JP2000196873A - 情報処理装置及び情報処理システム及びそれらの方法と記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理システム及びそれらの方法と記憶媒体

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JP2000196873A
JP2000196873A JP10371652A JP37165298A JP2000196873A JP 2000196873 A JP2000196873 A JP 2000196873A JP 10371652 A JP10371652 A JP 10371652A JP 37165298 A JP37165298 A JP 37165298A JP 2000196873 A JP2000196873 A JP 2000196873A
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Tsunato Nakashita
綱人 中下
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偽造防止に関する処理を1ヶ所で集中して実現
し、偽造禁止物の画像取り込み及び複製の防止のために
必要なコストの低減と管理の容易化を図る。 【解決手段】ホストPC11と、スキャナ12やMFP
13等の画像入力装置がIEEE1394ネットワーク
を介して接続された情報処理システムにおいて、画像入
力装置にて原稿を読み取って得られた画像データがホス
トPC11へネットワーク14を介して提供される。ホ
ストPC11では、提供された画像データが複写禁止物
に該当するか否かを判定し、当該画像データが複写禁止
物に該当すると判定された場合は、その出力禁止を画像
データ提供元の画像入力装置に対して、ネットワーク1
4を介して指示する。画像入力装置は、ネットワーク1
4を介して入力した出力禁止の指示に応じて、当該画像
データに対する印刷等の出力処理を停止し、データを破
棄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、特に、金券等の複写禁止物の複
写を禁止する情報処理装置及びシステム及びそれらの方
法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカラーコピー機能の向上に伴っ
て、金券等の複写を禁止する偽造防止システムが提案さ
れている。このような偽造防止システムは、各複写機ま
たは各MFP(Multi Function Printer:多機能プリン
タ)にそれぞれ固定されたユニットとして搭載されて、
偽造防止機能を発揮するという方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来までの
方法では、偽造防止システムをより精度の高いものにす
る程、必要な記憶媒体の容量が大きくなり、非常にコス
トが高くなる上に、このシステムをそれぞれ固定された
機構として各複写機やMFPに搭載すれば、機器その物
の価格が高くなり、機器の台数に応じてコストが嵩むこ
とになる。
【0004】さらに、偽造禁止パターンデータの更新及
び追加や解析プログラムの改良も各機器の偽造防止シス
テムごとに行う必要が生じ、それらの作業の実行が困難
になるとともに、コストも高くつくという問題もあっ
た。
【0005】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、偽造防止に関する処
理を1ヶ所で集中して実現し、複写禁止物の画像取り込
み及び複製の防止のために必要なコストを低減するとと
もに、その管理を容易とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による情報処理装置はたとえば以下の構成を
備える。すなわち、通信手段を介して複数の外部装置に
接続された情報処理装置であって、原稿を読み取って画
像データを得る読取手段と、前記読取手段で得られた画
像データを前記通信手段を介して特定の外部装置へ送信
する送信手段と、前記特定の外部装置よりの指示に基づ
いて前記画像データに対する出力処理を停止する停止手
段とを備える。
【0007】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の情報処理装置はたとえば以下の構成を備える。す
なわち、通信手段を介して複数の外部装置に接続された
情報処理装置であって、前記通信手段を介して画像入力
機器より画像データを受信する受信手段と、前記受信手
段で受信した画像データが複写禁止物に該当するか否か
を判定する判定手段と、前記判定手段で前記画像データ
が複写禁止物に該当すると判定された場合、当該画像デ
ータの出力禁止を前記画像入力機器に対して前記通信手
段を介して指示する指示手段とを備える。
【0008】さらに、上記の目的を達成するための本発
明による情報処理システムはたとえば以下の構成を備え
る。すなわち、少なくとも画像入力装置と情報処理装置
が通信手段を介して接続された情報処理システムであっ
て、前記画像入力装置より、原稿を読み取って得られた
画像データを前記情報処理装置へ提供する提供手段と、
前記情報処理装置において、前記提供手段で提供された
画像データが複写禁止物に該当するか否かを判定する判
定手段と、前記判定手段で前記画像データが複写禁止物
に該当すると判定された場合、当該画像データの出力禁
止を前記画像入力装置に対して前記通信手段を介して指
示する指示手段と、前記指示手段による出力禁止の指示
に応じて、前記画像データに対する出力処理を停止する
停止手段とを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な一実施形態を説明する。
【0010】本実施形態の構成を説明する前に、本実施
形態では、各機器間を接続するデジタルIFをIEEE
1394シリアルバスを用いるので、IEEE1394
シリアルバスについてあらかじめ説明する。
【0011】《IEEE1394の技術の概要》家庭用
デジタルVTRやDVDの登場に伴なって、ビデオデー
タやオーディオデータなどのリアルタイムでかつ高情報
量のデータ転送のサポートが必要になっている。こうい
ったビデオデータやオーディオデータをリアルタイムで
転送し、パソコン(PC)に取り込んだり、またはその
他のデジタル機器に転送を行うには、必要な転送機能を
備えた高速データ転送可能なインタフェースが必要にな
ってくるものであり、そういった観点から開発されたイ
ンタフェースがIEEE1394−1995(High Per
formance Serial Bus)(以下1394シリアルバス)
である。
【0012】図4に1394シリアルバスを用いて構成
されるネットワーク・システムの例を示す。このシステ
ムは機器A,B,C,D,E,F,G,Hを備えてお
り、A−B間、A−C間、B−D間、D−E間、C−F
間、C−G間、及びC−H間をそれぞれ1394シリア
ルバスのツイスト・ペア・ケーブルで接続されている。
この機器A〜Hは例としてPC、デジタルVTR、DV
D、デジタルカメラ、ハードディスク、モニタ等であ
る。
【0013】各機器間の接続方式は、ディジーチェーン
方式とノード分岐方式とを混在可能としたものであり、
自由度の高い接続が可能である。
【0014】また、各機器は各自固有のIDを有し、そ
れぞれが認識し合うことによって1394シリアルバス
で接続された範囲において、1つのネットワークを構成
している。各デジタル機器間をそれぞれ1本の1394
シリアルバスケーブルで順次接続するだけで、それぞれ
の機器が中継の役割を行い、全体として1つのネットワ
ークを構成するものである。また、1394シリアルバ
スの特徴でもある、Plug&Play機能でケーブル
を機器に接続した時点で自動で機器の認識や接続状況な
どを認識する機能を有している。
【0015】また、図4に示したようなシステムにおい
て、ネットワークからある機器が削除されたり、または
新たに追加されたときなど、自動的にバスリセットを行
い、それまでのネットワーク構成をリセットしてから、
新たなネットワークの再構築を行う。この機能によっ
て、その時々のネットワークの構成を常時設定、認識す
ることができる。
【0016】またデータ転送速度は、100/200/
400Mbpsと備えており、上位の転送速度を持つ機
器が下位の転送速度をサポートし、互換をとるようにな
っている。
【0017】データ転送モードとしては、コントロール
信号などの非同期データ(Asynchronousデータ:以下A
syncデータ)を転送するAsynchronous転送モード、
リアルタイムなビデオデータやオーディオデータ等の同
期データ(Isochronousデータ:以下Isoデータ)を
転送するIsochronous転送モードがある。このAsyn
cデータとIsoデータは各サイクル(通常1サイクル
125μS)の中において、サイクル開始を示すサイク
ル・スタート・パケット(CSP)の転送に続き、Is
oデータの転送を優先しつつサイクル内で混在して転送
される。
【0018】次に、図5に1394シリアルバスの構成
要素を示す。
【0019】1394シリアルバスは全体としてレイヤ
(階層)構造で構成されている。図5に示したように、
最もハード的なのが1394シリアルバスのケーブルで
あり、そのケーブルのコネクタが接続されるコネクタポ
ートがあり、その上にハードウェアとしてフィジカル・
レイヤとリンク・レイヤがある。
【0020】ハードウェア(hardware)部は実質的なイ
ンターフェイスチップの部分であり、そのうちフィジカ
ル・レイヤは符号化やコネクタ関連の制御等を行い、リ
ンク・レイヤはパケット転送やサイクルタイムの制御等
を行う。
【0021】ファームウェア(firmware)部のトランザ
クション・レイヤは、転送(トランザクション)すべき
データの管理を行い、ReadやWriteといった命
令を出す。マネージメント・レイヤは、接続されている
各機器の接続状況やIDの管理を行い、ネットワークの
構成を管理する部分である。
【0022】このハードウェアとファームウェアまでが
実質上の1394シリアルバスの構成である。
【0023】またソフトウェア(software)部のアプリ
ケーション・レイヤは使うソフトによって異なり、イン
タフェース上にどのようにデータをのせるか規定する部
分であり、AVプロトコルなどのプロトコルによって規
定されている。
【0024】以上が1394シリアルバスの構成であ
る。
【0025】次に、図6に1394シリアルバスにおけ
るアドレス空間の図を示す。
【0026】1394シリアルバスに接続された各機器
(ノード)には必ず各ノード固有の、64ビットアドレ
スを持たせておく。そしてこのアドレスをROMに格納
しておくことで、自分や相手のノードアドレスを常時認
識でき、相手を指定した通信も行える。
【0027】1394シリアルバスのアドレッシング
は、IEEE1212規格に準じた方式であり、アドレ
ス設定は、最初の10bitがバスの番号の指定用に、
次の6bitがノードID番号の指定用に使われる。残
りの48bitが機器に与えられたアドレス幅になり、
それぞれ固有のアドレス空間として使用できる。最後の
28bitは固有データの領域として、各機器の識別や
使用条件の指定の情報などを格納する。
【0028】以上が、1394シリアルバスの技術の概
要である。
【0029】次に、1394シリアルバスの特徴といえ
る技術の部分を、より詳細に説明する。
【0030】《1394シリアルバスの電気的仕様》図
7に1394シリアルバス・ケーブルの断面図を示す。
【0031】1394シリアルバスで接続ケーブル内
に、2組のツイストペア信号線の他に、電源ラインを設
けている。これによって、電源を持たない機器や、故障
により電圧低下した機器等にも電力の供給が可能になっ
ている。
【0032】電源線内を流れる電源の電圧は8〜40
V、電流は最大電流DC1.5Aに規定されている。
【0033】《DS−Link符号化》1394シリア
ルバスで採用されている、データ転送フォーマットのD
S−Link符号化方式を説明するための図を図8に示
す。
【0034】1394シリアルバスでは、DS−Lin
k(Data/Strobe Link)符号化方式が採用されている。
このDS−Link符号化方式は、高速なシリアルデー
タ通信に適しており、その構成は、2本の信号線を必要
とする。より対線のうち1本に主となるデータを送り、
他方のより対線にはストローブ信号を送る構成になって
いる。
【0035】受信側では、この通信されるデータと、ス
トローブとの排他的論理和をとることによってクロック
を再現できる。
【0036】このDS−Link符号化方式を用いるメ
リットとして、他のシリアルデータ転送方式に比べて転
送効率が高いこと、PLL回路が不要となるのでコント
ローラLSIの回路規模を小さくできること、更には、
転送すべきデータが無いときにアイドル状態であること
を示す情報を送る必要が無いので、各機器のトランシー
バ回路をスリーブ状態にすることができることによっ
て、消費電力の低減が図れる、などが挙げられる。
【0037】《バスリセットのシーケンス》1394シ
リアルバスでは、接続されている各機器(ノード)には
ノードIDが与えられ、ネットワーク構成として認識さ
れている。
【0038】このネットワーク構成に変化があったと
き、例えばノードの挿抜や電源のON/OFFなどによ
るノード数の増減などによって変化が生じて、新たなネ
ットワーク構成を認識する必要があるとき、変化を検知
した各ノードはバス上にバスリセット信号を送信して、
新たなネットワーク構成を認識するモードに入る。この
ときの変化の検知方法は、1394ポート基盤上でのバ
イアス電圧の変化を検知することによって行われる。
【0039】あるノードからバスリセット信号が伝達さ
れて、各ノードのフィジカルレイヤはこのバスリセット
信号を受けると同時にリンクレイヤにバスリセットの発
生を伝達し、かつ他のノードにバスリセット信号を伝達
する。最終的にすべてのノードがバスリセット信号を検
知した後、バスリセットが起動となる。
【0040】バスリセットは、先に述べたようなケーブ
ル抜挿や、ネットワーク異常等によるハード検出によっ
て起動されるが、プロトコルからのホスト制御などによ
ってフィジカルレイヤに直接命令を出すことによっても
起動する。
【0041】また、バスリセットが起動するとデータ転
送は一時中断され、この間のデータ転送は待たされ、終
了後、新しいネットワーク構成のもとで再開される。
【0042】以上がバスリセットのシーケンスである。
【0043】《ノードID決定のシーケンス》バスリセ
ットの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築す
るために、各ノードにIDを与える動作に入る。このと
きの、バスリセットからノードID決定までの一般的な
シーケンスを図16、図17、図18のフローチャート
を用いて説明する。
【0044】図16のフローチャートは、バスリセット
の発生からノードIDが決定し、データ転送が行えるよ
うになるまでの、一連のバスの作業を示してある。
【0045】まず、ステップS101として、ネットワ
ーク内にバスリセットが発生することを常時監視してい
て、ここでノードの電源ON/OFFなどでバスリセッ
トが発生するとステップS102に移る。
【0046】ステップS102では、ネットワークがリ
セットされた状態から、新たなネットワークの接続状況
を知るために、直接接続されている各ノード間において
親子関係の宣言がなされる。ステップS103として、
すべてのノード間で親子関係が決定すると、ステップS
104として一つのルートが決定する。すべてのノード
間で親子関係が決定するまで、ステップS102の親子
関係の宣言を行い、またルートも決定されない。
【0047】ステップS104でルートが決定される
と、次はステップS105として、各ノードにIDを与
えるノードIDの設定作業が行われる。所定のノード順
序で、ノードIDの設定が行われ、すべてのノードにI
Dが与えられるまで繰り返し設定作業が行われ最終的に
ステップS106としてすべてのノードにIDを設定し
終えたら、新しいネットワーク構成がすべてのノードに
おいて認識されたので、ステップS107としてノード
間のデータ転送が行える状態となり、データ転送が開始
される。
【0048】このステップS107の状態になると、再
びバスリセットが発生するのを監視するモードに入り、
バスリセットが発生したらステップS101からステッ
プS106までの設定作業が繰り返し行われる。
【0049】以上が、図16のフローチャートの説明で
あるが、図16のフローチャートのバスリセットからル
ート決定までの部分と、ルート決定後からID設定終了
までの手順をより詳しくフローチャート図に表したもの
をそれぞれ、図17、図18に示す。
【0050】まず、図17のフローチャートの説明を行
う。
【0051】ステップS201としてバスリセットが発
生すると、ネットワーク構成は一旦リセットされる。な
お、ステップS201としてバスリセットが発生するの
を常に監視している。
【0052】次に、ステップS202として、リセット
されたネットワークの接続状況を再認識する作業の第一
歩として、各機器にリーフ(ノード)であることを示す
フラグを立てておく。更に、ステップS203として各
機器が自分の持つポートがいくつ他ノードと接続されて
いるのかを調べる。
【0053】ステップS204のポート数の結果に応じ
て、これから親子関係の宣言を始めていくために、未定
義(親子関係が決定させてない)ポートの数を調べる。
バスリセットの直後はポート数=未定義ポート数である
が、親子関係が決定されていくにしたがって、ステップ
S204で検知する未定義ポートの数は変化していくも
のである。
【0054】まず、バスリセットの直後、はじめに親子
関係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフ
であるというのはステップS203のポート数の確認で
知ることができる。リーフは、ステップS205とし
て、自分に接続されているノードに対して、「自分は
子、相手は親」と宣言し動作を終了する。
【0055】ステップS203でポート数が複数ありブ
ランチと認識したノードは、バスリセットの直後は、ス
テップS204で、未定義ポート数>1ということなの
で、ステップS206へと移り、まずブランチというフ
ラグが立てられ、ステップS207でリーフから親子関
係宣言で「親」の受付をするために待つ。
【0056】リーフが親子関係の宣言を行い、ステップ
S207でそれを受けたブランチは適宜ステップS20
4の未定義ポート数の確認を行い、未定義ポート数が1
になっていれば残っているポートに接続されているノー
ドに対して、ステップS205の「自分が子」の宣言を
することが可能になる。2度目以降、ステップS204
で未定義ポート数を確認しても2以上あるブランチに対
しては、再度ステップS207でリーフ又は他のブラン
チからの「親」の受付をするために待つ。
【0057】最終的に、いずれか1つのブランチ、又は
例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作しな
かった為)がステップS204の未定義ポート数の結果
としてゼロになったら、これにてネットワーク全体の親
子関係の宣言が終了したものであり、未定義ポート数が
ゼロ(すべて親のポートとして決定)になった唯一のノ
ードはステップS208としてルートのフラグが立てら
れ、ステップS209としてルートとしての認識がなさ
れる。
【0058】このようにして、図17に示したバスリセ
ットから、ネットワーク内すべてのノード間における親
子関係の宣言までが終了する。
【0059】次に、図18のフローチャートについて説
明する。
【0060】まず、図17までのシーケンスでリーフ、
ブランチ、ルートという各ノードのフラグの情報が設定
されているので、これを元にして、ステップS301で
それぞれ分類する。
【0061】各ノードにIDを与える作業として、最初
にIDの設定を行うことができるのはリーフからであ
る。リーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号(ノード
番号=0〜)からIDの設定がなされていく。
【0062】ステップS302としてネットワーク内に
存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。この
後、ステップS303として各自リーフがルートに対し
て、IDを与えるように要求する。この要求が複数ある
場合には、ルートはステップS304としてアービトレ
ーション(1つに調停する作業)を行い、ステップS3
05として勝ったノード1つにID番号を与え、負けた
ノードには失敗の結果通知を行う。ステップS306と
してID取得が失敗に終わったリーフは、再度ID要求
を出し、同様の作業を繰り返す。IDを取得できたリー
フからステップS307として、そのノードのID情報
をブロードキャストで全ノードに転送する。1ノードI
D情報のブロードキャストが終わると、ステップS30
8として残りのリーフの数が1つ減らされる。ここで、
ステップS309として、この残りのリーフの数が1以
上ある時はステップS303のID要求の作業からを繰
り返し行い、最終的にすべてのリーフがID情報をブロ
ードキャストすると、ステップS309がN=0とな
り、次はブランチのID設定に移る。
【0063】ブランチのID設定もリーフの時と同様に
行われる。
【0064】まず、ステップS310としてネットワー
ク内に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定す
る。この後、ステップS311として各自ブランチがル
ートに対して、IDを与えるように要求する。これに対
してルートは、ステップS312としてアービトレーシ
ョンを行い、勝ったブランチから順にリーフに与え終わ
った次の若い番号から与えいく。ステップS313とし
て、ルートは要求を出したブランチにID情報又は失敗
結果を通知し、ステップS314としてID取得が失敗
に終わったブランチは、再度ID要求を出し、同様の作
業を繰り返す。IDを取得できたブランチからステップ
S315として、そのノードのID情報をブロードキャ
ストで全ノードに転送する。1ノードID情報のブロー
ドキャストが終わると、ステップS316として残りの
ブランチの数が1つ減らされる。ここで、ステップS3
17として、この残りのブランチの数が1以上ある時は
ステップS311のID要求の作業からを繰り返し、最
終的にすべてのブランチがID情報をブロードキャスト
するまで行われる。すべてのブランチがノードIDを取
得すると、ステップS317はM=0となり、ブランチ
のID取得モードも終了する。
【0065】ここまで終了すると、最終的にID情報を
取得していないノードはルートのみなので、ステップS
318として与えない番号で最も若い番号を自分のID
番号と設定し、ステップS319としてルートのID情
報をブロードキャストする。
【0066】以上で、図18に示したように、規子関係
が決定した後から、すべてのノードのIDが設定される
までの手順が終了する。
【0067】次に、一例として図9に示した実際のネッ
トワークにおける動作を図9を参照しながら説明する。
【0068】図9の説明として、(ルート)ノードBの
下位にはノードAとノードCが直接接続されており、更
にノードCの下位にはノードDが直接接続されており、
更にノードDの下位にはノードEとノードFが直接接続
された階層構造になっている。この、階層構造やルート
ノード、ノードIDを決定する手順を以下で説明する。
【0069】バスリセットがされた後、まず各ノードの
接続状況を認識するために、各ノードの直接接続されて
いるポート間において、親子関係の宣言がなされる。こ
の親子とは親側が階層構造で上位となり、子側が下位と
なると言うことができる。
【0070】図9ではバスリセットの後、最初に親子関
係の宣言を行ったのはノードAである。基本的にノード
の1つのポートにのみ接続があるノード(リーフと呼
ぶ)から親子関係の宣言を行うことができる。これは自
分には1ポートの接続のみということをまず知ることが
できるので、これによってネットワークの端であること
を認識し、その中で早く動作を行ったノードから親子関
係が決定されていく。こうして親子関係の宣言を行った
側(A−B間ではノードA)のポートが子と設定され、
相手側(ノードB)のポートが親と設定されるこうし
て、ノードA−B間では子−親、ノードE−D間で子−
親、ノードF−D間で子−親と決定される。
【0071】更に1階層あがって、今度は複数個接続ポ
ートを持つノード(ブランチと呼ぶ)のうち、他ノード
からの親子関係の宣言を受けたものから順次、更に上位
に親子関係の宣言を行っていく。図9ではまずノードD
がD−E間、D−F間と親子関係が決定した後、ノード
Cに対する親子関係の宣言を行っており、その結果ノー
ドD−C間で子−親と決定している。
【0072】ノードDから親子関係の宣言を受けたノー
ドCは、もう一つのポートに接続されているノードBに
対して親子関係の宣言を行っている。これによってノー
ドC−B間で子−親と決定している。
【0073】このようにして、図9のような階層構造が
構成され、最終的に接続されているすべてのポートにお
いて親となったノードBが、ルートノードと決定され
た。ルートは1つのネットワーク構成中に一つしか存在
しないものである。
【0074】なお、この図9においてノードBがルート
ノードと決定されたが、これはノードAから親子関係宣
言を受けたノードBが、他のノードに対して親子関係宣
言を早いタイミングで行っていれば、ルートノードは他
ノードに移っていたこともあり得る。すなわち、伝達さ
れるタイミングによってはどのノードもルートノードと
なる可能性があり、同じネットワーク構成でもルートノ
ードは一定とは限らない。
【0075】ルートノードが決定すると、次は各ノード
IDを決定するモードに入る。ここではすべてのノード
が、決定した自分のノードIDを他のすべてのノードに
通知する(ブロードキャスト機能)。
【0076】自己ID情報は、自分のノード番号、接続
されている位置の情報、持っているポートの数、接続の
あるポートの数、各ポートの親子関係の情報等を含んで
いる。
【0077】ノードID番号の割り振りの手順として
は、まず1つのポートにのみ接続があるノード(リー
フ)から起動することができ、この中から順にノード番
号=0,1,2,…と割り当てられる。
【0078】ノードIDを取得したノードは、ノード番
号を含む情報をブロードキャストで各ノードに送信す
る。これによって、そのID番号は『割り当て済み』で
あることが認識される。
【0079】すべてのリーフが自己ノードIDを取得し
終わると、次はブランチへ移りリーフに引き続いたノー
ドID番号が各ノードに割り当てられる。リーフと同様
に、ノードID番号が割り当てられたブランチから順次
ノードID情報をブロードキャストし、最後にルートノ
ードが自己ID情報をブロードキャストする。すなわ
ち、常にルートは最大のノードID番号を所有するもの
である。
【0080】以上のようにして、階層構造全体のノード
IDの割り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築さ
れ、バスの初期化作業が完了する。
【0081】《アービトレーション》1394シリアル
バスでは、データ転送に先立って必ずバス使用権のアー
ビトレーション(調停)を行う。1394シリアルバス
は個別に接続された各機器が、転送された信号をそれぞ
れ中継することによって、ネットワーク内すべての機器
に同信号を伝えるように、論理的なバス型ネットワーク
であるので、パケットの衝突を防ぐ意味でアービトレー
ションは必要である。これによってある時間には、たっ
た一つのノードのみ転送を行うことができる。
【0082】アービトレーションを説明するための図と
して図10(a)にバス使用要求の図を、図10(b)
にバス使用許可の図を示し、以下これを用いて説明す
る。
【0083】アービトレーションが始まると、1つもし
くは複数のノードが親ノードに向かって、それぞれバス
使用権の要求を発する。図10(a)のノードCとノー
ドFがバス使用権の要求を発しているノードである。こ
れを受けた親ノード(図10ではノードA)は更に親ノ
ードに向かって、バス使用権の要求を発する(中継す
る)。この要求は最終的に調停を行うルートに届けられ
る。
【0084】バス使用要求を受けたルートノードは、ど
のノードにバスを使用させるかを決める。この調停作業
はルートノードのみが行えるものであり、調停によって
勝ったノードにはバスの使用許可を与える。図10
(b)ではノードCに使用許可が与えられ、ノードFの
使用は拒否された図である。アービトレーションに負け
たノードに対してはDP(data prefix)パケットを送
り、拒否されたことを知らせる。拒否されたノードのバ
ス使用要求は次回のアービトレーションまで待たされ
る。
【0085】以上のようにして、アービトレーションに
勝ってバスの使用許可を得たノードは、以降データの転
送を開始できる。
【0086】ここで、アービトレーションの一連の流れ
をフローチャート図19に示して、説明する。
【0087】ノードがデータ転送を開始できる為には、
バスがアイドル状態であることが必要である。先に行わ
れていたデータ転送が終了して、現在バスが空き状態で
あることを認識するためには、各転送モードで個別に設
定されている所定のアイドル時間ギャップ長(例.サブ
アクション・ギャップ)を経過する事によって、各ノー
ドは自分の転送が開始できると判断する。
【0088】ステップS401として、Asyncデー
タ、Isoデータ等それぞれ転送するデータに応じた所
定のギャップ長が得られたか判断する。所定のギャップ
長が得られない限り、転送を開始するために必要なバス
使用権の要求はできないので、所定のギャップ長が得ら
れるまで待つ。
【0089】ステップS401で所定のギャップ長が得
られたら、ステップS402として転送すべきデータが
あるか判断し、ある場合はステップS403として転送
するためにバスを確保するよう、バス使用権の要求をル
ートに対して発する。このときの、バス使用権の要求を
表す信号の伝達は、図10に示したように、ネットワー
ク内各機器を中継しながら、最終的にルートに届けられ
る。ステップS402で転送するデータがない場合は、
そのまま待機する。
【0090】次に、ステップS404として、ステップ
S403のバス使用要求を1つ以上ルートが受信した
ら、ルートはステップS405として使用要求を出した
ノードの数を調べる。ステップS405での選択値がノ
ード数=1(使用権要求を出したノードは1つ)だった
ら、そのノードに直後のバス使用許可が与えられること
となる。ステップS405での選択値がノード数>1
(使用要求を出したノードは複数)だったら、ルートは
ステップS406として使用許可を与えるノードを1つ
に決定する調停作業を行う。この調停作業は公平なもの
であり、毎回同じノードばかりが許可を得る様なことは
なく、平等に権利を与えていくような構成となってい
る。
【0091】ステップS407として、ステップS40
6で使用要求を出した複数ノードの中からルートが調停
して使用許可を得た1つのノードと、敗れたその他のノ
ードに分ける選択を行う。ここで、調停されて使用許可
を得た1つのノード、またはステップS405の選択値
から使用要求ノード数=1で調停無しに使用許可を得た
ノードには、ステップS408として、ルートはそのノ
ードに対して許可信号を送る。許可信号を得たノード
は、受け取った直後に転送すべきデータ(パケット)を
転送開始する。また、ステップS406の調停で敗れ
て、バス使用が許可されなかったノードにはステップS
409としてルートから、アービトレーション失敗を示
すDP(data prefix)パケットを送られ、これを受け
取ったノードは再度転送を行うためのバス使用要求を出
すため、ステップS401まで戻り、所定ギャップ長が
得られるまで待機する。
【0092】以上がアービトレーションの流れを説明し
た、フローチャート図19の説明である。
【0093】《Asynchronous(非同期)転送》アシンク
ロナス転送は、非同期転送である。図11にアシンクロ
ナス転送における時間的な遷移状態を示す。図11の最
初のサブアクション・ギャップは、バスのアイドル状態
を示すものである。このアイドル時間が一定値になった
時点で、転送を希望するノードはバスが使用できると判
断して、バス獲得のためのアービトレーションを実行す
る。
【0094】アービトレーションでバスの使用許可を得
ると、次にデータの転送がパケット形式で実行される。
データ転送後、受信したノードは転送されたデータに対
しての受信結果のack(受信確認用返送コード)をa
ck gapという短いギャップの後、返送して応答す
るか、応答パケットを送ることによって転送が完了す
る。ackは4ビットの情報と4ビットのチェックサム
からなり、成功か、ビジー状態か、ペンディング状態で
あるかといった情報を含み、すぐに送信元ノードに返送
される。
【0095】次に、図12にアシンクロナス転送のパケ
ットフォーマットの例を示す。
【0096】パケットには、データ部及び誤り訂正用の
データCRCの他にはヘッダ部があり、そのヘッダ部に
は図12に示したような、目的ノードID、ソースノー
ドID、転送データ長さや各種コードなどが書き込まれ
転送が行われる。
【0097】また、アシンクロナス転送は自己ノードか
ら相手ノードへの1対1の通信である。転送元ノードか
ら転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノードに
行き渡るが、自分宛てのアドレス以外のものは無視され
るので、宛先の1つのノードのみが読込むことになる。
【0098】以上がアシンクロナス転送の説明である。
【0099】《Isochronous(同期)転送》アイソクロ
ナス転送は同期転送である。1394シリアルバスの最
大の特徴であるともいえるこのアイソクロナス転送は、
特にVIDEO映像データや音声データといったマルチ
メディアデータなど、リアルタイムな転送を必要とする
データの転送に適した転送モードである。
【0100】また、アシンクロナス転送(非同期)が1
対1の転送であったのに対し、このアイソクロナス転送
はブロードキャスト機能によって、転送元の1つのノー
ドから他のすべてのノードへ一様に転送される。
【0101】図13はアイソクロナス転送における、時
間的な遷移状態を示す図である。
【0102】アイソクロナス転送は、バス上一定時間毎
に実行される。この時間間隔をアイソクロナスサイクル
と呼ぶ。アイソクロナスサイクル時間は、125μSで
ある。この各サイクルの開始時間を示し、各ノードの時
間調整を行う役割を担っているのがサイクル・スタート
・パケットである。サイクル・スタート・パケットを送
信するのは、サイクル・マスタと呼ばれるノードであ
り、1つ前のサイクル内の転送終了後、所定のアイドル
期間(サブアクションギャップ)を経た後、本サイクル
の開始を告げるサイクル・スタート・パケットを送信す
る。このサイクル・スタート・パケットの送信される時
間間隔が125μSとなる。
【0103】また、図13にチャネルA、チャネルB、
チャネルCと示したように、1サイクル内において複数
種のパケットがチャネルIDをそれぞれ与えられること
によって、区別して転送できる。これによって同時に複
数ノード間でのリアルタイムな転送が可能であり、また
受信するノードでは自分が欲しいチャネルIDのデータ
のみを取り込む。このチャネルIDは送信先のアドレス
を表すものではなく、データに対する論理的な番号を与
えているに過ぎない。よって、あるパケットの送信は1
つの送信元ノードから他のすべてのノードに行き渡る、
ブロードキャストで転送されることになる。
【0104】アイソクロナス転送のパケット送信に先立
って、アシンクロナス転送同様アービトレーションが行
われる。しかし、アシンクロナス転送のように1対1の
通信ではないので、アイソクロナス転送にはack(受
信確認用返信コード)は存在しない。
【0105】また、図13に示したiso gap(ア
イソクロナスギャップ)とは、アイソクロナス転送を行
う前にバスが空き状態であると認識するために必要なア
イドル期間を表している。この所定のアイドル期間を経
過すると、アイソクロナス転送を行いたいノードはバス
が空いていると判断し、転送前のアービトレーションを
行うことができる。
【0106】つぎに、図14にアイソクロナス転送のパ
ケットフォーマットの例を示し、説明する。
【0107】各チャネルに分かれた、各種のパケットに
はそれぞれデータ部及び誤り訂正用のデータCRCの他
にヘッダ部があり、そのヘッダ部には図14に示したよ
うな、転送データ長やチャネルNO、その他各種コード
及び誤り訂正用のヘッダCRCなどが書き込まれ、転送
が行われる。
【0108】以上がアイソクロナス転送の説明である。
【0109】《バス・サイクル》実際の1394シリア
ルバス上の転送では、アイソクロナス転送と、アシンク
ロナス転送は混在できる。その時の、アイソクロナス転
送とアシンクロナス転送が混在した、バス上の転送状態
の時間的な遷移の様子を表した図を図15に示す。
【0110】アイソクロナス転送はアシンクロナス転送
より優先して実行される。その理由は、サイクル・スタ
ート・パケットの後、アシンクロナス転送を起動するた
めに必要なアイドル期間のギャップ長(サブアクション
ギャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャ
ップ)で、アイソクロナス転送を起動できるからであ
る。したがって、アシンクロナス転送より、アイソクロ
ナス転送は優先して実行されることとなる。
【0111】図15に示した、一般的なバスサイクルに
おいて、サイクル#mのスタート時にサイクル・スター
ト・パケットがサイクル・マスタから各ノードに転送さ
れる。これによって、各ノードで時刻調整を行ない、所
定のアイドル期間(アイソクロナスギャップ)を待って
からアイソクロナス転送を行なうべきノードはアービト
レーションを行い、パケット転送に入る。図15ではチ
ャネルeとチャネルsとチャネルkが順にアイソクロナ
ス転送されている。
【0112】このアービトレーションからパケット転送
までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行っ
た後、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送がすべ
て終了したら、アシンクロナス転送を行うことができる
ようになる。
【0113】アイドル時間がアシンクロナス転送が可能
なサブアクションギャップに達する事によって、アシン
クロナス転送を行いたいノードはアービトレーションの
実行に移れると判断する。
【0114】ただし、アシンクロナス転送が行える期間
は、アイソクロナス転送終了後から、次のサイクル・ス
タートパケットを転送すべき時間(cycle synch)まで
の間にアシンクロナス転送を起動するためのサブアクシ
ョンギャップが得られた場合に限っている。
【0115】図15のサイクル#mでは3つのチャネル
分のアイソクロナス転送と、その後アシンクロナス転送
(含むack)が2パケット(パケット1、パケット
2)転送されている。このアシンクロナスパケット2の
後は、サイクルm+1をスタートすべき時間(cycle sy
nch)にいたるので、サイクル#mでの転送はここまで
で終わる。
【0116】ただし、非同期または同期転送動作中に次
のサイクル・スタート・パケットを送信すべき時間(cy
cle synch)に至ったとしたら、無理に中断せず、その
転送が終了した後のアイドル期間を待ってから次サイク
ルのサイクル・スタートパケットを送信する。すなわ
ち、1つのサイクルが125μS以上続いたときは、そ
の分次サイクルは基準の125μSより短縮されたとす
る。このようにアイソクロナス・サイクルは125μS
を基準に超過、短縮し得るものである。
【0117】しかし、アイソクロナス転送はリアルタイ
ム転送を維持するために毎サイクル必要であれば必ず実
行され、アシンクロナス転送はサイクル時間が短縮され
たことによって次以降のサイクルにまわされることもあ
る。
【0118】こういった遅延情報も含めて、サイクル・
マスタによって管理される。
【0119】以上が、IEEE1394シリアルバスの
説明である。
【0120】<本実施形態による画像複写システム>以
上説明したようなIEEE1394シリアルバスで構成
されたネットワークに、イメージスキャナ及びスキャナ
を備えたMFPやプリンタ機能が追加された複写機を接
続することにより、原稿画像を読み取って記録媒体上に
当該原稿画像を複写記録する画像複写システムを構築す
ることができる。そして、本実施形態の画像複写システ
ムでは、ホストPCに偽造防止のための手段を設けてお
き、スキャナを使って画像を読み込んだ際に、読み込ん
だ画像を必ずホストPCへ送り、そのデータが偽造禁止
物であるかを検査する。
【0121】[第1実施形態]図1は本実施形態による
システム構成例を示す図である。
【0122】第1の実施形態では、イメージスキャナ1
2及びスキャナを備えたMFP13やプリンタ機能が追
加された複写機(不図示)より、取り込んだ画像をIE
EE1394ネットワーク14を介してホストPC11
に送る。ホストPC11では、送信された画像データに
ついて複写が禁止された画像であるか否かを判断し、複
写が禁止された画像であった場合にはその画像データの
保存および出力印刷を禁止する。
【0123】図2は、第1の実施形態による画像複写シ
ステムの処理を示すフローチャートである。
【0124】まず、ステップS01において、IEEE
1394ネットワーク上の任意の画像入力機器A(たと
えばスキャナ12もしくはMPF13)で原稿を入れて
画像取り込み命令が実行されると、ステップS02にお
いて、取り込まれた画像データはホストPC11へ送信
される。
【0125】ステップS03において、ホストPC11
では、ステップS02において取り込まれた画像が偽造
禁止物であるかどうかを解析する。そして、ステップS
04において、取り込んだ画像が偽造禁止物と判断され
ればステップS05へ、そうでなければステップS07
へ進む。なお、画像データが偽造禁止物であるか否かを
判定するための構成には周知の偽造防止技術を用いるこ
とができる。
【0126】ステップS04において、当該画像データ
が偽造禁止物に対応すると判定された場合は、ステップ
S05へ進む。ステップS05では、当該画像データに
ついて印刷出力の禁止指令をネットワーク上に発行す
る。ステップS01で画像の取り込を行った機器Aが印
刷機構を持っていれば、当該画像データの印刷出力を禁
止する。そして、ステップS06において、画像入力機
器Aは、解析のためにホストPC11内に送られた当該
画像データを消去し、本処理を終了する。
【0127】一方、ステップS04において当該画像デ
ータが偽造禁止物でないと判定された場合は、ステップ
S07へ進み、画像入力機器Aにたいして当該画像デー
タの出力許可を与える。なお、ステップS05における
出力禁止の発行、ステップS07における出力許可の発
行は、ともに1394インターフェースを介して画像入
力機器Aに対して発行される。
【0128】図20は本実施形態による画像入力機器
(上述の機器A)の動作を説明するフローチャートであ
る。本実施形態においては、スキャナ12やMFP13
等が画像入力機器として機能することは上述したとおり
である。
【0129】画像入力機器に対して画像の読み取りが指
示されると、ステップS21において、原稿台上の原稿
画像が読み取られる。次に、ステップS22において、
ステップS21で原稿を読み取って得られた画像データ
をホストPC11に送り、ステップS23で出力の許可
もしくは禁止の指示を待つ。
【0130】出力の許可が指示された場合は、ステップ
S24へ進み、当該画像データの出力処理を行う。出力
処理としては、自身の持つ印刷機構への出力、IEEE
1394ネットワーク上に存在する他の機器(プリンタ
等)への出力があげられる。もちろん、ハードディスク
等の記憶媒体への画像データの保存も出力処理の一つで
ある。
【0131】当該画像データが偽造禁止物に該当し、出
力の禁止が指示された場合は、ステップS23からステ
ップS25へ進み、当該画像データは破棄される。
【0132】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、IEEE1394ネットワーク上にイメージスキャ
ナ及びスキャナ機能を備えたMFPやプリンタ機能が追
加された複写機を接続して画像複写システムが構成され
るとともに、偽造防止機能がホストPC11に集約され
る。
【0133】このように、本実施形態によれば、ホスト
PC1台に偽造防止システムを設け、1つの偽造防止シ
ステムによって接続されている全ての画像入力装置を備
えた機器の偽造防止を実現するので、システム全体のコ
ストを抑えることが可能となり、偽造防止のためのシス
テムの改良やデータの更新が容易に行える。
【0134】さらに、本実施形態によれば、IEEE1
394ネットワークで機器を接続するので、偽造防止を
判定するために必要な大容量の画像データを短時間で転
送でき、偽造防止機能を備えた十分に実用的な画像複写
システムを提供できる。
【0135】[第2実施形態]次に第2実施形態を説明
する。第2実施形態では、上述の第1実施形態で説明し
た偽造防止機能を備えた画像複写システムにおいて、偽
造禁止物を検知した場合に検知した時間や偽造禁止物の
種類や使用者のユーザー情報の履歴情報を記録する機能
を追加してある。
【0136】図3は、第2実施形態による画像複写シス
テムの処理手順を示すフローチャートである。
【0137】まず、ステップS11において、IEEE
1394ネットワーク上の任意の画像入力機器A(たと
えばスキャナ12もしくはMPF13)で原稿を入れて
画像取り込み命令が実行されると、ステップS12にお
いて、取り込まれた画像データはホストPC11へ送信
される。
【0138】ステップS13において、ホストPC11
では、ステップS12において取り込まれた画像が偽造
禁止物であるかどうかを解析する。そして、ステップS
14において、取り込んだ画像が偽造禁止物と判断され
ればステップS15へ、そうでなければ本処理を終了す
る。なお、画像データが偽造禁止物であるか否かを判定
するための構成には周知の偽造防止技術を用いることが
できる。
【0139】ステップS14において、当該画像データ
が偽造禁止物に対応すると判定された場合は、ステップ
S15へ進む。ステップS15では、当該画像データに
ついて印刷出力の禁止指令をネットワーク上に発行す
る。ステップS11で画像の取り込を行った機器Aが印
刷機構を持っていれば、当該画像データの印刷出力を禁
止する。そして、ステップS16において、解析のため
にホストPC11に送られた当該画像データを消去す
る。そして、ステップS17において、偽造禁止物の画
像入力が行われた機器名と日時と時間を履歴情報として
ホストPC11のメモリ上に保存する。
【0140】以上のように第2実施形態によれば、第1
実施形態で達成される効果に加えて、偽造禁止物を検知
した場合に検知した時間や偽造禁止物の種類や使用者の
ユーザー情報等の履歴情報を記録する機能が追加されて
いるので、履歴情報によって管理者がいつどの機器で偽
造防止物の画像を取り込もうとしたかをユーザに通知す
ることができる。
【0141】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0142】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0143】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0144】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0145】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0146】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
偽造防止に関する処理が1ヶ所で集中して実現されるの
で、偽造禁止物の画像取り込み及び複製の防止のために
必要なコストが低減されるとともに、その管理が容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のシステム構成例を示す図である。
【図2】第1実施形態のフローチャート図である。
【図3】第2実施形態のフローチャート図である。
【図4】1394シリアルバスを用いて接続されたネッ
トワーク構成の一例を示す図である。
【図5】1394シリアルバスの構成要素を表す図であ
る。
【図6】1394シリアルバスのアドレスマップを示す
図である。
【図7】1394シリアルバスケーブルの断面図であ
る。
【図8】DS−Link符号化方式を説明するための図
である。
【図9】1394シリアルバスで各ノードのIDを決定
するためのトポロジ設定を説明するための図である。
【図10】1394シリアルバスでのアービトレーショ
ンを説明するための図である。
【図11】アシンクロナス転送の時間的な状態遷移を表
す基本的な構成図である。
【図12】アシンクロナス転送のパケットのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図13】アイソクロナス転送の時間的な状態遷移を表
す基本的な構成図である。
【図14】アイソクロナス転送のパケットのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図15】1394シリアルバスで実際のバス上を転送
されるパケットの様子を示したバスサイクルの一例の図
である。
【図16】バスリセットからノードIDの決定までの流
れを示すフローチャート図である。
【図17】バスリセットにおける親子関係決定の流れを
示すフローチャート図である。
【図18】バスリセットにおける親子関係決定後から、
ノードID決定までの流れを示すフローチャートであ
る。
【図19】アービトレーションを説明するためのフロー
チャート図である。
【図20】本実施形態の画像入力装置の動作を説明する
フローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B021 AA19 AA30 BB01 BB02 EE02 5C062 AA05 AA13 AA35 AB16 AB17 AB22 AB38 AB42 AC03 AC21 AC22 AC34 AC58 AE03 AE13 AF00 AF12 BA00 BA01 5C077 LL14 MP08 PP43 PP80 PQ08 PQ22 TT02 TT06

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段を介して複数の外部装置に接続
    された情報処理装置であって、 原稿を読み取って画像データを得る読取手段と、 前記読取手段で得られた画像データを前記通信手段を介
    して特定の外部装置へ送信する送信手段と、 前記特定の外部装置よりの指示に基づいて前記画像デー
    タに対する出力処理を停止する停止手段とを備えること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記通信手段がIEEE1394通信制
    御バスを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記停止手段によって禁止される出力処
    理は、前記画像データの印刷処理であることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記停止手段によって禁止される出力処
    理は、前記画像データを前記通信手段を介して印刷装置
    へ送信する処理であることを特徴とする請求項1に記載
    の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記停止手段によって禁止される出力処
    理は、前記画像データを記憶媒体に格納する処理である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 通信手段を介して複数の外部装置に接続
    された情報処理装置であって、 前記通信手段を介して画像入力機器より画像データを受
    信する受信手段と、 前記受信手段で受信した画像データが複写禁止物に該当
    するか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段で前記画像データが複写禁止物に該当する
    と判定された場合、当該画像データの出力禁止を前記画
    像入力機器に対して前記通信手段を介して指示する指示
    手段とを備えることを特徴とする情報処装置。
  7. 【請求項7】 前記通信手段が、IEEE1394通信
    制御バスを備えることを特徴とする請求項6に記載の情
    報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段が複写禁止物に該当すると
    判定した場合、当該複写禁止物の検知に関する履歴情報
    を保持する保持手段を更に備えることを特徴とする請求
    項6に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記履歴情報は、当該複写禁止物を検知
    した時間、検知された複写禁止物の種類、使用者のユー
    ザー情報のいずれかを含むことを特徴とする請求項8に
    記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも画像入力装置と情報処理装
    置が通信手段を介して接続された情報処理システムであ
    って、 前記画像入力装置より、原稿を読み取って得られた画像
    データを前記情報処理装置へ提供する提供手段と、 前記情報処理装置において、前記提供手段で提供された
    画像データが複写禁止物に該当するか否かを判定する判
    定手段と、 前記判定手段で前記画像データが複写禁止物に該当する
    と判定された場合、当該画像データの出力禁止を前記画
    像入力装置に対して前記通信手段を介して指示する指示
    手段と、 前記指示手段による出力禁止の指示に応じて、前記画像
    データに対する出力処理を停止する停止手段とを備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  11. 【請求項11】 前記通信手段がIEEE1394通信
    制御バスを備えることを特徴とする請求項10に記載の
    情報処理システム。
  12. 【請求項12】 前記停止手段によって禁止される出力
    処理は、前記画像データの印刷処理であることを特徴と
    する請求項10に記載の情報処理システム。
  13. 【請求項13】 前記停止手段によって禁止される出力
    処理は、前記画像データを前記通信手段を介して印刷装
    置へ送信する処理であることを特徴とする請求項10に
    記載の情報処理システム。
  14. 【請求項14】 前記停止手段によって禁止される出力
    処理は、前記画像データを記憶媒体に格納する処理であ
    ることを特徴とする請求項10に記載の情報処理システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記判定手段が複写禁止物に該当する
    と判定した場合、当該複写禁止物の検知に関する履歴情
    報を保持する保持手段を更に備えることを特徴とする請
    求項10に記載の情報処理システム。
  16. 【請求項16】 前記履歴情報は、当該複写禁止物を検
    知した時間、検知された複写禁止物の種類、使用者のユ
    ーザー情報のいずれかを含むことを特徴とする請求項1
    5に記載の情報処理システム。
  17. 【請求項17】 通信手段を介して複数の外部装置に接
    続された情報処理装置の制御方法であって、 原稿を読み取って画像データを得る読取工程と、 前記読取工程で得られた画像データを前記通信手段を介
    して特定の外部装置へ送信する送信工程と、 前記特定の外部装置よりの指示に基づいて前記画像デー
    タに対する出力処理を停止する停止工程とを備えること
    を特徴とする情報処理装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 通信手段を介して複数の外部装置に接
    続された情報処理装置の制御方法であって、 前記通信手段を介して画像入力機器より画像データを受
    信する受信工程と、 前記受信工程で受信した画像データが複写禁止物に該当
    するか否かを判定する判定工程と、 前記判定工程で前記画像データが複写禁止物に該当する
    と判定された場合、当該画像データの出力禁止を前記画
    像入力機器に対して前記通信手段を介して指示する指示
    工程とを備えることを特徴とする情報処装置の制御方
    法。
  19. 【請求項19】 少なくとも画像入力装置と情報処理装
    置が通信手段を介して接続された情報処理システムの制
    御方法であって、 前記画像入力装置より、原稿を読み取って得られた画像
    データを前記情報処理装置へ提供する提供工程と、 前記情報処理装置において、前記提供工程で提供された
    画像データが複写禁止物に該当するか否かを判定する判
    定工程と、 前記判定工程で前記画像データが複写禁止物に該当する
    と判定された場合、当該画像データの出力禁止を前記画
    像入力装置に対して前記通信手段を介して指示する指示
    工程と、 前記指示工程による出力禁止の指示に応じて、前記画像
    データに対する出力処理を停止する停止工程とを備える
    ことを特徴とする情報処理システムの制御方法。
  20. 【請求項20】 通信手段を介して複数の外部装置に接
    続された情報処理装置を制御する制御プログラムを格納
    する記憶媒体であって、該制御プログラムが、 原稿を読み取って画像データを得る読取工程のコード
    と、 前記読取工程で得られた画像データを前記通信手段を介
    して特定の外部装置へ送信する送信工程のコードと、 前記特定の外部装置よりの指示に基づいて前記画像デー
    タに対する出力処理を停止する停止工程のコードとを備
    えることを特徴とする記憶媒体。
  21. 【請求項21】 通信手段を介して複数の外部装置に接
    続された情報処理装置を制御する制御プログラムを格納
    する記憶媒体であって、該制御プログラムが、 前記通信手段を介して画像入力機器より画像データを受
    信する受信工程のコードと、 前記受信工程で受信した画像データが複写禁止物に該当
    するか否かを判定する判定工程のコードと、 前記判定工程で前記画像データが複写禁止物に該当する
    と判定された場合、当該画像データの出力禁止を前記画
    像入力機器に対して前記通信手段を介して指示する指示
    工程のコードとを備えることを特徴とする記憶媒体。
  22. 【請求項22】 少なくとも画像入力装置と情報処理装
    置が通信手段を介して接続された情報処理システムのた
    めの制御プログラムを格納する記憶媒体であって、該制
    御プログラムが、 前記画像入力装置より、原稿を読み取って得られた画像
    データを前記情報処理装置へ提供する提供工程のコード
    と、 前記情報処理装置において、前記提供工程で提供された
    画像データが複写禁止物に該当するか否かを判定する判
    定工程のコードと、 前記判定工程で前記画像データが複写禁止物に該当する
    と判定された場合、当該画像データの出力禁止を前記画
    像入力装置に対して前記通信手段を介して指示する指示
    工程のコードと、 前記指示工程による出力禁止の指示に応じて、前記画像
    データに対する出力処理を停止する停止工程のコードと
    を備えることを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7023573B2 (en) 2000-08-14 2006-04-04 Sharp Kabushiki Kaisha Image transmission device and image transmission method
US7317555B2 (en) 2002-04-30 2008-01-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
JP2008061001A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Kyocera Mita Corp 画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体
KR101094921B1 (ko) 2005-05-17 2011-12-16 삼성전자주식회사 복사시스템

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