JP6195225B2 - 穀物乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、乾燥部の排風戻し制御によって籾類および蕎麦類を乾燥する穀物乾燥機に関するものである。
特許文献1の穀物乾燥機は、高湿度の排風を利用する排風戻し機構により、熱源を効率的に生かしつつ、籾類等の胴割れを防止して、籾類の乾燥処理を可能とするとともに、排風戻し量の調節により絶対湿度を高くして豆類の良好な乾燥を可能に構成したものである。
特開2012−127621号公報
しかしながら、蕎麦類の乾燥の場合には、籾類や豆類より塵埃の混入量が多いことから、排風戻しによって塵埃の排出が抑えられることから、乾燥後においても混入塵埃が残留するという問題があった。
本発明は、蕎麦類の乾燥の際に、混入塵埃を効果的に排出して塵埃の残留を抑えつつ、胴割れのない良好な乾燥を可能とする穀物乾燥機を提供することにある。
請求項1に係る発明は、熱風により穀物を熱風乾燥する乾燥室(3)と穀粒を循環させる穀粒循環装置(5)と、目標水分値まで穀粒を乾燥制御する制御装置(S)と、熱風乾燥で生じた排風を乾燥室(3)に戻す排風戻し機構(11)と、籾を乾燥する籾乾燥モード及び蕎麦乾燥モードを備える穀物乾燥機において、蕎麦乾燥モード時における排風戻し機構(11)による排風戻し作動の開始時を蕎麦の水分値が設定水分値以下とし、該排風戻し作動の開始時の蕎麦の水分値は籾乾燥モード時における籾の水分値より低いことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記穀粒循環装置(5)は、穀粒の循環速度を調節可能に構成し、前記蕎麦乾燥モードによる前記排風戻し機構(11)の作動時に減速して前記籾乾燥モードの場合より低速で循環動作することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記穀粒中の混入塵埃を能力可変に分離排出する排塵機(15a)を設け、その排塵能力を乾燥開始時に強く、その後に弱く制御することを特徴とする。
請求項1に係る発明により、上記穀物乾燥機は、多くの塵埃を伴っている蕎麦について設定水分値になるまでは排風戻し制御を行わないことで、塵埃を十分に機外に排出するとともに、排風戻し工程によって胴割れのない良好な乾燥が可能となる。
請求項2に係る発明により、請求項1に係る発明の効果に加え、蕎麦乾燥モードの場合は、熱風乾燥工程の後の排風戻し工程の開始時から減速して穀粒を循環することから、それまでの熱風乾燥工程について蕎麦の蒸れが抑えられるとともに、その後に続く排風戻し工程では低速の循環動作によるソフトな取扱いにより蕎麦の傷みが抑えられるので、蕎麦について良好な乾燥を確保することができる。
請求項3に係る発明により、請求項2に係る発明の効果に加え、乾燥工程の当初における高能力の排塵により、乾燥によって軽量化する穀粒の飛散を招くことなく、混入塵埃を乾燥早期に効率よく分離排出することができる。
乾燥機の正面視による内部構成図 乾燥機の側面視による内部構成図 操作盤の見取図 システム構成ブロック図 排風戻し機構の側面視による動作説明図 フローチャート
(全体構成)
本発明の実施の形態として、穀物乾燥機に基づいて以下説明する。
図1および図2は、それぞれ穀物乾燥機の正面視と側面視による内部構成図である。
箱体1の内部には上部から穀物を貯留する貯留室2と、穀物を乾燥する乾燥室3を設ける。
箱体1の前方には穀物を揚穀する昇降機5と、バーナケース6を設け、バーナケース6内に熱風を生成する燃焼バーナ7を設ける。箱体1の後方には排風室8と連通する排風ダクト9を設け、排風ダクト9の後面に排風ファン10を設ける。排風ファン10の上面には排風戻しダクト11の一端を連結し、排風戻しダクト11の他端を箱体1に連結する。排風戻しダクト11の排風流入口12は排風ファン10の内部と連通し、排風供給口13は熱風室14と連通する構成である。
箱体1の上部には昇降機5で揚穀された穀物を横搬送する上部ラセン15と排塵装置15aとを設ける。
乾燥室3の左右中央部には熱風室14を設け、熱風室14内部には遠赤外線放射体16を設けている。熱風室14の左右両側には穀物が流下する穀物流下通路19を設け、穀物流下通路19の外側には排風室8を設ける。
穀物流下通路19の下端部には穀物を繰り出すロータリバルブ17を設け、ロータリバルブ17の下方には穀物を昇降機5へ搬送する下部ラセン18を設ける。
バーナケース6は外気を取り入れる外気導入用のスリット6aを多数形成している。燃焼バーナ7は間欠燃焼をするガンタイプのバーナを搭載している。
排風ファン10は外筒24内に横軸心の回転軸20aにより回転する回転翼20と、回転翼20から排出された排風を整流する固定翼21と、内筒25と、回転翼20により排出された排風の一部を排風戻しダクト11側に案内する排風案内板22を設ける。固定翼21は回転翼20の後方に位置し、捻れ形状の排風の整流面を左右両側に備え、背面視で放射状に設定間隔で多数設ける。固定翼21の外端は外筒24に取り付け、固定翼21の内端は内筒25に取り付ける。内筒25と固定翼21は、回転翼20により発生させる風に圧力をかけることで、熱風の吸引能力を向上させるためのものである。
排風案内板22は隣接する固定翼21の間に、後上がり傾斜姿勢に設ける。排風案内板22の前端は排風流入口12の下方に位置する構成とし、排風案内板22の後端は排風流入口12の後端よりも後方に位置する構成である。排風案内板22の一端を固定翼21の一方の整流面に取り付け、他端を隣接する固定翼21の対向面に取り付ける。すなわち、排風案内板22と固定翼21とは交差する方向に取り付ける構成である。排風案内板22は上部の固定翼21に設ける。そして、排風戻しダクト11の左右幅の範囲の固定翼21に設けている。排風案内板22は固定翼21の上下方向の略中央に取り付けている。そのため、隣り合う排風案内板22の取り付け位置の位相が異なる。
排風案内板22には排風通過孔、実施例では多数のスリット22aを形成している。スリット22aは他にも丸孔や角孔等、形状はいろいろ考えられる。
排風戻しダクト11内には排風戻しダクト11内に流入する排風量を調節する排風調節弁26を設ける。排風調節弁26は排風調節弁モータ27で横軸心に回動可能に構成する。排風戻しダクト11は、排風ファン10の上面から上下方向に延びる第一ダクト部11aと、第一ダクト部11aの上端部と箱体1の背面とを接続する第二ダクト部11bとから構成し、第一ダクト部11a内に排風調節弁26を設ける。第二ダクト部11bは前広がりに開口面積を大きくする構成としている。
遠赤外線放射体16は第一円筒部30と、該第一円筒部30から折り返す第二円筒部31を一体的に構成し、第一円筒部30と第二円筒部31は共に中空状に形成される。第一円筒部30の前端の開口部を燃焼バーナ7と対向する構成とし、第二円筒部31の前端の開口部を左右側に向けている。
(乾燥システム)
次に、操作盤Uについて説明する。
操作パネルについて説明する。
図3は操作パネルの見取図であり、図4は乾燥システムのブロック構成図である。
制御部Sを内蔵する操作パネルUの正面側には、張込スイッチ32・通風スイッチ33・乾燥スイッチ34・排出スイッチ35・停止スイッチ36の運転スイッチを設けている。また、乾燥運転中の熱風温度・測定水分値・乾燥運転の終了までの残時間を順次表示する運転表示パネル45を設けている。また、張込量を設定するための張込量スイッチ37・到達目標水分値を設定する水分設定スイッチ38・張込量スイッチ37及び水分設定スイッチ38の設定数値を表示する設定表示パネル39、設定表示パネル39の設定値を変更する数値増減スイッチ40を設けている。また、乾燥対象の穀物種類を設定する穀物設定スイッチ41・乾燥速度を設定する乾燥速度設定スイッチ42を設けている。
熱風室14内の温度を検出する熱風温度検出センサ43、外気温度を検出する外気温度センサ44を設けている。
次に、燃焼制御と排風調節弁26による乾燥制御について説明する。
本実施の形態の燃焼バーナ7はいわゆるガンタイプバーナであり、バーナ用送風ファン52で風を供給し、燃料タンク(図示せず)からポンプ50で繰り出した燃料をノズル(図示せず)から噴霧し、イグナイタ51で発火させて燃焼するバーナである。
燃焼能力は一定であり、常時燃焼すると乾燥温度は高温で一定となる。しかしながら、穀物乾燥機は穀物の張込量や外気温度によって必要な乾燥温度を変更制御する必要があるので、燃焼工程と燃焼停止工程を設定時間(例えば1分)の周期で行う間欠燃焼により乾燥温度を制御する。すなわち、目標とする乾燥温度が低い程、1周期における燃焼工程時間を短くし(例えば30秒)、1周期における燃焼停止工程時間を長く(例えば30秒)する。目標とする乾燥温度が高い程、1周期における燃焼工程時間を長く(例えば45秒)し、燃焼停止工程時間を短く(例えば15秒)する。
乾燥運転について説明すると、オペレータが張込スイッチ32を操作すると昇降機5及び上部ラセン15が駆動して張込穀物を順次、貯留室2内に張込む。そして、張込運転が終了すると、オペレータは張込量スイッチで張込穀粒量を設定し、水分設定スイッチ38で到達目標水分値(例えば14%)を設定し、穀物設定スイッチ41で対象穀物を設定し、乾燥速度設定スイッチ42で乾燥速度を設定する。
次に、乾燥スイッチ34を操作すると乾燥運転が開始され、ロータリバルブ17、下部ラセン18、昇降機5、上部ラセン15の循環系が駆動を開始すると共に、燃焼バーナ7が燃焼を開始する。燃焼バーナ7で生成される熱風は排風ファン10の吸引作用で遠赤外線放射体16の内部を通過し、第二円筒部31の前端の開口部から熱風室14に流入する。そして、熱風室14から網体で形成される穀物流下通路19内に流入し、穀物に作用する。そして、穀物から水分を奪った熱風は排風室8へ流入し、次いで排風ダクト9を経て排風ファン10により機外方向へ排風として排出される。熱と水分を帯びた排風の一部は排風戻しダクト11を経て熱風室14に供給され、乾燥作業に利用される。穀物は熱風と、遠赤外線放射体16から発生する遠赤外線の作用と、排風戻しダクト11から戻された排風により乾燥作用を受ける。
(排風戻し制御)
図5は排風戻し機構の側面視による動作説明図である。
排風調節弁26は設定された張込量及び乾燥速度と、水分計53で測定される穀物水分値、外気温度等の条件に基づいて調節動作がなされる。例えば、乾燥初期には穀温を上昇させるべく排風を排風戻しダクト11側へ戻す割合を高くし、乾燥運転の継続により、水分計53で測定される水分値が低下するにつれて排風戻しダクト11側へ戻す割合を徐々に低下させ、到達目標水分値に近づくとほとんど全ての排風を機外に排出するように排風調節弁26を制御する。
本実施の形態では、排風調節弁26が全開状態の場合、すなわち、最も多くの排風量を排風戻しダクト11を経て熱風室14に供給した場合でも、排風が排風案内板22のスリット22aを通過したり、排風案内板22を取り付けていない部分の固定翼21の間を通過するため、熱風室14に供給される排風の割合は全排風量の約4割である。
燃焼バーナ7は、前述の通り、燃焼工程と燃焼停止工程を設定時間毎の周期(1分)で行う。
乾燥運転中に、燃焼工程から燃焼停止工程に移行すると、排風を熱風室14に戻す量を増加する側に補正するよう排風調節弁26を制御する。そして、当該燃焼停止工程の終了までに排風調節弁26を前回の燃焼工程時の位置に戻す制御を行う。
本実施の形態の乾燥制御は、排風に含まれる乾燥熱量と水分を穀物に供給することで、穀粒表面からの水分蒸発を抑止し、供給される熱量が穀粒内部に作用することで、穀温が急激に上昇して穀粒中の水分移行が促進されても水分勾配が急激に高くならず、穀物の胴割れが発生し難くするものである。そのため、燃焼停止工程中の急激な穀温の低下による胴割れの発生を防止するため、燃焼工程停止中は熱風室14に戻す排風量を増加させ、乾燥熱量と水分を更に付与することで穀温を維持し、胴割れを防止することができる。
本実施の形態のポンプ50は繰り出し能力が一定のポンプを1つ備える構成であるが、別実施例として2つのポンプを設け、2つのポンプの使い分けで高温と低温を調節することもできる。すなわち、目標とする乾燥温度が高温域の場合には2つのポンプを使用し、目標とする乾燥温度が低温域の場合には1つのポンプを使用する。
本実施の形態の排風ファン10及び排風戻しダクト11は排風ダクト9の左右中央部から左右一側に偏倚する構成としている。そして、排風供給口13が箱体1の左右中央部に形成される構成である。このため、組み立て時に排風ダクト9の組付け方向を上下反対にすることで排風ファン10を左右他側に偏倚させること、すなわちオフセットすることも可能である。これにより、穀物乾燥機の設置場所に応じて排風ファン10を所望の場所に設置することができる。
本実施の形態の排風案内板22により、簡単な構成で回転翼20から排出された排風の一部を排風戻しダクト11に案内することができる。また、箱体後方に突出する排風ファン10の長さが長くならないので穀物乾燥機の設置をし易くすることができる。
また、排風案内板22の左右両端部を隣接する固定翼21の左右側面、すなわち排風の整流面に取り付けることで、排風案内板22の取り付け構成を強固にすることができる。
また、排風案内板22は上部に設ける固定翼21に取り付けることで、排風を集中的に上方の排風戻しダクト11に案内することができ、また、排風調節弁26を全閉にして排風を排風戻しダクト11に案内しないときには、排風案内板22を設けていない下部の固定翼21間からも排風が排出されるので排風の機外排出を阻害することを少なくすることができる。
また、排風案内板22には多数のスリット22aを形成することで、排風の一部を排風戻しダクトに案内することができながら、排風による排風案内板22への圧力が低減し、騒音を小さくすることができる。また、排風調節弁26を全閉にして排風を排風戻しダクト11に案内しない場合には排風を円滑に機外に排出することができる。
排風案内板22は隣接する固定翼21の間に、後上がり傾斜姿勢に設け、排風案内板22の前端は排風流入口12の下方に位置する構成とし、排風案内板22の後端は排風流入口12の後端よりも後方に位置する構成にすることで、排風を効率良く排風戻しダクト11へ案内すると共に、排風による排風案内板22への圧力が低減し、騒音を小さくすることができる。
(蕎麦類乾燥制御)
次に、蕎麦類の乾燥制御について説明する。
上記構成の穀物乾燥機について、蕎麦乾燥モードを設けて籾類の乾燥と異なる乾燥制御を行う。
上記構成の穀物乾燥機は、図6にフローチャートを示すように、上記熱風乾燥装置による熱風乾燥工程によって排風放出下で穀粒を乾燥し、乾燥運転開始時の水分値が設定以上の場合には熱風乾燥工程を行い、発生した排風は乾燥室3へ戻す制御を行わず、略全量塵埃と共に機外に排出する。そして、設定以下の水分値に達した時点から目標水分値まで排風戻し機構による排風戻し工程に移行する。
籾乾燥モード時には乾燥開始時の籾の水分値が31%以下になると排風戻し工程による乾燥運転を行い、蕎麦乾燥モードでは、籾乾燥モードの場合より低い水分値(例えば、20%)の水分値になると排風戻し工程による乾燥運転を開始する。これにより、籾と比較して多くの塵埃を伴っている蕎麦類について、水分計の故障等の原因となる塵埃を早期に排出した上で、排風戻し乾燥によって胴割れを抑えた良好な乾燥が可能となる。
また、穀粒循環装置は、インバータ制御等によって循環速度を調節可能に構成し、蕎麦乾燥モードにおける排風戻し工程の循環速度を減速して籾乾燥モードの場合より低速で循環制御可能に構成する。詳細には、穀粒循環装置は、ロータリバルブ17から下部ラセン18、昇降機5、上部ラセン15等によって構成され、一連の移送速度を切換え制御可能に構成し、蕎麦乾燥モードの場合には、熱風乾燥工程時は籾乾燥モード時と同じ速度の循環を行い、排風戻し工程が開始されると、籾乾燥モードより低速で穀粒を循環する。これにより、前工程である熱風乾燥工程により蕎麦の蒸れを抑えるとともに、その後に続く排風戻し工程では低速の循環速度により蕎麦の傷みが抑えられるので、蕎麦について良好な乾燥を確保することができる。
また、排塵機15aは、インバータ制御、外気導入口制御等により、穀粒中の混入塵埃の排塵能力を調節制御可能に構成し、蕎麦乾燥モードにおいて、その排塵能力を乾燥開始時に強く、乾燥の進行につれて弱く制御する。このように、乾燥工程の当初における高能力の排塵により、乾燥によって軽量化する蕎麦の実の飛散を招くことなく、混入塵埃を乾燥早期に効率よく分離排出することができる。
以上のほか、燃焼バーナ7の駆動制御に関し、蕎麦や大豆の乾燥においては、張込量が少ないと低加温になるので、ガンバーナでは断続燃焼を行う。この場合において、あまり小まめに断続すると未燃ガスが出ることから、一回の燃焼時間が所定時間より短くならないように、インターバルの期間を通常より長くすることにより、放射体の加温度を保つことができる。
例えば、オンタイム5秒、オフタイム55秒の1分周期の制御になった場合は、オンタイム10秒、オフタイム110秒の2分周期に変更することにより、燃焼中の放射体の温度を上げることができる。
3 乾燥室(熱風乾燥装置)
5 昇降機(穀粒循環装置)
11 排風戻しダクト(排風戻し機構)
15a 排塵機
26 排風調節弁(排風戻し機構)
S 制御部(制御装置)

Claims (3)

  1. 熱風により穀物を熱風乾燥する乾燥室(3)と穀粒を循環させる穀粒循環装置(5)と、目標水分値まで穀粒を乾燥制御する制御装置(S)と、熱風乾燥で生じた排風を乾燥室(3)に戻す排風戻し機構(11)と、籾を乾燥する籾乾燥モード及び蕎麦乾燥モードを備える穀物乾燥機において、
    蕎麦乾燥モード時における排風戻し機構(11)による排風戻し作動の開始時を蕎麦の水分値が設定水分値以下とし、該排風戻し作動の開始時の蕎麦の水分値は籾乾燥モード時における籾の水分値より低いことを特徴とする穀物乾燥機。
  2. 前記穀粒循環装置(5)は、穀粒の循環速度を調節可能に構成し、前記蕎麦乾燥モードによる前記排風戻し機構(11)の作動時に減速して前記籾乾燥モードの場合より低速で循環動作することを特徴とする請求項1に記載の穀物乾燥機。
  3. 前記穀粒中の混入塵埃を能力可変に分離排出する排塵機(15a)を設け、その排塵能力を乾燥開始時に強く、その後に弱く制御することを特徴とする請求項2に記載の穀物乾燥機。
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