JP3501613B2 - データ通信システム、プリントシステム及びデータ通信装置 - Google Patents

データ通信システム、プリントシステム及びデータ通信装置

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JP3501613B2
JP3501613B2 JP03054397A JP3054397A JP3501613B2 JP 3501613 B2 JP3501613 B2 JP 3501613B2 JP 03054397 A JP03054397 A JP 03054397A JP 3054397 A JP3054397 A JP 3054397A JP 3501613 B2 JP3501613 B2 JP 3501613B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信システ
ム、プリントシステムデータ通信装置に関し、特に各機
器間でデータ通信を行うシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パソコン周辺機器の中で、最も利用頻度
が高いのはハードディスクやプリンタであり、これらの
周辺装置は小型コンピュータ用汎用型インターフェイス
で代表的なデジタルインターフェイス(以下、デジタル
I/F)であるSCSI等をもってパソコン間との接続
がなされ、データ通信が行われている。
【0003】また、デジタルカメラやデジタルビデオカ
メラもパソコン(以下、PC)への入力手段として、周
辺装置の1つであり、近年、デジタルカメラやビデオカ
メラで撮影した静止画や動画といった映像をPCへ取り
込み、ハードディスクに記憶したり、またはPCで編集
した後、プリンタでカラープリントするといった分野の
技術が進んでおり、ユーザーも増えている。
【0004】取り込んだ画像データをPCからプリンタ
やハードディスクへ出力する際などに、上記のSCSI
等を経由してデータ通信がされるものであり、そのよう
なとき画像データのようにデータ量の多い情報を送るた
めにも、こういったデジタルI/Fには転送データレー
トの高い、かつ汎用性のあるものが必要とされる。
【0005】このように、従来はホストであるPCにそ
れぞれの機器が接続され、PCを介してから、カメラで
撮像した画像データをプリントしている。
【0006】しかしながら、上記従来例で挙げたSCS
Iには転送データレートの低いものや、パラレル通信の
ためケーブルが太いもの、接続される周辺機器の種類や
数、接続方式などにも制限があり、多くの面での不便利
性も指摘されている。
【0007】また、一般的な家庭用PCの多くは、PC
の背面にSCSIやその他のケーブルを接続するための
コネクタを設けているものが多く、またコネクタの形状
も大きく、抜き差しに煩わしさがある。デジタルカメラ
やビデオカメラ等の移動式や携帯式で、通常は据え置き
しない装置を接続するときにも、PCの背面コネクタに
接続しなければならず、非常に煩わしい。
【0008】また、通常パソコンには多くの周辺機器が
接続されており、今後は更に周辺装置の種類も増え、さ
らにはI/Fの改良などによって、PC周辺装置に限ら
ず多くのデジタル機器間をネットワーク接続した通信が
可能になると、非常に便利になる反面、機器間によって
はデータ量の非常に多い通信も頻繁に行われるようにな
るので、ネットワークを混雑させてしまい、ネットワー
ク内での他の機器間における通信に影響をもたらすこと
も考えられる。例えばユーザーが、画像のプリントを続
けてまたは迅速に行いたいときなど、PC−プリンタ間
のデータ通信に、ユーザーの意識していない機器間同士
の通信がネットワーク全体、またはホスト役のPC等に
影響を及ぼし、画像のプリントが正常に実行されなかっ
たり、遅れたりすることも考えられる。このように、ネ
ットワークの混雑によるPCに対しての負荷や、PCの
動作状況によってのプリントデータ通信等の不具合も存
在する。
【0009】従来抱えている問題を解決するため、本発
明は、従来からあるデジタルI/Fの問題点を極力解消
した、各デジタル機器に統一されて搭載されるような汎
用型デジタルI/F(例えばIEEE1394−1995ハイパフォ
ーマンス・シリアルバス)を用いて、PCやプリンタ、
その他周辺装置、またデジタルカメラやカメラ一体型デ
ジタルVTR等をネットワーク構成で接続したときの機
器間データ通信を実現し、かつデジタルカメラやカメラ
一体型デジタルVTRから画像データをプリンタへ直接
転送しプリントする、所謂ダイレクトプリントを実現す
る。
【0010】しかしながら、かかる場合にはプリンタと
カメラ側の操作部の操作が調停できなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する
為、本発明のデータ通信システムは、モニタと操作部と
を有する第1のノードと、操作部を有する第2のノード
とを有し、第1のノードと第2のノードとはDS−Li
nkで通信するシステムであって、第1のノードの操作
部からの指示と第2のノードの操作部からの指示との調
停を行う調停手段を有し、第2のノードは、第2のノー
ドの状況に関する情報を生成して、第1のノードに転送
する手段を有し、第1のノードは第2のノードから受信
した情報に基づいて第2のノードの状況をモニタに表示
させる手段を有し、調停手段は第2のノードの操作部に
よる少なくとも一部の操作を無効にするとともに、モニ
タに表示される第2のノードの状況に基づく第1のノー
ドの操作部への操作に基づいて、第2のノードを制御す
ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
<実施例1>以下、実施例1について図面を参照しなが
ら説明する。
【0013】図2に本発明を実施する一例の、ネットワ
ーク構成の一例を示す。
【0014】ここで、本実施例は、各機器間を接続する
デジタルI/FをIEEE1394シリアルバスを用いるので、
IEEE1394シリアルバスについてあらかじめ説明する。
【0015】《IEEE1394の技術の概要》家庭用デジ
タルVTRやDVDの登場も伴なって、ビデオデータや
オーディオデータなどのリアルタイムでかつ高情報量の
データ転送のサポートが必要になっている。こういった
ビデオデータやオーディオデータをリアルタイムで転送
し、パソコン(PC)に取り込んだり、またはその他の
デジタル機器に転送を行なうには、必要な転送機能を備
えた高速データ転送可能なインタフェースが必要になっ
てくるものであり、そういった観点から開発されたイン
タフェースがIEEE1394-1995 (High Performance Seria
l Bus)(以下1394シリアルバス)である。
【0016】図7に1394シリアルバスを用いて構成され
るネットワーク・システムの例を示す。このシステムは
機器A,B,C,D,E,F,G,Hを備えており、A-B間、A-C間、B-D
間、D-E間、C-F間、C-G間、及びC-H間をそれぞれ1394シ
リアルバスのツイスト・ペア・ケーブルで接続されてい
る。この機器A〜Hは例としてPC、デジタルVTR、DVD、デ
ジタルカメラ、ハードディスク、モニタ等である。
【0017】各機器間の接続方式は、ディジーチェーン
方式とノード分岐方式とを混在可能としたものであり、
自由度の高い接続が可能である。
【0018】また、各機器は各自固有のIDを有し、そ
れぞれが認識し合うことによって1394シリアルバスで接
続された範囲において、1つのネットワークを構成して
いる。各デジタル機器間をそれぞれ1本の1394シリアル
バスケーブルで順次接続するだけで、それぞれの機器が
中継の役割を行い、全体として1つのネットワークを構
成するものである。また、1394シリアルバスの特徴でも
ある、Plug & Play機能でケーブルを機器に接続した時
点で自動で機器の認識や接続状況などを認識する機能を
有している。
【0019】また、図7に示したようなシステムにおい
て、ネットワークからある機器が削除されたり、または
新たに追加されたときなど、自動的にバスリセットを行
い、それまでのネットワーク構成をリセットしてから、
新たなネットワークの再構築を行なう。この機能によっ
て、その時々のネットワークの構成を常時設定、認識す
ることができる。
【0020】またデータ転送速度は、100/200/400 Mb
psと備えており、上位の転送速度を持つ機器が下位の転
送速度をサポートし、互換をとるようになっている。
【0021】データ転送モードとしては、コントロール
信号などの非同期データ(Asynchronousデータ:以下As
yncデータ)を転送するAsynchronous転送モード、リア
ルタイムなビデオデータやオーディオデータ等の同期デ
ータ(Isochronousデータ:以下Isoデータ)を転送する
Isochronous転送モードがある。このAsyncデータとIso
データは各サイクル(通常1サイクル125μS)の中にお
いて、サイクル開始を示すサイクル・スタート・パケッ
ト(CSP)の転送に続き、Isoデータの転送を優先しつつ
サイクル内で混在して転送される。
【0022】次に、図8に1394シリアルバスの構成要素
を示す。
【0023】1394シリアルバスは全体としてレイヤ(階
層)構造で構成されている。図8に示したように、最も
ハード的なのが1394シリアルバスのケーブルであり、そ
のケーブルのコネクタが接続されるコネクタポートがあ
り、その上にハードウェアとしてフィジカル・レイヤと
リンク・レイヤがある。
【0024】ハードウェア部は実質的なインターフェイ
スチップの部分であり、そのうちフィジカル・レイヤは
符号化やコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤ
はパケット転送やサイクルタイムの制御等を行なう。
【0025】ファームウェア部のトランザクション・レ
イヤは、転送(トランザクション)すべきデータの管理
を行ない、ReadやWriteといった命令を出す。シリアル
バスマネージメントは、接続されている各機器の接続状
況やIDの管理を行ない、ネットワークの構成を管理す
る部分である。
【0026】このハードウェアとファームウェアまでが
実質上の1394シリアルバスの構成である。
【0027】またソフトウェア部のアプリケーション・
レイヤは使うソフトによって異なり、インタフェース上
にどのようにデータをのせるか規定する部分であり、AV
プロトコルなどのプロトコルによって規定されている。
【0028】以上が1394シリアルバスの構成である。
【0029】次に、図9に1394シリアルバスにおけるア
ドレス空間の図を示す。
【0030】1394シリアルバスに接続された各機器(ノ
ード)には必ず各ノード固有の、64ビットアドレスを持
たせておく。そしてこのアドレスをROMに格納しておく
ことで、自分や相手のノードアドレスを常時認識でき、
相手を指定した通信も行なえる。
【0031】1394シリアルバスのアドレッシングは、IE
EE1212規格に準じた方式であり、アドレス設定は、最初
の10bitがバスの番号の指定用に、次の6bitがノードID
番号の指定用に使われる。残りの48bitが機器に与えら
れたアドレス幅になり、それぞれ固有のアドレス空間と
して使用できる。最後の28bitは固有データの領域とし
て、各機器の識別や使用条件の指定の情報などを格納す
る。
【0032】以上が1394シリアルバスの技術の概要であ
る。
【0033】次に、1394シリアルバスの特徴といえる技
術の部分を、より詳細に説明する。
【0034】《1394シリアルバスの電気的仕様》図10に
1394シリアルバス・ケーブルの断面図を示す。
【0035】1394シリアルバスでは接続ケーブル内に、
2組のツイストペア信号線の他に、電源ラインを設けて
いる。これによって、電源を持たない機器や、故障によ
り電圧低下した機器等にも電力の供給が可能になってい
る。
【0036】電源線内を流れる電源の電圧は8〜40V、
電流は最大電流DC1.5Aと規定されている。
【0037】《DS−Link符号化》1394シリアルバスで採
用されている、データ転送フォーマットのDS−Link符号
化方式を説明するための図を図11に示す。
【0038】1394シリアルバスでは、DS−Link(Data/
Strobe Link)符号化方式が採用されている。このDS−L
ink符号化方式は、高速なシリアルデータ通信に適して
おり、その構成は、2本の信号線を必要とする。より対
線のうち1本に主となるデータを送り、他方のより対線
にはストローブ信号を送る構成になっている。
【0039】受信側では、この通信されるデータと、ス
トローブとの排他的論理和をとることによってクロック
を再現できる。
【0040】このDS−Link符号化方式を用いるメリット
として、他のシリアルデータ転送方式に比べて転送効率
が高いこと、PLL回路が不要となるのでコントローラLSI
の回路規模を小さくできること、更には、転送すべきデ
ータが無いときにアイドル状態であることを示す情報を
送る必要が無いので、各機器のトランシーバ回路をスリ
ープ状態にすることができることによって、消費電力の
低減が図れる、などが挙げられる。
【0041】《バスリセットのシーケンス》1394シリア
ルバスでは、接続されている各機器(ノード)にはノー
ドIDが与えられ、ネットワーク構成として認識されてい
る。
【0042】このネットワーク構成に変化があったと
き、例えばノードの挿抜や電源のON/OFFなどによるノ
ード数の増減などによって変化が生じて、新たなネット
ワーク構成を認識する必要があるとき、変化を検知した
各ノードはバス上にバスリセット信号を送信して、新た
なネットワーク構成を認識するモードに入る。このとき
の変化の検知方法は、1394ポート基盤上でのバイアス電
圧の変化を検知することによって行われる。
【0043】あるノードからバスリセット信号が伝達さ
れて、各ノードのフィジカルレイヤはこのバスリセット
信号を受けると同時にリンクレイヤにバスリセットの発
生を伝達し、かつ他のノードにバスリセット信号を伝達
する。最終的にすべてのノードがバスリセット信号を検
知した後、バスリセットが起動となる。
【0044】バスリセットは、先に述べたようなケーブ
ル抜挿や、ネットワーク異常等によるハード検出による
起動と、プロトコルからのホスト制御などによってフィ
ジカルレイヤに直接命令を出すことによっても起動す
る。
【0045】また、バスリセットが起動するとデータ転
送は一時中断され、この間のデータ転送は待たされ、終
了後、新しいネットワーク構成のもとで再開される。
【0046】以上がバスリセットのシーケンスである。
【0047】《ノードID決定のシーケンス》バスリセッ
トの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築する
ために、各ノードにIDを与える動作に入る。このとき
の、バスリセットからノードID決定までの一般的なシ
ーケンスを図19、20、21のフローチャートを用いて説明
する。
【0048】図19のフローチャートは、バスリセットの
発生からノードIDが決定し、データ転送が行えるよう
になるまでの、一連のバスの作業を示してある。
【0049】まず、ステップS101として、ネットワー
ク内にバスリセットが発生することを常時監視してい
て、ここでノードの電源ON/OFFなどでバスリセッ
トが発生するとステップS102に移る。
【0050】ステップS102では、ネットワークがリセ
ットされた状態から、新たなネットワークの接続状況を
知るために、直接接続されている各ノード間において親
子関係の宣言がなされる。ステップS103として、すべ
てのノード間で親子関係が決定すると、ステップS104
として一つのルートが決定する。すべてのノード間で親
子関係が決定するまで、ステップS102の親子関係の宣
言をおこない、またルートも決定されない。
【0051】ステップS104でルートが決定されると、
次はステップS105として、各ノードにIDを与えるノ
ードIDの設定作業が行われる。所定のノード順序で、
ノードIDの設定が行われ、すべてのノードにIDが与
えられるまで繰り返し設定作業が行われ、最終的にステ
ップS106としてすべてのノードにIDを設定し終えた
ら、新しいネットワーク構成がすべてのノードにおいて
認識されたので、ステップS107としてノード間のデー
タ転送が行える状態となり、データ転送が開始される。
【0052】このステップS107の状態になると、再び
バスリセットが発生するのを監視するモードに入り、バ
スリセットが発生したらステップS101からステップS1
06までの設定作業が繰り返し行われる。
【0053】以上が、図19のフローチャートの説明であ
るが、図19のフローチャートのバスリセットからルート
決定までの部分と、ルート決定後からID設定終了まで
の手順をより詳しくフローチャート図に表したものをそ
れぞれ、図20、図21に示す。
【0054】まず、図20のフローチャートの説明を行
う。
【0055】ステップS201としてバスリセットが発生
すると、ネットワーク構成は一旦リセットされる。な
お、ステップS201としてバスリセットが発生するのを
常に監視している。
【0056】次に、ステップS202として、リセットさ
れたネットワークの接続状況を再認識する作業の第一歩
として、各機器にリーフ(ノード)であることを示すフ
ラグを立てておく。さらに、ステップS203として各機
器が自分の持つポートがいくつ他ノードと接続されてい
るのかを調べる。
【0057】ステップS204のポート数の結果に応じ
て、これから親子関係の宣言を始めていくために、未定
義(親子関係が決定されてない)ポートの数を調べる。
バスリセットの直後はポート数=未定義ポート数である
が、親子関係が決定されていくにしたがって、ステップ
S204で検知する未定義ポートの数は変化していくもの
である。
【0058】まず、バスリセットの直後、はじめに親子
関係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフ
であるというのはステップS203のポート数の確認で知
ることができる。リーフは、ステップS205として、自
分に接続されているノードに対して、「自分は子、相手
は親」と宣言し動作を終了する。
【0059】ステップS203でポート数が複数ありブラ
ンチと認識したノードは、バスリセットの直後はステッ
プS204で未定義ポート数>1ということなので、ステ
ップS206へと移り、まずブランチというフラグが立て
られ、ステップS207でリーフからの親子関係宣言で
「親」の受付をするために待つ。
【0060】リーフが親子関係の宣言を行い、ステップ
S207でそれを受けたブランチは適宜ステップS204の未
定義ポート数の確認を行い、未定義ポート数が1になっ
ていれば残っているポートに接続されているノードに対
して、ステップS205の「自分が子」の宣言をすること
が可能になる。2度目以降、ステップS204で未定義ポ
ート数を確認しても2以上あるブランチに対しては、再
度ステップS207でリーフ又は他のブランチからの
「親」の受付をするために待つ。
【0061】最終的に、いずれか1つのブランチ、又は
例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作しな
かった為)がステップS204の未定義ポート数の結果と
してゼロになったら、これにてネットワーク全体の親子
関係の宣言が終了したものであり、未定義ポート数がゼ
ロ(すべて親のポートとして決定)になった唯一のノー
ドはステップS208としてルートのフラグが立てられ、
ステップS209としてルートとしての認識がなされる。
【0062】このようにして、図20に示したバスリセッ
トから、ネットワーク内すべてのノード間における親子
関係の宣言までが終了する。
【0063】つぎに、図21のフローチャートについて説
明する。
【0064】まず、図20までのシーケンスでリーフ、ブ
ランチ、ルートという各ノードのフラグの情報が設定さ
れているので、これを元にして、ステップS301でそれ
ぞれ分類する。
【0065】各ノードにIDを与える作業として、最初
にIDの設定を行うことができるのはリーフからであ
る。リーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号(ノード
番号=0〜)からIDの設定がなされていく。
【0066】ステップS302としてネットワーク内に存
在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。この
後、ステップS303として各自リーフがルートに対し
て、IDを与えるように要求する。この要求が複数ある
場合には、ルートはステップS304としてアービトレー
ション(1つに調停する作業)を行い、ステップS305
として勝ったノード1つにID番号を与え、負けたノー
ドには失敗の結果通知を行う。ステップS306としてI
D取得が失敗に終わったリーフは、再度ID要求を出
し、同様の作業を繰り返す。IDを取得できたリーフか
らステップS307として、そのノードのID情報をブロ
ードキャストで全ノードに転送する。1ノードID情報
のブロードキャストが終わると、ステップS308として
残りのリーフの数が1つ減らされる。ここで、ステップ
S309として、この残りのリーフの数が1以上ある時は
ステップS303のID要求の作業からを繰り返し行い、
最終的にすべてのリーフがID情報をブロードキャスト
すると、ステップS309がN=0となり、次はブランチ
のID設定に移る。
【0067】ブランチのID設定もリーフの時と同様に
行われる。
【0068】まず、ステップS310としてネットワーク
内に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定す
る。この後、ステップS311として各自ブランチがルー
トに対して、IDを与えるように要求する。これに対し
てルートは、ステップS312としてアービトレーション
を行い、勝ったブランチから順にリーフに与え終った次
の若い番号から与えていく。ステップS313として、ル
ートは要求を出したブランチにID情報又は失敗結果を
通知し、ステップS314としてID取得が失敗に終わっ
たブランチは、再度ID要求を出し、同様の作業を繰り
返す。IDを取得できたブランチからステップS315と
して、そのノードのID情報をブロードキャストで全ノ
ードに転送する。1ノードID情報のブロードキャスト
が終わると、ステップS316として残りのブランチの数
が1つ減らされる。ここで、ステップS317として、この
残りのブランチの数が1以上ある時はステップS311の
ID要求の作業からを繰り返し、最終的にすべてのブラ
ンチがID情報をブロードキャストするまで行われる。
すべてのブランチがノードIDを取得すると、ステップ
S317はM=0となり、ブランチのID取得モードも終
了する。
【0069】ここまで終了すると、最終的にID情報を
取得していないノードはルートのみなので、ステップS
318として与えていない番号で最も若い番号を自分のI
D番号と設定し、ステップS319としてルートのID情
報をブロードキャストする。
【0070】以上で、図21に示したように、親子関係が
決定した後から、すべてのノードのIDが設定されるま
での手順が終了する。
【0071】次に、一例として図12に示した実際のネッ
トワークにおける動作を図12を参照しながら説明する。
【0072】図12の説明として、(ルート)ノードBの
下位にはノードAとノードCが直接接続されており、更
にノードCの下位にはノードDが直接接続されており、
更にノードDの下位にはノードEとノードFが直接接続
された階層構造になっている。この、階層構造やルート
ノード、ノードIDを決定する手順を以下で説明する。
【0073】バスリセットがされた後、まず各ノードの
接続状況を認識するために、各ノードの直接接続されて
いるポート間において、親子関係の宣言がなされる。こ
の親子とは親側が階層構造で上位となり、子側が下位と
なると言うことができる。
【0074】図12ではバスリセットの後、最初に親子関
係の宣言を行なったのはノードAである。基本的にノー
ドの1つのポートにのみ接続があるノード(リーフと呼
ぶ)から親子関係の宣言を行なうことができる。これは
自分には1ポートの接続のみということをまず知ること
ができるので、これによってネットワークの端であるこ
とを認識し、その中で早く動作を行なったノードから親
子関係が決定されていく。こうして親子関係の宣言を行
なった側(A-B間ではノードA)のポートが子と設定
され、相手側(ノードB)のポートが親と設定される。
こうして、ノードA−B間では子−親、ノードE−D間で
子−親、ノードF−D間で子−親と決定される。
【0075】さらに1階層あがって、今度は複数個接続
ポートを持つノード(ブランチと呼ぶ)のうち、他ノー
ドからの親子関係の宣言を受けたものから順次、更に上
位に親子関係の宣言を行なっていく。図12ではまずノー
ドDがD−E間、D−F間と親子関係が決定した後、ノード
Cに対する親子関係の宣言を行っており、その結果ノー
ドD−C間で子−親と決定している。
【0076】ノードDからの親子関係の宣言を受けたノ
ードCは、もう一つのポートに接続されているノードBに
対して親子関係の宣言を行なっている。これによってノ
ードC−B間で子−親と決定している。
【0077】このようにして、図12のような階層構造が
構成され、最終的に接続されているすべてのポートにお
いて親となったノードBが、ルートノードと決定され
た。ルートは1つのネットワーク構成中に一つしか存在
しないものである。
【0078】なお、この図12においてノードBがルート
ノードと決定されたが、これはノードAから親子関係宣
言を受けたノードBが、他のノードに対して親子関係宣
言を早いタイミングで行なっていれば、ルートノードは
他ノードに移っていたこともあり得る。すなわち、伝達
されるタイミングによってはどのノードもルートノード
となる可能性があり、同じネットワーク構成でもルート
ノードは一定とは限らない。
【0079】ルートノードが決定すると、次は各ノード
IDを決定するモードに入る。ここではすべてのノード
が、決定した自分のノードIDを他のすべてのノードに通
知する(ブロードキャスト機能)。
【0080】自己ID情報は、自分のノード番号、接続さ
れている位置の情報、持っているポートの数、接続のあ
るポートの数、各ポートの親子関係の情報等を含んでい
る。
【0081】ノードID番号の割り振りの手順としては、
まず1つのポートにのみ接続があるノード(リーフ)か
ら起動することができ、この中から順にノード番号=0、
1、2、、と割り当てられる。
【0082】ノードIDを手にしたノードは、ノード番号
を含む情報をブロードキャストで各ノードに送信する。
これによって、そのID番号は『割り当て済み』であるこ
とが認識される。
【0083】すべてのリーフが自己ノードIDを取得し終
ると、次はブランチへ移りリーフに引き続いたノードID
番号が各ノードに割り当てられる。リーフと同様に、ノ
ードID番号が割り当てられたブランチから順次ノードID
情報をブロードキャストし、最後にルートノードが自己
ID情報をブロードキャストする。すなわち、常にルート
は最大のノードID番号を所有するものである。
【0084】以上のようにして、階層構造全体のノード
IDの割り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築さ
れ、バスの初期化作業が完了する。
【0085】《アービトレーション》1394シリアルバス
では、データ転送に先立って必ずバス使用権のアービト
レーション(調停)を行なう。1394シリアルバスは個別
に接続された各機器が、転送された信号をそれぞれ中継
することによって、ネットワーク内すべての機器に同信
号を伝えるように、論理的なバス型ネットワークである
ので、パケットの衝突を防ぐ意味でアービトレーション
は必要である。これによってある時間には、たった一つ
のノードのみ転送を行なうことができる。
【0086】アービトレーションを説明するための図と
して図13(a)にバス使用要求の図(b)にバス使用許
可の図を示し、以下これを用いて説明する。
【0087】アービトレーションが始まると、1つもし
くは複数のノードが親ノードに向かって、それぞれバス
使用権の要求を発する。図13(a)のノードCとノードF
がバス使用権の要求を発しているノードである。これを
受けた親ノード(図13ではノードA)は更に親ノードに
向かって、バス使用権の要求を発する(中継する )。
この要求は最終的に調停を行なうルートに届けられる。
【0088】バス使用要求を受けたルートノードは、ど
のノードにバスを使用させるかを決める。この調停作業
はルートノードのみが行なえるものであり、調停によっ
て勝ったノードにはバスの使用許可を与える。図13
(b)ではノードCに使用許可が与えられ、ノードFの使
用は拒否された図である。アービトレーションに負けた
ノードに対してはDP(data prefix)パケットを送り、
拒否されたことを知らせる。拒否されたノードのバス使
用要求は次回のアービトレーションまで待たされる。
【0089】以上のようにして、アービトレーションに
勝ってバスの使用許可を得たノードは、以降データの転
送を開始できる。
【0090】ここで、アービトレーションの一連の流れ
をフローチャート図22に示して、説明する。
【0091】ノードがデータ転送を開始できる為には、
バスがアイドル状態であることが必要である。先に行わ
れていたデータ転送が終了して、現在バスが空き状態で
あることを認識するためには、各転送モードで個別に設
定されている所定のアイドル時間ギャップ長(例.サブ
アクション・ギャップ)を経過する事によって、各ノー
ドは自分の転送が開始できると判断する。
【0092】ステップS401として、Asyncデータ、Iso
データ等それぞれ転送するデータに応じた所定のギャッ
プ長が得られたか判断する。所定のギャップ長が得られ
ない限り、転送を開始するために必要なバス使用権の要
求はできないので、所定のギャップ長が得られるまで待
つ。
【0093】ステップS401で所定のギャップ長が得ら
れたら、ステップS402として転送すべきデータがある
か判断し、ある場合はステップS403として転送するた
めにバスを確保するよう、バス使用権の要求をルートに
対して発する。このときの、バス使用権の要求を表す信
号の伝達は、図13に示したように、ネットワーク内各機
器を中継しながら、最終的にルートに届けられる。ステ
ップS402で転送するデータがない場合は、そのまま待
機する。
【0094】次に、ステップS404として、ステップS4
03のバス使用要求を1つ以上ルートが受信したら、ルー
トはステップS405として使用要求を出したノードの数
を調べる。ステップS405での選択値がノード数=1
(使用権要求を出したノードは1つ)だったら、そのノ
ードに直後のバス使用許可が与えられることとなる。ス
テップS405での選択値がノード数>1(使用要求を出
したノードは複数)だったら、ルートはステップS406
として使用許可を与えるノードを1つに決定する調停作
業を行う。この調停作業は公平なものであり、毎回同じ
ノードばかりが許可を得る様なことはなく、平等に権利
を与えていくような構成となっている。
【0095】ステップS407として、ステップS406で使
用要求を出した複数ノードの中からルートが調停して使
用許可を得た1つのノードと、敗れたその他のノードに
分ける選択を行う。ここで、調停されて使用許可を得た
1つのノード、またはステップS405の選択値から使用
要求ノード数=1で調停無しに使用許可を得たノードに
は、ステップS408として、ルートはそのノードに対し
て許可信号を送る。許可信号を得たノードは、受け取っ
た直後に転送すべきデータ(パケット)を転送開始す
る。また、ステップS406の調停で敗れて、バス使用が
許可されなかったノードにはステップS409としてルー
トから、アービトレーション失敗を示すDP(data pre
fix)パケットを送られ、これを受け取ったノードは再
度転送を行うためのバス使用要求を出すため、ステップ
S401まで戻り、所定ギャップ長が得られるまで待機す
る。
【0096】以上がアービトレーションの流れを説明し
た、フローチャート図22の説明である。
【0097】《Asynchronous(非同期)転送 》アシン
クロナス転送は、非同期転送である。図14にアシンクロ
ナス転送における時間的な遷移状態を示す。図14の最初
のサブアクション・ギャップは、バスのアイドル状態を
示すものである。このアイドル時間が一定値になった時
点で,転送を希望するノードはバスが使用できると判断
して、バス獲得のためのアービトレーションを実行す
る。
【0098】アービトレーションでバスの使用許可を得
ると、次にデータの転送がパケット形式で実行される。
データ転送後、受信したノードは転送されたデータに対
しての受信結果のack(受信確認用返送コード)をack g
apという短いギャップの後、返送して応答するか、応答
パケットを送ることによって転送が完了する。ackは4ビ
ットの情報と4ビットのチェックサムからなり、成功
か、ビジー状態か、ペンディング状態であるかといった
情報を含み、すぐに送信元ノードに返送される。
【0099】次に、図15にアシンクロナス転送のパケッ
トフォーマットの例を示す。パケットには、データ部及
び誤り訂正用のデータCRCの他にはヘッダ部があり、そ
のヘッダ部には図15に示したような、目的ノードID、
ソースノードID、転送データ長さや各種コードなどが
書き込まれ、転送が行なわれる。
【0100】また、アシンクロナス転送は自己ノードか
ら相手ノードへの1対1の通信である。転送元ノードか
ら転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノードに
行き渡るが、自分宛てのアドレス以外のものは無視され
るので、宛先の1つのノードのみが読込むことになる。
【0101】以上がアシンクロナス転送の説明である。
【0102】《Isochronous(同期)転送》アイソクロ
ナス転送は同期転送である。1394シリアルバスの最大の
特徴であるともいえるこのアイソクロナス転送は、特に
VIDEO映像データや音声データといったマルチメディア
データなど、リアルタイムな転送を必要とするデータの
転送に適した転送モードである。
【0103】また、アシンクロナス転送(非同期)が1
対1の転送であったのに対し、このアイソクロナス転送
はブロードキャスト機能によって、転送元の1つのノー
ドから他のすべてのノードへ一様に転送される。
【0104】図16はアイソクロナス転送における、時間
的な遷移状態を示す図である。
【0105】アイソクロナス転送は、バス上一定時間毎
に実行される。この時間間隔をアイソクロナスサイクル
と呼ぶ。アイソクロナスサイクル時間は、125μSであ
る。この各サイクルの開始時間を示し、各ノードの時間
調整を行なう役割を担っているのがサイクル・スタート
・パケットである。サイクル・スタート・パケットを送
信するのは、サイクル・マスタと呼ばれるノードであ
り、1つ前のサイクル内の転送終了後、所定のアイドル
期間(サブアクションギャップ)を経た後、本サイクル
の開始を告げるサイクル・スタート・パケットを送信す
る。このサイクル・スタート・パケットの送信される時
間間隔が125μSとなる。
【0106】また、図16にチャネルA、チャネルB、チ
ャネルCと示したように、1サイクル内において複数種
のパケットがチャネルIDをそれぞれ与えられることによ
って、区別して転送できる。これによって同時に複数ノ
ード間でのリアルタイムな転送が可能であり、また受信
するノードでは自分が欲しいチャネルIDのデータのみを
取り込む。このチャネルIDは送信先のアドレスを表すも
のではなく、データに対する論理的な番号を与えている
に過ぎない。よって、あるパケットの送信は1つの送信
元ノードから他のすべてのノードに行き渡る、ブロード
キャストで転送されることになる。
【0107】アイソクロナス転送のパケット送信に先立
って、アシンクロナス転送同様アービトレーションが行
われる。しかし、アシンクロナス転送のように1対1の通
信ではないので、アイソクロナス転送にはack(受信確
認用返信コード)は存在しない。
【0108】また、図16に示した iso gap(アイソクロ
ナスギャップ)とは、アイソクロナス転送を行なう前に
バスが空き状態であると認識するために必要なアイドル
期間を表している。この所定のアイドル期間を経過する
と、アイソクロナス転送を行ないたいノードはバスが空
いていると判断し、転送前のアービトレーションを行な
うことができる。
【0109】つぎに、図17にアイソクロナス転送のパケ
ットフォーマットの例を示し、説明する。
【0110】各チャネルに分かれた、各種のパケットに
はそれぞれデータ部及び誤り訂正用のデータCRCの他に
ヘッダ部があり、そのヘッダ部には図17に示したよう
な、転送データ長やチャネルNO、その他各種コード及び
誤り訂正用のヘッダCRCなどが書き込まれ、転送が行な
われる。
【0111】以上がアイソクロナス転送の説明である。
【0112】《バス・サイクル》実際の1394シリアルバ
ス上の転送では、アイソクロナス転送と、アシンクロナ
ス転送は混在できる。その時の、アイソクロナス転送と
アシンクロナス転送が混在した、バス上の転送状態の時
間的な遷移の様子を表した図を図18に示す。
【0113】アイソクロナス転送はアシンクロナス転送
より優先して実行される。その理由は、サイクル・スタ
ート・パケットの後、アシンクロナス転送を起動するた
めに必要なアイドル期間のギャップ長(サブアクション
ギャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャ
ップ)で、アイソクロナス転送を起動できるからであ
る。したがって、アシンクロナス転送より、アイソクロ
ナス転送は優先して実行されることとなる。
【0114】図18に示した、一般的なバスサイクルにお
いて、サイクル#mのスタート時にサイクル・スタート
・パケットがサイクル・マスタから各ノードに転送され
る。これによって、各ノードで時刻調整を行ない、所定
のアイドル期間(アイソクロナスギャップ)を待ってか
らアイソクロナス転送を行なうべきノードはアービトレ
ーションを行い、パケット転送に入る。図18ではチャネ
ルeとチャネルsとチャネルkが順にアイソクロナス転
送されている。
【0115】このアービトレーションからパケット転送
までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行な
った後、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送がす
べて終了したら、アシンクロナス転送を行うことができ
るようになる。
【0116】アイドル時間がアシンクロナス転送が可能
なサブアクションギャップに達する事によって、アシン
クロナス転送を行いたいノードはアービトレーションの
実行に移れると判断する。
【0117】ただし、アシンクロナス転送が行える期間
は、アイソクロナス転送終了後から、次のサイクル・ス
タート・パケットを転送すべき時間(cycle synch)ま
での間にアシンクロナス転送を起動するためのサブアク
ションギャップが得られた場合に限っている。
【0118】図18のサイクル#mでは3つのチャネル分の
アイソクロナス転送と、その後アシンクロナス転送(含
むack)が2パケット(パケット1、パケット2)転送
されている。このアシンクロナスパケット2の後は、サ
イクルm+1をスタートすべき時間(cycle synch)にい
たるので、サイクル#mでの転送はここまでで終わる。
【0119】ただし、非同期または同期転送動作中に次
のサイクル・スタート・パケットを送信すべき時間(cy
cle synch)に至ったとしたら、無理に中断せず、その
転送が終了した後のアイドル期間を待ってから次サイク
ルのサイクル・スタート・パケットを送信する。すなわ
ち、1つのサイクルが125μS以上続いたときは、その分
次サイクルは基準の125μSより短縮されたとする。この
ようにアイソクロナス・サイクルは125μSを基準に超
過、短縮し得るものである。
【0120】しかし、アイソクロナス転送はリアルタイ
ム転送を維持するために毎サイクル必要であれば必ず実
行され、アシンクロナス転送はサイクル時間が短縮され
たことによって次以降のサイクルにまわされることもあ
る。
【0121】こういった遅延情報も含めて、サイクル・
マスタによって管理される。
【0122】以上が、IEEE1394シリアルバスの説明であ
る。
【0123】ここから、実施例1として図2のように13
94シリアルバスケーブルで各機器が接続されたときの説
明として、101はダイレクトプリントまたはネットワー
クプリンタとして動作するプリンタ装置。102はプリン
タ101と1394シリアルバスで接続されたVTR(カメラ
一体型デジタルビデオ)であり、映像データをプリンタ
101にてダイレクトにプリント可能であり、かつ101のプ
リンタを経て他の接続された機器にも映像データ等を転
送可能である。103はプリンタと1394シリアルバスで接
続されているパソコン(以下PC)、104はPCと1394
シリアルバスで接続されているスキャナである。なお、
この図2のネットワークは一例とした機器群であって、
さらに、PC103やスキャナ104からさらに先に機器が接
続された構成であっても構わない。また、接続されてい
る機器も、ハードディスクなどの外部記憶装置や、C
D、DVD等の1394シリアルバスでネットワークが構成
できる機器なら何であってもよい。
【0124】図2のようなネットワーク構成を用いた本
発明の実施例1の動作に関する説明を、図1を用いて行
なう。
【0125】次に図1(ブロック図)の説明を行う。
【0126】図1の1はプリンタ装置本体、2はVTR
本体、3は記録媒体としての磁気テープであるが、本発
明はかかるテープに限らず他の媒体であってもよい。4
は記録/再生ヘッド、5は再生処理回路、6は映像復号
化回路、7はD/Aコンバータ、8は再生画像或いはプ
リンタにてプリントする画像を確認するためのEVF、
9は外部出力端子、10は指示入力を行なう操作部、11は
VTRのシステムコントローラ、12はフレームメモリ、
13はVTRの1394インターフェイス(I/F)部、14は
複数種データのセレクタ、15はプリンタ情報をEVFに
表示可能とするための表示処理回路、16は映像合成器、
17はプリンタの1394インターフェイス(I/F)部、18
はプリントする画像をプリンタにて像形成処理するため
の画像処理回路であり、2値化処理、色修正処理等が含
まれる。19は画像データをプリント画像として形成する
為のメモリ、20はプリンタヘッド、21はプリンタヘッド
20や紙送り等を行なうドライバ、22はプリンタの操作を
制御するための操作部、23はプリンタの制御部であるプ
リンタコントローラ、24はダイレクトプリント動作時に
プリンタの動作状況をプリンタ情報として生成するプリ
ンタ情報生成回路、25はデータセレクタである。SW1
はプリンタコントローラ23によって接続/開放が制御さ
れるスイッチである。
【0127】ここで、図1ではVTRは再生系のみを表
示してある。また、図2に示してあるPCやスキャナに
関しては説明を理解し易くするため、図1での説明は省
略する。
【0128】次に、このブロック図1の動作を順を追っ
て説明する。
【0129】まず、磁気テープ3に記録されている映像
データを記録再生ヘッド4で読み出し、再生処理回路5
で読み出した映像データに再生形式の処理を行なう。読
み出された映像データは家庭用デジタルビデオの帯域圧
縮方法としてのDCT(離散コサイン変換)及びVLC
(可変長符号化)に基づいた所定の圧縮方式で符号化し
て記録されているので、復号化回路6で所定の復号化処
理を行い、D/Aコンバータ7でアナログ信号に戻され
た後、映像信号はEVF8で表示され、または外部出力
端子9から外部装置にアナログ出力される。
【0130】また、1394シリアルバスを用いて、所望の
映像データを他ノードに転送するときは復号化回路6で
復号化された後の映像データを、フレームメモリ12に一
時的に蓄えた後、データセレクタ14を経て1394I/F部
13に送られ、アイソクロナスモードでここからプリンタ
1に転送される。転送された映像データが、ダイレクト
プリント用であるときはここでプリンタ1はこの映像デ
ータをプリンタ内部に取り込み、他ノードへの転送であ
るときは1394I/F部17を素通りして目的のノードへ転
送される。
【0131】VTRの再生動作等のVTRの指示入力は
操作部10から行なうものであり、またダイレクトプリン
ト動作時、プリンタへの指示入力もこのVTR操作部10
から行なえる。操作部10からの指示入力に基づき、シス
テムコントローラ11はVTRの再生処理回路の制御を始
めとする各動作部の制御とともに所定の指示入力によっ
てはプリンタへの制御コマンドを発生して、コマンドデ
ータとしてデータセレクタ14を経て1394I/F部13から
プリンタへと転送される。
【0132】また、1394シリアルバスでプリンタ1より
送られてくる、プリンタの動作状況や警告メッセージ、
プリント画像の情報等のプリンタ情報データは、1394I
/F部13からデータセレクタ14を経て、プリンタ情報表
示処理回路15で表示可能形態に処理した後、EVFに現
在表示中の映像と合成して表示するよう映像合成器16で
合成され、EVF8にメッセージ表示する。
【0133】又は映像合成器16でなく、スイッチ回路を
設けることによって両表示情報を選択式に表示するよう
な構成をとってもよい。
【0134】データセレクタ14及びプリンタ1のデータ
セレクタ25は入力又は出力する各データのセレクトを行
うものであり、順次各データがデータ種毎に区別されて
所定のブロックに入出力される。
【0135】次にプリンタ1の動作については、1394I
/F部17に入力したデータの内、データセレクタ25で各
データの種類毎に分類され、プリントすべきデータは画
像処理回路18に入力され、画像処理回路18でプリントに
適した画像処理が施され、かつプリンタコントローラ23
によって記憶、読み出しの制御がなされた読み出しメモ
リ19にプリント画像として形成されたものをプリンタヘ
ッド20に送りプリントされる。プリンタのヘッド駆動や
紙送り等の駆動はドライバ21で行なうものであり、ドラ
イバ21やプリンタヘッド20の動作制御はプリンタコント
ローラ23によって行われる。
【0136】プリンタ操作部22は紙送りや、リセット、
インクチェック、プリンタ動作のスタンバイ/停止等の
動作を指示入力するためのものであり、その指示入力に
応じてプリンタコントローラ23によって各部の制御がさ
れる。スイッチSW1は通常は接続状態になっている
が、プリンタコントローラ23から所定のコマンドを受け
ると、ある期間、あるいは所定の環境下において操作部
22よりのキー入力全部または部分的なキー入力の接続を
開放して、全コマンド又は特定のコマンドを指示入力不
可能とするためのスイッチである。尚かかるスイッチS
W1を設けなくてもプリンタコントローラ23が自分自
身でかかる特定のコマンドを指示入力不可能としてもよ
い。
【0137】次に、1394I/F部17に入力したデータ
が、VTR2等から発せられたプリンタ1に対するコマ
ンドを示すデータであったときは、データセレクタ25か
らプリンタコントローラ23に制御コマンドとして伝達さ
れ、プリンタコントローラ23によってプリンタ各部の制
御がなされる。
【0138】また、プリンタ情報生成部24ではプリンタ
の動作状況、およびプリントの終了や開始可能な状態で
あるかを示すメッセージや紙づまりや動作不良、インク
の有無等を示す警告メッセージ、さらにはプリント画像
の情報等をプリンタ情報としてデータセレクタ25に入力
された後、1394I/F部17から外部に出力が出来る。こ
の出力されたプリンタ情報を元にして、先に説明したよ
うにVTR2に於いて、プリンタ情報表示処理回路15で
EVFに表示可能な情報に表示処理される。
【0139】プリンタ情報を元にしてEVF8に表示さ
れた、メッセージやプリント画像情報をユーザーが見る
ことによって、適した対処をすべく、操作部10からプリ
ンタ1に対するコマンドの入力を行なって、1394シリア
ルバスで制御コマンドデータを送信して、プリンタコン
トローラ23の制御によりプリンタ1の各部の動作制御
や、画像処理部18でのプリント画像の制御をすることが
可能である。
【0140】このようにVTR2とプリンタ1間を接続
した1394シリアルバスには映像データや各種のコマンド
データなどが適宜転送されることになる。
【0141】VTR2から転送する各データの転送形式
は、先に述べた1394シリアルバスの仕様に基づいて、主
として映像データ(及び音声データ)はIsoデータとし
てアイソクロナス転送方式で1394シリアルバス上を転送
し、コマンドデータはAsyncデータとしてアシンクロナ
ス転送方式で転送するものとする。しかし、ある種のデ
ータによっては、場合によってアイソクロナス転送する
よりアシンクロナス転送方式で送った方が都合が良いこ
ともあるので、そのようなときはアシンクロナス転送方
式を用いる。
【0142】また、プリンタ1から転送されるプリンタ
情報のデータは、Asyncデータとしてアシンクロナス転
送方式で転送する。しかし、情報量が多いプリント画像
データなどを転送するときは、Isoデータとしてアイソ
クロナス転送方式で送っても良い。
【0143】以上が図1のブロック図の説明である。な
お、もちろん1394シリアルバスで図2のようなネットワ
ークが構成されていた場合、VTR2もプリンタ1もP
Cや103やスキャナ104と1394シリアルバスの仕様に基づ
いて、それぞれのデータの双方向転送が可能である。
【0144】ブロック図、図1のような構成をとること
によって、VTR2からプリンタ1への映像データのダ
イレクトプリントを実現するとき、一般的にVTR2の
みを操作することでプリンタ1の動作も制御できること
が望ましく、また図1で可能な構成である。よって、ダ
イレクトプリント動作時、VTR2のみを操作すること
でプリンタ1の各部を制御可能とし、本発明では、この
時プリンタ1の動作に対する操作部22からの指示入力を
全部又は特定のコマンド入力を禁止する(受け付けなく
する)ことで、ダイレクトプリント時の諸々の誤動作を
なくすことができるような設定をとる。そのためにはダ
イレクトプリントする映像データの転送前、あらかじめ
VTR2からダイレクトプリント開始を示す1394バス上
(Async)データが送られたのを、プリンタ1が受信し
てプリンタコントローラ23の制御によってスイッチSW
1を開放することで実現できる。
【0145】なお、ダイレクトプリント動作(モード)
開始のVTR2とプリンタ1間の相互認識は、このダイ
レクトプリント開始データの送受信に始まり、VTR2
からダイレクトプリント終了データが1394バス上(Asyn
c)転送されプリンタ1が受信するか、またはVTR2
とプリンタ1間を結ぶ1394シリアルバスの接続が解除さ
れたときにダイレクトプリントモードを終了するように
設定しておき、プリンタコントローラ23はダイレクトプ
リントモード終了を判別したらスイッチSW1の接続を
再開するようにする。なお、1394シリアルバス接続が解
除されたことは、1394シリアルバスのバスリセットの発
生及び新しいバス構成の構築によってプリンタ機器が自
動判別することが出来る。
【0146】また、一例としてダイレクトプリントの開
始/終了を指示してコマンド出力するためのVTR2の
操作部10のスイッチ装置の1つとして、図5に示したよ
うなスイッチを取り付ける。図5において、“OFF”
は電源OFF状態、“撮影”は映像及び音声を記録する
位置、“再生”は通常再生するときの位置である。そし
て“ダイレクトプリント”がダイレクトプリントモード
を行なうときの位置であり、この位置にスイッチされる
とVTR2はプリンタへダイレクトプリント開始コマン
ドを発信し、ここから他の位置にシフトされるとダイレ
クトプリント終了コマンドを発信するようにする。そし
て、中心の“PUSH”キーは撮影ためのトリガ、任意
の選択の為のコマンド入力スイッチ、ダイレクトプリン
ト時を含む映像データの送信スタートスイッチなどの役
割を持ってもよい。
【0147】また、図5のようなスイッチを用いて、映
像データと別個にダイレクトプリント開始/終了を示す
コマンドを送信しなくても、先に説明したように1394シ
リアルバスの転送方式に基づいて、VTR2からプリン
タ1へ映像データが転送されたとき、その映像データを
含むパケットのヘッダー情報から判断して、ダイレクト
プリントとみなして、ダイレクトプリント動作を行なう
ように設定してもよい。
【0148】次に、ダイレクトプリント動作モードでは
プリンタの操作部22の指示入力を禁止するというシーケ
ンスを、VTR2とプリンタ1のダイレクトプリント時
の動作の流れも含めて、図6のフローチャートに示し、
説明する。
【0149】まずステップS1として、通常モード時プ
リンタ操作部22は指示入力可能な状態であるので、スイ
ッチSW1は接続(ON)された状態になっている。こ
こで、ステップS2として、ユーザーがダイレクトプリ
ントモードに移行する時に、前記した方法でダイレクト
プリント開始コマンドがVTR2より発信される。発信
された開始コマンドは1394シリアルバスをアシンクロナ
スパケット転送され、プリンタ1がこのコマンドをステ
ップS3として受信することによって、プリンタコント
ローラ23はダイレクトプリントモード開始として、ステ
ップS4としてスイッチSW1を開放(OFF)する。
こうすることによって、ダイレクトプリントモード中
は、プリンタ操作部22からの全指示入力、または特定の
指示入力のみを遮断あるいは、無効化、無視するように
スイッチSW1及び操作部22、プリンタコントローラ23
のうちいずれかによって、前記機能を構成することで特
定の指示入力を受け付けなくする、あるいは無効化、無
視する事が出来る。
【0150】なお、ステップS3で開始コマンドを受信
して無いときは、受信するまで通常モードとしてスイッ
チSW1の接続を維持する。
【0151】プリンタ1のダイレクトプリントモードへ
の移行処理と並行して、VTR2ではユーザーによるプ
リントする映像の選択が行なわれ、ステップS5として
任意の1映像が転送指定されたならば、ステップS6と
してその指定した映像データの転送を1394シリアルバス
を用いてアイソクロナス(またはアシンクロナス)パケ
ット転送した後、ステップS9に移る。ステップS5で
任意の映像の指定が無かったときは、映像データ転送は
行なわずステップS9に移る。
【0152】ステップS7として、1394シリアルバス上
をパケット転送されてきた映像データをプリンタ1が受
信したならば、ステップS8として所定のシーケンスで
受信した映像データのプリント処理を行なった後、ステ
ップS7に戻り次の映像データの受信を受け付ける。
【0153】VTRではステップS9として、ユーザー
がダイレクトプリントモードを終了するか、または終了
せず他の映像を指定、転送するか選択をする。ステップ
S9で、終了しないで他の映像を指定したいときはステ
ップS5に戻り、再度任意の映像の指定を行なえる。こ
こで、ステップS5の映像指定とステップS6の指定映
像データの転送を、ステップS9を経て繰り返し行い、
複数枚プリントするときは特に、プリンタ1の動作処理
との兼ね合いを保ちながら、出力制御しながら転送処理
を行なうようにする。
【0154】ステップS9でユーザーによって、ダイレ
クトプリントモードを終了する選択がなされたときは、
ステップS10としてダイレクトプリント終了コマンドを
発信し、終了コマンドデータを1394シリアルバス上にア
シンクロナスパケット転送した後、VTRのダイレクト
プリントモードは終了する。
【0155】プリンタ1は、ステップS7でVTR2か
らのプリントする映像データの受信が無かったならば、
ステップS11に移り、ダイレクトプリントの終了コマン
ドを受け付ける。ステップS11でVTR2からのダイレ
クトプリント終了コマンドを受信しなかったならば、ス
テップS7に戻り、ダイレクトプリントモードを維持し
てプリントするVTR2からの映像データを受け付け
る。
【0156】ステップS11で、ステップS10としてVT
R2からパケット転送されたダイレクトプリント終了コ
マンドデータを受信したならば、プリンタ1におけるダ
イレクトプリントモードを終了し、通常動作モードに戻
すため、ステップS12としてプリンタコントローラ23は
スイッチSW1を接続(ON)するように制御する。こ
れによって、VTR2及びプリンタ1のダイレクトプリ
ントモードは終了する。
【0157】以上が、図6のフローチャートの説明であ
る。
【0158】また、ダイレクトプリントモード中に何ら
かの理由でVTR2とプリンタ1とをつなぐ1394シリア
ルバスのケーブル接続が切り離されたときは、先に述べ
たようにバスリセットの発生及び新規のネットワーク構
成からプリンタ1が自動でVTR2の接続が無いことを
判断できるので、ダイレクトプリントモード終了として
スイッチSW1を接続して通常モードに戻すように制御
する。これによってネットワークプリンタとしての動作
を再開する事が出来る。
【0159】ここまでが実施例1の説明である。
【0160】<実施例2>実施例2では本発明を、図2
のVTR102に置き換えてデジタルカメラで行なったと
きの説明を行なう。
【0161】図4に本発明のデジタルカメラとプリンタ
を1394シリアルバスケーブルで接続したときのブロック
図を示し、これを用いて説明する。
【0162】図4の1は実施例1で説明したプリンタ装
置本体、61はデジタルカメラ本体、62は画像撮像部、63
はA/Dコンバータ、64は画像処理部、65は画像符号化
/復号化回路、66は画像を記録再生するメモリ記録再生
部、67はD/Aコンバータ、68は表示部であるEVF
、69はデジタルカメラの操作部、70はデジタルカメラ
のシステムコントローラ、71はデータセレクタ、72はデ
ジタルカメラの1394I/F部、73はプリンタ情報を表示
処理回路、74は映像合成器である。
【0163】プリンタ1は実施例1で説明したものと同
様であるが、プリンタ1内のデータセレクタ25と画像処
理回路18間に復号化回路26を設けた構成とする。
【0164】なお、デジタルカメラ61の画像符号化/復
号化回路65では静止画像を符号化する技術として周知の
JPEG方式で符号化する。
【0165】次に、このブロック図4の動作を順を追っ
て説明する。
【0166】まず、デジタルカメラ61の記録時、撮像部
62で撮像した画像データは、A/Dコンバータ63でデジ
タル化処理され、表示に適した画像となるよう画像処理
部64で画像データ処理がなされる。画像処理部64の出力
の一方は撮像中の映像としてD/Aコンバータ67でアナ
ログ信号に戻され、EVF68で表示される。もう一方の
出力は、符号化回路65でJPEG方式で符号化され、メ
モリ記録部66でメモリに記録される。
【0167】再生時は、メモリからメモリ再生部66で所
望の画像を読み出す。この時、所望の画像の選択は、操
作部69から入力された情報を元にして選択され、システ
ムコントローラ70が制御して読み出す。メモリから再生
された画像データは、復号化回路65でJPEG圧縮が復
号化され、画像処理部64、D/Aコンバータ67での処理
を経てEVF68で表示することが可能である。
【0168】または、メモリから所望の画像データを再
生したら、それをダイレクトプリントまたは1394シリア
ルバスで接続された他の機器のPC等へ転送するとき
は、データセレクタ71を経て1394I/F部72から1394シ
リアルバスを用いて転送される。この時は、メモリ再生
部6から再生された画像データをJPEG方式で符号化
されたデータのまま出力して、ダイレクトプリントのと
きにはプリンタ内で復号化することとする。
【0169】プリンタ1での動作は実施例1と同様であ
るので省略するが、復号化回路26についてはここで説明
する。デジタルカメラ61より転送されてきた画像データ
は、復号化回路26でJPEG圧縮データをソフトウェア
的に復号化する。復号化回路26では、回路内に持つRO
MにJPEG復号化プログラムファイルを保持している
もの、あるいはデジタルカメラ2から、圧縮画像データ
と共に伝送されてくる復号用データを用いるなどして、
プリンタ装置内のみの回路で、あるいはCPUでソフト
的に処理されて、復号化処理される構成である。
【0170】デジタルカメラからJPEG方式で圧縮さ
れた画像データをプリンタに転送し、プリンタ内で復号
化するようにしたことで、非圧縮データに変換してから
転送するより転送効率が良く、また、JPEG復号化は
ソフトウェアでのデコードが可能であるので、プリンタ
自体にデコーダを設けることにしても、コスト的にも支
障はなく都合が良い。復号化回路26ではハード的な復号
化として、JPEGデコード回路(ボード)を設ける構
成でも可能である。
【0171】また、デジタルカメラの各部への指示入力
は操作部69から行なうものであり、またダイレクトプリ
ント動作時、プリンタへの指示入力もこのデジタルカメ
ラ操作部69から行なえる。操作部69からの指示入力に基
づき、システムコントローラ70はデジタルカメラの再生
処理回路の制御を始めとする各動作部の制御を行ない、
また所定の指示入力によってはプリンタへの制御コマン
ドを発生して、コマンドデータとしてデータセレクタ71
を経て1394I/F部72からプリンタへと転送される。
【0172】また、1394シリアルバスでプリンタ1より
送られてくる、プリンタの動作状況や警告メッセージ、
プリント画像の情報等のプリンタ情報データは、1394I
/F部72からデータセレクタ71を経て、プリンタ情報表
示処理回路73で表示可能形態に処理した後、EVFに現
在表示中の映像と合成して表示するよう映像合成器74で
合成され、EVF68にメッセージ表示する。又は映像合
成器74でなく、スイッチ回路を設けることによって両表
示情報を選択式に表示するような構成をとってもよい。
【0173】データセレクタ71は順次各データがデータ
種毎に区別されて所定のブロックに入出力するようにセ
レクトする。
【0174】デジタルカメラ62から転送する各データの
転送形式は、先に述べた1394シリアルバスの仕様に基づ
いて、主として画像データはIsoデータとしてアイソク
ロナス転送方式で1394シリアルバス上を転送し、コマン
ドデータはAsyncデータとしてアシンクロナス転送方式
で転送するものとする。しかし、場合によってはアイソ
クロナス転送するよりアシンクロナス転送方式で送った
方が都合が良いこともあるので、そのようなときはアシ
ンクロナス転送方式を用いる。
【0175】以上が図4のブロック図の説明である。な
お、もちろん1394シリアルバスでプリンタ1以外の機器
ともネットワークが構成されていた場合、デジタルカメ
ラ61はプリンタ1もPCや103やスキャナ104と1394シリ
アルバスの仕様に基づいて、それぞれのデータの双方向
転送が可能である。
【0176】図4のようなブロック図を構成することに
よって、デジタルカメラ61からプリンタ1への画像デー
タのダイレクトプリントを実現するとき、デジタルカメ
ラ61のみを操作することでプリンタ1の各部を制御可
能とし、本実施例は、この時プリンタ1の動作に対する
操作部22からの指示入力を全部又は特定のコマンド入
力を禁止する(受け付けなくする)ことで、ダイレクト
プリント時の諸々の誤動作をなくすことができるような
設定をとる。そのためには図5のようなスイッチをデジ
タルカメラ61の操作部62における指示入力キーの一部と
して設けて、ダイレクトプリントする映像データの転送
前、あらかじめデジタルカメラ61からダイレクトプリン
ト開始を示す1394バス上(Async)パケットが送られた
のを、プリンタ1が受信してプリンタコントローラ23の
制御によってスイッチSW1を開放することで実現でき
る。
【0177】あるいは、前記第1の実施例同様に操作部
22、プリンタコントローラ23のソフト的処理にて、一部
の操作情報を無効することも可能である。
【0178】なお、ダイレクトプリント動作(モード)
開始のデジタルカメラ61とプリンタ1間の相互認識は、
このダイレクトプリント開始データの送受信に始まり、
デジタルカメラ61に設けた図5のスイッチの指示入力に
基づき、デジタルカメラ61からダイレクトプリント終了
データが1394バス上(Async)パケット転送されプリン
タ1が受信するか、またはデジタルカメラ61とプリンタ
1間を結ぶ1394シリアルバスの接続が解除されたときに
ダイレクトプリントモードを終了するように設定してお
き、プリンタコントローラ23はダイレクトプリントモー
ド終了を判別したらスイッチSW1の接続を再開するよ
うにする。なお、1394シリアルバス接続が解除されたこ
とは、1394シリアルバスのバスリセットの発生及び新し
いバス構成の構築によってプリンタ機器が自動判別する
ことが出来る。
【0179】プリンタ1のシステム的な動作、及び本発
明のダイレクトプリント時のデジタルカメラ61とプリン
タ1とのシステム的な動作は、実施例1で説明したもの
と同様であり、フローチャートで示した図6で賄えるの
で、ここでの説明は省略する。
【0180】ここまでが、実施例2の説明である。
【0181】<その他の実施例>通常PCのモニタを用
いた、視覚的インターフェイス(所謂GUI)により、
プリンタは制御されているが、ダイレクトプリント時に
はGUIのように、すべての機能をモニタできないの
で、カメラ側でサポートできる機能のみ、操作可能と
し、モニタ不能の機能のみ、操作を無効化するように設
定してもよい。
【0182】以上説明したように、本実施例によれば、
ユーザーが優先して行いたいプリント処理を、ダイレク
トプリント処理を行なうことで迅速に行える。
【0183】また、ダイレクトプリント動作中、カメラ
やVTRからのコマンドを受け付けてプリント動作を行
なったとき、プリンタに設けられている指示部によるコ
マンド入力を禁止することで、ダイレクトプリント時の
誤動作がなくなる。あるいは、誤動作の低減が可能にな
る。
【0184】また、1394シリアルバスを用いたダイレク
トプリントは、PCを経由せずに画像プリント出力の為
のデータ通信が行えるので、PCの動作状況に影響され
ずに迅速な処理ができ、かつプリントデータ処理のため
に生ずるPCの負荷をもなくすことができる。
【0185】動作状態を確認できない機能(のみ)を無
効化することで、プリンタの誤動作を低減することがで
き、良好なユーザーインターフェイスをダイレクトプリ
ント時にも提供可能となる効果を有する。
【0186】本実施例においてはインターフェースとし
て1394規格に従ったインターフェースが説明された
が本発明はこれに限らず、他のインターフェース、例え
ば赤外線を用いるものや無線を用いるものであってもよ
い。
【0187】又プリンタとしてはインクジェットを用い
たものであっても電子写真方式を用いたものであっても
よい。
【0188】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2つのノ
ード間の操作を調停し、例えばプリンタなどの第2のノ
ードの操作の少なくとも一部を制限して誤操作を防止す
るとともに、操作を制限された第2のノードに対して、
第1のノードからその状況に適した対処が可能となる。
【0189】又本発明に依ればダイレクトプリントの際
にカメラやVTRのコマンドを受け付けてプリンタに設
けられている指示部によるコマンド入力を禁止している
ので誤動作がなく、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプリンタ装置とVTRのブロ
ック図。
【図2】本発明を実施するときのネットワークの一例を
示した図。
【図3】従来のデジタルカメラ、PC、プリンタをPC
を中心に接続したときの構成を示すブロック図。
【図4】本発明を適用したプリンタ装置とデジタルカメ
ラのブロック図。
【図5】本発明に用いる一例のスイッチ。
【図6】本発明を適用したVTRとプリンタの動作の流
れを示すフローチャート。
【図7】1394シリアルバスを用いて接続されたネットワ
ーク構成の一例を示す図。
【図8】1394シリアルバスの構成要素を表す図。
【図9】1394シリアルバスのアドレスマップを示す図。
【図10】1394シリアルバスケーブルの断面図。
【図11】DS−Link符号化方式を説明するための
図。
【図12】1394シリアルバスで各ノードのIDを決定す
る為のトポロジ設定を説明するための図。
【図13】1394シリアルバスでのアービトレーションを
説明するための図。
【図14】アシンクロナス転送の時間的な状態遷移を表
す基本的な構成図。
【図15】アシンクロナス転送のパケットのフォーマッ
トの一例の図。
【図16】アイソクロナス転送の時間的な状態遷移を表
す基本的な構成図。
【図17】アイソクロナス転送のパケットのフォーマッ
トの一例の図。
【図18】1394シリアルバスで実際のバス上を転送され
るパケットの様子を示したバスサイクルの一例の図。
【図19】バスリセットからノードIDの決定までの流
れを示すフローチャート図。
【図20】バスリセットにおける親子関係決定の流れを
示すフローチャート図。
【図21】バスリセットにおける親子関係決定後から、
ノードID決定までの流れを示すフローチャート図。
【図22】アービトレーションを説明するためのフロー
チャート図。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 2 VTR 10 操作部(VTR) 11 システムコントローラ(VTR) 22 操作部(プリンタ) 23 プリンタコントローラ 24 プリンタ情報生成部 62 操作部(デジタルカメラ) 70 システムコントローラ(デジタルカメラ) SW1 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−279818(JP,A) 特開 平10−51717(JP,A) 特開 昭64−53851(JP,A) 特表 平8−509307(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モニタと操作部とを有する第1のノード
    と、操作部を有する第2のノードとを有し、前記第1の
    ノードと前記第2のノードとはDS−Linkで通信す
    るシステムであって、前記第1のノードの操作部からの
    指示と前記第2のノードの操作部からの指示との調停を
    行う調停手段を有し、 前記第2のノードは、前記第2のノードの状況に関する
    情報を生成して、前記第1のノードに転送する手段を有
    し、 前記第1のノードは前記第2のノードから受信した情報
    に基づいて前記第2のノードの状況を前記モニタに表示
    させる手段を有し、 前記調停手段は前記第2のノードの操作部による少なく
    とも一部の操作を無効にするとともに、前記モニタに表
    示される前記第2のノードの状況に基づく前記第1のノ
    ードの操作部への操作に基づいて、第2のノードを制御
    する ことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 前記第2のノードはプリンタであること
    を特徴とする請求項1記載のデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記第2のノードはプリンタであり、前
    記第2のノードの状況とは、プリンタの動作状況、プリ
    ントの終了や開始可能な状態であることを示すメッセー
    ジ、紙づまり、動作不良、インクの有無を示す警告メッ
    セージのうちいずれかを含むことを特徴とする請求項1
    記載のデータ通信システム
  4. 【請求項4】 前記第1のノードと前記第2のノードと
    はシリアルバスにより接続されていることを特徴とする
    請求項1記載のデータ通信システム。
  5. 【請求項5】 前記シリアルバスは1394規格に従っ
    たバスであることを特徴とする請求項4記載のデータ通
    信システム。
  6. 【請求項6】 モニタと操作部とを有するビデオ機器
    と、操作部を有するプリンタとから成るシステムであっ
    て、 前記ビデオ機器の操作部からの指示と前記プリンタの操
    作部からの指示との調停を行う調停手段とを有し、 前記プリンタは、前記プリンタの状況に関する情報を、
    前記ビデオ機器に転送する手段を有し、 前記ビデオ機器は前記プリンタから受信した情報に基づ
    いて前記プリンタの状況を前記モニタに表示させる手段
    を有し、 前記調停手段は前記プリンタの操作部による少なくとも
    一部の操作を無効にするとともに、前記モニタに表示さ
    れる前記プリンタの状況に基づく前記映像機器の操作部
    への操作に基づいて前記プリンタを制御することを 特徴
    とするプリントシステム。
  7. 【請求項7】 ビデオ機器はビデオデータをIsoch
    ronous転送で送信し、前記プリンタの状態情報を
    Asynchronous転送で受信することを特徴と
    する請求項記載のプリントシステム。
  8. 【請求項8】 前記プリンタの状況とは、プリンタの動
    作状況、プリントの終了や開始可能な状態であることを
    示すメッセージ、紙づまり、動作不良、インクの有無を
    示す警告メッセージのうちいずれかを含むことを特徴と
    する請求項6ないし7に記載のプリントシステム。
  9. 【請求項9】 前記調停手段は、前記ビデオ機器から所
    定のコマンドを受信したことに応じて、前記プリンタの
    操作部への操作に基づいて、前記プリンタの動作を指示
    入力可能とすることを特徴とする請求項6ないし8のい
    ずれか1項に記載のプリントシステム。
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