JPH09190562A - 紙葉類厚さ検知装置、紙葉類鑑査装置及び紙葉類処理機 - Google Patents

紙葉類厚さ検知装置、紙葉類鑑査装置及び紙葉類処理機

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JPH09190562A
JPH09190562A JP8002480A JP248096A JPH09190562A JP H09190562 A JPH09190562 A JP H09190562A JP 8002480 A JP8002480 A JP 8002480A JP 248096 A JP248096 A JP 248096A JP H09190562 A JPH09190562 A JP H09190562A
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JP
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roller
detection
paper sheet
thickness
rollers
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JP8002480A
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Yasuo Tsukada
康夫 塚田
Hidetake Suzuki
英武 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明により、簡略で軽量な構成でありなが
ら紙葉類の厚さを正確に検知できる紙葉類厚さ検知装
置、紙葉類鑑査装置及び紙葉類処理機を提供する。 【解決手段】 本発明による紙葉類検知としての厚さ検
知装置1は、基準ローラ21と、この基準ローラ21に
対向してローラ回転軸22aの回りを回転する検知ロー
ラ22と、この検知ローラ22を可動支持し回転軸23
を支軸として回動する検知レバー24と、回転軸23を
検知ローラ22と平行配置に支持する本体25と、検知
ローラ22の変位を検出する変位検出部20とを具備し
ている。ここで基準ローラ21の表面には、自身のロー
ラの回転軸を中心とする螺旋状の溝21bが設けられて
いる。これによりゴミが付着しにくく、仮に汚れが一定
の厚さをもって付着しても溝の縁で削り取られ、検知性
能の劣化を防げる。また、押圧バランスが取り易く紙葉
類の搬送向上も図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動預出金機(A
TM)等の紙葉類処理機及びこの紙葉類処理機に適用さ
れ、その搬送系において紙葉類の厚さの検知を行う紙葉
類厚さ検知装置、並びにこの紙葉類厚さ検知装置の検知
結果に基づいてその鑑査を行う紙葉類鑑査装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紙葉類厚さ検知装置(以下、単に
「厚さ検知装置」ともいう。)として、例えば紙幣の分
類、整理をする紙幣分類機、紙幣の入出金をする自動預
出金機等の紙幣処理機に適用され、紙幣の厚さを検知す
るものがある。この厚さ検知装置は、紙幣搬送系の紙幣
を鑑査する鑑査部内に設けられ、紙幣の2枚取りやテー
プ貼り等を検知するものである。
【0003】以下、このような従来の厚さ検知装置30
の一例を図面を参照して説明する。図6は、厚さ検知装
置30の正面図であり、図7はその側面図である。
【0004】厚さ検知装置30は鑑査部内に複数又は単
数で配置され、図6及び図7に示すように定位置に固定
配置されるとともにローラ回転軸31aを備え上面に沿
って紙幣Pを通過させる基準ローラ31と、ローラ回転
軸32aを備え基準ローラ31に接触又は非接触で対向
する検知ローラ32と、この検知ローラ32を回転可能
に支持し回転軸33を支軸として回動する検知レバー3
4と、回転軸33を検知ローラ32と平行配置に支持す
る本体35と、この本体35に組み込まれ紙幣Pの厚さ
による検知ローラ32の変位を検知レバー34,回転軸
33を介して検出する変位検出部40とを具備してい
る。また、厚さ検知装置30は、検知レバー34の跳ね
上がり等の不要な振動や紙幣Pの膨らみ等の影響による
検知誤差を抑制するために、本体35に押圧手段36を
設けている。この押圧手段36は、板バネ等で構成さ
れ、これにより検知ローラ32を基準ローラ31側へ押
圧するようになっている。
【0005】変位検出部40は、例えばポテンショメー
タ又はMRセンサ等で構成され回転軸33の回転角度を
検出するものであり、これにより紙幣Pの厚さが検知可
能となっている。
【0006】検知ローラ32及び基準ローラ31は、図
6に示したように等間隔に並んだ複数のローラで構成さ
れている。
【0007】また、基準ローラ31には、検知性能の劣
化を防止するために基準ローラ31に付着した汚れや埃
等のゴミを除去する除去部材37が設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た厚さ検知装置30の場合、検知ローラ32及び基準ロ
ーラ31は、複数のローラで構成されているため、例え
ば、図8に示すようにテープTが貼られた使用不可能券
Pの検知を行う場合、テープTがローラの隙間にくるよ
うに搬送されるとその部分の厚さは検知されないことに
なる。すなわち、テープTが貼られていない使用可能券
として誤検知されるおそれがあり、検知の正確性が劣化
するという問題が生じる。
【0009】このときローラの幅を広げ各ローラ間の隙
間を無くすという方法も考えられるが、そうすると、検
知ローラ32にかける押し圧のバランスが取り難くなる
という問題が生ずる。例えば、紙幣Pの挿入時に発生す
る衝撃や紙幣Pのしわによる検知誤差が生じないように
するためにはローラの幅あたりに強い押し圧が必要であ
るが、一方、搬送力の保持のためには紙幣Pに抵抗とな
るこうした強い押し圧は不要で、紙幣に接している幅全
体で、適当な押し圧が必要である。しかし、ローラの幅
を単に広げるだけではローラ幅あたりの押し圧が減少す
るし、一方、押し圧を増せば紙幣通過時の抵抗力が増加
するといったように、押し圧のバランスが取り難くくな
る。
【0010】また、基準ローラ31にはゴミを除去する
除去部材37が設けられているが、検知ローラ32に
は、設置スぺースの関係上この除去部材37が設けられ
ていなかったり、検知ローラ32が基準ローラ31に従
動して回転するために、回転の抵抗になるこれら除去部
材は、適当でないと考えられる。このため、検知ローラ
32にゴミが付着し易くなっており、さらに厚さ検知の
際に、ゴミがローラ間に入り込んでくる場合もある。ま
た、紙粉など紙幣の汚れは、油を含んで、付着し易く、
検知ローラ31のようにきれいな金属面に一度付着する
と、ゆきだるま状に付着していき、なかなかとれない。
このため検知の際には、実際の紙幣Pの厚さよりも厚く
検知され、誤検知の原因となる。
【0011】そこで、本発明は、簡略で軽量な構成であ
りながら紙葉類の厚さを正確に検知できる紙葉類厚さ検
知装置、紙葉類鑑査装置及び紙葉類処理機を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、定位置に固定配置された基準ローラと、こ
の基準ローラに対向して可動支持された検知ローラとを
有し、前記基準ローラ及び検知ローラの間を通過した紙
葉類の厚さを前記検知ローラの変位に基づいて検知する
紙葉類厚さ検知装置において、前記基準ローラ又は検知
ローラの表面に、前記紙葉類の通過方向に対して斜め方
向の溝を設けたことを特徴とする。
【0013】このような紙葉類厚さ検知装置によれば、
基準ローラ又は検知ローラの表面に、紙葉類の通過方向
に対して斜め方向に溝が設けられているので、ゴミが付
着しにくく、仮に汚れが一定の厚さで付着しても溝の縁
で削り取られ、検知性能の劣化を防げる。また、溝を付
けることで各ローラに必要以上に面圧がかからないた
め、押圧バランスが取り易く紙葉類の搬送向上も図れ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明による厚さ検知装置1を組
み込んだ紙葉類処理機としての自動預出金機の入出金ユ
ニット2を示すものである。
【0016】この入出金ユニット2は、紙葉類としての
紙幣Pの入出金処理をするものであり、上部ユニット
3,下部ユニット4を備えている。
【0017】上部ユニット3は、紙幣Pの取り込み、鑑
査等を行うユニットであり、前側上下方向の中央部には
紙葉類鑑査装置としての鑑査部5が設けられ、さらにこ
の鑑査部5の上部には出金一時集積部6,入金一時集積
部7,紙幣収納部8等が設けられている。また、上部ユ
ニット2内には、装填部9,コントローラ10,ゲート
11,ベルト搬送系等も設けられている。
【0018】一方、下部ユニット4は、主に紙幣Pの集
積を行うユニットであり、例えば万円庫としての第1の
金庫13,千円庫としての第2の金庫14,電源部1
5,使用不可能券収納庫16,リジェクト券収納庫1
7,回収個18,ゲート19,ベルト搬送系等が設けら
れている。
【0019】上部ユニット3内の鑑査部5は、装置内に
紙幣Pを通過させて各種の検知を行う各種検知装置を有
している。さらに鑑査部5は、各種検知装置の検知結果
に基づいて紙幣Pの通過に伴う鑑査情報(例えば、紙幣
Pの通過状態が正常か否かの情報、使用可能券か否かの
情報等)の処理を行う情報処理手段を具備している。ま
た、鑑査部5は、例えば厚さ検知装置1の検知結果に基
づいて、紙幣Pの通過状態が正常か否かの判別、使用可
能券か否かの判別を行う判別手段をも備えている。これ
により、鑑査部5は、各種検知装置の検知結果に基づい
て取り込まれた紙幣Pの種類、真偽、使用の可否等の鑑
査を行うことができる。尚、厚さ検知装置1以外の検知
装置としては、例えば紙幣Pの劣化度合いを検出するホ
トセンサの如き劣化度合い検知装置がある。この劣化度
合い検知装置によれば、紙幣Pの劣化度合い(例えば汚
れ具合、キズの量、磁束密度の低下等)が検知できる。
【0020】厚さ検知装置1は、図2及び図3に示すよ
うに、ローラ回転軸21aの回りを回転する基準ローラ
21と、この基準ローラ21の周面に当接した除去部材
27と、基準ローラ21に対向してローラ回転軸22a
の回りを回転する検知ローラ22と、この検知ローラ2
2を回転可能に可動支持し回転軸23を支軸として回動
する検知レバー24と、回転軸23を検知ローラ22と
平行配置に支持する本体25と、この本体25に組み込
まれ検知ローラ22の変位を検出する変位検出部20と
を具備している。尚、厚さ検知装置1は、鑑査部5内に
水平方向に並列に複数配置されており(変位検出部20
も複数配置されることになる)、これにより紙幣Pの部
分的な厚さの検知が可能となっている。
【0021】また、厚さ検知装置1は、検知レバー24
の跳ね上がり等の不要な振動や膨らみのある紙幣Pによ
る検知誤差を抑制するために、本体25に板バネ等で構
成された押圧手段26を取り付け、検知ローラ22を基
準ローラ21側へ押圧するようになっている。この押圧
手段26は、板バネ以外にも例えば検知レバー24と本
体25との間に引っ張りバネを設けることによっても実
現される。この押圧手段26の作用で検知レバー29の
不要な振動を抑制し、また、紙幣Pの膨らみを押さえつ
つ正確に紙幣Pの厚さを検知することが可能となる。
【0022】除去部材27は、例えばスクレーパ、ブラ
シ等で構成され、基準ローラ21への付着物を除去する
ものである。
【0023】基準ローラ21は、図示しないモータ等に
より回転駆動し、定位置に固定配置されるとともに、上
面に沿って紙幣Pをローラ回転軸21aを回転軸として
通過させる回転ローラである。この基準ローラ21は例
えば金属からなり、その表面には、自身のローラの回転
軸を中心とする螺旋状の溝21bが設けられている。こ
の螺旋状の溝21bにより、検知ローラ22に付着した
ゴミを取り除くことが可能となっている。また、入り込
んでくる埃に対して壁とならず通気孔となり、埃の逃げ
道を作る。これは搬送路の方向を上下にレイアウトした
ときなどに有効である。また溝は、溝によって取り除か
れたゴミを、ローラの軸方向に排出する効果ももってい
る。この作用は必ずローラ全面に対し瞬間的に分割され
て行われるようになっている。尚、基準ローラ21に設
ける溝の形状は、螺旋状の溝21bに限らず、例えば図
4に示したように単に紙幣Pの通過方向に対して斜め方
向の溝21cを設けるようにしてもよい。
【0024】検知ローラ22は、ローラ回転軸22aを
回転軸とし、基準ローラ21に接触又は非接触で対向
し、前記基準ローラ21に従属して回動する例えば金属
からなる回転ローラである。尚、非接触で構成する場合
には、各ローラ間の間隔を紙幣Pの厚さより僅かに狭く
設定するとよい。これにより、紙幣Pが通過する際の衝
撃を避けられると共に、厚さ検知も良好に行える。
【0025】変位検出部20は、本体25に組み込まれ
紙幣Pの厚さによる検知ローラ22の変位を検知レバー
24,回転軸23を介して検出するものである。この変
位検出部20は、例えばポテンショメータ又はMRセン
サ等で構成され、検知ローラ22の変位を回転軸23の
回転角度から検出し、これにより、厚さ検知装置1によ
る紙幣Pの厚さの検知を可能とするものである。このと
き変位検出部20を例えばMRセンサで構成する場合に
は、回転軸23に磁石を取り付け、この磁石の強磁性体
が持つ異方性磁気抵抗効果を利用し、磁場の変化によっ
て回転軸23の回転角度を測定すればよい。尚、変位検
出部20を光学センサ等で構成し、検知レバー24,回
転軸23を介さず直接検知ローラ22の変位を検出する
ことも可能である。
【0026】次に、上記のような構成の厚さ検知装置1
及びこれを組み込んだ自動預出金機の動作を説明する。
【0027】上記のような構成の厚さ検知装置1を組み
込んだ自動預出金機によれば、まず、使用者により入金
された紙幣Pは、上部ユニット3内の搬送系を通り、厚
さ検知装置1を含む各種検知装置を有した鑑査部5に搬
送される。
【0028】ここで、例えば鑑査部5内の厚さ検知装置
1では、まず紙幣Pは基準ローラ21及び検知ローラ2
2の間を通過する。このとき紙幣Pの厚さに応じて、検
知レバー24に可動支持された検知ローラ22は、回転
軸23を支軸として上方に移動する。変位検出部20
は、回転軸23の回転角度を検出し、これにより厚さ検
知装置1は、検知ローラ22の上方への変位、すなわ
ち、紙幣Pの厚さを検知する。厚さ検知装置1は、鑑査
部5内に水平方向に並列に複数配置されているので、紙
幣Pの部分的な厚さの検知が可能であり、例えば紙幣P
の2重取りと、テープが貼られた紙幣Pとの区別をする
ことができる。
【0029】鑑査部5は、厚さ検知装置1等の各種検知
装置の検知結果に基づいて、その検知結果から例えば使
用可能券か否かの判別や前記紙葉類の通過状態が正常か
否か(例えば、紙幣Pを2重取りしたか否か)の判別を
行う。
【0030】鑑査部5による鑑査を終えた紙幣Pは、最
後に、下部ユニット4へ搬送される。下部ユニット4で
は鑑査部5の鑑査結果に応じて主に紙幣Pの集積を行
い、例えば使用不可能券を使用不可能券収納庫16に収
納する。
【0031】上記厚さ検知装置1による検知の際には、
例えば紙幣Pにテープ等の異物があったとしても、基準
ローラ21及び検知ローラ22の横幅が広くなっている
ので、誤検知をおこす可能性が少ない。また、基準ロー
ラ21に螺旋状の溝21bが設けられているので、検知
ローラ22にゴミが付着しにくく且つ汚れが押し潰され
にくい。しかも、仮に汚れが一定の厚さをもって付着し
ても溝の縁で削り取られ、検知性能の劣化を防げる。
【0032】さらに、各ローラで面圧を継続的に受けな
いことから、従来に比べローラの幅を広げたにも関わら
ず紙幣Pの搬送向上に適している。すなわち、ローラの
幅を広げ紙幣Pの検知幅を広げると、衝突時の衝突力が
増えたり、紙幣のしわをのばせなかったりするため、押
圧を上げなければいけないが、溝を設けると紙幣Pに対
し幅当たりの面圧が増すので押圧を上げなくてもよい。
また、面圧が瞬間的にしかも部分的に0になる箇所がで
きるため、紙幣Pの搬送を損なうことがなく汚れを取り
除くことができる。
【0033】以上説明したように本実施の形態による厚
さ検知装置1及びこの厚さ検知装置1を組み込んだ自動
預出金機によれば、基準ローラ21に螺旋状の溝21b
が設けられているので、簡略で軽量な構成でありながら
紙幣Pの厚さを正確に検知できる。
【0034】尚、本発明は、上述した実施の形態に限定
される事なく種々の変形実施が可能である。例えば、上
記においては紙葉類処理機として自動預出金機の例を示
したが、本発明はこれに限定されない。例えば供給部に
投入された紙幣を一枚ずつ取込んで、これを紙幣鑑査部
に送り、ここで金種判別したのち、その金種に応じて集
積部へ搬送し、分類、整理を行なうような紙幣分類機に
おいても上記と同様の検知効果が得られる。
【0035】また、上記実施の形態では、鑑査部5内に
厚さ検知装置1を複数並列に設けたが、横方向に長い基
準ローラ21及び検知ローラ22を用いて単数で構成し
てもよい。また、上記では横幅の長い基準ローラ21に
螺旋状の溝21bを設けたが、図5に示したように、従
来のような多数の基準ローラ51に紙葉類の通過方向に
対して斜め方向の溝51aを設けてもよい。さらに、上
記実施の形態では、溝を基準ローラ21側に設けたが、
これを検知ローラ22側に設けてもよい。これらによっ
ても検知ローラ又基準ローラにゴミが付着しににくく、
仮に汚れが一定の厚さをもって付着しても溝の縁で削り
取られ、検知性能の劣化を防げる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、基準ロー
ラ又は検知ローラの表面に、紙葉類の通過方向に対して
斜め方向に溝が設けられているので、ゴミが付着しにく
く、仮に汚れが一定の厚さをもって付着しても溝の縁で
削り取られ、検知性能の劣化を防げる。また、押圧バラ
ンスが取り易く紙葉類の搬送向上も図れる。これによ
り、簡略で軽量な構成でありながら紙葉類の厚さを正確
に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動預出金機の入出金ユニットの
概略断面図
【図2】本発明の厚さ検知装置の正面図
【図3】本発明の厚さ検知装置の側面図
【図4】本発明の基準ローラの溝の形状を説明する図
【図5】本発明の基準ローラの他の実施の一形態を説明
する図
【図6】従来の厚さ検知装置の正面図
【図7】従来の厚さ検知装置の側面図
【図8】従来の厚さ検知装置による紙幣の検知性能を説
明する図
【符号の説明】
1 厚さ検知装置 20 変位検出部 21 基準ローラ 21b 螺旋状の溝 22 検知ローラ 23 回転軸 24 検知レバー 25 本体 26 押圧手段 P 紙幣

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定位置に固定配置された基準ローラと、
    この基準ローラに対向して可動支持された検知ローラと
    を有し、前記基準ローラ及び検知ローラの間を通過した
    紙葉類の厚さを前記検知ローラの変位に基づいて検知す
    る紙葉類厚さ検知装置において、 前記基準ローラ又は検知ローラの表面に、前記紙葉類の
    通過方向に対して斜め方向の溝を設けたことを特徴とす
    る紙葉類厚さ検知装置。
  2. 【請求項2】 定位置に固定配置された基準ローラと、
    この基準ローラに対向して可動支持された検知ローラと
    を有し、前記基準ローラ及び検知ローラの間を通過した
    紙葉類の厚さを前記検知ローラの変位に基づいて検知す
    る紙葉類厚さ検知装置において、 前記基準ローラ又は検知ローラの表面に、自身のローラ
    の回転軸を中心とする螺旋状の溝を設けたことを特徴と
    する紙葉類厚さ検知装置。
  3. 【請求項3】 定位置に固定配置された複数の基準ロー
    ラと、この基準ローラに対向して可動支持された複数の
    検知ローラとを有し、前記基準ローラ及び検知ローラの
    間を通過した紙葉類の厚さを前記検知ローラの変位に基
    づいて検知する紙葉類厚さ検知装置において、 前記複数の基準ローラ又は検知ローラの表面に、前記紙
    葉類の通過方向に対して斜め方向の溝を設けたことを特
    徴とする紙葉類厚さ検知装置。
  4. 【請求項4】 定位置に固定配置された複数の基準ロー
    ラと、この基準ローラに対向して可動支持された複数の
    検知ローラとを有し、前記基準ローラ及び検知ローラの
    間を通過した紙葉類の厚さを前記検知ローラの変位に基
    づいて検知する紙葉類厚さ検知装置において、 前記複数の基準ローラ又は検知ローラの表面に、自身の
    ローラの回転軸を中心とする螺旋状の溝を設けたことを
    特徴とする紙葉類厚さ検知装置。
  5. 【請求項5】 前記基準ローラの周面に当接して、前記
    基準ローラへの付着物を除去する除去部材を備えたこと
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載の紙葉類厚さ
    検知装置。
  6. 【請求項6】 装置内に紙葉類を通過させることで前記
    紙葉類の厚さを検知し、その鑑査を行う紙葉類鑑査装置
    において、 定位置に固定配置され、前記紙葉類の通過方向に対して
    斜め方向に溝が設けられた基準ローラとこの基準ローラ
    に対向して可動支持された検知ローラとを具備し、前記
    基準ローラ及び検知ローラの間を通過した紙葉類の厚さ
    を前記検知ローラの変位に基づいて検知する複数の厚さ
    検知手段と、 この厚さ検知手段の検知結果に基づいて、前記紙葉類の
    通過に伴う鑑査情報の処理を行う情報処理手段と、 を有したことを特徴とする紙葉類鑑査装置。
  7. 【請求項7】 装置内に紙葉類を通過させることで前記
    紙葉類の厚さを検知し、その鑑査を行う紙葉類鑑査装置
    において、 定位置に固定配置され、前記紙葉類の通過方向に対して
    斜め方向に溝が設けられた複数の基準ローラとこの基準
    ローラに対向して可動支持された複数の検知ローラとを
    具備し、前記基準ローラ及び検知ローラの間を通過した
    紙葉類の厚さを前記検知ローラの変位に基づいて検知す
    る複数の厚さ検知手段と、 この厚さ検知装置の検知結果に基づいて、前記紙葉類の
    通過状態が正常か否かの判別及び前記紙葉類が使用可能
    券か否かの判別を行う判別手段と、 を有したことを特徴とする紙葉類鑑査装置。
  8. 【請求項8】 装置内を通過する紙葉類の鑑査を行う紙
    葉類鑑査装置を具備し、この紙葉類鑑査装置の鑑査結果
    に基づいて前記紙葉類の処理を行う紙葉類処理機におい
    て、 前記紙葉類鑑査装置は、定位置に固定配置され、前記紙
    葉類の通過方向に対して斜め方向に溝が設けられた複数
    の基準ローラとこの基準ローラに対向して可動支持され
    た複数の検知ローラとを具備し、前記基準ローラ及び検
    知ローラの間を通過した紙葉類の厚さを前記検知ローラ
    の変位に基づいて検知する複数の厚さ検知手段と、 この厚さ検知装置の検知結果に基づいて、前記紙葉類の
    通過状態が正常か否かの判別及び前記紙葉類が使用可能
    券か否かの判別を行う判別手段と、 を有したものであることを特徴とする紙葉類処理機。
JP8002480A 1996-01-10 1996-01-10 紙葉類厚さ検知装置、紙葉類鑑査装置及び紙葉類処理機 Pending JPH09190562A (ja)

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