JP2001156822A - ハブ装置 - Google Patents

ハブ装置

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JP2001156822A
JP2001156822A JP33362499A JP33362499A JP2001156822A JP 2001156822 A JP2001156822 A JP 2001156822A JP 33362499 A JP33362499 A JP 33362499A JP 33362499 A JP33362499 A JP 33362499A JP 2001156822 A JP2001156822 A JP 2001156822A
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JP
Japan
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bus
data
port
transmission speed
automatic recognition
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JP33362499A
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Shoichi Morimoto
昌一 森本
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに異なる伝送速度を有するノード間のデ
ータ転送のレスポンスの低下を低コストで低減するハブ
装置を提供する。 【解決手段】 第1〜第8のポート231〜238に対応
する第1〜第8の自動認識部251〜258で、各ポート
に接続されるノードの伝送速度が認識される。第1ある
いは第2のバス切替部261、262では、複数のポート
から入力されたデータを、各自動認識部で認識された伝
送速度に対応した10Mbpsバス群21あるいは10
0Mbpsバス群22に送出する。各バス切替部に接続
される自動認識部が、このデータと同じ伝送速度の場
合、バス群群21、22を介さずそのまま対応する自動
認識部に対して送出する。バス群21、22に送出され
たデータは、他のバス切替部に転送されるとともに、ブ
リッジ回路24で異なる伝送速度のバスに渡され、各バ
ス切替部において対応する自動認識部に転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハブ装置に係わ
り、詳細には伝送速度の異なる複数のノード間で送受信
される転送データを分配するハブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスや建物内といったある一定の範
囲の地域に分散設置された各種コンピュータを結び、コ
ンピュータ資源の共有化やその他高度なサービスの提供
を実現するローカルエリアネットワーク(Local Area N
etwork:LAN)を構築する技術として代表的なもの
に、イーサネット(Ethernet)技術がある。イーサネッ
ト技術では、1本の伝送媒体に対して多数のコンピュー
タ等それぞれ識別可能なノードがバス接続され、転送デ
ータが例えばパケットで送られる。イーサネット技術で
構築されたLAN同士は、バックボーンを介し互いに接
続されることで、より高度な通信サービスの提供を実現
する。
【0003】このようなイーサネット技術によるLAN
の接続形態として、ハブ装置としてのイーサネットハブ
によって、コンピュータ等の各種ノードがスター状に接
続されることが多い。この場合、伝送媒体としてのケー
ブルの敷設が容易でネットワーク構成を容易に変更でき
る点から、イーサネットハブと各種ノード間は、伝送媒
体として米国電気電子学会(Institute of Electrical
and Electronics Engineers:IEEE)802.3で
規格化された10BASE−Tと呼ばれるツイスト・ペ
ア・ケーブルで接続される。イーサネットハブは、バッ
クボーンへのインターフェースとしての役割を有する。
このイーサネットハブは、一般的に複数のポートを備
え、それぞれノードが接続され、バックボーンからのデ
ータやあるポートからのデータをその他のポートに接続
されたノードに転送する分配機能を有することを特徴と
する。
【0004】ところで近年のコンピュータの高性能化や
マルチメディア志向などがあいまって、これまでの伝送
速度10Mビット毎秒(bps)の10BASE−Tよ
りも高い伝送速度が要求されている。そこで、10BA
SE−Tとの接続性に優れ100Mbpsの伝送速度を
有する100BASE−TXへ移行しつつあり、現在ネ
ットワーク内では、10BASE−Tを介し10Mbp
sのデータ伝送と、100BASE−TXを介し100
Mbpsのデータ伝送とが混在している場合がある。
【0005】従来のイーサネットハブでは、複数備える
ポートのうち1つでも10BASE−Tを介したノード
が存在する場合、他のポートに対しても10Mbpsで
動作する。これに対して、10BASE−Tと100B
ASE−TXを自動認識して、宛先となるノードに対し
てのみパケットが送信されるスイッチングハブを導入す
ることも可能である。しかしながら、制御が複雑になる
とともにコスト面で問題がある。
【0006】そこで、複数のポートに10BASE−T
と100BASE−TXのノードを混在させることがで
きるイーサネットハブに関する技術が種々提案されてい
る。例えば特開平9−162918号公報「リピーティ
ングハブ」には、互いに異なる伝送速度ごとにバスを設
け、ブリッジ回路で伝送速度の異なるバス上のデータの
受け渡しを行うようにしたイーサネットハブに関する技
術が開示されている。
【0007】図6は、この特開平9−162918号公
報に開示された技術を適用したイーサネットハブの構成
の概要を表わしたものである。このイーサネットハブ1
0は、10Mbpsでデータ伝送する10Mbpsバス
11と、100Mbpsでデータ伝送する100Mbp
sバス12と、10BASE−Tおよび100BASE
−TXのいずれも接続可能な第1〜第6のポート131
〜136と、10Mpbsバス11上のデータをリピー
ティングする10Mリピーティング部14と、100M
bpsバス12上のデータをリピーティングする100
Mリピーティング部15と、10Mリピーティング部1
4と100Mリピーティング部15との間でデータの受
け渡しを行うブリッジ回路16とを備えている。さら
に、このイーサネットハブ10には、第1〜第6のポー
ト131〜136それぞれに対応して、第1〜第6のスイ
ッチ171〜176を備えている。
【0008】第1〜第6のスイッチ171〜176は、そ
れぞれ第1〜第6のポート131〜136に接続されてい
る第1〜第6のノード181〜186の伝送速度をオート
ネゴシエーション機能で自動認識する。すなわち、第1
〜第6のノード181〜186が、10BASE−Tで接
続されているのか、100BASE−TXで接続されて
いるかを自動認識する。そして、その認識結果に基づい
て各ポートを、対応する伝送速度の10Mbpsバス1
1あるいは100Mbpsバス12のいずれかに接続さ
せる。
【0009】ここで、第1〜第3のノード181〜183
が10BASE−Tで接続され、第4〜第6のノード1
4〜186が100BASE−TXで接続されているも
のとする。これにより、第1〜第3のスイッチ171
173は、第1〜第3のノード181〜183の伝送速度
を識別し、第1〜第3のポート131〜133を10Mb
psバス11に接続させる。第4〜第6のスイッチ17
4〜176は、第4〜第6のノード184〜186の伝送速
度を識別し、第4〜第6のポート134〜136を100
Mbpsバス12に接続させる。
【0010】第1のノード181から第1のポート131
にデータが送信されると、第1のスイッチ171を介し
て10Mbpsバス11上に送出される。10Mbps
バス11上のデータは、第2および第3のスイッチ17
2、173と10Mリピーティング部14とに転送され
る。第2および第3のスイッチ172、173に渡された
転送データは、それぞれ第2および第3のポート1
2、133から、第2および第3のノード182、183
に送信される。一方、10Mリピーティング部14に渡
された転送データは、リピーティングされ、ブリッジ回
路16を介し100Mリピーティング部15により、1
00Mbpsバス12上に送出される。100Mbps
バス12上に送出されたデータは、第4〜第6のポート
134〜136から第4〜第6のノード184〜186に送
信される。このように、第1のノード181からの送信
データは、その他の全ノードである第2〜第6のノード
182〜186に対して分配される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来提案
された特開平9−162918号公報に開示された技術
を適用したイーサネットハブは、スイッチングハブと同
等の機能を、比較的安いコストで実現できるデュアルス
ピードハブとして複数のポートで内部バスの10Mbp
s、100Mbpsの帯域を共有する。このため、ノー
ド間で転送されるデータのトラフィックが少ない場合、
非常に有効である。しかし、実際には複数のポートに接
続される各ノード間で、互いにパケットが送受信されて
トラフィックが増加した場合、あるノードからの転送デ
ータがバスを使用できないといった事態が生じ、レスポ
ンスの低下を招くという問題がある。
【0012】そこで本発明の目的は、低コストで、互い
に異なる伝送速度を有するノード間のデータ転送のレス
ポンスの低下を低減するハブ装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)それぞれ第1あるいは第2の伝送速度でデー
タ転送するノードが接続される複数のポートと、(ロ)
第1の伝送速度のデータを伝送するための複数のバスか
らなる第1のバス群と、(ハ)第2の伝送速度のデータ
を伝送するための複数のバスからなる第2のバス群と、
(ニ)ポートに対応して配置され各ポートに接続された
ノードのデータ伝送速度を判別する判別手段と、(ホ)
この判別手段によってデータ伝送速度が第1の伝送速度
と判別されたポートと第1のバス群のいずれか1つのバ
スとを接続し、判別手段によってデータ伝送速度が第2
の伝送速度と判別されたポートと第2のバス群のいずれ
か1つのバスとを接続するバス切替手段と、(ヘ)この
バス切替手段によって接続された第1のバス群の各バス
上のデータと第2のバス群の各バス上のデータとを所定
の速度変換を行ってデータの受け渡しを行うブリッジ手
段とをハブ装置に具備させる。
【0014】すなわち請求項1記載の発明では、互いに
異なる伝送速度でデータ転送を行うノードが接続される
複数のポートに対し、伝送速度ごとに複数のバスからな
るバス群を設ける。ポートに対応して各ノードの伝送速
度を判別手段で判別させ、その結果に基づいて各ポート
とバス群の各バスとをバス切替手段により切替接続さ
せ、ブリッジ手段で伝送速度の違いに対応した速度変換
を行わせるようにしている。
【0015】請求項2記載の発明では、(イ)それぞれ
第1あるいは第2の伝送速度でデータ転送するノードが
接続される複数のポートと、(ロ)第1の伝送速度のデ
ータを伝送するための複数のバスからなる第1のバス群
と、(ハ)第2の伝送速度のデータを伝送するための複
数のバスからなる第2のバス群と、(ニ)ポートに対応
して配置され各ポートに接続されたノードのデータ伝送
速度を判別する判別手段と、(ホ)所定の数を単位とし
てポートを収容するとともに、第1および第2のバス群
に接続され、収容されるポートのうち判別手段によって
データ伝送速度が第1の伝送速度と判別されたポートと
第1のバス群のいずれか1つのバスとを接続し、収容さ
れるポートのうち判別手段によってデータ伝送速度が第
2の伝送速度と判別されたポートと第2のバス群のいず
れか1つのバスとを接続する1または複数のバス切替手
段と、(ヘ)バス切替手段によって接続された第1のバ
ス群の各バス上のデータと第2のバス群の各バス上のデ
ータとを所定の速度変換を行ってデータの受け渡しを行
うブリッジ手段と、(ト)バス切替手段に収容されてい
るポートの中で判別手段によって判別された伝送速度と
同じ伝送速度でデータ転送するノードが接続されたポー
ト間でデータ転送するデータ転送手段とをハブ装置に具
備させる。
【0016】すなわち請求項2記載の発明では、互いに
異なる伝送速度でデータ転送を行うノードが接続される
複数のポートに対し、所定数を単位ごとにポートを収容
するバス切替手段を設ける。また、伝送速度ごとに複数
のバスからなるバス群を設け、ポートに対応して各ノー
ドの伝送速度を判別手段で判別させ、その結果に基づい
て各ポートとバス群の各バスとをバス切替手段により切
替接続させ、ブリッジ手段で伝送速度の違いに対応した
速度変換を行わせるようにしている。さらにデータ転送
手段により、バス切替手段に収容されているポート間で
同じ伝送速度のノードが接続されているときには、バス
群を介さず直接データ転送させるようにしている。
【0017】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のハブ装置で、バス切替手段は、ポートと
第1あるいは第2のバス群のいずれか1つのバスとが接
続できないときポートからの転送データを保存する第1
の保存手段と、ポートとバスが接続できたとき第1の保
存手段に保存されたデータをバスに送出させる第1の送
出手段と、ポートが使用中のときポートへの転送データ
を保存する第2の保存手段と、ポートが使用中ではなく
なったとき第2の保存手段に保存されたデータをポート
に送出させる第2の送出手段とを備えていることを特徴
としている。
【0018】すなわち請求項3記載の発明では、第1お
よび第2の保存手段を設け、バスに接続できないとき、
ポートが使用中であるときに、それぞれ各ポートからの
データおよび各ポートに対するデータを保存させ、バス
に接続できるようになったとき、ポートが未使用になっ
たときに、それぞれ第1および第2の送出手段で保存し
たデータを送出させるようにしている。これにより、バ
スの使用効率を高めてレスポンスを向上させることがで
きる。
【0019】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載のハブ装置で、ブリッジ手段は、第1および第
2のバス群の各バスの空き状態をそれぞれ検出する第1
および第2の空きバス検出手段と、第1および第2の空
きバス検出手段によって空き状態が検出された第1およ
び第2のバス群のバス同士を接続するバス接続手段とを
備えていることを特徴としている。
【0020】すなわち請求項4記載の発明では、ブリッ
ジ手段に第1および第2の空きバス検出手段を設け、空
きバス状態のバス同士をバス接続手段で接続させるよう
にしたので、バス群を構成するバスの本数が多い場合、
各バス上に送出されたデータに応じて、他方の空き状態
のバスに対してデータの受け渡しをさせることができ、
バスの異常などでデータ転送ができないといった事態を
回避して信頼性を向上させることができる。
【0021】請求項5記載の発明では、請求項1〜請求
項4記載のハブ装置で、第1の伝送速度は10BASE
−Tケーブルによって伝送されるデータ伝送速度であっ
て、第2の伝送速度は100BASE−TXケーブルに
よって伝送されるデータ伝送速度であることを特徴とし
ている。
【0022】すなわち請求項5記載の発明では、既存の
10BASE−Tケーブルおよび100BASE−TX
ケーブルによる10Mbpsおよび100Mbpsのイ
ーサネット技術によるデータ転送に容易に適用させるこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
【0024】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の一実施例におけるハブ装
置としてのイーサネットハブの構成の概要を表わしたも
のである。本実施例におけるイーサネットハブ20は、
10Mbpsでデータ伝送する複数のバスからなる10
Mbpsバス群21と、100Mbpsでデータ伝送す
る複数のバスからなる100Mbpsバス群22と、1
0BASE−Tおよび100BASE−TXのいずれも
接続可能な第1〜第8のポート231〜238と、10M
bpsバス群21上のデータと100Mbpsバス群2
2上のデータとの受け渡しを行うブリッジ回路24とを
備えている。またこのイーサネットハブ20には、第1
〜第8のポート231〜238それぞれに対応して、第1
〜第8の自動認識部251〜258を備えている。さらに
イーサネットハブ20は、第1〜第8の自動認識部25
1〜258を10Mbpsバス群21および100Mbp
sバス群22のいずれか一方と接続するための第1およ
び第2のバス切替部261、262を備えている。第1〜
第8の自動認識部251〜258は、これらバス切替部2
1、262と、10Mbpsバス271〜278、100
Mbpsバス281〜288を介して接続されている。
【0026】ブリッジ回路24は、10Mbpsバス群
21と100Mbpsバス群22の各バスの空き状態を
検出して、互いに空き状態の10Mbpsバスと100
Mbpsバスとを接続し、異なる伝送速度で伝送される
バス上のデータの受け渡しを行うことができるようにな
っている。
【0027】第1〜第8の自動認識部251〜258は、
対応する第1〜第8のポート231〜238に接続される
ノードの伝送速度を認識し、その結果を第1あるいは第
2のバス切替部261、262に通知する。第1および第
2のバス切替部261、262は、第1〜第8の自動認識
部251〜258から通知されたノードの伝送速度に基づ
いて、第1〜第8の自動認識部251〜258それぞれを
10Mbpsバス群21を構成するバスあるいは100
Mbpsバス群22を構成するバスのいずれかと接続さ
せる。
【0028】このような本実施例におけるイーサネット
ハブ20は、あらかじめ第1〜第8のポート231〜2
8に対応する第1〜第8の自動認識部251〜25
8で、各ポートに接続されるノードの伝送速度が認識さ
れる。そして、これらポートのうち複数のポートから入
力されたデータは、それぞれ自動認識部を介して第1あ
るいは第2のバス切替部261、262に渡される。第1
あるいは第2のバス切替部261、262では、このデー
タを、各自動認識部で認識された伝送速度に対応した1
0Mbpsバス群21あるいは100Mbpsバス群2
2のいずれか1つのバスに送出する。また、バス切替部
に接続される複数の自動認識部で認識された伝送速度が
存在する場合、この転送されるデータを、10Mbps
バス群21、100Mbpsバス群22を介さずそのま
ま対応する自動認識部に対して送出する。10Mbps
バス群21あるいは100Mbpsバス群22のいずれ
か1つのバスに送出されたデータは、そのまま他のバス
切替部に転送されるとともに、ブリッジ回路24により
異なる伝送速度のバスに渡され、異なる伝送速度のデー
タとして再度バス切替部に転送される。ここで、ブリッ
ジ回路24によって渡されたバスの伝送速度と一致する
自動認識部に対して、データが転送される。また、各バ
ス切替部では、10Mbpsバス群21、100Mbp
sバス群22、第1〜第8の自動認識部251〜258
動作状況を監視し、動作中の場合にはバッファリングす
ることができるようになっている。
【0029】このように、複数のバス群を介して互いに
異なる伝送速度のデータをブリッジ回路24で受け渡し
するようにすることで、各ポートからデータが送信され
トラフィックが増加した場合であっても、レスポンスの
低下を大幅に軽減することを特徴とする。
【0030】以下、本実施例におけるイーサネット20
の要部について説明する。
【0031】ここで、説明の便宜上、10Mbpsバス
群21は、第1および第2の10Mbpsバス291
292とから構成され、100Mbpsバス群22は、
第1および第2の100Mbpsバス301、302とか
ら構成されているもとのする。したがって、第1のバス
切替部261は、バス311を介して10Mbpsバス2
1に、バス312を介して10Mbpsバス292に、
バス321を介して100Mbpsバス301に、バス3
2を介して100Mbpsバス302にそれぞれ接続さ
れる。第2のバス切替部262は、バス331を介して1
0Mbpsバス291に、バス332を介して10Mbp
sバス292に、バス341を介して100Mbpsバス
301に、バス342を介して100Mbpsバス302
にそれぞれ接続される。
【0032】すなわち、第1のバス切替部261は、第
1〜第4の自動認識部251〜254それぞれを第1およ
び第2の10Mbpsバス291、292、第1および第
2の100Mbpsバス301、302のいずれかに接続
させるものとする。第2のバス切替部262は、第5〜
第8の自動認識部255〜258それぞれを第1および第
2の10Mbpsバス291、292、第1および第2の
100Mbpsバス301、302のいずれかに接続させ
るものとする。
【0033】さらにまた、第1、第3および第5のポー
ト231、233、235には10BASE−Tノード3
1、352、353が接続され、第2および第6のポー
ト232、236には100BASE−TXノード3
1、362が接続されているものとする。また、第4、
第7および第8のポート234、237、238には、ノ
ードが接続されていないものとする。
【0034】図2は、本実施例におけるブリッジ回路2
4の構成要部の一例を表わしたものである。ただし、図
1と同一部分には同一符号を付している。このような本
実施例におけるブリッジ回路24は、第1および第2の
10Mbpsバス291、292からなる10Mbpsバ
ス群21と、第1および第2の100Mbpsバス30
1、302からなる100Mbpsバス群22とが接続さ
れ、互いのバス上のデータを受け渡しするバス接続部4
0と、10Mbpsバス群21の各バスについて使用さ
れているか否かを検出する第1のバス空き検出部411
と、100Mbpsバス群22の各バスについて使用さ
れているか否かを検出する第2のバス空き検出部412
とを備えている。
【0035】第1および第2のバス空き検出部411
412は、それぞれバス上にパケットデータが転送され
ているか否かを検出し、パケットデータが転送されてお
らず、かつ所定の空きデータが検出されたときをバスの
空き状態と判断し、その結果をバス接続部40に対して
通知する。バス接続部40は、ポートに接続される各ノ
ード間のデータ転送に先立って、第1および第2のバス
空き検出部411、412によって検出された空き状態の
バス上のデータに対して、互いに異なる伝送速度に起因
する伝送タイミング、プロトコルあるいは物理的な信号
レベルの違い等を吸収して伝送速度変換を行って、互い
のバス上のデータを受け渡しする。
【0036】各バス群がそれぞれ2本である図1のよう
なイーサネットハブの場合には10Mbpsバスと10
0Mbpsバスとは固定的にデータの受け渡しをするよ
うにしてもよい。しかし、バス群を構成するバスの本数
が多い場合、各バス上に送出されたデータに応じて、他
方の空き状態のバスに対してデータの受け渡しをさせる
ことで、バスの異常などでデータ転送ができないといっ
た事態を回避して信頼性を向上させることができる。
【0037】第1〜第8の自動認識部251〜258は、
それぞれ同様の構成をなしており、専用のICあるいは
ソフトウェア処理によって実現することができる。ソフ
トウェア処理の場合、第1〜第8の自動認識部251
258は、それぞれ図示しない中央処理装置(Cetral Pr
ocessing Unit:CPU)を有し、読み出し専用メモリ
(Read Only Memory:ROM)などの所定の記憶装置に
格納された制御プログラムにしたがって各種制御を実行
できるようになっている。
【0038】図3は、自動認識部におけるこのような記
憶装置に格納された伝送速度認識プログラムの一例を表
わしたものである。まず、自動認識部は、対応して接続
されているポートを監視し、新たにノードが接続された
か否かを判別する(ステップS50)。これは、例えば
接続されたノードあるいは自動認識部から、接続認証の
ための信号を送出し、これに対する応答があったか否か
で判別することができる。ステップS50で、新たにノ
ードが接続されたことが判別されたとき(ステップS5
0:Y)、オートネゴシエーション機能によりそのノー
ドの伝送速度を判別する(ステップS51)。このた
め、自動認識部では、複数の伝送速度に対応して所定の
信号パターンを、それぞれ異なるタイミングで送信し、
これに対する応答を認識することができるようになって
いる。正常な応答が認識されたとき、対応する伝送速度
として判別する。例えば、伝送速度の大きい方から順
に、これに対応した所定の信号パターンを送信し、正常
な応答がないとき、次に大きい伝送速度で再び信号パタ
ーンを送信する。このようにして、最終的に正常な応答
が認識される伝送速度を探す。
【0039】続いて、ステップS51で判別された伝送
速度に対応したバスを介して、自動認識部とバス切替部
とを接続し(ステップS52)、一連の伝送速度認識処
理を終了する(エンド)。例えば、第1の自動認識部2
1が、第1のポート231に接続された10BASE−
Tノード351を認識すると、第1のバス切替部261
は10Mbpsバス271を介して接続される。
【0040】ステップS50で、新たにノードが接続さ
れていないと判別されたとき(ステップS50:N)、
何ら処理することなく一連の処理を終了する(エン
ド)。
【0041】このようにしてバス切替部との接続が行わ
れると、自動認識部は各ポートに接続されたノードから
のデータ、あるいはノードへのデータの転送を行うこと
になる。
【0042】図4は、自動認識部によるデータ送受信処
理プログラムの一例を表わしたものである。自動認識部
では、バス切替部あるいはポートからのデータの受信を
監視し(ステップS60:N)、これを検出したとき
(ステップS60:Y)、そのデータが対応するポート
からのものであるか否かを判別する(ステップS6
1)。ステップS61で対応するポートからのものであ
ると判別されたとき(ステップS61:Y)、まず接続
されるバス切替部に対してデータ転送開始を通知し(ス
テップS62)、そのバス切替部に対してデータ転送す
る(ステップS63)。
【0043】一方、ステップS60で検出されたデータ
受信が、接続されるバス切替部からのものであると判別
されたとき(ステップS61:N)、対応するポートに
データ転送する(ステップS64)とともに、自動認識
部のデータ転送が空き状態になることを通知するため、
接続されるバス切替部に対してデータ転送終了を通知す
る(ステップS65)。
【0044】このように本実施例における自動認識部
は、対応するポートにノードが接続されているか否かを
判別し、ノードが接続されていると判別されたときには
ノードの伝送速度を判別して、対応する伝送速度のバス
を介してバス切替部と接続する。このように対応するポ
ートに接続されるノードの伝送速度を識別すると、ポー
トあるいはバス切替部からのデータを転送する。
【0045】図5は、本実施例における第1のバス切替
部261の構成要部を表わしたものである。ここでは、
第1のバス切替部261について説明するが、第2のバ
ス切替部262の構成および動作と同様である。ただ
し、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省
略する。本実施例における第1のバス切替部261は、
10Mbpsバス271および100Mbpsバス281
を介して第1の自動認識部251に接続される第1のイ
ンタフェース(Interface:以下、IFと略す。)選択
部701と、10Mbpsバス272および100Mbp
sバス282を介して第2の自動認識部252に接続され
る第2のIF選択部702と、10Mbpsバス273
よび100Mbpsバス283を介して第3の自動認識
部253に接続される第3のIF選択部703と、10M
bpsバス274および100Mbpsバス284を介し
て第4の自動認識部254に接続される第4のIF選択
部70 4とを備えている。
【0046】第1のIF選択部701は、第1の自動認
識部251によって認識された第1のポート231に接続
されるノードの伝送速度に対応して、10Mbpsバス
271と100Mbpsのバス281のうちいずれか一方
を選択して、第1の自動認識部251と接続する。第2
〜第4のIF選択部702〜704も同様に、対応するポ
ートにノードが接続されているときには、それぞれ第2
〜第4の自動認識部252〜254と接続する。
【0047】第1のIF選択部701に対応して、第1
の受信メモリ711および第1の送信メモリ721とが設
けられている。第1の受信メモリ711は、第1のポー
ト23 1から入力された転送データを一時的に保存す
る。第1の送信メモリ721は、第1のポート231に対
して出力される転送データを一時的に保存する。第2〜
第4のIF選択部702〜704についても同様に、第2
〜第4の受信メモリ712〜714および第2〜第4の送
信メモリ722〜724が設けられている。
【0048】さらに本実施例における第1のバス切替部
261は、第1〜第4のIF選択部701〜704がそれ
ぞれ10Mbps若しくは100Mbpsのどちらの伝
送速度で接続されているかを認識し、10Mbpsバス
291、292若しくは100Mbps301、302のう
ち未使用中のバスを選択して転送データを送受信するバ
ス選択部73を備えている。
【0049】このような構成の第1のバス切替部261
は、ポートから入力されたデータは、対応する自動認識
部で認識された伝送速度のバスを介してIF選択部に転
送される。その際、第2のバス切替部262に転送する
とともにブリッジ回路24で伝送速度の異なるノードへ
転送するため、自動認識部で認識された伝送速度のバス
311、312、321、322のうち未使用中としてバス
選択部73によって選択されたバスに送出する。さら
に、第1のバス切替部261に接続され、同じ伝送速度
のノードの他の自動認識部にも転送するため、一旦対応
する受信メモリに保存する。そして、他の自動認識部が
未使用中であれば、受信メモリから読み出してバス選択
部73を介して、この自動認識部に対応するIF選択部
に対して転送し、使用中であればこの自動認識部に対応
する送信メモリに転送する。送信メモリに転送したとき
は、対応するIF選択部にその旨を通知し、使用中であ
ったIF選択部の動作終了後この送信メモリから読み出
した転送データを、自動認識部に転送させる。
【0050】一方、バス311、312、321、322
介して入力されたデータは、同じ伝送速度のノードが接
続さているIF選択部が未使用中のときは、そのままバ
ス選択部から転送される。入力されたデータと同じ伝送
速度のノードが接続されているIF選択部が使用中のと
きは、送信メモリに転送して保存させ、自動認識部で行
われているデータ転送終了とともに通知されるデータ転
送終了通知にしたがって読み出されて、この自動認識部
に対して転送される。本実施例におけるイーサネットハ
ブでは、同一伝送路のバスが複数あることから、同時に
転送されてくる場合もある。その場合、あらかじめ定め
ておいた方のバスからのデータをIF選択部で選択し、
他方のバスからのデータは送信メモリに転送して保存さ
せる。
【0051】次に、このような要部構成の本実施例にお
けるイーサネットハブの動作について具体的に説明す
る。
【0052】第1の具体例は、第1のポート231に接
続される10BASE−Tノード351からデータが入
力され、他のポートに接続されるノードからは一切デー
タ入力がない場合である。これに先立って、図3で説明
したように第1〜第8の自動認識部251〜258は、そ
れぞれ対応するポートにノードが接続されているか否か
と、ノードが接続されている場合は10BASE−Tノ
ードか100BASE−TXノードかを認識し、それぞ
れ接続されるバス切替部のIF選択部に対してその認識
結果を通知する。例えば、第1の自動認識部251によ
ってあらかじめ第1のポート231に接続されているノ
ードは10Mbpsの10BASE−Tノードであるこ
とが認識されており、その認識結果は第1のバス切替部
261の第1のIF選択部701に通知されている。第1
のIF選択部701は、この通知を受けて10Mbps
バス271を介して第1の自動認識部251と接続する。
【0053】10BASE−Tノード351から入力さ
れたデータは、第1のポート231を経て、第1の自動
認識部251に転送される。第1の自動認識部251は、
図4に示すように第1のポート231からデータが入力
されると、データ転送開始を第1のバス切替部261
対して通知し、10Mbpsバス271を介して第1の
バス切替部261に対してデータを転送する。
【0054】第1のバス切替部261では、第1〜第4
のIF選択部701〜704より各ポートに接続されるノ
ードの伝送速度を認識している。第1の自動認識部25
1からのデータ転送開始を通知された第1のバス切替部
261は、まずバス311、312を介し10Mbpsバ
ス291、292の使用状況と、第2〜第4のIF選択部
702〜704のうち10Mbpsのノードが接続される
第3のIF選択部70 3に対応する第3の自動認識部2
3の動作状況とを確認する。10Mbpsバス291
292のいずれか一方が未使用のときはそのまま、第1
の自動認識部25 1からのデータを未使用のバスに送出
する。以下では、10Mbpsバス291が未使用であ
るとする。また、これと同時に、第3の自動認識部25
3は動作していないため、第1の自動認識部251からの
データを第3の自動認識部253に対して転送する。第
3の自動認識部253は、これを10BASE−Tノー
ド352に対して送信する。
【0055】第1のバス切替部261によって未使用の
バスに送出されたデータは、バス311を介し10Mb
psバス291上を転送され、バス331を介して第2の
バス切替部262に渡る。
【0056】第2のバス切替部262でも同様に、各ポ
ートに接続されるノードの伝送速度を認識しており、図
1では10Mbpsバス275を介して第5の自動認識
部255に転送する。
【0057】第5の自動認識部255は、図4に示した
ようにそのまま第5のポート235に転送し、10BA
SE−Tノード353に対して送信データとして転送す
る。その後、第5の自動認識部255の動作終了を示す
データ転送終了を第2のバス切替部262に対して通知
するが、ここでは送信バッファにはバッファリングされ
ていないので、その後の動作は行われない。
【0058】また、第1のバス切替部261によって未
使用のバスに送出されたデータは、第2のバス切替部2
2だけではなく、ブリッジ回路24にも転送される。
ブリッジ回路24は、あらかじめ100Mbpsバス群
22のバスの空き状態を認識しており、ここでは未使用
のバスとして100Mbpsバス301にデータが受け
渡される。この100Mbpsバス301上のデータ
は、バス321、341を介して第1および第2のバス切
替部261、262に転送される。
【0059】第1のバス切替部261は、第1の自動認
識部251以外は動作していないため、あらかじめ認識
している100BASE−TXノード361が接続され
る第2のポート232に対応した第2の自動認識部252
に対して、100Mbpsバス301からのデータを転
送する。第2の自動認識部252は、そのまま第2のポ
ート232を介して100BASE−TXノード361
転送する。
【0060】第2のバス切替部262は、第5〜第8の
自動認識部255〜258は動作していないため、あらか
じめ認識している100BASE−TXノード362
接続される第6のポート236に対応した第6の自動認
識部256に対して、100Mbpsバス301からのデ
ータを転送する。第6の自動認識部256は、そのまま
第6のポート236を介して100BASE−TXノー
ド362に転送する。
【0061】このように第1の具体例では、10BAS
E−Tノード351が接続された第1のポート231から
入力されたデータが、10BASE−Tノード352
35 3が接続された第3および第5のポート233、23
5と、100BASE−TXノード361、362が接続
された第2および第6のポート232、236に転送さ
れ、互いに伝送速度の異なるノードが接続されたポート
に対して転送される。
【0062】第2の具体例は、第1および第3のポート
231、233に接続される10BASE−Tノード35
1、352からデータが入力されている場合である。この
場合も、10BASE−Tノードからのデータ入力に先
立って、図3で説明したように第1〜第8の自動認識部
251〜258は、それぞれ対応するポートにノードが接
続されているか否かと、ノードが接続されている場合は
10BASE−Tノードか100BASE−TXノード
かを認識し、それぞれ接続されるバス切替部のIF選択
部に対してその認識結果を通知する。その結果、第1の
IF選択部70 1は、この通知を受けて10Mbpsバ
ス271を介して第1の自動認識部251と接続する。ま
た第3のIF選択部703は、この通知を受けて10M
bpsバス273を介して第3の自動認識部253と接続
する。
【0063】10BASE−Tノード351、352から
入力されたデータは、それぞれ第1および第3のポート
231、233を経て、第1および第3の自動認識部25
1、253に転送される。第1および第3の自動認識部2
1、253は、それぞれ図4に示すように対応するポー
トからデータが入力されると、データ転送開始を第1の
バス切替部261に対して通知する。そして、10Mb
psバス271、27 3を介して第1のバス切替部261
に対してそれぞれデータを転送する。
【0064】上述したように第1のバス切替部261
は、第1〜第4のIF選択部701〜704によって、各
ポートに接続されるノードの伝送速度が認識されてい
る。第1および第3の自動認識部251、253からのデ
ータ転送開始を通知された第1のバス切替部261は、
まずバス311、312を介し10Mbpsバス291
292の使用状況と、10Mbpsのノードが接続され
る第1および第3のIF選択部701、703に対応する
第1および第3の自動認識部251、253の動作状況と
を確認する。ここでは、第1および第3の自動認識部2
1、253は、ともにデータが入力されている間は、動
作中となる。
【0065】10Mbpsバス291、292のいずれか
一方が未使用のときは、あらかじめ決められた優先順位
にしたがって、例えば第1の自動認識部251からのデ
ータを未使用のバスに送出する。この場合、第3の自動
認識部253からのデータは、受信メモリに保存され、
10Mbpsバス291、292のうちバスの未使用が検
出され次第、そのバスに送出される。
【0066】以下では、10Mbpsバス291、292
がともに未使用であるとし、バス選択部73は、第1の
自動認識部251からのデータに対してバス311を介し
て接続された10Mbpsバス291を、第3の自動認
識部253からのデータに対してバス312を介して接続
された10Mbpsバス292を、それぞれ選択する。
またバス選択部73は、第1の自動認識部251からの
データを同じ伝送速度のノードが接続された第3の自動
認識部253に対して転送するため、第3の自動認識部
253からのデータを同じ伝送速度のノードが接続され
た第1の自動認識部251に対して転送するため、それ
ぞれの転送データを第1および第3の受信メモリ7
1、713に一旦保存する。保存終了後、まず第1の受
信メモリ711のデータを、バス311を介して10Mb
psバス291に、第3の受信メモリ713のデータを、
バス312を介して10Mbpsバス292に、それぞれ
送出させる。
【0067】第1のバス切替部261によってそれぞれ
10Mbpsバスに送出されたデータは、バス311
321を介し10Mbpsバス291、292上を転送さ
れ、バス331、332を介してそれぞれ第2のバス切替
部262に渡る。
【0068】第2のバス切替部262でも同様に、各ポ
ートに接続されるノードの伝送速度を認識しており、図
1では10Mbpsバス275を介して、あらかじめ決
められた優先順位にしたがってバス331を介して入力
されたデータを第5の自動認識部255に転送し、バス
332を介して入力されたデータを第5の自動認識部2
5に対応する第5の送信メモリに保存し、バス331
データの転送終了後に第5の送信メモリから読み出し
て、第3のポート233に接続されたノードからの転送
データとして転送する。
【0069】第5の自動認識部255は、図4に示した
ようにそのまま第5のポート235に転送し、10BA
SE−Tノード353に対して送信データとして転送す
る。その後、第5の自動認識部255の動作終了を示す
データ転送終了を第2のバス切替部262に対して通知
するが、この通知を受けたIF選択部では第5の送信メ
モリに保存していたデータを読み出して、第5の自動認
識部255に対して転送する。
【0070】また、第1のバス切替部261によってそ
れぞれ10Mbpsバスに送出されたデータは、第2の
バス切替部262だけではなく、ブリッジ回路24にも
転送される。ブリッジ回路24は、あらかじめ100M
bpsバス群22のバスの空き状態を認識しており、こ
こでは未使用のバスとして10Mbpsバス291上の
データは100Mbpsバス301に受け渡され、10
Mbpsバス292上のデータは100Mbpsバス3
2に受け渡されるものとする。この100Mbpsバ
ス301、302上のデータは、バス321、322、34
1、342を介して第1および第2のバス切替部261
262に転送される。
【0071】第1のバス切替部261は、あらかじめ第
2のポート232に対応した第2の自動認識部252に1
00BASE−TXノード361が接続されていること
を認識している。第1のバス切替部261では、第2の
自動認識部252が動作中ではないと確認されたとき、
あらかじめ決められた優先順位にしたがってバス321
からのデータを第2の自動認識部252に対して転送す
るとともに、バス322からのデータを第2の自動認識
部252の第2の送信メモリ722に一旦保存する。
【0072】第2のバス切替部262についても同様
に、あらかじめ第6のポート236に対応した第6の自
動認識部256に100BASE−TXノード362が接
続されていることを認識している。第2のバス切替部2
2では、第6の自動認識部256が動作中ではないと確
認されたとき、あらかじめ決められた優先順位にしたが
ってバス341からのデータを第6の自動認識部256
対して転送するとともに、バス342からのデータを第
6の自動認識部256の送信メモリに一旦保存する。
【0073】第2および第6の自動認識部252、256
は、それぞれバス321、341からのデータを、第2お
よび第6のポート232、236に接続されている100
BASE−TXノード361、362に転送する。転送終
了後、第2および第6の自動認識部252、256は、そ
れぞれ第1および第2のバス切替部261、262のIF
選択部に対して、データ転送終了を通知する。
【0074】これを受けたIF選択部では、それぞれ対
応する送信メモリに既に保存されているバス322、3
2からのデータを送出させる。すなわち、第2および
第6の自動認識部252、256は、次にバス322、3
2からのデータを、第2および第6のポート232、2
6に接続されている100BASE−TXノード3
1、362に転送することになる。また転送終了後は、
第2および第6の自動認識部252、256は、それぞれ
第1および第2のバス切替部261、262のIF選択部
に対して、データ転送終了を通知する。
【0075】第1のバス切替部261の第1および第3
の受信メモリ711、713に保存されている第1および
第3のポート231、233からのデータは、互いに転送
先となる第3および第1の自動認識部253、251が動
作中ではないことが確認されると、それぞれ受信メモリ
の保存データを対応する自動認識部に対して転送する。
【0076】以下では、上述した第2の具体例における
第1のバス切替部261の動作について図5を参照しな
がら説明する。
【0077】既に述べたように、バス選択部73は、各
自動認識部に対応するポートにノードが接続されている
か否かと、接続されている場合にノードの伝送速度と、
10Mbpsバス291、292および100Mbpsバ
ス301、302の空き状態とを認識している。これに基
づいて、バス選択部73は、第1の自動認識部251
らの10Mbpsのデータを送出するバス311と、第
3の自動認識部253からの10Mbpsのデータを送
出するバス312とを割り当てる。さらに、バス選択部
73の認識結果にしたがって、第1および第3のIF選
択部701、703は、それぞれ第1および第3のポート
231、233からのデータを、一旦第1および第3の受
信メモリ711、713に保存する。バス選択部73は、
第1および第3の受信メモリ711、713に保存された
データを割り当てたバス311、312に送出させる。
【0078】このとき、バス選択部73は、第1および
第3のIF選択部701、703が動作中か否かを監視し
ており、第1および第3のIF選択部701、703がと
もに動作していないとき、第1の受信メモリ711に保
存されているデータを第3のIF選択部703に、第3
の受信メモリ713に保存されているデータを第1のI
F選択部701に転送する。第1のIF選択部701が動
作中のとき、第3の受信メモリ713に保存されている
データは、第1の送信メモリ721に転送するととも
に、第1のIF選択部701に対してその旨を通知す
る。第1のIF選択部701は、その動作終了後、第1
の送信メモリ721に一旦保存されたデータを第1の自
動認識部251に対して送信する。
【0079】このようにして第2の具体例では、第1の
ポート231からのデータは、第2、3、5および6の
ポート232、233、235、236に接続された各ノー
ドに転送される。また、第3のポート233からのデー
タは、第1、2、5および6のポート231、232、2
5、236に接続された各ノードに転送される。
【0080】なお、本実施例におけるイーサネットハブ
は、内部の10Mbpsバスと100Mbpsバスを2
本ずつとして説明したが、これに限定されるものではな
い。3本以上の複数本とすることで、よりレスポンスの
低減を効果的に回避することが可能となる。
【0081】なおまた、本実施例におけるイーサネット
ハブでは、バス切替部を2つに分割していたが、これに
限定されるものではない。1または3以上であっても同
様の効果を得ることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、互いに異なる伝送速度を有する複数のバス上
のデータをブリッジ回路手段で受け渡しするようにする
ことで、各ポートからデータが送信されトラフィックが
増加した場合であっても、バスの帯域占有によるレスポ
ンスの低下を大幅に軽減することができる。
【0083】また請求項2記載の発明によれば、複数の
バスを介して互いに異なる伝送速度を有する転送データ
を受け渡しするとともに、収容されるポート内で同一伝
送速度同士のデータ転送はバスを介さずに直接行うよう
にしたので、さらにトラフィック増加時のバスの帯域占
有によるレスポンスの低下を効果的に軽減することがで
きるようになる。
【0084】さらに請求項3記載の発明によれば、バス
およびポートが使用不可のとき、転送データを保存し
て、使用可能となったときに改めてデータ転送を行わせ
るようにしたので、競合するバスの使用効率を高めてレ
スポンスを向上させることができる。
【0085】さらにまた請求項4記載の発明によれば、
ブリッジ手段に第1および第2の空きバス検出手段を設
け、空きバス状態のバス同士をバス接続手段で接続させ
るようにしたので、バス群を構成するバスの本数が多い
場合、各バス上に送出されたデータに応じて、他方の空
き状態のバスに対してデータの受け渡しをさせることが
でき、バスの異常などでデータ転送ができないといった
事態を回避して信頼性を向上させることができる。
【0086】さらに請求項5記載の発明によれば、既存
の10BASE−Tケーブルおよび100BASE−T
Xケーブルによる10Mbpsおよび100Mbpsの
イーサネット技術によるデータ転送に容易に適用させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるハブ装置の構成の概要を示す
構成図である。
【図2】本実施例におけるブリッジ回路の構成要部の一
例を示すブロック図である。
【図3】本実施例における自動認識部における伝送速度
認識処理の一例を示す流れ図である。
【図4】本実施例における自動認識部におけるデータ送
受信処理の一例を示す流れ図である。
【図5】本実施例における第1のバス切替部の構成要部
を示すブロック図である。
【図6】従来のイーサネットハブの構成の概要を示す構
成図である。
【符号の説明】
20 イーサネットハブ 21 10Mbpsバス群 22 100Mbpsバス群 231〜238 第1〜第8のポート 24 ブリッジ回路 251〜258 第1〜第8の自動認識部 261、262 第1、第2のバス切替部 271〜278 10Mbpsバス 281〜288 100Mbpsバス 291、292 第1、第2の10Mbpsバス 301、302 第1、第2の100Mbpsバス 311、312、321、322、331、332、341
342 バス 351〜353 10BASE−Tノード 361、362 100BASE−TXノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ第1あるいは第2の伝送速度で
    データ転送するノードが接続される複数のポートと、 前記第1の伝送速度のデータを伝送するための複数のバ
    スからなる第1のバス群と、 前記第2の伝送速度のデータを伝送するための複数のバ
    スからなる第2のバス群と、 前記ポートに対応して配置され各ポートに接続されたノ
    ードのデータ伝送速度を判別する判別手段と、 この判別手段によって前記データ伝送速度が第1の伝送
    速度と判別されたポートと前記第1のバス群のいずれか
    1つのバスとを接続し、前記判別手段によって前記デー
    タ伝送速度が第2の伝送速度と判別されたポートと前記
    第2のバス群のいずれか1つのバスとを接続するバス切
    替手段と、 このバス切替手段によって接続された前記第1のバス群
    の各バス上のデータと前記第2のバス群の各バス上のデ
    ータとを所定の速度変換を行ってデータの受け渡しを行
    うブリッジ手段とを具備することを特徴とするハブ装
    置。
  2. 【請求項2】 それぞれ第1あるいは第2の伝送速度で
    データ転送するノードが接続される複数のポートと、 前記第1の伝送速度のデータを伝送するための複数のバ
    スからなる第1のバス群と、 前記第2の伝送速度のデータを伝送するための複数のバ
    スからなる第2のバス群と、 前記ポートに対応して配置され各ポートに接続されたノ
    ードのデータ伝送速度を判別する判別手段と、 所定の数を単位として前記ポートを収容するとともに、
    前記第1および第2のバス群に接続され、前記収容され
    るポートのうち前記判別手段によって前記データ伝送速
    度が第1の伝送速度と判別されたポートと前記第1のバ
    ス群のいずれか1つのバスとを接続し、前記収容される
    ポートのうち前記判別手段によって前記データ伝送速度
    が第2の伝送速度と判別されたポートと前記第2のバス
    群のいずれか1つのバスとを接続する1または複数のバ
    ス切替手段と、 前記バス切替手段によって接続された前記第1のバス群
    の各バス上のデータと前記第2のバス群の各バス上のデ
    ータとを所定の速度変換を行ってデータの受け渡しを行
    うブリッジ手段と、 前記バス切替手段に収容されているポートの中で前記判
    別手段によって判別された伝送速度と同じ伝送速度でデ
    ータ転送するノードが接続されたポート間でデータ転送
    するデータ転送手段とを具備することを特徴とするハブ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記バス切替手段は、前記ポートと前記
    第1あるいは第2のバス群のいずれか1つのバスとが接
    続できないとき前記ポートからの転送データを保存する
    第1の保存手段と、前記ポートと前記バスが接続できた
    とき前記第1の保存手段に保存されたデータを前記バス
    に送出させる第1の送出手段と、前記ポートが使用中の
    とき前記ポートへの転送データを保存する第2の保存手
    段と、前記ポートが使用中ではなくなったとき前記第2
    の保存手段に保存されたデータを前記ポートに送出させ
    る第2の送出手段とを備えていることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のハブ装置。
  4. 【請求項4】 前記ブリッジ手段は、前記第1および第
    2のバス群の各バスの空き状態をそれぞれ検出する第1
    および第2の空きバス検出手段と、前記第1および第2
    の空きバス検出手段によって空き状態が検出された前記
    第1および第2のバス群のバス同士を接続するバス接続
    手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜請求項
    3記載のハブ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の伝送速度は10BASE−T
    ケーブルによって伝送されるデータ伝送速度であって、
    前記第2の伝送速度は100BASE−TXケーブルに
    よって伝送されるデータ伝送速度であることを特徴とす
    る請求項1〜請求項4記載のハブ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007241904A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Sony Computer Entertainment Inc ブリッジ、情報処理装置およびアクセス制御方法
JP2009538069A (ja) * 2006-05-24 2009-10-29 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング マルチプロセッサ・ゲートウェイ
WO2012063534A1 (en) * 2010-08-19 2012-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Job processing device, control method and control program therefor

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