JP6189539B2 - カード処理装置 - Google Patents
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Description
本発明は、カード処理装置に関し、特に不正にカードが抜き取られることを阻止する阻止機構を備えたカード処理装置に適用して好適なものである。
一般に現金自動預金支払機等の自動取引装置においては、カード処理装置を備えて構成される。カード処理装置は、磁気カード又はICカードのような各種情報が記録されたカードを挿入口から装置内部に向けて搬送し、所定の位置まで搬送すると、磁気ヘッド又はIC接点ユニットを用いてカードに予め記録されている情報を読み取り、またカードに新たな情報を書き込む。
ところでカードには個人情報及び取引情報等の重要な情報が記録されていることから、不正に入手して悪用しようとする者がいる。不正行為の代表的な例としては、カード利用者がカード処理装置にカードを挿入すると、挿入口近傍でカードが詰まるように予めカード処理装置に細工を施しておき、カード利用者が係員を呼ぶために現場を離れた隙に工具等を利用して詰まらせたカードを抜き取る不正行為がある。
特許文献1には、このような不正行為を阻止する阻止機構を備えたカード処理装置が開示されている。具体的には、阻止機構は偏心カムを備え、通常時には回転軸から外周までの距離が短い外周部分をカード搬送路に対して向け、異常時には偏心カムを回転させ、回転軸から外周までの距離が長い外周部分をカード搬送路に対して向けて偏心カムの外周とカードとを接触させる構造が開示されている。
この特許文献1によれば、ひとたび阻止機構を動作させて偏心カムを回転させるだけで、偏心カムの外周に設けられた刃がカードに接触し、カードを挿入口から抜き取ろうとすると、カードと刃との間の摩擦力により偏心カムが更に回転して刃がカードに食い込むように構成されているので、カードが抜き取られることを阻止することができるとしている。
しかし、特許文献1に記載の構造では、偏心カムの刃がカードに食い込んだ阻止状態において、カードを抜き取ることも更に挿入することもできないように強固に固定するとしている(特許文献1の実施例6参照)。そしてこの場合、偏心カムとともに回転するレバーと、このレバーを固定する固定具とを備えて構成される。阻止状態を解除するには、固定具を回転させた後、レバーを回転させるという2つの操作が必要になる(特許文献1の〔0116〕段落参照)。
すなわち特許文献1に記載された構造では、阻止状態においてカードを強固に固定するためにレバーの他に固定具が必要となる。その結果、部品点数が増えて装置全体が大型化するという問題がある。また阻止状態を解除する場合には固定具を操作した後、レバーを操作するという2つの操作を適切な操作順序に従って操作する必要があり、解除操作を把握していない場合には阻止状態を解除することができないという問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来同様、阻止状態においてカードを強固に固定するとともに、一方で装置全体の小型化及び解除操作の簡易化を図り得るカード処理装置を提案するものである。
かかる課題を解決するために、カードが抜き取られることを阻止する阻止機構を備えたカード処理装置において、阻止機構は、第1の阻止部材と、第2の阻止部材と、リンク部材とを備え、第1の阻止部材は、阻止状態時に第2の阻止部材に係合して第2の阻止部材の回転動作を制限し、阻止状態を解除する阻止状態解除レバーが押下されると、第2の阻止部材の回転動作の制限を解除するように動作し、第2の阻止部材は、阻止状態時に刃をカードに接触させた状態を維持し、リンク部材は、阻止状態解除レバーが押下されると、第1の阻止部材の動作に連動して第2の阻止部材が動作するように第1の阻止部材と第2の阻止部材とを接続することを特徴とする。
本発明によれば、阻止状態においてカードを強固に固定するとともに、一方で装置全体の小型化及び解除操作の簡易化を図ることができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)カード処理装置の構成
図1は、本実施の形態におけるカード処理装置1の全体構成を示す。カード処理装置1は、磁気カード又はICカードのような各種情報が記録されたカードが挿入口から挿入されると、所定の位置まで搬送する。そして磁気ヘッド20又はIC接点ユニット(図示省略)を用いて、カードに予め記録されている情報を読み取り、またカードに新たな情報を書き込む。
図1は、本実施の形態におけるカード処理装置1の全体構成を示す。カード処理装置1は、磁気カード又はICカードのような各種情報が記録されたカードが挿入口から挿入されると、所定の位置まで搬送する。そして磁気ヘッド20又はIC接点ユニット(図示省略)を用いて、カードに予め記録されている情報を読み取り、またカードに新たな情報を書き込む。
カード処理装置1は、搬送ローラ10、磁気ヘッド20、ヘッド対向ローラ25及び阻止機構30等を備えて構成される。一対の搬送ローラ10は、搬送ラインXに対して上下に対向配置され、搬送ラインXに沿ってカードを搬送するように回転する。ここでは一対の搬送ローラ10は、カードを右から左に向けて搬送するように図示されている。
磁気ヘッド20は、搬送ラインX方向において前後に配置された2組の搬送ローラ10間に設置され、また搬送ラインXの直下に配置される。磁気ヘッド20は、搬送ラインXに沿って搬送されてきたカードに記録されている個人情報等の固定データを読み取る。ヘッド対向ローラ25は、磁気ヘッド20上に設置され、磁気ヘッド20上まで搬送されてきたカードを読み取り可能に押圧する。
阻止機構30は、挿入口近傍に設置される。阻止機構30は、センサ(図示省略)等により異常が検知されると、端部に備える刃をカードに接触させるように動作し、カードを抜くことができないように強固に固定する。なおセンサは、例えば挿入口に最も近い一対の搬送ローラ10を回転させているにもかかわらず、実際にはカードが搬送されていない場合に異常を検知する。
この阻止機構30を備えることにより、カード処理装置1に予め細工を施して意図的にカードを詰まらせ、カード利用者が係員を呼ぶために現場を離れた隙に工具等を利用して詰まらせたカードを抜き取るという不正行為を防止することができる。
本実施の形態においては、この阻止機構30の小型化を図るとともに、阻止機構30が動作した後の阻止状態を解除する際、解除操作の簡易化を図ろうとするものである。以下図2〜図5を参照して、この阻止機構30の詳細な構成について説明する。
(2)阻止状態時における阻止機構の構成
図2は、阻止状態時における阻止機構30の全体構成を示す。阻止機構30は、アクチュエータ31、引っ張りばね32、第1の阻止部材33、リンク部材34、第2の阻止部材35、圧縮ばね36及び台37等を備えて構成される。
図2は、阻止状態時における阻止機構30の全体構成を示す。阻止機構30は、アクチュエータ31、引っ張りばね32、第1の阻止部材33、リンク部材34、第2の阻止部材35、圧縮ばね36及び台37等を備えて構成される。
アクチュエータ31は、吸引可能な可動鉄心311を備え、センサにより異常が検知されると可動鉄心を吸引する。なお吸引方向は、ここでは紙面手前から奥に向かう方向である。アクチュエータ31が可動鉄心311を吸引すると、可動鉄心311に接続されているアーム(ここでは図示省略。図6参照)が可動する。アームの端部が溝351から外れると、この図2に示す阻止状態が形成される。
引っ張りばね32は、ここでは図示しないブラケットに形成される張架部材101と、第1の阻止部材33に形成される張架部材331とに張架される。引っ張りばね32は、張架部材331に対して引っ張り力を付勢しており、アームの端部が溝351から外れると、引っ張り力により第1の阻止部材33を反時計回りに回転させる。
第1の阻止部材33は、張架部材331を介して、引っ張りばね32により引っ張り力が付勢されており、アームの端部が溝351から外れると、回転軸332を軸として反時計回りに回転する。そして第1の阻止部材33は、端部に形成されている第1の凹凸部333が第2の阻止部材35上に接触すると、回転を停止して阻止状態を形成する。
なお第1の阻止部材33は、回転軸332から第1の凹凸部333までの距離が均一ではない偏心カムである。よって第1の凹凸部333が第2の阻止部材35上に接触した後に第2の阻止部材35が回転する場合であっても、接触状態を維持することができる。
第1の凹凸部333が第2の阻止部材35上に接触すると、第1の凹凸部333は、第2の阻止部材35の端部に形成されている第2の凹凸部352と係合し、第2の阻止部材35が時計回りに回転することを阻止する。なお反時計回りに回転することは阻止しない。
また第1の阻止部材33は、阻止状態解除レバー334を端部に備える。阻止状態解除レバー334が解除方向に押下されると、第1の阻止部材33は、回転軸332を軸として、引っ張りばね32の引っ張り力に抗って、時計回りに回転する。時計回りに回転した後の状態については後述する(図3、図4)。なお本実施の形態においては、この阻止状態解除レバー334を押下するだけで、阻止状態を解除することができる。
リンク部材34は、一端が第1の阻止部材33に接続され、他端が第2の阻止部材35に接続されることにより、第1の阻止部材33と第2の阻止部材35とを接続する。また両者を連動させて動作させる部材である。
リンク部材34は、ここで示す阻止状態においては第1の阻止部材33及び第2の阻止部材35に対して作用することはないが、阻止状態から阻止状態解除レバー334が押下されて第1の阻止部材33が時計回りに回転する際、第1の阻止部材33の回転動作に連動させて、第2の阻止部材35を時計回りに回転させる。リンク部材34の作用については後述する(図3)。
第2の阻止部材35は、上記説明してきた溝351及び第2の凹凸部352を備える他、回転軸353及び刃354を備える。第2の阻止部材35は、アームの端部が溝351から外れると、圧縮ばね36により付勢されている押圧力を受けて、回転軸353を軸として反時計回りに回転する。そして第2の阻止部材35は、端部に形成されている刃354がカード上に接触すると、回転を停止して阻止状態を形成する。
なお第2の阻止部材35は、回転軸353から刃354の先端までの距離が均一ではない偏心カムである。よって刃354がカード上に接触した後に第2の阻止部材35が回転する場合であっても、接触状態を維持することができる。
刃354がカード上に接触すると、刃354によってカードは台37に押し当てられることによって、刃354とカードとの間に摩擦力が働く。この摩擦力が働いている状態でカードを右方向に引っ張ると、第2の阻止部材35は摩擦力を受けて更に反時計回りに微小回転する。その結果、カードは台37によって下に下がることができないため、必然的に刃354がカードに食い込み、カードが不正に抜き取られることを阻止することができる。
圧縮ばね36は、一端が第2の阻止部材35の一部に接続されており、他端がブラケットの壁102に移動可能に当接される。圧縮ばね36は、上記説明したように第2の阻止部材35に対して押圧力を付勢しており、アームの端部が溝351から外れると、押圧力により第2の阻止部材35を反時計回りに回転させる。
(3)阻止状態解除時における阻止機構の構成
図3は、阻止状態解除時における阻止機構30の全体構成を示す。第1の阻止部材33は、阻止状態解除レバー334が押下されると、引っ張りばね32の引っ張り力に抗って、回転軸332を軸に時計回りに回転する。そしてこのとき第1の阻止部材33は、接続されているリンク部材34の一端を上方に持ち上げる。
図3は、阻止状態解除時における阻止機構30の全体構成を示す。第1の阻止部材33は、阻止状態解除レバー334が押下されると、引っ張りばね32の引っ張り力に抗って、回転軸332を軸に時計回りに回転する。そしてこのとき第1の阻止部材33は、接続されているリンク部材34の一端を上方に持ち上げる。
リンク部材34は、一端が第1の阻止部材33の回転動作により上方に持ち上げられると、全体が上方向に移動する。そして他端が第2の阻止部材35に形成された遊び領域R1を移動し、遊び領域R1の端部まで到達すると、上方向に持ち上げる力を第2の阻止部材35に付勢する。
なおリンク部材34の長さは、第1の阻止部材33の回転動作に連動して第2の阻止部材35が回転動作する際、所定の間隔R2が形成されて、第1の阻止部材33と第2の阻止部材35とが回転動作時に互いに干渉しない程度の長さが好ましい。間隔R2が形成されることにより、阻止状態解除レバー334を円滑に押下することができる。
第2の阻止部材35は、リンク部材34の他端から上方向に持ち上げる力が付勢されると、圧縮ばね36の押圧力に抗って、回転軸353を軸に時計回りに回転する。第2の阻止部材35が時計回りに回転すると、溝351が所定の位置まで移動する。所定の位置とは、アームの端部381が配置されている位置である。溝351が所定の位置まで移動すると、溝351とアームの端部381とが係合し、アームにより第2の阻止部材35が支持されて固定される。これにより阻止状態が解除される。
(4)阻止状態解除後における阻止機構の構成
図4は、阻止状態解除後における阻止機構30の全体構成を示す。溝351がアームの端部381と係合し、アームにより第2の阻止部材35が支持されて固定された後、押下していた阻止状態解除レバー334を離すと、第1の阻止部材33は、引っ張りばね32の引っ張り力を受けて、回転軸332を軸として反時計回りに微小回転する。
図4は、阻止状態解除後における阻止機構30の全体構成を示す。溝351がアームの端部381と係合し、アームにより第2の阻止部材35が支持されて固定された後、押下していた阻止状態解除レバー334を離すと、第1の阻止部材33は、引っ張りばね32の引っ張り力を受けて、回転軸332を軸として反時計回りに微小回転する。
そして第1の阻止部材33は、第1の凹凸部333の下端付近が第2の凹凸部352の上端付近に接触すると、回転を停止する。このとき第1の阻止部材33は、第2の阻止部材35に支持されて固定される。これにより異常を検知する前の通常状態が形成される。
(5)阻止機構の斜視構成
図5は、阻止機構30の分解斜視図である。阻止機構30を構成する各部材は、ブラケット100に設置される。ブラケット100には、各部材を設置するための突起や穴等が形成されており、各部材を所定の場所に設置することで各部材が適切に収容される。ここでは異常が検知される前の通常状態(図3、図4)から異常が検知された後の阻止状態(図2)が形成される際の動作について、部材とともに説明する。
図5は、阻止機構30の分解斜視図である。阻止機構30を構成する各部材は、ブラケット100に設置される。ブラケット100には、各部材を設置するための突起や穴等が形成されており、各部材を所定の場所に設置することで各部材が適切に収容される。ここでは異常が検知される前の通常状態(図3、図4)から異常が検知された後の阻止状態(図2)が形成される際の動作について、部材とともに説明する。
アクチュエータ31は、ここではブラケット100の所定の位置に予め固定されており、可動鉄心311にはアーム38が接続される。アーム38は、可動鉄心311に接続される一方で、通常状態においては端部381で溝351を支持し、第2の阻止部材35を固定する(図3、図4)。
異常が検知されると、アクチュエータ31は可動鉄心311を吸引する。可動鉄心311が吸引されると、この可動鉄心311に接続されているアーム38は、可動鉄心311の吸引方向に一端が引っ張られて、回転軸382を軸として反時計回りに回転する。するとアーム38の端部381が溝351から外れ、第2の阻止部材35は支持されなくなる。
第2の阻止部材35は、アーム38により支持されなくなると、圧縮ばね36により付勢されている押圧力を受けて反時計回りに回転し、刃354が台37上のカードに接触すると回転を停止する。一方第1の阻止部材33は、第2の阻止部材35が回転すると、第1の凹凸部333と第2の凹凸部352との接触状態が解除され、支持されなくなる。
第1の阻止部材33は、第2の阻止部材35により支持されなくなると、引っ張りばね32により付勢されている引っ張り力を受けて反時計回りに回転し、第1の凹凸部333が第2の凹凸部352に接触すると回転を停止する。
アーム38の端部381が溝351から外れて第1の阻止部材33及び第2の阻止部材35の回転動作が停止した状態において、カードを抜き取ろうとすると、第2の阻止部材35は更に反時計回りに回転して刃354がカードに食い込む。そしてこれ以上、反時計回りに回転しなくなる。
また逆にカードを装置内部に更に挿入しようとしても、第1の凹凸部333と第2の凹凸部352とが係合して接触しているため、第2の阻止部材35が時計回りに回転することを第1の阻止部材33が阻止する。よって阻止状態が形成される(図2)。
なおこの阻止状態を解除する場合の解除操作としては、上記説明したように阻止状態解除レバー334を押下するだけでよい。阻止状態解除レバー334を押下すると、第1の阻止部材33は時計回りに回転し、この回転動作をリンク部材34が第2の阻止部材35に伝達し、第2の阻止部材35も連動して時計回りに回転する。
溝351が所定の位置に到達すると、アーム38の端部381が溝に係合し、これにより第2の阻止部材35がアーム38により支持されて固定される。そして第2の阻止部材35が固定されることにより、第1の阻止部材33は第2の阻止部材35により支持されて固定されることになる。
(6)本実施の形態による効果
以上のように本実施の形態におけるカード処理装置1によれば、第1の阻止部材33と第2の阻止部材35とをリンク部材34により接続し、第1の阻止部材33の回転動作に連動させて第2の阻止部材35も回転動作させるようにしたので、阻止状態を解除する際、阻止状態解除レバー334を押下するだけで、第1の阻止部材33及び第2の阻止部材35の両方を回転させて阻止状態を解除することができる。
以上のように本実施の形態におけるカード処理装置1によれば、第1の阻止部材33と第2の阻止部材35とをリンク部材34により接続し、第1の阻止部材33の回転動作に連動させて第2の阻止部材35も回転動作させるようにしたので、阻止状態を解除する際、阻止状態解除レバー334を押下するだけで、第1の阻止部材33及び第2の阻止部材35の両方を回転させて阻止状態を解除することができる。
また阻止状態時には、第2の阻止部材35が反時計回りに回転すると刃354がカードに食い込み、第2の阻止部材35が時計回りに回転しようとしても第1の阻止部材33が第2の阻止部材の時計回りの回転を阻止するようにしたので、カードを強固に固定することができる。
よって従来同様、阻止状態においてカードを強固に固定するとともに、一方で装置全体の小型化及び解除操作の簡易化を図ることができる。
1 カード処理装置
10 搬送ローラ
20 磁気ヘッド
25 ヘッド対向ローラ
30 阻止機構
31 アクチュエータ
32 引っ張りばね
33 第1の阻止部材
34 リンク部材
35 第2の阻止部材
36 圧縮ばね
37 台
38 アーム
10 搬送ローラ
20 磁気ヘッド
25 ヘッド対向ローラ
30 阻止機構
31 アクチュエータ
32 引っ張りばね
33 第1の阻止部材
34 リンク部材
35 第2の阻止部材
36 圧縮ばね
37 台
38 アーム
Claims (8)
- カードが抜き取られることを阻止する阻止機構を備えたカード処理装置において、
前記阻止機構は、第1の阻止部材と、第2の阻止部材と、リンク部材とを備え、
前記第1の阻止部材は、
阻止状態時に前記第2の阻止部材に係合して前記第2の阻止部材の回転動作を制限し、
阻止状態を解除する阻止状態解除レバーが押下されると、前記第2の阻止部材の回転動作の制限を解除するように動作し、
前記第2の阻止部材は、
阻止状態時に刃を前記カードに接触させた状態を維持し、
前記リンク部材は、
前記阻止状態解除レバーが押下されると、前記第1の阻止部材の動作に連動して前記第2の阻止部材が動作するように前記第1の阻止部材と前記第2の阻止部材とを接続する
ことを特徴とするカード処理装置。 - 前記第1の阻止部材は、
阻止状態時に端部に形成されている第1の凹凸部を前記第2の阻止部材の端部に形成されている第2の凹凸部に係合して前記第2の阻止部材の回転動作を制限する
ことを特徴とする請求項1に記載のカード処理装置。 - 前記第1の阻止部材は、
前記阻止状態解除レバーが押下されると、前記第1の凹凸部が前記第2の凹凸部から離れる方向に回転し、前記第1の凹凸部と前記第2の凹凸部との係合を解除して、前記第2の阻止部材の回転動作の制限を解除する
ことを特徴とする請求項2に記載のカード処理装置。 - 前記リンク部材は、
前記阻止状態解除レバーが押下されると、前記第1の阻止部材の回転動作に伴って移動し、所定距離だけ移動した後、前記第1の阻止部材の回転動作を前記第2の阻止部材に伝達して、前記第2の阻止部材を回転させる
ことを特徴とする請求項3に記載のカード処理装置。 - 前記第2の阻止部材は、
前記阻止状態解除レバーが押下されると、前記リンク部材を介して、前記第1の阻止部材の回転動作に連動して回転した後、支持部材により支持されて固定される
ことを特徴とする請求項4に記載のカード処理装置。 - 前記第1の阻止部材は、
前記阻止状態解除レバーが押下されて前記第2の阻止部材が固定された後、前記阻止状態解除レバーが押下されなくなると、前記第1の凹凸部が前記第2の凹凸部に近づく方向に回転し、前記第2の阻止部材に接触すると回転を停止する
ことを特徴とする請求項5に記載のカード処理装置。 - 前記第1の阻止部材は、
回転軸から前記第1の凹凸部までの間の距離が均一ではない偏心カムであり、
前記第2の阻止部材は、
回転軸から第2の凹凸部までの間の距離が均一ではない偏心カムである
ことを特徴とする請求項6に記載のカード処理装置。 - 前記1〜7の何れか1項に記載のカード処理装置を備える
ことを特徴とする自動取引装置。
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