JP2637918B2 - カスケード・スイッチの競合解消方法及びその装置 - Google Patents

カスケード・スイッチの競合解消方法及びその装置

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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カスケード(縦続)・
スイッチにおける接続の処理に関する。特に、本発明は
カスケード・スイッチの競合条件の解消を可能にする。
【0002】
【従来の技術】スイッチ機構は、しばしばクロスバー・
スイッチの組からなり、各スイッチがそれ自身の接続制
御を備え、その機構の他のスイッチから独立している。
隣合うクロスバーは、好ましくは全二重である1又は複
数のリンクにより互いに接続される(以降、これをクロ
ス・リンクと称する)。一般に、この機構のブロック化
を低減するために複数のクロス・リンクが隣合うスイッ
チ間に設けられる。1組の装置(例えば、プロセッサ又
はI/O制御ユニット)は、全二重リンクによりこの機
構に接続される。この機構は、装置同士の間のエンドツ
ーエンド(end-to-end)全二重接続を可能にし、この機
構を介して、2つの装置間で双方向にマルチ・メッセー
ジが伝達されることになる。装置は、別の装置への接続
を明示的に要求する。後に、接続された2つのうちの1
つが、その接続が除去されるか又は壊されることを明示
的に要求する。
【0003】制御ヘッダを含む要求パケットを送ること
により、接続が形成される。パケットは、エンドツーエ
ンド接続を構成するパスを移動する。各スイッチにおい
て、(a)次のスイッチが許可されるべきか否か、
(b)この要求が否定されるべきか否か、(c)この要
求が遅延されるべきか否かに関して判断がなされる。
【0004】要求が否定された場合、要求している装置
が再試行するためこの装置に対してパスに沿って拒絶メ
ッセージが送返される。拒絶メッセージが戻りのバスを
移動していくと、部分的に形成されたパスは取除かれ
る。要求が遅れた場合、他に対して許可され得る資源を
停止させる。再試行は、おそらくは高価なものであり、
また、装置の組によって繰返される再試行が互いに干渉
し合うという「リブロック(livelock)状況」に陥って
しまうこともある。
【0005】多くのスイッチ機構と異なり、この機構に
おいて2つのスイッチを相互に接続する所定のクロス・
リンクは、いつでもいずれの方向へも利用できる(これ
によりコントローラの相互作用が最小限となる)。その
結果、反対方向へ向う要求同士の間で「競合」する可能
性がある。2つの要求は、同じクロス・リンク上で反対
方向へ送られるが、それらは両立する場合もしない場合
もある。もし双方の要求が同じ2つの装置間の接続であ
る場合は、2つの要求が両立する。そうでない場合は、
両立しない。いくつかのケースでは、隣合うスイッチ
は、同じクロス・リンクを用いる両立しない2つの要求
を満足させようとすることがある。別のケースでは、2
つの要求が、もしこれらが同じクロス・リンクへ割当て
られていたならば許可されたはずであるのに同じ2つの
スイッチ間の異なるクロス・リンクへ割当てられたため
に拒絶されてしまう。このような状況下では、要求の拒
絶と再試行が繰返される結果となる。
【0006】IBM Technical Disclosure Bulletin, Vo
l.33, No. 10B, pp. 457-8, March 1991 (以降、参照
文献1と称する)では、1つのクロス・リンクを用いる
2つの回路スイッチをともに結合させる方法を開示して
いる。一方のスイッチが高い優先権を指定され、そして
もう一方のスイッチが低い優先権を指定されている。2
つの接続要求の間で衝突がある場合、高い優先権のスイ
ッチにおいて受信された接続要求フレームが破棄され、
そしてもう一方の接続が許可される。しかしながら、IB
M Technical Disclosure Bulletin article は、2つの
スイッチ間に複数のクロス・リンクがあり、異なるクロ
ス・リンクが異なる優先方向又は指向性を有する場合に
おける利用についてはなんら示唆していない。さらに、
この開示による方法は、同じスイッチが常に競合におい
て勝つことになるので、極端に不公平である。
【0007】ヨーロッパ特許公開番号第0233993
B1号(以降、参照文献2と称する)は、パケットのア
ドレスを比較することにより衝突するパケット間の優先
権を確立することを開示している。この特許は、明確な
経路指定機能をもたない同報通信(broadcast)ノード
のツリー構造であるネットワークに関する。これは、全
二重リンクにより相互接続されたクロスバー・スイッチ
の機構とは無関係である。
【0008】米国特許第5107489号は、動作状態
がスイッチを介して伝送されるフレームの方向に依存す
るような動的なスイッチを開示している。この特許はさ
らに、各フレームの送信元のエンド・ポイント・アドレ
スの値に基づいて2つの開始フレーム間の優先関係を確
立することを開示している。しかし、本発明により設計
されたスイッチは、1つの機構を形成するために相互接
続することができない。なぜならこの特許は前述のリブ
ロック状況を避ける方法を示していないからである。
【0009】米国特許第4956841号は、アロー
(arrow)と命令を含むパケットの伝送を開示してい
る。ノードへの到着に関しては、パケットがどこへ伝送
されるべきかを示すことによりパケットがノードに到着
することができるようにするアローの後に命令が続く。
パケット内の情報はそのパケットの経路を決定するが、
この特許では方向の優先順位をリンクに割当てることに
ついての示唆がない。
【0010】米国特許第5105424号は、パケット
のヘッダに含まれる経路指定方向によるパケットの経路
指定を開示している。
【0011】米国特許第5115433号は、電力量を
最小とするため、予め選択された基準によるパケットの
経路指定を開示している。
【0012】米国特許第4853927号は、誤った動
作パスがある場合における分散制御による伝送経路指定
を開示している。関係する伝送方向に引戻しリンクが決
定されて、動作パスの誤りを検知するモニタ装置間のメ
ッセージ伝送なしに直ちに切換えられる。
【0013】米国特許第5008880号は、優先権が
データ伝送パスに割当てられているデータ伝送装置を開
示している。複数の最初の伝送パスのうちのいくつかの
データ伝送パスが同時にデータを受信する場合、より高
い優先権をもつデータ伝送パスのデータが、次の伝送パ
スへ伝送される。しかしながら、同じリンクに対して優
先方向を割当てられない。
【0014】米国特許第5117420号は、ラッチの
状態が進行方向のメッセージ・パケットの経路指定パス
を決定し、そしてラッチ内のこの同じ情報が反対方向へ
のメッセージ・パケットを経路指定するために用いるこ
とができるような経路指定メッセージによる方法を開示
している。
【0015】米国特許第5111198号は、2つのメ
ッセージのうちの1つが宛先へ伝送される一方、もう1
つが補助ノードへ伝送されるような通信ネットワークに
おけるパケット伝送方法を開示している。
【0016】以上のように、スイッチング機構を通る接
続要求の許可を効率的に処理することが必要である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スイ
ッチング機構を通る接続要求の許可と拒否を効率的に制
御するための手段を提供する。特に、この機構が2つの
両立しない要求に対してパスを割当てようとするとき、
その要求が2つの異なるクロス・リンクにより各スイッ
チにおいて満足されることを目的とする。さらに別の目
的は、この機構が2つの両立する要求に対してパスを割
当てようとするとき、双方の要求が同じ2つのスイッチ
間の同じクロス・リンクへ割当てられる。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明により、スイッチ
を構造的に相互接続する各クロス・リンクに対して優先
方向が割当てられる。さらに特定するならば、例えば、
所与のクロス・リンクを送信優先に割当てたり、反対に
受信優先に割当てたりする。第1のスイッチから第2の
スイッチへ接続された装置への接続要求パケットは、第
1のスイッチの送信優先リンクが利用可能であればこの
リンクを通して割当てられ又は経路指定されることにな
る。本発明の説明において、所与のスイッチに関する優
先方向をもつようなクロス・リンクについて記述する場
合もあり、又は優先方向をもつようなクロス・リンクが
接続されるポートについて記述する場合もある。例えば
図1のリンクL1についての優先方向は、SW1のp1
からSW2のp6への向きであり、リンクL2について
の優先方向は、SW7のp7からSW1のp2への向き
である。
【0019】本発明は、以下の3つの原則に従うことに
より接続要求を処理するための効率的なプロトコルを提
供する。 1.異なる送信元(source)装置と宛先(destinatio
n)装置の対を含む互いに隣合うスイッチからの要求
が、異なる優先方向をもつ2つのクロス・リンクが2つ
のスイッチ間で利用可能である場合、異なるクロス・リ
ンクへ割当てられる。 2.隣合うスイッチ間で1つのクロス・リンクのみが利
用可能であり、かつ異なる送信元装置と宛先装置の対を
含む2つの接続要求が競合する場合、そのクロス・リン
クの優先方向に逆らう要求は拒絶される。 3.同じ送信元装置と宛先装置を含む2つの競合する要
求が、同じ2つのスイッチ間の異なるクロス・リンクに
割当てられる場合、これらの要求の1つは最初に拒絶さ
れ、そして許可された要求が接続を行った後に再送する
ことができる。
【0020】前述のように、相互接続されたスイッチか
らなる機構では、ほとんど同時に出された要求の間で、
リブロックにつながる競合が起きる可能性がある。例え
ば、図1によれば、次のような要求競合がある。
【0021】ある競合では、異なるスイッチ上の装置が
同時に互いに接続しようとする。例えば、図1の装置A
とBが同時に互いに接続しようとするかも知れない。本
発明によらない場合は、2つの接続要求は異なるクロス
・リンクへ割当てることができるが、その後、各装置の
接続要求は、各々の要求がもう一方の要求パスを塞いで
いるために宛先ビジー条件により拒絶されることにな
る。さらにこの要求が、拒絶と再試行の無限ループとな
ることもあり得る。本発明によれば、2つの要求が互い
に両立する場合、同じクロス・リンクで満足することが
できる。
【0022】別の競合としては、異なるスイッチ上の装
置が同時に接続を要求するが、互いに対してではない場
合がある。例えば、図1では、装置AがBへの接続を試
みると同時に、装置Cが装置Dへの接続を試みるような
場合である。本発明によらない場合は、スイッチSW1
とSW2は同じクロス・リンクを用いようと試みるかも
知れない。その結果、いずれの接続要求も宛先ビジー条
件により拒絶され、おそらくはビジーと再試行の無限ル
ープに陥ることになる。本発明は、複数のクロス・リン
クが利用可能である場合に、異なるクロス・リンクによ
りこれら2つの要求を満足させることができ、又は1つ
のクロス・リンクのみが利用可能である場合もしくはい
くつかのケースでは、全てのクロス・リンクが同じ優先
方向をもつ場合に、1つの要求を満足させてもう一方の
要求を拒絶するための手段を提供する。
【0023】各スイッチは、図2に示された参照文献1
に記載の接続要求フレームと類似の接続要求パケット内
の情報に基づいて接続を確立する。これについて以下に
説明する。各スイッチは、自身に対してローカルな情報
のみに基づいて接続を形成する。すなわち、複数のスイ
ッチにわたる接続を形成するにあたってスイッチ間の通
信がない。接続要求は、クロス・リンクを介して各スイ
ッチにより隣合うスイッチへ単純に送られる。
【0024】
【実施例】図1は、データ処理システムの入出力(I/
O)サブシステムを示している。装置A、B、C及びD
の組(例えば、プロセッサ又はI/O制御ユニット)
は、クロスバー・スイッチSW1及びSW2の組からな
る機構100により相互に接続されている。スイッチ間
のクロス・リンクL1及びL2、並びにスイッチ・ポー
トp3、p9、p8、p4及びp5と装置A、B、C、
D及びE間のそれぞれのリンク17、18、19、20
及び30は、全二重リンクである。クロスバー・スイッ
チは、参照文献1に記載のものと類似のものでよい。し
かしながら、後者のスイッチはある機構を形成すべく相
互接続することはできない。クロス・リンクL1は、S
W1上のp1へ接続されかつSW2上のポートp6に接
続される。クロス・リンクL2は、SW1上のp2へ接
続されかつSW2上のポートp7に接続される。装置C
及びEもまた、それぞれ装置リンク・アドレス77及び
79をもつものとして示されている。これらの目的は以
下に述べる。図示のために2つのクロス・リンクのみが
描かれている。さらに多くのクロス・リンクを用いるこ
とが可能である。さらに、データ処理システムがここに
図示されたものよりずっと多くのスイッチ及び装置を有
していてもよいものとする。さらに、特定の装置が複数
のリンクをもち、それぞれが同じスイッチ又は異なるス
イッチ上の異なるポートへ接続されていてもよい。
【0025】例えば、装置AとCが通信するためには、
回路接続が、AからSW1を通り、クロス・リンクのい
ずれかを通り、そしてSW2を通ってCへと形成されな
ければならない。
【0026】単一のスイッチについての参照文献1にお
いて示唆されるように、各装置は、この機構に接続され
た全ての装置の間で固有のリンク・アドレスにより識別
される。特定の装置への接続を形成可能にするために、
装置は、その目的の装置のアドレスと接続すべきスイッ
チを指示する他の情報とを含む接続要求パケットを送
る。
【0027】接続要求パケットは、特定の形式のメッセ
ージ・パケットであり、図2に示されている。参照文献
1によれば、メッセージ・パケットは、フレーム開始デ
ミリタ(区切り文字)21、宛先アドレス・フィールド
22、送信元アドレス・フィールド23、リンク制御フ
ィールド24、情報フィールド25、CRCフィールド
26、及びフレーム終了デリミタ27から構成される。
フレーム開始デリミタ21は、パケットの始りを識別す
る。フレーム開始デリミタの1つとしては、接続が要求
される受信スイッチを示すものがある。別の種類のフレ
ーム開始デリミタとしては、パケットが既存の接続上で
送られるべきであることを示すものがある。他の種類の
フレーム開始デリミタは、参照文献1に記述されてい
る。宛先アドレス・フィールド22は、パケットが送ら
れるべき装置を識別する。すなわち、接続要求パケット
において、その装置はパケットの送信者(送信元装置)
が接続を求める装置である。送信元アドレス・フィール
ド23は、当該パケットを送った装置を識別する。リン
ク制御フィールド24は、他のパケットの中で、そのパ
ケットのタイプを規定するものであり、例えば接続要求
パケットであるか拒絶メッセージ・パケットであるかを
定める。リンク制御フィールドはさらに、他の機能も実
行するが、それは参照文献1に示されているように本発
明とは関係がない。情報フィールド25は、パケットの
タイプに依存する任意の目的とする情報を含む。CRC
フィールド26は、パケットに関するエラー・チェック
を可能にする。フレーム終了デリミタ27は、フレーム
の終りを示す。フレーム終了デリミタの1種には、パケ
ット通過後に接続を切るようにするものがあり、これは
拒絶メッセージ・パケットにおいて用いられる。別の種
類のフレーム終了デリミタには、パケットがスイッチを
通過後に接続を保つようにするものがあり、これは接続
要求パケットにおいて用いられる。他の種類のフレーム
終了デリミタは、参照文献1に示されている。
【0028】スイッチ内の(参照文献2に記載のよう
な)マトリクス・コントローラ手段は、宛先装置が接続
されているスイッチ・ポート及びそのポートが接続のた
めに利用可能か否かを判断する(宛先への接続が既に存
在していることもあり、又は宛先ポートが故障や他の条
件のために利用不能のこともある)。マトリクス・コン
トローラは、接続可能であると判断したならば、接続を
形成し、そしてスイッチはその宛先へ接続要求パケット
を送る。
【0029】複数のスイッチを含む機構においては、2
つの装置間に多数の経路が可能である。これらのような
経路は、同じ組のスイッチ又は異なる組のスイッチにま
たがっていてもよい。例えば、図1では、装置DとCの
間のパスは、クロス・リンクL1又はクロス・リンクL
2のいずれを通っても可能である。一般的にこのような
機構では、所与のスイッチにおける複数のポートが同じ
宛先へのパスを提供することが可能である。参照文献1
のスイッチは、出力ポートすなわち目的とする宛先アド
レスをもつ装置が接続されているポートを選択するため
のマトリクス・コントローラ手段を含んでいる。多数の
経路が可能である多数のスイッチをもつ機構では、マト
リクス・コントローラのアドレス変換手段が、所与の宛
先のために可能な出力ポートの組を選択し、そしてこの
組から1つのポートを選択するために拡張される。これ
については以下に詳述する。
【0030】スイッチは、隣合うスイッチにより2つの
競合する要求が同じクロス・リンクへ割当てられること
を低減するための手段を含む。この機構内の各クロス・
リンクは、一方の方向への要求メッセージを、もう一方
の方向への要求メッセージよりも優先させる。個々のス
イッチにおける各クロス・リンクは、送信優先又は受信
優先のいずれかに規定されている。所与のクロス・リン
クは、あるスイッチについては送信優先でありかつ別の
スイッチについては受信優先である。例えば、図1で
は、クロス・リンクL1はスイッチSW1については送
信優先でありかつスイッチSW2については受信優先で
ある。あるクロス・リンクが送信優先であるか又は受信
優先であるかは、各ポートについての情報に記録され、
ポート選択のためにマトリクス・コントローラにより利
用される。例えば、送信優先又は受信優先は、ポート状
態テーブルのエントリ内のビットに記録することができ
る。これについては以下に詳述する。
【0031】所与のスイッチにおける及び特定の機構全
体にわたる、送信優先ポート及び受信優先ポートの分散
は、特定の機構の負荷に依存する。一般に、任意の2つ
のスイッチ間においては、いくつかのクロス・リンクが
一方のスイッチについて送信優先であり、そしていくつ
かは他方のスイッチについて受信優先である。クロス・
リンクへの送信優先と受信優先の割当ては、システム管
理機構又はコンピュータ・プログラムにより、任意に又
は既知のトラフィック分散(すなわち、各対のスイッチ
間のそれぞれの方向への接続要求伝送の割合)に基づい
て実行できる。割当てが決定されると、それらは既知の
いずれかの手段によりスイッチへ入れることができる。
例えば、参照文献1のスイッチ制御ユニットのようなメ
ンテナンス・プロセッサを、他の構成情報とともにこの
情報を入れるために利用することができる。
【0032】好適例では、各スイッチは、図2に示すよ
うにスイッチ番号と装置リンク・アドレスとからなる接
続要求パケット内の宛先リンク・アドレスを処理する。
スイッチ番号28は、宛先装置が接続されているスイッ
チを識別する。装置リンク・アドレス29は、宛先装置
を識別する。各スイッチは、固有のスイッチ番号の値を
割当てられ、そして特定のスイッチに直接接続される全
ての装置は、それらのリンク・アドレスの一部として同
じスイッチ番号値を有する。特定のスイッチ上のポート
に接続される全ての装置は、固有の装置リンク・アドレ
スの値を有する。しかしながら、異なるスイッチに接続
される2つの装置が、同じ装置リンク・アドレスの値を
有してもよい。なぜならそれらの装置は、スイッチ番号
と装置リンク・アドレスとの組合せにより区別されるか
らである。固有のスイッチ番号値の割当ては、構成管理
プログラムにより又はシステム管理機構により実行する
ことができる。スイッチ番号値は、例えばスイッチに取
付けられるメンテナンス・プロセッサを介するなどの既
知のいずれの手段によっても各スイッチに与えることが
できる。
【0033】第1のスイッチは、接続要求パケットを受
信すると、最初にそのパケット内のスイッチ番号を検査
する。パケット内のスイッチ番号がこのスイッチのスイ
ッチ番号と同じであれば、その宛先装置がこのスイッチ
上のポートに接続されていることを意味する。従ってこ
のスイッチは、参照文献1及び2に記載のように、接続
要求パケット内の装置リンク・アドレスに従って接続を
形成する。すなわち、目的の宛先に直接接続される。も
しパケット内のスイッチ番号が第1のスイッチのスイッ
チ番号と同じでなければ、スイッチはこのパケット内の
スイッチ番号に従って接続を形成する。すなわち、宛先
装置への経路上にある別のスイッチへ向うクロス・リン
クへつながるポートへ接続する。
【0034】目的とするいずれのビットの番号も、スイ
ッチ番号として及び装置リンク・アドレスとして用いる
ことができるものと解する。
【0035】所与の宛先スイッチ番号に基づいて出力ポ
ートを選択するために、マトリクス・コントローラは、
スイッチ番号をポート番号へ変換するアドレス変換手段
(例えば、テーブル)を備える。所与のスイッチ番号に
対する変換情報は、特定の宛先スイッチ番号により識別
されるスイッチ又はそのスイッチ番号へのパス上にある
スイッチのいずれかへ接続されるクロス・リンクへつな
がる各ポートを識別する。変換情報はまたポート状態テ
ーブルも含み、その中には、各ポートについてそのポー
トが送信優先であるか受信優先であるか(優先方向ビッ
ト)、新たな接続を受入れ可能であるか(接続状態ビッ
ト)、及び動作中であるか(動作状態ビット)等の状態
情報が入っている。
【0036】図6及び図7は、このプロセスを示してい
る。図6は、スイッチ番号からポート番号への変換テー
ブル及びこの例が適用される機構を示す。この機構は4
つの互いに接続されたスイッチSW3、SW4、SW5
及びSW6からなる。SW3は、5つのクロス・リンク
に接続されている。SW3のポートp10及びp11
は、他端がSW4へ接続されたクロス・リンクへ接続さ
れている。SW3のp13、p14及びp15は、他端
がSW6へ接続されたクロス・リンクへ接続されてい
る。SW4は、他端がSW5に接続されたさらに2つの
クロス・リンクに接続されている。SW3の変換テーブ
ル300は図6に示されている。この中には、他のスイ
ッチ(SW4、SW5及びSW6)のそれぞれについて
のエントリがある。特定のスイッチについてのエントリ
内容は、その特定のスイッチへパケットを送ることがで
きるクロス・リンクに接続された全てのポートのポート
番号の組である。図6のテーブルに示されたように、S
W3は、SW4へパケットを送るためにポートp10及
びp11を用いることができる。SW3はさらに、SW
5へパケットを送るためにもポートp10及びp11を
用いることができる。すなわち、そのようなパケットは
SW4を介して送られる。SW3は、SW6へパケット
を送るためにポートp13、p14及びp15を用いる
ことができる。SW4、SW5、及びSW6も同様のテ
ーブルを有することは自明であろう。
【0037】図7は、図6のSW3のポート状態テーブ
ルの一部400であり、このテーブルの3つの状態ビッ
トの定義を含む。この例では、p13及びp15が送信
優先であり、p14が受信優先である。優先方向は、p
13及びp15からSW6のポートへの伝送である。ポ
ートp13及びp14は、新たな接続のために利用可能
である。ポートp15は、既に接続されている。ポート
p13、p14及びp15は動作中である。ポートp6
は受信優先であり接続されていないが、動作中ではない
ためパケットの送信であれ受信であれ用いることができ
ない。
【0038】スイッチが、宛先リンク・アドレスが自身
のスイッチ番号以外のスイッチ番号をもつような接続要
求を受信した場合、当該スイッチのマトリクス・コント
ローラは、指定された宛先スイッチ番号をもつスイッチ
へのパス上にあるクロス・リンクへ接続された全てのポ
ートを識別する。そのために、スイッチ番号からポート
番号への変換テーブルを用いる。当該スイッチは、各識
別されたポートについてポート状態テーブルの接続状態
ビット及び動作状態ビットを用いて、これらのポートの
いずれが新たな接続形成のために利用可能であるかを判
断する。それからさらに、利用可能と識別された各ポー
トについてポート状態テーブルの優先方向ビットをもち
いて、利用可能なポートのそれぞれが送信優先であるか
受信優先であるかを判断する。もし送信優先ポートが利
用可能であるならば、マトリクス・コントローラはその
ポートへの接続を行う。利用可能でない場合は、受信優
先ポートへの接続を行う。可能なポートが利用できない
場合は、当該スイッチは接続要求に対してポート・ビジ
ー(ブロックされた)を示す拒絶により応答する。
【0039】図1では、ポート選択プロセスの例は以下
のとおりである。装置Aは、接続要求パケットを装置C
へ送る。図2に示されたように、パケットの宛先アドレ
スは、宛先スイッチ番号の値2及び宛先装置リンク・ア
ドレスの値77からなる。これは装置Cに割当てられた
アドレスである。SW1は、宛先スイッチ番号(値2)
と自分自身のスイッチ番号(値1)とを比較する。2つ
のスイッチ番号は一致しないので、宛先装置は別のスイ
ッチへ接続されている。従ってSW1のマトリクス・コ
ントローラは、そのパケットの宛先スイッチ番号(値
2)を用いて送信優先ポートを、この図ではポートp1
を選択し、そして、装置Cへのパス上にある次のSW2
へ接続要求を送るためにそのポートp1への接続を行
う。接続要求パケットがSW2に到着すると、SW2
は、パケットの宛先スイッチ番号と自分自身のスイッチ
番号とを比較する。2つのスイッチ番号は一致するの
で、SW2のマトリクス・コントローラは、接続パケッ
ト内の宛先装置リンク・アドレス(値77)を用いて、
宛先装置が接続されているポート(この図ではp8)を
識別する。その後、SW2のコントローラは接続を行
い、接続要求パケットを装置Cへ送る。
【0040】再び、図1において、装置Dが装置Eへ接
続要求パケットを送るとする。図2に示されたように、
接続要求パケットの宛先アドレスは、値1の宛先スイッ
チ番号及び値79の宛先装置リンク・アドレスからな
る。これはSW1のポートに接続された装置Eを表して
いる。接続要求パケットの宛先スイッチ番号は、SW1
のスイッチ番号と一致するので、SW1のマトリクス・
コントローラは宛先装置リンク・アドレスを用いて速や
かにポートp5への接続を行い、それからSW1は接続
要求パケットをポートp5へ、そして装置Eへ送る。
【0041】図3及び図4は、各スイッチが、要求され
た接続を行うために用いるアルゴリズムを示す。前述の
ように各スイッチは、自分自身のローカルな情報のみを
用いて他の全てのスイッチとは独立に動作する。接続要
求がこの機構を進んでいくと、送信元装置から宛先装置
への経路に沿った各スイッチが順にこのアルゴリズムを
実行していく。
【0042】このアルゴリズムは、優先権を利用するこ
とにより、2つの装置が互いに接続しようとするような
場合についての競合を解消することができる。このアル
ゴリズムの目的における優先権の利用は、スイッチが2
つの要求パケットの情報を比較することにより2つの接
続要求のうちの1つを選択することを意味する。要求パ
ケット内のいずれのフィールドも、そのフィールドの内
容が2つの競合するパケット間で常に異なるものであれ
ば優先権インジケータとして用いることができる。例え
ば、より高い優先権をもつパケットは、より大きい送信
元アドレスの値をもつ方であるとしてもよい。
【0043】接続アルゴリズムについての以下の記述
は、「ペンディング(保留)接続(pending connectio
n)」という用語に関係する。参照文献1に示されるよ
うに、宛先装置が送信元装置へ接続要求の確認を送るま
では、接続が確立されたと見なされない。ペンディング
接続とは、接続要求パケットを宛先装置へ送るために形
成されたが、未だ宛先装置からの確認が受信されていな
い物理的な接続のことである。
【0044】接続アルゴリズムについての以下の記述
は、拒絶に関係する。拒絶メッセージは、図2に示すメ
ッセージ・パケットと類似のパケットに含まれる。リン
ク制御フィールド24は、当該パケットが拒絶メッセー
ジを含むことを示しており、フレーム開始デリミタ21
は新たな接続が形成されないことを示し、そしてフレー
ム終了デリミタ27は接続が切断されることを示す。情
報フィールド25は、拒絶理由コードを記述する情報を
含む。拒絶理由コードは、以下のスイッチ接続アルゴリ
ズムで用いられる。
【0045】ポート・ビジー(宛先ビジー):宛先装置
が既に他のいずれかの装置に接続されていることを示
す。
【0046】ポート・ビジー(宛先ビジー・対話2):
宛先装置が、第1の接続要求の送信元へ先行する接続要
求を送っていたために宛先がビジーであることを示す。
【0047】ポート・ビジー(衝突):隣合うスイッチ
からの両立しない接続要求による衝突のために宛先装置
に到達できないことを示す。この状況は、2つの隣合う
スイッチが両立しない接続要求を同じクロス・リンク上
に送ろうとする場合に生じる。すなわち、両立しない接
続要求のうちの1つは破棄される。直ぐに再試行が続け
られる。
【0048】ポート・ビジー(ブロック):パス上の2
つの隣合うスイッチ間に利用可能なクロス・リンクがな
いために宛先装置に到達できないことを示す。
【0049】図3の50において、第1のスイッチ上の
ポートがそのリンクから第1の接続要求パケットを受信
する。そのリンクは装置に接続されている場合もある
し、別のスイッチへのクロス・リンクである場合もあ
る。51及び52において、当該第1のスイッチのマト
リクス・コントローラは、第1の接続要求パケットの送
信元アドレス及び宛先アドレスのスイッチ番号を調べ
る。送信元及び宛先のスイッチ番号が双方とも第1のス
イッチのスイッチ番号と一致するならば、送信元装置と
宛先装置の双方とも第1のスイッチのポートに接続され
ており、そして第1のスイッチは、53において、送信
元及び宛先の双方の装置リンク・アドレスに基づいてこ
の接続要求を処理する。これについては、例えば、参照
文献1及び2等に示されている。その後、このアルゴリ
ズムは終了する。
【0050】52に戻って、もし宛先スイッチ番号は第
1のスイッチのスイッチ番号と一致するが、送信元スイ
ッチ番号が第1のスイッチのスイッチ番号と一致しない
場合は、送信元装置は異なるスイッチのポートに接続さ
れているが、宛先装置が第1のスイッチのポートへ接続
されている。この場合54において、マトリクス・コン
トローラが、その宛先ポートがビジーである(既に異な
る接続に参与している)か否かを判断する。もしその宛
先ポートがビジーでなければ、このスイッチは53にお
いて接続要求の処理を続行する。その後、このアルゴリ
ズムは終了する。
【0051】もしその宛先ポートがビジーであれば、5
5において第1のスイッチは、その宛先ポートに接続さ
れている装置から当該第1の接続要求を送った装置への
ペンディング接続(すなわち、先行する接続要求の結
果)があるためにその宛先ポートがビジーなのか否かを
検査する。もしそうでなければ、第1のスイッチは、第
1の接続要求を送った装置に対してポート・ビジー(宛
先ビジー)を示す拒絶を送る。それによって、第1のス
イッチと送信元装置との間にある他のスイッチを通った
第1の接続要求により形成されたいずれのペンディング
接続も切断される。その後、このアルゴリズムは終了す
る。
【0052】もし、当該宛先装置から第1の接続要求の
送信元装置へのペンディング接続があるならば、このス
イッチは57において、第1の接続要求の送信元と宛先
の優先権を比較する。もし送信元装置の優先度の方が、
宛先装置の優先度よりも低ければ、スイッチは59にお
いて、送信元装置に対してポート・ビジー(宛先ビジー
・対話2)を示す拒絶を送る。それによって、第1のス
イッチと送信元装置との間にある他のスイッチを通った
第1の接続要求により形成されたいずれのペンディング
接続も切断される。その後、このアルゴリズムは終了す
る。
【0053】57において、もし送信元装置の優先度の
方が、宛先装置の優先度よりも高ければ、スイッチは5
8において、先行する接続要求により形成されたペンデ
ィング接続が、このアルゴリズムを実行し70において
拒絶を出した異なるスイッチからの拒絶メッセージによ
り切断されるのを待つ。これについては後述する。当該
ペンディング接続が切断されると、スイッチは60にお
いて第1の接続要求を処理する。これについては、例え
ば、参照文献1及び2等に示されている。その後、この
アルゴリズムは終了する。
【0054】図3の51に戻って、第1の接続要求の宛
先スイッチ番号が、第1のスイッチのスイッチ番号と一
致しなければ、第1の接続要求の宛先装置は異なるスイ
ッチにある。第1のスイッチは、第1の接続要求を送る
べきクロス・リンクが接続されているポートを選択す
る。図4の61において、第1のスイッチのマトリクス
・コントローラは、宛先装置への経路上にあるクロス・
リンクに接続されたポートの組を前述の手段により判断
する。62において、マトリクス・コントローラは選択
されたポートの1つが新たな接続のために利用できる送
信優先ポートであるか否かを判断する。もしそうであれ
ば、マトリクス・コントローラは63において、第1の
接続要求が到着したポートから選択された送信優先ポー
トへの接続を行う。その後、スイッチは63において、
第1の接続要求を当該接続とクロス・リンクによって送
り、64において応答を待つ。この応答が到着すれば、
スイッチは71へ進む。これについては後述する。
【0055】62において、利用可能な選択されたポー
トのいずれもが送信優先でない場合、マトリクス・コン
トローラは65において、受信優先ポートが利用可能で
あるか否かを判断する。もし受信優先ポートが利用可能
であれば、スイッチは、第1位の接続要求が到着したポ
ートから当該選択された受信優先ポートへの接続を行
う。そして、スイッチは63において、第1の接続要求
を当該接続とクロス・リンクによって送り、64におい
て応答を待つ。この応答が到着すれば、スイッチは71
へ進む。これについては後述する。
【0056】もし65において選択されたポートのいず
れもが利用できないならば、第1のスイッチは66にお
いて、第1の接続要求の宛先装置からこの要求の送信元
装置への先行する接続要求の結果であるペンディング接
続があるか否かを検査する。もしなければ、68におい
てスイッチはポート・ビジー(ブロッキング)を示す拒
絶をこの送信元装置へ送り、そしてアルゴリズムは終了
する。
【0057】66に戻って、もし第1の接続要求の宛先
装置からこの要求の送信元装置へのペンディング接続が
ある場合、スイッチは、第1の接続要求の送信元装置と
宛先装置の優先度を比較する。もし、送信元装置の優先
度が宛先装置の優先度よりも低ければ、スイッチは70
において、ポート・ビジー(宛先ビジー・対話2)を示
す拒絶をこの要求の送信元装置へ送る。これによって、
第1のスイッチと送信元装置との間に第1の接続要求に
より形成されたいずれのペンディング接続も切断され
る。その後、アルゴリズムは終了する。
【0058】もし67において送信元装置が宛先装置よ
りも優先度が高ければ、スイッチは、上記の59におい
て同じアルゴリズムを実行中の別のスイッチにより出さ
れる拒絶によってこのペンディング接続が切断されるの
を待つ。その後、スイッチは61へ戻り、第1の接続要
求により要求された接続を形成するために適切なポート
を再び選択しようと試行する。
【0059】前述のように、63において第1のスイッ
チが、62及び65で選択されたポートへ無事に接続を
行うと、第1のスイッチは64で応答を待つ。図5の7
1において、第1のスイッチはその応答を検査する。も
しその応答がポート・ビジー(宛先ビジー・対話2)を
示す拒絶であれば、第1のスイッチはその応答を送信元
装置へ送り、それによって送信元装置と第1のスイッチ
との間にあるいずれのスイッチにおいても第1の接続要
求が通過したことで形成されたペンディング接続が切断
される。
【0060】71における応答が第2の接続要求であれ
ば、スイッチは74において、第2の接続要求の宛先装
置が第1の接続要求の送信元装置と同じであるか否かを
検査する。もし同じであれば、第1のスイッチは参照文
献1に記載のように、第2の接続要求を75において処
理する。そしてこのアルゴリズムは終了する。
【0061】もし74において第2の接続要求の宛先装
置が第1の接続要求の送信元装置と同じでなければ、7
6において第1のスイッチは、第1接続要求に対して選
択されたポートの優先方向を調べる。もしそのポートが
送信優先ポートであれば、第1のスイッチは77におい
て第2の接続要求を破棄し、そして78において第2の
接続要求の送信元装置へポート・ビジー(衝突)を示す
拒絶を送る。それによって、第2の接続要求の送信元装
置と第1のスイッチとの間あるいずれのスイッチにおい
ても第2の接続要求が通過したことで形成されたペンデ
ィング接続が切断される。そしてこのアルゴリズムは終
了する。
【0062】もし76において、ポートが受信優先ポー
トであれば、79において第1のスイッチは、78にお
いて同じアルゴリズムを実行中の別のスイッチにより形
成された第1の接続要求に応答する拒絶を待つ。80に
おいて第1のスイッチは、受信した応答を第1の接続要
求の送信元装置へ送る。それによって、第1のスイッチ
と送信元装置との間あるいずれのスイッチにおいても第
1の接続要求が通過したことで形成されたペンディング
接続が切断される。81において第1のスイッチは、6
1へ戻って前述の手順を踏むことによって第2の接続要
求により要求された接続を形成しようとする。
【0063】もし71における応答が、確認又は上記以
外のいずれかの拒絶等、他の応答であれば、73におい
て第1のスイッチは第1の接続要求の処理を終了する。
そしてこのアルゴリズムは終る。
【0064】もし第1の接続要求を送った装置が、上記
の拒絶理由コードの1つを含む拒絶メッセージを応答と
して受取ったならば、それに対して次のように動作す
る。すなわち、もしその拒絶理由コードがポート・ビジ
ー(宛先ビジー)であれば、この装置は、後刻、第1の
接続要求を再送することもある。もしこの拒絶理由コー
ドがポート・ビジー(宛先・ビジー・対話2)であれ
ば、この装置は、第1の接続要求の宛先装置によりこの
装置へ送られた第2の接続要求を待つ。それからこの装
置は、第1の接続要求を再送することもあるし再送しな
いこともある。いずれの動作も本発明に従って行われ
る。もし拒絶理由コードがポート・ビジー(衝突)であ
れば、この装置は第1の接続要求を再送することもある
し再送しないこともある。いずれの動作も本発明に従っ
て行われる。もし拒絶理由コードがポート・ビジー(ブ
ロッキング)であれば、この装置は速やかに第1の接続
要求を再送することもあるし再送しないこともある。も
しこの装置が第1の接続要求を再送する場合は、この装
置が複数の独立したスイッチへ接続されているなら異な
るスイッチを介して要求を再送する方が好ましい。以上
のいずれの動作も本発明に従って行われる。
【0065】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0066】(1)クロス・リンクにより相互接続され
た複数の動的スイッチを有し、接続要求パケットを伝送
することにより接続が形成されるスイッチング・システ
ムにおいて、該接続要求パケットのうちの2つが同時に
該クロス・リンクのうちの同じクロス・リンクを通り異
なる方向へ伝送される際にリブロックを回避しかつ競合
条件の発生を低減するための方法であって、初期に前記
クロス・リンクのそれぞれに対して優先方向を割当てる
ステップと、もし前記クロス・リンクの優先方向が利用
可能であれば、該クロス・リンクの優先方向に前記接続
要求パケットのそれぞれを経路指定するステップとを含
むリブロック回避及び競合条件低減のための方法。 (2)前記各スイッチから選択された宛先装置へ前記接
続要求パケットを伝送するために利用できる該各スイッ
チのテーブルが、該各スイッチのポートを識別する上記
(1)に記載の方法。 (3)前記テーブルが、前記各ポートを送信優先ポー
ト、受信優先ポートもしくは同等であると識別し、前記
各スイッチに関連する送信優先クロス・リンクとして又
は受信優先クロス・リンクとして前記ポートの対応する
1つに接続された各対応するクロス・リンクを識別する
上記(2)に記載の方法。 (4)前記接続要求パケットが、前記各スイッチ内のテ
ーブルのエントリに従って経路指定され、各エントリ
が、1又は複数の対応するポートを示し、該各ポートが
割当てられた優先方向をもつ前記クロス・リンクの1つ
に接続されることにより該接続要求パケットの対応する
それぞれを対応する宛先へ送ることができる上記(1)
に記載の方法。 (5)前記スイッチング・システムに接続された同じ対
の装置間における伝送を要求する一対の接続要求パケッ
トの1つに割当てられたエンドツーエンド優先権であっ
て、該一対のうちの1つの接続要求パケットが、前記ク
ロス・リンクの1つから前記システムの隣合うスイッチ
の対の間を送られる一方、もう1つの接続要求パケット
は、少なくとも、該1つの接続要求パケットのために形
成された該1つのクロスリンクを介した接続が切断され
るまで該隣合うスイッチ対の間のいずれのクロス・リン
ク上でも送られることがない上記(1)に記載の方法。 (6)クロス・リンクにより相互接続された複数の動的
スイッチを有し、接続要求パケットを伝送することによ
り接続が形成されるスイッチング・システムにおいて、
該接続要求パケットのうちの2つが同時に該クロス・リ
ンクのうちの同じクロス・リンクを通り異なる方向へ伝
送される際にリブロックを回避しかつ競合条件の発生を
低減するための方法であって、初期に前記クロス・リン
クのそれぞれに対して優先方向を割当てるステップと、
もし前記クロス・リンクの優先方向が利用可能であれ
ば、該クロス・リンクの優先方向に前記接続要求パケッ
トのそれぞれを経路指定するステップと、もし前記クロ
ス・リンクの優先方向が使用不能であれば、非優先方向
へ前記各接続要求パケットを経路指定するステップと、
前記2つの接続要求パケットの1つが前記同じリンク上
を該リンクの非優先方向に伝送され、前記2つの接続要
求パケットの別の1つが該同じリンク上をそれとは反対
の方向に伝送され、かつこれら2つの接続要求パケット
は両立しない場合、該2つの要求パケットのうちの1つ
に応答して、該1つの接続要求パケットが形成されない
ことを示す応答パケットを伝送するステップとを含むリ
ブロック回避及び競合条件低減のための方法。 (7)クロス・リンクにより相互接続された複数の動的
スイッチを有し、接続要求パケットを伝送することによ
り接続が形成されるスイッチング・システムにおいて、
該接続要求パケットのうちの2つが同時に該クロス・リ
ンクのうちの同じクロス・リンクを通り異なる方向へ伝
送される際にリブロックを回避しかつ競合条件の発生を
低減するための装置であって、初期に前記クロス・リン
クのそれぞれに対して優先方向を割当てる手段と、もし
前記クロス・リンクの優先方向が利用可能であれば、該
クロス・リンクの優先方向に前記接続要求パケットのそ
れぞれを経路指定する手段とを含むリブロック回避及び
競合条件低減のための装置。 (8)クロス・リンクにより相互接続された複数の動的
スイッチを有し、接続要求パケットを伝送することによ
り接続が形成されるスイッチング・システムにおいて、
該接続要求パケットのうちの2つが同時に該クロス・リ
ンクのうちの同じクロス・リンクを通り異なる方向へ伝
送される際にリブロックを回避しかつ競合条件の発生を
低減するための装置であって、初期に前記クロス・リン
クのそれぞれに対して優先方向を割当てる手段と、もし
前記クロス・リンクの優先方向が利用可能であれば、該
クロス・リンクの優先方向に前記接続要求パケットのそ
れぞれを経路指定する手段と、もし前記クロス・リンク
の優先方向が使用不能であれば、非優先方向へ前記各接
続要求パケットを経路指定する手段と、前記2つの接続
要求パケットの1つが前記同じリンク上を該リンクの非
優先方向に伝送され、前記2つの接続要求パケットの別
の1つが該同じリンク上をそれとは反対の方向に伝送さ
れ、かつこれら2つの接続要求パケットは両立しない場
合、該2つの要求パケットのうちの1つに応答して、該
1つの接続要求パケットが形成されないことを示す応答
パケットを伝送する手段とを含むリブロック回避及び競
合条件低減のための装置。
【0067】
【発明の効果】本願の上述の特徴的な構成により、スイ
ッチング機構を通る接続要求の許可と拒否を効率的に制
御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つのスイッチをもつ機構により相互接続され
たいくつかの装置を示す図である。
【図2】メッセージ・パケットの図及び送信元アドレス
又は宛先アドレスのスイッチ番号と装置リンク・アドレ
スへの分割の図である。
【図3】接続アルゴリズムの流れ図である。
【図4】接続アルゴリズムの流れ図である。
【図5】接続アルゴリズムの流れ図である。
【図6】スイッチ番号からポート番号への変換テーブル
の構成図である。
【図7】ポート状態テーブルの構成図である。
【符号の説明】
L1、L2 クロス・リンク 17、18、19、20 全二重リンク p3、p4、p5、p6、p7、p8、p9 スイッチ
・ポート SW1、SW2 クロスバー・スイッチ 21 フレーム開始フィールド 22 宛先アドレス 23 送信元アドレス 24 リンク制御フィールド 25 情報フィールド 28 スイッチ番号 29 装置リンク・アドレス 77、79 装置リンク・アドレス
フロントページの続き (72)発明者 マーチン・ウィリアム・サックス アメリカ合衆国06880、コネチカット州、 ウェストポート、ワーノック・ドライブ 28 (56)参考文献 特開 昭62−51395(JP,A) 特開 平2−244998(JP,A) 特開 平4−30693(JP,A) 特開 昭51−62908(JP,A) 特開 昭62−250791(JP,A) 特開 平3−174893(JP,A) 特開 平5−145624(JP,A) 特開 平4−49758(JP,A) 特開 平2−36692(JP,A) 特開 昭59−221060(JP,A) 特開 昭59−196658(JP,A) 特開 昭59−186459(JP,A) 特開 昭56−117466(JP,A) 特開 昭52−133711(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロス・リンクにより相互接続された複数
    のスイッチを有し、接続要求パケットを伝送することに
    より接続が形成されるスイッチング・システムにおい
    て、該接続要求パケットのうちの2つが同時に該クロス
    ・リンクのうちの同じクロス・リンクを通り異なる方向
    へ伝送される際にリブロックを回避しかつ競合条件の発
    生を低減するための方法であって、 初期に前記クロス・リンクのそれぞれに対して優先方向
    を割当てるステップと、 隣り合うスイッチから第1の接続要求パケットを受け取
    った宛先スイッチにおいて、該第1の接続要求パケット
    の送信元が別のスイッチであるとき、該接続要求パケッ
    トを宛先装置に経路指定するステップと、 前記第1の接続要求パケットを前記宛先装置に伝送でき
    ない場合、第2の接続要求パケットによる前記第1の接
    続要求パケットの宛先装置から前記第1の接続要求パケ
    ットの送信元へのペンディング接続があるかどうかを前
    記宛先スイッチにおいて判定するステップと、 前記ペンディング接続がない場合、前記宛先スイッチか
    ら前記第1の接続要求パケットの送信元に接続の拒絶を
    送信するステップと、 前記ペンディング接続があり、かつ前記第1の接続要求
    パケットの宛先優先度が前記第2の接続要求パケットの
    宛先優先度よりも低い場合、前記宛先スイッチから前記
    第1の接続要求パケットの送信元に接続の拒絶を送信す
    るステップと、 前記ペンディング接続があり、かつ前記第1の接続要求
    パケットの宛先優先度が前記第2の接続要求パケットの
    宛先優先度よりも高い場合、前記ペンディング接続が別
    のスイッチにより切断されるのを待つステップと、 とを含むリブロック回避及び競合条件低減のための方
    法。
  2. 【請求項2】前記各スイッチから選択された宛先装置へ
    前記接続要求パケットを伝送するために利用できる該各
    スイッチのテーブルが、該各スイッチのポートを識別す
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記テーブルが、前記各ポートを送信優先
    ポート、受信優先ポートもしくは同等であると識別し、
    前記各スイッチに関連する送信優先クロス・リンクとし
    て又は受信優先クロス・リンクとして前記ポートの対応
    する1つに接続された各対応するクロス・リンクを識別
    する請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記接続要求パケットが、前記各スイッチ
    内のテーブルのエントリに従って経路指定され、各エン
    トリが、1又は複数の対応するポートを示し、該各ポー
    トが割当てられた優先方向をもつ前記クロス・リンクの
    1つに接続されることにより該接続要求パケットの対応
    するそれぞれを対応する宛先へ送ることができる請求項
    1に記載の方法。
  5. 【請求項5】クロス・リンクにより相互接続された複数
    のスイッチを有し、接続要求パケットを伝送することに
    より接続が形成されるスイッチング・システムにおい
    て、該接続要求パケットのうちの2つが同時に該クロス
    ・リンクのうちの同じクロス・リンクを通り異なる方向
    へ伝送される際にリブロックを回避しかつ競合条件の発
    生を低減するための方法であって、 初期に前記クロス・リンクのそれぞれに対して優先方向
    を割当てるステップと、 送信元スイッチが宛先スイッチと同じでない場合、第1
    の接続要求パケットを受け取った前記スイッチにおい
    て、前記第1の接続要求パケットの宛先スイッチに接続
    された前記クロス・リンクの優先方向が利用可能であれ
    ば、該クロス・リンクの優先方向に前記接続要求パケッ
    トのそれぞれを経路指定するステップと、もし前記クロ
    ス・リンクの優先方向が使用不能であれば、第1の接続
    要求パケットを受け取った前記スイッチにおいて、前記
    接続要求パケットの宛先スイッチに接続された非優先方
    向のクロス・リンクへ前記各接続要求パケットを経路指
    定するステップと、 前記第1の接続要求パケットが前記クロス・リンク上を
    該リンクの非優先方向に伝送されるとき、前記第1の接
    続要求パケットを前記非優先方向に伝送できない場合、
    第2の接続要求パケットによる前記第1の接続要求パケ
    ットの宛先スイッチから前記第1の接続要求パケットの
    送信元へのペンディング接続があるかどうかを第1の接
    続要求パケットを受け取った前記スイッチにおいて判定
    するステップと、 前記ペンディング接続がない場合、第1の接続要求パケ
    ットを受け取った前記スイッチから前記第1の接続要求
    パケットの送信元に接続の拒絶を送信するステップと、 前記ペンディング接続があり、かつ前記第1の接続要求
    パケットの宛先優先度が前記第2の接続要求パケットの
    宛先優先度よりも低い場合、第1の接続要求パケットを
    受け取った前記スイッチから前記第1の接続要求パケッ
    トの送信元に接続の拒絶を送信するステップと、 前記ペンディング接続があり、かつ前記第1の接続要求
    パケットの宛先優先度が前記第2の接続要求パケットの
    宛先優先度よりも高い場合、前記ペンディング接続が別
    のスイッチにより切断されるのを待つステップと、 を含むリブロック回避及び競合条件低減のための方法。
  6. 【請求項6】クロス・リンクにより相互接続された複数
    のスイッチを有し、接続要求パケットを伝送することに
    より接続が形成されるスイッチング・システムにおい
    て、該接続要求パケットのうちの2つが同時に該クロス
    ・リンクのうちの同じクロス・リンクを通り異なる方向
    へ伝送される際にリブロックを回避しかつ競合条件の発
    生を低減するための装置であって、 初期に前記クロス・リンクのそれぞれに対して優先方向
    を割当てる手段と、 隣り合うスイッチから第1の接続要求パケットを受け取
    った宛先スイッチにおいて、該第1の接続要求パケット
    の送信元が別のスイッチであるとき、該接続要求パケッ
    トを宛先装置に経路指定する手段と、 前記第1の接続要求パケットを前記宛先装置に伝送でき
    ない場合、第2の接続要求パケットによる前記第1の接
    続要求パケットの宛先装置から前記第1の接続要求パケ
    ットの送信元へのペンディング接続があるかどうかを前
    記宛先スイッチにおいて判定する手段と、 前記ペンディング接続がない場合、前記宛先スイッチか
    ら前記第1の接続要求パケットの送信元に接続の拒絶を
    送信する手段と、 前記ペンディング接続があり、かつ前記第1の接続要求
    パケットの宛先優先度が前記第2の接続要求パケットの
    宛先優先度よりも低い場合、前記宛先スイッチから前記
    第1の接続要求パケットの送信元に接続の拒絶を送信す
    る手段と、 前記ペンディング接続があり、かつ前記第1の接続要求
    パケットの宛先優先度が前記第2の接続要求パケットの
    宛先優先度よりも高い場合、前記ペンディング接続が別
    のスイッチにより切断されるのを待つ手段と、 とを含むリブロック回避及び競合条件低減のための装
    置。
  7. 【請求項7】クロス・リンクにより相互接続された複数
    のスイッチを有し、接続要求パケットを伝送することに
    より接続が形成されるスイッチング・システムにおい
    て、該接続要求パケットのうちの2つが同時に該クロス
    ・リンクのうちの同じクロス・リンクを通り異なる方向
    へ伝送される際にリブロックを回避しかつ競合条件の発
    生を低減するための装置であって、 初期に前記クロス・リンクのそれぞれに対して優先方向
    を割当てる手段と、 送信元スイッチが宛先スイッチと同じでない場合、第1
    の接続要求パケットを受け取った前記スイッチにおい
    て、前記第1の接続要求パケットの宛先スイッチに接続
    された前記クロス・リンクの優先方向が利用可能であれ
    ば、該クロス・リンクの優先方向に前記接続要求パケッ
    トのそれぞれを経路指定する手段と、 もし前記クロス・リンクの優先方向が使用不能であれ
    ば、第1の接続要求パケットを受け取った前記スイッチ
    において、前記接続要求パケットの宛先スイッチに接続
    された非優先方向のクロス・リンクへ前記各接続要求パ
    ケットを経路指定する手段と、 前記第1の接続要求パケットが前記クロス・リンク上を
    該リンクの非優先方向に伝送されるとき、前記第1の接
    続要求パケットを前記非優先方向に伝送できない場合、
    第2の接続要求パケットによる前記第1の接続要求パケ
    ットの宛先スイッチから前記第1の接続要求パケットの
    送信元へのペンディング接続があるかどうかを第1の接
    続要求パケットを受け取った前記スイッチにおいて判定
    する手段と、 前記ペンディング接続がない場合、第1の接続要求パケ
    ットを受け取った前記スイッチから前記第1の接続要求
    パケットの送信元に接続の拒絶を送信する手段と、 前記ペンディング接続があり、かつ前記第1の接続要求
    パケットの宛先優先度が前記第2の接続要求パケットの
    宛先優先度よりも低い場合、第1の接続要求パケットを
    受け取った前記スイッチから前記第1の接続要求パケッ
    トの送信元に接続の拒絶を送信する手段と、 前記ペンディング接続があり、かつ前記第1の接続要求
    パケットの宛先優先度が前記第2の接続要求パケットの
    宛先優先度よりも高い場合、前記ペンディング接続が別
    のスイッチにより切断されるのを待つ手段と、 を含むリブロック回避及び競合条件低減のための装置。
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