JPH10228365A - 印刷装置、印刷システム、及び、印刷方法 - Google Patents

印刷装置、印刷システム、及び、印刷方法

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JPH10228365A
JPH10228365A JP9030536A JP3053697A JPH10228365A JP H10228365 A JPH10228365 A JP H10228365A JP 9030536 A JP9030536 A JP 9030536A JP 3053697 A JP3053697 A JP 3053697A JP H10228365 A JPH10228365 A JP H10228365A
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JP9030536A
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Miyuki Fujita
美由紀 藤田
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Norihiro Kawatoko
徳宏 川床
Takashi Ishikawa
尚 石川
Yuji Konno
裕司 今野
Hiroo Inoue
博夫 井上
Kenji Takahashi
賢司 高橋
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Signal Processing (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタと接続可能な機器(デジタルカメラ
等)とのシステムにおいて、マニュアル管理を簡易化し
て、ユーザーの使い勝手を向上させること。 【解決手段】 プリンタに接続可能な機器についての使
用方法やエラーコードに対応した処置の仕方等の内容
を、テキストスタイルとして、プリンタ本体、あるいは
接続先の機器のメモリに記憶させておき、ユーザーが意
図する時、エラーが検出された時等、必要に応じてメモ
リ内の必要な部分をプリントアウトさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像入力装置に直接
接続される印刷装置、印刷システム、および、印刷方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の急速なマルチメディアの発達に伴
い、様々な情報処理機器、通信機器、印刷装置等が普及
し、それらは互いに複雑に絡み合うネットワークシステ
ムとして形成している。特に印刷装置はそれらの機器か
らの情報を画像形成するという点で、複数の機種との通
信機能が要求されている。この様な状況の中でも、それ
ぞれの機器は独立に生産・販売されているので、その使
用方法は各機器毎にユーザーに対し説明を加えておく必
要があり、ユーザーはそれぞれの機種のマニュアルに従
って理解し、ネットワークシステムを使いこなしていか
なければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年のように
各社の様々な機器が共通のインターフェースを用い、様
々な通信形態を実現できるような状態では、ネットワー
クシステムの中でのマニュアルは更に膨大なものとな
る。これにより、ユーザーは何冊にも渡るマニュアルを
管理、理解しなければならない。特にエラー発生時は、
そのエラーがどこの部分から発生したのかを瞬時に判断
できず、各機種のマニュアルを開き、マニュアルに記載
されているエラーコードを探索しなければならないとい
う、多大な作業が必要とされていた。
【0004】本発明は上記課題を解決しようと試みたも
のであり、本発明の目的は印刷装置に接続されている画
像入力装置の操作手順又はエラーの対処方法のマニュア
ルに記載されている内容をユーザが調べることなく、画
像入力装置の操作手順又はエラーに対する処理等のマニ
ュアルに記載されている内容をユーザが容易に理解でき
る印刷装置、印刷システム、および、印刷方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の印刷装置は、画像入力装置に接続される印刷
装置であって、前記画像入力装置よりエラーコードを受
信する受信手段と、前記受信手段により受信したエラー
コードに対応するエラーの内容及びそのエラーへの対処
方法を含む情報を検索する検索手段と、前記検索手段に
より検索されたエラーの内容及びそのエラーへの対処方
法を含む情報に基づき印刷を行う印刷手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0006】また、本発明の印刷装置は、画像入力装置
に接続される印刷装置であって、前記画像入力装置より
画像入力装置の操作手順を含む情報を受信する受信手段
と、前記受信手段により受信した情報に基づき印刷を行
う印刷手段とを有することを特徴とする。
【0007】また、本発明の印刷システムは、画像入力
装置に接続される印刷装置であって、前記画像入力装置
よりエラーコードを受信する受信手段と、前記受信手段
により受信したエラーコードに対応するエラーの内容及
びそのエラーへの対処方法を含む情報を検索する検索手
段と、前記検索手段により検索されたエラーの内容及び
そのエラーへの対処方法を含む情報に基づきを印刷を行
う印刷手段とを有する印刷装置と、エラーが発生した場
合、エラーコードを前記印刷装置に転送する画像入力装
置とを有することを特徴とする。
【0008】また、本発明の印刷システムは、画像入力
装置に接続される印刷装置であって、前記画像入力装置
よりエラーの内容及びそのエラーへの対処方法を含む情
報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した
エラーの内容及びそのエラーへの対処方法を含む情報に
基づき印刷を行う印刷手段とを有する印刷装置と、エラ
ーが発生した場合、エラーの内容及びそのエラーへの対
処方法を含む情報を前記印刷装置に転送する画像入力装
置とを有することを特徴とする。
【0009】また、本発明の印刷方法は、画像入力装置
に接続される印刷装置の印刷方法であって、前記画像入
力装置よりエラーコードを受信する受信ステップと、前
記受信ステップにより受信したエラーコードに対応する
エラーの内容及びそのエラーへの対処方法を含む情報を
検索する検索ステップと、前記検索ステップにより検索
されたエラーの内容及びそのエラーへの対処方法を含む
情報に基づき印刷を行う印刷ステップとを有することを
特徴とする。
【0010】また、本発明の印刷方法は、画像入力装置
に接続される印刷装置の印刷方法であって、前記画像入
力装置より画像入力装置の操作手順を含む情報を受信す
る受信ステップと、前記受信ステップにより受信した情
報に基づき印刷を行う印刷ステップとを有することを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態を説明する。
【0012】図1は、インクジェットプリンタ等の印刷
装置とデジタルカメラ等の画像入力装置の構成を示す図
である。
【0013】印刷装置100は、CPU110と各種プ
ログラムやフォントデータ等を記憶するROM120と
パネル・ボタン130と印刷ユニット140とRAM1
50と入出力ポート160から構成される。CPU11
0では、ROM120に記述された各種プログラムが実
行され、必要に応じて処理の結果がRAM150に格納
される。パネル・ボタン130は、処理の実行指示およ
び指示内容の表示など操作者とのインターフェースをに
なう機能が実行される。印刷ユニット140は、ROM
120に記述されたプログラムに制御されながらRAM
150に格納されたデータを印刷していく。入出力ポー
トは160は、外部の画像取込装置との物理的なインタ
ーフェースであり、ROM120に記述された通信制御
プログラムに制御されながらコマンドおよび画像データ
の送受信処理を行う。
【0014】デジタルカメラ200は、CPU210と
ROM220とパネル・ボタン230と画像取込ユニッ
ト240とRAM250と入出力ポート260から構成
される。CPU210では、ROM220に記述された
各種プログラムが実行され、必要に応じて処理の結果が
RAM250に格納される。RAM250は、画像取込
みメモリおよび画像データ格納メモリを有し、画像デー
タ格納メモリ中の画像データがROM220に記述され
た解像度変換プログラムにより変換処理され、ワークバ
ッファとして利用される画像取込メモリ上へ出力され
る。パネル・ボタン230は、処理の実行指示および指
示内容・取込画像データの表示など操作者とのインター
フェースをになう機能が実行される。画像取込ユニット
240は、ROM220に記述されたプログラムに制御
されながらRAM250の画像取込メモリに画像データ
を取込み、画像データ格納メモリにデータを格納してい
く。入出力ポート260は、外部の印刷装置との物理的
なインターフェースであり、ROM220に記述された
通信制御プログラムに制御されながらコマンドおよび画
像データの送受信処理を行う。
【0015】印刷装置100とデジタルカメラ200
は、たとえばIEEE1394シリアルバス300によ
り結合され、ケーブルのコネクタがそれぞれ入出力ポー
ト160と入出力ポート260に接続される。なお、I
EEE1394シリアルバスについては後述する。ま
た、この通信ケーブルがRS−232CやIrDAなど
赤外線の無線ケーブルでも、入出力ポートをそれぞれ無
線ケーブル用に対応させるだけで、本発明は同様の機能
を実現できる。
【0016】また、印刷装置100に関する使用説明
書、デジタルカメラ200に関する使用説明書、デジタ
ルカメラのデータを記録装置100でプリントする方法
が、それぞれテキストスタイルで、本体のメモリ(RO
M120)に記憶されている。これらの内容は印刷装置
100の電源さえONになっていれば、プリント時ある
いは通信時以外はいつでもプリントできるようになって
いる。
【0017】次に、図2のブロック図を用いてマニュア
ルプリントモードを説明する。ユーザーは印刷装置が電
源ONになっている状態を確認し、印刷装置本体のパネ
ル操作でマニュアルプリントモードに入る。更にユーザ
ーは図の3つのマニュアルから所望のものを選択する。
印刷装置100は1つの説明モードが選択されると、そ
れぞれのモードの操作手順、機種の仕様、消耗品の種類
等のマニュアルに記載されている内容の説明書をテキス
トスタイルで自動プリントする。本発明の実施の形態で
用いた印刷装置はすべての説明書を印刷装置本体内のメ
モリに格納しているので、接続ケーブル300が接続さ
れていなくても上記3つの説明書は全てプリントでき
る。
【0018】次に印刷装置と接続先とのデータ転送に関
わるエラーが発生した場合の対応について説明する。印
字中あるいは、デジタルカメラからのデータ通信中に何
かしらの原因でエラーが発生したとする。この時、その
原因が印刷装置本体のエラーであれば、パネル表示等で
エラーコードを表示する。もし、印刷装置自体がプリン
ト可能な状態であれば、エラー情報をその場でプリント
してもよい。
【0019】エラーの原因がプリンタ本体でない場合、
デジタルカメラとの通信が不可能であれば、接続不良の
旨を印刷装置本体の表示機能により、あるいはプリント
することによりユーザーに警告する。デジタルカメラと
の通信が可能であるにもかかわらず、デジタルカメラの
エラーによって通信が不可能となっている場合には、デ
ジタルカメラのエラーコードを接続ケーブルを通して印
刷装置に転送する。印刷装置は転送されてきたエラーコ
ードから印刷装置本体のROMをアクセスし、格納して
あるエラー内容とその対応法のテキストを読み出し、自
動であるいはユーザーの選択によりプリントする。
【0020】次に図3のデジタルカメラ200のROM
220に記憶されているプログラムに係るフローチャー
トに基づきデジタルカメラ側の処理を説明する。
【0021】まずS31でデジタルカメラ200にエラ
ーが発生したか否かを判別する。S31によりエラーが
発生したと判別された場合S32に進み、発生したエラ
ーに対応するエラーコードを検索し、S33に進みS3
2で得られたエラーコードを印刷装置100に転送す
る。
【0022】次にS34に進み、ユーザによりエラーが
解除されたか否かを判別し、解除されたと判別した場合
は、S35に進み、印刷装置100にエラー解除信号を
転送する。
【0023】また、S31でエラーが発生したのではな
いと判別された場合、その他の処理(画像取込処理等)
を行う。
【0024】次に、図4の印刷装置100のROM12
0に記憶されているプログラムに係るフローチャートに
基づき印刷装置の処理を説明する。
【0025】まず、S41にてデジタルカメラ200か
らエラーコードを受信したか否かを判別する。S41で
受信したと判別された場合、印刷装置のLED等でエラ
ー表示を行う。
【0026】次にS43にて、ユーザーによるデジタル
カメラのエラー内容とその対処方法をプリントすると指
定されている(指定された)か否かを判別し、S43で
プリントすると指定されている(指定された)と判別さ
れた場合、S44に進み、受信したエラーコードに基づ
きROM120を検索し、S45でエラーコードに対応
するテキスト(エラー内容、及び、そのエラーへの対処
方法)をプリントし、S46に進む。また、S43でプ
リントすると指定されていない(指定されない)と判別
された場合S46に進む。
【0027】次にS46ではデジタルカメラ200から
のエラー解除信号を受信したか否かを判別し、受信した
と判別された場合、S47に進み、LED等のエラー表
示を解除する。
【0028】また、S41で受信しないと判別された場
合、その他の処理(通常の印刷処理等)を行う。
【0029】なお、デジタルカメラ内のエラーにはたく
さんの種類が考えられるが、その内容をデジタルカメラ
で細かく表示することは難しい。デジタルカメラ自体に
表示機能を設けたり、エラー警告用のLEDを設けるこ
とも考えられるが、デジタルカメラのように携帯性が求
められる機器には、表示手段をあまり多く設けること
は、コストや使い勝手の点で好ましくない。これに対
し、本発明の実施の形態のようにエラー内容を印刷装置
からプリントできれば、どのような細かい説明も簡単に
可能であるし、対応方法まで細かく指示できる。また、
エラーのたびにマニュアルを開いて多くのエラーコード
の中から原因を確認する必要も無い。更に、出力された
記録紙を保存しておく必要も無くその場その場で効率よ
く対応できる。本発明の実施の形態のような印刷装置に
直結できるデジタルカメラであれば、デジタルカメラ自
体には撮影時に必要な最小限の表示構成さえ具備してい
ればよいので、更に簡素な構成で、安価、軽量を実現で
きるのである。
【0030】図5に本発明の実施の形態に用いる印刷装
置のテキストを格納してあるROMの格納状態を示す。
本発明の実施の形態の印刷装置は、印刷装置本体、デジ
タルカメラ、及び印刷方法の使用説明書と各エラーコー
ドに対応したエラー内容及び対応方法がテキストデータ
として格納されている。すべての内容は、エラーの内容
やユーザーの意向により項目が選択され、選択された項
目のみがプリントされる。
【0031】以上説明した様に本発明の実施の形態によ
れば、印刷装置及び印刷装置に直接接続したデジタルカ
メラのシステムにおいて、各機種の使用説明書及びエラ
ー対応法をテキストスタイルとして印刷装置本体のメモ
リに格納し、ユーザーの必要に応じてプリントすること
により、効率的で使い勝手のよい通信システムが可能と
なった。
【0032】なお、本発明の実施の形態では各機種の使
用説明書及びエラー対応法はテキスト形式で記憶してい
たが、図形やイメージ形式のデータを記憶させておくこ
とにより、グラフやイラスト等も印刷させることができ
る。
【0033】(第2の発明の実施の形態)以下に第2の
発明の実施の形態を説明する。第1の発明の実施の形態
は1台の印刷装置に対し1台のデジタルカメラを直結し
たシステムについて述べたが、本発明の実施の形態は1
台の印刷装置に対し、複数の通信機器を同時に繋げるシ
ステムについて説明する。
【0034】図6に本発明の実施の形態の通信システム
形態を示す。本発明の実施の形態の印刷装置508は図
に示す501〜507のそれぞれの機種と、同時に、あ
るいは接続ケーブルを繋ぎかえることにより通信が可能
である。なお、印刷装置508は第1の発明の実施の形
態で説明した印刷装置100と同様である。501は第
1の発明の実施の形態と同様なデジタルカメラである。
503は502とは異なる機種のデジタルカメラであ
り、このカメラからの出力画像は編集エディタ503に
おいて、加工や編集をした後に印刷装置508からプリ
ントすることができるようになっている。504はスキ
ャナである。ここで取り込まれた画像を508の印刷装
置で出力することにより、コピー機能を実現することが
できる。505はフィルムスキャナである。デジタルカ
メラとは異なり、銀塩写真用の現像されたフィルムをユ
ーザーの好みの大きさにして印刷装置508からそのま
まプリントできる形になっている。506はパソコンで
ある。印刷装置とパソコンを繋ぐこの経路は通常最も汎
用性が高いシステムである。507はネットワークアダ
プタである、このアダプタを介すことにより印刷装置5
08は直結不可能な他の機種とも通信が可能となる。
【0035】本発明の実施の形態の印刷装置も、第1の
発明の実施の形態と同様に通信可能な機器についての情
報をプリントすることができる。但し、本発明の実施の
形態の場合すべての機種についてプリント機能が必要な
わけではない。506のパソコンの様に、通信先のシス
テムに十分な表示機能が備わっていれば、印刷装置側で
プリントアウトする必要もない。
【0036】また、説明用のテキストを記憶してある格
納場所は、印刷装置のメモリROMでもよいが、通信先
の機種それぞれのメモリ機能に記憶されていてもよい。
本発明の実施の形態のように一つのインターフェースで
多機種に対応する場合には、すべてのマニュアル文書を
記録装置本体に格納するのは難しい。この様な場合に
は、むしろ印刷装置と接続可能な機種のメモリ内に記憶
させておいた方が、効率的であるし、印刷装置や周辺機
器がバージョンアップなどで変更された場合にも対応し
やすいのである。
【0037】本発明の実施の形態でも第1の発明の実施
の形態と同様、マニュアルモードによって印刷装置本体
及び通信先の機器の使用方法をプリントすることができ
る。ユーザーは印刷装置が電源ONになっている状態を
確認し、印刷装置本体のパネル操作でマニュアルプリン
トモードに入る。更にユーザーは通信可能な複数の機器
のマニュアルから所望のものを選択するが、既に通信可
能な状態になっている機器の説明書を、この時点で優先
的に自動出力してもよい。
【0038】印刷装置508は1つの説明モードが選択
されると、そのモードの説明書をテキストスタイルで自
動プリントする。このとき、選択された機種の説明書が
印刷装置本体内のメモリに格納されている場合には、印
刷装置のメモリをアクセスしてプリントするが、印刷装
置に無い場合には、印刷装置から選択された相手先の機
器にマニュアル転送の催促信号を送り、それを受けた相
手先の機器はその本体内のメモリに格納されているマニ
ュアルを印刷装置508に転送する。これを受け取った
印刷装置はその情報をプリントする。もちろんこの場合
には、相手先の電源及び接続ケーブルが確保されていな
ければ実現できない。
【0039】また、マニュアルプリントを指定する場所
が、印刷装置に限らなくともよい。使用説明を得たい機
種の本体からプリント指定することにより、その情報を
印刷装置から出力できるようになっていてもよいのであ
る。
【0040】本発明の特徴は、印刷装置が印刷装置自体
及び通信可能な機器の情報をプリント等の手段によって
表示することであり、情報内容が格納されている場所
や、ユーザーがパネル等によってプリントを指示する場
所は特に限定しない。
【0041】次に印刷装置と接続先とのデータ転送に関
わるエラーが発生した場合について説明する。印字中あ
るいは、通信先からのデータ通信中になにかしらの原因
でエラーが発生したとする。この時、その原因が印刷装
置本体のエラーであれば、第一の発明の実施の形態と同
様にパネル表示等でエラーコードを表示する。もし、印
刷装置自体がプリント可能な状態であれば、エラー情報
をその場でプリントしてよい。
【0042】エラーの原因がプリンタ本体でない場合、
通信先との通信が不可能であれば、接続不良の旨を印刷
装置本体の表示機能により、あるいはプリントすること
によりユーザーに警告する。通信先との通信が可能であ
るにもかかわらず、通信先のいずれかの機器のエラーに
よって通信が不可能となっている場合には、エラーが発
生した機器はその機種の書類およびそのエラーコードを
接続ケーブルを通して記録装置に転送する。記録装置は
転送されてきたエラーコードから印刷装置本体のROM
をアクセスし、格納してあるエラー内容とその対応法の
テキストを読み出し、自動であるいはユーザーの選択に
よりプリントする。通信先の本体のメモリにエラー内容
のテキストが格納されている場合には、通信先の機器自
らがエラーコードからその内容を読み出し、テキスト情
報として印刷装置に転送する。印刷装置は転送されてき
たテキストデータをそのままプリントする。
【0043】本発明の実施の形態の特徴は複雑に絡み合
ったシステム通信においても、各機種の使用説明書及び
エラー対応法をテキストスタイルとして印刷装置本体や
各機種に格納しておき、ユーザーの必要に応じてそれら
を印刷装置からプリントすることである。これにより、
幾機種ものマニュアル管理の簡略化が実現でき、通信シ
ステム自体の効率化も達成された。
【0044】次に本発明の実施の形態における印刷装置
とデジタルカメラを直接接続できるIEEE1394シ
リアルバスについて説明する。
【0045】《IEEE1394の技術の概要》家庭用
デジタルVTRやDVDの登場も伴なって、ビデオデー
タやオーディオデータなどのリアルタイムでかつ高情報
量のデータ転送のサポートが必要になっている。こうい
ったビデオデータやオーディオデータをリアルタイムで
転送し、パソコン(PC)に取り込んだり、またはその
他のデジタル機器に転送を行なうには、必要な転送機能
を備えた高速データ転送可能なインターフェースが必要
になってくるものであり、そういった観点から開発され
たインターフェースがIEEE1394−1995(H
igh Performance SerialBu
s)(以下1394シリアルバス)である。
【0046】図7に1394シリアルバスを用いて構成
されるネットワーク・システムの例を示す。このシステ
ムは機器A,B,C,D,E,F,G,Hを備えてお
り、A−B間、A−C間、B−D間、D−E間、C−F
間、C−G間、及びC−H間をそれぞれ1394シリア
ルバスのツイスト・ペア・ケーブルで接続されている。
この機器A〜Hは例としてPC、デジタルVTR、DV
D、デジタルカメラ、ハードディスク、モニタ等であ
る。
【0047】各機器間の接続方式は、ディジーチェーン
方式とノード分岐方式とを混在可能としたものであり、
自由度の高い接続が可能である。
【0048】また、各機器は各自固有のIDを有し、そ
れぞれが認識し合うことによって1394シリアルバス
で接続された範囲において、1つのネットワークを構成
している。各デジタル機器間をそれぞれ1本の1394
シリアルバスケーブルで順次接続するだけで、それぞれ
の機器が中継の役割を行い、全体として1つのネットワ
ークを構成するものである。また、1394シリアルバ
スの特徴でもある、Plug & Play機能でケー
ブルを機器に接続した時点で自動で機器の認識や接続状
況などを認識する機能を有している。
【0049】また、図7に示したようなシステムにおい
て、ネットワークからある機器が削除されたり、または
新たに追加されたときなど、自動的にバスリセットを行
い、それまでのネットワーク構成をリセットしてから、
新たなネットワークの再構築を行なう。この機能によっ
て、その時々のネットワークの構成を常時設定、認識す
ることができる。
【0050】またデータ転送速度は、100/200/
400Mbpsと備えており、上位の転送速度を持つ機
器が下位の転送速度をサポートし、互換をとるようにな
っている。
【0051】データ転送モードとしては、コントロール
信号などの非同期データ(Asynchronousデ
ータ:以下Asyncデータ)を転送するAsynch
ronous転送モード、リアルタイムなビデオデータ
やオーディオデータ等の同期データ(Isochron
ousデータ:以下Isoデータ)を転送するIsoc
hronous転送モードがある。このAsyncデー
タとIsoデータは各サイクル(通常1サイクル125
μS)の中において、サイクル開始を示すサイクル・ス
タート・パケット(CSP)の転送に続き、Isoデー
タの転送を優先しつつサイクル内で混在して転送され
る。
【0052】次に、図8に1394シリアルバスの構成
要素を示す。
【0053】1394シリアルバスは全体としてレイヤ
(階層)構造で構成されている。図8に示したように、
最もハード的なのが1394シリアルバスのケーブルで
あり、そのケーブルのコネクタが接続されるコネクタポ
ートがあり、その上にハードウェアとしてフィジカル・
レイヤとリンク・レイヤがある。
【0054】ハードウェア部は実質的なインターフェイ
スチップの部分であり、そのうちフィジカル・レイヤは
符号化やコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤ
はパケット転送やサイクルタイムの制御等を行なう。
【0055】ファームウェア部のトランザクション・レ
イヤは、転送(トランザクション)すべきデータの管理
を行ない、ReadやWriteといった命令を出す。
マネージメント・レイヤは、接続されている各機器の接
続状況やIDの管理を行ない、ネットワークの構成を管
理する部分である。
【0056】このハードウェアとファームウェアまでが
実質上の1394シリアルバスの構成である。
【0057】またソフトウェア部のアプリケーション・
レイヤは使うソフトによって異なり、インターフェース
上にどのようにデータをのせるか規定する部分であり、
AVプロトコルなどのプロトコルによって規定されてい
る。
【0058】以上が1394シリアルバスの構成であ
る。
【0059】次に、図9に1394シリアルバスにおけ
るアドレス空間の図を示す。
【0060】1394シリアルバスに接続された各機器
(ノード)には必ず各ノード固有の64ビットアドレス
を持たせておく。そしてこのアドレスをROMに格納し
ておくことで、自分や相手のノードアドレスを常時認識
でき、相手を指定した通信も行なえる。
【0061】1394シリアルバスのアドレッシング
は、IEEE1212規格に準じた方式であり、アドレ
ス設定は、最初の10bitがバスの番号の指定用に、
次の6bitがノードID番号の指定用に使われる。残
りの48bitが機器に与えられたアドレス幅になり、
それぞれ固有のアドレス空間として使用できる。最後の
28bitは固有データの領域として、各機器の識別や
使用条件の指定の情報などを格納する。
【0062】以上が1394シリアルバスの技術の概要
である。
【0063】次に、1394シリアルバスの特徴といえ
る技術の部分を、より詳細に説明する。
【0064】《1394シリアルバスの電気的仕様》図
10に1394シリアルバス・ケーブルの断面図を示
す。
【0065】1394シリアルバスでは接続ケーブル内
に、2組のツイストペア信号線の他に、電源ラインを設
けている。これによって、電源を持たない機器や、故障
により電圧低下した機器等にも電力の供給が可能になっ
ている。
【0066】電源線内に流れる電源の電圧は8〜40
V、電流は最大電流DC1.5Aと規定されている。
【0067】《DS−Link符号化》1394シリア
ルバスで採用されている、データ転送フォーマットのD
S−Link符号化方式を説明するための図を図11に
示す。
【0068】1394シリアルバスでは、DS−Lin
k(Data/Strobe Link)符号化方式が
採用されている。このDS−Link符号化方式は、高
速なシリアルデータ通信に適しており、その構成は、2
本の信号線を必要とする。より対線のうち1本に主とな
るデータを送り、他方のより対線にはストローブ信号を
送る構成になっている。
【0069】受信側では、この通信されるデータと、ス
トローブとの排他的論理和をとることによってクロック
を再現できる。
【0070】このDS−Link符号化方式を用いるメ
リットとして、他のシリアルデータ転送方式に比べて転
送効率が高いこと、PLL回路が不要となるのでコント
ローラLSIの回路規模を小さくできること、更には、
転送すべきデータが無いときにアイドル状態であること
を示す情報を送る必要が無いので、各機器のトランシー
バ回路をスリープ状態にすることができることによっ
て、消費電力の低減が図れる、などが挙げられる。
【0071】《バスリセットのシーケンス》1394シ
リアルバスでは、接続されている各機器(ノード)には
ノードIDが与えられ、ネットワーク構成として認識さ
れている。
【0072】このネットワーク構成に変化があったと
き、例えばノードの挿抜や電源のON/OFFなどによ
るノード数の増減などによって変化が生じて、新たなネ
ットワーク構成を認識する必要があるとき、変化を検知
した各ノードはバス上にバスリセット信号を送信して、
新たなネットワーク構成を認識するモードに入る。この
ときの変化の検知方法は、1394ポート基盤上でのバ
イアス電圧の変化を検知することによって行われる。
【0073】あるノードからバスリセット信号が伝達さ
れて、各ノードのフィジカルレイヤはこのバスリセット
信号を受けると同時にリンクレイヤにバスリセットの発
生を伝達し、かつ他のノードにバスリセット信号を伝達
する。最終的にすべてのノードがバスリセット信号を検
知した後、バスリセットが起動となる。
【0074】バスリセットは、先に述べたようなケーブ
ル抜挿や、ネットワーク異常等によるハード検出による
起動と、プロトコルからのホスト制御などによってフィ
ジカルレイヤに直接命令を出すことによっても起動す
る。
【0075】また、バスリセットが起動するとデータ転
送は一時中断され、この間のデータ転送は待たされ、終
了後、新しいネットワーク構成のもとで再開される。
【0076】以上がバスリセットのシーケンスである。
【0077】《ノードID決定のシーケンス》バスリセ
ットの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築す
るために、各ノードにIDを与える動作に入る。このと
きの、バスリセットからノードID決定までの一般的な
シーケンスを図19、図20、図21のフローチャート
を用いて説明する。
【0078】図19のフローチャートは、バスリセット
の発生からノードIDが決定し、データ転送が行えるよ
うになるまでの、一連のバスの作業を示してある。
【0079】まず、ステップS101として、ネットワ
ーク内にバスリセットが発生することを常時監視してい
て、ここでノードの電源ON/OFFなどでバスリセッ
トが発生するとステップS102に移る。
【0080】ステップS102では、ネットワークがリ
セットされた状態から、新たなネットワークの接続状況
を知るために、直接接続されている各ノード間において
親子関係の宣言がなされる。ステップS103として、
すべてのノード間で親子関係が決定すると、ステップS
104として一つのルートが決定する。すべてのノード
間で親子関係が決定するまで、ステップS102の親子
関係の宣言をおこない、またルートも決定されない。
【0081】ステップS104でルートが決定される
と、次はステップS105として、各ノードにIDを与
えるノードIDの設定作業が行われる。所定のノード順
序で、ノードIDの設定が行われ、すべてのノードにI
Dが与えられるまで繰り返し設定作業が行われ、最終的
にステップS106としてすべてのノードにIDを設定
し終えたら、新しいネットワーク構成がすべてのノード
において認識されたので、ステップS107としてノー
ド間のデータ転送が行える状態となり、データ転送が開
始される。
【0082】このステップS107の状態になると、再
びバスリセットが発生するのを監視するモードに入り、
バスリセットが発生したらステップS101からステッ
プS106までの設定作業が繰り返し行われる。
【0083】以上が、図19のフローチャートの説明で
あるが、図19のフローチャートのバスリセットからル
ート決定までの部分と、ルート決定後からID設定終了
までの手順をより詳しくフローチャート図に表したもの
をそれぞれ、図20、図21に示す。
【0084】まず、図20のフローチャートの説明を行
う。
【0085】ステップS201としてバスリセットが発
生すると、ネットワーク構成は一旦リセットされる。な
お、ステップS201としてバスリセットが発生するの
を常に監視している。
【0086】次に、ステップS202として、リセット
されたネットワークの接続状況を再認識する作業の第一
歩として、各機器にリーフ(ノード)であることを示す
フラグを立てておく。さらに、ステップS203として
各機器が自分の持つポートがいくつ他ノードと接続され
ているのかを調べる。
【0087】ステップS204のポート数の結果に応じ
て、これから親子関係の宣言を始めていくために、未定
義(親子関係が決定されていない)ポートの数を調べ
る。バスリセットの直後はポート数=未定義ポート数で
あるが、親子関係が決定されていくにしたがって、ステ
ップS204で検知する未定義ポートの数は変化してい
くものである。
【0088】まず、バスリセットの直後、はじめに親子
関係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフ
であるというのはステップS203のポート数の確認で
知ることができる。リーフは、ステップS205とし
て、自分に接続されているノードに対して、「自分は
子、相手は親」と宣言し動作を終了する。
【0089】ステップS203でポート数が複数ありブ
ランチと認識したノードは、バスリセットの直後はステ
ップS204で未定義ポート数>1ということなので、
ステップS206へと移り、まずブランチというフラグ
が立てられ、ステップS207でリーフからの親子関係
宣言で「親」の受付をするために待つ。
【0090】リーフが親子関係の宣言を行い、ステップ
S207でそれを受けたブランチは適宜ステップS20
4の未定義ポート数の確認を行い、未定義ポート数が1
になっていれば残っているポートに接続されているノー
ドに対して、ステップS205の「自分が子」の宣言を
することが可能になる。2度目以降、ステップS204
で未定義ポート数を確認しても2以上あるブランチに対
しては、再度ステップS207でリーフ又は他のブラン
チからの「親」の受付をするために待つ。
【0091】最終的に、いずれか1つのブランチ、又は
例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作しな
かった為)がステップS204の未定義ポート数の結果
としてゼロになったら、これにてネットワーク全体の親
子関係の宣言が終了したものであり、未定義ポート数が
ゼロ(すべて親のポートとして決定)になった唯一のノ
ードはステップS208としてのルートのフラグが立て
られ、ステップS209としてルートとしての認識がな
される。
【0092】このようにして、図20に示したバスリセ
ットから、ネットワーク内すべてのノード間における親
子関係の宣言までが終了する。
【0093】つぎに、図21のフローチャートについて
説明する。
【0094】まず、図20までのシーケンスでリーフ、
ブランチ、ルートという各ノードのフラグの情報が設定
されているので、これを元にして、ステップS301で
それぞれ分類する。
【0095】各ノードにIDを与える作業として、最初
にIDの設定を行うことができるのはリーフからであ
る。リーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号(ノード
番号=0〜)からIDの設定がなされていく。
【0096】ステップS302としてネットワーク内に
存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。この
後、ステップS303として各自リーフがルートに対し
て、IDを与えるように要求する。この要求が複数ある
場合には、ルートはステップS304としてアービトレ
ーション(1つに調停する作業)を行い、ステップS3
05として勝ったノード1つにID番号を与え、負けた
ノードには失敗の結果通知を行う。ステップS306と
してID取得が失敗に終わったリーフは、再度ID要求
を出し、同様の作業を繰り返す。IDを取得できたリー
フからステップS307として、そのノードのID情報
をブロードキャストで全ノードに転送する。1ノードI
D情報のブロードキャストが終わると、ステップS30
8として残りのリーフの数が1つ減らされる。ここで、
ステップS309として、この残りのリーフの数が1以
上ある時はステップS303のID要求の作業からを繰
り返し行い、最終的にすべてのリーフがID情報をブロ
ードキャストすると、ステップS309がN=0とな
り、次はブランチのID設定に移る。
【0097】ブランチのID設定もリーフの時と同様に
行われる。
【0098】まず、ステップS310としてネットワー
ク内に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定す
る。この後、ステップS311として各自ブランチがル
ートに対して、IDを与えるように要求する。これに対
してルートは、ステップS312としてアービトレーシ
ョンを行い、勝ったブランチから順にリーフに与え終わ
った次の若い番号から与えていく。ステップS313と
して、ルートは要求を出したブランチにID情報又は失
敗結果を通知し、ステップS314としてID取得が失
敗に終わったブランチは、再度ID要求を出し、同様の
作業を繰り返す。IDを取得できたブランチからステッ
プS315として、そのノードのID情報をブロードキ
ャストで全ノードに転送する。1ノードID情報のブロ
ードキャストが終わると、ステップS316として残り
のブランチの数が1つ減らされる。ここで、ステップS
317として、この残りのブランチの数が1以上ある時
はステップS311のID要求の作業からを繰り返し、
最終的にすべてのブランチがID情報をブロードキャス
トするまで行われる。すべてのブランチがノードIDを
取得すると、ステップS317はM=0となり、ブラン
チのID取得モードも終了する。
【0099】ここまで終了すると、最終的にID情報を
取得していないノードはルートのみなので、ステップS
318として与えていない番号で最も若い番号を自分の
ID番号と設定し、ステップS319としてルートのI
D情報をブロードキャストする。
【0100】以上で、図21に示したように、親子関係
が決定した後から、すべてのノードのIDが設定される
までの手順が終了する。
【0101】次に、一例として図12に示した実際のネ
ットワークにおける動作を図12を参照しながら説明す
る。
【0102】図12の説明として、(ルート)ノードB
の下位にはノードAとノードCが直接接続されており、
更にノードCの下位にはノードDが直接接続されてお
り、更にノードDの下位にはノードEとノードFが直接
接続された階層構造になっている。この、階層構造やル
ートノード、ノードIDを決定する手順を以下で説明す
る。
【0103】バスリセットがされた後、まず各ノードの
接続状況を認識するために、各ノードの直接接続されて
いるポート間において、親子関係の宣言がなされる。こ
の親子とは親側が階層構造で上位となり、子側が下位と
なると言うことができる。
【0104】図12ではバスリセットの後、最初に親子
関係の宣言を行ったのはノードAである。基本的にノー
ドの1つのポートにのみ接続があるノード(リーフと呼
ぶ)から親子関係の宣言を行うことができる。これは自
分には1ポートの接続のみということをまず知ることが
できるので、これによってネットワークの端であること
を認識し、その中で早く動作を行ったノードから親子関
係が決定されていく。こうして親子関係の宣言を行った
側(A−B間ではノードA)のポートが子と設定され、
相手側(ノードB)のポートが親と設定される。こうし
て、ノードA−B間では子−親、ノードE−D間で子−
親、ノードF−D間で子−親と決定される。
【0105】さらに1階層あがって、今度は複数個接続
ポートをもつノード(ブランチと呼ぶ)のうち、他ノー
ドからの親子関係の宣言を受けたものから順次、更に上
位に親子関係の宣言を行っていく。図12ではまずノー
ドDがノードD−E間、D−F間と親子関係が決定した
後、ノードCに対する親子関係の宣言を行っており、そ
の結果ノードD−C間で子−親と決定している。
【0106】ノードDからの親子関係の宣言を受けたノ
ードCは、もう一つのポートに接続されていいるノード
Bに対して親子関係の宣言を行っている。これによって
ノードC−B間で子−親と決定している。
【0107】このようにして、図12のような階層構造
が構成され、最終的に接続されているすべてのポートに
おいて親となったノードBが、ルートノードと決定され
た。
【0108】ルートは1つのネットワーク構成中に一つ
しか存在しないものである。
【0109】なお、この図12においてノードBがルー
トノードと決定されたが、これはノードAから親子関係
宣言を受けたノードBが、他のノードに対して親子関係
宣言を早いタイミングで行っていれば、ルートノードは
他ノードに移っていたこともあり得る。すなわち、伝達
されるタイミングによってはどのノードもルートノード
となる可能性があり、同じネットワーク構成でもルート
ノードは一定とは限らない。
【0110】ルートノードが決定すると、次は各ノード
IDを決定するモードに入る。ここではすべてのノード
が、決定した自分のノードIDを他のすべてのノードに
通知する(ブロードキャスト機能)。
【0111】自己ID情報は、自分のノード番号、接続
されている位置の情報、持っているポートの数、接続の
あるポートの数、各ポートの親子関係の情報等を含んで
いる。
【0112】ノードID番号の割り振りの手順として
は、まず1つのポートにのみ接続があるノード(リー
フ)から起動することができ、この中から順にノード番
号=0、1、2、…と割り当てられる。
【0113】ノードIDを手にしたノードは、ノード番
号を含む情報をブロードキャストで各ノードに送信す
る。これによって、そのID番号は「割り当て済み」で
あることが認識される。
【0114】すべてのリーフが自己ノードIDを取得し
終わると、次はブランチへ移りリーフに引き続いたノー
ドID番号が各ノードに割り当てられる。リーフと同様
に、ノードID番号が割り当てられたブランチから順次
ノードID情報をブロードキャストし、最後にルートノ
ードが自己ID情報をブロードキャストする。すなわ
ち、常にルートは最大のノードID番号を所有するもの
である。
【0115】以上のようにして、階層構造全体のノード
IDの割り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築さ
れ、バスの初期化作業が完了する。
【0116】《アービトレーション》1394シリアル
バスでは、データ転送に先立って必ずバス使用権のアー
ビトレーション(調停)を行う。1394シリアルバス
は個別に接続された各機器が、転送された信号をそれぞ
れ中断することによって、ネットワーク内すべての機器
に同信号を伝えるように、論理的なバス型ネットワーク
であるので、パケットの衝突を防ぐ意味でアービトレー
ションは必要である。これによってある時間には、たっ
た一つのノードのみ転送を行うことができる。
【0117】アービトレーションを説明するための図と
して図13(a)にバス使用要求の図(b)にバス使用
許可の図を示し、以下これを用いて説明する。
【0118】アービトレーションが始まると、1つもし
くは複数のノードが親ノードに向かって、それぞれバス
使用権の要求を発する。図13(a)のノードCとノー
ドFがバス使用権の要求を発しているノードである。こ
れを受けた親ノード(図13ではノードA)は更に親ノ
ードに向かって、バス使用権の要求を発する(中継す
る)。この要求は最終的に調停を行うルートに届けられ
る。
【0119】バス使用要求を受けたルートノードは、ど
のノードにバスを使用させるかを決める。この調停作業
はルートノードのみが行えるものであり、調停によって
勝ったノードにはバスの使用許可を与える。図13
(b)ではノードCに使用許可が与えられ、ノードFの
使用は拒否された図である。アービトレーションに負け
たノードに対してはDP(data prefix)パ
ケットを送り、拒否されたことを知らせる。拒否された
ノードのバス使用要求は次回のアービトレーションまで
待たされる。
【0120】以上のようにして、アービトレーションに
勝ってバスの使用許可を得たノードは、以降データの転
送を開始できる。
【0121】ここで、アービトレーションの一連の流れ
をフローチャート図22に示して、説明する。
【0122】ノードがデータ転送を開始できる為には、
バスがアイドル状態であることが必要である。先に行わ
れていたデータ転送が終了して、現在バスが空き状態で
あることを認識するためには、各転送モードで個別に設
定されている所定のアイドル時間ギャップ長(例.サブ
アクション・ギャップ)を経過する事によって、各ノー
ドは自分の転送が開始できると判断する。
【0123】ステップS401として、Asyncデー
タ、Isoデータ等それぞれ転送するデータに応じた所
定のギャップ長が得られたか判断する。所定のギャップ
長が得られない限り、転送を開始するために必要なバス
使用権の要求はできないので、所定のギャップ長が得ら
れるまで待つ。
【0124】ステップS401で所定のギャップ長が得
られたら、ステップS402として転送すべきデータが
あるか判断し、ある場合はステップS403として転送
するためにバスを確保するよう、バス使用権の要求をル
ートに対して発する。このときの、バス使用権の要求を
表す信号の伝達は、図13に示したように、ネットワー
ク内各機器を中継しながら、最終的にルートに届けられ
る。ステップS402で転送するデータがない場合は、
そのまま待機する。
【0125】次に、ステップS404として、ステップ
S403のバス使用要求を1つ以上ルートが受信した
ら、ルートはステップS405として使用要求を出した
ノードの数を調べる。ステップS405での選択値がノ
ード数=1(使用権要求を出したノードは1つ)だった
ら、そのノードに直後のバス使用許可が与えられること
となる。ステップS405での選択値がノード数>1
(使用要求を出したノードは複数)だったら、ルートは
ステップS406として使用許可を与えるノードを1つ
に決定する調停作業を行う。この調停作業は公平なもの
であり、毎回同じノードばかりが許可を得る様なことは
なく、平等に権利を与えていくような構成となってい
る。
【0126】ステップS407として、ステップS40
6で使用要求を出した複数ノードの中からルートが調停
して使用許可を得た1つのノードと、敗れたその他のノ
ードに分ける選択を行う。ここで、調停されて使用許可
を得た1つのノード、またはステップS405の選択値
から使用要求ノード数=1で調停無しに使用許可を得た
ノードには、ステップS408として、ルートはそのノ
ードに対して許可信号を送る。許可信号を得たノード
は、受け取った直後に転送すべきデータ(パケット)を
転送開始する。また、ステップS406の調停で敗れ
て、バス使用が許可されなかったノードにはステップS
409としてルートから、アービトレーション失敗を示
すDP(data prefix)パケットを送られ、
これを受け取ったノードは再度転送を行うためのバス使
用要求を出すため、ステップS401まで戻り、所定ギ
ャップ長が得られるまで待機する。
【0127】以上がアービトレーションの流れを説明し
た、フローチャート図22の説明である。
【0128】《Asynchronous(非同期)転
送》アシンクロナス転送は、非同期転送である。図14
にアシンクロナス転送における時間的な遷移状態を示
す。図14の最初のサブアクション・ギャップは、バス
のアイドル状態を示すものである。このアイドル時間が
一定値になった時点で、転送を希望するノードはバスが
使用できると判断して、バス獲得のためのアービトレー
ションを実行する。
【0129】アービトレーションでバスの使用許可を得
ると、次にデータの転送がパケット形式で実行される。
データ転送後、受信したノードは転送されたデータに対
しての受信結果のack(受信確認用返送コード)をa
ck gapという短いギャップの後、返送して応答す
るか、応答パケットを送ることによって転送が完了す
る。ackは4ビットの情報と4ビットのチェックサム
からなり、成功か、ビジー状態か、ペンディング状態で
あるかといった情報を含み、すぐに送信元ノードに返送
される。
【0130】次に、図15にアシンクロナス転送のパケ
ットフォーマットの例を示す。
【0131】パケットには、データ部及び誤り訂正用の
データCRCの他にはヘッダ部があり、そのヘッダ部に
は図15に示したような、目的ノードID、ソースノー
ドID、転送データ長さや各種コードなどが書き込ま
れ、転送が行われる。
【0132】またアシンクロナス転送は自己ノードから
相手ノードへの1対1の通信である。転送元ノードから
転送されたパケットは、ネットワ−ク中の各ノードに行
き渡るが、自分宛てのアドレス以外のものは無視される
ので、宛先の1つのノードのみが読込むことになる。
【0133】以上がアシンクロナス転送の説明である。
【0134】《Isochronous(同期)転送》
アイソクロナス転送は同期転送である。1394シリア
ルバスの最大の特徴であるともいえるこのアイソクロナ
ス転送は、特にVIDEO映像データや音声データとい
ったマルチメディアデータなど、リアルタイムな転送を
必要とするデータの転送に適した転送モードである。
【0135】また、アシンクロナス転送(非同期)が1
対1の転送であったのに対し、このアイソクロナス転送
はブロードキャスト機能によって、転送元の1つのノー
ドから他のすべてのノードへ一様に転送される。
【0136】図16はアイソクロナス転送における、時
間的な遷移状態を示す図である。
【0137】アイソクロナス転送は、バス上一定時間毎
に実行される。この時間間隔をアイソクロナスサイクル
と呼ぶ。アイソクロナスサイクル時間は、125μSで
ある。この各サイクルの開始時間を示し、各ノードの時
間調整を行う役割を担っているのがサイクル・スタート
・パケットである。サイクル・スタート・パケットを送
信するのは、サイクルマスタと呼ばれるノードであり、
1つ前のサイクル内の転送終了後、所定のアイドル期間
(サブアクションギャップ)を経た後、本サイクルの開
始を告げるサイクル・スタート・パケットを送信する。
このサイクル・スタート・パケットの送信される時間間
隔が125μSとなる。
【0138】また、図16にチャネルA、チャネルB、
チャネルCと示したように、1サイクル内において複数
種のパケットがチャネルIDをそれぞれ与えられること
によって、区別して転送できる。これによって同時に複
数ノード間でのリアルタイムな転送が可能であり、また
受信するノードでは自分が欲しいチャネルIDのデータ
のみを取り込む。このチャネルIDは送信先のアドレス
を表すものではなく、データに対する論理的な番号を与
えているに過ぎない。よって、あるパケットの送信は1
つの送信元ノードから他のすべてのノードに行き渡る、
ブロードキャストで転送されることになる。
【0139】アイソクロナス転送のパケット送信に先立
って、アシンクロナス転送同様アービトレーションが行
われる。しかし、アシンクロナス転送のように1対1の
通信ではないので、アイソクロナス転送にはack(受
信確認用返信コード)は存在しない。
【0140】また、図16に示したiso gap(ア
イソクロナスギャップ)とは、アイソクロナス転送を行
う前にバスが空き状態であると認識するために必要なア
イドル期間を表している。この所定のアイドル期間を経
過すると、アイソクロナス転送を行ないたいノードはバ
スが空していると判断し、転送前のアービトレーション
を行うことができる。
【0141】つぎに、図17にアイソクロナス転送のパ
ケットフォーマットの例を示し、説明する。
【0142】各チャネルに分かれた、各種のパケットに
はそれぞれデータ部及び誤り訂正用のデータCRCの他
にヘッダ部があり、そのヘッダ部には図17に示したよ
うな、転送データ長やチャネルNO、その他各種コード
及び誤り訂正用のヘッダCRCなどが書き込まれ、転送
が行われる。
【0143】以上がアイソクロナス転送の説明である。
【0144】《バス・サイクル》実際の1394シリア
ルバス上の転送では、アイソクロナス転送と、アシンク
ロナス転送は混在できる。その時の、アイソクロナス転
送とアシンクロナス転送が混在した、バス上の転送状態
の時間的な遷移の様子を表した図を図18に示す。
【0145】アイソクロナス転送はアシンクロナス転送
より優先して実行される。その理由は、サイクル・スタ
ート・パケットの後、アシンクロナス転送を起動するた
めに必要なアイドル期間のギャップ長(サブアクション
ギャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャ
ップ)で、アイソクロナス転送を起動できるからであ
る。したがって、アシンクロナス転送より、アイソクロ
ナス転送は優先して実行されることとなる。
【0146】図18に示した、一般的なバスサイクルに
おいて、サイクル#mのスタート時にサイクル・スター
ト・パケットがサイクル・マスタから各ノードに転送さ
れる。これによって、各ノードで時刻調整を行い、所定
のアイドル期間(アイソクロナスギャップ)を待ってか
らアイソクロナス転送を行うべきノードはアービトレー
ションを行い、パケット転送に入る。図18ではチャネ
ルeとチャネルsとチャネルkが順にアイソクロナス転
送されている。
【0147】このアービトレーションからパケット転送
までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行っ
た後、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送がすべ
て終了したら、アシンクロナス転送を行うことができる
ようになる。
【0148】アイドル時間がアシンクロナス転送が可能
なサブアクションギャップに達する事によって、アシン
クロナス転送を行いたいノードはアービトレーションの
実行に移れると判断する。
【0149】ただし、アシンクロナス転送を行える期間
は、アイソクロナス転送終了後から、次のサイクル・ス
タート・パケットを転送すべき時間(cycle sy
nch)までの間にアシンクロナス転送を起動するため
のサブアクションギャップが得られた場合に限ってい
る。
【0150】図18のサイクル#mでは3つのチャネル
分のアイソクロナス転送と、その後アシンクロナス転送
(含むack)が2パケット(パケット1、パケット
2)転送されている。このアシンクロナスパケット2の
後は、サイクルm+1をスタートすべき時間(cycl
e synch)にいたるので、サイクル#mでの転送
はここまでで終わる。
【0151】ただし、非同期または同期転送動作中に次
のサイクル・スタート・パケットを送信すべき時間(c
ycle synch)に至ったとしたら、無理に中断
せず、その転送が終了した後のアイドル期間を待ってか
ら次サイクル・スタート・パケットを送信する。すなわ
ち、1つのサイクルが125μS以上続いたときは、そ
の分次サイクルは基準の125μSより短縮されたとす
る。このようにアイソクロナスはサイクルは125μS
を基準に超過、短縮し得るものである。
【0152】しかし、アイソクロナス転送はリアルタイ
ム転送を維持するために毎サイクル必要であれば必ず実
行され、アシンクロナス転送はサイクル時間が短縮され
たことによって次以降のサイクルにまわされることもあ
る。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば印
刷装置に接続される画像入力装置のエラーに対する処理
等をユーザが容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムのブロック図を示す図であ
る。
【図2】本発明のマニュアルプリントモードのフローチ
ャートである。
【図3】本発明のデジタルカメラの処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の印刷装置の処理を示すフローチャート
である。
【図5】本発明のROMの内容を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の通信形態を示す図である。
【図7】本発明のネットワークの構成を示した図であ
る。
【図8】本発明の1394のシリアルバスの構成要素を
示した図である。
【図9】本発明の1394シリアルバスのアドレス空間
を示した図である。
【図10】本発明の1394シリアルバス・ケーブルの
断面を示した図である。
【図11】本発明のDS−Link符号か方式を示した
図である。
【図12】本発明のネットワークの動作を示した図であ
る。
【図13】本発明のシリアルバスのバス使用要求を示し
た図である。
【図14】本発明のアシンクロナス転送の遷移状態を示
した図である。
【図15】本発明のアシンクロナス転送のパケットフォ
ーマットを示した図である。
【図16】本発明のアイソクロナス転送の遷移状態を示
した図である。
【図17】本発明のアイソクロナス転送のパケットフォ
ーマットを示した図である。
【図18】本発明のアシンクロナス転送、アイソクロナ
ス転送が混在した場合の遷移状態を示した図である。
【図19】本発明のバスリセットからノードID決定ま
でのシーケンスを示した図である。
【図20】本発明のバスリセットからノードID決定ま
でのシーケンスを示した図である。
【図21】本発明のバスリセットからノードID決定ま
でのシーケンスを示した図である。
【図22】本発明のシリアルバスのアービトレーション
の流れを示したフローチャートを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 尚 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 今野 裕司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 井上 博夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高橋 賢司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力装置に接続される印刷装置であ
    って、 前記画像入力装置よりエラーコードを受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信したエラーコードに対応するエ
    ラーの内容及びそのエラーへの対処方法を含む情報を検
    索する検索手段と、 前記検索手段により検索されたエラーの内容及びそのエ
    ラーへの対処方法を含む情報に基づき印刷を行う印刷手
    段とを有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記情報は、画像入力装置を特定する情
    報も含むことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記受信手段によりエラーコードを受信
    した後、エラー表示を行う手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記画像入力装置よりエラー解除信号が
    入力された後、前記エラー表示を解除することを特徴と
    する請求項3記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記検索手段により検索されたエラーの
    内容及びそのエラーへの対処方法を含む情報に基づき印
    刷を行うか否かを指定する指定手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記画像入力装置にエラーが発生した場
    合、エラーコードを前記印刷装置に転送することを特徴
    とする請求項1記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記画像入力装置は、デジタルカメラで
    あることを特徴とする請求項1、6記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 画像入力装置に接続される印刷装置であ
    って、 前記画像入力装置より画像入力装置の操作手順を含む情
    報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した情報に基づき印刷を行う印
    刷手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】 前記情報は、エラーの内容、及び、その
    エラーへの対処方法を含むことを特徴とする請求項8記
    載の印刷装置。
  10. 【請求項10】 前記受信手段によりエラーコードを受
    信した後、エラー表示を行う手段を有することを特徴と
    する請求項9記載の印刷装置。
  11. 【請求項11】 前記画像入力装置よりエラー解除信号
    が入力された後、前記エラー表示を解除することを特徴
    とする請求項10記載の印刷装置。
  12. 【請求項12】 前記エラーの内容及びそのエラーへの
    対処方法を含む情報に基づき印刷を行うか否かを指定す
    る指定手段を有することを特徴とする請求項9記載の印
    刷装置。
  13. 【請求項13】 前記画像入力装置は、エラーが発生し
    た場合、エラーの内容及びそのエラーへの対処方法を含
    むテキストを前記印刷装置に転送することを特徴とする
    請求項9記載の印刷装置。
  14. 【請求項14】 前記画像入力手段は、デジタルカメラ
    であることを特徴とする請求項8、14記載の印刷装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の印刷装置と、エラーが
    発生した場合、エラーコードを前記印刷装置に転送する
    画像入力装置とを有することを特徴とする印刷システ
    ム。
  16. 【請求項16】 請求項8記載の印刷装置と、エラーが
    発生した場合、エラーの内容及びそのエラーへの対処方
    法を含む情報を前記印刷装置に転送する画像入力装置と
    を有することを特徴とする印刷システム。
  17. 【請求項17】 画像入力装置に接続される印刷装置の
    印刷方法であって、 前記画像入力装置よりエラーコードを受信する受信ステ
    ップと、 前記受信ステップにより受信したエラーコードに対応す
    るエラーの内容及びそのエラーへの対処方法を含む情報
    を検索する検索ステップと、 前記検索ステップにより検索されたエラーの内容及びそ
    のエラーへの対処方法を含む情報に基づき印刷を行う印
    刷ステップとを有することを特徴とする印刷方法。
  18. 【請求項18】 前記テキストは、画像入力装置を特定
    する情報も含むことを特徴とする請求項17記載の印刷
    方法。
  19. 【請求項19】 前記受信ステップによりエラーコード
    を受信した後、エラー表示を行なうステップを有するこ
    とを特徴とする請求項17記載の印刷方法。
  20. 【請求項20】 前記画像入力装置よりエラー解除信号
    が入力された後、前記エラー表示を解除することを特徴
    とする請求項19記載の印刷方法。
  21. 【請求項21】 前記検索ステップにより検索されたエ
    ラーの内容及びそのエラーへの対処方法を含む情報に基
    づき印刷を行うか否かを指定する指定ステップを有する
    ことを特徴とする請求項17記載の印刷方法。
  22. 【請求項22】 前記画像入力装置にエラーが発生した
    場合、エラーコードを前記印刷装置に転送することを特
    徴とする請求項17記載の印刷方法。
  23. 【請求項23】 前記画像入力装置は、デジタルカメラ
    であることを特徴とする請求項17、22記載の印刷方
    法。
  24. 【請求項24】 画像入力装置に接続される印刷装置の
    印刷方法であって、 前記画像入力装置より画像入力装置の操作手順を含む情
    報を受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信した情報に基づき印刷を行
    う印刷ステップとを有することを特徴とする印刷方法。
  25. 【請求項25】 前記情報は、エラーの内容、及び、そ
    のエラーへの対処方法を含むことを特徴とする請求項2
    4記載の印刷方法。
  26. 【請求項26】 前記受信ステップによりエラーコード
    を受信した後、エラー表示を行うステップを有すること
    を特徴とする請求項25記載の印刷方法。
  27. 【請求項27】 前記画像入力装置よりエラー解除信号
    が入力された後、前記エラー表示を解除することを特徴
    とする請求項26記載の印刷方法。
  28. 【請求項28】 前記エラーの内容及びそのエラーへの
    対処方法を含む情報に基づき印刷を行うか否かを指定す
    る指定ステップを有することを特徴とする請求項25記
    載の印刷方法。
  29. 【請求項29】 前記画像入力装置は、エラーが発生し
    た場合、エラーの内容及びそのエラーへの対処方法を含
    む情報を前記印刷装置に転送することを特徴とする請求
    項25記載の印刷方法。
  30. 【請求項30】 装置の操作手順、仕様、および、また
    は、消耗品の種類に関する情報を記憶する記憶手段と、
    ユーザの指示に基づき、前記記憶手段に記憶されている
    情報に基づき印刷を行う印刷手段とを有することを特徴
    とする印刷装置。
  31. 【請求項31】 前記装置は、前記印刷装置以外の装置
    であることを特徴とする請求項30記載の印刷装置。
  32. 【請求項32】 前記装置は、前記印刷装置であること
    を特徴とする請求項30、31記載の印刷装置。
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