JP3579230B2 - シート材案内装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、異なった巾を有するシート材を案内するシート材案内装置に関し、特に自動販売機、両替機、またはパチンコ玉貸機やメタル貸機等のサービス機器に使用される紙幣処理装置へシート材である紙幣を案内するシート材案内装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動販売機、両替機、およびパチンコ玉貸機やメタル貸機等のサービス機器には、投入されたシート材である紙幣の真偽を判別し、真券を収容するようにした紙幣処理装置が配設されており、この紙幣処理装置の一部であるシート材である紙幣を案内する装置としてシート材案内装置が使用されている。
なお、このようなシート材案内装置の適用例としては、上述した紙幣を案内するものの他に、投入されたカードをカード搬送路に沿って案内し、その間にカードに形成された各種記録領域に対し情報の記録再生を行うカード処理装置へシート材であるカードを案内するものもある。
【0003】
一方、このようなシート材案内装置は、通常、筐体内に配設されたシート材搬送路と、シート材搬送路の巾を多段に変化させるシート材搬送路巾可変手段とから構成されている。
このシート材搬送路巾可変手段は、例えば特開平9−16826号公報に記載されているように、シート材搬送路側部にシート材搬送路に沿って形成された嵌合溝と、シート材搬送路に沿って形成され前記嵌合溝に着脱自在に嵌合する嵌合部材とから構成され、異なる形状の嵌合部材を嵌合溝に装着することにより、該形状に応じてシート材搬送路の巾を変更できる。
したがって、このシート材案内装置では、シート材のシート巾に対応した形状の異なる複数個の嵌合部材を用意し、該嵌合部材のうちから搬送するシート材のシート巾に対応した一つを選択して嵌合溝に嵌合すると、シート材案内装置全体を交換することなく、シート材搬送路巾をシート材のシート巾に対応した巾に変更することができる。
【0004】
特に、シート材案内装置が紙幣処理装置に適用される場合、即ちシート材が紙幣である場合は、シート材案内装置全体を交換することなく、札巾が異なる世界各国の紙幣に対応した紙幣搬送路巾に変更できることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のシート材案内装置によると、シート材搬送路巾可変手段はシート材搬送路の側部に形成された嵌合溝と該嵌合溝に着脱自在に嵌合する嵌合部材とにより構成されており、シート材搬送路の巾を変更する場合は、まず、シート材のシート巾に対応した新たな形状の嵌合部材を用意し、次に、嵌合溝に装着された嵌合部材を離脱し、その後、用意した新たな嵌合部材をシート材案内装置に装着するという作業を行わねばならず、そのためシート材搬送路巾の変更作業が煩雑である難点があった。
【0006】
この発明は、上述した事情に鑑み、簡単な操作でシート材搬送路の巾を多段変化させることのできるシート材案内装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明のシート材案内装置では、シート材搬送路巾可変手段を、シート材搬送方向に沿って配設され、両端が前記シュートの側方に回動自在に支承された断面略コの字形状のアームと、該アームの前記シート材搬送方向に沿った中間部に回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する複数本の板片が、前記シート材搬送方向に沿って形成されたガイドローターとにより構成し、ガイドローターの前記複数本の板片の一つを、前記上下シュート間に配設した際に、前記板片の側方により前記シート材搬送路の側面を形成するようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わるシート材案内装置の一実施例として、紙幣処理装置の一部に使用されるものについて詳述する。
図1は、本願発明のシート材案内装置1を示す要部破断概念斜視図である。
この発明のシート材案内装置1は、断面コの字形状の筐体3からなる下シュート2と、該下シュート2に回動自在に支承される断面矩形状の筐体9からなる上シュート8と、下シュート2と上シュート8とによりその上下面が形成される紙幣搬送路12と、該紙幣搬送路12の上流側に連通する紙幣挿入口13と、上シュート8の両側方に配設され、紙幣搬送路12の巾を多段に変化させる紙幣搬送路巾可変手段21と、上シュート8を拡開した状態を示す図3のように、紙幣搬送路12に配設され、紙幣の真偽の判別を行うフォトセンサ14からなる識別手段15と、紙幣挿入口13から投入された紙幣を紙幣搬送路12の下流に沿って搬送する搬送ローラ17からなる搬送手段16とから構成されている。
なお、このシート材案内装置1の識別手段15により真券と判断された紙幣は図示せぬスタッカ内に収容される。
【0009】
このうち、下シュート2は、図1に示すように上シュート8を嵌挿する嵌挿溝4が形成された略断面コの字形状の筐体3からなり、上シュート8は紙幣搬送路12下流に形成された溝4aの両側面に嵌挿した軸10を介し回動自在に支承されている。
また、図3で示すように、下シュート2には嵌挿溝4上面の紙幣搬送路12に沿って、その巾が嵌挿溝4の巾よりやや狭い断面矩形状の板材5が固着されている。この板材5は、紙幣搬送路12の下面を形成する上面5aと、嵌挿溝4の両側面との間に、それぞれ紙幣搬送路巾可変手段21を収容する収容溝6を形成する両側面5bとから構成されている。
【0010】
一方、紙幣搬送路巾可変手段21は、紙幣搬送方向に沿って配設され、上シュート8の側方に回動自在に支承された断面略コの字形状の一対のアーム22と、該一対のアーム22の紙幣搬送方向に沿った中間部22cに、回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する4本の板片23が、紙幣搬送方向に沿って形成されたガイドローター27とから構成されている。
このような、紙幣搬送路巾可変手段21によると、図1で示す初期位置では、ガイドローター27を構成する板片23の一つが、前記板材5の上面5aに当接し、また、前記板材5の両側面5bが上面5aと当接する前記板片23と直角をなす他の板片23の一つと当接する。
【0011】
一方、上シュート8は、各アーム22の一端22aを両側方で支承する正面8aと、各アーム22の他端22bを支承する切り欠き8bがそれぞれ紙幣搬送路12下流に形成された両側面8cと有する断面矩形状の筐体9により構成され、この上シュート8の両側面8cは、図1の初期位置で下シュート2の嵌挿溝4内に嵌挿する。
なお、上シュート8は、下シュート2との間に介在された図示せぬラッチ手段により、図1の初期位置では所定の間隔を隔てて位置決め支承され、それにより紙幣搬送路12の上面が上シュート8を構成する筐体9の下面9aにより構成される。また上シュート8と下シュート2との間には、上シュート8を軸10を介し所定角度回転した際に、その状態を維持する図示せぬ位置決め手段が介在されている。
【0012】
次に、上シュート8の左右両側方にそれぞれ配設され紙幣搬送路巾可変手段21の構造を詳細に説明するが、この紙幣搬送路巾可変手段21は同一構造なので、上シュート8の右側方に配設されている一方の紙幣搬送路巾可変手段21を代表して説明する。
紙幣搬送路巾可変手段21は、前述したように、紙幣搬送方向に沿って配設され、上シュート8の右側方に回動自在に支承された断面略コの字形状の一対のアーム22と、該一対のアーム22の紙幣搬送方向に沿った中間部22cに、回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する4本の板片23が、紙幣搬送方向に沿って形成されたガイドローター27とから構成されている。
【0013】
このうち、アーム22は、上シュート8の正面8aの右側方で支承される一端22aと、上シュート8の左側方の切り欠き8bで支承される他端22bと、紙幣搬送方向に沿って形成され、ガイドローター27を回動自在に支承する中間部22cとから構成されている。
また、ガイドローター27は、4本の板片23が一体形成されており、各板片23は互いに等角度、すなわち90度をなし、各板片23の厚さは等しく形成されている。
さらに、この4本の板片23は、その巾が、それぞれ紙幣挿入口13に向け小さくなるように、傾斜面23aが形成されている。
【0014】
このシート材搬送路巾可変手段21は、図2で示す初期位置では、ガイドローター27の4本の板片23の一つが、上下シュート8、2に当接するように収容溝6内に配設されている。また、このとき、上下シュート8、2間に位置する板片23の側方23bにより、紙幣搬送路12の側面がそれぞれ形成される。
なお、このとき、上下シュート2に当接する板片23の厚さが紙幣搬送路12の高さとなる。
【0015】
また、図3で示す搬送手段16は、下シュート2に回動自在に支承され、周面の一部を紙幣搬送路12に露出する搬送ローラ17と、紙幣が紙幣挿入口13から挿入されたか否かを検出する図示せぬ挿入センサと、該挿入センサの検出に基づき搬送ローラ17を駆動する図示せぬ駆動モータと、上シュート8に回動自在に支承され、周面の一部を紙幣搬送路12に露出するアイドルローラ18とから構成され、このアイドルローラ18は、搬送ローラ17の回動と反対方向に回動する従動ローラとして機能する。
【0016】
このようなシート材案内装置1によると、紙幣が紙幣挿入口13から挿入され、それが図示せぬ挿入センサにより検出されると、搬送手段16の図示せぬ駆動モータが駆動し、搬送ローラ17が時計方向に回転駆動する。
この搬送ローラ9の回転駆動により、挿入紙幣は搬送手段16の搬送ローラ17とアイドルローラ18とに挟持され、紙幣搬送路12に沿って下流に搬送される。その後、図示せぬ識別手段15により紙幣の真偽が判別され、偽券と判断された場合は、図示せぬ駆動モータを逆駆動して搬送ローラ17を逆回転し、当該偽券と判断された挿入紙幣を紙幣挿入口13から返却する。
また、挿入紙幣が紙幣識別手段15により真券と判断された場合は、その検出信号に基づき搬送ローラ17は時計方向の回転を維持するので、紙幣は、さらに紙幣搬送路12下流に搬送され図示せぬスタッカ内に収容される。
【0017】
このシート材案内装置1では、紙幣搬送路巾可変手段21のガイドローター27を構成する4本の板片23は、その巾がそれぞれ紙幣挿入口13に向け小さくなるように、傾斜面23aが形成されているから、初期位置を示す図1のように紙幣材搬送路12の巾は紙幣挿入口13に向け広くなり、紙幣挿入口13から投入された紙幣を容易に紙幣搬送路12に案内することができる。
【0018】
また、このシート材案内装置1では、紙幣搬送路巾可変手段21のガイドローター27を、互いに90度をなす4本の板片23で一体形成したから、図1で示す初期位置において、板材5はその上面5aでガイドローター27の板片23の一つに当接するとともに、両側面5bで、それぞれ該板片23と直角をなす他の板片23の一つに当接することができ、さらには板片23は、上下シュート8、2間に配設した際に、上下シュート8、2に当接して挟持されるから、図1で示す初期位置において、上下シュート8、2間に配設された板片23がアーム22の中間部22cを中心として回動したり、あるいは紙幣搬送路巾方向に移動するすることを防ぐことができる。
したがって、紙幣搬送路12の巾は可及的に一定に維持され、紙幣を安定搬送することができる。
【0019】
次に、上述した紙幣搬送路巾可変手段21による紙幣搬送路12の巾を変更させる動作について説明する。
図2乃至図5は、紙幣搬送路巾可変手段21の動作を示すシート材案内装置1の概念正面図で、図1と同一部分を同一符号で示している。
上述したシート材案内装置1の紙幣搬送路巾可変手段21によると、紙幣搬送路巾を変更しようとする場合には、図示せぬラッチ手段を解除するとともに、図2の矢印Aのように、上シュート8を図1で示す軸10を中心に回転して上方に引上げ、図3で示すように、紙幣挿入口13を開口する。このとき、上シュート8の側方および下方に紙幣搬送路巾可変手段21の開放スペースが形成されるから、このスペースを利用して、紙幣搬送路12の巾を変更するように紙幣搬送路巾可変手段21を動作させることが可能となる。
【0020】
すなわち、板片23を支承するアーム22全体を、アーム22の一端22aおよび図1で示す他端22bを中心に、図3の矢印Bのように、上シュート8の外側に向け回転させる。
次に、図4の矢印Cで示すように、板片23が停止している位置に、巾の異なる別の板片23の一つが達するまで、アーム22の中間部22cを中心に4本の板片23を回動させる。
そして、巾の異なる別の板片23の一つが前記位置に達した後、アーム22の中間部22cが紙幣搬送路12に対し水平になるまで、板片23を支承するアーム22全体を、アーム22の一端22aおよび図1で示す他端22bを中心に、上シュート8の内側に向け回転させる。
その後、上シュート8を、軸10を中心に回転して下方に移動させ、図示せぬラッチ手段を嵌合させると、図5で示すように、紙幣搬送路巾を変更することができる。
なお、上シュート8の下方に形成されたスペースを利用して、図3で示す搬送手段16の交換や識別手段15の清掃を行うことも可能である。
【0021】
このように、この発明の紙幣処理装置1では、紙幣搬送路巾可変手段21を、紙幣搬送方向に沿って配設され、その両端22a、22bが上シュート8の側方に回動自在に支承された断面略コの字形状のアーム22と、該アーム22の紙幣搬送方向に沿った中間部22cに回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する4本の板片23が、紙幣搬送方向に沿って形成されたガイドローター27とから構成し、該ガイドローター27の複数本の板片23の一つを、上下シュート8、2間に配設した際に、板片23の側方23bにより紙幣搬送路12の側面を形成するようにしたから、シート材案内装置1の紙幣搬送路巾を変更する場合に、従来のように搬送する紙幣の札巾に対応した形状の嵌合部材を用意し、それを嵌挿させる等の煩雑な作業を行うことなく、簡単な操作でシート材案内装置1のシート材搬送路巾を変更することができる。
【0022】
さらに、この紙幣処理装置1では、紙幣搬送路巾可変手段21を上シュート8の右側方および左側方にそれぞれ配設するとともに、紙幣搬送路巾可変手段21をそれぞれ4本の板片23からなるガイドローター27により構成したから、この上下シュート8、2間に配設される左右の板片23を、各ガイドローター27を構成する4本の板片23の中からそれぞれ選択することができ、これにより紙幣搬送路の巾を数種類に変更することが可能である。
【0023】
したがって、紙幣の札巾に応じて左右の板片23をそれぞれ選択し、これを上シュート8と下シュート2との間に配設すれば、紙幣の札巾に応じた紙幣搬送路巾を有する紙幣搬送路12を配設することができる。
すなわち、このシート材案内装置1によれば、装置内部に配設された部材のみを用いて、札巾が異なる世界各国の紙幣に対応した紙幣搬送路巾に簡単に変更することができる。
【0024】
また、この実施例のシート材案内装置1では、上シュート8を軸10を介し下シュート2に対し回動自在に支承させるとともに、上シュート8を軸10を介し下シュート2に対し所定角度回転した際に、その状態を維持する図示せぬ位置決め手段を配設するようにしたから、上シュート8の側方および下方に形成される紙幣搬送路巾可変手段21の開放スペースを容易に維持することができ、アーム22や板片23の回転動作をより簡単に行うことができる。
【0025】
なお、この実施例のシート材案内装置1では、上シュート8の両側方に、紙幣搬送路12の巾を多段に変化させる紙幣搬送路巾可変手段21を配設したが、これに限定することなく、上下シュート8、2のうち少なくとも一方のシュートの一方の側方に、紙幣搬送路巾可変手段21を配設したシート材案内装置1であればよく、例えば紙幣の札巾に応じて、下シュート2の右側方に紙幣搬送路巾可変手段21を一つ配設するようにしてもよい。
また、この実施例のシート材案内装置1では、同一構造の紙幣搬送路巾可変手段21を上シュート8の右側方および左側方に配設したが、これに限定するものではなく、右側方の紙幣搬送路可変手段21のガイドローター27と、左側方の紙幣搬送路可変手段21のガイドローター27は、互いに異なる巾を有する板片23から構成されるものであってもよい。
また、この実施例のシート材案内装置1では、紙幣搬送路巾可変手段21を、周面に異なる巾を有する4本の板片23から構成したが、これに限定するものではなく、周面に異なる巾を有する複数本の板片23から構成されるものであればよく、例えば2本の板片から構成されるものであってもよい。
また、この実施例のシート材案内装置では、4本の板片23に、それぞれ紙幣挿入口13に向け紙幣搬送路12の巾が拡大する傾斜面23aを形成したが、これに限定せず、例えば、該傾斜面23aを形成しない板片23から構成されるものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のシート材案内装置では、シート材搬送路巾可変手段を、両端がシュートの側方に回動自在に支承された断面略コの字形状のアームと、このアームに回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する複数本の板片が形成されたガイドローターとから構成し、このガイドローターの複数本の板片の一つを選択して上下シュート間に配設した際に、この選択された板片の側方によりシート材搬送路の側面を形成するようにしたから、ガイドローターが有する複数本の板片のうちの一つを選択するという簡単な作業でシート材搬送路巾を多段に変化させることができ、これによりこの発明のシート材案内装置を適用した自動販売機、両替機、またはパチンコ玉貸機やメタル貸機等のサービス機器では、シート材搬送路巾の変更作業を簡単にして、保守点検等の作業効率を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のシート材案内装置の要部破断概念斜視図。
【図2】図2は、シート材搬送路巾可変手段の動作を示す概念正面図。
【図3】図3は、シート材搬送路巾可変手段の動作を示す概念正面図。
【図4】図4は、シート材搬送路巾可変手段の動作を示す概念正面図。
【図5】図5は、シート材搬送路巾可変手段の動作を示す概念正面図。
【符号の説明】
1…シート材案内装置
2…下シュート
8…上シュート
12…紙幣搬送路
13…紙幣挿入口
21…紙幣搬送路巾可変手段
22…アーム
22c…中間部
23…板片
23a…傾斜面
23b…板片の側方
27…ガイドローター
【発明の属する技術分野】
この発明は、異なった巾を有するシート材を案内するシート材案内装置に関し、特に自動販売機、両替機、またはパチンコ玉貸機やメタル貸機等のサービス機器に使用される紙幣処理装置へシート材である紙幣を案内するシート材案内装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動販売機、両替機、およびパチンコ玉貸機やメタル貸機等のサービス機器には、投入されたシート材である紙幣の真偽を判別し、真券を収容するようにした紙幣処理装置が配設されており、この紙幣処理装置の一部であるシート材である紙幣を案内する装置としてシート材案内装置が使用されている。
なお、このようなシート材案内装置の適用例としては、上述した紙幣を案内するものの他に、投入されたカードをカード搬送路に沿って案内し、その間にカードに形成された各種記録領域に対し情報の記録再生を行うカード処理装置へシート材であるカードを案内するものもある。
【0003】
一方、このようなシート材案内装置は、通常、筐体内に配設されたシート材搬送路と、シート材搬送路の巾を多段に変化させるシート材搬送路巾可変手段とから構成されている。
このシート材搬送路巾可変手段は、例えば特開平9−16826号公報に記載されているように、シート材搬送路側部にシート材搬送路に沿って形成された嵌合溝と、シート材搬送路に沿って形成され前記嵌合溝に着脱自在に嵌合する嵌合部材とから構成され、異なる形状の嵌合部材を嵌合溝に装着することにより、該形状に応じてシート材搬送路の巾を変更できる。
したがって、このシート材案内装置では、シート材のシート巾に対応した形状の異なる複数個の嵌合部材を用意し、該嵌合部材のうちから搬送するシート材のシート巾に対応した一つを選択して嵌合溝に嵌合すると、シート材案内装置全体を交換することなく、シート材搬送路巾をシート材のシート巾に対応した巾に変更することができる。
【0004】
特に、シート材案内装置が紙幣処理装置に適用される場合、即ちシート材が紙幣である場合は、シート材案内装置全体を交換することなく、札巾が異なる世界各国の紙幣に対応した紙幣搬送路巾に変更できることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のシート材案内装置によると、シート材搬送路巾可変手段はシート材搬送路の側部に形成された嵌合溝と該嵌合溝に着脱自在に嵌合する嵌合部材とにより構成されており、シート材搬送路の巾を変更する場合は、まず、シート材のシート巾に対応した新たな形状の嵌合部材を用意し、次に、嵌合溝に装着された嵌合部材を離脱し、その後、用意した新たな嵌合部材をシート材案内装置に装着するという作業を行わねばならず、そのためシート材搬送路巾の変更作業が煩雑である難点があった。
【0006】
この発明は、上述した事情に鑑み、簡単な操作でシート材搬送路の巾を多段変化させることのできるシート材案内装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明のシート材案内装置では、シート材搬送路巾可変手段を、シート材搬送方向に沿って配設され、両端が前記シュートの側方に回動自在に支承された断面略コの字形状のアームと、該アームの前記シート材搬送方向に沿った中間部に回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する複数本の板片が、前記シート材搬送方向に沿って形成されたガイドローターとにより構成し、ガイドローターの前記複数本の板片の一つを、前記上下シュート間に配設した際に、前記板片の側方により前記シート材搬送路の側面を形成するようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わるシート材案内装置の一実施例として、紙幣処理装置の一部に使用されるものについて詳述する。
図1は、本願発明のシート材案内装置1を示す要部破断概念斜視図である。
この発明のシート材案内装置1は、断面コの字形状の筐体3からなる下シュート2と、該下シュート2に回動自在に支承される断面矩形状の筐体9からなる上シュート8と、下シュート2と上シュート8とによりその上下面が形成される紙幣搬送路12と、該紙幣搬送路12の上流側に連通する紙幣挿入口13と、上シュート8の両側方に配設され、紙幣搬送路12の巾を多段に変化させる紙幣搬送路巾可変手段21と、上シュート8を拡開した状態を示す図3のように、紙幣搬送路12に配設され、紙幣の真偽の判別を行うフォトセンサ14からなる識別手段15と、紙幣挿入口13から投入された紙幣を紙幣搬送路12の下流に沿って搬送する搬送ローラ17からなる搬送手段16とから構成されている。
なお、このシート材案内装置1の識別手段15により真券と判断された紙幣は図示せぬスタッカ内に収容される。
【0009】
このうち、下シュート2は、図1に示すように上シュート8を嵌挿する嵌挿溝4が形成された略断面コの字形状の筐体3からなり、上シュート8は紙幣搬送路12下流に形成された溝4aの両側面に嵌挿した軸10を介し回動自在に支承されている。
また、図3で示すように、下シュート2には嵌挿溝4上面の紙幣搬送路12に沿って、その巾が嵌挿溝4の巾よりやや狭い断面矩形状の板材5が固着されている。この板材5は、紙幣搬送路12の下面を形成する上面5aと、嵌挿溝4の両側面との間に、それぞれ紙幣搬送路巾可変手段21を収容する収容溝6を形成する両側面5bとから構成されている。
【0010】
一方、紙幣搬送路巾可変手段21は、紙幣搬送方向に沿って配設され、上シュート8の側方に回動自在に支承された断面略コの字形状の一対のアーム22と、該一対のアーム22の紙幣搬送方向に沿った中間部22cに、回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する4本の板片23が、紙幣搬送方向に沿って形成されたガイドローター27とから構成されている。
このような、紙幣搬送路巾可変手段21によると、図1で示す初期位置では、ガイドローター27を構成する板片23の一つが、前記板材5の上面5aに当接し、また、前記板材5の両側面5bが上面5aと当接する前記板片23と直角をなす他の板片23の一つと当接する。
【0011】
一方、上シュート8は、各アーム22の一端22aを両側方で支承する正面8aと、各アーム22の他端22bを支承する切り欠き8bがそれぞれ紙幣搬送路12下流に形成された両側面8cと有する断面矩形状の筐体9により構成され、この上シュート8の両側面8cは、図1の初期位置で下シュート2の嵌挿溝4内に嵌挿する。
なお、上シュート8は、下シュート2との間に介在された図示せぬラッチ手段により、図1の初期位置では所定の間隔を隔てて位置決め支承され、それにより紙幣搬送路12の上面が上シュート8を構成する筐体9の下面9aにより構成される。また上シュート8と下シュート2との間には、上シュート8を軸10を介し所定角度回転した際に、その状態を維持する図示せぬ位置決め手段が介在されている。
【0012】
次に、上シュート8の左右両側方にそれぞれ配設され紙幣搬送路巾可変手段21の構造を詳細に説明するが、この紙幣搬送路巾可変手段21は同一構造なので、上シュート8の右側方に配設されている一方の紙幣搬送路巾可変手段21を代表して説明する。
紙幣搬送路巾可変手段21は、前述したように、紙幣搬送方向に沿って配設され、上シュート8の右側方に回動自在に支承された断面略コの字形状の一対のアーム22と、該一対のアーム22の紙幣搬送方向に沿った中間部22cに、回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する4本の板片23が、紙幣搬送方向に沿って形成されたガイドローター27とから構成されている。
【0013】
このうち、アーム22は、上シュート8の正面8aの右側方で支承される一端22aと、上シュート8の左側方の切り欠き8bで支承される他端22bと、紙幣搬送方向に沿って形成され、ガイドローター27を回動自在に支承する中間部22cとから構成されている。
また、ガイドローター27は、4本の板片23が一体形成されており、各板片23は互いに等角度、すなわち90度をなし、各板片23の厚さは等しく形成されている。
さらに、この4本の板片23は、その巾が、それぞれ紙幣挿入口13に向け小さくなるように、傾斜面23aが形成されている。
【0014】
このシート材搬送路巾可変手段21は、図2で示す初期位置では、ガイドローター27の4本の板片23の一つが、上下シュート8、2に当接するように収容溝6内に配設されている。また、このとき、上下シュート8、2間に位置する板片23の側方23bにより、紙幣搬送路12の側面がそれぞれ形成される。
なお、このとき、上下シュート2に当接する板片23の厚さが紙幣搬送路12の高さとなる。
【0015】
また、図3で示す搬送手段16は、下シュート2に回動自在に支承され、周面の一部を紙幣搬送路12に露出する搬送ローラ17と、紙幣が紙幣挿入口13から挿入されたか否かを検出する図示せぬ挿入センサと、該挿入センサの検出に基づき搬送ローラ17を駆動する図示せぬ駆動モータと、上シュート8に回動自在に支承され、周面の一部を紙幣搬送路12に露出するアイドルローラ18とから構成され、このアイドルローラ18は、搬送ローラ17の回動と反対方向に回動する従動ローラとして機能する。
【0016】
このようなシート材案内装置1によると、紙幣が紙幣挿入口13から挿入され、それが図示せぬ挿入センサにより検出されると、搬送手段16の図示せぬ駆動モータが駆動し、搬送ローラ17が時計方向に回転駆動する。
この搬送ローラ9の回転駆動により、挿入紙幣は搬送手段16の搬送ローラ17とアイドルローラ18とに挟持され、紙幣搬送路12に沿って下流に搬送される。その後、図示せぬ識別手段15により紙幣の真偽が判別され、偽券と判断された場合は、図示せぬ駆動モータを逆駆動して搬送ローラ17を逆回転し、当該偽券と判断された挿入紙幣を紙幣挿入口13から返却する。
また、挿入紙幣が紙幣識別手段15により真券と判断された場合は、その検出信号に基づき搬送ローラ17は時計方向の回転を維持するので、紙幣は、さらに紙幣搬送路12下流に搬送され図示せぬスタッカ内に収容される。
【0017】
このシート材案内装置1では、紙幣搬送路巾可変手段21のガイドローター27を構成する4本の板片23は、その巾がそれぞれ紙幣挿入口13に向け小さくなるように、傾斜面23aが形成されているから、初期位置を示す図1のように紙幣材搬送路12の巾は紙幣挿入口13に向け広くなり、紙幣挿入口13から投入された紙幣を容易に紙幣搬送路12に案内することができる。
【0018】
また、このシート材案内装置1では、紙幣搬送路巾可変手段21のガイドローター27を、互いに90度をなす4本の板片23で一体形成したから、図1で示す初期位置において、板材5はその上面5aでガイドローター27の板片23の一つに当接するとともに、両側面5bで、それぞれ該板片23と直角をなす他の板片23の一つに当接することができ、さらには板片23は、上下シュート8、2間に配設した際に、上下シュート8、2に当接して挟持されるから、図1で示す初期位置において、上下シュート8、2間に配設された板片23がアーム22の中間部22cを中心として回動したり、あるいは紙幣搬送路巾方向に移動するすることを防ぐことができる。
したがって、紙幣搬送路12の巾は可及的に一定に維持され、紙幣を安定搬送することができる。
【0019】
次に、上述した紙幣搬送路巾可変手段21による紙幣搬送路12の巾を変更させる動作について説明する。
図2乃至図5は、紙幣搬送路巾可変手段21の動作を示すシート材案内装置1の概念正面図で、図1と同一部分を同一符号で示している。
上述したシート材案内装置1の紙幣搬送路巾可変手段21によると、紙幣搬送路巾を変更しようとする場合には、図示せぬラッチ手段を解除するとともに、図2の矢印Aのように、上シュート8を図1で示す軸10を中心に回転して上方に引上げ、図3で示すように、紙幣挿入口13を開口する。このとき、上シュート8の側方および下方に紙幣搬送路巾可変手段21の開放スペースが形成されるから、このスペースを利用して、紙幣搬送路12の巾を変更するように紙幣搬送路巾可変手段21を動作させることが可能となる。
【0020】
すなわち、板片23を支承するアーム22全体を、アーム22の一端22aおよび図1で示す他端22bを中心に、図3の矢印Bのように、上シュート8の外側に向け回転させる。
次に、図4の矢印Cで示すように、板片23が停止している位置に、巾の異なる別の板片23の一つが達するまで、アーム22の中間部22cを中心に4本の板片23を回動させる。
そして、巾の異なる別の板片23の一つが前記位置に達した後、アーム22の中間部22cが紙幣搬送路12に対し水平になるまで、板片23を支承するアーム22全体を、アーム22の一端22aおよび図1で示す他端22bを中心に、上シュート8の内側に向け回転させる。
その後、上シュート8を、軸10を中心に回転して下方に移動させ、図示せぬラッチ手段を嵌合させると、図5で示すように、紙幣搬送路巾を変更することができる。
なお、上シュート8の下方に形成されたスペースを利用して、図3で示す搬送手段16の交換や識別手段15の清掃を行うことも可能である。
【0021】
このように、この発明の紙幣処理装置1では、紙幣搬送路巾可変手段21を、紙幣搬送方向に沿って配設され、その両端22a、22bが上シュート8の側方に回動自在に支承された断面略コの字形状のアーム22と、該アーム22の紙幣搬送方向に沿った中間部22cに回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する4本の板片23が、紙幣搬送方向に沿って形成されたガイドローター27とから構成し、該ガイドローター27の複数本の板片23の一つを、上下シュート8、2間に配設した際に、板片23の側方23bにより紙幣搬送路12の側面を形成するようにしたから、シート材案内装置1の紙幣搬送路巾を変更する場合に、従来のように搬送する紙幣の札巾に対応した形状の嵌合部材を用意し、それを嵌挿させる等の煩雑な作業を行うことなく、簡単な操作でシート材案内装置1のシート材搬送路巾を変更することができる。
【0022】
さらに、この紙幣処理装置1では、紙幣搬送路巾可変手段21を上シュート8の右側方および左側方にそれぞれ配設するとともに、紙幣搬送路巾可変手段21をそれぞれ4本の板片23からなるガイドローター27により構成したから、この上下シュート8、2間に配設される左右の板片23を、各ガイドローター27を構成する4本の板片23の中からそれぞれ選択することができ、これにより紙幣搬送路の巾を数種類に変更することが可能である。
【0023】
したがって、紙幣の札巾に応じて左右の板片23をそれぞれ選択し、これを上シュート8と下シュート2との間に配設すれば、紙幣の札巾に応じた紙幣搬送路巾を有する紙幣搬送路12を配設することができる。
すなわち、このシート材案内装置1によれば、装置内部に配設された部材のみを用いて、札巾が異なる世界各国の紙幣に対応した紙幣搬送路巾に簡単に変更することができる。
【0024】
また、この実施例のシート材案内装置1では、上シュート8を軸10を介し下シュート2に対し回動自在に支承させるとともに、上シュート8を軸10を介し下シュート2に対し所定角度回転した際に、その状態を維持する図示せぬ位置決め手段を配設するようにしたから、上シュート8の側方および下方に形成される紙幣搬送路巾可変手段21の開放スペースを容易に維持することができ、アーム22や板片23の回転動作をより簡単に行うことができる。
【0025】
なお、この実施例のシート材案内装置1では、上シュート8の両側方に、紙幣搬送路12の巾を多段に変化させる紙幣搬送路巾可変手段21を配設したが、これに限定することなく、上下シュート8、2のうち少なくとも一方のシュートの一方の側方に、紙幣搬送路巾可変手段21を配設したシート材案内装置1であればよく、例えば紙幣の札巾に応じて、下シュート2の右側方に紙幣搬送路巾可変手段21を一つ配設するようにしてもよい。
また、この実施例のシート材案内装置1では、同一構造の紙幣搬送路巾可変手段21を上シュート8の右側方および左側方に配設したが、これに限定するものではなく、右側方の紙幣搬送路可変手段21のガイドローター27と、左側方の紙幣搬送路可変手段21のガイドローター27は、互いに異なる巾を有する板片23から構成されるものであってもよい。
また、この実施例のシート材案内装置1では、紙幣搬送路巾可変手段21を、周面に異なる巾を有する4本の板片23から構成したが、これに限定するものではなく、周面に異なる巾を有する複数本の板片23から構成されるものであればよく、例えば2本の板片から構成されるものであってもよい。
また、この実施例のシート材案内装置では、4本の板片23に、それぞれ紙幣挿入口13に向け紙幣搬送路12の巾が拡大する傾斜面23aを形成したが、これに限定せず、例えば、該傾斜面23aを形成しない板片23から構成されるものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のシート材案内装置では、シート材搬送路巾可変手段を、両端がシュートの側方に回動自在に支承された断面略コの字形状のアームと、このアームに回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する複数本の板片が形成されたガイドローターとから構成し、このガイドローターの複数本の板片の一つを選択して上下シュート間に配設した際に、この選択された板片の側方によりシート材搬送路の側面を形成するようにしたから、ガイドローターが有する複数本の板片のうちの一つを選択するという簡単な作業でシート材搬送路巾を多段に変化させることができ、これによりこの発明のシート材案内装置を適用した自動販売機、両替機、またはパチンコ玉貸機やメタル貸機等のサービス機器では、シート材搬送路巾の変更作業を簡単にして、保守点検等の作業効率を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のシート材案内装置の要部破断概念斜視図。
【図2】図2は、シート材搬送路巾可変手段の動作を示す概念正面図。
【図3】図3は、シート材搬送路巾可変手段の動作を示す概念正面図。
【図4】図4は、シート材搬送路巾可変手段の動作を示す概念正面図。
【図5】図5は、シート材搬送路巾可変手段の動作を示す概念正面図。
【符号の説明】
1…シート材案内装置
2…下シュート
8…上シュート
12…紙幣搬送路
13…紙幣挿入口
21…紙幣搬送路巾可変手段
22…アーム
22c…中間部
23…板片
23a…傾斜面
23b…板片の側方
27…ガイドローター
Claims (3)
- 下シュートと上シュートとによりその上下面が形成されるシート材搬送路と、該シート材搬送路に連通するシート材挿入口と、前記上下シュートのうち少なくとも一方のシュートの側方に配設され、前記シート材搬送路の巾を多段に変化させるシート材搬送路巾可変手段とを少なくとも有するシート材案内装置において、
前記シート材搬送路巾可変手段は、
シート材搬送方向に沿って配設され、両端が前記シュートの側方に回動自在に支承された断面略コの字形状のアームと、
該アームの前記シート材搬送方向に沿った中間部に回動自在に支承され、周面に異なる巾を有する複数本の板片が、前記シート材搬送方向に沿って形成されたガイドローターとからなり、
該ガイドローターの前記複数本の板片の一つを、前記上下シュート間に配設した際に、前記板片の側方により前記シート材搬送路の側面を形成するようにしたことを特徴とするシート材案内装置。 - 前記ガイドローターの複数本の板片は、前記シート材挿入口に向け前記シート材搬送路の巾を拡大させる傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項(1)記載のシート材案内装置。
- 前記上シュートは、前記シート材搬送路下流で、前記下シュートに回動自在に支承されることを特徴とする請求項(1)記載のシート材案内装置。
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