JP6192258B2 - 防災表示装置および防災システム - Google Patents

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Description

本発明は、火災感知器を備えた防災システムにおいて、火災感知器等からの信号に応じて状況表示を行う防災表示装置に適用して有効な技術に関する。
一般に建築物等には火災感知器を備えた防災システムが設けられており、該防災システムの中心的な役割を果たす装置として、防災監視対象全体における火災の発生や拡大等の状況を把握したり、消防設備に対する指令を発したりするための総合操作盤が防災監視室(防災センター)に設置されている。そして、この総合操作盤には、火災感知器等からの信号に応じて防災区域内の状況を表示したり各種指示を与えたりするために表示装置(以下、防災表示装置)が設けられている。
従来、このような防災表示装置は、火災などのイベント発生時には画面にその状況を視覚的に分かり易く表示したり、発生したイベントをメッセージの文字情報として表示するとともに、火災の進行を履歴として記憶する機能を備えている。
また、防災表示装置にイベント発生を表示する場合、防災区域のフロアのイメージ画像(平面レイアウト)および各フロアに設けられている火災感知器等の端末機器をシンボルマークで表示し、イベントが発生するとそのイベントに関わる端末機器のシンボルマークを点滅させたり表示の色を変えたりすることにより警報を発するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−5137号公報
しかしながら、従来の防災表示装置では、異常を感知して検出信号を送ってきた端末機器のシンボルマークを点滅させたり表示色を変えるのみであったため、例えば火災の延焼が進み複数の感知器が火災検出状態となった場合、最初に火災の発生を検出した感知器と、後から火災の発生を検出した感知器とを視覚的に区別して認識することができない。また、フロアのイメージ画像の表示倍率に合わせてシンボルマークの表示の大きさを変えると、シンボルマークが小さくなりすぎて点滅や点灯状態が認識しにくくなる。そのため、防災表示装置のフロアイメージ画像(平面レイアウト)の表示を見ただけでは、その後、延焼がどのように進行するのか予測することが困難であるという課題があった。
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、最初に火災の発生を検出した感知器がどの感知器であるのかを、イメージ画像の表示から誰でも直感的に認識することができる防災表示装置を提供することにある。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
所定の監視区域内に設けられた複数種類の端末機器からの信号に基づくイベント情報に応じて前記監視区域内の状況を表示するための表示手段と、
前記表示手段に、前記監視区域内のエリアのイメージ画像を表示するとともに、前記端末機器のシンボルマークを前記イメージ画像上の実際の設置箇所に対応する位置に表示したイベント報知画面を表示させる表示制御手段と、
外部から前記表示制御手段に対する指令を入力可能な入力操作手段と、
を備える防災表示装置において、
前記シンボルマークは前記端末機器の種類によってそれぞれ異なるようにされ、
前記表示制御手段は、
前記イベント情報に関わる端末機器に対応されたシンボルマークの表示形態を変更し、前記イベント情報に対応する信号を最初に発した端末機器のシンボルマークに対してのみ、該シンボルマークを中心として形状が変化する模様を、該シンボルマークを視認可能な態様で前記イベント報知画面に表示させることを特徴とする。
ここで、端末機器とは、火災感知器やガス漏れ検出器、防火戸などの防排煙機器、消火栓、地区ベルなど防災システムに通常含まれる機器である。イベントとは、端末機器に発生するあらゆる事態を含み、感知器であれば火災の検出や注意報、防排煙機器や消火栓であれば作動、さらにこれら機器の故障なども含む。また、端末機器の設置されている「エリア」とは、例えば1フロア全体であったり、1フロアの中の選択された一部の地区である。
請求項1に記載の発明によれば、当該防災表示装置に不慣れな監視者であっても、火災等の異常が発生したことおよびその位置を直感的に把握することができるとともに、複数の感知器のシンボルマークの表示形態が変化された場合においても、最初に検出信号を送って来た感知器を容易に認識することができ、それによって火災の場合には延焼の進行方向をある程度予測することも可能となる。また、形状が変化する模様を、端末機器のシンボルマークを視認可能な態様で表示させるため、複数種類の端末機器が監視区域内に設けられている場合に、模様が表示されても異常が発生した感知器の種類を容易に認識することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の防災表示装置において、
前記模様は波紋状であり、前記表示制御手段は、該波紋状の模様を、前記端末機器のシンボルマークを中心として徐々に広がる動きを繰り返すように表示させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、シンボルマークを中心として形状が変化する模様を波紋状にしているため、当該防災表示装置に不慣れな監視者であっても、火災等の異常が発生したことを直感的に把握することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の防災表示装置において、
前記表示制御手段は、前記エリアのイメージ画像の一部を拡大して前記表示手段に表示させる画像拡大手段と、該画像拡大手段により拡大されたイメージ画像の拡大率に応じて前記波紋状の模様の大きさを変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、イベント表示画面に表示される波紋状の模様の大きさがイメージ画像の拡大率に応じて変更されるため、イメージ画像が通常から拡大状態に切り替わった際に視覚的に違和感がないようにすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の防災表示装置において、
前記表示制御手段は、前記入力操作手段からの入力に応じて前記波紋状の模様の大きさを設定可能な設定手段を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、表示する波紋状の模様の大きさを自由に設定することができるため、監視区域の広さないしは1つイメージ画像中に表示される感知器のシンボルマークの数等に応じてそれぞれ最適な大きさで波紋状の模様を表示させることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれかに記載の防災表示装置において、
前記波紋状の模様の外形は円形であり、前記波紋状の模様が最大の大きさに変化された時の円の半径は、当該波紋状の模様の中心に表示されている端末機器のシンボルマークから、隣接する端末機器のシンボルマークのうち最も近いシンボルマークまでの距離よりも短いことを特徴とする。
波紋状の模様が最大の大きさに変化された時の円の半径が、当該波紋状の模様の中心に表示されている端末機器のシンボルマークから、隣接する端末機器のシンボルマークのうち最も近いシンボルマークまでの距離よりも長いと、隣接する端末機器のシンボルマークが波紋状の模様が大きくなった際にその模様の中に隠れて視認しにくくなるおそれがあるが、請求項5に記載の発明によれば、そのようなシンボルマークの視認困難な状況が生じるのを回避することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれかに記載の防災表示装置において、
受信したイベント情報を履歴情報として記憶する記憶手段を備え、
前記表示制御手段は、複数の端末機器から信号を受信した場合には、前記イベント報知画面に、信号を発した複数の端末機器のシンボルマークを包含する延焼予測範囲図形を表示しつつ、前記信号を最初に発した端末機器のシンボルマークを中心とした波紋状の模様を表示させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、延焼予測範囲が表示されるため火災の規模や進行速度を把握することが容易になるとともに、延焼予測範囲が表示されても波紋状の模様の表示によって最初に検出信号を送ってきた第1報感知器を容易に認識することができ、該第1報感知器の位置と延焼予測範囲の表示とに基づいて延焼の進行方向をより正確に予測することも可能となる。
また、請求項7に記載の発明は、防災システムにおいて、所定の監視区域内に設置され、かつ、前記監視区域内で発生するイベントに対応して動作する複数の端末機器と、
前記複数の端末機器に接続され、各端末機器から発信される信号を受信し該受信信号に応じたイベント情報を出力する受信機と、
前記受信機からのイベント情報に基づいて、前記イベント報知画面に、イベント情報に対応する信号を最初に発した端末機器のシンボルマークを中心として形状が変化する前記模様を表示させる請求項1〜6のいずれか記載の防災表示装置と、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明の防災システムは、請求項1〜6の発明と同様な作用効果を奏することができる。
本発明によれば、最初に火災の発生を検出した感知器がどの感知器であるのかを、イメージ画像の表示から誰でも直感的に認識することが可能な防災表示装置を実現することができる。また、イメージ画像の表示から、その後延焼がどのように進行するのか予測することが可能な防災表示装置を実現することができる。
本発明に係る防災表示装置を適用して好適な防災システムの一例を示すシステム構成図である。 図1の防災システムを構成する防災表示装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態の防災表示装置においてディスプレイに表示される波紋状の模様の変化の様子を示す図である。 実施形態の防災表示装置における通常監視状態の表示画面の例を示す図である。 実施形態の防災表示装置において感知器から最初のイベント情報(第1報)を受信し異常発生(火災発生)と判断した時の表示画面の例を示す図である。 実施形態の防災表示装置において隣接する2つの感知器から検出信号を受けている場合(火災拡大)の表示画面の例を示す図である。 実施形態の防災表示装置において、延焼が拡大した場合の表示画面の他の例を示す図である。
以下、本発明に係る防災表示装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る防災表示装置を適用して好適な防災システムの全体を示している。図1に示す防災システムは、1つの建造物内や複数の建造物に対して設定される防災監視区域における火災やガス漏れなどイベント発生の監視や火災報知等の異常報知を行うもので、監視区域内に分散して設けられた複数の火災感知器11aなどの端末機器11や、端末機器11からの検出信号を受信する防災受信機12、複数の端末機器11からの検出信号を中継して防災受信機12へ伝達する中継器13、防災受信機12に接続され火災発生箇所等の表示を行う防災表示装置14などから構成される。
ここで、端末機器11としては、煙感知器や熱感知器などの火災感知器11aの他、防火戸やダンパーなどの防排煙機器11b、各地区ごとに設けられているベルやスピーカなどの警報器11cなどがある。防災受信機12は、防災システム10全体を統括するもので、伝送路15および中継器13を介して各種端末機器11から信号を受信して火災発生等の判断をしたり、受信した情報(アドレス等)から火災等が発生した端末機器を識別したりする機能を備えている。
上記端末機器11a〜11cにはそれぞれ固有のアドレスが付与されており、受信機12は、これらアドレスに基づいて個々の端末機器を識別し、その動作を制御し、さらに端末機器11からのイベントに関する情報を収集し、その結果を防災表示装置14に送信するようになっている。「イベント」とは、個々の端末機器の周囲や端末機器自身に発生する諸々の事態であり、火災感知器であれば火災発生の有無やその故障、防排煙機器であれば火災発生時の自己の動作や故障などが挙げられる。
具体的には、防災受信機12は、火災やガス漏れなどが発生すると、火災感知器やガス漏れ検出器などからの信号に応じて、自ら警報音を発するとともに、防火戸、ダンパーなどを制御駆動したり、地区ベルを鳴動させ、さらに感知器などから信号に応じて端末機器の動作などに関するイベント情報を生成して防災表示装置14へ送信する。
また、本実施形態では、後述するように1フロアを複数の地区に区切って監視し、端末機器間には連動関係が設定されている。例えば、1つの地区の中の1感知器が火災発報したならば、その地区の所定の防火戸などの防排煙機器が作動する、あるいは1つの感知器が火災発報すればその感知器が設置されているフロア全体をカバーする地区ベルが鳴動する、というように連動関係が設定されている。
防災表示装置14は、画像を表示するタッチパネル方式の液晶ディスプレイ(以下、単にディスプレイと称する)41と、信号の受信や画像処理などを行う本体42と、指令を入力するためのキーボードやマウスなどの入力操作手段43を備える。また、防災表示装置14は、伝送ケーブルにより防災受信機12と接続され、防災受信機12からのデータ信号(イベント情報)を受けて、通常監視時及びイベント発生時にそれぞれ所定の画像を表示し、現在の状況や警報を表示する。
また、防災表示装置14は、防災受信機12からのイベント情報に応じて画像を表示するだけでなく、防災表示装置12における操作により、該防災受信機12の機能を制御したり、防災受信機12を介して端末機器の動作を制御することができる。なお、タッチパネル方式のディスプレイ41を使用する場合、キーボードやマウスなどは省略しても良い。防災表示装置14は、プリンターを備えディスプレイ41に表示した内容等を印刷できるようにしてもよい。
図2に、防災表示装置14の本体42の構成例を示す。図2に示すように、本体42は、CPU(マイクロプロセッサ)などからなる制御部21と、プログラムや各種の設定データを記憶するハードディスクやROM(Read Only Memory)などからなる記憶部22、イベント発生や時刻などを逐次記憶する履歴記憶部23、防災表示装置12との間の情報の送受信を行う通信インターフェース24などから構成される。また、ディスプレイ41及び入力操作手段43も、それぞれインターフェース25、26を介して制御部21に接続されている。
通信インターフェース24には、例えばRS−485などの一般的なシリアルインターフェースを用いることができる。なお、防災受信機12と防災表示装置14間の通信は、LANやWAN等のネットワークを介して行うようにしてもよい。
防災表示装置14は、CPUからなる制御部21を備え、記憶部22の制御プログラムや設定データや、防災受信機12から送信される情報に基づいて、ディスプレイ41に所定の画面を表示させたり、入力操作手段43による指令入力を受けて防災受信機12に対して所定の指示信号を出力したりする。
また、制御部21は、防災システム10の現在の状況や警報をディスプレイ41に表示するとともに、要求に応じて履歴記憶部23の履歴情報を表示する。以下、ディスプレイ41における表示について詳しく説明する。
図4には、本実施形態の防災表示装置のディスプレイ41に表示される表示画面の例が示されている。
図4に示すように、表示画面30は、建造物のフロアのような監視区域のフロアイメージ(平面レイアウト)を示す主表示部31と、該主表示部31の右側に設けられた監視対象の建造物の全体表示部32および選択ボタン群からなるメニュー表示部33と、主表示部31の下側に設けられ文字によって発生したイベントの履歴等を表示するための情報表示部34と、主表示部31の上側に設けられた「画面操作」、「受信機操作」、「イベント履歴」、「設定」などの作業可能なメニューを表示するツールバー表示部35とから構成される。
上記情報表示部34には、火災などのイベントが発生した場合に、発生時刻や、発生場所、作動した端末機器(煙感知器や熱感知器など)、情報の種類(注意報や火災報、連動報など)が発生した順序で表示される。なお、情報表示部34の大きさは限られているので、表示する情報が多くなった場合には、古い情報を繰り下げて表示する。ただし、イベント発生後最初に表示した情報(第1報)は、繰り下げられる表示とは別に、情報表示部34の一番上の欄に表示され続けるようになっている。
上記全体表示部32には、監視対象の建造物の全体構成(フロア)を示すマーク32a〜32hが表示され、その時点で主表示部31に表示されているフロアを太枠あるいは色別で表示して認識できるようにしている。図4の場合、「1階」と記されているフロアマーク32hが太枠で囲まれているので、その時点で主表示部31に表示されているイメージ画像のフロアは1階である。
なお、この全体表示部32には、フロアマーク32a〜32hを、各階のフロアイメージのうち主表示部31に表示させたいフロアを選択可能にするフロア選択ボタンとして表示するようにしても良い。
上記メニュー表示部33には、その時点で主表示部31に表示されているフロアの直上階や直下階に表示をシフトさせたり直前に表示していたフロアの表示に戻ることを指示したり表示を送ることを指示したりするシフトボタン33a〜33d、消火栓の位置等を分かり易く表示するなど火災の発生の連絡を受けて現場に駆けつけた消防隊を支援するためのボタン33eなどが表示されている。操作ボタン33a〜33eは、直接画面を触れることで操作入力が行えるとともに、画面に表示されているポインタ(図示せず)をマウスで所望のボタンへ移動させてクリック操作することで、対応する指令を入力することができる。
図4に、この実施例の防災表示装置における通常監視状態を示す。この通常監視状態では、主表示部31に監視対象の建造物の全体構成(フロア構成等)を示す画像を表示し、火災等の異常を検出した信号を受信した場合には異常が発生したフロアのイメージ画像(平面レイアウト)に切り替える。
また、図4に示すように、上記主表示部31に、フロアの平面レイアウト31aが全体的に表示された場合、主表示部31の一部(図4で左下隅)に、表示中のフロアのうち拡大表示させたい部位(部屋等)を選択させるためのキープラン31bが表示可能にされている。また、主表示部31に表示されているフロアの平面レイアウト31aの中には、監視対象の建造物に設置されている端末機器の種類を認識可能なシンボルマークSM1〜SM5が、実際に設置されている場所に対応するように表示されている。なお、シンボルマークSM1〜SM5は、通常は青色で表示される。
図4に示されているシンボルマークSM1〜SM5のうち、四角形に「S」が付されたシンボルマークSM1は煙感知器、四角形に「H」が付されたシンボルマークSM2は熱感知器、四角形に「G」が付されたシンボルマークSM3はガス感知器のシンボルマークである。また、丸印に「P」が付されたシンボルマークSM4は警報器(ベル)のシンボルマーク、四角形にドットが付されたシンボルマークSM5は排煙ダンパーを示すシンボルマークである。さらに、上記以外に、消火栓(スプリンクラー)や防火扉などの端末機器が表示される場合もある。
なお、消火栓や防火扉などの端末機器の場合、ディスプレイ画面上のシンボルマークをタッチすること、あるいはマークへのタッチと並行してキーボード上の所定のキーを操作することで、対応する端末機器へ信号を送って遠隔操作で作動させることができるように構成しても良い。
次に、防災受信機12が端末機器からのイベント信号を受信した場合に、防災表示装置14のディスプレイ41の画面の主表示部31における具体的な表示の仕方について説明する。
ある端末機器(例えば煙感知器)からの火災報レベルのアナログ応答信号(以下、検出信号)を受信した場合、検出信号を送ってきた感知器に対応するシンボルマークの表示色が青色から赤色に変化される。そして、検出状態が所定時間以上継続して火災発生と判断されると、図5に示すように、当該感知器に対応するシンボルマークSMを中心にした波紋状の模様P0が赤色にて表示される。これにより、当該防災表示装置に不慣れな監視者であっても、火災が発生したことおよびその位置を直感的に把握することができる。また、全体表示部32の上方に「火災発生」なる文字が表示され、「消防支援」のボタン33eの表示色が変更されるように構成されている。
図5〜図7において、太線で描かれているシンボルマークは、検出信号を受信して表示色が変化していることを表している。
ただし、上記のように波紋状の模様P0を表示するのは、最初に検出信号を送って来た感知器に対してのみであり、延焼が進むことで隣接する第2、第3の感知器からも検出信号が送られて来たとしても、それらに関しては、波紋状の模様の表示はせず、図6に示すように、シンボルマーク(図6ではP0の右隣のマーク)の表示色を変化させるようにされる。これにより、複数の感知器のシンボルマークの表示色が変化された場合においても、最初に検出信号を送ってきた感知器を容易に認識することができる。
なお、波紋状の模様P0は、情報表示部34の一番上の欄に表示されている第1報情報(メッセージ)にタッチもしくはマウスでクリックすることで、拡大表示のオン/オフを切り替えることができるように構成されている。また、波紋状の模様P0は、例えばツールバー表示部35の「設定」を選択操作することで表示される作業ウィンドウを利用して、表示させたり表示させないように設定できるように構成しても良い。
また、波紋状の模様P0が表示される前においても、最初に検出信号を受信した直後は、シンボルマークを黄色で点滅表示させて注意報を発し、その後、火災と判定した場合に波紋状の模様P0の表示と並行してシンボルマークを赤色で点滅表示させて火災報を発し、その後で連動報として上記波紋状の模様P0の表示を継続させたままシンボルマークを赤色で点灯表示させて、段階的な警報表示を行っている。なお、注意報の段階から上記波紋状の模様P0を表示させたり、火災報の段階まで上記波紋状の模様P0を表示させず連動報の段階から上記波紋状の模様P0を表示させるようにしてもよい。ここで、連動報は、警報器など他の端末機器を作動させるような段階である。
さらに、例えば、検出信号を受信した際には上記波紋状の模様P0を表示させるが、故障信号を受信した際には上記波紋状の模様P0を表示させないなど、イベント信号の種類に応じて波紋状の模様P0を表示させるか否か選択できるようにしても良い。また、検出信号を送信してきた感知器の種類に応じて、例えば火災感知器の場合は赤色、ガス感知器の場合は青色のように、波紋状の模様P0の表示色を異ならせるようにしても良い。
ここで、波紋状の模様の表示とは、図3(A)に示すように、先ずシンボルマークSMを中心にした径の小さな円形を表示し、続いて図3(B)に示すように、径の少し大きな円形を表示し、さらにその後、図3(C)に示すように、さらに径の大きな円形を表示する。そして、ある程度大きな径になると、再び図3(A)に戻って、(A)→(B)→(C)のように、順次動画表示することを意味する。
なお、上記波紋状の模様は、これを表示したとしても中心にあるシンボルマークSMが見えなくならないように、波紋の中心部は淡い色もしくは半透明の透かし模様として表示するのが望ましい。また、波紋の最大半径は、隣接する端末機器(感知器)との距離の半分〜隣接する端末機器までの距離の範囲に設定するとよい。
本実施例の防災表示装置14においては、上記波紋状の模様P0の表示は、図5のように主表示部31にフロア全体を表示している間はもちろんキープラン31bをタッチ操作してフロアの一部領域を拡大表示させた場合にも行われるようになっている。
また、フロアの一部領域を拡大表示させた場合、平面図の拡大倍率に応じて波紋状の模様P0の大きさが自動的に変更されるように構成されている。これにより、画像が切り替わった際に視覚的に違和感がないようにすることができる。
ただし、波紋状の模様をフロア平面図と同一倍率で変更すると、波紋状の模様の変動速度あるいは変動周期が変わるため、火災の状態が把握しにくくなる場合があるので、表示させたい波紋状の模様P0の大きさを、ツールバー表示部35の「設定」を操作することで変えられるように構成されている。また、波紋状の模様P0の表示色や色の濃さ、波紋の変動速度等も設定で変更することができるようになっている。
さらに、本実施例の防災表示装置14においては、何れかの感知器からの検出信号の受信に応じて上記のような波紋表示を開始した後、隣接する感知器からも検出信号を受信した場合には、図6に示すように、当該感知器に対応するシンボルマークの表示色が青色から赤色に変化されるともに、全体表示部32の上方に「火災拡大」なる文字が表示されるように構成されている。これにより、火災が延焼していること監視者に容易に把握させることができる。
なお、延焼が広がった場合には、図7に示すように、検出信号を送信している全ての感知器を中心とする所定の大きさの円パターンを、互いに一部を重ね合せて表示するようにしてもよい。そして、この場合においても、最初に、検出信号を送信して来た感知器に対応するシンボルマークSMを中心にした波紋状の模様P0は継続して表示させるようにする。これにより、監視者は、延焼予測範囲および最初に火災が発生した場所を直感的に把握することができ、適切な避難方向もしくは経路を報知することができる。また、延焼予測範囲の表示として、検出信号を送信している全ての感知器を中心とする所定の大きさの円パターンを重ね合わせた際に形成される全体の輪郭(外形)のみを表示するようにしても良い。
本実施例の防災表示装置14を適用した防災システムにおいては、防災システム10内で火災が発生すると、火災を検出した感知器が検出信号を防災受信機12に送信する。これを受けて防災受信機12は、イベント情報を防災表示装置14へ出力する。防災表示装置14はこのイベント情報に対応して、ディスプレイ41の表示を強制的に図5に示す火災報知画面(イベント報知画面)30に切り替え、上述したような表示を行うようにしている。ここで、感知器には、単に検出の有無を送信する機能を有するものの他、火災の初期段階と本火災等を自ら判断して段階的な情報を送信する機能を有するものがある。そのような感知器の場合、感知器が送信する検出信号にはイベント情報が含まれることとなり、これを受けた防災受信機12は、受信したイベント情報をそのままあるいは加工したイベント情報を防災表示装置14へ出力する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず適宜変更可能であるのは勿論である。例えば、波紋状の模様は、図面では一重の円の場合を示したが、二重円あるいは三重円で表示するようにしても良い。また、上記実施例では、波紋状の模様として、図3の(A)→(B)→(C)を繰り返す表示をすると説明したが、(A)→(B)→(C)→(B)→(A)→(B)→(C)のように、膨張と収縮を繰り返すような表示態様としても良い。また、監視区域のイメージ画面における背景色、フロア色、端末機器のシンボルマークの形態や表示色は任意に設定することができる。
10 防災システム
11a 火災感知器(端末機器)
11b 防排煙機器(端末機器)
11c 警報器(端末機器)
12 防災受信機(受信機)
14 防災表示装置
41 ディスプレイ(表示手段,入力操作手段)
42 防災表示装置本体(表示制御手段)
43 入力操作手段
30 表示画面
31 主表示部
31a フロアのイメージ画像
SM1〜SM5 端末機器のシンボルマーク

Claims (7)

  1. 所定の監視区域内に設けられた複数種類の端末機器からの信号に基づくイベント情報に応じて前記監視区域内の状況を表示するための表示手段と、
    前記表示手段に、前記監視区域内のエリアのイメージ画像を表示するとともに、前記端末機器のシンボルマークを前記イメージ画像上の実際の設置箇所に対応する位置に表示したイベント報知画面を表示させる表示制御手段と、
    外部から前記表示制御手段に対する指令を入力可能な入力操作手段と、
    を備える防災表示装置において、
    前記シンボルマークは前記端末機器の種類によってそれぞれ異なるようにされ、
    前記表示制御手段は、
    前記イベント情報に関わる端末機器に対応されたシンボルマークの表示形態を変更し、前記イベント情報に対応する信号を最初に発した端末機器のシンボルマークに対してのみ、該シンボルマークを中心として形状が変化する模様を、該シンボルマークを視認可能な態様で前記イベント報知画面に表示させることを特徴とする防災表示装置。
  2. 前記模様は波紋状であり、前記表示制御手段は、該波紋状の模様を、前記端末機器のシンボルマークを中心として徐々に広がる動きを繰り返すように表示させることを特徴とする請求項1に記載の防災表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記エリアのイメージ画像の一部を拡大して前記表示手段に表示させる画像拡大手段と、該画像拡大手段により拡大されたイメージ画像の拡大率に応じて前記波紋状の模様の大きさを変更する変更手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載の防災表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記入力操作手段からの入力に応じて前記波紋状の模様の大きさを設定可能な設定手段を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の防災表示装置。
  5. 前記波紋状の模様の外形は円形であり、前記波紋状の模様が最大の大きさに変化された時の円の半径は、当該波紋状の模様の中心に表示されている端末機器のシンボルマークから、隣接する端末機器のシンボルマークのうち最も近いシンボルマークまでの距離よりも短いことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の防災表示装置。
  6. 受信したイベント情報を履歴情報として記憶する記憶手段を備え、
    前記表示制御手段は、複数の端末機器から信号を受信した場合には、前記イベント報知画面に、信号を発した複数の端末機器のシンボルマークを包含する延焼予測範囲図形を表示しつつ、前記信号を最初に発した端末機器のシンボルマークを中心とした波紋状の模様を表示させることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の防災表示装置。
  7. 所定の監視区域内に設置され、かつ、前記監視区域内で発生するイベントに対応して動作する複数の端末機器と、
    前記複数の端末機器に接続され、各端末機器から発信される信号を受信し該受信信号に応じたイベント情報を出力する受信機と、
    前記受信機からのイベント情報に基づいて、前記イベント報知画面に、イベント情報に対応する信号を最初に発した端末機器のシンボルマークを中心として形状が変化する前記模様を表示させる請求項1〜6のいずれか記載の防災表示装置と、を備えることを特徴とする防災システム。
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