JPH11110160A - 印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置及び印刷制御方法

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JPH11110160A
JPH11110160A JP9279343A JP27934397A JPH11110160A JP H11110160 A JPH11110160 A JP H11110160A JP 9279343 A JP9279343 A JP 9279343A JP 27934397 A JP27934397 A JP 27934397A JP H11110160 A JPH11110160 A JP H11110160A
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JP9279343A
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Inventor
Tsunato Nakashita
綱人 中下
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394インターフェースのアイソ
クロナス転送を用いることにより、大量の印刷を複数の
印刷装置で同時に処理することで印刷処理の高速化を実
現した印刷制御装置及び印刷制御方法を提供する。 【解決手段】 プリンタ制御システムのホストマシン1
は、IEEE1394ネットワーク7上で使用するプリ
ンタを登録しておく機能と、複数ページの文書を多数部
印刷する場合にプリンタの印字速度及び台数、文書の部
数及びページ数に基づき各プリンタの印刷担当部数を決
定する機能と、決定した印刷担当部数に基づく印字デー
タをアイソクロナス転送により各プリンタへ同時転送す
る機能とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷制御装置及び
印刷制御方法に係り、更に詳しくは、IEEE(Insti
tute of Electrical and Electronics Engineers:
米国電気電子技術者協会)1394インターフェースを
介してホストコンピュータに接続される出力装置として
の印刷装置の印刷制御を行う場合に好適な印刷制御装置
及び印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストマシンに印刷装置を接続す
ると共に、該ホストマシンから印刷装置を制御すること
により印刷動作を行わせるように構成したシステムがあ
る。この種の従来システムにおいては、ホストマシンが
印刷装置を制御するときは、1対1で制御する方法が採
られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記のような問題があった。即
ち、従来までの印刷装置制御方法では、転送速度と転送
方式からデイジーチェーン(daisy chain:周辺装置を
直列に接続しバスを介して次々とデータを伝送する方
法)によって複数の印刷装置が接続されている場合で
も、ホストマシンと印刷装置が1対1でしかデータのや
り取りを行うことができなかった。このため、接続され
た印刷装置全てを有効に使用することができないという
問題があった。
【0004】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、IEEE1394インターフェースのアイソク
ロナス転送を用いることにより、大量の印刷を複数の印
刷装置で同時に処理することで印刷処理の高速化を実現
した印刷制御装置及び印刷制御方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ネットワーク上にデイジーチェ
ーン接続された複数の印刷装置を制御する印刷制御装置
であって、前記ネットワーク上で使用する印刷装置が登
録された登録手段と、複数ページの文書を多数部印刷す
る場合に印刷装置の能力に応じて各印刷装置の印刷担当
部数を決定する決定手段と、該決定した印刷担当部数に
基づく印字データをアイソクロナス転送により各印刷装
置へ同時転送する転送手段とを有することを特徴とす
る。
【0006】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、前記決定手段は、印刷装置の印字速度及び台数、文
書の部数及びページ数に基づき各印刷装置の印刷担当部
数を決定することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、前記印字速度とは、印刷装置の毎分当たりの出力ペ
ージ数であることを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、ネットワーク上にデイジーチェーン接続された複数
の印刷装置を制御する印刷制御装置であって、前記ネッ
トワーク上で使用する印刷装置が登録された登録手段
と、複数ページの文書を多数部印刷する場合に各印刷装
置の印刷担当部数を決定する決定手段と、該決定した印
刷担当部数に基づく印字データをアイソクロナス転送に
より各印刷装置へ同時転送する転送手段とを有すること
を特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、前記決定手段は、印刷装置の台数、文書の部数に基
づき各印刷装置の印刷担当部数を決定することを特徴と
する。
【0010】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、ネットワーク上にデイジーチェーン接続された複数
の印刷装置を制御する印刷制御装置であって、前記ネッ
トワーク上で使用する印刷装置が登録された登録手段
と、カラーページを含む文書を印刷する場合に前記登録
印刷装置中からカラーページを印刷するカラー用の印刷
装置及びモノクロページを印刷するモノクロ用の印刷装
置を決定する決定手段と、該決定に基づくカラー印字デ
ータ及びモノクロ印字データをアイソクロナス転送によ
り各印刷装置へ転送する転送手段とを有することを特徴
とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、前記決定手段は、モノクロ用の印刷装置中から印字
速度が最速のものを決定することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、ネットワーク上にデイジーチェーン接続された複数
の印刷装置を制御する印刷制御装置であって、前記ネッ
トワーク上で使用する印刷装置が登録された登録手段
と、印刷対象文書の種類に応じて前記登録印刷装置中か
ら印刷装置を決定する決定手段と、該決定に基づく印字
データをアイソクロナス転送により印刷装置へ転送する
転送手段とを有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、前記決定手段は、文書がカラー画像の場合はカラー
用の印刷装置を選択し、文書が伝票等の感圧紙へ印刷出
力するものである場合は感圧紙出力用の印刷装置を選択
し、文書を印刷出力する用紙が指定されている場合は指
定用紙に対応した印刷装置を選択することを特徴とす
る。
【0014】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、前記ネットワークは、IEEE1394ネットワ
ークであることを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、ネットワーク上にデイジーチェーン接続された複
数の印刷装置を制御する印刷制御方法であって、前記ネ
ットワーク上で使用する印刷装置が登録された登録ステ
ップと、複数ページの文書を多数部印刷する場合に印刷
装置の能力に応じて各印刷装置の印刷担当部数を決定す
る決定ステップと、該決定した印刷担当部数に基づく印
字データをアイソクロナス転送により各印刷装置へ同時
転送する転送ステップとを有することを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、前記決定ステップでは、印刷装置の印字速度及び
台数、文書の部数及びページ数に基づき各印刷装置の印
刷担当部数を決定することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項13の発
明は、前記印字速度とは、印刷装置の毎分当たりの出力
ページ数であることを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項14の発
明は、ネットワーク上にデイジーチェーン接続された複
数の印刷装置を制御する印刷制御方法であって、前記ネ
ットワーク上で使用する印刷装置が登録された登録ステ
ップと、複数ページの文書を多数部印刷する場合に各印
刷装置の印刷担当部数を決定する決定ステップと、該決
定した印刷担当部数に基づく印字データをアイソクロナ
ス転送により各印刷装置へ同時転送する転送ステップと
を有することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項15の発
明は、前記決定ステップでは、印刷装置の台数、文書の
部数に基づき各印刷装置の印刷担当部数を決定すること
を特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項16の発
明は、ネットワーク上にデイジーチェーン接続された複
数の印刷装置を制御する印刷制御方法であって、前記ネ
ットワーク上で使用する印刷装置が登録された登録ステ
ップと、カラーページを含む文書を印刷する場合に前記
登録印刷装置中からカラーページを印刷するカラー用の
印刷装置及びモノクロページを印刷するモノクロ用の印
刷装置を決定する決定ステップと、該決定に基づくカラ
ー印字データ及びモノクロ印字データをアイソクロナス
転送により各印刷装置へ転送する転送ステップとを有す
ることを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項17の発
明は、前記決定ステップでは、モノクロ用の印刷装置中
から印字速度が最速のものを決定することを特徴とす
る。
【0022】上記目的を達成するため、請求項18の発
明は、ネットワーク上にデイジーチェーン接続された複
数の印刷装置を制御する印刷制御方法であって、前記ネ
ットワーク上で使用する印刷装置が登録された登録ステ
ップと、印刷対象文書の種類に応じて前記登録印刷装置
中から印刷装置を決定する決定ステップと、該決定に基
づく印字データをアイソクロナス転送により印刷装置へ
転送する転送ステップとを有することを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項19の発
明は、前記決定ステップでは、文書がカラー画像の場合
はカラー用の印刷装置を選択し、文書が伝票等の感圧紙
へ印刷出力するものである場合は感圧紙出力用の印刷装
置を選択し、文書を印刷出力する用紙が指定されている
場合は指定用紙に対応した印刷装置を選択することを特
徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項20の発
明は、前記ネットワークは、IEEE1394ネットワ
ークであることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】先ず、本発明では各機器間を接続
するデジタルインターフェース(I/F)としてIEE
E1394シリアルバスを用いるので、本発明の実施の
形態を説明する前に、IEEE1394シリアルバスに
ついて予め説明する。
【0026】《IEEE1394の技術の概要》家庭用
デジタルVTRやDVD(Digital Video Disk)の
登場に伴って、ビデオデータやオーディオデータ等のリ
アルタイムで且つ高情報量のデータ転送のサポートが必
要になってきている。このようなビデオデータやオーデ
ィオデータをリアルタイムで転送し、パーソナルコンピ
ュータ(PC)に取り込んだり、またはその他のデジタ
ル機器に転送を行うには、必要な転送機能を有する高速
データ転送が可能なインターフェースが必要になってく
るものである。そのような観点から開発されたインター
フェースがIEEE1394−1995(High Perfo
rmance Serial Bus、以下1394シリアルバスと称
す)である。
【0027】図14に1394シリアルバスを用いて構
成されるネットワーク・システムの例を示す。該システ
ムは機器A、B、C、D、E、F、G、Hを備えてお
り、A−B間、A−C間、B−D間、D−E間、C−F
間、C−G間及びC−H間をそれぞれ1394シリアル
バスのツイスト・ペア・ケーブルで接続されている。こ
れらの機器A〜Hは例としてPC、デジタルVTR、デ
ジタルカメラ、ハードディスク、モニタ等である。各機
器間の接続方式は、デイジーチェーン方式とノード分岐
方式とを混在可能としたものであり、自由度の高い接続
が可能である。
【0028】また、各機器は各自固有のIDを有し、そ
れぞれが認識し合うことによって1394シリアルバス
で接続された範囲において、1つのネットワークを構成
している。各デジタル機器間をそれぞれ1本の1394
シリアルバスケーブルで順次接続するだけで、それぞれ
の機器が中継の役割を行い、全体として1つのネットワ
ークを構成するものである。Plag&Play(パー
ソナルコンピュータ本体に接続する各種ボード等の割り
込み信号やI/Oポートアドレス等の設定に関する自動
化機構)機能でケーブルを機器に接続した時点で自動的
に機器の認識や接続状況等を認識する機能を有してい
る。
【0029】また、上記図14に示したようなシステム
において、ネットワークからある機器が削除されたり、
または新たに追加されたときなど、自動的にバスリセッ
トを行い、それまでのネットワーク構成をリセットして
から新たなネットワークの再構築を行う。この機能によ
って、その時々のネットワークの構成を常時設定、認識
することができる。
【0030】また、データ転送速度は、100/200
/400Mbpsと備えており、上位の転送速度を持つ
機器が下位の転送速度をサポートし、互換をとるように
なっている。データ転送モードとしては、コントロール
信号等の非同期(Asynchronousデータ:以下Asyncデ
ータ)を転送するAsynchronous転送モード、リアルタ
イムなどビデオデータやオーディオデータ等の同期デー
タ(Isochronousデータ:以下Isoデータ)を転送する
Isochronous転送モードがある。このAsyncデータとI
soデータは各サイクル(通常1サイクル125μs)の
中において、サイクル開始を示すサイクル・スタート・
パケット(CSP)の転送に続き、Isoデータの転送を
優先しつつサイクル内で混在して転送される。
【0031】次に、図15に1394シリアルバスの構
成要素を示す。1394シリアルバスは全体としてレイ
ヤ(階層)構造で構成されている。図15に示したよう
に、最もハード的なのが1394シリアルバスのケーブ
ルであり、そのケーブルのコネクタが接続されるコネク
タボードがあり、その上にハードウエアとしてフィジカ
ル・レイヤとリンク・レイヤがある。
【0032】ハードウエア部は実質的なインターフェー
スチップの部分であり、そのうちフィジカル・レイヤは
符号化やコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤ
はパケット転送やサイクルタイムの制御等を行う。ファ
ームウエア部のトランザクション・レイヤは、転送(ト
ランザクション)すべきデータの管理を行い、Readや
Writeといった命令を出す。シリアルバスマネージメン
トは、接続されている各機器の接続状況やIDの管理を
行い、ネットワークの構成を管理する部分である。この
ハードウエアとファームウエアまでが実質上の1394
シリアルバスの構成である。
【0033】また、ソフトウエア部のアプリケーション
・レイヤは使うソフトによって異なり、インターフェー
ス上にどのようにデータをのせるか規定する部分であ
り、AVプロトコル等のプロトコルによって規定されて
いる。以上が1394シリアルバスの構成である。
【0034】次に、図16に1394シリアルバスにお
けるアドレス空間を示す。1394シリアルバスに接続
された各機器(ノード)には必ず各ノード固有の、64
ビットアドレスを持たせておく。そして、このアドレス
をROMに格納しておくことで、自分や相手のノードア
ドレスを常時認識でき、相手を指定した通信も行うこと
ができる。
【0035】1394シリアルバスのアドレッシング
は、IEEE1212規格に準じた方式であり、アドレ
ス設定は、最初の10bitがバスの番号の指定用に、
次の6bitがノードID番号の指定用に使われる。残
りの48bitが機器に与えられたアドレス幅になり、
それぞれ固有のアドレス空間として使用できる。最後の
28bitは固有データの領域として、各機器の識別や
使用条件の指定の情報等を格納する。以上が1394シ
リアルバスの技術の概要である。
【0036】次に、1394シリアルバスの特徴といえ
る技術の部分を、より詳細に説明する。
【0037】《1394シリアルバスの電気的仕様》図
17に1394シリアルバス・ケーブルの断面図を示
す。1394シリアルバスでは接続ケーブル内に、2組
のツイストペア信号線の他に、電源ラインを設けてい
る。これによって、電源を持たない機器や、故障により
電圧低下した機器等にも電力の供給が可能になってい
る。電源線内を流れる電源の電圧は8〜40V、電流は
最大電流DC1.5Aと規定されている。
【0038】《DS−Link符号化》1394シリア
ルバスで採用されている、データ転送フォーマットのD
S−Link符号化方式を説明するための図を図18に
示す。1394シリアルバスでは、DS−Link(D
ata/Strobe Link)符号化方式が採用されてい
る。該DS−Link符号化方式は、高速なシリアルデ
ータ通信に適しており、その構成は、2本の信号線を必
要とする。より対線のうち1本に主となるデータを送
り、他方のより対線にはストローブ信号を送る構成にな
っている。受信側では、この通信されるデータと、スト
ローブとの排他的論理和をとることによってクロックを
実現できる。
【0039】該DS−Link符号化方式を用いるメリ
ットとして、他のシリアルデータ転送方式に比べて転送
効率が高いこと、PLL(Phase Locked Loop)回路
が不要となるのでコントローラLSIの回路規模を小さ
くできること、更には、転送すべきデータが無いときに
アイドル状態であることを示す情報を送る必要が無いの
で、各機器のトランシーバ回路をスリープ状態にするこ
とができることによって、消費電力の低減を図ることが
できる、などが挙げられる。
【0040】《バスリセットのシーケンス》1394シ
リアルバスでは、接続されている各機器(ノード)には
ノードIDが与えられ、ネットワーク構成として認識さ
れている。このネットワーク構成に変化があったとき、
例えばノードの挿抜や電源のON/OFF等によるノー
ド数の増減等によって変化が生じて、新たなネットワー
ク構成を認識する必要があるとき、変化を検知した各ノ
ードはバス上にバスリセット信号を送信して、新たなネ
ットワーク構成を認識するモードに入る。このときの変
化の検知方法は、1394ポート基盤上でのバイアス電
圧の変化を検知することによって行われる。
【0041】あるノードからバスリセット信号が伝達さ
れて、各ノードのフィジカルレイヤは該バスリセット信
号を受けると同時にリンクレイヤにバスリセットの発生
を伝達し、且つ他のノードにバスリセット信号を伝達す
る。最終的に全てのノードがバスリセット信号を検知し
た後、バスリセットが起動となる。
【0042】バスリセットは、上述したようなケーブル
抜挿や、ネットワーク異常時によるハード検出による起
動と、プロトコルからのホスト制御等によってフィジカ
ルレイヤに直接命令を出すことによっても起動する。ま
た、バスリセットが起動するとデータ転送は一時中断さ
れ、この間のデータ転送は待たされ、終了後、新しいネ
ットワーク構成のもとで再開される。以上がバスリセッ
トのシーケンスである。
【0043】《ノードID決定のシーケンス》バスリセ
ットの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築す
るために、各ノードにIDを与える動作に入る。このと
きの、バスリセットからノードID決定までの一般的な
シーケンスを図26〜図31のフローチャートを参照し
て説明する。
【0044】図26のフローチャートは、バスリセット
の発生からノードIDが決定し、データ転送が行えるよ
うになるまでの、一連のバスの作業を示してある。先
ず、ステップS2601として、ネットワーク内にバス
リセットが発生することを常時監視していて、ここでノ
ードの電源ON/OFF等でバスリセットが発生すると
ステップS2602に移る。
【0045】ステップS2602では、ネットワークが
リセットされた状態から、新たなネットワークの接続状
況を知るために、直接接続されている各ノード間におい
て親子関係の宣言がなされる。ステップS2603とし
て、全てのノード間で親子関係が決定すると、ステップ
S2604として一つのルートが決定する。全てのノー
ド間で親子関係が決定するまで、ステップS2602の
親子関係の宣言を行い、またルートも決定されない。
【0046】ステップS2604でルートが決定される
と、次はステップS2605として、各ノードにIDを
与えるノードIDの設定作業が行われる。所定のノード
順序でノードIDの設定が行われ、全てのノードにID
が与えられるまで繰り返し設定作業が行われ、最終的に
ステップS2606として全てのノードにIDを設定し
終えたら、新しいネットワーク構成が全てのノードにお
いて認識されたので、ステップS2607としてノード
間のデータ転送が行える状態となり、データ転送が開始
される。
【0047】該ステップS2607の状態になると、再
びバスリセットが発生するのを監視するモードに入り、
バスリセットが発生したらステップS2601からステ
ップS2606までの設定作業が繰り返し行われる。
【0048】以上が、図26のフローチャートの説明で
あるが、図26のフローチャートのバスリセットからル
ート決定の部分と、ルート決定後からID設定終了まで
の手順をより詳しくフローチャートに表したものを、そ
れぞれ図27〜図28と、図29〜図31に示す。
【0049】先ず、図27〜図28のフローチャートの
説明を行う。ステップS2701としてバスリセットが
発生すると、ネットワーク構成は一旦リセットされる。
尚、ステップS2701としてバスリセットが発生する
のを常に監視している。次に、ステップS2702とし
て、リセットされたネットワークの接続状況を再認識す
る作業の第一歩として、各機器にリーフ(ノード)であ
ることを示すフラグを立てておく。更に、ステップS2
703として各機器が自分の持つポートがいくつ他ノー
ドと接続されているのかを調べる。
【0050】ステップS2704では、ポート数の結果
に応じて、これから親子関係の宣言を始めていくため
に、未定義(親子関係が決定されていない)ポートの数
を調べる。バスリセットの直後はポート数=未定義ポー
ト数であるが、親子関係が決定されていくに従って、ス
テップS2704で検知する未定義ポートの数は変化し
ていくものである。
【0051】先ず、バスリセットの直後、始めに親子関
係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフで
あるというのはステップS2703のポート数の確認で
知ることができる。リーフは、ステップS2705とし
て、自分に接続されているノードに対して、「自分は
子、相手は親」と宣言し、動作を終了する。
【0052】ステップS2703でポート数が複数あり
ブランチと認識したノードは、バスリセットの直後はス
テップS2704で未定義ポート数>1ということなの
で、ステップS2706へと移り、先ずブランチという
フラグが立てられ、ステップS2707でリーフからの
親子関係宣言で「親」の受付をするために待つ。
【0053】リーフが親子関係の宣言を行い、ステップ
S2707でそれを受けたブランチは適宜ステップS2
704の未定義ポート数の確認を行い、未定義ポート数
が1になっていれば、残っているポートに接続されてい
るノードに対して、ステップS2705の「自分が子」
の宣言をすることが可能になる。2度目以降、ステップ
S2704で未定義ポート数を確認しても2以上あるブ
ランチに対しては、再度ステップS2707でリーフま
たは他のブランチからの「親」の受付をするために待
つ。
【0054】最終的に、何れか1つのブランチ、または
例外的にリーフ(子宣言を行えるのに素早く動作しなか
ったため)がステップS2704の未定義ポート数の結
果としてゼロになったら、これにてネットワーク全体の
親子関係の宣言が終了したものであり、未定義ポート数
がゼロ(全ての親のポートとして決定)になった唯一の
ノードはステップS2708としてルートのフラグが立
てられ、ステップS2709としてルートとしての認識
がなされる。このようにして、図26〜図27に示した
バスリセットから、ネットワーク内全てのノード間にお
ける親子関係の宣言までが終了する。
【0055】次に、図29〜図31のフローチャートに
ついて説明する。先ず、上記図27〜図28までのシー
ケンスでリーフ、ブランチ、ルートという各ノードのフ
ラグの情報が設定されているので、これを元にして、ス
テップS2901でそれぞれ分類する。各ノードにID
を与える作業として、最初にIDの設定を行うことがで
きるのはリーフからである。リーフ→ブランチ→ルート
の順で若い番号(ノード番号=0〜)からIDの設定が
なされていく。
【0056】ステップS2902としてネットワーク内
に存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。こ
の後、ステップS2903として各自リーフがルートに
対して、IDを与えるように要求する。この要求が複数
ある場合には、ルートはステップS2904としてアー
ビトレーション(1つに調停する作業)を行い、ステッ
プS2905として勝ったノード1つにID番号を与
え、負けたノードには失敗の結果通知を行う。ステップ
S2906としてID取得が失敗に終わったリーフは、
再度ID要求を出し、同様の作業を繰り返す。
【0057】IDを取得できたリーフからステップS2
907として、そのノードのID情報をブロードキャス
ト(1つのノードからのネットワーク上の不特定多数に
向けた通信)で全ノードに転送する。1ノードID情報
のブロードキャストが終わると、ステップS2908と
して残りのリーフの数が1つ減らされる。ここで、ステ
ップS2909として、この残りのリーフの数が1以上
ある時はステップS2903のID要求の作業からを繰
り返し行い、最終的に全てのリーフがID情報をブロー
ドキャストすると、ステップS2909がN=0とな
り、次はブランチのID設定に移る。
【0058】ブランチの設定もリーフの時と同様に行わ
れる。先ず、ステップS2910としてネットワーク内
に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定する。
この後、ステップS2911として各自ブランチがルー
トに対して、IDを与えるように要求する。これに対し
てルートは、ステップS2912としてアービトレーシ
ョンを行い、勝ったブランチから順にリーフに与え終わ
った次の若い番号から与えていく。ステップS2913
として、ルートは要求を出したブランチにID情報また
は失敗結果を通知し、ステップS2914としてID取
得が失敗に終わったブランチは、再度ID要求を出し、
同様の作業を繰り返す。
【0059】IDを取得できたブランチからステップS
2915として、そのノードのID情報をブロードキャ
ストで全ノードに転送する。1ノード情報のブロードキ
ャストが終わると、ステップS2916として残りのブ
ランチの数が1つ減らされる。ここで、ステップS29
17として、この残りのブランチの数が1以上ある時は
ステップS2911のID要求の作業からを繰り返し、
最終的に全てのブランチがID情報をブロードキャスト
するまで行われる。全てのブランチがノードIDを取得
すると、ステップS2917はM=0となり、ブランチ
のID取得モードも終了する。
【0060】ここまで終了すると、最終的にID情報を
取得していないノードはルートのみなので、ステップS
2918として、与えていない番号で最も若い番号を自
分のID番号と設定し、ステップS2919としてルー
トのID情報をブロードキャストする。以上で、図29
〜図31に示したように、親子関係が決定した後から、
全てのノードのIDが設定されるまでの手順が終了す
る。
【0061】次に、一例として図19に示す実際のネッ
トワークにおける動作を同図を参照しながら説明する。
図19の説明として、(ルート)ノードBの下位にはノ
ードAとノードCが直接接続されており、更にノードC
の下位にはノードDが直接接続されており、更にノード
Dの下位にはノードEとノードFが直接接続された階層
構造となっている。この階層構造やルートノード、ノー
ドIDを決定する手順を以下で説明する。
【0062】バスリセットがされた後、先ず各ノードの
接続状況を認識するために、各ノードの直接接続されて
いるポート間において、親子関係の宣言がなされる。こ
の親子とは親側が階層構造で上位となり、子側が下位と
なると言うことができる。
【0063】図19ではバスリセットの後、最初に親子
関係の宣言を行ったのはノードAである。基本的にノー
ドの1つのポートにのみ接続があるノード(リーフと呼
ぶ)から親子関係の宣言を行うことができる。これは自
分には1ポートの接続のみということを先ず知ることが
できるので、これによってネットワークの端であること
を認識し、その中で早く動作を行ったノードから親子関
係が決定されていく。このように親子関係の宣言を行っ
た側(A−B間ではノードA)のポートが子と設定さ
れ、相手側(ノードB)のポートが親と設定される。こ
うして、ノードA−B間で子−親、ノードE−D間で子
−親、ノードF−D間で子−親と決定される。
【0064】更に1階層あがって、今度は複数個接続ポ
ートを持つノード(ブランチと呼ぶ)のうち、他ノード
からの親子関係の宣言を受けたものから順次、更に上位
に親子関係の宣言を行っていく。図19では先ずノード
DがD−E間、D−F間と親子関係が決定した後、ノー
ドCに対する親子関係の宣言を行っており、その結果、
ノードD−C間で子−親と決定している。ノードDから
の親子関係の宣言を受けたノードCは、もう1つのポー
トに接続されているノードBに対して親子関係の宣言を
行っている。これによってノードC−B間で子−親と決
定している。
【0065】このようにして、図19のような階層構造
が構成され、最終的に接続されている全てのポートにお
いて親となったノードBが、ルートノードと決定され
た。ルートは1つのネットワーク構成中に1つしか存在
しないものである。
【0066】尚、図19においてノードBがルートノー
ドと決定されたが、これはノードAから親子関係宣言を
受けたノードBが、他のノードに対して親子関係宣言を
早いタイミングで行っていれば、ルートノードは他ノー
ドに移っていたこともあり得る。即ち、伝達されるタイ
ミングによってはどのノードもルートノードとなる可能
性があり、同じネットワーク構成でもルートノードは一
定とは限らない。
【0067】ルートノードが決定すると、次は各ノード
IDを決定するモードに入る。ここでは全てのノード
が、決定した自分のノードIDを他の全てのノードに通
知する(ブロードキャスト機能)。自己ID情報は、自
分のノード番号、接続されている位置の情報、持ってい
るポートの数、接続のあるポートの数、各ポートの親子
関係の情報等を含んでいる。
【0068】ノードID番号の割り振りの手順として
は、先ず1つのポートにのみ接続があるノード(リー
フ)から起動することができ、この中から順にノード番
号=0、1、2、・・・と割り当てられる。ノードID
を手にしたノードは、ノード番号を含む情報をブロード
キャストで各ノードに送信する。これによって、そのI
D番号は『割り当て済み』であることが認識される。
【0069】全てのリーフが自己ノードIDを取得し終
わると、次はブランチへ移りリーフに引き続いたノード
ID番号が各ノードに割り当てられる。リーフと同様
に、ノードID番号が割り当てられたブランチから順次
ノードID情報をブロードキャストし、最後にルートノ
ードが自己ID情報をブロードキャストする。即ち、常
にルートは最大のノードID番号を所有するものであ
る。以上のようにして、階層構造全体のノードIDの割
り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築され、バス
の初期化作業が完了する。
【0070】《アービトレーション》1394シリアル
バスでは、データ転送に先立って必ずバス使用権のアー
ビトレーション(調停)を行う。1394シリアルバス
は個別に接続された各機器が、転送された信号をそれぞ
れ中継することによって、ネットワーク内全ての機器に
同信号を伝えるように論理的なバス型ネットワークであ
るので、パケットの衝突を防ぐ意味でアービトレーショ
ンは必要である。これによって、ある時間にはたった1
つのノードのみ転送を行うことができる。
【0071】アービトレーションを説明するための図と
して図20(a)にバス使用権要求の図、図20(b)
にバス使用許可の図を示し、以下これを参照して説明す
る。アービトレーションが始まると、1つもしくは複数
のノードが親ノードに向かって、それぞれバス使用権の
要求を発する。図20(a)のノードCとノードFがバ
ス使用権の要求を発しているノードである。これを受け
た親ノード(図20ではノードA)は更に親ノードに向
かって、バス使用権の要求を発する(中継する)。この
要求は最終的に調停を行うルートに届けられる。
【0072】バス使用権要求を受けたルートノードは、
どのノードにバスを使用させるかを決める。この調停作
業はルートノードのみが行えるものであり、調停によっ
て勝ったノードにはバスの使用許可を与える。図20
(b)ではノードCに使用許可が与えられ、ノードFの
使用は拒否された状態を示している。アービトレーショ
ンに負けたノードに対してはDP(data pref
ix)パケットを送り、拒否されたことを知らせる。拒
否されたノードのバス使用要求は次回のアービトレーシ
ョンまで待たされる。以上のようにして、アービトレー
ションに勝ってバスの使用許可を得たノードは、以降デ
ータの転送を開始できる。
【0073】ここで、アービトレーションの一連の流れ
を図32〜図33のフローチャートに示して説明する。
ノードがデータ転送を開始できるためには、バスがアイ
ドル状態であることが必要である。先に行われていたデ
ータ転送が終了して、現在バスが空き状態であることを
認識するためには、各転送モードで個別に設定されてい
る所定のアイドル時間ギャップ長(例.サブアクション
・ギャップ)を経過することによって、各ノードは自分
の転送が開始できると判断する。
【0074】ステップS3201として、Asyncデー
タ、Isoデータ等それぞれ転送するデータに応じた所定
のギャップ長が得られたか判断する。所定のギャップ長
が得られない限り、転送を開始するために必要なバス使
用権の要求はできないので、所定のギャップ長が得られ
るまで待つ。
【0075】上記ステップS3201で所定のギャップ
長が得られたら、ステップS3202として転送すべき
データがあるか判断し、ある場合はステップS3203
として転送するためにバスを確保するよう、バス使用権
の要求をルートに対して発する。このときのバス使用権
の要求を表す信号の伝達は、上記図20に示したよう
に、ネットワーク内各機器を中継しながら、最終的にル
ートに届けられる。ステップS3202で転送するデー
タがない場合は、そのまま待機する。
【0076】次に、ステップS3204として、上記ス
テップS3203のバス使用要求を1つ以上ルートが受
信したら、ルートはステップS3205として使用要求
を出したノードの数を調べる。ステップS3205での
選択値がノード数=1(使用権要求を出したノードは1
つ)であったならば、そのノードに直後のバス使用許可
が与えられることとなる。ステップS3205での選択
値がノード数>1(使用権要求を出したノードは複数)
であったならば、ルートはステップS3206として使
用許可を与えるノードを1つに決定する調停作業を行
う。この調停作業は公平なものであり、毎回同じノード
ばかりが許可を得るようなことはなく、平等に権利を与
えていくような構成となっている。
【0077】ステップS3207として、上記ステップ
S3206で使用要求を出した複数ノードの中からルー
トが調停して使用許可を得た1つのノードと、敗れたそ
の他のノードに分ける選択を行う。ここで、調停されて
使用許可を得た1つのノード、または上記ステップS3
205の選択値から使用要求ノード数=1で調停無しに
使用許可を得たノードには、ステップS3208とし
て、ルートはそのノードに対して許可信号を送る。
【0078】許可信号を得たノードは、受け取った直後
に転送すべきデータ(パケット)を転送開始する。ま
た、ステップS3206の調停で敗れて、バス使用が許
可されなかったノードには、ステップS3209として
ルートから、アービトレーション失敗を示すDP(da
ta prefix)パケットを送られ、これを受け取
ったノードは再度転送を行うためのバス使用要求を出す
ため、上記ステップS3201まで戻り、所定ギャップ
長が得られるまで待機する。以上がアービトレーション
の流れを示した図32〜図33のフローチャートの説明
である。
【0079】《Asynchronous(非同期)転送》アシン
クロナス転送は、非同期転送である。図21にアシンク
ロナス転送における時間的な遷移状態を示す。図21の
最初のサブアクション・ギャップは、バスのアイドル状
態を示すものである。このアイドル時間が一定値になっ
た時点で、転送を希望するノードはバスが使用できると
判断して、バス獲得のためのアービトレーションを実行
する。
【0080】アービトレーションでバスの使用許可を得
ると、次にデータの転送がパケット形式で実行される。
データ転送後、受信したノードは転送されたデータに対
しての受信結果のack(受信確認用返送コード)をa
ck gapという短いギャップの後、返送して応答す
るか、応答パケットを送ることによって転送が完了す
る。ackは4ビットの情報と4ビットのチェックサム
からなり、成功か、ビジー状態か、ペンディング状態で
あるかといった情報を含み、すぐに送信元ノードに返送
される。
【0081】次に、図22にアシンクロナス転送のパケ
ットフォーマットの例を示す。パケットには、データ部
及び誤り訂正用のデータCRCの他にはヘッダ部があ
り、そのヘッダ部には図22に示したような目的ノード
ID、ソースノードID、転送データ長さや各種コード
等が書き込まれ、転送が行われる。
【0082】また、アシンクロナス転送は自己ノードか
ら相手ノードへの1対1の通信である。転送元ノードか
ら転送されたパケットは、ネットワーク中のノードに行
き渡るが、自分宛てのアドレス以外のものは無視される
ので、宛先の1つのノードのみが読み込むことになる。
以上がアシンクロナス転送の説明である。
【0083】《Isochronous(同期)転送》アイソクロ
ナス転送は同期転送である。1394シリアルバスの最
大の特徴であるとも言えるこのアイソクロナス転送は、
特にVIDEO映像データや音声データといったマルチ
メディアデータなど、リアルタイムな転送を必要とする
データの転送に適した転送モードである。また、上記ア
シンクロナス転送(非同期転送)が1対1の転送であっ
たのに対し、このアイソクロナス転送はブロードキャス
ト機能によって、転送先の1つのノードから他の全ての
ノードへ一様に転送される。
【0084】図23はアイソクロナス転送における時間
的な遷移状態を示す図である。アイソクロナス転送は、
バス上一定時間毎に実行される。この時間間隔をアイソ
クロナスサイクルと呼ぶ。アイソクロナスサイクル時間
は、125μsである。この各サイクルの開始時間を示
し、各ノードの時間調整を行う役割を担っているのがサ
イクル・スタート・パケットである。サイクル・スター
ト・パケットを送信するのは、サイクル・マスタと呼ば
れるノードであり、1つ前のサイクル内の転送終了後、
所定のアイドル期間(サブアクションギャップ)を経た
後、本サイクルの開始を告げるサイクル・スタート・パ
ケットを送信する。該サイクル・スタート・パケットの
送信される時間間隔が125μsとなる。
【0085】また、図23にチャネルA、チャネルB、
チャネルCと示したように、1サイクル内において複数
種のパケットがチャネルIDをそれぞれ与えられること
によって、区別して転送できる。これによって同時に複
数ノード間でのリアルタイムな転送が可能であり、また
受信するノードでは自分が欲しいチャネルIDのデータ
のみを取り込む。該チャネルIDは送信先のアドレスを
表すものではなく、データに対する論理的な番号を与え
ているに過ぎない、よって、あるパケットの送信は1つ
の送信元ノードから他の全てのノードに行き渡る、ブロ
ードキャストで転送されることになる。
【0086】アイソクロナス転送のパケット送信に先立
って、アシンクロナス転送同様、アービトレーションが
行われる。しかし、アシンクロナス転送のように1対1
の通信ではないので、アイソクロナス転送にはack
(受信確認用返信コード)は存在しない。
【0087】また、図23に示したiso gap(ア
イソクロナスギャップ)とは、アイソクロナス転送を行
う前にバスが空き状態であると認識するために必要なア
イドル期間を表している。この所定のアイドル期間を経
過すると、アイソクロナス転送を行いたいノードはバス
が空いていると判断し、転送前のアービトレーションを
行うことができる。
【0088】次に、図24にアイソクロナス転送のパケ
ットフォーマットの例を示し説明する。各チャネルに分
かれた各種のパケットには、それぞれデータ部及び誤り
訂正用のデータCRCの他にヘッダ部があり、該ヘッダ
部には図24に示したような転送データ長やチャネルN
O、その他各種コード及び誤り訂正用のヘッダCRC等
が書き込まれ、転送が行われる。以上がアイソクロナス
転送の説明である。
【0089】《バス・サイクル》実際の1394シリア
ルバス上の転送では、アイソクロナス転送と、アシンク
ロナス転送は混在できる。その時の、アイソクロナス転
送とアシンクロナス転送が混在したバス上の転送状態の
時間的な遷移の様子を表した図を図25に示す。
【0090】アイソクロナス転送はアシンクロナス転送
より優先して実行される。その理由は、サイクル・スタ
ート・パケットの後、アシンクロナス転送を起動するた
めに必要なアイドル期間のギャップ長(サブアクション
ギャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャ
ップ)で、アイソクロナス転送を起動できるからであ
る。従って、アシンクロナス転送より、アイソクロナス
転送は優先して実行されることになる。
【0091】上記図20に示した一般的なバスサイクル
において、サイクル#mのスタート時にサイクル・スタ
ート・パケットがサイクル・マスタから各ノードに転送
される。これによって、各ノードで時刻調整を行い、所
定のアイドル期間(アイソクロナスギャップ)を待って
からアイソクロナス転送を行うべきノードはアービトレ
ーションを行い、パケット転送に入る。図25ではチャ
ネルeとチャネルkが順にアイソクロナス転送されてい
る。
【0092】このアービトレーションからパケット転送
までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行っ
た後、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送が全て
終了したら、アシンクロナス転送を行うことができるよ
うになる。アイドル時間がアシンクロナス転送が可能な
サブアクションギャップに達することによって、アシン
クロナス転送を行いたいノードはアービトレーションの
実行に移れると判断する。
【0093】但し、アシンクロナス転送が行える期間
は、アイソクロナス転送終了後から、次のサイクル・ス
タート・パケットを転送すべき時間(cycle sy
nch)までの間にアシンクロナス転送を起動するため
のサブアクションギャップが得られた場合に限ってい
る。
【0094】図25のサイクル#mでは3つのチャネル
分のアイソクロナス転送と、その後アシンクロナス転送
(含むack)が2パケット(パケット1、パケット
2)転送されている。このアシンクロナスパケット2の
後は、サイクルm+1をスタートすべき時間(cycl
e synch)に至るので、サイクル#mでの転送は
ここまでで終わる。
【0095】但し、非同期または同期転送動作中に次の
サイクル・スタート・パケットを送信すべき時間(cy
cle synch)に至ったとしたら、無理に中断せ
ず、その転送が終了した後のアイドル期間を待ってから
次サイクルのサイクル・スタート・パケットを送信す
る。即ち、1つのサイクルが125μs以上続いたとき
は、その分、次サイクルは基準の125μsより短縮さ
れたとする。このようにアイソクロナス・サイクルは1
25μsを基準に超過、短縮し得るものである。
【0096】しかし、アイソクロナス転送はリアルタイ
ム転送を維持するために毎サイクル必要であれば必ず実
行され、アシンクロナス転送はサイクル時間が短縮され
たことによって次以降のサイクルにまわされることもあ
る。こういった遅延情報も含めて、サイクル・マスタに
よって管理される。以上が、IEEE1394シリアル
バスの説明である。
【0097】上述のようなIEEE1394シリアルバ
スで構成されたネットワークにおいて、複数の印刷装置
がデイジーチェーンで接続されている環境で、多数部の
文書を印刷する際に、デイジーチェーン接続されている
印刷装置でそれぞれ負荷を分担してアイソクロナス転送
により印字データをそれらの印刷装置に同時転送し、同
時印刷を行うことにより、短時間で大量に印刷を行う印
刷装置の制御が本発明の特徴である。
【0098】以下、本発明の第1の実施の形態乃至第4
の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0099】[1]第1の実施の形態 第1の実施の形態は、IEEE1394ネットワークに
おいて複数の印刷装置(プリンタ)がデイジーチェーン
で接続されている環境で、ホストマシンに予めIEEE
1394ネットワーク上で使用する印刷装置(プリン
タ)とそれぞれの印字速度を登録しておくことにより、
複数ページの文書を多数部印刷する際に、IEEE13
94ネットワーク上の印刷装置(プリンタ)の能力に合
わせてそれぞれが印字を行う部数の負荷を分担し、使用
する印刷装置(プリンタ)それぞれの印字データをアイ
ソクロナス転送のチャネルIDに割り当てて同時転送
し、同時印刷を行うことによって短時間で大量の印刷処
理を実現するようにしたものである。
【0100】図1は第1の実施の形態に係るプリンタ制
御システムの全体構成を示すブロック図である。プリン
タ制御システムは、ホストマシン1と、プリンタA・2
(aPPM)と、プリンタB・3(bPPM)と、プリ
ンタC・4(cPPM)と、プリンタD・5と(cPP
M)、・・・プリンタ?・6(?PPM)と、IEEE
1394ネットワーク7とを備えている。尚、プリンタ
制御システムの構成は図示のものに限定されるものでは
ない。
【0101】IEEE1394ネットワーク7上には、
上記のプリンタA・2、プリンタB・3、プリンタC・
4、プリンタD・5、・・・プリンタ?・6の複数台の
印刷装置がデイジーチェーン接続されている。この場
合、プリンタA・2の印刷能力はaPPM(Pages Pe
r Minute:1分間に印刷装置が出力するページ数を表
す単位)、プリンタB・3の印刷能力はbPPM、プリ
ンタC・4の印刷能力はcPPM、プリンタD・5の印
刷能力はcPPM、プリンタ?・6の印刷能力は?PP
Mに各々設定されている。但し、上記の各PPMの大小
関係は、a>b>c>・・・であるとする。
【0102】図13は第1の実施の形態に係るプリンタ
制御システムのホストマシン及びプリンタの制御構成を
示すブロック図である。尚、図13に示すホストマシン
及びプリンタの制御構成は一例であり、図示のものに限
定されるものではない。また、図13ではプリンタは便
宜上1台のみ図示してある。
【0103】上記図1に示したホストマシンは、CPU
301と、RAM302と、フォント用ROM、プログ
ラム用ROM、データ用ROMからなるROM303
と、キーボードコントローラ304と、キーボード30
5と、表示コントローラ306と、表示部307と、デ
ィスクコントローラ308と、外部メモリ309と、プ
リンタコントローラ310とを備えている。
【0104】上記図1に示した各プリンタは、CPU3
21と、RAM322と、フォント用ROM、プログラ
ム用ROM、データ用ROMからなるROM323と、
入力部324と、印刷部インターフェース325と、印
刷部326と、操作部327と、ディスクコントローラ
328と、外部メモリ329とを備えている。
【0105】先ず、ホストマシン各部の基本的な構成を
説明すると、CPU301は、システムバス311を介
してホストマシン各部及びプリンタを制御するものであ
り、ROM303のプログラム用ROMに格納された制
御プログラムに基づき後述のフローチャートに示すよう
な印刷制御処理を行う。即ち、CPU311は、複数ペ
ージの文書を多数部印刷する際に、予め登録してあるI
EEE1394ネットワーク上で使用するプリンタと各
々の印字速度に基づき、各プリンタに印刷担当部数を分
担させ、使用するプリンタ各々の印字データをアイソク
ロナス転送のチャネルIDに割り当てて同時転送し同時
印刷を行うように制御する。
【0106】RAM302は、CPU301の作業領域
として使用される。ROM303のフォント用ROM
は、フォントデータ等を記憶する。プログラム用ROM
は、上記制御プログラム等を記憶する。データ用ROM
は、各種データ等を記憶する。キーボードコントローラ
304は、キーボード305或いはポインティングデバ
イスからの入力データをCPU301へ伝達する。キー
ボード305は、各種キーを備えている。表示コントロ
ーラ306は、表示部307に対する表示を制御する。
表示部307は、画面上に表示を行う。
【0107】ディスクコントローラ308は、外部メモ
リ309に対するアクセスを制御する。外部メモリ30
9は、例えばフロッピーディスク装置、ハードディスク
装置、CO−ROM等として構成されており、CPU3
01が参照するプログラムやデータ、或いは上記プリン
タに関わる登録データ等を記憶する。プリンタコントロ
ーラ310は、IEEE1394ネットワーク7を介し
てアイソクロナス転送により各プリンタへ印字データを
同時転送する。
【0108】次に、プリンタ各部の基本的な構成を説明
すると、CPU321は、システムバス330を介して
プリンタ各部を制御するものであり、ROM323のプ
ログラム用ROMに格納されたプログラムに基づき印刷
動作等を制御する。RAM322は、CPU321の作
業領域として使用される。ROM323のフォント用R
OMは、フォントデータ等を記憶する。プログラム用R
OMは、プログラム等を記憶する。データ用ROMは、
各種データ等を記憶する。
【0109】入力部324は、IEEE1394ネット
ワーク7を介してホストマシンからアイソクロナス転送
されてきた印字データを入力し、CPU321へ伝達す
る。印刷部インターフェース325は、印字データを印
刷部326へ出力する。印刷部326は、印字データに
基づき印刷動作を行う。操作部327は、各種キーや表
示部等を備えている。ディスクコントローラ328は、
外部メモリ329に対するアクセスを制御する。
【0110】次に、上記の如く構成してなる第1の実施
の形態に係るプリンタ制御システムのホストマシンのC
PU1による印刷制御処理について、図2及び図3のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0111】先ず、ユーザにより設定された印刷出力す
る文書の部数(α)、ページ数(β)を確認し(ステッ
プS201)、予め登録されている印刷装置(プリン
タ)の台数(γ)、印字速度を確認する(ステップS2
02)。次に、予め登録されている印刷装置(プリン
タ)の総印字速度(ω)を、ω=a+b+c+c+・・
・+? で表される式に基づき算出する(ステップS2
03)。
【0112】更に、印刷出力する文書のページ数(β)
>a(a:プリンタA・2の上述した毎分当たりの出力
ページ数)か否かを判別する(ステップS204)。印
刷出力する文書のページ数(β)>aでない場合は、後
述のステップS212へ移行する。他方、印刷出力する
文書のページ数(β)>aの場合は、印刷出力する文書
の部数(α)>総印字速度(ω)か否かを判別する(ス
テップS205)。印刷出力する文書の部数(α)>総
印字速度(ω)でない場合は、後述のステップS210
へ移行する。他方、印刷出力する文書の部数(α)>総
印字速度(ω)の場合は、α/ωの商(X)と余り
(Y)を算出する(ステップS206)。
【0113】次に、上記算出したα/ωの余り(Y)=
0か否かを判別する(ステップS207)。α/ωの余
り(Y)=0でない場合は、後述のステップS209へ
移行する。他方、α/ωの余り(Y)=0の場合は、各
印刷装置の印刷担当部数(印字部数)を次のように設定
する。即ち、プリンタA=Xa、プリンタB=Xb、プ
リンタC=Xc、プリンタD=Xc、・・・プリンタ?
=X?と設定する(ステップS208)。
【0114】上記ステップS207でα/ωの余り
(Y)=0でない場合は、各印刷装置の印刷担当部数
(印字部数)を次のように設定する。即ち、プリンタA
=Xa+Y、プリンタB=Xb、プリンタC=Xc、プ
リンタD=Xc、・・・プリンタ?=X?(ステップS
209)。
【0115】上記ステップS205で印刷出力する文書
の部数(α)>総印字速度(ω)でない場合は、印刷出
力する文書の部数(α)>印刷装置の台数(γ)か否か
を判別する(ステップS210)。印刷出力する文書の
部数(α)>印刷装置の台数(γ)でない場合は、後述
のステップS212へ移行する。他方、印刷出力する文
書の部数(α)>印刷装置の台数(γ)の場合は、各印
刷装置の印刷担当部数(印字部数)を次のように設定す
る。即ち、プリンタA=α―γ+1、プリンタB=プリ
ンタC=プリンタD=・・・=プリンタ?=1と設定す
る(ステップS211)。
【0116】上記ステップS210で印刷出力する文書
の部数(α)>印刷装置の台数(γ)でない場合、或い
は上記ステップS204で印刷出力する文書のページ数
(β)>aでない場合は、プリンタA・2に全ての部数
を印刷させるものとし、プリンタA・2の印刷担当部数
(印字部数)を次のように設定する。即ち、プリンタA
=αと設定する(ステップS212)。
【0117】上記ステップS208、或いは上記ステッ
プS209、或いは上記ステップS211、或いは上記
ステップS212の設定が終了すると、各印刷装置へ転
送するための印字データを作成し(ステップS21
3)、作成した各印字データにそれぞれのチャンネルI
Dを割り付ける(ステップS214)。更に、アイソク
ロナス転送でそれぞれの印字データを各印刷装置へ転送
する(ステップS215)。これにより、ホストマシン
からアイソクロナス転送されてきた印字データに基づく
印刷が各印刷装置において行われる(ステップS21
6)。
【0118】上述したように、第1の実施の形態によれ
ば、プリンタ制御システムのホストマシン1は、IEE
E1394ネットワーク7上で使用する印刷装置を登録
しておく機能と、複数ページの文書を多数部印刷する場
合に印刷装置の印字速度及び台数、文書の部数及びペー
ジ数に基づき各印刷装置の印刷担当部数を決定する機能
と、決定した印刷担当部数に基づく印字データをアイソ
クロナス転送により各印刷装置へ同時転送する機能とを
有するため、IEEE1394ネットワーク7において
複数の印刷装置がデイジーチェーンで接続されている環
境で、複数ページの文書を多数部印刷する際に、IEE
E1394ネットワーク上の印刷装置の能力に合わせて
それぞれが印字を行う部数の負荷を分担し、アイソクロ
ナス転送により印字データをそれらの印刷装置に同時転
送し、同時印刷を行うことによって短時間で大量の印刷
処理を実現することができるという効果がある。
【0119】[2]第2の実施の形態 第2の実施の形態は、IEEE1394ネットワークに
おいて複数の同一機種の印刷装置(プリンタ)がデイジ
ーチェーンで接続されている環境で、ホストマシンに予
めIEEE1394ネットワーク上で使用する印刷装置
(プリンタ)を登録しておくことにより、複数ページの
文書を多数部印刷する際に、IEEE1394ネットワ
ークに接続されている印刷装置(プリンタ)でそれぞれ
印字を行う部数の負荷を分担し、アイソクロナス転送に
より印字データをそれらの印刷装置(プリンタ)に同時
転送し、同時印刷を行うことによって短時間で大量の印
刷処理を実現するようにしたものである。
【0120】図4は第2の実施の形態に係るプリンタ制
御システムの全体構成を示すブロック図である。プリン
タ制御システムは、ホストマシン41と、プリンタ1・
42と、プリンタ2・43と、プリンタ3・44と、プ
リンタ5・45と、・・・プリンタβ・46と、IEE
E1394ネットワーク47とを備えている。IEEE
1394ネットワーク47上には、上記のプリンタ1・
42、プリンタ2・43、プリンタ3・44、プリンタ
5・45、・・・プリンタβ・46の複数台の印刷装置
がデイジーチェーン接続されている。
【0121】尚、第2の実施の形態に係るプリンタ制御
システムのホストマシン及びプリンタの制御構成は上記
図1に示したものと基本的に同様であるため、図示及び
説明は省略するものとする。また、プリンタ制御システ
ムの全体構成は図4のものに限定されるものではない。
【0122】次に、上記の如く構成してなる第2の実施
の形態に係るプリンタ制御システムのホストマシンのC
PUによる印刷制御処理について、図5及び図6のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0123】先ず、ユーザにより設定された印刷出力す
る文書の部数(α)を確認し(ステップS501)、予
め登録されている印刷装置(プリンタ)の台数(β)を
確認する(ステップS502)。次に、印刷出力する文
書の部数(α)>印刷装置の台数(β)か否かを判別す
る(ステップS503)。印刷出力する文書の部数
(α)>印刷装置の台数(β)でない場合は、後述のス
テップS507へ移行する。他方、印刷出力する文書の
部数(α)>印刷装置の台数(β)の場合は、α/ωの
商(X)と余り(Y)を算出する(ステップS50
4)。
【0124】次に、上記算出したα/ωの余り(Y)=
0か否かを判別する(ステップS505)。α/ωの余
り(Y)=0でない場合は、後述のステップS508へ
移行する。他方、α/ωの余り(Y)=0の場合は、各
印刷装置の印刷担当部数(印字部数)を次のように設定
する。即ち、プリンタ1=プリンタ2=プリンタ3=プ
リンタ4=・・・=プリンタY=X+1、プリンタY+
1=・・・=プリンタβ=Xと設定する(ステップS5
06)。
【0125】上記ステップS503で印刷出力する文書
の部数(α)>印刷装置の台数(β)でない場合は、各
印刷装置の印刷担当部数(印字部数)を次のように設定
する。即ち、プリンタ1=プリンタ2=プリンタ3=プ
リンタ4=・・・=プリンタβ=1と設定する(ステッ
プS507)。
【0126】上記ステップS505でα/ωの余り
(Y)=0でない場合は、各印刷装置の印刷担当部数
(印字部数)を次のように設定する。即ち、プリンタ1
=プリンタ2=プリンタ3=・・・=プリンタβ=X
(ステップS508)。
【0127】上記ステップS506、或いは上記ステッ
プS507、或いは上記ステップS508の設定が終了
すると、各印刷装置へ転送するための印字データを作成
し(ステップS509)、アイソクロナス転送でそれぞ
れの印字データを各印刷装置へアイソクロナス転送する
(ステップS510)。これにより、ホストマシンから
アイソクロナス転送されてきた印字データに基づく印刷
が各印刷装置において行われる(ステップS511)。
【0128】上述したように、第2の実施の形態によれ
ば、プリンタ制御システムのホストマシン41は、IE
EE1394ネットワーク47上で使用する印刷装置を
登録しておく機能と、複数ページの文書を多数部印刷す
る場合に印刷装置の台数、文書の部数に基づき各印刷装
置の印刷担当部数を決定する機能と、決定した印刷担当
部数に基づく印字データをアイソクロナス転送により各
印刷装置へ同時転送する機能とを有するため、IEEE
1394ネットワーク47において複数の同一機種の印
刷装置がデイジーチェーンで接続されている環境で、複
数ページの文書を多数部印刷する際に、接続されている
印刷装置でそれぞれ印字を行う部数の負荷を分担し、ア
イソクロナス転送により印字データをそれらの印刷装置
に同時転送し、同時印刷を行うことによって短時間で大
量の印刷処理を実現することができるという効果があ
る。
【0129】[3]第3の実施の形態 第3の実施の形態は、IEEE1394ネットワークに
おいて複数の印刷装置(プリンタ)がデイジーチェーン
で接続されている環境で、ホストマシンに予めIEEE
1394ネットワーク上で使用する印刷装置(プリン
タ)を登録しておくことにより、文書中にカラーのペー
ジが含まれている時に、登録されている印刷装置(プリ
ンタ)の中にカラー印刷装置がある場合は、カラーのペ
ージのみをカラー印刷装置で印刷させるようにしたもの
である。
【0130】図7は第3の実施の形態に係るプリンタ制
御システムの全体構成を示すブロック図である。プリン
タ制御システムは、ホストマシン71と、プリンタA
(カラー)72と、プリンタB(モノクロ)73と、プ
リンタC(モノクロ)74と、プリンタD(モノクロ)
75と、プリンタE(モノクロ)76と、IEEE13
94ネットワーク77とを備えている。IEEE139
4ネットワーク77上には、上記のプリンタA・72、
プリンタB・73、プリンタC・74、プリンタD・7
5、プリンタE・76の例えば5台の印刷装置がデイジ
ーチェーン接続されている。
【0131】尚、第3の実施の形態に係るプリンタ制御
システムのホストマシン及びプリンタの制御構成は上記
図1に示したものと基本的に同様であるため、図示及び
説明は省略するものとする。また、プリンタ制御システ
ムの全体構成は図7のものに限定されるものではない。
【0132】次に、上記の如く構成してなる第3の実施
の形態に係るプリンタ制御システムのホストマシンのC
PUによる印刷制御処理について、図8及び図9のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0133】先ず、印刷出力する文書の内容を調査する
(ステップS801)。次に、印刷出力する文書中にカ
ラーページが含まれているか否かを判別する(ステップ
S802)。印刷出力する文書中にカラーページが含ま
れていない場合は、後述のステップS808へ移行す
る。他方、印刷出力する文書中にカラーページが含まれ
ている場合は、印刷出力する文書中におけるカラーペー
ジのデータとモノクロページのデータとを分離する(ス
テップS803)。更に、印刷装置(プリンタ)を確認
する(ステップS804)。
【0134】次に、上記確認に基づき登録印刷装置中に
カラー印刷装置があるか否かを判別する(ステップS8
05)。登録印刷装置中にカラー印刷装置がない場合
は、後述のステップS808へ移行する。他方、登録印
刷装置中にカラー印刷装置がある場合は、印刷出力する
文書のカラーページを印刷するカラー印刷装置を決定す
る(ステップS806)。更に、上記分離したカラーペ
ージに基づき、上記決定したカラー印刷装置へ転送する
カラー印字データを作成する(ステップS807)。
【0135】上記ステップS807でカラー印字データ
の作成を完了した場合、或いは上記ステップS802で
文書中にカラーページが含まれていない場合、或いは上
記ステップS805で登録印刷装置中にカラー印刷装置
がない場合は、モノクロ印刷装置中から最も印字速度の
速いモノクロ印刷装置を選択する(ステップS80
8)。更に、上記分離したモノクロページに基づき、上
記選択したモノクロ印刷装置へ転送するモノクロ印字デ
ータを作成する(ステップS809)。
【0136】次に、上記作成したカラー印字データ、モ
ノクロ印字データにそれぞれのチャンネルIDを割り付
け(ステップS810)、アイソクロナス転送でそれぞ
れの印字データを各印刷装置へ転送する(ステップS8
11)。これにより、ホストマシンからアイソクロナス
転送されてきた印字データに基づく印刷が各印刷装置に
おいて行われる(ステップS812)。
【0137】上述したように、第3の実施の形態によれ
ば、プリンタ制御システムのホストマシン71は、IE
EE1394ネットワーク77上で使用する印刷装置を
登録しておく機能と、カラーページを含む文書を印刷す
る場合に登録印刷装置中からカラーページを印刷するカ
ラー用の印刷装置及びモノクロページを印刷するモノク
ロ用の印刷装置を決定する機能と、決定に基づくカラー
印字データ及びモノクロ印字データをアイソクロナス転
送により各印刷装置へ転送する機能とを有するため、I
EEE1394ネットワーク77において複数の印刷装
置がデイジーチェーンで接続されている環境で、文書中
にカラーのページが含まれている時に、登録されている
印刷装置の中にカラー印刷装置がある場合は、カラーの
ページのみをカラー印刷装置で印刷させることで、効率
と品質を両立させた印刷処理ができるという効果があ
る。
【0138】[4]第4の実施の形態 第4の実施の形態は、IEEE1394ネットワークに
おいて複数の印刷装置(プリンタ)がデイジーチェーン
で接続されている環境で、ホストマシンに予めIEEE
1394ネットワーク上で使用する印刷装置(プリン
タ)を登録しておくことにより、文書の種類によって登
録されている印刷装置(プリンタ)の中から最適な印刷
装置(プリンタ)を選択して印刷出力させるようにした
ものである。
【0139】図10は第4の実施の形態に係るプリンタ
制御システムの全体構成を示すブロック図である。プリ
ンタ制御システムは、ホストマシン101と、カラープ
リンタ102と、ドットインパクトプリンタ103と、
A3レーザビームプリンタ104と、A4レーザビーム
プリンタ105と、IEEE1394ネットワーク10
7とを備えている。IEEE1394ネットワーク10
7上には、上記のカラープリンタ102、ドットインパ
クトプリンタ103、A3レーザビームプリンタ(LB
P)104、A4レーザビームプリンタ(LBP)10
5の例えば5台の印刷装置がデイジーチェーン接続され
ている。
【0140】尚、第4の実施の形態に係るプリンタ制御
システムのホストマシン及びプリンタの制御構成は上記
図1に示したものと基本的に同様であるため、図示及び
説明は省略するものとする。また、プリンタ制御システ
ムの全体構成は図10のものに限定されるものではな
い。
【0141】次に、上記の如く構成してなる第4の実施
の形態に係るプリンタ制御システムのホストマシンのC
PUによる印刷制御処理について、図11及び図12の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0142】先ず、印刷出力する文書の内容を調査する
(ステップS1101)。次に、印刷出力する文書がカ
ラー画像か否かを判別する(ステップS1102)。印
刷出力する文書がカラー画像でない場合は、後述のステ
ップS1104へ移行する。他方、印刷出力する文書が
カラー画像の場合は、カラープリンタを出力装置として
選択する(ステップS1103)。
【0143】上記ステップS1102で文書がカラー画
像でない場合は、文書中が伝票等の感圧紙へ出力するも
のであるか否かを判別する(ステップS1104)。文
書中が伝票等の感圧紙へ出力するものでない場合は、後
述のステップS1106へ移行する。他方、文書中が伝
票等の感圧紙へ出力するものである場合は、ドットイン
パクトプリンタを出力装置として選択する(ステップS
1105)。
【0144】上記ステップS1104で文書中が伝票等
の感圧紙へ出力するものでない場合は、文書の出力用紙
としてA3用紙が指定されているか否かを判別する(ス
テップS1106)。文書の出力用紙としてA3用紙が
指定されていない場合は、後述のステップS1108へ
移行する。他方、文書の出力用紙としてA3用紙が指定
されている場合は、A3対応レーザビームプリンタを出
力装置として選択する(ステップS1107)。
【0145】上記ステップS1106で文書の出力用紙
としてA3用紙が指定されていない場合は、A4対応レ
ーザビームプリンタを出力装置として選択する(ステッ
プS1108)。
【0146】上記ステップS1103、或いは上記ステ
ップS1105、或いは上記ステップS1107、或い
は上記ステップS1108の選択が終了した場合は、各
印刷装置へ転送するための印字データを作成し(ステッ
プS1109)、アイソクロナス転送でそれぞれの印字
データを各印刷装置へ転送する(ステップS111
0)。これにより、ホストマシンからアイソクロナス転
送されてきた印字データに基づく印刷が各印刷装置にお
いて行われる(ステップS1111)。
【0147】上述したように、第4の実施の形態によれ
ば、プリンタ制御システムのホストマシン101は、I
EEE1394ネットワーク107上で使用する印刷装
置を登録しておく機能と、文書がカラー画像の場合はカ
ラー印刷装置を選択し、文書が伝票等の感圧紙へ印刷出
力するものである場合はドットインパクト印刷装置を選
択し、文書を印刷出力する用紙が指定されている場合は
指定用紙に対応した印刷装置を選択する機能と、選択に
基づく印字データをアイソクロナス転送により印刷装置
へ転送する機能とを有するため、IEEE1394ネッ
トワーク107において複数の印刷装置がデイジーチェ
ーンで接続されている環境で、文書の種類によって登録
されている印刷装置の中から最適な印刷装置を選択して
印刷出力させることができるという効果がある。
【0148】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0149】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0150】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0151】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0152】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ネットワーク上にデイジーチェーン接続された
複数の印刷装置を制御する印刷制御装置であって、前記
ネットワーク上で使用する印刷装置が登録された登録手
段と、複数ページの文書を多数部印刷する場合に印刷装
置の能力に応じて各印刷装置の印刷担当部数を決定する
決定手段と、該決定した印刷担当部数に基づく印字デー
タをアイソクロナス転送により各印刷装置へ同時転送す
る転送手段とを有するため、前記ネットワークとして、
例えばIEEE1394ネットワークにおいて複数の印
刷装置がデイジーチェーンで接続されている環境で、複
数ページの文書を多数部印刷する際に、IEEE139
4ネットワーク上の印刷装置の能力に合わせてそれぞれ
が印字を行う部数の負荷を分担し、アイソクロナス転送
により印字データをそれらの印刷装置に同時転送し、同
時印刷を行うことによって短時間で大量の印刷処理を実
現することができるという効果がある。
【0154】請求項2の発明によれば、印刷制御装置の
前記決定手段は、印刷装置の印字速度及び台数、文書の
部数及びページ数に基づき各印刷装置の印刷担当部数を
決定するため、前記ネットワークとして、例えばIEE
E1394ネットワークにおいて複数の印刷装置がデイ
ジーチェーンで接続されている環境で、複数ページの文
書を多数部印刷する際に、IEEE1394ネットワー
ク上の印刷装置の能力、即ち、印刷装置の印字速度に合
わせてそれぞれが印字を行う部数の負荷を分担し、アイ
ソクロナス転送により印字データをそれらの印刷装置に
同時転送し、同時印刷を行うことによって短時間で大量
の印刷処理を実現することができるという効果がある。
【0155】請求項3の発明によれば、印刷制御装置の
前記印字速度とは、印刷装置の毎分当たりの出力ページ
数であるため、前記ネットワークとして、例えばIEE
E1394ネットワークにおいて複数の印刷装置がデイ
ジーチェーンで接続されている環境で、複数ページの文
書を多数部印刷する際に、IEEE1394ネットワー
ク上の印刷装置の能力、即ち、印刷装置の毎分当たりの
出力ページ数に合わせてそれぞれが印字を行う部数の負
荷を分担し、アイソクロナス転送により印字データをそ
れらの印刷装置に同時転送し、同時印刷を行うことによ
って短時間で大量の印刷処理を実現することができると
いう効果がある。
【0156】請求項4の発明によれば、ネットワーク上
にデイジーチェーン接続された複数の印刷装置を制御す
る印刷制御装置であって、前記ネットワーク上で使用す
る印刷装置が登録された登録手段と、複数ページの文書
を多数部印刷する場合に各印刷装置の印刷担当部数を決
定する決定手段と、該決定した印刷担当部数に基づく印
字データをアイソクロナス転送により各印刷装置へ同時
転送する転送手段とを有するため、前記ネットワークと
して、例えばIEEE1394ネットワークにおいて複
数の同一機種の印刷装置がデイジーチェーンで接続され
ている環境で、複数ページの文書を多数部印刷する際
に、IEEE1394ネットワークに接続されている印
刷装置でそれぞれ印字を行う部数の負荷を分担し、アイ
ソクロナス転送により印字データをそれらの印刷装置に
同時転送し、同時印刷を行うことによって短時間で大量
の印刷処理を実現することができるという効果がある。
【0157】請求項5の発明によれば、印刷制御装置の
前記決定手段は、印刷装置の台数、文書の部数に基づき
各印刷装置の印刷担当部数を決定するため、前記ネット
ワークとして、例えばIEEE1394ネットワークに
おいて複数の同一機種の印刷装置がデイジーチェーンで
接続されている環境で、複数ページの文書を多数部印刷
する際に、印刷装置の台数、文書の部数に基づき、IE
EE1394ネットワークに接続されている印刷装置で
それぞれ印字を行う部数の負荷を分担し、アイソクロナ
ス転送により印字データをそれらの印刷装置に同時転送
し、同時印刷を行うことによって短時間で大量の印刷処
理を実現することができるという効果がある。
【0158】請求項6の発明によれば、ネットワーク上
にデイジーチェーン接続された複数の印刷装置を制御す
る印刷制御装置であって、前記ネットワーク上で使用す
る印刷装置が登録された登録手段と、カラーページを含
む文書を印刷する場合に前記登録印刷装置中からカラー
ページを印刷するカラー用の印刷装置及びモノクロペー
ジを印刷するモノクロ用の印刷装置を決定する決定手段
と、該決定に基づくカラー印字データ及びモノクロ印字
データをアイソクロナス転送により各印刷装置へ転送す
る転送手段とを有するため、前記ネットワークとして、
例えばIEEE1394ネットワークにおいて複数の印
刷装置がデイジーチェーンで接続されている環境で、文
書中にカラーのページが含まれている時に、登録されて
いる印刷装置の中にカラー印刷装置がある場合は、カラ
ーのページのみをカラー印刷装置で印刷させることで、
効率と品質を両立させた印刷処理ができるという効果が
ある。
【0159】請求項7の発明によれば、印刷制御装置の
前記決定手段は、モノクロ用の印刷装置中から印字速度
が最速のものを決定するため、カラーページ以外のモノ
クロページの印刷時には、印字速度が最速のモノクロ用
の印刷装置を使用することで、高速印刷が可能となると
いう効果がある。
【0160】請求項8の発明によれば、ネットワーク上
にデイジーチェーン接続された複数の印刷装置を制御す
る印刷制御装置であって、前記ネットワーク上で使用す
る印刷装置が登録された登録手段と、印刷対象文書の種
類に応じて前記登録印刷装置中から印刷装置を決定する
決定手段と、該決定に基づく印字データをアイソクロナ
ス転送により印刷装置へ転送する転送手段とを有するた
め、前記ネットワークとして、例えばIEEE1394
ネットワークにおいて複数の印刷装置がデイジーチェー
ンで接続されている環境で、文書の種類によって、登録
されている印刷装置の中から最適な印刷装置を選択して
印刷出力させることができるという効果がある。
【0161】請求項9の発明によれば、印刷制御装置の
前記決定手段は、文書がカラー画像の場合はカラー用の
印刷装置を選択し、文書が伝票等の感圧紙へ印刷出力す
るものである場合は感圧紙出力用の印刷装置を選択し、
文書を印刷出力する用紙が指定されている場合は指定用
紙に対応した印刷装置を選択するため、前記ネットワー
クとして、例えばIEEE1394ネットワークにおい
て複数の印刷装置がデイジーチェーンで接続されている
環境で、文書がカラー画像の場合、文書が伝票等の感圧
紙へ印刷出力するものである場合、文書を印刷出力する
用紙が指定されている場合の各場合に応じて、登録され
ている印刷装置の中から最適な印刷装置を選択して印刷
出力させることができるという効果がある。
【0162】請求項10の発明によれば、印刷制御装置
により制御される複数の印刷装置がデイジーチェーン接
続された前記ネットワークは、IEEE1394ネット
ワークであるため、上記請求項1乃至請求項9の発明と
同様に、IEEE1394ネットワークにおいて複数の
印刷装置がデイジーチェーンで接続されている環境で、
複数ページの文書を多数部印刷する際に、IEEE13
94ネットワーク上の印刷装置の能力に合わせてそれぞ
れが印字を行う部数の負荷を分担し、アイソクロナス転
送により印字データをそれらの印刷装置に同時転送し、
同時印刷を行うことによって短時間で大量の印刷処理を
実現することができる、効率と品質を両立させた印刷処
理ができる、高速印刷が可能となる、登録されている印
刷装置の中から最適な印刷装置を選択して印刷出力させ
ることができる、という効果がある。
【0163】請求項11の発明によれば、ネットワーク
上にデイジーチェーン接続された複数の印刷装置を制御
する印刷制御方法であって、前記ネットワーク上で使用
する印刷装置が登録された登録ステップと、複数ページ
の文書を多数部印刷する場合に印刷装置の能力に応じて
各印刷装置の印刷担当部数を決定する決定ステップと、
該決定した印刷担当部数に基づく印字データをアイソク
ロナス転送により各印刷装置へ同時転送する転送ステッ
プとを有するため、前記ネットワークとして、例えばI
EEE1394ネットワークにおいて複数の印刷装置が
デイジーチェーンで接続されている環境で、複数ページ
の文書を多数部印刷する際に、IEEE1394ネット
ワーク上の印刷装置の能力に合わせてそれぞれが印字を
行う部数の負荷を分担し、アイソクロナス転送により印
字データをそれらの印刷装置に同時転送し、同時印刷を
行うことによって短時間で大量の印刷処理を実現するこ
とができるという効果がある。
【0164】請求項12の発明によれば、印刷制御方法
の前記決定ステップでは、印刷装置の印字速度及び台
数、文書の部数及びページ数に基づき各印刷装置の印刷
担当部数を決定するため、前記ネットワークとして、例
えばIEEE1394ネットワークにおいて複数の印刷
装置がデイジーチェーンで接続されている環境で、複数
ページの文書を多数部印刷する際に、IEEE1394
ネットワーク上の印刷装置の能力、即ち、印刷装置の印
字速度に合わせてそれぞれが印字を行う部数の負荷を分
担し、アイソクロナス転送により印字データをそれらの
印刷装置に同時転送し、同時印刷を行うことによって短
時間で大量の印刷処理を実現することができるという効
果がある。
【0165】請求項13の発明によれば、印刷制御方法
の前記印字速度とは、印刷装置の毎分当たりの出力ペー
ジ数であるため、前記ネットワークとして、例えばIE
EE1394ネットワークにおいて複数の印刷装置がデ
イジーチェーンで接続されている環境で、複数ページの
文書を多数部印刷する際に、IEEE1394ネットワ
ーク上の印刷装置の能力、即ち、印刷装置の毎分当たり
の出力ページ数に合わせてそれぞれが印字を行う部数の
負荷を分担し、アイソクロナス転送により印字データを
それらの印刷装置に同時転送し、同時印刷を行うことに
よって短時間で大量の印刷処理を実現することができる
という効果がある。
【0166】請求項14の発明によれば、ネットワーク
上にデイジーチェーン接続された複数の印刷装置を制御
する印刷制御方法であって、前記ネットワーク上で使用
する印刷装置が登録された登録ステップと、複数ページ
の文書を多数部印刷する場合に各印刷装置の印刷担当部
数を決定する決定ステップと、該決定した印刷担当部数
に基づく印字データをアイソクロナス転送により各印刷
装置へ同時転送する転送ステップとを有するため、前記
ネットワークとして、例えばIEEE1394ネットワ
ークにおいて複数の同一機種の印刷装置がデイジーチェ
ーンで接続されている環境で、複数ページの文書を多数
部印刷する際に、IEEE1394ネットワークに接続
されている印刷装置でそれぞれ印字を行う部数の負荷を
分担し、アイソクロナス転送により印字データをそれら
の印刷装置に同時転送し、同時印刷を行うことによって
短時間で大量の印刷処理を実現することができるという
効果がある。
【0167】請求項15の発明によれば、印刷制御方法
の前記決定ステップでは、印刷装置の台数、文書の部数
に基づき各印刷装置の印刷担当部数を決定するため、前
記ネットワークとして、例えばIEEE1394ネット
ワークにおいて複数の同一機種の印刷装置がデイジーチ
ェーンで接続されている環境で、複数ページの文書を多
数部印刷する際に、印刷装置の台数、文書の部数に基づ
き、IEEE1394ネットワークに接続されている印
刷装置でそれぞれ印字を行う部数の負荷を分担し、アイ
ソクロナス転送により印字データをそれらの印刷装置に
同時転送し、同時印刷を行うことによって短時間で大量
の印刷処理を実現することができるという効果がある。
【0168】請求項16の発明によれば、ネットワーク
上にデイジーチェーン接続された複数の印刷装置を制御
する印刷制御方法であって、前記ネットワーク上で使用
する印刷装置が登録された登録ステップと、カラーペー
ジを含む文書を印刷する場合に前記登録印刷装置中から
カラーページを印刷するカラー用の印刷装置及びモノク
ロページを印刷するモノクロ用の印刷装置を決定する決
定ステップと、該決定に基づくカラー印字データ及びモ
ノクロ印字データをアイソクロナス転送により各印刷装
置へ転送する転送ステップとを有するため、前記ネット
ワークとして、例えばIEEE1394ネットワークに
おいて複数の印刷装置がデイジーチェーンで接続されて
いる環境で、文書中にカラーのページが含まれている時
に、登録されている印刷装置の中にカラー印刷装置があ
る場合は、カラーのページのみをカラー印刷装置で印刷
させることで、効率と品質を両立させた印刷処理ができ
るという効果がある。
【0169】請求項17の発明によれば、印刷制御方法
の前記決定ステップでは、モノクロ用の印刷装置中から
印字速度が最速のものを決定するため、カラーページ以
外のモノクロページの印刷時には、印字速度が最速のモ
ノクロ用の印刷装置を使用することで、高速印刷が可能
となるという効果がある。
【0170】請求項18の発明によれば、ネットワーク
上にデイジーチェーン接続された複数の印刷装置を制御
する印刷制御方法であって、前記ネットワーク上で使用
する印刷装置が登録された登録ステップと、印刷対象文
書の種類に応じて前記登録印刷装置中から印刷装置を決
定する決定ステップと、該決定に基づく印字データをア
イソクロナス転送により印刷装置へ転送する転送ステッ
プとを有するため、前記ネットワークとして、例えばI
EEE1394ネットワークにおいて複数の印刷装置が
デイジーチェーンで接続されている環境で、文書の種類
によって、登録されている印刷装置の中から最適な印刷
装置を選択して印刷出力させることができるという効果
がある。
【0171】請求項19の発明によれば、印刷制御方法
の前記決定ステップでは、文書がカラー画像の場合はカ
ラー用の印刷装置を選択し、文書が伝票等の感圧紙へ印
刷出力するものである場合は感圧紙出力用の印刷装置を
選択し、文書を印刷出力する用紙が指定されている場合
は指定用紙に対応した印刷装置を選択するため、前記ネ
ットワークとして、例えばIEEE1394ネットワー
クにおいて複数の印刷装置がデイジーチェーンで接続さ
れている環境で、文書がカラー画像の場合、文書が伝票
等の感圧紙へ印刷出力するものである場合、文書を印刷
出力する用紙が指定されている場合の各場合に応じて、
登録されている印刷装置の中から最適な印刷装置を選択
して印刷出力させることができるという効果がある。
【0172】請求項20の発明によれば、印刷制御方法
により制御される複数の印刷装置がデイジーチェーン接
続された前記ネットワークは、IEEE1394ネット
ワークであるため、上記請求項11乃至請求項19の発
明と同様に、IEEE1394ネットワークにおいて複
数の印刷装置がデイジーチェーンで接続されている環境
で、複数ページの文書を多数部印刷する際に、IEEE
1394ネットワーク上の印刷装置の能力に合わせてそ
れぞれが印字を行う部数の負荷を分担し、アイソクロナ
ス転送により印字データをそれらの印刷装置に同時転送
し、同時印刷を行うことによって短時間で大量の印刷処
理を実現することができる、効率と品質を両立させた印
刷処理ができる、高速印刷が可能となる、登録されてい
る印刷装置の中から最適な印刷装置を選択して印刷出力
させることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプリンタ制御
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るプリンタ制御
システムの印刷制御処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るプリンタ制御
システムの印刷制御処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るプリンタ制御
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るプリンタ制御
システムの印刷制御処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るプリンタ制御
システムの印刷制御処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るプリンタ制御
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るプリンタ制御
システムの印刷制御処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るプリンタ制御
システムの印刷制御処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係るプリンタ制
御システムの全体構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係るプリンタ制
御システムの印刷制御処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係るプリンタ制
御システムの印刷制御処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】第1及び第4の実施の形態に係るプリンタ制
御システムのホストマシン及びプリンタの制御構成の一
例を示すブロック図である。
【図14】1394シリアルバス・ネットワークのシス
テム構成例の説明図である。
【図15】1394シリアルバスの構成要素の説明図で
ある。
【図16】1394シリアルバスのアドレス空間の説明
図である。
【図17】1394シリアルバス・ケーブルの断面図で
ある。
【図18】1394シリアルバス・データ転送フォーマ
ットのDS−Link符号化方式の説明図である。
【図19】1394シリアルバスの接続例の説明図であ
る。
【図20】1394シリアルバスのアービトレーション
を説明するための図であり、(a)はバス使用権要求の
説明図、(b)はバス使用許可の説明図である。
【図21】アシンクロナス転送における時間的な遷移状
態の説明図である。
【図22】アシンクロナス転送のパケットフォーマット
の説明図である。
【図23】アイソクロナス転送における時間的な遷移状
態の説明図である。
【図24】アイソクロナス転送のパケットフォーマット
の説明図である。
【図25】1394シリアルバスの一般的なバス・サイ
クルの説明図である。
【図26】1394シリアルバスのバスリセットとノー
ドID決定シーケンスを説明するためのフローチャート
である。
【図27】1394シリアルバスのバスリセットとノー
ドID決定シーケンスを説明するためのフローチャート
である。
【図28】1394シリアルバスのバスリセットとノー
ドID決定シーケンスを説明するためのフローチャート
である。
【図29】1394シリアルバスのバスリセットとノー
ドID決定シーケンスを説明するためのフローチャート
である。
【図30】1394シリアルバスのバスリセットとノー
ドID決定シーケンスを説明するためのフローチャート
である。
【図31】1394シリアルバスのバスリセットとノー
ドID決定シーケンスを説明するためのフローチャート
である。
【図32】1394シリアルバスのアービトレーション
を説明するためのフローチャートである。
【図33】1394シリアルバスのアービトレーション
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】 1、41、71、101 ホストマシン 2〜6、42〜46、72〜76、102〜105 プ
リンタ 7、47、77、107 IEEE1394ネットワー
ク 301、321 CPU 302、322 RAM 303、323 ROM 309、329 外部メモリ 310 プリンタコントローラ 324 入力部 326 印刷部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上にデイジーチェーン接続
    された複数の印刷装置を制御する印刷制御装置であっ
    て、 前記ネットワーク上で使用する印刷装置が登録された登
    録手段と、複数ページの文書を多数部印刷する場合に印
    刷装置の能力に応じて各印刷装置の印刷担当部数を決定
    する決定手段と、該決定した印刷担当部数に基づく印字
    データをアイソクロナス転送により各印刷装置へ同時転
    送する転送手段とを有することを特徴とする印刷制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記決定手段は、印刷装置の印字速度及
    び台数、文書の部数及びページ数に基づき各印刷装置の
    印刷担当部数を決定することを特徴とする請求項1記載
    の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記印字速度とは、印刷装置の毎分当た
    りの出力ページ数であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 ネットワーク上にデイジーチェーン接続
    された複数の印刷装置を制御する印刷制御装置であっ
    て、 前記ネットワーク上で使用する印刷装置が登録された登
    録手段と、複数ページの文書を多数部印刷する場合に各
    印刷装置の印刷担当部数を決定する決定手段と、該決定
    した印刷担当部数に基づく印字データをアイソクロナス
    転送により各印刷装置へ同時転送する転送手段とを有す
    ることを特徴とする印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記決定手段は、印刷装置の台数、文書
    の部数に基づき各印刷装置の印刷担当部数を決定するこ
    とを特徴とする請求項4記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 ネットワーク上にデイジーチェーン接続
    された複数の印刷装置を制御する印刷制御装置であっ
    て、 前記ネットワーク上で使用する印刷装置が登録された登
    録手段と、カラーページを含む文書を印刷する場合に前
    記登録印刷装置中からカラーページを印刷するカラー用
    の印刷装置及びモノクロページを印刷するモノクロ用の
    印刷装置を決定する決定手段と、該決定に基づくカラー
    印字データ及びモノクロ印字データをアイソクロナス転
    送により各印刷装置へ転送する転送手段とを有すること
    を特徴とする印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 前記決定手段は、モノクロ用の印刷装置
    中から印字速度が最速のものを決定することを特徴とす
    る請求項6記載の印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 ネットワーク上にデイジーチェーン接続
    された複数の印刷装置を制御する印刷制御装置であっ
    て、 前記ネットワーク上で使用する印刷装置が登録された登
    録手段と、印刷対象文書の種類に応じて前記登録印刷装
    置中から印刷装置を決定する決定手段と、該決定に基づ
    く印字データをアイソクロナス転送により印刷装置へ転
    送する転送手段とを有することを特徴とする印刷制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記決定手段は、文書がカラー画像の場
    合はカラー用の印刷装置を選択し、文書が伝票等の感圧
    紙へ印刷出力するものである場合は感圧紙出力用の印刷
    装置を選択し、文書を印刷出力する用紙が指定されてい
    る場合は指定用紙に対応した印刷装置を選択することを
    特徴とする請求項8記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 前記ネットワークは、IEEE139
    4ネットワークであることを特徴とする請求項1乃至9
    の何れかに記載の印刷制御装置。
  11. 【請求項11】 ネットワーク上にデイジーチェーン接
    続された複数の印刷装置を制御する印刷制御方法であっ
    て、 前記ネットワーク上で使用する印刷装置が登録された登
    録ステップと、複数ページの文書を多数部印刷する場合
    に印刷装置の能力に応じて各印刷装置の印刷担当部数を
    決定する決定ステップと、該決定した印刷担当部数に基
    づく印字データをアイソクロナス転送により各印刷装置
    へ同時転送する転送ステップとを有することを特徴とす
    る印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 前記決定ステップでは、印刷装置の印
    字速度及び台数、文書の部数及びページ数に基づき各印
    刷装置の印刷担当部数を決定することを特徴とする請求
    項11記載の印刷制御方法。
  13. 【請求項13】 前記印字速度とは、印刷装置の毎分当
    たりの出力ページ数であることを特徴とする請求項11
    又は12記載の印刷制御方法。
  14. 【請求項14】 ネットワーク上にデイジーチェーン接
    続された複数の印刷装置を制御する印刷制御方法であっ
    て、 前記ネットワーク上で使用する印刷装置が登録された登
    録ステップと、複数ページの文書を多数部印刷する場合
    に各印刷装置の印刷担当部数を決定する決定ステップ
    と、該決定した印刷担当部数に基づく印字データをアイ
    ソクロナス転送により各印刷装置へ同時転送する転送ス
    テップとを有することを特徴とする印刷制御方法。
  15. 【請求項15】 前記決定ステップでは、印刷装置の台
    数、文書の部数に基づき各印刷装置の印刷担当部数を決
    定することを特徴とする請求項14記載の印刷制御方
    法。
  16. 【請求項16】 ネットワーク上にデイジーチェーン接
    続された複数の印刷装置を制御する印刷制御方法であっ
    て、 前記ネットワーク上で使用する印刷装置が登録された登
    録ステップと、カラーページを含む文書を印刷する場合
    に前記登録印刷装置中からカラーページを印刷するカラ
    ー用の印刷装置及びモノクロページを印刷するモノクロ
    用の印刷装置を決定する決定ステップと、該決定に基づ
    くカラー印字データ及びモノクロ印字データをアイソク
    ロナス転送により各印刷装置へ転送する転送ステップと
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  17. 【請求項17】 前記決定ステップでは、モノクロ用の
    印刷装置中から印字速度が最速のものを決定することを
    特徴とする請求項16記載の印刷制御方法。
  18. 【請求項18】 ネットワーク上にデイジーチェーン接
    続された複数の印刷装置を制御する印刷制御方法であっ
    て、 前記ネットワーク上で使用する印刷装置が登録された登
    録ステップと、印刷対象文書の種類に応じて前記登録印
    刷装置中から印刷装置を決定する決定ステップと、該決
    定に基づく印字データをアイソクロナス転送により印刷
    装置へ転送する転送ステップとを有することを特徴とす
    る印刷制御方法。
  19. 【請求項19】 前記決定ステップでは、文書がカラー
    画像の場合はカラー用の印刷装置を選択し、文書が伝票
    等の感圧紙へ印刷出力するものである場合は感圧紙出力
    用の印刷装置を選択し、文書を印刷出力する用紙が指定
    されている場合は指定用紙に対応した印刷装置を選択す
    ることを特徴とする請求項18記載の印刷制御方法。
  20. 【請求項20】 前記ネットワークは、IEEE139
    4ネットワークであることを特徴とする請求項11乃至
    19の何れかに記載の印刷制御方法。
JP9279343A 1997-09-29 1997-09-29 印刷制御装置及び印刷制御方法 Pending JPH11110160A (ja)

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