JP6201774B2 - 物理量検出回路、物理量検出装置、電子機器および移動体 - Google Patents

物理量検出回路、物理量検出装置、電子機器および移動体 Download PDF

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Description

本発明は、物理量検出回路、物理量検出装置、電子機器および移動体等に関する。
物理量に応じて電極間距離が変化し、その電極間の静電容量の変化に基づいて物理量を検出する静電容量センサーを備えた物理量検出装置は、例えば加速度検出装置等に用いられている。特に、一方向の物理量(例えば加速度)により電極間距離が広がる第1容量形成部と、逆に電極間距離が狭まる第2容量形成部とを備える静電容量センサーは、差動容量型センサー等と称されている。
この種の物理量検出装置では、キャリブレーションが行われる。差動容量型センサーに対するキャリブレーションでは、第1容量形成部と第2容量形成部との間に生ずる容量値のオフセットが調整される。
特許文献1には、デジタル出力方式の加速度検出装置でのキャリブレーション方式が開示されている。キャリブレーションは、AD(アナログ−デジタル)変換器の後段のオフセット調整回路にて、デジタル信号に対して実施されている。デジタル信号に対するキャリブレーションを実施するために、第1容量形成部と第2容量形成部との間に生ずる容量値のオフセット量に相当するデジタル値が記憶されている。
特開2012−37341号公報
しかし、差動容量型センサーで検出される物理量は電荷というアナログ値であり、特許文献1のアナログ回路ではオフセットが未調整となる。よって、AD変換回路での量子化対象には物理量に対応するアナログ値にオフセット量に対応するアナログ値が加えられる。つまり、全ビット数をjとしたとき、オフセット量に割り当てられるビット数をkとすると、物理量に対応するデジタル値に有効なダイナミックレンジは(j−k)×(1ビット当たりのダイナミックレンジ)となり、実質的に狭められる。そのため、AD変換後にキャリブレーションを実施しても、SN(信号/ノイズ)等の点で不利である。また、特許文献1の技術はアナログ出力の物理量検出回路(例えば集積回路)には不適用である。そのため、物理量検出回路を使用するユーザー側のデジタル回路に、オフセット調整回路を設けることが余儀なくされ、ユーザーに負担となる。
また、物理量検出回路(例えば集積回路)を差動容量型センサーと接続すれば、物理量検出回路に内蔵される容量検出回路の良否を診断することができる。しかし、物理量検出回路が差動容量型センサーと非接続である単体の状態では、容量が存在しないために容量検出回路の良否を診断することができなかった。
本発明の少なくとも一つの態様は、差動容量型センサーのオフセットをアナログ段階で調整することができる物理量検出回路、物理量検出装置、電子機器および移動体を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも他の一つの態様は、差動容量型センサーを非接続の状態で、内蔵する容量検出回路を診断することができる物理量検出回路、並びにそれを用いた物理量検出装置、電子機器および移動体を提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様は、第1容量形成部および第2容量形成部を含み、前記第1容量形成部および前記第2容量形成部の各々が、固定容量と、物理量に応じて容量値が変化する可変容量とを含む差動容量型センサーに接続される物理量検出回路において、前記第1容量形成部の一端から第1電荷が供給される第1差動信号線と、前記第2容量形成部の一端から前記第1電荷とは逆符号の第2電荷が供給される第2差動信号線と、前記第1容量形成部および前記第2容量形成部の各々の前記固定容量間でのオフセット量に基づく容量値に設定されるオフセット調整容量と、前記オフセット調整容量の一端を、前記第1差動信号線および前記第2差動信号線のいずれか一方に選択的に接続するオフセット選択スイッチと、を有する物理量検出回路に関する。
本発明の一態様によれば、第1容量形成部および第2容量形成部の各々の固定容量間でのオフセット量に基づく容量値に設定されるオフセット調整容量が、オフセット選択スイッチにより、第1差動信号線および第2差動信号線のいずれか一方に選択的に接続される。それにより、例えば加速度が零である場合などの条件下にて、第1容量形成部および第2容量形成部の各々の固定容量間に生ずるオフセットが、アナログ段階で調整される。このように、アナログ段階でオフセットが調整されているので、その後に物理量検出回路の内部又は外部にてアナログ−デジタル変換する際には、ダイナミックレンジのフルレンジを、物理量に応じた容量検出値の量子化に割り当てることができる。
また、物理量検出回路にオフセット調整容量を設けることで、外付け容量とは異なり、高精度の容量を実現できる。
(2)本発明の一態様では、前記物理量検出回路は、前記第1容量形成部および前記第2容量形成部の共通端に接続される出力端子と、前記オフセット調整容量の他端および前記出力端子に共通の駆動信号を供給する駆動回路をさらに有することができる。
オフセット調整容量の他端および出力端子に共通の駆動信号が供給されて、物理量の検出動作が実施される。それにより、第1差動信号線および第2差動信号線の一方に接続されるオフセット調整容量は、第1容量形成部および第2容量形成部の一方の容量と並列接続され、物理量検出時にオフセット調整されて、物理量に応じた容量値に基づく電荷を第1差動信号線および第2差動信号線により伝送することができる。
さらに、物理量検出回路(例えば集積回路)に差動容量型センサーを接続しない状態で、駆動回路よりオフセット調整容量の他端に駆動信号を供給すると、オフセット調整容量の一端より第1差動信号線および第2差動信号線の一方に電荷を供給できる。それにより、既知の信号レベルと容量値を用いて、および第1差動信号線および第2差動信号線に接続される後段の回路(容量検出回路)の良否を判定する検査を、物理量検出回路の単体状態で実施することができる。
(3)本発明の一態様では、前記物理量検出回路は、前記第1容量形成部の前記一端が接続される第1端子と、前記第2容量形成部の前記一端が接続される第2端子と、前記オフセット選択スイッチが前記第1差動信号線と接続される第1ノードと前記第1端子との間にて、前記第1差動信号線を断続する第1スイッチと、前記オフセット選択スイッチが前記第2差動信号線と接続される第2ノードと前記第2端子との間にて、前記第2差動信号線を断続する第2スイッチと、をさらに有することができる。
第1スイッチおよび第2スイッチを断状態とすれば、物理量検出回路が差動容量型センサーに接続された後でも、差動容量型センサーの影響を受けずに物理量検出回路の上述した検査を実施することができる。
(4)本発明の一態様では、物理量検出回路は、前記第1差動信号線および前記第2差動信号線からの電荷に基づいて、前記物理量に応じた容量値を検出する容量検出回路と、前記オフセット調整容量の容量値を可変設定する容量設定部と、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチが断状態に設定された状態にて、前記オフセット調整容量から供給される電荷に基づいて前記容量検出回路を判定する判定部と、をさらに有することができる。
こうすると、物理量検出回路は既知の信号レベルと容量値を用いて判定部が容量検出部を自己診断することができる。
(5)本発明の一態様では、前記物理量検出回路に接続される前記差動容量型センサーは、それぞれ検出軸が異なる第1〜第N(Nは2以上の整数)の差動容量型センサーを含み、前記第1端子、前記第2端子、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチは、それぞれN個ずつ設けられ、前記N個の第1スイッチおよび前記N個の第2スイッチは、前記第1〜第Nの差動容量型センサーから時分割で前記集積回路に電荷を入力させるマルチプレクサーとして兼用することができる。
一つの物理量検出回路が第1〜第N(Nは2以上の整数)の差動容量型センサーからの出力を時分割で処理する時に必要なマルチプレクサーを第1スイッチおよび第2スイッチとして用いることで、上述した通り差動容量型センサーの影響を受けずに物理量検出回路の検査または自己診断を実施することができる。
(6)本発明の一態様では、前記物理量検出回路は、前記駆動回路から前記オフセット調整容量の前記他端に印加される電圧と同一のリセット電圧を、前記オフセット調整容量の前記一端に印加するリセット回路をさらに有することができる。
駆動回路とリセット回路からオフセット調整容量の両端に同一電圧を印加することで、必要な時期にオフセット調整容量にチャージされた電荷を放電させてリセットすることができる。なお、このリセット回路は、第1容量形成部および第2容量形成部にチャージされた電荷をリセットするリセット回路として兼用してもよい。第1容量形成部および第2容量形成部のリセット動作は、第1スイッチおよび第2スイッチの双方をオフさせて実施することができる。
(7)本発明の一態様では、前記駆動回路は、第1電源電圧と、第2電源電圧と、前記第1電源電圧と前記第2電源電圧との中間のコモン電圧とに切り替えて電圧を出力し、前記リセット電圧を前記コモン電圧とすることができる。
オフセット調整容量の両端にコモン電圧を印加してリセットすることで、電荷の移動を最少としてリセット時間を短縮することができる。
(8)本発明の他の態様は、差動容量型センサーと、前記差動容量型センサーに接続される(1)〜(7)のいずれかに記載の物理量検出回路と、を有する物理量検出装置に関する。
本発明の他の態様に係る物理量検出装置は、上述した通り、アナログ段階でキャリブレーションを実施することができ、単体状態で予め検査された物理量検出回路を搭載することができ、あるいは差動容量型センサーの影響を受けずに物理量検出回路を検査又は自己診断することができる。
(9)本発明のさらに他の態様は、(8)に記載の物理量検出装置を有する電子機器および移動体に関する。これらの電子機器および移動体も、上述した物理量検出装置の作用・効果を奏することができる。
図1(A)(B)は差動容量型センサーを示す図である。 差動容量型センサーに物理量検出回路を接続して構成される物理量検出装置のブロック図である。 オフセット調整容量の回路図である。 リセット回路が追加された物理量検出回路を示す図である。 物理量検出時に駆動回路より出力される駆動信号の一例を示すタイミングチャートである。 N軸の検出軸を持つ物理量検出装置を示す図である。 N軸についての物理量検出時に駆動回路より時分割で出力される駆動信号の一例を示すタイミングチャートである。 電子機器の一具体例としてのスマートフォンの構成を概略的に示す概念図である。 電子機器の他の具体例としてのデジタルスチルカメラの構成を概略的に示す概念図である。 移動体の一具体例としての自動車の構成を概略的に示す概念図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(1)差動容量型センサー
図1(A)は、例えば加速度センサーとして用いられる差動容量型センサー10の構造を例示する図である。差動容量型センサー10は、固定部20と可動部30とを有する。固定部20は、基板(図示略)に固定されている部材である。可動部30は、加速度に応じて変位する構造体の一例であり、錘部31とばね部32とを有する。ばね部32の一端は基板に固定されており、他端は錘部31に接続されている。錘部31は、ばね部32により支持されている。図1(B)に示すように差動容量型センサー10に加速度aが加えられると、質量mの錘部31には、F=maの力が働く。この力により、ばね部32は変形し、錘部31は固定部20に対して相対的に変位する。
錘部31は、可動電極31Aおよび可動電極31Bを有する。固定部20は、固定電極21〜24を有する。可動電極31Aは固定電極21,22の間に配置され、可動電極31Bは固定電極23,24の間に配置される。差動容量型センサー10は、例えば、Si(シリコン)等の半導体材料と、半導体加工技術を用いたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)で形成される。
ここで、可動電極31Aと固定電極21とのペアと、可動電極31Bと固定電極23とのペアとを、第1容量形成部41と称する。同様に、可動電極31Aと固定電極22とのペアと、可動電極31Bと固定電極24とのペアとを、第2容量形成部42と称する。差動容量型センサー10は、第1容量形成部41の一端11と、第2容量形成部42の一端12と、第1,第2容量形成部41,42の共通端13とを含む。図1に示す加速度aが作用したとき、第1容量形成部41の容量値は減少する一方で、第2容量形成部42の容量値は増大する。このため、共通端13に電荷を供給した状態で錘部31に加速度aが作用すると、第1,第2容量形成部41,42の一端11,12からそれぞれ出力される電荷(信号)は絶対値が等しく符号が逆の差動信号対となる。
(2)物理量検出回路(物理量検出装置)
図2は、図1に示す差動容量型センサーの等価回路に物理量検出回路(例えば集積回路)110Aを接続して構成される物理量検出装置100のブロック図である。差動容量型センサー10の等価回路に示すように、第1容量形成部41は、固定容量41Aと、物理量(加速度)に応じて容量値が変化する可変容量41Bとを含む。同様に、第2容量形成部42は、固定容量42Aと、物理量に応じて容量値が変化する可変容量42Bとを含む。固定容量41A,42A間にオフセットがある。オフセットがあるまま加速度を検出すると、加速度が作用しない時でも加速度が存在する値が出力されてしまう。そこで、オフセット調整(キャリブレーション)が必要となる。
(2−1)アナログ段階でのオフセット調整
物理量検出回路110Aは、第1容量形成部41の一端11と接続される第1端子111と、第1端子111に接続される第1差動信号線121と、第2容量形成部42の一端か12に接続される第2端子112と、第2端子112と接続される第2差動信号線122と、を有する。第1,第2差動信号線121,122は容量検出回路160に接続される。物理量検出回路110Aは、オフセット調整容量130と、オフセット調整容量130の一端を、第1差動信号線121および第2差動信号線122のいずれか一方に選択的に接続するオフセット選択スイッチ140とをさらに有する。オフセット選択スイッチ140は、第1差動信号線121とオフセット調整容量130との間に設けられるアナログスイッチASW3と、第2差動信号線122とオフセット調整容量130との間に設けられるアナログスイッチASW4とを含むことができる。
オフセット調整容量130は可変容量である。オフセット調整容量130は、第1容量形成部41および第2容量形成部42の各々の固定容量41A,42A間でのオフセット量に基づく容量値に設定される。例えば、固定容量41Aが容量値C0であり、固定容量42Aが容量値C0+ΔC0であるとすると、ΔC0がオフセットとなる。この場合、ΔC0の容量値に設定されるオフセット調整容量130が、オフセット選択スイッチ140により第1差動信号線121に接続される。それにより、第1容量形成部41の固定容量41Aの容量値C0にオフセット調整容量130の容量値ΔC0が追加される。それにより、オフセット調整後の第1,第2容量形成部41,42の固定容量は共にC0+ΔC0と等しくなる。
ここで、オフセット調整容量130に設定されるオフセット容量値ΔC0は、例えば0.5fF程度の微小容量である。そのため、物理量検出回路(集積回路)110Aの外付け容量とすると、そのような微小容量を精度高く確保することができない。一方、オフセット調整容量130は、例えば図3に示すようにして物理量検出回路(集積回路)110A内に形成すると、ΔCよりも大きい容量を使用してΔCの微小容量を精度高く確保することができる。
図3において、オフセット調整容量130は可変容量C1、固定容量C2,C4が直列接続され、容量C1,C2間のノードn1とグランドとの間に固定容量C3が接続され、容量C2,C4間のノードn2とグランドとの間に固定容量C5が接続されて構成される。図3に示すオフセット調整容量130の等価容量Ceqは、
Ceq=C1/(C1+C2||(C4+C5)+C3)*
C2/(C2+(C4+C5))*C4…(1)
となる。
ここで、C1、C2およびC4は例えば100fF以上の容量値とし、C3及びC5を例えば1pF程度とすると、等価容量Ceqは0.5fF程度の微小容量に精度高く調整することが可能である。このことは、A Three-Axis Micromachined Accelerometer with a CMOS Position-Sense Interface and Digital Offset-Trim Electronics, Mark Lemkin et, al. IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, VOL. 34, NO.4, APRIL 1999, p456-468に開示されている。
物理量検出回路110Aは、制御回路170を有する。制御回路170には、駆動回路150、インターフェイス例えばシリアル−パラレルインターフェイス(SPI)180、不揮発性メモリ190等が接続される。予め測定されたオフセット容量値ΔC0を設定するデータは、SPI180を介して外部から入力され、制御回路170により不揮発性メモリ190に格納される。物理量検出回路110Aの起動時に、制御回路170により不揮発性メモリ190から読み出されたオフセット容量値ΔC0設定用のデータは、レジスタ等で構成された容量設定部200Aに格納される。容量設定部200Aは、デジタル−アナログ変換器(DAC)として機能し、設定されたデータに基づいて、例えば電圧制御型のオフセット調整容量130に電圧を設定して、オフセット調整容量130をオフセット容量値ΔC0に設定することができる。
(2−2)オフセット調整後の物理量検出
オフセット調整後に物理量(加速度)を検出するために、物理量検出回路(集積回路)110A内に設けられた駆動回路150から駆動信号(電荷)が出力される。この駆動信号(電荷)は、出力端子113を介して、第1容量形成部41および第2容量形成部42の共通端13に供給されると共に、オフセット調整容量130の他端にも供給される。第1差動信号線121および第2差動信号線122の一方に接続されるオフセット調整容量130は、第1容量形成部41および第2容量形成部42の一方の容量と並列接続される。つまり、オフセット調整容量130に設定されたオフセット容量値ΔC0は、第1容量形成部41の固定容量41Aおよび第2容量形成部42の固定容量42Aの固定容量42Aの一方に加算され(C0+ΔC0)。こうして、物理量検出時に第1,第2容量形成部41,42の固定容量41A,42Aはオフセット調整される。それにより、物理量に応じた容量値に基づく電荷を第1差動信号線121および第2差動信号線122により伝送することができる。
(2−3)検査機能
容量検出回路160は、例えばQVアンプ161、プログラマブルゲインアンプ(PGA)162及びアナログ−デジタル変換器(ADC)163等を有する。物理量検出回路(集積回路)110Aに差動容量型センサー10を接続しない状態で、駆動回路150よりオフセット調整容量130の他端に駆動信号を供給すると、オフセット調整容量130の一端より第1差動信号線121および第2差動信号線122の一方に電荷を供給できる。それにより、駆動回路150にて既知の駆動信号レベルと、オフセット調整容量130に設定された既知の容量値とを用いて、第1差動信号線121および第2差動信号線122に接続される容量検出回路160の良否を判定する検査を、物理量検出回路110Aの単体状態で実施することができる。
この検査は、物理量検出回路(集積回路)110Aの出力端子にテスター(図示せず)を接続し、テスターにより期待値の信号が物理量検出回路(集積回路)110Aより出力されたか否かを判定して、容量検出回路160の良否を判定することができる。この場合、図2に示す判定回路210は不要である。また、容量設定部200Aには、オフセット調整容量値ΔC0に対応するデータに加えて、検査時にオフセット調整容量130を複数種の容量値Ct1〜Ctnに設定するためのデータを格納することができる。テスターは、これらの容量値Ct1〜Ctnと駆動信号レベルを取得することで、容量検出回路160から出力される検査時の期待値を設定することができる。
物理量検出回路110Aは、オフセット選択スイッチ140が第1差動信号線121と接続される第1ノードND1と第1端子111との間にて、第1差動信号線121を断続する第1スイッチASW1と、オフセット選択スイッチ140が第2差動信号線122と接続される第2ノードND2と第2端子112との間にて、第2差動信号線122を断続する第2スイッチASW2と、をさらに有することができる。
第1スイッチASW1および第2スイッチASW2を断状態とすれば、物理量検出回路110Aが差動容量型センサー10に接続された後でも、差動容量型センサー10の影響を受けずに容量検出回路160の上述した検査を実施することができる。
(2−4)自己診断機能
図2に示すように、容量検出回路160の出力である例えばADC163の出力を入力する判定回路210をさらに設けることができる。容量検出回路160は、第1スイッチASW1および第2スイッチASW2が共に断状態に設定された状態にて、オフセット調整容量130から供給される電荷に基づいて容量検出回路160の良否を判定して自己診断する。この場合も、容量設定部200Aに格納された複数種の容量値Ct1〜Ctnに基づいて、オフセット調整容量130の容量値を自己診断時の容量値に設定することができる。このように、物理量検出回路110Aが差動容量型センサー10に接続された後でも、物理量検出時以外のタイミングで容量検出回路160を自己診断することができる。診断結果は、判定回路210から制御回路170およびSPI180を介して外部に出力することができる。
(2−5)容量のリセット機能
図4は、図2の構成にさらにリセット回路220A,220Bが追加された物理量検出回路110Bを示している。リセット回路220A,220Bは、駆動回路150から第1,第2容量形成部41,42及びオフセット調整容量130の他端に印加される電圧と同一のリセット電圧を、第1,第2容量形成部41,42及びオフセット調整容量130の一端に印加するものである。リセット回路220Aは、第1差動信号線121の第3ノードND3にリセット電圧を供給するスイッチASW5と、第2差動信号線122の第4ノードND4にリセット電圧を供給するスイッチASW6を有する。なお、第3ノードND3は第1端子111と第1スイッチASW1との間に設けられる。第4ノードND4は第2端子112と第2スイッチASW2との間に設けられる。また、リセット回路220Bは、オフセット調整容量130の一端である第5ノードND5にリセット電圧を供給する第8スイッチASW8を有する。
ここで、駆動回路150は、図4に示すように、例えば3種類の電圧の一つを選択して出力するスイッチASW7を有する。3種類の電圧とは、第1電源電圧VDDと、第2電源電圧VSSと、第1,第2電源電圧VDD,VSS間の中間電圧VCOMである。VCOM=(VDD−VSS)/2)である。本実施形態では、リセット電圧=VCOMとしている。
図5は、物理量検出時に駆動回路150より出力される駆動信号の一例を示すタイミングチャートである。図5に示す期間Tは、一回のサンプリング期間に割り当てられた期間であり、サンプリング期間Tは3つの期間T1,T2,T3を有する。先頭期間T1がリセット期間である。リセット期間T1では、駆動回路150よりリセット電圧VCOMが出力されると共に、リセット回路220AのスイッチASW5およびASW6がオンして、第1,第2差動信号線121,122のノードND3,ND4にリセット電圧VCOMが供給される。また、リセット期間T1の前半では、リセット回路220BのスイッチASW8がオンして、ノードND5にリセット電圧VCOMが供給される。それにより、リセット期間T1の前半では、第1,第2容量形成部41,42及びオフセット調整容量130の両電極にリセット電圧VCOMがそれぞれ印加され、第1,第2容量形成部41,42及びオフセット調整容量130にチャージされていた電荷は放電されてリセットされる。このリセット期間T1の前半では、スイッチASW1,ASW2は断状態とする。これにより、放電された電荷が容量検出回路160側に流れることを阻止できる。
リセット期間T1の後半では、図5に示すように、スイッチASW1及びスイッチASW2がオフからオンに切り替えられ、スイッチASW8がオンからオフに切り替えられる。それにより、リセット期間T1の後半では、ノードND1〜ND4がリセット電圧VCOMに設定されて、ノードND1〜ND4がリセットされる。
リセット期間T1に続く駆動期間T2,T3にて、第1電源電圧VDDから第2電源電圧VSSに変化する駆動信号が駆動回路150から供給される。この駆動期間T1,T2では、スイッチASW1,ASW2はオンされ、スイッチASW3またはASW4の一方がオン状態に設定されてオフセット調整容量130がノードND1またはノードND2に接続されている。第1電源電圧VDDおよび第2電源電圧VSSを用いて差動容量型センサー10を駆動する方法は、例えば特開2012−233730号公報などにより公知であるので、説明は省略する。
ここで、容量をリセットするには容量の両端電極に同一電圧を供給すれば良い。特に容量の両端に、容量駆動時の第1,第2電源電圧VDD,VSS間の中間電圧VCOMを印加してリセットすることで、電荷の移動を最少とすることができ、リセット時間を短縮することができる。
(3)N軸の物理量検出回路(物理量検出装置)
上述した実施形態は、図1(B)に示す加速度aが作用する一軸方向の物理量(例えば加速度)を検出する例について説明したが、本発明は検出軸をN(Nは2以上の整数)軸とする図6の物理量検出回路110Cにも適用できることは言うまでもない。この場合、図6に示すように、図1に示す差動容量型センサー10に代えて、例えばN=3とする場合の直交三軸(広義には交差N軸)であるX軸、Y軸およびZ軸をそれぞれの検出軸とする第1〜第3の差動容量型センサー10X,10Y,10Zが設けられる。図2の一端11に代えてN個の一端11X,11Y,11Zが設けられ、図2の一端12に代えてN個の一端12X,12Y,12Zが設けられる。
一方、図6の物理量検出回路110Cは、図2の第1端子111に代えてN個の第1端子111X,111Y,111Zが設けられ、図2の第2端子112に代えてN個の第2端子112X,112Y,112Zが設けられる。図6の物理量検出回路110Cにはさらに、図2の第1スイッチASW1に代えてN個の第1スイッチASW1X,ASW1Y,ASW1Zが設けられ、図2の第2スイッチASW2に代えてN個の第2スイッチASW2X,ASW2Y,ASW2Zが設けられる。
ここで、3つの差動容量型センサー10X,10Y,10Zに対して、物理量検出回路110Cの一つの容量検出回路160が兼用される。このために、第1〜第3の差動容量型センサー10X,10Y,10Zから時分割で容量検出回路160に電荷が入力される。この時分割駆動のために、第1スイッチASW1X,ASW1Y,ASW1Zおよび第2スイッチASW2X,ASW2Y,ASW2Zで構成されるマルチプレクサー300がスイッチング駆動される。
マルチプレクサー300がスイッチング駆動により実現される時分割駆動を、図7のタイミングチャートを参照して説明する。図7は、N軸についての物理量検出時に駆動回路150より時分割で出力される駆動信号の一例を示すタイミングチャートである。図7では、X軸、Y軸およびZ軸についての物理量がそれぞれ期間Tx,Ty,Tz毎に時分割でサンプリングされる。各期間Tx,Ty,Tz内に、図5で説明した3つの期間T1〜T3がそれぞれ設けられている。期間Tx内の駆動期間T2,T3では、マルチプレクサー300内の第1スイッチASW1Xおよび第2スイッチASW2Xのみがオンされ、他のスイッチASW1Y,ASW1Z,ASW2Y,ASW2Zはオフされる。期間Ty内の駆動期間T2,T3では、マルチプレクサー300内の第1スイッチASW1Yおよび第2スイッチASW2Yのみがオンされ、他のスイッチはオフされる。期間Tz内の駆動期間T2,T3では、マルチプレクサー300内の第1スイッチASW1Zおよび第2スイッチASW2Zのみがオンされ、他のスイッチはオフされる。こうして、X軸、Y軸およびZ軸についての物理量がそれぞれ期間Tx,Ty,Tz毎に時分割でサンプリングされる。
一方、オフセット調整容量130およびオフセット選択スイッチ140(ASW3,ASW4)は、X軸、Y軸、Z軸についてのオフセット調整に兼用される。そのために、オフセット調整容量130には、容量設定部200Bにより、各軸毎に予め測定されたオフセット調整容量値ΔC0x、ΔC0y、ΔC0zが設定される。
ここで、図6に示すリセット回路220A’,220B’は、図4に示すリセット回路220A,220Bと同様にして、図7に示す期間Tx,Ty,Tzの先頭期間T1内にて、差動容量型センサー10X,10Y,10Z及びオフセット調整容量130や、ノードND1,ND2をリセットする。このオフセット調整容量130のリセット動作には、マルチプレクサー300内の時分割駆動のためのスイッチ群が兼用される。Tx期間内のリセット期間T1の前半(図5参照)では、第1スイッチASW1Xおよび第2スイッチASW2Xの少なくとも一方がオンされ、マルチプレクサー300内の他のスイッチASW1Y,ASW1Z,ASW2Y,ASW2Zはオフされる。Ty期間内のリセット期間T1の前半(図5参照)では、第1スイッチASW1Yおよび第2スイッチASW2Yの少なくとも一方がオンされ、マルチプレクサー300内の他のスイッチはオフされる。Tz期間内のリセット期間T1の前半(図5参照)では、第1スイッチASW1Zおよび第2スイッチASW2Zの少なくとも一方がオンされ、マルチプレクサー300内の他のスイッチはオフされる。
本実施形態では、期間Tx,Ty,Tzの各先頭期間T1内の後半に、容量設定部200Bは各軸毎に予め測定されたオフセット調整容量値ΔC0x、ΔC0y、ΔC0zをオフセット調整容量130に設定する。さらに、容量値が設定されたオフセット調整容量130は、オフセット選択スイッチ140(ASW3,ASW4)により、第1,第2差動信号線121,122の一方に接続される。こうすることで、オフセット調整容量130およびオフセット選択スイッチ140(ASW3,ASW4)を、X軸、Y軸、Z軸についてのオフセット調整に兼用することができる。
(4)電子機器および移動体
図8は電子機器の一具体例としてのスマートフォン401を概略的に示す。スマートフォン401には図2、図4または図6に示す物理量検出回路110A〜110Cのいずれかと、差動容量型センサー10(10X,10Y,10Z)に加え、三軸ジャイロセンサーおよびそれに接続される検出回路を備えた物理量検出装置500が組み込まれる。物理量検出装置500はスマートフォン401の姿勢を検出することができる。いわゆるモーションセンシングが実施される。物理量検出装置500の検出信号は例えばマイクロコンピューターチップ(MPU)402に供給されることができる。MPU402はモーションセンシングに応じて様々な処理を実行することができる。その他、こういったモーションセンシングは、携帯電話機、携帯型ゲーム機、ゲームコントローラー、カーナビゲーションシステム、ポインティングデバイス、ヘッドマウンティングディスプレイ、タブレットパソコン等の電子機器で利用されることができる。モーションセンシングの実現にあたって物理量検出装置500は組み込まれることができる。
図9は電子機器の他の具体例としてのデジタルスチルカメラ(以下「カメラ」という)403を概略的に示す。カメラ403には物理量検出装置500が組み込まれる。物理量検出装置500はカメラ403の姿勢を検出することができる。物理量検出装置500の検出信号は手ぶれ補正装置404に供給されることができる。手ぶれ補正装置404は物理量検出装置500の検出信号に応じて例えばレンズセット405内の特定のレンズを移動させることができる。こうして手ぶれは補正されることができる。その他、手ぶれ補正はデジタルビデオカメラで利用されることができる。手ぶれ補正の実現にあたって物理量検出装置500は組み込まれることができる。
図10は移動体の一具体例としての自動車406を概略的に示す。自動車406には物理量検出装置500が組み込まれる。物理量検出装置500は車体407の姿勢を検出することができる。物理量検出装置500の検出信号は車体姿勢制御装置408に供給されることができる。車体姿勢制御装置408は例えば車体407の姿勢に応じてサスペンションの硬軟を制御したり個々の車輪409のブレーキを制御したりすることができる。その他、こういった姿勢制御は二足歩行ロボットや航空機、ヘリコプター等の各種移動体で利用されることができる。姿勢制御の実現にあたって物理量検出装置500は組み込まれることができる。
本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれる。例えば、明細書または図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語とともに記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えられることができる。また、差動容量型センサー10(10X,10Y,10Z)、物理量検出回路110A〜110C、オフセット調整容量130、駆動回路150、容量検出回路160、容量設定部200A,200B等の構成および動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形が可能である。また、本発明が適用される物理量検出回路は、デジタル出力するものに限らず、ADC163を有しないアナログ出力にも適用することができる。
10 差動容量型センサー、11,11X,11Y,11Z 第1容量形成部の一端、12,12X,12Y,12Z 第2容量形成部の一端、13 第1,第2容量形成部の共通端、20 固定部、21〜24 固定電極、30可動部、31 錘部、31A,31B 可動電極、32 ばね部、41 第1容量形成部、42 第2容量形成部、41A,42A 固定容量、41B,42B 可変容量、100 物理量検出装置、110A〜100C 物理量検出回路、111,111X,111Y,111Z 第1端子、112,112X,112Y,112Z 第2端子、113 出力端子、114 第3端子、121 第1差動信号線、122 第2差動信号線、130 オフセット調整容量、140(ASW3,ASW4) オフセット選択スイッチ、150 駆動回路、160 容量検出回路、170 制御回路、180 SPI、190 不揮発性メモリ、200A,200B 容量設定部、210 判定回路、220A,220B,220A’,220B’ リセット回路、401 電子機器(スマートフォン)、403 電子機器(デジタルスチルカメラ)、406 移動体(自動車)、ASW1,ASW1X,ASW1Y,ASW1Z 第1スイッチ、ASW2,ASW2X,ASW2Y,ASW2Z 第2スイッチ、ND1 第1ノード、ND2 第2ノード

Claims (10)

  1. 第1容量形成部および第2容量形成部を含み、前記第1容量形成部および前記第2容量形成部の各々が、固定容量と、物理量に応じて容量値が変化する可変容量とを含む差動容量型センサーに接続される物理量検出回路において、
    前記第1容量形成部の一端から第1電荷が供給される第1差動信号線と、
    前記第2容量形成部の一端から前記第1電荷とは逆符号の第2電荷が供給される第2差動信号線と、
    前記第1容量形成部および前記第2容量形成部の各々の前記固定容量間でのオフセット量に基づく容量値に設定されるオフセット調整容量と、
    前記オフセット調整容量の一端を、前記第1差動信号線および前記第2差動信号線のいずれか一方に選択的に接続するオフセット選択スイッチと、
    を有することを特徴とする物理量検出回路。
  2. 請求項1に記載の物理量検出回路において、
    前記第1容量形成部および前記第2容量形成部の共通端に接続される出力端子と、
    前記オフセット調整容量の他端および前記出力端子に共通の駆動信号を供給する駆動回路をさらに有することを特徴とする物理量検出回路。
  3. 請求項2に記載の物理量検出回路において、
    前記第1容量形成部の前記一端が接続される第1端子と、
    前記第2容量形成部の前記一端が接続される第2端子と、
    前記オフセット選択スイッチが前記第1差動信号線と接続される第1ノードと前記第1端子との間にて、前記第1差動信号線を断続する第1スイッチと、
    前記オフセット選択スイッチが前記第2差動信号線と接続される第2ノードと前記第2端子との間にて、前記第2差動信号線を断続する第2スイッチと、
    をさらに有することを特徴とする物理量検出回路。
  4. 請求項3に記載の物理量検出回路において、
    前記第1差動信号線および前記第2差動信号線からの電荷に基づいて、前記物理量に応じた容量値を検出する容量検出回路と、
    前記オフセット調整容量の容量値を可変設定する容量設定部と、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチが断状態に設定された状態にて、前記オフセット調整容量から供給される電荷に基づいて前記容量検出回路を判定する判定部と、
    をさらに有することを特徴とする物理量検出回路。
  5. 請求項3または4に記載の物理量検出回路において、
    前記物理量検出回路に接続される前記差動容量型センサーは、それぞれ検出軸が異なる第1〜第N(Nは2以上の整数)の差動容量型センサーを含み、
    前記第1端子、前記第2端子、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチは、それぞれN個ずつ設けられ、
    前記N個の第1スイッチおよび前記N個の第2スイッチは、前記第1〜第Nの差動容量型センサーから時分割で前記集積回路に電荷を入力させるマルチプレクサーとして兼用されることを特徴とする物理量検出回路。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の物理量検出回路において、
    前記駆動回路から前記オフセット調整容量の前記他端に印加される電圧と同一のリセット電圧を、前記オフセット調整容量の前記一端に印加するリセット回路をさらに有することを特徴とする物理量検出回路。
  7. 請求項6に記載の物理量検出回路において、
    前記駆動回路は、第1電源電圧と、第2電源電圧と、前記第1電源電圧と前記第2電源電圧との中間のコモン電圧とに切り替えて電圧を出力し、
    前記リセット電圧は前記コモン電圧であることを特徴とする物理量検出回路。
  8. 差動容量型センサーと、
    前記差動容量型センサーに接続される請求項1乃至7のいずれか1項に記載の物理量検出回路と、
    を有することを特徴とする物理量検出装置。
  9. 請求項8に記載の物理量検出装置を有することを特徴とする電子機器。
  10. 請求項8に記載の物理量検出装置を有することを特徴とする移動体。
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