲42は、かご10の内部からかご10が停止している階床の乗場2にまでわたっている。すなわち、乗場2にいる利用者4のタグ5も第2の送信範囲42内に入り得る状態である。
この状態で、乗場2にいる利用者4のタグ5が第2の送信範囲42内に入ると、当該タグ5は起動されて無線信号を発信する。そして、当該タグ5が発信した無線信号はかごレシーバ32により受信され、IDコントローラ50は、かご10が停止している階床の乗場2への乗場呼び登録要求をエレベータ制御盤3へと出力する。
また、かご10内にいる利用者4のタグ5が第2の送信範囲42内に入ると、当該タグ5は起動されて無線信号を発信する。そして、当該タグ5が発信した無線信号はかごレシーバ32により受信され、IDコントローラ50は行先階呼び登録要求をエレベータ制御盤3へと出力する。
以上のように構成されたエレベータの制御システムの動作の流れについて、図3から図5のフロー図を参照しながら説明する。なお、図3から図5は、これら3つの図により1つのフロー図を形成している。図3から図5中のA〜Eの各符号は、同一符号同士がそれぞれ対応している。
まず、図3のステップS1において、乗場2にかご10が停止していない場合には、ステップS2へと進む。ステップS2においては、IDコントローラ50は乗場アンテナ21から無線信号を送信させる。そして、以降においては、乗場アンテナ21によりタグ5からの無線信号が受信されれば、IDコントローラ50は乗場呼び登録要求を出力する。また、IDコントローラ50はかごアンテナ31からも無線信号を送信させる。そして、以降においては、かごアンテナ31によりタグ5からの無線信号が受信されれば、IDコントローラ50は行先階呼び登録要求(階床登録要求)を出力する。
ステップS2の後はステップS3へと進む。ステップS3においては、IDコントローラ50は、乗場アンテナ21の第1の送信範囲41内に利用者4のタグ5が入っているか否かを確認する。そして、第1の送信範囲41内にタグ5が入っていれば、ステップS4へと進む。一方、第1の送信範囲41内にタグ5が入っていなければ、ステップS3を繰り返す。
ステップS4においては、乗場アンテナ21の無線信号を受けたタグ5が、乗場レシーバ22へと識別情報(ID)を含む無線信号を発信する。続くステップS5において、タグ5からの無線信号を受信した乗場レシーバ22は、受信した無線信号に含まれる識別情報(ID)をIDコントローラ50へと送信する。そして、ステップS6へと進む。
ステップS6においては、IDコントローラ50は、乗場レシーバ22が受信した無線信号に含まれる識別情報(ID)と、使用権限を有している利用者4のものとして予め記憶されている識別情報(ID)とを照合する。そして、ステップS7へと進む。
ステップS7においては、ステップS6での照合の結果を確認し、認証失敗であれば一連の動作フローは終了となる。一方、認証成功であった場合には、ステップS8へと進む。
ステップS8においては、認証成功を受けてIDコントローラ50は乗場呼び登録要求をエレベータ制御盤3へと出力し、エレベータ制御盤3は乗場呼びを登録する。そして、この登録された乗場呼びに応答してエレベータ制御盤3はかご10を当該乗場2の階床へと走行させ、かご10が当該乗場2の階床に到着する。
続くステップS9において、エレベータ制御盤3は、かご扉11を戸開させる。そして、ステップS10へと進み、IDコントローラ50は、乗場アンテナ21からの無線信号の送信を停止させる。乗場アンテナ21からの無線信号の送信の停止中は、かごアンテナ31から送信される無線信号に対するタグ5からの応答に基づいて、IDコントローラ50は乗場呼び登録要求及び行先階呼び登録要求(階床登録要求)の両方を出力する。
ステップS10の後はステップS11へと進む。ステップS11において、タグ5がかごアンテナ31の第2の送信範囲42内に入ると、続くステップS12において、かごアンテナ31の無線信号を受けたタグ5が、かごレシーバ32へと識別情報(ID)を含む無線信号を発信する。そして、ステップS13へと進む。
ステップS13において、タグ5からの無線信号を受信したかごレシーバ32は、受信した無線信号に含まれる識別情報(ID)をIDコントローラ50へと送信する。続くステップS14において、IDコントローラ50は識別情報(ID)と当該識別情報に対応した行先階とを確認(認証)する。
そして、認証成功であれば、IDコントローラ50は乗場呼び登録要求及び行先階呼び登録要求の両方を出力する。乗場呼び登録要求を受けたエレベータ制御盤3は、乗場呼びを登録しようとする。しかし、ステップS9で既に当該階床にかご10が停止して戸開しているため、乗場呼びは登録されない。エレベータ制御盤3は、行先階呼び登録要求に従って行先階呼びを登録する。
ステップS14の後は「A」に至り、対応する図4の「A」からステップS15へと進む。ステップS15においては、認証されたタグ5が1つだけであるか否かを確認する。認証されたタグ5が1つだけである場合は、ステップS16へと進む。ステップS16においては、当該タグ5の利用者4がかご10に乗車した後、エレベータ制御盤3はかご扉11を戸閉させる。
続くステップS17において、IDコントローラ50は乗場アンテナ21から無線信号の送信を再開させる。そして、以降においては、乗場アンテナ21によりタグ5からの無線信号が受信されれば、IDコントローラ50は乗場呼び登録要求を出力する。また、かごアンテナ31によりタグ5からの無線信号が受信されれば、IDコントローラ50は行先階呼び登録要求(階床登録要求)を出力する。
ステップS17の後はステップS18へと進む。ステップS18においては、行先階呼び登録に従って、エレベータ制御盤3はかご10を行先階に走行させる。そして、一連の動作フローは終了となる。
一方、ステップS15で認証されたタグ5が1つだけでない場合、ステップS19へと進む。ステップS19においては、認証された複数のタグ5の識別情報に対応付けられた行先階の方向と、かご10の進行方向とが同じであるか否かを確認する。複数のタグ5の識別情報に対応付けられた行先階の方向と、かご10の進行方向とが同じであれば、ステップS16へと進む。
一方、複数のタグ5の識別情報に対応付けられた行先階の方向と、かご10の進行方向とが同じでなければ、ステップS20へと進む。ステップS20においては、エレベータ制御盤3は、先に認証されたタグ5の行先階を優先するようにかご10を走行させる。そして、続くステップS27において、かご10の進行方向と異なる方向の行先階へのタグ5についての手当てを行う。
この手当ての具体的な方法は、当該エレベータが複数機のかご10を備えているのか、1機しかかご10を備えていないのかにより若干異なってくる。当該エレベータが複数機のかご10を備えている場合には、エレベータ制御盤3は、別のかご10を呼ぶ。また、当該エレベータが1機のかご10しか備えていない場合には、エレベータ制御盤3は、ステップS20で優先した行先階への呼びへの応答後、再度同じかご10を呼ぶ。ステップS27の後は「B」に至り、対応する図3の「B」からステップS8へと進む。
一方、図3のステップS1において、乗場2にかご10が停止している場合には「C」に至り、対応する図5の「C」からステップS28へと進む。なお、図5中のステップS1は図3中のステップS1と同一のステップを表している。したがって、図5中のステップS1において乗場2にかご10が停止していない場合には「D」に至り、対応する図3の「D」からステップS2へと進む。
ステップS28においては、IDコントローラ50は、乗場アンテナ21からの無線信号の送信を停止させる。乗場アンテナ21からの無線信号の送信の停止中は、かごアンテナ31から送信される無線信号に対するタグ5からの応答に基づいて、IDコントローラ50は乗場呼び登録要求及び行先階呼び登録要求(階床登録要求)の両方を出力する。
ステップS28の後はステップS29へと進む。ステップS29においては、IDコントローラ50は、かごアンテナ31の第2の送信範囲42内に利用者4のタグ5が入っているか否かを確認する。そして、第2の送信範囲42内にタグ5が入っていれば、ステップS30へと進む。一方、第2の送信範囲42内にタグ5が入っていなければ、ステップS29を繰り返す。
ステップS30においては、かごアンテナ31の無線信号を受けたタグ5が、かごレシーバ32へと識別情報(ID)を含む無線信号を発信する。続くステップS31において、タグ5からの無線信号を受信したかごレシーバ32は、受信した無線信号に含まれる識別情報(ID)をIDコントローラ50へと送信する。そして、ステップS32へと進む。
ステップS32においては、IDコントローラ50は、かごレシーバ32が受信した無線信号に含まれる識別情報(ID)と、使用権限を有している利用者4のものとして予め記憶されている識別情報(ID)とを照合する。そして、ステップS33へと進む。
ステップS33においては、ステップS32での照合の結果を確認し、認証失敗であれば一連の動作フローは終了となる。一方、認証成功であった場合には、ステップS34へと進む。
ステップS34においては、認証成功を受けてIDコントローラ50は乗場呼び登録要求をエレベータ制御盤3へと出力する。乗場呼び登録要求を受けたエレベータ制御盤3は、乗場呼びを登録しようとする。しかし、既に当該階床にかご10が停止しているため、エレベータ制御盤3は、乗場呼びを登録せずに、かご扉11を戸開させる。
ステップS34の後はステップS35へと進む。ステップS35においては、IDコントローラ50は、かご扉11の戸開後、かごアンテナ31の第2の送信範囲42内に利用者4のタグ5が入っているか否かを確認する。そして、第2の送信範囲42内にタグ5が入っていれば、図5の「E」に至り、対応する図3の「E」からステップS12へと進む。
一方、第2の送信範囲42内にタグ5が入っていなければ、ステップS36へと進む。このステップS36においては、乗場2にいた利用者4は立ち去ったと判断し、エレベータ制御盤3はかご扉11を戸閉させる。そして、一連の動作フローは終了となる、あるいは、ステップS1へと戻り再度フローを実行する。
以上のように構成されたエレベータの制御システムは、乗場2に設けられ、予め設定された第1の送信範囲41の内側に無線信号を送信する乗場アンテナ21と、かご10に設けられ、予め設定された第2の送信範囲42の内側に無線信号を送信するかごアンテナ31と、利用者4に所持され、乗場アンテナ21及びかごアンテナ31からの無線信号を受信すると、利用者4を一意に識別可能な識別情報を含む無線信号を発信するタグ5と、乗場2に設けられ、タグ5から発信された無線信号を受信可能な乗場レシーバ22と、かご10に設けられ、タグ5から発信された無線信号を受信可能なかごレシーバ32と、乗場レシーバ22により受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいてエレベータ制御盤3へと乗場呼び登録要求を出力するとともに、かごレシーバ32により受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいてエレベータ制御盤3へと行先階呼び登録要求を出力する制御手段であるIDコントローラ50と、を備えている。そして、第1の送信範囲41は、乗場2を含むように設定され、第2の送信範囲42は、かご10の内部を含み、かつ、かご10が停止している階床の乗場2を含み得るように設定され、制御手段であるIDコントローラ50は、かご10が停止している階床の乗場2アンテナからの無線信号の送信を停止させる。
このため、乗場のアンテナから送信される電波とかごのアンテナから送信される電波との干渉を抑制し、タグ検出不能な領域の発生を防ぐことができる。
また、さらに、制御手段であるIDコントローラ50は、かご10が停止している階床の乗場アンテナ21からの無線信号の送信を停止させている場合、かごレシーバ32により受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいてエレベータ制御盤3へと行先階呼び登録要求及び乗場呼び登録要求を出力する。このため、乗場アンテナ21からの無線信号の送信を停止させていても、乗場2からタグ5により乗場呼びを登録させることができ、利便性を低下させることがない。
1 昇降路、 2 乗場、 3 エレベータ制御盤、 4 利用者、 5 タグ、 10 かご、 11 かご扉、 21 乗場アンテナ、 22 乗場レシーバ、 31 かごアンテナ、 32 かごレシーバ、 41 第1の送信範囲、 42 第2の送信範囲、 50 IDコントローラ

Claims (2)

  1. エレベータの乗場に設けられ、予め設定された第1の送信範囲の内側に無線信号を送信する乗場アンテナと、
    前記エレベータのかごに設けられ、予め設定された第2の送信範囲の内側に無線信号を送信するかごアンテナと、
    前記エレベータの利用者に所持され、前記乗場アンテナ及び前記かごアンテナからの無線信号を受信すると、前記利用者を一意に識別可能な識別情報を含む無線信号を発信するタグと、
    前記乗場に設けられ、前記タグから発信された無線信号を受信可能な乗場レシーバと、
    前記かごに設けられ、前記タグから発信された無線信号を受信可能なかごレシーバと、
    前記乗場レシーバにより受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいて前記エレベータの制御盤へと乗場呼び登録要求を出力するとともに、前記かごレシーバにより受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいて前記制御盤へと行先階呼び登録要求を出力する制御手段と、を備え、
    前記第1の送信範囲は、前記乗場を含むように設定され、
    前記第2の送信範囲は、前記かごの内部を含み、かつ、前記かごが停止している階床の前記乗場を含み得るように設定され、
    前記制御手段は、前記かごが停止している階床の前記乗場アンテナからの無線信号の送信を停止させるエレベータの制御システム。
  2. 前記制御手段は、前記かごが停止している階床の前記乗場アンテナからの無線信号の送信を停止させている場合、前記かごレシーバにより受信された無線信号に含まれる識別情報に基づいて前記制御盤へと行先階呼び登録要求及び乗場呼び登録要求を出力する請求項1に記載のエレベータの制御システム。
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