JP2000113282A - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JP2000113282A
JP2000113282A JP11145046A JP14504699A JP2000113282A JP 2000113282 A JP2000113282 A JP 2000113282A JP 11145046 A JP11145046 A JP 11145046A JP 14504699 A JP14504699 A JP 14504699A JP 2000113282 A JP2000113282 A JP 2000113282A
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伊藤  幸男
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康幸 児玉
Noboru Yamagishi
昇 山岸
Tadashi Hatamachi
正 籏町
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙幣搬送路に配設された各種装置の保守点検や
清掃作業を簡単にし、その作業効率を向上させる紙幣処
理装置を提供する。 【解決手段】着脱手段61は、装置本体52の内周面両
側方に形成されたガイド溝62と、ボックス9の両側面
に形成され、ガイド溝62に案内されるガイド突起65
と、ガイド溝終端62bの直前であって、ガイド溝62
の上方に向けて形成されたガイド突起脱出孔66と、装
置本体52の両側面であってガイド溝終端62bに形成
されたガイド突起支承用孔67とからなり、ボックス9
は、ガイド突起65をガイド突起脱出孔67を介してガ
イド溝62に嵌挿又は脱出させることにより、装置本体
52にスライド自在に装着又は離脱し、また、装置本体
52にスライド自在に装着されたボックス9は、ガイド
突起65がガイド突起支承用孔67に嵌挿した際、装置
本体52に対し回動自在に支承される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機、両
替機、パチンコ玉貸機、メタル貸機等に使用される紙幣
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に紙幣(クーポン券等を含む)を取
り扱う自動販売機等の機器本体内には、挿入された紙幣
の真偽を判別するとともに、真券と見なされた紙幣のみ
を蓄積収容するようにした紙幣処理装置が装着されてい
る。
【0003】図20は従来の紙幣処理装置1を示す要部
破断概念側面図である。
【0004】この紙幣処理装置1は、装置本体2と、該
装置本体2の背面2aに着脱自在に装着されるスタッカ
ー37から構成されている。
【0005】また、このうち装置本体2には、紙幣挿入
口3に連通するL字形状の紙幣搬送路4と、紙幣挿入口
3から挿入された紙幣を紙幣搬送路4へ案内する紙幣搬
送手段11と、紙幣搬送路4を開閉するシャッター手段
18と、紙幣搬送手段11により搬送され、該シャッタ
ー手段18を通過した紙幣の真偽を判別する磁気ヘッド
等からなる紙幣識別手段19と、該紙幣識別手段19に
より真券と判断された紙幣を1枚ずつスタッカー37側
へ移動させる紙幣移動手段20と、該紙幣移動手段20
により一度スタッカー37内に収容された紙幣が紙幣搬
送路4内に突出することを防止する紙幣逆戻り防止レバ
ー30とが配設されている。
【0006】また、このうちのL字形状の紙幣搬送路4
は、本願出願人が先に提案した特願平10−14135
0号の明細書に開示されているように、上下シュート
5、6からなる水平部4aとシュート7、8からなる垂
直部4bとからなり、このうち水平部4aの下シュート
6全域と垂直部4bの下シュート8上流は、略L字形状
のボックス9により一体形成されている。また、このボ
ックス9は、図21の一点鎖線で示すように、当該ボッ
クス9の両側面と装置本体2の内周面両側方とに形成さ
れた、例えばガイド溝と該ガイド溝内に案内されるガイ
ド突起からなる図示せぬスライド支承手段を介し矢印A
方向へ向け着脱自在に装着されている。なお、図21
は、従来の紙幣処理装置の動作を示す要部概念平面図
で、図20と同一部分を同一符号で示している。
【0007】また、紙幣搬送手段11は、図20で示す
ように、紙幣搬送路4の水平部4aおよび垂直部4bに
沿って張設された無端の紙幣搬送ベルト12と、該紙幣
搬送ベルト12を回転駆動するプーリ13、14、1
5、16からなる紙幣搬送ベルト駆動手段17とから構
成されている。
【0008】また、紙幣移動手段20は、本願出願人が
先に提案した特願平5−276592号の明細書に開示
されているように、図20で示す装置本体2の両サイド
長手方向に配設され、その上下端を軸として一方向に回
転自在に支承された一対の紙幣案内ドラム21から構成
されている。また、この紙幣案内ドラム21の周面に
は、紙幣の幅方向端部を嵌挿するスリット22が紙幣搬
送路4に沿って形成されており、このスリット22は、
紙幣処理装置の要部概念断面図で示す図22のように、
初期位置において紙幣搬送路4と位置決め合致されてい
る。なお、この紙幣移動手段20の詳細については、特
願平5−276592号の明細書を参照されたい。
【0009】また、紙幣逆戻り防止レバー30は、一対
の紙幣案内ドラム21間に配設され、軸26を中心に回
動自在に支承されているL字形状のレバー25からな
り、該レバー25は、紙幣案内ドラム21の外径21a
よりも短い長さに設定されている長軸25aと、装置本
体2の筐体に配設されたバネ支承部31に支承されたバ
ネ27からなる付勢手段28に連結されている短軸25
bから構成されている。
【0010】また、このうちの長軸25aは、装置本体
2の筐体に形成された孔29から紙幣案内ドラム21に
向けその先端部25cが出没自在であって、その先端2
5eは付勢手段28によって常時紙幣搬送路4側に付勢
されている。また、短軸25bには、その先端25dに
レバーの紙幣搬送路4側への所定回転角度以上の回転を
規制するストッパー32が形成されている。
【0011】このような紙幣処理装置1によると、図2
0で示すように、紙幣挿入口3内に紙幣101(図2
2)を挿入すると、紙幣検出センサにより挿入紙幣10
1の有無が検出され、その検出信号に基づき反時計方向
へ正転する紙幣搬送ベルト12の搬送力により、挿入紙
幣101は紙幣搬送路4の水平部4aに沿って図面の右
方向へ水平搬送される。また同時にシャッタ手段18
(図20)が駆動され、それによりシャッターを図面左
方向へ移動させて紙幣搬送路4の垂直部4bを拡開す
る。
【0012】一方、挿入紙幣101が紙幣搬送ベルト1
2の正転により紙幣搬送路4の水平部4aに沿って図面
の右方向へ水平搬送され、次に紙幣搬送路4の垂直部4
bに沿って略90度上方へ搬送されると、紙幣搬送路4
の垂直部4bに配設された紙幣識別手段19より挿入紙
幣101の真偽が判定される。
【0013】そして、紙幣識別手段19により挿入紙幣
101が偽券と判断されると、紙幣搬送ベルト12が反
転(時計方向へ回転)して、当該挿入紙幣101は紙幣
挿入口3から返却される。
【0014】また、挿入紙幣101が紙幣識別手段19
により真券と判断された場合は、その検出信号に基づき
紙幣搬送ベルト12の正転が持続し、挿入紙幣101は
さらに紙幣搬送路4の下流へ搬送される。
【0015】その後、挿入紙幣101の先端101aが
紙幣案内ドラム21のスリット22下端22aに嵌挿す
ると、挿入紙幣101は同時に紙幣案内ドラム21のス
リット22の端部と紙幣搬送ベルト12(図20)との
間に挟持されるので、これにより挿入紙幣101はさら
に紙幣搬送ベルト12の搬送力によりスリット22に沿
って図22の矢印Bの方向に搬送される。
【0016】そして、紙幣101の下端101bが、図
22と同一部分を同一符号で示す図23で示すように、
紙幣案内ドラム21のスリット22内の所定位置に達し
たことが図示せぬセンサ等により検出されると、紙幣搬
送ベルト12(図20)の正転が停止するとともに紙幣
案内ドラム21が反対方向に同位相で回転し、これによ
り、スリット22内に嵌挿された紙幣101は図23の
矢印Cで示すようにスタッカー37側に平行移動する。
【0017】また、紙幣101が紙幣案内ドラム21の
回転によってスタッカー37側に平行移動すると、通常
の長手方向の寸法を有する紙幣101は、図22と同一
部分を同一符号で示す図24で示すように、その下端1
01bがレバー25の長軸25aに当接するとともに該
レバー25を軸26を中心に回動させるので、これによ
りレバー25は孔29内に徐々に退避され、紙幣101
は紙幣案内ドラム21の回転によってさらにスタッカー
37側に平行移動する。
【0018】また、紙幣101が、紙幣案内ドラム21
の回転によってスタッカー37側に平行移動しスタッカ
ー37に達すると、すなわち、紙幣101を嵌挿するス
リット22が紙幣案内ドラム21の回転により紙幣案内
ドラム21の外径21aに達すると、紙幣101は図示
せぬスタックバネを介して図示せぬスタッカープレート
と紙幣案内ドラム21の外周面との間に挟持され、その
際同時に、紙幣搬送路4を構成し、紙幣案内ドラム21
の回転に応じてスタッカー37側に移動する図示せぬシ
ュートによって押されるので、紙幣101はスリット2
2から解放され、これによりスタッカー37内に確実に
押し込められ収容される。
【0019】一方、レバー25は、長軸25aの長さが
紙幣案内ドラム21の外径21aよりも短く設定されて
いるから、図22と同一部分を同一符号で示す図25で
示すように、紙幣101を嵌挿するスリット22が紙幣
案内ドラム21の回転によって紙幣案内ドラム21の外
径21aに達する前に、紙幣101の下端101bは長
軸25b先端25eから離間し、レバー25は付勢手段
28の付勢力により初期位置に復帰する。
【0020】したがって、投入紙幣101は図22と同
一部分を同一符号で示す図26で示すようにスタッカー
37内に積載収容されるとともに、その下端101bが
紙幣逆戻り防止レバー30と係合するので、これによ
り、一度スタッカー37内に収容された紙幣101が紙
幣搬送路4内に突出し、次に収容される紙幣の搬送が妨
害されることを防止している。
【0021】一方、この紙幣処理装置1では、ボックス
9は、上述のように、紙幣搬送路4の水平部4aを構成
する下シュート6全域と垂直部4bを構成する下シュー
ト8上流とを一体形成してなるものであり、また、前記
スライド支承手段を介し装置本体2に矢印A方向へ向け
着脱自在に装着される構造であるから、紙幣搬送手段1
1、シャッター手段18、または紙幣識別手段19の保
守点検や清掃を行う際には、オペレーターは、ボックス
9を支持するとともに、該ボックス9を前記スライド支
承手段を介し装置本体2の反対側にスライドさせ、これ
により、ボックス9を装置本体2から離脱した後、それ
らの作業を行なうようにしている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の紙幣処理装置1によると、ボックス9は、紙幣搬送
路4の水平部4aを構成する下シュート6全域と垂直部
4bを構成する下シュート8上流とを一体形成してなる
ものであり、また、前記スライド支承手段を介し装置本
体2に矢印A方向へ向け着脱自在に装着される構造であ
るから、紙幣搬送手段11または紙幣識別手段19の保
守点検や清掃を行う際には、オペレーターはボックス9
を支持するとともに、ボックス9を前記スライド支承手
段を介し装置本体2の反対側にスライドさせ、これによ
り、ボックス9を装置本体2から離脱した後、それらの
作業を行なっている。
【0023】そのため、オペレーターは、紙幣搬送手段
11または紙幣識別手段19の保守点検作業や清掃作業
の間、ボックス9を支持しなければならず、片手のみで
それらの保守点検作業や清掃作業を行うこととなるか
ら、当該作業が煩雑であるという問題があった。
【0024】この発明は上述した事情に鑑み、紙幣搬送
路に配設された各種装置の保守点検や清掃作業を簡単に
し、その作業効率を向上させる紙幣処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明に係わる紙幣処理装置では、紙幣挿入口
から挿入された紙幣を紙幣搬送路へ案内する紙幣搬送手
段と、前記紙幣搬送手段を通過した紙幣の真偽を判別す
る紙幣識別手段とを具えた装置本体と、前記紙幣搬送路
の一部を構成し、前記装置本体に着脱手段を介し着脱自
在に装着されるボックスとを具えた紙幣処理装置におい
て、前記着脱手段は、前記装置本体の内周面両側方に形
成されたガイド溝と、前記ボックスの両側面に形成さ
れ、前記ガイド溝に案内されるガイド突起と、前記ガイ
ド溝終端の直前であって、前記ガイド溝の上方に向けて
形成されたガイド突起脱出孔と、前記装置本体の両側面
であって前記ガイド溝終端に形成されたガイド突起支承
用孔とからなり、前記ボックスは、前記ガイド突起を前
記ガイド突起脱出孔を介し前記ガイド溝に嵌挿した際、
前記装置本体にスライド自在に装着され、前記ガイド突
起が前記ガイド突起支承用孔に嵌挿した際、前記装置本
体に対し回動自在に支承されるとともに、前記ボックス
は、前記ガイド突起を前記ガイド突起脱出孔を介し前記
ガイド溝から脱出させて前記装置本体から離脱されるよ
うにしている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる紙幣処理
装置の一実施例を詳述する。
【0027】図1はこの発明に係わる紙幣処理装置の要
部破断概念側面図で、図20と同一部分を同一符号で示
す。
【0028】この発明に係わる紙幣処理装置は、従来の
紙幣処理装置に比し、以下に挙げる3点についてその構
造が大きく相違する。
【0029】(1)紙幣逆戻り防止レバーの構造 (2)装置本体からスタッカーを離脱する際、スタッカ
ー内に収容された紙幣がスタッカーの下方から落下する
ことを防止する収容紙幣落下防止手段の構造 (3)本願発明に係わる部分である、装置本体に着脱自
在に装着されるボックスの着脱手段の構造 そこで、(1)から(3)について順次その構造部分を
詳述するが、まず、(1)紙幣逆戻り防止レバーの構造
部分について説明する。
【0030】この紙幣処理装置51は、矩形状の装置本
体52と、該装置本体52の背面52aに着脱自在に装
着されるスタッカー71から構成されている。
【0031】このうち、装置本体52には、紙幣挿入口
3に連通するL字形状の前記紙幣搬送路4と、紙幣挿入
口3から挿入された紙幣を紙幣搬送路4へ案内する前記
紙幣搬送手段11と、紙幣搬送路4を開閉する前記シャ
ッター手段18と、紙幣搬送手段11により搬送され、
該シャッター手段18を通過した紙幣の真偽を判別する
磁気ヘッド等からなる前記紙幣識別手段19と、該紙幣
識別手段19により真券と判断された紙幣を1枚ずつス
タッカー71側へ移動させる前記紙幣移動手段20とが
配設されている。
【0032】また、このうちの紙幣搬送手段11は、従
来同様、紙幣搬送路4の水平部4aおよび垂直部4bに
沿って張設された無端の紙幣搬送ベルト12と、該紙幣
搬送ベルト12を回転駆動するプーリ13、14、1
5、16からなる紙幣搬送ベルト駆動手段17とから構
成されている。
【0033】一方、スタッカー71は、従来のスタッカ
ー37(図20)に相当する筐体35と、該筐体35に
配設され、一度スタッカー71内に収容された紙幣が紙
幣搬送路4内に突出することを防止する紙幣逆戻り防止
レバー80とから構成されている。
【0034】また、このうちの紙幣逆戻り防止レバー8
0は、図2で示すように、スタッカー71正面71aに
形成された切り欠き72内に配設されており、前記レバ
ーに相当する第1のレバー25と、前記付勢手段に相当
する第1の付勢手段28と、前記ストッパーに相当する
第1のストッパー32と、第2のレバー79と、第2の
付勢手段77と、第2のストッパー76とから構成され
ている。なお、図2は、紙幣処理装置の要部概念斜視図
であって、図1と同一機能を有する部分を同一符号で示
している。また、図2で示すように、スタッカー71に
形成された切り欠き72は、スタッカー71を装置本体
52に装着した際、装置本体52背面52aに形成され
た切り欠き53に当接し、孔54を形成する。
【0035】また、このうちの第1のレバー25は、一
対の紙幣案内ドラム21間(図1)に配設されたL字形
状のレバーからなり、この第1のレバー25は、紙幣案
内ドラム21(図1)の外径21aよりも短い長さに設
定されている長軸25aと、スタッカー71に形成され
た切り欠き72の下面72aに当接する突出部25fが
配設された短軸25bとから構成されている。また、第
1のレバー25の折れ曲がり部25gは、切り欠き72
の両端に差し渡された第1の軸26に嵌挿している。ま
た、短軸25bに形成された突出部25fは、第1のス
トッパー32を構成する。
【0036】また、第1のレバー25の長軸25aは、
その先端部25cに、上方に向け切り欠き73が形成さ
れており、該切り欠き73には、その略中央に第2の軸
74が差し渡されている。また、切り欠き73には、第
2の軸74よりやや紙幣搬送路4側下方に、第2のスト
ッパー76を構成する軸75が差し渡されている。
【0037】また、第1の付勢手段28は、スタッカー
71に配設されたバネ支承部84に支承された一端27
aと、第1のレバー25の短軸25bに連結している他
端27bとからなるバネ27により構成されている。
【0038】また、第2のレバー79は、その後端79
bが、紙幣搬送路4(図1)側に形成された舌片79c
と、第2の軸74を嵌挿する略断面円弧形状の軸支承部
79dから構成されており、該後端79b全体は第1の
レバー25の切り欠き73に嵌挿している。
【0039】また、第2の付勢手段77は、第2の軸7
4に巻回され、第1のレバー25の長軸25aに連結す
る一端78aと第2のレバー79に連結する他端78b
からなるバネ78から構成されている。
【0040】このように構成された紙幣逆戻り防止レバ
ー80では、第1のレバー25は第1の軸26を中心に
回動自在に支承されるとともに、第1の付勢手段28に
より常時紙幣搬送路4側に付勢されている。また、第1
のレバー25の紙幣搬送路4側への回転は、第1のレバ
ー25に形成された突出部25fが切り欠き72の下面
72aに当接することによって、所定回転角度以内に規
制されている。また、第2のレバー79は第2の軸74
を中心に回動自在に支承されるとともに、第2の付勢手
段77により常時紙幣搬送路4側に付勢されている。ま
た、第2のレバー79の紙幣搬送路4側への回転は、舌
片79cが軸75に当接することにより、所定回転角度
以内に規制されている。
【0041】次に、上述した紙幣処理装置51の動作を
説明する。
【0042】この紙幣処理装置51では、紙幣搬送路
4、紙幣搬送手段11、シャッター手段18、および紙
幣識別手段19は従来と同様の動作を行うため、ここで
は、真券と判断された挿入紙幣が、紙幣案内ドラム21
のスリット22内に嵌挿する動作以降の動作について詳
述する。
【0043】この紙幣処理装置51では、図2と同一部
分を同一符号で示す図3のように、初期位置において、
紙幣案内ドラム21のスリット22は紙幣搬送路4に位
置決め合致されている。
【0044】また、紙幣逆戻り防止レバー80は、初期
位置において、その第1のレバー25が、突出部25f
の切り欠き部72下面72aへの当接によって、その長
軸25a先端25eを紙幣搬送路4と平行方向で、か
つ、紙幣案内ドラム21側に向けて孔54を介して突出
させており、第2のレバー79は、舌片79cによる軸
75への当接によって、レバー全体を紙幣搬送路4と平
行方向で、かつ、紙幣案内ドラム21側に向け孔54を
介して突出させている。
【0045】一方、真券である挿入紙幣101が紙幣搬
送手段11により紙幣搬送路4に沿って搬送され、その
先端が紙幣案内ドラムのスリット22の下端22a(図
22)に嵌挿すると、挿入紙幣101は同時に紙幣案内
ドラム21のスリット22端部と紙幣搬送ベルト12
(図1)との間に挟持されるので、これにより挿入紙幣
101はさらに紙幣搬送ベルト12の搬送力によりスリ
ット22に沿ってその上方に搬送される。
【0046】そして、紙幣101の下端101bが、図
3で示すように、紙幣案内ドラム21のスリット22内
の所定位置に達したことが図示せぬセンサ等により検出
されると、紙幣搬送ベルト12の正転が停止するととも
に紙幣案内ドラム21が反対方向に同位相で回転し、こ
れにより、スリット22内に嵌挿された紙幣101はス
タッカー71側に平行移動する。
【0047】また、このように紙幣101が紙幣案内ド
ラム21の回転によってスタッカー71側に平行移動す
ると、通常の長手方向の寸法を有する紙幣101は、図
3と同一部分を同一符号で示す図4のようにその下端1
01bが第1のレバー25の長軸25aに当接するとと
もに第1の付勢手段28の付勢力に抗して該第1のレバ
ー25を押圧し、第1の軸26を中心に時計方向に回転
させるので、これにより第1のレバー25はその長軸2
5aの後端側から徐々に孔54内に退避され、紙幣10
1はさらに紙幣案内ドラム21の回転によってスタッカ
ー71側に平行移動する。なお、紙幣101が紙幣案内
ドラム21の回転によってスタッカー71側に平行移動
すると、その下端101bが第1のレバー25に当接す
る位置は第1のレバー25先端25e側に徐々に移動す
る。また、第2のレバー79は、舌片79cが軸75に
当接している初期位置を維持しつつ、第1のレバー25
とともに回転する。
【0048】そして、紙幣101が紙幣案内ドラム21
の回転によってさらにスタッカー71側に平行移動する
と、紙幣101の下端101bは、図3と同一部分を同
一符号で示す図5のように、第1のレバー25から離間
して第2のレバー79に当接する。すると第1のレバー
25は、第1の付勢手段28の付勢力により第1の軸2
6を中心に反時計方向に徐々に回転する。一方、第2の
レバー79は、紙幣101の下端101bの押圧力によ
り第2の付勢手段77の付勢力に抗して第2の軸74を
中心に時計方向に回転し、その先端79aを徐々に孔5
4内に退避させるので、紙幣101はさらに紙幣案内ド
ラム21の回転によってスタッカー71側に平行移動す
る。なお、紙幣101がスタッカー71側に平行移動す
ると、その下端101bが第2のレバー79に当接する
位置は第2のレバー79先端79a側に徐々に移動す
る。
【0049】そして、紙幣101が紙幣案内ドラム21
の回転によってさらにスタッカー71側に平行移動する
と、紙幣101の下端101bは、図3と同一部分を同
一符号で示す図6のように、第2のレバー79の先端7
9aから離間する。紙幣101の下端101bが第2の
レバー79の先端79aから離間すると、第2のレバー
79は、第2の付勢手段77の付勢力により第2の軸7
4を中心に反時計方向へ回転し、一方、第1のレバー2
5は、第1の付勢手段28の付勢力により第1の軸26
を中心に反時計方向へ回転する。そして、ついには、第
1、第2のレバー25、79はいずれも初期位置に復帰
する。
【0050】また、その後、紙幣101が、紙幣案内ド
ラム21の回転によってさらにスタッカー71側に平行
移動されスタッカー71に達すると、紙幣101は図示
せぬスタックバネを介して図示せぬスタッカープレート
と紙幣案内ドラム21の外周面との間に挟持され、その
際同時に、紙幣搬送路4を構成し紙幣案内ドラム21の
回転に応じてスタッカー71側に移動する図示せぬシュ
ートによって押されるので、紙幣101はスリット22
から解放され、これにより、図3と同一部分を同一符号
で示す図7のように、スタッカー71内に確実に押し込
められ収容される。また、スリット22内の紙幣101
がスタッカー71に達するとき、紙幣案内ドラム21の
スリット22は、紙幣案内ドラム21の外径21aの位
置に達している。
【0051】したがって、通常の長手方向の寸法を有す
る投入紙幣101は、図7で示すようにスタッカー71
内に積載収容されるとともにその下端101bが紙幣逆
戻り防止レバー80と係合し、これにより、一度スタッ
カー71内に収容された紙幣101がスタッカー71内
に先に収容された他の紙幣または図示せぬスタッカープ
レートにより押圧されその幅方向略中央101cが紙幣
搬送路4内に突出し、次に収容される紙幣の搬送を妨害
する虞を可及的に防止することができる。
【0052】一方、スリット22内に嵌挿してスタッカ
ー71側に平行移動する紙幣が長手方向の寸法が短い紙
幣102である場合には、該紙幣102が紙幣案内ドラ
ム21の回転によってスタッカー71側に平行移動する
と、図3と同一部分を同一符号で示す図8のように紙幣
102下端102bが第2のレバー79に当接するとと
もに第2の付勢手段77の付勢力に抗して該第2のレバ
ー79を押圧し、第2の軸74を中心に時計方向に回転
させるので、これにより第2のレバー79は徐々に紙幣
102の移動方向から退避され、紙幣102はさらに紙
幣案内ドラム21の回転によってスタッカー71側に平
行移動する。なお、紙幣102が紙幣案内ドラム21の
回転によってスタッカー71側に平行移動すると、その
下端102bが第2のレバー79に当接する位置は第2
のレバー79先端79a側に徐々に移動する。なお、第
1のレバー25は、第2のレバー79が第2の付勢手段
77の付勢力に抗して回転するため、第2の付勢手段7
7の反発力によって、第1の軸26を中心に、第1の付
勢手段28の付勢力に抗して若干時計方向に回転する。
【0053】そして、紙幣102が紙幣案内ドラム21
の回転によってさらにスタッカー71側に平行移動する
と、紙幣102の下端102bは、図3と同一部分を同
一符号で示す図9のように、第2のレバー79の先端7
9aから離間する。すると、第2のレバー79は、第2
の付勢手段77の付勢力により第2の軸74を中心に反
時計方向へ回転し、一方、第1のレバー25も、第1の
付勢手段28の付勢力により第1の軸26を中心に反時
計方向へ回転する。そして、ついには、第1、第2のレ
バー25、79はいずれも初期位置に復帰する。
【0054】また、その後、紙幣102が紙幣案内ドラ
ム21の回転によってさらにスタッカー71側に平行移
動され、スリット22内の紙幣102がスタッカー71
に達すると、紙幣102は図示せぬスタックバネを介し
て図示せぬスタッカープレートと紙幣案内ドラム21の
外周面との間に挟持され、その際同時に、紙幣搬送路4
を構成し、紙幣案内ドラム21の回転に応じてスタッカ
ー71側に移動する図示せぬシュートによって押される
ので、紙幣102はスリット22から解放され、これに
より図3と同一部分を同一符号で示す図10のように、
スタッカー71内に確実に押し込められ収容される。ま
た、スリット22内の紙幣102がスタッカー71に達
するとき、紙幣案内ドラム21は、そのスリット22が
図で示す紙幣案内ドラム21の外径21aの位置に達し
ている。
【0055】したがって、長手方向の寸法が短い投入紙
幣102についても、図10で示すようにスタッカー7
1内に積載収容されるとともにその下端102bが紙幣
逆戻り防止レバー80の第2のレバー79の先端79a
と係合し、これにより、一度スタッカー71内に収容さ
れた当該紙幣102がスタッカー71内に先に収容され
た他の紙幣または図示せぬスタッカープレートにより押
圧されその幅方向略中央102cが紙幣搬送路4内に突
出し、次に収容される紙幣の搬送を妨害する虞を可及的
に防止することができる。
【0056】このように紙幣処理装置51では、紙幣逆
戻り防止レバー80は、第1の軸26を介し回動自在に
支承され、紙幣案内ドラム21の外径21aより短い第
1のレバー25と、該第1のレバー25を紙幣搬送路4
側へ常時付勢する第1の付勢手段28と、第1のレバー
25の紙幣搬送路4側への所定回転角度以上の回転を規
制する第1のストッパー32と、第1のレバー25の先
端部25cに第2の軸74を介し回動自在に支承される
第2のレバー79と、該第2のレバー79の紙幣搬送路
4側への所定回転角度以上の回転を規制する第2のスト
ッパー76と、第2のレバー79を紙幣搬送路4側へ常
時付勢する第2の付勢手段77とを少なくとも具えるこ
ととしたから、紙幣をスタッカー71内に収容して復帰
した初期位置において、紙幣案内ドラム21に向け孔5
4を介して突出する部分の長さが従来に比して長くな
り、これにより挿入紙幣が長手方向の寸法が短い紙幣1
02である場合であっても、スタッカー71内に収容さ
れた紙幣は確実に紙幣逆戻り防止レバー80に係合する
ことができる。
【0057】また、この紙幣処理装置51では、第2の
レバー79は、紙幣案内ドラム21の外径21aより短
く第1の付勢手段28によって紙幣搬送路4側へ常時付
勢されている回動自在な第1のレバー25の先端部25
cに、第2の軸74を介し回動自在に支承されるととも
に、第2の付勢手段77によって紙幣搬送路4側へ常時
付勢されているから、紙幣案内ドラム21の回転駆動に
よって紙幣搬送路4に対し平行移動する紙幣逆戻り防止
レバー80が紙幣案内ドラム21の外径21aに達する
前、すなわち、紙幣がスタッカー71に達する前に、紙
幣下端は第2のレバー79の先端79aから離間し、こ
れにより、紙幣がスタッカー71内に収容された際には
紙幣逆戻り防止レバー80は確実に初期位置に復帰させ
ておくことができる。そのため、紙幣逆戻り防止レバー
80が、スタッカー71内に先に収容された他の紙幣等
により押圧される当該紙幣の下端に係合して初期位置に
復帰できない虞は可及的に防止される。
【0058】したがって、挿入紙幣が長手方向の寸法が
短い紙幣102である場合であっても、スタッカー71
内に収容された際には、当該紙幣102は確実に紙幣逆
戻り防止レバー80に係合することができ、一度スタッ
カー71内に収容された紙幣102がスタッカー71内
に先に収容された他の紙幣または図示せぬスタッカープ
レートにより押圧されその幅方向略中央102cが紙幣
搬送路4に突出し、次に収容される紙幣の搬送を妨害す
る虞を可及的に防止することができる。
【0059】すなわち、長手方向の寸法にばらつきがあ
る性質を有する紙幣を、スタッカー71内に収容した
際、確実に紙幣逆戻り防止レバー80に係合させること
ができ、一度スタッカー71内に収容された紙幣が紙幣
搬送路4内に突出し、次に収容される紙幣の搬送を妨害
する虞を可及的に防止することができる。
【0060】また、特に、スタッカー71内に収容され
た紙幣は幅方向略中央に空気が入りこんで紙幣搬送路4
側に膨らみやすいので、この紙幣逆戻り防止レバー80
を具えることは前述した虞を防止するのに有効である。
【0061】また、この紙幣処理装置51では、挿入紙
幣を紙幣案内ドラム21のスリット22内の所定位置に
位置決めする際、挿入紙幣がその位置決め不良によって
所定位置より上方に位置決めされ、該紙幣がスタッカー
71内に収容された場合にも、当該紙幣は紙幣逆戻り防
止レバー80に係合することができるから、位置決め精
度の向上を図ることなく、スタッカー71内に収容され
た当該紙幣が紙幣逆戻り防止レバー80に係合せず紙幣
搬送路4内に突出し次に収容される紙幣の搬送を妨害す
る虞を可及的に防止することができる。
【0062】次に、(2)装置本体からスタッカーを離
脱する際、スタッカー内に収容された紙幣がスタッカー
の下方から落下することを防止する収容紙幣落下防止手
段の構造部分について説明する。
【0063】この収容紙幣落下防止手段91は、装置本
体とスタッカーとが離脱した状態を示す要部概念破断面
図で示す図11のように、上述した紙幣逆戻り防止レバ
ー80から構成されている。
【0064】また、この紙幣逆戻り防止レバー80は、
図11およびスタッカーの正面を示す図12のように、
スタッカー71の正面71aであって筐体35の下方略
中央に配設された突出部92に配設されている。
【0065】なお、スタッカー71の正面71aには、
筐体35の上方略中央に突出部93が配設されている。
【0066】この収容紙幣落下防止手段91を具えた紙
幣処理装置51では、図11で示すように、スタッカー
71の下方に配設された突出部92を図示せぬ装置本体
52の背面52aであって長手方向略中央に形成された
図示せぬ嵌合溝に嵌合させると、図2で示すように、切
り欠き72を装置本体52の切り欠き53に位置決め合
致し、孔54を形成することができる。さらに、図11
で示すスタッカー71の上方に形成された突出部93を
装置本体52の背面52aであって長手方向上方に形成
された装着用溝に嵌合させると、図1で示すように、ス
タッカー71を装置本体52に装着することができる。
【0067】なお、図13は、離脱したスタッカーを装
置本体に装着した際のスタッカーの正面を示す概念平面
図である。
【0068】また、上述した手順と逆の動作を行うと図
11で示すように装置本体52からスタッカー71を離
脱することができるが、このように装置本体52から離
脱したスタッカー71では、図12で示すように、該ス
タッカー71内に収容された紙幣101は、その略中央
101cであって、紙幣101の側面下方および下端
を、紙幣逆戻り防止レバー80の第1のレバー25およ
び第2のレバー79によって覆われ拘束されるので、装
置本体52からスタッカー71を離脱する際、該スタッ
カー71内に収容された紙幣101がスタッカー71下
方に落下することは可及的に防止され、これにより、紙
幣の回収作業の安全性がさらに向上することとなる。
【0069】次に、本願発明に係わる部分である、
(3)ボックスの着脱手段の構造部分について説明す
る。
【0070】図1で示すボックス9は、従来と同様、L
字形状の紙幣搬送路4を構成する水平部4aの下シュー
ト6全域と垂直部4bの下シュート8上流部を一体形成
した断面L字形状のボックス9である。なお、L字形状
の紙幣搬送路4は、シュート6、7からなる水平部4a
とシュート8、9からなる垂直部4bとから構成されて
いる。
【0071】また、このボックス9は、図1と同一部分
を同一符号で示す図14のように、着脱手段61により
装置本体52に対し着脱自在に装着され、かつ、一時的
に装置本体52に回動自在に支承されるものである。な
お、図14は、紙幣処理装置51の要部概念断面図であ
って、ボックス9に配設されたプーリ15、16等の図
示を省略している。
【0072】この着脱手段61は、装置本体52の内周
面両側方に形成されたガイド溝62と、ボックス9の両
側面に形成され、ガイド溝62に案内されるガイド突起
65と、ガイド溝62終端62bの直前であって、ガイ
ド溝62の上方に向け形成されたガイド突起脱出孔66
と、装置本体52の両側面であってガイド溝62終端6
2bに形成されたガイド突起支承用孔67から構成され
ている。
【0073】この着脱手段61を具えた紙幣処理装置5
1では、装置本体52にボックス9が装着された図14
で示す初期状態において、ガイド突起65は、ガイド溝
62の一端62aに嵌挿している。
【0074】また、装置本体52からボックス9を離脱
するには、ガイド溝62内のガイド突起65を、ガイド
溝62に沿って装置本体52背面52a側に案内し、図
14と同一部分を同一符号で示す図15のように、該ガ
イド突起65をガイド溝62の終端62bに当接させ
る。なお、このとき、ガイド突起65は、ガイド突起支
承用孔67に嵌挿しているが、ガイド突起65はその上
方をガイド溝62によって覆われているから、上方に案
内することができない。
【0075】次に、このガイド突起65を装置本体52
正面52b側にガイド溝62に沿って案内すると、ガイ
ド突起65は、図14と同一部分を同一符号で示す図1
6のように、嵌挿しているガイド支承用孔67の一部6
7aに当接するので、さらにガイド支承用孔67の形状
に沿って上方に案内すると、ガイド突起65は図14と
同一部分を同一符号で示す図17のように、ガイド突起
脱出孔66を通過し、ガイド突起65とガイド溝62と
の係合を解除することができるから、これにより、図1
4と同一部分を同一符号で示す図18で示すように、装
置本体52からボックス9を離脱することができる。
【0076】また、図18で示す離脱したボックス9
を、上述した動作を逆の手順で行うとボックス9を装置
本体52に装着することができる。
【0077】また、図15で示すガイド突起65がガイ
ド溝62終端62bに当接した状態では、ガイド突起6
5はガイド突起支承用孔67に嵌挿しており、これによ
りボックス9は装置本体52に対し回動自在に支承され
ているから、このときボックス9を支持している手を該
ボックス9から放すと、ボックス9はその自重によりガ
イド突起65を中心に下方へ回転する。
【0078】また、ボックス9が所定角度回転すると、
ボックス9のガイド突起65間に配設されている筐体の
図示せぬ底面が装置本体52の底面に形成された図示せ
ぬ切り欠きに当接してその回転が規制されるから、ボッ
クス9全体は図14と同一部分を同一符号で示す図19
のように、ガイド突起65およびガイド支承用孔67を
介して装置本体52に支持されることとなる。
【0079】また、このとき、装置本体52に支持され
たボックス9の上方9aには、解放スペースが形成され
るから、このスペースを利用して、紙幣搬送手段11、
シャッター手段18、または紙幣識別手段19の保守点
検や清掃を行うことができ、また、その際、オペレータ
ーはボックス9を支持する必要はないので、それらの作
業を両手で行うことができ、これにより、当該作業が簡
単となって、作業効率を向上させることができる。
【0080】なお、ボックス9全体は図19で示す装置
本体52に支持された状態から、ガイド突起65を中心
に反時計方向に回転させ図15に示す状態に復帰させた
後、上述した動作を行えば、ボックス9を装置本体52
から離脱することが可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
紙幣処理装置では、着脱手段は、装置本体の内周面両側
方に形成されたガイド溝と、ボックスの両側面に形成さ
れ、ガイド溝に案内されるガイド突起と、ガイド溝終端
の直前であって、ガイド溝の上方に向けて形成されたガ
イド突起脱出孔と、装置本体の両側面であってガイド溝
終端に形成されたガイド突起支承用孔とからなることと
し、これにより、ボックスは、ガイド突起をガイド突起
脱出孔を介しガイド溝に嵌挿した際、装置本体にスライ
ド自在に装着され、ガイド突起がガイド突起支承用孔に
嵌挿した際、装置本体に対し回動自在に支承されるとと
もに、ボックスは、ガイド突起をガイド突起脱出孔を介
しガイド溝から脱出させて装置本体から離脱されること
としたから、ボックスを、ガイド突起がガイド溝終端に
当接した状態で、その自重により、ガイド突起を中心に
下方へ回転させると、ボックスの上方には、解放スペー
スが形成される。
【0082】したがって、このスペースを利用して、紙
幣搬送手段や紙幣識別手段の保守点検作業や清掃作業を
行うようにすると、オペレーターは、それらの作業の
間、ボックスを支持する必要はないので、それらの作業
を両手で行うことができ、これにより、当該作業が簡単
となって、その作業効率を向上させることができる。
【0083】これにより、紙幣搬送路に配設された各種
装置の保守点検や清掃作業を簡単にし、その作業効率を
向上させる紙幣処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わる紙幣処理装置の要部破
断概念側面図。
【図2】図2はこの発明に係わる紙幣処理装置の要部概
念斜視図。
【図3】図3はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を
示す要部概念断面図。
【図4】図4はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を
示す要部概念断面図。
【図5】図5はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を
示す要部概念断面図。
【図6】図6はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を
示す要部概念断面図。
【図7】図7はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を
示す要部概念断面図。
【図8】図8はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を
示す要部概念断面図。
【図9】図9はこの発明に係わる紙幣処理装置の動作を
示す要部概念断面図。
【図10】図10はこの発明に係わる紙幣処理装置の動
作を示す要部概念断面図。
【図11】図11はこの発明に係わる紙幣処理装置の装
置本体からスタッカーを離脱した状態を示す要部破断概
念側面図。
【図12】図12はこの発明に係わる紙幣処理装置を構
成するスタッカーの動作を示す要部概念平面図。
【図13】図13はこの発明に係わる紙幣処理装置を構
成するスタッカーの動作を示す要部概念断面図。
【図14】図14はこの発明に係わる紙幣処理装置を構
成するボックスの着脱動作を示す要部概念断面図。
【図15】図15はこの発明に係わる紙幣処理装置を構
成するボックスの着脱動作を示す要部概念断面図。
【図16】図16はこの発明に係わる紙幣処理装置を構
成するボックスの着脱動作を示す要部概念断面図。
【図17】図17はこの発明に係わる紙幣処理装置を構
成するボックスの着脱動作を示す要部概念断面図。
【図18】図18はこの発明に係わる紙幣処理装置を構
成するボックスの着脱動作を示す要部概念平面図。
【図19】図19はこの発明に係わる紙幣処理装置を構
成するボックスの着脱動作を示す要部概念平面図。
【図20】図20は従来の紙幣処理装置の要部破断概念
側面図。
【図21】図21は、従来の紙幣処理装置を構成するボ
ックスの着脱動作を示す要部概念平面図。
【図22】図22は、従来の紙幣処理装置の動作を示す
要部概念断面図。
【図23】図23は、従来の紙幣処理装置の動作を示す
要部概念断面図。
【図24】図24は、従来の紙幣処理装置の動作を示す
要部概念断面図。
【図25】図25は、従来の紙幣処理装置の動作を示す
要部概念断面図。
【図26】図26は、従来の紙幣処理装置の動作を示す
要部概念断面図。
【符号の説明】
3…紙幣挿入口 4…紙幣搬送路 9…ボックス 11…紙幣搬送手段 19…紙幣識別手段 51…紙幣処理装置 52…装置本体 61…着脱手段 62…ガイド溝 65…ガイド突起 65b…終端 66…ガイド突起脱出孔 67…ガイド突起支承用孔 101…紙幣
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 籏町 正 埼玉県東松山市御茶山町3−9 プラザ御 茶山A203

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣挿入口から挿入された紙幣を紙幣搬送
    路へ案内する紙幣搬送手段と、前記紙幣搬送手段を通過
    した紙幣の真偽を判別する紙幣識別手段とを具えた装置
    本体と、前記紙幣搬送路の一部を構成し、前記装置本体
    に着脱手段を介し着脱自在に装着されるボックスとを具
    えた紙幣処理装置において、 前記着脱手段は、 前記装置本体の内周面両側方に形成されたガイド溝と、 前記ボックスの両側面に形成され、前記ガイド溝に案内
    されるガイド突起と、 前記ガイド溝終端の直前であって、前記ガイド溝の上方
    に向けて形成されたガイド突起脱出孔と、 前記装置本体の両側面であって前記ガイド溝終端に形成
    されたガイド突起支承用孔とからなり、 前記ボックスは、前記ガイド突起を前記ガイド突起脱出
    孔を介し前記ガイド溝に嵌挿した際、前記装置本体にス
    ライド自在に装着され、前記ガイド突起が前記ガイド突
    起支承用孔に嵌挿した際、前記装置本体に対し回動自在
    に支承されるとともに、前記ボックスは、前記ガイド突
    起を前記ガイド突起脱出孔を介し前記ガイド溝から脱出
    させて前記装置本体から離脱されるようにしたこと特徴
    とする紙幣処理装置。
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