JP3779093B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動販売機、両替機、パチンコ玉貸機、メタル貸機等に使用される紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に紙幣(クーポン券等を含む)を取り扱う自動販売機等の機器本体内には、挿入された紙幣の真偽を判別するとともに、真券と見なされた紙幣のみを蓄積収容するようにした紙幣処理装置が装着されている。
【0003】
図20は従来の紙幣処理装置1を示す要部破断概念側面図である。
【0004】
この紙幣処理装置1は、装置本体2と、該装置本体2の背面2aに着脱自在に装着されるスタッカー37から構成されている。
【0005】
また、このうち装置本体2には、紙幣挿入口3に連通するL字形状の紙幣搬送路4と、紙幣挿入口3から挿入された紙幣を紙幣搬送路4へ案内する紙幣搬送手段11と、紙幣搬送路4を開閉するシャッター手段18と、紙幣搬送手段11により搬送され、該シャッター手段18を通過した紙幣の真偽を判別する磁気ヘッド等からなる紙幣識別手段19と、該紙幣識別手段19により真券と判断された紙幣を1枚ずつスタッカー37側へ移動させる紙幣移動手段20と、該紙幣移動手段20により一度スタッカー37内に収容された紙幣が紙幣搬送路4内に突出することを防止する紙幣逆戻り防止レバー30とが配設されている。
【0006】
また、このうちのL字形状の紙幣搬送路4は、本願出願人が先に提案した特願平10−141350号の明細書に開示されているように、上下シュート5、6からなる水平部4aとシュート7、8からなる垂直部4bとからなり、このうち水平部4aの下シュート6全域と垂直部4bの下シュート8上流は、略L字形状のボックス9により一体形成されている。また、このボックス9は、図21の一点鎖線で示すように、当該ボックス9の両側面と装置本体2の内周面両側方とに形成された、例えばガイド溝と該ガイド溝内に案内されるガイド突起からなる図示せぬスライド支承手段を介し矢印A方向へ向け着脱自在に装着されている。なお、図21は、従来の紙幣処理装置の動作を示す要部概念平面図で、図20と同一部分を同一符号で示している。
【0007】
また、紙幣搬送手段11は、図20で示すように、紙幣搬送路4の水平部4aおよび垂直部4bに沿って張設された無端の紙幣搬送ベルト12と、該紙幣搬送ベルト12を回転駆動するプーリ13、14、15、16からなる紙幣搬送ベルト駆動手段17とから構成されている。
【0008】
また、紙幣移動手段20は、本願出願人が先に提案した特願平5−276592号の明細書に開示されているように、図20で示す装置本体2の両サイド長手方向に配設され、その上下端を軸として一方向に回転自在に支承された一対の紙幣案内ドラム21から構成されている。また、この紙幣案内ドラム21の周面には、紙幣の幅方向端部を嵌挿するスリット22が紙幣搬送路4に沿って形成されており、このスリット22は、紙幣処理装置の要部概念断面図で示す図22のように、初期位置において紙幣搬送路4と位置決め合致されている。なお、この紙幣移動手段20の詳細については、特願平5−276592号の明細書を参照されたい。
【0009】
また、紙幣逆戻り防止レバー30は、一対の紙幣案内ドラム21間に配設され、軸26を中心に回動自在に支承されているL字形状のレバー25からなり、該レバー25は、紙幣案内ドラム21の外径21aよりも短い長さに設定されている長軸25aと、装置本体2の筐体に配設されたバネ支承部31に支承されたバネ27からなる付勢手段28に連結されている短軸25bから構成されている。
【0010】
また、このうちの長軸25aは、装置本体2の筐体に形成された孔29から紙幣案内ドラム21に向けその先端部25cが出没自在であって、その先端25eは付勢手段28によって常時紙幣搬送路4側に付勢されている。また、短軸25bには、その先端25dにレバーの紙幣搬送路4側への所定回転角度以上の回転を規制するストッパー32が形成されている。
【0011】
このような紙幣処理装置1によると、図20で示すように、紙幣挿入口3内に紙幣101(図22)を挿入すると、紙幣検出センサにより挿入紙幣101の有無が検出され、その検出信号に基づき反時計方向へ正転する紙幣搬送ベルト12の搬送力により、挿入紙幣101は紙幣搬送路4の水平部4aに沿って図面の右方向へ水平搬送される。また同時にシャッタ手段18(図20)が駆動され、それによりシャッターを図面左方向へ移動させて紙幣搬送路4の垂直部4bを拡開する。
【0012】
一方、挿入紙幣101が紙幣搬送ベルト12の正転により紙幣搬送路4の水平部4aに沿って図面の右方向へ水平搬送され、次に紙幣搬送路4の垂直部4bに沿って略90度上方へ搬送されると、紙幣搬送路4の垂直部4bに配設された紙幣識別手段19より挿入紙幣101の真偽が判定される。
【0013】
そして、紙幣識別手段19により挿入紙幣101が偽券と判断されると、紙幣搬送ベルト12が反転(時計方向へ回転)して、当該挿入紙幣101は紙幣挿入口3から返却される。
【0014】
また、挿入紙幣101が紙幣識別手段19により真券と判断された場合は、その検出信号に基づき紙幣搬送ベルト12の正転が持続し、挿入紙幣101はさらに紙幣搬送路4の下流へ搬送される。
【0015】
その後、挿入紙幣101の先端101aが紙幣案内ドラム21のスリット22下端22aに嵌挿すると、挿入紙幣101は同時に紙幣案内ドラム21のスリット22の端部と紙幣搬送ベルト12(図20)との間に挟持されるので、これにより挿入紙幣101はさらに紙幣搬送ベルト12の搬送力によりスリット22に沿って図22の矢印Bの方向に搬送される。
【0016】
そして、紙幣101の下端101bが、図22と同一部分を同一符号で示す図23で示すように、紙幣案内ドラム21のスリット22内の所定位置に達したことが図示せぬセンサ等により検出されると、紙幣搬送ベルト12(図20)の正転が停止するとともに紙幣案内ドラム21が反対方向に同位相で回転し、これにより、スリット22内に嵌挿された紙幣101は図23の矢印Cで示すようにスタッカー37側に平行移動する。
【0017】
また、紙幣101が紙幣案内ドラム21の回転によってスタッカー37側に平行移動すると、通常の長手方向の寸法を有する紙幣101は、図22と同一部分を同一符号で示す図24で示すように、その下端101bがレバー25の長軸25aに当接するとともに該レバー25を軸26を中心に回動させるので、これによりレバー25は孔29内に徐々に退避され、紙幣101は紙幣案内ドラム21の回転によってさらにスタッカー37側に平行移動する。
【0018】
また、紙幣101が、紙幣案内ドラム21の回転によってスタッカー37側に平行移動しスタッカー37に達すると、すなわち、紙幣101を嵌挿するスリット22が紙幣案内ドラム21の回転により紙幣案内ドラム21の外径21aに達すると、紙幣101は図示せぬスタックバネを介して図示せぬスタッカープレートと紙幣案内ドラム21の外周面との間に挟持され、その際同時に、紙幣搬送路4を構成し、紙幣案内ドラム21の回転に応じてスタッカー37側に移動する図示せぬシュートによって押されるので、紙幣101はスリット22から解放され、これによりスタッカー37内に確実に押し込められ収容される。
【0019】
一方、レバー25は、長軸25aの長さが紙幣案内ドラム21の外径21aよりも短く設定されているから、図22と同一部分を同一符号で示す図25で示すように、紙幣101を嵌挿するスリット22が紙幣案内ドラム21の回転によって紙幣案内ドラム21の外径21aに達する前に、紙幣101の下端101bは長軸25b先端25eから離間し、レバー25は付勢手段28の付勢力により初期位置に復帰する。
【0020】
したがって、投入紙幣101は図22と同一部分を同一符号で示す図26で示すようにスタッカー37内に積載収容されるとともに、その下端101bが紙幣逆戻り防止レバー30と係合するので、これにより、一度スタッカー37内に収容された紙幣101が紙幣搬送路4内に突出し、次に収容される紙幣の搬送が妨害されることを防止している。
【0021】
一方、この紙幣処理装置1では、ボックス9は、上述のように、紙幣搬送路4の水平部4aを構成する下シュート6全域と垂直部4bを構成する下シュート8上流とを一体形成してなるものであり、また、前記スライド支承手段を介し装置本体2に矢印A方向へ向け着脱自在に装着される構造であるから、紙幣搬送手段11、シャッター手段18、または紙幣識別手段19の保守点検や清掃を行う際には、オペレーターは、ボックス9を支持するとともに、該ボックス9を前記スライド支承手段を介し装置本体2の反対側にスライドさせ、これにより、ボックス9を装置本体2から離脱した後、それらの作業を行なうようにしている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の紙幣処理装置1によると、ボックス9は、紙幣搬送路4の水平部4aを構成する下シュート6全域と垂直部4bを構成する下シュート8上流とを一体形成してなるものであり、また、前記スライド支承手段を介し装置本体2に矢印A方向へ向け着脱自在に装着される構造であるから、紙幣搬送手段11または紙幣識別手段19の保守点検や清掃を行う際には、オペレーターはボックス9を支持するとともに、ボックス9を前記スライド支承手段を介し装置本体2の反対側にスライドさせ、これにより、ボックス9を装置本体2から離脱した後、それらの作業を行なっている。
【0023】
そのため、オペレーターは、紙幣搬送手段11または紙幣識別手段19の保守点検作業や清掃作業の間、ボックス9を支持しなければならず、片手のみでそれらの保守点検作業や清掃作業を行うこととなるから、当該作業が煩雑であるという問題があった。
【0024】
この発明は上述した事情に鑑み、紙幣搬送路に配設された各種装置の保守点検や清掃作業を簡単にし、その作業効率を向上させる紙幣処理装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明に係わる紙幣処理装置では、紙幣挿入口から挿入された紙幣を紙幣搬送路へ案内する紙幣搬送手段と、前記紙幣搬送手段を通過した紙幣の真偽を判別する紙幣識別手段とを具えた装置本体と、前記紙幣搬送路の一部を構成し、前記装置本体に着脱手段を介し着脱自在に装着されるボックスとを具えた紙幣処理装置において、前記着脱手段は、前記装置本体の内周面両側方に形成されたガイド溝と、前記ボックスの両側面に形成され、前記ガイド溝に案内されるガイド突起と、前記ガイド溝終端の直前であって、前記ガイド溝の上方に向けて形成されたガイド突起脱出孔と、前記装置本体の両側面であって前記ガイド溝終端に形成されたガイド突起支承用孔とからなり、前記ボックスは、前記ガイド突起を前記ガイド突起脱出孔を介し前記ガイド溝に嵌挿した際、前記装置本体にスライド自在に装着され、前記ガイド突起が前記ガイド突起支承用孔に嵌挿した際、前記装置本体に対し回動自在に支承されるとともに、前記ボックスは、前記ガイド突起を前記ガイド突起脱出孔を介し前記ガイド溝から脱出させて前記装置本体から離脱されるようにしている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる紙幣処理装置の一実施例を詳述する。
【0027】
図1はこの発明に係わる紙幣処理装置の要部破断概念側面図で、図20と同一部分を同一符号で示す。
【0028】
この発明に係わる紙幣処理装置は、従来の紙幣処理装置に比し、以下に挙げる3点についてその構造が大きく相違する。
【0029】
(1)紙幣逆戻り防止レバーの構造
(2)装置本体からスタッカーを離脱する際、スタッカー内に収容された紙幣がスタッカーの下方から落下することを防止する収容紙幣落下防止手段の構造
(3)本願発明に係わる部分である、装置本体に着脱自在に装着されるボックスの着脱手段の構造
そこで、(1)から(3)について順次その構造部分を詳述するが、まず、
(1)紙幣逆戻り防止レバーの構造部分について説明する。
【0030】
この紙幣処理装置51は、矩形状の装置本体52と、該装置本体52の背面52aに着脱自在に装着されるスタッカー71から構成されている。
【0031】
このうち、装置本体52には、紙幣挿入口3に連通するL字形状の前記紙幣搬送路4と、紙幣挿入口3から挿入された紙幣を紙幣搬送路4へ案内する前記紙幣搬送手段11と、紙幣搬送路4を開閉する前記シャッター手段18と、紙幣搬送手段11により搬送され、該シャッター手段18を通過した紙幣の真偽を判別する磁気ヘッド等からなる前記紙幣識別手段19と、該紙幣識別手段19により真券と判断された紙幣を1枚ずつスタッカー71側へ移動させる前記紙幣移動手段20とが配設されている。
【0032】
また、このうちの紙幣搬送手段11は、従来同様、紙幣搬送路4の水平部4aおよび垂直部4bに沿って張設された無端の紙幣搬送ベルト12と、該紙幣搬送ベルト12を回転駆動するプーリ13、14、15、16からなる紙幣搬送ベルト駆動手段17とから構成されている。
【0033】
一方、スタッカー71は、従来のスタッカー37(図20)に相当する筐体35と、該筐体35に配設され、一度スタッカー71内に収容された紙幣が紙幣搬送路4内に突出することを防止する紙幣逆戻り防止レバー80とから構成されている。
【0034】
また、このうちの紙幣逆戻り防止レバー80は、図2で示すように、スタッカー71正面71aに形成された切り欠き72内に配設されており、前記レバーに相当する第1のレバー25と、前記付勢手段に相当する第1の付勢手段28と、前記ストッパーに相当する第1のストッパー32と、第2のレバー79と、第2の付勢手段77と、第2のストッパー76とから構成されている。なお、図2は、紙幣処理装置の要部概念斜視図であって、図1と同一機能を有する部分を同一符号で示している。また、図2で示すように、スタッカー71に形成された切り欠き72は、スタッカー71を装置本体52に装着した際、装置本体52背面52aに形成された切り欠き53に当接し、孔54を形成する。
【0035】
また、このうちの第1のレバー25は、一対の紙幣案内ドラム21間(図1)に配設されたL字形状のレバーからなり、この第1のレバー25は、紙幣案内ドラム21(図1)の外径21aよりも短い長さに設定されている長軸25aと、スタッカー71に形成された切り欠き72の下面72aに当接する突出部25fが配設された短軸25bとから構成されている。また、第1のレバー25の折れ曲がり部25gは、切り欠き72の両端に差し渡された第1の軸26に嵌挿している。また、短軸25bに形成された突出部25fは、第1のストッパー32を構成する。
【0036】
また、第1のレバー25の長軸25aは、その先端部25cに、上方に向け切り欠き73が形成されており、該切り欠き73には、その略中央に第2の軸74が差し渡されている。また、切り欠き73には、第2の軸74よりやや紙幣搬送路4側下方に、第2のストッパー76を構成する軸75が差し渡されている。
【0037】
また、第1の付勢手段28は、スタッカー71に配設されたバネ支承部84に支承された一端27aと、第1のレバー25の短軸25bに連結している他端27bとからなるバネ27により構成されている。
【0038】
また、第2のレバー79は、その後端79bが、紙幣搬送路4(図1)側に形成された舌片79cと、第2の軸74を嵌挿する略断面円弧形状の軸支承部79dから構成されており、該後端79b全体は第1のレバー25の切り欠き73に嵌挿している。
【0039】
また、第2の付勢手段77は、第2の軸74に巻回され、第1のレバー25の長軸25aに連結する一端78aと第2のレバー79に連結する他端78bからなるバネ78から構成されている。
【0040】
このように構成された紙幣逆戻り防止レバー80では、第1のレバー25は第1の軸26を中心に回動自在に支承されるとともに、第1の付勢手段28により常時紙幣搬送路4側に付勢されている。また、第1のレバー25の紙幣搬送路4側への回転は、第1のレバー25に形成された突出部25fが切り欠き72の下面72aに当接することによって、所定回転角度以内に規制されている。また、第2のレバー79は第2の軸74を中心に回動自在に支承されるとともに、第2の付勢手段77により常時紙幣搬送路4側に付勢されている。また、第2のレバー79の紙幣搬送路4側への回転は、舌片79cが軸75に当接することにより、所定回転角度以内に規制されている。
【0041】
次に、上述した紙幣処理装置51の動作を説明する。
【0042】
この紙幣処理装置51では、紙幣搬送路4、紙幣搬送手段11、シャッター手段18、および紙幣識別手段19は従来と同様の動作を行うため、ここでは、真券と判断された挿入紙幣が、紙幣案内ドラム21のスリット22内に嵌挿する動作以降の動作について詳述する。
【0043】
この紙幣処理装置51では、図2と同一部分を同一符号で示す図3のように、初期位置において、紙幣案内ドラム21のスリット22は紙幣搬送路4に位置決め合致されている。
【0044】
また、紙幣逆戻り防止レバー80は、初期位置において、その第1のレバー25が、突出部25fの切り欠き部72下面72aへの当接によって、その長軸25a先端25eを紙幣搬送路4と平行方向で、かつ、紙幣案内ドラム21側に向けて孔54を介して突出させており、第2のレバー79は、舌片79cによる軸75への当接によって、レバー全体を紙幣搬送路4と平行方向で、かつ、紙幣案内ドラム21側に向け孔54を介して突出させている。
【0045】
一方、真券である挿入紙幣101が紙幣搬送手段11により紙幣搬送路4に沿って搬送され、その先端が紙幣案内ドラムのスリット22の下端22a(図22)に嵌挿すると、挿入紙幣101は同時に紙幣案内ドラム21のスリット22端部と紙幣搬送ベルト12(図1)との間に挟持されるので、これにより挿入紙幣101はさらに紙幣搬送ベルト12の搬送力によりスリット22に沿ってその上方に搬送される。
【0046】
そして、紙幣101の下端101bが、図3で示すように、紙幣案内ドラム21のスリット22内の所定位置に達したことが図示せぬセンサ等により検出されると、紙幣搬送ベルト12の正転が停止するとともに紙幣案内ドラム21が反対方向に同位相で回転し、これにより、スリット22内に嵌挿された紙幣101はスタッカー71側に平行移動する。
【0047】
また、このように紙幣101が紙幣案内ドラム21の回転によってスタッカー71側に平行移動すると、通常の長手方向の寸法を有する紙幣101は、図3と同一部分を同一符号で示す図4のようにその下端101bが第1のレバー25の長軸25aに当接するとともに第1の付勢手段28の付勢力に抗して該第1のレバー25を押圧し、第1の軸26を中心に時計方向に回転させるので、これにより第1のレバー25はその長軸25aの後端側から徐々に孔54内に退避され、紙幣101はさらに紙幣案内ドラム21の回転によってスタッカー71側に平行移動する。なお、紙幣101が紙幣案内ドラム21の回転によってスタッカー71側に平行移動すると、その下端101bが第1のレバー25に当接する位置は第1のレバー25先端25e側に徐々に移動する。また、第2のレバー79は、舌片79cが軸75に当接している初期位置を維持しつつ、第1のレバー25とともに回転する。
【0048】
そして、紙幣101が紙幣案内ドラム21の回転によってさらにスタッカー71側に平行移動すると、紙幣101の下端101bは、図3と同一部分を同一符号で示す図5のように、第1のレバー25から離間して第2のレバー79に当接する。すると第1のレバー25は、第1の付勢手段28の付勢力により第1の軸26を中心に反時計方向に徐々に回転する。一方、第2のレバー79は、紙幣101の下端101bの押圧力により第2の付勢手段77の付勢力に抗して第2の軸74を中心に時計方向に回転し、その先端79aを徐々に孔54内に退避させるので、紙幣101はさらに紙幣案内ドラム21の回転によってスタッカー71側に平行移動する。なお、紙幣101がスタッカー71側に平行移動すると、その下端101bが第2のレバー79に当接する位置は第2のレバー79先端79a側に徐々に移動する。
【0049】
そして、紙幣101が紙幣案内ドラム21の回転によってさらにスタッカー71側に平行移動すると、紙幣101の下端101bは、図3と同一部分を同一符号で示す図6のように、第2のレバー79の先端79aから離間する。紙幣101の下端101bが第2のレバー79の先端79aから離間すると、第2のレバー79は、第2の付勢手段77の付勢力により第2の軸74を中心に反時計方向へ回転し、一方、第1のレバー25は、第1の付勢手段28の付勢力により第1の軸26を中心に反時計方向へ回転する。そして、ついには、第1、第2のレバー25、79はいずれも初期位置に復帰する。
【0050】
また、その後、紙幣101が、紙幣案内ドラム21の回転によってさらにスタッカー71側に平行移動されスタッカー71に達すると、紙幣101は図示せぬスタックバネを介して図示せぬスタッカープレートと紙幣案内ドラム21の外周面との間に挟持され、その際同時に、紙幣搬送路4を構成し紙幣案内ドラム21の回転に応じてスタッカー71側に移動する図示せぬシュートによって押されるので、紙幣101はスリット22から解放され、これにより、図3と同一部分を同一符号で示す図7のように、スタッカー71内に確実に押し込められ収容される。また、スリット22内の紙幣101がスタッカー71に達するとき、紙幣案内ドラム21のスリット22は、紙幣案内ドラム21の外径21aの位置に達している。
【0051】
したがって、通常の長手方向の寸法を有する投入紙幣101は、図7で示すようにスタッカー71内に積載収容されるとともにその下端101bが紙幣逆戻り防止レバー80と係合し、これにより、一度スタッカー71内に収容された紙幣101がスタッカー71内に先に収容された他の紙幣または図示せぬスタッカープレートにより押圧されその幅方向略中央101cが紙幣搬送路4内に突出し、次に収容される紙幣の搬送を妨害する虞を可及的に防止することができる。
【0052】
一方、スリット22内に嵌挿してスタッカー71側に平行移動する紙幣が長手方向の寸法が短い紙幣102である場合には、該紙幣102が紙幣案内ドラム21の回転によってスタッカー71側に平行移動すると、図3と同一部分を同一符号で示す図8のように紙幣102下端102bが第2のレバー79に当接するとともに第2の付勢手段77の付勢力に抗して該第2のレバー79を押圧し、第2の軸74を中心に時計方向に回転させるので、これにより第2のレバー79は徐々に紙幣102の移動方向から退避され、紙幣102はさらに紙幣案内ドラム21の回転によってスタッカー71側に平行移動する。なお、紙幣102が紙幣案内ドラム21の回転によってスタッカー71側に平行移動すると、その下端102bが第2のレバー79に当接する位置は第2のレバー79先端79a側に徐々に移動する。なお、第1のレバー25は、第2のレバー79が第2の付勢手段77の付勢力に抗して回転するため、第2の付勢手段77の反発力によって、第1の軸26を中心に、第1の付勢手段28の付勢力に抗して若干時計方向に回転する。
【0053】
そして、紙幣102が紙幣案内ドラム21の回転によってさらにスタッカー71側に平行移動すると、紙幣102の下端102bは、図3と同一部分を同一符号で示す図9のように、第2のレバー79の先端79aから離間する。すると、第2のレバー79は、第2の付勢手段77の付勢力により第2の軸74を中心に反時計方向へ回転し、一方、第1のレバー25も、第1の付勢手段28の付勢力により第1の軸26を中心に反時計方向へ回転する。そして、ついには、第1、第2のレバー25、79はいずれも初期位置に復帰する。
【0054】
また、その後、紙幣102が紙幣案内ドラム21の回転によってさらにスタッカー71側に平行移動され、スリット22内の紙幣102がスタッカー71に達すると、紙幣102は図示せぬスタックバネを介して図示せぬスタッカープレートと紙幣案内ドラム21の外周面との間に挟持され、その際同時に、紙幣搬送路4を構成し、紙幣案内ドラム21の回転に応じてスタッカー71側に移動する図示せぬシュートによって押されるので、紙幣102はスリット22から解放され、これにより図3と同一部分を同一符号で示す図10のように、スタッカー71内に確実に押し込められ収容される。また、スリット22内の紙幣102がスタッカー71に達するとき、紙幣案内ドラム21は、そのスリット22が図で示す紙幣案内ドラム21の外径21aの位置に達している。
【0055】
したがって、長手方向の寸法が短い投入紙幣102についても、図10で示すようにスタッカー71内に積載収容されるとともにその下端102bが紙幣逆戻り防止レバー80の第2のレバー79の先端79aと係合し、これにより、一度スタッカー71内に収容された当該紙幣102がスタッカー71内に先に収容された他の紙幣または図示せぬスタッカープレートにより押圧されその幅方向略中央102cが紙幣搬送路4内に突出し、次に収容される紙幣の搬送を妨害する虞を可及的に防止することができる。
【0056】
このように紙幣処理装置51では、紙幣逆戻り防止レバー80は、第1の軸26を介し回動自在に支承され、紙幣案内ドラム21の外径21aより短い第1のレバー25と、該第1のレバー25を紙幣搬送路4側へ常時付勢する第1の付勢手段28と、第1のレバー25の紙幣搬送路4側への所定回転角度以上の回転を規制する第1のストッパー32と、第1のレバー25の先端部25cに第2の軸74を介し回動自在に支承される第2のレバー79と、該第2のレバー79の紙幣搬送路4側への所定回転角度以上の回転を規制する第2のストッパー76と、第2のレバー79を紙幣搬送路4側へ常時付勢する第2の付勢手段77とを少なくとも具えることとしたから、紙幣をスタッカー71内に収容して復帰した初期位置において、紙幣案内ドラム21に向け孔54を介して突出する部分の長さが従来に比して長くなり、これにより挿入紙幣が長手方向の寸法が短い紙幣102である場合であっても、スタッカー71内に収容された紙幣は確実に紙幣逆戻り防止レバー80に係合することができる。
【0057】
また、この紙幣処理装置51では、第2のレバー79は、紙幣案内ドラム21の外径21aより短く第1の付勢手段28によって紙幣搬送路4側へ常時付勢されている回動自在な第1のレバー25の先端部25cに、第2の軸74を介し回動自在に支承されるとともに、第2の付勢手段77によって紙幣搬送路4側へ常時付勢されているから、紙幣案内ドラム21の回転駆動によって紙幣搬送路4に対し平行移動する紙幣逆戻り防止レバー80が紙幣案内ドラム21の外径21aに達する前、すなわち、紙幣がスタッカー71に達する前に、紙幣下端は第2のレバー79の先端79aから離間し、これにより、紙幣がスタッカー71内に収容された際には紙幣逆戻り防止レバー80は確実に初期位置に復帰させておくことができる。そのため、紙幣逆戻り防止レバー80が、スタッカー71内に先に収容された他の紙幣等により押圧される当該紙幣の下端に係合して初期位置に復帰できない虞は可及的に防止される。
【0058】
したがって、挿入紙幣が長手方向の寸法が短い紙幣102である場合であっても、スタッカー71内に収容された際には、当該紙幣102は確実に紙幣逆戻り防止レバー80に係合することができ、一度スタッカー71内に収容された紙幣102がスタッカー71内に先に収容された他の紙幣または図示せぬスタッカープレートにより押圧されその幅方向略中央102cが紙幣搬送路4に突出し、次に収容される紙幣の搬送を妨害する虞を可及的に防止することができる。
【0059】
すなわち、長手方向の寸法にばらつきがある性質を有する紙幣を、スタッカー71内に収容した際、確実に紙幣逆戻り防止レバー80に係合させることができ、一度スタッカー71内に収容された紙幣が紙幣搬送路4内に突出し、次に収容される紙幣の搬送を妨害する虞を可及的に防止することができる。
【0060】
また、特に、スタッカー71内に収容された紙幣は幅方向略中央に空気が入りこんで紙幣搬送路4側に膨らみやすいので、この紙幣逆戻り防止レバー80を具えることは前述した虞を防止するのに有効である。
【0061】
また、この紙幣処理装置51では、挿入紙幣を紙幣案内ドラム21のスリット22内の所定位置に位置決めする際、挿入紙幣がその位置決め不良によって所定位置より上方に位置決めされ、該紙幣がスタッカー71内に収容された場合にも、当該紙幣は紙幣逆戻り防止レバー80に係合することができるから、位置決め精度の向上を図ることなく、スタッカー71内に収容された当該紙幣が紙幣逆戻り防止レバー80に係合せず紙幣搬送路4内に突出し次に収容される紙幣の搬送を妨害する虞を可及的に防止することができる。
【0062】
次に、(2)装置本体からスタッカーを離脱する際、スタッカー内に収容された紙幣がスタッカーの下方から落下することを防止する収容紙幣落下防止手段の構造部分について説明する。
【0063】
この収容紙幣落下防止手段91は、装置本体とスタッカーとが離脱した状態を示す要部概念破断面図で示す図11のように、上述した紙幣逆戻り防止レバー80から構成されている。
【0064】
また、この紙幣逆戻り防止レバー80は、図11およびスタッカーの正面を示す図12のように、スタッカー71の正面71aであって筐体35の下方略中央に配設された突出部92に配設されている。
【0065】
なお、スタッカー71の正面71aには、筐体35の上方略中央に突出部93が配設されている。
【0066】
この収容紙幣落下防止手段91を具えた紙幣処理装置51では、図11で示すように、スタッカー71の下方に配設された突出部92を図示せぬ装置本体52の背面52aであって長手方向略中央に形成された図示せぬ嵌合溝に嵌合させると、図2で示すように、切り欠き72を装置本体52の切り欠き53に位置決め合致し、孔54を形成することができる。さらに、図11で示すスタッカー71の上方に形成された突出部93を装置本体52の背面52aであって長手方向上方に形成された装着用溝に嵌合させると、図1で示すように、スタッカー71を装置本体52に装着することができる。
【0067】
なお、図13は、離脱したスタッカーを装置本体に装着した際のスタッカーの正面を示す概念平面図である。
【0068】
また、上述した手順と逆の動作を行うと図11で示すように装置本体52からスタッカー71を離脱することができるが、このように装置本体52から離脱したスタッカー71では、図12で示すように、該スタッカー71内に収容された紙幣101は、その略中央101cであって、紙幣101の側面下方および下端を、紙幣逆戻り防止レバー80の第1のレバー25および第2のレバー79によって覆われ拘束されるので、装置本体52からスタッカー71を離脱する際、該スタッカー71内に収容された紙幣101がスタッカー71下方に落下することは可及的に防止され、これにより、紙幣の回収作業の安全性がさらに向上することとなる。
【0069】
次に、本願発明に係わる部分である、(3)ボックスの着脱手段の構造部分について説明する。
【0070】
図1で示すボックス9は、従来と同様、L字形状の紙幣搬送路4を構成する水平部4aの下シュート6全域と垂直部4bの下シュート8上流部を一体形成した断面L字形状のボックス9である。なお、L字形状の紙幣搬送路4は、シュート6、7からなる水平部4aとシュート8、9からなる垂直部4bとから構成されている。
【0071】
また、このボックス9は、図1と同一部分を同一符号で示す図14のように、着脱手段61により装置本体52に対し着脱自在に装着され、かつ、一時的に装置本体52に回動自在に支承されるものである。なお、図14は、紙幣処理装置51の要部概念断面図であって、ボックス9に配設されたプーリ15、16等の図示を省略している。
【0072】
この着脱手段61は、装置本体52の内周面両側方に形成されたガイド溝62と、ボックス9の両側面に形成され、ガイド溝62に案内されるガイド突起65と、ガイド溝62終端62bの直前であって、ガイド溝62の上方に向け形成されたガイド突起脱出孔66と、装置本体52の両側面であってガイド溝62終端62bに形成されたガイド突起支承用孔67から構成されている。
【0073】
この着脱手段61を具えた紙幣処理装置51では、装置本体52にボックス9が装着された図14で示す初期状態において、ガイド突起65は、ガイド溝62の一端62aに嵌挿している。
【0074】
また、装置本体52からボックス9を離脱するには、ガイド溝62内のガイド突起65を、ガイド溝62に沿って装置本体52背面52a側に案内し、図14と同一部分を同一符号で示す図15のように、該ガイド突起65をガイド溝62の終端62bに当接させる。なお、このとき、ガイド突起65は、ガイド突起支承用孔67に嵌挿しているが、ガイド突起65はその上方をガイド溝62によって覆われているから、上方に案内することができない。
【0075】
次に、このガイド突起65を装置本体52正面52b側にガイド溝62に沿って案内すると、ガイド突起65は、図14と同一部分を同一符号で示す図16のように、嵌挿しているガイド支承用孔67の一部67aに当接するので、さらにガイド支承用孔67の形状に沿って上方に案内すると、ガイド突起65は図14と同一部分を同一符号で示す図17のように、ガイド突起脱出孔66を通過し、ガイド突起65とガイド溝62との係合を解除することができるから、これにより、図14と同一部分を同一符号で示す図18で示すように、装置本体52からボックス9を離脱することができる。
【0076】
また、図18で示す離脱したボックス9を、上述した動作を逆の手順で行うとボックス9を装置本体52に装着することができる。
【0077】
また、図15で示すガイド突起65がガイド溝62終端62bに当接した状態では、ガイド突起65はガイド突起支承用孔67に嵌挿しており、これによりボックス9は装置本体52に対し回動自在に支承されているから、このときボックス9を支持している手を該ボックス9から放すと、ボックス9はその自重によりガイド突起65を中心に下方へ回転する。
【0078】
また、ボックス9が所定角度回転すると、ボックス9のガイド突起65間に配設されている筐体の図示せぬ底面が装置本体52の底面に形成された図示せぬ切り欠きに当接してその回転が規制されるから、ボックス9全体は図14と同一部分を同一符号で示す図19のように、ガイド突起65およびガイド支承用孔67を介して装置本体52に支持されることとなる。
【0079】
また、このとき、装置本体52に支持されたボックス9の上方9aには、解放スペースが形成されるから、このスペースを利用して、紙幣搬送手段11、シャッター手段18、または紙幣識別手段19の保守点検や清掃を行うことができ、また、その際、オペレーターはボックス9を支持する必要はないので、それらの作業を両手で行うことができ、これにより、当該作業が簡単となって、作業効率を向上させることができる。
【0080】
なお、ボックス9全体は図19で示す装置本体52に支持された状態から、ガイド突起65を中心に反時計方向に回転させ図15に示す状態に復帰させた後、上述した動作を行えば、ボックス9を装置本体52から離脱することが可能である。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係わる紙幣処理装置では、着脱手段は、装置本体の内周面両側方に形成されたガイド溝と、ボックスの両側面に形成され、ガイド溝に案内されるガイド突起と、ガイド溝終端の直前であって、ガイド溝の上方に向けて形成されたガイド突起脱出孔と、装置本体の両側面であってガイド溝終端に形成されたガイド突起支承用孔とからなることとし、これにより、ボックスは、ガイド突起をガイド突起脱出孔を介しガイド溝に嵌挿した際、装置本体にスライド自在に装着され、ガイド突起がガイド突起支承用孔に嵌挿した際、装置本体に対し回動自在に支承されるとともに、ボックスは、ガイド突起をガイド突起脱出孔を介しガイド溝から脱出させて装置本体から離脱されることとしたから、ボックスを、ガイド突起がガイド溝終端に当接した状態で、その自重により、ガイド突起を中心に下方へ回転させると、ボックスの上方には、解放スペースが形成される。
【0082】
したがって、このスペースを利用して、紙幣搬送手段や紙幣識別手段の保守点検作業や清掃作業を行うようにすると、オペレーターは、それらの作業の間、ボックスを支持する必要はないので、それらの作業を両手で行うことができ、これにより、当該作業が簡単となって、その作業効率を向上させることができる。
【0083】
これにより、紙幣搬送路に配設された各種装置の保守点検や清掃作業を簡単にし、その作業効率を向上させる紙幣処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わる紙幣処理装置の要部破断概念側面図。
【図2】図2はこの発明に係わる紙幣処理装置の要部概念斜視図。
【図3】図3はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図4】図4はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図5】図5はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図6】図6はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図7】図7はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図8】図8はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図9】図9はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図10】図10はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図11】図11はこの発明に係わる紙幣処理装置の装置本体からスタッカーを離脱した状態を示す要部破断概念側面図。
【図12】図12はこの発明に係わる紙幣処理装置を構成するスタッカーの動作を示す要部概念平面図。
【図13】図13はこの発明に係わる紙幣処理装置を構成するスタッカーの動作を示す要部概念断面図。
【図14】図14はこの発明に係わる紙幣処理装置を構成するボックスの着脱動作を示す要部概念断面図。
【図15】図15はこの発明に係わる紙幣処理装置を構成するボックスの着脱動作を示す要部概念断面図。
【図16】図16はこの発明に係わる紙幣処理装置を構成するボックスの着脱動作を示す要部概念断面図。
【図17】図17はこの発明に係わる紙幣処理装置を構成するボックスの着脱動作を示す要部概念断面図。
【図18】図18はこの発明に係わる紙幣処理装置を構成するボックスの着脱動作を示す要部概念平面図。
【図19】図19はこの発明に係わる紙幣処理装置を構成するボックスの着脱動作を示す要部概念平面図。
【図20】図20は従来の紙幣処理装置の要部破断概念側面図。
【図21】図21は、従来の紙幣処理装置を構成するボックスの着脱動作を示す要部概念平面図。
【図22】図22は、従来の紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図23】図23は、従来の紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図24】図24は、従来の紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図25】図25は、従来の紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【図26】図26は、従来の紙幣処理装置の動作を示す要部概念断面図。
【符号の説明】
3…紙幣挿入口
4…紙幣搬送路
9…ボックス
11…紙幣搬送手段
19…紙幣識別手段
51…紙幣処理装置
52…装置本体
61…着脱手段
62…ガイド溝
65…ガイド突起
65b…終端
66…ガイド突起脱出孔
67…ガイド突起支承用孔
101…紙幣

Claims (1)

  1. 紙幣挿入口から挿入された紙幣を紙幣搬送路へ案内する紙幣搬送手段と、前記紙幣搬送手段を通過した紙幣の真偽を判別する紙幣識別手段とを具えた装置本体と、前記紙幣搬送路の一部を構成し、前記装置本体に着脱手段を介し着脱自在に装着されるボックスとを具えた紙幣処理装置において、
    前記着脱手段は、
    前記装置本体の内周面両側方に形成されたガイド溝と、
    前記ボックスの両側面に形成され、前記ガイド溝に案内されるガイド突起と、
    前記ガイド溝終端の直前であって、前記ガイド溝の上方に向けて形成されたガイド突起脱出孔と、
    前記装置本体の両側面であって前記ガイド溝終端に形成されたガイド突起支承用孔
    とからなり、
    前記ボックスは、前記ガイド突起を前記ガイド突起脱出孔を介し前記ガイド溝に嵌挿した際、前記装置本体にスライド自在に装着され、前記ガイド突起が前記ガイド突起支承用孔に嵌挿した際、前記装置本体に対し回動自在に支承されるとともに、前記ボックスは、前記ガイド突起を前記ガイド突起脱出孔を介し前記ガイド溝から脱出させて前記装置本体から離脱されるようにしたこと特徴とする紙幣処理装置。
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