JP6194468B2 - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷凍冷蔵庫、特に低温調理が可能な冷凍冷蔵庫に関するものである。
一般に冷凍冷蔵庫は、冷凍サイクル等の冷却手段により発生させた冷気を食品の収納庫内に供給し、食品を冷蔵もしくは冷凍状態で保存することにより食品の品質劣化を抑制するもので、家庭用の食品保存手段として広く用いられている。
食品の各収納庫の温度は、+3℃〜+5℃の冷蔵室と野菜室、1℃〜−3℃のパーシャル、氷温、チルド室などと称される新温度帯室、−15℃〜−20℃の冷凍室が一般的に使用される温度領域となっている。
このような冷凍冷蔵庫において、近年、冷凍冷蔵庫を調理に利用することが検討され、その中で特に新温度帯室を利用して非加熱調理を行うことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、調理には大きく分けて加熱調理と非加熱調理とがあり、被加熱調理の中には冷却、凍結に伴って被調理物を凝固させたり、解凍したりする低温調理がある。そして、このような低温調理は収納庫内の例えば新温度帯室に導入する気流を適宜制御することにより、温度領域を逐次変化させ、食品を低温調理することができ、最近になって数多くの調理メニューが冷蔵庫メーカーより提案され始めている。例えばローストビーフ微凍結調理、そば飯の微凍結調理、ゼリー、プリン、シャーベット等であり、例えば豆乳プリンであれば、豆乳とゼラチンを混ぜた被調理物材料を新温度帯室に入れ、−3℃で所定時間、例えば30分程度冷却すれば豆乳プリンが仕上がる。
特開2005−198553号公報(段落0021、段落0048)
しかしながら、上記冷凍冷蔵庫は数多くある調理メニューの中で例えば豆乳ゼリー等の調理が上手にできない、もしくは失敗してしまうということがあった。これは本発明者らによる各種原因究明実験の結果、除霜運転が原因となっていることが判明した。
すなわち、一般に冷凍冷蔵庫は所定時間運転すると除霜運転が自動的に行われ、温度が若干ではあるが上昇する傾向にある。そのため、前記低温調理中にこの除霜運転が開始されると、被調理物の温度が冷却途中で温度上昇しその出来上がりが悪化もしくはゼリー状態にならず、調理失敗を起こしてしまうのであった。
これは調理時間が長いもの、例えば調理時間が10時間以上となるローストビーフ微凍結調理、3時間以上となるそば飯の微凍結調理等ではその調理途中で除霜運転が開始されてその除霜運転期間中に多少温度上昇しても当該除霜運転期間は長くて30分〜40分程度であるためその影響は少ないものの、30分程度の短時間調理メニュー、例えば豆乳プリン等であれば調理時間中すべてが除霜運転となって極端な場合にはプリン状になっていない(調理できていない)、といったことが生じていたのである。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、短時間調理メニューであっても良好な調理が実現できる冷凍冷蔵庫の提供を目的としたものである。
前記課題を解決するために本発明は、冷気を生成する冷却器と、冷却器からの冷気によって冷却され当該冷却温度を可変可能な新温度帯室と、前記新温度帯室の冷却温度及び冷却器の除霜運転を制御する制御部と、前記新温度帯室内の食品の調理を指示するスイッチ手段とを備え、前記制御部はスイッチ手段による調理スタート後に除霜運転指令があっても当該調理が終了するまで除霜運転をスタートさせないもので、前記制御部は、除霜運転の前にプリクール運転を行うように制御し、かつ前記プリクール運転中にスイッチ手段による調理スタート指示があった場合は調理を開始させて当該調理が終了するまでプリクール運転を継続させる構成としたものである。
これにより、豆乳プリン等の短時間調理メニューの調理中に除霜運転指令があっても調理が終了するまで除霜運転を行わないので、調理は除霜運転による温度上昇の影響を受けることなく最適の条件で行われ、良好な仕上がりの調理を実現することができる。
本発明は、除霜運転の影響を受けやすい短時間調理メニューであっても良好に調理を行うことができ、信頼性の高い冷凍冷蔵庫とすることができる。
本発明の実施の形態1における冷凍冷蔵庫の使用状態を模式的に示す正面図 同冷凍冷蔵庫の概略断面図 同冷凍冷蔵庫の新温度帯室を示す側断面図 同冷凍冷蔵庫の新温度帯室を示す一部断面斜視図 同冷凍冷蔵庫の制御構成を示す制御ブロック図 同冷凍冷蔵庫の調理動作を説明するフローチャート (a)(b)(c)同冷凍冷蔵庫の調理とプリクール運転、除霜運転の関係を示すタイムチャート図 (a)(b)(c)(d)同冷凍冷蔵庫に用いる携帯端末における表示部の表示例を示す説明図 同冷凍冷蔵庫に設けた操作表示部の説明図
第1の発明は、冷気を生成する冷却器と、冷却器からの冷気によって冷却され当該冷却温度を可変可能な新温度帯室と、前記新温度帯室の冷却温度及び冷却器の除霜運転を制御する制御部と、前記新温度帯室内の食品の調理を指示するスイッチ手段とを備え、前記制御部はスイッチ手段による調理スタート後に除霜運転指令があっても当該調理が終了するまで除霜運転をスタートさせないもので、前記制御部は、除霜運転の前にプリクール運転を行うように制御し、かつ前記プリクール運転中にスイッチ手段による調理スタート指示があった場合は調理を開始させて当該調理が終了するまでプリクール運転を継続させる構成としたものである。
これにより、豆乳プリン等の短時間調理メニューの調理中に除霜運転指令があっても調理が終了するまで除霜運転を行わないので、調理は除霜運転による温度上昇の影響を受けることなく最適の条件で行われ、良好な仕上がりの調理を実現することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御部は除霜運転中に調理スタート指示があった場合は除霜運転終了後に調理をスタートさせる構成としてあり、除霜運転中に調理を始めて調理失敗することを未然に防止することができ、さらに使用者の調理に対する信頼性を向上させることができる。また、冷凍室等の他の貯蔵室の温度上昇を防止できる。
第3の発明は、第2の発明において、前記制御部は除霜運転中に調理スタート指示があった場合は除霜運転中であることを報知する構成としてあり、調理がスタートしないのは除霜運転中であるためということを知ることができ、信頼感を向上させることができると
ともに、除霜運転が終了すれば自動的に調理がスタートされるので、除霜運転終了後に再度調理スタートさせる操作をする手間もなくなって、使い勝手の良い冷凍冷蔵庫とすることができる。
の発明は、前記第1〜第の発明の制御部は、通信手段を有していてインターネット回線を介しレシピ情報を取得可能な構成として、インターネット回線からレシピ情報を取得し、かつ、スイッチ手段から調理スタート指示を受けると、当該レシピ情報に基づいて新温度帯室の温度制御を行うとともにレシピ情報中の調理終了時間が経過するとこれを報知する構成としてある。
これにより、冷凍冷蔵庫はインターネット回線を利用してレシピ情報を取り込み、かつこのレシピ情報に基づいて調理を遂行するので、調理失敗を起こすことなく良好な調理ができるとともに、使用者が使用者自身の調理感によって仕上がり頃を見計らって冷蔵庫扉を開き調理物を仕上がりを確認する必要がなく、また仕上がり確認のために何回か冷蔵庫扉を開くことによって温度上昇させてしまい、調理失敗を引き起こすようなこともなくなり、使い勝手の向上と良好な調理仕上がりの実現を同時に達成することができる。
の発明は、第の発明において、インターネット回線を介してレシピ情報を取得可能な携帯端末を備え、制御部の通信手段は前記携帯端末と通信してレシピ情報を取得する構成としたものであり、これにより冷凍冷蔵庫側に高価なディスプレイ等を設けることなく使用者は携帯端末を見て調理材料名や分量および下ごしらえの方法を知ることができるとともに、調理時間や冷却設定温度等のデータを冷凍冷蔵庫に簡単かつ間違いなく設定することができ、さらに使い勝手の良い冷凍冷蔵庫とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷凍冷蔵庫の使用状態を模式的に示す正面図、図2は同冷凍冷蔵庫の概略断面図である。
図1、図2において、本実施の形態に係る冷凍冷蔵庫1は、最上段に冷蔵室2があり、その下方に引き出しドアを備える小冷凍室3、同小冷凍室3の横に引き出しドアを備える製氷室4、及び最下部に引き出しドアを備えた野菜室5、同野菜室5と前記小冷凍室3ならびに製氷室4との間に冷凍室6が設けてある。
前記冷蔵室2、横並びの製氷室4と小冷凍室3、冷凍室6、野菜室5の各室は冷凍冷蔵庫1内に設けた断熱区画壁7によって区画形成されている。
また図2に示すように、この冷凍冷蔵庫1は外箱8と内箱9の間にウレタン等の発泡断熱材10を充填した断熱箱体としてあり、最上部に設けた冷蔵室2内の下部に新温度帯室11を区画形成している。新温度帯室11はこの実施の形態の場合には0℃以上の冷蔵温度帯と、約−6℃以下の冷凍温度帯との間の温度帯となる約−3℃の第3の温度帯に設定
可能としてある。実機では所謂パーシャル温度室として弱:−2±2℃、中:−3±2℃、強:−4±2℃の設定ができる。
また上記冷凍冷蔵庫1は、その冷凍室6の背面後方に冷却室12が形成され、内部に冷凍冷蔵庫を冷却する冷却サイクルに接続された冷却器13を配置し、さらに冷却器13で熱交換され生成された冷気を強制循環させるファン14が配置してある。また、冷凍冷蔵庫1の上部後方には冷却サイクル中の冷媒を圧縮して循環させる圧縮機15が配置されている。
ファン14の上方には冷蔵室2と新温度帯室11に流入する冷気を分配するダンパ装置16が配置してあり、このダンパ装置16による新温度帯室11への冷気量の調節によって新温度帯室11の温度が可変されるようになっている。
上記新温度帯室11の温度は既述したように0℃〜−6℃であり、冷蔵室2の庫内温度は約2〜3℃、野菜室5の庫内温度は約2〜5℃で、小冷凍室3、冷凍室6の庫内温度は約−18〜−20℃と温度帯を分けて使用可能である。それにより、食品の保存に適した温度帯を選択し、食品を貯蔵することによって、より高い保鮮性と長期保存を実現することができる。また、新温度帯室11はその温度を0℃〜−6℃の範囲で適宜切り替えることによって食品の保存とともに後述する低温調理が可能となる。
なお、図2の中で17は冷蔵室2内を照射する第1の照明装置、18は新温度帯室11内を照射する第2の照明装置で、色違いのLEDを用いて構成してある。また冷蔵室2の背面には前記ダンパ装置16から分配された冷蔵室へ循環する冷気が通る冷蔵室ダクト19が形成されており、その途中に冷蔵室ダクト19内を流れる冷気に含まれる菌を除菌する除菌剤20が設けてある。
次に上記新温度帯室11の構成について図3、図4を用い説明する。図3は新温度帯室の側断面図、図4は同新温度帯室の一部断面斜視図である。
図3、図4において、新温度帯室11は、その上面が冷蔵室2の最下段に位置する棚板21としても利用できる合成樹脂製の上面カバー22と、上面カバー22の下方に、前後方向に引き出し可能に収容された合成樹脂製の収納ケース23と、新温度帯室11の上面カバー22の前面開口部に開閉自在に設けられた蓋体24で構成されている。
収納ケース23の後方には、ダンパ装置16で分配された冷気を新温度帯室11に導く新温度帯室背面ダクト25が形成され、新温度帯室11の天面には新温度帯室天面ダクト26が配置され、新温度帯室背面ダクト25の下流側に接続されている。
新温度帯室天面ダクト26は、断熱性を有する発泡断熱部材で形成された断熱ダクト部材26aと、その外周を覆う化粧板となる樹脂性のダクトカバー26bとで構成されている。
新温度帯室天面ダクト26は上面カバー22とともにダクトを構成し、収納ケース23の上面部となる位置に新温度帯室11内へ冷気を吐出する吐出口27が形成されている。
上記新温度帯室11にはサーミスター等からなる温度検出手段28が設けてあり、後述する制御部によって設定された温度になるよう制御される構成となっている。
図5は上記新温度帯室11の温度を制御する制御構成を示す制御ブロック図である。同図において、29は新温度帯室11の冷却温度を設定する温度設定手段、30は温度設定
手段29と前記した温度検出手段28からの出力に基づき新温度帯室11の冷却温度を制御する制御部で、圧縮機15とファン14及び新温度帯室11に流入する冷気量を可変するダンパ装置16を制御する。31は上記新温度帯室11で低温調理開始の指示を与えるスイッチ手段で、このスイッチ手段31の指示に基づき制御部30が新温度帯室11を設定した温度に所定時間制御して低温調理を行わせる。
上記制御部30はこの実施の形態では通信手段32を有していてインターネット回線33介し調理のためのレシピ情報をサーバ34から取得可能な構成としてある。すなわち、スマートフォン等の携帯端末35により前記インターネット回線33を介してサーバ34からレシピ情報を取得し、この携帯端末35が取得したレシピ情報を、当該携帯端末35を制御部30の通信手段32に図1に示すようにタッチさせて冷蔵庫側に送信し、この送信されたレシピ情報を通信手段32が受信して制御部30が取り込み、この取り込んだレシピ情報に基づいて前記した圧縮機15、ファン14、ダンパ装置16を制御するようになっている。
また、上記制御部30はLED等の表示手段あるいは電子スピーカ等の警報手段からなる報知手段36を有しており、前記レシピ情報に基づく調理が終了するとこれを報知するように構成してある。
さらに上記制御部30は通常冷凍冷蔵庫に備わっている除霜運転を制御する機能を備えており、あらかじめ定められた所定時間が経過すると自動的に除霜運転を開始させる。また、この除霜運転を行うと冷凍冷蔵庫1内の各室の温度は上昇気味となるので、制御部30は除霜開始前に予め一定時間強めに冷却するプリクール運転する機能も備えている。
そして、この実施の形態では、図6を用いて後に詳述するが、上記制御部30はスイッチ手段31による調理スタート指示後に除霜運転指令があっても当該調理が終了するまで除霜運転をスタートさせない構成としてある。さらに、上記制御部30は除霜運転中に調理スタート指示があった場合は除霜運転終了後に調理をスタートさせるとともに、除霜運転中であることを報知手段36によって報知する構成としてある。加えて、上記制御部30は除霜運転前のプリクール運転中にスイッチ手段31による調理スタート指示があった場合は調理を開始させて当該調理が終了するまでプリクール運転を継続させる構成としてある。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下のその動作、作用を説明する。
まず使用者は携帯端末35をインターネット回線33に接続してサーバ34から調理したいメニューの情報を取得する。図8はこの時に表示される携帯端末35の表示例を示し、(a)のように表示される調理メニューの中から例えば豆乳プリンを選択すると、(b)の画面で示すように材料名と分量等が表示され、次に(c)に示すように下ごしらえの手順が表示され、最後に(d)に示すように調理情報、例えば冷却温度、冷却時間等のデータが取得され表示される。
使用者は上記各表示に基づき材料を準備し下ごしらえしてその調理材料を冷蔵室2下部の新温度帯室11の収納ケース23に入れ、携帯端末35を冷凍冷蔵庫1の通信手段32にタッチさせて前記調理情報の送信を行う。これにより、冷凍冷蔵庫1はその制御部30が通信手段32を介して調理情報を取り込み、調理可能状態となる。
この状態で使用者が調理スタート用のスイッチ手段31を操作すると調理が開始される。
図9は上記スイッチ手段31が設けてある操作表示部37を示し、この操作表示部37は冷蔵室2の内面壁に設けてあって、前記携帯端末35より取り込んだレシピ情報の中のレシピ名を表示する表示部38と調理をスタートさせるスイッチ手段31が設けてある。なお、図中29は冷蔵室2、冷凍室6等の各室の冷却温度を設定する温度設定手段、39は温度設定する室を選択する選択ボタン、40は各室の設定温度状況を表示するLEDで、赤、青、黄色等と色が変わることによって強、中、弱等を表示するようになっている。
なお、スイッチ手段31は庫内の操作表示部37に設ける必要はなく携帯端末35を冷凍冷蔵庫1の通信手段32にタッチさせることでスイッチの入力としてもよい。
以下、図6のフローチャートを用いて調理動作について説明していく。
まず、ステップ51でスイッチ手段31による調理スタートの指示が確認されると、ステップ52によってプリクール運転中か否かを確認する。プリクール運転中でない場合、ステップ53に進み、除霜運転中か否かを確認する。除霜運転中でないと確認されると、ステップ54に進み調理がスタートし、携帯端末35より取り込んだ調理情報に基づいて調理が行われる。そしてステップ55で調理時間の終了を確認するとステップ56でこれを報知し、調理を完了する。
ここで、調理スタートを指示したときに前記ステップ52でプリクール運転中であると確認された場合、ステップ57に進み、調理をスタートするとともにそのままプリクール運転を継続する。そして、ステップ58で調理時間が終了したことを確認するとステップ59でプリクール運転を停止し調理動作を停止する。すなわち、調理スタートを指示した時点でプリクール運転中の場合はそのままプリクール運転を調理終了まで継続させる。これにより、調理途中でプリクール運転が終了して除霜運転に入り、温度上昇が起こって調理失敗するようなことを確実に防止することができる。
また、調理スタートを指示したときに前記ステップ53で除霜運転中であると確認された場合はステップ60に進み、除霜運転をそのまま継続し報知を行って除霜運転であることを報知するとともに、調理を待機状態とする。そしてステップ61で除霜運転の終了が確認されると、ステップ54に進み、調理をスタートし、ステップ56で調理時間の終了を確認するとステップ56でこれを報知し、調理を完了する。
なお、調理完了の報知は一定時間報知した後終了してもよいが、使用者が調理物を庫外へ出したことを確認するまで報知してもよく、その場合は新温度帯室11の前方の冷蔵室2の扉が開閉されるまで目覚まし時計のスヌーズ機能のように一定時間間隔で繰り返し報知してもよい。
図7は上記調理動作を示すタイムチャート図で、(a)に示すように調理スタート指示がプリクール運転および除霜運転と重ならないときはそのまま調理スタート指示に従って調理が進められ完了する。
しかしながら(b)で示すように調理スタート指示がプリクール運転と重なり調理中にプリクール運転が終了するようなときには、プリクール運転を調理終了まで継続させる。したがって前記した如く調理途中でプリクール運転が終了して除霜運転に入り、温度上昇が起こって調理失敗するようなことを確実に防止することができる。
また、(c)で示すように調理スタート指示が除霜運転と重なる場合は、除霜運転を優先してそのまま除霜運転を継続し調理は除霜運転終了まで待機状態とする。これにより、豆乳プリン等の短時間メニューの調理中に除霜運転指令があっても調理が終了するまで除
霜運転を行わないので、調理メニューは除霜運転による温度上昇の影響を受けることなく最適の条件で調理が行われ、良好な仕上がりの調理を実現することができる。そして、冷凍室等の他の貯蔵室の温度上昇を防止できる。
また、この除霜運転を継続させ調理を待機状態にする場合、報知手段36によってこれを報知するので、使用者は除霜運転のために調理が待機状態となっていて調理開始しないことを知ることかができる。したがって、使用者が調理開始しないことに対する不信感を持つようなことを防止でき、信頼性を向上させることができる。
しかも除霜運転が終了すれば自動的に調理がスタートされるので、除霜運転終了後に再度調理スタートさせる操作をする手間もなくなって、使い勝手の良い冷凍冷蔵庫とすることができる。
また、この実施の形態の冷凍冷蔵庫は、通信手段32を有していてインターネット回線33を介してレシピ情報を取得し、使用者がスイッチ手段31を操作して調理スタートを指示すれば、前記レシピ情報に基づいて調理を遂行する。したがって、使用者が調理時間や冷却温度を入力設定する手間が省け、しかも手入力の場合のような入力ミス等による調理失敗を起こすこともなく良好な調理ができる。
加えて、調理が終了するとこれを報知する構成としてあるから、使用者が使用者自身の調理感によって仕上がり頃を見計らって冷蔵庫扉を開き調理物の仕上がりを確認する必要がなく、また仕上がり確認のために何回か冷蔵庫扉を開くことによって温度上昇させてしまい、調理失敗を引き起こすようなこともなくなり、使い勝手と調理に対する信頼性の向上を同時に達成することができる。
また、上記インターネット回線33を介してのレシピ情報の取得は携帯端末35で行い、冷凍冷蔵庫1の制御部30の通信手段32は前記携帯端末35と通信してレシピ情報を取得する構成としてあるから、冷凍冷蔵庫側に高価なディスプレイ等を設けることなく調理材料名や分量および下ごしらえの方法等を知ることができるとともに、調理時間や冷却設定温度等のデータを冷凍冷蔵庫1に簡単かつ間違いなく設定することができ、さらに使い勝手の良い冷凍冷蔵庫とすることができる。
以上のようにこの実施の形態で説明した冷凍冷蔵庫は、除霜運転の影響を受けやすい短時間調理メニューであっても良好に調理を行うことができようにしたものであるが、上記実施の形態で説明したものは本発明を実現する一形態として示したものであり、本発明の目的達成範囲内であれば種々変更可能である。
例えば、この実施の形態ではレシピ情報を携帯端末35、インターネット回線33を介して冷凍冷蔵庫が取り込むようにしたもので説明したが、携帯端末35を用いることなくインターネット回線33を介して直性冷凍冷蔵庫に取り込むようにしてもよく、あるいはレシピ情報は予め冷凍冷蔵庫の制御部30に組み込んでおき、使用者が冷凍冷蔵庫に同梱した調理レシピブック等に基づき冷却温度と冷却調理時間等を入力設定するようにしてもよく、同様の効果が得られるものである。
以上のように本発明は、除霜運転の影響を受けやすい短時間調理メニューであっても良好に調理を行うことができて、調理に対する信頼性の高い冷凍冷蔵庫とすることができ、家庭及び業務用に幅広く展開できる。
1 冷凍冷蔵庫
2 冷蔵室
3 小冷凍室
4 製氷室
5 野菜室
6 冷凍室
7 断熱区画壁
8 外箱
9 内箱
10 発泡断熱材
11 新温度帯室
12 冷却室
13 冷却器
14 ファン
15 圧縮機
16 ダンパ装置
17 第1の照明装置
18 第2の照明装置
19 冷蔵室ダクト
20 除菌剤
21 棚板
22 上面カバー
23 収納ケース
24 蓋体
25 新温度帯室背面ダクト
26 新温度帯室天面ダクト
27 吐出口
28 温度検出手段
29 温度設定手段
30 制御部
31 スイッチ手段
32 通信手段
33 インターネット回線
34 サーバ
35 携帯端末
36 報知手段
37 操作表示部
38 表示部
39 選択ボタン
40 LED

Claims (5)

  1. 冷気を生成する冷却器と、冷却器からの冷気によって冷却され当該冷却温度を可変可能な新温度帯室と、前記新温度帯室の冷却温度及び冷却器の除霜運転を制御する制御部と、前記新温度帯室内の食品の調理を指示するスイッチ手段とを備え、前記制御部はスイッチ手段による調理スタート後に除霜運転指令があっても当該調理が終了するまで除霜運転をスタートさせないもので、前記制御部は、除霜運転の前にプリクール運転を行うように制御し、かつ前記プリクール運転中にスイッチ手段による調理スタート指示があった場合は調理を開始させて当該調理が終了するまでプリクール運転を継続させる構成とした冷凍冷蔵庫。
  2. 制御部は、除霜運転中に調理スタート指示があった場合は除霜運転終了後に調理をスタートさせる請求項1記載の冷凍冷蔵庫。
  3. 制御部は、除霜運転中に調理スタート指示があった場合は除霜運転中であることを報知する構成とした請求項1または2記載の冷凍冷蔵庫。
  4. 制御部は、通信手段を有していてインターネット回線を介しレシピ情報を取得可能な構成として、インターネット回線からレシピ情報を取得し、かつ、スイッチ手段から調理スタート指示を受けると、当該レシピ情報に基づいて新温度帯室の温度制御を行うとともにレシピ情報中の調理終了時間が経過するとこれを報知する構成とした請求項1〜のいずれか1項記載の冷凍冷蔵庫。
  5. インターネット回線を介してレシピ情報を取得可能な携帯端末を備え、制御部の通信手段は前記携帯端末と通信してレシピ情報を取得する構成とした請求項記載の冷凍冷蔵庫。
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