JP2002064511A - データ通信システム、電子機器及びそれらの制御方法 - Google Patents

データ通信システム、電子機器及びそれらの制御方法

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JP2002064511A
JP2002064511A JP2000249785A JP2000249785A JP2002064511A JP 2002064511 A JP2002064511 A JP 2002064511A JP 2000249785 A JP2000249785 A JP 2000249785A JP 2000249785 A JP2000249785 A JP 2000249785A JP 2002064511 A JP2002064511 A JP 2002064511A
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Masaya Yagi
政哉 八木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ通信バスに接続された電子機器の接続
解除によるバスリセットが検知された場合に、データ通
信の中断を防止できるデータ通信システム、電子機器及
びそれらの制御方法を提供する。 【解決手段】 データ通信バスを介して接続された電子
機器間でデータ通信を行うデータ通信システムにおい
て、接続された電子機器の接続解除を検知し(S502のYe
s)、接続解除によるバスリセットを行う前に、接続解
除を検知したことを示すステータス信号をブロードキャ
スト転送する(S503)。そして、ID設定を行わない擬
似バスリセットモードに移行する(S504)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御信号とデータ
とを混在させて通信することが可能なデータ通信バスを
用いて複数の電子機器(以下、機器)間を接続し、各機
器間でデータ通信を行うデータ通信システム、電子機器
及びそれらの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パソコン周辺機器の中で、最も利用頻度
が高いのはハードディスクやプリンタであり、これらの
周辺装置は小型コンピュータ用汎用型インタフェースで
代表的なデジタルインタフェース(以下、デジタルI/
F)であるSCSI等をもってパソコン間との接続がな
され、データ通信が行われている。
【0003】また、デジタルカメラやデジタルビデオカ
メラといった記録再生装置もパソコン(以下、PC)へ
の入力手段として、周辺装置の1つであり、近年、デジ
タルカメラやビデオカメラで撮影した静止画や動画とい
った映像をPCへ取り込み、ハードディスクに記憶した
り、又はPCで編集した後、プリンタでカラープリント
するといった分野の技術が進んでおり、ユーザも増えて
いる。
【0004】取り込んだ画像データをPCからプリンタ
やハードディスクへ出力する際などに、IEEE1394-1995
(High Performance Serial Bus)(以下1394シリアル
バス)等を経由してデータ通信がされ、そのようなとき
画像データや音声データのように、リアルタイム性を重
視したデータ量の多い情報を送るためにも、こういった
デジタルI/Fには途切れの無い、リアルタイム転送を
可能としたものが必要とされる。
【0005】図1に、従来の例としてデジタルカメラ、
PC及びプリンタを接続したときのブロック図を示す。
図1において、101はデジタルカメラ、102はパソ
コン(PC)、103はプリンタである。デジタルカメ
ラ101において、111は記録部であるメモリ、11
2は画像データの復号化回路、113は画像処理部、1
14はD/Aコンバータ、115は表示部であるEV
F、116は1394I/F部である。
【0006】パソコン102において、121はデジタ
ルカメラ101との1394I/F部、122はキーボード
やマウスなどの操作部、123は画像データの復号化回
路、124はディスプレイ、125はハードディスク、
126はRAM等のメモリ、127は演算処理装置のM
PU、128はPCIバス、129は1394I/F部であ
る。また、プリンタ103において、131は1394I/
F部、132はメモリ、133はプリンタヘッド、13
4はプリンタコントローラ、135はドライバである。
【0007】ここで、デジタルカメラ101で撮像した
画像をPC102に取り込み、またPC102からプリ
ンタ103へ出力するときの手順について説明する。ま
ず、デジタルカメラ101のメモリ111に記憶されて
いる画像データが読み出されると、読み出された画像デ
ータのうち一方は復号化回路112で復号化され画像処
理部113で表示するための画像処理がなされ、D/A
コンバータ114を経てEVF115で表示される。ま
た一方では、外部出力するために1394I/F部116か
らケーブルを伝わってPC102の1394I/F部121
へ至る。
【0008】PC102内では、PCIバス128を相
互伝送のバスとして、1394I/F部121から入力した
画像データは、記憶する場合はハードディスク125で
記憶され、表示する場合は復号化回路123で復号化さ
れた後、メモリ126に表示画像として記憶され、ディ
スプレイ124でアナログ信号に変換されてから表示さ
れる。尚、PC102での編集時等の操作入力は操作部
122から行い、PC102全体の処理はMPU127
で行う。
【0009】また、画像をプリント出力する際は、PC
102内の1394I/F部129から画像データをケーブ
ルにのせて伝送し、プリンタ103側の1394I/F部1
31で受信し、メモリ132でプリント画像として形成
され、プリンタコントローラ134の制御でプリンタヘ
ッド133とドライバ135が動作し、メモリ132か
ら読み出してプリント画像データをプリントする。
【0010】以上が、従来の画像データをPC102に
取り込み、プリントするまでの手順である。
【0011】このように、従来はホストコンピュータで
あるPC102にそれぞれの機器が接続され、PC10
2を介して記録再生装置101で撮像した画像データを
プリントしている。
【0012】上述のデジタルインタフェースとしての13
94シリアルバスでは、その利便性やシステム性能から多
くの機器(63デバイス)を接続可能である。そして、
1394シリアルバスではその接続状態が変化した時にバス
リセットを行い、バスNo.とノードNo.割り振り、
接続マップ等の接続状況の再認識を行いPlug &Playを実
現している。
【0013】例えば、プリンタ等で印刷作業(ジョブ)
を実行するために、PC等の機器からデータをプリンタ
に送信している最中に、バス上の別の機器がノードから
外されたとすると、そのデータパケットの送信が終了
し、バスアイドル状態になった時にバスリセットが起動
される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
1394シリアルバスでは、データ量の多いジョブは複数の
データパケットを定期的に送信(Isochronousデータ転
送)することにより実行しているので、途中で時間の長
いバスリセットが入ると、その機器の作業を中断してし
まう。
【0015】即ち、バスリセットが起動されると、ノー
ド数のカウントを各フィジカルレイヤが実行し、新しい
ネットワークを認識してバスNo.、ノードNo.(以
下、「ネットワークID」)を再設定し、リセット作業
が終了した後に中断していたデータ転送を再開してい
た。このように、1394シリアルバスで構成される同一の
ネットワーク内にリアルタイム性を重視する機器と頻繁
に挿抜が繰り返される機器とが混在している場合、機器
の挿抜によるバスリセットは、よりリアルタイム性を重
視する機器のデータ転送の中断時間に大きな影響を与え
ていた。
【0016】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、データ通信バスに接続された電子機器の接
続解除によるバスリセットが検知された場合に、データ
通信の中断を防止できるデータ通信システム、電子機器
及びそれらの制御方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、データ通信バスを介して接続された電子
機器間でデータ通信を行うデータ通信システムにおい
て、接続された電子機器の接続解除を検知する検知手段
と、前記接続解除によるバスリセットを行う前に、前記
接続解除を検知したことを示すステータス信号をブロー
ドキャスト転送する転送手段とを有することを特徴とす
る。
【0018】また、上記目的を達成するために、本発明
は、データ通信バスを介して接続された電子機器間でデ
ータ通信を行う電子機器において、他の電子機器との間
でデータ通信中か否かを監視する監視手段と、前記監視
中に接続された電子機器の接続解除を示す信号を受信し
た場合、前記データ通信を終了した後、前記接続解除に
よるバスリセットを行うリセット手段とを有することを
特徴とする。
【0019】更に、上記目的を達成するために、本発明
は、データ通信バスを介して接続された電子機器間でデ
ータ通信を行うデータ通信システムの制御方法であっ
て、接続された電子機器の接続解除を検知する検知工程
と、前記接続解除によるバスリセットを行う前に、前記
接続解除を検知したことを示すステータス信号をブロー
ドキャスト転送する転送工程とを有することを特徴とす
る。
【0020】また、上記目的を達成するために、本発明
は、データ通信バスを介して接続された電子機器間でデ
ータ通信を行う電子機器の制御方法であって、他の電子
機器との間でデータ通信中か否かを監視する監視工程
と、前記監視中に接続された電子機器の接続解除を示す
信号を受信した場合、前記データ通信を終了した後、前
記接続解除によるバスリセットを行うリセット工程とを
有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0022】尚、本実施形態では、IEEE1394シリアルバ
スで接続構成されたネットワークにおいて、データ量の
多い音響機器や高速プリンタなどの、よりリアルタイム
転送を必要とする機器と頻繁に挿抜が行われる機器とが
混在する時に、予め規定した機器がリーフに接続され、
かつ、バスマネージャーでない時に、その機器の接続が
解除されたことによるバスリセット後も基幹ネットワー
クのネットワークIDを保持することで、ネットワーク
IDの再割り振りを行うことなく、基幹ネットワークの
通信中にリーフに存在する機器の接続が解かれた場合
に、通信処理中断時間の短縮を実現するものである。
【0023】図2は本発明を適用するシステムの一般的
な構成例を示す図である。図示するように、本システム
はパソコン(PC)203、プリンタ202及び記録再生
装置(ディジタルビデオカメラ:DVC)201を1394シ
リアルバスを用いて接続するものである。そこで、予
め、1394シリアルバスの概要を説明をする。
【0024】《IEEE1394の概要》家庭用ディジタルVTR
やディジタルビデオディスク(DVD)の登場に伴い、ビデ
オデータやオーディオデータ(以下、まとめて「AVデー
タ」と呼ぶ)など、リアルタイムかつ情報量の多いデー
タを転送する必要が生じている。AVデータをリアルタイ
ムに、PCへ転送したり、その他のディジタル機器に転送
するには、高速のデータ転送能力をもつインタフェイス
が必要になる。そういった観点から開発されたインタフ
ェイスが1394シリアルバスである。
【0025】図3に1394シリアルバスを用いて構成され
るネットワークシステムの例を示す。このシステムは機
器AからHを備え、A-B間、A-C間、B-D間、D-E間、C-F
間、C-G間、およびC-H間がそれぞれ1394シリアルバス用
のツイストペアケーブルで接続されている。これらの機
器AからHの例としては、パソコンなどのホストコンピュ
ータ装置、および、コンピュータ周辺機器である。コン
ピュータ周辺機器としては、ディジタルVCR、DVDプレー
ヤ、ディジタルスチルカメラ、ハードディスクや光ディ
スクなどのメディアを用いる記憶装置、CRTやLCDのモニ
タ、チューナ、イメージスキャナ、フィルムスキャナ、
プリンタ、MODEM、ターミナルアダプタ(TA)などコンピ
ュータ周辺機器のすべてが対象になる。尚、プリンタの
記録方式は、レーザビームやLEDを用いた電子写真方
式、インクジェット方式、インク溶融型や昇華型の熱転
写方式、感熱記録方式など、どんな方式でも構わない。
【0026】各機器間の接続は、ディジーチェーン方式
とノード分岐方式との混在が可能であり、自由度の高い
接続を行うことができる。また、各機器はそれぞれIDを
有し、互いにIDを認識し合うことによって、1394シリア
ルバスで接続された範囲において、一つのネットワーク
を構成している。例えば、各機器間をそれぞれ一本の13
94シリアルバス用ケーブルでディジーチェーン接続する
だけで、それぞれの機器が中継の役割を担うので、全体
として一つのネットワークを構成することができる。
【0027】また、1394シリアルバスはPlug and Play
機能に対応し、1394シリアルバス用ケーブルを機器に接
続するだけで自動的に機器を認識し、接続状況を認識す
る機能を有している。また、図3に示すようなシステム
において、ネットワークからある機器が外されたり、ま
たは新たに加えられたときなど、自動的にバスをリセッ
ト(それまでのネットワークの構成情報をリセット)し
て、新たなネットワークを再構築する。この機能によっ
て、その時々のネットワークの構成を常時設定、認識す
ることができる。
【0028】また、1394シリアルバスのデータ転送速度
は、100/200/400Mbpsが定義されていて、上位の転送速
度をもつ機器が下位の転送速度をサポートすることで、
互換性が保たれている。データ転送モードとしては、コ
ントロール信号などの非同期データを転送する非同期(A
synchronous)転送モード(ATM)と、リアルタイムなAVデ
ータ等の同期データを転送する同期(Isochronous)転送
モードがある。この非同期データと同期データは、各サ
イクル(通常125μs/サイクル)の中で、サイクル開始
を示すサイクルスタートパケット(CSP)の転送に続き、
同期データの転送を優先しつつ、サイクル内で混在して
転送される。
【0029】図4は1394シリアルバスの構成例を示す図
である。1394シリアルバスはレイヤ構造で構成されてい
る。図4に示すように、コネクタポート410には、13
94シリアルバス用のケーブル413の先端のコネクタが
接続される。コネクタポート410の上位には、ハード
ウェア部400で構成されるフィジカルレイヤ411と
リンクレイヤ412がある。ハードウェア部400はイ
ンタフェイス用チップで構成され、そのうち、フィジカ
ルレイヤ411は符号化やコネクション関連の制御等を
行い、リンクレイヤ412はパケット転送やサイクルタ
イムの制御等を行う。
【0030】ファームウェア部401のトランザクショ
ンレイヤ414は、転送(トランザクション)すべきデ
ータの管理を行い、Read、Write、Lockの命令を出す。
ファームウェア部401のマネージメントレイヤ415
は、1394シリアルバスに接続されている各機器の接続状
況やIDの管理を行い、ネットワークの構成を管理する。
上記のハードウェアとファームウェアまでが、1394シリ
アルバスの実質的な構成である。
【0031】また、ソフトウェア部402のアプリケー
ションレイヤ416は、利用されるソフトによって異な
り、インタフェイス上でどのようにしてデータを転送す
るかは、プリンタやAV/Cプロトコルなどのプロトコルに
よって定義される。
【0032】図5は、1394シリアルバスにおけるアドレ
ス空間の一例を示す図である。1394シリアルバスに接続
された各機器(ノード)には、必ずノードに固有の64ビ
ットアドレスをもたせる。そして、このアドレスは機器
のメモリに格納されていて、自分や相手のノードアドレ
スを常時認識することで、通信相手を指定したデータ通
信を行うことができる。
【0033】1394シリアルバスのアドレッシングは、IE
EE1212規格に準じた方式であり、アドレス設定は、最初
の10ビットがバスの番号の指定用に、次の6ビットがノ
ードIDの指定用に使われる。
【0034】それぞれの機器内で使用される48ビットの
アドレスについても、20ビットと28ビットに分けられ、
256Mバイト単位の構造をもって利用される。最初の20ビ
ットのアドレス空間のうち0〜0xFFFFDはメモリ空間、0x
FFFFEはプライベート空間、0xFFFFFはレジスタ空間とそ
れぞれ呼ばれる。プライベート空間は機器内で自由に利
用できるアドレスであり、レジスタ空間にはバスに接続
された機器間で共通な情報が置かれ、各機器間のコミュ
ニケーションに使われる。
【0035】レジスタ空間の、最初の512バイトにはCSR
アーキテクチャのコアになるレジスタ(CSRコア)が、
次の512バイトにはシリアルバスのレジスタが、その次
の1024バイトにはコンフィグレーションROMが、残りは
ユニット空間で機器固有のレジスタが、それぞれ置かれ
る。
【0036】一般的には異種バスシステムの設計の簡略
化のため、ノードは初期ユニット空間の最初の2048バイ
トだけを使うべきであり、この結果としてCSRコア、シ
リアルバスのレジスタ、コンフィグレーションROMおよ
びユニット空間の最初の2048バイトを合わせて4096バイ
トで構成することが望ましい。
【0037】以上が、1394シリアルバスの概要である。
次に、1394シリアルバスの特徴をより詳細に説明する。 《ノードID決定のシーケンス》バスリセットの後、各
ノードは新しいネットワーク構成を構築するために、各
ノードにIDを与える動作に入る。このときのバスリセッ
トからノードID決定までの一般的なシーケンスを図6〜
図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0038】図6は、バスリセット信号の発生から、ノ
ードIDが決定し、データ転送が行えるようになるまでの
一連のシーケンス例を示すフローチャートである。各ノ
ードは、ステップS101でバスリセット信号の発生を常時
監視し、バスリセット信号が発生するとステップS102に
移り、ネットワーク構成がリセットされた状態において
新たなネットワーク構成を得るために、互いに直結され
ているノード間で親子関係が宣言される。そしてステッ
プS103の判定により、すべてのノード間で親子関係が決
ったと判定されるまでステップS102が繰り返される。
【0039】親子関係が決定するとステップS104へ進み
ルート(root)ノードが決定され、ステップS105で各ノー
ドにIDを与えるノードIDの設定作業が行われる。ルート
ノードから所定のノード順にノードIDの設定が行われ、
ステップS106の判定により、すべてのノードにIDが与え
られたと判定されるまでステップS105が繰り返される。
【0040】ノードIDの設定が終了すると、新しいネッ
トワーク構成がすべてのノードにおいて認識されたこと
になるのでノード間のデータ転送が行える状態になり、
ステップS107でデータ転送が開始されるとともに、シー
ケンスはステップS101へ戻り、再びバスリセット信号の
発生が監視される。
【0041】図7は、バスリセット信号の監視(S101)か
らルートノードの決定(S104)までの詳細例を示すフロー
チャート、図8はノードID設定(S105,S106)の詳細例を
示すフローチャートである。
【0042】図7において、ステップS201でバスリセッ
ト信号の発生が監視され、バスリセット信号が発生する
と、ネットワーク構成は一旦リセットされる。次に、ス
テップS202で、リセットされたネットワーク構成を再認
識する作業の第一歩として、各機器はフラグFLをリーフ
ノードであることを示すデータでリセットする。そし
て、ステップS203で、各機器はポート数、つまり自分に
接続されている他ノードの数を調べ、ステップS204で、
ステップS203の結果に応じて、これから親子関係の宣言
を始めるために、未定義(親子関係が決定されていな
い)ポートの数を調べる。ここで、未定義ポート数は、
バスリセットの直後はポート数に等しいが、親子関係が
決定されて行くに従ってステップS204で検知される未定
義ポートの数は減少する。
【0043】バスリセットの直後に親子関係の宣言を行
えるのは実際のリーフノードに限られている。リーフノ
ードであるか否かはステップS203のポート数の確認結果
から知ることができ、つまりポート数が「1」であれば
リーフノードである。リーフノードは、ステップS205
で、接続相手のノードに対して親子関係の宣言「自分は
子、相手は親」を行い動作を終了する。
【0044】一方、ステップS203でポート数が「2以
上」であったノード、つまりブランチノードは、バスリ
セットの直後は「未定義ポート数>1」であるからステ
ップS206へ進み、フラグFLにブランチノードを示すデー
タをセットし、ステップS207で他ノードから親子関係が
宣言されるのを待つ。他ノードから親子関係が宣言さ
れ、それを受けたブランチノードはステップS204に戻
り、未定義ポート数を確認するが、もし未定義ポート数
が「1」になっていれば残るポートに接続された他ノー
ドに対して、ステップS205で「自分は子、相手は親」の
親子関係を宣言することができる。また、未だ未定義ポ
ート数が「2以上」あるブランチノードは、ステップS20
7で再び他ノードから親子関係が宣言されるのを待つこ
とになる。
【0045】何れか一つのブランチノード(または例外
的に、子宣言を行えるのにもかかわらず、すばやく動作
しなかったリーフノード)の未定義ポート数が「0」に
なると、ネットワーク全体の親子関係の宣言が終了した
ことになり、未定義ポート数が「0」になった唯一のノ
ード、つまりすべてノードの親に決まったノードは、ス
テップS208でフラグFLにルートノードを示すデータをセ
ットし、ステップS209でルートノードとして認識され
る。
【0046】このようにして、バスリセットから、ネッ
トワーク内のすべてのノード間における親子関係の宣言
までの手順が終了する。
【0047】次に、各ノードにIDを与える手順を説明す
るが、最初にIDの設定を行うことができるのはリーフノ
ードである。そして、リーフ→ブランチ→ルートの順に
若い番号(ノード番号: 0)からIDを設定する。
【0048】図8のステップS301で、フラグFLに設定さ
れたデータを基にノードの種類、つまりリーフ、ブラン
チおよびルートに応じた処理に分岐する。
【0049】まずリーフノードの場合は、ステップS302
でネットワーク内に存在するリーフノードの数(自然
数)を変数Nに設定した後、ステップS303で各リーフノ
ードがルートノードに対して、ノード番号を要求する。
この要求が複数ある場合、ルートノードはステップS304
でアービトレーションを行い、ステップS305である一つ
のノードにノード番号を与え、他のノードにはノード番
号の取得失敗を示す結果を通知する。
【0050】ステップS306の判断により、ノード番号を
取得できなかったリーフノードは、再びステップS303で
ノード番号の要求を繰り返す。一方、ノード番号を取得
できたリーフノードは、ステップS307で、取得したノー
ド番号を含むID情報をブロードキャストすることで全ノ
ードに通知する。ID情報のブロードキャストが終わると
ステップS308で、リーフ数を表す変数Nがデクリメント
される。そして、ステップS309の判定により変数Nが
「0」になるまでステップS303からS308の手順が繰り返
され、すべてのリーフノードのID情報がブロードキャス
トされた後、ステップS310へ進んで、ブランチノードの
ID設定に移る。
【0051】ブランチノードのID設定もリーフノードと
ほぼ同様に行われる。まず、ステップS310でネットワー
ク内に存在するブランチノードの数(自然数)を変数M
に設定した後、ステップS311で各ブランチノードがルー
トノードに対して、ノード番号を要求する。この要求に
対してルートノードは、ステップS312でアービトレーシ
ョンを行い、ステップS313である一つのブランチノード
にリーフノードに続く若い番号を与え、ノード番号を取
得できなかったブランチノードには取得失敗を示す結果
を通知する。
【0052】ステップS314の判定により、ノード番号の
取得に失敗したことを知ったブランチノードは、再びス
テップS311でノード番号の要求を繰り返す。一方、ノー
ド番号を取得できたブランチノードはステップS315で、
取得したノード番号を含むID情報をブロードキャストす
ることで全ノードに通知する。ID情報のブロードキャス
トが終わるとステップS316で、ブランチ数を表す変数M
がデクリメントされる。そして、ステップS317の判定に
より、変数Mが「0」になるまでステップS311からS316の
手順が繰返され、すべてのブランチノードのID情報がブ
ロードキャストされた後、ステップS318へ進んで、ルー
トノードのID設定に移る。
【0053】ここまで終了すると、最終的にIDを取得し
ていないノードはルートノードのみなので、ステップS3
18では、他のノードに与えていない最も若い番号を自分
のノード番号に設定し、ステップS319でルートノードの
ID情報をブロードキャストする。
【0054】以上で、すべてのノードのIDが設定される
までの手順が終了する。次に、図9に示すネットワーク
例を用いてノードID決定のシーケンスの具体的な手順を
説明する。
【0055】図9に示すネットワークは、ルートである
ノードBの下位にはノードAとノードCが直結され、ノー
ドCの下位にはノードDが直結され、ノードDの下位には
ノードEとノードFが直結された階層構造を有する。こ
の、階層構造やルートノード、ノードIDを決定する手順
は以下のようになる。
【0056】バスリセットが発生した後、各ノードの接
続状況を認識するために、各ノードの直結されているポ
ート間において、親子関係の宣言がなされる。ここでい
う親子とは、階層構造の上位が「親」、下位が「子」と
いう意味である。図9では、バスリセットの後、最初に
親子関係を宣言したのはノードAである。前述したよう
に、一つのポートだけが接続されたノード(リーフ)か
ら親子関係の宣言を開始することができる。これは、ポ
ート数が「1」であればネットワークツリーの末端、つ
まりリーフノードであることが認識され、それらリーフ
ノードの中で最も早く動作を行ったノードから親子関係
が決定されて行くことになる。こうして親子関係の宣言
を行ったノードのポートが、互いに接続された二つのノ
ードの「子」と設定され、相手ノードのノードが「親」
と設定される。こうして、ノードA-B間、ノードE-D間、
ノードF-D間で「子-親」の関係が設定される。
【0057】さらに、階層が一つ上がって、複数のポー
トをもつノード、つまりブランチノードのうち他ノード
から親子関係の宣言を受けたノードから順次、上位のノ
ードに対して親子関係を宣言する。図9では、まずノー
ドD-E間、D-F間の親子関係が決定された後、ノードDが
ノードCに対して親子関係を宣言し、その結果、ノードD
-C間で「子-親」の関係が設定される。ノードDから親子
関係の宣言を受けたノードCは、もう一つのポートに接
続されているノードBに対して親子関係を宣言し、これ
によってノードC-B間で「子-親」の関係が設定される。
【0058】このようにして、図9に示すような階層構
造が構成され、最終的に接続されているすべてのポート
において親となったノードBが、ルートノードと決定さ
れる。尚、ルートノードは一つのネットワーク構成中に
一つしか存在しない。また、ノードAから親子関係を宣
言されたノードBが、速やかに、他のノードに対して親
子関係を宣言した場合は、例えばノードCなどの他のノ
ードがルートノードになる可能性もあり得る。すなわ
ち、親子関係の宣言が伝達されるタイミングによって
は、どのノードもルートノードになる可能性があり、ネ
ットワーク構成が同一であっても、特定のノードがルー
トノードになるとは限らない。
【0059】ルートノードが決定されると、各ノードID
の決定モードに入る。すべてのノードは、決定した自分
のID情報を、他のすべてのノードに通知するプロードキ
ャスト機能をもっている。尚、ID情報は、ノード番号、
接続されている位置の情報、もっているポートの数、接
続のあるポートの数、各ポートの親子関係の情報などを
含むID情報としてブロードキャストされる。
【0060】ノード番号の割当ては、前述したようにリ
ーフノードから開始され、順に、ノード番号=0,1,2,…
が割当てられる。そしてID情報のブロードキャストによ
って、そのノード番号は割当て済みであることが認識さ
れる。
【0061】すべてのリーフノードがノード番号を取得
し終わると、次はブランチノードへ移りリーフノードに
続くノード番号が割当てられる。リーフノードと同様
に、ノード番号が割当てられたブランチノードから順に
ID情報がブロードキャストされ、最後にルートノードが
自己のID情報をブロードキャストする。従って、ルート
ノードは常に最大のノード番号を所有することになる。
【0062】以上のようにして、階層構造全体のID設定
が終わり、ネットワーク構成が構築され、バスの初期化
作業が完了する。
【0063】以上が、IEEE1394シリアルバスの説明であ
る。
【0064】ここで、図2に示すように、1394シリアル
バスケーブルで各機器が接続されたときの説明を行う。
図2でのバス構成は、実線で描いた1394シリアルバスで
接続された、記録再生装置201、プリンタ装置20
2、パソコン(PC)203で成り立っており、各機器
がそれぞれ1394シリアルバスの仕様に基づくデータ転送
が行える。ここで、記録再生装置201とは動画又は静
止画を記録再生するデジタルカメラやカメラ一体型デジ
タルVTR等である。また、記録再生装置201で出力
する映像データを、プリンタ202に直接転送すればダ
イレクトプリントが可能である。また、1394シリアルバ
スの接続方法は、図2に示すような接続に限ったもので
はなく、任意の機器間での接続でバスを構成しても良
く、また図2に示した機器のほかにもデータ通信機器が
接続された構成であっても良い。尚、この図2のネット
ワークは一例とした機器群であって、接続されている機
器は、ハードディスクなどの外部記憶装置や、CDR、
DVD等の1394シリアルバスでネットワークが構成でき
る機器なら何であっても良い。
【0065】図2に示すようなバス構成を背景として、
本実施形態の動作に関する説明を、図10に示す本実施
形態におけるシステムの詳細構成を示すブロック図を用
いて行う。
【0066】図10に示す記録再生装置201におい
て、1011は撮像系、1012はA/Dコンバータ、
1013は映像信号処理回路、1014は所定のアルゴ
リズムで記録時に圧縮、再生時に伸張を行う圧縮/伸張
回路、1015は磁気テープや固体メモリ等とその記録
再生ヘッド等も含めた記録再生系、1016はシステム
コントローラ、1017は指示入力を行う操作部、10
18はD/Aコンバータ、1019は表示部であるEV
F、1020は非圧縮で転送する映像データを記憶する
フレームメモリ、1021はフレームメモリ1020の
読み出し等を制御するメモリ制御部、1022は圧縮さ
れて転送する映像データを記憶するためのフレームメモ
リ、1023はフレームメモリ1020の読み出し等を
制御するメモリ制御部、1024はデータセレクタ、1
025は1394シリアルバスのI/F部である。
【0067】また、プリンタ202において、1031
は1394I/F部、1032はデータセレクタ、1033
は所定のアルゴリズムで圧縮された映像データを復号化
するための復号化回路、1034はプリント画像の画像
処理回路、1035はプリント画像を形成するためのメ
モリ、1036はプリンタヘッド、1037はプリンタ
ヘッドや紙送り等を行うドライバ、1038はプリンタ
の制御部であるプリンタコントローラ、1039はプリ
ンタ操作部である。
【0068】また、PC203において、1041は13
94I/F部、1042はPCIバス、1043はMP
U、1044は所定のアルゴリズムで圧縮された映像デ
ータを復号化するための復号化回路、1045はD/A
コンバータも内蔵しているディスプレイ、1046はハ
ードディスク(HD)、1047はメモリ、1048は
キーボードやマウスといった操作部である。
【0069】次に、図10に示す構成からなる本システ
ムの動作を順を追って説明する。
【0070】まず、記録再生装置201の記録時、撮像
系1011で撮影した映像信号は、A/Dコンバータ1
012でデジタル化された後、映像信号処理回路101
3で映像処理がなされる。映像信号処理回路1013の
出力の一方は撮影中の映像としてD/Aコンバータ10
18でアナログ信号に戻され、EVF1019で表示さ
れる。もう一方の出力は、圧縮回路1014で所定のア
ルゴリズムで圧縮処理され、記録再生系1015で記録
媒体に記録される。ここで、所定の圧縮処理とは、デジ
タルカメラでは代表的なものとしてJPEG方式、家庭
用デジタルVTRでは帯域圧縮方法としてのDCT(離
散コサイン変換)及びVLC(可変長符号化)に基づい
た圧縮方式、その他としてMPEG方式などである。
【0071】また、再生時は、記録再生系1015が記
録媒体から所望の映像を再生する。この時、所望の映像
の選択は、操作部1017から入力された指示入力に基
づいて選択され、システムコントローラ1016が制御
して再生する。記録媒体から再生された映像データの
内、圧縮状態のまま転送されるデータはフレームメモリ
1022に出力される。非圧縮のデータで転送するため
に再生データを伸張するときは、伸張回路1014で伸
張されメモリ1020に出力される。また、再生した映
像データをEVF1019で表示するときは、伸張回路
1014で伸張し、D/Aコンバータ1018でアナロ
グ信号に戻された後EVF1019に出力され、表示さ
れる。
【0072】フレームメモリ1020、及びフレームメ
モリ1022は、それぞれシステムコントローラ101
6にて制御されたメモリ制御部1021、1023で書
き込み/読み出しの制御がなされて、読み出された映像
データはデータセレクタ1024へと出力される。この
とき、フレームメモリ1020、及び1022の出力
は、同時間にはどちらか一方がデータセレタタ1024
に出力されるように制御される。
【0073】システムコントローラ1016は記録再生
装置201内の各部の動作を制御するものであるが、プ
リンタ202やPC203といった外部に接続された機
器に対する制御コマンドデータを出力し、データセレク
タ1024から1394シリアルバスを転送されて外部の装
置にコマンド送信することもできる。また、プリンタ2
02やPC203から転送されてきた各種コマンドデー
タは、データセレクタ1024からシステムコントロー
ラ1016に入力され、記録再生装置201の各部の制
御に用いることができる。このうち、プリンタ202、
PC203から転送されたデコーダの有無又はデコーダ
の種類等を示すコマンドデータは、要求コマンドとして
システムコントローラ1016に入力され、記録再生装
置201より映像データを転送する際、それぞれ圧縮、
非圧縮どちらの映像データを転送するか判断され、それ
に応じてメモリ制御部1021、及び1023にコマン
ド伝達して、フレームメモリ1020、又は1022か
ら適した一方の映像データを読み出して転送するように
制御する。圧縮、非圧縮の映像データの内どちらを転送
するかという判断は、プリンタ202又はPC203よ
りコマンド転送された、それぞれの機器が具備するデコ
ーダの情報により、記録再生装置201での映像データ
圧縮方式がデコード可能であると判断したときは圧縮さ
れた映像データを転送するよう、メモリ1022から読
み出したデータを出力し、デコードできないと判断され
たときは非圧縮の映像データを転送するよう、メモリ1
020から読み出したデータを出力するよう制御する。
【0074】データセレタタ1024に入力された映像
データ及びコマンドデータは、1394I/F部1025で
1394シリアルバスの仕様に基づいてケーブル上をデータ
転送され、プリント用映像データならばプリンタ202
が、PC203に取り込む映像データならばPC203
が受信する。コマンドデータも適宜対象ノードに対して
転送される。各データの転送方式については、主に動画
や静止画、又は音声といったデータはIsoデータとし
てアイソクロナス転送方式で転送し、コマンドデータは
Asyncデータとしてアシンクロナス転送方式で転送
する。但し、通常Isoデータで転送するデータの内、
転送状況等に応じて場合によってはAsyncデータと
して転送した方が都合がいいときはアシンクロナス転送
で送っても良い。
【0075】次に、プリンタ202の動作については、
1394I/F部1031に入力されたデータの内、データ
セレクタ1032で各データの種類毎に分類され、映像
データ等プリントすべきデータが圧縮されている場合は
復号化回路1033でデータの伸張がなされた後、画像
処理回路1034に出力される。この時、本実施形態で
は、あらかじめ記録再生装置201に送っておいた、デ
コーダの有無又は種類等の情報に基づいて最適な転送が
行えるよう、圧縮又は非圧縮を選びデータ転送されたも
のであるので、プリンタが具備する復号化回路1033
では圧縮されているデータは所持する所定のアルゴリズ
ムの伸張方式でデータ伸張可能である。転送されてきた
映像データが非圧縮のものである場合、即ち復号化回路
1033が存在しないか、又は記録再生装置201の圧
縮方式に対応不可能な復号化回路1033を具備してい
るものであるため、このような場合は復号化回路103
3をスルーして直接プリント画像処理回路1034に入
力するような構成とする。また、映像データでないプリ
ント用データなどが入力されたとき、伸張する必要がな
いデータのときにも復号化回路1033はスルーされ
る。
【0076】画像処理回路1034に入力されたプリン
ト用のデータは、ここでプリントに適した画像処理が施
され、かつ、プリンタコントローラ1038によって記
憶、読み出しの制御がなされたメモリ1035にプリン
ト画像として形成したものをプリンタヘッド1036に
送りプリントされる。プリンタのヘッド駆動や紙送り等
の駆動はドライバ1037で行うものであり、ドライバ
1037やプリンタヘッド1036の動作制御、及びそ
の他、各部の制御はプリンタコントローラ1038によ
って行われる。
【0077】プリンタ操作部1039は紙送り、リセッ
ト、インクチェック、プリンタ動作のスタンバイ/開始
/停止等の動作を指示入力するためのものであり、その
指示入力に応じてプリンタコントローラ1038によっ
て各部の制御がされる。
【0078】次に、1394I/F部1031に入力された
データが、プリンタ202に対するコマンドデータであ
ったときは、データセレクタ1032からプリンタコン
トローラ1038に制御コマンドとして伝達され、プリ
ンタコントローラ1038によって情報に対応したプリ
ンタ202各部の制御がなされる。
【0079】また、プリンタコントローラ1038はプ
リンタ202内の復号回路1033の具備するデコーダ
の種類、又は復号化回路1033の有無等の情報を出力
して、記録再生装置201にコマンドデータとして転送
することができる。
【0080】ここで、復号化回路1033について、プ
リンタに設けるデコーダの一例として、JPEG方式が
考えられる。JPEG復号化はソフトウェア的に可能で
あるので、復号化回路1033では、回路内に持つRO
MにJPEG復号化プログラムファイルを保持している
もの、或いは他のノードから復号化プログラムを転送し
てもらったものなどを用いて、ソフト的に処理され、復
号化処理される構成で良い。記録再生装置201からJ
PEG方式で圧縮された画像データをプリンタ202に
転送し、プリンタ202内で復号化処理するようにした
ならば、非圧縮データに変換してから転送するより転送
効率が良く、また、ソフトウェアでのデコード処理を用
いることで、プリンタ202自体にデコーダを設けるよ
りコスト的にも支障はなく都合が良い。また、復号化回
路1033ではハード的な復号化として、JPEGデコ
ード回路(ボード)を設ける構成でも可能である。
【0081】このように、記録再生装置201からプリ
ンタ202に映像データが転送されプリントするとき
は、所謂、ダイレクトプリントであり、PC203での
処理を用いずにプリント処理が可能である。
【0082】次に、PC203での処理について説明す
る。
【0083】記録再生装置201からPC203の1394
I/F部1041に転送された映像データは、PC20
3内で、PCIバス1042をデータ相互伝送のバスと
して用いて、各部へ転送される。また、PC203内の
各種コマンドデータ等もこのPCIバス1042を用い
て各部へ転送される。
【0084】PC203では、操作部1048からの指
示入力と、OS(オペレーティングシステム)やアプリ
ケーションソフトに従って、メモリ1047を用いなが
ら、MPU1043によって処理がなされる。転送され
た映像データを記録するときはハードディスク1046
に記録する。
【0085】転送される映像データは、プリンタ202
と同様、本実施形態ではあらかじめ記録再生装置201
に送っておいた、デコーダの有無又はデコーダ種類等の
情報に基づいて最適な転送が行えるように、圧縮又は非
圧縮を選びデータ転送されたものであるので、PC20
3が具備する復号化回路1044では圧縮されて転送さ
れた映像データは所持する所定のアルゴリズムの伸張方
式でデータ伸張可能である。
【0086】映像データをディスプレイ1045で表示
するときは、圧縮された映像データであったときは復号
化回路1044で復号化された後、非圧縮の映像データ
であったときは直接ディスプレイ1045に入力され、
D/A変換された後、映像表示される。
【0087】PC203に設けられた各種復号化回路1
044は、一例としてMPEG方式等のデコーダをボー
ドとしてスロットに差し込んだものや、若しくはハード
的に本体に組み込まれたもの、又は、MPEG方式やJ
PEG方式、その他のソフトデコーダをROM等によっ
て所有しているものであり、これらデコーダの種類や有
無を情報としてコマンドを記録再生装置201に転送す
ることができる。
【0088】このようにして、転送された映像データは
PC203内に取り込まれ、記録、編集され、PC20
3から他機器に転送等がなされる。
【0089】以上が本実施形態におけるシステムの構成
及び動作についての説明である。
【0090】図10に示すように構成することで、記録
再生装置201からプリンタ202又はPC203に映
像データを転送する前に、転送先のプリンタ202又は
PC203からデコーダの情報をコマンド転送すること
により、記録再生装置201は転送先装置がデコードで
きるときは圧縮したままの映像データを転送し、デコー
ドできないときは非圧縮のデータに変換した後の映像デ
ータを転送するように、選択することができる。
【0091】ここで、上述の記録再生装置201におい
て、転送先からのデコーダの情報により、映像データを
圧縮したまま転送するか、非圧縮で転送するか選択して
転送する際の処理について説明する。
【0092】図11は、本実施形態における映像データ
の転送処理を示すフローチャートである。記録再生装置
201から映像データを1394シリアルバスで接続された
他の機器に転送するモードにおいて、まずステップS4
01において、ユーザが転送先の機器を指定し、その指
示に基づいた転送先の設定を行う。次に、ステップS4
02において、記録再生装置201から転送先機器へこ
れから転送を行うことを通知し、所定の情報及び転送先
の機器内に具備するデコーダの有無、種類等の情報を転
送するように促すための情報を含んだコマンドを1394バ
スを用いて送信する。上述のコマンドを受けて、転送先
の機器からデコーダ情報を含んだ所定のコマンドデータ
が記録再生装置201に転送されるとステップS403
へ進み、記録再生装置201のシステムコントローラ1
016が受信したコマンドの内、デコーダ情報が含まれ
ているか判別する。ここで、デコーダ情報が含まれてい
るときはステップS404へ進み、デコーダ情報からデ
コーダの存在とその種類を判別できるか判別する。ここ
で、デコーダの存在とその種類を判別できたときにはス
テップS405へ進む。また、ステップS403及びS
404で、受信したコマンド内にデコーダ情報が含まれ
てなかったとき、又はデコーダが存在しないという情報
を判別したときにはステップS406へ進む。
【0093】尚、転送先の機器から転送元である記録再
生装置201に転送されたコマンドデータの内、デコー
ダ情報については、この後、圧縮して記録した映像デー
タの転送を行う際に圧縮したまま転送するか、又は非圧
縮に戻してから転送するかの判断の材料となるデータで
あり、かつ転送先の機器からすれば圧縮データの転送を
希望するか、又は非圧縮データの転送を希望するかの要
求データとしての役割も持つことになる。また、あらか
じめ転送元の記録再生装置201が用いている圧縮方法
の情報を、転送先の機器、例えばPC203が事前に通
知して知っていれば、ステップS402に対してのコマ
ンドデータを返送するときにPC203内のデコーダ情
報でなく、直接映像データ転送に対する命令とした、圧
縮データの転送指令又は非圧縮データの転送指令とする
要求コマンドとして用いることも可能になる。
【0094】上述の処理により、受信したデコーダ情報
から判別したデコーダの種類が記録再生装置201の圧
縮伸張回路1014で用いている映像データの所定のア
ルゴリズムの圧縮方式に対応できるデコーダであったな
らば、転送先機器内でのデコード可能ということで、ス
テップS405において、デコーダ有りの設定、即ち圧
縮したままの映像データを1394バス上に転送するような
処理として、映像データの転送実行時メモリ1022か
らの出力を転送するように制御する。
【0095】また、ステップS404で判別したデコー
ダの種類が、記録再生装置201での圧縮方式に対応で
きないものであったときと、ステップS403でデコー
ダ情報が受信されなかったとき、即ち転送先機器内にデ
コーダが何ら存在しないと判断されたときは、ステップ
S406において、デコーダ無しの設定、即ち記録再生
装置201内で転送する映像データの伸張処理を行って
から非圧縮の映像データを1394バス上に転送するよう
に、映像データの転送実行時メモリ1020からの出力
を転送するように制御する。
【0096】このように転送先の機器に応じた映像デー
タ転送時の出力形式の設定を行った上で、次のステップ
S407において、ユーザはプリント又はPC取り込み
等のために転送したい映像データを、記録媒体に記録さ
れている映像中から選択し、記録再生装置201はその
読み出し動作を行う。この映像選択動作を行った上で、
ステップS408において、ユーザが所望の映像に対し
て転送指令を行う。
【0097】次に、ステップS405及びS406での
設定に基づき、ステップS409で転送先機器に対応可
能なデコーダがあるか否かによって、ある場合はステッ
プS410へ進み、記録媒体から再生した圧縮したまま
の映像データを転送するために、ステップS408での
転送指令に応じてメモリ1022から読み出した映像デ
ータを出力、転送するように、システムコントローラ1
016及びメモリ制御1023が制御する。
【0098】また、ステップS409において、デコー
ダがない場合はステップS411へ進み、伸張回路10
14で伸張した後の非圧縮の映像データを転送するため
に、ステップS408での転送指令に応じてメモリ10
20から読み出した映像データを出力、転送するよう
に、システムコントローラ1016及びメモリ制御10
21が制御する。尚、ここでの映像データの転送は1394
シリアルバスを用いて、アイソクロナス(又はアシンク
ロナス)転送方式でパケット転送される。
【0099】次に、ステップS412において、所望の
映像データについて転送が終了するとステップS413
へ進み、他の映像データの転送を行うか否かの選択を行
い、他の映像を選択するときはステップS407に戻り
映像選択から繰り返す。また、他の映像を選択しないと
きはステップS414へ進み、転送先機器を変更して映
像データ転送モードを続行するか判断し、転送先を他の
機器に変更して映像データ転送を行うときはステップS
401の転送先指定から繰り返す。また、ステップS4
14において、転送先を変更してモード続行する必要が
無いときはこの処理を終了する。常時、指示された映像
データの転送モード実行に伴なってステップS401に
おいて、本フローが繰り返される。
【0100】本実施形態では、記録媒体に圧縮記録した
映像データを用いて説明しているが、記録した映像に限
らず、撮像装置より入力した映像データであって記録処
理が行われていない圧縮映像データを用いたものであっ
てもよい。
【0101】また、本実施形態で説明した記録再生装置
201は、主として動画及び静止画の映像データに関し
たものであり、カメラ一体型VTRやデジタルカメラを
意識したものであるが、他の記録又は再生装置であるD
VDやMD、CD、PCなどのデジタル機器であっても
よく、扱うデータも映像データに限らず音声データや各
種ファイルデータなどであっても構わない。
【0102】《バスリセットのシーケンス》次に、本実
施形態におけるバスリセットのシーケンスについて説明
する。
【0103】1394シリアルバスでは、接続されている各
機器(ノード)にはノードIDが与えられ、ネットワー
ク構成として認識されている。この段階でリーフに割振
られ、かつバスマスタで無い機器は認識されている。
【0104】本実施形態における1394シリアルバスネッ
トワーク構成においてリーフに割振られ、かつバスマス
タで無い機器の接続解除が発生し、新たなネットワーク
構成を認識する必要があるとき、変化を検知した当該ノ
ードはまずIsoデータ転送にて当該ノードにおける接
続解除を要因としたバスリセットが発生することを示す
準備データを全ノードに送信する。準備データを受信し
た各ノードは擬似バスリセットモードに入りリセット信
号を待つ。その後バス上にバスリセット信号を送信し
て、各ノードは擬似バスリセット処理を行う。擬似バス
リセットでは通常のバスリセット動作とは異なり、接続
解除されたポート以外の全てのIDを保持したままバス
マスタが認識しているトポロジーマップにおける接続解
除ポート部変更と、総ノード数変更のみ行い全ノードに
おける親子宣言、ID割り振り作業は行われない。
【0105】図12は、本実施形態におけるバスリセッ
トの動作を示すフローチャートである。まず、ステップ
S501において、ポートに接続されたノードが構築さ
れたシステム上でリーフであり、かつバスマスタでない
か判定を行う。ここで、ポートに接続されたノードがリ
ーフでないか、バスマスタであればステップS507へ
移行する。また、ポートに接続されたノードが構築され
たシステム上でリーフであり、かつバスマスタでない場
合はステップS502へ移行する。ステップS502で
は、ノードと接続されているポートが切断されたか監視
を行う。ここで、ポート切断が確認された場合はステッ
プS503へ移行するが、ポート切断が確認されない場
合はステップS502へ戻る。
【0106】ステップS507では、ノードと接続され
ているポートが切断されたか監視を行う。もしポート切
断が確認された場合はステップS508へ移行する。ポ
ート切断が確認されない場合はステップS507へ戻
る。ステップS508では通常のバスリセットを起動す
るためにバスリセット信号を送信する。
【0107】一方、ステップS503では、擬似バスリ
セット準備信号をブロードキャスト送信し、ステップS
504では各ノードは擬似バスリセットモードに入る。
次に、ステップS505ではバスリセット信号を送信
し、ステップS506では削除ノードのID情報のブロ
ードキャスト送信を行う。そして、ステップS509で
はバスマスタにおける全ネットワークのトポロジーマッ
プ及び総ノード数変更等を行い、ネットワーク初期化を
終了する。
【0108】次に、本実施形態を実現する手段として、
図13に示すプリンタを例にとって説明する。図13に
おいて、1301はプリンタコントローラで、不図示の
外部機器から入力された印字データを処理して、130
2のプリンタエンジンに出力する。以下、プリンタコン
トローラ1301の内部構成及び動作を説明する。
【0109】1312はCPUで、1313のROMに
記憶された制御プログラムに記憶された制御プログラム
等に基づいてシステムバス1315に接続される各種の
ブロックとのアクセスを統括的に制御する。1314は
RAMで、CPU1312のワークエリアとして使用さ
れるとともに、プリンタエンジン1302に出力するイ
メージデータを展開、記憶する領域等を備えている。1
318はフォントROMで、上記出力情報を生成する領
域等を備えている。1311は制御部で、専用集積回路
(ASIC)等で構成され、一連のデータ処理動作の制
御を行う。1317はジョブ監視部で、プリンタコント
ローラ1301上で印刷動作が行われている場合はコン
トローラ上のBUSY状態を検知して1316の1394I
/F部にジョブ処理中を示すJobSignalをアクティブに
する。
【0110】ここで、本実施形態の実現手段を補足する
ために、図14に1394I/F部1316のケーブルPH
Y部を示し、その機能について説明する。ケーブルPH
Y部の主要なコントローラは調停制御部1406で、リ
ンクレイヤからの調停リクエスト(PH_ARB.request)に
応答し、接続先のポート1401の状態を変化させる。
パケットの送信、受信、リピートをするために信号の管
理とタイミング調整を行う。またバスリセットと構成の
機能も提供する。再同期化部1405はデータ信号(Da
ta_Rx)、ストローブ信号(Strb_Rx)をデコードし、ロ
ーカルクロック部1408が供給するローカルの固定周
波数クロックを使い、受信したデータを同期化させる。
デコード部1409はパケットデータと調停信号の両方
に共通のインタフェースをリンクレイヤに提供する。送
信の選択とエンコード部1407はリピートしたデータ
と接続先のリンクレイヤから送信されたデータのセレク
タである。また信号送信用のストローブも生成する。ポ
ート出力制御部1404は調停制御信号とデータ、スト
ローブどちらの送信をするかを選択する。
【0111】次に、本実施形態における実現手段を図1
5に示し、その機能を説明する。
【0112】通常、1394I/F部では接続先のTPA/TPA*
のペアから送信されたTpBias信号をTPB/TPB*のペアで受
信し、PortStatusコンパレータはこの信号を使ってケー
ブル接続が存在するか否かを判断する。
【0113】図13に示したように、本システムのプリ
ンタコントローラ1301内で印刷動作等の任意のジョ
ブ処理が行われているとジョブ監視部1317でJobSig
nalが生成される。図15に示すPortStatus制御部15
10はこのJobSignal信号を監視しておき、この信号が
アクティブのときはケーブル接続コンパレータからのPo
rtStatus_X信号を受信しても調停制御部1506に即時
にPortStatus信号を出さない。ジョブ処理中にPortStat
us_X信号を受信した場合は、ジョブ処理が終了したこと
を確認してからPortStatus信号をアクティブにする。Po
rtStatus信号は調停制御部1506に伝達され、一連の
リセット動作が開始される。
【0114】図16に本実施形態における状態遷移図を
示し、その動作を説明する。
【0115】state0でPortStatus_X信号とJobSignalを
監視する。JobSignal=0でPortStatus_X=1になった
場合はstate1に移行する。state1ではPortStatus信号を
アクティブ“1”に設定してstate0に戻る。
【0116】JobSignal=1でPortStatus_X=1になっ
た場合はstate2に移行する。state2ではJobSignalが
“0”になるのを待っていて、JobSignal=0になるとs
tate1に移行する。state1ではPortStatus信号をアクテ
ィブ“1”に設定して、state0に戻る。
【0117】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、1394シリアルバスを具備する機器で構成するシステ
ムにおいて、ポートの切断によるバスリセットを本実施
形態の実現手段を具備する機器であれば、あるポートに
接続されたリーフノードの切断が検知されても、この機
器のジョブを中断することのないようにバスリセットの
タイミングを遅らせることができる。
【0118】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0119】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0120】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0121】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,
ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−
ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカー
ド,ROMなどを用いることができる。
【0122】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータ通信バスを介して接続された電子機器間でデータ通
信を行うデータ通信システムにおいて、接続された電子
機器の接続解除を検知したことを示すステータス信号を
ブロードキャスト転送することにより、バスリセットに
よるデータ通信の中断を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデジタルカメラ、PC及びプリンタを接
続した構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態における記録再生装置、プリンタ装
置、PCの構成を示すブロック図である。
【図3】1394シリアルバスを用いて構成されるネットワ
ークシステムの一例を示す図である。
【図4】1394シリアルバスの構成例を示す図である。
【図5】1394シリアルバスにおけるアドレス空間の一例
を示す図である。
【図6】バスリセット信号の発生から、ノードIDが決定
し、データ転送が行えるようになるまでの一連のシーケ
ンス例を示すフローチャートである。
【図7】バスリセット信号の監視(S101)からルートノー
ドの決定(S104)までの詳細例を示すフローチャートであ
る。
【図8】ノードID設定(S105,S106)の詳細例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】ノードID決定のシーケンスの具体的な手順を説
明するための図である。
【図10】本実施形態におけるシステムの詳細構成を示
すブロック図である。
【図11】本実施形態における映像データの転送処理を
示すフローチャートである。
【図12】本実施形態におけるバスリセットの動作を示
すフローチャートである。
【図13】本実施形態におけるプリンタの構成を示すブ
ロック図である。
【図14】1394I/F部1316のケーブルPHY部を
示す図である。
【図15】本実施形態における実現手段を示す図であ
る。
【図16】本実施形態における状態遷移を示す図であ
る。
【符号の説明】
1011 撮像系 1012 A/Dコンバータ 1013 映像信号処理 1014 圧縮伸張 1015 記録再生系 1016 システムコントローラ 1017 操作部 1018 D/Aコンバータ 1019 EVF 1020 メモリ 1021 メモリ制御部 1022 メモリ 1023 メモリ制御部 1024 データセレクタ 1025 1394I/F部 1031 1394I/F部 1032 データセレクタ 1033 復号化回路 1034 画像処理部 1035 メモリ 1036 プリンタヘッド 1037 プリンタドライバ 1038 プリンタコントローラ 1039 操作部 1041 1394I/F部 1042 PCIバス 1043 MPU 1044 復号化回路 1045 ディスプレイ 1046 ハードディスク 1047 メモリ 1048 操作部 1301 プリンタコントローラ 1302 プリンタエンジン 1311 制御部 1312 CPU 1313 ROM 1314 RAM 1315 システムバス 1316 1394I/F部 1317 ジョブ監視部 1318 フォントROM 1401 入出力ポート 1402 信号送信部 1403 信号受信部 1404 ポート出力制御部 1405 再同期化部 1406 調停制御部 1407 送信の選択とエンコード部 1408 ローカルクロック 1409 デコード部 1510 PortStatus制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ通信バスを介して接続された電子
    機器間でデータ通信を行うデータ通信システムにおい
    て、 接続された電子機器の接続解除を検知する検知手段と、 前記接続解除によるバスリセットを行う前に、前記接続
    解除を検知したことを示すステータス信号をブロードキ
    ャスト転送する転送手段とを有することを特徴とするデ
    ータ通信システム。
  2. 【請求項2】 更に、前記ステータス信号を受信するこ
    とによりID設定を行わない擬似バスリセットモードに
    移行する手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    のデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記データ通信バスは、IEEE1394シリア
    ルバスであることを特徴とする請求項1に記載のデータ
    通信システム。
  4. 【請求項4】 データ通信バスを介して接続された電子
    機器間でデータ通信を行う電子機器において、 他の電子機器との間でデータ通信中か否かを監視する監
    視手段と、 前記監視中に接続された電子機器の接続解除を示す信号
    を受信した場合、前記データ通信を終了した後、前記接
    続解除によるバスリセットを行うリセット手段とを有す
    ることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 データ通信バスを介して接続された電子
    機器間でデータ通信を行うデータ通信システムの制御方
    法であって、 接続された電子機器の接続解除を検知する検知工程と、 前記接続解除によるバスリセットを行う前に、前記接続
    解除を検知したことを示すステータス信号をブロードキ
    ャスト転送する転送工程とを有することを特徴とするデ
    ータ通信システムの制御方法。
  6. 【請求項6】 更に、前記ステータス信号を受信するこ
    とによりID設定を行わない擬似バスリセットモードに
    移行する工程を有することを特徴とする請求項5に記載
    のデータ通信システムの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記データ通信バスは、IEEE1394シリア
    ルバスであることを特徴とする請求項5に記載のデータ
    通信システム。
  8. 【請求項8】 データ通信バスを介して接続された電子
    機器間でデータ通信を行う電子機器の制御方法であっ
    て、 他の電子機器との間でデータ通信中か否かを監視する監
    視工程と、 前記監視中に接続された電子機器の接続解除を示す信号
    を受信した場合、前記データ通信を終了した後、前記接
    続解除によるバスリセットを行うリセット工程とを有す
    ることを特徴とする電子機器の制御方法。
  9. 【請求項9】 データ通信バスを介して接続された電子
    機器間でデータ通信を行うデータ通信システムのプログ
    ラムコードが格納されたコンピュータ読み取り可能な記
    憶媒体であって、 接続された電子機器の接続解除を検知する検知工程のコ
    ードと、 前記接続解除によるバスリセットを行う前に、前記接続
    解除を検知したことを示すステータス信号をブロードキ
    ャスト転送する転送工程のコードとを有することを特徴
    とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 データ通信バスを介して接続された電
    子機器間でデータ通信を行う電子機器のプログラムコー
    ドが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体で
    あって、 他の電子機器との間でデータ通信中か否かを監視する監
    視工程のコードと、 前記監視中に接続された電子機器の接続解除を示す信号
    を受信した場合、前記データ通信を終了した後、前記接
    続解除によるバスリセットを行うリセット工程のコード
    とを有することを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171401A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Seiko Epson Corp ノード管理装置、ノード、ノード管理方法およびコンピュータプログラム
US8032793B2 (en) 2005-01-14 2011-10-04 Fujitsu Limited Method of controlling information processing system, information processing system, direct memory access control device and program
JP2012063953A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Ricoh Co Ltd 通信装置、通信ユニット、通信システム、通信方法およびプログラム

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