JP4368478B2 - エレベータのローカル機器ネットワークおよびこれの送信制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はエレベータシステムあるいはエレベータ群管理システム等においてネットワークに複数接続されているローカル機器のネットワーク、特にその情報の送信に係わるエレベータのローカル機器ネットワークおよびこれの送信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のネットワークとして、例えば三菱電機技報Vol.64、No.10、P801〜806に示されるエレベータのローカル機器ネットワークに関して説明する。図9は従来の乗場機器をローカル機器とするエレベータのローカル機器ネットワークに関する構成図、図10はUPボタンおよびDOWNボタンのアドレス図、図11は伝送ダイアグラム、図12は従来のエレベータ群管理システムの構成図である。
【0003】
各図中、16、16a〜16dはエレベータの各号機をそれぞれコントロールする各台コントローラ、17は群管理コントローラ、21、21a〜21dは乗場系列伝送マイコン、22a〜22dおよび24a〜24dは例えばUPボタン26a〜26dとDOWNボタン27a〜27dとかご位置インジケータ(「7」で7階にいることを示している部分)とを備えた乗場機器、23と25はネットワークケーブル、28a〜28dは群管理ネットワークケーブルである(以下a,b・・・・の添字を省略して説明する場合あり)。
【0004】
従来のエレベータのローカル機器ネットワークのシステム構成を説明する。図9において、各乗場系列伝送マイコン21と乗場機器22はネットワークケーブル23を介して調歩同期方式の全二重の伝送で接続されている。乗場機器22内のUPボタン26およびDOWNボタン27には乗場機器22の設置された階床に応じて図10に示されるゾーン・ブロック(block)・ビット(bit)のアドレスを割り付ける。
【0005】
従来のエレベータのローカル機器ネットワークの動作を説明する。従来のネットワークでは、予め定められた伝送周期の間にデータの伝送を行う。図11に示すように、乗場系列伝送マイコン21は無信号区間31の後、スタートコマンド32a、ゾーンポーリング32b、ブロックポーリング32cの順に送信を行う。各乗場機器22は無信号区間31の検出をした後、スタートコマンド32aを受信すると例えばキースイッチデータ33a、ゾーンポーリング32bを受信すると指示されたゾーンにアドレスを割り振られたUPボタンもしくはDOWNボタンの情報(ゾーンボタン信号33b)をゾーンデータ配列29の形式で返信すなわち送信する。
【0006】
このとき例えばゾーン0、ブロック(block)1のタイミングではゾーン0、ブロック1、ビット0〜ビット7すなわち9階から16階までのUPボタンのボタン情報が同時に送信される。同時に送信された情報はネットワークケーブル23上でワイヤードORされる。つまり9階から16階のUPボタンのどれか1つ以上が押された場合、データ配列29のゾーン0、ブロック1のタイミングの情報は1となる。
【0007】
これにより乗場系列伝送マイコン21はゾーン0、ブロック1のボタンの内のどれか1つ以上が押されていることがわかり、乗場系列伝送マイコン21がブロックポーリング32cでは、ゾーン0、ブロック1のボタンデータを要求する。乗場機器22はブロックポーリング32cを受信すると、指示されたゾーンとブロックにアドレスを割り振られたUPボタンもしくはDOWNボタンの情報をデータ配列30の形式で返信する。これにより乗場系列伝送マイコン21はどの階のどのボタンが押されたかがわかる。
【0008】
一方、従来のエレベータ群管理システムの構成を説明する。図12はエレベータが4台の例である。各台コントローラ16は群管理ネットワークケーブル28を介して群管理コントローラ17に接続される。各階に乗場機器は2台設置され、ネットワークケーブル23を介して各台コントローラ16aと接続するものを乗場機器22、ネットワークケーブル25を介して各台コントローラ16cと接続するものを乗場機器24とする。しなわち、乗場機器22aと24aは1F、乗場機器22bと24bは2F、乗場機器22cと24cは3F、乗場機器22dと24dは4Fに設置されている。
【0009】
次に動作を説明すると、例えば、1Fに設置された乗場機器22aのUPボタン26が押されると、乗場機器22aは乗場系列伝送マイコン21aにUPボタンが押されたことを伝達する。乗場系列伝送マイコン21aは群管理ネットワークケーブル28aを介して群管理コントローラ10に1FのUPボタン26aが押されたことを伝達する。
【0010】
群管理コントローラ17は割当て号機を決定すると同時に、1Fの乗場機器22aのUPボタン26aおよび乗場機器24aのUPボタン26aの応答ランプ点灯指示を群管理ネットワークケーブル28aと28cを介して乗場系列伝送マイコン21aと21cに送信する。乗場系列伝送マイコン21aはネットワークケーブル23を介して乗場機器22aに1FのUPボタン26aの応答ランプ点灯指示を送信する。乗場系列伝送マイコン21cはネットワークケーブル25を介して乗場機器24aに1FのUPボタン26aの応答ランプ点灯指示を送信する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベータのローカル機器ネットワークは上記のとおり構成されているため、最大設置階床数128と制約がある。すなわち図10に示すように全ての被制御機器に対してアドレスを割り当ててポーリングを行うため、被制御機器の数が増える程、ポーリングに時間が掛かるため、制御の応答のリアルタイム性を考慮すると、例えば現実的な設置階床数の限界は例えば128が限度となる。また1周期内のデータは全て割り当てられているため、新たな情報を送信する乗場機器を設置することができない。
【0012】
このような課題を解決するために、エレベータの乗場機器用ネットワークにCSMA/CA方式のプロトコルを採用することが考えられている。CSMA/CA方式とは、複数のローカル機器が同時に送信を行おうとした場合、ローカル機器が固定の優先順位を持っており、優先順位の下位の機器が送信を中止し回線を譲ることによりデータ送信の衝突を回避するものである。しかしながら単にCSMA/CA方式を採用するだけではリアルタイム性を保証できない。
【0013】
すなわち、複数のローカル機器が同時に送信を行おうとした場合、送信を中止し回線を譲ったローカル機器が再度送信しようとした時、別のローカル機器が送信を行うために該ローカル機器は再度送信を中断する可能性がある。すなわち特定のローカル機器がいつまでも送信できない可能性がある。エレベータ乗場機器用ネットワークの場合、乗場機器の情報は一定の時間内に各台コントローラや群管理コントローラに伝送する必要がある。従って何らかの方法でリアルタイム性を保証する必要があるという問題があった。
【0014】
一方、CSMA/CA方式ではデータに送信元情報および送信先情報を付加してパケットとして送信する。従ってデータ伝送のために付加される制御データが多いために物理線の転送レートに対してデータ転送レートは低くなる。そのため送信するデータ量を押さえる必要がでてくる。この点に関し、従来のエレベータ群管理システムでは例えば1FのUPボタンの応答ランプを全て点灯させるためには、制御系が縦割りの構造になっているためにその点灯指示を乗場機器22a、24aが接続されているネットワークケーブル23および25に二重に送信する必要があり、エレベータ群管理システム全体での伝送データ量を増加させているという問題があった。
【0015】
この発明は、上記の問題を解消するためになされたもので、CSMA/CA方式の中から複数ノードが同時に送信を開始した場合に優先順位の低い方が送信を中止するプロトコルを備えているプロトコルを採用し、さらに各ローカル機器が送信回数に応じて送信の優先順位を自ら下げる機能を備えることで、複数のローカル機器が同時に送信を行おうとして送信を譲ることがあっても、全てのローカル機器においてあるローカル機器が1度も送信できていないでいる状態で他のローカル機器が2回目の送信を行うことを防げる、すなわち全てのローカル機器が一定の時間内に必ずデータの送信を行うことができる、リアルタイム性を保証することができるエレベータのローカル機器ネットワークおよびこれの送信制御方法を提供することを目的とする。
【0016】
またこの発明は、同一階に設置されたローカル機器を同じネットワークケーブルに接続することで、ネットワークトータルでの伝送データ量を減らすことができるエレベータのローカル機器ネットワークを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に鑑み、この発明は、複数のローカル機器がネットワークに接続され、少なくとも2つのローカル機器が同時に送信を開始した場合に優先順位の低い方が送信を中止するプロトコルを備えたエレベータのローカル機器ネットワークにおいて、各ローカル機器が、送信する各データに自らの優先順位を付加してデータ送信を行う送信手段を有し、この送信手段が、送信回数に応じて自らの優先順位を下げる優先順位変更手段と、自らの優先順位が最下位の優先順位になった時に優先順位初期化指令を各ローカル機器に送信する優先順位初期化指令送信手段と、優先順位初期化指令送信完了時および他のローカル機器から優先順位初期化指令を受けた時に自らの優先順位を初期化する優先順位初期化手段と、を備えたことを特徴とするエレベータのローカル機器ネットワークにある。
【0018】
またこの発明は、緊急性の高い情報を持つローカル機器程、優先順位降下手段における優先順位を下げる量を大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのローカル機器ネットワークにある。
【0019】
またこの発明は、複数種の情報を送信するローカル機器において、データ種別に優先順位が設定され、送信時に優先順位の高い方を選択する送信データ選択手段と、選択されたデータに割り振られた優先順位をローカル機器の優先順位として設定する優先順位設定手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータのローカル機器ネットワークにある。
【0020】
またこの発明は、ローカル機器が各台コントローラにネットワークケーブルを介して接続された各階に設置されている乗場機器からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエレベータのローカル機器ネットワークにある。
【0021】
またこの発明は、同一階床に設置されたローカル機器を同一ネットワークケーブルで接続して1つのグループとして同一信号で制御したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエレベータのローカル機器ネットワークにある。
【0022】
またこの発明は、複数のローカル機器がネットワークに接続され、少なくとも2つのローカル機器が同時に送信を開始した場合に優先順位の低い方が送信を中止するプロトコルを備えたエレベータのローカル機器ネットワークにおける送信制御方法であって、各ローカル機器が、送信する各データに自らの優先順位を付加してデータ送信を行い、送信回数に応じて自らの優先順位を下げる工程と、自らの優先順位が最下位の優先順位になった時に優先順位初期化指令を各ローカル機器に送信する工程と、優先順位初期化指令送信完了時および他のローカル機器から優先順位初期化指令を受けた時に自らの優先順位を初期化する工程と、を備えたことを特徴とするエレベータのローカル機器ネットワークにおける送信制御方法にある。
【0023】
またこの発明は、緊急性の高い情報を持つローカル機器程、優先順位を下げる量を大きくしたことを特徴とする請求項6に記載のエレベータのローカル機器ネットワークにおける送信制御方法にある。
【0024】
またこの発明は、ローカル機器が複数種の情報を送信する際、データ種別に優先順位を設定し、送信時に優先順位の高い方を選択する工程と、選択されたデータに割り振られた優先順位をローカル機器の優先順位として設定する工程と、をさらに備えたことを特徴とする請求項6または7に記載のエレベータのローカル機器ネットワークにおける送信制御方法にある。
【0025】
この発明においては、複数のローカル機器から同時に送信したときに優先順位が低いローカル機器は送信を中断する。また送信を完了したローカル機器は自ら優先順位を下げる。これにより任意のローカル機器が1回も送信できないときに他のローカル機器が2回目以降の送信を行うことを防ぐことができる。また長時間送信を行わず他のローカル機器に対して優先順位が高くなっているローカル機器が連続して送信を行うために他のローカル機器の送信待ち時間が長くなるのをネットワークに接続される全てのローカル機器の優先順位を初期化することで防ぐことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下のこの発明を各実施の形態に従って説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態によるエレベータのローカル機器ネットワークの構成図、図2は図1のローカル機器の内部の構成図、図3は図1のローカル機器の内部処理のフローチャート、図4は図1のローカル機器の送信状態と優先順位の状態を示す図、図5はこの実施の形態で採用したCSMA/CA方式の1つであるCANプロトコルの送信ダイアグラムの図である。
【0027】
まず、構成を説明する。図中、1a,1b,1cはこの発明によるローカル機器ネットワークに接続されるローカル機器で、例えば従来の図9の乗場機器22、図12の乗場機器22、24等を含むエレベータの制御系に含まれるいかなるローカル機器であってもよい。ローカル機器1はネットワークケーブル2を介してバス接続される。ローカル機器1は図2に示されるようにメモリ4を備えたローカル制御マイコン3とネットワークコントローラ5から構成される。ローカル制御マイコン3は各ノード固有の処理を行い必要なデータの送受信をネットワークコントローラ5に指令することで行う。メモリ4はローカル制御マイコン3に接続され優先順位を記憶する。
【0028】
次に動作を説明する。まずCSMA/CAの中から例として図5を用いてCANプロトコルの動作を説明する。例えばAローカル機器1aとBローカル機器1bが同時に送信を行なおうとした場合、ネットワークケーブル2上にデータが送信されていなければ、A機器1aとB機器1bは送信を開始する。このときbitレベルでのタイミングはネットワークコントローラ5によって調整される。
【0029】
A機器1aとB機器1bは初めにあらかじめ計算されたアービトレーション(最低)bit12を送信する。2つの機器1a,1bから送信されたアービトレーションbit12はネットワークケーブル2上でワイヤードORされる。A機器1aとB機器1bは送信と同時にネットワークケーブル2の状態を監視しており、自らの送信とネットワークケーブル2の状態が違った場合、それ以降の送信を中止する。これによってアービトレーションbit12の大きい方が送信を実行することになる。
【0030】
次に、この発明によるエレベータのローカル機器ネットワークの動作を説明する。全てのローカル機器1はアービトレーションbit12をメモリ4に記憶しており、優先順位12a(可変優先順位部分)とローカル機器番号(固定優先順位部分)12bとを図5のように組合せた値を用いる。例えば優先順位=2でローカル機器番号=1のA機器1aと優先順位=1でノード番号=62のB機器1bが同時に送信した場合、ローカル機器番号に関係なく優先順位の高いA機器1aが送信できることになる。送信が成功したA機器1aは図3のフローチャートに従って優先順位を下げる。なお、図5のB機器の破線で示す信号の部分は、B機器の本来の信号を示すが、左から3bit目ですでにA機器に優先順位を取られ決着がついたため、この方式では譲った側の機器は決着後は一定の中立の信号を発生する。
【0031】
図3のフローチャートで示される動作につて説明をする。図3はローカル機器1を構成するローカル制御マイコン3とネットワークコントローラ5に分けて構成される。ローカル制御マイコン3はリセット後、処理6aで優先順位の初期化を行う。次にノード固有のローカル処理6bを行った後、処理6cで送信が行われたか否かを確認する。リセット後は送信指示を行っていない為、送信は行われておらず、処理6dは処理されない。
【0032】
処理6eでは送信完了flag(フラグ)をリセットし、処理6fで送信データの有無を確認し、送信データがある場合は処理6gでネットワークコントローラ5に送信指示をする。このときの優先順位は2となる。
【0033】
送信指示を受けたネットワークコントローラ5は処理7aで送信指示を確認すると処理7bでネットワークケーブル2上のデータ送信の有無を確認し、データ送信がなければ、処理7cで送信を開始する。このときアービトレーションbit12内の優先順位bit12aにはローカル制御マイコン3から指示された優先順位が設定される。
【0034】
処理7dでは送信の成功か失敗によって分岐し失敗の場合は処理7bに戻って再度送信を実行する。成功の場合、ネットワークコントローラ5は送信完了flagをセットして、送信の完了をローカル制御マイコン3に回答する。ローカル制御マイコン3は処理6cの分岐で送信完了flagが1となっているので処理6dを実施する。処理6dでローカル制御マイコン3は優先順位を1つ下げメモリ4に記憶する。
【0035】
ローカル制御マイコン3は次に送信データがある場合、処理6gで優先順位を1として送信指示を出す。また、ローカル固有処理6bは優先順位初期化指令送信処理を含み、自己の優先順位が最下位(優先順位=0)であるか否かを確認し、優先順位が最下位になった時に、上述の工程に従って他の全てのローカル機器1に優先順位初期化指令の送信を行う。そして処理6gで優先順位を送信指示する毎にその後、処理6hで、処理6b〜6gで優先順位初期化指令送信があり、これが完了したか否かを確認し、完了した状態であれば処理6aに戻り、優先順位を初期化(優先順位=2)する。また処理6iで他のローカル機器から優先順位初期化指令を受信したか否かを確認し、受信していれば処理6aに戻り、優先順位を初期化(優先順位=2)する。
【0036】
なお、処理6dが優先順位変更手段を構成し、処理6bが優先順位初期化指令送信手段を構成し、処理6a、6h、6iが優先順位初期化手段を構成する。
【0037】
次に、複数のローカル機器1が送信をする場合の優先順位の変化と通信の順番の関係ついて図4を用いて説明する。図4の(a)は3つのローカル機器1の送信状態8と優先順位9の状態を示す図、(b)は各ローカル機器のローカル機器番号(固定優先順位)を示す。
【0038】
送信されるデータパケットを順にパケット0,1,2,3・・・とする。パケット0が送信されている時点でA機器1aとB機器1bとC機器1cが送信を行なおうとすると、次のパケット1ではアービトレーションbit12内の優先順位bit12aは3の機器ともに優先順位が2なので、ローカル機器番号の大きいB機器1bの送信が行われる。
【0039】
送信を完了させB機器1bは優先順位を1つ下げる。B機器1bが直ぐに別のデータの送信を行おうとしても、パケット2ではB機器1bの優先順位1に対してA機器1aとC機器1cの優先順位が2と大きいので、B機器1bは送信ができない。A機器1aとC機器1cではローカル機器番号(図4の(b)参照)の大きいC機器1cの送信が行われ、C機器1cは優先順位を1つ下げる。
【0040】
パケット3でも3つのローカル機器1a,1b,1cが送信を行おうとすると優先順位が2と最も大きいA機器1aの送信が行われ、A機器1aは優先順位を1つ下げる。次のパケット4ではB機器1bとC機器1cが送信を行おうとしており、優先順位とローカル機器番号の関係からB機器1bの送信が行われ、B機器1bは優先順位を1つ下げて0とする。
【0041】
パケット5ではB機器1bの優先順位は最下位となり、B機器1bは優先順位初期化指令を送信しようとする。しかしパケット5では優先順位1のC機器1cが送信を行おうとしているので、優先順位の高いC機器1cの送信が行われる。パケット6ではC機器1cの優先順位も最下位となり、C機器1cも優先順位初期化指令を送信しようとすが、ローカル機器番号の大きいB機器1bの送信が行われ、全ローカル機器1に対して優先順位初期化指令が送信される。全ローカル機器は優先順位初期化指令を受信して優先順位を初期値である2に設定する。
【0042】
このようにエレベータのローカル機器ネットワークを構成することで、図4で説明したように全てのローカル機器は特定定時間前からの現在までの送信回数が自分より多いローカル機器にネットワークを譲って送信を中止することはなくなる。つまり全ローカル機器が連続して送信を行なおうとしても、少なくともネットワークに接続されるノード数すなわちローカル機器数と同じパケット送信回数以内に送信を実施することができる。これによりリアルタイム性が保証されたエレベータのローカル機器ネットワークを得ることができる。
【0043】
また優先順位初期化指令の送受信による全ローカル機器の優先順位の初期化を行わない場合、例えばA機器1aがリセット後の10分間はまったく送信を行わず10分後送信を連続して行った場合、他のローカル機器は10分間の間に送信を行った分だけ優先順位を下げているため、A機器1aが連続して送信を行うことになり他のローカル機器の送信までの待ち時間が非常に長くなる。しかし、優先順位の初期化を行うことで、送信までの待ち時間を短くすることができる。
【0044】
実施の形態2.
図6はこの発明の別の実施の形態によるエレベータのローカル機器ネットワークにおけるローカル機器の送信状態と優先順位を示す図である。以下、動作について説明すると、A機器1aは送信が完了すると優先順位を2つさげるようにプログラムされている。パケット0を送信するタイミングの途中でA機器1aとB機器1bが送信を行おうとした場合、次のパケット1では優先順位とローカル機器番号の関係からB機器1bが送信を行い、B機器1bは優先順位を1つ下げる。
【0045】
次のパケット2ではB機器1aの優先順位1に対してA機器1aの優先順位が2と高いので、A機器1aが送信を行い、A機器1aは優先順位を2つ下げ優先順位を0とする。パケット3でA機器1aは優先順位初期化指令を送信しようとするが、B機器1bの優先順位が1であるため、B機器1bが送信を行い、優先順位を1つ下げる。パケット4ではB機器1bから優先順位初期化指令が送信され、A機器1aとB機器1bの優先順位は初期化される。
【0046】
図6から分かるように、送信完了時に優先順位を下げる量をローカル機器毎に変えることで、優先順位の初期化から次の初期化までに送信できる回数をローカル機器毎に変えることができる。レスポンスを要求しないローカル機器の送信完了時の優先順位を下げる量を大きくすることで、レスポンスを要求しないローカル機器の送信回数を減らすことで、優先順位の初期化から次の初期化までの時間が短くなる。レスポンスを要求しないローカル機器以外は短くなった優先順位の初期化から次の初期化までの時間に送信完了時に優先順位を下げる量をローカル機器毎に変えない場合と同じ回数の送信ができることになり、レスポンスを要求しないローカル機器以外のローカル機器のレスポンスを向上することができる。
【0047】
実施の形態3.
図7はこの発明のさらに別の実施の形態によるエレベータのローカル機器ネットワークにおけるデータ別に優先順位をもつローカル機器の送受信状態と優先順位を示す図である。
【0048】
図7の(a)中、8dはローカル機器1の送信状態、8eはローカル機器1内のAデータの送信状態、8fはローカル機器1内のBデータの送信状態、9dはローカル機器1の送信時の優先順位、9eはローカル機器1内のAデータの優先順位、8fはローカル機器1内のBデータの優先順位である。
【0049】
図7の(b)は各種データにそれぞれ割り当てられたローカル機器番号を示しており、ローカル機器番号と優先順位と送信完了時の優先順位を下げる量はデータ種別に割振られる。例ではAデータはローカル機器番号102、Bデータはローカル機器番号100が割振られ、送信完了時の優先順位を下げる量はAデータは1、Bデータは2と設定している。
【0050】
以下に、動作につて説明する。パケット0のデータ送信途中でAデータとBデータが送信をしようとした場合、まずローカル機器1内でデータ別のアービトレーションbitを比較する。優先順位はAデータとBデータ共に2なので、ローカル機器番号の大きいAデータを送信しようとする。Aデータのアービトレーションbit12をローカル機器1のアービトレーションbit12に設定してローカル機器1は送信を行う。
【0051】
なお、これらの動作はローカル機器のローカル制御マイコン3内においては、図3の破線で示す処理6j、6kで行われ、処理6jで送信指示する際に優先順位の高い送信データを選択し、処理6kで選択された送信データの優先順位をローカル機器の優先順位として設定する。そして処理6jが送信データ選択手段を構成し、処理6kが優先順位設定手段を構成する。
【0052】
送信が完了するとAデータの優先順位を1つ下げる。パケット2では優先順位の高いBデータが選択されBデータのアービトレーションbit12をローカル機器1のアービトレーションbit12に設定してローカル機器1は送信を行おう。例では別のローカル機器からの送信が優先され、ローカル機器1は送信待ち状態になる。
【0053】
パケット3でローカル機器1の送信が完了し、ローカル機器1はBデータの優先順位を2つ下げ、0となる。Bデータは優先順位初期化指令の送信を行おうとするが、Aデータの優先順位が1であるためAデータの送信が優先される。パケット4ではAデータがローカル機器1から送信され、Aデータの優先順位を1つ下げ、0となる。
【0054】
パケット5ではAデータとBデータ共に優先順位0となり優先順位初期化指令の送信を行おうし、ローカル機器番号の大きいAデータの優先順位初期化指令をローカル機器1は送信しようとする。パケット5では別のローカル機器の送信が入り、パケット6でAデータの優先順位初期化指令がローカル機器1から送信される。優先順位の初期化が送信完了すると、ローカル機器1はAデータとBデータの優先順位を初期化する。他のローカル機器1は優先順位初期化指令を受信してローカル機器1もしくはローカル機器1内のデータの持つ優先順位を初期化する。
【0055】
このようにエレベータのローカル機器ネットワークを構成することで、緊急性はないが頻繁に送信されるデータと、時々しか送信しないが非常に高い緊急性を要するデータを1つのローカル機器に持たせることができる。
【0056】
実施の形態4.
図8はこの発明のさらに別の実施の形態によるエレベータのローカル機器ネットワークを適用したエレベータ群管理システムの構成図である。図中、14a〜14hはこの発明によるローカル機器である乗場機器、15はこの発明によるローカル機器である乗場機器マスタ、16a〜16cは各台コントローラ、17は群管理コントローラ、18は群管理ネットワークケーブル、19は従来の旧乗場機器、20は従来のネットワークケーブルである。なお、図8中の破線aで示す部分がこの発明の部分である。
【0057】
乗場機器14は2F以上には各階毎に1個設置され、1Fには3個設置されている。この発明のネットワークケーブル2は全ての乗場機器14と乗場機器マスタ15を接続する。図8の構成以外に乗場機器マスタ15に複数の新ネットワークケーブル2を接続し、乗場機器14を2つ以上のグループに分けて複数のネットワークケーブル2に接続する場合は乗場機器の設置階床によってグループを分ける。
【0058】
図8に示す構成の場合の動作を説明する。1Fに設置された乗場機器14aのUPボタンを押した場合、1FのUPボタンが押された情報は乗場機器14aからネットワークケーブル2を介して乗場機器マスタ15に送信される。乗場機器マスタ15は群管理ネットワークケーブル18を介して群管理コントローラ17へ送信される。1FのUPボタンが押された情報を受信した群管理コントローラ17は1FのUPボタン応答灯点灯指示を群管理ネットワークケーブル18を介して乗場機器マスタ15に送信し、乗場機器マスタ15はネットワークケーブル2を介して1Fに設置された乗場機器14a〜14cへ1回だけ送信する。乗場機器14a〜14cは1FのUPボタン応答灯点灯指示を同時に受信し、UPボタンを点灯させる。
【0059】
このようにエレベータのローカル機器ネットワークをエレベータ群管理システムに適用することで、同じ階床に設置された乗場機器に対して、ボタンランプ応答灯点灯指示など設置階床で共通なデータを、1回の送信でデータを必要とする全ての乗場機器すなわちローカル機器に送信することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、複数のローカル機器がネットワークに接続され、少なくとも2つのローカル機器が同時に送信を開始した場合に優先順位の低い方が送信を中止するプロトコルを備えたエレベータのローカル機器ネットワークにおいて、各ローカル機器が、送信する各データに自らの優先順位を付加してデータ送信を行う送信手段を有し、この送信手段が、送信回数に応じて自らの優先順位を下げる優先順位変更手段と、自らの優先順位が最下位の優先順位になった時に優先順位初期化指令を各ローカル機器に送信する優先順位初期化指令送信手段と、優先順位初期化指令送信完了時および他のローカル機器から優先順位初期化指令を受けた時に自らの優先順位を初期化する優先順位初期化手段と、を備えたエレベータのローカル機器ネットワークおよびこれの送信制御方法としたので、全てのローカル機器が少なくともネットワークに接続されるノード数すなわちローカル機器数と同じパケット送信回数以内に送信を実施することができる。これによりリアルタイム性が保証されたエレベータのローカル機器ネットワークを得ることができる。また優先順位初期化指令の送受信による全ローカル機器の優先順位の初期化を行わない場合、例えば1つのローカル機器がリセット後の10分間はまったく送信を行わず10分後送信を連続して行った場合、他のローカル機器は10分間の間に送信を行った分だけ優先順位を下げているため、該ローカル機器が連続して送信を行うことになり他のローカル機器の送信までの待ち時間が非常に長くなる。しかし、優先順位の初期化を行うことで、送信までの待ち時間を短くすることができる。そしてひいてはローカル機器の拡張性の向上と大容量データを伝送することができ、かつリアルタイム性も確保することができる。
【0061】
また、緊急性の高い情報を持つローカル機器程、優先順位降下手段における優先順位を下げる量を大きくしたネットワークおよびこれの送信制御方法としたので、送信完了時に優先順位を下げる量をローカル機器毎に変えることで、優先順位の初期化から次の初期化までに送信できる回数をローカル機器毎に変えることができ、これにより、レスポンスを要求しないローカル機器の送信完了時の優先順位を下げる量を大きくすることで、レスポンスを要求しないローカル機器の送信回数を減らすことで、優先順位の初期化から次の初期化までの時間が短くなり、レスポンスを要求しないローカル機器以外は短くなった優先順位の初期化から次の初期化までの時間に送信完了時に優先順位を下げる量をローカル機器毎に変えない場合と同じ回数の送信ができることになり、レスポンスを要求しないローカル機器以外のローカル機器のレスポンスを向上することができる。
【0062】
また、複数種の情報を送信するローカル機器において、データ種別に優先順位が設定され、送信時に優先順位の高い方を選択する送信データ選択手段と、選択されたデータに割り振られた優先順位をローカル機器の優先順位として設定する優先順位設定手段と、をさらに備えたネットワークおよびこれの送信制御方法としたので、緊急性はないが頻繁に送信されるデータと、時々しか送信しないが非常に高い緊急性を要するデータを1つのローカル機器に持たせることができる。
【0063】
また、ローカル機器が各台コントローラにネットワークケーブルを介して接続された各階に設置されている乗場機器からなることとしたので、各台コントローラにネットワークケーブルを介して接続された複数の乗場機器からなるネットワークにおいて、上記の効果が得られる。
【0064】
また、同一階床に設置されたローカル機器を同一ネットワークケーブルで接続して1つのグループとして同一信号で制御することとしたので、同じ階床に設置されたローカル機器に対して、1回の送信でデータを必要とする全てのローカル機器に送信することができるので、ネットワーク全体での伝送データ量を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態によるエレベータのローカル機器ネットワークの構成図である。
【図2】 この発明によるエレベータのローカル機器ネットワークに接続されるローカル機器の内部の構成図である。
【図3】 この発明によるエレベータのローカル機器ネットワークにおけるローカル機器内部の処理のフローチャート図である。
【図4】 この発明によるエレベータのローカル機器ネットワークにおける動作の一例を説明するための送信状態と優先順位のグラフを示す図である。
【図5】 この発明によるエレベータのローカル機器ネットワークにおいて実施されるCANプロトコルの送信ダイアグラムを示す図である。
【図6】 この発明によるエレベータのローカル機器ネットワークにおける動作の別の例を説明するための送信状態と優先順位のグラフを示す図である。
【図7】 この発明によるエレベータのローカル機器ネットワークにおける動作の別の例を説明するための送信状態と優先順位のグラフを示す図である。
【図8】 この発明によるエレベータのローカル機器ネットワークを適用したエレベータ群管理システムの構成図である。
【図9】 従来のエレベータのローカル機器ネットワークの構成図である。
【図10】 従来のエレベータのローカル機器ネットワークのUPボタンおよびDOWNボタンのアドレス図である。
【図11】 従来のエレベータのローカル機器ネットワークの伝送ダイアグラムを示す図である。
【図12】 従来のエレベータ群管理システムの構成図である。
【符号の説明】
1 ローカル機器、2 ネットワークケーブル、3 ローカル制御マイコン、4 メモリ、5 ネットワークコントローラ、14 乗場機器、15 乗場機器マスタ、16 各台コントローラ、17 群管理コントローラ、18 群管理ネットワークケーブル。
Claims (8)
- 複数のローカル機器がネットワークに接続され、少なくとも2つのローカル機器が同時に送信を開始した場合に優先順位の低い方が送信を中止するプロトコルを備えたエレベータのローカル機器ネットワークにおいて、
各ローカル機器が、送信する各データに自らの優先順位を付加してデータ送信を行う送信手段を有し、この送信手段が、
送信回数に応じて自らの優先順位を下げる優先順位変更手段と、
自らの優先順位が最下位の優先順位になった時に優先順位初期化指令を各ローカル機器に送信する優先順位初期化指令送信手段と、
優先順位初期化指令送信完了時および他のローカル機器から優先順位初期化指令を受けた時に自らの優先順位を初期化する優先順位初期化手段と、
を備えたことを特徴とするエレベータのローカル機器ネットワーク。 - 緊急性の高い情報を持つローカル機器程、優先順位降下手段における優先順位を下げる量を大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのローカル機器ネットワーク。
- 複数種の情報を送信するローカル機器において、データ種別に優先順位が設定され、送信時に優先順位の高い方を選択する送信データ選択手段と、選択されたデータに割り振られた優先順位をローカル機器の優先順位として設定する優先順位設定手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータのローカル機器ネットワーク。
- ローカル機器が各台コントローラにネットワークケーブルを介して接続された各階に設置されている乗場機器からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエレベータのローカル機器ネットワーク。
- 同一階床に設置されたローカル機器を同一ネットワークケーブルで接続して1つのグループとして同一信号で制御したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエレベータのローカル機器ネットワーク。
- 複数のローカル機器がネットワークに接続され、少なくとも2つのローカル機器が同時に送信を開始した場合に優先順位の低い方が送信を中止するプロトコルを備えたエレベータのローカル機器ネットワークにおける送信制御方法であって、
各ローカル機器が、送信する各データに自らの優先順位を付加してデータ送信を行い、
送信回数に応じて自らの優先順位を下げる工程と、
自らの優先順位が最下位の優先順位になった時に優先順位初期化指令を各ローカル機器に送信する工程と、
優先順位初期化指令送信完了時および他のローカル機器から優先順位初期化指令を受けた時に自らの優先順位を初期化する工程と、
を備えたことを特徴とするエレベータのローカル機器ネットワークにおける送信制御方法。 - 緊急性の高い情報を持つローカル機器程、優先順位を下げる量を大きくしたことを特徴とする請求項6に記載のエレベータのローカル機器ネットワークにおける送信制御方法。
- ローカル機器が複数種の情報を送信する際、データ種別に優先順位を設定し、送信時に優先順位の高い方を選択する工程と、選択されたデータに割り振られた優先順位をローカル機器の優先順位として設定する工程と、をさらに備えたことを特徴とする請求項6または7に記載のエレベータのローカル機器ネットワークにおける送信制御方法。
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